JP2019032598A - 情報処理装置、プログラム及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、一つのプリンタードライバーに対して二つの印刷設定画面が存在する環境であっても、二つの印刷設定画面をカスタマイズ設定に従って表示させることを目的とする。
【解決手段】 本発明の情報処理装置は、プリンタードライバーの印刷設定機能のカスタマイズ設定を受け付け、プリンタードライバーと第1の印刷設定アプリケーションをインストールして、カスタマイズ設定に基づくカスタマイズ設定情報を、第1の印刷設定アプリケーションと、プリンタードライバーがインストールされることに応じてインストールされる第2の印刷設定アプリケーションがアクセス可能に保存して、第1の印刷設定アプリケーションによって表示される第1の印刷設定画面と、第2の印刷設定アプリケーションによって表示される第2の印刷設定画面は、カスタマイズ設定情報に従って表示されることを特徴とする。
【選択図】 図9

Description

本発明はプリンタードライバーをカスタマイズする技術に関する。
従来、プリンタードライバーの機能を一部制限する技術が開示されている。
特許文献1はプリンタードライバーのドライバーセットごと変更することによって、プリンタードライバーのカスタマイズを実現する技術を開示している。
特開2005−235173号公報
特許文献1では一つのプリンタードライバーに対して印刷設定画面が一つの場合で、かつプリンタードライバー自体が印刷設定画面を表示する場合しか想定されていなかった。特許文献1で想定されていないWindows8以降では、一つのプリンタードライバーに対して二つのアプリケーションが関連付けられており、それぞれのアプリケーションが印刷設定画面を表示することができる。
しかしながら、従来一つのプリンタードライバーに対して二つの印刷設定画面が存在する環境でカスタマイズを適用する方法は知られていなかった。
これに対して本発明は、前述の環境であっても、二つの印刷設定画面をカスタマイズ設定に従って表示させることを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る情報処理装置は、
プリンタードライバーの印刷設定機能のカスタマイズ設定を受け付ける受付手段と、
前記プリンタードライバーと第1の印刷設定アプリケーションをインストールするインストール手段と、
前記カスタマイズ設定に基づくカスタマイズ設定情報を、前記第1の印刷設定アプリケーションと、前記プリンタードライバーがインストールされることに応じてインストールされる第2の印刷設定アプリケーションがアクセス可能に保存する保存手段と、を有し、
前記第1の印刷設定アプリケーションによって表示される第1の印刷設定画面と、前記第2の印刷設定アプリケーションによって表示される第2の印刷設定画面は、前記カスタマイズ設定情報に従って表示されることを特徴とする。
本発明により一つのプリンタードライバーに対して二つの印刷設定画面が存在する環境であっても、二つの印刷設定画面をカスタマイズ設定に従って表示させることを目的とする。
ネットワーク構成図およびクライアントコンピュータのハードウェア構成図 クライアントコンピュータにおける印刷処理システムのブロック図 カスタマイズツールおよびドライバーセットのモジュールおよびファイル構成 カスタム関連データの一例 印刷設定ユーザインターフェース(UI)の例 カスタマイズツールでのカスタマイズ処理のフローチャート カスタマイズツールのドライバーセットの選択画面例 カスタマイズドライバーのインストール処理のフローチャート カスタマイズドライバーの印刷設定UIの起動のフローチャート カスタム印刷設定データの一例 カスタム印刷設定データを反映させた印刷設定UIの例
プリンタードライバーに対し、デフォルトの印刷設定を変更したドライバーセットを作成したい市場要望がある。例えば、IT管理者がデフォルトの印刷設定を事前に変更したカスタマイズドライバーセットを作成し、個々のユーザーが、カスタマイズドライバーセットでインストールする。インストール後にプリンタードライバーの印刷設定を変更する工数を削減できる効果がある。このような要望に対応するために、各ベンダーは、カスタマイズドライバーセットを容易に作成する方法が求められている。
近年、Windows 8(登録商標)やWindows 8.1(登録商標)といったオペレーティングシステム(OS)がMicrosoft社からリリースされた。Windows 8(登録商標)もしくはWindows 8.1(登録商標)では、従来のデスクトップUI環境に加えて、タッチで操作に適した全画面UI環境(以下、タブレットモードと呼ぶ)が追加された。それぞれのUI環境では、ウィンドウ型で表示されるデスクトップアプリケーションと全画面で表示されるWindows Storeアプリケーション(以下、ストアアプリと呼ぶ)という二種類のアプリケーションが動作する。Windows 10(登録商標)では、ストアアプリの機能拡張が行われ、従来の全画面表示以外にもウィンドウ型で表示することが可能となった。
そして、プリンタードライバーに対応する印刷設定用のUI(印刷設定画面)もそれぞれのUI環境用に別々にインストールされる印刷設定アプリケーションから提供される。このうち、ストアアプリ用の印刷設定UIはWSDA(Windows Store Device App、以下、デバイスアプリと記載)と呼ばれる印刷設定アプリケーションから提供される。デバイスアプリはストアアプリの一種として実装されている。一方、デスクトップ用の印刷設定UIはプリンターエクステンションと呼ばれる印刷設定アプリケーションから提供される。プリンターエクステンションはデスクトップアプリケーションの一種として実装されている。また、APIに関してはプリンターエクステンションがWin32APIを使用することができる。デバイスアプリでは一部のWin32APIに加えて、WinRT APIも使用することができる。またプリンタードライバーがインストールされると、OSによってデバイスアプリが自動でインストールされる仕組みがある。
