JP2019028118A - 表示制御装置、表示制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】視認しやすい態様で文字を画面に表示する。【解決手段】画面と利用者との間の距離を取得する取得部と、前記画面に表示させる文字のフォント種を前記距離に応じて変更する表示制御部と、を備える表示制御装置を構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、表示制御装置、表示制御プログラムに関する。
従来、画面とユーザーとの距離を測定し、当該距離に応じて画面に表示する文字のフォントサイズを変更する表示制御装置が知られている(例えば特許文献1)。
特開平10−260666号公報
画面との距離によっては利用者にとっての文字の視認しやすさが変化しうる。したがって、様々な距離から画面を見る場合も利用者にとって文字を視認しやすいことが求められる。フォントサイズを大きくすることで文字の視認性は向上しうるが、利用者に一度に提供できる情報量が減少する可能性があるため、フォントサイズの変更以外の方法も望まれる。
本発明は、視認しやすい態様で文字を画面に表示することを目的とする。
上記目的を達成するための表示制御装置は、画面と利用者との間の距離を取得する取得部と、画面に表示させる文字のフォント種を距離に応じて変更する表示制御部と、を備える。
この構成によれば、利用者と画面との距離に応じた視認しやすい態様で画面に文字を表示することが可能である。なお、フォント種はフォントの種類を示しており、フォントサイズの概念は含まない。フォント種は、フォントの書体の種類を示していてもよいし、フォントの装飾の種類や装飾実施の有無を示していてもよいし、フォントの階調表現の有無や階調数を示していてもよい。
さらに、上記目的を達成するための表示制御装置において、表示制御部は、距離が閾値距離未満である場合には2値フォントで画面に文字を表示させ、距離が閾値距離以上である場合には多値フォントで画面に文字を表示させる構成であってもよい。
2値フォントは階調を持った多値フォントと比較すると、背景に対する文字の輪郭のコントラストが高いが、文字の線が極端に細くなる可能性があり、その場合遠く(閾値距離以上)から見ると文字を判別しにくい。一方、多値フォントは2値フォントと比較すると、文字の線は極端に細くなることはないが文字の輪郭のコントラストが低下する傾向にあるため、近く(閾値距離未満)から見ると文字がぼやけているとの印象を利用者にあたえやすい。したがって、閾値距離以上の距離から文字を見る利用者に対しては多値フォントで文字が表示される本構成の場合、利用者においては文字が極端に細く見える現象が生じにくく文字を判別しやすい。また本構成の場合、閾値距離未満の距離から文字を見る利用者に対しては2値フォントで文字が表示されるため、利用者に文字がぼけているとの印象を利用者に与えにくい。
さらに、上記目的を達成するための表示制御装置において、取得部が距離を取得できなかった場合には、表示制御部は多値フォントで画面に文字を表示させる構成であってもよい。
多値フォント(近くから見ると文字がぼやけて見える傾向にあるが、文字の判別は可能という特性を持つ)の方が2値フォント(文字の線が極端に細い場合、遠くから見ると文字を判別しにくいという特性を持つ)よりも、文字の視認性を低下させにくい。このような傾向を持つ利用者集団を対象とした表示制御装置において距離が取得できなければ多値フォントで文字を表示する構成を採用することにより、画面から様々な距離の位置にいる利用者において文字の視認性を低下させにくくすることができる。
さらに、上記目的を達成するための表示制御装置において、取得部は、利用者の顔を撮影し、撮影した画像を解析することで距離を取得する構成であってもよい。
この構成によれば、画像に含まれる利用者の顔の解析結果に基づいて算出した画面と利用者との距離に応じて、フォント種を変更することができる。
さらに、上記目的を達成するための表示制御装置において、表示制御部は、距離に応じてフォントサイズを変更する構成であってもよい。
距離に応じてフォント種を変更することに加えて、距離に応じてフォントサイズも変更することにより、文字の視認性を高めることが可能である。
上記目的を達成するための表示制御プログラムは、コンピューターを、画面と利用者との間の距離を取得する取得部、画面に表示させる文字のフォント種を距離に応じて変更する表示制御部、として機能させる。
この構成によれば、利用者と画面との距離に応じて、文字の視認性を低下させないフォント種で画面に文字を表示することが可能である。
