JP2019029756A - セキュリティシステム、および、テレビジョン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯電話に代えて、人感センサを備えた家電製品を活用することによって、住戸内における人の在宅を確認し、携帯電話のバッテリーの消耗あるいは他端末との通信速度の低下を防止する。
【解決手段】セキュリティシステムは、アクセスポイント150と無線通信可能な携帯電話160との通信の確立に基づいて居住者の在宅を判別し、セキュリティレベルを変更している。テレビ170の電源がオンでかつ人感センサ174が人を検知している際に、アクセスポイント150は、携帯電話160との通信に代えてテレビ170との通信を行うことで、住戸100内における人の在宅を確認している。
【選択図】図2

Description

本発明は、セキュリティシステム、および、テレビジョン装置に関し、詳しくは、無線通信システムを利用して家屋内の異常を通報するセキュリティシステムと、このセキュリティシステムに用いるテレビジョン装置に関する。
従来から、一般家庭やオフィスなどの家屋内において、監視カメラや赤外線センサなどを設置することにより夜間や留守時の不法侵入者を感知して警告または通報する機能を備えたセキュリティシステムが広く利用されている。また、マンションなどの集合住宅においては、防犯センサと連動するインターホンシステムと統合したセキュリティシステムも開発されている。
これらのセキュリティシステムでは、切り替えスイッチを備えており、外出時や留守時にセキュリティシステムをオンにし、在宅時にはオフになるように手動で切り替える必要があった。また、携帯電話などの端末からもセキュリティシステムの動作状態を制御することが可能であるが、セキュリティシステムを警戒モードに切り替えることを失念した場合は、セキュリティシステムが機能せず、留守時の住戸内への侵入者を検知できないという問題があった。さらに、ユーザが帰宅した際に、セキュリティシステムがオンのまま住戸内に入ってしまうと、セキュリティシステムが侵入者と判断して警報を発するといった問題も生じていた。
このため、特許文献1には、住戸内に設けたアクセスポイントが予め登録された携帯電話と所定時間通信ができなかった場合に、アクセスポイントがサーバを介して住戸内の防犯センサと連動するインターホン親機に不在通知を送出し、この不在通知に基づいてインターホン親機を警戒モードに設定変更するようにしたインターホンシステムが開示されている。
特許第5401160号公報
特許文献1に開示されたインターホンシステムは、携帯電話がアクセスポイントと通信の確立の有無によって、住戸内における人の在宅と不在を判別しており、外出時にインターホン親機を警戒モードに設定変更することを忘れた場合でも、自動的に警戒モードにして防犯警戒態勢に入ることができる。しかしながら、警戒モードの自動切替のシステムは、携帯電話に対する定期的な通信が必要なことから、携帯電話のバッテリーの消耗を招いたり、携帯電話からアクセスポイントへの通信のために通信帯域の一部を占有してしまうことから、携帯電話と他端末との通信速度が低下したりするという問題があった。
本発明は、これらの実情に鑑みてなされたものであり、人感センサを備えた家電製品、例えばテレビジョン装置(以下、「テレビ」という。)が、携帯電話に代わってアクセスポイントとの間で定期通信し、住戸内における人の在宅を確認することによって、携帯電話のバッテリーの消耗あるいは他端末との通信速度の低下を防止することができるセキュリティシステムを提供することをその目的とする。
本発明の第1の技術手段は、住戸内に設置され、一定の通信可能圏内において有線通信または無線通信が可能なアクセスポイントと、前記通信可能圏内において前記アクセスポイントと無線通信可能な携帯無線端末装置と、前記住戸内に設置され、前記通信可能圏内において前記アクセスポイントと通信可能であって人感センサを有する家電製品と、を備え、前記アクセスポイントが、前記携帯無線端末装置との通信の確立の有無によって、前記住戸内における人の在宅と不在を判別し、該人の在宅と不在の判別結果に基づいて、セキュリティレベルを変更するするセキュリティシステムであって、前記アクセスポイントが、前記家電製品の電源がオンでかつ前記人感センサが人を検知している際に、前記携帯無線端末装置との通信に代えて前記家電製品との通信を行い、前記住戸内における人の在宅を確認する在宅確認モードを有することを特徴とするものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記アクセスポイントが、前記家電製品との定期通信中に、前記家電製品の電源がオフしまたは前記人感センサが人を検知しなくなった場合に、前記携帯電話との通信を再開することを特徴とするものである。
