JP2019033046A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 圧縮機の応答性が改善された燃料電池システムを提供する。【解決手段】 燃料電池システムは、酸化剤ガスが供給されることにより発電する燃料電池と、前記燃料電池に供給される前記酸化剤ガスを圧縮する圧縮機と、前記燃料電池から排出された酸化剤オフガスを膨張させ、前記酸化剤オフガスの膨張により得られる動力を前記圧縮機に伝達する膨張機と前記圧縮機により圧縮された前記酸化剤ガスを導入して蓄圧し、前記膨張機に送出する蓄圧部と、前記燃料電池に要求される出力の単位時間当たりの増加量が第1閾値より小さい場合、前記蓄圧部に前記酸化剤ガスが導入され、前記増加量が、前記第1閾値より大きい第2閾値以上である場合、前記蓄圧部に蓄圧された前記酸化剤ガスが前記膨張機に送出されるように、前記蓄圧部を制御する制御部とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
例えば特許文献1には、燃料電池の出力の増加要求時、燃料電池からの排気のエネルギを回収するエキスパンダ(膨張機)の入口側に外気を導入することにより、エキスパンダの入口及び出口の圧力差を低減する点が記載されている。
特開2008−293706号公報
しかし、エキスパンダの入口及び出口の圧力差が小さい場合、エキスパンダを流れるガスの流量が少ないため、エキスパンダが回収するエネルギ量が少なくなる。このため、例えば、回収したエネルギをコンプレッサ(圧縮機)の駆動に利用するとき、燃料電池の出力の増加要求に対し良好な応答性でコンプレッサの出力を増加させることができないおそれがある。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、圧縮機の応答性が改善された燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明の燃料電池システムは、酸化剤ガスが供給されることにより発電する燃料電池と、前記燃料電池に供給される前記酸化剤ガスを圧縮する圧縮機と、前記燃料電池から排出された酸化剤オフガスを膨張させ、前記酸化剤オフガスの膨張により得られる動力を前記圧縮機に伝達する膨張機と、前記圧縮機により圧縮された前記酸化剤ガスを導入して蓄圧し、前記膨張機に送出する蓄圧部と、前記燃料電池に要求される出力の単位時間当たりの増加量が第1閾値より小さい場合、前記蓄圧部に前記酸化剤ガスが導入され、前記増加量が、前記第1閾値より大きい第2閾値以上である場合、前記蓄圧部に蓄圧された前記酸化剤ガスが前記膨張機に送出されるように、前記蓄圧部を制御する制御部とを有する。
本発明によれば、圧縮機の応答性を改善することができる。
燃料電池システムの一例を示す構成図である。 ECU(Electronic Control Unit)の制御処理の一例を示すフローチャートである。 燃料電池システムの他の例を示す構成図である。 燃料電池システムの他の例を示す構成図である。
図1は、燃料電池システムの一例を示す構成図である。燃料電池システムは、燃料電池1と、蓄圧部4と、ECU5と、圧縮機20と、膨張機21と、調圧バルブ30と、供給路60と、排出路61と、バイパス路62と、エアクリーナ70と、インタークーラ71と、圧力センサ80と、フローメータ81と、モータ90と、動力伝達機構91とを有する。なお、燃料電池システムは、一例として燃料電池車に搭載されるが、これに限定されず、他の用途に用いられるものであってもよい。
燃料電池1は、膜電極接合体をそれぞれ備えた複数の単セルが積層されることにより構成され、カソードには酸化剤ガスの一例として酸素を含む空気が供給され、アノードには、燃料ガスの一例として水素ガスが供給される。燃料電池1は、各単セルにおいて酸化剤ガスと燃料ガスが化学反応することにより発電する。なお、図1には燃料電池1のカソード側の構成のみが示されており、アノード側の構成の図示は省略する。
