JP2019035437A - 逆止弁 - Google Patents

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春範 臼井
Harunori Usui
春範 臼井
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Abstract

【課題】管路内を流れる流体の逆流を確実に防止することができる逆止弁を提供する。【解決手段】逆止弁1は、弁箱10と、弁箱10の内部に配設される弁箱弁座18と、弁箱10に格納され且つ弁箱弁座18に接離可能な弁体弁座40を有する弁体30とを備え、弁体30は、弁体弁座40を挟持する弁体本体31及び押え部50と、弁体本体31及び押え部50を弁体弁座40に固定するボルト61及びナット62とを有し、弁体弁座40は、弁体本体31に対向する対向面42を有し、対向面42は、弁体本体31に対して突出する突起部43,44,45,46を有する。【選択図】図2

Description

本発明は逆止弁に関する。
従来より、管路内を上流から下流に流れる流体が逆流するのを防止するために、管路に設置されるスイング式の逆止弁が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されている逆止弁は、弁箱、弁箱に配設される弁箱弁座、及び弁箱に格納される弁体を備える。弁体は、弁体本体、弁体弁座、及び押え部からなり、弁体本体と押え部とが弁体弁座を挟持するように、例えば、ボルト及びナットで固定される。弁体弁座は、例えば、ゴム等の弾性部材で構成され、弁箱弁座に当接して管路を流れる流体が逆流するのを防止する。
ところで、弁体弁座は弁箱弁座に当接する部分(以下、「当接部」という。)に少なくとも1つの突起を有してもよい。これにより、弁体弁座が弁箱弁座に当接するとき、当接部が有する突起は変形し、弁体弁座及び弁箱弁座の間に隙間が生じないため、管路内を上流から下流に流れる流体が逆流するのを確実に防止する。
特開2001−004053号公報
しかしながら、特許文献1の逆止弁では、弁体弁座が弁体本体及び押え部に挟持されているにすぎない。すなわち、弁体弁座は、例えば、弁体本体を被覆する等によって弁体本体と一体化されていないため、弁体弁座が弁箱弁座に当接しても管路内の上流側の流体が弁体弁座及び弁体本体の間を通過して管路内の下流側に移動し、管路内を流れる流体が逆流するという問題がある。
本発明の目的は、管路内を流れる流体が逆流するのを確実に防止することができる逆止弁を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る逆止弁は、弁箱と、前記弁箱の内部に配設される弁箱弁座と、前記弁箱に格納され且つ前記弁箱弁座に接離可能な弁体弁座を有する弁体と、を備える逆止弁において、前記弁体は、前記弁体弁座を挟持する弁体本体及び押え部と、前記弁体本体及び前記押え部を前記弁体弁座に固定する固定部材とを有し、前記弁体弁座は、前記弁体本体に対向する弁体本体側対向面を有し、前記弁体本体側対向面から前記弁体本体に向かって突出する少なくとも1つの突起部を有することを特徴とする。
本発明によれば、管路内を流れる流体が逆流するのを確実に防止することができる。
本発明の実施の形態に係る逆止弁の斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図2における領域Bの拡大断面図である。 図3における弁体弁座を単体で示す部分斜視図である。 図4の弁体弁座が弁体本体及び押え部に挟持されている様子を概略的に示す部分斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態に係る逆止弁1の斜視図であり、図2は、図1のA−A線に沿う断面図である。
図1及び図2の逆止弁1は、流入部12及び排出部14を有する弁箱10と、弁箱10の内部に格納される弁体30とを備える。弁箱10は、開口部16を有し、開口部16は、弁箱10とは別体の蓋体20が弁箱10に取り付けられることによって塞がれる。弁体30は蓋体20に取り付けられている。
流入部12は、弁箱10に蓋体20が取り付けられたとき、蓋体20に隣接するように弁箱10に配設される円筒状の部材であり、弁箱10及び流入部12は一体的に形成されている。流入部12は、流体が流れる外部配管、例えば、水道管に接続され、水道管側に開口する外側流入口12bと、弁箱10側に開口する内側流入口12aとを有し、水等の流体は外側流入口12bから流入し、内側流入口12aに移動する。
