JP2019027324A - 風力発電機の異常検知システム及び異常検知方法 - Google Patents

風力発電機の異常検知システム及び異常検知方法 Download PDF

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大木 溝口
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恵一郎 田口
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恵一郎 田口
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Abstract

【課題】風力発電機の異常を検知するための閾値を適切に設定でき、風力発電機の異常検知精度を向上することができる風力発電機の異常検知システム及び異常検知方法を提供すること。
【解決手段】風力発電機100の異常検知システム1は、複数の同一機種の風力発電機100を異常検知対象とし、風力発電機100の振動状態を示す振動データに基づき、風力発電機100の振動状態を特徴づける振動特徴量を算出すると共に、風力発電機100の運転状態を示す運転条件データに基づき、風力発電機100の運転状態を特徴づける物理量を示す運転条件パラメータを算出し、運転条件パラメータの所定範囲内にある、各風力発電機100の振動特徴量のアンサンブル平均値μを用いて、風力発電機100の異常判定を行う。
【選択図】図4

Description

本発明は、風力発電機の異常検知システム及び異常検知方法に関する。
近年、地球温暖化の原因となる炭酸ガスを発生させないクリーンエネルギソースとして、風力発電が急速に普及しつつあり、多数の風力発電機を1カ所に設置し発電する集合型風力発電所(所謂、ウインドファーム)の建設が相次いでいる。
例えば、特許文献1には、風力発電機の異常を診断する状態監視システムが開示されている。
特許第5917956号公報
しかしながら、上記従来技術は、単一の風力発電機を対象としたものであり、風力発電機毎の測定データを用いて個別に閾値を設定するため、閾値を設定する際の測定データが高い風力発電機では、異常を検知するための閾値自体が高く設定されることとなり、風力発電機の異常を見過ごす可能性がある。また、集合型風力発電所(ウインドファーム)の各風力発電機に適用した場合、各風力発電機毎に個別の閾値で運用することとなり、管理が複雑になる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、風力発電機の異常を検知するための閾値を適切に設定でき、風力発電機の異常検知精度を向上することができる風力発電機の異常検知システム及び異常検知方法を提供すること、を目的としている。
上記の目的を達成するため、本発明の一態様に係る風力発電機の異常検知システムは、複数の同一機種の風力発電機が設置された集合型風力発電所における前記風力発電機の異常検知システムであって、前記風力発電機の振動状態を示す振動データ、及び、前記風力発電機の運転状態を示す運転条件データを取得するデータ取得装置と、前記振動データに基づき、前記風力発電機の前記振動状態を特徴づける振動特徴量を算出すると共に、前記運転条件データに基づき、前記風力発電機の前記運転状態を特徴づける物理量を示す運転条件パラメータを算出し、前記振動特徴量及び前記運転条件パラメータに基づき、前記風力発電機を監視する監視装置と、を備え、前記監視装置は、前記運転条件パラメータの所定範囲内にある、前記各風力発電機の前記振動特徴量のアンサンブル平均値を用いて、前記風力発電機の異常判定を行う。
これにより、異常検知対象の各風力発電機における異常振動を適切に検知することができ、異常検知精度を向上することができる。
風力発電機の異常検知システムの望ましい態様として、前記監視装置は、所定時間内における前記振動データの時間平均値を用いて、前記振動特徴量を算出することが好ましい。
これにより、振動特徴量の瞬時的な数値変動を抑制することができる。
風力発電機の異常検知システムの望ましい態様として、前記監視装置は、前記運転条件パラメータの所定範囲毎に、前記アンサンブル平均値よりも大きい第1閾値を設け、前記振動特徴量が前記第1閾値以上となった風力発電機を異常判定することが好ましい。
また、風力発電機の異常検知システムの望ましい態様として、前記監視装置は、前記各風力発電機毎の所定時間内における前記振動特徴量の標準偏差に所定係数を乗じて前記アンサンブル平均値に加算し、前記第1閾値を算出することが好ましい。
これにより、風力発電機の個体差による誤判定を防ぐことができる。
風力発電機の異常検知システムの望ましい態様として、前記監視装置は、前記運転条件パラメータの所定範囲毎に、前記アンサンブル平均値よりも小さい第2閾値を設け、前記振動特徴量が前記第2閾値以下となった風力発電機を異常判定することが好ましい。
これにより、振動を検知するセンサの異常によって風力発電機が正常であると誤判定することを防ぐことができる。