このように、燃料電池1は、酸化剤ガスと燃料ガスが供給されることにより発電する。発電で得られた電力は、例えば燃料電池車の場合、燃料電池車の動力に用いられる。
燃料電池1は、供給路60を介して酸化剤ガスが供給され、排出路61を介して酸化剤オフガスを排出する。また、供給路60と排出路61の間はバイパス路62により接続されている。
供給路60には、エアクリーナ70と、圧縮機20と、インタークーラ71とが接続されている。エアクリーナ70は、例えば、外部から導入された酸化剤ガス中の塵などを除去するフィルタを備える。エアクリーナを通過した酸化剤ガスは圧縮機20に導入される。
圧縮機20は、燃料電池1に供給される酸化剤ガスをタービンの回転により圧縮する。圧縮された酸化剤ガスはインタークーラ71に導入される。インタークーラ71は、酸化剤ガスを熱交換により冷却して燃料電池1に送出する。
排出路61には、調圧バルブ30と、圧力センサ80と、フローメータ81と、膨張機21とが接続されている。調圧バルブ30は、排出路61とバイパス路62の接続部より上流側に接続され、ECU5からの制御に従って排出路61内の酸化剤ガスの圧力及び流量を調整する。
圧力センサ80は、膨張機21の入口側の酸化剤オフガスの圧力を検出する。ECU5は、圧力センサ80から酸化剤オフガスの圧力を取得する。なお、膨張機21の出口側の圧力は実質的に大気圧に等しい。
フローメータ81は、膨張機21の入口側の酸化剤オフガスの流量を検出する。ECU5は、圧力センサ80から酸化剤オフガスの流量を取得する。
膨張機21は、燃料電池1から排出された酸化剤オフガスを膨張させ、その膨張により得られる動力を圧縮機20に伝達する。膨張機21は、回転軸などの動力伝達機構91を介して圧縮機20と接続されており、燃料電池1から排出された酸化剤オフガスによりタービンを回転させ、その動力を、動力伝達機構91を介して圧縮機20に伝達する。また、動力伝達機構91には、圧縮機20及び膨張機21のタービンの回転を補助するモータ90が接続されている。
これにより、圧縮機20は、膨張機21と同軸上でタービンを回転させ、膨張機21により回収されたエネルギを利用して酸化剤ガスを圧縮する。ECU5は、圧縮機20のタービンの回転速度を制御する。
また、バイパス路62には、圧縮機20により圧縮された酸化剤ガスを供給路60から導入して蓄圧し、膨張機21に送出する蓄圧部4が接続されている。蓄圧部4は、タンク40、導入バルブ41、送出バルブ42、及び圧力センサ43を含む。導入バルブ41は供給路60側に設けられ、送出バルブ42は排出路61側に設けられ、タンク40は導入バルブ41と送出バルブ42の間に設けられている。
導入バルブ41が開くと、圧縮機20により圧縮された酸化剤ガスが供給路60からタンク40に導入される。タンク40内では酸化剤ガスが蓄圧される。送出バルブ42が開くと、酸化剤ガスがタンク40から排出路61に送出される。ECU5は、導入バルブ41及び送出バルブ42の開度を制御する。
圧力センサ43は、タンク40内の酸化剤ガスの圧力を検出する。ECU5は、圧力センサ43からタンク40内の酸化剤オフガスの圧力を取得する。
ECU5は、制御部の一例であり、燃料電池システムの動作を制御する。ECU5は、例えばCPU(Central Processing Unit)及びメモリなどから構成され、CPUを駆動するプログラムに従って動作する。
ECU5は、不図示のアクセルペダルの開度、バッテリの充電状態、及び室内エアコンなどの外部装置の必要電力に応じて燃料電池1に要求される出力(要求出力)を決定する。なお、要求出力は、燃料電池1から得られる電力と同一の値である。ECU5は、要求出力や単位時間当たりの要求出力の増加量に応じて、圧縮機20のタービンの回転数と、調圧バルブ30、導入バルブ41、及び送出バルブ42の各開度とを制御する。なお、ECU5は、例えば単位時間ごとに要求出力の変化を監視することにより要求出力の単位時間当たりの増加量を算出する。
