JP2019027207A - 移動間仕切り壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井用遮蔽部材と床用遮蔽部材と側壁面用遮蔽部材とを容易かつ迅速に作動させることが出来、保守点検も容易な軽量・薄型の移動間仕切り壁を提供する。【解決手段】移動壁本体1Aの上下中間内部空間に配設され弾発付勢部材7によって回動する駆動用回動部材6と、天井側に回動自在に配設され駆動用回動部材6に天井側リンク部材61を介して連動連結された天井側回動部材62と、床側に配設され駆動用回動部材6に床側リンク部材71を介して連動連結された床側回動部材72と、回動力を上下方向の力として天井用遮蔽部材2へ伝達するための第1上下リンク部材63と、回動力を上下方向の力として床用遮蔽部材3へ伝達するための第2上下リンク部材73と、回動力を左右方向の力として側壁面用遮蔽部材5へ伝達するための第1左右リンク部材64と、回動力を左右方向の力として側壁面用遮蔽部材5へ伝達するための第2左右リンク部材74とを備えた。【選択図】図2

Description

本発明は、移動間仕切り壁に関する。
従来、移動間仕切り壁は、天井側に設けられたガイドレールに沿って走行する複数枚の移動壁本体を、平面視一直線状に配設して室内の間仕切りを行なうものがあった(例えば、特許文献1参照)。そして、催し会場や美術館、展示場等の室内において、光や音が漏れるのを防止するために、移動壁本体に、天井との間を遮蔽する天井用遮蔽部材と、床との間を遮蔽する床用遮蔽部材と、壁や柱等の側壁面との間を遮蔽する側壁面用遮蔽部材と、を設けたものがあった。
特開平4−70483号公報
しかし、天井用遮蔽部材と床用遮蔽部材と側壁面用遮蔽部材とを個別に操作して可動させると、遮蔽作業に時間がかかるといった問題があった。また、各遮蔽部材を電動モータやセンサにて電気制御を行うように構成すると構造が複雑になって、容易に製造できないといった問題や、保守点検等に手間がかかるといった問題や、移動壁本体の厚みや重量が大きくなって使い勝手が悪くなるといった問題があった。
そこで、本発明は、簡素な構成で、軽量・薄型化を実現でき、故障が少なく保守点検も容易で、しかも、天井用遮蔽部材と床用遮蔽部材と側壁面用遮蔽部材とを容易かつ迅速に作動させることが可能な軽量・薄型の移動間仕切り壁の提供を目的とする。
本発明の移動間仕切り壁は、移動壁本体と室内の天井の間を遮蔽するための天井用遮蔽部材と、上記移動壁本体と室内の床の間を遮蔽するための床用遮蔽部材と、上記移動壁本体と室内の左右一方の側壁面の間を遮蔽するための側壁面用遮蔽部材と、を備えた移動間仕切り壁に於て、正面視で上記移動壁本体の上下中間内部空間に配設され弾発付勢部材によって回動する駆動用回動部材と、上記移動壁本体の天井側内部空間に回動自在に配設され上記駆動用回動部材に天井側リンク部材を介して連動連結された天井側回動部材と、上記移動壁本体の床側内部空間に配設され上記駆動用回動部材に床側リンク部材を介して連動連結された床側回動部材と、上記天井側回動部材の回動力を上下方向の力として上記天井用遮蔽部材へ伝達するための第1上下リンク部材と、上記床側回動部材の回動力を上下方向の力として上記床用遮蔽部材へ伝達するための第2上下リンク部材と、上記天井側回動部材の回動力を左右方向の力として上記側壁面用遮蔽部材へ伝達するための第1左右リンク部材と、上記床側回動部材の回動力を左右方向の力として上記側壁面用遮蔽部材へ伝達するための第2左右リンク部材と、を備えたものである。
また、上記天井側回動部材と上記第1上下リンク部材は第1時間差連動手段を介して連結され、上記第1時間差連動手段は、上記天井側回動部材及び上記第1上下リンク部材の一方に設けた第1長孔部と、他方に設けられると共に該第1長孔部に差込まれる第1ピン部と、を備え、上記床側回動部材と上記第2上下リンク部材は第2時間差連動手段を介して連結され、上記第2時間差連動手段は、上記床側回動部材及び上記第2上下リンク部材の一方に設けた第2長孔部と、他方に設けられると共に該第2長孔部に差込まれる第2ピン部と、を備えたものである。
本発明によれば、天井用遮蔽部材と床用遮蔽部材と側壁面用遮蔽部材とを簡素な構造で機械的に連動連結でき、容易に製造(製造コストを大幅に削減)できると共に、軽量・薄型化を実現できる。保守点検を容易に行うことができると共に故障が少なく耐久性に優れる。スムーズに効率良く各遮蔽部材を迅速に作動させることができる。全体として軽量で容易に軽い力で走行させることができて使い勝手が良い。
本発明の実施の一形態を示し、非遮蔽状態の正面図である。 非遮蔽状態の要部断面正面図である。 遮蔽状態の要部正面図である。 ロック状態の要部正面図である。 ロック解除状態の要部正面図である。 遮蔽状態の要部断面側面図である。 遮蔽作動を説明するための要部正面図であって、(a)は非遮蔽状態の要部正面図であり、(b)は遮蔽作動開始状態の要部正面図であり、(c)は側壁面側遮蔽完了状態の要部正面図であり、(d)は天井側遮蔽完了状態の要部正面図であり、(e)は遮蔽完了状態の要部正面図である。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明に係る移動間仕切り壁は、図1に示すように、天井12から吊り下げられる複数枚の正面視長方形状の移動壁本体1,1を備え、吊下部材19によって天井12から吊下支持され、図示省略の天井側ガイドレールに沿って走行し、室内の左右一方の側壁面15から左右他方の側壁面16に向かって、室内を間仕切りするように平面視一直線状に配設される。
