JP2019030228A - 農作業機 - Google Patents

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貴智 滝口
Takatomo Takiguchi
貴智 滝口
公紀 中谷
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公紀 中谷
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Abstract

【課題】一つのカゴローラを用いて複数の作業が可能な農作業機を提供する。
【解決手段】走行機体と連結される装着部と、装着部の後方に配置され、複数の耕耘爪を含む回転可能な作業ロータが設けられた耕耘作業部と、耕耘作業部の後方に配置され、複数の板状作業部材、複数の板状作業部材を支持する第1支持部材および第2支持部材を含む、回転可能なカゴローラと、耕耘作業部の一の側面に配置され、耕耘作業部と、カゴローラの第1支持部材とを連結する第1連結部材と、耕耘作業部の他の側面に配置され、耕耘作業部と、カゴローラの第2支持部材とを連結する第2連結部材と、を含み、複数の板状作業部材は、カゴローラの径方向に対して傾斜して配置され、カゴローラは、着脱可能であって、第1支持部材は第2連結部材と接続可能であって、第2支持部材は第1連結部材と接続可能である、農作業機。
【選択図】図1

Description

本発明は農作業機に関する。特に、走行機体の後部に作業ロータを備えた耕耘作業部および鎮圧作業部が装着され、走行機体の前進走行に伴って進行しながら、圃場の土を耕耘および鎮圧する農作業機に関する。
圃場の土を鎮圧する作業部材として、カゴローラ(転圧輪)が用いられる。カゴローラは、支持部材とともに作業部材を有する。作業部材の形状としては一般的に円柱状のもの(作業棒という場合がある)が広く用いられる。特許文献1には、作業棒を備えた転圧輪が開示されている。
特開2014−93984号公報
一方で、カゴローラには、土を鎮圧する性能に限られず、他の機能を持たせるニーズがある。上記のように作業棒が円柱状の場合、鎮圧以外の作業(例えば砕土作業)を行うことが難しい。また、鎮圧作業および砕土作業を行うことができたとしても、いずれかの作業を重点的に行うことが難しい場合がある。そのため、カゴローラで複数の作業を行う場合、各作業に適した専用のカゴローラを複数用いる必要があった。
そこで、本発明は、一つのカゴローラを用いて複数の作業が可能な農作業機を提供することを目的の一つとする。
本発明の一実施形態によれば、走行機体と連結される装着部と、装着部の後方に配置され、複数の耕耘爪を含む回転可能な作業ロータが設けられた耕耘作業部と、耕耘作業部の後方に配置され、複数の板状作業部材、複数の板状作業部材を支持する第1支持部材および第2支持部材を含む回転可能なカゴローラと、耕耘作業部の一の側面に配置され、耕耘作業部と、カゴローラの第1支持部材とを連結する第1連結部材と、耕耘作業部の他の側面に配置され、耕耘作業部と、カゴローラの第2支持部材とを連結する第2連結部材と、を含み、複数の板状作業部材は、カゴローラの径方向に対して傾斜して配置され、カゴローラは、着脱可能であって、第1支持部材は第2連結部材と接続可能であって、第2支持部材は第1連結部材と接続可能である農作業機が、提供される。
上記農作業機において、カゴローラは、第1支持部材が第1連結部材と接続されるときに第1作業を行い、第1支持部材が第2連結部材と接続されるときに第1作業と異なる第2作業を行ってもよい。
上記農作業機において、第1作業は、圃場の土を破砕する作業であり、第2作業は、圃場の土を鎮圧する作業であってもよい。
上記農作業機において、側面視において、複数の板状作業部材のうち、一の板状作業部材の後端部と、一の板状作業部材の隣に配置された板状作業部材の先端部とは、離隔してもよい。
上記農作業機において、複数の板状作業部材は、8個以上16個以下配置されてもよい。
上記農作業機において、側面視において、複数の板状作業部材の先端部は、第1支持部材および第2支持部材の外周から突出する部分を有してもよい。
上記農作業機において、先端部は、鋭角を有してもよい。
