JP2019023458A - 内接歯車ポンプユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】ポンプ本体の構造は変更せずに、コンプレッサなどの実機の仕様に合わせて液体吸入部を部分的に変更でき、種々の機種への適用が容易であり、かつ、吸引圧の仕様変更などにも対応できる内接歯車ポンプユニットを提供する。
【解決手段】内接歯車ポンプユニット1において、トロコイド4とトロコイド収容凹部7が形成されたポンプケーシング5とを有するポンプ本体部12と、液体吸入ノズル13aを有する液体吸入部13とを備え、ポンプ本体部12のポンプケーシング5と、液体吸入部13とは、それぞれの内部に設けられた液体の連通路が連結されつつ、固定手段により着脱自在に固定されている。
【選択図】図1
【解決手段】内接歯車ポンプユニット1において、トロコイド4とトロコイド収容凹部7が形成されたポンプケーシング5とを有するポンプ本体部12と、液体吸入ノズル13aを有する液体吸入部13とを備え、ポンプ本体部12のポンプケーシング5と、液体吸入部13とは、それぞれの内部に設けられた液体の連通路が連結されつつ、固定手段により着脱自在に固定されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、油や水、薬液などの液体を圧送する内接歯車ポンプユニット(トロコイドポンプ)に関し、特に、産業機械分野、例えば空調用コンプレッサに使用される内接歯車ポンプユニットに関する。
従来、内接歯車ポンプ(トロコイドポンプ)として、特許文献1などが知られている。図14に基づき内接歯車ポンプの構造について説明する。図14は従来の内接歯車ポンプの断面図である。図14に示すように、このポンプ121は、ポンプ部と液体吸入部とを一体としたユニットとされている。また、ポンプ121は、複数の内歯を有する環状のアウタロータ122内に、複数の外歯を有するインナロータ123が収容されてなるトロコイド124を主体としている。このトロコイド124は、フランジ付き円柱状のケーシング125に形成された円形のトロコイド収容凹部127に回転自在に収容されている。ケーシング125には、トロコイド収容凹部127を閉塞するカバー126が固定されている。また、インナロータ123の軸心には、図示しない駆動源によって回転させられる駆動シャフト132が貫通して固定されている。
カバー126は焼結金属製であり、ケーシング125は樹脂組成物を用いて射出成形により製造された射出成形体である。ケーシング125とカバー126とは、それぞれのボルト孔128を通されたボルト129により、機器本体の固定プレート131に締結固定されている。ケーシング125とカバー126とは、互いにフラット形状でトロコイド収容凹部127を密閉している。このケーシング125とカバー126との接合面(合わせ面)において、ケーシング125の凹部外周に形成された溝にゴムリング(Oリング)130を組み付けている。このゴムリング130は、トロコイド収容凹部127を密閉するために使用され、ケーシング125とカバー126の合わせ面から液体が漏れることを防止している。
このような構造において、各ロータが互いに接触する仕切点間に、トロコイド124の回転方向に応じて、吸入側および吐出側の容積室が形成される。駆動シャフト132が回転してインナロータ123が回転すると、外歯がアウタロータ122の内歯に噛み合うことによりアウタロータ122が同一方向に連れ回りし、この回転によって容積が増大し、負圧となる吸入側容積室に吸入口から液体が吸入される。この吸入側容積室は、トロコイド124が回転することによって容積が減少して内圧が上昇する吐出側容積室に変わり、ここから、吸入された液体が吐出口に吐出される。
吸入側容積室に液体を供給する連通路として、液体吸入ノズル125aが設けられており、液体溜めに該ノズル125aの先端が浸漬されている。ケーシング125は、上述のトロコイド収容凹部127やこの液体吸入ノズル125aを含み、一体に形成されている。
上記従来の構造では、液体吸入ノズルが一定形状とされているため、コンプレッサなどの実機の仕様変更、また機種によってはノズルが液体(油)溜めの油面まで届かない場合がある。この場合、ノズルの長さを変更したものにポンプユニット全体を取り換える必要がある。このポンプユニット全体の取り換えにより、性能に差が発生するおそれがある。また、吸引圧などを変更する場合にも、ポンプユニット全体を取り換える必要がある。
