JP2019022822A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技の興趣を高めることが可能である遊技機を提供することにある。【解決手段】通常表示態様で複数の第1の演出図柄を表示する第1モードにおいて所定演出を行う方が、通常表示態様に比べて装飾性が低い特別表示態様で複数の第1の演出図柄を表示する第2モードにおいて所定演出を行うよりも、第1の演出図柄を所定の位置に表示する第2の特殊変動態様とは異なる位置に表示する第1の特殊変動態様による第1の演出図柄の表示を行い易く、第1の演出図柄が第1の特殊変動態様となった場合と第2の特殊変動態様となった場合との何れの場合であっても、第2の演出図柄の表示位置は変更することなく表示する。【選択図】図24

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来の遊技機としては、図柄の変動表示を行ない、変動表示結果が特別な図柄である場合に遊技者にとって有利な有利状態(大当たり等)に制御可能なものがあった。
このような遊技機では、所定の始動条件の成立を契機として遊技者に有利な大当たり遊技に関する抽選が行われる際に、画像表示手段に装飾図柄を変動表示させ、判定結果を表す停止表示を行っていた。そして、この装飾図柄の表示制御において種々の演出を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−246019号公報
しかしながら、装飾図柄を用いた演出において、遊技者の興趣をさらに高め得る余地があった。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、本発明は、装飾図柄を用いた演出において遊技者の興趣を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る遊技機は、始動条件が成立したことに基づいて、複数の第1の演出図柄(演出図柄)の変動表示と前記複数の第1の演出図柄とは異なる第2の演出図柄(飾り図柄)の変動表示とを伴う変動演出を行う演出制御手段を備えた遊技機であって、前記変動演出において、前記複数の第1の演出図柄のうちの一部を表示させ、残りの第1の演出図柄の変動表示を継続する所定演出(リーチ演出)を行い、前記所定演出において、前記第1の演出図柄を所定の位置に表示する第1の特殊変動態様(例えば、ノーマルリーチ演出)と、前記第1の演出図柄を前記第1の特殊変動態様とは異なる位置に表示する第2の特殊変動態様(例えば、SPリーチ演出、SPSPリーチ演出)と、により第1の演出図柄の表示を実行可能であり、前記変動演出を開始する場合、通常表示態様で前記複数の第1の演出図柄を表示する第1モード(例えば、Aモード)と、前記変動演出を開始する場合、前記通常表示態様に比べて装飾性が低い特別表示態様で前記複数の第1の演出図柄を表示する第2モード(例えば、Fモード)と、を有し、前記第1モードにおいて前記所定演出を行う方が、前記第2モードにおいて前記所定演出を行うよりも、前記第1の特殊変動態様による第1の演出図柄の表示を行い易く、前記第1の演出図柄が前記第1の特殊変動態様となった場合と前記第2の特殊変動態様となった場合との何れの場合であっても、前記第2の演出図柄の表示位置は変更することなく表示することを特徴とする、遊技機。
本発明の遊技機によれば、遊技の興趣を高めることが可能である。
遊技機の正面図の一例を示す図である。 遊技機の回路構成を示すブロック図である。 変動パターンテーブルと変動演出との対応例を示す図である。 演出モードの選択の例を示す図である。 非時短状態において各演出モードで表示される装飾図柄の例を示す図である。 時短状態において各演出モードで表示される装飾図柄の例を示す図である。 装飾図柄の動作例を示す図である。 非時短状態における変動演出(通常演出、ノーマルリーチ演出)の例を示す図である。 非時短状態における変動演出(SPリーチハズレ演出)の例を示す図である。 非時短状態における変動演出(SPリーチ大当たり演出)の例を示す図である。 非時短状態における変動演出(SPSPリーチハズレ演出)の例を示す図である。 非時短状態における変動演出(SPSPリーチ大当たり演出)の例を示す図である。 非時短状態における変動演出(全回転リーチ演出)の例を示す図である。 非時短状態におけるAモード、Bモード、Cモードの移行例を示す図である。 非時短状態におけるAモードからDモードの移行例を示す図である。 非時短状態におけるAモードからEモードの移行例を示す図である。 時短状態における変動演出(通常演出、ノーマルリーチ演出)の例を示す図である。 時短状態における変動演出(SPリーチ演出)の例を示す図である。 時短状態における変動演出(SPSPリーチ演出)の例を示す図である。 時短状態におけるFモードからGモード、GモードからHモードに移行する例を示す図である。 変動演出の変形例1を示す図である。 変動演出の変形例2を示す図である。 変動演出の変形例2を示す図である。 非時短状態においてSPリーチに発展する際の演出の流れと、時短状態においてSPリーチに発展する際の演出の流れと、の比較を示す図である。
以下、本発明の実施形態(以下、「本実施形態」ともいう。)について図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、本実施形態にかかる遊技機1の正面図の一例を示す図である。遊技機1は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠と、外枠の前面側(遊技者側)において外枠に回動可能に取り付けられたガラス枠とから構成され、外枠には、遊技球が流下する遊技領域3が形成された遊技盤2が設けられている。
遊技機1の外枠の右下部には、操作ハンドル4が設けられており、遊技者が操作ハンドル4を回動操作することにより、レール5を通って遊技球が遊技領域3に打ち出される。遊技領域3に打ち出された遊技球は、遊技領域3内に設けられた釘や風車(図示せず)によって、落下経路を予測不能に落下する。
遊技盤2の遊技領域3内には、各種の入賞口(一般入賞口10、普通図柄ゲート11、第1始動口13、第2始動口14、大入賞口15)と、画像表示領域30とが設けられ、画像表示装置の画像表示領域30を取り囲んでその前面を遊技球が通過しないようにする飾り部材が設けられている。飾り部材には、可動役物340と照明装置34(図2参照)を内蔵した演出ランプ(図示せず)とが設けられている。遊技領域3の最下部には、何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を排出するアウト口16が設けられている。
遊技盤2の遊技領域3外には、第1特別図柄表示器20と、第2特別図柄表示器21と、普通図柄表示器22と、第1特別図柄保留表示器23と、第2特別図柄保留表示器24と、普通図柄保留表示器25とが設けられている。
ガラス枠の遊技領域3の下部に形成された台状部分には、演出ボタン37と、十字キー38と、各種ボタン類39(玉貸ボタン、返却ボタン、玉抜きボタン)とが設けられている。また、ガラス枠の上部には、照明装置34(図2参照)を内蔵した演出ランプ342と、音声出力装置33によって駆動されて音声出力する照明装置34を内蔵したスピーカ341、343とが設けられている。
一般入賞口10は、遊技領域3に複数(本実施形態では左下に3つ、右下に1つ)設けられており、これらの一般入賞口10には、一般入賞口検出スイッチ10a(図2参照)が設けられている。この一般入賞口検出スイッチ10aが遊技球の入球を検出すると、所定の賞球(例えば10個の遊技球)が払い出されることになる。
第1始動口13は、遊技領域3内の画像表示領域30の下側に設けられ、さらにその下部に第2始動口14が設けられている。第2始動口14は、始動可動片141、142を有しており、始動可動片141、142が垂直に立った状態となる閉鎖状態と倒れた状態となる開放状態とに可動制御される。第2始動口14が開放態様に制御されているときには、始動可動片141、142が受け皿として機能し、第2始動口14への遊技球の入球が容易となる。一方、第2始動口14は、閉鎖態様にあるときには遊技球の入球機会がなく、開放態様にあるときには閉鎖態様に比べて遊技球の入球機会が増すこととなる。
ここで、第1始動口13には遊技球の入球を検出する第1始動口検出スイッチ13a(図2参照)が設けられ、第2始動口14には遊技球の入球を検出する第2始動口検出スイッチ14a(図2参照)が設けられている。そして、第1始動口検出スイッチ13aまたは第2始動口検出スイッチ14aが遊技球の入球を検出すると、後述する「大当たり抽選」(これを「大当たり判定」ともいう。)を行うための大当たり判定用乱数値が抽出される。また、大当たり判定により大当たりと判定されたときに停止表示させる特別図柄を決定するための大当たり図柄用乱数値、特別図柄の変動時間を決定するための変動パターン用乱数値、大当たり判定によりハズレと判定されたときにリーチ演出を行うか否かを決定するための演出判定用乱数値(リーチ判定用乱数値ともいう。)も抽出される。
第1始動口検出スイッチ13aまたは第2始動口検出スイッチ14aが遊技球の入球を検出した場合にも、一般入賞口検出スイッチ10aが遊技球の入球を検知したときと同様に、所定の賞球(例えば5個の遊技球)が払い出される。
なお、第1始動口検出スイッチ13aが遊技球の入球を検知した場合は5個の遊技球が払い出され、第2始動口検出スイッチ14aが遊技球の入球を検出した場合は1個の遊技球が払い出されるというように、第1始動口検出スイッチ13aが遊技球の入球を検知した場合と、第2始動口検出スイッチ14aが遊技球の入球を検知した場合と、で賞球数を異ならせるようにしてもよい。
普通図柄ゲート11は、遊技領域3内の画像表示領域30の右側に設けられ、大入賞口15は、画像表示領域30の右下側に設けられている。このため、操作ハンドル4を大きく回動させることで強い力で打ち出されて画像表示領域30の右側を通過した遊技球でないと、普通図柄ゲート11には遊技球が通過せず、大入賞口15、または図示しない右側一般入賞口には遊技球が入賞しないように構成されている。また、第2始動口14は、画像表示領域30の左側を通過した遊技球よりも画像表示領域30の右側を通過した遊技球の方が入賞し易くなっている。なお、第1始動口13、左下に設けられた3つの一般入賞口10は、画像表示領域30の左側を通過した遊技球の方が入賞しやすくなっている。
普通図柄ゲート11には、遊技球の通過(進入)を検出する普図ゲート検出スイッチ11a(図2参照)が設けられている。そして、普通図柄ゲート11に遊技球が通過すると、普図ゲート検出スイッチ11aが遊技球の通過を検出し、後述する「普通図柄抽選」を行うための普通図柄判定用乱数値が抽出される。
大入賞口15は、通常は開閉扉によって閉状態に維持されており、遊技球の入球を不可能としている。これに対して、後述する特別遊技が開始されると、開閉扉が開放されるとともに、この開閉扉が遊技球を大入賞口15内に導く受け皿として機能し、遊技球が大入賞口15に入球可能となる。この大入賞口15には大入賞口検出スイッチ15a(図2参照)が設けられており、この大入賞口検出スイッチ15aが遊技球の入球を検出すると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
第1特別図柄表示器20は、第1始動口13に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たり抽選の抽選結果を、第1特別図柄により報知するものであり、LED等によって構成される複数の点灯部材によって構成されている。大当たり抽選の抽選結果に対応する特別図柄は、すぐに報知されるものではなく、所定時間に亘って変動表示(点滅)された後に、停止表示(点灯)されるようにしている。
第2特別図柄表示器21は、第2始動口14に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たり抽選の抽選結果を、第2特別図柄により報知するためのもので、その機能及び構成は、上記第1特別図柄表示器20と同様である。なお、本実施形態では、第1特別図柄と第2特別図柄とを総称して、適宜「特別図柄」と総称することにする。
ここで、「大当たり抽選」(大当たり判定)とは、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球したときに、大当たり判定用乱数値を抽出するといった始動条件の成立に基づいて、抽出した大当たり判定用乱数値が「大当たり」に対応する乱数値であるのか、または、「ハズレ」に対応する乱数値であるのかの判定をする処理をいう。
また、特別図柄の変動表示中や後述する特別遊技中等、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球して、即座に大当たり抽選が行えない場合には、一定の条件のもとで、大当たり抽選の権利が保留される。より具体的には、第1始動口13に遊技球が入球したときに抽出された大当たり判定用乱数値等を第1保留として記憶し、第2始動口14に遊技球が入球したときに抽出された大当たり判定用乱数値等を第2保留として記憶する。これら両保留は、それぞれ上限保留個数を4個に設定し、その保留個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24とに表示される。
なお、後述する確率変動状態にあるときには、確率変動状態にないときに比べて、大当たり抽選の当選確率が高くなっている。また、保留個数が3個以上となっているときには、2個以下であるときに比べて、特別図柄の変動表示の時間が短縮される。後述する時短状態にあるときには、時短状態にないときに比べて、特別図柄の変動表示の時間が短縮される。
画像表示領域30は画像表示領域30において、遊技が行われていない待機中に画像を表示したり、遊技に伴う遊技演出画像(以下、単に「演出画像」ともいう。)を表示したりする。中でも、大当たり抽選(大当たり判定)の抽選結果(判定結果)を報知するための3個の装飾図柄が表示され、同一の数値の装飾図柄の組合せ(例えば、777等)が停止表示されることにより、大当たり判定の判定結果が大当たりである旨が報知される。
この装飾図柄は、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入球したときには、特別図柄の変動表示に合わせて変動表示するとともに、所定の変動時間経過後に特別図柄の停止表示に合わせて停止表示する。すなわち、装飾図柄と特別図柄との変動表示のタイミング、装飾図柄と特別図柄との停止表示のタイミングは、それぞれが対応している(同じ時間になっている)。
普通図柄表示器22は、普通図柄ゲート11を遊技球が通過したことを契機として行われる普通図柄抽選の抽選結果を報知するためのものである。普通図柄抽選の抽選結果についても、普通図柄ゲート11を遊技球が通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、普通図柄表示器22において普通図柄が点滅等の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、普通図柄抽選の抽選結果に対応する普通図柄が停止表示して、遊技者に抽選結果が報知されるようにしている。
ここで、「普通図柄抽選」とは、普通図柄ゲート11に遊技球が通過したときに、普通図柄判定用乱数値を抽出し、抽出した普通図柄判定用乱数値が「当たり」に対応する乱数値であるかどうかの判定する処理をいう。そして、この普通図柄抽選によって当たりに当選すると普通図柄表示器22の特定の普通図柄(例えば「○」)が点灯し、その後、上記第2始動口14が所定時間、開放態様に制御される。
また、特別図柄と同様に、即座に普通図柄抽選が行えない場合には、一定の条件のもとで、普通図柄抽選の権利が保留される。この普通図柄の上限保留個数も4個に設定されており、その保留個数が、普通図柄保留表示器25において表示される。
なお、後述する時短状態にあるときには、時短状態にないときに比べて、普通図柄抽選の当選確率が高く、普通図柄の変動表示の開始から停止表示までに要する時間が短く、当たりとなったときの第2始動口14が開放態様に制御される時間が長く設定されている。このため、時短状態においては第2始動口14が開放態様に制御されている割合が大きくなるので、第2始動口14に遊技球が入賞する機会が多くなるとともに、特別図柄の変動表示の時間が短縮されることと相まって特別図柄の変動表示が行われる頻度も多くなる。
スピーカは、音声出力装置33(図2参照)によって駆動され、画像表示装置の画像表示領域30によって行われる画像による演出に合わせて、BGM(バックグランドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力し、サウンドによる演出を行っている。演出ランプ342、スピーカ341、343に内蔵された照明装置34は、画像表示領域30によって行われる画像による演出に合わせて、光の照射方向や発光色を変更して照明による演出を行うようにしたものである。可動役物340は、ソレノイドやモータ等によって構成される駆動装置36(図2参照)によって駆動され、画像表示領域30によって行われる画像による演出に合わせてその位置が変化する。
演出ボタン37は、主に遊技者の押圧操作により大当たりとなる可能性を示唆する示唆演出(期待感演出ともいう)を行うためのものである。演出ボタン37には、演出ボタン検出スイッチ37a(図2参照)が設けられており、この演出ボタン検出スイッチ37aが遊技者の操作を検出すると、この操作に応じてさらなる演出を実行することになる。十字キー38は、音量調整や明るさ調整を行うために操作されるものであり、十字キー検出スイッチ(図示せず)が設けられており、この十字キー検出スイッチ38aが遊技者の操作を検出すると、音量調整や明るさ調整が実行されることになる。各種ボタン類39は遊技球の貸し出しやプリペイドカード返却等を要求するために操作されるものである。
図2は、本実施形態にかかる遊技機1の回路構成を示すブロック図である。遊技機1の制御回路は、主制御基板110と、演出制御基板120と、払出制御基板130と、電源基板180とに大きく分けられる。
主制御基板110は、遊技の基本動作を制御し、第1始動口検出スイッチ13a等の各種検出信号を入力して、第1特別図柄表示器20や大入賞口開閉ソレノイド15b等を駆動させて遊技を制御するものである。この主制御基板110は、演出制御基板120と、払出制御基板130と、電源基板180とに接続されている。
ここで、主制御基板110と演出制御基板120との通信は、主制御基板110から演出制御基板120への一方向のみにデータを通信可能に構成されており、主制御基板110と払出制御基板130との通信は、双方向にデータを通信可能に構成されている。また、主制御基板110は、電源基板180から電源電圧を入力している。
主制御基板110は、メインCPU110a、メインROM110bおよびメインRAM110cと、主制御用の入力ポートと出力ポート(図示せず)とを少なくとも備えている。この主制御用の入力ポートには、一般入賞口10に遊技球が入球したことを検知する一般入賞口検出スイッチ10a、普通図柄ゲート11に遊技球が通過したことを検知する普図ゲート検出スイッチ11a、第1始動口13に遊技球が入球したことを検知する第1始動口検出スイッチ13a、第2始動口14に遊技球が入球したことを検知する第2始動口検出スイッチ14a、大入賞口15に遊技球が入球したことを検知する大入賞口検出スイッチ15a、が接続されている。