外側流入口12bは、その外縁に外部配管(不図示)を接続するための入口側フランジ部13を有する。入口側フランジ部13は、その下部に、例えば、逆止弁1を平坦な場所に安定して設置するための底部13aを有する。内側流入口12aは外部配管から流入する流体の圧力に基づいて移動する弁体30によって開閉される。
排出部14は、流入部12に対向するように配置された円筒状の部材であり、流入部12と同様に、弁箱10及び排出部14は一体的に形成されている。また、排出部14は、流入部12と同様に、流体が流れる外部配管、例えば、水道管に接続され、水道管側に開口する排出口14aを有する。したがって、流入部12及び弁箱10を通過した水等の流体は排出口14aから排出される。排出部14は、その外縁に外部配管(不図示)を接続するための出口側フランジ部15を有する。出口側フランジ部15は、その下部に、例えば、逆止弁1を平坦な場所に安定して設置するために入口側フランジ部13と同様に、底部15aを有する。内側流入口12a、外側流入口12b、及び排出口14aはいずれも略円形の貫通孔であり、内側流入口12a、外側流入口12b、及び排出口14aのそれぞれの開口の中心は、一直線上に配置される。
弁箱10は、流入部12から流入した流体が排出部14に移動する方向(以下、「流通方向」という。)に沿って延びる一対の側壁部11aを備え、各側壁部11aは互いに対向している。また、弁箱10は、各側壁部11aの上部を繋ぐ上壁部11bと、各側壁部11aの下部を繋ぐ下壁部11cとを備える。さらに、弁箱10は、内側流入口12aとの境界部に弁箱弁座18と、弁箱弁座18及び下壁部11cを繋ぐ壁面11dとを備える。壁面11dは、流入側フランジ部13に所定の間隔を空けて略平行に配置される。
弁箱10が有する開口部16は、長方形であり、開口部16の長手方向は逆止弁1を蓋体20の方向から眺めたときの流通方向に関して直交する方向に一致する。また、開口部16は、内側流入口12a、外側流入口12b、弁箱10、及び排出口14aからなる流体流路を介して下壁部11cに対向し且つ流通方向に関して傾斜するように位置している。開口部16は、その周縁に弁箱側フランジ部17を備え、弁箱側フランジ部17は流通方向に関して上流側(以下、単に「上流側」という。)の端部17a及び流通方向に関して下流側(以下、単に「下流側」という。)の端部17bを有する。端部17aは入口側フランジ部13に近接するように配置され、端部17a及び入口側フランジ部13の距離は端部17b及び出口側フランジ部15の距離よりも短い。また、弁箱側フランジ部17は、その周縁にボルトが挿通されるためのボルト孔を有する。
開口部16を塞ぐための蓋体20は、蓋フランジ部22、膨出部23、弁体当接部26、及び軸受部28を有する。蓋フランジ部22は、その周縁にボルトが挿通されるためのボルト孔を有し、蓋フランジ部22が有するボルト孔は、蓋体20が弁箱10に取り付けられて開口部16を塞ぐとき、弁箱側フランジ部17が有するボルト孔に対応している。したがって、蓋体20は、蓋フランジ部22が有するボルト孔及び弁箱側フランジ部17が有するボルト孔を介して弁箱側フランジ部17及び蓋フランジ部22をボルト22a及びナット22bで締結することにより、弁箱10に取り付けられる。膨出部23は、出口側フランジ部15の底部15aから開口部16に向けて膨出し、上壁部11bが延設されたような曲面、並びに、該曲面及び蓋フランジ部22を繋ぐ平坦面24を有する。平坦面24は、流入側フランジ部13に所定の間隔を空けて略平行に配置される。
弁体当接部26は、膨出部23の裏面に一体的に設けられている。弁体当接部26は、膨出部23の裏面から下方(下壁部11c)に対して突出し、その先端に、例えば、樹脂材料や合成ゴムからなる弾性部材26aが、例えば、接着剤や両面テープ、ビス及びボルトを介して取り付けられている。弁体当接部26は膨出部23の裏面に複数設けられてもよく、例えば、2つの弁体当接部26が膨出部23の裏面に設けられてもよい。弁体30が内側流入口12aを開放するとき、弁体本体31の一部(後述の軸接続部34)が弾性部材26aに当接する場合がある。軸受部28は、膨出部23の上流側に配置され、弁体30(後述の回動軸65)を回動可能に支持している。
