JP2019027519A - 波動歯車装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】波動歯車装置において、可撓性外歯歯車の損傷を防ぐ構造を提供すること。
【解決手段】波動歯車装置は、中心軸を中心に回転するシャフトと、シャフトの回転数で回転する波動発生器と、中心軸を囲む筒状であって、波動発生器の径方向外側に配置され、波動発生器によって非真円状に撓められる可撓性外歯歯車と、可撓性外歯歯車の径方向外側に配置され、可撓性外歯歯車と部分的に噛み合う内歯歯車とを備える。波動発生器の回転により、可撓性外歯歯車の径方向の長さが変位して、可撓性外歯歯車と内歯歯車との噛み合い位置が、周方向に変化する。可撓性外歯歯車は、軸方向に延びる筒状の胴部と、胴部の外周面の周方向に沿って一定間隔で設けられ、径方向外側に突出する複数の外歯と、複数の前記外歯それぞれと径方向に重なる位置に設けられ、胴部の内周面から、外歯の歯先に向かって凹む複数の凹部と、を有する。
【選択図】図3
【解決手段】波動歯車装置は、中心軸を中心に回転するシャフトと、シャフトの回転数で回転する波動発生器と、中心軸を囲む筒状であって、波動発生器の径方向外側に配置され、波動発生器によって非真円状に撓められる可撓性外歯歯車と、可撓性外歯歯車の径方向外側に配置され、可撓性外歯歯車と部分的に噛み合う内歯歯車とを備える。波動発生器の回転により、可撓性外歯歯車の径方向の長さが変位して、可撓性外歯歯車と内歯歯車との噛み合い位置が、周方向に変化する。可撓性外歯歯車は、軸方向に延びる筒状の胴部と、胴部の外周面の周方向に沿って一定間隔で設けられ、径方向外側に突出する複数の外歯と、複数の前記外歯それぞれと径方向に重なる位置に設けられ、胴部の内周面から、外歯の歯先に向かって凹む複数の凹部と、を有する。
【選択図】図3
Description
本発明は、波動歯車装置に関する。
国際公開第2013/105127号には、波動歯車装置が開示されている。波動歯車装置は、円環状の剛性内歯車と、剛性内歯車と噛み合う可撓性外歯車と、可撓性外歯車を楕円状に撓める波動発生器とを有している。可撓性外歯車が波動発生器によって楕円状に変形すると、剛性内歯車と可撓性外歯車とは部分的に噛み合い、噛み合い位置が周方向に移動する。そして、剛性内歯車と、可撓性外歯車との歯数の違いから、剛性内歯車と、可撓性外歯車との回転数に違いが生じる。これにより、波動歯車装置による減速を実現している。
国際公開第2013/105127号
国際公開第2013/105127号の可撓性外歯車は、リムと、リムの外周面に設けられた外歯とを有している。リムと外歯とは厚さが異なる。可撓性外歯車が波動発生器によって楕円状に変形すると、リムには楕円に変形した際の外周の引張りと内周の圧縮とが作用する。また、外歯の歯元には、内歯車との噛み合いにより、周方向への曲げ応力が作用する。このため、リムと外歯との境界には応力集中が発生し、リムにはせん断力が生じる。この結果、可撓性外歯車の疲労強度が減少し、波動歯車装置の性能が損なわれるおそれがある。
このような問題を鑑みて、本発明の目的は、波動歯車装置において、可撓性外歯歯車の損傷を防ぐ構造を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の波動歯車装置は、中心軸を中心に回転する入力軸と、前記中心軸を中心として、前記入力軸の回転数で回転する波動発生器と、前記中心軸を囲む筒状であって、前記波動発生器の径方向外側に配置され、前記波動発生器によって非真円状に撓められる可撓性外歯歯車と、前記可撓性外歯歯車の径方向外側に配置され、前記可撓性外歯歯車と部分的に噛み合う内歯歯車と、を備え、前記内歯歯車および前記可撓性外歯歯車の一方は固定され