図1(A)に、本発明に係るシステムの概略構成をあらわすブロック図を示す。このシステムは、クライアントコンピュータ100と、ページ記述言語(以下PDLと表記)形式の印刷データを受信し印刷を行なうことが可能なプリンター200を備える。これらはローカル・エリア・ネットワーク(LAN)に代表されるネットワーク300を介して接続され通信可能である。なおプリンター200は印刷機能のみを備えるシングルファンクションプリンタ(SFP)でも、印刷機能、スキャン機能、複写機能を備えるマルチファンクションプリンタ(MFP)でも構わない。
図1(B)は、情報処理装置の一例であるクライアントコンピュータ100のハードウェア構成を示すブロック図である。CPU101は主記憶装置102のROM1021あるいはRAM1022あるいは補助記憶装置105に格納されたプログラムに従って装置全体の制御を行う。RAM1022はCPU101が各種処理を行う際のワークエリアとしても使用される。補助記憶装置105はアプリケーション(以下アプリと表記)1051や、プリンター用のドライバーセット1052や、ドライバーセット1052のカスタマイズツール1053や、OS1054や、デバイスアプリケーション(デバイスアプリ)1055等を記憶する。アプリケーション1051(アプリ)や、ドライバーセット1052や、カスタマイズツール1053や、デバイスアプリ1055は、不図示のCD−ROMやUSBメモリあるいはネットワーク300を経由して補助記憶装置105に追加することが可能である。キーボード108やマウス・タッチパネルなどに代表されるポインティングデバイス109などの入力機器は、入力I/F103を通じて、ユーザーがコンピューターに対して各種指示を与えるためのデバイスである。出力I/F104は、データを外部に出力するためのインターフェースであり、モニター110などの出力機器に対してデータを出力する。プリンター200とは、通信I/F106を通じて接続されるネットワーク300を通して接続されている。また107は共通データシステムバスで、クライアントコンピュータ100を構成するハードウェアモジュール間でそれぞれのデータのやりとりに使われる。
図2はクライアントコンピュータにおける印刷処理システムのブロック図である。ドライバー印刷システムはXPS(XML Paper Specification)ファイルフォーマットをスプールデータとして使用し、印刷を行うシステムである。ドライバー印刷システムは、OS1054上で動作している。
プリントマネージャ218、GDItoXPS変換モジュール207、フィルタパイプラインマネージャ212、ポートモニター219はOS1054に含まれるモジュールである。
GDIとはプリンターの印刷イメージの生成を行うグラフィックスコンポーネントであり、GDItoXPS変換モジュール207は、GDIで描画されたデータをXPSデータへ変換する機能を持つ。フィルタパイプラインマネージャ212は、XPS印刷パスの特徴であるフィルタ印刷処理の管理を行うモジュールである。XPS印刷パスとは、XPSファイル形式のままプリンタードライバー10522に渡され、そのファイルを受信したプリンタードライバー10522がページ記述言語などに置き換えてプリンター200に出力することができる。ポートモニター219は、デバイスにアクセスするプリントマネージャ218とドライバー間で通信を制御することができ、プリンタードライバー10522はポートモニター219を経由して印刷処理を行う。また、プリントマネージャ218はポートモニター219を通して、プリンター200と通信しAutoConfigを行う。
GDItoXPS変換モジュール207、コンフィギュレーションモジュール208、フィルタパイプラインマネージャ212は、プリンタードライバー10522に含まれている。ただし、OS1054から提供されているプリンタードライバー10522のモジュールという位置づけとする。
コンフィギュレーションモジュール208は、プリンタードライバー10522が提供する印刷設定編集モジュール2081を使用して印刷設定情報を編集することができる。さらに、印刷設定編集モジュール2081は、JavaScript(登録商標)と呼ばれるスクリプト言語で記載され、プリンタードライバーが提供するDriverPropertyBag2082、2083を利用して印刷設定情報を編集する。
プロパティバッグとは、プリンターの機種依存情報として利用するためのDriverPropertyBag2082と呼ばれるデータ群と、プリントキューに紐づいたQueuePropertyBag2083と呼ばれるデータ群が保持された領域を指す。
DriverPropertyBag2082は、ドライバーパッケージ内に存在するプリンターの機種依存データであり、プリンタードライバーインストール後にOS内の特定の領域に読み取り専用としてデータ群が保持される。
QueuePropertyBag2083は、Key−Valueペアのxml定義ファイルをOSに登録することで利用することが可能であり、Valueに関して一定の権限上で編集が可能である。また、印刷設定定義ファイルであるGPDにもQueuePropertyBag2083の定義を記載することができる。本実施例では、ドライバーセット1052に含まれるインストーラーが通常のインストール処理を行った後に、カスタム機種データ105233をQueuePropertyBag2083に登録することにより、カスタマイズドライバーを実現する。
プリンタードライバー10522とフィルタパイプラインマネージャ212の各フィルタは、図1の補助記憶装置105にプリンタードライバー10522として格納されている。デスクトップアプリ201とストアアプリ202は、図1(B)の補助記憶装置105にアプリケーション1051として格納されている。ユーザーはキーボード108やタッチパネル/マウスなどに代表されるポインティングデバイス109などといった入力装置を使用して、出力装置のモニター110に映し出されたデスクトップアプリ201、もしくはストアアプリ202から印刷処理を実行する。印刷処理はプリンターの選択、印刷設定の作成、描画データの変換と3つの処理を順番に行うことで実行する。
