JP2019023928A - 生産支援システムおよび生産支援方法 - Google Patents

生産支援システムおよび生産支援方法 Download PDF

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雅哉 高木
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Masaru Ogawa
勝 小川
経太郎 角谷
Keitaro Sumiya
経太郎 角谷
寺田 慎治
Shinji Terada
慎治 寺田
裕次郎 高橋
Yujiro Takahashi
裕次郎 高橋
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好明 河野
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Abstract

【課題】生産過程において型番が割り付けられる場合であっても、適切な生産管理を行うことができる生産支援システムおよび生産支援方法を提供することである。【解決手段】実施形態に係る生産支援システムは、型番が割り付けられる工程より前の工程にある仕掛品に予測型番を割り付ける生産支援システムである。生産支援システムは、前記型番が割り付けられる工程より前の工程にある前記型番が割り付けられていない仕掛品の情報と、所定の型番を有する製品の所要数を型番別に演算する所要情報演算部から提供された優先順位が付与された前記型番の所要と、製品の生産工程にある型番が割り付けられていない各仕掛品がどのような型番になるかを予測する型番割り付け条件情報と、に基づいて、前記仕掛品毎に割り付け可能な型番候補をすべて求めて、前記型番が割り付けられていない仕掛品に対する予測型番を、前記求められた割り付け可能な型番の候補の中から優先順位の最も高い型番を抽出して一意に演算する予測型番演算部を備えている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、生産支援システムおよび生産支援方法に関する。
多品種生産を行う場合には、品種や、顧客等の識別を目的とした、製品の型式の識別標識である「型番」が割り付けられる。
一般的には、生産工程の最上流工程(例えば、部品の投入工程など)において対象物に所望の型番を割り付け、型番別にあらかじめ定められた複数の工程(例えば、組立工程や検査工程など)を経て、型番別に製品を完成し、これを出荷する。
ところが、製品の種類によっては、生産の当初から型番を割り付けることができない場合がある。例えば、製品の品質の等級に応じて異なる品種となったり、販売できる顧客が限定されるといった場合には、検査工程などの結果により異なる型番が割り付けられることになる。
この様な場合には、生産工程の最上流工程から型番が割り付けられる工程までの間にある仕掛品(生産過程の未完成品)が最終的にどの型番になるのかが分からない。そのため、型番別に製品の数を把握することが困難となる。
その結果、多品種生産で重要とされる進捗管理、着工制御、及び投入制御などの生産管理が困難となる。
特開2013−33450号公報
本発明が解決しようとする課題は、生産過程において型番が割り付けられる場合であっても、適切な生産管理を行うことができる生産支援システムおよび生産支援方法を提供することである。
実施形態に係る生産支援システムは、型番が割り付けられる工程より前の工程にある仕掛品に予測型番を割り付ける生産支援システムである。
生産支援システムは、前記型番が割り付けられる工程より前の工程にある前記型番が割り付けられていない仕掛品の情報と、所定の型番を有する製品の所要数を型番別に演算する所要情報演算部から提供された優先順位が付与された前記型番の所要と、製品の生産工程にある型番が割り付けられていない各仕掛品がどのような型番になるかを予測する型番割り付け条件情報と、に基づいて、前記仕掛品毎に割り付け可能な型番候補をすべて求めて、前記型番が割り付けられていない仕掛品に対する予測型番を、前記求められた割り付け可能な型番の候補の中から優先順位の最も高い型番を抽出して一意に演算する予測型番演算部を備えている。
本実施の形態に係る生産支援システム1と、製品の生産工程100との関係を例示するためのブロック図である。 本実施の形態に係る生産支援システム1を例示するためのブロック図である。
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本実施の形態に係る生産支援システム1と、製品の生産工程100との関係を例示するためのブロック図である。
