JP2019030268A - Agricultural machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は農作業機に関する。特に、圃場を耕耘する作業ロータを備えた農作業機に関する。 The present invention relates to an agricultural machine. In particular, the present invention relates to a farm work machine including a work rotor for plowing a farm field.
従来、トラクタの後部にヒッチ機構を介して装着され、トラクタに牽引されることにより駆動力を得る農作業機が知られている。例えば、特許文献1に記載された農作業機は、トラクタの後部に装着され、牽引されることにより、フロント側の作業ロータが回転し、その動力がチェーン機構を介してリア側の作業ロータに伝達される構造となっている。このような構造の農作業機は、トラクタの走行に伴い、フロント側の作業ロータ及びリア側の作業ロータが回転することにより、それぞれの作業ロータに設けられた耕耘爪が圃場を耕耘する。 2. Description of the Related Art Conventionally, there is known an agricultural machine that is attached to a rear portion of a tractor via a hitch mechanism and obtains a driving force by being pulled by the tractor. For example, the agricultural working machine described in Patent Document 1 is attached to the rear portion of the tractor and pulled to rotate the front working rotor, and the power is transmitted to the rear working rotor through the chain mechanism. It has a structure. In the agricultural working machine having such a structure, as the tractor travels, the front working rotor and the rear working rotor rotate, so that the tilling claws provided on the respective working rotors plow the field.
特許文献1に記載された農作業機は、フロント側の作業ロータの軸、及びリア側の作業ロータの軸の両方が一つのシールドカバーで覆われている。シールドカバーは、農作業機が圃場を耕耘した土が飛散することを防止する。 In the agricultural machine described in Patent Document 1, both the shaft of the front-side work rotor and the shaft of the rear-side work rotor are covered with one shield cover. The shield cover prevents the soil cultivated by the farm machine from scattering.
特許文献1に記載された農作業機は、シールドカバーがフロント側及びリア側の両方の作業ロータの軸を覆っているため、例えば、フロント側の作業ロータに付着した土を取り除く、あるいは、フロント側の作業ロータの耕耘爪を交換するなどの一方側の作業ロータのメンテナンス作業において、シールドカバーがメンテナンスの妨げとなることがある。 In the agricultural machine described in Patent Document 1, since the shield cover covers the shafts of both the front and rear working rotors, for example, the soil attached to the front working rotor is removed, or the front side In the maintenance work of the work rotor on one side, such as exchanging the tilling claws of the work rotor, the shield cover may interfere with the maintenance.
本発明は、農作業機において、メンテナンス作業の効率を向上させることを課題とする。 An object of the present invention is to improve the efficiency of maintenance work in an agricultural machine.
本発明の一実施形態による農作業機は、走行機体の後部に装着され、走行機体に牽引されて圃場を耕耘する農作業機であって、走行機体の走行に伴って、複数の第1耕耘爪が配置される第1爪軸を回転軸として回転する第1作業ロータと、第1作業ロータの回転に伴って、複数の第2耕耘爪が配置される第2爪軸を回転軸として回転する第2作業ロータと、農作業機の側面視において、第2爪軸及び第2耕耘爪とは離間し、第2爪軸の上方に、第2爪軸を覆うように配置されるカバー部材とを備え、カバー部材の前方の端部は、農作業機の側面視において、第1爪軸と第2爪軸との間に位置する。 A farm work machine according to an embodiment of the present invention is a farm work machine that is attached to the rear portion of a traveling machine body and is pulled by the traveling machine body to cultivate a farm field. A first working rotor that rotates with the first claw shaft disposed as a rotation axis, and a second rotation that rotates with the second claw shaft disposed with the plurality of second tilling claws as the rotation axis in accordance with the rotation of the first work rotor. A two-work rotor, and a cover member that is spaced apart from the second claw shaft and the second tilling claw and is disposed above the second claw shaft so as to cover the second claw shaft in a side view of the agricultural machine. The front end portion of the cover member is located between the first claw shaft and the second claw shaft in a side view of the agricultural machine.
