JP2019025425A - 塗装用具セット - Google Patents

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Keiko Ota
恵子 太田
健文 小池
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Abstract

【課題】使用者が、塗料とそれに対応する塗布具とを容易且つ正確に対応付けることが可能な塗装用具セットを提供することを目的とする。
【解決手段】複数の種類の塗料73と、複数の塗布具7と、を備えた塗装用具セットであって、各前記塗料73と前記塗料73と共に用いられる各前記塗布具7とを対応付ける対応手段が設けられ、前記対応手段は、使用時において、対応付け可能にしてなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、塗料と前記塗料を塗布する塗布具とを備える塗装用具セットに関する。
外装材を取り付ける際、外装材に釘、ビス等の固着具を直接固着することにより施工することがある(例えば、特許文献1参照)。外装材を固着具で直接固着する場合、外装材の色彩と固着具の頭部の色彩とが相違していると、建物外観の美観が損なわれる。そこで、建物外観の美観を損なわないためには、固着具の頭部に外装材と同系色の補修塗料を塗布する補修を行う必要がある。なお、近年では、建物外観の美観が重視される傾向にある。そのため、外装材には複数の色彩が使用されていることが多い。故に、補修を行う作業者は、複数の異なる塗料を使用する必要がある。そのため作業者は、複数の異なる塗料がそれぞれ収容された塗料容器と当該塗料に対応させた複数の筆とを、容器(以下、「外装容器」という)の中に同梱して持ち運ぶ。そして作業者は、外装容器の中から塗料及び当該塗料に対応させた筆を選択し、当該塗料を固着具頭部に塗布する。なお、補修作業時、作業者は、筆を取り出しやすいよう、筆の柄を上に向けた状態で、筆を外装容器に収容することが多い。
特開2002−61307号公報
作業者が、当該塗料の塗布に使っていた筆を用いて、当該塗料と異なる塗料を塗布してしまうと異なる塗料同士が、塗料容器内及び筆先で混ざり合う。そうすると、当該塗料の色彩が、補修対象の外装材と異なるものに変化してしまう。また、塗料同士が化学変化し、その物性変化が引き起こされる虞もある。その結果、塗料容器内の塗料及び筆を使用できなくなる虞がある。そのため、作業者は、補修において、外装容器の中から塗料及び当該塗料に対応させた筆を選択する。具体的には、作業者は塗料及び筆の筆先を視認し、当該塗料と当該筆の筆先に付着した塗料が同一であること又は当該筆の筆先に塗料が付着していないことを確認することで、筆の選択を行う。
上記の虞があるにもかかわらず、従来どおり作業者が、筆の柄を上に向けた状態で、筆を外装容器に収容した場合、作業者が筆先を視認することは難しい。故に作業者が、筆を取り間違え、当該筆に対応しない塗料を当該筆先に付着させる可能性が高い。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、使用者が塗料とそれに対応する筆とを容易且つ正確に対応付けることが可能な塗装用具セットを提供することを目的とするものである。
請求項1の発明は、複数の種類の塗料と、複数の塗布具と、を備えた塗装用具セットであって、各前記塗料と、前記塗料と共に用いられる各前記塗布具と、を対応付ける対応手段が設けられ、前記対応手段は、使用時において、対応付け可能にしてなることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、前記対応手段が、各前記塗料と、前記塗料と共に用いられる各前記塗布具と、を対応付ける。そのため、使用者は、前記対応手段を用いて、各前記塗料と、前記塗料と共に用いられる各前記塗布具と、を対応付けることにより、両者を容易且つ正確に対応付けることが可能となる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記対応手段は、各前記塗料の種類を示す識別子と、前記識別子の1つと対応し、前記塗料と共に用いられる前記塗布具を示す対応識別子と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、前記塗料の種類を示す前記識別子及びこの前記識別子の1つと対応し、前記塗料と共に用いられる前記塗布具を示す前記対応識別子が設けられている。