JP2019031204A - 無人航空機、管理サーバ、制御装置、および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】無人航空機同士の衝突を従来よりも確実に回避する。【解決手段】自律飛行が可能な無人航空機(1)は、当該無人航空機(1)の飛行方向を示す情報を取得する方向センサ(37)と、当該無人航空機(1)を制御する主制御部(10)とを備えている。主制御部(10)は、無人航空機(1)の飛行方向に応じて、無人航空機(1)の飛行を許容する1つの高度帯を設定する。【選択図】図1
Description
本発明は、自律飛行が可能な無人航空機等に関する。
特許文献1には、無人航空機(無人回転翼機)の飛行時における、自機と周辺物との衝突を回避することを一目的とした技術が開示されている。具体的には、特許文献1には、距離センサの検出結果を用いて、上記衝突を回避する技術が開示されている。
但し、無人航空機における衝突回避技術には、なお改善の余地がある。本発明の一態様は、無人航空機同士の衝突を従来よりも確実に回避することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る無人航空機は、自律飛行が可能な無人航空機であって、上記無人航空機の飛行方向を示す情報を取得する飛行方向取得部と、上記無人航空機を制御する制御装置と、を備えており、上記制御装置は、上記飛行方向に応じて、上記無人航空機の飛行を許容する1つの高度帯を設定する。
また、本発明の一態様に係る制御装置は、自律飛行が可能な無人航空機を制御する制御装置であって、上記無人航空機には、当該無人航空機の飛行方向を示す情報を取得する飛行方向取得部が設けられており、上記制御装置は、上記飛行方向に応じて、上記無人航空機の飛行を許容する1つの高度帯を設定する高度設定部を備えている。
本発明の一態様に係る無人航空機によれば、無人航空機同士の衝突を従来よりも確実に回避できる。また、本発明の一態様に係る制御装置によっても同様の効果を奏する。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について説明する。以降の各実施形態において、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。また、以下では、公知技術と同様の事項については説明を省略する。
以下、本発明の実施形態1について説明する。以降の各実施形態において、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。また、以下では、公知技術と同様の事項については説明を省略する。
(無人航空機1の構成)
図1は、実施形態1の無人航空機1の構成を概略的に示す機能ブロック図である。無人航空機1は、例えば、自律飛行が可能な無人回転翼機(例:ドローンまたはマルチコプター)である。無人航空機1は、後述する管理システム1000の管理下にある複数の無人航空機のうちの1つである。当該複数の無人航空機は、所定のサービス(例:荷物搬送、農薬散布、または遭難者探索等)を提供するために使用される。
図1は、実施形態1の無人航空機1の構成を概略的に示す機能ブロック図である。無人航空機1は、例えば、自律飛行が可能な無人回転翼機(例:ドローンまたはマルチコプター)である。無人航空機1は、後述する管理システム1000の管理下にある複数の無人航空機のうちの1つである。当該複数の無人航空機は、所定のサービス(例:荷物搬送、農薬散布、または遭難者探索等)を提供するために使用される。
無人航空機1は、主制御部10(制御装置)、通信部21、GPS(Global Positioning system)受信部22、センサ群35、記憶部40、および駆動部50を備える。主制御部10は、無人航空機1の各部の動作を統括的に制御する。主制御部10は、自律飛行制御部11、衝突予測・回避制御部12、および飛行高度判定部13(高度設定部)を備える。記憶部40には、自律飛行プログラム41、衝突予測・回避プログラム42、および方向・高度対応データ43が格納されている。
通信部21は、無人航空機1が外部装置との通信を行うための通信インターフェースである。通信部21は、例えば、不図示の無線通信ネットワークを介して、後述する管理サーバ100の通信部71と通信を行う(図8を参照)。
GPS受信部22(位置情報取得部,飛行方向取得部)は、人工衛星等から電波として送信されるGPS信号を受信し、各時刻における無人航空機1の位置を示す位置情報を取得する。位置情報には、無人航空機1の現在の位置(現在地)を示す情報が含まれる。位置情報は、緯度および経度によって規定される二次元平面座標上の点の位置を示す座標であってよい。
センサ群35は、無人航空機1に設けられる1つ以上のセンサを総称的に表す。センサ群35は、無人航空機1の高度を検出する高度センサ36と、当該無人航空機1が飛行する方向(方角,方位)(以下、飛行方向)を検出する方向センサ37(飛行方向取得部)とを含む。一例として、高度センサ36として気圧センサを、方向センサ37として地磁気センサを、それぞれ用いることができる。
なお、GPS受信部22が三次元測位の機能を備えている場合には、位置情報は三次元空間座標上の点の位置を示す座標として表現される。この場合、当該位置情報から、無人航空機1の高度を取得できる。