ECU5は、燃料電池1の要求出力が急激に増加した場合、燃料電池1に供給される酸化剤ガスの量を増加させるため、圧縮機20にタービンの回転数の増加を指示する。なお、燃料電池1の要求出力が急激な増加は、例えば燃料電池車の場合、燃料電池車を急加速する場合などに生ずる。圧縮機20には膨張機21から動力が伝達されるため、ECU5は、蓄圧部4を用いて膨張機21の入口側の圧力及び流量を増加させる。
より具体的には、ECU5は、予めタンク40に酸化剤ガスを蓄圧させておき、燃料電池1の要求出力が急激に増加したとき、圧縮された酸化剤ガスをタンク40から排出路61に送出する。これにより、膨張機21の入口側の圧力及び流量が迅速に増加するため、膨張機21のタービンの回転速度が増加し、膨張機21から圧縮機20に伝達される動力が増加する。圧縮機20は、燃料電池1の要求出力の増加に応じ回転速度の増加を要求されるが、膨張機21から伝達される動力が増加するため、ECU5の指示に応じ即時にタービンの回転速度を増加させることができる。このときのECU5の制御について以下に述べる。
図2は、ECU5の制御処理の一例を示すフローチャートである。ECU5は、要求出力の単位時間当たりの増加量を所定の閾値THaと比較する(ステップSt1)。ECU5は、要求出力の単位時間当たりの増加量が閾値THaより少ない場合(ステップSt1のYes)、要求出力の増加に対して余力があると判定し、以下のステップSt2〜7の処理によりタンク40に酸化剤ガスを導入する。なお、閾値THaは、第1閾値の一例であり、燃料電池システムの設計に応じて適切な値に設定される。
ECU5は、圧力センサ43から取得したタンク40内の圧力(タンク圧力)を所定の圧力Paと比較する(ステップSt2)。これにより、ECU5は、タンク40に蓄圧されている酸化剤ガスの量が、膨張機21の入口側の圧力及び流量の増加に十分であるか否かを判定する。なお、圧力Paは、膨張機21の入口側の圧力及び流量を増加させるのに十分な酸化剤ガス量に相当する。
ECU5は、タンク圧力が圧力Pa以上である場合(ステップSt2のNo)、タンク40内の酸化剤ガスの量が十分であると判定して、処理を終了する。また、ECU5は、タンク圧力が圧力Paより小さい場合(ステップSt2のYes)、タンク40内の酸化剤ガスが不足していると判定し、導入バルブ41を開く(ステップSt3)。次に、ECU5は、酸化剤ガスの流量を増加させるため、圧縮機20のタービンの回転数を所定量だけ増加させる(ステップSt4)。これにより、酸化剤ガスが供給路60からバイパス路62を介しタンク40内に導入され蓄圧される。
次に、ECU5は、圧力センサ43から取得したタンク圧力を所定の圧力Pb(>Pa)と比較する(ステップSt5)。これにより、ECU5は、タンク40内に導入された酸化剤ガスの量が十分であるか否かを判定する。なお、圧力Pbは、膨張機21の入口側の圧力及び流量を増加させるのに十分な酸化剤ガス量に相当し、上記の圧力Paと同一の値であってもよいし、圧力Paに所定量のマージンを加えた値であってもよい。
ECU5は、タンク圧力が圧力Pbより小さい場合(ステップSt5のNo)、ステップSt4,St5の各処理を再び実行する。また、ECU5は、タンク圧力が圧力Pb以上である場合(ステップSt5のYes)、タンク40内に十分な量の酸化剤ガスが蓄圧されていると判定し、タンク40への酸化剤ガスの導入を停止するため、圧縮機20のタービンの回転数を増加前の通常の値に戻し(ステップSt6)、導入バルブ41を閉じる(ステップSt7)。
このようにして、ECU5は、圧縮機20により圧縮された酸化剤ガスを、燃料電池1の要求出力の急激な増加に先立ってタンク40に導入し蓄圧させる。