弁体30は、弁箱弁座18に接離可能な円環形状の弁体弁座40と、弁体弁座40を挟持する板状部材の弁体本体31及び円環形状の押え部50と、弁体本体31、弁体弁座40、及び押え部50を互いに固定するためのボルト61及びナット62(固定部材)とを有し、内側流入口12aを開閉する。具体的に、弁体本体31、弁体弁座40、及び押え部50は順次重畳し、ボルト61が押え部50から挿入され、弁体弁座40及び弁体本体31を順次貫通して弁体本体31から突出し、ボルト61の弁体本体31から突出した部分にナット62が螺合される。これにより、弁体本体31、弁体弁座40及び押え部50は、ボルト61及びナット62によってボルト締結される。弁体30は弁体本体31が下流側に位置し、押え部50が上流側に位置するように蓋体20に取り付けられ、弁体30が内側流入口12aを閉塞するとき、弁体弁座40が弁箱弁座18に当接するように配置される。なお、押え部50及びボルト61の間、並びに、弁体本体31及びナット62の間には、円環状の金属座金の少なくとも中央周辺にゴム等の弾性体が被覆された、いわゆるシール座金が介在している。これにより、流体がボルト61及びナット62の周辺を経由して弁体30を通過するのを防止することができる。
弁体本体31は、例えば、金属材料からなり、内側流入口12aの全域に対して覆い被さるように構成された板状部材である。また、弁体本体31は、弁体30を蓋体20に取り付けるための軸接続部34を有する。弁体弁座40は、例えば、ゴム等の弾性部材から構成され、弁体30が内側流入口12aを閉塞するときに弁箱弁座18、具体的には、弁箱弁座18が有する当接面19aに当接し、弁体30の上流側の流体が弁体弁座40及び弁箱弁座18の間を経由して弁体30の下流側に移動し又は弁体30の下流側の流体が弁体弁座40及び弁箱弁座18の間を経由して弁体30の上流側に移動するのを防止する。押え部50は、例えば、金属材料からなる。
軸接続部34は貫通孔36aを備え、貫通孔36aはキー溝36bを有する。軸接続部34は貫通孔36aを貫通するように回動軸65を包含し、回動軸65はキー溝36bに対応するキー65aを有する。すなわち、軸接続部34及び回動軸65は、回動軸65が貫通孔36aを貫通し、キー65aがキー溝36bに嵌合することによって固定される。軸受部28は回動可能に回動軸65の一端及び中間を支持し、回動軸65が回動すると、軸接続部34及び回動軸65は互いに固定されているため、弁体30は回動軸65を中心に回動する。また、回動軸65の他端は蓋体20から突出し、弁体30の開閉を補助するカウンターウエイト70を支持する。
カウンターウエイト70は、重量部71と、重量部71から延伸された取付部72とからなり、取付部72は取付長孔73を備え、取付長孔73はその内壁から突出する爪部74を有し、爪部74は取付長孔73を複数の取付孔73aに分割する。回動軸65の他端は各取付孔73aのいずれかに挿入され、カウンターウエイト70を支持する。このとき、回動軸65の他端は爪部74に係合している。
図3は、図2における領域Bの拡大断面図であり、弁体30が内側流入口12aを閉塞しているときの弁箱弁座18周辺を説明するための図である。
弁箱弁座18は、内側流入口12aの縁部に設けられている円環状の部分であり、弁体弁座40が当接する当接面19aを有する。当接面19aは、流通方向に対して直交する方向に広がっている。弁箱弁座18は、壁面11dから僅かに流通方向に関して下流側に突出している。弁体本体31は上流側から下流側に凹む凹部32aを有し、凹部32aの底面に相当する流入側面31aを備える。凹部32aには弁体弁座40が嵌合され、弁体弁座40は流入側面31aの周縁から起立する側壁面32bに当接する。
弁体本体31は4個のボルト孔32を周方向に関して等間隔に備え、弁体弁座40は4個のボルト孔41を周方向に関して等間隔に備え、押え部50は4個のボルト孔51を周方向に関して等間隔に備える。弁体本体31、弁体弁座40、及び押え部50は重畳し、このとき、それぞれのボルト孔32,41,51は流通方向に連通するように配置される。ボルト61はボルト孔51から挿入され、ボルト孔41,32を順次貫通して弁体本体31から突出し、ボルト61の弁体本体31から突出した部分にナット62が螺合される。これにより、弁体本体31、弁体弁座40及び押え部50は、ボルト61及びナット62によってボルト締結される。なお、押え部50及びボルト61の間、並びに、弁体本体31及びナット62の間には、円環状の金属座金の少なくとも中央周辺にゴム等の弾性体が被覆された、いわゆるシール座金が介在している。これにより、流体がボルト61及びナット62の周辺を経由して弁体30を通過するのを防止することができる。
