JP2019032651A - 非接触給電センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が少なく回路構成が簡単で、小型化とローコスト化が可能な非接触給電センサ装置を提供する。
【解決手段】非接触給電センサ装置1は、発振回路210からの電力が電磁結合した結合コイルL1、L2を介して電源回路120に供給される。スイッチSW1の開閉によって、結合コイルL1と共振コンデンサC1からなるセンサ部10側の共振回路の共振周波数を共振周波数切換回路110で切換えると、結合コイルL2と共振コンデンサ2からなる出力部20側の共振回路のコンデンサ電圧に発生する電圧の位相が、発振回路210の駆動パルスの位相に対して変化する。この位相の変化を位相検出回路220で検出して、所定のしきい値と比較することによって、センサ部10側のスイッチSW1の開閉を非接触で検出している。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触給電センサ装置に関し、詳しくは、物理量を検出するセンサ装置にワイヤレスで電力を供給する非接触給電装置であって、センサ装置が検出した被検出物の検出信号を受信する機能を有する非接触給電センサ装置に関する。
工具マガジン装置を備えた工作機械では、通常工具の刃具折れを検出するセンサが取り付けられている。工具とセンサは回転する割り出し円板上に複数配置されており、センサへの電流供給と信号を取り出す方法として、従来からスリップリングのような機械的接点が採用されていた。
図30は従来の工具折損検知装置の概略を模式的に示す図である。工具折損検知装置400は、可動側に、複数の工具(刃)401と、各工具を保持するツールホルダ402と、各工具401に弾性的に接触する導電体からなるセンサとしての検出子403と、検出子403を保持する絶縁基板404と、検出子403に電気的に接続された可動接触子405を備えており、固定側に、固定接触子406と、電源407と、固定接触子406と電源407とに直列接続されたリレー408を備えている。図30では、可動側の構成部材は1つだけ記載しているが、実際には、各工具401について複数配置されている。そして、工具401を交換する際に、対象となる工具401に対応する可動接触子405が固定接触子406に接触するように構成されている。
可動接触子405と固定接触子406との接触によって、電源407からの電流は、リレー408、固定接触子406、可動接触子405、検出子403、工具401、および、ツールホルダ402の閉回路を流れることになる。その際、工具401が折損していない場合は、例えば、リレー408はオンになり、工具の交換動作が続けられる。しかし、工具401が折損している場合は、折れた工具401は検出子403と接触することができないため、リレーはオフとなり、工具交換動作が中止され、警報等によって、作業者に知らせるようになっている。
このように、可動接触子405と固定接触子406とを用いた機械的接点では構造が複雑で高価であり、経年変化による接触安定性の劣化が問題であった。この問題を解決するためセンサに非接触で電力を供給して、信号を非接触で取り出す装置が必要とされる。また、一般的に回転ユニットや脱着ユニットのように直接配線が困難な装置上で信号の検出と伝達を行うためにも、同様な装置が必要とされる。
この種の要求に応えるセンサ装置として、例えば、特許文献1には、高周波形リモートセンサ装置が開示されている。この高周波形リモートセンサ装置は、出力部から電磁結合で供給された第1の高周波信号に基づく駆動電源でセンサ部を動作し、センサ部がセンサ信号の有無によって第2の高周波信号の発振動作をオン又はオフして電磁的に伝送出力し、出力部が第2の高周波信号の有無からセンサ信号を検出している。
特開平7−334783 号公報
特許文献1に開示された高周波形リモートセンサ装置では、出力部からセンサ部への電源供給は、第1の発振回路からの第1の高周波信号を、第1の発振回路に接続された出力部側のコイルとこの出力部側のコイルと磁気的に結合しているセンサ部側のコイルを介して、センサ部側のコイルに接続された第1の共振回路に伝送している。また、センサ部から出力部への信号伝送は、第2の発振回路からの第2の高周波信号を、センサ側のコイルに電磁的に結合するコイルによってセンサ側のコイルに合成し、出力側のコイルと電磁的に結合するコイルを設け、このコイルに接続された第2の共振回路によって信号を分離している。このように、特許文献1に開示された高周波形リモートセンサ装置では、電力と信号を合成・分離するため結合コイルとは別途にコイルが必要であり、また共振回路も電力用と信号用にそれぞれ必要となっている。したがって、部品点数が多く回路構成も複雑であるため小型化とローコスト化に課題がある。
本発明は、これらの実情に鑑みてなされたものであり、部品点数が少なく回路構成が簡単で、小型化とローコスト化が可能な非接触給電センサ装置を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、第1のコンデンサと第1の結合コイルとからなる第1の共振回路と、該第1の共振回路に発生する高周波電圧から直流電圧を出力する電源回路を備えたセンサ部と、第2のコンデンサと前記第1の結合コイルに電磁結合する第2の結合コイルとからなる第2の共振回路と、該第2の共振回路に高周波電圧を与える発振回路を備えた出力部と、を有する非接触給電センサ装置において、前記センサ部は、第1の共振回路の共振周波数を切換える共振周波数切換手段と、該共振周波数切換手段を動作させる入力手段と、を備え、前記出力部は、前記第2のコンデンサに発生する高周波電圧と前記発振回路の高周波電圧との位相差を検出する位相検出手段と、該位相検出手段で検出した位相値に基づいて出力値を変更する出力手段と、を備えたことを特徴とするものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記出力部は、前記出力手段として、前記位相検出手段で検出した位相値と所定の閾値とを比較する比較手段と、該比較手段の比較結果を出力する出力回路と、を備えたことを特徴とするものである。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記センサ部は、前記入力手段として、物理量に応じて発信周波数が変化するデューティ比50%の信号を出力する物理量−周期変換手段を備え、前記出力部は、出力手段として、前記位相検出手段で検出した位相値の平均を求める平均値手段と、前記位相検出手段で検出した位相値と前記平均値手段が求めた平均値とを比較する第1の比較手段と、該第1の比較手段が出力した信号の周期を求める周期検出手段と、該周期検出手段が出力した周期検出値と所定の閾値とを比較する第2の比較手段と、該第2の比較手段の比較結果を出力する出力回路と、を備えたことを特徴とするものである。
第4の技術手段は、第1の技術手段において、前記センサ部は、前記入力手段として、物理量に応じて発信周波数が変化するデューティ比50%の信号を出力する物理量−周期変換手段を備え、前記出力部は、前記出力手段として、前記位相検出手段で検出した位相値の平均を求める平均値手段と、前記位相検出手段で検出した位相値と前記平均値手段が求めた平均値とを比較する比較手段と、該比較手段が出力した信号の周期を求める周期検出手段と、該周期検出手段が出力した周期検出値をアナログ信号に変換するD/A変換手段と、を備えたことを特徴とするものである。
