JP2018163391A - 飲食店ナビゲーションシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが避けるべき食材を非言語により選択して、これらの食材を使わない料理のみを提供する飲食店を探索して表示することを可能とする飲食店ナビゲーションシステムを提供することである。【解決手段】飲食店ナビゲーションシステム10は、飲食店に関する情報と、飲食店で提供される料理に使用される食材とが予め登録された記録部12と、食材が視覚的に表現された非言語情報部を表示する食材情報表示部16と、食材情報表示部16を操作することにより、ユーザが避けるべき制限食材を登録する制限食材登録部18と、記録部12の中から制限食材を使わない料理のみを提供する飲食店を探索して表示する飲食店表示部20と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、飲食店ナビゲーションシステムに関する。
近年、外国人観光客などの増加に伴い、外食産業なども様々な環境の見直しを行っている。外国人観光客が日本へ観光に訪れた際に、日本の飲食店にて食事を行うことがあり、その際に紙媒体の観光雑誌などを用いて飲食店を探すことがあるが、インターネット上のウェブサイトなどで探すことも多い。
本発明に関連する技術として、例えば、特許文献1には、店舗において、ユーザが携帯端末を操作して料理を注文する情報処理システムであって、ユーザ毎に設定された不要な食材を示す不要食材情報を登録する登録手段、店舗において提供される複数の料理が含まれるメニューを作成するメニュー作成手段、およびメニュー作成手段によって作成されたメニューと、登録手段に登録された不要食材情報とに基づいて、ユーザの不要な食材が含まれないように料理の注文を管理する管理手段を備える情報処理システムが開示されている。
飲食店において食事をする場合に、食物アレルギーや宗教的な理由などから食べることが出来ない食材があるにもかかわらず、その食材が多くのメニューで使用されている飲食店に入ってしまった場合は食べるものが少なくなり不便である。このため、飲食店を探す段階で食べることが出来る食材のみで作られた料理が提供される飲食店を探せることが求められる。
また、ウェブサイトも日本語だけでなく英語などを含んだ多言語対応はなされているものが多くなってきているが、全世界の言語で対応されているわけではなく、今後、様々な国からの外国人観光客が増加していくことに鑑みれば、非言語によって食べることが出来ない食材を選択できるようにすることが望ましい。
本発明の目的は、ユーザが避けるべき食材を非言語により選択して、これらの食材を使わない料理のみを提供する飲食店を探索して表示することを可能とする飲食店ナビゲーションシステムを提供することである。
本発明に係る飲食店ナビゲーションシステムは、飲食店に関する情報と、前記飲食店で提供される料理に使用される食材とが予め登録された店舗情報記録部と、前記食材が視覚的に表現された非言語情報部を表示する食材情報表示部と、前記食材情報表示部を操作することにより、ユーザが避けるべき制限食材を登録する制限食材登録部と、前記店舗情報記録部の中から前記制限食材を使わない料理のみを提供する飲食店を探索して表示する飲食店表示部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る飲食店ナビゲーションシステムにおいて、前記飲食店表示部は、前記飲食店で提供される料理のメニュー数に応じて、前記飲食店が表示される優先度を変更して表示することが好ましい。
また、本発明に係る飲食店ナビゲーションシステムにおいて、前記飲食店で提供される料理に使用される食材を予め登録する際に、前記料理のカテゴリに応じて関連する前記非言語情報部を抽出して登録漏れの確認を促すチェック部を備えることが好ましい。
本発明によれば、食材が視覚的に表現された非言語情報部を表示する食材情報表示部を操作することで、ユーザが避けるべき食材を登録でき、これを避けた料理のみを提供する飲食店が探索されて表示される。これにより、外国人観光客などのユーザは安心して飲食店で食事をすることができる。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、全ての図面において同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本文中の説明においては、必要に応じそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、飲食店ナビゲーションシステム10を示す図である。図2は、飲食店ナビゲーションシステム10において、ユーザ端末6の画面上に飲食店検索サイトを表示した様子を示す図である。図3は、飲食店ナビゲーションシステム10において、飲食店検索サイトのフードピクト領域30の拡大図である。
図4は、飲食店ナビゲーションシステム10において、飲食店検索サイトにおける検索結果を示す図である。図5は、飲食店オーナー又は従業員が飲食店ナビゲーションシステム10に当該飲食店の料理で使用される食材を登録する手順を示すフローチャートである。図6は、ユーザが飲食店検索サイトを用いて検索する手順を示すフローチャートである。
