JP2019023829A - 情報提供システム、プログラム、及びサーバ - Google Patents

情報提供システム、プログラム、及びサーバ Download PDF

Info

Publication number
JP2019023829A
JP2019023829A JP2017143104A JP2017143104A JP2019023829A JP 2019023829 A JP2019023829 A JP 2019023829A JP 2017143104 A JP2017143104 A JP 2017143104A JP 2017143104 A JP2017143104 A JP 2017143104A JP 2019023829 A JP2019023829 A JP 2019023829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
customer
information
dish
dishes
list
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017143104A
Other languages
English (en)
Inventor
敏亘 駒澤
Toshinobu Komazawa
敏亘 駒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Moss Co Ltd
Original Assignee
Moss Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Moss Co Ltd filed Critical Moss Co Ltd
Priority to JP2017143104A priority Critical patent/JP2019023829A/ja
Publication of JP2019023829A publication Critical patent/JP2019023829A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)

Abstract

【課題】食事に関する制限を含む顧客ごとの顧客情報に適合する料理を速やかに選択できる情報提供システムを提供する。
【解決手段】料理情報記憶部140は、店舗E、Fごとの提供可能な複数の料理に関してそれぞれ素材情報を含む料理情報が記憶されている。顧客情報記憶部130は、顧客A、B、Cごとの食事に関する制限を含む顧客情報が記憶されている。通信部160は、店舗Eを指定するように顧客Cの顧客端末500に入力された指定情報を、ネットワーク200を通じて受信する。制御部110は、通信部160により受信した指定情報に基づいて、料理情報記憶部140に記憶された料理の中から顧客情報記憶部130に記憶された顧客情報に適合する料理を選択する。通信部160は、制御部110により選択された料理のリストを作成して顧客端末500にネットワーク200を通じて送信する。
【選択図】図1

Description

顧客ごとに異なる食事に関する制限や嗜好に適合した料理を選択可能な情報提供システム、プログラム、及びサーバに関する。
都市部には多数の飲食店の店舗が存在し、それぞれの店舗が多数種類の料理を提供している。このため、都市部においては料理の選択肢が膨大であって、その中から顧客ごとの食事に関する制限や嗜好に適合した料理を正しく選択することは容易ではない。
顧客が料理を選択する際の条件として、アレルギー反応を生じる食材の制限とか、宗教上の禁忌に該当する食材の制限とか、採食主義を守るための食材制限とかが存在する。これらの食材の制限は、食事するごとに厳格に守られる必要がある一方、顧客がこれらの食材の使用の有無を店舗で食べる前に詳しく確認することは困難である。このような需要に応えて、特許文献1〜3のシステムが提案されている。また、ネットワークを通じて顧客の食材の制限に該当しない料理を提供できる店舗を検索し、検索結果として店舗の複数の選択肢を顧客端末に表示させるウエブサイトが運営されている。
特許文献1には、顧客毎にカスタマイズされた料理を顧客が店舗に注文するシステムが示される。ここでは、店舗が個別の料理メニューや料理の素材情報や調理法情報を事業者のサーバに予め登録している。顧客は、事業者のウエブサイトに表示された登録情報を参考にして料理のカスタマイズを行い、当該ウエブサイトを通じてカスタマイズされた料理を店舗に注文する。しかし、このシステムは、店舗が提供する料理の内容を顧客の注文に応じて店舗が個別に変更/修正するものである。このため、料理を選択できる範囲はその店舗で提供可能な料理に限られている。したがって、顧客は、カスタマイズされたメニューを見て店舗を比較することが容易ではない。
これに対して、特許文献2には、顧客毎にカスタマイズされた料理のリストを店舗が顧客に提供するシステムが示される。ここでは、顧客が個人のアレルギー情報や食材の摂取許容量を含む顧客情報を店舗のサーバに予め登録している。店舗は、サーバに登録された顧客情報を参考にして好ましくない料理の選択肢を除くカスタマイズを行い、残った料理の選択肢を店舗の端末画面に表示して料理の注文を受け付けている。しかし、このシステムでも、料理を選択できる範囲はその店舗で提供可能な料理に限られている。したがって、顧客は、カスタマイズされたメニューを見て店舗を比較することができない。
特許文献3には、顧客毎にカスタマイズされた店舗のリストを事業者が顧客に提供するシステムが示される。ここでは、顧客が食事に関する制限を事業者のサーバに予め登録しておく一方、店舗が顧客の食事に関する制限に応じて提供可能な料理の代表例を事業者のサーバに予め登録している。事業者は、ウエブサイトを通じて、顧客の指定する地域において顧客の食事に関する制限に該当しない料理を提供可能な店舗のリストを作成して顧客端末に送信している。
特開2001−306666号公報 特開2005−018181号公報 特開2016−180718号公報
特許文献3のシステムは、店舗を探し出す段階では有効であるが、当該店舗へ来て実際に料理を選択する段階ではあまり役に立たない。店舗が提供可能な料理を評価して評価結果に基づいて料理を選択する作業は顧客に委ねられているので、店舗が提供可能な料理が多数ある場合、その中から適正な料理を選択することは容易でなく、選択の失敗も多くなる。
本発明は、顧客の食事に関する制限や嗜好に適合した料理を、複数の店舗により提供可能な幅広い選択肢の中から速やかに間違い少なく選択可能な情報提供システムを提供することを目的としている。
本発明の情報提供システムは、店舗ごとの提供可能な複数の料理に関してそれぞれ素材情報を含む料理情報が記憶された料理情報記憶部と、顧客ごとの食事に関する制限と嗜好とを含む顧客情報が記憶された顧客情報記憶部と、店舗を指定するように顧客の顧客端末に入力された指定情報を、ネットワークを通じて受信する店舗指定受信部と、前記店舗指定受信部により受信した指定情報に基づいて、前記料理情報記憶部に記憶された料理の中から前記顧客情報記憶部に記憶された顧客情報に適合する料理を選択する料理選択部と、前記料理選択部により選択された料理のリストを作成して前記顧客端末にネットワークを通じて送信する送信部と、を有するものである。
本発明の情報提供システムは、店舗ごとの提供可能な複数の料理に関してそれぞれ素材情報を含む料理情報が記憶された料理情報記憶部と、顧客ごとの食事に関する制限と嗜好とを含む顧客情報が記憶された顧客情報記憶部と、地域を指定するように顧客の顧客端末に入力された指定情報を、ネットワークを通じて受信する地域指定受信部と、前記地域指定受信部により受信した指定情報に基づいて、前記料理情報記憶部に記憶された当該地域の店舗の料理の中から前記顧客情報記憶部に記憶された顧客情報に適合する料理を選択する料理選択部と、前記料理選択部により選択された料理のリストを作成して前記顧客端末にネットワークを通じて送信する送信部と、を有するものである。
本発明によれば、顧客の食事に関する制限と嗜好に適合した料理を、複数の店舗により提供可能な幅広い選択肢の中から速やかに間違い少なく選択可能な情報提供システムを提供することができる。
実施例1の情報提供システムの全体の構成の説明図である。 顧客端末の構成を説明するためのブロック図である。 顧客端末の画面表示の説明図である。(a)は認証画面、(b)は店舗の指定画面、(c)は顧客情報登録画面、(d)は料理のリスト画面である。 店舗端末の画面表示の説明図である。(a)は料理情報登録画面、(b)は店舗情報登録画面である。 顧客端末における実施例1の制御のフローチャートである。 クラウドサーバにおける実施例1の制御のフローチャートである。 顧客端末における実施例2の制御のフローチャートである。 クラウドサーバにおける実施例2の制御のフローチャートである。
以下に、本発明の情報提供システムのいくつかの実施の形態を、添付した図面を参照して詳細に説明する。
(情報提供サービス)
従来、飲食店の店舗で飲食するとき、来店した顧客は、予め店舗が用意した書面のメニューを見て料理の注文を行うことが一般的である。飲食店が用意している書面のメニューは、顧客が個別に有する食事に関する制限(アレルギー体質、疾患、塩分制限、ダイエット、宗教、嗜好、その日の気分等)については考慮されていない。このため、食事に関する制限に該当して摂取できない食材や嗜好等に関する確認と注意は、顧客が店舗へ来店した都度行う必要がある。