まずは、印刷したいプリンター200の選択を行う。ユーザーから見るとプリンター200の選択は、印刷を実行するプリンター200に対応したプリンタードライバー10522を選択することと同義である。10522の選択には、不図示のプリントキューを利用する。
次に印刷設定を作成する。印刷設定はまず、アプリケーション1051が印刷設定用のメモリ領域をRAM1022に確保する。そして、アプリケーション1051は、プリンタードライバー10522のコンフィギュレーションモジュール208を呼び出して、印刷設定データを作成して格納する。デスクトップアプリ201では印刷設定データとしてバイナリのDEVMODE203を用い、ストアアプリ202ではマークアップ言語のXMLで記載されたPrintTicket204を用いる。DEVMODE203は、OS1054が定義する標準領域とプリンタードライバー10522が独自で定義する拡張領域を持つ。PrintTicket204は、XML形式で記述された印刷設定情報で、標準領域と拡張領域は名前空間によって記載が分かれている。印刷設定データには機種固有の情報も含まれているので、コンフィギュレーションモジュール208は、機種依存ファイル(GPD)209を利用して、印刷設定データを作成する。このDEVMODE203もしくはPrintTicket204が印刷設定を保持しており、アプリケーションが直接、値を書き換えることで印刷設定を変更する。機種依存ファイル(GPD)209は、GPDと呼ばれる印刷設定定義ファイルを指す。
またこの機種依存ファイル(GPD)209である印刷設定定義ファイルには、デバイスの能力やデバイスのオプション構成、プリントキューに紐づくQueuePropertyBagの定義を記載することができる。
これらプリンター200に依存した専用の設定は、プリンターエクステンション210やデバイスアプリ1055が持つユーザーインターフェースで設定する。プリンタードライバー10522は、ユーザーインターフェースの設定に従い、DEVMODE203もしくはPrintTicket204のプリンター200に依存した設定を変更する。PrintTicket204は印刷設定がXML形式で記述されているので、ストアアプリ202がすべての設定値を直接変更して書き換えることは容易だが、デバイスアプリ1055のユーザーインターフェースを使って設定変更してもかまわない。このデバイスアプリ1055は、プリンタードライバー10522とは別のアプリケーションとしてインストールが行われる。
印刷設定は文書印刷のたびに作成するが、プリンター200のオプション機器や、ユーザーごとの環境設定など設定を保持しておきたいものは、プリンターエクステンション210がOS1054のレジストリデータベース205に保存する。レジストリデータベース205が使用できないときは、プリンターエクステンション210は、アプリケーションデータ220に設定を保存する。印刷設定のデフォルト値はOS1054のプリントマネージャ218が、レジストリデータベース205に保存する。レジストリデータベース205や、アプリケーションデータ220は、補助記憶装置105に保存される。
印刷設定が確定したら、ユーザーはアプリケーションから印刷処理を実行する。デスクトップアプリ201から印刷する場合は、OSのモジュールであるGDItoXPS変換モジュール207に描画データが送られ、XPSスプールファイル206が作成される。このときGDItoXPS変換モジュール207はコンフィギュレーションモジュール208を呼び出し、印刷設定をDEVMODE203からPrintTicket204に変換する。変換する際には、コンフィギュレーションモジュール208によって、印刷設定編集モジュール2081が使用される。
一方、ストアアプリ202から印刷する場合は、XPSファイルをストアアプリ自身が生成するのと、OS1054がストアアプリからの描画命令に応じてXPSファイルを生成するのと2通りの方法がある。どちらの方法であっても、印刷の途中でXPSスプールファイル206を生成する。
デスクトップアプリ201又はストアアプリ202から印刷の指示が行われることでXPSスプールファイル206が生成されたら、プリントフィルタパイプライン211に処理が渡される。プリントフィルタパイプライン211は複数のフィルタを通すことで印刷が行われる仕組みで、フィルタコンフィギュレーションファイル216でフィルタの数や順番を制御する。本実施形態では以下の3つのフィルタで構成されている。一つ目はプリンター200と通信する機構を持つ通信フィルタ213。二つ目は製本印刷やスタンプ、ページ集約などのレイアウト処理を行う機構を持つレイアウトフィルタ214。三つ目はXPSスプールファイル206をレンダリングしてPDLに変換する機構を持つレンダラフィルタ215である。PDLとはPageDescriptionLanguage(ページ記述言語)の略称である。PDLデータは印刷処理のスケジュール管理を行うプリントマネージャ218で管理され、キュー(待ち行列)に印刷ジョブが次々と登録される。プリンター200が印刷できる状態になったら、キューに登録した順にポートモニター219を通して送信する。このようにして、アプリケーションからの印刷データをPDLデータに変換することがプリンタードライバーの主な役目であり、プリンターを通して印刷処理が行われる。
図3(A)はドライバーセット1052のモジュールおよびファイルの構成を示す図である。ドライバーセット1052は、インストーラー10521とプリンタードライバー10522で構成される。さらにプリンタードライバー10522は、インストール用の設定が記載されているINFファイル105221とドライバーUIモジュール105222とグラフィックスモジュール105223および機種依存ファイル105224とで構成される。