そのため、使用者は、これら前記識別子及び前記対応識別子(以下、「両識別子」という)を認識することで、前記両識別子を対応付ける。その結果、使用者は、前記塗料と、それを塗布するのに用いられる前記塗布具とを容易且つ正確に対応付けることが可能となる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の発明において、前記塗料がそれぞれ収容された複数の塗料容器と、これら塗料容器及び前記塗布具を収容する外装容器と、をさらに備え、各前記塗料容器には、それに収容されている前記塗料の種類を示す前記識別子が外部から認識可能に設けられており、前記外装容器には、前記塗布具を保持する複数の保持部が設けられており、各前記保持部には、前記対応識別子が外部から認識可能に設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、前記対応識別子は、前記塗布具を保持する前記保持部に設けられている。そのため、前記塗布具が使用不能になり、別の塗布具に替えたとしても、使用者は、前記保持部に設けられた対応識別子を認識することにより、前記塗料と前記塗布具とを容易且つ正確に対応付けることができる。また、前記両識別子の形態は、使用する前記塗料の特徴に合わせて適宜選択される。例えば、複数の前記塗料が互いに異なる色彩を呈する場合は、前記両識別子の形態は、前記塗料の色彩を示すものとされる。また、複数の前記塗料の色彩が同一であっても、その種類が互いに異なる場合では、前記両識別子の形態は、○や☆等のマークであるものとされる。
請求項4の発明は、請求項3に記載の発明において、前記塗料は、色彩を呈するものであり、前記識別子は、前記塗料容器に収容された各前記塗料の色彩が視認可能である塗料容器色彩部であり、前記対応識別子は、当該識別子が設けられた前記塗料容器に収容された前記塗料と同一の色彩を呈する保持部色彩部であることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、前記塗料容器色彩部には、前記容器に収容された前記塗料の色彩が呈されると共に、前記保持部色彩部には、当該前記保持部色彩部に保持されている前記塗布具と共に用いるべき前記塗料の色彩が呈されている。そのため、使用者は、前記両色彩部の色彩が同一であることさえ視認すれば、前記両色彩部の対応付けを認識することができる。例えば、前記両識別子が○や☆等のマークである場合、前記両識別子を対応付けるためには、使用者はその形状を正確に認識する必要がある。しかし、請求項3の発明によれば、使用者は、前記塗料容器色彩部及び前記保持部色彩部(以下、あわせて「両色彩部」という)の形状等を正確に認識できなくても、前記両色彩部の色彩が同一であることさえ視認すれば、前記両色彩部の対応付けを認識することができる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の発明において、前記保持部色彩部には、各前記保持部色彩部同士で互いに異なる色彩が予め付されていることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、使用者は、各前記保持部色彩部の色彩と同一の色彩である前記塗料に対応する前記塗布具を、各前記保持部に保持させる。そのため、使用者は、このように前記塗布具を保持する場所を工夫するだけで、前記両色彩部の対応付けを容易に認識することができる。
請求項6の発明は、請求項4に記載の発明において、前記保持部色彩部が、各前記塗料によって形成されることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、使用者は、各前記塗料を使用するために前記塗料容器から取り出す際に、前記保持部に前記保持部色彩部を形成する。そのため、使用者は、複数の色彩のうち、使用する色彩を呈する前記保持部色彩部のみを形成することができる。よって、前記保持部には、使用者が使用しない色彩を呈する前記保持部色彩部が形成されない。故に、使用者は、形成される前記保持部色彩部の数を、使用者にとって必要最小限にすることができる。そのため、使用者による前記塗布具の取り間違い又は前記塗布具に対応しない前記保持部への保持が生じる可能性をさらに低くすることができる。