また、主制御用の出力ポートには、第2始動口14の始動可動片141、142を開閉動作させる第2始動口開閉ソレノイド14b、大入賞口開閉扉を動作させる大入賞口開閉ソレノイド15b、第1特別図柄表示器20、第2特別図柄表示器21、普通図柄表示器22、第1特別図柄保留表示器23、第2特別図柄保留表示器24、普通図柄保留表示器25が接続されている。
メインCPU110aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づいて、メインROM110bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示装置を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板に始動入賞コマンド、変動パターン指定コマンド、遊技状態指定コマンド、払出指定コマンド等の各種のコマンドを送信したりする。
メインROM110bは、遊技制御用のプログラムや、大当たり抽選に用いられる大当たり判定テーブルなどの各種の遊技の決定に必要なデータ、テーブルを記憶する。メインRAM110cは、メインCPU110aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能し、複数の記憶領域を有している。
演出制御基板120には、演出制御部が設けられている。この演出制御部は、サブCPU120a、サブROM120bおよびサブRAM120cと、サブ制御用の入力ポートと出力ポート(図示せず)と、画像・音声制御部(図示せず)を少なくとも備えている。このサブ制御用の入力ポートには、演出ボタン37が操作されたことを検出する演出ボタン検出スイッチ37aや十字キー38が操作されたことを検出する十字キー検出スイッチ38aなどが接続されている。また、サブ制御用の出力ポートには、画像・音声制御部(図示せず)が接続され、サブCPU120aからの演出制御コマンドが画像・音声制御部に送信される。
サブCPU120aは、主制御基板110から受信した始動入賞コマンドや変動パターン指定コマンド等の各種コマンド、または、演出ボタン検出スイッチ37a、十字キー検出スイッチ38a等からの入力信号に基づいて、サブROM120bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、各種の演出を実行する。
サブCPU120aは、例えば、主制御基板110から特別図柄の変動態様を示す変動パターン指定コマンドを受信すると、受信した変動パターン指定コマンドの内容を解析して、解析した変動パターン指定コマンドに応じた演出制御コマンドを画像・音声制御部(図示せず)に送信する。サブROM120bは、演出制御用のプログラムや各種の遊技の決定に必要なデータ、テーブルを記憶する。サブRAM120cは、サブCPU120aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能し、データの種類に応じて複数種類の記憶領域を有している。
画像・音声制御部(図示せず)には、音声出力装置33、画像表示領域30、演出ランプ34a、34b、照明装置34、可動役物340を駆動するための駆動装置36aが接続されている。そして、画像・音声制御部(図示せず)は、サブCPU120aからの演出制御コマンドに基づいて音声出力装置33、画像表示領域30、演出ランプ34a、34b、照明装置34、可動役物340を駆動するための駆動装置36を制御する。
画像・音響制御部(図示せず)は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行う画像・音響CPUと、この画像・音響CPUにより実行される各種プログラムや各種データ等が記憶されたROMと、このCPUのワークエリア等として用いられるRAMと、VDPと、画像ROM、音響ROM等を備えている。
そして、画像・音響制御部は、サブCPU120aから送られた演出制御コマンドに基づいて、画像表示領域30に表示する画像、音声出力装置33によりスピーカ341,343から出力する音響を制御する。
具体的には、画像ROMには、画像表示領域30において遊技中に表示する各種図柄画像や各種背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための各種装飾図柄、遊技者に予告演出等を表示するための各種キャラクタや各種アイテム等といった各種の画像データが記憶されている。また、音響ROMには、音声出力装置33より出力させる楽曲や音声、BGM等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。
画像・音響CPUは、サブCPU120aから送られた演出制御コマンドに基づいて、アニメーションパターンの解析や、描画に関するコマンドをまとめたディスプレイリストの作成、およびディスプレイリストのVDPへの送信などを行う。
VDPは、画像・音響CPUから受信したディスプレイリストに基づいて、画像ROMに記憶された画像データや音響ROMに記憶された音響データを読み出し、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための描画処理を行い、読み出した音響データを用いて音響処理を行う。
そして、VDPは、描画処理された画像データにより画像表示領域30に表示される画像表示を制御する。また、音響処理された音響データを音声出力装置33に出力し、音声出力装置33によりスピーカ341、343から出力される音響を制御する。
払出制御基板130は、払出CPU130a、払出ROM130b、払出RAM130cを備えている。払出CPU130aは、主制御基板110から送信された払出個数指定コマンドに基づいて、払出ROM130bから所定のプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、払出装置の払出モータを制御して所定の遊技球を払い出す。また、遊技球が払い出されたか否かを検知する払出球計数検知スイッチからの入力信号に基づいて、払出ROM130bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、当該処理に基づいて、対応する払出データを主制御基板110に送信する。
電源基板180は、コンデンサからなるバックアップ電源を備えており、電源プラグ181から供給される電力に基づいて遊技機1に電源電圧を供給するとともに、遊技機1に供給する電源電圧を監視し、電源電圧が所定値以下となったときに、電断検知信号を主制御基板110に出力する。より具体的には、電断検知信号がハイレベルになるとメインCPU110aは動作可能状態になり、電断検知信号がローレベルになるとメインCPU110aは動作停止状態になる。
以下、本実施形態にかかる遊技機1における遊技の概要について説明する。
主制御基板110のメインCPU110aは、遊技機1において遊技を行っている遊技者が存在するか否かに関わりなく(すなわち、遊技球が遊技領域3に打ち出されているかに関わりなく)、遊技の進行のための処理を行ってはいるが、実際上の遊技としては、遊技者が操作ハンドル4を操作して遊技球を遊技領域3に打ち出すことで行われるものである。
遊技領域3に打ち出された遊技球が各種入賞口10、13〜15に入賞したことが一般入賞口検出スイッチ10a、第1始動口検出スイッチ13a、第2始動口検出スイッチ14a、大入賞口検出スイッチ15aによって検出されると、遊技球の入賞した入賞口に対応して払い出す遊技球の個数を指定する払出個数指定コマンドが、主制御基板110のメインCPU110aから払出CPU130aに送られる。払出CPU130aは、払出個数指定コマンドで指定された個数の遊技球を、遊技者に払い出す。
そして、第1始動口13または第2始動口14に遊技球が入賞したことが第1始動口検出スイッチ13aまたは第2始動口検出スイッチ14aによって検出されたときには、メインCPU110aは、大当たり抽選を行うための大当たり判定用乱数値、大当たり判定により大当たりと判定されたときに停止表示させる特別図柄を決定するための大当たり図柄用乱数値、特別図柄の変動時間を決定するための変動パターン用乱数値、大当たり判定によりハズレと判定されたときにリーチ演出を行うか否かを決定するための演出判定用乱数値(リーチ判定用乱数値ともいう)を、各乱数カウンタからそれぞれ抽出する。抽出されたこれらの乱数値は、メインRAM110cの乱数値格納領域に保留記憶される。
また、メインCPU110aは、変動パターン用乱数値に基づいて、時短状態であるか否かと保留記憶の個数とに応じてメインROM110bに用意された変動パターン決定テーブル(図3)を参照して、第1特別図柄表示器20または第2特別図柄表示器21に行われる特別図柄の変動時間(変動パターン)を確認する。そして、特別図柄の変動表示を開始するときよりも前に、特別図柄の変動時間(変動パターン)と保留記憶の個数を示す始動入賞コマンドがメインCPU110aから演出制御基板120のサブCPU120aに送られ、サブCPU120aは、これをサブRAM120cに保存しておく。
そして、サブCPU120aは、受信した始動入賞コマンドに含まれる保留記憶の個数が第1保留に対応する保留記憶の個数である場合、第1保留アイコン表示領域611に表示する第1保留アイコンの個数を更新表示し、受信した始動入賞コマンドに含まれる保留記憶の個数が第2保留に対応する保留記憶の個数である場合、第2保留アイコン表示領域612に表示する第2保留アイコンの個数を更新表示する。
次に、大当たり抽選について説明する。大当たり抽選は、第1特別図柄表示器20と第2特別図柄表示器21の何れでも特別図柄の変動表示が行われていないとき(何れかの変動表示が終了したとき)、第1始動口13に対応する第1保留と第2始動口14に対応する第2保留との何れかに、大当たり判定用乱数値等が保留記憶されている場合に、先の入賞にかかる保留記憶の大当たり判定用乱数値に基づいて行われる。第1保留と第2保留の両方があるときには、第2始動口14に対応する第2保留を優先させる。
なお、第1保留を第2保留よりも優先させるようにしてもよく、また第1保留と第2保留の保留記憶順に大当たり抽選を行うようにしてもよい。
大当たり抽選では、メインCPU110aは、現在の遊技状態が高確率状態か低確率状態かに応じて、それぞれの遊技状態に対応してメインROM110bに用意された大当たり判定テーブルを参照して、大当たり判定用乱数値が大当たりとすべき値となっているかを判定する。ここで、大当たり抽選の当選確率は、例えば、低確率状態では1/319、高確率状態では1/31.9となっている。
大当たり抽選が終了すると、メインCPU110aは、さらに大当たり図柄用乱数値に基づいて、メインROM110bに用意された特別図柄判定テーブルを参照して、第1特別図柄表示器20または第2特別図柄表示器21に停止表示させる特別図柄の種類を決定する特別図柄抽選を行う。より詳細には、大当たり抽選の結果がハズレであった場合には、ハズレに対応した特別図柄を決定する。大当たりであった場合には、確率変動大当たりに対応した特別図柄と通常(非確率変動)大当たりに対応した特別図柄の何れかを、65:35の割合で決定する。
特別図柄抽選が終了すると、メインCPU110aは、さらに変動パターン用乱数値に基づいて、大当たりであるか否かと時短状態であるか否かと保留記憶の個数とに応じてメインROM110bに用意された変動パターンテーブルを参照して、第1特別図柄表示器20または第2特別図柄表示器21に行われる特別図柄の変動時間(変動パターン)を決定する変動時間(変動パターン)抽選を行う。
次に、特別図柄の変動表示について説明する。上記の大当たり抽選等が行われると、メインCPU110aは、第1特別図柄表示器20または第2特別図柄表示器21において図柄を変動表示させ、変動時間抽選により決定した変動時間を経過したときに、特別図柄抽選により決定した種類の特別図柄を停止表示させる。
なお、上記の大当たり抽選等が行われ、特別図柄の変動表示を開始するときには、特別図柄の変動時間(変動パターン)を示す変動パターン指定コマンド、特別図柄の種類を示す特別図柄コマンド、保留記憶の数を示す保留個数コマンドが、主制御基板110のメインCPU110aから演出制御基板120のサブCPU120aに順次送られる。
そして、サブCPU120aは、受信した保留個数コマンドが第1保留の保留記憶の個数である場合、第1保留アイコン表示領域611に表示する第1保留アイコンの個数を更新表示し、受信した保留個数コマンドが第2保留の保留記憶の個数である場合、第2保留アイコン表示領域612に表示する第2保留アイコンの個数を更新表示する。
特別図柄の変動表示が終了するときには、変動終了コマンドが、主制御基板110のメインCPU110aから演出制御基板120のサブCPU120aに送られる。また、遊技状態の変化があったときには変化後の遊技状態を示す遊技状態コマンドが、主制御基板110のメインCPU110aから演出制御基板120のサブCPU120aに送られ、サブCPU120aは、これをサブRAM120cに保存しておく。
サブCPU120aは、サブRAM120cに保存している遊技状態を参照し、変動パターンコマンド、特別図柄コマンド及び保留個数コマンドに基づいて、停止表示される装飾図柄の種類及び実行する変動演出の種類である変動演出パターンを決定し、これに従って画像・音響制御部(図示せず)に演出制御コマンドを送信し、画像表示領域30に装飾図柄の変動表示を行わせる。また、変動終了コマンドに基づいて装飾図柄の変動表示を完全に停止させ、装飾図柄の変動表示の結果を遊技者に示す。このような装飾図柄の変動表示を行う変動演出の詳細については、後述する。
次に、大当たり遊技(特別遊技状態)について説明する。大当たり抽選に当選し、大当たりの結果を示す特別図柄が停止表示されると(大当たりの結果を示す装飾図柄が停止表示されると)、大当たり遊技が行われる。大当たり遊技では、一定期間のオープニングに続けて、ラウンド遊技が行われる。ラウンド遊技は、上記のように特別図柄の種類に応じた大当たりの種類に応じたラウンド数だけ行われるが、ラウンドとラウンドの間には、一定期間のインターバルがある。特別図柄の種類に応じた大当たりの種類に応じたラウンド数を全て消化すると、一定期間のエンディングを経た後、大当たり遊技が終了する。
大当たり遊技の各ラウンドの遊技が開始されると、大入賞口15の開閉扉が開放される。大入賞口15の開閉扉が開放された後、規定数(例えば9個)の遊技球が入賞すると、または規定時間を経過すると、大入賞口15の開放扉が閉鎖され、当該ラウンドの遊技が終了することとなる。
なお、本実施形態では、大当たり遊技のラウンド数は、通常大当たりであった場合には4ラウンド、確率変動大当たりであった場合には16ラウンドとしている。
大当たり遊技の開始時(オープニングの開始時)に大当たり開始コマンドが、各ラウンドの開始時にラウンド開始コマンドが、各ラウンドの終了時にラウンド終了コマンドが、さらに大当たり遊技の終了時(エンディングの終了時)に大当たり終了コマンドが、それぞれ主制御基板110のメインCPU110aから演出制御基板120のサブCPU120aに送られる。サブCPU120aは、これらのコマンドに基づいて、オープニング、各ラウンド、ラウンド間のインターバル、エンディングのそれぞれに応じた演出を、画像表示領域30等において行わせるものとしている。
大当たり遊技が終了すると、主制御基板110のメインCPU110aは、当該大当たり遊技を開始させた大当たりの種類に応じた遊技状態に制御する。すなわち、確率変動大当たりであった場合には、大当たり終了後に高確率状態に制御するとともに時短状態に制御し、高確率状態かつ時短状態を示す遊技状態コマンドが、主制御基板110のメインCPU110aから演出制御基板120のサブCPU120aに送られる。この時短状態は、本実施形態では、次の大当たり発生まで継続するものとしている。
一方、確率変動大当たりでなかった場合には、大当たり終了後に低確率状態に制御するとともに時短状態(特定遊技状態)に制御し、低確率状態かつ時短状態を示す遊技状態コマンドが、主制御基板110のメインCPU110aから演出制御基板120のサブCPU120aに送られる。この時短状態は、本実施形態では、特別図柄の変動表示が100回行われると終了し、100回以降は非時短状態(通常遊技状態)に制御するものとしている。なお、101回目の変動開始時には低確率状態かつ非時短状態を示す遊技状態コマンドが、主制御基板110のメインCPU110aから演出制御基板120のサブCPU120aに送られる。メインCPU110aは、このように遊技状態の変化があったときには、変化後の遊技状態を示す遊技状態コマンドをサブCPU120aに送信する。
以下、本実施形態にかかる遊技機1において装飾図柄の変動表示を行う変動演出について説明する。変動演出は、第1特別図柄表示器20または第2特別図柄表示器21により特別図柄の変動表示が行われている期間において、画像表示領域30により、左、中、右の装飾図柄の変動表示を開始させた後、左、右、中の順に仮停止させ(仮停止させる際には変動表示の速度が減速される)、特別図柄の変動表示の結果が示されるタイミングで装飾図柄の変動表示を完全に停止させることにより変動表示結果を確定するものである。
より詳細には、左、中、右のそれぞれの領域で、例えば「1」〜「8」の番号が順に振られた装飾図柄を上から下にスクロール表示させ、最終的に停止された装飾図柄の種類が左、中、右で全て同じ装飾図柄が揃うことで、大当たりの発生を報知するものである。ここで、通常大当たりの場合には、偶数(「0」を含む)の同じ種類の図柄を揃えて停止させ、確率変動大当たりの場合には、奇数の同じ種類の図柄を揃えて停止させる。ハズレの場合には、左、中、右の全ての装飾図柄に同じ種類の図柄が揃わないようにして停止させる。
なお、左と右の装飾図柄が仮停止し、中の装飾図柄が未だ変動を続けている場合に、左と右の装飾図柄が同じ種類になっている状態をリーチという。
リーチとなった場合には、「1」〜「8」の番号が順に振られた装飾図柄が通常速度でスクロール表示される演出ではなく、装飾図柄の変動表示のスクロール表示のさせ方を低速にしたり、所定のキャラクタが登場して装飾図柄に対しアクションを行ったりというリーチ演出(ノーマルリーチ、SPリーチ、SPSPリーチ、全回転リーチ)が行われることがある。このようなリーチ演出は大当たりの期待感を高める演出であって、ノーマルリーチ<SPリーチ<SPSPリーチ<全回転リーチの順に大当たり期待度が高くなっていく。
<変動パターンと変動演出との対応>
ここで、メインCPU110aで決定される変動パターンと、サブCPU120a(および、画像・音響制御部)により実行される変動演出との対応について図3を用いて説明する。
図3は、変動パターンテーブルと変動演出との対応例を示す図である。
本実施形態では、上述した大当たり抽選の結果が「ハズレ」の場合、変動時間が2(s)の変動パターン(変動パターンコマンド:P1)から変動時間が100(s)の変動パターン(変動パターンコマンドP8)までの8パターンが設定されており、これら8パターンの変動パターンの各々に対応する変動演出として、「リーチなし(短縮)」から「疑似連3回→ノーマル→SP(リーチ)→SPSP(リーチ)(ハズレ)」までの8つの変動演出が設定されている。
そして、上述した大当たり抽選の結果が「大当たり」の場合、変動時間が15(s)の変動パターン(変動パターンコマンド:P11)から変動時間が120(s)の変動パターン(変動パターンコマンドP15)までの5パターンが設定されており、これら5パターンの変動パターンの各々に対応する変動演出として、「ノーマルリーチ(大当たり)」から「疑似連4回→ノーマル(リーチ)→全回転リーチ(大当たり)」までの5つの変動演出が設定されている。