、他方は前記中心軸を中心に回転し、前記可撓性外歯歯車と前記内歯歯車とは、歯数の違いによって相対回転し、前記波動発生器の回転により、前記可撓性外歯歯車の径方向の長さが変位して、前記可撓性外歯歯車と前記内歯歯車との噛み合い位置が、前記中心軸を中心に、周方向に変化し、前記可撓性外歯歯車は、軸方向に延びる筒状の胴部と、前記胴部の外周面の周方向に沿って一定間隔で設けられ、径方向外側に突出する複数の外歯と、複数の前記外歯それぞれと径方向に重なる位置に設けられ、前記胴部の内周面から、前記外歯の歯先に向かって凹む複数の凹部と、を有する。
本発明によれば、可撓性外歯歯車の外歯は空洞となっている。このため、内歯歯車と噛み合う際に、可撓性外歯歯車の外歯に周方向外側からの力がかかっても、応力集中は軽減される。この結果、外歯の歯元部分へかかる曲げ応力が低減され、可撓性外歯歯車の損傷を防ぐことができる。
以下、本願の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本願では、波動歯車装置の中心軸と平行な方向を「軸方向」、波動歯車装置の中心軸に直交する方向を「径方向」、波動歯車装置の中心軸を中心とする円弧に沿う方向を「周方向」、とそれぞれ称する。また、本願では、軸方向を上下方向とし、入力軸に対して出力軸側を上として、各部の形状および位置関係を説明する。ただし、この上下方向の定義により、本願に係る波動歯車装置の使用時の向きを限定する意図はない。
また、本願において「平行な方向」とは、略平行な方向も含む。また、本願において「直交する方向」とは、略直交する方向も含む。
<1.実施形態1>
<1.1.波動歯車装置の構成>
図1は、本願の例示的な実施形態に係る波動歯車装置100の断面図である。図2は、図1のII−II線の断面図である。図3は、図2の一部拡大図である。
<1.1.波動歯車装置の構成>
図1は、本願の例示的な実施形態に係る波動歯車装置100の断面図である。図2は、図1のII−II線の断面図である。図3は、図2の一部拡大図である。
波動歯車装置100はシャフト2を備えている。シャフト2は、中心軸9の軸方向に延びる円柱部材である。シャフト2は、不図示の電動機から回転力が伝達されて、中心軸9を中心として、周方向に回転する入力軸である。シャフト2は、例えば、ステンレス等の金属を材料としている。
波動歯車装置100はハウジング3を備えている。ハウジング3は、波動歯車装置100の不図示の部材により、中心軸9に対して回転不可に固定されている。波動歯車装置100のハウジング3は、ベース部31と、カバー部32とを有している。ベース部31は、径方向に拡がり、シャフト2を回転可能に保持している。カバー部32は、軸方向に延び、軸方向上側端部が閉じられ、下側端部が開口した円筒部材である。ベース部31は、カバー部32の下側端部の開口に設けられている。
カバー部32は、内歯歯車33を有している。内歯歯車33は、カバー部32の内周面の周方向に沿って、複数の内歯331が設けられて構成されている。なお、内歯歯車33は、カバー部32の一部であってもよいし、カバー部32と別部材であってもよい。
波動歯車装置100は波動発生器4を備えている。波動発生器4は、非真円カム41と、可撓軸受42とを有している。
非真円カム41は、軸方向から視て楕円形である。非真円カム41は、シャフト2に固定されている。非真円カム41は、中心軸9を中心に、シャフト2と共に回転する。
可撓軸受42は、非真円カム41の径方向外側に配置されている。可撓軸受42は可撓性を有し、非真円カム41に装着されている。非真円カム41に装着されると、可撓軸受42は、軸方向から視て、非真円カム41の外周面に沿った楕円形に撓む。