図4は、図3における弁体弁座40を単体で示す部分斜視図であり、図5は、図4の弁体弁座40が弁体本体31及び押え部50に挟持されている様子を概略的に示す部分斜視図である。
図4及び図5の弁体弁座40は、例えば、樹脂やゴムからなり、弁体本体31に対向する対向面42(弁体本体側対向面)と、押え部50に対向する対向面47(押え部側対向面)とを有する。弁体弁座40が弁体本体31及び押え部50に挟持されると、対向面42は流入側面31aに当接し且つ対向面47は押え部50(後述の排出側面52)に当接するとともに、弁体弁座40の外周端は側壁面32bに当接する。また、対向面42は、対向面42から突出する少なくとも1つの円環状の突起部を備え、本実施の形態では、4つの突起部、具体的に、突起部43,44,45,46を有する。突起部43,44,45,46は弁体弁座40の外縁から順次配置されている。弁体弁座40が弁体本体31及び押え部50に挟持されているとき、突起部43,44,45,46の先端は、流入側面31aに当接する。また、弁体本体31、弁体弁座40、及び押え部50はボルト締結されているため、突起部43,44,45,46は流通方向に押圧され、その結果、潰れるように変形する。
対向面47は、対向面47から突出する少なくとも1つの円環状の突出部を備え、本実施の形態では、2種類の突出部、具体的に、突出部48,49を有し、突出部49(第2の突出部)は複数の突出部から構成されている。突出部48,49は弁体弁座40の外縁から順次配置され、突出部49を構成する複数の突出部は等間隔に配置されている。弁体弁座40が弁箱弁座18に当接すると、突出部48,49は押圧されて潰れるように変形する。これにより、突出部48,49が当接面19aに密着するので、弁体30は上流側から下流側に、又は下流側から上流側に流れる流体を確実に堰き止めることができる。また、突出部48(第1の突出部)の対向面47からの突出量は突出部49の対向面47からの突出量よりも大きい。これにより、圧力の低い水等の流体を確実に堰き止めることができる。
さらに、対向面47から突出部48,49が突出している。これにより、弁体30が弁箱弁座18に当接するとき、突出部48の一部が損傷した場合であっても、突起部49が弁箱弁座18に密着するので、確実に流体の逆流を防止することができる。
図3に戻り、押え部50は、例えば、金属材料によって形成され、弁体本体31及び押え部50が弁体弁座40を挟持するとき、弁体弁座40に対向する排出側面52を有する。また、弁体弁座40は、例えば、鋼鉄製の鉄芯68(硬質部材)を包含(保持)している。具体的に、鉄芯68は、平坦なリング状の部材であり、弁体弁座40の縁部周辺に埋設され、側壁面32bに近接する鉄芯端部68a、弁体弁座40の中央に近接する鉄芯他端部68bを備える。
鉄芯68の少なくとも一部は、押え部50に対向している。すなわち、上流側から押え部50及び弁体弁座31を眺めると、押え部50の縁部周辺及び鉄芯68の鉄芯他端部68b周辺は対向面47及び排出側面52を介して重畳している。また、鉄芯68の鉄芯端部68a周辺は、弁体30が内側流入口12aを閉塞しているとき、突出部49を介して弁箱弁座18の当接面19aに対向している。さらに、上流側から弁体弁座31を眺めると、鉄芯68は対向面42(重畳範囲)を介して突起部43,44,45に対向している。なお、鉄芯68は硬質部材であればよく、例えば、ステンレスを用いてもよい。
本実施の形態の逆止弁1によれば、弁体本体31及び押え部50が弁体弁座40を挟持するようにボルト締結されるので、弁体弁座40が有する突起部43,44,45,46は、流入側面31a(凹部32aの底面)に当接し、潰れるように変形する。したがって、弁体弁座40が弁箱弁座18に当接するとき、流通方向に関して弁体30の上流側の流体又は下流側の流体が互いに密着する弁体弁座40及び弁箱弁座18の間を通過することはなく、また、変形した突起部43,44,45,46によって弁体弁座40及び弁体本体31の間を通過するのを防止することができ、もって、管路内を流れる流体が逆流するのを確実に防止することができる。