すなわち、店舗は、顧客の食事に関する制限に対応するための合理的な手段を持たないため、顧客が個々に有する食事に関する制限に対して、十分な対応ができなかい。また、顧客は、自身の食事に関する制限を店舗に対して合理的に伝える手段が無いため、本来レジャーとしての側面をもつ外食において、大きなストレスを感じて、十分に食事を楽しめない場合がある。
そこで、実施例1では、このような店舗と顧客との間の情報疎通の課題を解決するため、予め双方が情報提供システムに登録した情報を、ネットワークを通じて照合し、店舗が提供可能な料理の詳細な情報から、顧客が個々に有する食事に関する制限に対応した料理のリストを顧客ごとにカスタマイズして作成する。顧客の食事に関する制限に合致しない料理が除かれ、顧客の嗜好が考慮された料理のリストを顧客ひとりひとりのために作成する。店舗は、顧客ごとにカスタマイズされたメニューを、顧客端末又は店舗端末に表示して料理の注文を受けることが可能である。
これにより、顧客は、食事に関する制限に関する不安を解消される。飲食店は、顧客ひとりひとりの食事に関する制限の違いを取り入れたきめ細かい料理提供サービスが可能となる。言語の通じない顧客や宗教の異なる顧客であっても、店舗は、顧客に対して、顧客の食事に関する制限に合致しない料理を提供してしまうリスクを回避できる。
(情報提供システム)
図1は実施例1の情報提供システムの全体の構成の説明図である。図1に示すように、実施例1の情報提供システム100は、クラウドサーバ100Aと、顧客A、B、Cが所有する顧客端末300、400、500と、店舗E、Fが所有する店舗端末600、700と、がネットワーク200を通じて接続された通信システムである。ここでは、例として3名の顧客A、B、Cと2軒の店舗E、Fのみが示されている。しかし、実際には、数千人の顧客が顧客情報記憶部130に顧客情報を登録し、数千軒の店舗が料理情報記憶部140にそれぞれ数十品の料理情報を登録している。これにより、1人の顧客Cは、数千軒の店舗が提供可能な数十万品の料理の中から個別の顧客情報に基づいて選択された料理のリストを受け取ることができる。
顧客A、B、Cは、個人的な食事に関する制限の内容と嗜好とがそれぞれ異なる。顧客A、B、Cは、ネットワーク200を通じてクラウドサーバ100Aにアクセスすることで、自分の現在位置の周辺の複数の店舗が提供する、自分の食事に関する制限と嗜好とに適合する料理の写真画像が並べられた料理のリスト、言い換えればカスタマイズされたメニューを取得できる。
顧客A、B、Cは、料理の写真画像に付記された文字情報や写真画像にリンクされた地図画像を見て、料理のリストに挙げられた料理を提供する店舗を選択することができる。あるいは、選択した料理を提供する店舗に絞り込んで、同様にカスタマイズされたメニューを取得できる。
(クラウドサーバ)
図1に示すように、クラウドサーバ100Aは、料理の情報提供サービスを提供するサーバの機能を有する。ここでは、料理の情報提供サービスを提供する事業者とは異なる大手のクラウドサービス事業者が提供するサーバ装置を用いている。しかし、クラウドサーバ100Aの構成の一部又は全部を、料理の情報提供サービスを提供する事業者が所有するサーバ装置に置き換えてもよい。
クラウドサーバ100Aは、制御部110、プログラムデータ記憶部120、顧客情報記憶部130、料理情報記憶部140、リストデータ記憶部150、及び通信部160を備える。クラウドサーバ100Aは、通信部160を介してネットワーク200に接続している。ネットワーク200は、インターネット、携帯電話網、社内RAN等の種々のネットワークを含む。
制御部110は、プログラムデータ記憶部120に記録されたプログラム及びデータをRAM111に保持して、CPU112が必要な処理と演算とを実行することにより、顧客A、B、Cに対する料理の情報提供サービスを実行する。プログラムデータ記憶部120は、制御部110が料理の情報提供サービスの処理を行うためのプログラムとプログラムの実行に必要なデータとが格納されている。
顧客情報記憶部130は、顧客A、B、Cごとの食事に関する制限を含む顧客情報が記憶されている。顧客情報記憶部130は、顧客A、B、Cが登録した顧客A、B、Cを特定するためのID情報と、顧客A、B、Cがそれぞれ有する食事に関する制限に関する情報と、顧客A、B、Cがそれぞれ有する食材及び料理の嗜好に関する情報と、が格納されている。
食事に関する制限に関する情報は、アレルギー体質の有無、疾患の種類、塩分の摂取制限の有無、砂糖の摂取制限の有無、ダイエットの有無、宗教上の制約、採食主義等である。食材及び料理の嗜好に関する情報は、甘いものが好きか否か、タイ料理が好きか否か、肉、魚、野菜が好きか否か、料理方法として煮物、揚げ物、焼き物が好きか否か、好きな食材、嫌いな食材、嫌いな食材の許容度等である。
料理情報記憶部140は、店舗E、Fごとの提供可能な複数の料理に関してそれぞれ素材情報を含む料理情報が記憶されている。料理情報記憶部140は、情報提供システム100において料理情報記憶部として使用される。
料理情報記憶部140は、店舗E、Fが登録した店舗E、Fにおいて提供可能な数十品の料理の中からそれぞれの料理を特定する特定情報と、個別の料理おける食材、調理法、宗教上の対応、菜食主義への対応、総カロリー、嗜好への対応等の料理情報と、が格納されている。店舗E、Fにおける提供可能な料理に対応させて、それぞれ料理を特定する情報と当該料理の料理情報とが記憶されている。料理情報は、嗜好に関する料理の複数の評価項目に対するそれぞれの評価値を含み、顧客ごとに異ならせた評価基準で評価項目ごとの評価を求めて総合評価することにより、総合評価が上位の料理のリストを作成可能な情報である。
リストデータ記憶部150は、顧客A、B、Cの食事に関する制限と嗜好とに合致させて、顧客ごとに制御部110が過去に作成して顧客端末300、400、500に送信した料理のリストが格納されている。制御部110は、特定した顧客端末500の顧客Cの顧客情報に基づいて料理情報記憶部140を検索して、店舗E、Fが提供可能な料理の中で顧客Cの顧客情報に適合する料理を抽出する。
制御部110は、抽出した料理のリストを、ネットワーク200を通じて顧客端末500に送信する。料理のリストは、顧客Cの顧客端末500の画面に表示される。料理のリストは、料理の写真、料理の説明、店舗の名称及び位置情報を含む。
(顧客端末)
図2は顧客端末の構成を説明するためのブロック図である。図3は顧客端末の画面表示の説明図である。図3中、(a)は認証画面、(b)は店舗の指定画面、(c)は顧客情報登録画面、(d)は料理のリスト画面である。
図1に示すように、顧客Aの顧客端末300は、無線通信インターネットサービスに接続されたタブレットパソコン等、携帯型のパソコンである。顧客Bの顧客端末400は、有線通信インターネットサービスに接続されたデスクトップ型のパソコンである。顧客Cの顧客端末500は、携帯電話網に接続されたスマートフォンと呼ばれる携帯電話端末である。
顧客A、B、Cは、事前に顧客端末300、400、500からクラウドサーバ100Aにアクセスして、クラウドサーバ100Aから情報提供サービスを受けるためのアプリケーションプログラムをそれぞれの顧客端末300、400、500にダウンロードして、インストールしている。
図2を参照して、顧客Cが所有する顧客端末500の構成例を説明する。図2に示すように、顧客端末500は、マイコン素子の制御部501により、各部が統括的に制御される。制御部501には、通信部502、メモリ部503、顧客情報記憶部504、表示制御部505、操作入力インターフェース部506、現在位置検出部507、カメラ508、及び画像認識部509が接続されている。
通信部502は、ネットワーク200を介してクラウドサーバ100Aと通信を行う。メモリ部503は、RAMで形成され、アプリケーションプログラムを記憶する。メモリ部503は、制御部501が処理する各種データ、クラウドサーバ100Aから送られてくる入力画面のデータ、地図データ、料理のリスト等を一時的に記憶保持する。入力画面のデータ、地図データ、料理のリスト等は、表示制御部505により表示部511に表示される画像の生成に用いられる。
顧客情報記憶部504は、顧客Cが顧客端末500の表示部511を通じてクラウドサーバ100の顧客情報記憶部130に登録した顧客情報が格納されている。顧客情報には、ID、パスワード等の認証情報に加えて、顧客Cの国籍、使用言語、男女の区別、顧客Cの食事に関する制限の内容、アレルギー反応物質、食材及び料理に関する嗜好等の個人情報が含まれる。
表示制御部505には、液晶ディスプレイからなる表示部511が接続されている。操作入力インターフェース部506は、表示部511の画面に重ねて設けられた操作入力部512が接続されている。操作入力部512は、表示部511に表示されたソフトウエアボタンに対する操作者のタッチを検知するタッチパネルである。操作入力インターフェース部506は、操作入力部512に対する操作入力を制御部501に伝達する。制御部501は、操作入力部512への操作入力に応じた各種処理を実行する。