波動歯車装置100は中間外歯歯車5を備えている。中間外歯歯車5は、中心軸9を取り囲む円環形状を有し、可撓軸受42の径方向外側に配置されている。中間外歯歯車5の外周面には、内歯歯車33の複数の内歯331と異なる歯数の複数の外歯51が、周方向に沿って設けられている。中間外歯歯車5は可撓性を有し、可撓軸受42に装着されている。前記のように、非真円カム41に装着されることで、可撓軸受42は、軸方向から視て楕円形に撓む。このため、可撓軸受42に装着された中間外歯歯車5も、楕円形に撓む。なお、中間外歯歯車5と、可撓軸受42の外輪とは同一部材であってもよいし、別部材であってもよい。
波動歯車装置100は可撓性外歯歯車6を備えている。図4は、図3の可撓性外歯歯車6のみを示す図である。図5は、可撓性外歯歯車6の斜視図である。
可撓性外歯歯車6は、軸方向に延びる筒状の胴部61を有している。胴部61は、中心軸9を囲み、中間外歯歯車5の径方向外側に配置されている。胴部61の軸方向上側端部は、径方向内側に向かって拡がり、出力軸7に固定されている。これにより、可撓性外歯歯車6は、中心軸9を中心に、出力軸7と共に回転する。
胴部61の軸方向の下側端部は、中間外歯歯車5と、内歯歯車33との間に配置されている。胴部61の下側端部の外周面には、周方向に沿って、一定間隔で複数の外歯62が設けられている。また、胴部61の下側端部の内周面には、外歯62と径方向に重なる位置に、径方向に凹む凹部63が設けられている。凹部63は、内周面から外歯62の歯先に向かって凹んでいる。つまり、胴部61を軸方向から視ると、図4に示すように、凹凸が周方向に沿って、連続している。外歯62と、凹部63とで構成される歯形の肉厚は、径方向および周方向にわたって一定である。
可撓性外歯歯車6の外歯62の歯数と、中間外歯歯車5の外歯51の歯数とは同じである。可撓性外歯歯車6の凹部63には、中間外歯歯車5の外歯51が嵌る。これにより、可撓性外歯歯車6は、中間外歯歯車5と共に、中心軸9を中心に回転する。また、可撓性外歯歯車6は、内歯歯車33と噛み合う。つまり、中間外歯歯車5は、可撓性外歯歯車6を介して、内歯歯車33と噛み合う。
前記のように、可撓軸受42は、非真円カム41により楕円形に撓む。可撓軸受42が楕円形に撓められることで、中間外歯歯車5および可撓性外歯歯車6も楕円形に撓む。これに対し、内歯歯車33は真円形である。楕円形の可撓性外歯歯車6の短軸は、内歯歯車33の内径よりも短く、可撓性外歯歯車6の長軸は、内歯歯車33の内径と略同じである。したがって、可撓性外歯歯車6と、内歯歯車33とは、周方向の2か所で噛み合っている。
シャフト2が回転すると、シャフト2と共に、非真円カム41が回転する。非真円カム41の回転により、可撓性外歯歯車6の径方向の長さが周方向に変位する。これにより、可撓性外歯歯車6と、内歯歯車33との噛み合わせ位置が周方向に移動する。内歯歯車33は回転不可に固定されている。その結果、歯数が異なる可撓性外歯歯車6と内歯歯車33とが相対回転するとき、可撓性外歯歯車6は、シャフト2より小さい回転数で回転する。
出力軸7には、不図示の負荷が接続されている。出力軸7は、不図示の電動機からシャフト2に入力された回転を、負荷へ出力する出力部である。出力軸7は、中心軸9を中心に回転可能に、カバー部32に保持されている。出力軸7には、可撓性外歯歯車6が固定されている。この例では、出力軸7と、可撓性外歯歯車6とは単一部材である。ただし、出力軸7と、可撓性外歯歯車6とは別部材であってもよい。出力軸7は、可撓性外歯歯車6と共に回転する。可撓性外歯歯車6は、前記のように、シャフト2よりも小さい回転数で回転する。このため、出力軸7も、シャフト2の回転数よりも小さい回転数で回転する。このように、波動歯車装置100は、シャフト2から入力された回転を減速させて、出力軸7を介して負荷へ出力することができる。