第5の技術手段は、第1の技術手段において、前記センサ部は、前記入力手段として、複数ビットのデジタル信号を入力する信号入力手段と、前記デジタル信号を直列データに変換する直列変換手段と、該直列データを符号の平均デューティ比が50%になるよう変調する変調手段と、を備え、前記出力部は、前記出力手段として、前記位相検出手段で検出した位相値の平均を求める平均値手段と、前記位相検出手段で検出した位相値と前記平均値手段が求めた平均値とを比較する比較手段と、該比較手段からの信号を入力して前記変調手段で変調した信号を復元する復調手段と、該復調手段からの信号を入力して直列データを並列データに変換する並列変換手段と、該並列データを複数ビットのデジタル信号として出力する信号出力手段と、を備えたことを特徴とするものである。
第6の技術手段は、第1の技術手段において、前記センサ部は、前記入力手段として、物理量をアナログ信号に変換するセンサ回路と、該センサ回路が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、前記デジタル信号を直列データに変換する直列変換手段と、該直列データを符号の平均デューティ比が50%になるよう変調する変調手段と、を備え、前記出力部は、前記出力手段として、前記位相検出手段で検出した位相値の平均を求める平均値手段と、前記位相検出手段で検出した位相値と前記平均値手段が求めた平均値とを比較する比較手段と、該比較手段からの信号を入力して前記変調手段で変調した信号を復元する復調手段と、該復調手段からの信号を入力して直列データを並列データに変換する並列変換手段と、該並列データをアナログ信号に変換するD/A変換手段と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、部品点数が少なく回路構成が簡単で、小型化とローコスト化が可能な非接触給電センサ装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る非接触給電センサ装置の構成を示す図である。 図1に示す非接触給電センサ装置における発信回路の一例を示す図である。 図2に示す発振回路の各部の信号の動作タイミングを示す図である。 図1に示す非接触給電センサ装置における電源回路の一例を示す図である。 図1に示す非接触給電センサ装置における共振周波数切換回路の一例を示す図である。 図1に示す非接触給電センサ装置における共振周波数切換回路の他の例を示す図である。 図1に示す非接触給電センサ装置における位相検出回路の一例を示す図である。 図7に示す位相検出回路の各部の信号の動作タイミングを示す図である。 図1に示す非接触給電センサ装置において図5に示す共振周波数切換回路を用いた場合の位相変化について説明するための図である。 図1に示す比較回路の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る非接触給電センサ装置の構成を示す図である。 図11に示すにおける抵抗−周期変換回路の一例を示す図である。 図12に示す抵抗−周期変換回路の出力信号波形を示す図である。 図11に示す平均値回路の一例を示す図である。 図14に示す平均値回路の計算アルゴリズムを示す図である。 図11に示すにおける周期検出回路の一例を示す図である。 図16に示す周期検出回路の各部の信号の動作タイミングを示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る非接触給電センサ装置の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る非接触給電センサ装置の構成を示す図である。 図19に示す非接触給電センサ装置における直列変換回路の一例を示す図である。 直列データ型式を説明するための図である。 MSK変調の変調波形を説明するための図である。 図19に示す非接触給電センサ装置における変調回路の一例を示す図である。 図23に示す変調回路におけるルックアップテーブルのテーブル内容を示す図である。 図23に示す変調回路における各部の信号の動作タイミングを示す図である。 図19に示す非接触給電センサ装置における復調回路の一例を示す図である。 図26に示す復調回路の各部の信号の動作タイミングを示す図である。 図19に示す非接触給電センサ装置における並列変換回路の一例を示す図である。 本発明の第5の実施形態に係る非接触給電センサ装置の構成を示す図である。 従来の工具折損検知装置の概略を模式的に示す図である。 RLC直列共振回路のベクトル図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の非接触給電センサ装置に係る好適な実施形態について説明する。以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。なお、本発明はこれらの実施形態での例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内および均等の範囲内におけるすべての変更を含む。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る非接触給電センサ装置の構成を示す図である。本実施形態に係る非接触給電センサ装置1は、大別して空間的に離れたセンサ部10と出力部20を有している。センサ部10は、出力部20から電力を供給されるとともに、検出した物理量に応じた検出信号を生成し出力部20に伝える機能を有している。また、出力部20は、センサ部10に電力を供給するとともにセンサ部10からの検出信号を読み取る機能を有している。非接触給電センサ装置1を図30の工具折損検知装置に適用する場合は、複数のセンサ部10を可動側に配置することになる。
本実施形態では、センサ部10は、結合コイルL1と共振コンデンサC1からなる直列共振回路、共振周波数切換回路110、電源回路120、スイッチSW1を備えている。また、出力部20は、発振回路210、結合コイルL2と共振コンデンサC2からなる共振回路、位相検出回路220、第1比較回路230、第1閾値回路240、および、出力トランジスタTrを備えている。
まず、本実施形態の概要について説明する。発振回路210は所定の一定周波数で結合コイルL2にパルス電圧を印加する。結合コイルL2と共振コンデンサC2は発振回路210の発振周波数に共振する共振回路(直列共振回路)を構成している。同様に、結合コイルL1と共振コンデンサC1も発振回路210の発振周波数に共振する共振回路(直列共振)を構成している。結合コイルL1と結合コイルL2は、例えばフェライトのポットコアに巻き線を施したものであり、両者は空間距離を隔てて磁気的に結合している。結合コイルL1と結合コイルL2の共振回路に発生する高周波電圧は電源回路120によって整流・平滑された後、一定電圧に調整されセンサ部10全体を動作させている。