風力発電機の異常検知システムの望ましい態様として、前記運転条件パラメータは、前記各風力発電機の発電量であることが好ましい。
また、風力発電機の異常検知システムの望ましい態様として、前記運転条件パラメータを複数有し、少なくとも前記各風力発電機の発電量を含むことが好ましい。
これにより、発電量の差異によって変動する振動値のバラツキが抑制され、各風力発電機の異常検知精度を高めることができる。
本発明の一態様に係る風力発電機の異常検知方法は、複数の同一機種の風力発電機を異常検知対象とする前記風力発電機の異常検知方法であって、前記風力発電機の振動状態を示す振動データ、及び、前記風力発電機の運転状態を示す運転条件データを取得する第1ステップと、前記振動データに基づき、前記風力発電機の前記振動状態を特徴づける振動特徴量を算出すると共に、前記運転条件データに基づき、前記風力発電機の前記運転状態を特徴づける物理量を示す運転条件パラメータを算出する第2ステップと、前記運転条件パラメータの所定範囲内にある、前記各風力発電機の前記振動特徴量のアンサンブル平均値を用いて、前記風力発電機の異常判定を行う第3ステップと、を有する。
これにより、異常検知対象の各風力発電機における異常振動を適切に検知することができ、異常検知精度を向上することができる。
風力発電機の異常検知方法の望ましい態様として、前記第3ステップにおいて異常判定された風力発電機を前記異常検知対象から除外することが好ましい。
これにより、異常検知精度の低下を防ぐことができる。
風力発電機の異常検知方法の望ましい態様として、判定結果を視覚化して表示する第4ステップをさらに有することが好ましい。
これにより、異常検知対象の各風力発電機の振動特徴量の変化、異常検知までの推移等を認識し易くなる。
本発明によれば、風力発電機の異常を検知するための閾値を適切に設定でき、風力発電機の異常検知精度を向上することができる風力発電機の異常検知システム及び異常検知方法を提供することができる。
図1は、実施形態に係る風力発電機の異常検知システムの全体構成を示す概略構成図である。 図2は、風力発電機の概略構造図である。 図3は、実施形態に係る風力発電機の異常検知システムにおける監視装置の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る風力発電機の異常検知手順の一例を示す図である。 図5は、取得データ情報の一例を示す図である。 図6は、取得データ更新情報の一例を示す図である。 図7は、閾値情報の一例を示す図である。 図8は、図4に示す異常検知手順のステップS113において表示する判定結果の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る風力発電機の異常検知手順の図4とは異なる一例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、実施形態という)につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
図1は、実施形態に係る風力発電機の異常検知システムの全体構成を示す概略構成図である。実施形態に係る風力発電機100の異常検知システム1は、例えば数百に及ぶ複数の風力発電機100が広大な敷地や洋上に設置された集合型風力発電所(所謂、ウインドファーム)において、各風力発電機100に設けられたデータ取得装置10と、例えば集合型風力発電所内又は外部の管理施設に設けられた監視装置20とを備える。
図2は、風力発電機の概略構造図である。風力発電機100は、データ取得装置10と、ロータ30と、増速機50と、発電機60と、を備える。データ取得装置10、増速機50、及び発電機60は、ナセル70に格納されている。増速機50及び発電機60は、タワー80によって支持された土台(フレーム)90に載置されている。
ロータ30は、ハブ31と、ハブ31に複数枚設けられたブレード32とを備える。ハブ31は、主軸40を介して増速機50と接続され、主軸受41によって回転可能に支持される。主軸40は、ブレード32が風力を受けることによってロータ30が回転した際に発生する回転トルクを増速機50に伝達する。
増速機50は、主軸40と発電機60との間に設けられている。増速機50は、例えば、ギヤボックス内に設けられた遊星ギヤや中間軸、高速軸等を含む歯車増速機構によって構成される。
増速機50は、主軸40の回転速度を増速し、発電機軸受62によって回転可能に支持された発電機軸61を介して、増速された回転トルクを発電機60に出力する。なお、特に図示しないが、この増速機50内には、複数の軸を回転自在に支持する複数の軸受が設けられている。また、増速機50のギヤボックス内には、歯車増速機構を油浴潤滑するための潤滑油が貯留されている。
発電機60は、発電機軸61を介して増速機50から受ける回転トルクによって発電する。発電機60は、例えば、誘導発電機又は同期発電機によって構成される。なお、図2に示す例では、発電機軸受62を唯一記載したが、複数の発電機軸受62によって発電機軸61を回転自在に支持する構成であっても良い。