また、GPS受信部22は、位置情報によって示される無人航空機1の位置の時間変化に基づいて、飛行方向を導出してもよい。飛行方向取得部は、無人航空機1の飛行方向を示す情報(飛行方向情報)を取得する機能部であればよい。
駆動部50は、モータ51と回転翼52とを備える。モータ51によって回転翼52を駆動(回転)させることで、無人航空機1を飛行させることができる。主制御部10によってモータ51の動作を制御することで、無人航空機1の運転状態を制御(設定)できる。例えば、無人航空機1を、所定の高度帯に位置させたまま、所定の飛行方向に飛行させることができる。
記憶部40には、自律飛行プログラム41、衝突予測・回避プログラム42、および方向・高度対応データ43が格納されている。自律飛行制御部11は、記憶部40から自律飛行プログラム41を読み出し、無人航空機1に自律飛行を行わせる。自律飛行プログラム41は、無人航空機1に自律飛行を行わせるための公知のプログラムである。
衝突予測・回避制御部12は、記憶部40から衝突予測・回避プログラム42を読み出し、無人航空機1に、自機と周辺物との衝突予測および衝突回避(以下、衝突予測・回避)を行わせる。衝突予測・回避プログラム42は、無人航空機1に衝突予測・回避を行わせるための公知のプログラムである。
飛行高度判定部13は、無人航空機1の飛行方向に応じて、当該無人航空機1の飛行を許容する1つの高度帯(以下、飛行許容高度帯)を判定(設定,選択)する。一例として、飛行高度判定部13は、方向・高度対応データ43を参照し、飛行許容高度帯を選択する。当該構成によれば、簡単な処理によって、飛行方向に応じた飛行許容高度帯を設定できる。
図2は、方向・高度対応データ43について説明するための図である。実施形態1では、図2の(a)および(b)に示されるように、「北」、「北東」、「東」、「南東」、「南」、「南西」、「西」、および「北西」の8通りの飛行方向のそれぞれに対して、個別の飛行許容高度帯があらかじめ設定されている。
但し、飛行方向と飛行許容高度帯との対応関係は、8通りに限定されない。例えば、当該対応関係は、4通りまたは16通りに設定されてもよい。当該対応関係の個数は、特に限定されない。当該対応関係は、異なる飛行方向に対して、異なる飛行許容高度帯が割り当てるように設定されていればよい。
図2の(c)に示されるように、方向・高度対応データ43は、上記の8通りの飛行方向のそれぞれに対する高度帯(飛行許容高度帯)との対応関係を示すデータである。実施形態1では、方向・高度対応データ43が、飛行方向と高度帯との対応関係を示すテーブル(以下、方向・高度対応テーブル)である場合を例示する。後述するように、方向・高度対応データ43は、通信部71・21を介して、管理サーバ100から無人航空機1に供給されてよい。
図2の(b)に示されるように、
・「北」には第1高度帯(1番目に高い(最も高い)高度帯)が、
・「北東」には第2高度帯(2番目に高い高度帯)が、
・「東」には第3高度帯(3番目に高い高度帯)が、
・「南東」には第4高度帯(4番目に高い高度帯)が、
・「南」には第5高度帯(5番目に高い高度帯)が、
・「南西」には第6高度帯(6番目に高い高度帯)が、
・「西」には第7高度帯(7番目に高い高度帯)が、
・「北西」には第8高度帯(8番目に高い(最も低い)高度帯)が、
各飛行方向に対応する飛行許容高度帯として割り当てられている。
・「北」には第1高度帯(1番目に高い(最も高い)高度帯)が、
・「北東」には第2高度帯(2番目に高い高度帯)が、
・「東」には第3高度帯(3番目に高い高度帯)が、
・「南東」には第4高度帯(4番目に高い高度帯)が、
・「南」には第5高度帯(5番目に高い高度帯)が、
・「南西」には第6高度帯(6番目に高い高度帯)が、
・「西」には第7高度帯(7番目に高い高度帯)が、
・「北西」には第8高度帯(8番目に高い(最も低い)高度帯)が、
各飛行方向に対応する飛行許容高度帯として割り当てられている。
各高度帯(第1高度帯〜第8高度帯)は、管理システム1000の管理下にある複数の無人航空機1が異なる高度帯を飛行する場合に、無人航空機1同士の衝突が生じないように設定されている。つまり、各高度帯は、異なる高度帯を飛行する無人航空機1同士が、高さ方向において十分に離間されるように設定されている。
なお、方向・高度対応データ43(飛行方向と高度帯との対応関係を示すデータ)は、方向・高度対応テーブルに限定されない。つまり、飛行方向に応じた飛行許容高度帯を設定する方法は、方向・高度対応テーブルを用いたものに限定されない。
例えば、方向・高度対応データ43には、飛行方向の方位角と高度(高度帯)との対応関係を示す所定の数式(計算式)が格納されていてもよい。この場合、飛行高度判定部13は、当該数式を用いて、飛行方向に応じた飛行許容高度帯を設定してもよい。
上記数式は、無人航空機1の設計者によってあらかじめ設定されてよい。一例として、無人航空機1の高度をH(単位:m)、無人航空機1の飛行方向を示す方位角をθ(単位:°)とすると、以下の式(1)
H=θ×α+β…(1)
によって、方位角θに応じた高度Hを設定できる。つまり、飛行方向に応じた飛行許容高度帯が設定できる。高度Hは、方位角θの関数として、H(θ)と表記されてもよい。