カバー部材は、第1カバー部材と第2カバー部材とから構成され、農作業機の側面視において、第2カバー部材の前方の端部は、第1カバー部材よりも前方に突出し、第2カバー部材の後方の端部は、第1カバー部材よりも後方に突出していてもよい。 The cover member is composed of a first cover member and a second cover member. In a side view of the agricultural machine, the front end portion of the second cover member protrudes more forward than the first cover member, and the second cover member The rear end portion of the first cover member may protrude rearward from the first cover member.
第2カバー部材の前方の端部は、第1爪軸と第2爪軸との間に位置してもよい。 The front end portion of the second cover member may be located between the first claw shaft and the second claw shaft.
第2カバー部材の後方の端部は、第2爪軸とカゴローラとの間に位置してもよい。 The rear end of the second cover member may be located between the second claw shaft and the cage roller.
第2カバー部材の材料は、ゴムであってもよい The material of the second cover member may be rubber.
第2カバー部材の前方の端部は、第1作業ロータが回転する際の、第1耕耘爪の先端部の回転軌跡の内側に位置してもよい。 The front end portion of the second cover member may be positioned inside the rotation locus of the tip portion of the first tilling claw when the first work rotor rotates.
本発明によれば、農作業機において、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。 According to the present invention, the efficiency of maintenance work can be improved in an agricultural machine.
<第1実施形態>
(農作業機の構成)
本実施形態の農作業機100の構成について説明する。本実施形態では、農作業機100として、トラクタ等の走行機体の後部に装着され、走行機体に牽引されて圃場を耕耘する耕耘作業機を例示する。
<First Embodiment>
(Composition of farm equipment)
A configuration of the
図1は、第1実施形態の農作業機100を後方側の左斜め上から見た概略図である。図2は、第1実施形態の農作業機100を上方から見た概略図である。図3は、第1実施形態の農作業機100を前方側の斜め上方から見た概略図である。なお、図1〜図3は、本実施形態の農作業機100の概略の構成を示すものであり、説明の便宜上、一部の部品の図示を省略している。
FIG. 1 is a schematic view of the
本実施形態の農作業機100は、大別して、装着部10、耕耘作業部20、鎮圧作業部30を含む。以下、各部について詳細に説明する。
The
装着部10は、トップマスト11、一対のロワーリンク12a及び12b、一対の支持部材13a及び13b、並びに一対の第1連結部材14a及び14bを有する。
The
支持部材13a及び13bは、耕耘作業部20の第1支持フレーム21及び第2支持フレーム22に固定され、トップマスト11を支持する。ロワーリンク12a及び12bは、第1支持フレーム21に直接固定される。第1連結部材14a及び14bは、トップマスト11とロワーリンク12a及び12bとを連結する。
The
トップマスト11とロワーリンク12a及び12bは、トラクタ等の走行機体の後部に設けられた三点リンク機構(図示せず)に対して連結される。三点リンク機構の構造は公知であるため、ここでの説明は省略する。装着部10が走行機体の三点リンク機構に連結されることにより、本実施形態の農作業機100は、走行機体の後部に装着される。
