JP2019031125A - サスペンション制御システム - Google Patents

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浩貴 古田
Hirotaka Furuta
浩貴 古田
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【課題】車両の旋回時のストローク速度の推定精度を高めることができるサスペンション制御システムを提供する。【解決手段】制御装置は、ばね上上下加速度を検出する手段と、ばね上横加速度を検出する手段と、サスペンションからばね上構造体へ入力される力の合算値を算出する合算値算出手段と、単輪モデルオブザーバと、を含む。合算値算出手段は、ばね上横加速度を用いて、ばね上構造体の姿勢変化に伴う車両の接地荷重変動を算出し、車両の旋回によって車輪に入力される横方向の力がサスペンションに作用することによって生じるサスペンション反力を算出し、少なくとも接地荷重変動とサスペンション反力とを用いて合算値を算出するように構成される。オブザーバは、合算値を既知の入力とし、ばね上上下加速度を観測量の入力として、サスペンションのストローク速度の推定値を出力する。【選択図】図5

Description

本発明は、車両に搭載されるサスペンション制御システムに関する。
減衰力を変更することが可能なサスペンションを利用したスカイフックダンパー制御が知られている。スカイフックダンパー制御では、要求減衰力を発生させるために、サスペンションを介して連結されるばね上構造体とばね下構造体との間の相対速度(以下、「ストローク速度」と称する)を推定する必要がある。ストローク速度を推定する技術としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。この文献では、ダンパの減衰力のうちの非線形成分を制御入力としたオブザーバを用いてストローク速度を推定する手法において、この非線型成分を、車体のロール運動によるスタビライザのばね力、車体の横加速度に基づくロール運動による接地荷重変動分、及び前後加速度に基づくピッチ運動による接地荷重変動分で補償することが提案されている。
特開2000−289424号公報 特開平9−156337号公報
上記従来の技術では、車両のサスペンションのばね上に入力される力として、横加速度に基づくロール運動による接地荷重変動分を考慮している。しかしながら、車両の旋回時にサスペンションのばね上に入力される力は接地荷重変動分だけではなく、例えば車両の旋回によるサスペンションの反力等も存在する。このため、車両の旋回時にサスペンションのばね上に入力される力として、接地荷重変動分以外の力を考慮せずにストローク速度を推定する構成では、推定精度が低くなるおそれがある。
本発明は、上述のような課題に鑑みてなされたもので、サスペンションを備える車両において、車両の旋回時のストローク速度の推定精度を高めることができるサスペンション制御システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、車両に搭載されるサスペンション制御システムに適用される。システムは、車両のばね上構造体とばね下構造体との間を連結するサスペンションと、ばね上構造体とばね下構造体との間の相対速度であるストローク速度を推定する制御装置と、を備える。制御装置は、ばね上構造体の上下方向の加速度であるばね上上下加速度を検出するばね上上下加速度検出手段と、ばね上構造体の横方向の加速度であるばね上横加速度を検出するばね上横加速度検出手段と、サスペンションからばね上構造体へ入力される力の合算値を算出する合算値算出手段と、単輪モデルに基づく運動方程式の状態空間に基づいて構成されたオブザーバと、を含む。合算値算出手段は、ばね上横加速度を用いて、ばね上構造体の姿勢変化に伴う車両の接地荷重変動を算出し、車両の旋回によって車輪に入力される横方向の力がサスペンションに作用することによって生じるサスペンション反力を算出し、少なくとも接地荷重変動とサスペンション反力とを用いて合算値を算出するように構成される。オブザーバは、合算値を既知の入力とし、ばね上上下加速度を観測量の入力として、サスペンションのストローク速度の推定値を出力するように構成されている。
本発明に係るサスペンション制御システムによれば、サスペンションからばね上構造体へ入力される力の合算値を算出する際に、ばね上構造体の姿勢変化に伴う車両の接地荷重変動と、車両の旋回によって車輪に入力される横方向の力がサスペンションに作用することによって生じるサスペンション反力とが用いられる。これにより、車両の旋回時において、サスペンションからばね上構造体へ入力される力の算出精度が上がるので、車両の旋回時のストローク速度の推定精度を高めることが可能となる。
実施の形態1に係るサスペンション制御システムが搭載された車両の構成を示す図である。 1自由度の単輪モデルオブザーバのモデル構成を示す図である。 単輪モデルオブザーバの制御ブロック図である。 車両の旋回時に作用する力について説明するための図である。 実施の形態1のECUが可変サスペンションのストローク速度を推定する際に実行するルーチンのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に示す実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に、この発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態において説明する構造やステップ等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
実施の形態1.
