JP2019028624A - 入力装置および入力システム - Google Patents

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敦 山脇
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Abstract

【課題】ユーザへの振動伝達を向上させる入力装置および入力システムを提供する。【解決手段】入力装置4は、操作パネル10と、振動部13と、規制部15とを備える。操作パネル10は、ユーザの接触操作を受け付ける操作面10aを有する。振動部13は、操作パネル10を振動させる。規制部15は、操作面10aの平面方向に振動を許容し、かつ平面方向に対して交わる方向への振動を規制する。【選択図】図1

Description

開示の実施形態は、入力装置および入力システムに関する。
従来、操作パネルの操作面に対するユーザの接触操作を検出することでユーザからの入力操作を受け付けると共に操作パネルを振動させることでユーザに触感を与えることが可能な入力装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−060261号公報
しかしながら、上記入力装置では、操作パネルの振動方向については考慮されておらず、操作パネルを振動させた場合に、ユーザに振動を十分に伝達できないおそれがある。
実施形態の一態様は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザへの振動伝達を向上させる入力装置および入力システムを提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る入力装置は、操作パネルと、振動部と、規制部とを備える。操作パネルは、ユーザの接触操作を受け付ける操作面を有する。振動部は、操作パネルを振動させる。規制部は、操作面の平面方向に振動を許容し、かつ平面方向に対して交わる方向への振動を規制する。
実施形態の一態様によれば、ユーザへの振動伝達を向上させることができる。
図1は、本実施形態に係る入力装置の概要を説明する図である。 図2は、本実施形態に係る表示システムの構成を説明する図である。 図3は、入力装置の斜視図である。 図4は、入力装置の一部を分解し、前方斜めから見た分解図である。 図5は、入力装置の一部を分解し、後方斜めから見た分解図である。 図6は、振動部をベースブロックに固定した状態を示す斜視図である。 図7は、フローティング機構を右側から見た入力装置の概略断面図である。 図8は、図5のA領域における入力装置の概略断面図である。 図9は、図5のB領域における入力装置の概略断面図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する入力装置および入力システムを説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(入力装置の概要)
まず、本実施形態に係る入力装置4の概要について図1を参照し説明する。図1は、本実施形態に係る入力装置4の概要を説明する図である。
以下では、入力装置4の操作面10aが鉛直方向に対して平行に設置される場合を一例として説明する。
入力装置4は、例えば、カーナビゲーションシステムに搭載される車載用のタッチパネルに含まれる位置入力装置である。入力装置4は、操作パネル10と、振動部13と、規制機構15とを備える。
操作パネル10は、操作面10aを有する。操作パネルは、例えば、タッチパネルである。操作面10aは、操作パネルの略中央に設けられる略矩形状の面であり、光透過性の材料で形成される。
以下では、操作パネル10の操作面10aの平面方向のうち、鉛直方向を下側、鉛直方向とは反対側を上側とし、操作パネル10の操作面10aを正面から見て、左手側を左側とし、右手側を右側とする。また、平面方向に対して垂直な方向を前後方向とし、入力装置4で操作面10aが設けられる方向を前側とし、入力装置4で操作面10aが設けられる方向とは反対側を後側とする。また、部材の主面のうち、前側の主面を前面とし、後側の主面を背面とする。
振動部13は、操作パネル10の背面側に設けられ、操作パネル10を振動させる。振動部13は、振動素子(不図示)を有する。振動素子は、例えば、圧電アクチュエータである。