The
耕耘作業部20は、第1支持フレーム21、第2支持フレーム22、一対のサイドプレート23a及び23b、第1カバー部材24、第1作業ロータ25、第2作業ロータ26、複数のサブソイラ27、一対の規制部材29a及び29b、並びに、後述する変速機構40を有する。図1において、変速機構40は点線で示され、変速機構カバー部材41で覆われている。
The
第1支持フレーム21及び第2支持フレーム22は、サイドプレート23a及び23bに対して連結され、サイドプレート23a及び23bを支持する。また、前述のとおり、第1支持フレーム21及び第2支持フレーム22は、支持部材13a及び13bを介してトップマスト11を支持する。第1支持フレーム21は、さらにロワーリンク12a及び12bを支持する。
The
さらに、第1支持フレーム21は、複数のサブソイラ27を支持する。複数のサブソイラ27は、それぞれ固定部材28を介して第1支持フレーム21に対して着脱可能に固定される。サブソイラ27は、走行機体の走行に伴って心土(下層土とも呼ばれる)を破砕し、膨軟にする部品であり、第1支持フレーム21に対して所定の間隔で配置される。なお、固定部材28は、第1支持フレーム21の任意の位置に取り付けることが可能となっている。
Further, the
サイドプレート23a及び23bの間には、第1作業ロータ25及び第2作業ロータ26が架設される。第1カバー部材24は、サイドプレート23a及び23bの間に架設され、第2作業ロータ26の上方を覆う。第1カバー部材24は、第1作業ロータ25及び第2作業ロータ26の耕耘作業時に、上方への土塊の飛散を防ぐ役割を担う。
A
また、サイドプレート23a及び23bには、それぞれ規制部材29a及び29bが取り付けられている。これら規制部材29a及び29bは、後述する第1カゴローラ31を支持する一対の第1支持アーム33a及び33bの上下方向の動きを規制する手段として機能する。
Further, regulating
第1作業ロータ25は、第1爪軸25a及び複数の第1耕耘爪25bを含む。第1耕耘爪25bは、第1爪軸25aの所定の装着位置(例えば、第1爪フランジ25g)において軸周りに複数配置される。本実施形態では、一箇所の第1爪フランジ25gに対して、例えば、6本の第1耕耘爪25bが配置される。また、第1爪フランジ25gは、第1爪軸25aの長手方向において所定の間隔で離間して複数設けられる。
The first working
第2作業ロータ26は、第2爪軸26a及び複数の第2耕耘爪26bを含む。第1作業ロータ25と同様に、第2耕耘爪26bも、第2爪軸26aの所定の装着位置(例えば、第2爪フランジ26g)において軸周りに複数配置される。本実施形態では、一箇所の第2爪フランジ26gに対して、例えば、6本の第2耕耘爪26bが配置される。また、第2爪フランジ26gは、第2爪軸26aの長手方向において所定の間隔で離間して複数設けられる。
The second working
本実施形態において、第1耕耘爪25bは、隣接する第1爪フランジ25gの間で位相をずらして第1爪軸25aに対して装着されている。すなわち、第1作業ロータ25を第1爪軸25aに沿った方向(左右方向)から見た場合、各第1爪フランジ25gにおいて隣接する複数の第1耕耘爪25bは、第1爪軸25aの一方側から他方側に向かって螺旋状に配置されている。第2耕耘爪26bについても同様の構成で第2爪軸26aに装着されている。これにより、第1作業ロータ25及び第2作業ロータ26の耕耘時の抵抗を小さくすることができると共に、凹凸の少ない均一な圃場表面を得ることができる。
In the present embodiment, the first tilling
また、第1爪軸25a及び第2爪軸26aは、それぞれサイドプレート23a及び23bに対し、軸受等を介して回転可能に取り付けられている。さらに、第1爪軸25a及び第2爪軸26aは、変速機構40を介して互いに連動可能となっている。本実施形態において、変速機構40は、サイドプレート23aに設けられ、周囲を変速機構カバー部材41で保護されている。
Moreover, the 1st nail | claw axis |
本実施形態において、変速機構40は、第2作業ロータ26の回転速度を、第1作業ロータ25の回転速度よりも増加させる機能を担う(その意味では、「増速機構」と呼んでも差し支えない)。例えば、本実施形態では、変速機構40により、第2作業ロータ26が、第1作業ロータ25の2倍以上4倍以下(具体的には、約3倍)の速度で回転する。
In the present embodiment, the