インストーラー10521は、INFファイル105221の記載を元に、プリンタードライバー10522をOS1054に設置する実行モジュールである。ユーザーからのプリンタードライバー10522のインストール要求をうけて、OS1054はインストーラー10521を補助記憶装置105からRAM1022にロードしCPU101を用いて実行する。本実施例ではプリンタードライバー10522はSFPやMFPなど複数のモデルに対応しており、INFファイル105221に複数のモデルに関する設置方法の情報が記載されている。プリンタードライバー10522設置の際は、ユーザーによるインストール対象のモデル選択や出力先のプリンター200の指定を受け付けインストールが実行される。
デスクトップアプリ201からのプリンターへの印刷設定を受けた場合、OS1054は対応するドライバーUIモジュール105222をRAM1022にロードしCPU101で実行する。その実行をうけて印刷設定UI3000をモニター110に表示する。印刷設定UI3000の操作画面の一例を、図5(A)に示す。印刷設定UI3000は、複数のタブで構成されており、出力先の印刷設定とデバイス設定を受け付ける。
印刷設定UI3000の各タブで各種印刷設定を設定されたのち、最終的にOKボタン3001の押下をうけた場合、ドライバーUIモジュール105222はOS1054に印刷設定とデバイスの設定を出力し、印刷設定要求を終了する。
ストアアプリ202からのプリンターへの印刷設定を受けた場合、OS1054は対応するデバイスアプリ1055をRAM1022にロードしCPU101で実行する。その実行をうけてストアアプリ用印刷設定UI6000をモニター110に表示する。ストアアプリ用印刷設定UI6000の操作画面の一例を、図5(B)に示す。ストアアプリ用印刷設定UI6000は、出力先の印刷設定を受け付ける。
ストアアプリ用印刷設定UI6000の各ページで各種印刷設定を設定されたのち、最終的にOKボタン6001の押下をうけた場合、デバイスアプリ1055はOS1054に印刷設定を出力し、印刷設定要求を終了する。
次にアプリケーション1051からの印刷要求を受けた場合の動作を説明する。OS1054はグラフィックスモジュール105223で印刷要求に対するPDLを生成する。印刷設定要求で出力された印刷設定は、アプリケーション1051からの印刷要求の際に、グラフィックスモジュール105223に渡される。グラフィックスモジュール105223が印刷設定をPDLに変換することにより、両面印刷やカラー印刷など印刷機能の変更が可能になる。
本実施例のプリンタードライバー10522は複数のモデルのプリンター200に対応する。それぞれプリンター200でサポートする印刷機能やデバイスオプションはモデルに依存して異なる。各モデルでの印刷機能やデバイスオプションのサポート情報は機種依存ファイル105224にまとめられている。ドライバーUIモジュール105222やデバイスアプリ1055の実行時に機種依存ファイル105224を参照することにより、印刷設定UIに表示するUIコントロールを変更し、そのモデルがサポートしている印刷機能やデバイスオプションのみを表示する。
カスタマイズツール1053は、ドライバーセット1052の設置直後(デフォルト)の印刷設定をカスタマイズするツールである。図3(B)にカスタマイズツール1053のモジュールおよびファイルの構成図を示す。カスタマイズツール1053は、ツール10531と、ツール用データ10532と、OS処理のエミュレータである疑似APIモジュール10533で構成される。カスタマイズツール1053でカスタマイズされたドライバーセット1052を用いて、プリンタードライバー10522をOS1054にインストールすると工場出荷時に決められた印刷設定UI3000での初期印刷設定と異なる印刷設定初期値に変更することができる。カスタマイズされたドライバーセット1052をインストールした後に印刷設定UI3000を開くことにより、カスタマイズされた状態を確認することができる。例えば、両面設定:オンや、カラーモード:モノクロおよびステープル:左上などプリンタードライバー10522の工場出荷時とは異なる初期値をインストール後のプリンタードライバー10522に適用することができる。
また、カスタマイズツール1053は両面設定やカラーモード等の各コントロールの状態を切り替えるカスタマイズ設定を行うことも可能である。コントロールの状態は、「表示」「無効」「非表示」の3種類が存在し、「表示」は通常どおり表示するもの、「無効」はユーザーの操作が効かなくなるようにグレーアウトするもの、「非表示」はコントロールを表示しなくするものを指す。
図3(C)を用いて、カスタマイズドライバーセットの説明を行う。カスタマイズドライバーセットは、図3(A)のドライバーセット1052に対し、カスタマイズ設定ファイルを追加した構成になっている。よって、図3(A)で説明済みの番号は、説明を省略する。
10523は、カスタマイズ設定ファイルである。カスタマイズ設定ファイル10523は、インストール時にプリンタードライバー10522がアクセスできる箇所に書き込まれることで、プリンタードライバー10522のインストール直後に、プリンタードライバー10522をカスタマイズされた設定に変更するために利用される。
カスタマイズ設定ファイル10523は、カスタムモデルデータ105231、カスタムアイテムデータ105232、カスタム機種データ105233を持つ。カスタムモデルデータ105231は、カスタマイズドライバーセットでインストール対象のプリンターモデルの一覧のデータである。カスタマイズドライバーセットのユーザーは、カスタマイズドライバーセットの作成者が任意に選定したプリンターモデルのみ、インストールすることが可能になる。尚、インストール対象として選定したプリンターモデルの中には、カスタマイズされずに標準設定のままのものも存在する。
カスタムアイテムデータ105232は、カスタマイズドライバーセットのバージョン番号やカスタマイズドライバーセットを作成したカスタマイズツール1053のバージョン番号などのデータである。カスタム機種データ105233は、プリンターモデルごとのカスタマイズに必要な情報が格納されたフォルダーであり、カスタマイズを施したプリンターモデルごとに作成される。