上記農作業機において、側面視において、複数の板状作業部材の先端部は、第1支持部材および第2支持部材の外周の形状に沿った形状を有してもよい。
本発明によれば、一つのカゴローラを用いて複数の作業が可能な農作業機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る農作業機を後方側の左斜め上から見た概略図である。 本発明の一実施形態に係る農作業機を上方から見た概略図である。 本発明の一実施形態に係る農作業機を前方側の斜め上方から見た概略図である。 本発明の一実施形態に係るカゴローラを斜め後方から見た概略図である。 本発明の一実施形態に係るカゴローラの側面図である。 本発明の一実施形態に係るカゴローラの側面図である。 本発明の一実施形態に係るカゴローラの側面図である。 本発明の一実施形態に係る農作業機のカゴローラと連結部材の側面図である。 本発明の一実施形態に係る農作業機のカゴローラと連結部材の上面図である。 本発明の一実施形態に係る農作業機のカゴローラ交換前の側面図である。 本発明の一実施形態に係る農作業機のカゴローラ交換時の側面図である。 本発明の一実施形態に係る農作業機のカゴローラ交換後の側面図である。 本発明の一実施形態に係るカゴローラの側面図である。 本発明の一実施形態に係るカゴローラの側面図である。 従来のカゴローラの側面図である。 従来のカゴローラの側面図である。
以下、図面を参照して本発明の農作業機の実施形態について説明する。但し、本発明の農作業機は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す例の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
また、説明の便宜上、上方、下方、前方、後方、右方、左方といった方向を示す語句を用いるが、重力の働く方向が下方であり、その逆が上方である。また、走行機体の進行する方向が前方であり、その逆が後方である。さらに、前方に向かって、右側が右方であり、左側が左方である。
本明細書では、農作業機の一例として、作業ロータを備えた耕耘作業機について説明するが、本発明は、少なくとも2つの作業ロータを備える農作業機全般に適用することができる。
<第1実施形態>
(1−1.農作業機の構成)
本実施形態の農作業機100の構成について説明する。本実施形態では、農作業機100として、トラクタ等の走行機体の後部に装着され、走行機体に牽引されて圃場を耕耘する耕耘作業機を例示する。
図1は、第1実施形態の農作業機100を後方側の左斜め上から見た概略図である。図2は、第1実施形態の農作業機100を上方から見た概略図である。図3は、第1実施形態の農作業機100を前方側の斜め上方から見た概略図である。なお、図1〜図3は、本実施形態の農作業機100の概略の構成を示すものであり、説明の便宜上、一部の部品の図示を省略している。
本実施形態の農作業機100は、大別して、装着部10、耕耘作業部20及び鎮圧作業部30を含む。以下、各部について詳細に説明する。
装着部10は、トップマスト11、一対のロワーリンク12a及び12b、一対の支持部材13a及び13b、並びに一対の連結部材14a及び14bを有する。
支持部材13a及び13bは、耕耘作業部20の第1支持フレーム21及び第2支持フレーム22に固定され、トップマスト11を支持する。ロワーリンク12a及び12bは、第1支持フレーム21に直接固定される。連結部材14a及び14bは、トップマスト11とロワーリンク12a及び12bとを連結する。
トップマスト11とロワーリンク12a及び12bは、トラクタ等の走行機体の後部に設けられた三点リンク機構(図示せず)に対して連結される。三点リンク機構の構造は公知であるため、ここでの説明は省略する。装着部10が走行機体の三点リンク機構に連結されることにより、本実施形態の農作業機100は、走行機体の後部に装着される。
耕耘作業部20は、第1支持フレーム21、第2支持フレーム22、一対のサイドプレート23a及び23b、シールドカバー24、第1作業ロータ25、第2作業ロータ26、複数のサブソイラ27、並びに増速機構40を有する。