共振周波数切換回路110は、スイッチSW1のオン(閉)/オフ(開)によって結合コイルL1と共振コンデンサC1の共振周波数を切り換えている。結合コイルL1とL2は、磁気的に結合しており、物理的に分離しているが電気的にはトランスと同様な結合状態にある。そのため2次側(センサ部10側)のパラメータ変化は1次側(出力部20側)に反映され観測できる。具体的には、発振回路210のパルス電圧と1次側の共振コンデンサC2に発生する電圧の相対的な位相差を位相検出回路220で検出し、検出した位相差検出値を第1比較回路230によって、所定の閾値と比較することでスイッチSW1のオン/オフに応じたロジック信号を得ている。スイッチSW1は、本願発明の共振周波数切換手段を動作させる入力回路に相当する。
このように、本発明に係る非接触給電センサ装置は、物理量の変化に応じて2次側の共振周波数を変化させ、1次側で位相の変化として把握することで信号の伝達をすることを特徴としているが、その基本的な原理について説明する。
図31は、RLC直列共振回路のベクトル図である。共振状態の時は図31(A)に示すように合成インピーダンスZは抵抗成分だけとなり、電圧と電流の位相は同相である。コンデンサの容量を変化させ共振周波数をずらすと、図31(B)に示すように合成インピーダンスZに虚数成分が現れ、電圧と電流に位相差θが生じる。図1に示す非接触給電センサ装置においては、結合コイルL1とL2の結合によって二つの共振回路が複合的に結合するため、単純な共振回路より解析が複雑になるが、2次側のインピーダンス変化が1次側に反映して1次側共振電流の位相変化として観測できる事実に差異はない。このため、結合コイルL2と共振コンデンサC2の共振電流の位相変化は、発振回路210のパルス電圧に対して共振コンデンサC2に発生する電圧の位相変化として比例的に観測できる。したがって、発振回路210のパルス電圧のエッジとコンデンサC2の両端電圧のゼロクロス点の時間差を計測することで位相変化を把握することが出来る。
以下に、本実施形態の非接触給電センサ装置の各部の構成と信号について説明する。
図2は、図1に示す非接触給電センサ装置の発信回路の一例を示す図であり、図3は、図2に示す発振回路の各部の信号の動作タイミングを示す図である。発振回路210は、共振回路を駆動するパルス信号を出力するためのものであり、PWM(パルス幅変調)回路211、タイミング回路212,213、NOT回路214、P型MOSFETからなるトランジスタQ2、および、N型MOSFETからなるQ3を備えている。
PWM回路211は、一定の周波数でオンとオフのパルス列を発生し、デューティ比を変更することによってパルス幅を調整している。発振周波数は、例えば40kHzである。パルス幅を調整することによって共振電流を大きくすることができ、50%のデューティ比で最大電流を供給することができる。トランジスタQ2,Q3は直列接続されて電源VDDに接続されており、一方のトランジスタQ2のゲートには、PWM回路211からの出力がタイミング回路212を介して加えられ、他方のトランジスタQ3のゲートには、PWM回路211からの出力がNOT回路214およびタイミング回路213を介して加えられる。
タイミング回路212,213はトランジスタQ2とQ3とが同時にオンとならないようにMOSFETのゲートを駆動する回路である。このため、入力パルスの立ち上がりから所定時間遅れて立ち上がり、入力パルスの立ち下がりとともに立ち下がるパルスを出力している。これによって、図3に示すように、トランジスタQ2とQ3とが同時にオンとなることはなく、電源VDDが短絡することがない。
発振回路210からの駆動パルスは結合コイルL2と共振コンデンサC2からなる共振回路に加えられる。ここで、先述したように、発振回路210からの駆動パルスの周波数と共振回路の共振周波数は同じになるように構成されている。さらに、センサ部10側の結合コイルL1と共振コンデンサC1からなる共振回路も発振回路210からの駆動パルスの周波数に共振する。このため、発振回路210からは正弦波状の電流が結合コイルL2に供給される。同様に、結合コイルL1にも正弦波状の電流が流れる。
電源回路120は出力部20からの電力を非接触でセンサ部10側に供給するためのものである。図4は、図1に示す非接触給電センサ装置の電源回路の一例を示している。結合コイルL1の両端に現れる電圧をダイオードD1で半波整流した後、コンデンサC3で平滑し、さらに、安定化のためにシリーズレギュレータIC1から電源電圧Vccを得ている。なお、半波整流に代えて全波整流を行ってもよく、安定化のためのシリーズレギュレータIC1を省いてもよい。
次に、センサ部10側の共振周波数切換回路110について説明する。図5は、図1に示す非接触給電センサ装置の共振周波数切換回路の一例を示す図である。この共振周波数切換回路110では、並列コンデンサCpとN型MOSFETからなるトランジスタQ1の直列回路が共振コンデンサC1に並列に接続されている。スイッチSW1がオンのときは、トランジスタQ1のゲートは接地側の電位に維持されるため、トランジスタQ1はオフ状態となり、共振周波数は変化しない。一方、スイッチSW1がオフのときは、トランジスタQ1のゲートに電源電圧Vccが印加されるため、トランジスタQ1はオン状態になり、共振コンデンサC1の容量をC1、並列コンデンサCpの容量をCpとした場合、コンデンサの合成容量はCp+C1となる。このため、共振周波数は低い方にシフトするとともに、電圧に対する電流の位相は進む。
図6は、図1に示す非接触給電センサ装置の共振周波数切換回路の他の例を示す図である。この共振周波数切換回路110’では、直列コンデンサCsとN型MOSFETからなるトランジスタQ1の並列回路が共振コンデンサC1に直列に接続されている。スイッチSW1がオフのときは、トランジスタQ1のゲートに電源電圧Vccが印加されるため、トランジスタQ1はオン状態になり、直列コンデンサCsは短絡されるため、共振周波数は変化しない。一方、スイッチSW1がオンのときは、トランジスタQ1のゲートは接地側の電位に維持されるため、トランジスタQ1はオフ状態となり、直列コンデンサCsの容量をCsとした場合、コンデンサの合成容量はCs・C1/(Cs+C1)となる。このため、共振周波数は高い方にシフトし、電圧に対する電流の位相は遅れる。
スイッチングによる切り換えによって、共振周波数の変化は大きいほど位相の変化が大きくなり検出しやすくなるが、その反面結合の効率が悪くなり電力効率が低下する。このため、図5に示す共振周波数切換回路110では、コンデンサ容量の配分はCp<<C1となるようにして共振周波数を僅かに変化させることが望ましい。また、図6に示す共振周波数切換回路110’では、コンデンサ容量の配分はCs>>C1となるようにして共振周波数を僅かに変化させることが望ましい。実験の結果では、5%程度の周波数変化(コンデンサの容量変化)が好適であった。
なお、図示してないがMOSFETのドレイン・ソース電極間にはソースからドレインに向かって順方向となるボディーダイオードがデバイス内部で接続されている。このダイオードの効果でドレイン端子は正方向に直流バイアスされ交流信号を問題無くスイッチングすることができる。実用的には、図5に示す共振周波数切換回路110の方式が、全体としてコンデンサの容量を小さくでき、すなわち形状を小さくすることができるので好適である。なお、図示しないが、結合コイルL1に対してインダクタを直列または並列接続することで共振周波数を切り換えるように構成することも可能である。