規制機構15は、操作パネル10の背面側に設けられ、操作面10aの平面方向(上下方向および左右方向)への振動を許容し、平面方向に交わる方向、具体的には前後方向への振動を規制する。なお、平面方向に交わる方向は、前後方向に限定されるものではなく、平面方向に交わる他の方向であってもよい。
例えば、ユーザが、操作面10aに対して接触操作を行うと、入力装置4は、操作面10aに対するユーザの接触操作を検出し、ユーザからの入力操作を受け付ける。
また、入力装置4は、検出されたユーザの接触操作に基づいて振動素子の振動を制御する。これにより、入力装置4は、ユーザの接触操作に応じて、操作パネル10の振動を制御することができる。その結果、入力装置4は、ユーザの接触操作に応じた触感をユーザに与えることができる。
本実施形態に係る入力装置4は、規制機構15によって平面方向の振動を許容し、前後方向の振動を規制する。これにより、振動部13によって発生した振動が、前後方向に伝達されることを抑制し、入力装置4が取り付けられる部材、例えば、車両側部材であるインターパネルまで伝達されることを抑制することができる。そのため、ユーザの接触操作に応じた触感が低減されることを抑制し、ユーザへの振動伝達を向上させることができる。
(表示システムの構成)
次に、入力装置4を含む本実施形態に係る表示システム1について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る表示システムの構成を説明する図である。
表示システム1は、入力システム2と、表示部3とを備える。入力システム2は、入力装置4と、記憶部5と、制御部6とを備える。なお、図2では、入力装置4については、機能の一部を発揮させる機能部のみを記載し、詳しい構成については、後述する。
入力装置4は、操作パネル10と、振動部13とを備える。
操作パネル10は、例えば、静電容量の変化によってユーザの接触操作を受け付ける平板状のセンサー(不図示)を有する。
例えば、ユーザが指またはタッチペンのようなポインティングデバイスを用いて操作面10a上で接触操作を行うと、操作パネル10は、操作面10aに対するユーザの接触操作に応じた信号を制御部6へ出力する。
振動部13は、制御部6から出力された電圧信号に基づいて振動し、操作パネル10を振動させる。
記憶部5は、入力装置4に含まれる各部によって実行される処理に必要な情報および/または入力装置4に含まれる各部によって実行される処理の結果を記憶する。
記憶部5は、例えば、ユーザの接触操作に関するデータならびにユーザの接触操作に関するデータと関連付けられた振動素子の制御データおよび表示部3に表示する情報を記憶する。表示部3に表示する情報は、例えば、地図など車両のナビゲーションを行うための画像またはテレビもしくはインターネットの動画もしくは静止画のような画像データであってもよい。
記憶部5は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、もしくはフラッシュメモリのような半導体メモリ素子、ハードディスク、または光ディスクのような記憶デバイスである。
制御部6は、入力装置4に含まれる各部を制御する。制御部6は、操作パネル10の操作面10aを介して受け付けたユーザの接触操作に応じた信号に基づいて、記憶部5に対するデータの読み出しまたは書き込みを実行し、信号を振動部13および表示部3に出力する。制御部6は、例えば、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)である。制御部6は、検出部6Aと、振動制御部6Bと、表示制御部6Cとを備える。
検出部6Aは、操作パネル10から出力された信号に基づいて、操作パネル10の操作面10aに対するユーザの接触操作を検出する。検出部6Aは、操作面10aに対するユーザの接触操作を検出すると、ユーザの接触操作の検出結果に応じた信号を振動制御部6Bおよび表示制御部6Cへ出力する。
振動制御部6Bは、検出部6Aから出力された信号、すなわち、検出部6Aによって検出された接触操作に基づいて、振動部13の振動素子の振動を制御する。振動制御部6Bは、振動部13の振動に対応する電圧信号を振動部13へ出力する。
振動制御部6Bは、例えば、超音波周波数帯で振動素子を振動させることができる。この場合には、ユーザの指と操作面10aとの間に空気層が形成され、ユーザの指と操作面10aとの間の摩擦力が低減する。その結果、ユーザは、ユーザの指と操作面10aとの間の低減された摩擦力によって、操作面10aのより滑らかな触感を得ることが可能となる。