現在位置検出部507は、GPS(Global Positioning System)の人工衛星や携帯電話の基地局からの電波信号を受信して、顧客端末500の現在位置のデータ(緯度、経度、高さ)を演算する。現在位置検出部507は、顧客端末500に付設されたジャイロや地磁気センサの検出信号を用いて、顧客端末500の現在位置の検出を補助する。現在位置検出部507は、演算した現在位置データを制御部501に転送する。制御部501は、通信部502により、顧客端末500の現在位置データを、携帯電話網の基地局経由でクラウドサーバ100Aに送信する。
カメラ508は、撮像レンズ、撮像素子、カメラ信号処理回路などを備えている。カメラ508は、被写体を撮影し、撮影画像をデジタル信号の画像データとして、図示を省略したバッファメモリに取り込む。画像認識部509は、カメラ508により取得した画像データを画像認識する。
なお、表示制御部505、画像認識部509は、制御部501がアプリケーションプログラムを実行することにより実現されるソフトウェア機能部としても構成することができる。
(顧客端末の操作)
顧客Cは、表示部511の表示画面を操作してクラウドサーバ100Aから所望の店舗のカスタマイズされたメニューを取得する。表示部511の表示画面には、図3の(a)に示す認証画面、(b)に示す店舗の指定画面、(c)に示す顧客情報登録画面、(d)に示す料理のリスト画面が表示される。
認証画面521では、顧客Cが予め登録したID及びパスワードをそれぞれ文字枠531、532に記入し、表示部511に表示されたソフトウエアボタンの認証ボタン533にタッチすることにより顧客Cの認証が完了する。認証が完了すると図3の(b)に示す店舗の指定画面522が表示部511に表示される。
店舗の指定画面522では、顧客Cが文字枠541〜544の左の▼ボタンをタッチするとプルダウン形式で文字枠541〜544へ記入する項目の選択肢が表示される。文字枠541〜543は、文字枠544へ表示される選択肢を絞り込むために使用される。顧客Cが文字枠541にて鉄道路線を選択すると、選択した鉄道路線の店舗名が文字枠544のプルダウン領域に一覧表示される。顧客Cが文字枠542にて駅名を選択すると、選択した駅周辺の店舗名が文字枠544のプルダウン領域に一覧表示される。顧客Cが文字枠543にて分野を選択すると、選択した分野の料理を提供する店舗名が文字枠544のプルダウン領域に一覧表示される。
顧客Cが文字枠544のプルダウン領域に一覧表示された店舗名の中から1つを選択して決定ボタン546にタッチすると、クラウドサーバ100Aによって料理のリストが作成される店舗が選択される。顧客Cが別の選択方法ボタン545にタッチすると、店舗を選択する方法が、表示部511に地図を表示して地図上で店舗を選択する方法に変更される。顧客Cが顧客情報・変更/登録ボタン547にタッチすると、顧客Cが顧客情報の変更又は新規登録を望んでいると判断されて、図3の(c)に示す顧客情報登録画面523が表示部511に表示される。
顧客情報登録画面523は、10ページ余りの多数の設定項目及び質問で構成され、別の項目ボタン557にタッチすることによりページ送りして、所望のページにアクセス可能である。顧客情報登録画面523では、顧客Cが文字枠551〜556の左の▼ボタンをタッチすると、プルダウン形式で文字枠551〜556へ記入する項目の選択肢が表示される。文字枠551のプルダウン領域には、アレルギー食材の選択肢が一覧表示される。文字枠552のプルダウン領域には、料理の総カロリーの選択肢が一覧表示される。同様に文字枠553〜556のプルダウン領域には、好ましい調理方法、好ましい味付け、嫌いな食材、嫌いな調理方法の選択肢が一覧表示される。
顧客Cは、文字枠551〜556で個人の食事に関する制限や食材及び料理の嗜好に沿った新規又は変更の選択を行った後に、決定ボタン558にタッチすることにより、選択した内容が顧客端末500の顧客情報記憶部504に記録される。また、同じ内容がクラウドサーバ100Aに送信されて顧客情報記憶部130に顧客情報として登録される。このため、クラウドサーバ100Aは、修正又は新規に追加登録された新しい顧客情報に基づいて、顧客Cの食事に関する制限や嗜好に適合した料理をより適正に選択することができる。
顧客Cが店舗の指定画面522で店舗名を指定して決定ボタン546にタッチすると、クラウドサーバ100Aが料理の検索を開始する。クラウドサーバ100Aは、検索の終了後、検索された料理のリストを作成して顧客端末500へ送信してくる。制御部501は、図3の(d)に示すように、受信した料理のリスト画面524を表示部511に表示させる。
図3の(c)に示すように、顧客情報記憶部130に記憶させた顧客情報は、1つの料理に対する複数の評価項目に関する顧客ごとに異ならせることが可能な評価基準を含んでいる。制御部110は、料理情報記憶部140に記憶された料理を、これらの評価項目ごとにカスタマイズされた評価基準により評価して、複数の評価項目における総合評価が上位となった料理を20位まで選択する。制御部110は、選択された料理を総合評価が高い順番に並べて料理のリストを作成する。
表示部511には、顧客Cの顧客情報に対する適合度が1位から6位までの料理を並べた料理のリスト画面524に表示されている。1位と2位の料理には大きな写真が使用され、詳細な料理情報の文書が添えられている。画面の大きさの制約から3位〜6位の料理は小さな写真が使用され、限られた料理情報のコメントが添えられている。
顧客Cは、別の料理表示ボタン561をタッチすることにより、7位と8位の料理を加えて1位と2位の料理を削除した料理のリストを、表示部511に表示させることが可能である。顧客Cは、別の料理表示ボタン561をタッチすることにより、1位から20位までの料理の大きな写真を見て、詳細な料理情報を読むことができる。
顧客Cは、料理のリスト画面524に表示された料理が不適切と判断した場合には、顧客情報変更ボタン562をタッチして、図3の(c)に示す顧客情報登録画面523へ戻ることができる。ここで、顧客情報登録画面523を操作してアンケートの回答を修正又は新規追加することで、修正した顧客情報に基づいて料理のリストを取得し直すことができる。
(店舗端末の操作)
図4は店舗端末の画面表示の説明図である。図4中、(a)は料理情報登録画面、(b)は店舗情報登録画面である。店舗Eの担当者は、図4の(a)に示す料理情報登録画面623を通じて料理情報を情報提供システム100に登録する。店舗Eの担当者は、図4の(b)に示す店舗情報登録画面624を通じて店舗情報を情報提供システム100に登録する。
表示部611の料理情報登録画面623は、1品の料理ごとに、数ページにわたる多数の設定項目及び質問で構成され、別の項目ボタン665にタッチすることによりページ送りして、所望のページにアクセス可能である。料理情報登録画面623において店舗Eの担当者が文字枠651〜657の左の▼ボタンをタッチすると、プルダウン形式で文字枠551〜556へ記入する項目の選択肢が表示される。また、文字枠658〜661には、キーボードを操作して料理に使用する食材を文字入力する。記入又は選択肢の選択後、登録ボタン666をクリックすることにより、記入内容及び選択内容がクラウドサーバ100Aに送信されて、情報提供システム100に登録される。
文字枠658〜661では、料理に使用するすべての食材を記入させる方式としたが、アレルギー反応を生じる惧れのある食材、宗教上の制約がある食材、好き嫌いの激しい食材、セールスポイントととなる食材に対する個別の文字枠を表示して、プルダウン形式で表示させた選択肢の中からそれぞれの食材を選択させてもよい。
表示部611の店舗情報登録画面624は、店舗Eの担当者が店舗Eの名称、所在地、ウエブサイトのURL、電話番号、宗教上の食材、調理法に関する免許の取得状況等を登録することができる。別の項目ボタン685をクリックして店舗情報登録画面624をページ送りし、登録ボタン686をクリックしてページごとの記入内容を情報提供システム100に登録する。
(顧客端末における制御)
図5は顧客端末における実施例1の制御のフローチャートである。図1に示すように、顧客Cは、顧客端末500でアプリケーションプログラムを立ち上げ、アプリケーション画面を通じて本人の認証を行い、店舗Eを指定するように指定情報を入力する。
図2に示すように、制御部501は、顧客端末500の表示部511に表示した画面を通じてクラウドサーバ100Aを操作して、顧客Cの顧客情報に適合する料理のリストをクラウドサーバ100Aから取得する。顧客端末500の制御部501は、クラウドサーバ100Aから取得した料理のリストを顧客端末500の表示部511に表示する。
図5に示すように、制御部501は、ユーザの操作に応答してアプリケーションプログラムを起動する(S11)。制御部501は、表示制御部505により、図3の(a)に示す認証画面521を表示部511に表示して顧客の認証操作を受け付ける(S12)。制御部501は、操作入力部512を通じたユーザの認証操作がされることを、操作入力インターフェース部506を通じて検知する。
制御部501は、顧客Cが認証画面521を通じて顧客Cの認証操作を正しく行うと(S13のYES)、通信部502によりネットワーク200を通じてクラウドサーバ100Aに顧客Cの認証情報を送信する(S14)。制御部501は、クラウドサーバ100Aから店舗の指定を要求する指定要求信号を受信すると(S15のYES)、図3の(b)に示す店舗の指定画面522を表示部511に表示して、店舗の指定(S21)又は顧客情報の更新/新規登録(S18)を受け付ける。