次に、位相検出回路220について説明する。センサ部10のスイッチSW1の開閉によって、2次側のセンサ部10の共振回路のインピーダンスが変化し、このインピーダンスの変化が1次側の出力部20の共振電流の位相変化として現れる。位相検出回路220は、この共振電流の位相の変化をデジタル値として検出している。図7は、図1に示す非接触給電センサ装置の位相検出回路の一例を示す図であり、図8は、図7に示す位相検出回路の各部の信号の動作タイミングを示す図である。
位相検出回路220は、コンパレータ221、タイミングパルス発生回路222、第1レジスタ223、第1カウンタ224、第2レジスタ225、減算回路226、および、位相レジスタ227を備えている。コンパレータ221は、共振コンデンサC2の両端電圧のゼロクロス点を検出して2値化するためのものであり、共振コンデンサC2の電位bがコンパレータ221の反転入力端子(−端子)に加えられている。共振コンデンサC2の電位bは、発振回路210の発振周波数でほぼ正弦波状に変化するため、コンパレータ221の出力cは、発振回路210の発振周波数と等しい周波数を有するを有するパルスとして出力される。
タイミングパルス発生回路222は、コンパレータ221の出力cのパルスの立ち上がりでタイミングパルスdを出力する。したがって、タイミングパルスdは発振回路210の発振周波数と同じ周波数を有する。第1カウンタ224はオーバーフローしたらゼロにロールオーバーするフリーランニングで動作するカウンタである。
第1レジスタ223は、コンパレータ221の出力cのパルスの立ち上がりで第1カウンタ224の値をラッチする。図8では、例えば、第1カウンタ224の値が“7”のときにラッチした値fとして“7”を保持し、さらに、第1カウンタ224の値が“18”のときにラッチした値“18”に更新してこの値“18”を保持する。
第2レジスタ225は、発振回路210の出力aの立ち上がりで第1カウンタ224の値をラッチする。図8では、例えば、第1カウンタ224の値が“3”のときにラッチした値gとして“3”を保持し、さらに、第1カウンタ224の値が“14”のときにラッチした値“14”に更新してこの値“14”を保持する。
減算回路226は、第1レジスタ223のラッチした値Aと第2レジスタ225のラッチした値Bの減算を行うものであり、第2レジスタ225の値Bを第1カウンタ224の値の2の補数として演算することで、第1カウンタ224がロールオーバーしても正しい値を算出できるようにしている。
位相レジスタ227は、減算回路226の値C(=A−B)をタイミングパルスdのタイミングでラッチし、その値を保持する。図8では、最初のタイミングパルスdの時点で、減算回路226の値は4(=7−3)となっており、この値をラッチして保持する。また、次のタイミングパルスdの時点でも、減算回路226の値は4(=18−14)となっており、この値をラッチして保持する。
タイミングパルスdで位相レジスタ227にラッチされる値hは、第1レジスタ223の値fと第2レジスタ225の値gの差となり、この差は、発振回路210の出力aと共振コンデンサC2の電位bとの相対的な位相差PHに相当している。なお、位相検出の分解能を高くするためは、第1カウンタ224のクロック周波数を高速にすることが必要であり、例えば、16MHzが用いられる。また、第1レジスタ223と第2レジスタ225および第1カウンタ224のビット長は、例えば16ビットである。
次に、共振周波数切換回路110として、図5に示す並列コンデンサCpを有する共振周波数切換回路110を用いた場合に、センサ部10のスイッチSW1の開閉によって、共振コンデンサC2の電位bの位相が変化する。図9は、図1に示す非接触給電センサ装置において図5に示す共振周波数切換回路を用いた場合の位相変化について説明するための図である。スイッチSW1がオンの場合は、トランジスタQ1がオフとなり、共振回路のコンデンサの容量はC1のみとなる。この時の位相は実線で示す波形となり発振回路210の出力に対する位相はPH1である。この場合の位相レジスタ227の位相検出値hの値は、例えば、“4”になる。
次に、スイッチSW1がオフの場合は、トランジスタQ1がオンとなり共振回路のコンデンサの容量はC1+Cpとなる。共振コンデンサC2の電位bは、スイッチSW1がオンの場合よりも進み、共振周波数が低い方にシフトして破線で示す波形に変化し、発振回路210の出力に対する位相はPH2となる。この場合の位相レジスタ227の位相検出値hの値は、第1レジスタ223がラッチする第1カウンタ224の値が減少するため、例えば、“2”になる。
したがって、位相PH1と位相PH2との変化を検出することによって、スイッチSW1の開閉を検知することが可能になる。なお、共振周波数の変化は、切換信号に対して瞬時に応答するわけではなく、共振回路のQが高いほど緩やかに変化する。また、共振回路のQが高いほど電力伝送効率は高くなる。さらに、位相変化の検出を確実にするために、共振周波数切換回路110へ入力する信号の周波数は、共振回路の発振周波数より十分低くする必要があり、例えば、共振回路の発振周波数が40kHzの場合、スイッチングの切換周波数の上限は2kHz程度である。
図10は、図1に示す非接触給電センサ装置の第1比較回路の一例を示す図である。第1比較回路230は、引算回路231とボロー判定回路232を備えている。引算回路231は、図7に示した位相レジスタ227の位相検出値hの値Cから第1閾値回路240からの値Dの引算(C−D)を行う。C≧Dの場合はボローが発生しないが、C<Dの場合はボローが発生する。ボロー判定回路232は、引算回路231からの出力におけるボローの有/無を判別し、それぞれ0/1のロジック信号に対応させて出力する。また、第1閾値回路240からの出力は、図9で示した共振周波数切換前と切換後の位相PH1、PH2に応じた値の中間値((PH1+PH2)/2)が設定される。本実施形態の場合は、“4”と“2”の中間値“3”を設定しておけばよい。
本実施形態の場合は、SW1がオンの場合、発振回路210の出力に対する位相はPH1となり、その値は“4”であるから、ボローは発生せず、ボロー判定回路232の出力はロジック“1”となる。また、SW1がオフの場合、発振回路210の出力に対する位相はPH2となり、その値は“2”であるから、ボローが発生し、ボロー判定回路232の出力はロジック“0”となる。このように、本実施形態では、センサ部10と出力部20とを非接触に保った状態で、スイッチSW1のオン/オフに応じたロジック信号を得ることができ、出力トランジスタTrをオン/オフすることができる。
本実施形態において、結合コイルL1と共振コンデンサC1からなる共振回路が本発明の第1の共振回路に相当し、結合コイルL2と共振コンデンサC2からなる共振回路が本発明の第2の共振回路に相当する。また、共振周波数切換回路110が本発明の共振周波数切換手段に相当し、スイッチSW1が本発明の共振周波数切換手段を動作させる入力手段に相当する。さらに、第1比較回路が本発明の比較手段に相当し、出力トランジスタ出力手Trが本発明の出力手段に相当する。
(第2の実施形態)
図11は、本発明の第2の実施形態に係る非接触給電センサ装置の構成を示す図である。第2の実施形態の非接触給電センサ装置2では、第1の実施形態の非接触給電センサ装置1に比べ、センサ部10に、抵抗−周期変換回路130が、出力部20に、平均値回路250、第2比較回路260、周期検出回路270、第3比較回路280、および、第2閾値回路290がそれぞれ追加されている。なお、第2比較回路260、第3比較回路280はそれぞれ、第1の実施形態の第1比較回路230と同じ機能を有し、第2閾値回路290も第1の実施形態の第1閾値回路240と同じ機能を有する。