図1に示すように、製品の生産工程100には、第1の組立工程101、第2の組立工程102、第1の検査工程103、第2の検査工程104、第3の検査工程105、型番割り付け工程106、第4の検査工程107、梱包工程108、第5の検査工程109が設けられている。
また、それぞれの工程に設けられた装置に制御情報を提供したり、それぞれの工程に設けられた装置から所望の情報を取得したりする制御部110が設けられている。
第1の組立工程101は、例えば、機械部品の組み付け工程などとすることができる。
第1の組立工程101は、例えば、機械部品のネジ止め、機械部品の接着、機械部品の溶接、機械部品のカシメ、機械部品の嵌め合わせなどを行う工程とすることができる。
第2の組立工程102は、例えば、電気部品の組み付け工程などとすることができる。 第2の組立工程102は、例えば、モータやセンサなどの組み付け、配線や半導体素子などの半田付けなどを行う工程とすることができる。
なお、第1の組立工程101および第2の組立工程102の内容は例示をしたものに限定されるわけではなく、生産される製品に応じて適宜変更することができる。
また、組立工程の数にも特に限定はなく、生産される製品に応じて適宜変更することができる。
第1の検査工程103は、例えば、機械的な検査を行う工程などとすることができる。
第1の検査工程103は、例えば、製品の剛性、製品の寸法、製品の色、製品の機械的な動作、音量、熱量、光量、風量などの検査を行う工程とすることができる。
第2の検査工程104は、例えば、電気的な検査を行う工程などとすることができる。
第2の検査工程104は、例えば、周波数特性、耐圧、絶縁性などの検査を行う工程とすることができる。
第3の検査工程105は、例えば、外観検査を行う工程などとすることができる。
第1の検査工程103、第2の検査工程104、および第3の検査工程105の内容は例示をしたものに限定されるわけではなく、生産される製品に応じて適宜変更することができる。
また、検査工程の数にも特に限定はなく、生産される製品に応じて適宜変更することができる。
型番割り付け工程106は、例えば、第1の検査工程103、第2の検査工程104、および第3の検査工程105の検査結果に基づいて型番を割り付ける工程とすることができる。
例えば、製品の種類によっては、一級品、二級品などのように製品の品質の等級に応じて異なる型番が割り付けられる場合がある。
型番割り付け工程106においては、検査結果と、予め定められた規格などに基づいて型番の割り付けを行う。
なお、型番割り付け工程106においては、第1の組立工程101、および第2の組立工程102における部品情報を加味してもよい。
第4の検査工程107は、例えば、最終的な検査を行う工程などとすることができる。
第4の検査工程107は、例えば、予め定められた製品仕様などに基づいて、型番別に製品の品質や数などの検査を行う工程などとすることができる。
この場合、第4の検査工程107において、全品検査を行ってもよいし、抜き取り検査を行ってもよい。
梱包工程108は、例えば、製品を梱包する工程などとすることができる。
第5の検査工程109は、例えば、品質管理のために抜き取り検査を行う工程などとすることができる。
制御部110は、それぞれの工程に設けられた装置から所望の情報を取得する。
取得された情報は、生産支援システム1に提供され、例えば、生産情報格納部11に格納される。
取得される情報は、例えば、後述する仕掛品のロケーション情報、検査結果、型番割り付け条件情報などである。
また、制御部110は、後述する予測型番演算部13により演算された予測型番、完成予測演算部14により演算された仕掛品の完成時期の予測、解析部15による解析結果などを用いて、製品の生産工程100に投入する部品や材料などを決定したり、検査工程における検査条件を変更したり外したりする。
なお、製品の生産工程100は、例示をしたものに限定されるわけではない。
製品の生産工程100は、例えば、製品の生産過程において型番が割り付けられる工程を有するものであればよい。
製品の生産工程100は、例えば、少なくとも検査工程と型番割り付け工程とを有するものであればよい。
また、組立工程、検査工程、および梱包工程において用いられる装置には、既知の装置を用いることができるので詳細な説明は省略する。
次に、本実施の形態に係る生産支援システム1について例示をする。
図2は、本実施の形態に係る生産支援システム1を例示するためのブロック図である。
図2に示すように、生産支援システム1には、生産情報格納部11、所要情報演算部12、予測型番演算部13が設けられている。
