JP2019028922A - 情報蓄積システム、情報配信システム、運転支援システム及び情報蓄積方法 - Google Patents

情報蓄積システム、情報配信システム、運転支援システム及び情報蓄積方法 Download PDF

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達男 伊藤
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弘一 楠亀
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Aki Yoneda
亜旗 米田
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康司 甲斐
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Abstract

【課題】道路状況を容易に管理することができる情報蓄積システムなどを提供する。
【解決手段】情報蓄積システム300は、車両20に取り付けられるセンサ210を有し、所定の検出方向の道路の路面状態を検出するための検出部321と、検出部321が検出した路面状態を示す状態情報と道路の通行帯の種別を示す種別情報とを対応付けて、記憶部33に蓄積する蓄積部32とを備える。情報蓄積システム300は、複数のセンサ210を備えてもよい。
【選択図】図17

Description

本開示は、情報蓄積システム、情報配信システム、運転支援システム及び情報蓄積方法に関する。
従来、車両に搭載されたセンサによって、車両が走行している道路の状況を検出するシステムが知られている。例えば、特許文献1には、車輪の速度などからタイヤのスリップ率を検出し、路面の凍結を判定する道路情報処理システムが開示されている。
特開平7−334786号公報
しかしながら、上記従来の道路情報処理システムでは、自車の走行状態に基づいて道路状況を判定するので、自車の走行車線の道路状況を判定することができるものの、他車線などの周辺の道路状況を判定することができない。また、車が走行できない歩道などの道路状況を判定することができない。
そこで、本開示は、道路状況を容易に管理することができる情報蓄積システム、情報配信システム、運転支援システム及び情報蓄積方法を提供する。
上記課題を解決するため、本開示の一態様に係る情報蓄積システムは、車両に取り付けられるセンサを有し、所定の検出方向の道路の路面状態を検出する検出部と、前記検出部が検出した路面状態を示す状態情報と前記道路の通行帯の種別を示す種別情報とを対応付けて、記憶部に蓄積する蓄積部とを備える。
また、本開示の一態様に係る情報配信システムは、前記情報蓄積システムと、前記記憶部に蓄積された状態情報を配信する配信部とを備える。
また、本開示の一態様に係る運転支援システムは、前記情報配信システムから配信された情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した情報に基づいて前記車両の自動運転を制御する運転制御部とを備える。
また、本開示の一態様に係る情報蓄積方法は、車両に取り付けられたセンサを用いて、所定の検出方向の道路の路面状態を検出し、検出した路面状態を示す状態情報と前記道路の通行帯の種別を示す種別情報とを対応付けて、記憶部に蓄積する。
また、本開示の一態様は、上記情報蓄積方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして実現することができる。あるいは、当該プログラムを格納したコンピュータ読取り可能な記録媒体として実現することもできる。
本開示によれば、道路状況を容易に管理することができる。
図1は、実施の形態1に係る情報配信システムの構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る情報配信システムの検出部が取り付けられた車両と、当該車両が走行している道路とを示す上面図である。 図3は、実施の形態1に係る情報配信システムの検出部が取り付けられた車両と、当該車両が走行している道路とを示す背面図である。 図4は、実施の形態1に係る情報配信システムのセンサの構成を示すブロック図である。 図5は、実施の形態1に係る情報配信システムが蓄積する道路情報の一例を示す図である。 図6は、実施の形態1に係る情報配信システムが蓄積する道路情報の別の一例を示す図である。 図7は、実施の形態1に係る情報配信システムが蓄積する道路情報の別の一例であって、時刻に応じて変化する情報を示す図である。 図8は、実施の形態1に係る情報配信システムが蓄積する道路情報の別の一例であって、時刻に応じて変化しない情報を示す図である。 図9は、実施の形態1に係る情報配信システムが配信する地図情報を示す図である。 図10は、実施の形態1に係る情報配信システムの動作のうち、情報の取得及び蓄積処理を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態1に係る情報配信システムの動作のうち、路面状態の検出処理を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態1に係る情報配信システムの動作のうち、情報の蓄積処理を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態1に係る情報配信システムの動作のうち、情報の配信処理を示すフローチャートである。 図14は、実施の形態2に係る運転支援システムの構成を示すブロック図である。 図15は、実施の形態2に係る運転支援システムが利用する道路情報の一例を示す図である。 図16は、実施の形態2の変形例に係る運転支援システムの構成を示すブロック図である。 図17は、実施の形態の変形例に係る情報蓄積システムの構成を示すブロック図である。 図18は、実施の形態の変形例に係る情報配信システム及び運転支援システムの各々の構成を示すブロック図である。
(本開示の概要)
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る情報蓄積システムは、車両に取り付けられるセンサを有し、所定の検出方向の道路の路面状態を検出する検出部と、前記検出部が検出した路面状態を示す状態情報と前記道路の通行帯の種別を示す種別情報とを対応付けて、記憶部に蓄積する蓄積部とを備える。
これにより、道路の通行帯毎に路面状態を検出し、検出した路面状態を示す状態情報を蓄積し管理することができる。例えば、センサの検出方向を車両の前方に向けた場合には、自車の走行車線の路面状態を検出することができる。あるいは、センサの検出方向を車両の側方に向けた場合には、歩道又は他の走行車線などの路面状態を検出することができる。このように、センサの検出方向に応じて、自車線以外の路面状態も検出することができる。
このとき、本態様に係る情報蓄積システムでは、路面状態と通行帯の種別とが対応付けられるので、道路状況を容易に管理することができる。また、本態様に係る情報蓄積システムが蓄積する情報は、例えば、将来の路面状態の予測、及び、自動運転の可否の推定などに利用することができる。つまり、本態様に係る情報蓄積システムは、手動運転及び自動運転の支援を行うことができる。
また、例えば、前記道路は、複数の通行帯を有し、前記検出部は、通行帯毎の路面状態を検出してもよい。
これにより、通行帯毎に路面状態を管理することができる。例えば、道路が車道(走行車線)と歩道とを含む場合に、センサが取り付けられた車両が車道を走行するだけで、車道と歩道との両方の路面状態を検出することができる。このように、車両が通行できない歩道などの路面状態も検出し管理することができる。