プリンター(表示制御装置)のブロック図。 表示制御処理を示すフローチャート。 他の実施形態にかかる表示制御処理を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら説明する。尚、各図において対応する構成要素には同一の符号が付され、重複する説明は省略される。
1.第一実施形態:
1−1.表示制御装置の構成:
図1は、本発明の実施形態にかかる表示制御装置としての多機能プリンター(以降では単にプリンターという)1の構成を示すブロック図である。プリンター1は、コントローラー10と、不揮発性メモリー20と、UI(User Interface)部30と、通信部40と、カメラ50と、印刷部60と、画像読取部70とを備える。
UI部30は、タッチパネル式のディスプレイやキー入力部を含む。ディスプレイは、表示パネルと、表示パネルに重ねられたタッチ検出パネルとを備える。ディスプレイは、コントローラー10の制御に基づいて様々な情報を表示パネルに表示する。また、ディスプレイはタッチ検出パネルに対する人の指等による接触を検出し、接触座標をコントローラー10に出力する。キー入力部は、電源ボタンやスタートボタン、キャンセルボタン、数字ボタン等のキーに対する操作を検出すると操作されたキーを示すキー操作情報をコントローラー10に出力する。コントローラー10は、UI部30から取得した上記の情報に基づいて利用者の操作内容を取得することができ、当該操作内容に対応する処理を実行することができる。
通信部40は、リムーバブルメモリーや、外部の機器と各種の通信プロトコルに従って通信するための通信インターフェース回路を含む。カメラ50は、UI部30のディスプレイの縁部に設けられている。カメラ50はディスプレイの画面に対向する方向を撮影範囲とする。カメラ50はコントローラー10の制御に従って画像を撮影し、コントローラー10はカメラ50によって撮影された画像を取得し後述するテンプレートマッチング等を行う。
印刷部60は、インクジェット方式や電子写真方式等の周知の印刷方式で種々の印刷媒体に印刷を実行するためのアクチュエーターやセンサーや駆動回路や機械部品を備えている。画像読取部70は、原稿に発光し原稿からの反射光を受光してスキャンデータとする周知のカラーイメージセンサーや光源や、原稿を搬送するためのアクチュエーターや駆動回路やセンサーや機械部品を備えている。
不揮発性メモリー20には、アウトライン形式のフォントデータ20aが記録されている。アウトライン形式のフォントデータは、文字の輪郭を、角や端の点の位置と、点を結ぶ直線や曲線を表す方程式の係数などを列挙して表現したデータである。
コントローラー10は、CPU,RAM,ASIC等を備え、不揮発性メモリー20に記録された種々のプログラムをCPUが実行しASICや各部を制御することによって、プリンター1の各機能を実現する。コントローラー10が実行する種々のプログラムには、利用者とディスプレイの画面との距離や利用者の年齢に応じて画面に表示する文字のフォント種を2値フォントまたは多値フォントに切り換える機能をコントローラー10に実現させるための表示制御プログラム11が含まれる。当該機能を実現するため表示制御プログラム11は、取得部11aと、表示制御部11bと、を備えている。
取得部11aは、ディスプレイの画面と利用者との間の距離を取得する機能と、利用者の年齢取得する機能と、をコントローラー10に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態においては、カメラ50で撮影した画像を解析し、公知のテンプレートマッチングにより画像に含まれる利用者の顔の構成要素(顔の輪郭、両眼、鼻、口等)を特定し、構成要素間の距離等に応じて画面と利用者の顔との距離を取得する。
また本実施形態においては、カメラ50で撮影した画像と年齢層別辞書とを用いたマッチング処理の結果に基づいて利用者の年齢層を取得する。具体的には、コントローラー10は青年層に属する複数の人物の顔の写真画像を用いて作成された年齢判別辞書(青年層の年齢判別辞書)を用いて撮影画像のマッチング処理を行い、一致の度合いを示す得点を取得する。またコントローラー10は壮年層に属する複数の人物の顔の写真画像を用いて作成された年齢判別辞書(壮年層の年齢判別辞書)を用いて撮影画像のマッチング処理を行い、一致の度合いを示す得点を取得する。なお一致の度合いが多いほど高得点となる。