<1.2.可撓性外歯歯車6について>
図6は、可撓性外歯歯車6にかかる応力を説明するための図である。可撓性外歯歯車6が内歯歯車33と噛み合う際、可撓性外歯歯車6の外歯62には、図6の矢印(A)で示す、内側に向かう法線力が作用する。この法線力により、外歯62には、周方向に沿った曲げ応力が働き、外歯62の歯元にも応力が働く。可撓性外歯歯車6の外歯62は、凹部63を有しているため、内部が空洞となっている。このため、外歯62に法線力が作用すると、外歯62には、中間外歯歯車5から矢印(B)で示す、内側から外側に向かう反力(圧縮力)が働く。法線力と圧縮力とにより、外歯62にかかる応力は軽減され、外歯62の歯元へかかる曲げ応力も軽減される。その結果、可撓性外歯歯車6の損傷を防ぐことができる。
図6は、可撓性外歯歯車6にかかる応力を説明するための図である。可撓性外歯歯車6が内歯歯車33と噛み合う際、可撓性外歯歯車6の外歯62には、図6の矢印(A)で示す、内側に向かう法線力が作用する。この法線力により、外歯62には、周方向に沿った曲げ応力が働き、外歯62の歯元にも応力が働く。可撓性外歯歯車6の外歯62は、凹部63を有しているため、内部が空洞となっている。このため、外歯62に法線力が作用すると、外歯62には、中間外歯歯車5から矢印(B)で示す、内側から外側に向かう反力(圧縮力)が働く。法線力と圧縮力とにより、外歯62にかかる応力は軽減され、外歯62の歯元へかかる曲げ応力も軽減される。その結果、可撓性外歯歯車6の損傷を防ぐことができる。
<1.3.実施形態1の変形例>
波動歯車装置100は、中間外歯歯車5を備えていなくてもよい。
波動歯車装置100は、中間外歯歯車5を備えていなくてもよい。
図7は、中間外歯歯車を備えない波動歯車装置の断面図である。図7は、図2に相当する図である。
中間外歯歯車を備えない場合、可撓性外歯歯車6は、可撓軸受42に直接装着されている。可撓性外歯歯車6は、可撓軸受42により楕円形に撓む。そして、シャフト2が回転すると非真円カム41が回転し、可撓性外歯歯車6の径方向の長さが周方向に変位する。これにより、可撓性外歯歯車6と、内歯歯車33との噛み合わせ位置が周方向に移動する。
この構成であっても、伝達される力の範囲で可撓性外歯歯車6と内歯歯車33とが噛み合う際の、外歯62にかかる応力は軽減される。その結果、外歯62の歯元へかかる曲げ応力も軽減され、可撓性外歯歯車6の損傷を防ぐことができる。
<2.実施形態2>
実施形態2は、波動発生器の構成が実施形態1と相違する。
実施形態2は、波動発生器の構成が実施形態1と相違する。
図8は、本願の例示的な実施形態2に係る波動歯車装置100Aの断面図である。図9は、図8のIX−IX線の断面図である。
シャフト2の軸方向上側端部には、回転板21が設けられている。回転板21は、軸方向から視て真円形であって、シャフト2と共に回転する。回転板21には、波動発生器8が設けられている。
波動発生器8は、2つの遊星歯車部81を有している。2つの遊星歯車部81は、中心軸9を中心に点対称に、回転板21に設けられている。2つの遊星歯車部81は、それぞれ、支持軸811と、軸受812と、遊星歯車813とを有している。
支持軸811は、中心軸9を中心に点対称に、回転板21に設けられている。支持軸811は、回転不可に回転板21に固定されている。シャフト2および回転板21が、中心軸9を中心に回転すると、2つの支持軸811は、中心軸9を中心に、周方向に移動する。
軸受812は、支持軸811の外周面に設けられている。遊星歯車813は、軸受812に装着され、支持軸811を中心に回転する遊星輪である。