主軸受41、発電機軸受61等を含む各軸受は、例えば、自動調芯ころ軸受や円錐ころ軸受、円筒ころ軸受、玉軸受等の単列又は複列の転がり軸受によって構成される。なお、これらの各軸受の種類や構成によって本発明が限定されるものではない。
データ取得装置10は、データ収集部11、振動センサ12、及び運転状態センサ13を備える。
振動センサ12は、例えば、加速度センサ、速度センサ、変位センサ等であり、風力発電機100において発生する振動を検出する。
風力発電機100における振動の発生要因としては、例えば、風力発電機100が風圧を受けることで発生する、風力発電機100の各構成部材の固有振動や、主軸40や発電機軸61等の回転速度(回転数)に依存して発生する振動が考えられる。
振動センサ12によって検出される振動は、例えば、主軸受41、発電機軸受61等を含む各軸受から発生する振動が複合的に混在した状態で検出される。このため、振動センサ12によって検出される振動は、振動センサ12が設けられた部位の振動状態を特徴づける振動特徴量に変換可能な振動データを含むものとする。図2では、振動センサ12を唯一設けた構成を例示したが、例えば、発電機60の筐体に複数設けても良いし、増速機50の筐体やナセル70内の主軸受41の近傍等、軸受の摩耗や変形等の損傷によって発生する異常振動を検出し易い部位にそれぞれ設けるようにしても良い。振動センサ12の数や取り付け位置等によって本発明が限定されるものではない。
運転状態センサ13は、例えば、電流センサ、近接センサやロータリーエンコーダやレゾルバ等の回転センサ、熱電対等の温度センサ、風速センサ等であり、風力発電機100の運転時における諸条件を検出する。
風力発電機100の運転時における諸条件としては、例えば、風力発電機100の発電量、主軸40や発電機軸61の回転速度(回転数)、ナセル70内の温度、外気温、増速機50のキヤボックス内の油温、風力発電機100の設置箇所における風速等、風力発電機100の運転状態を特徴づける物理量に変換可能な各種の運転条件データを含むものとする。図2では、運転状態センサ13を唯一設けた構成を例示したが、運転状態センサ13の数や種類、取り付け位置等によって本発明が限定されるものではない。
データ収集部11は、振動センサ12によって検出された振動データ及び運転状態センサ13によって検出された運転条件データを収集する。データ取得装置10は、ネットワーク200を介して、データ収集部11によって収集された振動データ及び運転条件データを監視装置20に出力する(図1参照)。ネットワーク200は、例えばインターネット回線であっても良いし、LAN(Local Area Network)であっても良い。さらには、集合型風力発電所内の各風力発電機100がLANで接続され、監視装置20が設けられた外部の管理施設のLANとの間でVPN(Virtual Private Network)を構築した態様であっても良い。
図3は、実施形態に係る風力発電機の異常検知システムにおける監視装置の一例を示す図である。図3に示すように、監視装置20は、例えば、PC等の一般的な情報処理端末であり、処理部21、記憶部22、通信部23、入力部24、及び表示部25を備え、各部がバス26を介してデータを送受信可能なように構成される。
処理部21は、所定のメモリを介して各部間のデータの受け渡しを行うと共に、監視装置20全体の制御を行う構成部であり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。
記憶部22は、処理部21からのデータを記憶したり、処理部21が記憶したデータを読み出したりする構成部であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶装置によって実現される。
通信部23は、各風力発電機100のデータ取得装置10と通信を行う構成部であり、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。
入力部24は、オペレータがデータや指示を入力する構成部であり、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル等によって実現される。
表示部25は、処理部21からの指示によりデータを表示する構成部であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。
監視装置20は、記憶部22に格納された異常検知処理プログラムによって動作し、この異常検知処理プログラムによって、実施形態に係る異常検知処理が実現される。
監視装置20は、集合型風力発電所内に設置された複数の同一機種の風力発電機100における振動データ及び運転条件データが入力され、振動データ及び運転条件データに基づき、風力発電機100を監視する。