制御部501は、店舗の指定画面522に表示された顧客情報・変更/新規登録ボタンを顧客Cがタッチすると(S17のYES)、図3の(c)に示す顧客情報登録画面523を表示部511に表示させて、顧客Cによる顧客情報の変更又は新規登録を受け付ける(S18)。制御部501は、顧客情報登録画面523を通じて顧客Cが顧客情報を変更入力又は新規入力すると(S18)、顧客情報記憶部504に記憶された顧客情報を変更又は新規入力された内容で上書きする。また、その同じ内容を通信部502によりネットワーク200を通じてクラウドサーバ100Aに送信する(S19)。顧客情報を顧客情報記憶部504に記憶させる理由はオフラインでもアプリケーションを開いて顧客情報を登録可能とするためである。
制御部501は、顧客Cが図3の(b)に示す店舗の指定画面522上で店舗を選択すると(S20のYES)、店舗の指定を受け付ける(S21)。制御部501は、続いて、通信部502によりネットワーク200を通じてクラウドサーバ100Aに指定情報(店舗名)を送信し(S22)、顧客Cにカスタマイズされた料理のリストを請求する命令を送信する(S23)。
クラウドサーバ100Aは、店舗の指定情報に基づいて料理情報記憶部140を検索し、料理情報記憶部140に格納された指定情報の店舗が提供可能な料理の中から顧客Cの食事上の制限や好みに適合した料理を抽出する。クラウドサーバ100Aは、抽出した料理を適合度の高い順に並べたリストを作成して、ネットワーク200を通じて顧客端末500に送信してくる。
制御部501は、クラウドサーバ100Aから料理のリストを受信すると(S24のYES)、表示制御部505により表示部511に料理のリストを表示させる(S25)。当該料理のリストは、顧客Cの食事上の制限や好みに適合するようにカスタマイズされた顧客C専用のメニューになっている。料理のリストを受信してから所定時間(5分間)が経過すると(S26のYES)、制御部501は、顧客Cが顧客情報を修正して料理の検索をやり直すことはないと判断して制御を終了する。所定時間(5分間)が経過する前に(S26のNO)顧客情報変更ボタン562を顧客Cがタッチすると(S17のYES)、顧客情報を修正して(S19)、クラウドサーバ100Aに料理のリストの作成をやり直しさせる(S23)。
なお、指定画面522で沿線、駅名、分野が選択されると(S20)、選択内容が通信部502によりネットワーク200を通じてクラウドサーバ100Aに送信される。これに応答して、クラウドサーバ100Aは、料理情報記憶部140を沿線、駅名、分野で検索して絞り込んだ店舗の名称を顧客端末500へ送信してくる(S20)。制御部501は、このようにして絞り込まれた店舗の名称を文字枠544においてプルダウン表示させている(S20)。そして、実施例1では、店舗名を絞り込む段階では、顧客Cの食事に関する制限や嗜好は考慮していないので、文字枠544においてプルダウン表示される店舗の中には、顧客Cの食事に関する制限や嗜好に適合する料理を提供できない店舗も含まれている(S20)。
(クラウドサーバにおける制御)
図6はクラウドサーバにおける実施例1の制御のフローチャートである。図1に示すように、クラウドサーバ100Aは、本人の認証を得て顧客情報記憶部130に記憶された顧客Cの登録情報を読み込み、顧客Cの食事に関する制限と嗜好とを特定する。その後、店舗指定受信部の一例である通信部160は、顧客Cの顧客端末500に入力された店舗Eの指定情報を、ネットワーク200を通じて受信する。制御部110は、店舗Eの指定情報を得て料理情報記憶部140に記憶された店舗Eが提供可能な料理を読み込み、店舗Eが登録した数十品の料理の中から顧客Cの食事に関する制限と嗜好に適合する複数の料理を抽出する。制御部110は、料理の複数の選択肢の写真画像をリスト形式に掲載したカスタマイズ・メニューを作成して通信部160により顧客端末500へ送信する。
図1を参照して図6に示すように、クラウドサーバ100Aの制御部110は、顧客端末500でアプリケーションが起動されると、顧客端末500との通信を開始し、顧客端末500へ顧客Cの認証開始の指令を送信する(S31)。制御部110は、顧客端末500において顧客Cが正しく認証されて認証情報を受信すると(S32のYES)、認証情報に基づいて顧客情報記憶部130を検索して顧客Cの登録情報を取得する(S33)。
制御部110は、顧客端末500において顧客Cが登録情報を修正又は新規登録して修正又は新規登録された顧客情報を受信すると(S34のYES)、顧客情報記憶部130に記憶された顧客Cの登録情報を上書きして変更する(S35)。制御部110は、顧客端末500において顧客Cが店舗の指定を入力して、顧客端末500が店舗の指定情報を送信すると、店舗の指定情報を受信する(S36のYES)。制御部110は、指定情報に基づいて料理情報記憶部140を検索して指定情報の店舗が提供可能なすべての料理の登録情報を取得する(S37)。
制御部110は、指定情報の店舗の登録された料理を登録された顧客情報に基づいて総合評価する(S38〜S48)。制御部110は、料理が顧客の摂取禁止に該当する食材を含む場合(S39のYES)、評価点を0点にして(S48)、それ以上の評価を中止する(S46)。摂取禁止とは、顧客Cが登録した過度のアレルギー反応物質、宗教上の禁止、自主的な禁止に該当することである。
制御部110は、料理が顧客の摂取禁止に該当する食材を含まない場合(S39のNO)、顧客Cの顧客情報に基づいて料理の主たる食材に対する評価点P1を計算する(S40)。制御部110は、顧客Cの顧客情報に基づいて、料理のカテゴリに対する評価点P2を計算する(S41)。
制御部110は、顧客Cの顧客情報に基づいて、料理の総熱量に対する評価点P3を計算する(S42)。制御部110は、顧客Cの顧客情報に基づいて、料理の量に対する評価点P4を計算する(S43)。制御部110は、顧客Cの顧客情報に基づいて、その他の項目に対する評価点P5を計算する(S44)。制御部110は、評価点P1〜P6を合計して料理の総合評価PMを計算する(S45)。
PM=P1+P2+P3+P4+P5+P6
制御部110は、指定情報の店舗の未評価の料理が有る場合(S46のYES)、評価対象の料理を変更して(S47)、料理の総合評価を継続する(S38〜S48)。制御部110は、指定情報の店舗の未評価の料理が無くなると(S46のNO)、総合評価が上位の料理のリストを作成する(S49)。
制御部110は、このようにして顧客Cにカスタマイズされた料理のリストを顧客端末500に送信する(S50)。制御部110は、顧客端末500の料理のリスト画面524において顧客Cが顧客情報変更を入力すると(S51のYES)、顧客情報の受信を待機する(S34)。
制御部110は、顧客情報を受信すると(S34のYES)、顧客情報を変更して(S35)、料理の評価をやり直す(S36〜S48)。制御部110は、顧客端末500の料理のリスト画面524において顧客Cが顧客情報変更を入力することなく(S51のNO)、所定時間が経過すると(S52のYES)、処理を終了して顧客端末500との通信を停止する。
(顧客情報)
図1に示すように、クラウドサーバ100Aは、顧客端末300、400、500にアンケートを表示して顧客A、B、Cの顧客情報を取得する。例えば、顧客Cに対するアンケートでは、スマートフォンの顧客端末500において顧客情報の登録を受け付ける。図3の(c)に示すように、顧客端末500に表示した顧客情報登録画面523に質問を表示し、質問下に文字枠551〜556を表示させる。顧客Cは、文字枠551〜556において順番にプルダウン表示を行い、表示された選択肢の中から1つを選択して文字枠551〜556を順番に埋めていく。
顧客Cが顧客端末Cの顧客情報登録画面523を通じて登録する顧客情報としては、以下のような項目がある。それぞれの項目に対して、括弧内に示すように、単純なYES、NOではなく、YESとNOの中間の程度を含めて登録することにより、料理のリストのカスタマイズ精度を高めている。
優先度S アレルギー食材(少量でも禁止、少量なら許容、なし)
優先度S 宗教上禁忌とされた食材(少量でも禁忌、少量なら許容、なし)
優先度A 個別の食材に対する嗜好(好き、どちらかと言えば好き、どちらかと言えば嫌い、嫌い、即時拒絶)
優先度A 好きな味(甘い、塩辛い、酸い、苦い、辛い、味噌味、醤油味、塩味)
優先度A 苦手な味(甘い、塩辛い、酸い、苦い、辛い、味噌味、醤油味、塩味)
優先度B 個別の料理に対する嗜好(好き、どちらかと言えば好き、どちらかと言えば嫌い、嫌い、即時拒絶)
優先度C 個人情報(性別、年齢、職業、1日の摂取カロリー)
優先度C 時事情報(季節、天気、休日か否か、家族同伴、友人同伴、接待)
優先度C 今日の気分(さっぱり、がっつり)
顧客端末Cの顧客情報登録画面523を通じてアレルギー食材を選択させている。卵アレルギー、小麦アレルギー、米アレルギー、蕎麦アレルギー、牛乳アレルギー、大豆アレルギー、ピーナッツアレルギー、アルコールアレルギー、牡蠣アレルギー、甲殻類アレルギー、チョコレートアレルギー等を顧客端末Cの顧客情報登録画面523に表示し、顧客Cがその中から選択して(複数項目の選択可)顧客端末Cに入力している。あるいは、顧客端末Cの顧客情報登録画面523にフリーテキストを入力可能な文字枠を表示して、アレルギー食材や摂取制限されている食材の具体名をテキスト入力させる。