<実施の形態1の車両のシステム構成>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1は、実施の形態1に係るサスペンション制御システムが搭載された車両の構成を示す図である。なお、以下の説明では、車両10の進行方向(前後方向)をX方向とし、車両10の左右方向(ロール方向)をY方向とし、車両10の上下方向をZ方向と定義する。また、Z方向の符号は上向きを「正」と定義する。
実施の形態1に係る車両10は、4つの車輪12を備えている。4つの車輪12は、前輪と後輪とがX方向に互いに離れて配置され、左車輪と右車輪とがY方向に延びる同一車軸上に互いに離れて配置されている。なお、以下の説明では、各車輪12を特に区別するときには、右前輪,左前輪,右後輪,左後輪を、それぞれ車輪12fr,12fl,12rr,12rlと表記する。
各車輪12には、可変サスペンション14とばね上上下加速度センサ16がそれぞれ設けられている。なお、以下の説明では、車輪12fr,12fl,12rr,12rlに対して設けられた各可変サスペンション14及びを特に区別するときには、それぞれ可変サスペンション14fr,14fl,14rr,14rlと表記する。同様に、車輪12fr,12fl,12rr,12rlに対して設けられた各ばね上上下加速度センサ16を特に区別するときには、それぞればね上上下加速度センサ16fr,16fl,16rr,16rlと表記する。
可変サスペンション14は、駆動電流に応じて減衰力を変更可能な伸圧従属可変ショックアブソーバとばねとから構成されている。可変サスペンション14は、車両10のばね上構造体(ボデー等)とばね下構造体(車輪等)との間を連結する。可変サスペンション14の構造自体は本発明の要旨をなすものではないので、制御量に応じて減衰力を制御し得る限りにおいて任意の構造を採ることができる。また、その制御内容についても、車両の姿勢変化を抑える内容になっている限りにおいて任意の内容であってよい。
ばね上上下加速度センサ16は、車両10の各車輪12の近傍のばね上構造体に配置され、車両の上下方向(Z方向)の加速度を検出する。
車両10のばね上構造体の重心位置の近傍には、車両の横方向(Y方向)の加速度を検出するためのばね上横加速度センサ18が設けられている。
車両10の前輪側には、左右の可変サスペンション14fr,14flを互いに連結するスタビライザ8fが設けられている。また、車両10の後輪側には、左右の可変サスペンション14rr,14rlを互いに連結するスタビライザ8rが設けられている。スタビライザ8f,8rは、スタビライザバーの両端部分が車両10の左右のサスペンションアームに取り付けられると共に、中間部分が車両10のボデー側に取り付けられる構造になっている。
実施の形態1に係る車両10は、可変サスペンション14の制御装置としてのECU20を備えている。ECU20は、ばね上上下加速度センサ16とばね上横加速度センサ18と可変サスペンション14の各々から入力される信号に基づいて、可変サスペンション14のストローク速度を推定する。なお、以下の説明では、ストローク速度の符号は、可変サスペンション14の伸側を「正」とし圧側を「負」と定義する。ECU20は、推定されたストローク速度に基づいて、車両10の姿勢が安定化されるように、可変サスペンション14へ出力される駆動電流値を制御する。
<実施の形態1の動作>
ECU20は、可変サスペンション14を用いたスカイフックダンパー制御を実行可能に構成されている。スカイフックダンパー制御は、車両10のばね上構造体であるボデー部の姿勢が安定化されるように、各車輪12の可変サスペンション14の要求減衰力を個別に決定する。可変サスペンション14の減衰力Ffcは、ばね上構造体とばね下構造体の相対速度であるストローク速度と可変サスペンション14へと付加される駆動電流値によって変化する。このため、可変サスペンション14の減衰力を要求減衰力に近づけるためには、ストローク速度の推定精度を高めることが求められる。
ストローク速度の推定には、単輪モデルに基づく運動方程式の状態空間に基づいて構成されたオブザーバ(以下、「単輪モデルオブザーバ」と称する)が用いられる。以下、単輪モデルオブザーバの一例として、ばね上上下加速度のフィードバックを行う1自由度の単輪モデルオブザーバを用いたストローク速度の推定手法について説明する。