第1支持フレーム21及び第2支持フレーム22は、サイドプレート23a及び23bに対して連結され、サイドプレート23a及び23bを支持する。また、前述のとおり、第1支持フレーム21及び第2支持フレーム22は、支持部材13a及び13bを介してトップマスト11を支持する。第1支持フレーム21は、さらにロワーリンク12a及び12bを支持する。
さらに、第1支持フレーム21は、複数のサブソイラ27を支持する。複数のサブソイラ27は、それぞれ固定部材28を介して第1支持フレーム21に対して着脱可能に固定される。サブソイラ27は、走行機体の走行に伴って心土(下層土とも呼ばれる)を破砕し、膨軟にする部品であり、第1支持フレーム21に対して所定の間隔で複数配置される。なお、固定部材28は、第1支持フレーム21の任意の位置に取り付けることが可能となっている。
サイドプレート23a及び23bの間には、第1作業ロータ25及び第2作業ロータ26が架設される。シールドカバー24は、サイドプレート23a及び23bの間に架設され、第1作業ロータ25及び第2作業ロータ26の上方を覆う。シールドカバー24は、第1作業ロータ25及び第2作業ロータ26の耕耘作業時に、上方への土塊の飛散を防ぐ役割を担う。
また、サイドプレート23a及び23bには、それぞれ規制部材が取り付けられてもよい。規制部材は、後述する第1カゴローラ310を支持する第1連結部材331及び第2連結部材332の上下方向の動きを規制する手段として機能する。
第1作業ロータ25は、第1爪軸25a及び複数の第1耕耘爪25bを含む。第1耕耘爪25bは、第1爪軸25aの所定の装着位置において軸周りに複数配置される。本実施形態では、一箇所の装着位置(例えば、フランジ)につき6本の第1耕耘爪25bが配置される。また、第1耕耘爪25bの装着位置は、第1爪軸25aの長手方向において所定の間隔で離間して複数設けられる。
第2作業ロータ26は、第2爪軸26a及び複数の第2耕耘爪26bを含む。第1作業ロータ25と同様に、第2耕耘爪26bも、第2爪軸26aの所定の装着位置において軸周りに複数配置される。本実施形態では、一箇所の装着位置(例えば、フランジ)につき6本の第2耕耘爪26bが配置される。また、第2耕耘爪26bの装着位置についても、第2爪軸26aの長手方向において所定の間隔で離間して複数設けられる。
本実施形態において、第1耕耘爪25bは、隣接する装着位置の間で位相をずらして第1爪軸25aに対して装着されている。つまり、第1作業ロータ25を第1爪軸25aに沿った方向(左右方向)から見た場合、各装着位置において隣接する複数の第1耕耘爪25bは、第1爪軸25aの一方側から他方側に向かって螺旋状に配置されている。第2耕耘爪26bについても同様の構成で第2爪軸26aに装着されている。これにより、第1作業ロータ25及び第2作業ロータ26の耕耘時の抵抗を小さくすることができると共に、凹凸の少ない均一な圃場表面を得ることができる。
また、第1爪軸25a及び第2爪軸26aは、それぞれサイドプレート23a及び23bに対し、軸受等を介して回転可能に取り付けられている。さらに、第1爪軸25a及び第2爪軸26aは、増速機構40を介して互いに連動可能となっている。本実施形態において、増速機構40は、サイドプレート23aに設けられ、周囲をカバー部材40aで保護されている。
増速機構40は、第2作業ロータ26の回転速度を、第1作業ロータ25の回転速度よりも増加させる機能を担う。例えば、本実施形態では、増速機構40により、第2作業ロータ26が、第1作業ロータ25の約3倍の速度で回転する。なお、本実施形態において、増速機構40は、大きさの異なる複数のスプロケットと、これら複数のスプロケットに架設されたローラーチェーンとを組み合わせて構成される。ただし、これに限らず、歯数の異なる複数の平歯車を組み合わせて増速機構40を構成することも可能である。
鎮圧作業部30は耕耘作業部20の後方に配置される。鎮圧作業部30は、第1カゴローラ310、第2カゴローラ320、第1連結部材331及び第2連結部材332、並びに第3連結部材341及び第4連結部材342を有する。
また、例えば第2支持フレーム22(又は第1支持フレーム21)と第3連結部材341及び第4連結部材342との間に電動シリンダ等を架設し、第2カゴローラ320を任意の位置にリフトアップすることができる構成としてもよい。この場合、第1カゴローラ310のみで圃場の土を破砕及び鎮圧する作業を行うことが可能である。