なお、本実施形態において、変速機構40は、大きさの異なる複数のスプロケットと、これら複数のスプロケットに架設されたローラーチェーンとを組み合わせて構成される。ただし、これに限らず、変速機構40は、歯数の異なる複数の平歯車を組み合わせて構成することも可能である。
In the present embodiment, the
鎮圧作業部30は、第1カゴローラ31、第2カゴローラ32、一対の第1支持アーム33a及び33b、並びに一対の第2支持アーム34a及び34bを有する。
The pressure reducing
第1カゴローラ31は、リング状の複数の支持部材31aに対して複数のフラットバー31bが架設された構造となっている。同様に、第2カゴローラ32も、リング状の複数の支持部材32aに対して複数のフラットバー32bが架設された構造となっている。なお、本実施形態では図示を省略しているが、支持部材31a及び支持部材32aは、共に中心付近に設けられた開口部の内側に回転軸を有する。すなわち、第1カゴローラ31及び第2カゴローラ32は、図示しない回転軸を中心として回転する。
The
本実施形態の農作業機100では、走行機体の走行に伴って前方に進行すると、第1カゴローラ31及び第2カゴローラ32が耕耘作業部20の通過した後を回転しながら進行する。その際、複数のフラットバー31b及び32bが、耕耘作業部20によって耕耘された圃場の土塊を砕土及び鎮圧する構成となっている。
In the agricultural working
第1カゴローラ31は、第1支持アーム33a及び33bにより回動可能に支持される。第1支持アーム33a及び33bの一端は、サイドプレート23a及び23bに回動可能に連結され、他端は、第1カゴローラ31の回転軸(図示せず)に連結される。前述のとおり、第1支持アーム33a及び33bの上下方向の動きは、耕耘作業部20に設けられた規制部材29a及び29bによって規制することができる。
The
第2カゴローラ32は、一対の第2支持アーム34a及び34bにより回動可能に支持される。これら第2支持アーム34a及び34bの一端は、第1支持アーム33a及び33bに回動可能に連結され、他端は、第2カゴローラ32の回転軸(図示せず)に連結される。本実施形態では、第2支持アーム34a及び34bの一端が、第1支持アーム33a及び33bに回動可能に連結されているため、第1カゴローラ31及び第2カゴローラ32それぞれの上下方向の動きに自由度がある。
The
また、例えば第2支持フレーム22(又は第1支持フレーム21)と第2支持アーム34a及び34bとの間に電動シリンダ等を架設し、第2カゴローラ32を任意の位置にリフトアップすることができる構成としてもよい。この場合、第1カゴローラ31のみで圃場の砕土及び鎮圧を行うことが可能である。また、このような構造とした場合は、第2カゴローラ32の荷重が第1カゴローラ31に掛かるため、第1カゴローラ31の鎮圧性能を上げることが可能である。
Further, for example, an electric cylinder or the like is installed between the second support frame 22 (or the first support frame 21) and the
以上のように、本実施形態の農作業機100は、走行機体の走行に伴って牽引され、第1作業ロータ25及び第2作業ロータ26の作用により圃場表面を耕耘する。そして、第1作業ロータ25及び第2作業ロータ26によって耕耘された圃場の土塊を第1カゴローラ31及び第2カゴローラ32の作用により砕土及び鎮圧する。
As described above, the agricultural working
このとき、第2作業ロータ26の回転速度は、変速機構40により、第1作業ロータ25の回転速度よりも増速される。例えば、本実施形態の農作業機100は、第2作業ロータ26が、第1作業ロータ25の約3倍の速度で回転する。したがって、トラクタ等の走行機体を高速走行させ、スピーディに圃場を耕耘することが可能である。
At this time, the rotation speed of the
(土飛散防止カバーの構成)
次に、本実施形態の農作業機100における土飛散防止カバー43の具体的な構成について、図4を用いて説明する。なお、図4の説明においては、図1から図3において説明した内容は、その説明を省略する。また、図4において、Fとその矢印は側面視において前、前方を表す。Bとその矢印は側面視において後ろ、後方を表す。Uとその矢印は側面視において上、上方を表す。Dとその矢印は側面視において下、下方を表す。
(Structure of soil scattering prevention cover)
Next, a specific configuration of the soil scattering prevention cover 43 in the