第1の実施形態の非接触給電センサ装置に用いられる、結合コイルL1と共振コンデンサC1および結合コイルL2と共振コンデンサC2の部品定数にはばらつきがある。そのため、それぞれの共振周波数もばらつき、その結果として検出した位相PH1とPH2の値もばらつく。第1の実施形態の非接触給電センサ装置を図30に示す工具折損検知装置に適用した場合、一つの出力部20に対して複数のセンサ部10が配置される構成となるため、個々のセンサ部10の部品定数のばらつきがさらに装置全体に大きく影響する。また、個々のセンサ部10の結合コイルL1と出力部20の結合コイルL2との物理的な距離のばらつきによっても、共振周波数の変化に影響するため、センサ部10が複数となる構成では、出力部20とセンサ部10の距離にばらつきが出ないよう調整する必要がある。さらに、出力部20側の第1閾値回路の出力の値Dは一つの値に設定されているため、個々の部品の経年変化や使用温度の違いを加味した上で、これらのばらつきがあっても正しいロジック信号が出力されるような閾値を選択するためには、非常に手間と時間を要する。
第2の実施形態は、このような課題を解決するためのものであり、後述するように、装置の精度に影響する閾値を自動的に最適な値に設定できるようにしている。以下に、その概要について説明する。
センサ部10では、抵抗Rfの大きさの変化によって発信周波数は変化するがデューティ比50%を常に維持する可変周波数の出力信号iを発信する抵抗−周期変換回路130を設け、可変周波数信号である出力信号iを共振周波数切換回路110の入力信号としている。また、出力部20では、第1の実施形態の第1閾値回路240の代わりに、位相検出値hの平均値を求める平均値回路250を設け、第2比較回路260によって、位相検出値hをその平均値jである閾値と比較することで出力信号kを求めている。
位相検出回路220で検出した位相PH1とPH2の値は抵抗−周期変換回路130の発振周期で切り替わるが、デューティ比50%であるため、その平均値は必ず検出された位相PH1とPH2の中間値となる。この平均値回路250で求めた平均値jを第2比較回路260の閾値として採用することによって、部品定数のバラツキや結合コイル間のギャップ変化があっても、これらの変動に自動的に追従して常に最適な閾値を維持できるようになる。これにより、第2比較回路260の出力信号kは、抵抗−周期変換回路130の出力信号i、すなわち、共振周波数切換回路110の入力信号iを再生したものとなる。
周期検出回路270は、第2比較回路260からの出力信号kの発振周期を検出し、第3比較回路280で第2閾値回路290からの閾値と比較することによって、抵抗Rfの値に応じて出力トランジスタTrをオン/オフすることができる。抵抗Rfの代わりにスイッチを接続すれば抵抗値がゼロと無限大で切り替わることになり、機能上は、第1の実施形態と同じ構成になる。
図30に示す工具折損検知装置では検出子403と工具401とにクーラントが噴霧される。このクーラントは若干の導電性があり、工具401の先端が折れた場合でも検出子403との間に抵抗値が発生して誤動作する場合がある。第2の実施形態では、図11に示す抵抗Rfの抵抗値を検出する構成にすることによって、誤動作しない抵抗値を規定できることから信頼性を向上することができる。また、出力部20側で動作抵抗の閾値を設定するため、複数のセンサ部10を有する場合に、閾値の設定値を出力部20で一括して変更できるメリットがある。
以下に、本実施形態の各部の構成と信号について説明する。なお、第1の実施形態と同じ名称符号の回路は、第1の実施形態のものと同じであるので、その説明を省略する。
図12は、図11に示す非接触給電センサ装置における抵抗−周期変換回路の一例を示す図であり、図13は、図12に示す抵抗−周期変換回路の出力信号波形を示す図である。図12に示す抵抗−周期変換回路130は、コンパレータ131を有する無安定マルチバイブレータを構成している。コンパレータ131の非反転入力端子(+端子)には、コンパレータ131の出力電圧と例えば電源電圧Vcc/2とを抵抗R1と抵抗R2で分圧した電圧が加えられ、反転入力端子(−端子)には、抵抗Rfを通じてコンデンサC4を充電または放電する電圧が加えられる。
コンデンサC4はコンパレータ131の出力電圧によって充放電が繰り返され、コンパレータ131はこの繰り返しの周期を発信周期とするパルス状の出力信号iを出力する。充放電の時定数が抵抗RfとコンデンサC4の静電容量Cによって変化する。このため、抵抗Rfの大きさを変えることによって、発信周波数を変更することができる。図12に示す抵抗−周期変換回路130の発信周期Tは、T=2・Rf・C・ln(1+2・R2/R1)の式で表せる。また、発信波形はデューティ比50%のパルス列となる。
発信周期Tは上記の式から抵抗Rfの大きさに比例する。このため、図13に示すように、抵抗Rfが小さいときは小さい発信周期P1で発信し、抵抗Rfが大きいときは大きい発信周期P2で発信する。発信周期P1のときのパルス幅をD1、発信周期P2の時のパルス幅をD2とした場合、D1/P1=D2/P2=0.5となる。なお、デューティ比が50%にならない回路を採用した場合は、その回路の後段に1/2分周回路を追加することでデューティ比を50%の出力に変換してもよい。あるいは出力信号のデューティ比が50%になるように構成した1/E分周回路(Eは任意の偶数)を追加してもよい。
図14は、図11に示す非接触給電センサ装置における平均値回路の一例を示す図であり、図15は、図14に示す平均値回路の計算アルゴリズムを示す図である。平均値回路250は、積算レジスタ251、加算回路252、積算カウンタ253、Nビット右シフト回路254、および、平均値レジスタ255を備えている。平均値回路250は、位相検出回路220で作られるタイミングパルスdの周期で、図15に示す計算アルゴリズムを実行している。
平均値回路250は、位相検出回路220の位相レジスタ227からの位相検出値hを2のN乗回積算し、これを積算数2Nで割ることにより位相検出値hの平均値を求めている。積算回数を2のN乗回とすることによって、積算数の割り算が積算レジスタ251のビットシフトによって行うことができる。
まず、ステップS11で積算レジスタ251の値に位相レジスタ227からの値(位相検出値h)を加算回路252で加算し、加算した合計値で積算レジスタの値を更新する。次に、積算カウンタ253の値に1をインクリメントした値が、値2N以上であるか否かを判定する。積算カウンタ253の値に1をインクリメントした値が、値2Nより小さい場合(ステップS11でNOの場合)は、ステップS11に戻り、以降の動作を繰り返す。また、積算カウンタ253の値に1をインクリメントした値が、値2N以上の場合(ステップS11でYESの場合)は、積算レジスタ251をNビット右シフトし、右シフトした値を平均値レジスタ255に書き込む(ステップS13)。ステップS13の後はステップS14に移り、積算レジスタ251および積算カウンタの値をゼロにする。以降の処理は、スタートからエンドまでを繰り返す。