そして、複数枚の移動壁本体1,1の内、左右一方の側壁面15に最も近い左右一方の移動壁本体1Aは、図2及び図3に示すように、上端縁部1aに上下移動可能に設けられ上端縁部1aと室内の天井12の間を遮蔽するための天井用遮蔽部材2と、下端縁部1bに上下移動可能に設けられ下端縁部1bと室内の床13の間を遮蔽するための床用遮蔽部材3と、左右一方の側端縁部1dに左右移動可能に設けられ側端縁部1dと室内の一方の側壁面15の間を遮蔽するための側壁面用遮蔽部材5と、を備えている。
天井用遮蔽部材2及び床用遮蔽部材3は、横断面コの字状の遮蔽本体部20,30を有し、非遮蔽状態で、遮蔽本体部20,30は、移動壁本体1Aの正面壁部材10と背面壁部材11の間に内嵌状に収納されている。
側壁面用遮蔽部材5は、横断面コの字状の遮蔽本体部50を有し、非遮蔽状態で、遮蔽本体部50は、移動壁本体1Aの側端縁部1dに外嵌状に(正面壁部材10及び背面壁部材11を挟持するように)配設されている。
そして、図2及び図3に示すように、正面視で移動壁本体1の上下中間内部空間に前後水平状の駆動回動軸心L6廻りに回動自在に設けられた1つの駆動用回動部材6と、駆動用回動部材6を所定方向(駆動回転方向NA)へ回動するように常時弾発付勢する弾発付勢部材7と、弾発付勢部材7の弾発力による駆動用回動部材6の回動を阻止するためのロック手段9と、を備えている。
駆動用回動部材6には、正面視傾斜状に配設される駆動用の弾発付勢部材7と、左右方向に沿って配設され(ロック手段9の)ロック力を伝達するための細帯板状のロック力伝達部材91と、上下方向に沿って配設される杆状の天井側リンク部材61と、上下方向に沿って配設される杆状の床側リンク部材71と、が枢結されている。
先ず、弾発付勢部材7は、図2及び図4の短縮状態から図3及び図5の伸長状態に切り換わることで、駆動用回動部材6を駆動回転方向(所定の回転一方向)NAへ回動させる複数のガススプリング7A,7Bから成る。
弾発付勢部材7は、各遮蔽部材2,3,5を作動させるための機械的な駆動源である。弾発付勢部材7は、移動壁本体1の内部空間に配設され、基端部を前後水平状の揺動軸心をもって移動壁本体1の内部固定部に枢着すると共に、先端部を前後水平状の駆動用枢結軸心L7をもって駆動用回動部材6に枢着している。具体的には、弾発付勢部材7は、駆動用回動部材6を常時下方かつ常時左右他方へ弾発付勢する1本の天井側のガススプリング7Aと、駆動用回動部材6を常時上方かつ常時左右一方へ弾発付勢する2本の床側のガススプリング7B,7Bと、である。この2本のガススプリング7B,7Bは、傾斜状姿勢で、図6に示すように、前後方向に並列状に(並べて)設けている。なお、図6に於て、天井側リンク部材61と床側リンク部材71とは図示省略している。
弾発付勢部材7により、作動用の電気モータを設ける必要がなく、電源等の配線も必要なく容易に製作できる。また、モータ等の作動音が無く、静かに作動させることができる。電気的な駆動に頼らず、機械的な駆動が可能で、停電等の災害時にも使用できる。
次に、ロック手段9は、駆動用回動部材6を、回動不可能状態(ロック状態)と回動可能状態(ロック解除状態)とに切り替え可能に構成している。言い換えると、ロック手段9は、ロック力伝達部材91の左右方向の移動を阻止して、弾発付勢部材7を短縮状態に保持するロック状態と、ロック力伝達部材91の左右方向の移動を可能として弾発付勢部材7を伸長可能状態にするロック解除状態と、に切り替え可能に構成している。
ロック手段9は、ロック解除操作部94eと、ロック解除状態からロック状態に戻すためのロック用操作レバー96と、ロック力(固定力)を駆動用回動部材6に伝達するためのロック力伝達部材91と、を備えている。ロック手段9は、ロック解除操作部94eが左右一方へ押される(所定操作される)と、ロック力伝達部材91が左右方向に移動自在(可能)となり、駆動用回動部材6を回動可能状態(ロック解除状態)とし、駆動用回動部材6が、弾発付勢部材7の弾発力を受けて(弾発付勢部材7が伸長して)所定回動方向(回動一方向)NAへ回動するように構成している。
また、ロック手段9は、ロック解除状態でロック用操作レバー96が所定操作されると、ロック力伝達部材91が、左右他方向へ引き寄せられて、駆動用回動部材6を弾発付勢部材7の弾発力に抗してロック回転方向(所定の回転他方向)NBへ回動させ、弾発付勢部材7が短縮し、ロック力伝達部材91が所定ロック位置で移動不可能状態となるように構成したものである。つまり、ロック手段9は、ロック用操作レバー96が所定操作されると、駆動用回動部材6が弾発付勢部材7を短縮状態に保持するように、所定の回転角度位置で回動を阻止し続けるように構成している。