図2は、1自由度の単輪モデルオブザーバのモデル構成を示す図である。この図に示す単輪モデルの例では、ばね上質量をM、サスペンションのばね定数をK、ショックアブソーバのベース減衰係数をCとしている。また、この図に示す単輪モデルの例では、可変サスペンション14に作用するZ方向の力をf、ばね上の上下変位をZ、ばね下の上下変位をZとしている。
状態量xが次式(1)に示す通りであり、観測量yがばね上上下加速度Z”であり、fが既知の入力uであり、そしてZが未知の入力wであるとき、1自由度の単輪モデルの状態方程式と観測方程式は、次式(2)、(3)のように表される。
Figure 2019031125
ここで、上式(2)、(3)における係数行列A、B、C、D、G、Hは以下の通りである。
Figure 2019031125
次に、状態量x、観測量yの推定値をそれぞれx^、y^とすると、カルマンフィルタを用いた状態量推定方程式と観測量推定方程式は、次式(4)、(5)のように表される。
Figure 2019031125
ここで、Lはオブザーバゲインであって、次式(6)に示すリカッチ方程式の正定対称な解Pから次式(7)に決定される。
Figure 2019031125
図3は、単輪モデルオブザーバの制御ブロック図である。以下、図3を参照して、状態量xの推定値x^であるストローク速度の推定値を算出するための単輪モデルオブザーバの構成について更に詳しく説明する。単輪モデルオブザーバ30には、既知の入力uとして力fが入力される。なお、力fを算出するための制御ロジックは、実施の形態1のシステムの特徴であるため、説明を後述する。
単輪モデルオブザーバ30へと入力された既知の入力uは、係数行列Bが乗算された後、加算器36へと入力される。加算器36では、式(4)の演算が行われ、状態量xの推定値x^の時間微分値x^’が出力される。加算器36のからの出力は積分器38に入力される。積分器から出力された状態量xの推定値x^は、係数行列Aが乗算された後、加算器36へ入力される。
また、積分器38から出力された状態量xの推定値x^は、係数行列Cが乗算された後、加算器40へ入力される。加算器40には、既知の入力uと係数行列Dとの積も入力される。加算器40では、式(5)の演算が行われ、観測量yの推定値y^が出力される。
加算器40から出力された観測量yの推定値y^は、加算器42に入力される。加算器42には、観測量yとしてのばね上上下加速度Z”も入力される。加算器42では、これらの入力値を用いて観測量yの推定誤差(y−y^)が演算される。推定誤差(y−y^)は、オブザーバゲインLが乗算された後、加算器36へと入力される。
上記の手法による演算を各車輪12についてそれぞれ行うことにより、直接計測することのできない状態量x、つまり各車輪12における可変サスペンション14のストローク速度(Z’−Z’)を推定することが可能となる。
<実施の形態1の特徴>
(スタビライザによって可変サスペンションに入力される力)
次に、実施の形態1の特徴について説明する。上述したように、実施の形態1の車両10は車両の前後輪にそれぞれスタビライザ8f,8rを備えている。スタビライザ8は、左右輪の上下変位差を小さくする方向にスタビライザバーのねじり反力が作用する。以下の説明では、このねじり反力に依拠して各可変サスペンション14に入力される力を「スタビライザ力」と称することとする。スタビライザ力はZ方向のベクトル量として表され、上向きの符号を「正」と定義する。例えば、左前の車輪12flの可変サスペンション14flのストローク量がZsflであり、右前の車輪12frの可変サスペンション14frのストローク量がZsfrであるとき、スタビライザ8fに発生するスタビライザ力Fffは次式(8)で表される。なお、次式(8)において、Kafはスタビライザ8fのばね定数である。
Figure 2019031125
上式(8)において、可変サスペンション14fl,14frのストローク量Zsfl,Zsfrは、単輪モデルオブザーバを用いて推定された1サンプル前までのストローク量を用いることができる。また、車高センサを備えたシステムでは、車高センサの検出値を用いてストローク量を算出してもよい。