これにより、平均値レジスタ255には、タイミングパルスdの2のN乗毎の周期で、位相検出値hの平均値jが書き込まれる。Nの値は例えば11である。また、共振周波数切換回路110の入力信号iの周波数が低い場合は、タイミングパルスdを任意の値で分周して積算周期を間引いてもよい。
第2比較回路260は、図10に示した第1比較回路230と同様の構成をしている。第2比較回路260は、位相検出回路220の位相レジスタ227の位相検出値hを平均値回路250の平均値レジスタ255の平均値jで引き算を行い、2値の出力信号kを出力する。これにより、第2比較回路260の出力信号kは、共振周波数切換回路110の入力信号iが再生される。
図16は、図11に示す非接触給電センサ装置における周期検出回路の一例を示す図であり、図17は、図16に示す周期検出回路の各部の信号の動作タイミングを示す図である。周期検出回路270は、第2カウンタ271、第3レジスタ272、第4レジスタ273、および、減算回路274を備えている。第2カウンタ271はオーバーフローしたらゼロにロールオーバーするフリーランニングで動作するカウンタである。第3レジスタ272と第4レジスタ273は、立ち上がり信号で動作するラッチ入力端子を備えており、第2比較回路260の出力信号kが、第3レジスタ272と第4レジスタ273のラッチ入力端子に入力される。
図17に示すように、出力信号kの立ち上がりに同期して、第3レジスタ272には第2カウンタ271の値lが、また、第4レジスタ273には第3レジスタ272の値mが保持される。すなわち、第4レジスタ273には、ひとつ前の第3レジスタ272の値が保持される。例えば、第2カウンタ271の値lが“13”の時に、出力信号kが立上ったとすると、第3レジスタ272は第2カウンタ271の値“13”をラッチした値mとして保持する。同時に、第4レジスタ273は、第3レジスタ272がそれまでに保持している値“3”をラッチした値nとして保持する。
減算回路274は、第3レジスタ272のラッチした値Aと第4レジスタ273のラッチした値Bの減算(A−B)を行い、周期検出値pを出力するためのものであり、位相検出回路220の減算回路226と同じ機能を有するものである。このため、第4レジスタ273の値Bを第2カウンタ271の値の2の補数として演算することで、第2カウンタ271がロールオーバーしても正しい値を算出できるようにしている。周期検出値pは、抵抗−周期変換回路130の発信周期Tに応じた値を持つことになる。
第3比較回路280は、周期検出回路270からの出力である周期検出値pを第2閾値回路290に設定された所定の閾値と比較して、その比較結果をロジック信号として出力している。第3比較回路280は、図10に示した第1比較回路230と同様の構成をしており、その詳細については説明を省略する。なお、第2閾値回路290に設定する閾値は、抵抗−周期変換回路130の発信周期Tの変化に応じて定めることができる。
以上、第2の実施形態において、抵抗−周期変換回路130は、抵抗Rfの大きさの変化によって、発信周波数は変化するがデューティ比50%を常に維持する可変周波数の出力信号iを発信するように構成したが、抵抗の変化に代わりに所定の物理量、例えば、電圧、電流、静電容量、静磁界、交流磁界、歪み量などの変化を周波数に変換するようにしてもよい。抵抗−周期変換回路130は、本発明の物理量−周期変換回路の一例である。
(第3の実施形態)
図18は、本発明の第3の実施形態に係る非接触給電センサ装置の構成を示す図である。第3の実施形態の非接触給電センサ装置3では、第2の実施形態における第3比較回路280と第2閾値回路を、D/A変換回路275に置き換えて、アナログ信号を出力するようにしている。これにより、抵抗Rf、あるいは他の物理量の変化を、非接触にアナログ量として得ることができる。
(第4の実施形態)
図19は、本発明の第4の実施形態に係る非接触給電センサ装置の構成を示す図である。第4の実施形態の非接触給電センサ装置4は、非接触でデータ伝送が可能な構成を有しており、第2の実施形態の非接触給電センサ装置2に比べ、センサ部10には、抵抗−周期変換回路130の代わりに、スイッチSW1〜SW8を有する入力回路140、送信データレジスタ150、直列変換回路160、および、変調回路170を備え、出力部20には、第2比較回路260の後段に、復調回路300、並列変換回路310、受信データレジスタ320、および、出力回路330を備えている。
まず、第4の実施形態の概要について説明する。本実施形態では、入力回路140で読み取った入力データを送信データレジスタ150に保管し、直列変換回路160が、送信データレジスタ150に保管したデータを取り込んで直列データ形式の直列データ信号qに変換している。直列データはNRZ(Non Return to Zero)符号であるため平均デューティ比が50%にはならない。そのため、変調回路170で変調を行い、直列データ信号qを平均デューティ比が50%の信号に変換している。変調された変調出力信号rは共振周波数切換回路110に送られ、出力部20に伝達される。
出力部20では、センサ部10で行った処理を逆にたどって入力信号を復元している。まず、出力部20では、第2の実施形態の構成と同じ構成により、位相検出回路220、平均値回路250、第2比較回路260を経由して直列データ信号r’が再生される。この直列データ信号r’を復調回路300に入力して復調データ信号zを復元する。復調データ信号zは、並列変換回路310よって1バイト単位の並列データ信号に変換され、受信データレジスタ320に保管される。出力回路330は、受信データレジスタ320から並列データ信号を取り込んで出力トランジスタTr1〜Tr8を駆動する。これにより、入力回路140に入力された入力信号を、非接触で出力回路330の出力信号として伝達している。
次に、第4の実施形態の各部の構成と信号について説明する。なお、第1および第2の実施形態と同じ名称符号の回路は、第1および第2の実施形態のものと同じであるので、その説明を省略する。
入力回路140は、複数ビットの接点信号あるいはデジタル入力ポートからの並列デジタルデータを1バイト単位で読み取る回路であり、読み取った並列デジタルデータを送信データレジスタ150に伝達している。本実施形態では、入力回路140は、複数のスイッチSW1〜SW8からの開閉信号を読み取っている。
送信データレジスタ150は、複数バイトからなるレジスタであり、入力回路140で読み取った並列デジタルデータを格納している。送信データレジスタ150は、必要に応じて、入力回路140で読み取った入力データにセンサ部10の個体を識別するID番号やCRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)等の誤り検出符号を付加する。
図20は、図19に示す非接触給電センサ装置における直列変換回路の一例を示す図であり、図21は、直列データ型式を説明するための図である。直列変換回路160は、直列変換シフトレジスタ161を有している。直列変換回路160では、送信データレジスタ150から1バイト(8ビット)の並列デジタルデータを受け取り、図21に示すシリアル通信で送受信するための調歩同期式の直列データ形式に変換するため、前後にスタートビットとストップビットを挿入して、直列変換シフトレジスタ161に格納している。直列変換回路160からは、シフトクロック信号の入力毎に、直列変換シフトレジスタ161の内容を右にシフトして、直列データ信号qが出力される。