第3の技術手段は、第1または第2の技術手段において、前記家電製品がテレビジョン装置であって、該テレビジョン装置の電源がオンでかつ前記人感センサが人を検知している場合、前記在宅確認モードに移行するか否かを、ユーザに問い合わせることを特徴とするものである。
第4の技術手段は、各住戸内において第1から第3のいずれか1のセキュリティシステムを備えたセキュリティシステムであって、各住戸内に設置されたインターホン親機と、該インターホン親機に接続された防犯センサと、各住戸内のそれぞれの前記インターホン親機に接続されたインターホン制御装置と、各住戸内の前記アクセスポイントおよび前記インターホン制御装置と接続されたサーバ装置を備え、前記アクセスポイントは、前記住戸内における人の不在を判別した際に、前記サーバ装置に不在通知を送信し、前記サーバ装置は、前記不在通知を受けると、前記不在通知が送出された住戸を特定し、該住戸に対応した不在通知を前記インターホン制御装置に送出し、前記インターホン制御装置は、前記住戸に対応した不在通知を受けると、該住戸の前記インターホン親機に、警戒モード指示を送出し、前記インターホン親機は、前記警戒モード指示を受けると、前記不在通知が送出された住戸の前記防犯センサが異常を検出した場合に警報を出力する警戒モードに設定変更することを特徴とするものである。
第5の技術手段は、第1から第4のいずれか1のセキュリティシステムに用いられる家電製品としてのテレビジョン装置である。
本発明によれば、在宅時は、人感センサを備えた家電製品、例えばテレビが携帯電話に代わってアクセスポイントとの定期通信を行うため、在宅時において、携帯電話のバッテリーの消耗あるいは他端末との通信速度の低下を防ぐことができる。
本発明のセキュリティシステムの一例に係る概略を示すブロック図である。 本発明のセキュリティシステムの一例に係るより詳細なブロック図である。 本発明のセキュリティシステムの一例に係る信号フローを示す図である。 本発明のセキュリティシステムにおけるテレビの動作フローの一例を示す図である。 本発明のセキュリティシステムにおけるテレビの表示画面の例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明のセキュリティシステム、および、テレビジョン装置に係る好適な実施形態について説明する。以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。なお、本発明はこれらの実施形態での例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された事項の範囲内および均等の範囲内におけるすべての変更を含む。
(第1の実施形態)
図1は、本発明のセキュリティシステムの一例に係る概略を示すブロック図であり、図2は、本発明のセキュリティシステムの一例に係るより詳細なブロック図である。なお、図2では、住戸は1戸分のみを示しており、図1に示した子機110およびカメラ120は図示していない。また、本実施形態では、家電製品の例としてテレビを例に説明する。
本実施形態に係るセキュリティシステムは、大きくは、インターホンシステム部分と在宅判定システム部分とから構成されている。インターホンシステム部分は、例えばマンションのような集合住宅の各住戸100、101に設けられたインターホン親機130と、インターホン親機130に接続された防犯センサ140と、同じくインターホン親機130に接続された子機110と、子機110に設けられたカメラ120と、各住戸のインターホン親機130に接続されたインターホン制御装置200とからなる。また、在宅判定ステム部分は、アクセスポイント150と、携帯電話160と、家電製品としてのテレビ170と、各住戸のアクセスポイント150に接続されたサーバ装置300とからなる。なお、集合住宅の場合は、インターホンシステム部分として、ロビーにもロビー機として共用のカメラ付き子機が設置される場合があり、このロビー機はインターホン制御装置200に繋がれる。