H=θ×α+β…(1)
によって、方位角θに応じた高度Hを設定できる。つまり、飛行方向に応じた飛行許容高度帯が設定できる。高度Hは、方位角θの関数として、H(θ)と表記されてもよい。
式(1)において、方位角θは、真北を指す場合に0°であり、真東を指す場合に90°であるとする。このように、方位角θは時計回りに角度が増加するものとする。αは、比例係数(単位:m/°)である。一例として、α=0.1である。また、βは方位角が真北を指す場合における、無人航空機1の高度(単位:m)である。式(1)によれば、方位角θが大きくなるにつれて、より高い高度Hが設定される。
一例として、0°≦θ≦90°の範囲において、式(1)を用いる場合を考える。無人航空機1の飛行方向が北(θ=0°)である場合、当該無人航空機1の高度は、H(0°)=βとなる。また、無人航空機1の飛行方向が北東(θ=45°)である場合、当該無人航空機1の高度は、H(45°)=45α+βである。また、無人航空機1の飛行方向が東(θ=90°)である場合、当該無人航空機1の高度は、H(90°)=90α+βである。
αの値を適切に設定することにより、H(0°)とH(45°)とH(90°)とを十分に相違させることができる。つまり、無人航空機1の飛行方向に応じて、異なる飛行許容高度帯を設定できる。
(無人航空機1における飛行制御の処理の一例)
図3は、無人航空機1における飛行制御の処理の流れS1〜S3の一例を示すフローチャートである。図4は、無人航空機1の飛行ルートの一例を示す図である。図4に示されるように、無人航空機1は、地点A(出発地)を出発し、あらかじめ設定された地点B(方向転換地点)を経由して、地点C(目的地)へと向かう。方向転換地点とは、無人航空機1が飛行方向を転換(変更)する地点である。
図3は、無人航空機1における飛行制御の処理の流れS1〜S3の一例を示すフローチャートである。図4は、無人航空機1の飛行ルートの一例を示す図である。図4に示されるように、無人航空機1は、地点A(出発地)を出発し、あらかじめ設定された地点B(方向転換地点)を経由して、地点C(目的地)へと向かう。方向転換地点とは、無人航空機1が飛行方向を転換(変更)する地点である。
はじめに、無人航空機1が、地点Aにおいて静止している場合(出発前)を考える。主制御部10は、飛行開始に先立ち、地点Aにおいて南西方向を飛行方向として設定する。この場合、飛行高度判定部13は、方向・高度対応データ43を参照し、南西方向に対応する飛行許容高度帯が第6高度帯であると判定する。
続いて、自律飛行制御部11は、地点Aにおいて無人航空機1をホバリングさせて、無人航空機1を第6高度帯へと移動(浮上)させる。無人航空機1のホバリングが完了すると、自律飛行制御部11は、無人航空機1を南西方向に飛行させる。
飛行高度判定部13は、GPS受信部22から位置情報を取得する。無人航空機1が飛行中である場合、飛行高度判定部13は、無人航空機1が方向反転地点に到達したか否か(つまり、現在地が方向反転地点であるか否か)を判定する(S1)。無人航空機1が方向反転地点に到達していない場合(S1でNO)、S1に戻る。
無人航空機1が方向反転地点に到達した場合(S1でYES)、主制御部10は、飛行方向を変更する。つまり、主制御部10は、あらかじめ設定された所定の飛行方向を、新たな飛行方向に設定する。実施形態1では、所定の飛行方向(新たな飛行方向)が、東方向であるとする。
飛行高度判定部13は、方向・高度対応データ43を参照し、所定の飛行方向に対応する飛行許容高度帯を判定する(S2)。図4の例では、飛行高度判定部13は、東方向(地点Bにおいて新たに設定された飛行方向)に対応する飛行許容高度帯が第3高度帯であると判定する。
続いて、自律飛行制御部11は、地点Bにおいて無人航空機1をホバリングさせて、無人航空機1を第3高度帯へと移動(浮上)させる。無人航空機1のホバリングが完了すると、自律飛行制御部11は、無人航空機1を東方向に飛行させる(S3)。そして、S1に戻り、無人航空機1の飛行が完了するまで(例:無人航空機1が地点C(目的地)に到達するまで)、同様の処理が繰り返される。
(無人航空機1の効果)
特許文献1の技術では、無人航空機同士の衝突を回避するという着想については考慮されていなかった。このため、特許文献1の技術では、無人航空機同士の衝突を回避することが困難であった。
特許文献1の技術では、無人航空機同士の衝突を回避するという着想については考慮されていなかった。このため、特許文献1の技術では、無人航空機同士の衝突を回避することが困難であった。
他方、無人航空機1によれば、無人航空機1に対して、当該無人航空機1の飛行方向に応じた1つの飛行許容高度帯を設定できる。従って、複数の無人航空機1のそれぞれが異なる飛行方向に飛行している場合、無人航空機1のそれぞれに、異なる高度帯を飛行させることができる。また、同じ飛行方向に飛行する無人航空機1のみに、同じ高度帯を飛行させることができる。
このため、1つの無人航空機1(第1無人航空機)が他の無人航空機1(第2無人航空機)に近い位置を飛行している場合でも、第1無人航空機と第2無人航空機との衝突が生じる可能性を低減できる。すなわち、無人航空機1同士の衝突を従来よりも確実に回避できる。