例えば、検出部6Aが、操作面10aに対するユーザの指の押圧または移動を検出すると、振動制御部6Bは、超音波周波数帯で振動素子の振動を制御することができる。それによって、ユーザの指と操作面10aとの間の摩擦力を制御することができる。その結果、入力装置4は、操作面10aに対するユーザの触感を制御することが可能となる。
なお、振動制御部6Bは、超音波周波数帯で振動素子を振動させるとしたが、振動制御部6Bは、超音波周波数帯よりも低い周波数で振動素子を振動させてもよい。この場合には、入力装置4は、ユーザに対して振動によるスイッチの押し込み感などの触感を与えることが可能となる。
表示制御部6Cは、検出部6Aから出力された信号に基づいて、表示部3に表示させる情報に対応する信号を出力する。
表示部3は、表示制御部6Cから出力された信号に基づいて、すなわち、検出部6Aによって検出された接触操作に基づいて、情報を表示する。表示部3は、例えば、液晶ディスプレイである。表示部3は、操作パネル10と一体的に設けられる。以下の説明では、操作パネル10と表示部3とを含み、単に「操作パネル10」と記載する。
(入力装置の構成)
次に、入力装置4の構成例ついて図3〜図5を参照し説明する。図3は、入力装置4の斜視図である。図4は、入力装置4の一部を分解し、前方斜めから見た分解図である。図5は、入力装置4の一部を分解し、後方斜めから見た分解図である。
入力装置4は、制御部6などが配置された基板(不図示)や、記憶部5などを収容するケース16の前方側に取り付けられる。
入力装置4は、操作パネル10と、バックパネル11と、ベースボディ12と、振動部13と、フローティング機構14と、規制機構15とを備える。操作パネル10およびバックパネル11は、フローティング機構14を介してベースボディ12に支持される。また、操作パネル10およびバックパネル11は、規制機構15によって平面方向への振動が許容され、かつ前後方向への振動が規制される。
バックパネル11は、略矩形状に形成され、前面に操作パネル10が取り付けられる。操作パネル10とバックパネル11とは、例えば、接着部材によって接着される。
バックパネル11の背面には、振動部13の可動部13Bが接合される。振動部13の可動部13Bが振動すると、その振動がバックパネル11に伝達され、バックパネル11および操作パネル10が振動する。
ベースボディ12は、略矩形状に形成され、振動部13が挿入されて振動部13を保持する保持部12Aを備える。
振動部13は、バックパネル11よりも後側に設けられる。振動部13は、左右方向および上下方向の中央付近に設けられる。振動部13は、例えば、左右方向に所定の間隔を設けて3つ設けられるが、これに限定されない。振動部13は上下方向に設けられてもよく、略三角形状に設けられてもよい。また、振動部13の数は、2つ以下でもよいし4つ以上でもよい。振動部13は、固定部13Aと、可動部13Bとを備える。
固定部13Aは、ベースブロック17に取り付けられる。ベースブロック17が保持部12Aに取り付けられることで、固定部13Aがベースボディ12に固定される。これにより、振動部13がベースボディ12に保持される。ベースブロック17は、図6に示すように、ブロック状に形成される。例えば、ベースブロック17は、中実のアルミニウム製のブロック形状に形成される。図6は、振動部13をベースブロック17に固定した状態を示す斜視図である。振動部13をベースブロック17に固定することで、振動部13によって発生した振動が、例えば、車両側部材に伝達されることを抑制することができる。
図4、図5に戻り、可動部13Bの前面は、バックパネル11の背面に接合される。可動部13Bは、振動素子が振動することで固定部13Aに対して平面方向に振動する。可動部13Bが振動すると、振動がバックパネル11に伝達され、バックパネル11および操作パネル10が平面方向に振動する。
フローティング機構14は、図4および図7に示すように、弾性部材であるバネ20と、バネ20の一端が取り付けられる第1取付部21と、バネ20の他端が取り付けられる第2取付部22とを備える。図7は、フローティング機構14を右側から見た入力装置4の概略断面図である。バネ20は、隣り合う振動部13の間に設けられ、バネ20の伸縮方向が上下方向となるように設けられる。なお、弾性部材として、バネ20の他に、ゴムなどが用いられてもよい。
第1取付部21は、ベースボディ12に取り付けられるピンである。第1取付部21は、ベースボディ12から前側に向けて突出する。なお、第1取付部21は、ベースボディ12に一体的に形成され、ベースボディ12の前面から前側に向けて突出するように形成されてもよい。
