JP2019035891A - 表示装置 - Google Patents

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武司 園田
Takeshi Sonoda
武司 園田
正美 林
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Abstract

【課題】 画素表示領域の境界線の側辺が1本の直線のみからなる形状ではない異形表示パネルにおいて、走査線の位置によらず単位駆動回路から次段の単位駆動回路への信号の入力タイミングを一定にして、表示不良を抑制することを目的とする。【解決手段】 ゲート配線3と境界線1aとが交差する鋭角ないし直角(鈍角では無い)角度θが大きいほど、ゲートの単位駆動回路の配線13の幅を狭くする。または、迂回パターンを設けることにより配線長を長くする。【選択図】図2

Description

この発明は、矩形でない異型の表示パネルを有する表示装置に関するものである。
今日、液晶、エレクトロルミネセンス、電気泳動等の原理を利用した薄型で平面形状の表示パネルは表示装置として多く使用されている。これらの表示装置の代表である液晶表示装置は、薄型および軽量だけでなく、低電圧駆動できるという特徴を有している。
特に、薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)型液晶表示装置は、アレイ基板上の各画素にスイッチング素子であるTFTが設けられ、各画素が独立して液晶層を駆動する電圧を保持することができる。そのため、クロストークの少ない高画質な表示が可能である。また、各画素には、薄膜トランジスタ(以下、「TFT」という)のONおよびOFFを制御する走査配線としてのゲート配線と、画像データ入力用の信号配線としてのソース配線が設けられている。なお、各画素は、通常はゲート配線とソース配線に囲まれた領域が対応し、複数の画素からなる表示領域が表示装置の表示部に対応する。
ゲート配線とソース配線は各々、ゲート駆動回路とソース駆動回路とに接続されており、各駆動回路から各配線に信号電圧が供給される。通常、各駆動回路はICをアレイ基板に実装することにより形成するが、最近ではゲート駆動回路をアレイ基板上に形成することもある。(特許文献1)このような形態を駆動回路内蔵と称することもあり、アレイ基板上のTFTや配線を形成する製造工程によってゲート駆動回路も形成することになる。
ゲート駆動回路は各ゲート配線が表示領域外に延びた先に形成されており、さらに通常は表示領域の境界線に沿って配設される。ゲート駆動回路には各ゲート配線と各々接続するシフトレジスタも含まれるが、表示領域が矩形の場合における各シフトレジスタは、表示領域の境界線と平行な直線上に乗るように配設される。
また、ゲート駆動回路は各ゲート配線と各々接続するシフトレジスタ等の素子に加えて、各シフトレジスタ間の信号を伝達するための配線も有する。そのため表示領域が矩形の場合、各シフトレジスタ間の距離は互いに等しく、各シフトレジスタ間の配線長も互いに等しい。
一方で近年、薄型表示装置が主流になるにつれて、要求される製品の機能および形態も多様化している。表示領域の形状も従来の正方形または長方形のような矩形形状ではない異型、例えば円形、楕円形、または矩形以外の多角形等の様々な非矩形形状の表示領域を有する薄型表示装置の要求が生じている。このような要求がある表示装置として、例えば、携帯端末用表示装置、および車載用表示装置がある。
上記のような異型の表示装置においても駆動回路内蔵によりゲート駆動回路を構成する場合がある。この場合においても、ゲート駆動回路はゲート配線が表示領域外に延びた先に形成されており、さらにシフトレジスタ等の単位駆動回路も表示領域の境界線に沿ってゲート配線ごとに各々配設される。(特許文献2)
特開2007−193340号公報 特開2009−122636号公報