また、無人航空機1における「飛行方向に応じた飛行許容高度帯の設定」という処理(以下、高度帯設定処理)は、従来の無人航空機に設けられている検出装置(例:GPS受信部22または方向センサ37)の検出結果を用いて実行できる。このため、従来の無人航空機に対して特別な検出装置を付加することなく、無人航空機1を実現できる。すなわち、無人航空機1を低コストで実現できる。
さらに、高度帯設定処理は、比較的単純な処理であるため、従来の他の衝突回避技術とも容易に併用できる。無人航空機1では、飛行方向と飛行許容高度帯とが対応付けられているため、複数の無人航空機1のそれぞれについて、移動予測を容易化できる。その結果、従来の衝突回避技術による衝突回避も容易化される。
〔実施形態2〕
図5は、実施形態2の無人航空機2の構成を概略的に示す機能ブロック図である。無人航空機2の主制御部を、主制御部20(制御装置)と称する。主制御部20は、主制御部10に、特定エリア判定部24を付加した構成である。また、無人航空機2では、記憶部40に、特定エリアデータ44がさらに格納されている。
図5は、実施形態2の無人航空機2の構成を概略的に示す機能ブロック図である。無人航空機2の主制御部を、主制御部20(制御装置)と称する。主制御部20は、主制御部10に、特定エリア判定部24を付加した構成である。また、無人航空機2では、記憶部40に、特定エリアデータ44がさらに格納されている。
特定エリアデータ44は、あらかじめ設定された特定エリアを示すデータである。特定エリアとは、緯度および経度によって規定される二次元平面座標上のエリアである。一例として、特定エリアが矩形である場合、特定エリアは、当該矩形の4つの頂点の位置によって規定される。この場合、特定エリアデータ44は、特定エリアの4つの頂点の位置を示す座標を含んでいてよい。
また、特定エリアが円形である場合、特定エリアは、円の中心位置と半径とによって規定される。この場合、特定エリアデータ44は、円の中心位置を示す座標と、当該円の半径の値を示す情報とを含んでいてよい。
(無人航空機2における飛行制御の処理の一例)
図6は、無人航空機2における飛行制御の処理の流れS11〜S18の一例を示すフローチャートである。S16〜S18は、上述の処理S1〜S3と同様であるため、説明を省略する。
図6は、無人航空機2における飛行制御の処理の流れS11〜S18の一例を示すフローチャートである。S16〜S18は、上述の処理S1〜S3と同様であるため、説明を省略する。
図7は、無人航空機2の飛行ルートの一例を示す図である。実施形態2では、無人航空機2を地点A→Cへと移動させ、その後、当該無人航空機2を地点C→Aへとさらに移動させる場合を例示する。つまり、無人航空機2に、地点Aへの往復を行わせる場合を例示する。なお、往路と復路とは、別の経路であるとする。例えば、復路において、地点C→D(後述)までの経路では、無人航空機2の飛行方向は北西方向に設定されている。
図7に示されるように、無人航空機2は、まず、実施形態1と同様に、地点A→B→Cへと向かう(往路)。実施形態2において、地点Aは特定エリア外であり、地点B・Cは特定エリア内であるとする。このため、往路における地点A・B間には、特定エリアの境界点の1つである地点Dが存在する。従って、無人航空機2は、往路において、地点A→D→B→Cの順で、各地点を移動する。
また、地点C・A間には、特定エリアの境界点の1つである地点E(地点Dとは別の境界点)が存在する。従って、無人航空機2は、復路において、地点C→E→Aの順で、各地点を移動する。
飛行高度判定部13は、GPS受信部22から位置情報を取得する。そして、特定エリア判定部24は、特定エリアデータ44を読み出す(S11)。続いて、特定エリア判定部24は、無人航空機2が特定エリア内に位置(進入)しているかを判定する。つまり、特定エリア判定部24は、現在地が特定エリア内であるか否かを判定する(S12)。
無人航空機2が特定エリア内に位置していない場合(S12でNO)、自律飛行制御部11は、通常(従来)の無人航空機と同様に、無人航空機2を飛行させる(S13)。つまり、自律飛行制御部11は、上述の高度帯設定処理を伴わない公知の自律飛行アルゴリズムおよび衝突予測・回避アルゴリズムを用いて、無人航空機2を飛行させる。そして、S12に戻る。
例えば、往路において地点A→Dに向かう途中の無人航空機2は、特定エリア外に位置している。このため、往路において、無人航空機2が地点Dに到達するまでは、当該無人航空機2は、従来の無人航空機と同様に飛行する。
また、復路において地点E→Aに向かう途中の無人航空機2は、特定エリア外に位置している。このため、復路において、無人航空機2が地点Eを通過した後は、当該無人航空機2は、従来の無人航空機と同様に飛行する。
無人航空機2が特定エリア内に位置している場合(S12でYES)、飛行高度判定部13は、方向・高度対応データ43を参照し、所定の飛行方向(例:現在の飛行方向)に対応する飛行許容高度帯を判定する(S14)。例えば、往路において無人航空機2が地点Dに到達した時点において、当該無人航空機2が南西方向に飛行している場合を考える。この場合、飛行高度判定部13は、南西方向(現在の飛行方向)に対応する飛行許容高度帯が第6高度帯であると判定する。