そしてコントローラー10は、両方の得点を比較し、高い方の得点が取得されたマッチング処理に対応する年齢層を利用者の年齢層として取得する。なお本実施形態においては、予め決められた閾値年齢(例えば50歳)以上の層を壮年層とし、当該閾値年齢未満の層を青年層とする。
表示制御部11bは、ディスプレイと利用者との距離や利用者の年齢に応じて2値フォントまたは多値フォントで文字をディスプレイに表示する機能をコントローラー10に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態においては、コントローラー10は表示制御部11bの処理により、不揮発性メモリー20に記憶されているアウトライン形式のフォントデータ20aに基づいて2値フォントのレンダリング処理を実行することにより、2値フォントデータを生成することができる。また、コントローラー10は表示制御部11bの処理により、アウトライン形式のフォントデータ20aに基づいて多値フォントのレンダリング処理を実行することにより、多値フォントデータを生成することができる。そしてコントローラー10は生成されたフォントデータを用いてディスプレイに文字を表示する。
2値フォントは、文字を構成する画素とそれ以外(背景)の画素とを2値(例えば白と黒の2値)で表現したフォントである。多値フォントは、階調を持った値(例えば白・黒・複数種類のグレイ)で文字を表現したフォントである。2値フォントは、レンダリング処理によって文字の線が極端に細く生成される可能性がある。多値フォントは中間色(グレイ)を文字の輪郭部等に用いることによって、2値フォントが表現しうる線の太さの種類に加えて当該種類の中間的な太さの線も擬似的に表現することが可能である。一方で多値フォントは、文字の輪郭のコントラストが低くなる傾向にあり文字がぼやけて見えるという印象を利用者に与えうる。なお2値フォントは文字の輪郭のコントラストは高い。
発明者らはプリンターに搭載される小型のディスプレイ(例えば1.44インチ、解像度はQVGA)を用いて文字の視認性に関する調査を行った。発明者らは、利用者がディスプレイから閾値距離(例えば30cm)以上離れている場合、どのような年齢層の利用者においても、2値フォントは線が細く見える傾向にあり特に複雑な文字の場合は文字を判別しにくく、多値フォントの方が文字を判別しやすいという調査結果を得た。また発明者らは、ディスプレイとの距離が閾値距離未満の場合は、青年層の利用者においては、2値フォントでも多値フォントでも文字の判別は可能であるが、文字がシャープに見えるという点で2値フォントの方が多値フォントより好ましいとの調査結果を得た。また発明者らは、ディスプレイとの距離が閾値距離未満の場合、壮年層の利用者においては、細い線が見えづらいため2値フォントより多値フォントの方が文字を判別しやすいとの調査結果を得た。なお発明者らは、ディスプレイの解像度が高いほど、2値フォントと多値フォントとの見え方に関する上記の差異は生じにくいとの調査結果も得た。
したがって本実施形態においては、表示制御部11bは、ディスプレイと利用者との距離が閾値距離以上である場合には多値フォントで画面に文字を表示させる構成を採用する。また、表示制御部11bは、当該距離が閾値距離未満であって年齢が閾値年齢未満の場合には2値フォントで画面に文字を表示させ、当該距離が閾値距離未満であって年齢が閾値年齢以上の場合には多値フォントで画面に文字を表示させる構成を採用する。
1−2:表示制御処理:
図2は表示制御処理を示すフローチャートである。図2に示す表示制御処理は、例えばコントローラー10がUI部30に対する操作を検知したことに応じて開始される。表示制御処理が開始されると、コントローラー10は、カメラ50を制御して画像を撮影し(ステップS100)、撮影した画像を解析する(ステップS105)。具体的には例えば、コントローラー10は、テンプレートマッチングによって画像から人の顔の構成要素(例えば輪郭、両眼、鼻、口等)の検出処理を行う。続いてコントローラー10は、画像内に顔を認識できたか否かを判定する(ステップS110)。すなわち、ステップS105の検出処理の結果に基づいて画像に人の顔が含まれるか否かを判定する。
ステップS110において顔を認識できたと判定された場合、コントローラー10は両眼間の距離から利用者と画面との距離を取得し(ステップS115)、距離が閾値距離以上であるか否かを判定する(ステップS120)。画像内における利用者の右目の中心と左目の中心との距離(画素数)と、利用者とディスプレイとの距離とは、相関関係を有する。すなわち、両眼間の距離が大きいほど、利用者とディスプレイとの距離が近い。そこで、両眼間の距離(画素数)と、利用者とディスプレイとの距離との対応関係を示す情報が、不揮発性メモリーに予め記憶されており、コントローラー10は、当該情報を参照して両眼間の距離から利用者とディスプレイとの距離を取得する。