従って、カスタマイズドライバーセットのインストール対象のプリンターモデルであっても、カスタマイズを施していないプリンターモデルに対しては、作成されない。
カスタム機種データ105233は、カスタム印刷設定データ1052332、カスタムQPBデータ1052331などのプリンタードライバー10522をカスタマイズするためのデータを持つ。カスタム印刷設定データ1052332は、印刷設定をカスタマイズするための情報である。カスタムQPBデータ1052331は、デバイス設定や管理者設定などをカスタマイズするための情報である。
個々のカスタマイズ設定ファイル10523内のデータの詳細な説明については、後述する。
次に図4を用いて、カスタマイズ設定ファイル10523について説明する。
図4(A)は、カスタムモデルデータ105231の一例であり、マークアップ記述言語で記述されている。カスタムモデルデータ105231は、Properties要素を持ち、Properties要素の中にPrinterModel要素を1つから複数持つ。400は、PrinterModel要素である。PrinterModel要素400は子の要素として、Customized要素とPrefixString要素を持つ。401は、Customized要素であり、親の要素のPrinterModelをカスタマイズドライバーセットでインストール可能かどうかを示している。Cusomized要素401がONならばインストールが可能であることを表す。OFFの場合は、インストール不可であることを表す。402は、プリンターモデルを一意に定める情報が入力されたプリンターモデル識別子情報である。プリンターモデル識別子情報402は、カスタム機種データ105233を作成する際の名称に使われる。
図4(B)は、カスタムアイテムデータ105232の一例である。カスタムアイテムデータ105232は、複数のFeature要素を持つマークアップ記述言語で記述されており、各Feature要素は、属性にNameを持ち各Featureの識別子となる。また、Feature要素は、子要素としてValue要素を持ち、各FeatureはValue要素内に情報が記述される。
410は、カスタマイズコードが記述されている一例である。カスタマイズコード410は、カスタマイズしたドライバーに対しての説明や識別子を表す情報である。411は、カスタマイズドライバーセットのバージョン情報を表す一例である。412は、カスタマイズツール1053の名称である。413は、カスタマイズツール1053のバージョン情報である。
図4(C)は、カスタム機種データ105233に格納されている情報の一つのカスタム印刷設定データ1052332の一例である。カスタム印刷設定データ1052332はマークアップ記述言語形式で作成されており、ドライバーセット1052が持つ工場出荷値の印刷設定と比較した際の差分データを保持する。420は、工場出荷値の印刷設定がカラーであるドライバーに対して、デフォルトの印刷設定をモノクロに変更する場合の一例である。以後、カスタマイズされたデフォルトの印刷設定をカスタムデフォルトとする。カスタム印刷設定データ1052332は、FeatureとOptionの組み合わせで作成されており、Featureは、マークアップ記述言語におけるOptionの親となる。Featureは機能、Optionは機能に対して選択されている設定を表し、本例ではpsk:PageOutputColorに対し、psk:Monochromという設定がされている。
421は、印刷設定にカラーモードのコントロールが表示されているドライバーに対して、カラーモードのコントロールをグレーアウトに変更する場合の一例である。コントロールの状態を変更したいFeatureに対してPropertyを付与し、そこにコントロールの状態を書き込む。EnableControlのPropertyはコントロールが有効か無効かの状態を示し、ShowControlのPropertyはコントロールが表示か非表示かの状態を示す。本例ではpsk:PageOutputColorに対し、ns0000:EnableControlの値がfalse、ns0000:Showcontrolの値がfalseという設定がされている。
図4(D)は、カスタム機種データ105233に格納されている情報の一つのカスタムQPBデータ1052331の一例である。カスタムQPBデータ1052331は、Propertyという要素を持ち、各Property要素は、機種依存ファイル105224に記述されているキュー情報の項目のデータが全て作成される。430は、キュー情報の項目の一例である。キュー情報430はName属性を持ち、Propety要素の識別子として使われる。キュー情報は、プリントキュー(以降、単にキューと呼ぶことがある)のデバイス設定と管理者設定の双方の設定データであり、一つのマークアップ記述言語で出力される。各項目に対し、入力する情報が存在しない場合には、空欄で出力する。431は、デバイス設定の設定値の一例であり、カセットが設定されていることを示している。
図6(A)のフローチャートを用いて、カスタマイズツール1053でのカスタマイズ処理を説明する。この処理は、ユーザーの指示をうけてOS1054がカスタマイズツール1053のツール10531を補助記憶装置105からRAM1022にロードしCPU101に実行を依頼することにより開始される(S600)。なお、本フローチャートの処理の主体は特に断らない限りツール10531である。
まずツール10531は、図7に示すカスタマイズ対象のモデル選択ダイアログ7000を表示する(S601)。モデル選択ダイアログ7000はドライバーセット1052が対応するモデルのうちカスタマイズ対象とするモデルを選択するダイアログである。リストボックス7001に、ドライバーセット1052で対応するモデルの名称が列挙されている。リストボックス7001の各モデル名の前には、チェックボックス7002が存在する。カスタマイズ対象にしたいモデルのチェックボックス7002を一つ以上チェックすると、“次へ”のボタン7003が操作可能になる。その押下をうけてツール10531は、処理をS602へ進める。チェックボックス7002にチェックを付けたモデルがカスタマイズ対象に指定されたモデル群となる。ツール10531は、図6(B)の詳細カスタマイズ設定処理を実行する(S602)。