続いて、自律飛行プログラム41は、S13において判定した飛行許容高度帯へと無人航空機2を移動させる。無人航空機2のホバリングが完了すると、自律飛行プログラム41は、無人航空機1を上記所定の飛行方向に飛行させる(S15)。その後、S16に進み、実施形態1と同様の処理を行う。なお、S16でNOの場合、S12に戻る。また、S18の完了後にも、S12に戻る。
図7の例の場合、往路の地点Dにおいて、自律飛行プログラム41は、無人航空機2をホバリングさせて、無人航空機1を第6高度帯へと移動(浮上)させる。その後、自律飛行プログラム41は、無人航空機2が地点B(方向転換地点)に到達するまで、無人航空機2を南西方向(地点Dへの到達時と同じ飛行方向)に飛行させる。
(無人航空機2の効果)
以上のように、無人航空機2の主制御部20は、当該無人航空機2の位置が特定エリア内にある場合にのみ、高度帯設定処理を行う。それゆえ、特定エリア内においてのみ、飛行方向に応じた飛行許容高度帯に、無人航空機2を飛行させることができる。
以上のように、無人航空機2の主制御部20は、当該無人航空機2の位置が特定エリア内にある場合にのみ、高度帯設定処理を行う。それゆえ、特定エリア内においてのみ、飛行方向に応じた飛行許容高度帯に、無人航空機2を飛行させることができる。
従って、(i)特定エリア内においてのみ高度帯設定処理を用いた衝突回避技術を利用し、かつ、(ii)特定エリア外では公知の衝突回避技術を利用できる。このように、無人航空機2によれば、エリア毎に異なる衝突回避技術を利用できる。
なお、特定エリアの個数は、1つに限定されず、複数であってもよい。複数の特定エリアのそれぞれが重なり合わない限り、任意の個数の特定エリアが設定されてよい。
〔実施形態3〕
図8は、実施形態3の管理システム1000の構成を概略的に示す機能ブロック図である。管理システム1000は、1つ以上の無人航空機3と、当該無人航空機3とを管理する管理サーバ100(制御装置)とを含む。管理システム1000は、管理サーバ100を用いて、無人航空機3の運行管理を行う。
図8は、実施形態3の管理システム1000の構成を概略的に示す機能ブロック図である。管理システム1000は、1つ以上の無人航空機3と、当該無人航空機3とを管理する管理サーバ100(制御装置)とを含む。管理システム1000は、管理サーバ100を用いて、無人航空機3の運行管理を行う。
実施形態3では、管理サーバ100が5つの無人航空機3を管理する場合を例示する。以下、5つの無人航空機3のそれぞれを、無人航空機3A〜3Eとも表す。なお、管理サーバ100によって管理される無人航空機3の個数は、5つに限定されず、任意である。
実施形態3では、1つの管理サーバ100を用いる例を説明するが、管理サーバ100の有する各機能が、個別のサーバ(複数のサーバ)にて実現されてもよい。複数のサーバを適用する場合、各サーバは、同じ事業者によって管理されてもよいし、異なる事業者によって管理されてもよい。
無人航空機3の主制御部を、主制御部30(制御装置)と称する。主制御部30は、主制御部10に、更新部34を付加した構成である。なお、主制御部20に更新部34を付加して、主制御部30を構成してもよい。
管理サーバ100は、主制御部60、通信部71、および記憶部80を備える。主制御部60は、管理サーバ100の各部の動作を統括的に制御する。主制御部60は、通信制御部61および無人航空機管理制御部62を備える。記憶部80には、通信制御プログラム81と無人航空機管理データ82と方向・高度対応データ83とが格納されている。
通信部71は、管理サーバ100が外部装置(例:無人航空機3)との通信を行うための通信インターフェースである。通信制御部61は、記憶部80から通信制御プログラム81を読み出し、通信部71の動作を制御する。無人航空機管理制御部62は、無人航空機3の管理(制御)を行う。
無人航空機管理制御部62は、記憶部40から無人航空機管理データ82を読み出し、無人航空機3を制御する。具体的には、無人航空機管理制御部62は、通信部71・21を介して、無人航空機3の主制御部30に指令を与える。無人航空機管理データ82は、無人航空機3の管理に用いられる各種のデータ(例:運行記録)を含む。また、無人航空機管理制御部62は、主制御部30から無人航空機3の運転条件に関するデータを取得し、当該データを無人航空機管理データ82に格納することもできる。
方向・高度対応データ83は、管理サーバ100において保持されている方向・高度対応データである。管理サーバ100は、例えば無人航空機管理データ82に応じて、方向・高度対応データ83を更新できる。無人航空機管理制御部62は、主制御部30の更新部34に、方向・高度対応データ83を与える。
更新部34は、無人航空機管理制御部62から取得した方向・高度対応データ83を用いて、飛行中の無人航空機3に格納されている方向・高度対応データ43を更新する。例えば、更新部34は、無人航空機3の飛行中に、方向・高度対応データ83を、現行の方向・高度対応データ43に上書き保存する。
(管理システム1000における運行管理の処理の一例)