なお、本実施形態において「疑似連」とは疑似連続予告の略称であり、1回の大当たりの抽選に対応する特別図柄の変動表示中(変動演出中)に装飾図柄を一旦仮停止させた後に再変動させる変動態様のことであり、1回もしくは複数回行われる演出のことである。
「疑似連1回」とは、疑似連2回目が実行されるか否かの煽り演出(疑似連煽り演出)を実行後、疑似連2回目に発展しない演出のことである。
また「疑似連2回」とは、疑似連煽り演出(1回目)を実行後、疑似連2回目に発展し、疑似連煽り演出(2回目)を実行した後、疑似連3回目に発展しない演出のことである。
また「疑似連3回」とは、疑似連煽り演出(1回目)を実行後、疑似連2回目に発展し、疑似連煽り演出(2回目)を実行した後、疑似連3回目に発展し、疑似連煽り演出(3回目)を実行した後、疑似連4回目に発展しない演出のことである。
また「疑似連4回」とは、疑似連煽り演出(1回目)を実行後、疑似連2回目に発展し、疑似連煽り演出(2回目)を実行した後、疑似連3回目に発展し、疑似連煽り演出(3回目)を実行した後、疑似連4回目に発展する演出のことである。
そして、「疑似連1回」<「疑似連2回」<「疑似連3回」<「疑似連4回」の順に大当たり期待度が高くなっていく。
なお、非時短状態と時短状態とでは、同じ変動パターン指定コマンドを受信しても変動演出の演出内容が異なる演出となる。
例えば、非時短状態で変動パターン指定コマンド「P6」を受信した場合に実行される「擬似連1回→ノーマル→SP(ハズレ)」の変動演出と、時短状態で変動パターン指定コマンド「P6」を受信した場合に実行される「擬似連1回→ノーマル→SP(ハズレ)」の変動演出とでは、演出内容が異なる演出となる。
また、時短状態においてSPSPリーチを実行する変動パターン指定コマンド(「P7」、「P8」、「P13」、「P14」)を受信した場合、ノーマルリーチからSPリーチを実行せずSPSPリーチに発展する変動演出が実行される。
そして、メインCPU110aは、上述した大当たり抽選の結果が「大当たり」の場合、
・変動パターン「P11」:5%
・変動パターン「P12」:15%
・変動パターン「P13」:20%
・変動パターン「P14」:50%
・変動パターン「P15」:10%
の割合で実行する変動パターンを決定する。
また、メインCPU110aは、非時短状態において大当たり抽選の結果が「ハズレ」である場合、
・変動パターン「P1〜P3」:50%(保留球数に応じてP1〜P3の何れかが決定される)
・変動パターン「P4」:20%
・変動パターン「P5」:12%
・変動パターン「P6」:10%
・変動パターン「P7」:5%
・変動パターン「P8」:3%
の割合で実行する変動パターンを決定する。
また、メインCPU110aは、時短状態において大当たり抽選の結果が「ハズレ」である場合、
・変動パターン「P1〜P3」:80%(保留球数に応じてP1〜P3の何れかが決定される)
・変動パターン「P6」:12%
・変動パターン「P7」:5%
・変動パターン「P8」:3%
の割合で実行する変動パターンを決定する。
なお、本実施形態では、時短状態において大当たり抽選の結果が「ハズレ」である場合、変動パターン「P4」,「P5」は決定されないように設定されている。
<演出モードの選択>
次に、サブCPU120aにより選択される変動演出の演出モードについて図4を用いて説明する。
図4は演出モードの選択の例を示す図である。
この図に示すように本実施形態では、遊技状態が「低確率(状態)であり、かつ、非時短状態」のときに選択される演出モードとして、AモードからEモードの5種類が選択可能であり、そして、遊技状態が「高確率(状態)であり、かつ、時短状態」または「低確率(状態)であり、かつ、時短状態」のときに選択される演出モードとして、FモードからHモードの3種類が選択可能となっている。
遊技状態が「低確率(状態)であり、かつ、非時短状態」のときに選択される各演出モードの移行時期(条件)は、以下のとおりである。
・Aモード:Cモード中に1/30の移行抽選に当選したことにより移行する演出モードである。Aモード専用背景画像、Aモード専用装飾図柄、Aモード専用音声等による演出が実行される。
・Bモード:Aモード中に1/30の移行抽選に当選したことにより移行する演出モードである。Bモード専用背景画像、Bモード専用装飾図柄、Bモード専用音声等による演出が実行される。
・Cモード:Bモード中に1/30の移行抽選に当選したことにより移行する演出モードである。Cモード専用背景画像、Cモード専用装飾図柄、Cモード専用音声等による演出が実行される。
・Dモード:連続演出を実行するときにA〜Cモードの何れの演出モードからでも移行する演出モードであり、A〜Cモードよりも大当たり期待度が高い演出モードである。Dモード専用背景画像、Dモード専用装飾図柄、Dモード専用音声等による演出が実行される。
・Eモード:連続演出を実行するときにA〜Cモードの何れの演出モードからでも移行する演出モードである。Dモードを経てEモードに移行する場合と、Dモードを経ずにEモードに移行する場合とがある。Dモードよりも大当たり期待度が高い演出モードである。Eモード専用背景画像、Eモード専用装飾図柄、Eモード専用音声等による演出が実行される。
また、遊技状態が「高確率(状態)であり、かつ、時短状態」または「低確率(状態)であり、かつ、時短状態」のときに選択される各演出モードの移行時期(条件)は、以下のとおりである。
・Fモード:Gモード中に1/20の移行抽選に当選したことにより移行する演出モードである。Fモード専用背景画像、Fモード専用装飾図柄、Fモード専用音声等による演出が実行される。
・Gモード:Fモード中に1/20の移行抽選に当選したことにより移行する演出モードである。Gモード専用背景画像、Gモード専用装飾図柄、Gモード専用音声等による演出が実行される。
・Hモード:連続演出を実行するときにF,Gモードの何れの演出モードからでも移行する演出モードであり、F,Gモードよりも大当たり期待度が高い演出モードである。Hモード専用背景画像、Hモード専用装飾図柄、Hモード専用音声等による演出が実行される。
なお、AモードからCモードと、FモードとGモードの各移行抽選については、移行時期が何れかのリーチ演出を実行する変動演出と重なる場合は実行されない。
<サブCPU120aによる演出決定処理>
ここで、サブCPU120aによる演出決定処理について説明する。なお、サブCPU120aによる演出決定処理については周知技術であるため、以下においては簡単に説明する。
サブCPU120aは、以下の処理手順により、実行する演出(連続演出、変動演出)を決定する。
まず、サブCPU120aによる連続演出決定処理について説明する。
サブCPU120aは、メインCPU110aから始動入賞コマンドを受信すると、以下の処理を実行する。
(処理1−1)メインCPU110aから受信した始動入賞コマンドに含まれる特別図柄の変動時間(変動パターン)等に基づいて、実行予定の変動演出パターンを確認(先読み)する。
(処理1−2)確認された変動演出パターンが連続演出を実行可能な変動演出である場合、連続演出を実行するか否かを決定する。
(処理1−3)連続演出を実行すると決定した場合、実行予定の変動演出パターンによる変動演出よりも前に実行される変動演出が何変動あるか(保留記憶の個数が何個あるか)を確認する。
(処理1−4)上記(処理1−3)により、3変動(保留記憶の個数が3個)あると確認された場合は3変動前から連続演出を実行すると決定し、2変動(保留記憶の個数が2個)あると確認された場合は2変動前から連続演出を実行すると決定し、1変動(保留記憶の個数が1個)あると確認された場合は1変動前から連続演出を実行すると決定し、0変動(保留記憶の個数が0個)あると確認された場合は実行予定の変動演出パターンによる変動演出で連続演出を実行すると決定する。
(処理1−5)実行する連続演出の種類を決定する。遊技状態が「低確率状態かつ非時短状態」においてDモードに移行させると決定した場合は、上記(処理1−4)で決定した時期からDモードに移行させる。Eモードに移行させると決定した場合は上記(処理1−4)で決定した時期からEモードに移行させるのか、Dモードを経てEモードに移行させるのかを決定する。Dモードを経てEモードに移行させると決定した場合、Dモードを経てEモードに移行させる時期(何変動前)を決定する。一方、遊技状態が「高確率状態かつ時短状態」または「低確率状態かつ時短状態」においてHモードに移行させると決定した場合は、上記(処理1−4)で決定した時期からHモードに移行させる。
(処理1−6)決定した連続演出の内容(シナリオ)に応じたデータをセットした演出制御コマンドを画像・音響制御部に送信する。
次に、サブCPU120aによる変動演出決定処理について説明する。
サブCPU120aは、メインCPU110aから変動パターン指定コマンド等を受信すると、以下の処理を実行する。
(処理2−1)メインCPU110aから受信した変動パターン指定コマンド等に基づいて、遊技状態が「低確率状態かつ非時短状態」であれば、非時短用変動演出群の中から実行する変動演出パターンを選択し、遊技状態が「高確率状態であり、かつ、時短状態」または「低確率状態であり、かつ、時短状態」であれば、時短用変動演出群の中から実行する変動演出パターンを決定する。
(処理2−2)選択された変動演出パターンが何れのリーチ演出も実行しない変動演出である場合、遊技状態が「低確率状態かつ非時短状態」であれば、1/30の移行抽選を実行し、移行抽選に当選した場合、移行先の演出モード(A〜Cモード)を決定し、遊技状態が「高確率状態かつ時短状態」または「低確率状態かつ時短状態」であれば、1/20の移行抽選を実行し、移行抽選に当選した場合、移行先の演出モード(FまたはGモード)を決定する。
(処理2−3)上記(処理2−1)、(処理2−2)により決定した各内容に応じたデータをセットした演出制御コマンドを画像・音響制御部に送信する。
<非時短状態において各演出モードで表示される装飾図柄の例>
図5は、本実施形態で用いられる、非時短状態において各演出モードで表示される装飾図柄の例を示す図である。
図5(a)は、Aモード中の通常表示態様の装飾図柄、図5(b)は、Bモード中の通常表示態様の装飾図柄、図5(c)は、Cモード中の通常表示態様の装飾図柄、図5(d)は、Dモード中の通常表示態様の装飾図柄、図5(e)は、Eモード中の通常表示態様の装飾図柄、を各々示している。
各演出モード中の通常表示態様の装飾図柄は8種類(「1図柄」〜「8図柄」が用意されている。
非時短状態における各装飾図柄は、文字表示領域と動作表示領域とから構成されている。本実施形態では、文字表示領域には数字図柄、動作表示領域にはキャラクタ図柄が表示される例を示す。
なお、図5(a)〜(e)に示す各例においては数字図柄が「1」の装飾図柄には符号を付しているが、数字図柄「2」〜「8」については、数字図柄が「1」の装飾図柄に付した符号と同様であるため、符号は省略してある。
図5(a)に示すAモード中の通常表示態様の装飾図柄510は、数字図柄510aとAモード用キャラクタ図柄510bとから構成される装飾図柄である。
各数字図柄510aは、六角形の枠画像と、その六角形の枠画像内に各数字画像が組み合わされた画像により構成されている。
また、Aモード用キャラクタ図柄510bは、各数字図柄510aに対応して各々異なるキャラクタ図柄となっている。
そして、Aモード用キャラクタ図柄510bは、他の演出モード(B〜Eモード)用のキャラクタ図柄とは一部(服装の柄)が異なる図柄となっている。
図5(b)に示すBモード中の通常表示態様の装飾図柄520は、数字図柄520aとBモード用キャラクタ図柄520bとから構成される装飾図柄である。
なお、各数字図柄520aは、数字図柄510aと同様である。
また、Bモード用キャラクタ図柄520bは、各数字図柄520aに対応して各々異なるキャラクタ図柄となっている。
そして、Bモード用キャラクタ図柄520bは、他の演出モード(A,C〜Eモード)用のキャラクタ図柄とは一部(服装の柄)が異なる図柄となっている。
図5(c)に示すCモード中の通常表示態様の装飾図柄530は、数字図柄530aとCモード用キャラクタ図柄530bとから構成される装飾図柄である。
なお、各数字図柄530aは、数字図柄510aと同様である。
また、Cモード用キャラクタ図柄530bは、各数字図柄530aに対応して各々異なるキャラクタ図柄となっている。
そして、Cモード用キャラクタ図柄530bは、他の演出モード(A,B、D,Eモード)用のキャラクタ図柄とは一部(服装の柄)が異なる図柄となっている。
図5(d)に示すDモード中の通常表示態様の装飾図柄540は、数字図柄540aとDモード用キャラクタ図柄540bとから構成される装飾図柄である。
なお、各数字図柄540aは、数字図柄510aと同様である。
また、Dモード用キャラクタ図柄540bは、各数字図柄540aに対応して各々異なるキャラクタ図柄となっている。
そして、Dモード用キャラクタ図柄540bは、他の演出モード(A〜C,Eモード)用のキャラクタ図柄とは一部(キャラクタ図柄の色、背景に小さな炎画像)が異なる図柄となっている。
このようなDモード用キャラクタ図柄540bと数字図柄540aにより形成されたDモード用装飾図柄540は、A〜Cモードと比べて大当り期待度が高く、また、Eモードと比べて大当たり期待度が低いことを遊技者が認識可能な装飾図柄となっている。
図5(e)に示すEモード中の通常表示態様の装飾図柄540は、数字図柄550aとEモード用キャラクタ図柄550bとから構成される装飾図柄である。
なお、各数字図柄550aは、数字図柄510aと同様である。
また、Eモード用キャラクタ図柄550bは、各数字図柄550aに対応して各々異なるキャラクタ図柄となっている。
そして、Eモード用キャラクタ図柄550bは、他の演出モード(A〜Dモード)用のキャラクタ図柄とは一部(キャラクタ図柄の色、背景に大きな炎画像)が異なる図柄となっている。
このようなEモード用キャラクタ図柄550bと数字図柄550aにより形成されたDモード用装飾図柄540は、A〜Cモードと比べて大当り期待度が高く、また、Dモードと比べても大当たり期待度が高いことを遊技者が認識可能な装飾図柄となっている。
図5(a)〜(e)に示した各キャラクタ図柄には後述するように、各々のキャラクタ特有の変動開始動作画像が用意されており、各装飾図柄の変動が開始する際には各装飾図柄の各キャラクタ図柄に対応した変動開始動作画像により、それぞれ特有の変動開始動作画像を表示してから変動表示を行う。
そして、図5(a)〜(e)に示した各キャラクタ図柄には後述するように、各々のキャラクタ特有の仮停止動作画像が用意されており、各装飾図柄が仮停止する際には各装飾図柄の各キャラクタ図柄に対応した仮停止動作画像により、それぞれ特有の仮停止動作画像を表示してから仮停止表示を行う。
なお、仮停止とは、変動終了コマンドに基づいて装飾図柄の変動表示が完全に停止するより前に装飾図柄が一旦停止することである。したがって、仮停止した装飾図柄は再度変動を開始(再変動という)する場合がある。
なお、本実施形態では、数字図柄が「7」図柄である装飾図柄は、他の装飾図柄よりも少し大きい画像で形成することにより、他の装飾図柄よりも目立つようにしている。
これは、一般的な遊技機においては、「7」の装飾図柄で大当たりとなると100%の割合で大当たり後に高確率状態となることから、遊技者にとって「7」の装飾図柄というのは他の装飾図柄に比べて特別な図柄であるからである。
また、本実施形態では、演出モードを複数設けるとともに、各演出モードにおいてはキャラクタ図柄の一部を変更するように構成しているが、これに限らず、各演出モードにおけるキャラクタ図柄を変更しないようにしてもよい。
また、キャラクタ図柄の一部または全てに対して、各々のキャラクタの名前画像を付加するようにしてもよい。
また、本実施形態では装飾図柄を数字図柄とキャラクタ図柄により構成するようにしているが、これに限らず、装飾図柄を、数字図柄と背景図柄、数字図柄と模様図柄等により構成するようにしてもよく、また数字図柄に替えてアルファベット、漢字等の文字図柄にしてもよい。
<時短状態において各演出モードで表示される装飾図柄の例>
図6は、本実施形態で用いられる、時短状態において各演出モードで表示される装飾図柄の例を示す図である。
図6(a)は、Fモード中の通常表示態様の装飾図柄、図6(b)は、Gモード中の通常表示態様の装飾図柄、図6(c)は、Hモード中の通常表示態様の装飾図柄、を各々示している。
各演出モード中の通常表示態様の装飾図柄は8種類(「1図柄」〜「8図柄」が用意されている。
時短状態における通常表示態様の各装飾図柄も、非時短状態における通常表示態様の各装飾図柄と同様に、文字表示領域と動作表示領域とから構成されている。
本実施形態では、文字表示領域には数字図柄、動作表示領域には模様図柄が演出モードにより表示されたり(Hモード)表示されなかったり(F、Gモード)する例を示す。
なお、時短状態における全ての演出モードにおける装飾図柄を、文字表示領域と動作表示領域とから構成するようにしてもよい。
また、図6(a)〜(c)に示す各例においては数字図柄が「1」の装飾図柄には符号を付しているが、数字図柄「2」〜「8」については、数字図柄が「1」の装飾図柄に付した符号と同様であるため、符号は省略してある。
図6(a)に示すFモード中の通常表示態様の装飾図柄560は、Fモード用数字図柄560aからなる装飾図柄である。
各Fモード用数字図柄560aは、八角形の枠画像と、その八角形の枠画像内に各数字画像が組み合わされた画像により構成されている。
そして、Fモード用数字図柄560aは、後述するGモード用数字図柄570aとは一部(枠画像の色)が異なる図柄となっている。
図6(b)に示すGモード中の通常表示態様の装飾図柄570は、Gモード用数字図柄570aからなる装飾図柄である。
各Gモード用数字図柄570aは、八角形の枠画像と、その八角形の枠画像内に各数字画像が組み合わされた画像により構成されている。
そして、Gモード用数字図柄570aは、Fモード用数字図柄560aとは一部(枠画像の色)が異なる図柄となっている。
図6(c)に示すHモード中の通常表示態様の装飾図柄580は、Hモード用数字図柄580aとHモード用模様図柄580bとが組み合された装飾図柄である。
各Hモード用数字図柄580aは、八角形の枠画像と、その八角形の枠画像内に各数字画像が組み合わされた画像により形成されている。
なお、各Hモード用数字図柄580aは、各Fモード用数字図柄560aと同様である。
また、Hモード用模様図柄580bは、各数字図柄580aに対応して同じ模様画像により形成されている。
このようなHモード用模様図柄580bと数字図柄580aにより形成されたHモード用装飾図柄580は、FまたはGモードと比べて大当り期待度が高いことを遊技者が認識可能な装飾図柄となっている。
なお、時短状態においても数字図柄が「7」図柄である装飾図柄は、他の装飾図柄よりも少し大きい画像で形成することにより、他の装飾図柄よりも目立つようにしている。
<装飾図柄の動作例>
次に、図7を用いて装飾図柄の動作について説明する。
図7は、装飾図柄の動作例を示す図である。
図7(a)〜(e)に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P1」(リーチなし(短縮)、変動時間2s)が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
まず、図7(a)は変動演出が開始される前の状態(停止表示状態)を示す図である。