表示に寄与する領域内において隣接するゲート配線同士の間隔は各画素のサイズとも関連するため、表示領域内の各画素のサイズが同一であれば、互いに隣接するゲート配線間の間隔も全て同一となる。したがって、上述のように各シフトレジスタが表示領域の境界線に沿って配設されている場合においても、表示領域が矩形や台形のように少なくとも側辺が直線である形状を有しており、ゲート配線が当該側辺と交わるような場合には、各シフトレジスタ間の距離は互いに同一となる。
しかし、異形表示パネルにおいて例えば、表示領域の境界線の一部である当該側辺が曲線を有する場合はその限りではない。あるいは、当該側辺に曲線を含まない形状であっても、例えば多角形のように側辺が直線と直線同士を結ぶ屈曲部とを有する場合でもその限りではない。
それらの場合においては、各ゲートの単位駆動回路間を結ぶ配線長がパネル位置によって変わるため、単位駆動回路から次段の単位駆動回路への駆動伝達信号の遅延の起こり方に差が生じることとなる。その結果、表示にムラが生じる等の不良が生じる。
本発明は上記の課題を解消するためになされたもので、画素表示領域の境界線の側辺が1本の直線のみからなる形状ではない表示パネルにおいて、走査線の位置によらず単位駆動回路から次段の単位駆動回路への信号の入力タイミングを一定にして、表示不良を抑制することを目的とする。
本特許に係る表示装置は、基板と、前記基板上のゲート配線と、前記ゲート配線と交差するソース配線と、前記ゲート配線と接続または一体形成されるゲート電極と、前記ソース配線と接続または一体形成されるソース電極とを有するスイッチング素子と、前記スイッチング素子と接続する画素電極と、を有する表示領域と、前記ゲート配線に各々接続する単位駆動回路と、前記単位駆動回路と各々隣接する他の単位駆動回路との間に信号を入出力する配線と、を有し、前記表示領域の境界線は曲線、または複数の直線を接続する屈曲点を有するものであって、第1の単位駆動回路と接続するゲート配線と前記境界線とが交差する第1の角度が、第2の単位駆動回路と接続するゲート配線と前記境界線とが交差する第2の角度よりも大きく、前記第1の単位駆動回路と接続する配線の第1の幅が、前記第2の単位駆動回路と接続する配線の第2の幅よりも小さいことを特徴とする表示装置である。
上記の発明によれば、画素表示領域の境界線の側辺が1本の直線のみからなる形状でない表示パネルにおいて、ゲートの単位駆動回路間の駆動信号の入力タイミングのズレを一定に揃えることができるという効果を奏する。
実施の形態1に係る液晶表示パネルのTFTアレイ基板の平面図である。 図1の一部拡大図である。 TFTアレイ基板の画素の断面図である。 駆動回路の回路図である。 比較例のTFTアレイ基板の平面図である。 走査線のタイミングチャート図である。 変形例のTFTアレイ基板の平面図である。 実施の形態2に係る駆動回路間の配線である。 実施の形態3に係る遅延回路を含む駆動回路である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、実施の形態1に係る液晶表示パネルのアレイ基板の平面図である。図2は、図1の一部領域の拡大平面図である。図3は図2で示す画素における液晶表示パネルの断面図である。
図3に示すように、液晶表示パネルは、液晶表示装置に用いられる表示パネルである。液晶表示装置は、光源装置としてのバックライト(図示省略)と、バックライトの出射面側に配置された液晶表示パネルとを備えている。
図1から図3に示すように、液晶表示パネルは、第1基板としてのTFTアレイ基板5、第2基板としての対向基板8、および2つの基板の間に封入される液晶層LCを備えている。TFTアレイ基板5および対向基板8は互いに対向して配置され、TFTアレイ基板5とCF基板8との間に液晶層LCが封止されている。図示しないが、通常は各基板と液晶層との間に液晶分子を配向させる配向膜を形成する。対向基板8は共通電位が入力される共通電極23を備えており、図示しないがカラーフィルタを形成することもある。TFTアレイ基板5は、絶縁性基板9、複数のゲート配線3、複数のソース配線4、TFT40、表示領域1、および共通配線21を備えている。さらに、TFTアレイ基板5は、TFT40と接続する画素電極17も備えており、この画素電極17と共通電極23との間の電界により液晶層LC中の液晶分子が駆動されて表示に寄与する。