図9は、管理システム1000における運行管理の処理を例示するフローチャートである。以下に述べるように、管理サーバ100は、少なくとも1つの無人航空機3に、飛行方向に応じた高度帯の設定(つまり、方向・高度対応データ43の内容)を更新させる。
図9は、管理システム1000における運行管理の処理を例示するフローチャートである。以下に述べるように、管理サーバ100は、少なくとも1つの無人航空機3に、飛行方向に応じた高度帯の設定(つまり、方向・高度対応データ43の内容)を更新させる。
図9において、(a)には管理サーバ100における処理の流れS21〜S24が、(b)には無人航空機3における処理の流れS31〜S32が、それぞれ示されている。図10は、管理サーバ100が少なくとも1つの無人航空機3に方向・高度対応データ43を更新させる処理を説明するための図である。
まず、管理サーバ100における処理について述べる。無人航空機管理制御部62は、無人航空機管理データ82を読み出し、少なくとも1つの無人航空機3の方向・高度対応データ43を更新する必要があるか否かを判定する(S21)。
一例として、無人航空機管理データ82には、それぞれの無人航空機3の方向・高度対応データ43の更新情報が含まれているとする。当該更新情報は、方向・高度対応データ43のタイプスタンプ(方向・高度対応データ43の最新更新時刻を示す情報)であってもよい。
あるいは、更新情報は、方向・高度対応データ43のバージョン番号を示す情報であってもよい。バージョン番号は、方向・高度対応データ43が1回更新されるごとに、より大きい番号が付与されるものとする。この点については、管理サーバ100の方向・高度対応データ83(以下、基準更新情報)のバージョン番号も同様である。
無人航空機管理制御部62は、それぞれの無人航空機3の方向・高度対応データ43の更新情報を、基準更新情報と照合する。全てのそれぞれの無人航空機3の方向・高度対応データ43の更新情報が基準更新情報と一致している場合、無人航空機管理制御部62は、複数の無人航空機3のうちのいずれの方向・高度対応データ43を更新する必要がないと判定する。
他方、少なくとも1つの無人航空機3の方向・高度対応データ43の更新情報が基準更新情報と一致していない場合、無人航空機管理制御部62は、少なくとも1つの無人航空機3の方向・高度対応データ43を更新する必要があると判定する。例えば、少なくとも1つの無人航空機3の方向・高度対応データ43の最新更新時刻が、方向・高度対応データ83の最新更新時刻よりも前の時刻である場合、無人航空機管理制御部62は、少なくとも1つの無人航空機3の方向・高度対応データ43を更新する必要があると判定する。
あるいは、少なくとも1つの無人航空機3の方向・高度対応データ43のバージョン番号が、方向・高度対応データ83のバージョン番号よりも小さい場合、無人航空機管理制御部62は、少なくとも1つの無人航空機3の方向・高度対応データ43を更新する必要があると判定する。
複数の無人航空機3のうちのいずれの方向・高度対応データ43を更新する必要がない場合(S21でNO)、S21に戻る。他方、少なくとも1つの無人航空機3の方向・高度対応データ43を更新する必要がある場合(S21でNO)、無人航空機管理制御部62は、複数の無人航空機3のうち、特定の無人航空機3のみに対して、方向・高度対応データ43を更新するか否かを判定する(S22)。
図10の(a)には、飛行中の複数の無人航空機3のうち、無人航空機3B(特定の無人航空機3の一例)のみに対して、方向・高度対応データ43を更新させる場合が示されている。このような場合(S22でYES)、無人航空機管理制御部62は、無人航空機3B(具体的には、更新部34)に、方向・高度対応データ83を送信する(S23)。そして、S21に戻る。
この場合、無人航空機3Bのみ、方向・高度対応データ43が更新される。他方、無人航空機3Aおよび3C〜3Eについては、現行の方向・高度対応データ43が保持される。なお、特定の無人航空機3の個数は、1つに限定されず、複数であってもよい。例えば、特定の無人航空機3として、無人航空機3A・3B(2つの無人航空機3)が選択されてもよい。
図10の(b)には、飛行中の全ての無人航空機3(無人航空機3A〜3E)に対して、方向・高度対応データ43を更新させる場合が示されている。このような場合(S23でNO)、無人航空機管理制御部62は、全ての無人航空機3のそれぞれ(具体的には、それぞれの更新部34)に、方向・高度対応データ83を送信する(S24)。そして、S21に戻る。この場合、全ての無人航空機3において方向・高度対応データ43が更新される。
続いて、無人航空機3(複数の無人航空機3のうちの任意の1つ)における処理について述べる。更新部34は、管理サーバ100(具体的には、無人航空機管理制御部62)から、方向・高度対応データ83を受信したか否かを判定する(S31)。更新部34が方向・高度対応データ83を受信しなかった場合(S31でNO)、S31に戻る。
更新部34が方向・高度対応データ83を受信した場合(S31でYES)、当該更新部34は、方向・高度対応データ83を用いて、方向・高度対応データ43を更新する(S32)。そして、S31に戻る。
(管理システム1000の効果)