同様に、左後の車輪12rlの可変サスペンション14rlのストローク量がZsrlであり、右後の車輪12rrの可変サスペンション14rrのストローク量がZsrrであるとき、スタビライザ8rに発生するスタビライザ力Frrは次式(9)で表される。なお、次式(9)において、Karはスタビライザ8rのばね定数である。
Figure 2019031125
上記のスタビライザ力Fffは左右輪に逆相で入力される。より詳しくは、可変サスペンション14frに下向きのスタビライザ力+Fffが入力されると、可変サスペンション14flには上向きのスタビライザ力−Fffが入力される。このため、スタビライザ力Fffは、車両10のばね上構造体であるボデーをロールさせる力として作用する。つまり、スタビライザ力Fffは、車両10のボデーの姿勢変化に伴い後輪側の可変サスペンション14rr,14rlにも作用する。前輪側ばね上質量をMbf、後輪側ばね上質量をMbrとすると、スタビライザ力Fffによって可変サスペンション14rr,14rlに入力されるスタビライザ力をFrfは、次式(10)にて表される。
Figure 2019031125
同様に、スタビライザ力Frrによって可変サスペンション14fr,14flに入力されるスタビライザ力Ffrは、次式(11)にて表される。
Figure 2019031125
このように、前輪側の可変サスペンション14fr,14flには、自身に取り付けられたスタビライザ8fから直接的に入力されるスタビライザ力Fffだけでなく、自身に取り付けられていないスタビライザ8rから車両10のボデーを介して間接的に入力されるスタビライザ力Ffrも作用する。同様に、後輪側の可変サスペンション14rr,14rlには、自身に取り付けられたスタビライザ8rから直接的に入力されるスタビライザ力Frrだけでなく、自身に取り付けられていないスタビライザ8fから車両10のボデーを介して間接的に入力されるスタビライザ力Frfも作用する。以下の説明では、直接的に入力されるスタビライザ力Fff,Frrを「直接スタビライザ力」とも称し、間接的に入力されるスタビライザ力Ffr,Frfを「間接スタビライザ力」とも称する。
以上より、前輪側の可変サスペンション14fr,14flに作用する総スタビライザ力Ffa、及び後輪側の可変サスペンション14rr,14rlに作用する総スタビライザ力Fraは、次式(12)、(13)にて表される。なお、上述したように、スタビライザ力はベクトル量であるから、これらを合算した総スタビライザ力Ffa、Fraはベクトル量として算出される。
Figure 2019031125
(車両の旋回によって可変サスペンションに入力されるばね上入力)
ここで、車両10が右方向又は左方向に旋回すると、各車輪12に設けられた可変サスペンション14のばね上には、上記の総スタビライザ力Ffa、Fraに加えて、旋回による力が発生する。以下、車両が左に旋回した場合の右前輪12frおよび右後輪12rrを例に、旋回によって可変サスペンション14のばね上に入力される力について説明する。
図4は、車両の旋回時に作用する力について説明するための図である。この図に示すように、旋回時の車両には、式(14)に示す横方向(Y方向)の力である横力Fが作用する。式(14)において、Mは車両重量であり、aは横方向(Y方向)の加速度(以下、「ばね上横加速度」と称する)である。車両重量Mは、車両10の構成から定まる固定値であって、予めECU20のメモリに格納されている値が使用される。ばね上横加速度aは、車両の左旋回時にa>0となり、車両の右旋回時にa<0となる。
Figure 2019031125
車両に横力Fが作用すると、車両の各車輪に作用する接地荷重が変動する。車両全体の接地荷重の変動分をΔWとすると、接地荷重変動分ΔW、及び接地荷重変動分ΔWによって可変サスペンション14fr,14rrのばね上に入力されるZ方向のばね上入力Fzyf1,Fzyr1は、次式(15)〜(17)にて表される。なお、次式において、Hはばね上構造体の重心高さであり、Tは車両の重心位置のトレッド幅であり、DrfはΔWに対する前輪側の荷重移動配分であり、DrrはΔWyに対する後輪側の荷重移動配分である。これらの値H,T,Drf,Drrは、車両10の構成から定まる固定値であって、予めECU20のメモリに格納されている値が使用される。接地荷重変動分ΔWは、上下方向(Z方向)の力であり、左旋回時の車輪12fl,12rl及び右旋回時の車輪12fr,12rrではZ方向下向きとなり、左旋回時の車輪12fr,12rr及び右旋回時の車輪12fl,12rlではZ方向上向きとなる。