本発明はこのような問題に対処するためになされたものであり、ポンプ本体の構造は変更せずに、コンプレッサなどの実機の仕様に合わせて液体吸入部を部分的に変更でき、種々の機種への適用が容易であり、かつ、吸引圧の仕様変更などにも対応できる内接歯車ポンプユニットを提供することを目的とする。
本発明の内接歯車ポンプユニットは、複数の内歯を有するアウタロータ内に、複数の外歯を有するインナロータが、上記外歯が上記内歯に噛み合い、かつ、偏心する状態で回転自在に収容され、上記内歯と上記外歯との間に、液体を吸入する吸入側容積室と、この吸入側容積室に吸入した液体を吐出する吐出側容積室とが形成されるトロコイドと、先端を上記液体の液体溜めに浸漬させ、該液体の上記吸入側容積室までの連通路の一部を形成する液体吸入ノズルとを有する内接歯車ポンプユニットであって、上記トロコイドと該トロコイドを収容する凹部が形成されたポンプケーシングと該ポンプケーシングの上記凹部を閉塞するポンプカバーとを有するポンプ本体部と、上記液体吸入ノズルを有する液体吸入部とからなり、上記ポンプ本体部の上記ポンプケーシングと、上記液体吸入部とは、それぞれの内部に設けられた上記液体の連通路が連結されつつ、固定手段により着脱自在に固定されていることを特徴とする。
上記固定手段は、上記ポンプケーシングと上記液体吸入部との嵌合部において、これらを跨いで形成された溝に嵌め込まれる止め輪から構成されることを特徴とする。
上記ポンプケーシングに嵌合用の凹部が設けられ、該凹部に対応して、上記液体吸入部に嵌合用の凸部が設けられ、上記嵌合用の凹部と上記嵌合用の凸部とが合わせられて、上記溝として円周溝を形成することを特徴とする。
上記ポンプケーシングと上記液体吸入部とが、シール部材を介在させつつ嵌合されて上記液体の連通路が連結されていることを特徴とする。
上記ポンプ本体部は、上記ポンプケーシングの上記凹部を閉塞するポンプカバーを有し、上記ポンプケーシングと上記ポンプカバーは、それぞれ外周部にフランジ部を有し、上記ポンプ本体部は、上記ポンプカバーがそのフランジ部の内周側の段差部で上記ポンプケーシングと嵌合されつつ、そのフランジ部で上記ポンプケーシングのフランジ部と固定されて形成されていることを特徴とする。
上記ポンプケーシングと上記液体吸入部とが、樹脂組成物の射出成形体であることを特徴とする。
本発明の内接歯車ポンプユニットは、トロコイドと該トロコイドを収容する凹部が形成されたポンプケーシングとを有するポンプ本体部と、液体吸入ノズルを有する液体吸入部とからなり、ポンプケーシングと液体吸入部とは、それぞれの内部に設けられた液体の連通路が連結されつつ、固定手段により着脱自在に固定されているので、ポンプ本体部の構造は変更せずに、コンプレッサなどの実機の仕様に合わせて液体吸入部を部分的に変更でき、仕様変更に対する形状の最適化が容易になる。また、ポンプ本体部自体は変更しないため、液体吸入部の取り換え前後での性能変化を抑制できる。さらに、必要に応じて、液体吸入部(そのノズルなど)における内径や外径を変更することで、ポンプ本体部の構成は変更せずに、吸引圧の変更にも対応できる。
固定手段が、ポンプケーシングと液体吸入部との嵌合部において、これらを跨いで形成された溝に嵌め込まれる止め輪から構成されるので、着脱可能かつ強固に両部材を固定できる。
ポンプケーシングに嵌合用の凹部が設けられ、該凹部に対応して、液体吸入部に嵌合用の凸部が設けられ、嵌合用の凹部と嵌合用の凸部とが合わせられて、溝として円周溝を形成するので、この円周溝に止め輪が嵌め込まれることで、ポンプケーシングと液体吸入部の両部材は、着脱可能とされつつ、円周方向に互いに回動することが防止されてより確実に固定化される。
ポンプケーシングと液体吸入部とは、シール部材を介在させつつ嵌合されて液体の連通路が連結されているので、高い密閉性を長期にわたり維持でき、信頼性がより向上する。
ポンプ本体部は、ポンプケーシングの凹部を閉塞するポンプカバーを有し、ポンプケーシングとポンプカバーはそれぞれ外周部にフランジ部を有し、上記カバーはそのフランジ部の内周側の段差部でケーシングと嵌合されつつ、そのフランジ部でケーシングのフランジ部とボルトなどにより固定されているので、段差部での嵌合により、カバーとケーシングとを組み付けやすく、ポンプ本体部の製造が容易である。
また、ポンプケーシングと液体吸入部とが、樹脂組成物の射出成形体であるので、ポンプ全体の低コスト化が図れる。