図6(B)のフローチャートを用いてドライバーUIモジュール105222によるカスタマイズ設定ファイル10523の作成について説明する。本フローチャートの処理の主体は特に断らない限りツール10531である。
リストボックス7001で一つのモデルを選択状態で、“次へ”のボタン7003の押下を受け付けた後に、カスタマイズをするために、図7に示した選択状態のモデルのドライバーUIモジュール105222をロードして印刷設定UI3000を表示する(S621)。
印刷設定UI3000への操作への応答および印刷設定の生成処理は、ドライバーUIモジュール105222が行う。印刷設定UI3000はドライバーセット1052に含まれるドライバーUIモジュール105222を用いるので、通常のアプリケーション1051からの印刷設定の操作と同じ操作感で印刷設定を行える。印刷設定UI3000を起動する際に、印刷設定、お気に入り、スタンプ、デバイス設定、管理者設定などの印刷設定UI3000の工場出荷値の情報を機種依存ファイル105224から取得し、印刷設定UI3000に設定する(S622)。お気に入りは、複数の印刷設定を保存して置き、一括で設定を行うことができる機能である。デバイス設定は、デバイスのフィニッシャーなどの構成の設定であり、管理者設定は、認証などを行うための機能である。印刷設定UI3000は、表示後にユーザー操作を受け付ける(S623)。そして、ユーザー操作に従って印刷設定を変更する(S624)。以下に、カスタマイズ設定ファイル10523を作成する方法について示す。
図5(A)の3002は、印刷設定タブであり、タブ毎に関連する印刷設定がまとめてある。図5(A)では、基本印刷設定タブが選択されている状態である。基本印刷設定タブは、印刷の向きや印刷部数などユーザーが最も利用する頻度が高い印刷設定が集約してある印刷設定タブである。ユーザーが操作することで印刷設定を変更することができる。印刷設定UI3000の印刷設定を変更することでデフォルトの印刷設定をカスタマイズすることができる。このようにしてカスタマイズツール1053はプリンタードライバー10522の印刷設定機能のカスタマイズ設定を受付ける。
なお、ここではカスタマイズ設定としてデフォルトの印刷設定を受け付ける例を示した。これに加えて、前述のようにカスタマイズ設定としては、プリンターエクステンション210とデバイスアプリ1055の印刷設定画面の各印刷設定項目のうち、特定の印刷設定項目のコントロールの状態を無効や非表示に変更する設定も受け付けることができる。
3003は、「印刷の設定を標準に戻す」ボタンであり、押下されると全てのタブの印刷設定をデフォルトの印刷設定へと戻す。3004は、「標準に戻す」ボタンであり、押下されると印刷設定をデフォルトの印刷設定に戻す。尚、印刷の設定を標準に戻すボタン3003と標準に戻すボタン3004は、デフォルトの印刷設定がカスタマイズされていない場合には、工場出荷値へと戻し、カスタマイズされている場合には、カスタムデフォルトに戻す。また、標準に戻すボタン3004によって、デフォルトへと戻されるのはタブ内に表示されている設定のみであり、印刷の設定を標準に戻すボタン3003は、全てのタブの全ての印刷設定をデフォルトに戻す。
以上の処理を完了後に、OKボタン3001が押される(S625)。押下された後に、工場出荷値の印刷設定と現在設定されている印刷設定の差分を比較し、選択されていたモデルのカスタム印刷設定データ1052332を作成する(S626)。作成後、カスタム印刷設定データ1052332をツール10531に渡す。その後に、処理の実行権をツール10531へ返す。
カスタマイズツール1053でのカスタマイズ処理の最後ステップとして、ツール10531は、カスタマイズされたドライバーセット1052の出力処理を実行する(S603)。最終的には、カスタマイズ設定に基づく、詳細カスタマイズ設定処理で生成したカスタマイズ設定情報を、カスタマイズ設定ファイル10523として、ドライバーセット1052に追加で保存する。これにより、図3(C)のようなカスタマイズされたドライバーセット1052が完成する(S604)。
次に、図8のフローチャートを用いて、上記で作成したカスタマイズされたドライバーセット1052を使用したインストールする処理について説明する。このフローチャートの処理の主体は特に断らない限りインストーラー10521である。本処理はカスタマイズされたドライバーセット1052に含まれるインストーラー10521の実行ファイルをポインティングデバイス109などでダブルクリックすることなどで起動する(S800)。まず、ドライバーセット1052のカスタマイズ設定ファイル10523に格納されているカスタマイズ情報を取得する(S801)。次に、S801で取得したカスタマイズ情報を元に、プリンターの選択画面を表示する(S802)。その際、カスタマイズ設定ファイル10523に格納されたプリンターのフレンドリ名をリストして、プリンター一覧に表示する。プリンター一覧上で選択されているプリンターをインストール対象としてプリンタードライバー10522のインストールの実行指示を受け付ける(S803)。
次に、プリンター一覧で選択された最初のプリンターのカスタマイズ設定情報を取得する(S804)。S804の処理で取得したカスタマイズ設定情報に格納されたモデルに対応したプリンタードライバーとプリンターエクステンションのインストールを実行する(S805)。インストール完了後、インストールされたプリンターのフレンドリ名をS804の処理で取得したカスタマイズ設定情報に格納されたフレンドリ名で更新する(S806)。フレンドリ名を更新した後、S804の処理で取得したカスタマイズ設定情報を登録する(S807)。カスタマイズ設定情報を登録する登録先として、QueuePropertyBag2083があげられる。QueuePropertyBag2083は、各プリンタキューに紐づけられたデータ群を扱うことができ、かつコンフィギュレーションモジュール208が参照することが可能である。そのため、インストーラー10521がインストール時に、ここにカスタマイズ情報を登録することにより、カスタマイズされたプリンタードライバー10522を形成させることができる。S807の処理によって、カスタマイズ設定に基づくカスタマイズ設定情報が、プリンターエクステンション210と、プリンタードライバー10522のインストールに応じてインストールされるデバイスアプリ1055によってアクセス可能に保存される。