請求項7の発明は、請求項2乃至6のいずれか一項に記載の発明において、前記塗布具には、各前記塗料を被塗布物に塗布する塗布部が設けられており、各前記対応識別子には、前記塗布部に付着した各前記塗料の量を調整する調整部が設けられていることを特徴とする。
請求項7の発明によれば、使用者は前記調整部を用いて、前記塗布部に付着した各前記塗料の量を調整することができる。当該調整は、塗料を塗布する際に比較的頻繁に行われる作業である。そのため、使用者は、当該調整を行うだけで、前記保持部色彩部を形成することができる。
本発明によれば、使用者が、塗料とそれに対応する塗布具とを容易且つ正確に対応付けることが可能となる。そのため、使用者が塗布具及び塗料を取り間違えて使用する可能性を、極めて低くすることができる。
本発明の実施形態1に係る塗装用具セット100の全体斜視図である。 本発明の実施形態2に係る塗装用具セット200の全体斜視図である。 図3Aは、本発明の実施形態2に係る保持板の平面図であり、図3Bは、塗布具の全体斜視図である。 本発明の実施形態4に係る塗装用具セット400の一部の斜視図である。 本発明のその他の実施形態の一例に係る塗装用具セット500の一部の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示にすぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限することを意図するものではない。また、各実施形態を組み合わせて発明を実施してもよい。以下の実施形態では、本発明の塗装用具セットを外壁材等の補修作業の際に使用されるものに適用した例について説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態の一例を示す塗装用具セット100の全体斜視図である。
本実施形態に係る塗装用具セット100は、外壁材等の補修作業の際に使用されるものである。具体的には、使用者が、外壁材等を部分的に塗装する作業を行う際に使用される。
本実施形態に係る塗装用具セット100は、使用者が携行する外装容器1を備える。前記外装容器1には、それぞれに塗料73が収容された塗料容器5と、複数の塗布具7と、が収容されている。なお、それぞれの実施形態において、塗布具7は複数同梱されているが、図1においては、一つの塗布具7のみ図示し、他の塗布具7を省略している。図2乃至図5についても同様であり、一つの塗布具7のみ図示し、他の塗布具7を省略している。
前記外装容器1は、使用者が前記塗料容器5や前記塗布具7を同梱している。図1に示されるように、前記外装容器1の形状は、4つの内側面13及び1つの底面15を有する箱型である。そして、前記外装容器1の前記底面15には、前記塗料容器5や前記塗布具7が収容される。なお、前記外装容器1は、上述のように使用者に携行されることが多い。そのため、図1に示される前記外装容器1には、使用者の体又は衣服に装着可能である装着具9が設けられている。図1に示される前記装着具9は、使用者の腰に巻きつけられるベルト等である。
前記外装容器1に収容されている前記塗料容器5は、各前記塗料73を収容する容器本体53と、蓋部55からなる。前記蓋部55は、前記容器本体53の出口を塞ぐ。そうすることにより、前記蓋部55は、前記塗料73が前記容器本体53から漏れることを防ぎ、かつ前記塗料73を良好な状態に保つ。なお、図1に示される実施形態1に係る塗装用具セット100の前記容器本体53及び前記蓋部55の形状は、共に底面及び前記側面からなる円柱である。
前記蓋部55には、「○」又は「☆」等のマークである識別子51が、外部から認識されるように設けられている。そして、前記識別子51は、当該前記容器本体53に収容された、前記塗料73の種類を示している。そのため、使用者は、前記識別子51を認識することで、前記容器本体53内の前記塗料73を直接視認することなく、前記塗料73の種類を認識できる。前記識別子51は、複数の前記塗料容器5毎に異なるものであり、これにより、異なる前記識別子51が設けられた複数の前記塗料容器5には、それぞれ、種類の異なる前記塗料73が収容されていることが認識可能である。