ロック力伝達部材91は、先端部91aが前後水平状のロック用枢結軸心L9廻りに揺動自在に直接的に駆動用回動部材6に枢着されている。
なお、ロック用枢結軸心L9は、2本の床側のガススプリング7B,7Bの駆動用枢結軸心L7と同軸心状(上)に配設している。
天井側リンク部材61は、下端部が前後水平状の第1枢結軸心L1廻りに揺動自在に直接的(リンク型部材を介さず)に、駆動用回動部材6に枢着されている。
床側リンク部材71は、上端部が前後水平状の第2枢結軸心L2廻りに揺動自在に直接的に、駆動用回動部材6に枢着されている。
駆動用回動部材6が駆動回動軸心L6廻りに駆動回転方向NAへ回動した際に、天井側リンク部材61の下端部(第1枢結軸心L1)と、床側リンク部材71の上端部(第2枢結軸心L2)と、が相互に異なる上下方向に移動(駆動回動軸心L6を支点としてシーソー状移動)するように、各軸心L6,L1,L2を配設している。
つまり、駆動用回動部材6には、天井側リンク部材61と床側リンク部材71と弾発付勢部材7とロック力伝達部材91の各枢結軸心L1,L2,L7,L9が、駆動回動軸心L6廻りに(駆動回動軸心L6を中心として)配設されている。
また、駆動用回動部材6は、板状であって(板材から成り)、天井側リンク部材61が枢結する第1片部(天井側作動用片部)6aと、床側リンク部材71が枢結する第2片部(床側作動用片部)6bと、弾発付勢部材7(天井側ガススプリング7A)が枢結する第3片部6cと、弾発付勢部材7及びロック力伝達部材91が枢結する第4片部6dと、を有し、図6に示すように、第1片部6aと第2片部6bとを前後方向略同位置に配設し、第3片部6cと第4片部6dとを前後方向略同位置に配設し、第1・第2片部6a,6bと、第3・第4片部6c,6dと、を前後方向異なる位置に配設して、狭い内部空間を有効利用している。
また、駆動用回動部材6は、正面視で、第1片部6aと第2片部6bとを駆動回動軸心L6を中心として相互に約180度の反対位置に配設し、第3片部6cと第4片部6dとを駆動回動軸心L6を中心として相互に約180度の反対位置に配設し、全体として略十字型に形成することで、駆動用回動部材6の重心位置が正面視で駆動回動軸心L6と略同位置となり、バランスのとれたスムーズな回動を実現しつつ、駆動用回動部材6の軽量化を実現している。また、第3片部6cは、ロック力伝達部材91の左右方向の移動をスムーズにする(負荷を軽減する)ためのカウンターバランスとしても作用する。
また、駆動用回動部材6は、言い換えると、移動壁本体1の中央領域の内部空間に配設している。「移動壁本体1の中央領域に配設」とは、移動壁本体1の左右一方の側端縁部1dから、移動壁本体1の幅寸法Wの40%以上60%以下の範囲、かつ、移動壁本体1の下端縁部1bから、移動壁本体1の上下寸法Hの40%以上60%以下の範囲に、駆動回動軸心L6が配設されていることを言う。また、内部空間は、正面壁部材10と背面壁部材11との間の空間を言う。駆動用回動部材6は移動壁本体1の内部固定部に両持ち支持される枢支軸によって枢着(枢支)されている。
さらに、移動壁本体1Aは、天井側内部空間に、前後水平状の天井側回動軸心L62廻りに回動自在に移動壁本体1に枢支された1つの天井側回動部材62が設けられ、床側内部空間に、前後水平状の床側回動軸心L72廻りに回動自在に移動壁本体1に枢支された1つの床側回動部材72が設けられている。
天井側・床側回動軸心L62,L72の左右方向位置は、駆動回動軸心L6と同位置であり、移動壁本体1の左右一方の側端縁部1dから、移動壁本体1の幅寸法Wの40%以上60%以下の範囲に配設されている。
天井側回動部材62には、天井側回動部材62の回動力を上下方向の力として天井用遮蔽部材2へ伝達するための第1上下リンク部材63と、天井側回動部材62の回動力を左右方向の力として側壁面用遮蔽部材5へ伝達するための第1左右リンク部材64と、が連結されている。また、天井側リンク部材61の上下方向の力(動作)が、天井側回動部材62の回動方向の力(動作)となるように、天井側回動部材62に、天井側リンク部材61が揺動自在に枢結している。天井側リンク部材61が降下すると、天井側回動部材62は所定回動方向(第1作動回転一方向)N1に回動する。
天井側回動部材62は、正面視T字状の板型であって(板材から成り)、天井側リンク部材61の上端部が前後水平状の第1作動用枢着軸心をもって枢結される第1作動用片部62eと、第1左右リンク部材64の基端部(左右他方端部)が前後水平状の第1左右用枢着軸心をもって枢結される第1左右移動用片部62fと、第1上下リンク部材63の下端部が連結される第1上下移動用片部62gと、を有している。
第1作動用片部62eと第1左右移動用片部62fとを天井側回動軸心L62を中心として相互に約90度の中心角度をもって配設し、第1作動用片部62eと第1上下移動用片部62gとを相互に約180°の反対位置に配設している。
天井側回動部材62が回動した際に、第1作動用片部62eと第1上下移動用片部62gと、が相互に異なる上下方向に移動(天井側回動軸心L62を支点としてシーソー状移動)するように設けている。