生産情報格納部11は、製品の生産計画に関する情報、製品の生産工程100にある仕掛品の情報、型番割り付け条件情報、所要情報演算部12に提供する優先順位が付与された残り所要数の情報、予測型番演算部13から提供された予測型番の情報などを格納する。
生産計画に関する情報は、例えば、製品の型番別の生産予定数、完成数(在庫数)、日時(例えば、完成予定日や納品日など)などを含むものとすることができる。
仕掛品の情報は、型番決定に影響を及ぼす情報、仕掛品のロケーション情報などである。
型番決定に影響を及ぼす情報は、製品の品種、製品の部品や材料、検査内容、検査結果などである。
仕掛品のロケーション情報は、例えば、情報の取得時点における工程、前工程を終了した時刻などである。
型番割り付け条件情報は、例えば、予め製品仕様として定義された型番と、型番決定に影響を及ぼす情報との関係を示すものとすることができる。
予め製品仕様として定義された型番と、型番決定に影響を及ぼす情報との関係は、例えば、部品や材料と、検査内容と、その際の検査結果と、特定の型番との関係を示すものとすることができる。
生産情報格納部11に格納されている情報は、所要情報演算部12や予測型番演算部13に提供される。
所要情報演算部12は、所定の型番を有する製品の残り所要数(不足数)を演算する。
所要情報演算部12は、例えば、生産情報格納部11に格納されている情報から、製品の型番別の生産予定数、完成数、完成予定日などを抽出する。
また、所要情報演算部12は、例えば、制御部110から提供された情報に基づいて、型番が割り付けられた仕掛品の数を抽出する。
型番が割り付けられた仕掛品は、例えば、前述した型番割り付け工程106、第4の検査工程107、梱包工程108にある製品である。
所定の型番を有する製品の残り所要数は、製品の型番別の生産予定数から、完成数および型番が割り付けられた仕掛品の数を差し引くことで求めることができる。
所定の型番を有する製品の残り所要数は、型番別に求める。
この際、完成予定日や納品日などがより近い型番を優先して、所定の型番を有する製品の残り所要数を求めるようにすることができる。
また、完成予定日や納品日などが同じである場合には、例えば、残り所要数が少ない型番を優先して、所定の型番を有する製品の残り所要数を求めるようにすることができる。
また、優先順位が特にない場合には、型番の名称順(例えば、アルファベットの順など)などにより、所定の型番を有する製品の残り所要数を求めるようにすることができる。
また、生産計画が複数ある場合には、古い生産計画を優先して、所定の型番を有する製品の残り所要数を求めるようにすることができる。
求められた残り所要数は、生産情報格納部11に格納したり、予測型番演算部13に提供したりすることができる。
予測型番演算部13は、型番が割り付けられていない仕掛品毎に予測型番を演算する。
型番が割り付けられていない仕掛品は、例えば、前述した第1の組立工程101から第3の検査工程105にある生産途中の未完成品や、型番が割り付けられる前の製品などである。
まず、予測型番演算部13は、例えば、生産情報格納部11に格納されている情報から、仕掛品の情報、型番割り付け条件情報を抽出する。
次に、予測型番演算部13は、例えば、型番が割り付けられていない仕掛品の情報と、型番割り付け条件情報とに基づいて、型番が割り付けられていない仕掛品の型番を予測する。
すなわち、過去の実績情報である型番割り付け条件情報を用いて、現在、製品の生産工程100にある型番が割り付けられていない各仕掛品がどのような型番になるのかをそれぞれ予測する。
この際、まず、仕掛品毎に割り付けられる型番の候補をすべて求める。
なお、割り付けられる型番の候補が型番割り付け条件情報に含まれていない場合には、後述する予測型番の候補がない旨を情報として求める。
次に、予測型番演算部13は、割り付けられる型番の候補の中から、予測型番を求める。
予測型番は、型番割り付け工程106に近い工程にある仕掛品から順に求める。
この場合、例えば、所要情報演算部12から提供された優先順位が付与された残り所要数の情報に基づいて、割り付けられる型番の候補の中から、優先順位の最も高い型番を抽出し、抽出された型番を予測型番とすることができる。
例えば、割り付けられる型番の候補の中に、完成予定日や納品日などがより近い型番があれば、その残り所要数を限度としてその型番を予測型番とすることができる。
また、割り付けられる型番の候補の中に、特に優先されるべき型番がない場合には、その旨を情報として求めたり、所定のルール(例えば、アルファベット順など)に従って予測型番を求めたりすることができる。