第2取付部22は、バックパネル11に一体的に形成され、バックパネル11の背面から後側に向けて突出するように形成される。なお、第2取付部22は、バックパネル11に取り付けられるピンであってもよい。
フローティング機構14は、操作パネル10およびバックパネル11をバネ20によってベースボディ12に吊り下げる。これにより、操作パネル10およびバックパネル11が上側に向けて付勢され、操作パネル10などが自重により機械的な下限位置で待機した状態となることを防止する。機械的な下限位置とは、操作パネル10などがベースボディ12に対して振動(移動)可能な下側の位置であり、例えば、部材同士が当接することで下側へ移動できない状態となる位置である。
操作パネル10が下限位置で待機した状態から、操作パネル10が振動すると、下側への振動が規制されるため、ユーザの接触操作に対する振動が小さくなり、ユーザに振動を十分に伝達することができない。
これに対し、実施形態に係る入力装置4は、フローティング機構14を設けることで、操作パネル10およびバックパネル11を上側に向けて付勢し、操作パネル10が下限位置で待機した状態となることを防止する。
規制機構15は、図5、図8および図9に示すように、振れ幅規制機構15Aと、抜け防止機構15Bとを備える。図8は、図5のA領域における入力装置4の概略断面図である。図9は、図5のB領域における入力装置4の概略断面図である。
振れ幅規制機構15Aは、図5および図8に示すように、バックパネル11に取り付けられる第1軸部30と、第1軸部30に取り付けられるダンパー31とを備える。例えば、振れ幅規制機構15Aは、3つ設けられるが、これに限定されず、2つ以下でも4つ以上設けられてもよい。
第1軸部30は、後側に向けて突出するバックパネル11の第1突出部11aにかしめられ、バックパネル11から後側に向けて突出する。第1軸部30は、第1突出部11aに形成された孔11bの側壁に当接する。また、第1軸部30では、かしめ部30aが、第1突出部11aと操作パネル10との間に形成される空間内に設けられ、かしめ部30aと操作パネル10との間には隙間が形成される。これにより、バックパネル11および操作パネル10が振動した場合でも、かしめ部30aが操作パネル10に接触することを防止することができる。
また、バックパネル11に第1突出部11aを設けることで、後側に突出しないバックパネル11の他の箇所と、ベースボディ12との間に隙間を形成することができ、バックパネル11がベースボディ12に接触することを防止することができる。
また、第1軸部30は、ベースボディ12に形成された第1挿入孔12a、および第1挿入孔12aから第1段部12cを介して連続して形成された第2挿入孔12bに挿入される。
第1軸部30の径は、第2挿入孔12bの径よりも小さい。すなわち、振れ幅規制機構15Aは、第1軸部30と第2挿入孔12bの内壁との間に所定の隙間を形成し、平面方向におけるバックパネル11および操作パネル10の振動を許容する。
第2挿入孔12bは、第1挿入孔12aと同軸であり、第1挿入孔12aよりも後側に形成される。第2挿入孔12bの径は、第1挿入孔12aよりも大きい。第2挿入孔12bに挿入された第1軸部30には、ダンパー31が取り付けられる。
ダンパー31は、円柱状であり、例えば、ゴムやウレタンやゲルなどの減衰部材である。ダンパー31には、第1軸部30が挿入される取付孔31aが形成される。ダンパー31は第2挿入孔12bの内壁と第1軸部30との間に形成される空間に設けられる。すなわち、ダンパー31は、第2挿入孔12bに収容される。ダンパー31は、振動部13が振動した場合に、平面方向の振動を減衰させる。ダンパー31は、予め設定された減衰率で平面方向の振動が減衰するように設けられる。
なお、第1軸部30には、バックパネル11の第1突出部11aとベースボディ12との間に、円環状の第1摺動部材50が取り付けられる。第1摺動部材50は、バックパネル11が振動する場合に、バックパネル11の摺動面およびベースボディ12の摺動面における摩擦を低減する。
振れ幅規制機構15Aは、第1軸部30と第1挿入孔12aの内壁との間に所定の隙間を形成し、第1軸部30にダンパー31を設けることで、操作パネル10の平面方向の振動を許容する。また、振れ幅規制機構15Aは、ダンパー31を設けることで、平面方向の振動を減衰させ、振動を収束させる。