監視装置20は、振動センサ12によって検出された振動データを用いて、振動センサ12が設けられた各風力発電機100の各部位における振動特徴量を算出する。振動特徴量の算出には、振動センサ12によって検出された単一のデータ、又は所定期間内に検出された複数のデータを用いることができる。振動特徴量を算出する際の振動パラメータとしては、例えば、二乗平均値、ピーク値、クレストファクタ(波高率)を用いることができる。また、振動特徴量を算出する際、振動データをエンベロープ(包絡線)処理した値を用いても良いし、周波数フィルタリング処理した値を用いても良い。この振動特徴量の算出手法により本発明が限定されるものではない。
また、監視装置20は、運転状態センサ13によって検出された運転条件データを用いて、各風力発電機100の運転状態を特徴づける物理量を示すパラメータ(以下、「運転条件パラメータ」ともいう)を算出する。本実施形態では、運転条件パラメータとして、各風力発電機100の発電量を例示する。なお、運転条件パラメータは1つに限るものではなく、複数種の運転条件パラメータを複合的に用いる構成であっても良い。この運転条件パラメータの種類又は適用数によって本発明が限定されるものではない。
本実施形態では、集合型風力発電所内に設置された複数の同一機種の風力発電機100における運転条件パラメータの所定範囲毎に算出された振動特徴量の平均値(以下、「アンサンブル平均値」ともいう)を用いて、各風力発電機100の異常検知処理を行う。以下、実施形態に係る風力発電機100の異常検知手順について説明する。
図4は、実施形態に係る風力発電機の異常検知手順の一例を示す図である。
監視装置20は、振動センサ12によって検出された振動データを用いて、各風力発電機100の各部位における振動特徴量を算出すると共に、運転状態センサ13によって検出された運転条件データを用いて、各風力発電機100毎の運転条件パラメータ(ここでは、発電量)を算出し(ステップS101)、図5に示す取得データ情報として記憶部22に格納する(ステップS102)。このとき、監視装置20は、所定時間内における振動データの時間平均値を格納しても良い。これにより、振動特徴量の瞬時的な数値変動を抑制することができる。
図5は、取得データ情報の一例を示す図である。図5に示す例では、集合型風力発電所内に設置された同一機種のn機の風力発電機100を異常検知対象とした例を示している。
本実施形態では、図5に示すように、各風力発電機100の運転条件パラメータである発電量を予め所定数q(qは正の整数)の発電量範囲A,B,C,・・・に区分して定義し、各風力発電機100毎に、発電量範囲と振動特徴量とを関連付けている。
また、監視装置20は、図5に示す取得データ情報を用いて、図6に示す取得データ更新情報を生成して記憶部22に記憶又は更新する(ステップS103)。
図6は、取得データ更新情報の一例を示す図である。
図6に示す取得データ更新情報は、上述したステップS101において算出した各風力発電機100毎の運転条件パラメータ(ここでは、発電量)と振動特徴量とによって更新される。より具体的には、ステップS101において新たに得られた発電量範囲における各風力発電機100毎の振動特徴量が追記される。
監視装置20は、取得データ更新情報に振動特徴量が格納された風力発電機100の数Xが所定数M(M≦n)以上である(M≦X≦n)発電量範囲が存在するか否かを判定する(ステップS104)。この所定数Mの値は、以下のステップS105において算出するアンサンブル平均値の精度を高めるためにより大きな値であるのが好ましい。例えば、集合型風力発電所内に設置された同一機種のn機の風力発電機100の全数(M=n)であることがより好ましいが、例えば、n機の風力発電機100の所定割合(例えば、8割)に相当する数であっても良い。
振動特徴量が格納された風力発電機100の数Xが何れの発電量範囲においても所定数M未満である(M>X)場合(ステップS104;No)、ステップS101に戻る。このとき、図5に示す取得データ情報が書き換えられる。
振動特徴量が格納された風力発電機100の数Xが所定数M以上である(M≦X≦n)発電量範囲が存在する場合(ステップS104;Yes)、監視装置20は、当該発電量範囲におけるアンサンブル平均値を算出すると共に、当該発電量範囲内の各風力発電機100毎の標準偏差を算出する(ステップS105)。そして、監視装置20は、当該発電量範囲内の各風力発電機100毎の振動特徴量に対する閾値(第1閾値、第2閾値)を算出し(ステップS106)、図7に示す閾値情報を生成して記憶部22に記憶又は更新する(ステップS107)。
図7は、閾値情報の一例を示す図である。図7に示す例では、発電量範囲A,BにおいてステップS104を満たす、すなわち、振動特徴量が格納された風力発電機100の数Xが所定数M以上である(M≦X≦n)例を示している。また、図7に示す例では、振動特徴量に対する閾値を第1閾値と第2閾値との2つを設けた例を示している。
本実施形態では、異常検知対象の各風力発電機100における異常振動を検知するための閾値として、第1閾値CT1を設けている。本実施形態において、第1閾値CT1は、下記(1)式にて示される。
CT1=μ+Kσ ・・・(1)