本実施形態の農作業機100では、走行機体の走行に伴って前方に進行すると、第1カゴローラ310及び第2カゴローラ320が耕耘作業部20の通過した後を回転しながら進行する。その際、後述する複数の板状作業部材311及び板状作業部材321が、耕耘作業部20によって耕耘された圃場の土塊を破砕及び鎮圧する構成となっている。
以上において、本実施形態の農作業機100は、走行機体の走行に伴って牽引され、第1作業ロータ25及び第2作業ロータ26の作用により圃場表面を耕耘する。そして、第1作業ロータ25及び第2作業ロータ26によって耕耘された圃場の土塊を第1カゴローラ310及び第2カゴローラ320の作用により破砕及び鎮圧する。
このとき、第2作業ロータ26の回転速度は、増速機構40により、第1作業ロータ25の回転速度よりも増速される。例えば、本実施形態の農作業機100は、第2作業ロータ26が、第1作業ロータ25の約3倍の速度で回転する。したがって、トラクタ等の走行機体を高速走行させ、スピーディに圃場を耕耘することが可能である。
(1−2.カゴローラの構成)
次に、カゴローラの構成について、図面を用いて詳述する。なお、説明の便宜上、第1カゴローラ310のみ説明する場合があるが、第2カゴローラ320にも同様に適用される。また、説明の便宜上、一部の部品を省略する場合がある。
図1〜図3に示すように、第1カゴローラ310は、第1連結部材331及び第2連結部材332により回動可能に支持される。第1連結部材331の一端は、サイドプレート23aに回動可能に接続され、他端は、第1カゴローラ310のうち後述する第1外側支持部材312−1に接続される。第2連結部材332の一端は、サイドプレート23bに回動可能に接続され、他端は、第1カゴローラ310のうち後述する第2外側支持部材312−2に接続される。これにより、耕耘作業部20と第1カゴローラ310とが連結される。
第2カゴローラ320は、第3連結部材341及び第4連結部材342により回動可能に支持される。第3連結部材341及び第4連結部材342の一端は、第1連結部材331及び第2連結部材332に回動可能に連結され、他端は、第2カゴローラ320の外側支持部材322と連結される。本実施形態では、第3連結部材341及び第4連結部材342の一端が、第1連結部材331及び第2連結部材332に回動可能に連結されているため、第1カゴローラ310及び第2カゴローラ320それぞれの上下方向の動きに自由度がある。
図4は、第1カゴローラ310の斜視図である。図5および図6は、第1カゴローラ310を進行方向Lに対して左側から見た側面図である。
第1カゴローラ310は、リング状の複数の外側支持部材312(第1外側支持部材312−1および第2外側支持部材312−2)、複数の内側支持部材313に設けられた溝に複数の板状作業部材311が嵌合して溶接され、架設された構造となっている。また、第1外側支持部材312−1及び第2外側支持部材312−2は、共に中心付近に設けられた開口部の内側に回転軸315を有する。つまり、第1カゴローラ310は、回転軸315を中心として回転する。
図6に示すように、第1カゴローラ310において、板状作業部材311は、第1カゴローラ310の径方向Dに対して反時計回りに角度θで傾斜して配置されている。角度θは限定されず、例えば0°を超えて90°未満の範囲で適宜設定してもよい。
図7は、第1カゴローラ310を進行方向Lに対して右側から見た側面図である。図7に示すように、板状作業部材311は、第1カゴローラ310の径方向Dに対して時計回りに角度θで傾斜している。角度θは限定されず、例えば0°を超えて90°未満の範囲で適宜設定してもよい。なお、図6および図7に示すように、第1外側支持部材312−1と第2外側支持部材312−2とは、板状作業部材311の傾斜する方向以外は同一である。これにより、後述するように第1外側支持部材312−1と第2外側支持部材312−2との位置を交換する(左右を入れ替える)ことができる。このとき、第1外側支持部材312−1は、第2連結部材332と接続することができる。同様に第2外側支持部材312−2は、第1連結部材331と接続することができる。これにより、圃場の土に対して重点的に行いたい作業(例えば破砕作業や鎮圧作業)に応じて外側支持部材312と第1連結部材331・第2連結部材332との接続関係を変更することができる。この点、後に詳述する。