ステップS120において距離が閾値距離以上であると判定されなかった場合(距離が閾値距離未満である場合)、コントローラー10は青年層の年齢判別辞書を用いて、ステップS100で撮影した撮影画像のマッチング処理を行い、一致の度合いを示す得点を取得する(ステップS125)。続いてコントローラー10は、壮年層の年齢判別辞書を用いて撮影画像のマッチング処理を行い、一致の度合いを示す得点を取得する(ステップS130)。
続いてコントローラー10は、青年層の得点の方が壮年層の得点より高いか否かを判定する(ステップS135)。ステップS135において青年層の得点の方が高いと判定された場合、コントローラー10は、2値フォントで文字を表示する(ステップS140)。具体的には、ディスプレイに表示する文字列を構成する各文字のアウトライン形式のフォントデータ20aを不揮発性メモリー20から取得し、2値フォントのレンダリング処理を行って各文字の2値フォントデータを生成し、生成した2値フォントデータを用いてディスプレイに各文字を表示させる。ディスプレイとの距離が閾値距離未満であって閾値年齢未満の利用者においては2値フォントの文字の方が視認しやすいと感じるとの調査結果が得られている。そこで、ステップS140のように青年層に属する利用者に対しては2値フォントで文字を表示することにより、青年層の利用者に対して視認しやすい文字を表示することができる。
ステップS135において青年層の得点が壮年層の得点より高いと判定されなかった(壮年層の得点の方が高い)場合、コントローラー10は多値フォントで文字を表示する(ステップS145)。具体的には、ディスプレイに表示する文字列を構成する各文字のアウトライン形式のフォントデータ20aを不揮発性メモリー20から取得し、多値フォントのレンダリング処理を行って各文字の多値フォントデータを生成し、生成した多値フォントデータを用いてディスプレイに各文字を表示させる。閾値年齢以上の利用者においては多値フォントの方が文字を判別しやすいとの調査結果が得られている。そのため、ステップS145のように壮年層に属する利用者に対しては多値フォントで文字を表示することにより、壮年層の利用者に対して視認しやすい文字を表示することが可能である。
なお、上述のステップS110において顔を認識できたと判定されなかった場合、コントローラー10は多値フォントで文字を表示する(ステップS145)。顔を認識できない場合、ステップS115の距離の取得を実施することができない。また、顔を認識できない場合、ステップS125〜S135の年齢層の取得も実施できない。多値フォントの方が2値フォントよりもどのような年齢層の利用者(そしてディスプレイとの距離が様々である利用者)においても文字の視認性を低下させにくいという調査結果が得られている。そのためこのような傾向を持つ利用者集団を対象とするプリンター1において上記のように顔を認識できなければ多値フォントで文字を表示する構成を採用することにより、様々な年齢層の利用者であってディスプレイからの距離も様々である利用者において文字の視認性を低下させにくくすることができる。
また、上述のステップS120において距離が閾値距離以上であると判定された場合、コントローラー10は多値フォントで文字を表示する(ステップS145)。ディスプレイからの距離が閾値距離以上であればどのような年齢層においても多値フォントの方が2値フォントよりも文字を判別しやすいとの調査結果が得られている。そのため、ディスプレイからの距離が閾値距離以上である場合に多値フォントで文字を表示することにより、視認しやすい文字を表示することが可能である。
2.他の実施形態:
尚、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、本発明は、プリンター以外にも表示パネルを備える様々な電子機器に適用可能である。
取得部は、画面と利用者との間の距離を取得することができればよく、種々の構成を採用可能である。例えば、図2のステップS115、S120では、両眼間距離から利用者と画面との距離を取得し、画面との距離を閾値距離と比較する構成であるが、両眼間距離を両眼間距離閾値と比較し、両眼間の距離が両眼間距離閾値以下であれば画面との距離が閾値距離以上であるとみなす構成であってもよい。同様に、両眼間の距離が両眼間距離閾値より大きければ画面との距離が閾値距離未満であるとみなす構成であってもよい。