また、例えば、前記複数の通行帯には、前記車両が走行中の第1車線と、前記第1車線と進行方向が同じである第2車線、対向車線、中央分離帯、路側帯及び歩道の少なくとも1つとが含まれてもよい。
これにより、自車の走行車線だけでなく、対向車線などの他の領域の路面状態を検出することができる。例えば、2車線の道路の路面状態を検出する場合に、当該道路の1車線のみを通過すれば、2車線分の路面状態を検出することができる。つまり、2車線を通行するために道路を往復する必要はなく、路面状態の検出に要する時間を大幅に削減することができる。
また、例えば、前記蓄積部は、さらに、前記状態情報と前記道路の材質情報とを対応付けて、前記記憶部に蓄積してもよい。
これにより、道路の材質情報が対応付けられているので、路面状態の変化の予測精度を高めることができる。例えば、路面が冠水している場合に、将来の所定のタイミングにおいて冠水した状態であるのか、冠水していないのかなどを予測することが行われる。この場合に、例えば、道路の材質によって水はけの良さなどが異なるので、材質情報を利用することで予測の精度を高めることができる。
また、例えば、前記蓄積部は、さらに、前記状態情報と前記道路の交通量とを対応付けて、前記記憶部に蓄積してもよい。
これにより、道路の交通量が対応付けられているので、路面状態の変化の予測精度を高めることができる。例えば、路面が凍結している場合に、将来の所定のタイミングにおいて凍結した状態であるのか、凍結していないのかなどを予測することが行われる。この場合に、例えば、交通量によって解凍が促進されるのか否かが異なるので、交通量を利用することで予測の精度を高めることができる。
また、例えば、前記蓄積部は、さらに、前記状態情報と前記センサの検出方向を示す方向情報とを対応付けて、前記記憶部に蓄積してもよい。
これにより、検出方向が対応付けられているので、蓄積情報を参照して通行帯の種別の特定を行うことができる。例えば、蓄積情報に蓄積された種別情報に誤りがある場合でも、検出方向に基づいて通行帯の種別を特定することにより、正しい種別に訂正することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る情報蓄積システムは、さらに、前記検出部の検出方向に位置する他の車両を検出する車両検出部を備え、前記蓄積部は、前記車両検出部によって前記他の車両が検出されないタイミングで前記検出部によって検出された路面状態を示す情報を前記状態情報として蓄積してもよい。
検出方向に他の車両が存在する場合、検出部は、車両の表面と路面とを誤認識する恐れがある。本態様に係る情報蓄積システムは、車両検出部を備えるので、車両の表面と路面との誤認識を抑制し、路面状態を精度良く検出することができる。
また、例えば、前記検出部は、複数の前記センサを有し、複数の前記センサは、検出方向が互いに異なるように前記車両に取り付けられてもよい。
これにより、検出部が複数のセンサを備えることで、より多くの領域の路面状態を検出することができる。このため、例えば1つの道路の路面状態をより細かく検出することができる。
また、本開示の一態様に係る情報配信システムは、前記情報蓄積システムと、前記記憶部に蓄積された状態情報を配信する配信部とを備える。
これにより、情報蓄積システムが蓄積した情報を用いて、将来の路面状態の予測、及び、自動運転の可否の推定などを行うことができる。つまり、本態様に係る情報配信システムは、手動運転及び自動運転の支援を行うことができる。
また、例えば、前記配信部は、前記記憶部に蓄積された状態情報を図示した地図情報を配信してもよい。
これにより、例えば、ディスプレイに地図を表示し、運転者に見せることで、運転者による路面状態の把握をスムーズに行わせることができる。このため、運転者は、路面状態が良くない道路を避けて運転することなどが可能になり、運転の安全性を高めることができる。
また、本開示の一態様に係る運転支援システムは、前記情報配信システムから配信された情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した情報に基づいて前記車両の自動運転を制御する運転制御部とを備える。
これにより、情報蓄積システムが蓄積した情報を用いて、将来の路面状態の予測、及び、自動運転の可否の推定などを行うことができる。つまり、本態様に係る運転支援システムは、手動運転及び自動運転の支援を行うことができる。
また、例えば、前記取得部は、さらに、前記車両の運転者が前記車両を運転できるか否かを示す手動運転可否情報を取得してもよい。
これにより、例えば、手動運転が不可能である場合には、手動運転を行わなければ行けない道路を通過しないような経路で自動運転を行わせることができる。
また、本開示の一態様に係る情報蓄積方法は、車両に取り付けられたセンサを用いて、所定の検出方向の道路の路面状態を検出し、検出した路面状態を示す状態情報と前記道路の通行帯の種別を示す種別情報とを対応付けて、記憶部に蓄積する。
これにより、上述した情報蓄積システムと同様に、路面状態と通行帯の種別とが対応付けられるので、道路状況を容易に管理することができる。また、本態様に係る情報蓄積方法において蓄積する情報は、例えば、将来の路面状態の予測、及び、自動運転の可否の推定などに利用することができる。つまり、本態様に係る情報蓄積方法は、手動運転及び自動運転の支援を行うことができる。
以下では、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
[1.構成]
まず、実施の形態1に係る情報配信システムの概要について、図1〜図3を用いて説明する。
図1は、本実施の形態に係る情報配信システム10の構成を示すブロック図である。図2及び図3はそれぞれ、本実施の形態に係る情報配信システム10のセンサが取り付けられた車両20と、車両20が走行している道路11とを示す上面図及び背面図である。
情報配信システム10は、車両20が走行中の道路11の路面状態を示す状態情報と道路11の通行帯の種別を示す種別情報とを対応付けて記憶部33に蓄積する情報蓄積システムを備え、蓄積した情報を配信するシステムである。図1に示すように、情報配信システム10は、車両20と、サーバ装置30とを備える。
本実施の形態に係る情報配信システム10では、車両20に取り付けられた複数のセンサ210a〜210eを用いて路面状態を検出し、検出した路面状態を示す状態情報をサーバ装置30に送信する。サーバ装置30は、車両20から送信された状態情報と、道路の種別情報とを対応付けて記憶部33に蓄積する。
具体的には、図1に示すように、車両20は、検出部21と、車両検出部23と、位置情報取得部24と、通信部25とを備える。検出部21は、複数のセンサ210a〜210eと、判定部22とを有する。サーバ装置30は、通信部31と、蓄積部32と、記憶部33と、特定部34と、配信部35とを備える。
車両20は、図2及び図3に示す例では、道路11の第1車線12を走行している。道路11は、複数の通行帯を有する。本実施の形態では、通行帯とは、車両が通行可能な車線だけでなく、歩行者又は自転車の専用で自動車が通行できない歩道又は自転車通行帯を含む。さらに、通行帯は、車両が通行しない中央分離帯及び路側帯なども含んでいる。
図2及び図3に示す例では、道路11は、片側2車線の道路である。具体的には、道路11は、第1車線12と、第2車線13と、第3車線14と、第4車線15と、中央分離帯16と、路側帯(又は自転車通行帯)17と、歩道18とを、複数の通行帯として含んでいる。