Figure 2019031125
また、車両の旋回時には、各車輪の接地点にY方向の横力FyJが作用する。右前輪12frの接地点に作用する横力をFyJfとし、右後輪12rrの接地点に作用する横力をFyJrとすると、横力FyJf,FyJr、及び横力FyJf,FyJrによって可変サスペンション14fr,14rrのばね上に入力されるZ方向のばね上入力(サスペンション反力)Fzyf2,Fzyr2は、次式(18)〜(21)にて表される。なお、これらの式において、lは車両のホイールベースを示し、lは後輪軸重心間距離を示し、lは前輪軸重心間距離を示し、Tは前輪トレッド幅を示し、Tは後輪トレッド幅を示し、Hは前輪ロールセンター高さを示し、Hは後輪ロールセンター高さを示している。また、tanφJf(=2H/T)は前輪の接地点と瞬間中心とを結ぶ仮想サスペンションリンクの路面に対する傾きを示し、tanφJr(=2H/T)は後輪の接地点と瞬間中心とを結ぶ仮想サスペンションリンクの路面に対する傾きを示している。これらの値l,l,l,T,T,H,H,tanφJf,tanφJrは、車両10の構成から定まる固定値であって、予めECU20のメモリに格納されている値が使用される。
Figure 2019031125
さらに、車両の旋回時には、各車輪の中心にばね下構造体の慣性力が作用する。右前輪12frに作用するばね下慣性力をFyIfとし、右後輪12rrの中心に作用するばね下慣性力をFyIrとすると、ばね下慣性力FyIf,FyIrによって可変サスペンション14fr,14rrのばね上に入力されるZ方向のばね上入力(サスペンション反力)Fzyf3,Fzyr3は、次式(22)〜(25)で表される。なお、これらの式において、Mwfは前輪のばね下質量を示し、Mwrは後輪のばね下質量を示し、tanφIfは前輪の中心点と瞬間中心とを結ぶ仮想サスペンションリンクの路面に対する傾きを示し、tanφIrは後輪の中心点と瞬間中心とを結ぶ仮想サスペンションリンクの路面に対する傾きを示し、Rtfは前輪の半径を示し、Rtrは後輪の半径を示し、Rcfは前輪のロールキャンバキャンセル率を示し、Rcrは後輪のロールキャンバキャンセル率を示している。これらの値Mwf,Mwr,Rtf,Rtr,Rcf,Rcrは、車両10の構成から定まる固定値であって、予めECU20のメモリに格納されている値が使用される。なお、ばね下慣性力FyIf,FyIrは横方向(Y方向)の力であり、右旋回時は正値となり、左旋回時は負値となる。
Figure 2019031125
さらに、車両の旋回時には、車両の重心が横方向(Y方向)にずれることによって、次式(26),(27)に示すZ方向のばね上入力Fzyf4,Fzyr4が可変サスペンション14fr,14rrに作用する。
Figure 2019031125
式(26),(27)において、Hはばね上重心の高さを示し、Hは重心位置でのロールセンター高さを示し、φは旋回によるロール角を示している。これらの式中の値H,M,H,T,Drf,Drrは、車両10の構成から定まる固定値であって、予めECU20のメモリに格納されている値が使用される。なお、ロール角φは、ばね上上下加速度センサ16によって検出される上下加速度を用いて推定することができるが、当該手法は積分演算及びハイパスフィルタ処理を含むため誤差の影響が大きい。そこで、実施の形態1のシステムでは、例えばばね上横加速度センサ18によって検出されたばね上横加速度aを用いた次式(28)により推定する。この式において、Ksfは可変サスペンション14fr,14flのばね定数であり、Ksrは可変サスペンション14rr,14rlのばね定数であり、Ktfは前輪12fl,12frのばね定数であり、Ktrは後輪12rl,12rrのばね定数である。なお、ロール角φの算出方法は式(28)を用いる方法に限らず、例えばジャイロセンサ等を用いて直接検出してもよい。
Figure 2019031125
(単輪モデルオブザーバを用いたストローク速度の推定)