また、第1カゴローラ310において、一の板状作業部材311−1の先端部311−1Aと、隣に配置された板状作業部材311−2の後端部311−2Bとは、周方向Rに間隔Sを有して離隔している。間隔Sを有することにより、第1カゴローラ310の内部に入り込む土を放出することができる。
なお、間隔Sの幅は限定されず、板状作業部材311の幅W、鎮圧の度合い、土の放出のしやすさ等に合わせて適宜設定すればよい。
また、板状作業部材311の数は限定されず、8個以上16個以下の範囲で適宜選択して配置してもよい。この例では、第1カゴローラ310に板状作業部材311が12個配置されているが、これに限定されない。板状作業部材311の数は8個でもよいし、9個でもよいし、16個でもよい。
また、板状作業部材311の先端部311Aは、第1外側支持部材312−1の外周312Fから突出した部分(突出部311C)を有する。突出部311Cを有することにより、後述するように砕土作業をより効果的に行うことができる。
なお、板状作業部材311の厚さは限定されず、製造工程、作業環境に応じて最適な厚さを選択すればよい。
また、板状作業部材311において、側面視の形状は矩形であるが、これに限定されない。板状作業部材311の側面視の形状は円弧でもよい。
(1−3.連結部材とカゴローラとの接続部分の構成)
次に、第1カゴローラ310と第1連結部材331の接続部分を図8及び図9を用いて説明する。なお、第1カゴローラ310と第2連結部材332との接続についても同様である。
図8は、第1カゴローラ310と第1連結部材331との連結部分を説明する側面図である。図9は、第1カゴローラ310と第1連結部材331との連結部分を説明する上面図である。
図8に示すように、第1連結部材331と第1カゴローラ310とは、接続部319により接続されている。接続部319は、円柱状のシャフト316、円形フランジ317および菱形フランジ318を有する。シャフト316と円形フランジ317とは、一体型として成型されている。
第1カゴローラ310の第1外側支持部材312−1は、接続部319の円形フランジ317と、例えばボルト及びナットを用いて接続される。第1連結部材331は、接続部319の菱形フランジ318と、ボルトを用いて接続される。また、シャフト316が菱形フランジ318から外れないように菱形フランジ318の内部に留め具(図示せず)が設けられている。また、シャフト316を介して第1カゴローラ310が回転できるように、菱形フランジ318にはベアリングが設けられている。これにより、シャフト316は、第1カゴローラ310の回転軸315として機能する。
(1−4.カゴローラによる作業および接続変更)
次に、カゴローラによる作業およびカゴローラの接続変更について、図面を用いて説明する。なお、説明の便宜上、第1カゴローラ310のみについて説明するが、第2カゴローラ320についても同様である。
図10は、第1カゴローラ310の接続変更前の農作業機100を進行方向Lに対して左側から見た時の側面図である。図10に示す第1カゴローラ310のうち板状作業部材311は第1カゴローラ310の径方向Dに対して反時計回りに角度θで傾斜している。このとき、第1カゴローラ310の板状作業部材311は、第1カゴローラ310の主な作業領域A1において圃場の土500に対して垂直または略垂直になる。つまり、第1カゴローラ310が回転する時、板状作業部材311が土に入り込む(土を切り込む)方向に力が加わりやすくなる。また、上述したように、先端部311Aは突出部311Cを有するので、効果的に土を破砕することができる。したがって、上記において、第1カゴローラ310は、圃場の土を破砕する作業および鎮圧する作業のうち、土を破砕する作業を重点的に行うことができる。なお、上記の作業を第1作業という場合がある。
図11は、第1カゴローラ310の接続変更時における農作業機100を進行方向Lに対して左側から見た時の側面図である。第1カゴローラ310および第1連結部材331は、ボルトを外すことで、容易に分離される。このとき、第1連結部材331は、回動軸333を中心に回動して上に持ち上げられる。第1カゴローラ310の接続変更は、具体的には第1カゴローラ310の左右を交換する(入れ替える)ことにより行われる。