本発明の内接歯車ポンプユニットの一実施形態を図1に基づき説明する。図1は内接歯車ポンプの軸方向断面図である。図1に示すように、内接歯車ポンプユニット1は、ポンプ本体部12と液体吸入部13とを備えてなる。ポンプ本体部12は、環状のアウタロータ2内にインナロータ3が収容されたトロコイド4と、このトロコイド4を回転自在に収容する円形の凹部(トロコイド収容凹部)7が形成されたポンプケーシング5と、ポンプケーシング5のトロコイド収容凹部7を閉塞するポンプカバー6とを有する。また、液体吸入部13は、液体吸入ノズル13aを有する。液体吸入ノズル13aは、トロコイドの駆動軸方向に沿って設けられている。詳細には、液体吸入ノズル13aは、インナロータ3の回転中心に同軸で固定された駆動シャフト14の軸方向に沿って、駆動シャフト14とは反対側に延設されている。液体吸入ノズル13aは、その先端(ポンプ本体部12の反対側)を液体の液体溜めに浸漬させて、該液体のトロコイド4の吸入側容積室までの連通路の一部を形成している。本発明の内接歯車ポンプユニット1は、ポンプ本体部12のポンプケーシング5と、液体吸入部13とが、それぞれの内部に設けられた液体の連通路が連結されつつ、固定手段により着脱自在に固定されていることを特徴としている。
図1に基づいてポンプ本体部12を説明する。インナロータ3の外歯はアウタロータ2の内歯よりも1つ少なく、インナロータ3は、上記外歯が上記内歯に内接して噛み合う偏心した状態で、アウタロータ2内に収容されている。各ロータが互いに接触する仕切点間には、トロコイド4の回転方向に応じて、吸入側および吐出側の容積室が形成される。ポンプケーシング5のトロコイド収容凹部7の底面7aには、吸入側の容積室に連通する吸入口と、吐出側の容積室に連通する吐出口と、液体流路15が形成されている。吐出口から駆動シャフト14の中心部の吐出流路を通して、図中上方の圧縮部(図示省略)に液体が圧送される。
内接歯車ポンプユニット1では、駆動シャフト14によってトロコイド4が回転することにより、容積が増大して負圧となる吸入側容積室に、吸入口から液体がポンプ内部に吸入される。この吸入側容積室は、トロコイド4が回転することによって容積が減少して内圧が上昇する吐出側容積室に変わり、この吐出側容積室から、吸入された液体が吐出口に吐出される。上記のポンプ作用が、トロコイド4の回転によって連続的に行われ、液体が連続的に圧送される。さらに、吸入された液体によって各容積室の密閉性が高められる液体シール効果によって、各容積室間に生じる差圧が大きくなり、大きなポンプ作用が得られる。
アウタロータ2およびインナロータ3の材質としては、焼結金属(鉄系、銅鉄系、銅系、ステンレス系など)を使用することが好ましく、特に価格面からは鉄系が好ましい。なお、水、薬液などを圧送するトロコイドポンプにおいては、防錆能力が高いステンレス系などを採用すればよい。
ポンプケーシング5とポンプカバー6とは、両部材を貫通するボルト孔8を通されたボルト9などの締結部材により固定されている。内接歯車ポンプユニット1の形態として、ボルト9によりポンプケーシング5とポンプカバー6とを一体化させつつ、機器本体の固定プレートに締結固定する他、ボルト9によりポンプケーシング5とポンプカバー6のみを固定したユニットとしてもよい。
ポンプケーシング5とポンプカバー6の材質としては、特に限定されないが樹脂製とし、射出成形体とすることが好ましい。樹脂成形体とすることで、焼結金属製などとする場合と比較して低コストとなる。図1に示す形態では、ポンプカバー6は全体が樹脂製とされ、ポンプケーシング5は主要部が樹脂製とされている。ポンプケーシング5は、トロコイド収容凹部7を構成する底面7aと内側面7bでアウタロータ2およびインナロータ3と摺接する。トロコイド収容凹部7の内側面7bを樹脂体としているので、アウタロータ2との摩擦摩耗特性に優れる。また、ポンプケーシング5は、トロコイド収容凹部7の底面7aが、射出成形による複合成形(インサート成形)により樹脂体内に埋め込まれて一体化された円盤状の金属プレート11から構成されている。これにより、樹脂で底面7aを形成する場合と比較して平面度に優れ、吐出性能のばらつきを抑制できる。金属プレート11としては、焼結金属体や溶製金属体(板金プレス品)が採用できる。
ポンプ本体部12において、ポンプケーシング5は外周部にフランジ部5bを有し、ポンプカバー6は外周部にフランジ部6bを有する。トロコイド収容凹部7の閉塞部は、ポンプカバー6がそのフランジ部6bの内周側の凹部となる段差部6aで、この段差部6aに対応した形状のポンプケーシング5の凸部5aと嵌合されて構成されている。また、ポンプケーシング5とポンプカバー6の固定部は、ポンプカバー6がそのフランジ部6bでポンプケーシング5のフランジ部5bとボルト固定されることで構成されている。このような段差部での嵌合により、ポンプカバー6とポンプケーシング5とを組み付けやすく、ポンプ本体部の製造が容易となる。