図2及び図3に示す例では、第2車線13には、車両20と同じ方向に走行している車両20aが存在している。第3車線14及び第4車線15の各々には、車両20と反対方向に走行している車両20b及び車両20cが存在している。第3車線14及び第4車線15は、車両20から見たときの対向車線である。路側帯17には、自転車20dが走行しており、歩道18には、歩行者20eが歩いている。
なお、道路11の車線数、中央分離帯16、路側帯17及び歩道18の有無は特に限定されない。道路11は、中央分離帯16、路側帯17及び歩道18を有しない1車線のみの道路であってもよい。道路11に存在する他の車両の数も特に限定されない。
以下では、情報配信システム10の各構成要素の詳細について説明する。
[1−1.車両]
まず、車両20が備える各構成要素について説明する。
検出部21は、車両20に取り付けられる複数のセンサ210a〜210eを有し、所定の検出方向の道路の路面状態を検出する。複数のセンサ210a〜210eは、検出方向が互いに異なるように車両20に取り付けられている。本実施の形態では、検出部21は、道路11の複数の通行帯の各々の路面状態を検出する。具体的には、検出部21は、車両20が走行する第1車線12の路面状態と、第1車線12と走行方向が同じである第2車線13、対向車線である第3車線14及び第4車線15、中央分離帯16、路側帯17並びに歩道18の少なくとも1つの路面状態とを検出する。
図1及び図2に示すように、センサ210a及びセンサ210bは、検出方向が車両20の前方下方になるように車両20に取り付けられている。センサ210a及びセンサ210bはそれぞれ、車両20の前方下方の路面、具体的には、第1車線12の路面に検出領域DA1及び検出領域DA2を有する。つまり、センサ210a及びセンサ210bはそれぞれ、第1車線12の路面状態を検出するために用いられる。
センサ210a及びセンサ210bはそれぞれ、車両20の前方左右部分に配置されている。これにより、車両20の走行時に受ける風によって、センサ210a及びセンサ210bに付着する汚れなどを落としやすくすることができる。
センサ210cは、検出方向が車両20の右側下方になるように車両20に取り付けられている。センサ210cは、車両20の右側下方の路面、具体的には、第2車線13の路面に検出領域DA3を有する。つまり、センサ210cは、第2車線13の路面状態を検出するために用いられる。
センサ210dは、検出方向が車両20の左側下方になるように車両20に取り付けられている。センサ210dは、車両20の左側下方の路面、具体的には、路側帯17に検出領域DA4を有する。つまり、センサ210dは、路側帯17の路面状態を検出するために用いられる。
センサ210eは、検出方向が車両20の右側下方の遠方になるように車両20に取り付けられている。センサ210eは、車両20の右側下方の遠方の路面、具体的には第3車線14及び中央分離帯16に検出領域DA5を有する。つまり、センサ210eは、第3車線14及び中央分離帯16の路面状態を検出するために用いられる。
図3に示すように、センサ210eは、車両20の天井近傍に取り付けられている。これにより、路面に対する入射角を小さくすることができる。また、車両20から遠く離れた通行帯の路面状態を検出することができる。
本実施の形態では、車両20の右側に2つのセンサ210c及びセンサ210eが配置されている。これにより、車両20の右側に位置する複数の車線の路面状態を検出することができる。
複数のセンサ210a〜210eは、互いに同じ構成を有する。以下の説明では、複数のセンサ210a〜210eの各々を区別しない場合、“センサ210”として説明する。
センサ210は、光の反射を利用したセンサモジュールである。図4は、本実施の形態に係る情報配信システム10のセンサ210の構成を示すブロック図である。図4に示すように、センサ210は、近赤外光源211と、光検出器212と、熱センサ213と、駆動回路214とを備える。
近赤外光源211は、近赤外光を発する光源であり、例えばLED(Light Emitting Diode)などを備える光源モジュールである。例えば、近赤外光源211は、水分の吸収を受けやすい波長(具体的には970nm、1450nm、1940nmなど)の光を検出方向に出射する。具体的には、近赤外光源211は、車両20の前方下方又は側方下方などの路面の所定領域に向けて近赤外光を出射する。
このとき、近赤外光の路面に対する入射角は、例えば50°未満である。近赤外光の入射角が大きすぎる場合、すなわち、近赤外光が路面に対して斜めから浅く入射した場合、検出精度が低くなる。本実施の形態では、例えば、入射角がブリュースター角より小さくなるように、検出範囲の視野角などが定められている。
光検出器212は、近赤外光源211から出射されて、路面で反射された反射光を受光する。光検出器212は、例えば近赤外光に受光感度を有するフォトダイオードなどである。光検出器212は、受光した近赤外光を光電変換することで、受光した近赤外光の強度に応じた電気信号(検出信号)を出力する。光検出器212は、例えば、2次元状に複数の受光領域(画素)が配列されたセンサアレイであってもよく、単一受光領域からなるセンサであってもよい。光検出器がセンサアレイの場合は、検出範囲内の反射光の強度を画素毎に取得する。光検出器が単一受光領域のセンサの場合は、検出範囲内の平均的な反射強度を取得する。
熱センサ213は、路面温度を検出するセンサであり、例えば非接触式の温度センサである。具体的には、熱センサ213は、路面から放射される赤外線を検出し、検出した赤外線の強度に応じて路面温度を算出する。
駆動回路214は、近赤外光源211、光検出器212及び熱センサ213に電力を供給する電源回路であり、近赤外光源211、光検出器212及び熱センサ213の各々の動作を制御する。
なお、車両20に取り付けられるセンサ210の個数及び取り付け位置などは特に限定されない。例えば、センサ210は、車両20の斜め後方に検出方向を向けて取り付けられていてもよい。これにより、対向車両のヘッドライトなどの影響を抑制することができる。
また、例えば、センサ210は、車両20の裏側に取り付けられていてもよい。これにより、センサ210には日射が当たりにくく、太陽光による誤検出などを抑制することができる。また、車両20の裏側に取り付けられたセンサ210は、人の手が触れにくい位置に設けられているので、汚れの付着を抑制することができる。また、車両20の裏側に取り付けられたセンサ210は、路面に近い位置に設けられているので、検出精度を高めることができる。
また、複数のセンサ210a〜210eは、互いに異なる構成を有してもよい。例えば、複数のセンサ210a〜210eの各々は、検出精度が異なっていてもよい。例えば、車両20の側方を検出方向とするセンサ210c〜210eの光検出器212の画素数は、車両20の前方を検出方向とするセンサ210a及び210bの光検出器212の画素数より多くてもよい。これにより、複数の通行帯の路面状態を精細に検出することができる。
あるいは、車両20の前方を検出方向とするセンサ210a及び210bの光検出器212の画素数は、車両20の側方を検出方向とするセンサ210c〜210eの光検出器212の画素数より多くてもよい。これにより、自車が走行する第1車線12の路面状態を精細に検出することができるので、自車の安全運転に貢献することができる。このとき、例えば視野角を広くすることで、1つのセンサ210を用いて複数車線の路面状態を検出することができる。
判定部22は、複数のセンサ210a〜210eの各々による検出結果に基づいて、道路の路面状態を判定する。具体的には、判定部22は、路面の水分量と路面温度とに基づいて路面状態を判定する。判定部22は、判定結果である路面状態を示す状態情報と、センサ210が検出信号を出力した時刻とを対応付けて、通信部25を介してサーバ装置30に送信する。