図12は、第1カゴローラ310の左右を入れ替えて接続した後の農作業機100を進行方向Lに対して左側から見た時の側面図である。このとき、第1カゴローラ310において、板状作業部材311は、第1カゴローラ310の径方向Dに対して時計回りに角度θで傾斜している。このとき、第1カゴローラ310の板状作業部材311は、作業領域A1において圃場の土500に対して平行または略平行になる。つまり、第1カゴローラ310が回転する時、板状作業部材311が土を鎮圧しやすくなるように平坦な面で土を押圧する。したがって、上記において、第1カゴローラ310は、圃場の土を破砕する作業および鎮圧する作業のうち、圃場の土を鎮圧する作業を重点的に行うことができる。なお、上記の作業を第2作業という場合がある。
ここで、従来のカゴローラの側面図を図15および図16に示す。図15に示すカゴローラ3100は、作業部材3110および外側支持部材3120を有する。作業部材3110は、円柱状の形状を有している。カゴローラ3100は、回転することにより鎮圧作業をすることができるが、圃場の土の破砕作業を重点的に行うことは難しい。また、カゴローラ3100が着脱可能であって左右を入れ替えることができたとしても、行うことができる作業が鎮圧作業であることに変わりない。
また、図16に示すように、カゴローラ3101は、作業部材3111および外側支持部材3121を有する。カゴローラ3101が板状の作業部材3111を有したとしても、板状の作業部材3111の長辺方向がカゴローラ3101の径方向Dと同じ方向を向いている。このとき、カゴローラ3101は、回転することにより圃場の土を破砕する作業および鎮圧する作業を行うことが出来たとしても、いずれかの作業を重点的に作業することは難しい。カゴローラ3101が着脱可能であって左右を入れ替えることができたとしても、圃場の土を破砕する作業および鎮圧する作業のいずれかの作業を重点的に作業することは難しい。
一方で、本実施形態を用いることにより、上述した通り、農作業機100は、第1カゴローラ310を着脱可能である。また、板状作業部材311が第1カゴローラ310の径方向Dに対して傾斜して配置されている。これによって、第1連結部材331及び第2連結部材332に対して第1カゴローラ310を左右逆向きに取り付けることにより、農作業機100は、異なる2種類の作業を行うことができる。つまり、各作業に適した専用のカゴローラを複数用いることなく、一つのカゴローラで異なる2つの作業を行うことができる。
<第2実施形態>
以下に、異なる構成を有するカゴローラについて図面を用いて説明する。なお、第1実施形態に示す構造と同様の部分については、その説明を援用する。
図13は、第1カゴローラ1310を進行方向Lに対して左側から見た側面図である。第1カゴローラ1310は、板状作業部材1311、外側支持部材1312(図13には第1外側支持部材1312−1のみ記載)および内側支持部材(図13には図示せず)を含む。また、板状作業部材1311は、図6に示す第1カゴローラ310と同様に、第1カゴローラ1310の回転軸1315を中心として径方向Dに対して反時計回りに角度θで傾斜している。
図13に示すように、板状作業部材1311において、先端部1311Aが突出部1311Cを有する。さらに、突出部1311Cを含む先端部1311Aが鋭角を有している(尖った部分を有するということもできる)。これにより、圃場の土を破砕する際に、板状作業部材1311の先端部1311Aがよりスムーズに土に入り込んで土を切り込むことができる。したがって、農作業機100は、より効果的に圃場の土を破砕することができる。
<第3実施形態>
以下に、異なる構成を有するカゴローラについて図面を用いて説明する。なお、第1実施形態に示す構造と同様の部分については、その説明を援用する。
図14は、第1カゴローラ2310を進行方向Lに対して右側から見た側面図である。第1カゴローラ2310は、板状作業部材2311、外側支持部材2312(図14には第2外側支持部材2312−2のみ記載)および内側支持部材(図14には図示せず)を含む。また、板状作業部材2311は、図7に示す第1カゴローラ310と同様に、第1カゴローラ2310の回転軸2315を中心として径方向Dに対して時計回りに角度θで傾斜している。