特許文献3に示されるように、菜食主義者の種類として、ビーガン、ダイエタリービーガン、菜食主義者、オボ・ラクト・菜食主義者、ラクト・菜食主義者、ストリクト・菜食主義者、セミ・菜食主義者、ペスクタリアン、フルータリアンの区別を選択させてもよい。菜食主義者の食材の制限として、肉、魚、卵、乳製品、動物製品、蜂蜜、特定野菜を具体的に選択させてもよい。菜食主義者の種類によって制限される食材が異なるからである。
また、顧客端末Cの顧客情報登録画面523を通じて次のような個人情報を登録することも可能である。年齢、性別、職業、観光客か否か、出身地、家族構成、趣味、1か月当たりの外食費、これらの情報は、作成した料理のリストが顧客に不愉快な思いをさせないためのカスタマイズデータとして利用される。
これらの他、カスタマイズされた料理のリストを作成するための顧客情報を取得する際の質問の例を以下に列挙する。
1.食材を制限される宗教上の禁忌がありますか?
2.好きな食材を出来る限り教えてください。苦手な食材をできる限り教えてください。
3.好きな味付けを出来る限り教えてください。嫌いな味付けをできる限り教えてください。
4.好きな料理のジャンルや料理名をできる限り教えてください。苦手な料理のジャンルや料理名をできる限り教えてください。
5.アルコールはどれくらいの頻度で、1回当たりどれくらい飲めますか?
(料理情報)
図1に示すように、店舗E、Fは、タブレットパソコン、デスクトップパソコン等の店舗端末600、700を通じて、提供可能な数十品の料理をそれぞれ登録している。店舗E、Fの担当者は、店舗端末600、700の顧客情報登録画面523を通じてクラウドサーバ100Aに記憶された提供可能な料理の料理情報を新規登録又は追加登録し、既存の料理情報を随時編集、訂正、更新することができる。材料の入手困難等の突発的な理由で一時的に提供できなくなった日は、制御部110による検索対象から一時的に退避させる登録を行うことも可能である。登録する料理情報としては、以下のような項目がある。それぞれの項目に対して、括弧内に示すように、単純なYES、NOではなく、YESとNOの中間の程度を含めて登録させることにより、料理のリストのカスタマイズ精度を高めている。
(料理の料理情報)
優先度S 店舗が宗教上の免許資格を取得しているか否か(YES、免許は取得していないが宗教上の制限は厳守、気にしていない)
優先度S 料理の主食材(牛肉、豚肉、青魚、イカ等)
優先度S 料理の副食材(牛骨スープ、豚骨スープ、魚介スープ、付け合わせ食材等)
優先度A 料理の名称(寿司、カレー、ロールキャベツ、ステーキ等)
優先度A 味付け(甘い、塩辛い、酸い、苦い、辛い、味噌味、醤油味、塩味等)
優先度B 料理カテゴリ(和食、中華料理、イタリア料理、タイ料理、インド料理等)
優先度C 店舗からのお勧め度合(大、中、小等)
優先度C 量(3人分、2人分、多い、少ない等)
優先度C 総熱量(1000カロリー以上、800〜999カロリー、600〜799カロリー、400〜599カロリー、400カロリー未満等)
優先度C 価格(3000円以上、2000〜2999円、1000〜1999円、500〜999円、500円未満等)
(ソフトドリンクの料理情報)
優先度S 使用原料(牛乳、チョコレート、メロン、炭酸等)
優先度A 味付け(甘い、塩辛い、酸い、苦い、辛い等)
優先度A ソフトドリンクの名称(烏龍茶、コーヒー、牛乳、オレンジジュース、スムージー等)
優先度B 店舗からのお勧め度合(大、中、小等)
優先度C 総熱量(200カロリー以上、200カロリー未満等)
優先度C 価格(1000円以上、500〜999円、500円未満、無料等)
(アルコールドリンクの料理情報)
優先度S 使用原料(米、麦、ぶどう、メロン、蜂蜜、牛乳等)
優先度A 味付け(甘い、塩辛い、酸い、苦い、辛い等)
優先度A アルコール含有率(20%以上、10%〜19%、5〜9%、5%未満等)
優先度B アルコールドリンクの名称(ビール、日本酒、ウィスキー、ワイン等)
優先度C アルコールドリンクのカテゴリ(熱燗、カクテル、原酒、水割り等)
優先度C 店舗からのお勧め度合(大、中、小等)
優先度C 総熱量(200カロリー以上、200カロリー未満等)
優先度C 価格(1000円以上、500〜999円、500円未満、無料等)
(実施例1の効果)
実施例1では、料理選択部の一例である制御部110は、通信部160によりネットワークを通じて受信した指定情報に基づいて、料理情報記憶部140に記憶された料理の中から顧客情報記憶部130に記憶された顧客情報に適合する料理を選択する。そして、送信部の一例である制御部110及び通信部160は、制御部110により選択された料理のリストを作成して顧客端末500にネットワーク200を通じて送信する。このため、指定情報を変更して、情報提供サービスに繋がった多数の店舗の中から2〜3の店舗の料理のリストを比較して店舗を選ぶことができる。選択した店舗に関しては、顧客Cにとって問題となる食材を使った料理の削除を行ったうえで、顧客Cの嗜好に適当する料理を、適合度が高い順番に表示して、料理のリストを作成する。顧客Cは、自分に適合しない料理を排除して適合度の高い順番にカスタマイズされた料理のリストを取得できる。このようにして作成された料理のリストを使用することで、顧客Cは、短時間で失敗少なく料理を選択することができる。
実施例1では、顧客情報記憶部130に記憶された顧客情報は、1つの料理に対する複数の評価項目に関して顧客ごとに異ならせることが可能な嗜好の評価基準を含む。そして、制御部110は、料理情報記憶部140に記憶された料理を評価項目ごとに顧客ごとの評価基準により評価して、嗜好の複数の評価項目における総合評価が上位となった料理を選択する。このため、料理のリストは、その場では思いつかないような種々の観点で顧客Cの食事に関する制限や嗜好をバランス良く反映させたものとなる。
実施例1では、制御部110及び通信部160は、制御部110により選択された料理を、嗜好度の総合評価が高い順番に並べて料理のリストを作成する。このため、表示部511の面積が小さいスマートフォン等の顧客端末500であっても、料理を選択するために必要な情報を効率的に表示することができる。
実施例1では、制御部110及び通信部160は、制御部110により選択された料理の画像を並べて料理のリストを作成する。このため、言語の問題等で文字情報を理解できない顧客でも、間違い少なく料理を選択することができる。
実施例1では、料理情報記憶部140は、複数の店舗E、Fにおける店舗ごとの提供可能な複数の料理に対応させて、それぞれ料理を特定する情報と当該料理の料理情報とが記憶され、料理情報は、料理の嗜好に関する複数の評価項目におけるそれぞれの評価値を含む。コンピュータの一例である制御部110は、料理情報記憶部140に記憶された料理を特定する情報と当該料理の料理情報とに基づいて、顧客A、B、Cごとに異ならせた評価基準で評価項目ごとの評価を求めて総合評価することにより総合評価が上位の料理のリストを作成可能である。このため、クラウドサーバ100Aを使用して情報提供システム100を比較的安価に構成できる。
(指定地域の料理)
実施例1では、図6に示すように、情報提供システム100は、顧客が店舗名で指定した店舗(S36)で提供される数十品の料理の範囲(S37)でカスタマイズされた料理のリストを作成した(S49)。これに対して、実施例2では、図8に示すように、顧客が指定した料理を提供する店舗で提供される数十品の料理の範囲でカスタマイズされた料理のリストを作成する。すなわち、料理のリストを作成する店舗の選択場面で、地域のカスタマイズされた料理のリストを作成して店舗を選択させている。
実施例2におけるこれ以外の処理は実施例1と同一であるため、図7、図8においてそれぞれ図5、図6のステップに対応するステップに関しては同一符号を付して、重複する説明を省略する。
(顧客端末における制御)
図7は顧客端末における実施例2の制御のフローチャートである。図7は図5のフローチャートの制御に追加された制御を示している。
図2を参照して図5に示すように、顧客Cが認証画面521を通じて顧客Cの認証操作を正しく行うと(S13のYES)、通信部502によりネットワーク200を通じてクラウドサーバ100Aに顧客Cの認証情報を送信する(S14)。
制御部501は、クラウドサーバ100Aから店舗の指定を要求する指定要求信号を受信すると(S15のYES)、図7に示すように、図3の(b)に示す店舗の指定画面522を表示部511に表示して、指定地域の指定(S62)又は顧客情報の更新/新規登録(S18)を受け付ける。
制御部501は、店舗の指定画面522に表示された顧客情報・変更/新規登録ボタンを顧客Cがタッチすると(S17のYES)、図3の(c)に示す顧客情報登録画面523を表示部511に表示させて、顧客Cによる顧客情報の変更又は新規登録を受け付ける(S18)。
制御部501は、顧客情報登録画面523を通じて顧客Cが顧客情報を変更入力又は新規入力すると(S18)、顧客情報記憶部504に記憶された顧客情報を変更又は新規入力された内容で上書きする。また、その同じ内容を通信部502によりネットワーク200を通じてクラウドサーバ100Aに送信する(S19)。
制御部501は、顧客Cが図3の(b)に示す店舗の指定画面522上で沿線を1つ選択すると(S61のYES)、沿線による指定地域を受け付ける(S62)。この場合、選択された沿線のすべての駅をそれぞれ中心とする駅の数だけの地域が料理を個別に評価して料理のリストを作成する範囲となる。