複数の無人航空機3の運行状況次第では、飛行中の無人航空機3に対して、方向・高度対応データ43(飛行方向に応じた高度帯の設定)を変更する必要が生じた場合が考えられる。このような場合であっても、管理サーバ100によって、無人航空機3に、方向・高度対応データ43を更新させることができる。すなわち、無人航空機3を回収することなく(無人航空機を飛行させたまま)、無人航空機3の方向・高度対応データ43を更新できる。それゆえ、無人航空機3の運行管理を、より効率的に行うことができる。
複数の無人航空機3の運行状況次第では、飛行中の無人航空機3に対して、方向・高度対応データ43(飛行方向に応じた高度帯の設定)を変更する必要が生じた場合が考えられる。このような場合であっても、管理サーバ100によって、無人航空機3に、方向・高度対応データ43を更新させることができる。すなわち、無人航空機3を回収することなく(無人航空機を飛行させたまま)、無人航空機3の方向・高度対応データ43を更新できる。それゆえ、無人航空機3の運行管理を、より効率的に行うことができる。
また、管理サーバ100によれば、複数の無人航空機3のそれぞれに対して、個別に方向・高度対応データ43を設定できる。このため、例えば、複数の無人航空機3のうち、大型の無人航空機3(例:無人航空機3A〜3B)に対して、小型の無人航空機3(例:無人航空機3C〜3E)に比べて高い高度に、各飛行方向に応じた飛行許容高度帯(第1高度帯〜第8高度帯)を設定できる。つまり、大型の無人航空機3と小型の無人航空機3とで、同一の飛行方向に対して、異なる飛行許容高度帯を設定できる。
さらに、大型の無人航空機3のうちの特定の航空機(例:無人航空機3A)、および、小型の無人航空機3のうちの特定の航空機(例:無人航空機3C)について、個別に方向・高度対応データ43を設定することもできる。
なお、管理サーバ100を、1つ以上の無人航空機3を制御する制御装置として用いることもできる。あるいは、1つの無人航空機3を無線通信によって操作するためのリモートコントローラ(リモコン)を、当該無人航空機3を制御する制御装置として用いることもできる。このように、無人航空機3の外部に制御装置を設けた場合には、当該無人航空機3から主制御部30を取り除くことができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
無人航空機1〜3および管理サーバ100の制御ブロック(特に主制御部10〜30および主制御部60)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
無人航空機1〜3および管理サーバ100の制御ブロック(特に主制御部10〜30および主制御部60)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、無人航空機1〜3および管理サーバ100は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば少なくとも1つのプロセッサ(制御装置)を備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な少なくとも1つの記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る無人航空機(1)は、自律飛行が可能な無人航空機であって、上記無人航空機の飛行方向を示す情報を取得する飛行方向取得部(例:方向センサ37)と、上記無人航空機を制御する制御装置(主制御部10)と、を備えており、上記制御装置は、上記飛行方向に応じて、当該無人航空機の飛行を許容する1つの高度帯を設定する。
本発明の態様1に係る無人航空機(1)は、自律飛行が可能な無人航空機であって、上記無人航空機の飛行方向を示す情報を取得する飛行方向取得部(例:方向センサ37)と、上記無人航空機を制御する制御装置(主制御部10)と、を備えており、上記制御装置は、上記飛行方向に応じて、当該無人航空機の飛行を許容する1つの高度帯を設定する。
上記の構成によれば、無人航空機の飛行方向に応じた1つの高度帯(1つの飛行許容高度帯,例:第1高度帯〜第8高度帯のいずれか)を設定できる。それゆえ、無人航空機に飛行許容高度帯のみを飛行させることができるので、無人航空機同士の衝突を従来よりも確実に回避できる。
本発明の態様2に係る無人航空機は、上記態様1において、上記無人航空機の位置を示す情報を取得する位置情報取得部(GPS受信部22)をさらに備えており、上記制御装置は、上記無人航空機の上記位置が、あらかじめ設定された特定エリア内にある場合に、上記飛行方向に応じた上記高度帯を設定してもよい。
上記の構成によれば、特定エリア内においてのみ、飛行許容高度帯を設定できる。
本発明の態様3に係る無人航空機は、上記態様1または2において、上記制御装置が、上記飛行方向と上記高度帯との対応関係を示すデータ(例:方向・高度対応データ43)を用いて、上記飛行方向に応じた上記高度帯を設定し、上記制御装置は、上記無人航空機の飛行中に上記データを更新してもよい。
上記の構成によれば、無人航空機を回収することなく(無人航空機を飛行させたまま)、当該無人航空機の飛行許容高度帯の設定を変更できる。
本発明の態様4に係る管理サーバ(100)は、上記態様1から3のいずれか1つに係る無人航空機を管理する管理サーバであって、上記制御装置は、上記飛行方向と上記高度帯との対応関係を示すデータを用いて、上記飛行方向に応じた上記高度帯を設定し、上記管理サーバは、飛行中である上記無人航空機に、上記データを更新させてよい。