すなわち、予測型番演算部13は、生産過程において型番が割り付けられていない仕掛品の情報と、予め求められた型番の所要と、型番割り付け条件情報と、に基づいて、型番が割り付けられていない仕掛品に対する予測型番を演算する。
求められた予測型番は、例えば、生産情報格納部11に格納したり、制御部110に提供したりすることができる。
また、生産の進捗に合わせて、所要情報演算部12および予測型番演算部13における演算が逐次行われる。すなわち、生産の進捗に合わせて、所定の型番を有する製品の残り所要数や予測型番が逐次変化する。
また、予測型番演算部13は、仕掛品毎に型番の候補を求める前に、以下の検査結果推定処理を実施することもできる。検査結果推定処理を実施すれば、予測精度を高めることができる。
例えば、型番決定工程より前にある検査工程103〜105における検査が未実施の仕掛品について、検査結果の過去実績情報を使って、検査結果を決めてしまう。検査結果を決めてしまえば、型番決定の制約が増えることになり、型番の候補を少なくすることができる。型番の候補を少なくすることができれば、予測精度を高めることができる。
このようにすれば、特に、検査結果(例えば、一級品、二級品など)のばらつきが大きかったり、検査結果が型番決定に大きく起因するような製品または生産の場合であったりした場合に、予測精度を大きく向上させることができる。
具体的には、例えば、以下の様にすることができる。
まず、生産情報格納部11に、事前に検査結果の過去実績情報を格納する。
検査結果の過去実績情報は、例えば、各部品、当該検査工程の前までの検査内容、各部品と検査内容の組に対する一級品、二級品等の検査結果が発生する確率(直近数日〜数週間の移動平均をとるといったやり方がある)などとすることができる。
次に、予測型番演算部13は、型番の候補を求める前に、検査結果推定処理を実施する。
当該検査工程に仕掛かっている仕掛品については、検査結果の情報がない。そのため、当該検査工程に仕掛かっている仕掛品に対して、生産情報格納部11に格納されている検査結果の過去実績情報(すなわち、検査結果の発生確率)に基づいて、検査結果を割り付けてしまう。
例えば、検査工程103に、同一部品、且つ同一検査内容の仕掛品が200個あったとする。一方、検査工程103における当該部品と、当該検査内容の組である仕掛品において、過去2週間の一級品の発生確率が30%、二級品の発生確率が70%だったとする。
このとき、仕掛品200個のうち、最初の60個の検査結果を一級品とし、次の140個の検査結果を二級品とする。そして、この情報を仕掛品情報として、生産情報格納部11に登録する。
なお、検査結果を割り付ける順序は、所要と仕掛品を割り付ける順序と同じでもよいし、違うやり方(例えば、アルファベット順など)でもよい。
本実施の形態に係る生産支援システム1によれば、型番が割り付けられていない仕掛品毎に予測型番を割り付けることができる。
そして、例えば、予測型番に基づいて、型番別、および工程別の仕掛品数を求め、生産計画との比較をすることで、型番別、および工程別の過不足数を求めることができる。
求められた過不足数に基づいて、製品の生産工程100に投入する部品や材料などを決定することができる。
すなわち、適切な着工制御、部品などの投入制御、過剰投入の抑制、仕掛在庫の削減を行うことができる。
また、欠品リスクが低減することで、特定の型番の製品を生産するために、部品などを投入し直すと言ったロスが低減するため、結果として全体の生産リードタイムを短縮することができる。
また、型番割り付け工程106より下流工程の仕掛品は割り付けられた型番、上流工程の仕掛品は予測型番を用いることができるので、型番別、および工程別の進捗管理の精度を向上させることができる。
そのため、生産過程において型番が割り付けられる場合であっても、適切な生産管理を行うことができる。
また、図2に示すように、生産支援システム1には、完成予測演算部14をさらに設けることができる。
完成予測演算部14は、製品の生産工程100にある仕掛品の完成時期を予測する。
まず、完成予測演算部14は、製品の生産工程100にある仕掛品が、所定の型番を有する製品となり、所定の日数で完成する確率(到達確率)を求める。
型番によって不良率や完成までのリードタイムが異なる場合がある。そのため、型番によって到着確率が異なる値となる場合がある。
そこで、型番別に到着確率を求めるようにしている。
到達確率は、過去の実績データから求めることができる。
到達確率Pikは、例えば、以下の式により求めることができる。
Figure 2019023928

ここで、Xijは、j日に工程iにある所定の型番を有する仕掛品の数である。