また、ポンプケーシング5とポンプカバー6とのボルト固定部では、ポンプカバー6のフランジ部6bとポンプケーシング5のフランジ部5bとが隙間なく接触しており、トロコイド収容凹部7の閉塞部では、ポンプケーシング5とポンプカバー6との間に隙間があり、この隙間をトロコイド収容凹部7の外周に設けられた弾性変形可能な弾性部材(ゴムリング10)で封止している。ゴムリング10は、ポンプケーシング5とポンプカバー6の両部材に挟み込まれてこれら部材間をシールしてトロコイド収容凹部7を密閉するとともに、その変形により両部材間の隙間を吸収し、これによりフランジ部におけるボルト固定部の隙間分を吸収してボルト固定部での両部材(フランジ部5b、6b)の隙間をなくしている。これにより、ポンプケーシング5とポンプカバー6とをボルト締結する際の応力を緩和でき、締結時においてフランジ部などに破損が生じず、また、安定した吐出性能を発揮できる。
ゴムリング10は、断面円形のOリングである。サイズや断面形状は、シール性を担保でき、かつ、上記隙間の調整が可能なものであれば特に限定されない。また、ゴムリング10の材質も特に限定されず、水素化ニトリルゴムなどのニトリルゴム、フッ素ゴム、アクリルゴム、エチレンプロピレンゴムなど、用途、使用環境に合致したゴム材などを選択すればよい。例えば、エアコンのスクロール型コンプレッサでは、−30〜120℃程度の耐熱性、耐油性が求められるため、水素化ニトリルゴム(H−NBR系)を用いることが好ましい。
図1および図2に基づいて液体吸入部13を説明する。図2は、ポンプ本体部と液体吸入部とを分離した状態を示す斜視図である。図1に示すように、液体吸入部13の液体吸入ノズル13aは、インナロータ3の回転中心に同軸で固定された駆動シャフト14の軸方向に沿って形成された略円筒状のノズルである。必要に応じて、液体吸入ノズル13aの端部に、フィルタを溶着などにより固定できる。フィルタにより、ポンプ内への異物の混入を防止できる。ポンプ本体部12のポンプケーシング5と、液体吸入部13とは、固定手段により着脱自在に固定されている。液体吸入部13は、その円筒一端部が、ポンプケーシング5のカバー反対側の開口端部5cに嵌合されている。開口端部5cの内径は、液体吸入部13の上記円筒一端部の外径と略同一である。また、この円筒一端部の端面とポンプケーシング5の開口端部5c内の底部(金属プレート11の下面)とは、接触する態様でも、僅かに隙間を設ける態様であってもよい。ポンプケーシングや液体吸入部の弾性変形による悪影響などを考慮して、該部分は隙間を設けることが好ましい。
図1に示すように、ポンプケーシング5と液体吸入部13とは、シール部材である弾性変形可能な弾性部材(ゴムリング17)を介在させつつ、上記のとおり嵌合されて液体の連通路が連結されている。ゴムリング17は、液体吸入部の円筒一端部において外周に形成された溝に収納されている。ゴムリングを介在させることで、高い密閉性を長期にわたり維持でき、信頼性がより向上する。ゴムリング17としては、上述したポンプ本体部におけるゴムリング10と同等のものを使用できる。
ゴムリング17の断面形状について詳しく説明すると、図3に示すように、ゴムリング17は、外力が加えられない自然状態において、断面略正円形のOリングである。また、Oリングの潰し代は、Oリングの断面直径の1/15〜1/3程度、好ましくは2/25〜1/5程度とすることで、良好な封止性が期待できる。例えば、Oリングの断面直径が2.0〜5.0mmの場合、Oリングの潰し代を0.1〜1.7mm程度、好ましくは0.3〜1.0mm程度とする。潰し代が少なすぎると、封止性などの信頼性が期待できず、逆に多すぎると、Oリングの圧縮永久ひずみが懸念される。また、ゴムリングの弾性は、ISO(国際標準化機構)やデュロメータ(ショア)などに準拠したA型に基づき、例えば、JIS K 6253のデュロメータA硬さがA60〜A100、好ましくはA70〜A90のものであれば、適度な弾性力が得られて好適である。
なお、ゴムリングのサイズや断面形状は、上記隙間の調整が可能なものであれば特に限定されない。例えば、図4に示すように、断面X形のゴムリング17aが用いられてもよい。また、図5に示すように、断面略U形のゴムリング17bが用いられてもよい。また、図6に示すように、断面略V形のゴムリング17cが用いられてもよい。また、図7に示すように、断面略矩形のゴムリング17dが用いられてもよい。ゴムリング10は、該リングのアキシアル方向(図1の上下方向)に主に弾性変形するのに対して、ゴムリング17は、該リングのラジアル方向(図1の左右方向)に主に弾性変形して隙間を封止するため、図5〜図7のように、ラジアル方向に弾性変形しやすい向きとなるように断面形状の向きが設定されることが好ましい。