なお、振れ幅規制機構15Aは、操作パネル10およびバックパネル11の平面方向の振れ幅を、第1軸部30を第1挿入孔12aの内壁に当接させることで規制してもよく、ダンパー31の収縮により、第1軸部30を第1挿入孔12aの内壁に当接させずに規制してもよい。
抜け防止機構15Bは、図5および図9に示すように、バックパネル11に取り付けられる第2軸部40と、第2軸部40に取り付けられるネジ41と、ワッシャー42とを備える。例えば、抜け防止機構15Bは、6つ設けられるが、これに限定されず、5つ以下でも7つ以上設けられてもよい。
第2軸部40は、後側に向けて突出するバックパネル11の第2突出部11cにかしめられ、バックパネル11から後側に向けて突出する。第2軸部40は、第2突出部11cに形成された孔11dの側壁に当接する。また、第2軸部40では、かしめ部40bが、第2突出部11cと操作パネル10との間に形成される空間内に設けられ、かしめ部40bと操作パネル10との間には隙間が形成される。これにより、バックパネル11および操作パネル10が振動した場合でも、かしめ部40bが操作パネル10に接触することを防止することができる。
また、バックパネル11に第2突出部11cを設けることで、後側に突出しないバックパネル11の他の箇所と、ベースボディ12との間に隙間を形成することができ、バックパネル11がベースボディ12に接触することを防止することができる。
また、第2軸部40は、ベースボディ12に形成された第3挿入孔12dに挿入される。
第2軸部40の径は、第3挿入孔12dの径よりも小さい。すなわち、第2軸部40は、第2軸部40と第3挿入孔12dの内壁との間に所定の隙間を形成し、平面方向におけるバックパネル11および操作パネル10の振動を許容する。なお、ベースボディ12には、第3挿入孔12dから第2段部12fを介して連続する第4挿入孔12eが形成される。第4挿入孔12eは、第3挿入孔12dよりも後側に形成され、第3挿入孔12dと同軸に形成される。
第2軸部40には、後側の端部にネジ41が螺合するネジ孔40aが形成され、ネジ孔40aにネジ41が螺合される。
ネジ41は、第4挿入孔12eに挿入され、ネジ孔40aに螺合される。ネジ41がネジ孔40aに螺合されることで、ワッシャー42および第2摺動部材51が挟持される。
ワッシャー42および第2摺動部材51は、円環状に形成される。ワッシャー42および第2摺動部材51の外径は、第2軸部40の径および第3挿入孔12dの径よりも大きい。そのため、第2摺動部材51は、第3挿入孔12dの周囲に形成される第2段部12fに当接する。これにより、操作パネル10およびバックパネル11の前後方向への移動が規制される。すなわち、抜け防止機構15Bは、操作パネル10およびバックパネル11の前後方向への移動および振動を防止する。また、第2摺動部材51は、第2段部12fの摺動面における摩擦を低減する。
また、ワッシャー42および第2摺動部材51の外径は、第4挿入孔12eの径よりも小さい。すなわち、ワッシャー42および第2摺動部材51は、ワッシャー42および第2摺動部材51と、第4挿入孔12eの内壁との間に所定の隙間を形成し、平面方向におけるバックパネル11および操作パネル10の振動を許容する。
なお、ワッシャー42および第2摺動部材51は、操作パネル10およびバックパネル11が平面方向に振動した場合でも、第2摺動部材51が、第2段部12fに当接し、操作パネル10およびバックパネル11の前後方向への移動および振動を規制するように形成される。
なお、第2軸部40には、バックパネル11の第2突出部11cとベースボディ12との間に、円環状の第3摺動部材52が取り付けられる。第3摺動部材52は、バックパネル11の摺動面およびベースボディ12の摺動面における摩擦を低減する。
抜け防止機構15Bは、第2軸部40と第3挿入孔12dの内壁との間に所定の隙間を形成し、ワッシャー42および第2摺動部材51と、第4挿入孔12eの内壁との間に所定の隙間を形成することで、操作パネル10の平面方向の振動を許容する。
また、抜け防止機構15Bは、ネジ41、ワッシャー42および第2摺動部材51によって、バックパネル11および操作パネル10の前後方向の移動を規制し、バックパネル11および操作パネル10がベースボディ12から外れることを防止する。また、抜け防止機構15Bは、ネジ41、ワッシャー42および第2摺動部材51によって、バックパネル11および操作パネル10の前後方向の振動を規制する。
(効果)
次に、実施形態の効果について説明する。