ijkは、j日に工程iにあった所定の型番を有する仕掛品のうち、k日後にその型番を有する製品として完成したものの数である。
次に、完成予測演算部14は、所定の期日後に完成するであろう所定の型番を有する製品の数(予測完成数)を演算する。
完成予測演算部14は、例えば、j日に工程iにある所定の型番を有する仕掛品のうち、k日後に完成するであろう製品の数(予測完成数)を求める。
この場合、予測する基点時刻断面における工程別、および型番別の仕掛品数に対し、到着確率Pikを掛けることで、予測完成数を演算するようにすることができる。
予測完成数は、例えば、以下の式により求めることができる。
Figure 2019023928

ここで、Wは、j日に工程iにあった所定の型番を有する仕掛品の数である。
すなわち、完成予測演算部14は、生産過程にある仕掛品が、所定の型番を有する製品となり、所定の日数で完成する確率を求め、求められた確率と生産過程にある仕掛品の数との積により予測完成数を演算する。
この場合、予測完成数は、型番別、または期間別に集計することができる。
なお、予測完成数を求める際には、前述した型番割り付け工程106より下流の工程にある仕掛品に対しては割り付けられた型番を用い、型番割り付け工程106より上流の工程にある仕掛品に対しては予測型番を用いることができる。
完成予測演算部14を設けるようにすれば、予測完成数に基づいてさらに適切な生産管理を行うことができる。
この場合、仕掛品の検査情報などを加味した精度の高い予測完成数を次回の生産計画に反映させることできる。その結果として、工場の納期回答の遵守率を高めることができ、営業活動における販売機会のロスの低減につなげることができる。
また、図2に示すように、生産支援システム1には、解析部15をさらに設けることができる。
前述したように、取得された検査結果などが、型番割り付け条件情報の中にない場合には、予測型番を求めることができない。
解析部15は、予測型番が求められなかった仕掛品を対象に、予測型番が求められなかった原因を解析する。
例えば、解析部15は、型番割り付け工程106の上流側の工程であって、型番割り付け工程106により近い工程から順に、その工程における型番決定に影響を及ぼす情報から1つずつ条件を外していく。
検査工程においては、例えば、検査結果や、検査条件などを1つずつ外していく。
組立工程においては、例えば、製品の部品や材料などの条件を1つずつ外していく。
この場合、その工程における工程フローの流れとは逆向きに条件を1つずつ外していく。
例えば、まず、工程フローの最後にある条件を外し、最後に工程フローの最初にある条件を外すようにする。
条件を外せば、割り付けられる型番の候補の数が増えることになる。
そのため、条件を外すことで、予測型番が求められるようになった場合には、その際に外した条件が原因であるとすることができる。
すなわち、解析部15は、予測型番が求められなかった仕掛品を対象に、生産過程において型番を割り付ける工程により近い工程から順に、型番決定に影響を及ぼす情報から1つずつ条件を外す。
そして、条件を外すことで、予測型番が求められるようになった場合には、解析部15は、その際に外した条件を予測型番が求められなかった原因として特定する。
この様にして特定された条件は、生産計画に反映させることができる。
例えば、次に生産を行う際に、特定された条件を変更したり、外したりすることができる。
以上に説明したように、本実施の形態に係る生産支援方法は、生産過程において型番を割り付ける製品の生産を支援する生産支援方法である。
そして、本実施の形態に係る生産支援方法は、生産過程において型番が割り付けられていない仕掛品の情報と、予め求められた型番の所要と、型番割り付け条件情報と、に基づいて、型番が割り付けられていない仕掛品に対する予測型番を求める工程を備えている。
また、本実施の形態に係る生産支援方法は、生産過程にある仕掛品が所定の型番を有する製品となり、所定の日数で完成する確率を求め、求められた確率と生産過程にある仕掛品の数との積により予測完成数を求める工程をさらに備えることができる。
また、本実施の形態に係る生産支援方法は、予測型番が求められなかった仕掛品を対象に、生産過程において型番を割り付ける工程により近い工程から順に、型番決定に影響を及ぼす情報から1つずつ条件を外し、予測型番が求められるようになった場合には、その際に外した条件を予測型番が求められなかった原因として特定する工程をさらに備えることができる。
以上に説明したように、本実施の形態に係る生産支援システムおよび生産支援方法によれば、生産過程で型番が割り付けられるような状況における、適切な進捗管理、適切な着工制御、および適切な投入制御を実現することができる。
