JP2019023518A - 折り畳み式防弾盾 - Google Patents

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Abstract

【課題】突起が少なく、異物による動作不良を低減し、且つ、展開状態のガタツキを抑えた折り畳み式防弾盾を提供する。【解決手段】本発明にかかる折り畳み式防弾盾100は、防弾機能を有する板状の部材である第1の分割体110及び第2の分割体120と、第1の分割体110と第2の分割体120とを連結するヒンジ130と、を備え、折り畳み状態と展開状態とに変化する折り畳み式防弾盾である。第1の分割体110は、主面に設けられた第1のガイドレール160と第1のガイドレール160に係合し直動自在に固定されたロックプレート150とを有し、第2の分割体120は、ロックプレート150と嵌合する第2のガイドレール190を有し、展開状態において、ロックプレート150と第2のガイドレール190とが嵌合することにより、第1の分割体110及び第2の分割体120が固定される。【選択図】図1

Description

本発明は、折り畳み式防弾盾に関する。
警察官等が銃を保持した犯罪人等に対峙する場合は、一般に、個人用の防弾盾が利用される。このような場合、警察官等が利用する防弾盾は、現場到着までは携行容易であり、且つ、現場到着後には防弾盾として充分に機能するものが使用される。
例えば、特許文献1には、盾本体を上下方向に分割し、その分割体を折り畳み可能に連結した防弾盾が提案されている。特許文献1に記載されている防弾盾は、上下に分割した分割体をヒンジにより連結している。折り畳み式防弾盾を使用する場合、使用者は、分割体を折り畳んだ状態のまま携行する。そして、使用者は、防弾盾を使用する現場において、かかる防弾盾を使用するに際し、分割体を展開して固定した状態にする。
実開昭63−086589号公報
このような折り畳み式防弾盾において、分割体が展開された後のガタツキが大きいことは、使用者の安全面を確保する上で好ましくない。また、分割体を展開して固定する機構に大きな突起部が存在すると、かかる突起部が衝突することにより、使用者に怪我を負わせる虞がある。さらに、防弾盾は、風雨や塵埃などを受ける環境下においても使用され得る。そのため、分割体を展開して固定する機構は、このような劣悪な環境下において確実に作動し得る構造であることが期待される。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、突起が少なく簡易な構造によって構成され、異物による動作不良を低減し、且つ、展開状態のガタツキを抑えた折り畳み式防弾盾を提供することを目的とする。
本発明にかかる折り畳み式防弾盾は、防弾機能を有する板状の部材である第1の分割体と、防弾機能を有する板状の部材である第2の分割体と、前記第1の分割体と前記第2の分割体とを連結するヒンジと、を備え、前記第1の分割体の主面と前記第2の分割体の主面とが対向して重なり合う折り畳み状態と、前記第1の分割体の主面と前記第2の分割体の主面とが隣接して1枚の板状に展開された展開状態と、に変化する、折り畳み式防弾盾であって、前記第1の分割体は、主面に設けられた第1のガイドレールと当該第1のガイドレールに係合し直動自在に固定されたロックプレートとを有し、前記第2の分割体は、前記ロックプレートと嵌合する第2のガイドレールを有し、前記展開状態において、前記ロックプレートと前記第2のガイドレールとが嵌合することにより、前記第1の分割体及び前記第2の分割体が固定されるものである。
突起が少なく簡易な構造によって構成され、異物による動作不良を低減し、且つ、展開状態のガタツキを抑えた折り畳み式防弾盾を提供することができる。
実施の形態にかかる防弾盾の分解斜視図である。 実施の形態にかかる防弾盾の折り畳み状態の斜視図である。 実施の形態にかかる防弾盾の展開状態の斜視図である。 実施の形態にかかる防弾盾の展開状態の斜視図である。 実施の形態にかかる防弾盾100の折り畳み状態の側面を模式的に表した図である。 実施の形態にかかる防弾盾の展開状態の側面を模式的に表した図である。 実施の形態にかかる防弾盾の展開状態の側面を模式的に表した図である。 実施の形態にかかる防弾盾の展開状態の正面図である。 実施の形態にかかる防弾盾の展開状態の正面図である。 実施の形態にかかる防弾盾の断面図である。
実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