上記(1)式において、μは発電量範囲(ここでは、A)における各風力発電機100の振動特徴量のアンサンブル平均値を示し、σは各風力発電機100毎の所定時間内における振動特徴量の標準偏差を示している。また、Kは所定の第1係数を示している。
また、本実施形態では、異常検知対象の各風力発電機100における振動センサ12の異常を検知するための閾値として、第2閾値CT2を設けている。例えば、振動センサ12の損傷、振動センサ12とデータ収集部11との間のケーブルの断線、振動センサ12の脱落等が発生し、振動センサ12の出力信号に異常が発生して検出値が小さくなることがあり得る。本実施形態では、振動センサ12の異常を検知するための第2閾値CT2を、アンサンブル平均値μよりも小さい値とすることで、振動センサ12の異常をも検知することができる。本実施形態において、第2閾値CT2は、下記(2)式にて示される。
CT2=μ−kσ ・・・(2)
上記(2)式において、kは所定の第2係数を示している。
図7に示す閾値情報は、上述したステップS106において算出した閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)によって更新される。より具体的には、ステップS106において新たに得られた発電量範囲における各風力発電機100毎の閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)が追記される。
監視装置20は、図5に示す取得データ情報と図7に示す閾値情報とを用いて、異常検知対象の各風力発電機100の異常検知処理を行う。
より具体的には、監視装置20は、閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)が算出された発電量範囲に属する風力発電機100のうち、振動特徴量が第1閾値CT1以上である風力発電機100が存在するか否かを判定する(ステップS108)。
振動特徴量が第1閾値CT1以上である風力発電機100が存在する場合(ステップS108;Yes)、監視装置20は、異常検知対象の各風力発電機100において異常振動が発生しているものと判定し(ステップS110)、当該判定結果を表示部25に表示又は更新し(ステップS113)、ステップS101に戻る。
振動特徴量が第1閾値CT1以上である風力発電機100が存在しない場合(ステップS108;No)、監視装置20は、閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)が算出された発電量範囲に属する風力発電機100のうち、振動特徴量が第2閾値CT2以下である風力発電機100が存在するか否かを判定する(ステップS109)。
振動特徴量が第2閾値CT2以下である風力発電機100が存在する場合(ステップS109;Yes)、監視装置20は、異常検知対象の各風力発電機100において振動センサ12の異常が発生しているものと判定し(ステップS111)、当該判定結果を表示部25に表示又は更新し(ステップS113)、ステップS101に戻る。
振動特徴量が第2閾値CT2以下である風力発電機100が存在しない場合(ステップS109;No)、監視装置20は、異常検知対象の各風力発電機100において異常振動及び振動センサ12の異常の双方が発生していないものと判定し(ステップS112)、当該判定結果を表示部25に表示又は更新し(ステップS113)、ステップS101に戻る。
すなわち、監視装置20は、運転条件パラメータの所定範囲毎(ここでは発電量範囲毎)に、振動特徴量が第1閾値CT1以上であるか、又は、第2閾値CT2以下である風力発電機100を異常判定する。
図8は、図4に示す異常検知手順のステップS113において表示する判定結果の一例を示す図である。図8に示す例において、縦軸は振動特徴量を示し、横軸は時間経過を示している。また、図8に示す例では、破線は異常検知対象の各風力発電機100の振動特徴量のアンサンブル平均値μを示し、一点鎖線は判定結果の表示対象の風力発電機100における第1閾値CT1を示し、実線は判定結果の表示対象である風力発電機100の振動特徴量を示している。図8に示す例では、a点において判定結果の表示対象である風力発電機100の振動特徴量が第1閾値CT1を上回ったことを示している。
図8に示すように、判定結果を視覚化して表示することで、異常検知対象の各風力発電機100の振動特徴量の変化、異常検知までの推移等を認識し易くなる。なお、判定結果の視覚化手法は図8に示す例に限るものではない。
上述した図4に示す処理を繰り返すことによって、各発電量範囲A,B,C,・・・におけるアンサンブル平均値μが得られると共に、各発電量範囲A,B,C,・・・における各風力発電機100毎の標準偏差σが得られる。そして、これらのアンサンブル平均値μと標準偏差σを用いて、各発電量範囲A,B,C,・・・における各風力発電機100毎の閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)が算出され、各風力発電機100の異常検知処理が行われる。