前記外装容器1に収容される前記塗布具7は、使用者が前記塗料73を被塗布物に塗布する際に用いられる。前記塗布具7は、図3Bに示すように、塗布部71及び柄75からなる。前記塗布具7の前記塗布部71は、例えば束ねられた繊維からなる。使用者は、前記塗料73を前記塗布部71に付けて使用する。一方、前記柄75は、使用者が把持する部分であり、その形状は、例えば細長い円筒状である。使用者は、前記柄75を把持し、前記塗布部71を被塗布物に当てることで、前記塗料73を被塗布物に塗布する。なお、使用者は、一つの前記塗布部71には、異なる塗料73同士が混ざり合うことを防ぐため、一種類の前記塗料73のみ付着させる。そのため、前記外装容器1には、複数の前記塗布具7が収容されている。
前記塗布具7は、保持部31に保持される。前記保持部31は、前記外装容器1に複数設けられており、前記塗布具7をそれぞれ保持する。前記保持部31は、前記外装容器1の前記内側面13に接着された板である保持板3に空けられた孔である。前記保持板3は、前記外装容器1の前記底面15と略平行になるように設けられている。使用者は、前記保持部31である孔に前記塗布具7を差し込むことによって、前記塗布具7の位置を前記保持部31内に保つことができる。
また、図1に示されるように、前記保持板3には、「○」又は「☆」等のマークである対応識別子33が外部から認識されるように設けられている。前記対応識別子33は前記保持板3に複数設けられているが、前記各対応識別子33は複数の前記保持部31のそれぞれの近くの位置に設けられている。すなわち、一つの前記対応識別子33が一つの前記保持部31の近くに設けられており、一つの前記対応識別子33が一つの前記保持部31に対応していることが認識可能である。前記対応識別子33は、前記保持部31に保持される前記塗布具7の前記塗布部71に付着した前記塗料73の種類を示し、かつ前記識別子51と対応していることを特徴とする。なお、前記識別子51と前記対応識別子33(以下、あわせて「両識別子10」という)の形態は、略同一であることが望ましいが、使用者によって、その対応付けが外部から認識される範囲であれば、同一でなくてもよい。
<実施形態1に係る発明の効果>
使用者は、前記塗装用具セット100の使用時に前記保持部31に前記塗布具7を保持した状態で、前記両識別子10の形態を視認し、その対応付けを認識する。よって使用者は、前記識別子51がその種類を示している前記塗料容器5内の前記塗料73と、前記対応識別子33が前記塗布部71に付着した前記塗料73の種類を示している前記塗布具7とを容易且つ正確に対応付けることができる。
また、前記両識別子10は、「○」又は「☆」等のマークである。このような前記両識別子10は、使用者による識別が難しい、複数の前記塗料73同士を識別させる点で有効である。使用者による識別が難しい複数の前記塗料73とは、例えば前記塗料73同士に共通点があるもの等である。具体的には、例えば、前記塗料73のうち、複数の前記塗料73が透明であり、使用者が色彩からその種類を判別できない場合等である。
(実施形態2)
実施形態2についての説明では、前記実施形態1と同一の構成についての説明は省略し、異なる構成についてのみ説明することとする。
図2は、本発明の実施形態の一例である実施形態2を示す塗装用具セット200の全体斜視図である。
実施形態2に係る塗装用具セット200では、前記保持板3に、保持部色彩部33aが設けられている。前記保持部色彩部33aは、前記塗布部71に付着した前記塗料73と同一の色彩を呈する前記対応識別子33である。
また、実施形態2に係る塗装用具セット200では、図2に示されるように、前記蓋部55は、前記容器本体53に収容されている前記塗料73の色彩と同一である。つまり、前記蓋部55は、前記容器本体53に収容されている前記塗料73の色彩を呈す前記識別子51である、塗料容器色彩部51aである。
前記保持部色彩部33aは、前記塗布部71に付着した前記塗料73と同一の色彩を示す。また、前記塗料容器色彩部51aは、前記容器本体53に収容されている前記塗料73の色彩を示す。故に、前記保持部色彩部33aは、それに対応する前記塗料容器色彩部51aと同一の色彩である。
<実施形態2に係る発明の効果>
使用者は、前記塗料容器色彩部51a及び前記保持部色彩部33a(以下、あわせて「両色彩部20」という)の色彩が同一であることさえ視認すれば、前記両色彩部20の対応付けを認識することができる。例えば、前記両識別子10が○や☆等のマークである場合、前記両識別子10を対応付けるためには、使用者はその形状を正確に認識する必要がある。しかし、実施形態2に係る発明によれば、使用者は、前記両色彩部20の形状等を正確に認識できなくても、前記両色彩部20の色彩が同一であることさえ視認すれば、前記両色彩部20の対応付けを認識することができる。