また、ECU5は、要求出力の単位時間当たりの増加量が閾値THa以上である場合(ステップSt1のNo)、要求出力の単位時間当たりの増加量を所定の閾値THb(>THa)と比較する(ステップSt8)。ECU5は、要求出力の単位時間当たりの増加量が閾値THbより小さい場合(ステップSt8のNo)、要求出力の増加が緩やかであると判定し、処理を終了する。
また、ECU5は、要求出力の単位時間当たりの増加量が閾値THb以上である場合(ステップSt8のYes)、要求出力の増加が急であると判定し、以下のステップSt9〜15の処理によりタンク40から膨張機21に酸化剤ガスを送出する。なお、閾値THbは第2閾値の一例であり、燃料電池システムの設計に応じて適切な値に設定される。
ECU5は、圧力センサ43から取得したタンク圧力を圧力Paと比較する(ステップSt9)。これにより、ECU5は、タンク40に蓄圧されている酸化剤ガスの量が、膨張機21の入口側の圧力及び流量の増加に十分であるか否かを判定する。
ECU5は、タンク圧力が圧力Paより小さい場合(ステップSt9のNo)、酸化剤ガスの量が不十分であると判定し、処理を終了する。また、ECU5は、タンク圧力が圧力Pa以上である場合(ステップSt9のYes)、酸化剤ガスの量が十分であると判定し、要求出力の増加に応じ圧縮機20のタービンの回転速度を増加させる(ステップSt10)。
次に、ECU5は、タンク40から膨張機21の入口側に酸化剤ガスが送出されるように送出バルブ42の開度を所定量だけ増加させる(ステップSt11)。次に、ECU5は、圧力センサ80及びフローメータ81から膨張機21の入口側の圧力及び流量をそれぞれ取得する(ステップSt12)。
次に、ECU5は、膨張機21の入口側の圧力及び流量が、燃料電池1の要求出力の増加時の圧縮機20のタービンの回転速度の増加分に応じた目標値に到達したか否かを判定する(ステップSt13)。ここで、膨張機21の入口側の圧力及び流量の目標値とは、圧縮機20のタービンの回転速度の増加に十分な動力を膨張機21から引き出すことができる値である。
ECU5は、膨張機21の入口側の圧力及び流量が目標値に到達していない場合(ステップSt13のNo)、再びステップSt11以降の処理を実行する。また、ECU5は、膨張機21の入口側の圧力及び流量が目標値に到達している場合(ステップSt13のYes)、送出バルブ42の開度を所定量だけ減少させる(ステップSt14)。
次に、ECU5は、送出バルブ42の開度が0になったか否かを判定する(ステップSt15)。ECU5は、送出バルブ42の開度が0ではない場合(ステップSt15のNo)、ステップSt12以降の処理を実行する。また、ECU5は、送出バルブ42の開度が0である場合(ステップSt15のYes)、処理を終了する。このように、ECU5は、膨張機21の入口側の圧力及び流量が目標値となった後、徐々に送出バルブ42を閉じる。
このようにして、ECU5は、燃料電池1の要求出力の急激な増加に応じて、タンク40に蓄圧された酸化剤ガスを膨張機21に送出する。これにより、膨張機21の入口側の圧力及び流量が迅速に増加するため、仮にECU5が調圧バルブ30を絞った場合であっても、圧縮機20のタービンの回転速度の増加に十分な動力を膨張機21から引き出すことができる。
上述したように、ECU5は、燃料電池1の要求出力の単位時間当たりの増加量が閾値THaより小さい場合、蓄圧部4に酸化剤ガスが導入され、要求出力の増加量が閾値THb以上である場合、蓄圧部4に蓄圧された酸化剤ガスが膨張機21に送出されるように、蓄圧部4を制御する。これにより、膨張機21の入口側の圧力及び流量が迅速に増加するため、膨張機21のタービンの回転速度が増加し、膨張機21から圧縮機20に伝達される動力が増加する。したがって、圧縮機20の応答性が改善される。