まず、図1〜図4を参照しながら、実施の形態にかかる防弾盾の全体構造について説明する。図1は、実施の形態にかかる防弾盾100の分解斜視図である。防弾盾100は、折り畳み状態と展開状態とに変化する折り畳み式の防弾盾である。防弾盾100は、第1の分割体110と、第2の分割体120を主に備えている。第1の分割体110と、第2の分割体120とは、ヒンジ130にそれぞれ固定されている。したがって、第1の分割体110と、第2の分割体120とは、ヒンジ130の回転支点を中心に回動自在に接続されている。防弾盾100において、折り畳み状態とは、第1の分割体110の主面と第2の分割体120の主面とが対向して重なり合う状態である。また、防弾盾100において、展開状態とは、第1の分割体110の主面と第2の分割体120の主面とが隣接して固定され、1枚の板状に展開された状態である。防弾盾100は、折り畳み状態において展開状態よりも投影面積が小さく可搬性が高い。また、防弾盾100は、展開状態において折り畳み状態よりも投影面積が大きく防弾面積が広い。
図1は、右手系xyz座標が付されている。尚、当然のことながら、図1以降に示した右手系xyz座標は、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものである。図1のz軸方向と図2〜図10のz軸方向は一致している。通常、z軸プラス向きが鉛直上向き、xy平面が水平面である。
尚、第1の分割体110とヒンジ130とは、例えば、ネジ、リベット、溶接、又は接着等の手段により固定されている。同様に、第2の分割体120とヒンジ130とも、例えば、ネジ、リベット、溶接、又は接着等の手段により固定されている。以降、本実施の形態の説明において、各構成要素は、特段の説明をした箇所を除いて、上述したような従来技術によってそれぞれ固定されている。したがって、これ以降の各構成要素の固定手段については適宜説明を省略する。
第1の分割体110及び第2の分割体120は、防弾機能を有する板状の部材により構成されている。防弾機能とは、銃弾が貫通するのを防ぐ機能である。かかる機能を実現するため、第1の分割体110及び第2の分割体120は、例えば、アラミド樹脂やポリエチレン樹脂を主成分とする材料により構成され得る。また、第1の分割体110及び第2の分割体120は、金属やセラミック等により構成されてもよい。また、第1の分割体110及び第2の分割体120は、これらの材料の組み合わせにより構成されてもよい。
第1の分割体110は、覗き窓112を有している。覗き窓112は、使用者が被弾を防ぎつつ前方の視界を把握するための窓である。覗き窓112には、防弾ガラス等の防弾機能及び光透過性を有する部材が固定されている。
以下に、第1の分割体110が有する構成要素について説明する。第1の分割体110は、第1のベース140、ロックプレート150、第1のカバー145、及びガイド爪170を有している。
第1のベース140は、第1のカバー145と共に、ロックプレート150を案内する。第1のベース140は、ロックプレート150を直動自在に案内する。具体的には、図1において、第1のベース140は、ロックプレート150のx軸方向及びy軸プラス方向の動きを規制する。第1のベース140は、第1の分割体110の主面に固定されている。
ロックプレート150は、防弾盾100を展開した状態において、第1の分割体110と第2の分割体120とを固定するための部材である。ロックプレート150は、第1のベース140及び第1のカバー145に案内され、第1の分割体110の主面と平行な方向に直動自在に固定されている。具体的には、図1において、ロックプレート150は、z軸方向に直動自在に固定されている。ロックプレート150は、第1のかんぬき部151及び第2のかんぬき部152を有する二股構造を呈している。第1のかんぬき部151及び第2のかんぬき部152は、防弾盾100の展開状態において、第1の分割体110から突出する。そして、第1のかんぬき部151及び第2のかんぬき部152は、第1の分割体110と第2の分割体120とが隣接して一枚の板状になりヒンジ130が回動しないように、第1の分割体110及び第2の分割体120を固定する。
防弾盾100の展開状態において、ロックプレート150は、第1の分割体110と第2の分割体120とを跨ぐように設けられている。そのため、ロックプレート150は、第1の分割体110と第2の分割体120との間における防弾機能を有している。
第1のカバー145は、第1のベース140と共に、ロックプレート150を案内する。具体的には、図1において、第1のガイドレール160は、ロックプレート150のy軸マイナス方向の動きを規制する。第1のカバー145は、第1のベース140に固定されている。
上述した第1のベース140及び第1のカバー145は、第1のガイドレール160を構成する。すなわち、第1のガイドレール160は、ロックプレート150を直動自在に固定している。