図7(a)において、画像表示領域30には、Aモード中の左装飾図柄として、「1」の数字図柄510a(L)と「1」の数字図柄510a(L)に対応したキャラクタ図柄510b(L)とからなるAモード中の左装飾図柄510(L)が表示され、中装飾図柄として、「2」の数字図柄510a(C)と「2」の数字図柄510a(C)に対応したキャラクタ図柄510b(C)とからなるAモード中の左装飾図柄510(C)が表示され、右装飾図柄として、「3」の数字図柄510a(R)と「3」の数字図柄510a(R)に対応したキャラクタ図柄510b(R)とからなるAモード中の右装飾図柄510(R)が表示されている。
他に画像表示領域30には、第1保留の保留記憶個数を表示するための第1保留アイコン表示領域611が画面中央部に表示され、特別図柄が変動していることや停止していることを飾り図柄により表示するための飾り図柄表示領域620、第1保留の保留記憶個数と第2保留の保留記憶個数とを表示するための保留個数表示領域630が画面右下隅部に表示され、現在の演出モードを示す演出モード表示領域650が画面上部に表示されている。
したがって、図7(a)では、現在の演出モードがAモードであり、第1保留の保留記憶個数が4個、第2保留の保留記憶個数が0個であり、飾り図柄の組合せが「123」であることを表示している。
図7(b)は変動演出が開始されたときの状態を示している。
変動演出が開始されると、図7(b)に示すように、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)の各キャラクタ図柄510b(L)、510b(C)、510b(R)は、それぞれのキャラクタ図柄が特有の変動開始時動作(伸びる、傾く、表情が変わる等)を行ってからスクロール表示を開始する。
なお、各キャラクタ図柄510b(L)、510b(C)、510b(R)に対応する各数字図柄510a(L)、510a(C)、510a(R)は、キャラクタ図柄が変動開始時動作により伸びたり傾いたりする動作が行われても、数字図柄が伸びたり傾いたりすることはない。
図7(c)はスクロール表示中の状態を示し、図7(d)は装飾図柄の組合せが「754」で仮停止するときの状態を示している。
各装飾図柄が仮停止するときには、図7(d)に示すように、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)の各キャラクタ図柄510b(L)、510b(C)、510b(R)は、それぞれのキャラクタ図柄が特有の仮停止時動作(縮む、表情が変わる等)を行って仮停止する。
なお、各キャラクタ図柄510b(L)、510b(C)、510b(R)に対応する各数字図柄510a(L)、510a(C)、510a(R)は、キャラクタ図柄が仮停止時動作により縮んだりする動作が行われても、数字図柄が縮むことはない。
図7(e)は装飾図柄の組合せが「754」で停止表示したときの状態を示している。
変動が停止すると、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は停止表示する。
なお、図7(b)〜(d)では、第1保留アイコン表示領域611には保留記憶個数が3個であること、飾り図柄表示領域620には現在変動中であること、保留個数表示領域630には第1保留の保留記憶個数が3個であり第2保留の保留記憶個が0個であることが表示されている。そして、変動演出が開始されると演出モード表示領域650には演出モードを表示しない。
また、図7(e)では、第1保留アイコン表示領域611には保留記憶個数が3個、飾り図柄表示領域620には飾り図柄の組合せ「754」、保留個数表示領域630には第1保留の保留記憶個数が3個であり第2保留の保留記憶個が0個と表示されている。そして、停止表示すると演出モード表示領域650には、現在の演出モードがAモードであることを表示する。
なお、図7(a)〜(e)では、上述したように変動パターン指定コマンドとして「P1」(リーチなし(短縮)、変動時間2s)をサブCPU120aが受信した場合を例として示したため、図7(d)では各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は同時期に仮停止しているが、例えば、変動パターン指定コマンドとして「P2」(リーチなし(通常)、変動時間8s)をサブCPU120aが受信した場合は、左装飾図柄510(L)が最初に仮停止し、次に右装飾図柄510(R)が仮停止し、最後に中装飾図柄510(C)が仮停止する。そして仮停止の際には上述したように各装飾図柄の各キャラクタ図柄はそれぞれ特有の仮停止動作を行う。
また、上述した図5に示した、Bモード中の装飾図柄520のBモード用キャラクタ図柄520bや、Cモード中の装飾図柄530のCモード用キャラクタ図柄530bや、Dモード中の装飾図柄540のDモード用キャラクタ図柄540bや、Eモード中の装飾図柄540のEモード用キャラクタ図柄550bが、それぞれ特有の動作を行うようにしてもよいし、または、Aモード中の装飾図柄510のAモード用キャラクタ図柄510bと同様の動作を行うようにしてもよい。
また、上述した図6に示した、Hモード中の装飾図柄580のHモード用模様図柄580bは、変動開始のときや仮停止のときにそれぞれ特有の動作(星が光る)を行うようにしてもよく、また全てが同様の動作を行うようにしてもよい。
以上、本実施形態においては、図7(a)〜(e)を用いて説明したように、各装飾図柄を構成する各キャラクタ図柄は、変動開始のときにはそれぞれのキャラクタ図柄特有の変動開始時動作を行い、仮停止のときにはそれぞれのキャラクタ図柄特有の仮停止時動作を行う。
なお、各装飾図柄を構成する各キャラクタ図柄が動作するときは、これらの場面に限られない。例えば、装飾図柄の組合せがリーチとなったときにリーチの組み合わせを構成する各装飾図柄の各キャラクタ図柄がリーチ時動作をするようにしてもよく、また装飾図柄の組合せが大当たりとなったときに大当りの組合せを構成する各装飾図柄の各キャラクタ図柄が大当たり時動作をするようにしてもよく、また装飾図柄の組合せがハズレとなったときにハズレの組合せを構成する各装飾図柄の各キャラクタ図柄がハズレ時動作をするようにしてもよい。
また、停止表示中に一定時間が経過すると、各装飾図柄の各キャラクタ図柄が停止中動作を所定時間するようにしてもよい。
このように各装飾図柄を構成する各キャラクタ図柄がそれぞれ特有の変動開始時動作や仮停止時動作を行うことによって、各装飾図柄のデザイン性に加え個性を表現することができる。
なお、これ以降の説明においては、この図7を用いて説明した各キャラクタ図柄の動作についての説明は省略して説明するが、これ以降の説明においても各キャラクタ図柄が変動開始するときや仮停止するときに動作することには変わりない。
次に、非時短状態における変動演出について図8〜13に示す例を用いて説明する。
<非時短状態における変動演出(通常演出、ノーマルリーチ演出)の例>
まず、図8を用いて非時短状態における変動演出(通常演出、ノーマルリーチ演出)について説明する。
図8は、非時短状態における変動演出(通常演出、ノーマルリーチ演出)の例を示す図である。
図8(a)〜(c)に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P1」(リーチなし(短縮)、変動時間2s)が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
そして、図8(d)〜(h)に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P4」(ノーマルリーチ(ハズレ))が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
まず、図8(a)〜(c)を用いて通常演出の例について説明する。
なお、図8(a)〜(c)に示す装飾図柄はAモード中の通常表示態様の装飾図柄である。
図8(a)は変動演出が開始される前の状態(停止表示状態)を示す図である。
図8(a)において、画像表示領域30には、左装飾図柄としてAモード中の左装飾図柄510(L)が表示され、中装飾図柄としてAモード中の左装飾図柄510(C)が表示され、右装飾図柄としてAモード中の右装飾図柄510(R)が表示されており、各装飾図柄は動作しておらず停止表示している。
他に画像表示領域30において、第1保留の保留記憶個数を表示するための第1保留アイコン表示領域611には第1保留の保留記憶個数が4個であること、飾り図柄表示領域620には飾り図柄の組合せが「123」であること、保留個数表示領域630には第1保留の保留記憶個数が4個、第2保留の保留記憶個数が0個であること、演出モード表示領域650には現在の演出モードがAモードであることを表示している。
なお、これ以降の説明においては、第1保留アイコン表示領域611、飾り図柄表示領域620、保留個数表示領域630の説明は適宜省略する。
図8(b)は変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示している。
この状態において、演出モード表示領域650には演出モードを表示しない。
図8(c)は装飾図柄の組合せが「754」で停止表示したときの状態を示している。
変動が停止すると、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は停止表示する。
そして、停止表示すると演出モード表示領域650には、現在の演出モードがAモードであることを表示する。
次に、図8(d)〜(h)を用いてノーマルリーチ演出の例について説明する。
図8(d)は変動演出が開始される前の状態(停止表示状態)を示す図である。
なお、図8(d)〜(h)に示すAモード中の装飾図柄は、リーチ状態のときに通常表示態様から所定表示態様に切り替えて表示され、停止表示のときに所定表示態様から通常態様に切り替えて表示される。
図8(d)は、上述した図8(c)で停止表示した後、続けて変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示している。
図8(e)は、左装飾図柄510(L)と右装飾図柄510(R)とが「7」の装飾図柄によりリーチとなった状態を示している。
図8(e)は、左装飾図柄510(L)と右装飾図柄510(R)とがそれぞれ「7」の装飾図柄により仮停止しリーチ状態となった後、ノーマルリーチ演出が行われている状態を示している。
リーチ状態になると、まず図示しない移行演出1が行われる。ここで行われる移行演出1としては、例えば、画像表示領域30の画面がホワイトアウトしたりブラックアウトしたりすることにより一時的に全ての装飾図柄が消失するような演出であったり、また、画像表示領域30の周囲に設けられた各種ランプ等の発光装置による発光演出のことである。
移行演出1が行われると、図8(f)に示すように通常態様の左装飾図柄510(L)は所定表示態様に切り替えて表示され、また、通常態様の右装飾図柄510(R)も所定表示態様に切り替えて表示される。そして、通常態様の中装飾図柄510(C)も所定表示態様に切り替えて表示され、画面の中央部で低速スクロール表示される。
この所定表示態様の各装飾図柄510は、本実施形態では楕円形状で表示しているが、通常態様のときに比べてキャラクタ図柄がシンプルな図柄で形成されている。数字図柄については変更されないため、第1態様の装飾図柄は通常態様の装飾図柄に比べて認識し易い表示態様となっている。
そして、所定表示態様の各装飾図柄510は、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)の全て、あるいは一部(例えば中装飾図柄510(C))の表示が抑制され、非表示となったり、または視認性の低い(透明度の高い)表示となったりする場合がある。なお、所定表示態様の各装飾図柄510は、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)の表示サイズや字形が拡縮したり変化したりする場合がある。
なお、本実施形態では、この所定表示態様においても数字図柄が「7」図柄である装飾図柄は、他の装飾図柄よりも少し大きい画像で形成することにより、他の装飾図柄よりも目立つようにしている。
図8(g)は、ノーマルリーチ演出が行われた後、中装飾図柄510(C)が「8」装飾図柄により仮停止し、ハズレの組合せ「787」で各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が仮停止している状態を示している。
このハズレの組合せ「787」で仮停止している状態においては、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は所定表示態様のままで仮停止表示される。
図8(h)は装飾図柄の組合せが「787」のハズレの組合せで停止表示したときの状態を示している。
変動が停止するときには、仮停止のときには所定表示態様であった各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は通常態様に切り替えて表示された後、停止表示する。
なお、図8(d)〜(g)において、演出モード表示領域650には演出モードを表示しないが、図8(h)では、演出モード表示領域650には、現在の演出モードがAモードであることを表示する。
<非時短状態における変動演出(SPリーチハズレ演出)の例>
◆次に、図9を用いて非時短状態における変動演出(SPリーチハズレ演出)について説明する。
図9は、非時短状態における変動演出(SPリーチハズレ演出)の例を示す図である。
この図9に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P6」(疑似連1回→ノーマルリーチ→SPリーチハズレ)が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
図9(a)〜(g)に示す例は、上述した図8(d)から続く演出であるため、図8(d)までの説明は重複するので省略する。また、疑似連続予告演出の説明についても省略するが、上述した図9(a)までの間に疑似連予告が1回行われていることは言うまでもない。
図9(a)は、左装飾図柄510(L)と右装飾図柄510(R)とがそれぞれ「7」の装飾図柄により仮停止しリーチ状態となった後、ノーマルリーチ演出が行われている状態を示している。
リーチ状態になると、上述した移行演出1が行われ、移行演出1が行われると、上述した図8(f)と同様に通常態様の左装飾図柄510(L)は所定表示態様に切り替えて表示され、また、通常態様の右装飾図柄510(R)も所定表示態様に切り替えて表示される。そして、通常態様の中装飾図柄510(C)も所定表示態様に切り替えて表示され、画面の中央部で低速スクロール表示される。
続いて低速スクロールしていた所定表示態様の中装飾図柄510(C)が高速スクロールをすると、図示しない移行演出2が行われる。ここで行われる移行演出2としては、例えば、画像表示領域30の画面全体に亘って星が流れたり、画像表示領域30下側に設けられた可動役物(図示せず)が画面内に突出したりするような演出であったり、また、画像表示領域30の周囲に設けられた各種ランプ等の発光装置による発光演出のことである。なお、上述した移行演出1と同様の演出を移行演出2で行うようにしてもよい。
移行演出2が行われると、図9(b)に示すように所定表示態様の左装飾図柄510(L)は画像表示領域30の画面の左上隅で第1表示態様に切り替えて表示される。
そして、所定表示態様の右装飾図柄510(R)は画像表示領域30の画面右上隅部で第1表示態様に切り替えて表示される。そして、所定表示態様の中装飾図柄510(C)も第1表示態様に切り替えて表示され、画面の中央部で高速スクロール表示されるが、この第1表示態様の中装飾図柄510(C)は、第1表示態様の左右の装飾図柄510(L)、510(R)に比べて大きな図柄で、かつ、透明度が高い画像により抑制されて表示されているうえに、高速スクロール表示されるため、遊技者には非常に認識し難くなっている。
この第1表示態様の装飾図柄は、ノーマルリーチから、それよりも大当たり期待度が高いリーチに発展するときに表示される装飾図柄である。
この第1表示態様の各装飾図柄510は、通常態様や所定表示態様の装飾図柄に比べて小さな図柄で表示される。
そして、第1表示態様の各装飾図柄510は、数字図柄510aのみで形成されており、通常態様の装飾図柄に比べてシンプルであり、かつ小さな図柄であっても視認し易い表示態様となっている。
また、第1表示態様の各装飾図柄510は、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)の全て、あるいは一部(例えば中図柄510(C))の表示が抑制され、非表示となったり、または視認性の低い表示となったりする場合がある。なお、第1表示態様の各装飾図柄510は、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)の表示サイズや字形が拡縮したり変化したりする場合がある。
なお、この第1表示態様の中装飾図柄510(C)を表示しないようにしてもよい(透明表示、または、下位レイヤで表示)し、中装飾図柄については第1表示態様に切り替えないようにしてもよい。
本実施形態では、この第1表示態様においても数字図柄が「7」図柄である装飾図柄は、他の装飾図柄よりも少し大きい画像で形成することにより、他の装飾図柄よりも目立つようにしている。
図9(c)は、第1表示態様の中装飾図柄510(C)がスクロール表示中に移行演出3が行われた状態を示している。
この図9(c)における移行演出3は、左鉄扉と右鉄扉とがそれぞれの端部から中央部に向かって閉じる演出である。
この移行演出3が行われるときには、第1表示態様の左装飾図柄510(L)は第2表示態様に切り替えて表示され、第1表示態様の中装飾図柄510(C)も第2表示態様に切り替えて表示され、第1表示態様の右装飾図柄510(R)も第2表示態様に切り替えて表示され、第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで表示される。そして、第2表示態様の中装飾図柄510(C)は画面右上隅部でスクロール表示される。
このように、画面右上隅部において第2表示態様の各装飾図柄510(L),510(C),510(R)によって装飾図柄が表示されることにより、遊技者は、各装飾図柄510(L),510(C),510(R)の現在の状態を視認することができるとともに、これ以降の演出において画面のほぼ全域に亘って演出画像が表示される場合でも装飾図柄が演出の邪魔になることを極力防止できる。
そして、この移行演出3が行われるときに第1保留アイコン表示領域611が表示されなくなる(もしくは、第1保留アイコン表示領域611を下位レイヤで表示する)。なお、この第1保留アイコン表示領域611が表示されない状態は、後述する図9(f)まで継続する。
ここで、移行演出3を契機として第1保留アイコン表示領域611を表示しない理由について説明する。
遊技機においては、一般的にはノーマルリーチは装飾図柄のみにより行われる演出であることが多い一方、ノーマルリーチよりも大当たり期待度が高いSPリーチやSPSPリーチ(スーパーリーチとも言う)等の演出というのは、一般的には装飾図柄以外の演出画像(対戦演出画像やミッション演出画像等)により演出が行われることが多い。そして、このようなSPリーチやSPSPリーチ等の演出は、画面のほぼ全域に亘って表示されることが多い。
また、SPリーチやSPSPリーチ等が行われるときは、ノーマルリーチを経由してから行われる演出が多く、その際に移行演出3のような移行演出を行ってからSPリーチやSPSPリーチ等が行われる場合がある。
そして、このような移行演出についても画面のほぼ全域に亘って表示されることが多い。