図4は、本実施形態の農作業機100における土飛散防止カバー43、第1作業ロータ25、及び第2作業ロータ26の構成を示す側面図である。
FIG. 4 is a side view showing configurations of the soil scattering
土飛散防止カバー43の前方の端部は、第1爪軸25aと第2爪軸26aとの間に位置する。さらに、土飛散防止カバー43の後方の端部は、第2爪軸26aと第1カゴローラ31との間に位置する。
The front end of the soil scattering prevention cover 43 is located between the
土飛散防止カバー43は、第1カバー部材24、及び第2カバー部材42から構成される。
The soil scattering prevention cover 43 includes a
第1カバー部材24は、農作業機100の側面視において、第2爪軸26aの上方に配置される。また、農作業機100の側面視において、第1カバー部材24の下方には、第1爪軸25aは配置されない。さらに、第1カバー部材24は、第2カバー部材42と重なっている。第1カバー部材24は、シールドカバーとも呼ぶことがある。
The
第2カバー部材42は、農作業機100の側面視において、第2爪軸26aの上方に配置される。また、農作業機100の側面視において、第2カバー部材42の下方には、第1爪軸25aは配置されない。さらに、第2カバー部材42と後述する回転軌跡260とは離間している。すなわち、第2カバー部材42は、第2爪軸26a及び第2耕耘爪26bと離間している。
The
また、農作業機100の側面視において、第2カバー部材42の前方の端部は、第1カバー部材24より前方に突出している。同様に、第2カバー部材42の後方の端部は、第1カバー部材24より後方にも突出している。ここで、第1カバー部材24の端部に対する第2カバー部材42の端部は、前方に比べて後方により長く突出している。また、第2カバー部材42の前方の端部が第1カバー部材24から前方に突出する長さは、後述する回転軌跡250に届かない長さである。すなわち、第2カバー部材42の前方の端部は、第1耕耘爪25bの先端部と接触しない。また、第2カバー部材42の前方の端部は、第2耕耘爪26bの先端部と接触しない。第2カバー部材42の前方の端部が、第1耕耘爪25bの先端部、及び、第2耕耘爪26bの先端部と接触しないことによって、第2カバー部材42が、第1耕耘爪25b、及び、第2耕耘爪26bと接触することによる、第2カバー部材42、第1耕耘爪25b、及び、第2耕耘爪26b相互の摩耗を防ぐことができる。
Further, in the side view of the
さらに、農作業機100の側面視において、第2カバー部材42の前方の端部は、第2爪軸26aの前方に位置する第2耕耘爪26bの先端部よりも、後方に位置している。また、第2カバー部材42の後方の端部は、第2爪軸26aの後方に位置する第2耕耘爪26bの先端部よりも、後方に位置している。すなわち、農作業機100において、第2カバー部材42は、第2作業ロータ26の前方よりも、後方を覆うように配置されている。第2カバー部材42が、第2作業ロータ26の前方よりも、後方を覆うことによって、第2作業ロータ26が後方に巻き上げる土の飛散を防止することができる。
Furthermore, in the side view of the
また、第2カバー部材42の前方の端部は、第1爪軸25aと第2爪軸26aとの間に位置する。さらに、第2カバー部材42の後方の端部は、第2爪軸26aと第1カゴローラ31との間に位置する。
The front end portion of the
第2カバー部材42の材料は、例えば、鉄、ステンレス、セラミックス、樹脂、木材、ゴムなどを適用することができる。本明細書においては、第2カバー部材42の材料は、ゴムである例を示す。第2カバー部材42の材料がゴムであることによって、土飛散防止カバー43には土が付着しにくく、また、第2カバー部材42に土が付着したとしても、第2作業ロータ26によって巻き上げられた土が第2カバー部材42と衝突すると、第2カバー部材42が弾性を有するゴムであるため、第2カバー部材42が振動する。第2カバー部材42自体が振動することによって、第2カバー部材42に付着した土を効率よく落とすことができる。さらに、第2カバー部材42の材料がゴムであることによって、土飛散防止カバー43全体の重さをより軽量化することができる。農作業機100を構成する各部品を軽量化することは、農作業機100の作業効率を向上させることに有利に働く。なお、第2カバー部材42はゴムカバーと呼ぶこともある。
As the material of the