これら生産管理の適正化は、過剰投入の抑制、仕掛在庫の削減、およびリードタイムの短縮と連動している。
そのため、キャッシュフローの改善や販売機会の最大化といった経営上の課題も解決することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1 生産支援システム、11 生産情報格納部、12 所要情報演算部、13 予測型番演算部、14 完成予測演算部、15 解析部、100 製品の生産工程、101 第1の組立工程、102 第2の組立工程、103 第1の検査工程、104 第2の検査工程、105 第3の検査工程、106 型番割り付け工程、107 第4の検査工程、108 梱包工程、109 第5の検査工程、110 制御部
実施形態に係る生産支援システムは、型番が割り付けられる工程より前の工程にある仕掛品に予測型番を割り付ける生産支援システムである。
生産支援システムは、前記型番が割り付けられる工程より前の工程にある前記型番が割り付けられていない仕掛品の情報と、所定の型番を有する製品の所要数を型番別に演算する所要情報演算部から提供された優先順位が付与された前記型番の所要と、過去の実績情報を用いて製品の生産工程にある型番が割り付けられていない各仕掛品がどのような型番になるかを予測する型番割り付け条件情報と、に基づいて、前記仕掛品毎に割り付け可能な型番候補をすべて求めて、前記型番が割り付けられていない仕掛品に対する予測型番を、前記求められた割り付け可能な型番の候補の中から優先順位の最も高い型番を抽出して一意に演算する予測型番演算部を備えている。

Claims (6)

  1. 型番が割り付けられる工程より前の工程にある仕掛品に予測型番を割り付ける生産支援システムであって、
    前記型番が割り付けられる工程より前の工程にある前記型番が割り付けられていない仕掛品の情報と、所定の型番を有する製品の所要数を型番別に演算する所要情報演算部から提供された優先順位が付与された前記型番の所要と、製品の生産工程にある型番が割り付けられていない各仕掛品がどのような型番になるかを予測する型番割り付け条件情報と、に基づいて、前記仕掛品毎に割り付け可能な型番候補をすべて求めて、前記型番が割り付けられていない仕掛品に対する予測型番を、前記求められた割り付け可能な型番の候補の中から優先順位の最も高い型番を抽出して一意に演算する予測型番演算部を備えた生産支援システム。
  2. 前記仕掛品が、所定の型番を有する製品となり、所定の日数で完成する確率を求め、求められた前記確率と前記仕掛品の数との積により予測完成数を演算する完成予測演算部をさらに備えた請求項1記載の生産支援システム。
  3. 前記予測型番が求められなかった仕掛品を対象に、前記型番を割り付ける工程により近い工程から順に、型番決定に影響を及ぼす情報から1つずつ条件を外し、前記予測型番が求められるようになった場合には、その際に外した前記条件を前記予測型番が求められなかった原因として特定する解析部をさらに備えた請求項1または2に記載の生産支援システム。
  4. 型番が割り付けられる工程より前の工程にある仕掛品に予測型番を割り付ける生産支援方法であって、
    前記型番が割り付けられる工程より前の工程にある前記型番が割り付けられていない仕掛品の情報と、所定の型番を有する製品の所要数を型番別に演算する所要情報演算部から提供された優先順位が付与された前記型番の所要と、製品の生産工程にある型番が割り付けられていない各仕掛品がどのような型番になるかを予測する型番割り付け条件情報と、に基づいて、前記仕掛品毎に割り付け可能な型番候補をすべて演算し、前記型番が割り付けられていない仕掛品に対する予測型番を、前記演算された割り付け可能な型番の候補の中から優先順位の最も高い型番を抽出して一意に演算する工程を備えた生産支援方法。
  5. 前記仕掛品が、所定の型番を有する製品となり、所定の日数で完成する確率演算し、前記演算された前記確率と前記仕掛品の数との積により予測完成数を演算する工程をさらに備えた請求項4記載の生産支援方法。
  6. 前記予測型番が演算されなかった仕掛品を対象に、前記型番を割り付ける工程により近い工程から順に、型番決定に影響を及ぼす情報から1つずつ条件を外し、前記予測型番が演算されるようになった場合には、その際に外した前記条件を前記予測型番が演算されなかった原因として特定する工程をさらに備えた請求項4または5に記載の生産支援方法。
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