JP2019028781A - サーバシステム及びサーバルーム - Google Patents
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Abstract
Description
この電力供給に係る特許文献1には、ラック装置毎に、当該ラック装置が許容できる電力を超えないように使用電力の天井制御を実施し、各ラック装置において、使用電力が許容できる電力を超えたときには、一部のコンピュータ機器の使用を停止させるようにした技術が示されている。
しかしながら、特許文献1に示されるラック装置の電源管理としては、無停電装置(UPS)を通した電源により分電盤を集中配置する一般的な方式が採用されるものであり、これにより、分電盤破損・故障時における影響範囲が非常に大きくなるという問題がある。さらに、特許文献1に示されるラック装置では、分電盤が空調になんら寄与しない構成となっており、空調効率の点で問題がある。
すなわち、本発明に示されるサーバシステムでは、サーバを収容する収納ラックが床面上に複数かつ列状に配置されて全体として壁をなす複数のサーバラックと、これらサーバラックにより形成される通路に冷却空気を供給する冷却空気源冷却空気源と、前記サーバラックをなす収納ラックにそれぞれ設けられ、各収納ラックへの給電機能とブレーカ機能とを有する複数の分電盤と、を備え、前記分電盤は筐体にそれぞれ収容されて、前記サーバラックにより形成される壁とともに一方の側と他方の側の空間を区画することを特徴とする。
図1に符号1で示すものはサーバルームであって、このサーバルーム1内には複数のサーバラック2が配置されている。
また、これらサーバラック2は、矢印(イ)−(ロ)方向に交差又は直交する矢印(ハ)−(ニ)方向に対して間隔をおいて配置されており、これらサーバラック2間及びその両側に空気流通路10が形成されている。
なお、冷却空気供給源3からの冷却空気は、符号C1〜C3で示されるように、収納ラックRを通過する際に、サーバから熱を奪い、その後、隣接する空気流通路10を経由して外部に排出される。
これら分電盤4のそれぞれは筐体5内に収容されており、複数ある収納ラックR上にそれぞれに設置されている。
また、これら分電盤4が収納される筐体5は、サーバラック2により形成される壁Wとともに、一方の側(矢印(ハ)側)と他方の側(矢印(ニ)側)の空間を区画する仕切板として機能している。
これにより、本発明に係るサーバシステム100では、分電盤4で生じた破損・故障等の異常を、各収納ラックR毎に管理することができ、当該異常の影響が他の分電盤4に及ぶことを未然に防止することができる。これにより、収納ラックRに収納されたICT機器の信頼性を高めることが可能となる。
また、本発明によれば、サーバラック2がなす壁Wの一方の側(矢印(ハ)側)と他方の側(矢印(ニ)側)の空間を区画する筐体5に分電盤4が収容されていることから、これら分電盤4とサーバラック2がなす壁Wとで形成される仕切りにより、サーバルーム1内のサーバラック2の収容空間を完全に区分することが可能となる。これにより特別な仕切板を設置することなく、空調空気の流れを管理することができ、空調に係る建築コスト削減と空調効率の効率を図ることが可能となる。
本発明の第2実施形態に係るサーバシステム101について図2〜図4を参照して説明する。
これらの図に符号11で示すものはサーバルームであって、このサーバルーム11内にはサーバラック12が複数列、配置されている。
また、サーバラック12は、矢印(イ)−(ロ)方向に交差又は直交する矢印(ハ)−(ニ)方向に一定の間隔をおいて平行に配置されており、これらサーバラック12の間には空気流通路20が形成されている。
これら分電盤14のそれぞれは筐体15内に収容されており、複数ある収納ラックR上にそれぞれに設置されている。
また、これら分電盤14が収納される筐体15は、図2及び図3に示されるように、サーバラック12により形成される壁Wとともに、一方の側(矢印(ハ)側)と他方の側(矢印(ニ)側)の空間を区画する仕切板として機能している。
すなわち、これら分電盤14の筐体15は、サーバラック12を構成している各収納ラックRの上面と、サーバルーム11の天井16とを連結することで、サーバラック12の間の空気流通路20の仕切りとしている。
また、空気供給通路20Aの矢印(イ)側端部と矢印(ロ)側端部は、区画パネル21(図3参照)により閉鎖されており、この閉鎖された空間により空気供給通路20Aを形成している。
そして、冷却空気口23から空気供給通路20Aに供給された冷却空気は、図2及び図3に符号C1〜C3で示されるように、収納ラックRを通過する際に、サーバSから熱を奪い、その後、隣接する排出通路20Bを経由して外部に排出される。これにより冷却空気によるサーバSの冷却がなされる。
また、冷却空気口23から空気供給通路20Aに供給された冷却空気は、上方から下方に向けて供給されて降下し、その降下途上で、サーバSを通過して隣接する空気排出通路20Bへと排出される。