例えば、水分量が第1閾値以上であり、かつ、路面温度が0℃以下(すなわち氷点下)である場合、判定部22は、当該路面は凍結していると判定する。また、水分量が第1閾値以上であり、かつ、路面温度が0℃より高い場合、判定部22は、当該路面は濡れていると判定する。また、水分量が第1閾値より大きい第2閾値以上であり、かつ、路面温度が0℃より高い場合、判定部22は、当該路面は冠水していると判定する。また、水分量が第1閾値より少ない場合、判定部22は、当該路面は乾燥していると判定する。なお、判定部22は、複数のセンサ210の各々が備えていてもよい。
車両検出部23は、センサ210の検出方向に位置する他の車両を検出する。具体的には、車両検出部23は、複数のセンサ210a〜210eの検出領域DA1〜DA5のいずれかに他の車両が存在するか否かを検出する。車両検出部23の検出範囲は、例えば検出領域DA1〜DA5の少なくとも1つを含んでいる。他の車両には、車両20と並走する並走車両、車両20の前方から向かってくる対向車両、及び、車両20と同じ走行車線の前方又は後方を走行する前方車両又は後方車両などが含まれる。車両検出部23は、車両だけでなく、自転車20d又は歩行者20eを検出してもよい。
車両検出部23は、例えば、サーモグラフィカメラ、TOF(Time Of Flight)カメラ、ミリ波レーダー、可視光カメラ、及び、マイクロフォンの少なくとも1つで実現される。例えば、サーモグラフィカメラが他の車両のエンジンから発せられる熱を検出することで、他の車両を検出することができる。あるいは、例えば、マイクロフォンが他の車両のタイヤ音又はエンジン音を検出することで、他の車両を検出することができる。
本実施の形態では、車両検出部23による他の車両の検出結果は、判定部22に出力される。判定部22は、車両検出部23の検出結果に基づいて路面状態の判定を行う。具体的には、車両検出部23によって他の車両が検出された場合に、判定部22は、検出された他の車両が存在する検出領域を有するセンサ210からの検出結果に基づく路面状態の判定を行わない。これにより、路面状態を他の車両の路面状態と誤認識するのを抑制することができる。判定部22は、車両検出部23によって他の車両が検出されない場合に、センサ210からの検出結果に基づく路面状態の判定を行う。
位置情報取得部24は、車両20の位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得部24は、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機などで実現される。位置情報取得部24は、例えば、車両20の現在位置を随時取得する。位置情報は、例えば、時刻と、緯度及び経度とで表されるが、これに限らない。
通信部25は、サーバ装置30の通信部31と無線通信を行う通信インタフェースである。無線通信は、例えばLTE(Long Term Evolution)などの高速移動通信であるが、これに限らない。
通信部25は、路面状態を示す状態情報をサーバ装置30に送信する。本実施の形態では、通信部25はさらに、位置情報と、複数のセンサ210の検出方向を示す方向情報とをサーバ装置30に送信する。状態情報と方向情報とは、センサ210毎に対応付けられている。
[1−2.サーバ装置]
続いて、サーバ装置30が備える各構成要素について説明する。
通信部31は、車両20の通信部25と無線通信を行う通信インタフェースである。通信部31は、車両20の検出部21が検出した道路の路面状態を示す状態情報を取得する。本実施の形態では、通信部31は、状態情報と位置情報と方向情報とを取得する。
蓄積部32は、検出部21が検出した路面状態を示す状態情報と道路の通行帯の種別を示す種別情報とを対応付けて、記憶部33に蓄積する。本実施の形態では、蓄積部32は、さらに、状態情報と道路の材質情報とを対応付けて、記憶部33に蓄積する。また、蓄積部32は、さらに、状態情報と道路の交通量とを対応付けて、記憶部33に蓄積する。
なお、本実施の形態では、車両20の判定部22が、車両検出部23によって他の車両が検出されないタイミングで検出された路面状態を示す情報を、状態情報として生成している。このため、蓄積部32は、車両検出部23によって他の車両が検出されないタイミングで検出された路面状態を示す情報を、状態情報として蓄積する。
図5は、本実施の形態に係る情報配信システム10が蓄積する道路情報の一例を示す図である。図5に示すように、記憶部33に蓄積された道路情報では、時刻と、路面状態と、位置と、交通量と、道路(通行帯)の種別と、道路の材質とが対応付けられている。
時刻は、検出部21が路面状態を検出した時刻である。時刻は、状態情報に対応付けられて車両20の通信部25から送信された位置情報に含まれる。
路面状態は、検出部21によって検出された道路の路面状態である。路面状態は、“凍結”、“積雪”、“冠水”、“ドライ(乾燥)”、“ウェット”などで表される。
位置は、検出部21が路面状態を検出した時刻における車両20の位置である。位置は、車両20の位置情報取得部24が取得し、通信部25を介して送信された位置情報に含まれる。
交通量は、検出領域DAが形成された車線の交通量である。例えば、対向車線である第3車線14の交通量は、車両検出部23による車両の検出結果に基づいて推定される。具体的には、車両検出部23によって単位時間当たりに検出された車両の台数を交通量として算出することができる。交通量の推定は、車両20の制御部(図示せず)が行ってもよく、サーバ装置30の制御部(図示せず)が行ってもよい。
また、例えば、自車の走行車線である第1車線12の交通量は、車両20の走行速度などに基づいて推定されてもよい。具体的には、車両20の走行速度が遅い程、交通量が多い(渋滞している)と推定することができる。
なお、交通量は、ドローンなどによる空撮、又は、監視カメラなどにより得られた映像から推察してもよい。また、図5では、交通量は、単位時間当たりの車両数(台数)で表しているが、これに限らない。交通量は、渋滞している、及び、渋滞していないという交通状態を示すフラグ情報で示されてもよい。
道路の種別は、路面状態が検出された通行帯の種別である。道路の種別は、“第1車線(走行車線)”、“第2車線”、“第3車線(対向車線)”、“第4車線(対向車線)”、“中央分離帯”、“路側帯”及び“歩道”などが含まれる。本実施の形態では、道路の種別は、位置情報及び方向情報に基づいて特定部34によって特定される。
道路の材質は、検出された路面状態の道路の材質である。道路の材質には、“アスファルト”、“コンクリート”、“レンガ”、“土”、“石(砂利)”などが含まれる。材質は、例えば、道路毎に予めデータベース化されている。位置情報に基づいて道路を特定し、データベースを参照することで材質が特定される。なお、道路の材質は、具体的な材質名ではなく、水はけの良し悪しを示す情報であってもよい。
なお、図5に示す蓄積情報は、一例に過ぎない。例えば、蓄積部32は、通信部31を介して方向情報を取得し、取得した方向情報を状態情報に対応付けて蓄積してもよい。
図6は、本実施の形態に係る情報配信システム10が蓄積する道路情報の別の一例を示す図である。図6に示すように、検出方向は、例えば、車両20を中心にして、車体の前後方向に基づいて定められている。検出方向は、通信部31を介して車両20の通信部25から取得された方向情報によって示される。
また、路面状態と交通量とは、位置及び時刻に応じて変化する。一方で、道路の種別及び材質は、位置及び時刻に応じて通常、変化しない。このため、時刻に応じて変化する情報と、時刻に応じて変化しない情報とを分けて蓄積してもよい。