上述した単輪モデルオブザーバを用いたストローク速度の推定では、既知の入力uとして、可変サスペンション14に作用するZ方向の力fを入力する。実施の形態1のシステムでは、この力fに対して上記の総スタビライザ力と、車両の旋回によって発生する力とを反映させる点に特徴を有している。但し、上述した旋回によるZ方向の力は、可変サスペンション14のばね上に入力されるZ方向の力を直接推定しているため、当該力にはスタビライザ力の成分も含まれている。このため、可変サスペンション14のばね上に入力される力として、これらの力を加算すると、スタビライザ力の成分が2重に加算されてしまう。そこで、実施の形態1のシステムでは、旋回によるZ方向の力からスタビライザ力の成分を除外することが行われる。具体的には、可変サスペンション14fr,14rrに発生するばね上入力に含まれるスタビライザ力の成分Fzyf5,Fzyr5は次式(29),(30)で表される。
Figure 2019031125
以上より、旋回による可変サスペンション14fr,14rrのばね上入力の合計値Fzyfr,Fzyrrは、次式(31),(32)で表される。
Figure 2019031125
なお、可変サスペンション14fl,14rlのばね上入力の合計値Fzyfl,Fzyrlついては、式(14)〜(32)の演算を左車輪12fl,12rlに適用することにより求めることができる。
上述した単輪モデルオブザーバの既知の入力uとしての力fは、可変サスペンション14の減衰力Ffcと、総スタビライザ力と、旋回によるばね上入力の合計値と、を含んでいる。可変サスペンション14fl,14fr,14rl,14rrにて発生する減衰力FfcをそれぞれFfcfl,Ffcfr,Ffcrl,Ffcrrとすると、可変サスペンション14fl,14fr,14rl,14rrに作用する力ffl,ffr,frl,frrは、次式(33)〜(36)にて表される。以下の説明では、減衰力と総スタビライザ力と旋回によるばね上入力の合計値とが合算された力を「合算値」とも称する。なお、総スタビライザ力、ばね上入力の合計値、及び減衰力はともにZ方向のベクトル量であるから、これらを合算した合算値ffl,ffr,frl,frrについてもZ方向のベクトル量として算出される。
Figure 2019031125
式(33)〜(36)の演算は、図3に示す加算器48で行われる。具体的には、加算器48は、入力される減衰力と総スタビライザ力とばね上入力とを合算した力fを既知の入力uとして出力する。
なお、減衰力Ffcは、可変サスペンション14に供給される駆動電流値とストローク速度に応じて変動する。ECU20は、この関係の規定したマップを記憶している。図3に示す演算器44には、状態量xの推定値x^であるストローク速度の推定値と駆動電流値が入力される。演算器44では、このマップに従い、駆動電流値とストローク速度の推定値に対応する減衰力Ffcが算出される。なお、減衰力Ffcは応答遅れの要素を含んでいる。このため、演算器44から出力された減衰力Ffcは、演算器46において減衰力の1次遅れが補正された後、加算器48へ出力される。
このように、合算値ffl,ffr,frl,frrには、車両の旋回時において可変サスペンション14のばね上に入力されるばね上入力が合算されている。これにより、車両の旋回時におけるストローク速度の推定精度を高めることが可能となる。
<実施の形態1の具体的処理>
次に、フローチャートを参照して、実施の形態1のシステムがストローク速度を推定する際に実行する具体的処理について説明する。図5は、ECU20が可変サスペンション14のストローク速度を推定する際に実行するルーチンのフローチャートである。
このルーチンでは、先ず、ばね上上下加速度センサ16のセンサ信号がA/D変換される(ステップS1)。以下の説明では、ばね上上下加速度センサ16fr,16fl,16rr,16rlのセンサ信号のA/D変換後の値を、それぞれ検出加速度Z”,Z”,Z”,Z”と称する。
次に、各輪位置でのばね上上下加速度が算出される(ステップS2)。ここでは、先ず
検出加速度Z”,Z”,Z”,Z”を用いた次式(37)〜(40)に従い、ばね上構造体の重心位置の上下加速度Zg”、ロール加速度Φg”、ピッチ加速度Θg”が算出される。なお、次式(37)〜(40)において、L,L,L,L、及び、W,W,W,Wは、ばね上上下加速度センサ16fr,16fl,16rr,16rrのX方向の位置、及びY方向の位置をそれぞれ示している。また、L、及びWは、ばね上構造体のX方向の重心位置、及びY方向の重心位置を示している。これらの値L,W(i=1,2,3,4)、L、Wは、センサ配置等から定まる固定値であって、予めECU20のメモリに格納されている値が使用される。