床側回動部材72には、床側回動部材72の回動力を上下方向の力として床用遮蔽部材3へ伝達するための第2上下リンク部材73と、床側回動部材72の回動力を左右方向の力として側壁面用遮蔽部材5へ伝達するための第2左右リンク部材74と、が連結されている。また、床側リンク部材71の上下方向の力が、床側回動部材72の回動方向の力となるように、床側回動部材72に、床側リンク部材71が揺動自在に枢結している。床側リンク部材71が上昇すると、床側回動部材72は所定回動方向(第2作動回転一方向)N2に回動する。
床側回動部材72は、正面視T字状の板型であって(板材から成り)、床側リンク部材71の下端部が前後水平状の第2作動用枢着軸心をもって枢結される第2作動用片部72eと、第2左右リンク部材74の基端部(左右他方端部)が前後水平状の第2左右用枢着軸心をもって枢結される第1左右移動用片部72fと、第2上下リンク部材73の下端部が連結される第2上下移動用片部72gと、を有している。
第2作動用片部72eと第2左右移動用片部72fとを床側回動軸心L72を中心として相互に約90度の中心角度をもって配設し、第2作動用片部72eと第2上下移動用片部72gとを相互に約180°の反対位置に配設している。
床側回動部材72が回動した際に、第2作動用片部72eと第2上下移動用片部72gと、が相互に異なる上下方向に移動(床側回動軸心L72を支点としてシーソー状移動)するように設けている。
第1上下リンク部材63の下端部は、天井側回動部材62と第1時間差連動手段60を介して連結されている。
第2上下リンク部材73の上端部は、床側回動部材72と第2時間差連動手段70を介して連結されている。
第1時間差連動手段60は、天井側回動部材62及び第1上下リンク部材63の一方に設けた第1長孔部60aと、他方に設けられると共に第1長孔部60aに差込まれる第1ピン部60bと、を備えている。
第1ピン部60bが第1長孔部60aの上下一端縁部から上下他端縁部へ相対的にスライド移動することで、天井側回動部材62の回動力が、第1上下リンク部材63に伝達されるのが遅れるように設けている。
また、天井用遮蔽部材2は、自重で下降しないように、移動壁本体1Aの正面壁部材10と背面壁部材11の内面側に設けた図示省略の天井側摩擦部材にて挟持されている。
第1時間差連動手段60は、具体的には、第1上下リンク部材63の下端部に、第1長孔部60aを上下方向に沿った縦孔型に貫設し、天井側回動部材62の第1上下移動用片62gに第1ピン部60bを前後方向に突設して、図2の非遮蔽状態で、第1長孔部60aの下端部に第1ピン部60bを配設している。天井側リンク部材61が降下して、天井側回動部材62が回動すると、第1ピン部60bが上昇するが、この天井側回動部材62の回動力は、第1ピン部60bが第1長孔部60aの上端縁部に当接するまで、第1上下リンク部材63に伝達されないように構成している。したがって、天井側回動部材62が第1作動回転一方向N1へ回動した際に、第1左右リンク部材64の左右移動よりも第1上下リンク部材63の上昇の動き出しが遅くなる。
第2時間差連動手段70は、床側回動部材72及び第2上下リンク部材73の一方に設けた第2長孔部70aと、他方に設けられると共に第2長孔部70aに差込まれる第2ピン部70bと、を備えている。
第2ピン部70bが第2長孔部70aの上下一端縁部から上下他端縁部へ相対的にスライド移動することで、床側回動部材72の回動力が、第2上下リンク部材73に伝達されるのが遅れるように設けている。
また、床用遮蔽部材3は、自重で下降しないように、移動壁本体1Aの正面壁部材10と背面壁部材11の内面側に設けた図示省略の床側摩擦部材にて挟持されている。
第2時間差連動手段70は、具体的には、第2上下リンク部材73の上端部に、第2長孔部70aを上下方向に沿った縦孔型に貫設し、床側回動部材72の第2上下移動用片部72gに第2ピン部70bを前後方向に突設して、図2の非遮蔽状態で、第2長孔部70aの上端部に第2ピン部70bを配設している。床側リンク部材71が上昇して、床側回動部材72が回動すると、第2ピン部70bが降下するが、この床側回動部材72の回動力は、第2ピン部70bが第2長孔部70aの下端縁部に当接するまで、第2上下リンク部材73に伝達されないように構成している。したがって、床側回動部材72が第2作動回転一方向N2へ回動した際に、第2左右リンク部材74の左右移動よりも第2上下リンク部材73の降下の動き出しが遅くなる。
また、第1左右リンク部材64と側壁面用遮蔽部材5との間に、側壁面用遮蔽部材5が側壁面15に当接した後に天井側回動部材62の作動(回動継続)による第1左右リンク部材64の左右一方向への移動ストロークを吸収する第1側方ストローク吸収手段8Aを設けている。
また、第2左右リンク部材74と側壁面用遮蔽部材5との間に、壁面用遮蔽部材5が側壁面15に当接した後に床側回動部材72の作動(回動継続)による第2左右リンク部材74の左右一方向への移動ストロークを吸収する第2側方ストローク吸収手段8Bと、を設けている。