ガイド爪170は、ロックプレート150のx軸方向の動きを規制する。より具体的には、例えば、ガイド爪170は、ロックプレート150が有する第1のかんぬき部151及び第2のかんぬき部152がx軸方向において互いに離れる方向に拡がる動きを規制する。ガイド爪170は、第1のカバー145に固定されている。
次に、第2の分割体120が有する構成要素について説明する。第2の分割体は、第2のベース180、第2のカバー185、及び防弾板125を有している。
第2のベース180は、第2のカバー185と共に、ロックプレート150を案内する。具体的には、図1において、第2のベース180は、ロックプレート150のx軸方向及びy軸プラス方向の動きを規制する。第2のベース180は、第2の分割体120の主面に固定されている。
第2のカバー185は、第2のベース180と共に、ロックプレート150を案内する。具体的には、図1において、第2のガイドレール190は、ロックプレート150のy軸マイナス方向の動きを規制する。第2のカバー185は、第2のベース180に固定されている。
上述した第2のベース180及び第2のカバー185は、第2のガイドレール190を構成する。すなわち、第2のガイドレール190は、ロックプレート150と嵌合することにより、第1の分割体110と第2の分割体120とを展開状態で固定する。
防弾板125は、第1の分割体110と第2の分割体120との間に被弾した場合に銃弾の貫通を防ぐ。防弾板125は、板状の部材であり、第2の分割体120の主面に固定されている。また、防弾板125は、第2の分割体120の主面に平行な方向に延出している。つまり、防弾板125は、防弾盾100の展開状態において、第1の分割体110と第2の分割体120とを跨ぐように設けられている。図1に示すように、防弾盾100の例では、第2の分割体120は、防弾板125を2個有している。防弾板125は、防弾機能を有する材料により構成されている。防弾板125は、例えば、金属、セラミック、アラミド樹脂やポリエチレン樹脂を主成分とする材料、又はその組み合わせにより構成され得る。
ヒンジ130、第1のベース140、ロックプレート150、第1のカバー145、ガイド爪170、第2のベース180、第2のカバー185は、金属又は樹脂により構成され得る。また、ヒンジ130、第1のベース140、第1のカバー145、ガイド爪170、第2のベース180、第2のカバー185は、それぞれ一体の材料により形成されてもよく、複数の部材を組み合わせることにより構成されてもよい。その場合、複数の部材は異なる材料により構成されてもよい。
図1において破線で囲まれた、ロックプレート150、第1のガイドレール160、ガイド爪170、第2のガイドレール190は、防弾盾100の固定機構200と称される。
尚、防弾盾100は、図示しない把手を有し得る。展開状態において、使用者は、把手を持ち防弾盾100を使用し得る。
次に、図2及び図3を参照しながら、防弾盾100の折り畳み状態と展開状態について説明する。図2は、実施の形態にかかる防弾盾100の折り畳み状態の斜視図である。図2に示すように、防弾盾100は、折り畳み状態において、第1の分割体110の主面と第2の分割体120の主面とが対向して重なり合う。したがって、使用者は、折り畳み状態で防弾盾100を持ち運び得る。防弾盾100を使用するにあたり、使用者は、第1の分割体110と第2の分割体120とを展開するようにヒンジ130を回動させる(矢印A)。
図3は、実施の形態にかかる防弾盾100の展開状態の斜視図である。図3に示すように、防弾盾100は、展開状態において、第1の分割体110の主面と第2の分割体120の主面とが隣接して1枚の板状に展開されている。使用者は、防弾盾100を使用するにあたり、第1の分割体110と第2の分割体120とを展開する(矢印B)。次に、使用者は、ロックプレート150を第2の分割体120に近づける方向、すなわち、z軸マイナス方向に移動させる(矢印C)。ロックプレート150は、移動することにより、第2のガイドレール190と嵌合する。その結果、ロックプレート150は、第1の分割体110及び第2の分割体120が展開状態を保つように固定する。
図3に示すように、展開状態において、ロックプレート150及び防弾板125は、第1の分割体110と第2の分割体120とを跨ぐように設けられている。また、ロックプレート150及び防弾板125は、x軸方向に連なった状態で設けられている。これにより、防弾盾100は、第1の分割体110と第2の分割体120との隙間に被弾した場合の防弾機能を担保している。