制御部501は、顧客Cが図3の(b)に示す店舗の指定画面522上で駅名を1つ選択すると(S61のYES)、駅名による指定地域を受け付ける(S62)。この場合、選択された駅を中心とする地域が料理を個別に評価して料理のリストを作成する範囲となる。
制御部501は、通信部502によりネットワーク200を通じてクラウドサーバ100Aに指定地域の指定情報(沿線/駅名)を送信し(S63)、顧客Cにカスタマイズされた料理のリストを請求する命令を送信する(S64)。
クラウドサーバ100Aは、指定情報(沿線/駅名)に基づいて料理情報記憶部140を検索し、料理情報記憶部140に格納された指定地域に存在するすべての店舗が提供可能な料理の中から顧客Cの食事上の制限や好みに適合した料理を抽出する。クラウドサーバ100Aは、抽出した料理を適合度の高い順に並べたリストを作成して、ネットワーク200を通じて顧客端末500に送信してくる。
制御部501は、クラウドサーバ100Aから料理のリストを受信すると(S65のYES)、表示制御部505により、図3の(d)に示すように表示部511に料理のリストを表示させる(S66)。当該料理のリストは、顧客Cの食事上の制限や好みに適合するようにカスタマイズされた顧客C専用のメニューになっている。
制御部501は、顧客Cが図3の(d)に示す料理のリスト画面524を操作して料理のリストの中から料理を1つ選択すると(S67のYES)、リスト上の料理の指定を受け付ける(S68)。制御部501は、料理のリストの付帯情報である店舗の指定情報を参照して、選択された料理を提供する店舗の指定情報をクラウドサーバ100Aに送信し(S68)、料理のリストの請求を送信する(S23)。ここからは実施例1と同一の制御に戻る。クラウドサーバ100Aは、指定情報に基づいて料理情報記憶部140を検索し、料理情報記憶部140に格納された指定情報の店舗が提供可能な料理の中から顧客Cの食事上の制限や好みに適合した料理を抽出する。クラウドサーバ100Aは、抽出した料理を適合度の高い順に並べたリストを作成して、ネットワーク200を通じて顧客端末500に送信してくる。
図5に示すように、制御部501は、クラウドサーバ100Aから料理のリストを受信すると(S24のYES)、表示制御部505により表示部511に料理のリストを表示させる(S25)。当該料理のリストは、顧客Cの食事上の制限や好みに適合するようにカスタマイズされた顧客C専用のメニューになっている。
(クラウドサーバにおける制御)
図8はクラウドサーバにおける実施例2の制御のフローチャートである。図8は図6のフローチャートの制御に追加された制御を示している。
実施例2では、指定地域の指定情報(沿線/駅名)で料理を抽出する範囲が、選択された沿線のすべての駅をそれぞれ中心とする駅の数だけの地域、又は選択された駅を中心とする地域に拡大される。しかし、個別の料理を複数の評価項目で評価して総合評価を作成する手順は実施例1と同一である。また、料理の選択を通じて店舗が選択された後は、実施例1と同様に、選択された店舗が提供可能な数十品の料理の中から顧客Cにカスタマイズされた料理のリストが作成される。
図6に示すように、制御部110は、顧客端末500において顧客Cが正しく認証されて認証情報を受信すると(S32のYES)、認証情報に基づいて顧客情報記憶部130を検索して顧客Cの登録情報を取得する(S33)。
図8に示すように、制御部110は、顧客端末500において顧客Cが登録情報を修正又は新規登録して修正又は新規登録された顧客情報を受信すると(S34のYES)、顧客情報記憶部130に記憶された顧客Cの登録情報を上書きして変更する(S35)。
制御部110は、顧客端末500において顧客Cが沿線/駅名のいずれかを入力して、顧客端末500が指定地域の指定情報を送信すると、指定地域の指定情報を受信する(S71のYES)。制御部110は、指定情報に基づいて料理情報記憶部140を検索して指定地域に存在するすべての店舗が提供可能なすべての料理の登録情報を取得する(S72)。
制御部110は、指定情報の店舗の登録された料理を登録された顧客情報に基づいて総合評価する(S73〜S83)。制御部110は、料理が顧客の摂取禁止に該当する食材を含む場合(S74のYES)、評価点を0点にして(S83)、それ以上の評価を中止する(S81)。制御部110は、料理が顧客の摂取禁止に該当する食材を含まない場合(S74のNO)、顧客Cの顧客情報に基づいて料理の主たる食材に対する評価点P1を計算する(S75)。
制御部110は、顧客Cの顧客情報に基づいて、料理のカテゴリに対する評価点P2を計算する(S76)。制御部110は、顧客Cの顧客情報に基づいて、料理の総熱量に対する評価点P3を計算する(S77)。制御部110は、顧客Cの顧客情報に基づいて、料理の量に対する評価点P4を計算する(S78)。制御部110は、顧客Cの顧客情報に基づいて、その他の項目に対する評価点P5を計算する(S79)。制御部110は、評価点P1〜P6を合計して料理の総合評価PMを計算する(S80)。
制御部110は、指定情報の店舗の未評価の料理が有る場合(S81のYES)、評価対象の料理を変更して(S82)、料理の総合評価を継続する(S73〜S83)。制御部110は、指定情報の店舗の未評価の料理が無くなると(S81のNO)、指定地域における総合評価が上位の料理のリストを作成する(S84)。制御部110は、このようにして顧客Cにカスタマイズされた指定地域の料理のリストを顧客端末500に送信する(S85)。
顧客端末500に表示された指定地域の料理のリスト画面524において顧客Cが料理を選択すると、顧客端末500は、顧客が選択した料理を提供する店舗の指定情報を送信してくる。
制御部110は、顧客端末500から送信された店舗の指定情報を待ち受けて受信する(S36のYES)。ここからは実施例1と同一の制御に戻る。図6に示すように、制御部110は、店舗の指定情報を受信すると(S36のYES)、指定情報に基づいて料理情報記憶部140を検索して指定情報の店舗が提供可能なすべての料理の登録情報を取得する(S37)。制御部110は、指定情報の店舗の登録された料理を登録された顧客情報に基づいて総合評価する(S38〜S48)。制御部110は、指定情報の店舗の未評価の料理が有る場合(S46のYES)、評価対象の料理を変更して(S47)、料理の総合評価を継続する(S38〜S48)。制御部110は、指定情報の店舗の未評価の料理が無くなると(S46のNO)、総合評価が上位の料理のリストを作成する(S49)。制御部110は、このようにして顧客Cにカスタマイズされた料理のリストを顧客端末500に送信する(S50)。
(実施例2の効果)
実施例2では、地域指定受信部の一例である通信部160は、地域を指定するように顧客端末500に入力された指定情報を、ネットワーク200を通じて受信する。そして、地域選択部の一例である制御部110は、通信部160により受信した指定情報に基づいて、料理情報記憶部140に記憶された料理の中から顧客情報記憶部130に記憶された顧客情報に適合する料理を選択する。地域送信部の一例である制御部110及び通信部160は、制御部110により選択された料理のリストを作成して顧客端末500にネットワーク200を通じて送信する。通信部160は、制御部110及び通信部160により送信されたリストの料理の中から1つの料理を選択する入力操作に基づいて当該料理を提供する店舗Eの指定情報を受信する。
このため、顧客Cは、料理の写真と付属情報に基づく料理の評価によって料理の選択肢が豊かな店舗を選択することができる。
実施例1、2では、顧客Cが顧客端末500から店舗又は地域の指定信号を送信するごとのタイミングで情報提供システム100が料理のリストを新規に作成して顧客端末500へ送信している。しかし、顧客Cが店舗を探索する地域は限られており、利用する店舗も限られている。このため、情報提供システム100が顧客端末500へ送信する料理のリストは同一のものであることが多い。
そこで、実施例3では、制御部110が過去に送信した料理のリストを記憶させたリストデータ記憶部150を検索して、顧客A、B、Cと指定された店舗又は地域とが一致する場合には、リストデータ記憶部150に記憶された料理のリストを送信する。これにより、料理のリストを作成するための時間と通信とを節約している。
すなわち、リスト記憶部の一例であるリストデータ記憶部150は、制御部110により過去に作成された料理のリストを顧客A、B、Cごと、指定された店舗ごと、指定された地域ごとに記憶している。そして、通信部160は、通信部160により受信した店舗又は地域(沿線又は駅名)の指定情報に基づいて、リストデータ記憶部150に記憶された料理のリストを顧客端末500に送信可能である。
さらに、実施例3では、更新部の一例である制御部110は、料理情報記憶部140に記憶された料理情報が変更されるごとに、変更された料理情報に基づいてリストデータ記憶部150に記憶された料理のリストを更新する。店舗E、Fが新たな料理を登録したり、既に登録された料理を削除したり、既に登録された料理の料理情報を部分的に修正したり、新たな店舗が料理を登録したり等すると、制御部110は、図6又は図8のフローチャートの手順でリストデータ記憶部150に記憶された料理のリストを作成し直して更新する。