なお、第1側方ストローク吸収手段8A及び第2側方ストローク吸収手段8Bを、まとめて側方ストローク吸収手段8と呼ぶ場合がある。
側方ストローク吸収手段8は、第1・第2左右リンク部材64,74の左右一端部に夫々前後水平状の連結軸心をもって枢着された側方伝達部材81,81と、その側方伝達部材81から左右一方向の作動力(押圧力)を受けて短縮する圧縮コイルバネ等の吸収用バネ部材82,82と、を備えている。
さらに、側方ストローク吸収手段8は、側方伝達部材81を左右方向スライド自在かつ左右他方向へ抜け止めして保持すると共に吸収用バネ部材82を伸縮自在に保持する筒状のケース部と、左右方向に走行するための複数の車輪と、側壁面用遮蔽部材5に固着される連結部と、を有する走行車部材83を備えている。また、走行車部材83の車輪が走行するレール部84を備えている。レール部84は、移動壁本体1Aの剛性を高めるための枠材の一部に設けている。
側方ストローク吸収手段8は、第1・第2左右リンク部材64,74が左右一方へ移動すると、側方伝達部材81と吸収用バネ部材82を介して、走行車部材83を左右一方向へ移動させて、側壁面用遮蔽部材5を側壁面15に当接させる。当接後に、側壁面15の反力を受けて走行車部材83が移動不可能となる。引き続き、第1・第2左右リンク部材部材64,74が左右一方へ移動して側方伝達部材81を左右一方へ押圧しても、吸収用バネ部材82が短縮し、走行車部材83は左右一方へ移動しない。従って、第1・第2左右リンク部材64,74の左右一方向への移動ストロークが側壁面用遮蔽部材5に反映されない。第1・第2左右リンク部材64,74の移動ストロークは吸収用バネ部材82が短縮することで吸収される。言い換えると、側方ストローク吸収手段8を、側壁面用遮蔽部材5の上部側の第1側方ストローク吸収手段8Aと、下部側の第2側方ストローク吸収手段8Bとに、分割して設けて、背の高い側壁面用遮蔽部材5がスムーズに移動するようにしている。
また、図2と図7(a)に示すように、側壁面用遮蔽部材5の側方移動寸法S5よりも天井用遮蔽部材2の上方移動寸法S2を大きくし、上方移動寸法S2よりも床用遮蔽部材3の下方移動寸法S3を大きく設定している。つまり、所定位置に配設された非遮蔽状態で、側壁面用遮蔽部材5と一方の側壁面15の間の側壁面側隙間寸法よりも、天井用遮蔽部材2と天井12の間の天井側隙間寸法が大きく、天井側隙間寸法よりも床用遮蔽部材3と床13の間の床側隙間寸法が大きくなるように、天井用遮蔽部材2と床用遮蔽部材3と側壁面用遮蔽部材5とを、移動壁本体1Aに設けている。
このように、第1時間差連動手段60と、第2時間差連動手段70と、側方ストローク吸収手段8と、各移動(隙間)寸法S2,S3,S5と、を設けることで、ロック手段9がロック解除状態となって駆動用回動部材6が回動した際に、最初に、側壁面用遮蔽部材5が側壁面15に当接した後に、天井用遮蔽部材2が天井12に当接し、その後、床用遮蔽部材3が床13に当接するように構成している。
また、移動壁本体1Aは、天井12と一方の側壁面15が接する上隅部17を遮蔽するための上隅部用遮蔽部材51と、床13と一方の側壁面15が接する下隅部18を遮蔽するための下隅部用遮蔽部材52と、を備えている。
上隅部用遮蔽部材51は、天井用遮蔽部材2の左右一端部に左右方向スライド自在に設けられ、かつ、側壁面用遮蔽部材5の上端部に上下方向スライド自在に設けられている。
そして、側壁面用遮蔽部材5と共に左右一方向へ移動し、天井用遮蔽部材2と共に上方向へ移動して、側壁面15の上部に当接すると共に天井12の左右一端部に当接して、上隅部17を遮蔽するように設けている。
下隅部用遮蔽部材52は、床用遮蔽部材3の左右一端部に左右方向スライド自在に設けられ、かつ、側壁面用遮蔽部材5の下端部に上下方向スライド自在に向けられている。
そして、側壁面用遮蔽部材5と共に左右一方向へ移動し、床用遮蔽部材3と共に下方向へ移動して、側壁面15の下部に当接すると共に床13の左右一端部に当接して、下隅部18を遮蔽するように設けている。
次に、本発明の移動間仕切り壁の使用方法(作動)について説明する。
図1に示すように、複数枚の移動壁本体1,1が平面視一直線状に配設された遮蔽準備状態に於て、各移動壁本体1,1と天井12の間には、走行のために設けた隙間が形成されると共に、各移動壁本体1と床13との間に走行のために設けた隙間が形成される。他方の側壁面16近傍に配設された左右他方の移動壁本体1Bは、他方の側壁面16に当接されている。隣り合う移動壁本体1,1同士は当接している。
そして、一方の側壁面15に接近して(近傍に)配設された左右一方の移動壁本体1Aは、一方の側壁面15との間に配設のための隙間が形成されている。
移動壁本体1Aは、図2に示す非遮蔽状態から、ロック手段9のロック解除用操作部94eを操作すると、ロック解除状態となってロック力伝達部材91が移動自在となり、駆動用回動部材6が回動自在となる。
弾発付勢部材7が伸長し、駆動用回動部材6が回動して、天井側リンク部材61を引き下げると共に、床側リンク部材71を引き上げる。天井側リンク部材61の降下に伴って天井側回動部材62が回動し、第1左右リンク部材64が左右一方向へ移動する。床側リンク部材71の上昇に伴って床側回動部材72が回動し、第2左右リンク部材74が左右一方向へ移動する。