図2に示すように、インターホン親機130は、子機110との間で来訪者との通話を行うための通話部132、インターホン親機130を操作するための操作ボタンや操作パネル等からなる操作部133、子機110のカメラ120からの映像等を表示するための表示部134、防犯センサ140やインターホン制御装置200との間で信号を授受する通信部135、これらのおよびインターホン親機130全体を制御するためのCPUやメモリから構成された制御部171を備えている。操作部133からは、子機110からの呼び出しに応じて子機110との通話を行ったり、防犯センサ140が異常を検出した際に警報を出力する警戒モードを手動で変更したりできるようになっている。
防犯センサ140は、家屋内での人間の所在を検知する赤外線、超音波、可視光などを利用した人感センサや、ドアや窓をこじ開けようとする振動を感知する振動センサなどから構成される。
インターホン制御装置200は、インターホン親機130、サーバ装置300、および図示しないロビー機との間で信号の授受を行う通信部202と、インターホン制御装置200全体を制御するためのCPUやメモリから構成された制御部171を備えている。インターホン制御装置200は、ロビー機からの映像音声信号をロビー機で指定された住戸のインターホン親機130に伝えるとともに、親機からの音声信号をロビー機に伝える。また、インターホン制御装置200は、インターホン親機130からの開錠信号を受けて、集合住宅のロビーにおけるドアの施錠を外す。さらに、インターホン制御装置200は、各住戸のインターホン親機130による警戒モードの状態を監視し、防犯センサ140が侵入者を検知した場合は、サーバ装置300を通じて、外部のセキュリティ会社に通報する機能を有している。
アクセスポイント150は、無線LANまたは有線LANのアクセスポイントとして構成されており、携帯電話160とは無線LAN通信部152を通じて、また、サーバ装置300とは有線LAN通信部153を通じて、さらに、テレビ170とは無線LAN通信部152または有線LAN通信部153を通じて接続されている。制御部151は、アクセスポイント150全体を制御するためのCPUやメモリから構成されている。
アクセスポイント150は、携帯電話160とは一定の通信可能圏内において無線通信が可能となっており、予め登録された携帯電話160がアクセスポイント150の設置位置から所定範囲に存在するか否かを判別し、携帯電話160が住戸内にあるかないかを判定する。携帯電話160の登録は、制御部151のメモリに携帯電話160の機器番号やMAC(Media Access Control)アドレス等を端末データとして予め記録しておくことができる。無線LAN通信部152は、例えばIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.11規格の無線LANを採用したWiFi(登録商標。以下同様。)を用いた無線通信を行い、携帯電話160からの応答の受信強度から携帯電話160の住戸内での存在を検出する。
WiFiを用いた無線通信では、携帯電話160が住戸外にある場合でも通信が可能な場合があるが、受信強度が所定値よりも小さい場合は通信を確立できないとして、携帯電話160が住戸内に存在しないと判定する。携帯電話160がWiFiの通信圏内にない場合は、当然、携帯電話160は検出されない。また、ユーザが複数いる場合は、複数のユーザの携帯電話を登録しておき、いずれかの携帯電話160からの応答について、その存在を判定し、いずれか1つの携帯電話との通信が確立された場合に、住戸内に人が在室していると判定すればよい。なお、無線LAN通信部152は、無線通信部としては、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)など、他の無線通信方式を採用することもできる。
アクセスポイント150は、住戸内に設置されたテレビ170とも通信が可能となっている。制御部151のメモリには、住戸内に設置されたテレビ170であって人感センサ174を有するテレビ170の、機器番号やMACアドレス等が端末データとして予め記録されている。アクセスポイント150とテレビと170は両者とも同じ住戸内に設置されているため、テレビの電源がオンであれば、常に通信可能な状態にある。