実施形態に係る入力装置4は、操作パネル10の平面方向の振動を許容し、前後方向への振動を規制する。これにより、振動部13によって発生させた振動が、例えば、車体側部材に伝達されることを抑制し、ユーザの接触操作に応じた触感が低減されることを抑制し、ユーザへの振動伝達を向上させることができる。
実施形態に係る入力装置4を用いない場合には、振動が、例えば、車体側部材に伝達され、異音が発生することがある。実施形態に係る入力装置4は、車体側部材に振動が伝達されることを抑制することができ、異音の発生を抑制することができる。
また、実施形態に係る入力装置4は、バネ20によって、操作パネル10をベースボディ12に吊り下げることで、操作パネル10をベースボディ12によって支持する。これにより、入力装置4が鉛直方向に対して平行に設置された場合に、操作パネル10などの自重により、操作パネル10が機械的な下限位置で待機する状態となることを防止することができる。そのため、振動部13によって発生させた振動、特に下側への振動が低減されることを抑制し、ユーザへの振動伝達を向上させることができる。
また、実施形態に係る入力装置4は、バネ20によって操作パネル10を上側に向けて付勢することで、下側への振動(振動の加速度)に対し、上側への振動(振動の加速度)が小さくなることを抑制することができる。これにより、上下方向の振動に対し、振動方向に対する触感の偏りが生じることを抑制することができる。
また、実施形態に係る入力装置4は、振動部13の固定部13Aをベースボディ12に固定し、振動部13の可動部13Bをバックパネル11に接合する。これにより、車体側部材に振動が伝達されることを抑制することができ、異音の発生を抑制することができる。
また、実施形態に係る入力装置4は、操作面10aの平面方向の振動をダンパー31によって減衰させる。これにより、振動部13による振動を停止した後に、操作パネル10の振動を減衰させて、振動を素早く収束させることができる。そのため、必要なタイミングでのみ振動をユーザに伝達することができる。また、ユーザの接触操作が連続して行われ、接触操作に応じて振動の種類を変更する場合に、前回の振動による影響を低減し、接触操作に応じた振動をユーザに伝達することができる。
また、実施形態に係る入力装置4は、ネジ41によってワッシャー42および第2摺動部材51を第2軸部40に取り付け、第2摺動部材51をベースボディ12の第2段部12fに当接させる。これにより、ベースボディ12に対し、操作パネル10が前後方向に移動することを規制し、操作パネル10がベースボディ12から外れることを防止することができる。また、前後方向に振動が伝達されることを抑制することができる。
(変形例)
上記実施形態に係る入力装置4は、ユーザの操作面10aの接触操作を受け付けたが、これに限られることはない。変形例に係る入力装置4は、ユーザの操作面10aの押し込み操作を受け付けてもよい。例えば、変形例に係る入力装置4は、バックパネル11とベースボディ12と間にホトセンサーを備え、ホトセンサーによってバックパネル11の撓み量を検出する。なお、ホトセンサーは複数備えられてもよい。これにより、例えば、表示部3にボタン表示を行い、ユーザがボタン表示に対応する操作面10aを押し込んだ場合に、バックパネル11の撓み量をホトセンサーによって検出し、ユーザの押し込み操作を検出する。ホトセンサーは、予め設定された所定の荷重以上の荷重で操作面10aが押し込まれた場合に、押し込み操作を検出する。
押し込み操作が行われた場合でも、バックパネル11とベースボディ12との間に第1摺動部材50および第3摺動部材52を設けることで、摺動面の摩擦を小さくすることができる。そのため、押し込み操作を受け付ける変形例の入力装置4では、小型の振動部13を用いて操作パネル10を振動させることができる。また、押し込み操作が行われた場合に、摺動面の摩擦を小さくすることで、振動が低減されることを抑止し、押し込み操作に対するユーザへの振動伝達を向上させることができる。
なお、バックパネル11と操作パネル10との間にフィルムセンサーを設け、フィルムセンサーによってユーザの押し込み操作を検出してもよい。これにより、操作パネル10の操作面10a全体にわたりユーザの押し込み操作を微小な撓み量で検出することができる。また、押し込み操作を受け付ける入力装置4であっても、バックパネル11の剛性を高くすることができ、バックパネル11の撓みを抑制することができる。これにより、摺動面の摩擦を小さくし、押し込み操作に対するユーザへの振動伝達を向上させることができる。