図1と図2に示すように、表示領域1は表示装置の表示部に相当する領域であって、非矩形形状、例えば楕円形形状に形成されており、TFTアレイ基板5および対向基板8は、非矩形形状、例えば六角形形状に形成されている。表示領域1の輪郭は境界線1aにて示されている。境界線1aは、曲線を有するか、または多角形のように複数の直線を接続する屈曲点を有しているが、図1においては曲線を有している形態を示している。
表示領域1内では、画像の表示単位となる画素2がゲート配線3とソース配線4との交差によって規定され、複数の画素2がマトリックス状に配置されている。各画素2には、画素電極17に表示電圧を供給するスイッチング素子としてのTFT40(図3参照)が配置されている。すなわち、TFTアレイ基板5には、TFT40と画素電極17とが画素2ごとに配置されている。なお、図1では図面を見やすくするために、対向基板8の図示を省略している。
図1、図2からわかるように、表示領域1の境界線1aとゲート配線3とが交差する角度θはゲート配線3の位置により異なる。後で説明するが、具体的にはθm<θnである。ここで、表示領域1の境界線1aとゲート配線3とが交差する場合において直交を除くと、交差する角度として鋭角と鈍角がありうるが、本実施の形態における交差角θとは鋭角または直角を指すものとする。また、角度には回転方向に伴う正負の区別はせず、絶対値として考えるものとする。角度θの説明のため、図2において表示領域1の境界線1a上に位置するある点の接線成分Rも示した。さらに、表示領域1の境界線1aの接線成分Rをゲート配線3が延びる方向の成分Rgと、当該成分Rgと垂直方向の成分Rsとに分離して示している。この成分Rg、Rsの比率Rg/Rsは角度θと同様、各ゲート配線3の位置により異なるが、その影響については後に説明する。
次に、図から表示領域1内の画素2の構造について説明する。絶縁性基板9には、例えばガラス基板または石英基板など、透過性を有する基板が用いられる。絶縁性基板9上に、図1の紙面において左右方向に延びる複数のゲート配線3が、Al、Cu、Ti、Mo、Cr、W、Ta等の金属層により設けられている。
絶縁性基板9上に、ゲート配線3と交差するように、図1の紙面において上下方向に延びる複数のソース配線4が設けられている。ゲート配線3とソース配線4との交差位置の周辺領域の各々には、スイッチング素子としてのTFT40が設けられている。なお、ゲート配線3と交差するように、図1の紙面において上下方向に延びる複数のソース配線4が設けられ、ゲート配線3とソース配線4とは互いに交差するが、これらは絶縁膜PSV1を介して交差している。
ゲート配線3と接続または一体形成されるゲート電極10上には絶縁膜PSV1を介して半導体層15が形成され、半導体層15上に対向するようにしてソース配線4と接続または一体形成されるソース電極11とドレイン電極18とが形成されている。これらの構造によりTFT40が形成される。つまり、TFT40はゲート電極10、半導体層15、ソース電極11、ドレイン電極18を有している。画素電極17がTFT40上に絶縁膜PSV2を介して形成される。画素電極17は絶縁膜PSV2のスルーホールを介してドレイン電極18と接続することにより、TFT40と接続する。
TFT40はゲート配線3とゲート電極2に走査信号が入力されている間にオン状態となり、これによりソース配線4に印加される画像信号電圧はソース電極11とドレイン電極18を介して画素電極17に伝達される。さらに、画素電極17は絶縁膜PSV1、PSV2を介して共通配線21と重なることにより両者間に容量を形成する。
次に、図を用いて表示領域1の外の領域である周辺領域について説明する。表示領域1の周辺領域には、複数の画素2に共通電位を供給する共通配線21が配置されている。共通配線21は、ゲート配線3と同じ金属膜で構成されている。共通配線21は表示領域1の周辺領域内にある共通端子22に接続され、共通端子22には共通配線21の電位が一定になるような共通電位が印加される。共通配線21から画素2へは金属配線またはITOなどの透明電極により共通電位が供給される。なお、対向基板8の共通電極23にも同様に共通電位が入力される。