Figure 2019031125
Figure 2019031125
Figure 2019031125
Figure 2019031125
ステップS2では、次に、各輪位置でのばね上上下加速度Zb”が算出される。ここでは、次式(41)に従い、可変サスペンション14fl,14fr,14rl,14rrの直上部におけるばね上上下加速度Zbfl”, Zbfr”, Zbrl”, Zbrr”が算出される。
Figure 2019031125
なお、ばね上上下加速度Zbfl”, Zbfr”, Zbrl”, Zbrr”を算出する方法は上記のものに限られない。すなわち、例えば3個のばね上上下加速度センサ16を用いた公知の手法を採用してもよい。
次のステップでは、式(8)、(9)に従い、スタビライザ8f,8rに発生する直接スタビライザ力Fff,Frrが算出される(ステップS3)。次に、式(10)、(11)に従い、直接スタビライザ力Fffによって可変サスペンション14rr,14rlに入力される間接スタビライザ力Frf、及び直接スタビライザ力Frrによって可変サスペンション14fr,14flに入力される間接スタビライザ力Ffrが算出される(ステップS4)。そして、式(12)、(13)に従い、前輪側の可変サスペンション14fr,14flに作用する総スタビライザ力Ffaと、後輪側の可変サスペンション14rr,14rlに作用する総スタビライザ力Fraが算出される(ステップS5)。
次に、ばね上横加速度センサ18のセンサ信号から、ばね上横加速度aが検出される(ステップS6)。次に、車両の旋回によるばね上入力の合計値Fzyf,Fzyrが算出される(ステップS7)。ここでは、具体的には、上記ステップS6において検出されたばね上横加速度aを用いて式(16),(17)、式(20),(21)、式(24),(25)、式(26),(27)、及び式(29),(30)をそれぞれ演算することにより、接地荷重変動分ΔWに基づくばね上入力Fzyf1,Fzyr1、横力FyJf,FyJrに基づくばね上入力Fzyf2,Fzyr2、ばね下慣性力FyIf,FyIrに基づくばね上入力Fzyf3,Fzyr3、重心の横ずれに基づくばね上入力Fzyf4,Fzyr4、及びばね上入力に含まれるスタビライザ力の成分Fzyf5,Fzyr5が算出される。そして、式(31)〜(34)に従い、可変サスペンション14fr,14fl,14rr,14rlに作用するばね上入力の合計値Fzyfr,Fzyfl,Fzyrr,Fzyrlが算出される。
次のステップでは、各可変サスペンション14の駆動電流とストローク速度の推定値とが読み込まれ、これらの値に対応する減衰力Ffcfl,Ffcfr,Ffcrl,Ffcrrがマップから特定される(ステップS8)。
次のステップでは、上記ステップS5において算出された総スタビライザ力Ffa,Fraと、上記ステップS7において算出されたばね上入力の合計値Fzyfr,Fzyfl,Fzyrr,Fzyrlと、上記ステップS8において算出された減衰力Ffcfl,Ffcfr,Ffcrl,Ffcrrを上式(33)〜(36)に代入することにより、可変サスペンション14fl,14fr,14rl,14rrに作用する力の合算値ffl,ffr,frl,frrが算出される。
次に、上記ステップS9にて算出された力ffl,ffr,frl,frrを既知の入力uとし、上記ステップS2において算出されたばね上上下加速度Zbfl”,Zbfr”,Zbrl”,Zbrr”を観測量yとして、上述した単輪モデルオブザーバを用いることにより、状態量xとしてのストローク速度(Z’−Z’)が推定される(ステップS10)。
以上説明したように、実施の形態1のサスペンション制御システムによれば、車両10の旋回によって可変サスペンション14のばね上に入力される力として、接地荷重変動分ΔWに基づくばね上入力Fzyf1,Fzyr1、横力FyJf,FyJrに基づくばね上入力Fzyf2,Fzyr2、ばね下慣性力FyIf,FyIrに基づくばね上入力Fzyf3,Fzyr3、重心の横ずれに基づくばね上入力Fzyf4,Fzyr4が考慮される。これにより、可変サスペンション14へ入力される力(既知の入力)を精度よく算出することができるので、単輪モデルオブザーバを利用したストローク速度の推定を高精度に行うことが可能となる。