図7及び図8は、本実施の形態に係る情報配信システム10が蓄積する道路情報の別の一例を示す図である。具体的には、図7は、道路情報のうち、時刻に応じて変化する情報を示している。図8は、道路情報のうち、時刻に応じて変化しない情報を示している。
図7に示す道路情報では、時刻と、路面状態と、位置と、交通量とを対応付けて示している。蓄積部32は、車両20から状態情報を取得した場合に、図7に示す道路情報を更新する。
図8に示す道路情報では、位置情報と、道路の種別及び材質とを対応付けて示している。このとき、位置情報は、緯度と経度とで表される一地点ではなく、道路の種別と材質とが変化しない範囲で表されてもよい。これにより、情報量を削減することができ、メモリ資源を有効に利用することができる。蓄積部32は、道路工事などによって種別又は材質が変化した場合に、図8に示す道路情報を更新する。
なお、蓄積する情報は、図7及び図8に示す例には限らない。例えば、橋桁の下側を通る道路などの高さ制限がある道路では、積雪によって高さ制限が変わる場合がある。このため、路面情報だけでなく、橋桁の高さ情報も蓄積してもよい。
また、例えば、蓄積部32は、道路の交通規制に関する交通規制情報を蓄積してもよい。交通規制情報は、道路工事及び事故などにより、通行が不可能な道路を示す情報である。交通規制情報は、例えばドローンによる空撮、又は、早朝の通行頻度が少ない時間帯に無人カーなどをプローブカーとして走行させることで取得される。プローブカーは、例えば、本実施の形態に係る車両20と同じ構成を有している。なお、無人カーの代わりに、コンビニの配送車をプローブカーとして利用してもよい。
また、例えば、蓄積部32は、積雪量を示す情報を蓄積してもよい。積雪量は、道路に積もった雪の量を直接測定することで取得されてもよく、車両20の天井に積もった雪の量を測定することで取得されてもよい。例えば、道路に設けられた自動速度違反取締装置又はETC(Electronic Toll Collection)ゲートなどによって、天井の積雪量が取得されてもよい。車両20が走行した経路と車両20の天井への積雪量とに基づいて、経路毎の積雪量の履歴情報を取得することができる。
記憶部33は、道路情報を記憶するためのメモリである。記憶部33は、例えばHDD(Hard Disk Drive)又は半導体メモリなどの不揮発性メモリで実現される。
特定部34は、車両20の位置情報と、センサ210の検出方向と、地図情報とに基づいて、道路の種別を特定する。地図情報は、位置と道路とを二次元又は三次元に図示した地図である。地図情報には、道路の車線の数、並びに、中央分離帯、路側帯及び歩道の有無などを示す種別情報が含まれる。
本実施の形態では、特定部34は、地図情報と位置情報とに基づいて、車両20が走行中の道路の車線を特定する。さらに、特定部34は、特定した車線と、センサ210の検出方向を示す方向情報とに基づいて、検出方向に位置する通行帯の種別を特定する。具体的には、特定部34は、検出された路面状態がどの車線(又は歩道など)の路面状態であるかを特定する。
図2及び図3に示す例では、特定部34は、位置情報と地図情報とに基づいて車両20が第1車線12を走行中であることを特定する。さらに、特定部34は、センサ210a及び210bの検出方向が車両20の前方であるので、センサ210a及び210bによって検出された路面状態は、第1車線12の路面状態であることを特定する。
同様に、特定部34は、センサ210dの検出方向が車両20の左方向であるので、センサ210dによって検出された路面状態は、第1車線12の左方向に位置している路側帯17の路面状態であることを特定する。また、特定部34は、センサ210cの検出方向が車両20の右側の近方であるので、センサ210cによって検出された路面状態は、第1車線12の右側の近方に位置している第2車線13の路面状態であることを特定する。さらに、特定部34は、センサ210eの検出方向が車両20の右側の遠方であるので、センサ210eによって検出された路面状態は、第1車線12の右側の遠方に位置している第3車線14及び中央分離帯16の路面状態であることを特定する。
なお、本実施の形態では、サーバ装置30が特定部34を備える例を示したが、車両20が特定部34を備えてもよい。この場合、車両20の通信部25は、センサ210の検出方向を示す方向情報の代わりに、特定部34によって特定された道路の種別情報を、状態情報と対応付けてサーバ装置30に送信する。
配信部35は、記憶部33に蓄積された状態情報を配信する。具体的には、配信部35は、状態情報を図示した地図情報を配信する。
図9は、本実施の形態に係る情報配信システム10が配信する地図情報を示す図である。図9に示すように、地図情報には、二次元的に図示した道路と、当該道路の路面状態とが含まれる。
道路の路面状態は、対応する道路を示す枠線内に、状態毎に異なる網掛け又は色などを付すことで示される。網掛け又は色が示す路面状態をテキスト情報として表示してもよい。また、道路をユーザが選択可能であってもよく、選択された道路の路面状態を含む詳細な情報がテキスト情報として表示されてもよい。路面状態は、道路の通行帯毎に図示される。
本実施の形態では、配信部35は、例えば他の車両20a〜20c、自転車20d又は歩行者20eなどに地図情報を配信する。具体的には、他の車両20a〜20cに備えられた車載端末、又は、自転車20dの運転者若しくは歩行者20eが所持する携帯情報端末(例えばスマートフォン)に地図情報を配信する。地図情報を受け取った車両20a〜20c若しくは自転車20dの運転者、又は、歩行者20eは、これから通る予定の路面状態を知ることができるので、安全な通行が期待できる。
配信部35は、配信先の車両からの配信要求を受け付けた場合に、当該車両への情報の配信を行う。配信要求には、車両の位置情報が含まれる。配信部35は、配信要求に含まれる位置情報に応じた地図情報を生成し、生成した地図情報を車両に送信する。
なお、配信部35は、道路の管理会社、並びに、警察、消防及び役所などの政府関係へ状態情報を配信してもよい。これにより、配信された情報は、道路の管理及び保守などに有効に利用することができる。
なお、本実施の形態では、サーバ装置30は、車両20だけでなく、他の車両と通信することで、他の車両が検出した路面状態を示す状態情報を取得してもよい。例えば、図2及び図3に示すように、車両20cがセンサ210fを有する検出部を備え、当該検出部は、センサ210fを用いて、検出領域DA6の路面状態を検出する。車両20cは、図1で示す車両20と同様の構成要素を備え、サーバ装置30に検出した路面状態を示す状態情報を送信してもよい。
これにより、サーバ装置30は、複数の車両から状態情報を取得することができるので、状態情報の蓄積を効率良く行うことができる。
[2.動作]
続いて、本実施の形態に係る情報配信システム10の動作について説明する。情報配信システム10の動作には、路面状態を示す状態情報を蓄積する動作(情報蓄積方法)と、蓄積した状態情報を配信する動作(情報配信方法)とが含まれる。
[2−1.情報蓄積方法]
まず、情報蓄積方法について、図10〜図12を用いて説明する。図10は、本実施の形態に係る情報配信システム10の動作のうち、情報の取得及び蓄積処理を示すフローチャートである。図11及び図12はそれぞれ、本実施の形態に係る情報配信システム10の動作のうち、路面状態の検出処理及び情報の蓄積処理を示すフローチャートである。
まず、情報配信システム10では、車両20に取り付けられたセンサ210を用いて、検出部21が、道路の路面状態を検出する(S10)。当該検出処理の詳細について、図11を用いて説明する。