上記の構成によれば、無人航空機を回収することなく、当該無人航空機の飛行許容高度帯の設定を変更できる。それゆえ、無人航空機をより効率的に管理できる。
本発明の態様5に係る制御装置は、自律飛行が可能な無人航空機を制御する制御装置であって、上記無人航空機には、当該無人航空機の飛行方向を示す情報を取得する飛行方向取得部が設けられており、上記制御装置は、上記飛行方向に応じて、当該無人航空機の飛行を許容する1つの高度帯を設定する高度設定部(飛行高度判定部13)を備えている。
本発明の各態様に係る制御装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記制御装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記制御装置をコンピュータにて実現させる制御装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成できる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成できる。
1、2、3、3A〜3E 無人航空機
10、20、30 主制御部(制御装置)
13 飛行高度判定部(高度設定部)
22 GPS受信部(位置情報取得部,飛行方向取得部)
37 方向センサ(飛行方向取得部)
43 方向・高度対応データ(飛行方向と高度帯との対応関係を示すデータ)
100 管理サーバ(制御装置)
10、20、30 主制御部(制御装置)
13 飛行高度判定部(高度設定部)
22 GPS受信部(位置情報取得部,飛行方向取得部)
37 方向センサ(飛行方向取得部)
43 方向・高度対応データ(飛行方向と高度帯との対応関係を示すデータ)
100 管理サーバ(制御装置)
Claims (6)
- 自律飛行が可能な無人航空機であって、
上記無人航空機の飛行方向を示す情報を取得する飛行方向取得部と、
上記無人航空機を制御する制御装置と、を備えており、
上記制御装置は、上記飛行方向に応じて、上記無人航空機の飛行を許容する1つの高度帯を設定することを特徴とする無人航空機。 - 上記無人航空機の位置を示す情報を取得する位置情報取得部をさらに備えており、
上記制御装置は、
上記無人航空機の上記位置が、あらかじめ設定された特定エリア内にある場合に、
上記飛行方向に応じた上記高度帯を設定することを特徴とする請求項1に記載の無人航空機。 - 上記制御装置は、上記飛行方向と上記高度帯との対応関係を示すデータを用いて、上記飛行方向に応じた上記高度帯を設定し、
上記制御装置は、上記無人航空機の飛行中に上記データを更新することを特徴とする請求項1または2に記載の無人航空機。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の無人航空機を管理する管理サーバであって、
上記制御装置は、上記飛行方向と上記高度帯との対応関係を示すデータを用いて、上記飛行方向に応じた上記高度帯を設定し、
上記管理サーバは、飛行中である上記無人航空機に、上記データを更新させることを特徴とする管理サーバ。 - 自律飛行が可能な無人航空機を制御する制御装置であって、
上記無人航空機には、当該無人航空機の飛行方向を示す情報を取得する飛行方向取得部が設けられており、
上記制御装置は、上記飛行方向に応じて、上記無人航空機の飛行を許容する1つの高度帯を設定する高度設定部を備えていることを特徴とする制御装置。 - 請求項5に記載の制御装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記高度設定部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017153662A JP2019031204A (ja) | 2017-08-08 | 2017-08-08 | 無人航空機、管理サーバ、制御装置、および制御プログラム |
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JP2017153662A Pending JP2019031204A (ja) | 2017-08-08 | 2017-08-08 | 無人航空機、管理サーバ、制御装置、および制御プログラム |
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JP (1) | JP2019031204A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2020179195A1 (ja) * | 2019-03-06 | 2021-12-16 | Necソリューションイノベータ株式会社 | 制御装置、制御方法及び制御プログラム |
-
2017
- 2017-08-08 JP JP2017153662A patent/JP2019031204A/ja active Pending
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