(実施形態3)
実施形態3についての説明では、前記実施形態1又は2と同一の構成についての説明は省略し、異なる構成についてのみ説明することとする。
実施形態3に係る塗装用具セット300では、実施形態2における前記保持部色彩部33aが、各前記塗料73によって形成されている。使用者は、各前記塗料73を使用するために前記塗料容器5から取り出す際に、各前記塗料73を用いて、所望の前記保持部31の近くに各前記塗料73を塗布するなどして、前記保持部色彩部33aを形成する。
<実施形態3に係る発明の効果>
使用者は、複数の色彩のうち、使用する色彩を呈する前記保持部色彩部33aのみを形成することができる。そのため、前記保持板3には、使用者が使用しない色彩を呈する前記保持部色彩部33aが形成されない。故に、使用者は、前記保持板3に形成される前記保持部色彩部33aの数を、使用者にとって必要最小限にすることができる。よって、使用者が前記塗布具7の取り間違い又は前記塗布具7に対応する前記保持部31への置き間違いをする可能性をさらに低くすることができる。
(実施形態4)
実施形態4についての説明では、前記実施形態1乃至3のいずれかの形態と同一の構成についての説明は省略し、異なる構成についてのみ説明することとする。
図4は、本発明の実施形態4に係る塗装用具セット400の一部の斜視図である。
図4に示される塗装用具セット400の複数の前記保持部31には、各前記塗布具7の前記塗布部71に付着した前記塗料73の量を調整する、調整部79がそれぞれ設けられている。なお、前記調整部79の形状は、図4に示されるように、板状である。また、前記調整部79は、前記保持板3に空けられた孔である前記保持部31の縁35に設けられている。使用者は、前記塗布部71を前記調整部79に押し当てることで、前記塗布部71に過剰に付着した前記塗料73を前記調整部79に付着させる。そうして使用者は、前記塗布部71に付着した前記塗料73を所望の量に調整することができる。この調整は、塗料を塗布する際に比較的頻繁に行われる作業である。使用者が当該調整を行う場合、前記調整部79は、多量の前記塗料73が付着していない状態であることが望ましい。何故ならば、予め前記調整部79に付着している多量の前記塗料73が、調整中に前記塗布部71に付着する可能性が高いためである。その場合、使用者は、前記塗布部71に付着した前記塗料73の量を、所望の量まで減らすことができない虞がある。しかし、図4に示される塗装用具セット400では、一つの前記保持部31に対し、4つの前記調整部79が設けられている。そのため使用者は、複数の前記調整部79を用いることで、一つの前記調整部79に付着させる前記塗料73の量を分散させることもできる。また、前記塗布部71に付着した前記塗料73の量を調整するにあたっては、例えば、隣り合う前記調整部79の間に前記塗布部71を通過させて前記塗布部71を搾るようにすることができる。
<実施形態4に係る発明の効果>
使用者は、前記調整部79を用いて、上述の如く調整を行うだけで、前記保持部色彩部33aを形成することができる。すなわち、前記調整部79で前記塗布部71に付着した前記塗料73の付着量を調整すると、前記調整部79に前記塗布部71が触れて前記塗料73で前記調整部79が着色されることになる。これにより、前記調整部79が前記塗料73で着色されて、前記保持部色彩部33aとしての使用が可能となる。
(その他の実施形態)
本発明は、以下のような形態で実施することもできる。なお、各実施形態を組み合わせることもできる。
上記実施形態に係る塗装用具セットは、外壁材等の補修工事の際に使用されるものであったが、本発明はこれに限定されない。本発明に係る塗装用具セットは、写生やスケッチ等に用いられるものであってもよい。
上記実施形態では、前記外装容器1が箱型であった。しかしながら、本発明はこれに限定されない。前記外装容器1は、前記塗料容器5及び前記塗布具7を同梱する目的が達成できるものであればよい。例えば、前記外装容器1は、布等、可撓性を有する材料で作られた入れ物であってもよい。