上記実施形態に係る入力装置4は、フローティング機構14によって、操作パネル10およびバックパネル11をベースボディ12に支持したが、これに限られることはない。例えば、変形例に係る入力装置4は、操作パネル10およびバックパネル11をボールベアリングによってベースボディ12に支持してもよい。
また、変形例に係る入力装置4は、操作パネル10とバックパネル11とを弾性部材のスペーサを介して接合してもよい。また、変形例に係る入力装置4は、振動部13をバックパネル11に一体的に接合してもよい。このような変形例に係る入力装置4は、上記実施形態のフローティング機構14や、規制機構15を備えることで、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態に係る入力装置4は、操作パネル10が鉛直方向に対して平行に設置された場合を一例として説明したが、これに限られることはない。入力装置4は、操作パネル10が鉛直方向に対して傾いた状態で設置されてもよく、また、操作面10aが水平方向に対して平行するように設置されてもよい。
また、上記実施形態に係る入力装置4は、摺動部材50〜52によって摺動面の抵抗を小さくしたが、これに限られることはない。変形例に係る入力装置4は、例えば、バックパネル11などに表面処理を行うことで摺動面の抵抗を小さくしてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。従って、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 表示システム
2 入力システム
3 表示部
4 入力装置
6 制御部
6A 検出部
6B 振動制御部
6C 表示制御部
10 操作パネル
10a 操作面
11 バックパネル
12 ベースボディ(支持部)
12a 第1挿入孔(第1孔)
12b 第2挿入孔(第2孔)
12d 第3挿入孔(第3孔)
12f 第2段部(当接部)
13 振動部
13A 固定部
13B 可動部
14 フローティング機構
15 規制機構(規制部)
15A 振れ幅規制機構
15B 抜け防止機構
20 バネ(弾性部材)
30 第1軸部
31 ダンパー(減衰部材)
40 第2軸部
52 第2摺動部材(ストッパー部)

Claims (6)

  1. ユーザの接触操作を受け付ける操作面を有する操作パネルと、
    前記操作パネルを振動させる振動部と、
    前記操作面の平面方向に振動を許容し、かつ前記平面方向に対して交わる方向への振動を規制する規制部と
    を備えることを特徴とする入力装置。
  2. 前記操作パネルを前記操作面とは反対側から支持する支持部と、
    前記操作パネルを前記支持部に吊り下げる弾性部材と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記振動部は、
    前記操作パネルに取り付けられ、前記操作パネルを振動させる可動部と、
    前記支持部に取り付けられる固定部と
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記規制部は、
    前記操作パネルから前記支持部側に向けて突出し、前記支持部に形成された第1孔に挿入される第1軸部と、
    前記第1軸部に取り付けられ、前記支持部に形成された第2孔に収容され、前記平面方向の振動を減衰させる減衰部材と、
    を備えることを特徴とする請求項2または3に記載の入力装置。
  5. 前記規制部は、
    前記操作パネルから前記支持部側に向けて突出し、前記支持部に形成された第3孔に挿入される第2軸部と、
    前記第2軸部に取り付けられ、前記第3孔の周囲に形成された当接部に当接するストッパー部と
    を備えることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の入力装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一つに記載の入力装置と、
    前記操作面に対する前記接触操作を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された前記接触操作に基づいて前記振動部の振動を制御する制御部と
    を備えることを特徴とする入力システム。
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