板状作業部材2311の先端部2311Aは外側支持部材2312の外周2312Fの形状に沿った形状を有する。このとき、先端部2311Aは、径方向Dに突出しないということもできる。これにより、板状作業部材2311が圃場の土を鎮圧する際に、後方への土の吐き出しが抑えられる。したがって、第1カゴローラ2310はより効果的に鎮圧または整地することができる。
10・・・装着部、11・・・トップマスト、12a,12b・・・ロワーリンク、13a,13b・・・支持部材、14a,14b・・・連結部材、20・・・耕耘作業部、21・・・第1支持フレーム、22・・・第2支持フレーム、23a,23b・・・サイドプレート、24・・・シールドカバー、25・・・第1作業ロータ、25a・・・第1爪軸、25b・・・第1耕耘爪、26・・・第2作業ロータ、26a・・・第2爪軸、26b・・・第2耕耘爪、27・・・サブソイラ、28・・・固定部材、30・・・鎮圧作業部、40・・・増速機構、100・・・農作業機、310・・・第1カゴローラ、311・・・板状作業部材、311A・・・先端部、311C・・・突出部、312・・・外側支持部材、312F・・・外周、313・・・内側支持部材、315・・・回転軸、316・・・シャフト、317・・・円形フランジ、318・・・菱形フランジ、319・・・接続部、320・・・第2カゴローラ、321・・・板状作業部材、322・・・外側支持部材、331・・・第1連結部材、332・・・第2連結部材、333・・・回動軸、341・・・第3連結部材、342・・・第4連結部材、500・・・圃場の土、3100・・・カゴローラ、3101・・・カゴローラ、3110・・・作業部材、3111・・・作業部材、3120・・・外側支持部材、3121・・・外側支持部材

Claims (8)

  1. 走行機体と連結される装着部と、
    前記装着部の後方に配置され、複数の耕耘爪を含む回転可能な作業ロータが設けられた耕耘作業部と、
    前記耕耘作業部の後方に配置され、複数の板状作業部材、前記複数の板状作業部材を支持する第1支持部材および第2支持部材を含む、回転可能なカゴローラと、
    前記耕耘作業部の一の側面に配置され、前記耕耘作業部と、前記カゴローラの前記第1支持部材とを連結する第1連結部材と、
    前記耕耘作業部の他の側面に配置され、前記耕耘作業部と、前記カゴローラの前記第2支持部材とを連結する第2連結部材と、を含み、
    前記複数の板状作業部材は、前記カゴローラの径方向に対して傾斜して配置され、
    前記カゴローラは、着脱可能であって、前記第1支持部材は前記第2連結部材と接続可能であって、前記第2支持部材は前記第1連結部材と接続可能である、
    農作業機。
  2. 前記カゴローラは、前記第1支持部材が前記第1連結部材と接続されるときに第1作業を行い、前記第1支持部材が前記第2連結部材と接続されるときに前記第1作業と異なる第2作業を行う、
    請求項1に記載の農作業機。
  3. 前記第1作業は、圃場の土を破砕する作業であり、
    前記第2作業は、圃場の土を鎮圧する作業である、
    請求項2に記載の農作業機。
  4. 側面視において、前記複数の板状作業部材のうち、一の板状作業部材の後端部と、前記一の板状作業部材の隣に配置された板状作業部材の先端部とは、離隔する、
    請求項1乃至3のいずれか一に記載の農作業機。
  5. 前記複数の板状作業部材は、8個以上16個以下配置される、
    請求項4に記載の農作業機。
  6. 側面視において、前記複数の板状作業部材の先端部は、前記第1支持部材および前記第2支持部材の外周から突出する部分を有する、
    請求項4または5に記載の農作業機。
  7. 前記先端部は、鋭角を有する、
    請求項6に記載の農作業機。
  8. 側面視において、前記複数の板状作業部材の先端部は、前記第1支持部材および前記第2支持部材の外周の形状に沿った形状を有する、
    請求項4または5に記載の農作業機。
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