次に、防弾盾100の展開状態についてさらに説明する。図4は、実施の形態にかかる防弾盾100の展開状態の斜視図である。図4は、展開状態にある防弾盾100を図3の反対方向から見た場合の斜視図である。図4に示すように、ロックプレート150等が設けられている面の反対側の主面は、ヒンジ130の支点部が配されている。このように、防弾盾100は、固定機構200と防弾板125とを、ヒンジ130の支点部が配されている側の反対側の面に配することにより、ヒンジ130の支点部が配されている側の面は、整然とした印象を与える形態を呈することができる。
次に、図5〜図7を参照しながら、防弾盾100の固定機構200の動作についてより詳細を説明する。図5は、実施の形態にかかる防弾盾100の折り畳み状態の側面を模式的に表した図である。図5において、第1の分割体110及び第2の分割体120は、それぞれz軸マイナス方向の一部を省略して示している。図5に示すように、第1の分割体110と第2の分割体120とは、ヒンジ130を介して接続されている。また、折り畳み状態において、第1のガイドレール160と、第2のガイドレール190とは、第1の分割体110と第2の分割体120の厚さ方向の外側にそれぞれ配置される。
第1のベース140と第1のカバー145とは、ロックプレート150がガタツキなく摺動できる程度の隙間を有している。ロックプレート150は、第1のベース140と、第1のカバー145とにガタツキなく摺動できるように挟まれている。つまり、ロックプレート150は、y軸方向又は第1の分割体110の厚み方向において、第1のガイドレール160により動きを規制されている。また、ロックプレート150は、z軸方向においては、第1のガイドレール160に案内されて、直動自在の状態である。また、ロックプレート150は、z軸方向において、第1の分割体110から突出しないように、後述する保持手段により、保持されている。防弾盾100は、第1の分割体110を矢印Dの方向に回動させ、折り畳み状態から展開状態に形態を変化させることができる。
次に、図6及び図7を参照しながら、展開状態の固定機構200について説明する。図6は、実施の形態にかかる防弾盾100の展開状態の側面を模式的に表した図である。図6において、第1のベース140と第2のベース180とはz軸方向において隣接している。同様に、第1のカバー145と第2のカバー185とはz軸方向において隣接している。また、第2のベース180と第2のカバー185とは、ロックプレート150がガタツキなく摺動できる程度の隙間を有している。したがって、ロックプレート150は、展開状態において矢印Eの方向に移動し、第2のベース180と第2のカバー185との隙間に入り込むことができる。換言すると、ロックプレート150は、展開状態において、z軸マイナス方向又は矢印Eの方向に移動し、第2のガイドレール190と嵌合することができる。
続いて図7について説明する。図7は、実施の形態にかかる防弾盾100の展開状態の側面を模式的に表した図である。図7において、ロックプレート150は、図6に示した状態からz軸マイナス方向又は矢印Eの方向に移動した状態である。図7に示すように、ロックプレート150は、第2のベース180及び第2のカバー185に接触している。つまり、ロックプレート150は、第2のガイドレール190と嵌合し、第1の分割体110と第2の分割体120とを展開状態で固定する。
尚、防弾盾100の展開状態において、第1の分割体110と第2の分割体120とがガタツキなく固定されるためには、ヒンジ130の支点部から遠い場所に、ロックプレート150と第1のガイドレール160との嵌合部が存在することが好ましい。同様に、第1の分割体110と第2の分割体120とがガタツキなく固定されるためには、ヒンジ130の支点部から遠い場所に、ロックプレート150と第2のガイドレール190との嵌合部が存在することが好ましい。
図5において説明したように、防弾盾100は、折り畳み状態において、第1のガイドレール160と、第2のガイドレール190とは、第1の分割体110と第2の分割体120の厚さ方向の外側にそれぞれ配置されている。このような構成により、固定機構200と、ヒンジ130の支点部がy軸方向において互いに離れる方向に配置される。よって、防弾盾100は、第1の分割体110と第2の分割体120とがガタツキなく固定され得る。
次に、図8及び図9を参照しながら、固定機構200についてさらに説明する。図8は、実施の形態にかかる防弾盾100の展開状態の正面図である。図8は固定機構200の各構成要素の詳細を示している。また、説明の都合上、第1のカバー145及び第2のカバー185はそれぞれ破線で表示されている。
第1のベース140は、x軸に直行する面141及び面142を有している。面141は、第1のかんぬき部151に接触している。また、面142は、第2のかんぬき部152に接触している。また、第1のベース140は、切欠き部を有している。そして、切欠き部にはバネ143が設けられている。