また、図1では、弾性変形可能な弾性部材として、ゴムリング10、ゴムリング17を示したが、変形によりポンプケーシングとポンプカバーの両部材間の隙間を吸収して両部材間をシールできる弾性部材、また、変形によりポンプケーシングと液体吸入部とをシールできる弾性部材であれば特に限定されない。例えば、弾性変形可能な弾性部材として、金属製のメカニカルシールを用いてもよい。
図2により止め輪を利用した固定手段を説明する。図2に示すように、液体吸入部13は、凸部13b(嵌合用の凸部)と該凸部に形成された溝13cとを有する。ポンプ本体部12のポンプケーシング5は、凸部13bに嵌合する凹部5e(嵌合用の凹部)と、該凹部にかかるように形成された溝5dを有する。液体吸入部13の凸部13bとポンプケーシング5の凹部5eの嵌合時において、溝13cと溝5dとで連続した円周溝が形成される。この円周溝に断面略矩形をした止め輪16を合い口を開いて弾性変形させて入れることで、止め輪16が液体吸入部13とポンプケーシング5とを跨いで嵌め込まれ、両部材が軸方向に抜けないように固定される。図2において、液体吸入部13の凸部13bは、例えば側面視ほぼ横倒しされたH状とされており、一対の溝13cは、互いに貫通しておらず行き止まり状となっている。行き止まり状とされた一対の溝13cを有する凸部13bに、止め輪16の合い口が合わせられる。また、凸部13bと凹部5eとを嵌合させることで、液体吸入部13とポンプケーシング5とが円周方向に回動することも防止している。止め輪としては、該溝に脱着可能であり、長期にわたり安定して固定力を維持できるものであれば特に限定されず、金属製(合い口あり)の他、樹脂製(合い口あり)やゴム(合い口なし)などを採用してもよい。
液体吸入部13の材質としては、特に限定されないが樹脂製とし、射出成形体とすることが好ましい。樹脂製の射出成形体とすることで、液体吸入ノズル、上記凸部、上記溝などを一体に成形できる。この液体吸入部と、上述のポンプケーシングやポンプカバーを形成する樹脂組成物としては、射出成形可能な合成樹脂をベース樹脂とするものが好ましい。このベース樹脂としては、例えば、熱可塑性ポリイミド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)樹脂、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリアミド(PA)樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリエチレン(PE)樹脂、ポリアセタール樹脂、フェノール樹脂などが挙げられる。これらの各樹脂は単独で使用してもよく、2種類以上混合したポリマーアロイであってもよい。これらの耐熱性樹脂の中でも、成形体の耐クリープ性、耐荷重性、耐摩耗性、耐薬品性などに優れることから、PPS樹脂を用いることが特に好ましい。
また、高強度化、高弾性化、高寸法精度化、耐摩耗性の付与・射出成形収縮の異方性除去に有効なガラス繊維、炭素繊維、または無機充填剤を単独で、もしくは、適宜併用することが好ましい。特に、ガラス繊維と無機充填剤の併用は、経済性に優れ、油中での摩擦摩耗特性に優れている。
液体吸入部、ポンプケーシング、ポンプカバーは、線膨張係数が略同一の樹脂組成物で形成することが好ましい。最も好ましくは同一材料を用いる。これにより線膨張係数差に起因する各嵌合部での隙間などが形成されにくく、吐出性能などへの悪影響を抑えることができる。
本発明の内接歯車ポンプユニットの使用例を図8に基づいて説明する。本発明の内接歯車ポンプユニットでは、上述のとおり、ポンプ本体部12のポンプケーシングと液体吸入部13とが、それぞれの内部に設けられた液体の連通路が連結されつつ固定手段により着脱自在に固定されているので、ポンプ本体部12の構造は変更せずに、液体吸入部13のみを変更できる。図8の左図に示す内接歯車ポンプユニット1’では、油面18が近い配置であるため、液体吸入ノズル13dが短い液体吸入部13を用いている。一方、図8の右図に示す内接歯車ポンプユニット1’’では、油面18が遠い配置であるため、液体吸入ノズル13eが長い液体吸入部13を用いている。いずれの場合においてもポンプ本体部12の構成は同一である。このように、ポンプ本体部12の構造は変更せずに、コンプレッサなどの実機の仕様に合わせて液体吸入部13を部分的に変更でき、仕様変更に対する形状の最適化が容易になる。また、ポンプ本体部12自体は変更しないため、液体吸入部13の取り換え前後でのポンプ性能の変化を抑制できる。