本実施例において、バイパス路62には蓄圧部4が接続されているため、ECU5は、供給路60から排出路61に酸化剤ガスをバイパスさせる場合、導入バルブ41及び送出バルブ42を開状態に維持する必要があり、酸化剤ガスをタンク40に蓄圧することが難しい。そこで、次の実施例のように、バイパス路62とは別に、供給路60と排出路61の間を接続する分流路が設けられてもよい。
図3は、燃料電池システムの他の例を示す構成図である。燃料電池システムは、さらに分流バルブ31と、分流路63とを有する。図3において、図1と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
分流路63は供給路60と排出路61の間を接続し、分流路63には分流バルブ31が接続されている。分流路63の入口はインタークーラ71の上流側に接続され、分流路63の出口は、調圧バルブ30の下流側かつ膨張機21の上流側に接続されている。
ECU5は分流バルブ31の開度を制御する。ECU5は、例えば燃料電池車を駆動するモータの回生電力をバッテリにチャージできない場合、圧縮機20に電力を消費させるため、供給路60から分流路63を介し排出路61に酸化剤ガスが流れるように分流バルブ31を開く。また、ECU5は、圧縮機20のサージングを回避するため、上記と同様に分流バルブ31を開いてもよい。
本実施例の構成によると、バイパス路62とは別に、供給路60と排出路61の間を接続する分流路63が設けられているため、タンク40に酸化剤ガスが蓄圧された状態でも、供給路60から分流路63を介し排出路61に酸化剤ガスを流すことが可能である。
上記の構成において、蓄圧部4は、バイパス路62に接続されているが、これに限定されない。例えば、蓄圧部4は、分流路63からの酸化剤ガスと燃料電池1からの酸化剤オフガスを混合して蓄圧するため、排出路61と並列に接続された並列接続路に接続されてもよい。
図4は、燃料電池システムの他の例を示す構成図である。燃料電池システムは、バイパス路62に代えて並列接続路64を有する。図4において、図3と共通する構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
並列接続路64は、排出路61と並列に接続されている。より具体的には、並列接続路64の入口及び出口は、調圧バルブ30の下流側、かつ膨張機21の上流側に接続されている。
蓄圧部4は、並列接続路64に接続されており、分流路63からの酸化剤ガスと燃料電池1からの酸化剤オフガスを混合して蓄圧することができる。このため、例えば、タンク40に酸化剤オフガスが導入されている間、排出路61から膨張機21に入る酸化剤オフガス中の生成水の量が低減されるので、生成水による膨張機21の機械的ダメージが低減される。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
1 燃料電池
4 蓄圧部
5 ECU(制御部)
20 圧縮機
21 膨張機

Claims (1)

  1. 酸化剤ガスが供給されることにより発電する燃料電池と、
    前記燃料電池に供給される前記酸化剤ガスを圧縮する圧縮機と、
    前記燃料電池から排出された酸化剤オフガスを膨張させ、前記酸化剤オフガスの膨張により得られる動力を前記圧縮機に伝達する膨張機と、
    前記圧縮機により圧縮された前記酸化剤ガスを導入して蓄圧し、前記膨張機に送出する蓄圧部と、
    前記燃料電池に要求される出力の単位時間当たりの増加量が第1閾値より小さい場合、前記蓄圧部に前記酸化剤ガスが導入され、前記増加量が、前記第1閾値より大きい第2閾値以上である場合、前記蓄圧部に蓄圧された前記酸化剤ガスが前記膨張機に送出されるように、前記蓄圧部を制御する制御部とを有することを特徴とする燃料電池システム。
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