本実施形態では、第1カバー部材24と第2カバー部材42とは、ボルトとナットによって固定されている例を示す。第1カバー部材24と第2カバー部材42との固定は、この構成に限定されない。例えば、接着剤のような粘着性の材料により、第1カバー部材24と第2カバー部材42とを接着してもよいし、リベットのような部材で固定するようにしてもよい。本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜選択すればよい。
In this embodiment, the
なお、土飛散防止カバー43は、第2カバー部材42を必ずしも有してなくてもよい。第2カバー部材42を有さないことによって、土飛散防止カバー43全体の重さをさらに軽量化することができる。
The soil scattering prevention cover 43 does not necessarily have the
また、ここでは、第2カバー部材42が1枚の部材で構成される例を示すが、この例に限定されない。例えば、第2カバー部材42は2枚以上の部材で構成されていてもよい。第2カバー部材42が2枚以上の部材を有する場合、農作業機100の側面視において、第2カバー部材42を構成する部材のうちの2枚以上は前方の端部が自由端になっていてもよい。第2カバー部材42を構成する部材のうちの2枚以上の前方の端部が自由端になっている場合、農作業機100の作業時に、飛散した土が第2カバー部材42を構成する部材に接触する、または、回転する第2耕耘爪26bが第2カバー部材42を構成する部材に接触することで、第2カバー部材42を構成する部材のうちの2枚以上が振動し、第2カバー部材42に付着した土を落とすことができる。
Here, an example is shown in which the
さらに、ここでは、農作業機100の側面視において、土飛散防止カバー43の前方の端部は、第1爪軸25aと第2爪軸26aとの間に位置し、土飛散防止カバー43の後方の端部は、第2爪軸26aと第1カゴローラ31との間に位置する例を示すが、この例に限定されない。また、第2カバー部材42の前方の端部は、第1爪軸25aと第2爪軸26aとの間に位置し、第2カバー部材42の後方の端部は、第2爪軸26aと第1カゴローラ31との間に位置する例を示すが、この例に限定されない。土飛散防止カバー43は、第2爪軸26aと第1カゴローラ31の上方に配置され、土飛散防止カバー43の後方の端部は、第1カゴローラ31と第2カゴローラ32との間に位置してもよい。この場合、第1カゴローラ31が巻き上げる土の飛散を防止することができる。さらに、土飛散防止カバー43は、第1カゴローラ31と第2カゴローラ32の上方に配置され、土飛散防止カバー43の後方の端部は、第2カゴローラ32の後方に位置してもよい。この場合、第2カゴローラ32が巻き上げる土の飛散を防止することができる。同様にして、第2カバー部材42は、第2爪軸26aと第1カゴローラ31の上方に配置され、第2カバー部材42の後方の端部は、第1カゴローラ31と第2カゴローラ32との間に位置してもよい。この場合も、第1カゴローラ31が巻き上げる土の飛散を防止することができる。さらに、第2カバー部材42は、第1カゴローラ31と第2カゴローラ32の上方に配置され、第2カバー部材42の後方の端部は、第2カゴローラ32の後方に位置してもよい。この場合も、第2カゴローラ32が巻き上げる土の飛散を防止することができる。
Furthermore, here, in the side view of the
第1作業ロータ25は、第1爪軸25a、及び第1耕耘爪25bを有する。ここで、第1作業ロータ25は、農作業機100のフロント側の作業ロータであり、第1爪軸25aはフロント軸とも呼ばれる。図4に示す回転軌跡250は、第1作業ロータ25が回転する際の、第1耕耘爪25bの先端、すなわち、第1耕耘爪25bの第1爪軸25aから最も遠い箇所の軌跡である。回転軌跡250は、第1作業ロータ25が回転する際の、第1耕耘爪25bの先端部の回転軌跡といいかえてもよい。
The
第1作業ロータ25は、第2作業ロータ26よりも回転の速度が遅く、第1作業ロータ25の上方には土が飛散しないので、第1作業ロータ25の上方には土飛散防止カバー43が配置されていない。すなわち、第1爪軸25aの上方には土飛散防止カバー43が配置されていない。
The
第2作業ロータ26は、第2爪軸26a、及び第2耕耘爪26bを有する。ここで、第2作業ロータ26は、農作業機100のリア側の作業ロータであり、第2爪軸26aはリア軸とも呼ばれる。図4に示す回転軌跡260は、第1作業ロータ25における回転軌跡250と同様に、第2作業ロータ26が回転する際の、第2耕耘爪26bの先端、すなわち、第2耕耘爪26bの第2爪軸26aから最も遠い箇所の軌跡である。回転軌跡260は、第2作業ロータ26が回転する際の、第2耕耘爪26bの先端部の回転軌跡といいかえてもよい。