押え部50は弁体弁座40が弁箱弁座18に当接するときに弁箱弁座18に干渉してはならないため、通常、弁体弁座40の縁部は弁体本体31及び押え部50に挟持されていない。そのため、弁箱弁座18の下流側の流体が弁体弁座40及び弁体本体31の間を通過しようとする際の流体の圧力に応じて弁体弁座40の縁部が変形し、突起部43,44,45,46が弁体本体31から離間する場合がある。
これに対応して、本実施の形態の逆止弁1によれば、弁体弁座40がその縁部周辺に鉄芯68を包含し、鉄芯68の少なくとも一部が押え部50に対向するように弁体本体31、弁体弁座40、及び押え部50は固定されている。これにより、弁体本体31及び押え部50が弁体弁座40を挟持したとき、鉄芯68を介して弁体弁座40全体が弁体本体31に固定されるので、弁体弁座40の縁部が変形するのを防止することができ、もって、突起部43,44,45,46が弁体本体31から離間するのを防止することができる。
また、弁体弁座40が鉄芯68を包含するので、鉄芯68が鉄芯端部68aから鉄芯他端部68bの方向に流体の圧力の影響を受けても弁体弁座40は側壁面32b周辺で座屈しにくい。したがって、弁体弁座40が弁箱弁座18に当接したとき、弁体弁座40が変形して弁体弁座40及び弁箱弁座18の間や弁体弁座40及び弁体本体31の間に隙間が生じるのを防止することができる。
また、本実施の形態では、弁体30が蓋体20に取り付けられているので、弁箱10から蓋体20を取り外すことによって簡単に逆止弁1の内部をメンテナンスし、又は弁体30を交換することができる。
さらに、弁体当接部26が蓋体20に取り付けられているので、弁体30が内側流入口12aを開放しても、弁体30の軸接続部34が、弁体当接部26に当接し、弁体30は弁箱10に接触しない。また、弾性部材26aが弁体当接部26の先端に取り付けられているので、軸接続部34が、弁体当接部26に衝突することによって衝撃が発生しても、その衝撃の荷重は弁体当接部26の弾性部材26aにより吸収される。その結果、当該衝撃荷重は弁箱10に伝達されない。したがって、弁体30の開閉によって弁箱10は損傷しないので、弁箱10を交換する手間をなくすことができる。
以上、本発明について、上述した実施の形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではない。
1 逆止弁
10 弁箱
18 弁箱弁座
30 弁体
31 弁体本体
40 弁体弁座
42,47 対向面
43,44,45,46 突起部
50 押え部

Claims (6)

  1. 弁箱と、前記弁箱の内部に配設される弁箱弁座と、前記弁箱に格納され且つ前記弁箱弁座に接離可能な弁体弁座を有する弁体と、を備える逆止弁において、
    前記弁体は、前記弁体弁座を挟持する弁体本体及び押え部と、前記弁体本体及び前記押え部を前記弁体弁座に固定する固定部材とを有し、
    前記弁体弁座は、前記弁体本体に対向する弁体本体側対向面を有し、前記弁体本体側対向面から前記弁体本体に向かって突出する少なくとも1つの突起部を有することを特徴とする逆止弁。
  2. 前記弁体弁座は硬質部材を保持し、前記硬質部材の少なくとも一部は前記押え部に対向していることを特徴とする請求項1記載の逆止弁。
  3. 前記硬質部材は前記弁体弁座に埋設された鉄芯であり、前記弁体本体側対向面は前記鉄芯に重畳する重畳範囲を有し、前記突起部は前記重畳範囲から突出していることを特徴とする請求項2記載の逆止弁。
  4. 前記弁体弁座は前記押え部に対向する押え部側対向面を有するとともに、前記押え部側対向面から前記押え部に向かって突出する複数の突出部を有し、
    前記複数の突出部は前記押え部側対向面の縁部に位置する第1の突出部と、前記第1の突出部よりも前記弁体弁座の中央側に位置する第2の突出部とを含み、
    前記第1の突出部は前記第2の突出部よりも前記押え部側対向面から突出していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の逆止弁。
  5. 前記弁箱に取り付けられる蓋体をさらに備え、
    前記弁体は前記蓋体に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の逆止弁。
  6. 前記蓋体は、前記弁体が当接する弁体当接部を有することを特徴とする請求項5記載の逆止弁。

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