また、液体吸入部13において、液体吸入ノズルの形状を調整する(例えば、長さ、内径、外径を一部変更する、テーパ形状とする)ことにより、ポンプ本体部12のトロコイド仕様などの構成は変更せずに、吸引圧や吐出量を調整できる。これにより、製造コストや開発コストを抑えながら、多種のコンプレッサなどに対応できる。
以下には、本発明の内接歯車ポンプユニットの他の例を図9〜図13に基づいてそれぞれ説明する。
図9に示す内接歯車ポンプユニット21において、液体吸入ノズル33aを備える液体吸入部33は、図2で示した嵌合用の凸部と同様の行き止まり状とされた一対の溝33cが形成された凸部33bを有するとともに、凸部33bの円周方向ほぼ反対側に凸部33fを有する。凸部33fは、円周方向に沿って形成された一対の平行な凸片からなり、その一対の凸片の間に溝33gが形成されている。すなわち、溝33gは、行き止まり状の一対の溝(図2参照)が互いに貫通された通し溝となっている。ポンプケーシング25には、凸部33bおよび凸部33fにそれぞれ対応して、一対の凹部25e、25eが設けられる。
液体吸入部33の凸部33b、33fとポンプケーシング25の一対の凹部25e、25eの嵌合時において、溝33cと、溝33gと、ポンプケーシング25上の溝とで連続した円周溝が形成される。この円周溝に止め輪36を合い口を開いて弾性変形させて入れることで、止め輪36が液体吸入部33とポンプケーシング25とを跨いで嵌め込まれる。その際に、行き止まり状とされた一対の溝33cを有する凸部33bに、止め輪36の合い口が合わせられる。このようにすることで、ポンプケーシング25と液体吸入部33とは、円周方向に回動することが防止されつつ、軸方向に抜けないように強固に固定される。
他の符号で示す部位において、図9に示す内接歯車ポンプユニット21と図1に示す内接歯車ポンプユニット1とは、同じ構成とされていることから、ここではその詳細な説明を省略する。
図10に示す内接歯車ポンプユニット41のように、薄肉化された液体吸入ノズル53a、および凸部53bを有する液体吸入部53が用いられてもよい。この場合、開口端部45cが短くされたポンプケーシング45を用いることが可能となり、さらに、断面面積が小さくされた断面略矩形の止め輪56、および、断面面積が小さくされた小径のゴムリング57を用いることも可能となる。
他の符号で示す部位において、図10に示す内接歯車ポンプユニット41と図9に示す内接歯車ポンプユニット21とは、同じ構成とされていることから、ここではその詳細な説明を省略する。
図11に示す内接歯車ポンプユニット61では、液体吸入部73の液体吸入ノズル73aの上側が金属プレート71に向けて延設されている。具体的には、液体吸入ノズル73aの円筒一端部の端面が、金属プレート71の下面の位置まで達するように延びている。この場合、液体吸入ノズル73aと金属プレート71との間の隙間を維持するため、液体吸入ノズル73aが上側に向けて延設されたことに対応して、金属プレート71の下面の両端部に段差が設けられている。
このようにすることで、液体吸入ノズル73aの上側からゴムリング77までのポンプケーシング65と液体吸入部73との接触距離をかせぐことが可能となり、ポンプケーシング65と液体吸入部73との嵌合部における液体の漏れをより防止させやすくすることが可能となる。
他の符号で示す部位において、図11に示す内接歯車ポンプユニット61と図1に示す内接歯車ポンプユニット1とは、同じ構成とされていることから、ここではその詳細な説明を省略する。
また、図12に示す内接歯車ポンプユニット81においても、液体吸入ノズル93aの上側が金属プレート91に向けて延設された液体吸入部93を用いている。この場合も、液体吸入ノズル93aが上側に向けて延設されたことに対応して、金属プレート91の下側に段差が設けられている。
このようにすることで、液体吸入ノズル93aの上側からゴムリング97までのポンプケーシング85と液体吸入部93との接触距離をかせぐことが可能となり、ポンプケーシング85と液体吸入部93との嵌合部における液体の漏れをより防止させやすくすることが可能となっている。
他の符号で示す部位において、図12に示す内接歯車ポンプユニット81と図9に示す内接歯車ポンプユニット21とは、同じ構成とされていることから、ここではその詳細な説明を省略する。