これにより、上記サーバシステム101では、分電盤14で生じた破損・故障等の異常を、各収納ラックR毎に管理することができ、当該異常の影響が他の分電盤14に及ぶことを未然に防止することができる。これにより、収納ラックRに収納されたICT機器の信頼性を高めることが可能となる。
また、第1実施形態に係るサーバシステム101では、分電盤14はサーバラック12から天井16まで密に配置を行い、気密性を持たせるように設置を行う。このことにより、空調機への戻り空気温度を高めることができ、空調効率が向上する。これにより、以前に必要であった空調用間仕切りの建設が不要となって、建設コストの面でも有利となる。
本発明の第2実施形態に係るサーバシステム102ついて図5を参照して説明する。
第2実施形態に示される分電盤14の筐体15は、第1実施形態と同様に、サーバラック12を構成している各収納ラックRの上面と、サーバルーム11の天井16とを連結するように配置されているが、このとき、収納ラックRの上面又はサーバルーム11の天井16のいずれに支持させても良い。
すなわち、第2実施形態では、図5の左図に示されるように、分電盤14の筐体15を、締結手段30によりサーバルーム11の天井16に吊り下げるようにしても良いし、図5の右図に示されるように、締結手段31により、サーバラック12を構成している各収納ラックRの上面に固定するようにしても良い。
また、分電盤14の筐体15の高さ寸法が不足して、筐体15と、収納ラックRの上面/サーバルーム11の天井16との間に隙間(例えば、符号32で示す)が生じる場合には、その隙間32にスペーサを介在させて当該隙間32を埋めるようにしても良い。
その際、架台41上に配置される収納ラックRの下面には、移動を容易にするためのキャスター42とともに、架台41上面に載置後の収納ラックRを固定するためのボルト等の固定手段43を設けても良い。また、この架台41は、固定手段44を介して床スラブ上に固定すると良い。
これにより、上記サーバシステム102では、第1実施形態と同様に、分電盤14で生じた破損・故障等の異常を、各収納ラックR毎に管理することができ、当該異常の影響が他の分電盤14に及ぶことを未然に防止することができる。これにより、収納ラックRに収納されたICT機器の信頼性を高めることが可能となる。
そして、このような締結手段30,31により、サーバラック12とサーバルーム11の天井16との間に分電盤14を安定した状態で保持することが可能となる。
2 サーバラック
3 冷却空気供給源
4 分電盤
5 筐体
6 電源
10 空気流通路
11 サーバルーム
12 サーバラック
13 電源
14 分電盤
15 筐体
16 天井
20 空気流通路
20A 空気供給通路
20B 空気排出通路
22 冷却空気供給源
23 冷却空気口
100 サーバシステム
101 サーバシステム
102 サーバシステム
W 壁
R 収納ラック
S サーバ
Claims (8)
- サーバ を収容する収納ラックが床面上に複数かつ列状に配置されて全体として壁をなす複数のサーバラックと、
これらサーバラックにより形成される通路に冷却空気を供給する冷却空気源と、
前記サーバラックをなす収納ラックにそれぞれ設けられ、各収納ラックへの給電機能とブレーカ機能とを有する複数の分電盤と、を備え、
前記分電盤は筐体にそれぞれ収容されて、前記サーバラックにより形成される壁とともに一方の側と他方の側の空間を区画することを特徴とするサーバシステム。 - 前記筐体に収納された分電盤は、前記サーバラックの壁を形成する各収納ラック上にそれぞれ配置されて、前記サーバラックと天井との間の空間を仕切ることを特徴とする請求項1に記載のサーバシステム。
- 前記分電盤は、前記収納ラックの上面に固定されることを特徴とする請求項2に記載のサーバシステム。
- 前記分電盤は、前記収納ラック上方に位置する天井に吊下されることを特徴とする請求項2に記載のサーバシステム。
- 前記分電盤及びサーバラックがなす壁は平行となるように複数列設けられており、各列の間に形成された通路に冷却空気の流路が形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のサーバシステム。
- 前記各列の間に形成された通路には、冷却空気の供給通路と排出通路とが交互に設けられることを特徴とする請求項5に記載のサーバシステム。
- 前記冷却空気の供給通路には上方から下方に向けて冷却空気が供給されることを特徴とする請求項5又は6のいずれか1項に記載のサーバシステム。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載のサーバシステムが設置されたことを特徴とするサーバルーム。
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