実施例3の制御によれば、顧客Cの請求に応じて最新の登録情報に基づいた料理のリストを短時間で顧客Cに送信することができる。店舗E、Fが登録した最新のお勧め料理を顧客Cの顧客端末500へ送信される料理のリストに反映させることが可能である。
(その他の実施の形態)
本発明の情報提供システムは、実施例1、2で説明した具体的な構成及び制御には限定されない。実施例1、2の構成及び制御の一部又は全部を等価な構成に置き換えた別の形態でも実施可能である。
実施例1〜3では、顧客Cという1人だけの顧客情報に基づく料理のリストの作成について説明した。しかし、情報提供システム100は、複数の顧客A、B、Cの顧客情報に基づいて料理のリストを作成させる機能を備えることも可能である。店舗の指定画面522において同伴する顧客を指定するための文字枠を表示させて、他の登録された顧客を複数人選択できるようにする。飲食店の店舗において顧客A、B、C全員が料理をシェアする場合、顧客端末500から顧客A、Bを追加して情報提供システム100を利用する。情報提供システム100は、顧客A、B、C全員の登録内容を照合して、顧客A、B、C全員にとって問題のない料理のリストを作成して顧客端末500へ送信する。
実施例1〜3の情報提供システム100は、単独の店舗、沿線/駅名による指定地域の料理情報の提供には限らない。1つの商店街の店舗、1つの町内の店舗、同一市内の店舗、特定の幹線道路沿いの店舗、那須等の観光地域、県内の店舗、西日本、関西等、複数県を含む広域の店舗、日本全国、東アジア等の任意の範囲で顧客情報に適合した料理のリストを作成させてもよい。
実施例1〜3の情報提供システムは、多言語対応としてもよい。顧客端末500にアプリケーションが起動された場合、最初に顧客情報記憶部504から利用者の国籍及び使用言語の情報を取得し、利用者の国籍及び使用言語の情報を反映させた料理のリストを顧客端末500へ送信してもよい。
実施例1〜3の情報提供システムは、店舗名を文字で指定する店舗の指定方法には限らない。電話番号、雑誌のバーコード、Qコード、店長の個人名等、店舗を特定するための種々の方法を採用できる。例えば、表示部511に地図を表示して、地図上に表示した複数の店舗のアイコンの中から1つを選択してタッチすることにより店舗を指定させてもよい。
実施例1〜3の情報提供システムは、指定情報の店舗が提供可能な料理のリストを取得した後に、表示部511に地図を表示して現在地と店舗の所在地を表示して、当該店舗まで道案内をするナビゲーション機能を備えていてもよい。
実施例1〜3の情報提供システムは、アレルギー食材、宗教上の食材の制限について説明したが、同様に、顧客情報として、ダイエットに伴う摂取熱量の制限、菜食主義に伴う食材の制限、腎臓病に伴う塩分摂取制限、肝臓病に伴うアルコール摂取量の制限等を取得して料理のリストのカスタマイズを行ってもよい。
実施例1〜3の情報提供システムにおける総合評価の方法は、個別の評価点の単純加算には限らない。乗算積算、評価項目ごとの減点を満点から差し引く減算、顧客情報として登録された評価項目の優先順位に応じた重み付け後の加算、等の演算手法を採用可能である。
本発明は以上のように構成したので、顧客が店舗を選択して店舗が提供する料理の中から食事上の制限や嗜好に適合した料理を選択する際に、不必要な選択肢を排除して、顧客による料理の選択の精度を高めつつ顧客の時間を節約することができる。また、店舗は予め料理情報を登録しておくことで、顧客の食事上の制限や嗜好に適合しない料理を提供してしまうリスクを回避できる。
100 情報提供システム
100A クラウドサーバ
110 制御部
111 RAM
112 CPU
120 プログラムデータ記憶部
130 顧客情報記憶部
140 料理情報記憶部
150 リストデータ記憶部
160 通信部
200 ネットワーク
300、400 顧客端末
500 顧客端末
501 制御部
502 通信部
503 メモリ部
504 顧客情報記憶部
505 表示制御部
506 操作入力インターフェース部
507 現在位置検出部
508 カメラ
509 画像認識部
511 表示部
512 操作入力部
521 認証画面
522 店舗の指定画面
523 顧客情報登録画面
524 料理のリスト画面
600、700 店舗端末
A、B、C 顧客
E、F 店舗

Claims (10)

  1. 店舗ごとの提供可能な複数の料理に関してそれぞれ素材情報を含む料理情報が記憶された料理情報記憶部と、
    顧客ごとの食事に関する制限と嗜好とを含む顧客情報が記憶された顧客情報記憶部と、
    店舗を指定するように顧客の顧客端末に入力された指定情報を、ネットワークを通じて受信する店舗指定受信部と、
    前記店舗指定受信部により受信した指定情報に基づいて、前記料理情報記憶部に記憶された料理の中から前記顧客情報記憶部に記憶された顧客情報に適合する料理を選択する料理選択部と、
    前記料理選択部により選択された料理のリストを作成して前記顧客端末にネットワークを通じて送信する送信部と、を有する、
    ことを特徴とする情報提供システム。
  2. 店舗ごとの提供可能な複数の料理に関してそれぞれ素材情報を含む料理情報が記憶された料理情報記憶部と、
    顧客ごとの食事に関する制限と嗜好とを含む顧客情報が記憶された顧客情報記憶部と、
    地域を指定するように顧客の顧客端末に入力された指定情報を、ネットワークを通じて受信する地域指定受信部と、
    前記地域指定受信部により受信した指定情報に基づいて、前記料理情報記憶部に記憶された当該地域の店舗の料理の中から前記顧客情報記憶部に記憶された顧客情報に適合する料理を選択する料理選択部と、
    前記料理選択部により選択された料理のリストを作成して前記顧客端末にネットワークを通じて送信する送信部と、を有する、
    ことを特徴とする情報提供システム。
  3. 前記送信部により送信されたリストの料理の中から1つの料理を選択するように前記顧客端末に入力された指定情報を、ネットワークを通じて受信する料理指定受信部をさらに有し、
    前記料理選択部は、前記料理指定受信部により受信した指定情報に基づいて、前記料理情報記憶部に記憶された料理の中から前記顧客情報記憶部に記憶された顧客情報に適合する料理を選択し、
    前記送信部は、前記料理選択部により選択された料理のリストを作成して前記顧客端末にネットワークを通じて送信する、
    ことを特徴とする請求項2の情報提供システム。
  4. 前記嗜好は、1つの料理に対する複数の評価項目に関して顧客ごとに異ならせることが可能な評価基準を含み、
    前記料理選択部は、前記料理情報記憶部に記憶された料理を、前記評価項目ごとに前記評価基準により評価して、前記複数の評価項目における総合評価が上位となった料理を選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報提供システム。
  5. 前記制限は、顧客の食事に関して制限される素材の種類を含み、
    前記料理選択部は、前記制限される素材を含まない料理のうちで前記嗜好に適合する料理を選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報提供システム。
  6. 前記送信部は、前記料理選択部により選択された料理を、前記総合評価が高い順番に並べて料理のリストを作成する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報提供システム。
  7. 前記送信部は、前記料理選択部により選択された料理の画像を並べて料理のリストを作成する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報提供システム。
  8. 前記送信部により作成された料理のリストを記憶させたリスト記憶部と、
    前記料理情報記憶部に記憶された前記料理情報が変更されるごとに、変更された前記料理情報に基づいて前記リスト記憶部に記憶された料理のリストを更新する更新部と、をさらに有し、
    前記送信部は、受信した指定情報に基づいて前記リスト記憶部に記憶された前記リストを前記顧客端末に送信可能である、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報提供システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報提供システムを、前記顧客端末から操作して前記顧客端末に料理のリストを表示させるためのプログラムであって、
    前記指定情報を入力させる入力画面を前記顧客端末に表示させる機能と、
    前記入力画面を通じて入力された指定情報を前記情報提供システムに送信させる機能と、
    前記情報提供システムが前記指定情報に応じて作成して送信した料理のリストを前記顧客端末に受信させる機能と、
    受信した前記料理のリストを前記顧客端末に表示させる機能と、を有することを特徴とするプログラム。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報提供システムにおいて料理情報記憶部として使用されるサーバであって、
    複数の店舗における店舗ごとの提供可能な複数の料理に対応させて、それぞれ料理を特定する情報と当該料理の料理情報とが記憶され、