本実施形態では、(1),(2)式に示すように、各風力発電機100の振動特徴量のアンサンブル平均値μを用いている。これにより、異常検知対象の各風力発電機100における異常振動及び振動センサ12の異常を適切に検知することができる。
また、本実施形態では、(1)式に示すように、所定の第1係数Kを乗じた各風力発電機100毎の振動特徴量の所定時間内における標準偏差σを各風力発電機100の振動特徴量のアンサンブル平均値μに加算して第1閾値CT1を求める。そして、この第1閾値CT1を、異常検知対象の各風力発電機100における異常振動を検知するための閾値としている。これにより、風力発電機100の個体差による誤判定を防ぐことができる。なお、第1閾値CT1の算出手法としては(1)式に限るものではなく、各風力発電機100の振動特徴量のアンサンブル平均値μよりも大きい値、例えば、下記(3)式に示すように、所定の第1係数Kを乗じた標準偏差σを各風力発電機100の振動特徴量のアンサンブル平均値μに加算し、更に所定の第3係数A(Aは1以上)を乗じた値であっても良い。また、第1閾値を複数設けた態様であっても良い。
CT1=A(μ+Kσ) ・・・(3)
また、本実施形態では、(2)式に示すように、所定の第2係数kを乗じた各風力発電機100毎の振動特徴量の所定時間内における標準偏差σを各風力発電機100の振動特徴量のアンサンブル平均値μから減算して第2閾値CT2を求める。そして、この第2閾値CT2を、異常検知対象の各風力発電機100における振動センサ12の異常を検知するための閾値としている。これにより、振動センサ12の異常によって風力発電機100が正常であると誤判定することを防ぐことができる。なお、第2閾値CT2の算出手法としては(2)式に限るものではなく、各風力発電機100の振動特徴量のアンサンブル平均値μよりも小さい値、例えば、下記(4)式に示すように、所定の第2係数kを乗じた各風力発電機100毎の振動特徴量の所定時間内における標準偏差σを、所定の第4係数B(Bは1以下)を乗じた各風力発電機100の振動特徴量のアンサンブル平均値μから減算した値であっても良いし、各風力発電機100の振動特徴量のアンサンブル平均値μの半値であっても良い。
CT2=Bμ−kσ ・・・(4)
また、本実施形態では、運転条件パラメータとして各風力発電機100の発電量を用いている。そして、異常検知対象の各風力発電機100の発電量範囲を定義し、各発電量範囲における各風力発電機100の振動特徴量のアンサンブル平均値μを用いて、風力発電機100の異常検知処理を行う。これにより、発電量の差異によって変動する振動値のバラツキが抑制され、各風力発電機100の異常検知精度を高めることができる。
なお、本実施形態では、異常検知対象の各風力発電機100の発電量を運転条件パラメータとして例示したが、発電量以外の運転条件パラメータを用いても良い。発電量以外の運転条件パラメータとしては、例えば、上述したように、主軸40や発電機軸61の回転速度(回転数)、ナセル70内の温度、外気温、増速機50のキヤボックス内の油温、風力発電機100の設置箇所における風速等が考えられる。また、運転条件パラメータは1つに限るものではなく、複数種の運転条件パラメータを複合的に用いる構成であっても良い。
また、上述した異常検知処理において異常判定された風力発電機100を、ステップS113からステップS101に戻る際に、以降の処理における異常検知対象から除外する態様であることが好ましい。これにより、異常検知精度の低下を防ぐことができる。
図9は、実施形態に係る風力発電機の異常検知手順の図4とは異なる一例を示す図である。以下、図9に示す異常検知手順について説明する。
図9に示す例では、ステップS107において閾値情報を更新した後、監視装置20は、予め定めた所定数qの各発電量範囲A,B,C,・・・のうち、各風力発電機100毎の閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)が算出済みである発電量範囲の数Yが所定数P(P≦q)以上である(P≦Y≦q)か否かを判定する(ステップS114)。この所定数Pの値は、以下のステップS115以降における異常検知処理の精度を高めるためにより大きな値であるのが好ましい。例えば、予め定めた所定数qの各発電量範囲A,B,C,・・・の全数(P=q)であることがより好ましいが、例えば、予め定めた所定数qの各発電量範囲A,B,C,・・・のうちの所定割合(例えば、8割)に相当する数であっても良い。
各風力発電機100毎の閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)が算出された発電量範囲の数Yが所定数P未満である(P>Y)場合(ステップS114;No)、ステップS101の処理に戻る。