携帯電話160は、表示部162、操作部163、および、アクセスポイント150と無線通信する無線LAN通信部164と、携帯電話160全体を制御するためのCPUやメモリから構成された制御部161、および、これらの構成部材に電力を供給するバッテリー165を備えている。携帯電話160は、本発明の携帯無線端末装置に相当し、スマートフォンと呼ばれるものも含む携帯電話160以外に、モバイルPC(Personal Computer)、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)など、ユーザが外出時に常に持ち出す機器であってアクセスポイント150と通信可能な機器でもよい。携帯電話以外の機器を用いる場合は、これらの機器の機器番号やMACアドレス等が端末データとして予めアクセスポイント150のメモリに記録される。
テレビ170は、映像を表示する表示部172、リモコン装置などの操作部173、人感センサ174、アクセスポイント150と通信を行う通信部175、および、テレビ170全体を制御するためのCPUやメモリから構成された制御部171を備えている。本実施形態では、テレビは、後述するように、在宅確認モードにおいて住戸内での人の在宅を確認するための手段として用いられ、テレビの電源がオンでかつ人感センサが人を検出している場合に、通信部175がアクセスポイント150と通信を行うように構成されている。
サーバ装置300は、インターホン制御装置200および外部のネットワーク400との通信を行う通信部302を備えており、外部のネットワーク400を通じてインターネット上の他のサーバやセキュリティ会社の警備システム等にも繋がっている。制御部301は、サーバ装置300全体を制御するためのCPUやメモリから構成された制御部301を備えている。制御部301は、各住戸のアクセスポイント150を特定するためのMACアドレス等を記憶しており、アクセスポイント150からの送信情報に基づいて、住戸の特定を行う機能を有している。また、インターホン制御装置200からの送信情報に基づいて、セキュリティ会社の警備システムへの連絡を行うことも可能となっている。
インターホン親機130、インターホン制御装置200、および、ロビーに設けられた図示しないロビー機を含むインターホンシステムは、ロビー機によって住戸を指定して呼出操作がなされると、インターホン制御装置200が、指定された住戸のインターホン親機130を呼び出す。呼び出されたインターホン親機130は、チャイム等をならし、居住者に訪問者が来たことを伝える。そして、住居者がインターホン親機130の操作部133を操作することによって、インターホン制御装置200は、インターホン親機130とロビー機との間の相互通話を可能にするとともに、ロビー機に設置されたカメラからの映像信号をインターホン親機130に伝送し、表示部134に映し出させる。
次に、本実施形態に係るセキュリティシステムの動作について説明する。図3は、本発明のセキュリティシステムの一例に係る信号フローを示す図であり、テレビ170、携帯電話160、アクセスポイント150、サーバ装置300、インターホン制御装置200、および、インターホン親機130の間の信号の授受と状態を時系列で示したものである。なお、インターホン親機130は、操作部133の操作によって、警戒モードを自動的に設定する自動モードに設定されているものとする。
まず、アクセスポイント150は、定期的に所定の確認電波を携帯電話160に向けて発信する定期通信を行い、通信圏内に予めアクセスポイント150のメモリに登録された携帯電話160があるか否かを確認する(ステップS1)。居住者の外出によって携帯電話160が通信圏外にある場合は、携帯電話160は定期通信に対して応答することはできない。アクセスポイント150は、携帯電話160が所定時間内に定期通信に対して応答しない場合あるいは携帯電話160からの通信強度が所定値以下の場合は無応答であるとして(ステップS2)、サーバ装置300に対して不在通知を送信する(ステップS3)。
不在通知を受け取ったサーバ装置300は、アドレス情報から不在通知を送出した住戸を特定し(ステップS4)、インターホン制御装置200に対して、不在通知を送出した住戸のアドレス情報とともにこの住戸が不在である旨の不在通知を送出する(ステップS5)。そして、不在通知を受け取ったインターホン制御装置200は、不在通知に含まれているアドレス情報の住戸のインターホン親機130に対して、セキュリティシステムを警戒モードに変更する警戒モード指示を出す(ステップS6)。インターホン制御装置200から警戒モード指示を受信したインターホン親機130は、セキュリティシステムの動作モードを、防犯センサ140が異常を検出した場合に警報を発する警戒モードに設定変更する。なお、警戒モード支持を受信したインターホン親機130は、既にセキュリティシステムが警戒モードに設定変更されている場合は、警戒モードを維持する。