TFTアレイ基板5における表示領域1の外側の領域、より具体的には、図1の紙面において表示領域1の下側および左側には、ソース駆動回路6およびゲート駆動回路7が配置されている。ソース駆動回路6およびゲート駆動回路7は、ソース配線4およびゲート配線3にそれぞれ接続されている。
ここでゲート駆動回路7は、各ゲート配線3と接続する単位駆動回路12を複数含んでおり、各ゲート配線3に順次走査信号を印加するように構成されている。ここで、ゲートの単位駆動回路12間の結線概念図を図4に示す。なお、図4ではゲート駆動回路12をシフトレジスター(S/R)にて構成した場合で示している。図面上でシフトレジスターの左側からの入力は、駆動用の電源、VH、VL、クロック信号、クリア信号に相当するが、本発明とは直接関係しないのでまとめて図示している。
図4において、X段目のゲート配線に接続する単位駆動回路12を単位駆動回路12、次段となるX+1段目のゲート配線に接続する単位駆動回路を単位駆動回路12X+1とすると、単位駆動回路12から単位駆動回路12X+1には接続配線13bを介して次段のスタート信号が出力されることを示している。また逆に、単位駆動回路12X+1から単位駆動回路12には、接続配線13aを介して前段をリセットさせるための信号が出力される。
つまり、各単位駆動回路12間にはこれらの信号を伝達するために、両者を接続するための配線13が形成されている。ここで、発明に係る形態との比較例として、図5に液晶表示パネルの一部拡大図を示す。
図5では、各配線13の幅が全て同一である形態を示している。図2からも明らかなように、m段目のゲート配線と接続する単位駆動回路12mとm+1段目のゲート配線と接続する単位駆動回路12m+1との間の距離は、n段目のゲート配線と接続する単位駆動回路12nとn+1段目のゲート配線と接続する単位駆動回路12n+1との間の距離よりも長い。これは、図2で示したように表示領域1の境界における曲線部の接線成分Rをゲート配線方向成分Rgとその垂直方向成分Rsとに分解した場合、m段目の方がn段目よりも成分比Rg/Rsが大きいことによるものである。このような違いは、ゲート配線3と交差する境界線1aが曲線を有するか、または例えば多角形のように複数の直線を接続する屈曲点を有している場合に生じうる。
図2において図示した交差角度θを用いて言い換えれば、ゲート配線3と境界線1aとが交差する鋭角ないし直角(鈍角では無い)角度θがn段目よりもm段目の方が小さい(θn>θm)ことによるものである。
したがって、ゲート配線のm段目とn段目とでは、次段との単位駆動回路12間の距離が異なるため、その伝達速度も異なってしまう。その信号伝達の違いを示したのが、図6である。
図6は、n段目、n+1段目、m段目、m+1段目の各ゲート配線に走査信号が出力されるタイミングを示した図であり、横軸は経過時間を示している。m段目の走査信号が立ち下がってからm+1段目の走査信号が立ち上がるまでの時間tmは、n段目の走査信号が立ち下がってからn+1段目の走査信号が立ち上がるまでの時間tnよりも長い。これは、各単位駆動回路12間の距離の違いにより、配線13の長さとともに電気的抵抗も異なるためと考えられる。
本実施の形態1に示す表示パネルにおいては、図1、図2に示すように、各ゲートの単位駆動回路12間を結ぶ配線13の幅をゲートの単位駆動回路の位置によって変更させた形状とすることを特徴としている。
具体的には図1、図2において示すように、表示領域1の境界における曲線部の接線成分をゲート配線方向成分Rgとその垂直方向成分Rsとに分解した場合において、それらの比率Rg/Rsがより高い領域である第2の単位駆動回路12mと次段の間の配線13mの第2の幅Wmと長さは、Rg/Rsがより低い領域である第1の単位駆動回路12nと次段の間の配線13nの第1の幅Wnと長さよりも各々大きくなるように構成している。