遊星歯車813は外歯歯車である。遊星歯車813の外歯は、可撓性外歯歯車6の凹部63に嵌る。可撓性外歯歯車6の外歯62は、内歯歯車33と噛み合う。つまり、2つの遊星歯車813は、可撓性外歯歯車6を介して、部分的に、内歯歯車33と噛み合う。
可撓性外歯歯車6の外歯62と、内歯歯車33とは、周方向の2か所で噛み合っている。シャフト2が回転すると、回転板21も回転する。これに伴い、2つの遊星歯車813は、中心軸9を中心に、周方向に移動する。これにより、可撓性外歯歯車6と、内歯歯車33との噛み合わせ位置が周方向に移動する。内歯歯車33は回転不可に固定されている。その結果、歯数が異なる可撓性外歯歯車6と内歯歯車33とが相対回転するとき、可撓性外歯歯車6は、シャフト2より小さい回転数で回転する。可撓性外歯歯車6が固定される出力軸7も、シャフト2の回転数よりも小さい回転数で回転する。
この構成であっても、可撓性外歯歯車6と内歯歯車33とが噛み合う際の、外歯62にかかる応力は軽減される。その結果、外歯62の歯元へかかる曲げ応力も軽減され、可撓性外歯歯車6の損傷を防ぐことができる。
なお、波動発生器8は、2つの遊星歯車813を有する構成としているが、遊星歯車の数はこれに限定されない。また、本願の「遊星輪」の一例として、遊星歯車を挙げて説明したが、外歯を有さない遊星ローラであってもよい。この場合、遊星ローラが、可撓性外歯歯車6を内歯歯車33に押し付けることで、可撓性外歯歯車6と、内歯歯車33とが噛み合う。
<3.変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、前記の実施形態では、可撓性外歯歯車6は、軸方向上側端部が、径方向内側に向かって拡がり、出力軸7に固定されている。しかしながら、可撓性外歯歯車6は、この構成に限定されない。
図10は、可撓性外歯歯車6Aの別の例を示す図である。可撓性外歯歯車6Aの軸方向上側端部は、径方向外側に拡がっている。この構成の場合、出力軸を、前記の実施形態よりも、径方向外側に、配置させることができる。
また、実施形態1において、波動発生器4の構成は、実施形態2で説明した波動発生器8の構成としてもよい。この場合、波動発生器8の遊星歯車813に代えて、遊星ローラを用いる。実施形態1の中間外歯歯車5は、2つの遊星ローラにより、内歯歯車33に押し付けられる。そして、中間外歯歯車5は、可撓性外歯歯車6を介して、内歯歯車33と噛み合う。
その他、波動歯車装置の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態または変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本願は、波動歯車装置に利用できる。
2 :シャフト
3 :ハウジング
4 :波動発生器
5 :中間外歯歯車
6 :可撓性外歯歯車
6A :可撓性外歯歯車
7 :出力軸
8 :波動発生器
9 :中心軸
21 :回転板
31 :ベース部
32 :カバー部
33 :内歯歯車
41 :非真円カム
42 :可撓軸受
51 :外歯
61 :胴部
62 :外歯
63 :凹部
81 :遊星歯車部
100 :波動歯車装置
100A :波動歯車装置
331 :内歯
811 :支持軸
812 :軸受
813 :遊星歯車
3 :ハウジング
4 :波動発生器
5 :中間外歯歯車
6 :可撓性外歯歯車
6A :可撓性外歯歯車
7 :出力軸
8 :波動発生器
9 :中心軸
21 :回転板
31 :ベース部
32 :カバー部
33 :内歯歯車
41 :非真円カム
42 :可撓軸受
51 :外歯
61 :胴部
62 :外歯
63 :凹部
81 :遊星歯車部
100 :波動歯車装置
100A :波動歯車装置
331 :内歯
811 :支持軸
812 :軸受
813 :遊星歯車
Claims (8)
- 中心軸を中心に回転する入力軸と、