各風力発電機100毎の閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)が算出された発電量範囲の数Yが所定数P以上である(P≦Y≦q)場合(ステップS114;Yes)、続いて、監視装置20は、振動センサ12によって検出された振動データを用いて、各風力発電機100の各部位における振動特徴量を算出すると共に、運転状態センサ13によって検出された運転条件データを用いて、各風力発電機100毎の運転条件パラメータ(ここでは、発電量)を算出し(ステップS115)、図5に示す取得データ情報として記憶部22に格納する(ステップS116)。
そして、監視装置20は、図5に示す取得データ情報と図7に示す閾値情報とを用いて、異常検知対象の各風力発電機100の異常検知処理を行う。
より具体的には、監視装置20は、閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)が算出された発電量範囲に属する風力発電機100のうち、振動特徴量が第1閾値CT1以上である風力発電機100が存在するか否かを判定する(ステップS108)。
振動特徴量が第1閾値CT1以上である風力発電機100が存在する場合(ステップS108;Yes)、監視装置20は、異常検知対象の各風力発電機100において異常振動が発生しているものと判定し(ステップS110)、当該判定結果を表示部25に表示又は更新し(ステップS113)、ステップS115に戻る。
振動特徴量が第1閾値CT1以上である風力発電機100が存在しない場合(ステップS108;No)、監視装置20は、閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)が算出された発電量範囲に属する風力発電機100のうち、振動特徴量が第2閾値CT2以下である風力発電機100が存在するか否かを判定する(ステップS109)。
振動特徴量が第2閾値CT2以下である風力発電機100が存在する場合(ステップS109;Yes)、監視装置20は、異常検知対象の各風力発電機100において振動センサ12の異常が発生しているものと判定し(ステップS111)、当該判定結果を表示部25に表示又は更新し(ステップS113)、ステップS115に戻る。
振動特徴量が第2閾値CT2以下である風力発電機100が存在しない場合(ステップS109;No)、監視装置20は、異常検知対象の各風力発電機100において異常振動及び振動センサ12の異常の双方が発生していないものと判定し(ステップS112)、当該判定結果を表示部25に表示又は更新し(ステップS113)、ステップS115に戻る。
すなわち、図9に示す例では、ステップS101からステップS114までの処理を繰り返すことで、各風力発電機100毎の閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)が算出済みであるYの各発電量範囲におけるアンサンブル平均値μ、及び、各風力発電機100毎の標準偏差σが得られる。そして、これらのアンサンブル平均値μと標準偏差σとを用いて、Yの各発電量範囲における各風力発電機100毎の閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)が算出される。そして、ステップS115からステップS113までの処理を繰り返すことで、ステップS101からステップS114までの処理において求めたYの各発電量範囲における各風力発電機100毎の閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)を用いて、異常検知対象の各風力発電機100の異常検知処理が行われる。すなわち、Yの各発電量範囲における各風力発電機100毎の閾値(第1閾値CT1、第2閾値CT2)が算出された状態で、ステップS115以降の異常検知処理に進むことができる。
以上説明したように、実施形態に係る風力発電機100の異常検知システム1及び異常検知方法では、複数の同一機種の風力発電機100を異常検知対象とし、風力発電機100の振動状態を示す振動データに基づき、風力発電機100の振動状態を特徴づける振動特徴量を算出すると共に、風力発電機100の運転状態を示す運転条件データに基づき、風力発電機100の運転状態を特徴づける物理量を示す運転条件パラメータを算出し、運転条件パラメータの所定範囲内にある、各風力発電機100の振動特徴量のアンサンブル平均値μを用いて、風力発電機100の異常判定を行う。
これにより、異常検知対象の各風力発電機100における異常振動を適切に検知することができ、異常検知精度を向上することができる。
また、所定時間内における振動データの時間平均値を用いて振動特徴量を算出することで、振動特徴量の瞬時的な数値変動を抑制することができる。
また、運転条件パラメータの所定範囲毎に、各風力発電機100毎の所定時間内における振動特徴量の標準偏差σに所定係数Kを乗じてアンサンブル平均値μに加算した第1閾値CT1を設け、振動特徴量が第1閾値CT1以上となった風力発電機100を異常判定することで、風力発電機100の個体差による誤判定を防ぐことができる。