言い換えれば、ゲート配線3と表示領域1の境界線1aとの交差する角度がより小さい第2の角度であるような第2の単位駆動回路12mと次段の間の配線13mの第2の幅Wmと長さは、ゲート配線3と表示領域1の境界線1aとの交差する角度が第2の角度よりも大きい第1の角度であるような第1の単位駆動回路12nと次段の間の配線13nの第1の幅Wnと長さよりも各々大きいことになる。
そして、このような構成とすることにより、各々の単位駆動回路間の配線13の電気的抵抗値を同等にすることができるため、接続配線13bを介して伝達されるIn信号の入力タイミングも各々の単位駆動回路において一定とすることができ、表示不良を抑制することができる。なお、上述の大小関係は厳密に全てのゲート配線同士で成立しなければならないとは限らず、設計の裕度や製造の手間を考慮して一部のみ適宜調整してもよい。
本実施の形態1においては単位駆動回路間の配線13の幅を適宜変更して各配線の電気的抵抗を等しくする方法を示したが、これ以外の方法を用いてもよい。図2では、ゲート配線3と境界線1aとが交差する鋭角ないし直角(鈍角では無い)角度θにおいてθn>θmが成立する場合、配線13の幅においてWm>Wnとする形態を示した。一方、単位駆動回路12nと次段の間の配線の電気的抵抗を相対的により高めるという意味では、単位駆動回路12nと次段の間の配線の長さを長くしてもよい。この形態を図7に示す。
図7は、変形例に係る液晶表示パネルのアレイ基板の平面図の一部を拡大した平面図である。ゲートの第1の単位駆動回路12nと次段を結ぶ配線は最短距離で配置されておらず、迂回パターンが設けられている。この迂回パターンを含む配線の長さをゲート単位駆動回路12mと次段を結ぶ配線の長さと等しくすることにより、配線の幅を互いに等しくしたまま配線の電気的抵抗値の差を低減することができる。もちろん、実施の形態1と変形例を互いに組み合わせて最適となるように調整してもよい。
実施の形態2.
実施形態1ではゲートの単位駆動回路間の配線幅や配線の長さを変更した形態について説明したが、ゲートの単位駆動回路間の配線部に形成容量を設け、上記ゲートの単位駆動回路の位置によって配線の容量を変更させることでゲートの単位駆動回路間のインピーダンスを均一化してもよい。図8に実施の形態2に係るゲートの単位駆動回路間の配線の構造を示す。
図8において、ゲートの単位駆動回路12の出力側と単位駆動回路12n+1の入力側との間の配線13bと並列回路を形成するように蓄積コンデンサ配線14が形成されており、配線13bと重畳する領域に容量14aが形成される。蓄積コンデンサ配線14は配線13bと同じ層には形成されておらず、コンタクトホールCHを介して配線13bと接続されている。このような構造が少なくとも、ゲート配線3と境界線1aとが交差する鋭角ないし直角(鈍角では無い)角度がより大きい領域に位置する配線13に形成されている。
ここで、図8に示す配線構造が図5に示す形態に適用された場合を考える。配線13mに並列に形成される容量をCmとし、配線13nに並列に形成される容量をCnとする。一方、図6で示したパルスには複数の角周波数成分ω1、ω2、等が含まれているため、複数の周波数成分ωi(i=1、2等の整数)に応じて容量CにおけるインピーダンスはΣ(1/ωiC)となる。これを1/ωCとまとめて表示すると、配線13のインピーダンスは配線抵抗Rとの和として、R/√(1+ω222)で表される。
したがって、図5において配線13mに付加する容量Cmと配線13nに付加する容量Cnとがある場合、Cn<Cmとすることにより、配線13の各々のインピーダンスを均一化することができる。
図8ではゲートの単位駆動回路間の配線13と蓄積コンデンサ配線14は上面視で離れて配置されているが、近接してもよく、互いに重畳してもよい。また、配線13と蓄積コンデンサ配線14とは並列でもよいが直列接続としてもよい。直列接続の場合、インピーダンスは、√(R2+1/ω222)として表される。またインダクタ成分を有するコイル等の素子を直列または並列に付加するように形成してもよい。
実施の形態3.