このような画面のほぼ全域に亘って表示されるような演出を実行する場合において、第1保留アイコン表示領域611を表示した状態であると、演出画像が第1保留アイコン表示領域611と重なることがある。
このときに第1保留アイコン表示領域611を表示していると、その領域だけ演出画像が視認できなくなる。ここで第1保留アイコン表示領域611の表示を演出画像よりも優先した場合は、演出画像の表示領域が第1保留アイコン表示領域611の分だけ実質的に小さく表示されるため演出の迫力が低下してしまう。
よって、演出画像を画面のほぼ全域に亘って表示したいときには、第1保留アイコン表示領域611は邪魔な表示であるため、本実施形態では移行演出3からの演出においては第1保留アイコン表示領域611を表示しないようにしている(もしくは、下位レイヤで表示する)。
このようにすることで、演出画像を大きく見易く、そして迫力がある画像として表示することができる。
また、このように第1保留アイコン表示領域611が表示されない状態であっても、保留個数表示領域630には第1保留の保留記憶個数が2個、第2保留の保留記憶個数が0個であることが表示されるため、遊技者は現在の保留記憶個数を認識可能である。
なお、本実施形態では移行演出3が行わるときに第1保留アイコン表示領域611を表示しないようにしているが、これに限らず、SPリーチやSPSPリーチ等が開始される際に第1保留アイコン表示領域611を表示しないようにしてもよく、また、SPリーチやSPSPリーチ等が開始された後の所定の時期に第1保留アイコン表示領域611を表示しないようにしてもよい。
この第2表示態様の各装飾図柄510は、所定表示態様のときに比べてさらに小さな図柄で表示される。
第2表示態様の各装飾図柄510は、第1表示態様のときと同様に数字図柄510aのみで形成されており、通常態様の装飾図柄に比べてシンプルであり、かつ小さな図柄であっても視認し易い表示態様となっている。
そして、第2表示態様の各装飾図柄510は、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)の全て、あるいは一部(例えば中図柄510(C))の表示が抑制され、非表示となったり、または視認性の低い表示となったりする場合がある。
本実施形態では、この第2表示態様においても数字図柄が「7」図柄である装飾図柄は、他の装飾図柄よりも少し大きい画像で形成することにより、他の装飾図柄よりも目立つようにしている。
図9(d)は、移行演出3が行われた後、SPリーチに発展したことを示すSPリーチ開始表示が行われた状態を示している。
この図において第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで表示され、第2表示態様の中装飾図柄510(C)は画面右上隅部でスクロール表示される。
なお、本実施形態では第2表示態様の各装飾図柄を右上隅部に表示するようにしているが、これに限らず隅部であればどこに表示してもよい。
図9(e)は、SPリーチ開始表示が行われた後、SPリーチ演出が行われた結果、演出図柄600が「8」図柄で停止したことにより、ハズレの組合せ「787」で各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が仮停止している状態を示している。
このハズレの組合せ「787」で仮停止している状態においては、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は第2表示態様のままで仮停止表示される。
図9(f)は、第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)がハズレの組合せ「787」で仮停止表示している状態において移行演出4が行われた状態を示している。
この図9(f)における移行演出4は、左鉄扉と右鉄扉とがそれぞれの端部から中央部に向かって閉じる上述した移行演出3と同様の演出である。
なお、この移行演出4を移行演出3と異なる移行演出(例えば、シャッターが閉じる演出や変動演出の終了を告げる演出等)とするようにしてもよい。
移行演出4が行われると、図9(g)に示すように移行演出4が行われているときには第2表示態様であった各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は通常態様に切り替えて表示された後、停止表示する。
そして、第1保留アイコン表示領域611が表示されるようになる(もしくは、第1保留アイコン表示領域611を上位レイヤで表示する)。
なお、図9(a)〜(f)において、演出モード表示領域650には演出モードを表示しないが、図9(g)では、演出モード表示領域650には、現在の演出モードがAモードであることを表示する。
<非時短状態における変動演出(SPリーチ大当たり演出)の例>
◆次に、図10を用いて非時短状態における変動演出(SPリーチ大当たり演出)について説明する。
図10は、非時短状態における変動演出(SPリーチハズレ演出)の例を示す図である。
この図10に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P12」(疑似連1回→ノーマルリーチ→SPリーチハズレ)が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
そして、図10(a)〜(g)に示す例は、上述した図9(b)から続く演出(つまり、図8(d)→図9(a)〜(b)から続く演出)であるため、図9(b)までの説明は重複するので省略する。また、疑似連続予告演出の説明についても省略するが、上述した図9(a)までの間に疑似連予告が1回行われていることは言うまでもない。
図10(a)は、所定表示態様の中装飾図柄510(C)がスクロール表示中に上述した移行演出3が行われた状態を示している。
この移行演出2が行われるときには、上述したように、第1表示態様の左装飾図柄510(L)は第2表示態様に切り替えて表示され、第1表示態様の中装飾図柄510(C)も第2表示態様に切り替えて表示され、第1表示態様の右装飾図柄510(R)も第2表示態様に切り替えて表示され、第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで表示される。そして、第2表示態様の中装飾図柄510(C)は画面右上隅部でスクロール表示される。
そして、この移行演出3が行われるときに第1保留アイコン表示領域611が表示されなくなる(もしくは、第1保留アイコン表示領域611を下位レイヤで表示する)。なお、この第1保留アイコン表示領域611が表示されない状態は、後述する図10(f)まで継続する。
図10(b)は、移行演出3が行われた後、SPリーチに発展したことを示すSPリーチ開始表示が行われた状態を示している。
この図において第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで表示され、第2表示態様の中装飾図柄510(C)は画面右上隅部でスクロール表示される。
図10(c)は、SPリーチ開始表示が行われた後、SPリーチ演出が行われた結果、演出図柄600が「7」図柄で停止したことにより、大当たりの組合せ「777」で各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が仮停止している状態を示している。
この大当たりの組合せ「777」で仮停止している状態においては、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は第2表示態様のままで仮停止表示される。
そして、第2表示態様のままで画面右上隅部に大当たりの組合せ「777」で仮停止表示している各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、続いて図10(d)に示すように画像表示領域30の中央部で徐々に拡大しながら表示されていき、画面のほぼ全域に亘って拡大表示される。このときの第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、中装飾図柄510(C)は画面領域内に表示しきれるが、左右の装飾図柄は画面に表示しきれないほどの大きさで表示される。これにより遊技者に大当たりとなったことを強く報知することができる。
拡大表示された第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、拡大表示された後、徐々に縮小しながら表示されていき、図10(e)に示すように「777」が3つ揃った状態を遊技者が認識できる大きさで表示される。
そして、図10(f)に示すように、第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が大当たりの組合せ「777」で仮停止表示している状態において上述した移行演出4が行われる。
この移行演出4が行われているときは、第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が大当たりの組合せ「777」で右隅上に小さく表示される。
移行演出4が行われると、図10(g)に示すように移行演出4が行われているときには第2表示態様であった各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は通常態様の装飾図柄に切り替わり「777」の組合せ表示で表示された後、停止表示する。
そして、第1保留アイコン表示領域611が表示されるようになる(もしくは、第1保留アイコン表示領域611を上位レイヤで表示する)。
その後、大当たり状態となり、大当たり演出が行われることになる。
なお、図10(a)〜(f)において、演出モード表示領域650には演出モードを表示しないが、図10(g)では、演出モード表示領域650には、現在の演出モードがAモードであることを表示する。
<非時短状態における変動演出(SPSPリーチハズレ演出)の例>
◆次に、図11を用いて非時短状態における変動演出(SPSPリーチハズレ演出)について説明する。
図11は、非時短状態における変動演出(SPSPリーチハズレ演出)の例を示す図である。
この図11に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P7」(疑似連2回→ノーマルリーチ→SPリーチ→SPSPリーチハズレ)が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
また、図11(a)〜(g)に示す例は、上述した図9(d)から続く演出(つまり、図8(d)→図9(a)〜(d)から続く演出)であるため、図9(d)までの説明は重複するので省略する。また、疑似連続予告演出の説明についても省略するが、上述した図9(a)までの間に疑似連予告が2回行われていることは言うまでもない。
図11(a)は、SPリーチ演出が行われた結果、演出図柄600が「8」図柄で停止したことにより、ハズレの組合せ「787」で各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が仮停止している状態を示している。
このハズレの組合せ「787」で仮停止している状態においては、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は第2表示態様のままで仮停止表示される。
図11(b)は、移行演出5が行われた状態を示している。
この図11(b)における移行演出5は、左鉄扉と右鉄扉とがそれぞれの端部から中央部に向かって閉じる上述した移行演出3や4と同様の演出であるが、鉄扉の色(もしくは柄等)が異なるとともに、上述した図9(c)や図10(a)に示した鉄扉の色(もしくは柄等)よりも遊技者が大当たりに対する期待感が高まる色(もしくは柄等)で表示される。
この移行演出5が行われると仮停止していた第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)のうち、中装飾図柄510(C)が再度スクロール表示を開始する。
図11(c)は、移行演出5が行われた後、SPSPリーチに発展したことを示すSPSPリーチ開始表示が行われた状態を示している。
この図において第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで表示され、第2表示態様の中装飾図柄510(C)は画面右上隅部でスクロール表示される。
図11(d),(e)は、SPSPリーチ演出中の終盤演出を示している。図11(d)では、遊技者に演出ボタン37の操作を促すための操作促進表示がされている。そして、図11(e)では、遊技者が演出ボタン37を操作した結果、「敗北」という表示によって、ハズレであることを遊技者に報知している。
そして、「敗北」という表示によって、ハズレであることを遊技者に報知するときには、ハズレの組合せ「787」で第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が仮停止して表示される。
図11(f)は、第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)がハズレの組合せ「787」で仮停止表示している状態において移行演出4が行われた状態を示している。
移行演出4が行われると、図11(g)に示すように移行演出4が行われているときには第2表示態様であった各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は通常態様に切り替えて表示された後、停止表示する。
そして、第1保留アイコン表示領域611が表示されるようになる(もしくは、第1保留アイコン表示領域611を上位レイヤで表示する)。
なお、図11(a)〜(f)において、演出モード表示領域650には演出モードを表示しないが、図11(g)では、演出モード表示領域650には、現在の演出モードがAモードであることを表示する。
<非時短状態における変動演出(SPSPリーチ大当たり演出)の例>
◆次に、図12を用いて非時短状態における変動演出(SPSPリーチ大当たり演出)について説明する。
図12は、非時短状態における変動演出(SPSPリーチ大当たり演出)の例を示す図である。
この図12に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P13」(疑似連2回→ノーマルリーチ→SPリーチ→SPSPリーチ大当たり)が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
また、図12(a)〜(h)に示す例は、上述した図11(b)から続く演出(つまり、図8(d)→図9(a)〜(d)→図11(a)〜(b)から続く演出)であるため、図11(b)までの説明は重複するので省略する。また、疑似連続予告演出の説明についても省略するが、上述した図9(a)までの間に疑似連予告が2回行われていることは言うまでもない。
図12(c)は、移行演出5が行われた後、SPSPリーチに発展したことを示すSPSPリーチ開始表示が行われた状態を示している。
この図において第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで表示され、第2表示態様の中装飾図柄510(C)は画面右上隅部でスクロール表示される。
図12(b)〜(d)は、SPSPリーチ演出中の終盤演出を示している。
図12(b)では、遊技者に演出ボタン37の操作を促すための操作促進表示がされている。ここでは、上述した図11(d)の操作促進表示よりも大きく表示がされている(大当たり期待度が高いため)。
続く図12(c)では、遊技者が演出ボタン37を操作した際に可動役物340が画像表示領域30の画面中央部に重なる位置まで下降動作した状態を示している。
なお、可動役物340が下降動作するとき(下降する前、もしくは、下降開始後)には画面右上隅部に表示していた第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、画面中央下部に表示される。
これは、可動役物340が下降動作によって、画面右上隅部に表示している第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が遊技者に視認し難くなるのを防ぐためであり、このような場合、第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)の表示位置は、可動役物340が下降動作しても遊技者が視認し易い位置に表示される。
図12(d)では、画像表示領域30の画面中央部に重なる位置まで下降動作した可動役物340が上昇動作して定位置に戻った後に「勝利」という表示によって、大当たりであることを遊技者に報知している。
そして、「勝利」という表示によって、大当たりであることを遊技者に報知するときには、大当たりの組合せ「777」で第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が仮停止して表示される。
また、画面中央下部に表示していた第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、画面右上隅部に表示される。
そして、第2表示態様のままで画面右上隅部に大当たりの組合せ「777」で仮停止表示している各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、続いて図12(e)に示すように画像表示領域30の中央部で徐々に拡大しながら表示されていき、画面のほぼ全域に亘って拡大表示される。このときの第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、中装飾図柄510(C)は画面領域内に表示しきれるが、左右の装飾図柄は画面に表示しきれないほどの大きさで表示される。これにより遊技者に大当たりとなったことを強く報知することができる。
拡大表示された第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、拡大表示された後、徐々に縮小しながら表示されていき、図12(f)に示すように「777」が3つ揃った状態を遊技者が認識できる大きさで表示される。
そして、図12(g)に示すように、第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が大当たりの組合せ「777」で仮停止表示している状態において上述した移行演出4が行われる。
この移行演出4が行われているときは、第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が大当たりの組合せ「777」で右隅上に小さく表示される。
移行演出4が行われると、図12(h)に示すように移行演出4が行われているときには第2表示態様であった各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は通常態様の装飾図柄に切り替わり「777」の組合せ表示で表示された後、停止表示する。
そして、第1保留アイコン表示領域611が表示されるようになる(もしくは、第1保留アイコン表示領域611を上位レイヤで表示する)。
その後、大当たり状態となり、大当たり演出が行われることになる。
なお、図12(a)〜(g)において、演出モード表示領域650には演出モードを表示しないが、図12(h)では、演出モード表示領域650には、現在の演出モードがAモードであることを表示する。
<非時短状態における変動演出(全回転リーチ演出)の例>
◆次に、図13を用いて非時短状態における変動演出(全回転リーチ演出)について説明する。
図13は、非時短状態における変動演出(全回転リーチ演出)の例を示す図である。