バネ143は、ロックプレート150を付勢することにより、ロックプレート150が自重により動くことを抑止する。また、バネ143は、後述するロックプレート150のカム部と係合し、ロックプレート150の直動方向の動作を制止する。バネ143は、例えばステンレスやベリリウム銅などの弾性を有する金属板により形成される弾性部材である。尚、バネ143は、ロックプレート150を付勢することができれば、上述の金属板以外の材料により構成されてもよい。
また、バネ143は、ロックプレート150の有する第2のかんぬき部152と、第1のベース140と、第1のカバー145とにより囲まれた閉空間に配置されている。このような配置を採用することにより、バネ143と第2のかんぬき部152との間に異物が侵入するのを抑制している。
ロックプレート150は、操作孔154を有している。ロックプレート150を移動させる場合、使用者は、指を操作孔154に引っかけた状態にして、z軸方向に力を加える。このような操作孔154を設けることにより、固定機構200は、不要な突出部を抑制している。これにより、固定機構200は、不要な突出部と使用者とが衝突することにより使用者が負傷することを抑制している。
ロックプレート150において、第1のかんぬき部151の有する面157は、第1のベース140が有する面141と摺動可能な状態で常に接触している。また、第2のかんぬき部152の有する面158は、第1のベース140が有する面142と摺動可能な状態で常に接触している。すなわち、第1のベースは、ロックプレート150のx軸方向の動きを規制している。
第1のかんぬき部151は、溝部153を有している。同様に、第2のかんぬき部152も、溝部153を有している。図5〜7を参照しながら説明したように、溝部153は、ガイド爪170と係合し、第1のかんぬき部151と第2のかんぬき部152とが互いに離れる方向に拡がることを規制する。
第2のかんぬき部152は、第1のカム部155及び第2のカム部156を有している。第1のカム部155及び第2のカム部156は、バネ143と係合することにより、ロックプレート150を保持する。具体的には、図8に示すように、ロックプレート150が第1の分割体110から突出していない状態において、第1のカム部155とバネ143とが係合する。つまり、バネ143と第1のカム部155とが当接し、ロックプレート150は、矢印Gの方向に付勢される。これにより、ロックプレート150は容易に動くことが抑制されている。したがって、使用者は、ロックプレート150を矢印Fの方向に操作する場合に、バネ143の圧力に抗する力を要する。
ロックプレート150は、矢印Fの方向に移動し得る。ロックプレート150が矢印Fの方向に移動すると、第1のかんぬき部151及び第2のかんぬき部152は、第2のベース180及び第2のカバー185にそれぞれ接触する。すなわち、ロックプレート150は、第2のガイドレール190と嵌合する。ロックプレート150及び第2のベース180の端部は、互いにスムーズに接触できるように、適宜誘い込み形状となっている。例えば、図8に示すように、ロックプレート150の有する第1のかんぬき部151及び第2のかんぬき部は、先端がテーパ形状となっている。
次に、図9について説明する。図9は、実施の形態にかかる防弾盾100の展開状態の正面図である。図9において、ロックプレート150は、z軸マイナス方向に移動が完了した状態である。第1のかんぬき部151及び第2のかんぬき部152は、第2のベース180及び第2のカバー185に接触している。すなわち、ロックプレート150は、第2のガイドレール190に嵌合している。かかる状態において、第1の分割体110及び第2の分割体120は、ロックプレート150により展開状態で固定されている。
第2のカム部156は、バネ143と係合することにより、ロックプレート150を保持する。ロックプレート150は、図9に示した状態において、第2のカム部156とバネ143とが係合する。つまり、バネ143と第2のカム部156とが当接し、ロックプレート150は、矢印Hの方向に付勢される。これにより、ロックプレート150は容易に動くことが抑制されている。したがって、使用者は、ロックプレート150を第2のベース180及び第2のカバー185から引き抜くためには、バネ143の圧力に抗する力を要する。
図9において示すように、第1のかんぬき部151及び第2のかんぬき部152は、z軸方向の中央部が両端部に比べて幅広形状となっている。このような形状を採用することにより、ヒンジ130近傍の剛性を十分に確保すると共に、比較的剛性を要求されない両端部の軽量化を図っている。