このように、本実施形態によれば、アクセスポイント150が予め登録された携帯電話160と所定時間通信ができなかった場合は、インターホン親機130を警戒モードに設定変更する。そのため、外出時にインターホン親機130を手動で警戒モードに設定変更することを忘れた場合でも、自動的に警戒モードにして防犯警戒態勢に入ることができる。
次に、アクセスポイント150からの定期通信(ステップS8)に対して、携帯電話160が住戸内にあり、この定期通信に対して応答した場合(ステップS9)、アクセスポイント150は、予め登録された携帯電話を所持して居住者が在宅であると判断し、サーバ装置300に対して在宅通知を送信する(ステップS10)。在宅通知を受け取ったサーバ装置300は、アドレス情報から在宅通知を送出した住戸を特定し(ステップS11)、インターホン制御装置200に対して、在宅通知を送出した住戸のアドレス情報とともにこの住戸が在宅である旨の在宅通知を送出する(ステップS12)。
そして、在宅通知を受け取ったインターホン制御装置200は、在宅通知に含まれているアドレス情報の住戸のインターホン親機130に対して、セキュリティシステムの警戒モードを解除し通常モードへ変更する警戒モード解除指示を出す(ステップS14)。インターホン制御装置200から警戒モード解除指示を受信したインターホン親機130は、セキュリティシステムの動作モードを、警戒モードから、防犯センサ140が異常を検出した場合でも警報を発しない通常モードに変更する。なお、警戒モード解除指示を受信したインターホン親機130は、既にセキュリティシステムが通常モードに設定変更されている場合は、通常モードを維持する。
このように、本実施形態によれば、アクセスポイント150が予め登録された携帯電話160と定期通信が確立できた場合は、インターホン親機130を通常モードに設定変更する。そのため、外出から帰宅した際に、居住者が侵入者と誤認されて、警報が発せられたりセキュリティ会社に通報されたりするといったトラブルを回避することができる。
次に、居住者が在宅しており、セキュリティシステムが通常モードに設定されている状態で、住戸100内のテレビ170の電源がオン状態(表示部172に映像が表示されている視聴可能状態。)にあり、人感センサ174が人を検知した場合(ステップS15)、テレビ170は、アクセスポイント150に対して、優先順位入れ替え依頼を送出する(ステップS17)。なお、図3のステップS16に示す「優先順位変更ユーザ選択」については後述する。
優先順位入れ替え依頼は、居住者の在宅を確認するためにアクセスポイント150との通信を行う機器の順位を入れ替えるために、アクセスポイント150に対して送信する指示であり、具体的には、携帯電話160の代わりにテレビ170がアクセスポイント150との相互通信を開始するために送られる。住戸100内のテレビ170がオン状態にあり、人感センサ174がオン状態で人感センサ174が人を検知している場合は、居住者が在宅中であると判断できるので、本実施形態では、在宅確認モードとして家電製品であるテレビ170からの情報によって居住者の在宅を確認している。
テレビ170から優先順位入れ替え依頼を受信したアクセスポイント150は、通信の優先順位を携帯電話160からテレビ170に入れ替え(ステップS18)、定期的に所定の確認電波をテレビ170に向けて発信する定期通信を行う(ステップS19)、テレビ170は、電源オンの状態で人感センサ174が人を検知している場合は、この定期通信に対して応答する(ステップS20)。アクセスポイント150は、テレビ170からの定期通信の応答を受信した際には、インターホン親機130のセキュリティモードは通常モードであるため、アクセスポイント150からサーバ装置300に対して在宅通知を送っていない。しかし、ステップS20の在宅通知を受信した後、ステップS10の在宅通知の送信からステップS13の警戒モード解除指示までのステップを行うようにしてもよい。