直列データ信号qはNRZ符号であるため、平均のデューティ比が50%にならない。したがって、このままのデータ形式では、平均値回路250が有効に機能しない。このため、本実施形態では、直列データ信号qを変調回路170で変調して平均デューティ比が50%となる信号に変換している。変調の方式の例として、FSK変調の一種であるMSK(Minimum Shift Keying)変調を用いている。図22は、MSK変調の変調波形を説明するための図であり、変調回路170は、変調回路170の入力信号である直列データ信号qを、1シンボル長(NRZ符号の1ビット長)に対して、デジタル値が“1”の場合は1回、“0”の場合は2回論理が反転する変調出力信号rとなるように変調している。
図23は、図19に示す非接触給電センサ装置における変調回路の一例を示す図であり、図24は、図23に示す変調回路におけるルックアップテーブルのテーブル内容を示す図である。また、図25は、図23に示す変調回路における各部の信号の動作タイミングを示す図である。
本実施形態では、変調回路170は、1/6分周回路171、6進カウンタ172、ルックアップテーブル173、XOR(エクスクルーシブオア:排他的論理和)回路174、および、DFF(Dフリップフロップ)回路175を備えており、1シンボル長を6分割してMSK符号を生成している。
1/6分周回路171は、6進カウンタ172からオーバーフロー信号を受信するごとに直列変換回路160にシフトパルスを出力する。6進カウンタ172は6個のクロックが入力するたびにオーバーフロー信号を出力してリセットされるカウンタであり、このため、直列変換回路160からは、6個のクロックごとに直列データ信号qの1シンボルが出力される。
直列データ信号qがルックアップテーブル173のX値として入力され、6進カウンタ172からの値がルックアップテーブル173のY値として入力される。そして、ルックアップテーブル173からは、図25に示すように、直列データ信号qのデジタル値Xが“0”の場合は、1シンボル長につき“101010”の信号uが出力され、直列データ信号qのデジタル値Xが“1”の場合は、1シンボル長につき“100100”の信号uが出力される。なお、図25では、直列変換回路160からの出力である直列データ信号qは“1010”の信号の場合を記載している。
XOR回路174とDFF回路175を組み合わせた回路は、XOR回路174の入力信号uが“0”の場合、DFF回路175の出力Qはクロックsが入力されても現在の論理を維持して変化しない。また、XOR回路174の入力信号uが“1”の場合、DFF回路175の出力Qはクロックsが入力される毎に現在の論理を反転する。このため、DFF回路175の変調出力信号rは、図25に示すように、直列データ信号qを1シンボル長のデジタル値が“1”の場合は1回、“0”の場合は2回論理が反転する信号となり、変調出力信号rのデューティ比は50%となる。
変調回路170でデューティ比50%に変調された変調出力信号rは、共振周波数切換回路110に入力される。共振周波数切換回路110によるセンサ部10の位相変化は、出力部20の位相検出回路220によって位相検出値hとして検出され、第2比較回路260で、位相検出値hの平均値と比較されることによって、直列データ信号r’が得られる。第2の実施形態と同様に、第2比較回路260の出力である直列データ信号r’は、変調回路170の出力信号であり共振周波数切換回路110の入力信号である変調出力信号rを再生したものとなる。
図26は、図19に示す非接触給電センサ装置における復調回路の一例を示す図であり、図27は、図26に示す復調回路の各部の信号の動作タイミングを示す図である。復調回路300は、エッジ検出回路301、2/6シンボルパルス回路302、第1の1/6シンボル遅延回路303、第2の1/6シンボル遅延回路304、NAND回路305、抵抗R3とコンデンサC5からなるローパスフィルタ、および。バッファ回路306を備えており、一般的に遅延検波と呼ばれる復調方式を実現している。
エッジ検出回路301は、第2比較回路260からの直列データ信号r’の立ち上がりと立ち下がりの両エッジでパルス信号vを出力する回路である。2/6シンボルパルス回路302は、パルス信号vを入力する毎に1シンボルの2/6に相当するパルス幅の信号wを出力する単安定マルチバイブレータである。第1の1/6シンボル遅延回路303および第2の1/6シンボル遅延回路304は、それぞれM段のシフトレジスタで構成された遅延回路であり、1シンボルの1/6に相当する時間遅延した信号xおよびyを作る。図示してないが1シンボルで6M回カウントする周波数のクロックで駆動する。Mは例えば64である。
2/6シンボルパルス回路302からの信号w、第1の1/6シンボル遅延回路303からの信号x、および、第2の1/6シンボル遅延回路304からの信号yは、NAND回路305で合成されて合成信号z’が得られる。この合成信号z’にはグリッチが含まれるため、抵抗R3とコンデンサC5からなるローパスフィルタを通した後、バッファ回路306から復調データ信号zを得ている。復調データ信号zは、センサ部10の直列変換回路160の出力である直列データ信号qを再現したものになる。
図28は、図19に示す非接触給電センサ装置における並列変換回路の一例を示す図である。並列変換回路310は、10ビットの並列変換シフトレジスタ311と、スタートビット検出回路312、および、シフトクロックを生成するボーレート発振回路313で構成される。スタートビット検出回路312は、復調データ信号zのスタートビットの立ち下がりエッジを検出するとボーレート発振回路313をリセットする。ボーレート発振回路313は0.5シンボル時間の遅延の後、1シンボル周期でシフトクロック信号を発生し、並列変換シフトレジスタ311に直列データからなる復調データ信号zを格納する。並列変換シフトレジスタ311は、ストップビットを検出するとスタートビットとストップビットを除いた8ビットの並列データを受信データレジスタ320へ送る。
受信データレジスタ320は複数バイトからなるレジスタで構成され、並列変換回路310で確定した1バイトデータを順次格納する。出力回路330は、受信データレジスタ320に格納された並列データを取り込んで出力トランジスタTr1〜Tr8を駆動する。このように、複数のスイッチSW1〜SW8からの開閉信号を読み取ることで得られた1バイト単位の並列デジタルデータは、非接触で出力トランジスタTr1〜Tr8に出力することができる。なお、入力回路140へ入力される並列デジタル信号の大きさは1バイトに限らず、これ以外の値であってもよい。
(第5の実施経路)
図29は、本発明の第5の実施形態に係る非接触給電センサ装置の構成を示す図である。第5の実施形態の非接触給電センサ装置5では、第4の実施形態におけるセンサ部10の送信データレジスタ150の前段をセンサ回路180とA/D変換回路190に置き換えるとともに、出力部20の受信データレジスタ320の後段をD/A変換回路340に置き換えている。
本実施形態では、センサ部10の入力信号を、例えば、電圧、電流、静電容量、静磁界、交流磁界、歪み量などの物理量としている。センサ回路180は、これらの物理量を電圧に変換し、A/D変換回路190によって、物理量に対応するデジタルデータを生成し、送信データレジスタ150に入力している。また、出力部20では、受信データレジスタ320のデジタルデータをD/A変換回路340によってアナログ信号に変換して出力している。本実施形態では、センサ回路180で検出した物理量を、非接触でアナログ信号として得ることができる。