ここで、天井側回動部材62の回動が開始しても、第1上下リンク部材63及び天井用遮蔽部材2は、第1時間差連動手段60によって(第1上下リンク部材63の第1長孔部60aの上端縁部に、天井側回動部材62の第1ピン部60bが当接するまで)作動力が伝達されず、上昇しない。
また、床側回動部材72の回動が開始しても、第2上下リンク部材73及び床用遮蔽部材3は、第2時間差連動手段70によって(第2上下リンク部材73の第2長孔部70aの下端縁部に、床側回動部材72の第2ピン部70bが当接するまで)作動力が伝達されず、降下しない。
つまり、図7(a)の非遮蔽状態から、図7(b)に示すように、先ず、側壁面用遮蔽部材5のみが左右一方向へ移動を開始する。
さらに、駆動用回動部材6が回動すると、第1長孔部60aの上端縁部に第1ピン部60bが当接して、天井用遮蔽部材2の上昇が開始すると共に、第2長孔部70aの下端縁部に、第2ピン部70bが当接して、床用遮蔽部材3の降下が開始する。
その後、図7(c)に示すように、先ず、側壁面用遮蔽部材5が左右一方の側壁面15に当接して遮蔽する。また、側壁面用遮蔽部材5の移動に伴って左右一方向へ引き出された上隅部用遮蔽部材51及び下隅部用遮蔽部材52が一方の側壁面15に当接して遮蔽する。
なお、側壁面用遮蔽部材5が左右一方の側壁面15に当接した後に、第1・第2上下リンク部材63,73が上下動を開始するように、第1・第2長孔部60a,70aの長さを設定するも良い。
図3に示すように、側壁面用遮蔽部材5が一方の側壁面15に当接後に、第1・第2左右リンク部材64,74が左右一方へ移動しても、側方ストローク吸収手段8の吸収用バネ部材82が短縮され側方への移動ストロークが吸収される。
また、吸収用バネ部材82によって、一方の側壁面15に僅かな傾きがあっても、側壁面用遮蔽部材5を側壁面15に沿わせて隙間なく強い密着力で遮蔽することができる。
そして、図7(d)に示すように、天井用遮蔽部材2が天井12に当接して遮蔽する。また、天井用遮蔽部材2の移動に伴って上方へ引き出された上隅部用遮蔽部材51が天井12に当接して遮蔽する。
なお、天井用遮蔽部材2が天井12に当接後に、天井側回動部材62が回動しようとすると、第1上下リンク部材63の下端部が左右一方側へ揺動して、天井側回動部材62の回動を可能にする。
あるいは、図示省略するが、第1上下リンク部材63と天井用遮蔽部材2の間に、上方ストローク吸収用弾発付勢部材(コイルバネ)を設けて、その上方ストローク吸収用弾発付勢部材の短縮により天井側回動部材62の回動を可能にするも良い。
最後に、図7(e)に示すように、床用遮蔽部材3が床13に当接して遮蔽する。また、床用遮蔽部材3の移動に伴って下方へ引き出された下隅部用遮蔽部材52が床13に当接して遮蔽し、遮蔽作業完了状態となる。
なお、駆動用回動部材6の停止は、床13の反力を受けて床側リンク部材71の降下が阻止されることによる停止や、駆動用回動部材6が所定の回動角度位置で停止するようにストッパー部材を駆動用回動部材6の近傍に設けることや、弾発付勢部材7の伸長ストロークを所定量に設定する等自由である。
このように、一方の側壁面15に先に側壁面用遮蔽部材5を当接させることで、図1に示す間仕切り遮蔽準備状態に於て、他方の側壁面16近傍に配設された移動壁本体1B及び、中間に配設される複数の移動壁本体1C,1Cを、左右他方側へ寄せて、強い力で密着させ、吊り持ちによる傾きを適正な姿勢にした後に、天井12や床13側を確実かつ適切に遮蔽できる。
また、図1に於て、他方の側壁面16近傍に配設された移動壁本体1B及び、複数枚の中間の移動壁本体1C,1Cは、左右一方の移動壁本体1Aの遮蔽完了後に、左右他方の移動壁本体1B及び中間の移動壁本体1C,1Cのロックを解除し、天井用遮蔽部材2と床用遮蔽部材3を作動させて、室内の間仕切り遮蔽を完了する。
また、遮蔽を解除する場合は、遮蔽完了状態からロック操作用レバー96を操作して、ロック力伝達部材91を左右他方向へ移動させる。駆動用回動部材6を、弾発付勢部材7の弾発力に抗する方向(ロック回転方向NB)へ回動させ、弾発付勢部材7を短縮させつつ、天井側リンク部材61を上昇させ、床側リンク部材71を降下させて、天井・床側回動部材62,72を遮蔽開始のときと反回転させる。遮蔽と逆の順序で、先ず、床用遮蔽部材3が上昇し、次に天井用遮蔽部材2が降下し、最後に側壁面用遮蔽部材5が左右他方へ移動して、非遮蔽状態となる。
なお、本発明は、設計変更可能であって、各回動部材6,62,72の正面視形状は、図例の十字型やT字型に限らず、円板型、三角板型や矩形型や多角形型等自由である。また、図示省略したが、天井用遮蔽部材2は遮蔽本体部20の天井側面に、床用遮蔽部材3は遮蔽本体部30の床側面に、側壁面用遮蔽部材は遮蔽本体部の側壁面側の面に、シール用パッキン部材を有している。なお、本発明に於て側壁面とは、壁や柱、ロッカーや棚等の家具等の面である。移動壁本体1の内部固定部は、移動壁本体1の内部空間に接する正面壁部材10、背面壁部材11、枠体、補強部材、或いは、それらに固着され内部空間に配設された固定部材等自由である。また、図示省略するが、弾発付勢部材7の先端部を、ロック力伝達部材91の左右中間部に枢着して、弾発力を駆動用回動部材6へ伝達する部材とするも良い。第1・第2長孔60a,70aを、天井・床側回動部材62,72に円弧状に設けるも良い。