実施形態1ではゲートの単位駆動回路間の配線幅を変更することにより配線の電気抵抗の差を低減する形態について説明したが、本実施の形態3においてはゲートの単位駆動回路間の配線部に遅延回路を挿入することを特徴とする。これにより、ゲートの単位駆動回路の位置によって遅延回路の遅延時間を変更させることでゲートの単位駆動回路間の遅延時間を均一化させることができる。
図9(a)(b)に実施の形態3の遅延回路の構成を示す。図9(a)は、ゲートの単位駆動回路12の出力側と単位駆動回路12n+1の入力側との間の配線13bについて示した図であり、図9(b)は、ゲートの単位駆動回路12の出力側と単位駆動回路12m+1の入力側との間の配線13bについて示した図である。なお、以降の説明において、mとnとの関係は図2で図示している関係と同様としている。
実施の形態3では、単位駆動回路間の配線13とGND間で容量を形成するためのパターン14bを配置している。図9(a)(b)とも、パターン14bはGNDに接地されている。ここで、容量を形成するために両者がオーバラップしている長さをLoとし、駆動回路間の配線13bの長さをLsとする。図9中において、配線13mにおける各々の長さは、Lo_m、Ls_mであって、配線13nにおける各々の長さは、Lo_n、Ls_nである。したがって、オーバラップしている長さが長いほど大きな容量が形成されていることになる。
実施の形態3では、Ls_n<Ls_mの場合に、Lo_n>Lo_mの関係となるように設計する。すなわち、図2にあてはめてみると、ゲートの単位駆動回路12の出力側と単位駆動回路12n+1の入力側との間の配線13bに、単位駆動回路12の配線13bよりも大きな容量を付加することになる。
望ましくはLs_n×Lo_nとLs_m×Lo_mとが等しくなるように設計する。このように設定することにより、ゲートの単位駆動回路間の遅延時間をより均一化させることができる。例えば、実施の形態1だけでは遅延時間のばらつきが大きすぎて均一化が困難な場合であっても、実施の形態2,3を適宜組み合せることにより均一化できる効果を奏する。
なお、本発明の実施の形態においては、TN型のアクティブマトリクス基板を例にとって説明を行ったが、この形態には限定されない。共通配線21は必須では無い。また、コモン電極がアレイ基板5上に形成されるいわゆるFFS方式等の横電界型のアクティブマトリクス基板を用いた液晶表示パネルにも適用することは可能である。トップゲート型薄膜トランジスタへの適用も可能である。また、対向基板には通常、RGBやRGBW等の多色のカラーフィルタを形成するが、アクティブマトリクス基板上にカラーフィルタを形成してもよい。
実施の形態1〜3で説明したTFTアレイ基板は、液晶を封入するように対向基板と貼り合せてその両面に偏光板を貼り、駆動回路を実装し、LED等の光源や反射シートを有するバックライトと組み合せることにより液晶表示モジュールが構成され、さらに筐体内に組み込まれ、接続されることにより液晶表示装置が構成される。なお、本発明が適用されるのは液晶表示装置に限定されない。エレクトロルミネセンスや、電気泳動等の原理を利用した薄型の表示パネルを有する表示装置にも適用することが可能である。
1.表示領域、1a 境界線、
2.画素、3.ゲート配線、4.ソース配線、
5.アレイ基板
6.ソース駆動回路、7.ゲート駆動回路
8 対向基板、9 絶縁性基板、10 ゲート電極、11 ソース電極、
12、12m、12n ゲートの単位駆動回路(シフトレジスタ)、
13、13a、13b、13m、13n ゲートの単位駆動回路間の配線、
14 蓄積コンデンサ配線、14a 容量、14b パターン、
15 半導体層、17 画素電極、18 ドレイン電極、
21 共通配線、22 共通端子、23 共通電極、
40 TFT、
LC 液晶層、PSV1、PSV2 絶縁膜

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板上のゲート配線と、
    前記ゲート配線と交差するソース配線と、