また、運転条件パラメータの所定範囲毎に、アンサンブル平均値μよりも小さい第2閾値CT2を設け、振動特徴量が第2閾値CT2以下となった風力発電機100を異常判定することで、振動センサ12の異常によって風力発電機100が正常であると誤判定することを防ぐことができる。
また、運転条件パラメータとして各風力発電機100の発電量を運転条件パラメータとして用いることで、発電量の差異によって変動する振動値のバラツキが抑制され、各風力発電機100の異常検知精度を高めることができる。
また、異常判定された風力発電機100を異常検知対象から除外することで、異常検知精度の低下を防ぐことができる。
また、判定結果を視覚化して表示することで、異常検知対象の各風力発電機100の振動特徴量の変化、異常検知までの推移等を認識し易くなる。
このように、本実施形態によれば、風力発電機100の異常を検知するための閾値を適切に設定でき、風力発電機100の異常検知精度を向上することができる風力発電機100の異常検知システム1及び異常検知方法が得られる。
1 異常検知システム
10 データ取得装置
11 データ収集部
12 振動センサ
13 運転状態センサ
20 監視装置
21 処理部
22 記憶部
23 通信部
24 入力部
25 表示部
26 バス
30 ロータ
31 ハブ
32 ブレード
40 主軸
41 主軸受
50 増速機
60 発電機
61 発電機軸
62 発電機軸受
70 ナセル
80 タワー
90 土台(フレーム)
100 風力発電機
200 ネットワーク

Claims (10)

  1. 複数の同一機種の風力発電機が設置された集合型風力発電所における前記風力発電機の異常検知システムであって、
    前記風力発電機の振動状態を示す振動データ、及び、前記風力発電機の運転状態を示す運転条件データを取得するデータ取得装置と、
    前記振動データに基づき、前記風力発電機の前記振動状態を特徴づける振動特徴量を算出すると共に、前記運転条件データに基づき、前記風力発電機の前記運転状態を特徴づける物理量を示す運転条件パラメータを算出し、前記振動特徴量及び前記運転条件パラメータに基づき、前記風力発電機を監視する監視装置と、
    を備え、
    前記監視装置は、
    前記運転条件パラメータの所定範囲内にある、前記各風力発電機の前記振動特徴量のアンサンブル平均値を用いて、前記風力発電機の異常判定を行う
    風力発電機の異常検知システム。
  2. 前記監視装置は、
    所定時間内における前記振動データの時間平均値を用いて、前記振動特徴量を算出する
    請求項1に記載の風力発電機の異常検知システム。
  3. 前記監視装置は、
    前記運転条件パラメータの所定範囲毎に、前記アンサンブル平均値よりも大きい第1閾値を設け、前記振動特徴量が前記第1閾値以上となった風力発電機を異常判定する
    請求項1又は請求項2に記載の風力発電機の異常検知システム。
  4. 前記監視装置は、
    前記各風力発電機毎の所定時間内における前記振動特徴量の標準偏差に所定係数を乗じて前記アンサンブル平均値に加算し、前記第1閾値を算出する
    請求項3に記載の風力発電機の異常検知システム。
  5. 前記監視装置は、
    前記運転条件パラメータの所定範囲毎に、前記アンサンブル平均値よりも小さい第2閾値を設け、前記振動特徴量が前記第2閾値以下となった風力発電機を異常判定する
    請求項1又は請求項2に記載の風力発電機の異常検知システム。
  6. 前記運転条件パラメータは、前記各風力発電機の発電量である
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載の風力発電機の異常検知システム。
  7. 前記運転条件パラメータを複数有し、少なくとも前記各風力発電機の発電量を含む
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載の風力発電機の異常検知システム。
  8. 複数の同一機種の風力発電機を異常検知対象とする前記風力発電機の異常検知方法であって、
    前記風力発電機の振動状態を示す振動データ、及び、前記風力発電機の運転状態を示す運転条件データを取得する第1ステップと、
    前記振動データに基づき、前記風力発電機の前記振動状態を特徴づける振動特徴量を算出すると共に、前記運転条件データに基づき、前記風力発電機の前記運転状態を特徴づける物理量を示す運転条件パラメータを算出する第2ステップと、
    前記運転条件パラメータの所定範囲内にある、前記各風力発電機の前記振動特徴量のアンサンブル平均値を用いて、前記風力発電機の異常判定を行う第3ステップと、
    を有する
    風力発電機の異常検知方法。
  9. 前記第3ステップにおいて異常判定された風力発電機を前記異常検知対象から除外する
    請求項8に記載の風力発電機の異常検知方法。
  10. 判定結果を視覚化して表示する第4ステップをさらに有する
    請求項8又は請求項9に記載の風力発電機の異常検知方法。
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