また、図13に示す内接歯車ポンプユニット101においても、液体吸入ノズル113aの上側が金属プレート111に向けて延設された液体吸入部113を用いている。この場合も、液体吸入ノズル113aが上側に向けて延設されたことに対応して、金属プレート111の下側に段差が設けられている。
このようにすることで、液体吸入ノズル113aの上側からゴムリング117までのポンプケーシング105と液体吸入部113との接触距離をかせぐことが可能となり、ポンプケーシング105と液体吸入部113との嵌合部における液体の漏れをより防止させやすくすることが可能となっている。
他の符号で示す部位において、図13に示す内接歯車ポンプユニット101と図10に示す内接歯車ポンプユニット41とは、同じ構成とされていることから、ここではその詳細な説明を省略する。
以上、各図に基づいて説明したが、本発明の内接歯車ポンプユニットはこれらに限定されるものではない。例えば図1では、ポンプ本体部12は、ポンプカバー6がそのフランジ部6bの内周側の段差部6aでポンプケーシング5と嵌合されつつ、そのフランジ部6bでポンプケーシング5のフランジ部5bと固定されて形成された構成としたが、ポンプ本体部12のポンプケーシング5と、液体吸入部13とが、それぞれの内部に設けられた液体の連通路が連結されつつ、固定手段により着脱自在に固定されていればよく、例えば、図14の構成のように、互いにフラット形状であるポンプケーシングとポンプカバーとが固定されてポンプ本体部が形成されていてもよい。
本発明の内接歯車ポンプユニットは、ポンプ本体の構造は変更せずに、液体吸入部を部分的に変更でき、かつ、吸引圧の仕様変更などにも対応できるので、油や水、薬液などの液体を圧送する内接歯車ポンプユニット(トロコイドポンプ)として種々の機種への適用が可能である。特に、代替フロン、炭酸ガスなどを冷媒とする電気給湯機、ルームエアコン、カーエアコン用のスクロール型コンプレッサの摺動部に液体を供給するためのポンプとして好適に利用できる。
1、1’、1’’、21、41、61、81、101 内接歯車ポンプユニット
2、22、42、62、82、102 アウタロータ
3、23、43、63、83、103 インナロータ
4、24、44、64、84、104 トロコイド
5、25、45、65、85、105 ポンプケーシング
5a、25a、45a、65a、85a、105a 凸部
5b、25b、45b、65b、85b、105b フランジ部(ケーシング側)
5c、25c、45c、65c、85c、105c 開口端部
5d、65d 溝
5e、25e、65e、85e 凹部
6、26、46、66、86、106 ポンプカバー
6a、26a、46a、66a、86a、106a 段差部
6b、26b、46b、66b、86b、106b フランジ部(カバー側)
7、27、47、67、87、107 トロコイド収容凹部
7a、27a、47a、67a、87a、107a 底面
7b、27b、47b、67b、87b、107b 内側面
8、28、48、68、88、108 ボルト孔
9、29、49、69、89、109 ボルト
10、30、50、70、90、110 ゴムリング
11、31、51、71、91、111 金属プレート
12、32、52、72、92、112 ポンプ本体部
13、33、53、73、93、113 液体吸入部
13a、33a、53a、73a、93a、113a 液体吸入ノズル
13b、33b、53b、73b、93b、113b 凸部
13c、33c、73c、93c 溝
13d 液体吸入ノズル
13e 液体吸入ノズル
14、34、54、74、94、114 駆動シャフト
15、35、55、75、95、115 液体流路
16、36、56、76、96、116 止め輪
17、37、57、77、97、117 ゴムリング
18 油面
33f、93f 凸部
33g、93g 溝
2、22、42、62、82、102 アウタロータ
3、23、43、63、83、103 インナロータ
4、24、44、64、84、104 トロコイド
5、25、45、65、85、105 ポンプケーシング
5a、25a、45a、65a、85a、105a 凸部
5b、25b、45b、65b、85b、105b フランジ部(ケーシング側)
5c、25c、45c、65c、85c、105c 開口端部
5d、65d 溝
5e、25e、65e、85e 凹部
6、26、46、66、86、106 ポンプカバー
6a、26a、46a、66a、86a、106a 段差部
6b、26b、46b、66b、86b、106b フランジ部(カバー側)
7、27、47、67、87、107 トロコイド収容凹部