以上のように、本発明の移動間仕切り壁は、移動壁本体1Aと室内の天井12の間を遮蔽するための天井用遮蔽部材2と、上記移動壁本体1Aと室内の床13の間を遮蔽するための床用遮蔽部材3と、上記移動壁本体1Aと室内の左右一方の側壁面15の間を遮蔽するための側壁面用遮蔽部材5と、を備えた移動間仕切り壁に於て、正面視で上記移動壁本体1Aの上下中間内部空間に配設され弾発付勢部材7によって回動する駆動用回動部材6と、上記移動壁本体1Aの天井側内部空間に回動自在に配設され上記駆動用回動部材6に天井側リンク部材61を介して連動連結された天井側回動部材62と、上記移動壁本体1Aの床側内部空間に配設され上記駆動用回動部材6に床側リンク部材71を介して連動連結された床側回動部材72と、上記天井側回動部材62の回動力を上下方向の力として上記天井用遮蔽部材2へ伝達するための第1上下リンク部材63と、上記床側回動部材72の回動力を上下方向の力として上記床用遮蔽部材3へ伝達するための第2上下リンク部材73と、上記天井側回動部材62の回動力を左右方向の力として上記側壁面用遮蔽部材5へ伝達するための第1左右リンク部材64と、上記床側回動部材72の回動力を左右方向の力として上記側壁面用遮蔽部材5へ伝達するための第2左右リンク部材74と、を備えたので、各遮蔽部材2,3,5を簡素な構造をもって機械的に連動連結でき、軽量・薄型に容易に製作できる。また、作動時の摩擦が少なく(伝達ロスが少なく)スムーズに効率良く各遮蔽部材2,3,5を移動させることができる。従って、小さな動力源(小径のガススプリング)で、遮蔽部材2,3,5を作動させることができる。容易かつ迅速に製造でき、製造効率を向上させ製造コストを大幅に削減できる。軽量化を実現でき、容易に軽い力で走行(移動)させることができて使い勝手を向上できる。故障が少なく保守点検も容易で、しかも、天井用遮蔽部材2と床用遮蔽部材3と側壁面用遮蔽部材5とを容易かつ迅速に作動させることが可能な軽量・薄型の移動間仕切り壁を実現できる。
また、上記天井側回動部材62と上記第1上下リンク部材63は第1時間差連動手段60を介して連結され、上記第1時間差連動手段60は、上記天井側回動部材62及び上記第1上下リンク部材63の一方に設けた第1長孔部60aと、他方に設けられると共に該第1長孔部60aに差込まれる第1ピン部60bと、を備え、上記床側回動部材72と上記第2上下リンク部材73は第2時間差連動手段70を介して連結され、上記第2時間差連動手段70は、上記床側回動部材72及び上記第2上下リンク部材73の一方に設けた第2長孔部70aと、他方に設けられると共に該第2長孔部70aに差込まれる第2ピン部70bと、を備えたので、各遮蔽部材2,3,5の作動順序(制御)を電気的な制御を用いることなく、機械的に制御できる。従って、移動間仕切り壁全体を簡素な構成にでき、容易かつ迅速に製造できる。
1A 移動壁本体
2 天井用遮蔽部材
3 床用遮蔽部材
5 側壁面用遮蔽部材
6 駆動用回動部材
7 弾発付勢部材
12 天井
13 床
15 左右一方の側壁面
60 第1時間差連動手段
60a 第1長孔部
60b 第1ピン部
61 天井側リンク部材
62 天井側回動部材
63 第1上下リンク部材
64 第1左右リンク部材
70 第2時間差連動手段
70a 第2長孔部
70b 第2ピン部
71 床側リンク部材
72 床側回動部材
73 第2上下リンク部材
74 第2左右リンク部材
本発明の移動間仕切り壁は、移動壁本体と室内の天井の間を遮蔽するための天井用遮蔽部材と、上記移動壁本体と室内の床の間を遮蔽するための床用遮蔽部材と、上記移動壁本体と室内の左右一方の側壁面の間を遮蔽するための側壁面用遮蔽部材と、を備えた移動間仕切り壁に於て、正面視で上記移動壁本体の中央領域の内部空間に回動自在に配設された駆動用回動部材と、該駆動用回動部材に先端部が枢着され上記駆動用回動部材を回動するように常時弾発付勢する弾発付勢部材と、上記駆動用回動部材に下端部が枢着された天井側リンク部材と、上記移動壁本体の天井側内部空間に回動自在に配設され上記天井側リンク部材の上端部が枢着する天井側回動部材と、上記駆動用回動部材に上端部が枢着された床側リンク部材と、上記移動壁本体の床側内部空間に配設され上記床側リンク部材の下端部が枢着する床側回動部材と、上記天井側回動部材に第1時間差連動手段を介して連結され上記天井側回動部材の回動力を上下方向の力として上記天井用遮蔽部材へ伝達するための第1上下リンク部材と、上記床側回動部材に第2時間差連動手段を介して連結され上記床側回動部材の回動力を上下方向の力として上記床用遮蔽部材へ伝達するための第2上下リンク部材と、上記天井側回動部材に基端部が枢着され上記天井側回動部材の回動力を左右方向の力として上記側壁面用遮蔽部材へ伝達するための第1左右リンク部材と、上記床側回動部材に基端部が枢着され上記床側回動部材の回動力を左右方向の力として上記側壁面用遮蔽部材へ伝達するための第2左右リンク部材と、を備え、上記第1時間差連動手段は、上記天井側回動部材及び上記第1上下リンク部材の一方に設けた第1長孔部と、他方に設けられると共に該第1長孔部に差込まれる第1ピン部と、を備え、上記第2時間差連動手段は、上記床側回動部材及び上記第2上下リンク部材の一方に設けた第2長孔部と、他方に設けられると共に該第2長孔部に差込まれる第2ピン部と、を備えたものである。