テレビ170は、電源オフの状態または人感センサ174が人を検知しなくなった場合は、アクセスポイント150からの定期通信があった際に(ステップS22)、この定期通信に対して応答しない。アクセスポイント150は、テレビ170が所定時間内に定期通信に対して無応答の場合(ステップS23)、通信の優先順位をテレビ170から携帯電話160に入れ替え(ステップS24)、定期的に所定の確認電波を携帯電話160に向けて発信する定期通信を行う(ステップS25)。そして、携帯電話160から定期通信に対する応答があった場合(ステップS26)、その後、ステップS10の在宅通知の送信からステップS13の警戒モード解除指示までのステップを行う。
また、ステップS25の定期通信の後、アクセスポイント150が携帯電話160から所定時間内に定期通信に対する応答を受信しない場合は、居住者が不在と判断し、ステップS3の不在通知の送信から、ステップS7の警戒モードまでのステップを実行する。
次に、本発明のセキュリティシステムにおけるテレビの動作フローについて説明する。図4は、本発明のセキュリティシステムにおけるテレビの動作フローの一例を示す図である。テレビの制御部171は、テレビ170の電源がオンされたかどうか判定し(ステップS30)、電源がオンされない場合はその状態を維持する。ステップS30で電源がオンされた場合は、人感センサ174がユーザを検知したかどうか判別し(ステップS31)、ユーザを検知しない場合はその状態を維持する。
ステップS32でユーザを検知した場合は、優先順位入れ替え依頼をアクセスポイント150に対して送信する(ステップS35)。なお、点線で囲んだステップS33およびステップS34については後述する。次に、アクセスポイント150からの定期通信を受信したかどうかを判別し(ステップS36)、受信しない場合はその状態を維持する。定期通信を受信した場合は、人感センサ174がユーザを検知しているかどうか判別する(ステップS37)。ユーザを検知している場合は、ステップS38に移って、アクセスポイント150に対して定期通信に対する応答を送信した後、ステップS36に戻って以降の処理を繰り返す。
また、ステップS37でユーザを検知していない場合は、定期通信に対して応答しない(ステップS39)。その後、電源がオンかどうか判別し(ステップS40)電源がオンの状態の場合は、ステップS32に戻り、以降の処理を繰り返す。なお、定期通信を受信した際に、既にテレビの電源がオフになっている場合は、定期通信に対する応答は行えず、動作フローはステップS31に戻る。
このように、本実施形態では、居住者が在宅の場合は、携帯電話160に代わってテレビ170が居住者の在宅を確認するようにしているため、携帯電話160のバッテリー165の消耗あるいは他端末との通信速度の低下を防ぐことができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、セキュリティシステムが通常モードに設定されている状態で、住戸100内のテレビ170の電源がオン状態にあり、人感センサ174が人を検知した場合、テレビ170は、アクセスポイント150に対して、優先順位入れ替え依頼を送出するようにしていたが、優先順位入れ替え依頼を送出する間に、ユーザが通信の優先順位を入れ替えるかどうかを選択できるようにしてもよい。
この場合の処理フローは、図3に示すフロー図において、ステップS15のテレビ170の電源がオン状態にあり人感センサ174が人を検知した場合に、ステップS17で優先順位入れ替え依頼を送出する前に、ステップS16として優先順位変更のユーザ選択のためのステップが追加される。このステップS16の詳細は、図4に示すテレビの動作フローにおける点線で囲ったステップS33とステップS34が対応している。図4において、ステップS32でユーザを検知した場合、テレビ170の制御部171は、優先順位選択画面を表示部172に表示する。図5は、本発明のセキュリティシステムにおけるテレビの表示画面の例を示す図である。
図5には、表示部172に、
「[インターホンシステム連動モード設定]テレビ視聴中はインターネットを利用したインターホンシステム連動を登録済みの携帯端末(スマートフォン・携帯電話等)優先からテレビ優先に切り替えることができます
※テレビ優先に切り替えることで、携帯端末とインターホンシステムとの通信が減り、バッテリー消費を抑えることができます
インターホンシステム連動モードを「テレビ優先」に設定しますか?」
という表示とともに、「はい」または「いいえ」の選択を求めるものである。そして、ステップS33で「はい」を選択した場合は、ステップS35に移って、テレビ170は優先順位入れ替え依頼をアクセスポイント150に対して送信し、「いいえ」を選択した場合は、ステップS40に移る。