The second working
以上のように、本実施形態の農作業機100の側面視において、土飛散防止カバー43は、第1作業ロータ25の上方、すなわち第1爪軸25aの上方には配置されずに、第2作業ロータ26の上方、すなわち第2爪軸26aの上方に配置される。よって、本実施形態の農作業機100は、第1爪軸25aの上方の空間を広くすることができる。また、土飛散防止カバー43は、高速回転によって土が飛散しやすい第2爪軸26aの上方のみに配置されているため、土飛散防止効果を維持しつつ、従来よりも土飛散防止カバー43の大きさを小さくすることができる。したがって、本発明によって、作業者は、第1作業ロータ25の上方に広い空間を確保することができ、第1作業ロータ25に付着した土を取り除く、第1作業ロータ25が有する第1耕耘爪25bを交換する、といったメンテナンス作業の効率を向上させることができる。また、従来は、第1爪軸25aの上方をシールドカバーが覆っていたため、第1爪軸25aとシールドカバーとの間に土がつまり、土除去作業を行う必要があったが、本発明によって、第1爪軸25aの上方を覆う部材がなくなり、農作業機100の耕耘作業中に、土づまりを発生させる恐れがなくなり、耕耘作業を中断することになる土除去作業を行う必要がないため、農作業機100の作業効率を向上させることができる。さらに、本発明によって、農作業機100を軽量化し、農作業機100の作業効率をより一層向上させることができる。
As described above, in the side view of the agricultural working
また、本実施形態の農作業機100が有する土飛散防止カバー43は、農作業機100の側面視において、第1カバー部材24の端部に対する第2カバー部材42の端部が、前方に比べて後方により長く突出している。よって、本実施形態の農作業機100が有する土飛散防止カバー43は、第2爪軸26aの後方をカバーすることができる。したがって、農作業機100の第2作業ロータ26が後方に巻き上げた土の飛散を防止することができる。
In addition, the soil scattering prevention cover 43 of the
<第2実施形態>
本実施形態の農作業機100における土飛散防止カバー43の別の構成について、図5を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の説明は省略する。
Second Embodiment
Another structure of the soil scattering prevention cover 43 in the
図5は図4に示した構成に対して、土飛散防止カバー43を構成する第2カバー部材42の前方の端部が、農作業機100の側面視において、第1カバー部材24より前方に突出し、かつ、第1作業ロータ25の回転軌跡250内に入っている点が異なる。すなわち、農作業機100の耕耘作業中、第1耕耘爪25bが第2カバー部材42の前方の端部に接触する。
5, the front end portion of the
なお、図示していないが、第1実施形態と同様、第2カバー部材42は、好ましくは2枚以上の部材で構成される方がよい。また、第2カバー部材42が2枚以上の部材で構成され、第2カバー部材42を構成する部材のうちの2枚以上の前方の端部が自由端になっている方がよい。
Although not shown, like the first embodiment, the
以上のように、本実施形態の農作業機100において、農作業機100の耕耘作業中、飛散した土が第2カバー部材42に接触する、または、第1耕耘爪25b及び第2耕耘爪26bが第2カバー部材42に接触することで、第2カバー部材42を振動させることができる。第2カバー部材42が振動することで、第2カバー部材42に付着した土を落とすことができる。本発明によって、土を除去する作業を省くことができるため、農作業機100の作業効率を向上させることができる。
As described above, in the
本発明の実施形態として上述した各実施形態は、相互に矛盾しない限りにおいて、適宜組み合わせて実施してもよい。 Each embodiment described above as an embodiment of the present invention may be implemented in appropriate combination as long as it does not contradict each other.