以上、本発明の実施形態では、各構成部材の各機能を回路として構成した場合について説明したが、各構成部の機能をマイクロコンピューターの内蔵ハードウェア機能ブロックやプログラムで実現してもよい。
1〜5…非接触給電センサ装置、10…センサ部、20…出力部、110、110'…共振周波数切換回路、120…電源回路、130…周期変換回路、131…コンパレータ、140…入力回路、150…送信データレジスタ、160…直列変換回路、161…直列変換シフトレジスタ、170…変調回路、171…分周回路、
172…6進カウンタ、173…ルックアップテーブル、174…XOR回路、175…DFF回路、180…センサ回路、190…A/D変換回路、210…発振回路、211…PWM回路、212、213…タイミング回路、214…NOT回路、220…位相検出回路、221…コンパレータ、222…タイミングパルス発生回路、223…第1レジスタ、224…第1カウンタ、225…第2レジスタ、226…減算回路、227…位相レジスタ、230…第1比較回路、231…引算回路、232…ボロー判定回路、240…第1閾値回路、250…平均値回路、251…積算レジスタ、252…加算回路、253…積算カウンタ、254…Nビット右シフト回路、255…平均値レジスタ、260…第2比較回路、270…周期検出回路、271…第2カウンタ、272…第3レジスタ、273…第4レジスタ、274…減算回路、275…D/A変換回路、280…第3比較回路、290…第2閾値回路、300…復調回路、301…エッジ検出回路、302…2/6シンボルパルス回路、303…第1の1/6シンボル遅延回路、304…第2の1/6シンボル遅延回路、305…NAND回路、306…バッファ回路、310…並列変換回路、311…並列変換シフトレジスタ、312…スタートビット検出回路、313…ボーレート発振回路、320…受信データレジスタ、330…出力回路、340…D/A変換回路、400…工具折損検知装置、401…工具、402…ツールホルダ、403…検出子、404…絶縁基板、405…可動接触子、406…固定接触子、407…電源、408…リレー。

Claims (6)

  1. 第1のコンデンサと第1の結合コイルとからなる第1の共振回路と、該第1の共振回路に発生する高周波電圧から直流電圧を出力する電源回路を備えたセンサ部と、
    第2のコンデンサと前記第1の結合コイルに電磁結合する第2の結合コイルとからなる第2の共振回路と、該第2の共振回路に高周波電圧を与える発振回路を備えた出力部と、を有する非接触給電センサ装置において、
    前記センサ部は、第1の共振回路の共振周波数を切換える共振周波数切換手段と、該共振周波数切換手段を動作させる入力手段と、を備え、
    前記出力部は、前記第2のコンデンサに発生する高周波電圧と前記発振回路の高周波電圧との位相差を検出する位相検出手段と、
    該位相検出手段で検出した位相値に基づいて出力値を変更する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする非接触給電センサ装置。
  2. 請求項1に記載の非接触給電センサ装置において、
    前記出力部は、前記出力手段として、前記位相検出手段で検出した位相値と所定の閾値とを比較する比較手段と、
    該比較手段の比較結果を出力する出力回路と、
    を備えたことを特徴とする非接触給電センサ装置。
  3. 請求項1に記載の非接触給電センサ装置において、
    前記センサ部は、前記入力手段として、
    物理量に応じて発信周波数が変化するデューティ比50%の信号を出力する物理量−周期変換手段を備え、
    前記出力部は、出力手段として、
    前記位相検出手段で検出した位相値の平均を求める平均値手段と、
    前記位相検出手段で検出した位相値と前記平均値手段が求めた平均値とを比較する第1の比較手段と、
    該第1の比較手段が出力した信号の周期を求める周期検出手段と、
    該周期検出手段が出力した周期検出値と所定の閾値とを比較する第2の比較手段と、
    該第2の比較手段の比較結果を出力する出力回路と、
    を備えたことを特徴とする非接触給電センサ装置。
  4. 請求項1に記載の非接触給電センサ装置において、
    前記センサ部は、前記入力手段として、
    物理量に応じて発信周波数が変化するデューティ比50%の信号を出力する物理量−周期変換手段を備え、
    前記出力部は、前記出力手段として、
    前記位相検出手段で検出した位相値の平均を求める平均値手段と、
    前記位相検出手段で検出した位相値と前記平均値手段が求めた平均値とを比較する比較手段と、
    該比較手段が出力した信号の周期を求める周期検出手段と、
    該周期検出手段が出力した周期検出値をアナログ信号に変換するD/A変換手段と、
    を備えたことを特徴とする非接触給電センサ装置。
  5. 請求項1に記載の非接触給電センサ装置において、
    前記センサ部は、前記入力手段として、
    複数ビットのデジタル信号を入力する信号入力手段と、
    前記デジタル信号を直列データに変換する直列変換手段と、
    該直列データを符号の平均デューティ比が50%になるよう変調する変調手段と、を備え、
    前記出力部は、前記出力手段として、
    前記位相検出手段で検出した位相値の平均を求める平均値手段と、
    前記位相検出手段で検出した位相値と前記平均値手段が求めた平均値とを比較する比較手段と、
    該比較手段からの信号を入力して前記変調手段で変調した信号を復元する復調手段と、
    該復調手段からの信号を入力して直列データを並列データに変換する並列変換手段と、
    該並列データを複数ビットのデジタル信号として出力する信号出力手段と、
    を備えたことを特徴とする非接触給電センサ装置。
  6. 請求項1に記載の非接触給電センサ装置において、
    前記センサ部は、前記入力手段として、
    物理量をアナログ信号に変換するセンサ回路と、
    該センサ回路が出力するアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換手段と、
    前記デジタル信号を直列データに変換する直列変換手段と、
    該直列データを符号の平均デューティ比が50%になるよう変調する変調手段と、を備え、
    前記出力部は、前記出力手段として、
    前記位相検出手段で検出した位相値の平均を求める平均値手段と、
    前記位相検出手段で検出した位相値と前記平均値手段が求めた平均値とを比較する比較手段と、
    該比較手段からの信号を入力して前記変調手段で変調した信号を復元する復調手段と、
    該復調手段からの信号を入力して直列データを並列データに変換する並列変換手段と、
    該並列データをアナログ信号に変換するD/A変換手段と、
    を備えたことを特徴とする非接触給電センサ装置。
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