(第3の実施形態)
以上の実施形態では、家電製品としてテレビの例について説明したが、家電製品としてはテレビ以外にも、人感センサを具備した家電製品であって、住戸内に設置されるものであれば他のものでもよい。このような家電製品には例えばエアコンでもよい。なお、家電製品としてエアコンを用いる場合は、表示部を備えていないため、エアコンの電源がオンで人感センサがユーザを検知した場合は、第1の実施形態で示したように優先順位選択画面を表示することなく、アクセスポイント150に対して優先順位入れ替え依頼を送信する形態をとることになる。
以上の説明では集合住宅を対象として、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は、1戸建ての家屋の場合にも適用できることは明らかである。
10…テレビ、100,101…住戸、110…子機、120…カメラ、130…インターホン親機、132…通話部、133…操作部、134…表示部、135…通信部、140…防犯センサ、150…アクセスポイント、151…制御部、152…無線LAN通信部、153…有線LAN通信部、160…携帯電話、161…制御部、162…表示部、163…操作部、164…無線LAN通信部、165…バッテリー、170…テレビ、171…制御部、172…表示部、173…操作部、174…人感センサ、175…通信部、190…携帯電話、200…インターホン制御装置、202…通信部、300…サーバ装置、301…制御部、302…通信部、400…ネットワーク。

Claims (5)

  1. 住戸内に設置され、一定の通信可能圏内において有線通信または無線通信が可能なアクセスポイントと、
    前記通信可能圏内において前記アクセスポイントと無線通信可能な携帯無線端末装置と、
    前記住戸内に設置され、前記通信可能圏内において前記アクセスポイントと通信可能であって人感センサを有する家電製品と、を備え、
    前記アクセスポイントが、前記携帯無線端末装置との通信の確立の有無によって、前記住戸内における人の在宅と不在を判別し、
    該人の在宅と不在の判別結果に基づいて、セキュリティレベルを変更するするセキュリティシステムであって、
    前記アクセスポイントが、前記家電製品の電源がオンでかつ前記人感センサが人を検知している際に、前記携帯無線端末装置との通信に代えて前記家電製品との通信を行い、前記住戸内における人の在宅を確認する在宅確認モードを有することを特徴とするセキュリティシステム。
  2. 前記アクセスポイントが、前記家電製品との定期通信中に、前記家電製品の電源がオフしまたは前記人感センサが人を検知しなくなった場合に、前記携帯電話との通信を再開することを特徴とする請求項1に記載のセキュリティシステム。
  3. 前記家電製品がテレビジョン装置であって、該テレビジョン装置の電源がオンでかつ前記人感センサが人を検知している場合、前記在宅確認モードに移行するか否かを、ユーザに問い合わせることを特徴とする請求項1または2に記載のセキュリティシステム。
  4. 各住戸内において請求項1から3のいずれか1に記載のセキュリティシステムを備えたセキュリティシステムであって、
    各住戸内に設置されたインターホン親機と、
    該インターホン親機に接続された防犯センサと、
    各住戸内のそれぞれの前記インターホン親機に接続されたインターホン制御装置と、
    各住戸内の前記アクセスポイントおよび前記インターホン制御装置と接続されたサーバ装置を備え、
    前記アクセスポイントは、前記住戸内における人の不在を判別した際に、前記サーバ装置に不在通知を送信し、
    前記サーバ装置は、前記不在通知を受けると、前記不在通知が送出された住戸を特定し、該住戸に対応した不在通知を前記インターホン制御装置に送出し、
    前記インターホン制御装置は、前記住戸に対応した不在通知を受けると、該住戸の前記インターホン親機に、警戒モード指示を送出し、
    前記インターホン親機は、前記警戒モード指示を受けると、前記不在通知が送出された住戸の前記防犯センサが異常を検出した場合に警報を出力する警戒モードに設定変更することを特徴とするセキュリティシステム。
  5. 請求項1から4のいずれか1のセキュリティシステムに用いられる家電製品としてのテレビジョン装置。
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