実施形態1では、前記外装容器1に前記装着具9が設けられていたが、本発明における前記外装容器1は、これに限定されない。本発明における前記外装容器1は、前記塗料容器5及び前記塗布具7を同梱することができればよい。そのため、前記外装容器1には、前記装着具9が設けられていなくてもよい。また、前記外装容器1には、前記装着具9の代わりとして、使用者が把持し、携行するための持ち手が設けられていてもよい。なお、実施形態1では、前記装着具9はベルトであったが、前記装着具9は、金具又は使用者の肩にかける紐等であってもよい。
上記実施形態では、前記容器本体53及び前記蓋部55の形状は、共に底面及び側面からなる円柱であったが、前記容器本体53及び前記蓋部55の形状は、これに限定されない。前記塗料容器5は、前記塗料73を保管することができ、かつ前記塗料73を前記塗料容器5の外に出すことができるものであればよい。
実施形態1では、前記識別子51は、前記蓋部55に設けられていた。しかし、前記識別子51の形態はこれに限定されるものでない。前記識別子51は、前記塗料容器5前記蓋部51以外の他の部位に設けられていてもよい。また、前記識別子51の形態は、実施形態1の形態である「○」又は「☆」等のマークに限定されるものでない。前記識別子51は、各前記塗料73の種類を示していることが認識されるものであればよい。そのため、例えば、使用者が視覚によって認識できる「あか」等の文字(アルファベットや数字や記号を含む)や、使用者が触覚によって認識できる点字等であってもよい。
実施形態1における前記保持部31は、箱型の前記外装容器1の前記内側面13に設けられた前記保持板3に孔を設けることで形成されていた。しかし、本発明における前記保持部31は当該形態に限定されるものではなく、他の方法を用いて前記塗布具7を保持するものであってもよい。他の方法とは、例えばマジックテープ(登録商標)によって前記塗布具7を前記保持部31に貼り付けて保持する方法、磁石によって前記塗布具7を前記保持部31に引き付けて保持する方法、又は図5に示すように、前記保持部31に嵌め込み部32を設け、前記嵌め込み部32に前記塗布具7の持ち手である前記柄75を嵌め込んで保持する方法等が挙げられる。前記嵌め込み部32とは、例えば、Ω状に形成された板である。使用者は、前記嵌め込み部32の凹部321に、前記塗布具7の前記柄75を嵌めこむことで、前記塗布具7の位置を前記保持部31内に保つことができる。なお、図5は、本発明のその他の実施形態の一例に係る塗装用具セット500の一部の斜視図であるが、図5に示される前記嵌め込み部32は、前記保持板3と同様に、前記外装容器1の前記内側面13に設けられている。
図2に示されるように、実施形態1における前記対応識別子33は、使用者が前記対応識別子33と前記保持部31との対応付けを認識できる範囲で、各前記保持部31の付近に形成されていればよい。ただし、本発明はこれに限定されない。前記対応識別子33は、図5に示されるように、各前記保持部31そのものに形成されていてもよい。また、前記対応識別子33は、例えば前記塗布具7に形成されていてもよい。前記塗布具7に前記対応識別子33が形成される場合、前記対応識別子33は使用者が認識しやすい箇所に形成されることが望ましい。使用者が認識しやすい箇所は、例えば、前記柄75等である。
実施形態1における前記塗布具7の前記塗布部71は、束ねられた繊維からなるが、これに限定されない。前記塗布部71は、使用者が前記塗料73を付着させることができるものであればよい。前記塗布部71は、例えば、ゴム印のように薄いゴムからなるものであってもよいし、スポンジで形成されたロールであってもよい。また、実施形態1における前記柄75の形状は、細長い円筒状のものであったが、これに限定されない。前記柄75の形状は、使用者が把持することができればよい。
実施形態1における前記両識別子10は、対応手段の一例である。本発明における対応手段は、各前記塗料73と、前記塗料73と共に用いられる各前記塗布具7と、を対応付けるものであればよい。そのため、本発明における前記対応手段は、前記両識別子10に限られるものでない。
実施形態2における前記塗料容器色彩部51aは前記蓋部55であったが、これに限定されない。前記塗料容器色彩部51aは、前記容器本体53に収容されている前記塗料73の色彩を呈する機能を有すればよい。そのため、前記塗料容器色彩部51aのその他の例としては、前記蓋部55に前記塗料容器5に収容された前記塗料73と同一の色彩が付されたシールが付されていることを特徴とするもの又は前記容器本体53が透明であり、収容された前記塗料73の色彩を視認することができるもの等が挙げられる。