また、実施の形態1のサスペンション制御システムによれば、前輪側に設けられたスタビライザ8fに発生するスタビライザ力の影響が、当該スタビライザ8fが設けられていない後輪側の可変サスペンション14rl,14rrへ作用する力frl,frrに反映される。また同様に、後輪側に設けられたスタビライザ8rに発生するスタビライザ力の影響が、当該スタビライザ8rが設けられていない前輪側の可変サスペンション14fl,14frへ作用する力ffl,ffrに反映される。これにより、可変サスペンション14へ入力される力(既知の入力)を精度よく算出することができるので、単輪モデルオブザーバを利用したストローク速度の推定を高精度に行うことが可能となる。また、高精度なストローク速度の推定により、ストローク量の推定精度も向上する。
さらに、実施の形態1のサスペンション制御システムによれば、可変サスペンション14のばね上入力からスタビライザ力の成分が除外される。これにより、可変サスペンション14へ入力される力(既知の入力)を精度よく算出することができるので、単輪モデルオブザーバを利用したストローク速度の推定を高精度に行うことが可能となる。
実施の形態1のサスペンション制御システムは、以下のように変形した形態を適用してもよい。
実施の形態1のサスペンション制御システムが適用される車両は、スタビライザ8を備えなくてもよい。この場合、スタビライザ力Ffr,Frr及びばね上入力に含まれるスタビライザ力の成分Fzyf5,Fzyr5を0として演算すればよい。
オブザーバは、単輪モデルオブザーバであれば、その自由度の数、状態方程式の取り方、連続系、離散系等に限定はない。例えば、システムは、2自由度の単輪モデルオブザーバを利用してストローク速度を推定する構成でもよい。また、単輪モデルオブザーバは連続系のカルマンフィルタを利用する構成に限らず、離散系のカルマンフィルタを利用する構成でもよい。
なお、実施の形態1のサスペンション制御システムでは、ECU20がステップS1及びステップS2の処理を実行することにより本発明の「ばね上上下加速度検出手段」が実現され、ECU20がステップS6の処理を実行することにより本発明の「ばね上横加速度検出手段」が実現され、ECU20がステップS3〜S5、ステップS7〜S9の処理を実行することにより本発明の「合算値算出手段」が実現されている。
8 スタビライザ
10 車両
12 車輪
14 可変サスペンション
16 ばね上上下加速度センサ
18 ばね上横加速度センサ
20 ECU
30 単輪モデルオブザーバ
36,40,42,48 加算器
38 積分器
44,46 演算器

Claims (1)

  1. 車両に搭載されるサスペンション制御システムであって、
    前記車両のばね上構造体とばね下構造体との間を連結するサスペンションと、
    前記ばね上構造体と前記ばね下構造体との間の相対速度であるストローク速度を推定する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記ばね上構造体の上下方向の加速度であるばね上上下加速度を検出するばね上上下加速度検出手段と、
    前記ばね上構造体の横方向の加速度であるばね上横加速度を検出するばね上横加速度検出手段と、
    前記サスペンションから前記ばね上構造体へ入力される力の合算値を算出する合算値算出手段と、
    単輪モデルに基づく運動方程式の状態空間に基づいて構成されたオブザーバと、を含み、
    前記合算値算出手段は、
    前記ばね上横加速度を用いて、前記ばね上構造体の姿勢変化に伴う前記車両の接地荷重変動を算出し、
    前記車両の旋回によって車輪に入力される横方向の力が前記サスペンションに作用することによって生じるサスペンション反力を算出し、
    少なくとも前記接地荷重変動と前記サスペンション反力とを用いて前記合算値を算出するように構成され、
    前記オブザーバは、前記合算値を既知の入力とし、前記ばね上上下加速度を観測量の入力として、前記サスペンションのストローク速度の推定値を出力するように構成されていることを特徴とするサスペンション制御システム。
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