飲食店ナビゲーションシステム10は、インターネット等の通信ネットワーク2に接続されて情報の授受を行うサーバー装置を含んで構成される。通信ネットワーク2は、情報の提供を行う複数の店舗端末4と情報の提供を受ける複数のユーザ端末6が接続される。
店舗端末4及びユーザ端末6は、飲食店オーナーやその従業員など及びユーザがそれぞれ使用するものであり、例えば、スマートフォンやタブレット等のモバイル端末やパーソナルコンピューター等で構成される。
飲食店ナビゲーションシステム10は、記録部12と、食材登録部14と、食材情報表示部16と、制限食材登録部18と、飲食店表示部20と、優先度処理部22と、チェック処理部24とを備えている。
飲食店ナビゲーションシステム10において、記録部12以外の各機能は、ハードウェア構成、ソフトウェア構成の何れによっても実現することが可能である。例えば、ソフトウェアによって実現する場合、これらの機能ブロックは、実際にはサーバー装置のCPUあるいはMPU、RAM、ROMなどを備えて構成され、RAMやROM、ハードディスク等の記録媒体に記憶されたナビゲーションプログラム(アプリケーションソフトウェア)が動作することによって実現することができる。
記録部12は、飲食店に関する情報と、飲食店で提供される料理に使用される食材とが予め登録される記録媒体を含んで構成される。飲食店に関する情報は、例えば、店が提供する料理のジャンル(例えば、日本料理、中華料理、フレンチ、イタリアンなど)や料理の価格帯(例えば、〜1000円、1000円〜5000円、5000円〜10000円)や営業時間(例えば、ランチ営業の有無)やWifi環境の有無などが含まれている。
また、飲食店で提供される料理に使用される食材として、牛、豚、鳥、羊、魚、貝、かに、えび、小麦、卵、乳、落花生、そば、アルコールなど食物アレルギーや宗教上の理由などによって食べることができない食材が挙げられるが、もちろん、その他の食材を含めることも好適である。
食材情報表示部16は、食材が視覚的に表現された非言語情報部を表示する。具体的には、図3に示されるような食材をあしらったピクトグラム(絵文字や絵単語と呼ばれることがある非言語情報)で表示される。図3には、ピクトグラムの近くに英語表記がなされているが、仮に英語の意味が分からなくても、ピクトグラムを見ることで視覚的に食材が何であるかを推測することができる。
制限食材登録部18は、外国人観光客などのユーザがユーザ端末6を用いて、食物アレルギーや宗教上の理由などによって食べることができない食材を登録する機能を有する。具体的には、ユーザ端末6に表示されたフードピクト領域30を操作する。ユーザ端末6がスマートフォンやタブレットである場合は各フードピクト横の「eat(食べることが出来る)」「not eat(食べることが出来ない)」に画面上で手を触れて切替を行う。ユーザ端末6がパソコンである場合は、カーソルを合わせてクリックすることで切り替えを行う。
飲食店表示部20は、制限食材登録部18によって登録された制限食材を使わない料理のみを提供する飲食店を記録部12の中から探索して表示する機能を有している。飲食店表示部20は、探索を行い要件に合致した飲食店について一覧表示する。一覧表示の際に表示される飲食店の情報は、上述したように、料理のジャンルや料理の価格帯や営業時間やWifi環境の有無などである。
一覧表示された飲食店の中から1つの飲食店を選ぶと図4に示されるように選ばれた飲食店の詳細な情報が表示される。詳細な情報は、例えば、店舗名に加えてお店の外観写真50を掲載したり、この飲食店で提供されるメニュー52が表示される。そして、各メニューとともにメニューに応じたピクトグラム54が掲載される。
優先度処理部22は、飲食店で提供される料理のメニュー数に応じて、飲食店が表示される優先度を変更して表示する。例えば、ユーザ端末6の一画面上において上から下にスクロールするような場合は、上側ほど優先度が高いことが多いため、メニュー数が多いほど上側に表示する。
食材登録部14は、飲食店オーナー又は従業員が店舗端末4を用いて、飲食店に関する情報と、飲食店で提供される料理に使用される食材とを記録部12に登録する。食材登録部14による登録の際に、チェック処理部24も併せて機能する。
チェック処理部24は、飲食店で提供される料理に使用される食材を予め登録する際に、料理のカテゴリに応じて関連する非言語情報部であるピクトグラムを抽出して登録漏れの確認を促す機能を有する。例えば、ニラレバ炒めを入力しようとする場合に、「牛」「牛乳」などの食材が使われていないかどうかについて上記ピクトグラムを用いて確認する。例えば、タラバガニパスタであれば、「カニ」「アルコール」などの食材が使われていないかどうかについて確認する。
続いて、上記構成からなる飲食店ナビゲーションシステム10の作用について説明する。まず、飲食店オーナー又は従業員が店舗端末4を用いて当該飲食店の料理で使用される食材を登録する手順を示すユーザが飲食店検索サイトを用いて検索する
最初に、料理のジャンルを選択する(S12)。この工程は、食材登録部14の機能によって実行される。ここで、ジャンルは、例えば、日本料理やイタリアンといった大きな概念で選択させてもよく、また上記のようにニラレバ炒めやタラバガニパスタなどの料理名レベルまで落とし込むことが好ましい。