図11に示すように、まず、車両20の路面状態の検出に関わる情報を取得する(S11)。具体的には、複数のセンサ210a〜210eがそれぞれ、路面の水分量及び温度を取得する。車両検出部23が、検出領域DA1〜DA5における他の車両の有無を判定する。位置情報取得部24は、車両20の現在位置を示す位置情報を取得する。
検出領域DA1〜DA5のいずれかに他の車両が検出された場合(S12でYes)、他の車両が検出された検出領域を有するセンサ210は、再び路面の水分量及び温度を取得する(S11)。他の車両が検出されない場合(S12でNo)、判定部22は、路面の水分量及び路面温度に基づいて、路面状態を判定する(S13)。
次に、通信部25は、路面状態と、位置と、時刻と、検出方向とを示す情報をサーバ装置30に送信する(S14)。具体的には、通信部25は、路面情報を示す状態情報と、路面状態を検出したときの車両20の位置を示す位置情報と、路面状態を検出した時刻を示す時刻情報と、対応するセンサ210の検出方向を示す方向情報とを対応付けて送信する。
以降、車両20では、ステップS11〜S14が繰り返される。繰り返し周期は、特に限定されず、例えば1秒などである。なお、図11では、路面状態を検出する度に、送信する例を示しているが、複数回の検出をまとめて送信してもよい。
図10に戻り、少なくとも1回の路面状態の検出(S10)が終了した後、サーバ装置30では、路面状態を示す状態情報などを記憶部33に蓄積する(S20)。当該蓄積処理の詳細について、図12を用いて説明する。
図12に示すように、まず、サーバ装置30では、通信部31が、車両20から送信される情報を取得する(S21)。次に、特定部34が検出方向と位置情報と地図情報とに基づいて、通行帯の種別を特定する(S22)。
次に、蓄積部32は、路面状態を示す状態情報と、特定された道路の種別情報とを対応付けて蓄積する(S23)。このとき、蓄積部32は、交通量及び道路の材質の少なくとも一方をさらに対応付けて蓄積してもよい。蓄積部32は、複数の状態情報を通信部31が取得した場合には、複数の状態情報の各々に、道路の種別を対応付けて蓄積する。
以上のように、本実施の形態に係る情報配信システム10では、道路の路面状態を示す状態情報と道路の種別情報とが記憶部33に蓄積される。また、情報配信システム10は、1つの車両20だけでなく、複数の車両の各々から路面状態を示す状態情報を取得することで、効率良く状態情報を蓄積することができる。
蓄積された情報は、路面状態の変化予測などに利用することができる。このとき、道路の種別に応じて、路面状態の変化は異なる。例えば、道路に積雪が有る場合において、交通量が多い車線では融雪(又は、気温によっては圧雪による路面の凍結)が進むのに対して、歩道、路側帯又は中央分離帯などでは融雪が進みにくい。
本実施の形態に係る情報配信システム10によれば、路面状態を示す状態情報と、道路の種別情報とが対応付けられているので、路面状態の変化予測を精度良く行うことができる。路面状態の変化予測の精度が高まることで、自動運転又は手動運転などの運転をより安全に行うことができる。
[2−2.情報配信方法]
次に、情報配信方法について、図13を用いて説明する。図13は、本実施の形態に係る情報配信システム10の動作のうち、情報の配信処理を示すフローチャートである。
図13に示すように、配信要求が受信された場合(S31でYes)、配信部35は、配信要求に含まれる位置情報に応じた地図情報を生成し、生成した地図情報を配信する(S32)。具体的には、配信部35は、位置情報が示す位置を含む地図に、路面状態を表す色又はテキスト情報を重畳することで、状態情報を含む地図情報を生成する。配信部35は、通信部31を介して、生成した地図情報を送信する。
配信要求が受信されない場合(S31でNo)、配信部35は、配信処理を行わずに待機する。
なお、図13では、配信要求を受け付けた場合に、情報の配信を行う例について説明したが、これに限らない。本実施の形態に係る情報配信システム10は、例えば、配信要求を受けることなく、予め定められた配信先(例えば、道路管理会社又は警察など)に定期的に情報を配信してもよい。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2について説明する。
本実施の形態では、実施の形態1に係る情報配信システム10が配信した情報を利用して自動運転を支援する運転支援システムについて説明する。
図14は、本実施の形態に係る運転支援システム100の構成を示すブロック図である。図14に示すように、運転支援システム100は、図1に示す情報配信システム10と同様の構成を備える。
本実施の形態では、運転支援システム100は、さらに、運転制御部126と、自動運転判定部136とを備える。また、運転支援システム100は、通信部25の代わりに、通信部125a及び受付部125bを有する取得部125を備える。以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略又は簡略化する。
取得部125は、サーバ装置30の配信部35から配信された情報を取得する。具体的には、通信部125aが、サーバ装置30の通信部31を介して、記憶部33に蓄積された情報を取得する。例えば、通信部125aは、記憶部33に蓄積された自動運転可否情報を取得する。自動運転可否情報は、例えば、通行帯の位置毎に自動運転が可能か否かを示す情報である。
通信部125aは、実施の形態1と同様に、無線通信を行う通信インタフェースなどである。通信部125aは、実施の形態1と同様に、路面状態の状態情報をサーバ装置30に送信する機能も有する。
本実施の形態では、取得部125は、さらに、車両20の運転者が車両20を運転できるか否かを示す手動運転可否情報を取得する。具体的には、受付部125bが、運転者からの操作を受け付けることで、手動運転可否情報を取得する。
受付部125bは、例えば、タッチパネルディスプレイなどのユーザインタフェースである。受付部125bは、運転者が車両20に乗車した際に、手動運転の可否を運転者に選択させる選択画面を表示し、選択画面上での選択結果を手動運転可否情報として取得する。なお、受付部125bは、物理ボタンでもよい。
運転制御部126は、車両20の運転を制御するコントローラである。運転制御部126は、例えば車両20が備えるエンジン制御部(ECU:Engine Control Unit)と接続されている。運転制御部126は、サーバ装置30から配信される情報に基づいて、車両20の運転を制御する。
本実施の形態では、運転制御部126は、車両20の自動運転を制御する。具体的には、運転制御部126は、通信部125aが取得した自動運転可否情報が自動運転の可能を示す場合には、自動運転を実行し、自動運転可否情報が自動運転の不可を示す場合には、自動運転を禁止し、手動運転に切り替える。
さらに、本実施の形態では、運転制御部126は、受付部125bが取得した手動運転可否情報に基づいて自動運転の運転区間を調整する。具体的には、手動運転可否情報が手動運転の不可を示す場合には、運転制御部126は、自動運転が不可能な経路を含まないように、自動運転の経路を決定する。
例えば、運転者は、飲酒状態である場合に、車両20に乗車した時点で、目的地と手動運転が不可能であることとを設定しておくことで、運転制御部126は、自動運転が可能な道路のみを選択する。これにより、車両20は、自動運転が可能な経路を通って目的地まで、運転者に運転をさせることなく走行することができる。
自動運転判定部136は、記憶部33に蓄積される情報に基づいて自動運転の可否を判定する。具体的には、自動運転判定部136は、路面状態に基づいて自動運転の可否を判定する。