7a、27a、47a、67a、87a、107a 底面
7b、27b、47b、67b、87b、107b 内側面
8、28、48、68、88、108 ボルト孔
9、29、49、69、89、109 ボルト
10、30、50、70、90、110 ゴムリング
11、31、51、71、91、111 金属プレート
12、32、52、72、92、112 ポンプ本体部
13、33、53、73、93、113 液体吸入部
13a、33a、53a、73a、93a、113a 液体吸入ノズル
13b、33b、53b、73b、93b、113b 凸部
13c、33c、73c、93c 溝
13d 液体吸入ノズル
13e 液体吸入ノズル
14、34、54、74、94、114 駆動シャフト
15、35、55、75、95、115 液体流路
16、36、56、76、96、116 止め輪
17、37、57、77、97、117 ゴムリング
18 油面
33f、93f 凸部
33g、93g 溝
Claims (6)
- 複数の内歯を有するアウタロータ内に、複数の外歯を有するインナロータが、前記外歯が前記内歯に噛み合い、かつ、偏心する状態で回転自在に収容され、前記内歯と前記外歯との間に、液体を吸入する吸入側容積室と、この吸入側容積室に吸入した液体を吐出する吐出側容積室とが形成されるトロコイドと、先端を前記液体の液体溜めに浸漬させ、該液体の前記吸入側容積室までの連通路の一部を形成する液体吸入ノズルとを有する内接歯車ポンプユニットであって、
前記内接歯車ポンプユニットは、前記トロコイドと該トロコイドを収容する凹部が形成されたポンプケーシングとを有するポンプ本体部と、前記液体吸入ノズルを有する液体吸入部とを備えてなり、
前記ポンプ本体部の前記ポンプケーシングと、前記液体吸入部とは、それぞれの内部に設けられた前記液体の連通路が連結されつつ、固定手段により着脱自在に固定されていることを特徴とする内接歯車ポンプユニット。 - 前記固定手段は、前記ポンプケーシングと前記液体吸入部との嵌合部において、これらを跨いで形成された溝に嵌め込まれる止め輪から構成されることを特徴とする請求項1記載の内接歯車ポンプユニット。
- 前記ポンプケーシングに嵌合用の凹部が設けられ、該凹部に対応して、前記液体吸入部に嵌合用の凸部が設けられ、前記嵌合用の凹部と前記嵌合用の凸部とが合わせられて、前記溝として円周溝を形成することを特徴とする請求項2記載の内接歯車ポンプユニット。
- 前記ポンプケーシングと前記液体吸入部とが、シール部材を介在させつつ嵌合されて前記液体の連通路が連結されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項記載の内接歯車ポンプユニット。
- 前記ポンプ本体部は、前記ポンプケーシングの前記凹部を閉塞するポンプカバーを有し、前記ポンプケーシングと前記ポンプカバーは、それぞれ外周部にフランジ部を有し、
前記ポンプ本体部は、前記ポンプカバーがそのフランジ部の内周側の段差部で前記ポンプケーシングと嵌合されつつ、そのフランジ部で前記ポンプケーシングのフランジ部と固定されて形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項記載の内接歯車ポンプユニット。 - 前記ポンプケーシングと前記液体吸入部とが、樹脂組成物の射出成形体であることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項記載の内接歯車ポンプユニット。
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JP2017142585 | 2017-07-24 |
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---|---|
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JP2018083582A Pending JP2019023458A (ja) | 2017-04-25 | 2018-04-25 | 内接歯車ポンプユニット |
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JP (1) | JP2019023458A (ja) |
-
2018
- 2018-04-25 JP JP2018083582A patent/JP2019023458A/ja active Pending
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