次に、上記料理で使用する食材を登録する(S14)。この工程は、食材登録部14の機能によって実行される。ここでは、フードピクト領域30に表示されるピクトグラムなどを用いて視覚的に分かりやすい状態で登録することが好適である。
次いで、S12において入力されたジャンルから推定される食材であり、S14において登録していないものと思われる食材を抽出して、当該食材に対応するピクトグラムを表示して確認する(S16)。この工程は、チェック処理部24の機能によって実行される。
最後に、S16の工程により表示されたピクトグラムが存在する場合に、漏れていた食材を登録する(S18)。この工程は、チェック処理部24の機能によって実行される。これらの工程により、飲食店側で料理に使われる食材を登録する場合に飲食店オーナーや従業員の食材に関する知識が不足している場合であっても、漏れなく食材を登録することができるという利点がある。
次に、ユーザが飲食店検索サイトを用いて検索する手順を示す。最初に、避けるべき食材を選択する(S2)。この工程は、食材情報表示部16と制限食材登録部18の機能によって実行される。図2に示されるユーザ端末6の画面に表示される飲食店検索サイトを操作する。具体的には、図3に示されるフードピクト領域30の中から食べることが出来ない食材について「not eat」をチェックしてする。
そして、飲食店が存在するエリア(地域)を選択する(S4)。この工程は、飲食店表示部20の機能によって実行される。図2に示される飲食店検索サイトでは、地図から選択する地図検索部32と、写真から選択する写真検索部34を操作することにより、地図又は写真により飲食店のエリアを探索するための画像36の表示が切り替わる。この画像36を用いて飲食店のエリアを選択する。
次いで、食べ物のジャンルを選択する(S6)。この工程は、飲食店表示部20の機能によって実行される。図2に示される飲食店検索サイトでは、ジャンル選択部38を操作すると、「japanese(日本料理)」「chinese(中華料理)」などを選択することができるようになっている。
その後、価格帯を選択する(S8)。この工程は、飲食店表示部20の機能によって実行される。図2に示される飲食店検索サイトでは、価格帯設定部40を操作すると、「〜1000円」「1000円〜5000円」「5000円〜10000円」などの価格帯を選択することができる。なお、価格帯設定部40とは別にキーワード設定部42が設けられており、飲食店に関するキーワードを入力することで飲食店を絞り込む条件に加えることができる。
最後に、店舗を表示する(S10)。この工程は、飲食店表示部20の機能によって実行される。図2に示される飲食店検索サイトでは、店舗探索部44を操作することで、上記S2〜S8の工程によって入力された条件に合致した飲食店が一覧表示される。なお、料理探索部46を操作すると、上記のような飲食店の店名ではなく、料理名を中心に一覧表示するようにすることができる。
S10の工程により一覧表示された飲食店の中から特定の飲食店を選択すると、図4に示されるように、当該飲食店の料理などの詳細情報が表示される。このように、外国人観光客などのユーザはユーザ端末6を用いて飲食店ナビゲーションシステム10を利用し食材が視覚的に表現されたフードピクト領域30を操作することで、ユーザが避けるべき食材を登録でき、これを避けた料理のみを提供する飲食店が探索されて表示される。これにより、外国人観光客などのユーザは安心して飲食店で食事をすることができる。
2 通信ネットワーク、4 店舗端末、6 ユーザ端末、10 飲食店ナビゲーションシステム、12 記録部、14 食材登録部、16 食材情報表示部、18 制限食材登録部、20 飲食店表示部、22 優先度処理部、24 チェック処理部、30 フードピクト領域、32 地図検索部、34 写真検索部、36 画像、38 ジャンル選択部、40 価格帯設定部、42 キーワード設定部、44 店舗探索部、46 料理探索部、50 外観写真、52 メニュー、54 ピクトグラム。
Claims (3)
- 飲食店に関する情報と、前記飲食店で提供される料理に使用される食材とが予め登録された店舗情報記録部と、
前記食材が視覚的に表現された非言語情報部を表示する食材情報表示部と、
前記食材情報表示部を操作することにより、ユーザが避けるべき制限食材を登録する制限食材登録部と、
前記店舗情報記録部の中から前記制限食材を使わない料理のみを提供する飲食店を探索して表示する飲食店表示部と、
を備えることを特徴とする飲食店ナビゲーションシステム。 - 請求項1に記載の飲食店ナビゲーションシステムにおいて、
前記飲食店表示部は、前記飲食店で提供される料理のメニュー数に応じて、前記飲食店が表示される優先度を変更して表示することを特徴とする飲食店ナビゲーションシステム。 - 請求項1または請求項2に記載の飲食店ナビゲーションシステムにおいて、
前記飲食店で提供される料理に使用される食材を予め登録する際に、前記料理のカテゴリに応じて関連する前記非言語情報部を抽出して登録漏れの確認を促すチェック部を備えることを特徴とする飲食店ナビゲーションシステム。
Priority Applications (1)
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