この図13に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P15」(疑似連4回→ノーマルリーチ→全回転リーチ大当たり)が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
また、図13(a)〜(h)に示す例は、上述した図9(b)から続く演出(つまり、図8(d)→図9(a)〜(b)から続く演出)であるため、図9(b)までの説明は重複するので省略する。また、疑似連続予告演出の説明についても省略するが、上述した図9(a)までの間に疑似連予告が4回行われていることは言うまでもない。
図13(a)は、移行演出3が行われた状態を示している。
この図13(a)における移行演出5は、左鉄扉と右鉄扉とがそれぞれの端部から中央部に向かって閉じる上述した移行演出3,4と同様の演出であるが、鉄扉の色(もしくは柄等)が異なっているとともに、上述した図11(b)に示した鉄扉の色(もしくは柄等)よりも遊技者が大当たりに対する期待感が高まる色(もしくは柄等)で表示される。
この移行演出3が行われるときには、第1表示態様の左装飾図柄510(L)は第2表示態様に切り替えて表示され、第1表示態様の中装飾図柄510(C)も第2表示態様に切り替えて表示され、第1表示態様の右装飾図柄510(R)も第2表示態様に切り替えて表示され、第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで表示される。そして、第2表示態様の中装飾図柄510(C)は画面右上隅部でスクロール表示される。
図13(b)は、移行演出3が行われた後、全回転リーチに発展したことを示す全回転リーチ開始表示が行われた状態を示している。
この図において第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで表示され、第2表示態様の中装飾図柄510(C)は画面右上隅部でスクロール表示される。
図13(c)は全回転リーチ演出中を示している。
この図において第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで大当たりの組合せ(111や222等)で表示された状態により画面右上隅部においてスクロール表示される。このとき画面右上隅部には、第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、各々の装飾図柄の前後の装飾図柄の一部(もしくは全部)が視認可能な状態でスクロール表示される。
したがって遊技者は画面右上隅部でスクロール表示される第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)を視認することによって、全回転リーチ演出に伴う装飾図柄のスクロール表示が画像表示領域30の画面内で大きく表示されていない(全回転リーチ演出に伴うストーリー演出等が画面のほぼ全域に亘って表示されている)場合であっても、全回転リーチが行われていることが認識できる。
図13(d)は、SPSPリーチ演出中の終盤演出を示している。
図13(d)では、「777」の組合せで第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が仮停止することによって、大当たりであることを遊技者に報知している。
そして、第2表示態様のままで画面右上隅部に大当たりの組合せ「777」で仮停止表示している各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、続いて図13(e)に示すように画像表示領域30の中央部で徐々に拡大しながら表示されていき、画面のほぼ全域に亘って拡大表示される。このときの第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、中装飾図柄510(C)は画面領域内に表示しきれるが、左右の装飾図柄は画面に表示しきれないほどの大きさで表示される。これにより遊技者に大当たりとなったことを強く報知することができる。
拡大表示された第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、拡大表示された後、徐々に縮小しながら表示されていき、図13(f)に示すように「777」が3つ揃った状態を遊技者が認識できる大きさで表示される。
そして、図13(g)に示すように、第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が大当たりの組合せ「777」で仮停止表示している状態において上述した移行演出4が行われる。
この移行演出4が行われているときは、第2表示態様の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が大当たりの組合せ「777」で右隅上に小さく表示される。
移行演出4が行われると、図13(h)に示すように移行演出4が行われているときには第2表示態様であった各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は通常態様の装飾図柄に切り替わり「777」の組合せ表示で表示された後、停止表示する。
そして、第1保留アイコン表示領域611が表示されるようになる(もしくは、第1保留アイコン表示領域611を上位レイヤで表示する)。
その後、大当たり状態となり、大当たり演出が行われることになる。
なお、図13(a)〜(g)において、演出モード表示領域650には演出モードを表示しないが、図13(h)では、演出モード表示領域650には、現在の演出モードがAモードであることを表示する。
次に、非時短状態における演出モードの移行について図14〜16に示す例を用いて説明する。
なお、この図14〜16の説明においては、第1保留アイコン表示領域611、飾り図柄表示領域620、保留個数表示領域630の説明は省略する。
<非時短状態におけるAモード、Bモード、Cモードの移行例>
まず、図14を用いて、非時短状態におけるAモード、Bモード、Cモードの移行例について説明する。
図14は、非時短状態におけるAモード、Bモード、Cモードの移行例を示す図である。
図14(a)は、演出モードがAモードであり、変動演出が開始される前の状態(停止表示状態)を示す図である。
図14(a)において、画像表示領域30には、演出モード表示領域650には現在の演出モード(Aモード)が表示され、左装飾図柄としてAモード中の左装飾図柄510(L)が表示され、中装飾図柄としてAモード中の中装飾図柄510(C)が表示され、右装飾図柄としてAモード中の右装飾図柄510(R)が停止表示している。
図14(b)はAモードにおいて変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示している。変動開始時に上述した(処理2−2)による移行抽選に当選した場合、演出モードがAモードからBモードに移行することになる。
演出モードが移行するときには、この図に示すように全ての装飾図柄がスクロール表示中に、移行先の演出モード(この図ではBモード)を示す表示を行う。
図14(c)は、演出モードがAモードからBモードに移行した状態を示す図である。
図14(c)において、演出モード表示領域650には現在の演出モード(Bモード)が表示され、左装飾図柄としてBモード中の左装飾図柄520(L)が表示され、中装飾図柄としてBモード中の中装飾図柄520(C)が表示され、右装飾図柄としてAモード中の右装飾図柄520(R)が停止表示している。
なお、図示していないが、図14(b)におけるスクロール表示中にAモード中の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、Bモード中の各装飾図柄520(L)、520(C)、520(R)に切り替えて表示され、仮停止するときにはBモード中の各装飾図柄520(L)、520(C)、520(R)で仮停止した後、停止表示する。
図14(d)はBモードにおいて変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示している。変動開始時に上述した(処理2−2)による移行抽選に当選した場合、演出モードがBモードからCモードに移行することになる。
演出モードが移行するときには、この図に示すように全ての装飾図柄がスクロール表示中に、移行先の演出モード(この図ではCモード)を示す表示を行う。
図14(e)は、演出モードがBモードからCモードに移行した状態を示す図である。
図14(e)において、演出モード表示領域650には現在の演出モード(Cモード)が表示され、左装飾図柄としてCモード中の左装飾図柄530(L)が表示され、中装飾図柄としてCモード中の左装飾図柄530(C)が表示され、右装飾図柄としてCモード中の右装飾図柄530(R)が停止表示している。
なお、図示していないが、図14(d)におけるスクロール表示中にBモード中の各装飾図柄520(L)、520(C)、520(R)は、Cモード中の各装飾図柄530(L)、530(C)、530(R)に切り替えて表示され、仮停止するときにはCモード中の各装飾図柄530(L)、530(C)、530(R)で仮停止した後、停止表示する。
このように、全ての装飾図柄がスクロール表示中の状態、つまり遊技者が装飾図柄を視認し難い状態であるときに、移行先の演出モードを表示することによって、遊技者は次の変動演出から演出モードが変わることを認識できる。
<非時短状態におけるAモードからDモードの移行例>
次に、図15を用いて、非時短状態におけるAモードからDモードの移行例について説明する。
図15は、非時短状態におけるAモードからDモードの移行例を示す図である。
なお、ここではAモードからDモードへの移行例についてのみ説明するが、BモードからDモード、または、CモードからDモードに移行する場合についても同様である。
図15(a)は、演出モードがAモードであり、変動演出が開始される前の状態(停止表示状態)を示す図である。
図15(a)において、画像表示領域30には、演出モード表示領域650には現在の演出モードAモードが表示され、左装飾図柄としてAモード中の左装飾図柄510(L)が表示され、中装飾図柄としてAモード中の左装飾図柄510(C)が表示され、右装飾図柄としてAモード中の右装飾図柄510(R)が停止表示している。
図15(b)はAモードにおいて変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示している。変動開始時に上述した(処理1−1)〜(処理1−5)によりこの変動演出中からDモードに移行させると決定した場合、演出モードがAモードからDモードに移行することになる。
演出モードをDモードに移行させるときには、この図に示すように全ての装飾図柄がスクロール表示中に演出モード表示領域650においてDモードであることを示す表示を行う。
なお、Dモード中はこの図に示すように、演出モード表示領域650は画面上部で帯状の表示領域となる。そして、右から左に流れるようにDモードであることが表示される。
図15(c)は、演出モードがAモードからDモードに移行して1回の変動演出が停止した状態を示す図である。
図15(c)において、演出モード表示領域650には現在の演出モード(Dモード)が表示され、左装飾図柄としてDモード中の左装飾図柄540(L)が表示され、中装飾図柄としてDモード中の左装飾図柄540(C)が表示され、右装飾図柄としてDモード中の右装飾図柄540(R)が停止表示している。
なお、図示していないが、図15(b)におけるスクロール表示中にAモード中の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、Dモード中の各装飾図柄540(L)、540(C)、540(R)に切り替えて表示され、仮停止するときにはDモード中の各装飾図柄540(L)、540(C)、540(R)で仮停止した後、停止表示する。
図15(d)は、Dモードに移行してから2回目の変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示し、図15(e)は、Dモードに移行してから2回目の変動演出が停止表示した状態を示している。
図15(f)は、Dモードに移行してから3回目の変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示し、図15(f)は、Dモードに移行してから3回目の変動演出においてリーチ状態となったことを示している。リーチ状態となることにより演出モード表示領域650は表示されなくなる。
なお、これ以降の各種リーチ演出については上述したとおりであるため、ここでの説明は省略する。
<非時短状態におけるAモードからEモードの移行例>
次に、図16を用いて、非時短状態におけるAモードからEモードの移行例について説明する。
図16は、非時短状態におけるAモードからEモードの移行例を示す図である。
なお、ここではAモードからDモードへの移行を経てEモードに移行する移行例についてのみ説明するが、BモードからDモードへの移行を経てEモード、または、CモードからDモードへの移行を経てEモードに移行する場合についても同様である。
また、Dモードへの移行を経ずにEモードに移行する場合もある。
図16(a)は、演出モードがAモードであり、変動演出が開始される前の状態(停止表示状態)を示す図である。
図16(a)において、画像表示領域30には、演出モード表示領域650には現在の演出モードAモードが表示され、左装飾図柄としてAモード中の左装飾図柄510(L)が表示され、中装飾図柄としてAモード中の左装飾図柄510(C)が表示され、右装飾図柄としてAモード中の右装飾図柄510(R)が停止表示している。
図16(b)はAモードにおいて変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示している。変動開始時に上述した(処理1−1)〜(処理1−5)により、この変動演出ではDモードに移行させ、次の変動演出でEモードに移行させると決定した場合、この変動演出中に演出モードがAモードからDモードに移行することになる。
演出モードをDモードに移行させるときには、この図に示すように全ての装飾図柄がスクロール表示中において演出モード表示領域650においてDモードであることを示す表示を行う。
なお、Dモード中はこの図に示すように、演出モード表示領域650は画面上部で帯状の表示領域となる。そして、右から左に流れるようにDモードであることが表示される。
図16(c)は、演出モードがAモードからDモードに移行して変動演出が停止した状態を示す図である。
図16(c)において、演出モード表示領域650には現在の演出モード(Dモード)が表示され、左装飾図柄としてDモード中の左装飾図柄540(L)が表示され、中装飾図柄としてDモード中の左装飾図柄540(C)が表示され、右装飾図柄としてDモード中の右装飾図柄540(R)が停止表示している。
なお、図示していないが、図16(b)におけるスクロール表示中にAモード中の各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)は、Dモード中の各装飾図柄540(L)、540(C)、540(R)に切り替えて表示され、仮停止するときにはDモード中の各装飾図柄540(L)、540(C)、540(R)で仮停止した後、停止表示する。
図16(d)は、Dモードに移行してから変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示している。この変動演出でEモードに移行させると決定しているため、この変動演出中に演出モードがDモードからEモードに移行することになる。
演出モードをEモードに移行させるときには、この図に示すように全ての装飾図柄がスクロール表示中において演出モード表示領域650においてEモードであることを示す表示を行う。
なお、Eモード中はこの図に示すように、演出モード表示領域650は画面上部で帯状の表示領域となるとともに、Dモードのときの表示よりも帯の幅が広くまた表示される文字も大きく表示されるようになる。そして、右から左に流れるようにEモードであることが表示される。
図16(e)は、Eモードに移行して変動演出が停止表示した状態を示している。
図16(e)において、演出モード表示領域650には現在の演出モード(Eモード)が表示され、左装飾図柄としてEモード中の左装飾図柄550(L)が表示され、中装飾図柄としてEモード中の左装飾図柄550(C)が表示され、右装飾図柄としてEモード中の右装飾図柄550(R)が停止表示している。
なお、図示していないが、図16(d)におけるスクロール表示中にDモード中の各装飾図柄540(L)、540(C)、540(R)は、Eモード中の各装飾図柄550(L)、550(C)、550(R)に切り替えて表示され、仮停止するときにはEモード中の各装飾図柄550(L)、550(C)、550(R)で仮停止した後、停止表示する。
図16(f)は、Eモードに移行してから2回目の変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示し、図16(g)は、Eモードに移行してから2回目の変動演出においてリーチ状態となったことを示している。リーチ状態となることにより演出モード表示領域650は表示されなくなる。
なお、これ以降の各種リーチ演出については上述したとおりであるため、ここでの説明は省略する。
以上説明したように、DモードまたはEモードに移行するときには、演出モード表示領域650では、他の演出モードのときに比べて目立つように表示される。そのため、遊技者はDモードまたはEモードに移行したことが認識し易くなる。また、Eモードに移行したときは、Dモードよりもさらに目立つように表示される。したがって、この演出モード表示領域650の表示態様によっても遊技者の大当りに対する期待感を高めることが可能である。
次に、非時短状態における変動演出について図17〜19に示す例を用いて説明する。
<時短状態における変動演出(通常演出、ノーマルリーチ演出)の例>
まず、図17を用いて時短状態における変動演出(通常演出、ノーマルリーチ演出)について説明する。
図17は、時短状態における変動演出(通常演出、ノーマルリーチ演出)の例を示す図である。
図17(a)〜(c)に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P1」(リーチなし(短縮)、変動時間2s)が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
そして、図17(d)〜(f)に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P4」(ノーマルリーチ(ハズレ))が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
まず、図17(a)〜(c)を用いて通常演出の例について説明する。
なお、図17(a)〜(c)に示す装飾図柄はFモード中の通常表示態様の装飾図柄である。
図17(a)は変動演出が開始される前の状態(停止表示状態)を示す図である。
図17(a)において、画像表示領域30には、左装飾図柄としてFモード中の左装飾図柄560(L)が表示され、中装飾図柄としてFモード中の左装飾図柄560(C)が表示され、右装飾図柄としてFモード中の右装飾図柄560(R)が表示されており、各装飾図柄は動作しておらず停止表示している。