また、上記弾発付勢部材は、天井側に配設された天井側ガススプリングと床側に配設された床側ガススプリングとで構成され、上記駆動用回動部材は、上記天井側リンク部材が枢着する第1片部と、上記床側リンク部材が枢着する第2片部と、上記天井側ガススプリングが枢着する第3片部と、上記床側ガススプリングが枢着する第4片部と、を有し、正面視で上記第1片部と上記第2片部とを上記駆動用回動部材の駆動回動軸心を中心として相互に約180度の反対位置に配設し、かつ、上記第3片部と上記第4片部とを上記駆動回動軸心を中心として相互に約180度の反対位置に配設して、全体として略十字型に形成しているものである。
なお、本発明は、設計変更可能であって、各回動部材6,62,72の正面視形状は、図例の十字型やT字型に限らず、円板型、三角板型や矩形型や多角形型等自由である。また、図示省略したが、天井用遮蔽部材2は遮蔽本体部20の天井側面に、床用遮蔽部材3は遮蔽本体部30の床側面に、側壁面用遮蔽部材は遮蔽本体部の側壁面側の面に、シール用パッキン部材を有している。なお、本発明に於て側壁面とは、壁や柱、ロッカーや棚等の家具等の面である。移動壁本体1の内部固定部は、移動壁本体1の内部空間に接する正面壁部材10、背面壁部材11、枠体、補強部材、或いは、それらに固着され内部空間に配設された固定部材等自由である。また、図示省略するが、第1・第2長孔60a,70aを、天井・床側回動部材62,72に円弧状に設けるも良い。
1A 移動壁本体
2 天井用遮蔽部材
3 床用遮蔽部材
5 側壁面用遮蔽部材
6 駆動用回動部材
6a 第1片部
6b 第2片部
6c 第3片部
6d 第4片部
7 弾発付勢部材
7A 天井側ガススプリング
7B 床側ガススプリング
12 天井
13 床
15 左右一方の側壁面
60 第1時間差連動手段
60a 第1長孔部
60b 第1ピン部
61 天井側リンク部材
62 天井側回動部材
63 第1上下リンク部材
64 第1左右リンク部材
70 第2時間差連動手段
70a 第2長孔部
70b 第2ピン部
71 床側リンク部材
72 床側回動部材
73 第2上下リンク部材
74 第2左右リンク部材
L6 駆動回動軸心

Claims (2)

  1. 移動壁本体(1A)と室内の天井(12)の間を遮蔽するための天井用遮蔽部材(2)と、上記移動壁本体(1A)と室内の床(13)の間を遮蔽するための床用遮蔽部材(3)と、上記移動壁本体(1A)と室内の左右一方の側壁面(15)の間を遮蔽するための側壁面用遮蔽部材(5)と、を備えた移動間仕切り壁に於て、
    正面視で上記移動壁本体(1A)の上下中間内部空間に配設され弾発付勢部材(7)によって回動する駆動用回動部材(6)と、上記移動壁本体(1A)の天井側内部空間に回動自在に配設され上記駆動用回動部材(6)に天井側リンク部材(61)を介して連動連結された天井側回動部材(62)と、上記移動壁本体(1A)の床側内部空間に配設され上記駆動用回動部材(6)に床側リンク部材(71)を介して連動連結された床側回動部材(72)と、上記天井側回動部材(62)の回動力を上下方向の力として上記天井用遮蔽部材(2)へ伝達するための第1上下リンク部材(63)と、上記床側回動部材(72)の回動力を上下方向の力として上記床用遮蔽部材(3)へ伝達するための第2上下リンク部材(73)と、上記天井側回動部材(62)の回動力を左右方向の力として上記側壁面用遮蔽部材(5)へ伝達するための第1左右リンク部材(64)と、上記床側回動部材(72)の回動力を左右方向の力として上記側壁面用遮蔽部材(5)へ伝達するための第2左右リンク部材(74)と、を備えたことを特徴とする移動間仕切り壁。
  2. 上記天井側回動部材(62)と上記第1上下リンク部材(63)は第1時間差連動手段(60)を介して連結され、上記第1時間差連動手段(60)は、上記天井側回動部材(62)及び上記第1上下リンク部材(63)の一方に設けた第1長孔部(60a)と、他方に設けられると共に該第1長孔部(60a)に差込まれる第1ピン部(60b)と、を備え、
    上記床側回動部材(72)と上記第2上下リンク部材(73)は第2時間差連動手段(70)を介して連結され、上記第2時間差連動手段(70)は、上記床側回動部材(72)及び上記第2上下リンク部材(73)の一方に設けた第2長孔部(70a)と、他方に設けられると共に該第2長孔部(70a)に差込まれる第2ピン部(70b)と、を備えた請求項1記載の移動間仕切り壁。
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