プリンター一覧で選択されたプリンターの登録がすべて完了したか否かを判断する(S808)。登録が完了していないと判断された場合は、プリンター一覧で選択された次のプリンターを選択する(S809)。そしてS804〜S808の処理を繰り返す。一方、S808の処理で登録が完了している場合はインストール処理を終了する(S810)。
図9(A)を用いて、カスタマイズされたドライバーセット1052からインストールされたプリンタードライバー10522(カスタマイズプリンタードライバー)におけるプリンターエクステンション210の起動について説明する。尚、特に断らない限り本フローの主語はプリンターエクステンション210である。
デスクトップアプリ201においてユーザーによる印刷設定UIの起動要求を受けた場合にプリンターエクステンション210を起動する(S900)。
プリンターエクステンション210は、図4を用いて説明した通り、カスタマイズ設定ファイル10523を含む各種必要な情報を取得する(S901)。取得後に、工場出荷値の印刷設定に対しカスタム印刷設定データ1052332を反映させ、カスタムデフォルトを作成する(S902)。本実施例の一例として図10に示すカスタム印刷設定データ1052332を反映させ、カスタムデフォルトを作成する。図10の1001は、キー名がCustomDefaultとなっており、工場出荷値の印刷設定がカラーであるドライバーに対して、デフォルトの印刷設定をモノクロに変更する場合の一例である。1002は、工場出荷値の印刷向きの設定が縦であるドライバーに対して、デフォルトの印刷設定を横に変更する場合の一例である。キー名がCustomDefaultPrinterExtensionとなっており、プリンターエクステンション210のみに反映させる設定である。1003は、工場出荷値の両面の設定がOFFであるドライバーに対して、デフォルトの印刷設定をON(長辺とじ)に変更する場合の一例である。キー名がCustomDefaultWSDAとなっており、デバイスアプリ1055のみに反映させる設定である。図10の1004は、キー名がCustomDefaultとなっており、出力用紙サイズのコントロールを非表示に変更する場合の一例である。
各種情報を用いてドライバーUIモジュール105222をロードし、図11の1100に示すプリンターエクステンション210の印刷設定画面を表示する(S903)。プリンターエクステンション210の印刷設定画面はカスタマイズツール1053で受け付けたデフォルトの印刷設定と各印刷設定項目のコントロール状態に従って表示される。デフォルトの印刷設定はカスタム印刷設定データ1052332のキー名がCustomDefaultとCustomDefaultPrinterExtensionの設定は反映されるが、キー名がCustomDefaultWSDAの設定は反映されない。そして表示後に、ユーザー操作を受け付ける(S904)。
ここで、図11の標準に戻すボタン1101が押下された場合について説明する(S905)。表示されているタブ内の印刷設定をカスタムデフォルトの印刷設定に印刷設定を戻す(S906)。
ユーザー操作でOKボタン1102が押下された否かを判断する(S907)。OKボタンが押下された場合、プリンターエクステンション210は印刷設定を確定して、プリンターエクステンション210を閉じる。
図9(B)を用いて、カスタマイズされたドライバーセット1052からインストールされたプリンタードライバー10522(カスタマイズプリンタードライバー)におけるデバイスアプリ1055の起動について説明する。尚、特に断らない限り本フローの主語はデバイスアプリ1055である。
ストアアプリ202においてユーザーによる印刷設定UIの起動要求を受けた場合にデバイスアプリ1055を起動する(S950)。
デバイスアプリ1055は、カスタマイズ設定ファイル10523を含む各種必要な情報を取得する(S951)。取得後に、工場出荷値の印刷設定に対しカスタム印刷設定データ1052332を反映させ、カスタムデフォルトを作成する(S952)。本実施例の一例として図10に示すカスタム印刷設定データ1052332を反映させ、カスタムデフォルトを作成する。
各種情報を用いてOS1054は、図11の1150に示すデバイスアプリ1055の印刷設定画面を表示する(S953)。デバイスアプリ1055の印刷設定画面もカスタマイズツール1053で受け付けたデフォルトの印刷設定と各印刷設定項目のコントロール状態に従って表示される。デフォルトの印刷設定はカスタム印刷設定データ1052332のキー名がCustomDefaultとCustomDefaultWSDAの設定は反映されるが、キー名がCustomDefaultPrinterExtensionの設定は反映されない。また、プリンターエクステンション210とデバイスアプリ1055で表示する印刷設定項目に差が生じている場合、カスタム印刷設定データ1052332はプリンターエクステンション210の印刷設定画面を基に作成されているため、CustomDefaultをデバイスアプリ1055の印刷設定画面に反映できないことがある。そのような場合は、デバイスアプリ1055においてメッセージ画面などでユーザーに反映できない印刷設定項目が存在することや、反映できなかった印刷設定項目を通知するように構成しても構わない。
そして表示後に、ユーザー操作を受け付ける(S954)。ここで、標準に戻すボタン1151が押下された場合について説明する(S955)。表示されているページ内の印刷設定をカスタムデフォルトの印刷設定に印刷設定を戻す(S956)。