他に画像表示領域30において、第2保留の保留記憶個数を表示するための第2保留アイコン表示領域612には第2保留の記憶個数が4個であること、飾り図柄表示領域620には飾り図柄の組合せが「123」であること、保留個数表示領域630には第1保留の保留記憶個数が0個、第2保留の保留記憶個数が4個であること、演出モード表示領域650には現在の演出モードがAモードであることを表示している。
なお、これ以降の説明においては、第2保留アイコン表示領域612、飾り図柄表示領域620、保留個数表示領域630の説明は適宜省略する。
図17(b)は変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示している。
この状態において、演出モード表示領域650には演出モードを表示しない。
図17(c)は装飾図柄の組合せが「754」で停止表示したときの状態を示している。
変動が停止すると、各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は停止表示する。
そして、停止表示すると演出モード表示領域650には、現在の演出モードがFモードであることを表示する。
次に、図17(d)〜(f)を用いてノーマルリーチ演出の例について説明する。
図17(d)は変動演出が開始される前の状態(停止表示状態)を示す図である。
図17(d)は、上述した図8(c)で停止表示した後、続けて変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示している。
図17(e)は、左装飾図柄560(L)と右装飾図柄560(R)とがそれぞれ「7」の装飾図柄によりリーチとなった状態となった後、ノーマルリーチ演出が行われている状態を示している。
ノーマルリーチ演出中は、通常態様の中装飾図柄560(C)が画面の中央部で低速スクロール表示される。
図17(f)は、ノーマルリーチ演出が行われた後、中装飾図柄560(C)が「8」装飾図柄により仮停止し、ハズレの組合せ「787」で各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)が仮停止した後、停止表示したときの状態を示している。
なお、図17(d)〜(e)において、演出モード表示領域650には演出モードを表示しないが、図17(f)では、演出モード表示領域650には、現在の演出モードがFモードであることを表示する。
また、図8を用いて上述したように、非時短状態におけるノーマルリーチ演出の実行中は、各装飾図柄が所定表示態様に切り替わるようにしていたが、時短遊技状態におけるノーマルリーチ演出の実行中においては、通常表示態様のままにしているが、これに限らず、上述したような所定表示態様に各装飾図柄を切り替えて表示するようにしてもよい。
<時短状態における変動演出(SPリーチ演出)の例>
◆次に、図18を用いて時短状態における変動演出(SPリーチ演出)について説明する。
図18は、時短状態における変動演出(SPリーチ演出)の例を示す図である。
図18(a)〜(c)に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P6」(疑似連1回→ノーマルリーチ→SPリーチハズレ)が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
そして、図18(d)〜(g)に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P12」(疑似連1回→ノーマルリーチ→SPリーチ大当たり)が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
まず、図18(a)〜(c)に示す例について説明する。
なお、図18(a)〜(g)に示す例は、上述した図17(e)から続く演出(つまり、図17(d)〜(e)から続く演出)であるため、図17(e)までの説明は重複するので省略する。また、疑似連続予告演出の説明についても省略するが、上述した図17(e)までの間に疑似連予告が1回行われていることは言うまでもない。
図18(a)は、SPリーチに発展したことを示すSPリーチ開始表示が行われた状態を示している。
SPリーチ開始表示が行われるときに、この図に示すように、通常表示態様の左装飾図柄560(L)は第2表示態様に切り替えて表示され、通常表示態様の中装飾図柄560(C)も第2表示態様に切り替えて表示され、通常表示態様の右装飾図柄560(R)も第2表示態様に切り替えて表示され、第2表示態様の各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は、画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで表示される。そして、第2表示態様の中装飾図柄560(C)は画面右上隅部でスクロール表示される。
したがって、装飾図柄が第2表示態様に切り替わる契機となる演出という観点で見れば、このSPリーチ開始表示は上述した移行演出3と同じ位置付けの移行演出と言える。
また、非時短状態においては上述したように、SPリーチに発展する場合には移行演出2を実行して所定態様の装飾図柄を第1表示態様に切り替えて表示した後、移行演出3を実行して第1表示態様の装飾図柄を第2表示態様に切り替えて表示するようにしていた(例えば図9参照)が、時短状態では第1表示態様への切り替え表示を行わずに通常表示態様の装飾図柄から第2表示態様の装飾図柄に切り替えて表示する。
このように、画面右上隅部において第2表示態様の各装飾図柄560(L),560(C),560(R)によって装飾図柄が表示されることにより、遊技者は、各装飾図柄560(L),560(C),560(R)の現在の状態を視認することができるとともに、これ以降の画面のほぼ全域に亘って表示される演出画像による演出の邪魔になることを極力防止できる。
そして、このSPリーチ開始表示が行われるときに第2保留アイコン表示領域612が表示されなくなる(もしくは、第2保留アイコン表示領域612を下位レイヤで表示する)。
ここで、SPリーチ開始表示を契機として第2保留アイコン表示領域612を表示しない理由については、上述した移行演出3を契機として第1保留アイコン表示領域611を表示しない理由と同様である。
この第2表示態様の各装飾図柄560は、通常表示態様のときに比べてさらに小さな図柄で表示される。
そして、第2表示態様の各装飾図柄560は、各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)の全て、あるいは一部(例えば中図柄560(C))の表示が抑制され、非表示となったり、または視認性の低い表示となったりする場合がある。
なお、本実施形態では、この第2表示態様においても数字図柄が「7」図柄である装飾図柄は、他の装飾図柄よりも少し大きい画像で形成することにより、他の装飾図柄よりも目立つようにしている。
図18(b)は、SPリーチ開始表示が行われた後、SPリーチ演出が行われた結果、演出図柄600が「8」図柄で停止したことにより、ハズレの組合せ「787」で各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)が仮停止している状態を示している。
このハズレの組合せ「787」で仮停止している状態においては、各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は第2表示態様のままで仮停止表示される。
図18(c)は、通常表示態様の各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)がハズレの組合せ「787」で停止表示している状態を示している。
この図に示すようにSPリーチが行われているときには第2表示態様であった各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は通常態様に切り替えて表示された後、停止表示する。
そして、第2保留アイコン表示領域612が表示されるようになる(もしくは、第2保留アイコン表示領域612を上位レイヤで表示する)。
なお、図18(a)、(b)において、演出モード表示領域650には演出モードを表示しないが、図18(c)では、演出モード表示領域650には、現在の演出モードがFモードであることを表示する。
◆続いて、図18(d)〜(g)に示す例について説明する。
なお、図18(a)〜(g)に示す例は、上述した図17(e)から続く演出(つまり、図17(d)〜(e)から続く演出)であるため、図17(e)までの説明は重複するので省略する。また、疑似連続予告演出の説明についても省略するが、上述した図17(e)までの間に疑似連予告が1回行われていることは言うまでもない。
図18(d)は、SPリーチに発展したことを示すSPリーチ開始表示が行われた状態を示している。
この図において第2表示態様の各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで表示され、第2表示態様の中装飾図柄560(C)は画面右上隅部でスクロール表示される。
なお、この図18(d)の説明は、上述した図18(a)の説明と同様であるので省略する。
図18(e)は、SPリーチ開始表示が行われた後、SPリーチ演出が行われた結果、演出図柄600が「7」図柄で停止したことにより、大当たりの組合せ「777」で各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)が仮停止している状態を示している。
このハズレの組合せ「777」で仮停止している状態においては、各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は第2表示態様のままで仮停止表示される。
そして、第2表示態様のままで画面右上隅部に大当たりの組合せ「777」で仮停止表示している各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は、続いて図18(f)に示すように画像表示領域30の中央部で徐々に拡大しながら表示されていき、画面のほぼ全域に亘って拡大表示される。このときの第2表示態様の各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は、中装飾図柄560(C)は画面領域内に表示しきれるが、左右の装飾図柄は画面に表示しきれないほどの大きさで表示される。これにより遊技者に大当たりとなったことを強く報知することができる。
拡大表示された第2表示態様の各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は、拡大表示された後、徐々に縮小しながら表示されていく。
そして、図18(g)に示すように、第2表示態様であった各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は通常態様の装飾図柄に切り替わり「777」の組合せ表示で表示された後、停止表示する。
そして、第2保留アイコン表示領域612が表示されるようになる(もしくは、第2保留アイコン表示領域612を上位レイヤで表示する)。
その後、大当たり状態となり、大当たり演出が行われることになる。
なお、図18(d)〜(f)において、演出モード表示領域650には演出モードを表示しないが、図18(g)では、演出モード表示領域650には、現在の演出モードがFモードであることを表示する。
<時短状態における変動演出(SPSPリーチ演出)の例>
◆次に、図19を用いて時短状態における変動演出(SPSPリーチ演出)について説明する。
図19は、時短状態における変動演出(SPSPリーチ演出)の例を示す図である。
図19(a)〜(d)に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P7」(疑似連2回→ノーマルリーチ→SPSPリーチハズレ)が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
そして、図19(e)〜(h)に示す例は、メインCPU110aから変動パターン指定コマンドとして「P13」(疑似連2回→ノーマルリーチ→SPSPリーチ大当たり)が送信され、この変動パターン指定コマンドを受信したサブCPU120aにより制御される1回の変動演出を示している。
まず、図19(a)〜(d)に示す例について説明する。
なお、図19(a)〜(d)に示す例は、上述した図17(e)から続く演出(つまり、図17(d)〜(e)から続く演出)であるため、図17(e)までの説明は重複するので省略する。また、疑似連続予告演出の説明についても省略するが、上述した図17(e)までの間に疑似連予告が2回行われていることは言うまでもない。
図19(a)は、SPSPリーチに発展したことを示すSPSPリーチ開始表示が行われた状態を示している。
SPSPリーチ開始表示が行われるときに、この図に示すように、通常表示態様の左装飾図柄560(L)は第2表示態様に切り替えて表示され、通常表示態様の中装飾図柄560(C)も第2表示態様に切り替えて表示され、通常表示態様の右装飾図柄560(R)も第2表示態様に切り替えて表示され、第2表示態様の各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は、画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで表示される。そして、第2表示態様の中装飾図柄560(C)は画面右上隅部でスクロール表示される。
したがって、装飾図柄が第2表示態様に切り替わる契機となる演出という観点で見れば、このSPSPリーチ開始表示は上述した移行演出2と同じ位置付けの移行演出と言える。
このように、画面右上隅部において第2表示態様の各装飾図柄560(L),560(C),560(R)によって装飾図柄が表示されることにより、遊技者は、各装飾図柄560(L),560(C),560(R)の現在の状態を視認することができるとともに、これ以降の画面のほぼ全域に亘って表示される演出画像による演出の邪魔になることを極力防止できる。
また、非時短状態においては上述したように、SPSPリーチに発展する場合には移行演出2を実行して所定態様の装飾図柄を第1表示態様に切り替えて表示した後、移行演出3を実行して第1表示態様の装飾図柄を第2表示態様に切り替えて表示するようにしていた(例えば図9参照)が、時短状態では第1表示態様への切り替え表示を行わずに通常表示態様の装飾図柄から第2表示態様の装飾図柄に切り替えて表示する。
そして、このSPSPリーチ開始表示が行われるときに第2保留アイコン表示領域612が表示されなくなる(もしくは、第2保留アイコン表示領域612を下位レイヤで表示する)。
ここで、SPSPリーチ開始表示を契機として第2保留アイコン表示領域612を表示しない理由については、上述した移行演出3を契機として第1保留アイコン表示領域611を表示しない理由と同様である。
この第2表示態様の各装飾図柄560は、通常表示態様のときに比べてさらに小さな図柄で表示される。
そして、第2表示態様の各装飾図柄560は、各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)の全て、あるいは一部(例えば中図柄560(C))の表示が抑制され、非表示となったり、または視認性の低い表示となったりする場合がある。
なお、本実施形態では、この第2表示態様においても数字図柄が「7」図柄である装飾図柄は、他の装飾図柄よりも少し大きい画像で形成することにより、他の装飾図柄よりも目立つようにしている。
図19(b)、(c)は、SPSPリーチ演出中の終盤演出を示している。
図19(b)では、遊技者に演出ボタン37の操作を促すための操作促進表示がされている。そして、図19(c)では、遊技者が演出ボタン37を操作した結果、「残念」という表示によって、ハズレであることを遊技者に報知している。
そして、「残念」という表示によって、ハズレであることを遊技者に報知するときには、ハズレの組合せ「787」で第2表示態様の各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)が仮停止して表示される。
図19(d)は、通常表示態様の各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)がハズレの組合せ「787」で停止表示している状態を示している。
この図に示すようにSPSPリーチが行われているときには第2表示態様であった各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は通常態様に切り替えて表示された後、停止表示する。
そして、第2保留アイコン表示領域612が表示されるようになる(もしくは、第2保留アイコン表示領域612を上位レイヤで表示する)。
なお、図19(a)〜(c)において、演出モード表示領域650には演出モードを表示しないが、図19(d)では、演出モード表示領域650には、現在の演出モードがFモードであることを表示する。
◆続いて、図19(e)〜(h)に示す例について説明する。
なお、図19(e)〜(h)に示す例は、上述した図17(e)から続く演出(つまり、図17(d)〜(e)から続く演出)であるため、図17(e)までの説明は重複するので省略する。また、疑似連続予告演出の説明についても省略するが、上述した図17(e)までの間に疑似連予告が2回行われていることは言うまでもない。
図19(e)は、SPSPリーチに発展したことを示すSPリーチ開始表示が行われた状態を示している。
この図において第2表示態様の各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで表示され、第2表示態様の中装飾図柄560(C)は画面右上隅部でスクロール表示される。
なお、この図19(e)の説明は、上述した図19(a)の説明と同様であるので省略する。
図19(f)、(g)は、SPSPリーチ演出中の終盤演出を示している。
図19(f)では、遊技者に演出ボタン37の操作を促すための操作促進表示がされている。ここでは、上述した図19(b)の操作促進表示よりも大きく表示がされている(大当たり期待度が高いため)。
そして、図19(g)では、遊技者が演出ボタン37を操作した結果、第2表示態様により画面右上隅部に表示されていた第2表示態様の各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)が、大当たりの組合せ「777」で画像表示領域30の中央部で徐々に拡大しながら表示させる演出を行うことによって遊技者に大当りとなったことを報知する。
このときの第2表示態様の各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は、中装飾図柄560(C)は画面領域内に表示しきれるが、左右の装飾図柄は画面に表示しきれないほどの大きさで表示される。これにより遊技者に大当たりとなったことを強く報知することができる。
拡大表示された第2表示態様の各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は、拡大表示された後、徐々に縮小しながら表示されていき、図18(h)に示すように「777」が3つ揃った状態を遊技者が認識できる大きさで表示された後、通常態様の装飾図柄に切り替わり「777」の組合せ表示で表示された後、停止表示する。
そして、第2保留アイコン表示領域612が表示されるようになる(もしくは、第2保留アイコン表示領域612を上位レイヤで表示する)。
その後、大当たり状態となり、大当たり演出が行われることになる。
なお、図19(e)〜(g)において、演出モード表示領域650には演出モードを表示しないが、図19(h)では、演出モード表示領域650には、現在の演出モードがFモードであることを表示する。