自動運転判定部136は、例えば、自動運転の方式に応じて自動運転の可否を判定する。自動運転には、可視光カメラを用いたカメラ方式、TOF方式、及び、ミリ波レーダー及び可視光カメラの併用方式などがある。いずれの方式においても、道路上の白線を認識し、かつ、路面又は障害物までの距離を測定しながら白線に沿って車両20の走行が行われる。
例えば、TOF方式では、路面に積雪がある場合、雪によってTOF方式の反射光が飽和してしまうので、自動運転判定部136は、自動運転が不可能であると判定する。また、カメラ方式では、路面が冠水している場合には水分と路面とを判別できないので、自動運転判定部136は、自動運転が不可能であると判定する。
自動運転判定部136は、現在の自動運転の可否だけでなく、将来の自動運転の可否を判定してもよい。具体的には、自動運転判定部136は、自動運転が現在不可能である場合に、自動運転が可能になる時刻を予想してもよい。例えば、自動運転判定部136は、白線上の積雪が融ける時刻を、自動運転が可能になる時刻として予測してもよい。
あるいは、自動運転判定部136は、自動運転が現在可能である場合に、自動運転が不可能になる時刻を予想してもよい。例えば、自動運転判定部136は、降雪によって白線上に雪が積もり、白線が見えなくなる時刻を、自動運転が不可能になる時刻として予測してもよい。
本実施の形態では、図15に示すように、自動運転判定部136は、自動運転の可否を示す自動運転可否情報を位置情報に対応付けて蓄積する。図15は、本実施の形態に係る運転支援システム100が利用する道路情報の一例を示す図である。なお、自動運転可否情報は、自動運転の方式毎に、位置情報に対応付けて蓄積されていてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る運転支援システム100では、路面状態を示す状態情報、及び、自動運転可否情報などに基づいて、自動運転及び手動運転を支援することができる。
なお、本実施の形態では、自動運転の可否を判定し、判定した情報を蓄積及び配信する例を説明したが、これに限らない。例えば、自動運転及び手動運転によらず、路面状態が積雪又は凍結状態にある場合、スタッドレスタイヤ又はチェーンが未装着である場合は走行不可であること示す走行可否情報を蓄積及び配信してもよい。
(実施の形態2の変形例)
ここで、実施の形態2の変形例について、図16を用いて説明する。図16は、本変形例に係る運転支援システム200の構成を示すブロック図である。
図16に示すように、運転支援システム200では、図14に示す運転支援システム100と比較して、サーバ装置30が自動運転判定部136を備えるのではなく、車両20が自動運転判定部227を備える点が相違する。以下では、実施の形態2との相違点を中心に説明し、共通点の説明を省略する。
自動運転判定部227は、実施の形態2に係る自動運転判定部136と同様に、記憶部33に蓄積される情報に基づいて自動運転の可否を判定する。本変形例では、自動運転判定部227は、路面状態だけでなく、車両20の機能に基づいて自動運転の可否を判定する。
例えば、車両20がスタッドレスタイヤの装着認識手段を備える場合、自動運転判定部227は、スタッドレスタイヤの装着及び未装着に応じて運転の可否を判定する。例えば、路面状態が凍結又は積雪である場合において、スタッドレスタイヤが未装着であるとき、自動運転判定部227は、自動運転(又は運転自体)が不可能であると判定する。あるいは、路面状態が凍結又は積雪である場合において、スタッドレスタイヤが装着されているとき、自動運転判定部227は、自動運転が可能であると判定する。また、スタッドレスタイヤが装着されている場合であっても、タイヤの摩耗が激しい場合、自動運転判定部227は、自動運転(又は運転自体)が不可能であると判定してもよい。
このように、本変形例に係る運転支援システム200によれば、車両20毎に車両の特性に合わせて自動運転の可否を判定することができる。
(他の実施の形態)
以上、1つ又は複数の態様に係る情報蓄積システム、情報配信システム、運転支援システム及び情報蓄積方法などについて、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本開示の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、及び、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
例えば、上記の実施の形態では、複数のセンサ210a〜210eが車両20に取り付けられている例について示したが、車両20には1つのみのセンサ210が設けられていてもよい。1つのセンサ210は、例えば、検出方向を変更可能に車両20に取り付けられている。具体的には、車両20の天井にセンサ210を回転可能に取り付けてもよい。これにより、1つのセンサ210を用いて、複数の異なる方向の路面状態を検出することができる。
また、例えば、上記の実施の形態では、検出部21が複数の領域の路面状態を検出する例について説明したが、これに限らない。例えば、検出部21は、自車線である第1車線12の路面状態のみを検出してもよく、対向車線である第3車線14又は第4車線15の路面状態のみを検出してもよい。あるいは、検出部21は、中央分離帯16のみ、路側帯17のみ、又は、歩道18のみの路面状態を検出してもよい。
また、例えば、本開示に係る情報蓄積システムは、例えば図17に示すように、簡素化した構成で実現することができる。図17は、変形例に係る情報蓄積システム300の構成を示すブロック図である。
図17に示す情報蓄積システム300は、車両20に取り付けられるセンサ210を有し、道路の路面状態を検出する検出部321と、検出部321によって検出された路面状態を示す状態情報と道路の種別情報とを対応付けて、記憶部33に蓄積する蓄積部32とを備える。
検出部321は、センサ210を1つのみ備える点を除いて、実施の形態1などと同様である。なお、情報蓄積システム300は、実施の形態1と同様に、複数のセンサ210を備えてもよい。蓄積部32は、実施の形態1などと同様である。
また、例えば、本開示に係る情報配信システム及び運転支援システムは、例えば図18に示すように、簡素化した構成で実現することができる。図18は、変形例に係る情報配信システム400及び運転支援システム500の各々の構成を示すブロック図である。
図18に示す情報配信システム400は、情報蓄積システム300と、配信部35とを備える。配信部35は、実施の形態1などと同様に、記憶部33に蓄積された状態情報を配信する。
また、図18に示す運転支援システム500は、情報蓄積システム300から配信された情報を取得する取得部525と、取得部525が取得した情報に基づいて車両20aの自動運転を制御する運転制御部126とを備える。取得部525は、具体的には、実施の形態2の取得部125と同様である。
図18に示すように、運転支援システム500が適用される車両20aには、センサ210が取り付けられていなくてもよい。すなわち、車両20aは、路面状態を検出する機能を有していなくてもよい。
図17及び図18に示したように、情報蓄積システム300、情報配信システム400及び運転支援システム500はそれぞれ、車両20及びサーバ装置30を備えていなくてもよい。