ユーザー操作でOKボタン1152が押下された否かを判断する(S957)。OKボタンが押下された場合、デバイスアプリ1055は印刷設定を確定して、デバイスアプリ1055を閉じる。
図9(A)と図9(B)の処理によって、プリンターエクステンション210によって表示される印刷設定画面と、デバイスアプリ1055によって表示される印刷設定画面が同一のカスタマイズ設定情報に従って表示される。
上記実施例として、ツールでカスタム印刷設定データを含んだカスタマイズドライバーセットを作成してカスタマイズドライバーをインストールすることにより複数の印刷設定UIのデフォルトの印刷設定を変更することが可能となる。
実施例1では、カスタム印刷設定データはドライバーセット1052が持つ工場出荷値の印刷設定と比較した際の差分データを保持していたが、差分データではなく全ての印刷設定データを保持してもよい。その場合、印刷設定データの容量が大きくなるので、印刷設定データを圧縮して印刷設定UI側で圧縮された印刷設定データを伸長して印刷設定UIに反映させてもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピューターにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 クライアントコンピュータ
10521 インストーラー
10522 プリンタードライバー
1053 カスタマイズツール

Claims (9)

  1. プリンタードライバーの印刷設定機能のカスタマイズ設定を受け付ける受付手段と、
    前記プリンタードライバーと第1の印刷設定アプリケーションをインストールするインストール手段と、
    前記カスタマイズ設定に基づくカスタマイズ設定情報を、前記第1の印刷設定アプリケーションと、前記プリンタードライバーがインストールされることに応じてインストールされる第2の印刷設定アプリケーションがアクセス可能に保存する保存手段と、を有し、
    前記第1の印刷設定アプリケーションによって表示される第1の印刷設定画面と、前記第2の印刷設定アプリケーションによって表示される第2の印刷設定画面は、前記カスタマイズ設定情報に従って表示されることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記受付手段は前記カスタマイズ設定としてデフォルトの印刷設定を受け付け、
    前記第1の印刷設定画面と前記第2の印刷設定画面は前記デフォルトの印刷設定に従って表示されることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記受付手段は前記カスタマイズ設定として前記第1の印刷設定画面と前記第2の印刷設定画面の特定の印刷設定項目のコントロールの状態を変更する設定を受け付け、
    前記第1の印刷設定画面と前記第2の印刷設定画面は受け付けた前記特定の印刷設定項目のコントロールの状態を反映して表示されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2の印刷設定アプリケーションは受け付けた前記カスタマイズ設定に前記第2の印刷設定画面に反映できない印刷設定項目が存在する場合に通知を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. コンピューターに、
    プリンタードライバーの印刷設定機能のカスタマイズ設定を受け付ける受付工程と、
    前記プリンタードライバーと第1の印刷設定アプリケーションをインストールするインストール工程と、
    前記カスタマイズ設定に基づくカスタマイズ設定情報を、前記第1の印刷設定アプリケーションと、前記プリンタードライバーがインストールされることに応じてインストールされる第2の印刷設定アプリケーションがアクセス可能に保存する保存工程と、を実行させ、
    前記第1の印刷設定アプリケーションによって表示される第1の印刷設定画面と、前記第2の印刷設定アプリケーションによって表示される第2の印刷設定画面は、前記カスタマイズ設定情報に従って表示されることを特徴とするプログラム。
  6. 前記受付工程は前記カスタマイズ設定としてデフォルトの印刷設定を受け付け、
    前記第1の印刷設定画面と前記第2の印刷設定画面は前記デフォルトの印刷設定に従って表示されることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記受付工程は前記カスタマイズ設定として前記第1の印刷設定画面と前記第2の印刷設定画面の特定の印刷設定項目のコントロールの状態を変更する設定を受け付け、
    前記第1の印刷設定画面と前記第2の印刷設定画面は受け付けた前記特定の印刷設定項目のコントロールの状態を反映して表示されることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記第2の印刷設定アプリケーションは受け付けた前記カスタマイズ設定に前記第2の印刷設定画面に反映できない印刷設定項目が存在する場合に通知を行うことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のプログラム。
  9. プリンタードライバーの印刷設定機能のカスタマイズ設定を受け付ける受付工程と、
    前記プリンタードライバーと第1の印刷設定アプリケーションをインストールするインストール工程と、
    前記カスタマイズ設定に基づくカスタマイズ設定情報を、前記第1の印刷設定アプリケーションと、前記プリンタードライバーがインストールされることに応じてインストールされる第2の印刷設定アプリケーションがアクセス可能に保存する保存工程と、を有し、
    前記第1の印刷設定アプリケーションによって表示される第1の印刷設定画面と、前記第2の印刷設定アプリケーションによって表示される第2の印刷設定画面は、前記カスタマイズ設定情報に従って表示されることを特徴とする制御方法。
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