前記中心軸を中心として、前記入力軸の回転数で回転する波動発生器と、
前記中心軸を囲む筒状であって、前記波動発生器の径方向外側に配置され、前記波動発生器によって非真円状に撓められる可撓性外歯歯車と、
前記可撓性外歯歯車の径方向外側に配置され、前記可撓性外歯歯車と部分的に噛み合う内歯歯車と、
を備え、
前記内歯歯車および前記可撓性外歯歯車の一方は固定され、他方は前記中心軸を中心に回転し、
前記可撓性外歯歯車と前記内歯歯車とは、歯数の違いによって相対回転し、
前記波動発生器の回転により、前記可撓性外歯歯車の径方向の長さが変位して、前記可撓性外歯歯車と前記内歯歯車との噛み合い位置が、前記中心軸を中心に、周方向に変化し、
前記可撓性外歯歯車は、
軸方向に延びる筒状の胴部と、
前記胴部の外周面の周方向に沿って一定間隔で設けられ、径方向外側に突出する複数の外歯と、
複数の前記外歯それぞれと径方向に重なる位置に設けられ、前記胴部の内周面から、前記外歯の歯先に向かって凹む複数の凹部と、
を有する、
波動歯車装置。 - 請求項1に記載の波動歯車装置であって、
前記可撓性外歯歯車の外歯と凹部で構成される歯形の肉厚は一定である、
波動歯車装置。 - 請求項1または請求項2に記載の波動歯車装置であって、
前記内歯歯車は固定され、前記可撓性外歯歯車は、前記中心軸を中心に回転し、
前記中心軸を中心に、前記可撓性外歯歯車とともに回転する出力軸と、
をさらに備え、
前記出力軸の回転数は、前記入力軸の回転数よりも低い、
波動歯車装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の波動歯車装置であって、
前記波動発生器は、
前記可撓性外歯歯車の径方向内側に配置された複数の遊星輪、
を有し、
前記噛み合い位置において、前記可撓性外歯歯車の内周面に、前記遊星輪が接触している、
波動歯車装置。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の波動歯車装置であって、
前記波動発生器は、
周方向の位置によって径が異なり、前記入力軸とともに、前記中心軸を中心に回転する非真円カムと、
前記可撓性外歯歯車と、前記非真円カムとの間に配置された可撓軸受と、
を有し、
前記可撓軸受は、前記非真円カムの回転に応じて変形し、
前記可撓性外歯歯車は、前記可撓軸受を介して、前記非真円カムの回転に応じて変形する、
波動歯車装置。 - 請求項5に記載の波動歯車装置であって、
径方向における前記可撓軸受と、前記可撓性外歯歯車との間に配置され、前記可撓性外歯歯車の前記凹部に嵌る外歯を有する、可撓性の中間外歯歯車、
を備え、
前記中間外歯歯車は、前記可撓軸受を介して、前記非真円カムの回転に応じて変形する、
波動歯車装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一つに記載の波動歯車装置であって、
前記可撓性外歯歯車は、前記胴部を支持する支持部を有し、
前記支持部は、
前記中心軸を囲む筒状であり、軸方向の一端が前記胴部に接続され、他端が、径方向内側に向かって拡がっている、
波動歯車装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか一つに記載の波動歯車装置であって、
前記可撓性外歯歯車は、前記胴部を支持する支持部を有し、
前記支持部は、
前記中心軸を囲む筒状であり、軸方向の一端が前記胴部に接続され、他端が、径方向外側に向かって拡がっている、
波動歯車装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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