また、上記実施の形態で説明した装置間の通信方法については特に限定されるものではない。装置間で無線通信が行われる場合、無線通信の方式(通信規格)は、例えば、Zigbee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、又は、無線LAN(Local Area Network)などの近距離無線通信である。あるいは、無線通信の方式(通信規格)は、インターネットなどの広域通信ネットワークを介した通信でもよい。また、装置間においては、無線通信に代えて、有線通信が行われてもよい。有線通信は、具体的には、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)又は有線LANを用いた通信などである。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよく、あるいは、複数の処理が並行して実行されてもよい。また、情報蓄積システムが備える構成要素の複数の装置への振り分けは、一例である。例えば、一の装置が備える構成要素を他の装置が備えてもよい。また、情報蓄積システムは、単一の装置として実現されてもよい。
例えば、上記実施の形態において説明した処理は、単一の装置(システム)を用いて集中処理することによって実現してもよく、又は、複数の装置を用いて分散処理することによって実現してもよい。また、上記プログラムを実行するプロセッサは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、又は分散処理を行ってもよい。
また、上記実施の形態において、制御部などの構成要素の全部又は一部は、専用のハードウェアで構成されてもよく、あるいは、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)又はプロセッサなどのプログラム実行部が、HDD(Hard Disk Drive)又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、制御部などの構成要素は、1つ又は複数の電子回路で構成されてもよい。1つ又は複数の電子回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
1つ又は複数の電子回路には、例えば、半導体装置、IC(Integrated Circuit)又はLSI(Large Scale Integration)などが含まれてもよい。IC又はLSIは、1つのチップに集積されてもよく、複数のチップに集積されてもよい。ここでは、IC又はLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又は、ULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるかもしれない。また、LSIの製造後にプログラムされるFPGA(Field Programmable Gate Array)も同じ目的で使うことができる。
また、本開示の全般的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路又はコンピュータプログラムで実現されてもよい。あるいは、当該コンピュータプログラムが記憶された光学ディスク、HDD若しくは半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
また、上記の各実施の形態は、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、道路状況を容易に管理することができる情報蓄積システムなどとして利用でき、例えば、自動運転又は手動運転などの運転の支援、並びに、道路の管理及び保守などに利用することができる。
10、400 情報配信システム
11 道路
12 第1車線
13 第2車線
14 第3車線
15 第4車線
16 中央分離帯
17 路側帯
18 歩道
20、20a、20b、20c 車両
20d 自転車
20e 歩行者
21、321 検出部
22 判定部
23 車両検出部
24 位置情報取得部
25、31、125a 通信部
30 サーバ装置
32 蓄積部
33 記憶部
34 特定部
35 配信部
100、200、500 運転支援システム
125、525 取得部
125b 受付部
126 運転制御部
136、227 自動運転判定部
210、210a、210b、210c、210d、210e、210f センサ
211 近赤外光源
212 光検出器
213 熱センサ
214 駆動回路
300 情報蓄積システム

Claims (13)

  1. 車両に取り付けられるセンサを有し、所定の検出方向の道路の路面状態を検出する検出部と、
    前記検出部が検出した路面状態を示す状態情報と前記道路の通行帯の種別を示す種別情報とを対応付けて、記憶部に蓄積する蓄積部とを備える
    情報蓄積システム。
  2. 前記道路は、複数の通行帯を有し、
    前記検出部は、通行帯毎の路面状態を検出する
    請求項1に記載の情報蓄積システム。
  3. 前記複数の通行帯には、前記車両が走行中の第1車線と、前記第1車線と進行方向が同じである第2車線、対向車線、中央分離帯、路側帯及び歩道の少なくとも1つとが含まれる
    請求項2に記載の情報蓄積システム。
  4. 前記蓄積部は、さらに、前記状態情報と前記道路の材質情報とを対応付けて、前記記憶部に蓄積する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報蓄積システム。
  5. 前記蓄積部は、さらに、前記状態情報と前記道路の交通量とを対応付けて、前記記憶部に蓄積する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報蓄積システム。
  6. 前記蓄積部は、さらに、前記状態情報と前記センサの検出方向を示す方向情報とを対応付けて、前記記憶部に蓄積する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の情報蓄積システム。
  7. さらに、
    前記検出部の検出方向に位置する他の車両を検出する車両検出部を備え、
    前記蓄積部は、前記車両検出部によって前記他の車両が検出されないタイミングで前記検出部によって検出された路面状態を示す情報を前記状態情報として蓄積する
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報蓄積システム。
  8. 前記検出部は、複数の前記センサを有し、
    複数の前記センサは、検出方向が互いに異なるように前記車両に取り付けられる
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報蓄積システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報蓄積システムと、
    前記記憶部に蓄積された状態情報を配信する配信部とを備える
    情報配信システム。
  10. 前記配信部は、前記記憶部に蓄積された状態情報を図示した地図情報を配信する
    請求項9に記載の情報配信システム。
  11. 請求項9又は10に記載の情報配信システムから配信された情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した情報に基づいて前記車両の自動運転を制御する運転制御部とを備える
    運転支援システム。
  12. 前記取得部は、さらに、前記車両の運転者が前記車両を運転できるか否かを示す手動運転可否情報を取得する
    請求項11に記載の運転支援システム。
  13. 車両に取り付けられたセンサを用いて、所定の検出方向の道路の路面状態を検出し、
    検出した路面状態を示す状態情報と前記道路の通行帯の種別を示す種別情報とを対応付けて、記憶部に蓄積する
    情報蓄積方法。
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