    前記ゲート配線と接続または一体形成されるゲート電極と、前記ソース配線と接続または一体形成されるソース電極とを有するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子と接続する画素電極と、を有する表示領域と、
    前記ゲート配線に各々接続する単位駆動回路と、
    前記単位駆動回路と各々隣接する他の単位駆動回路との間に信号を入出力する配線と、を有し、
    前記表示領域の境界線は曲線、または複数の直線を接続する屈曲点を有するものであって、
    第1の単位駆動回路と接続するゲート配線と前記境界線とが交差する第1の角度が、
    第2の単位駆動回路と接続するゲート配線と前記境界線とが交差する第2の角度よりも大きく、
    前記第1の単位駆動回路と接続する配線の第1の幅が、
    前記第2の単位駆動回路と接続する配線の第2の幅よりも小さいことを特徴とする表示装置。
  2. 基板と、
    前記基板上のゲート配線と、
    前記ゲート配線と交差するソース配線と、
    前記ゲート配線と接続または一体形成されるゲート電極と、前記ソース配線と接続または一体形成されるソース電極とを有するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子と接続する画素電極と、を有する表示領域と、
    前記ゲート配線に各々接続する単位駆動回路と、
    前記単位駆動回路と各々隣接する他の単位駆動回路との間に信号を入出力する配線と、を有し、
    前記表示領域の境界線は曲線、または複数の直線を接続する屈曲点を有するものであって、
    第1の単位駆動回路と接続するゲート配線と前記境界線とが交差する第1の角度が、
    第2の単位駆動回路と接続するゲート配線と前記境界線とが交差する第2の角度よりも大きく、
    前記第1の単位駆動回路と前記第1の単位駆動回路に隣接する単位駆動回路との間の前記配線は迂回していることを特徴とする表示装置。
  3. 前記第1の単位駆動回路と前記第1の単位駆動回路に隣接する単位駆動回路との間の前記配線の長さと、前記第2の単位駆動回路と前記第2の単位駆動回路に隣接する単位駆動回路との間の前記配線の長さとは、
    等しいことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 基板と、
    前記基板上のゲート配線と、
    前記ゲート配線と交差するソース配線と、
    前記ゲート配線と接続または一体形成されるゲート電極と、前記ソース配線と接続または一体形成されるソース電極とを有するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子と接続する画素電極と、を有する表示領域と、
    前記ゲート配線に各々接続する単位駆動回路と、
    前記単位駆動回路と各々隣接する他の単位駆動回路との間に信号を入出力する配線と、を有し、
    前記表示領域の境界線は曲線、または複数の直線を接続する屈曲点を有するものであって、
    第1の単位駆動回路と接続するゲート配線と前記境界線とが交差する第1の角度が、
    第2の単位駆動回路と接続するゲート配線と前記境界線とが交差する第2の角度よりも大きく、
    前記第1の単位駆動回路と前記第1の単位駆動回路に隣接する単位駆動回路との間の前記配線には並列接続する容量が形成されていることを特徴とする表示装置。
  5. 前記第2の単位駆動回路と前記第2の単位駆動回路に隣接する単位駆動回路との間の前記配線にも並列接続する容量が形成されており、
    当該容量は、前記第1の単位駆動回路と前記第1の単位駆動回路に隣接する単位駆動回路との間の前記配線に並列接続する容量よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
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