実施形態2における前記保持部色彩部33aは、使用者が前記保持部色彩部33aと前記保持部31との対応付けを認識できる範囲で、各前記保持部31の付近に形成されていればよい。ただし、本発明はこれに限定されない。前記保持部色彩部33aは、前記対応識別子33と同様、図5に示されるように、例えば各前記保持部31そのものに形成されていてもよい。また、前記保持部色彩部33aは、前記塗布具7に形成されていてもよい。前記塗布具7に前記保持部色彩部33aが形成される場合、前記保持部色彩部33aは使用者が認識しやすい箇所に形成されることが望ましい。使用者が認識しやすい箇所は、例えば前記柄75等である。
なお、実施形態2における前記保持部色彩部33aには、各前記保持部色彩部33a同士で互いに異なる色彩が、予め付されていてもよい。この場合、使用者は、各前記保持部色彩部33aの色彩と同一の色彩である前記塗料73に対応する前記塗布具7を、各前記保持部31に保持させる。そのため、使用者は、前記塗布具7を保持する場所を工夫するだけで、前記両色彩部20の対応付けを容易に認識できる。
実施形態4における前記調整部79の形状は板状であったが、これに限定されない。前記調整部79は、使用者が、各前記塗布具7の前記塗布部71に付着した前記塗料73の量を調整することができる形態であれば良い。そのため、その形状は特に限定されない。また、実施形態4における前記調整部79は、前記縁35に設けられていたが、前記調整部79は、使用者が、各前記塗布具7の前記塗布部71に付着した前記塗料73の量を調整することができる形態であれば良いため、これに限定されない。なお、実施形態4の前記調整部79は、一つの前記保持部31に対し、4つ設けられていたが、これに限定されない。
1 外装容器
13 内側面
15 底面
3 保持板
31 保持部
32 嵌め込み部
321 凹部
33 対応識別子
33a 保持部色彩部
35 縁
5 塗料容器
51 識別子
51a 塗料容器色彩部
53 容器本体
55 蓋部
7 塗布具
71 塗布部
73 塗料
75 柄
79 調整部
9 装着具

Claims (7)

  1. 複数の種類の塗料と、複数の塗布具と、を備えた塗装用具セットであって、
    各前記塗料と、前記塗料と共に用いられる各前記塗布具と、を対応付ける対応手段が設けられ、
    前記対応手段は、使用時において、対応付け可能にしてなることを特徴とする塗装用具セット。
  2. 前記対応手段は、
    各前記塗料の種類を示す識別子と、
    前記識別子の1つと対応し、前記塗料と共に用いられる前記塗布具を示す対応識別子と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の塗装用具セット。
  3. 前記塗料がそれぞれ収容された複数の塗料容器と、これら塗料容器及び前記塗布具を収容する外装容器と、をさらに備え、
    各前記塗料容器には、それに収容されている前記塗料の種類を示す前記識別子が外部から認識可能に設けられており、
    前記外装容器には、前記塗布具を保持する複数の保持部が設けられており、
    各前記保持部には、前記対応識別子が外部から認識可能に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の塗装用具セット。
  4. 前記塗料は、色彩を呈するものであり、
    前記識別子は、前記塗料容器に収容された各前記塗料の色彩が視認可能である塗料容器色彩部であり、
    前記対応識別子は、当該識別子が設けられた前記塗料容器に収容された前記塗料と同一の色彩を呈する保持部色彩部であることを特徴とする請求項3に記載の塗装用具セット。
  5. 前記保持部色彩部には、各前記保持部色彩部同士で互いに異なる色彩が予め付されていることを特徴とする請求項4に記載の塗装用具セット。
  6. 前記保持部色彩部が、各前記塗料によって形成されることを特徴とする請求項4に記載の塗装用具セット。
  7. 前記塗布具には、各前記塗料を被塗布物に塗布する塗布部が設けられており、
    各前記対応識別子には、前記塗布部に付着した各前記塗料の量を調整する調整部が設けられていることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の塗装用具セット。
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