    前記料理情報は、前記嗜好に関する料理の複数の評価項目に対するそれぞれの評価値を含み、顧客ごとに異ならせた評価基準で前記評価項目ごとの評価を求めて総合評価することにより総合評価が上位の料理のリストを作成可能な情報である、
    ことを特徴とするサーバ。
JP2017143104A 2017-07-24 2017-07-24 情報提供システム、プログラム、及びサーバ Pending JP2019023829A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017143104A JP2019023829A (ja) 2017-07-24 2017-07-24 情報提供システム、プログラム、及びサーバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017143104A JP2019023829A (ja) 2017-07-24 2017-07-24 情報提供システム、プログラム、及びサーバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019023829A true JP2019023829A (ja) 2019-02-14

Family

ID=65368597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017143104A Pending JP2019023829A (ja) 2017-07-24 2017-07-24 情報提供システム、プログラム、及びサーバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019023829A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020154948A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 本田技研工業株式会社 サーバ及び車両
WO2020240837A1 (ja) * 2019-05-31 2020-12-03 株式会社Can Eat 外食サービス支援システム
WO2021176741A1 (ja) * 2020-03-03 2021-09-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御方法、情報端末、プログラム、及び記録媒体
WO2021176742A1 (ja) * 2020-03-03 2021-09-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御方法、情報端末、プログラム、及び記録媒体
WO2021246415A1 (ja) * 2020-06-04 2021-12-09 京セラ株式会社 表示機器、表示制御方法、及びプログラム
JP7089251B1 (ja) 2021-05-25 2022-06-22 eBASE株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020154948A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 本田技研工業株式会社 サーバ及び車両
WO2020240837A1 (ja) * 2019-05-31 2020-12-03 株式会社Can Eat 外食サービス支援システム
JP6799244B1 (ja) * 2019-05-31 2020-12-16 株式会社Can Eat 外食サービス支援システム
US11651455B2 (en) 2020-03-03 2023-05-16 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Method, information terminal, and non-transitory computer-readable recording medium
WO2021176741A1 (ja) * 2020-03-03 2021-09-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御方法、情報端末、プログラム、及び記録媒体
WO2021176742A1 (ja) * 2020-03-03 2021-09-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御方法、情報端末、プログラム、及び記録媒体
JPWO2021176742A1 (ja) * 2020-03-03 2021-09-10
JP6998525B1 (ja) * 2020-03-03 2022-01-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御方法、情報端末、プログラム、及び記録媒体
JP7065333B2 (ja) 2020-03-03 2022-05-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 制御方法、情報端末、プログラム、及び記録媒体
US11688025B2 (en) 2020-03-03 2023-06-27 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Method, information terminal, and non-transitory computer-readable recording medium that customize menu information based on religion information
CN114761988A (zh) * 2020-03-03 2022-07-15 松下知识产权经营株式会社 控制方法、信息终端、程序以及记录介质
WO2021246415A1 (ja) * 2020-06-04 2021-12-09 京セラ株式会社 表示機器、表示制御方法、及びプログラム
JP2022180745A (ja) * 2021-05-25 2022-12-07 eBASE株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP7089251B1 (ja) 2021-05-25 2022-06-22 eBASE株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11669557B2 (en) Iterative image search algorithm informed by continuous human-machine input feedback
JP2019023829A (ja) 情報提供システム、プログラム、及びサーバ
US10115118B2 (en) Obtaining event reviews
US8682929B2 (en) User access to item information
US9087364B1 (en) System for enhancing the restaurant experience for persons with food sensitivities/preferences
CN113158004A (zh) 数据搜索处理方法、装置、电子设备和存储介质
CN109815420A (zh) 一种信息推送方法及设备
JP6790413B2 (ja) メニュー生成システム、メニュー生成方法及びメニュー生成プログラム
JP6754190B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法、および情報処理プログラム
JP5615464B1 (ja) 料理レシピ情報提供装置、料理レシピ情報提供方法、プログラム、及び情報記録媒体
KR102662492B1 (ko) 와인과 음식의 페어링 및 추천 장치, 방법, 그리고, 컴퓨터 판독가능 기록 매체
JP6467601B1 (ja) 食事履歴システム
JP2010272010A (ja) 献立決定支援装置、献立決定支援方法及び献立決定支援プログラム
JP6224947B2 (ja) 情報システム、情報処理方法、およびプログラム
US20200118221A1 (en) System and method for making group decisions
CN114746891A (zh) 控制方法、信息终端、程序以及记录介质
WO2020240837A1 (ja) 外食サービス支援システム
CN114761988A (zh) 控制方法、信息终端、程序以及记录介质
JP6807584B1 (ja) 情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラム
JP6890747B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム
CN115482911A (zh) 一种壁纸显示处理方法、装置、终端设备及介质
JP2021082299A (ja) 情報提供装置、情報提供方法及び情報提供プログラム
JP6224946B2 (ja) サーバ装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2018163391A (ja) 飲食店ナビゲーションシステム