以上、本発明について図面を参照しながら説明したが、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。 The present invention has been described above with reference to the drawings. However, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be appropriately changed without departing from the spirit of the present invention.
10…装着部、11…トップマスト、12a、12b…ロワーリンク、13a、13b…支持部材、14a、14b…第1連結部材、20…耕耘作業部、21…第1支持フレーム、22…第2支持フレーム、23a、23b…サイドプレート、24…第1カバー部材、25…第1作業ロータ、25a…第1爪軸、25b…第1耕耘爪、25g…第1爪フランジ、26…第2作業ロータ、26a…第2爪軸、26b…第2耕耘爪、26g…第2爪フランジ、27…サブソイラ、28…固定部材、29a、29b…規制部材、30…鎮圧作業部、31…第1カゴローラ、31a…支持部材、31b…フラットバー、32…第2カゴローラ、32a…支持部材、32b…フラットバー、33a、33b…第1支持アーム、34a、34b…第2支持アーム、40…変速機構、41…変速機構カバー部材、42…第2カバー部材、43…土飛散防止カバー、100…農作業機、250、260…回転軌跡
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記走行機体の走行に伴って、複数の第1耕耘爪が配置される第1爪軸を回転軸として回転する第1作業ロータと、
前記第1作業ロータの回転に伴って、複数の第2耕耘爪が配置される第2爪軸を回転軸として回転する第2作業ロータと、
前記農作業機の側面視において、前記第2爪軸及び前記第2耕耘爪とは離間し、前記第2爪軸の上方に、前記第2爪軸を覆うように配置されるカバー部材と、
を備え、
前記カバー部材の前方の端部は、前記農作業機の側面視において、前記第1爪軸と前記第2爪軸との間に位置する
農作業機。 A farm working machine that is attached to the rear part of a traveling machine body and that is pulled by the traveling machine body to plow a farm field,
Along with the traveling of the traveling machine body, a first working rotor that rotates with a first claw shaft on which a plurality of first tilling claws are arranged as a rotation axis;
A second working rotor that rotates around the second claw shaft on which a plurality of second tilling claws are arranged in accordance with the rotation of the first working rotor;
In the side view of the agricultural machine, a cover member that is spaced apart from the second claw shaft and the second tilling claw and is disposed to cover the second claw shaft above the second claw shaft;
With
A front end portion of the cover member is located between the first claw shaft and the second claw shaft in a side view of the agricultural machine.
前記農作業機の側面視において、前記第2カバー部材の前方の端部は、前記第1カバー部材よりも前方に突出し、前記第2カバー部材の後方の端部は、前記第1カバー部材よりも後方に突出している
請求項1に記載の農作業機。 The cover member includes a first cover member and a second cover member,
In a side view of the agricultural machine, a front end portion of the second cover member protrudes forward of the first cover member, and a rear end portion of the second cover member is more than the first cover member. The farm work machine according to claim 1 which protrudes back.
請求項2に記載の農作業機。 The agricultural working machine according to claim 2, wherein a front end portion of the second cover member is located between the first claw shaft and the second claw shaft.
請求項2または請求項3に記載の農作業機。 The agricultural working machine according to claim 2 or 3, wherein a rear end portion of the second cover member is located between the second claw shaft and a cage roller.
請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の農作業機。 The agricultural machine according to any one of claims 2 to 4, wherein the material of the second cover member is rubber.
請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の農作業機。 The front end portion of the second cover member is located inside a rotation locus of a tip portion of the first tillage claw when the first work rotor rotates. Agricultural machine according to item.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017154194A JP2019030268A (en) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | Agricultural machine |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017154194A JP2019030268A (en) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | Agricultural machine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019030268A true JP2019030268A (en) | 2019-02-28 |
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ID=65522479
Family Applications (1)
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JP2017154194A Pending JP2019030268A (en) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | Agricultural machine |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019030268A (en) |
-
2017
- 2017-08-09 JP JP2017154194A patent/JP2019030268A/en active Pending
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