次に、時短状態における演出モードの移行について図20に示す例を用いて説明する。
なお、この図20の説明においては、第2保留アイコン表示領域612、飾り図柄表示領域620、保留個数表示領域630の説明は省略する。
<時短状態における演出モードの移行例>
図20は、時短状態におけるFモードからGモード、GモードからHモードに移行する例を示す図である。
図20(a)は、演出モードがFモードであり、変動演出が開始される前の状態(停止表示状態)を示す図である。
図20(a)において、画像表示領域30には、演出モード表示領域650には現在の演出モード(Fモード)が表示され、左装飾図柄としてFモード中の左装飾図柄560(L)が表示され、中装飾図柄としてFモード中の中装飾図柄560(C)が表示され、右装飾図柄としてAモード中の右装飾図柄560(R)が停止表示している。
図20(b)はFモードにおいて変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示している。変動開始時に上述した(処理2−2)による移行抽選に当選した場合、演出モードがFモードからGモードに移行することになる。
演出モードが移行するときには、この図に示すように全ての装飾図柄がスクロール表示中に、移行先の演出モード(この図ではGモード)を示す表示を行う。
図20(c)は、演出モードがFモードからGモードに移行した状態を示す図である。
図20(c)において、演出モード表示領域650には現在の演出モード(Gモード)が表示され、左装飾図柄としてGモード中の左装飾図柄570(L)が表示され、中装飾図柄としてGモード中の中装飾図柄570(C)が表示され、右装飾図柄としてGモード中の右装飾図柄570(R)が停止表示している。
なお、図示していないが、図20(b)におけるスクロール表示中にFモード中の各装飾図柄560(L)、560(C)、560(R)は、Gモード中の各装飾図柄570(L)、570(C)、570(R)に切り替えて表示され、仮停止するときにはGモード中の各装飾図柄570(L)、570(C)、570(R)で仮停止した後、停止表示する。
図20(d)はGモードにおいて変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示している。
変動開始時に上述した(処理1−1)〜(処理1−5)によりこの変動演出中からHモードに移行させると決定した場合、演出モードがGモードからHモードに移行することになる。
演出モードをHモードに移行させるときには、この図に示すように全ての装飾図柄がスクロール表示中に演出モード表示領域650においてHモードであることを示す表示を行う。
なお、Hモード中はこの図に示すように、演出モード表示領域650は画面上部で帯状の表示領域となる。そして、右から左に流れるようにHモードであることが表示される。
図20(e)は、演出モードがGモードからHモードに移行して1回の変動演出が停止した状態を示す図である。
図20(e)において、演出モード表示領域650には現在の演出モード(Hモード)が表示され、左装飾図柄としてHモード中の左装飾図柄580(L)が表示され、中装飾図柄としてHモード中の左装飾図柄580(C)が表示され、右装飾図柄としてHモード中の右装飾図柄580(R)が停止表示している。
なお、図示していないが、図20(d)におけるスクロール表示中にGモード中の各装飾図柄570(L)、570(C)、570(R)は、Hモード中の各装飾図柄580(L)、580(C)、580(R)に切り替えて表示され、仮停止するときにはHモード中の各装飾図柄580(L)、580(C)、580(R)で仮停止した後、変動停止する。
図20(f)は、Hモードに移行してから2回目の変動が開始された後のスクロール表示中の状態を示し、図20(g)は、Hモードに移行してから2回目の変動演出が変動停止した状態を示している。
なお、図示していないが、Hモードに移行してから3回目の変動演出においてリーチ状態となることにより演出モード表示領域650は表示されなくなる。
なお、これ以降の各種リーチ演出については上述したとおりであるため、ここでの説明は省略する。
次に本発明の変形例について説明する。
<変動演出の変形例>
以下において、図21〜図23を用いて本発明の変形例について説明する。
図21は変動演出の変形例1を示す図であり、図22は変動演出の変形例2を示す図であり、図23は変動演出の変形例3を示す図である。
なお、図21〜図23の説明では、上述した各実施形態と異なる点について説明するが、重複する説明については省略する。
まず、図21を用いて変動演出の変形例1について説明する。
この変形例1において上述した図5、8等と異なる点は、各装飾図柄を構成する各キャラクタ図柄に対して、各キャラクタ図柄に対応した背景図柄が付加されている(以下、背景付キャラクタ図柄、という)ことである。
図21(a)において、画像表示領域30には、Aモード中の左装飾図柄として、「1」の数字図柄590a(L)と「1」の数字図柄590a(L)に対応した背景付キャラクタ図柄590b(L)とからなるAモード中の左装飾図柄590(L)が表示され、中装飾図柄として、「2」の数字図柄590a(C)と「2」の数字図柄590a(C)に対応した背景付キャラクタ図柄590b(C)とからなるAモード中の左装飾図柄590(C)が表示され、右装飾図柄として、「3」の数字図柄590a(R)と「3」の数字図柄590a(R)に対応した背景付キャラクタ図柄590b(R)とからなるAモード中の右装飾図柄590(R)が表示されており、各装飾図柄は動作しておらず停止表示している。
図21(b)は変動演出が開始されたときの状態を示しており、図21(c)は、左装飾図柄590(L)と右装飾図柄590(R)とがそれぞれ「7」の装飾図柄により仮停止しリーチ状態となった後、ノーマルリーチ演出が行われている状態を示している。
リーチ状態になると、上述した移行演出1が行われた後、図21(d)に示すように通常態様の左装飾図柄590(L)は、キャラクタ図柄が表示されない状態となり、背景図柄と数字図柄とからなる所定表示態様に切り替えて表示され、また、通常態様の右装飾図柄590(R)も同様に、キャラクタ図柄が表示されない状態となり、背景図柄と数字図柄とからなる所定表示態様に切り替えて表示される。そして、通常態様の中装飾図柄510(C)も所定表示態様に切り替えて表示され、画面の中央部で低速スクロール表示される。
そして、ノーマルリーチからSPリーチ等に発展する場合、上述した移行演出2が行われ、移行演出2が行われると所定表示態様の左装飾図柄590(L)は第1表示態様に切り替えて表示され、画像表示領域30の画面の左上隅に表示される。また、所定表示態様の右装飾図柄590(R)も第1表示態様に切り替えて表示され、画像表示領域30の画面右上隅部に表示される。
なお、この第1表示態様のときの装飾図柄は、図21(d)で示した各装飾図柄590(L)、590(R)が縮小された状態で表示される(図示なし)。
図21(e)は、所定表示態様の中装飾図柄510(C)がスクロール表示中に上述した移行演出3が行われた状態を示している。
この移行演出3が行われるときには、第1表示態様の左装飾図柄590(L)は第2表示態様に切り替えて表示され、第1表示態様の中装飾図柄590(C)も第2表示態様に切り替えて表示され、第1表示態様の右装飾図柄590(R)も第2表示態様に切り替えて表示され、第2表示態様の各装飾図柄590(L)、590(C)、590(R)は、画像表示領域30の画面右上隅部に横並びで表示される。そして、第2表示態様の中装飾図柄590(C)は画面右上隅部でスクロール表示される。
なお、この第2表示態様のときの装飾図柄は、上述した第1表示態様の各装飾図柄590(L)、590(R)、所定表示態様の中装飾図柄590(C)が縮小された状態で表示される。
そして、各装飾図柄590(L)、590(C)、590(R)は、図21(f)、(g)に示すようにSPリーチによる演出の結果が表示される(図21(g)では「777」の大当たり)まで第2表示態様により表示される。
なお、図21(g)以降の演出については、ここでは図示しないが、各装飾図柄の表示態様は異なる点を除き、図10(d)〜(g)等を用いて上述した演出と同様の演出が行われることになる。
次に、図22を用いて変動演出の変形例2について説明する。
この変形例2において上述した実施形態と異なる点は、リーチ状態となった(図22(a))後、上述した移行演出1が行われた後、図22(b)に示すように左右の装飾図柄510(L)、510(R)が通常態様のまま表示され、中装飾図柄510(C)も通常態様のまま画面の中央部で低速スクロール表示される点である。
また、図22(c)に示すように、SPリーチ等に発展する場合、上述した移行演出2が行われ、移行演出2が行われると通常態様の左装飾図柄510(L)は第1表示態様に切り替えて表示され、画像表示領域30の画面の左上隅に表示され、通常態様の右装飾図柄510(R)も第1表示態様に切り替えて表示され、画像表示領域30の画面右上隅部に表示される点が上述した各実施形態とは異なる。
また、図22(d)に示すように移行演出3(ここでは可動役物の下降動作)が行われるときには、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)が表示されなくなる点が上述した各実施形態とは異なる。
なお、このように装飾図柄が表示されなくなることがあっても、飾り図柄表示領域620は表示し続けるため、遊技者はまだ変動が継続していることが認識可能である。
そして、このような場面においては、この飾り図柄表示領域620により表示される各飾り図柄が、各装飾図柄510(L)、510(C)、510(R)の第2表示態様であるとも言える。
図22(e)は移行演出3が行われた後、SPSPリーチに発展した状態を示している。
なお、図22(e)以降の演出については、ここでは図示しないが、図11(c)〜(g)や図12(a)〜(h)等を用いて上述した演出と同様の演出が行われることになる。
次に、図23を用いて変動演出の変形例3について説明する。
この変形例3において上述した実施形態と異なる点は、リーチ状態となった(図23(a))後、上述した移行演出1が行われた後、図23(b)に示すように、左の装飾図柄510(L)は、通常態様から外枠図柄が付加された所定表示態様の装飾図柄となり、右の装飾図柄510(R)も、通常態様から外枠図柄が付加された所定表示態様の装飾図柄となり、そして中の装飾図柄510(C)も、通常態様から外枠図柄が付加された所定表示態様の装飾図柄となる点である。
なお、図23(c)〜(e)については、図22(c)〜(e)と同様であるため、説明を省略する。
<非時短状態においてSPリーチに発展する際の演出の流れと、時短状態においてSPリーチに発展する際の演出の流れと、の比較について>
ここで、図9(a)〜(d)を用いて上述した、非時短状態におけるSPリーチに発展する際の演出の流れと、図17(e)と図18(a)とを用いて上述した時短状態におけるSPリーチに発展する際の演出の流れと、の違いについて纏めておく。
図24は、非時短状態においてSPリーチに発展する際の演出の流れと、時短状態においてSPリーチに発展する際の演出の流れと、の比較を示す図である。
この図において、図24(a−1)〜(a−4)は図9(a)〜(d)に示した各図と対応しており、図24(b−1)は図17(e)と図24(b−2)は図18(a)に示した図と各々対応している。
この時短状態においてSPリーチに発展する際の演出が、非時短状態においてSPリーチに発展する際の演出と大きく異なる点は、装飾図柄の通常表示態様から第1表示態様への切り替え表示(図24(a−1)〜(a−2))を行わずに、通常表示態様から第2表示態様に切り替えて表示される点である。
なお、この点については他の時短状態における変動演出(SPSPリーチ等に発展する場合)においても同様である。
このように本実施形態においては、非時短状態では、ノーマルリーチからSPリーチ等に発展する場合は、装飾図柄を第1表示態様に切り替えて表示した後、第1表示態様から第2表示態様に切り替えて表示する、一方、時短状態では、ノーマルリーチからSPリーチ等に発展する場合は、装飾図柄の第1表示態様への切り替え表示を行わずに、通常表示態様から第2表示態様に切り替えて表示するようにしている。
このように、非時短状態では発展演出を細かく描写する一方、時短状態では発展演出を簡略化することにより、非時短遊技状態における発展演出と時短遊技状態における発展演出とにおいて違いが出るようにしている。
なお、例えば、時短状態では、ノーマルリーチからSPリーチ等に発展する場合においては非時短状態と同様、図24(a−1)〜(a−2)に示すように装飾図柄を第1表示態様に切り替えて表示した後、第1表示態様から第2表示態様に切り替えて表示するようにし、ノーマルリーチからSPSPリーチに発展する場合は、装飾図柄の第1表示態様への切り替え表示を行わずに、通常表示態様から第2表示態様に切り替えて表示するようにしてもよい。
また、例えば、非時短状態では、ノーマルリーチからSPリーチ等に発展する場合においては図24(a−1)〜(a−2)に示すように装飾図柄を第1表示態様に切り替えて表示する割合が80%、装飾図柄の第1表示態様への切り替え表示を行わずに、通常表示態様から第2表示態様に切り替えて表示する割合が20%である一方、時短状態では、ノーマルリーチからSPリーチ等に発展する場合においては図24(a−1)〜(a−2)に示すように装飾図柄を第1表示態様に切り替えて表示する割合が30%、装飾図柄の第1表示態様への切り替え表示を行わずに、通常表示態様から第2表示態様に切り替えて表示する割合が70%とするようにしてよい。
つまり、非時短状態に比べて時短状態のほうが第1表示態様への切り替え表示を経由せずに第2表示態様となる割合が高くなっていればよい。
次に、他の変形例について説明する。
本実施形態においては、複数の演出モードを設け、各演出モードにおいては専用の装飾図柄を設けるようにしたが、これに限らず、演出モードを1種類のみとしてもよく、装飾図柄の種類も1種類のみとするようにしてもよい。また、非時短状態で演出モード1種類、装飾図柄1種類とし、時短状態で演出モード1種類、装飾図柄1種類の計2種類としてもよい。
本実施形態においては、連続演出を実行する際にDモードやEモード、Hモードといった専用の演出モードに移行するようにしていたがこれに限らず、連続演出を実行する際に演出モードを移行しないようにしてもよく、また、複数の連続演出のうち特定の連続演出のみ演出モードを移行するようにしてもよい。
本実施形態においては、時短状態中の装飾図柄はキャラクタ図柄がないシンプルな図柄としていたが、これに限らず、非時短状態中のようにキャラクタ図柄を付加するようにしてもよく、また非時短状態中のキャラクタ図柄と時短状態中のキャラクタ図柄とを変更するようにしてもよい。そして時短状態中の装飾図柄にキャラクタ図柄を付加した場合、上述したような各キャラクタ図柄特有の変動開始動作や仮停止動作をするようにしてもよい。
本実施形態においては、例えば図10(c)〜(g)を用いて上述したように、大当たりとなる変動演出では、第2表示態様の装飾図柄により大当たりの組合せを表示した後、通常表示態様の装飾図柄に切り替えて大当たりの組合せを表示するようにていたが、これに限らず、大当たりとなる変動演出では、通常表示態様の装飾図柄への切り替え表示を行わないようにしてもよい(つまり、第2表示態様の装飾図柄による大当たり組合せの表示から大当たり演出に移行する)。
ただ、このようにした場合、所謂復活大当たり演出(一旦、ハズレの組合せで仮停止させた後、再変動して大当たりの組合せとなる演出)を実行する場合においては、通常表示態様の装飾図柄に切り替えてハズレの組合せを一旦表示してから再変動するようにしてもよい。
また、大当たりとなる変動演出において、通常表示態様の装飾図柄に切り替えて大当たりの組合せを表示する際には保留アイコン表示領域(例えば、図10(g))を表示するようにしていたが、これに限らず、大当たりとなる変動演出において、通常表示態様の装飾図柄に切り替えて大当たりの組合せを表示する際には保留アイコン表示領域を表示しない(もしくは、保留アイコン表示領域を下位レイヤで表示する)ようにしてもよい。
本実施形態においては、例えば図10(d)〜(e)を用いて上述したように、大当たりとなる変動演出では、第2表示態様の装飾図柄を大きく表示している間は、右上隅の装飾図柄は表示されないようにしていたが、これに限らず、右上隅に第2表示態様の図柄を表示させつつ、画面中央部で第2表示態様の装飾図柄を大きく表示するようにしてもよい。
本実施形態においては、装飾図柄が第1表示態様であるときには、画像表示領域30の上部側の左右の隅に左右の装飾図柄を各々表示するようにしていたが、これに限らず、装飾図柄が第1表示態様であるときには、画像表示領域30の下部側の左右の隅に左右の装飾図柄を各々表示するようにしてもよい。
また、画面表示領域30の対向する隅、例えば、左の第1表示態様の装飾図柄は左上隅に表示し、右の第1表示態様の装飾図柄は右下隅に表示するようにしてもよい。
本実施形態においては、装飾図柄が第2表示態様であるときには、画像表示領域30の上部側の右の隅に各装飾図柄を表示するようにしていたが、これに限らず、装飾図柄が第2表示態様であるときには、画像表示領域30の上部側の左の隅に各装飾図柄を表示するようにしてもよく、また、画像表示領域30の下部側の左右の隅の何れか一方に各装飾図柄を表示するようにしてもよい。
また、第2表示態様の各装飾図柄の並び方は、上から左中右の順に並ぶように表示したり、斜めに左中右の順に並ぶように表示したりしてもよい。
以上、上述の実施形態では、パチンコ遊技機に用いる遊技機について説明をしたが、回胴式遊技機(スロットマシン)、雀球遊技機、アレンジボール遊技機に用いてもよい。
1 遊技機
2 遊技盤
13 第1始動口
14 第2始動口
20 第1特別図柄表示装置
21 第2特別図柄表示装置
31 画像表示装置
110 主制御基板
110a メインCPU
110b メインROM
110c メインRAM
120 演出制御基板
120a サブCPU
120b サブROM
120c サブRAM

Claims (1)

  1. 始動条件が成立したことに基づいて、複数の第1の演出図柄の変動表示と前記複数の第1の演出図柄とは異なる第2の演出図柄の変動表示とを伴う変動演出を行う演出制御手段を備えた遊技機であって、
    前記変動演出において、前記複数の第1の演出図柄のうちの一部を表示させ、残りの第1の演出図柄の変動表示を継続する所定演出を行い、
    前記所定演出において、前記第1の演出図柄を所定の位置に表示する第1の特殊変動態様と、
    前記第1の演出図柄を前記第1の特殊変動態様とは異なる位置に表示する第2の特殊変動態様と、により第1の演出図柄の表示を実行可能であり、
    前記変動演出を開始する場合、通常表示態様で前記複数の第1の演出図柄を表示する第1モードと、
    前記変動演出を開始する場合、前記通常表示態様に比べて装飾性が低い特別表示態様で前記複数の第1の演出図柄を表示する第2モードと、を有し、
    前記第1モードにおいて前記所定演出を行う方が、前記第2モードにおいて前記所定演出を行うよりも、前記第1の特殊変動態様による第1の演出図柄の表示を行い易く、
    前記第1の演出図柄が前記第1の特殊変動態様となった場合と前記第2の特殊変動態様となった場合との何れの場合であっても、前記第2の演出図柄の表示位置は変更することなく表示する、
    ことを特徴とする遊技機。
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