また例えば、表示制御装置はカメラの他に距離センサー(超音波や赤外線等を用いた周知の距離センサー)を備え、取得部は距離センサーによって利用者と画面との距離を取得する構成を採用してもよい。
図3は、距離の取得に距離センサーを採用した場合の表示制御処理を示すフローチャートである。第一実施形態における図2の表示制御処理と共通の処理ステップには共通の番号を付し説明を省略する。図3の表示制御処理が開始されるとまず、コントローラー10は距離センサーから利用者とディスプレイとの距離を取得し(ステップS200)、距離が閾値距離以上であるか否かを判定する(ステップS205)。ステップS205において距離が閾値距離以上と判定された場合は、コントローラー10は多値フォントで文字を表示する(ステップS145)。ステップS205において距離が閾値距離以上であると判定されなかった場合に、コントローラー10はカメラで画像を撮影し(ステップS100)、撮影した画像を解析し(ステップS105)、年齢判別の処理に移行する。すなわち図3の表示制御処理では、距離の取得に距離センサーを用い、距離が閾値距離以上の場合は、画像解析などの負荷の高い処理は実行されない。そのため、第一実施形態と比較すると処理時間の短縮が可能である。
また取得部は、撮影した画像に含まれる利用者の両眼間の距離に基づいて画面と利用者との距離を取得する構成以外にも、種々の構成を採用可能である。例えば撮影した画像に含まれる利用者の顔の輪郭の大きさ(例えば、顔の輪郭を内接する矩形の辺の長さや面積等)に応じて、利用者と画面との距離を取得する構成が採用されてもよい。
また取得部は、利用者の年齢を取得することができればよく種々の構成を採用可能である。例えば、表示制御装置の利用の際に行うユーザー認証において、認証された利用者に対応付けられて予めメモリー等に記憶されている年齢を取得する構成を採用してもよい。
また取得部は、壮年層の顔に多く見られる傾向にある特徴部(例えば目の回りの皺、ほうれい線等)を撮影画像に含まれる利用者の顔において検出したか否かに基づいて利用者の年齢を取得する構成であってもよい。
表示制御部は、画面に表示させる文字のフォント種を距離に応じて変更することができればよく種々の構成を採用可能である。本明細書において「フォント種」はフォントの種類を示しており、フォントサイズの概念は含まない。フォント種は、フォントの書体(例えばゴシック、明朝等)の種類を示していてもよいし、フォントの装飾(例えば太文字、袋文字等)の種類や装飾実施の有無を示していてもよいし、フォントの階調表現の有無(例えば2値フォント、多値フォント等)や階調数(多値フォントにおける濃度分解能)のいずれを示していてもよい。
上記実施形態においては、表示制御部は、画面と利用者との距離と、利用者の年齢とに応じて2値フォントまたは多値フォントを切り換える構成であったが、利用者の年齢によらず画面と利用者との距離に応じてフォント種を切り換える構成であってもよい。具体的には例えば、図2の表示制御処理においてステップS125〜S135が省略されてもよい。また、表示制御部は、画面と利用者との距離によらず、利用者の年齢によって2値フォントまたは多値フォントを切り換える構成であってもよい。具体的には例えば図2の表示制御処理においてステップS115〜S120が省略されてもよい。
また例えば、画面との距離が閾値距離未満である場合に多値フォントの方が文字を判別しやすく、画面との距離が閾値距離以上である場合に2値フォントの方が文字を判別しやすいという傾向を持つ利用者集団を対象とする表示制御装置においては、距離が閾値未満の場合に多値フォントで文字を表示し、距離が閾値以上の場合に2値フォントで文字を表示するようにしてもよい。あるいは、距離に応じて変更するフォント種を利用者が選択できる構成であってもよい。
また表示制御部は、画面と利用者との距離に応じてフォントサイズを変更してもよい。例えば、距離が閾値距離以上の場合は閾値距離未満の場合よりもフォントサイズを大きくする方が文字を判別しやすい傾向にある場合は、距離が閾値距離以上の場合は閾値距離未満の場合よりも大きなフォントサイズで文字を表示してもよい。なお、その逆の傾向にある場合、小さなフォントサイズで文字を表示してもよい。したがって、距離に応じてフォント種を変更することに加えて、距離に応じてフォントサイズも変更することにより、文字の視認性を高めることが可能である。
フォント種を変更しない場合には、フォントサイズの変化量を多く変更しなければ見にくいことに対し、フォント種を変更する場合には、フォントサイズを少し変更するだけで見やすくなる。すなわち変更前のフォントサイズと変更後のフォントサイズとの差の絶対値をΔptとすると、フォント種を変更しつつフォントサイズも変更する場合は、フォント種を変更することなくフォントサイズを変更する場合と比較して、少ないΔptで文字の視認性を向上させることが可能である。