次に、図10を参照しながら、展開状態におけるロックプレート150と第2のガイドレール190との関係について説明する。図10は、実施の形態にかかる防弾盾100の断面図である。図10は、図9の断面Xを示している。
図10において、第1のかんぬき部151は、y軸方向すなわち第2の分割体120の厚さ方向を、第2のベース180と第2のカバー185とにより挟まれた状態となっている。また、第1のかんぬき部151は、第2のかんぬき部152と対向する側に面157を有している。面157は、第2のベース180が有する面181と接触している。一方、第1のかんぬき部151は、x軸プラス方向は、第2のガイドレール190と接触していない開放部となっている。
同様に、第2のかんぬき部152は、y軸方向すなわち第2の分割体120の厚さ方向を、第2のベース180と第2のカバー185とにより挟まれた状態となっている。また、第2のかんぬき部152は、第1のかんぬき部151と対向する側に面158を有している。面158は、第2のベース180が有する面182と接触している。一方、第2のかんぬき部152は、x軸マイナス方向は、第2のガイドレール190と接触していない開放部となっている。
つまり、第2のガイドレール190は、第1のかんぬき部151及び第2のかんぬき部152の内側の面にそれぞれ係合し、第1のかんぬき部151及び第2のかんぬき部152の外側の面にそれぞれ開放部を有する。このような構成を採用することにより、ロックプレート150が第2のガイドレール190と嵌合する際に、それぞれの接触面に付着する異物を開放部から除去することができる。
防弾盾100は、以上に説明した構成により、突起が少なく簡易な構造によって構成され、異物による動作不良を低減し、且つ、展開状態のガタツキを抑えた折り畳み式防弾盾を提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
100 防弾盾
110 分割体
112 窓
120 分割体
125 防弾板
130 ヒンジ
140 第1のベース
143 バネ
145 第1のカバー
150 ロックプレート
151 第1のかんぬき部
152 第2のかんぬき部
153 溝部
154 操作孔
155 第1のカム部
156 第2のカム部
160 第1のガイドレール
170 ガイド爪
180 第2のベース
185 第2のカバー
190 第2のガイドレール
200 固定機構

Claims (5)

  1. 防弾機能を有する板状の部材である第1の分割体と、防弾機能を有する板状の部材である第2の分割体と、前記第1の分割体と前記第2の分割体とを連結するヒンジと、を備え、
    前記第1の分割体の主面と前記第2の分割体の主面とが対向して重なり合う折り畳み状態と、前記第1の分割体の主面と前記第2の分割体の主面とが隣接して1枚の板状に展開された展開状態と、に変化する、折り畳み式防弾盾であって、
    前記第1の分割体は、主面に設けられた第1のガイドレールと当該第1のガイドレールに係合し直動自在に固定されたロックプレートとを有し、
    前記第2の分割体は、前記ロックプレートと嵌合する第2のガイドレールを有し、
    前記展開状態において、前記ロックプレートと前記第2のガイドレールとが嵌合することにより、前記第1の分割体及び前記第2の分割体が固定される、
    折り畳み式防弾盾。
  2. 前記ロックプレートは、2本のかんぬき部を有する二股形状をしており、
    前記第1のガイドレール及び前記第2のガイドレールは、少なくとも前記2本のかんぬき部の内側の面にそれぞれ係合し、前記2本のかんぬき部の外側の面にそれぞれ開放部を有する、
    請求項1に記載の折り畳み式防弾盾。
  3. 前記第1のガイドレールは、前記ロックプレートを付勢することにより前記ロックプレートが前記ロックプレートの自重により動くことを抑止する弾性部材をさらに有し、
    前記弾性部材は、前記ロックプレートと、前記第1のガイドレールとにより囲まれた閉空間に配置される、
    請求項1又は2に記載の折り畳み式防弾盾。
  4. 防弾機能を備える板状の防弾板をさらに備え、
    前記防弾板は、前記展開状態において、前記第1の分割体と前記第2の分割体とを跨ぐように設けられる、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の折り畳み式防弾盾。
  5. 前記折り畳み状態において、前記第1のガイドレールと、前記第2のガイドレールとは、前記第1の分割体と前記第2の分割体の厚さ方向の外側にそれぞれ配置される、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の折り畳み式防弾盾。
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