表示制御部は、画面に表示させる文字を、年齢に応じて2値フォントまたは多値フォントで表示させることができればよく、種々の構成を採用可能である。例えば表示制御部は、利用者の年齢に応じてフォントサイズを変更してもよい。例えば、年齢が閾値年齢以上の場合は閾値年齢未満の場合よりもフォントサイズを大きくする方が文字を判別しやすい傾向にある場合は、年齢が閾値年齢以上の利用者に対しては年齢が閾値年齢未満の利用者に対してよりも大きなフォントサイズで文字を表示してもよい。なお、その逆の傾向にある場合、小さなフォントサイズで文字を表示してもよい。したがって、年齢に応じてフォント種を変更することに加えて、年齢に応じてフォントサイズも変更することにより、文字の視認性を高めることが可能である。
また、上記実施形態では、アウトライン形式のフォントデータをメモリーに保持しておき、表示制御部においてアウトライン形式のフォントデータに基づいてビットマップ形式の2値フォントや多値フォントを生成する構成であったが、ビットマップ形式の2値フォントデータをメモリーに保持しておき、当該2値フォントデータから多値フォントデータを生成する構成を採用してもよい。また例えばメモリーに予め2値フォントデータと多値フォントデータとが記憶されていてもよい。
さらに本発明は、コンピューターが実行するプログラムや、方法としても適用可能である。また、以上のようなプログラム、方法は、単独の装置として実現される場合もあれば、複数の装置が備える部品を利用して実現される場合もあり、各種の態様を含むものである。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、プログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのプログラムの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
1…プリンター、10…コントローラー、11…表示制御プログラム、11a…取得部、11b…表示制御部、20…不揮発性メモリー、20a…フォントデータ、30…UI部、40…通信部、50…カメラ、60…印刷部、70…画像読取部

Claims (6)

  1. 画面と利用者との間の距離を取得する取得部と、
    前記画面に表示させる文字のフォント種を前記距離に応じて変更する表示制御部と、
    を備える表示制御装置。
  2. 前記表示制御部は、前記距離が閾値距離未満である場合には2値フォントで前記画面に文字を表示させ、前記距離が前記閾値距離以上である場合には多値フォントで前記画面に文字を表示させる、
    請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記取得部が前記距離を取得できなかった場合には、前記表示制御部は多値フォントで前記画面に文字を表示させる、
    請求項1または請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記取得部は、前記利用者の顔を撮影し、撮影した画像を解析することで前記距離を取得する、
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の表示制御装置。
  5. 前記表示制御部は、前記距離に応じてフォントサイズを変更する、
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載の表示制御装置。
  6. コンピューターを、
    画面と利用者との間の距離を取得する取得部、
    前記画面に表示させる文字のフォント種を前記距離に応じて変更する表示制御部、
    として機能させる表示制御プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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USD934491S1 (en) * 2019-08-07 2021-10-26 Shenzhen Smoore Technology Limited Electronic atomizing device assembly

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