JP2019020898A - 空気調和システムおよびサーバルーム - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和機において、省エネルギー化を図りつつ、システム全体を簡易にして設備コストの増加を抑える。【解決手段】ネットワーク回線300に接続された情報機器200を冷却する空気調和機10を有する空気調和システム1であって、情報機器200での発熱量の予測を行う発熱量予測装置20と、発熱量予測装置20に対して、情報機器20での発熱量の予測を行うための発熱量予測情報を提供する予測情報提供装置30と、発熱量予測装置20で予測された発熱量に基づいて、空気調和機1の制御を行う制御装置11と、を有する構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和システムおよびサーバルームに関する。
コンピュータなどの情報機器では、処理する情報量が多くなるほど、CPU(Central Processing Unit)での発熱量が多くなる。
特に、情報機器が、ネットワーク回線に接続されたサーバ機能を有する情報機器である場合、ネットワーク回線を介して大量の情報が短時間で送られてくることがあり、情報機器で処理される情報量が短時間で急激に増加する。その結果、情報機器(特にCPU)での発熱量が短時間で急激に多くなり、情報機器の誤動作や故障を引き起こす恐れがある。
そのため、このような情報機器が配置されたサーバルームなどでは、空気調和機を有する空気調和システムが設けられており、この空気調和システムでは、情報機器の発熱に起因する空気調和機の負荷を予測して空気調和機を制御することで、情報機器の発熱を効率よく抑えるようにしている。
特許文献1には、室内に設置された空気調和機の負荷を予測して、室内の空気調和を効率よく行うようにした空気調和システムが開示されている。
特開平10−170053号公報
特許文献1に開示されている空気調和システムでは、室外気温などを検知する室外センサと、室内温度などを検知する室内センサとに基づいて、空気調和機の負荷を予測している。
しかしながら、室外気温や室内気温は、実際の変動に対する応答が遅いため、これらの情報に基づいて空気調和機を制御する空気調和システムでは、短期間で急激に増加する情報機器の発熱を効率よく抑えることができないという問題がある。
したがって本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、情報機器の発熱を効率よく抑えることを目的とする。
上記課題を解決するため、ネットワーク回線に接続された情報機器を冷却する空気調和機を有する空気調和システムであって、情報機器での発熱量の予測を行う発熱量予測装置と、発熱量予測装置に対して、情報機器での発熱量の予測を行うための発熱量予測情報を提供する予測情報提供装置と、発熱量予測装置で予測された発熱量に基づいて、空気調和機の制御を行う制御装置と、を有する空気調和システムとした。
とした。
本発明によれば、情報機器の発熱を効率よく抑えることができる。
実施の形態にかかる空気調和システムの全体構成を説明するブロック図である。 発熱量予測テーブルの一例を説明する図である。 発熱量予測テーブルの一例を説明する図である。 実績情報の一例を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態にかかる空気調和システム1を説明する。
以下の説明では、空気調和システム1を、情報機器200が配置されたサーバルーム100に設置した場合を例示して説明する。
図1は、実施の形態にかかる空気調和システム1の全体構成を説明するブロック図である。
図2は、カレンダ装置31に記憶された発熱量予測テーブル311の一例を説明する図である。
図3は、カレンダ装置31に記憶された発熱量予測テーブル311の一例を説明する図である。
図4は、過去情報記憶装置32に記憶された実績情報321の一例を説明する図である。
[サーバルーム]
サーバルーム100には、ネットワーク回線300に接続された情報機器200が配置されている。この情報機器200には、電力系統400を介して電力が供給されている。
なお、実施の形態では、情報機器200は、ネットワーク回線300を介して他の多数の情報機器(例えば、スマートフォンやパーソナルコンピュータ:図示せず)から同時にアクセスされるように構成されたサーバ機能を有するコンピュータである。
この情報機器200の筐体には、放熱用の冷却ファン210が設けられている。
図1では、サーバルーム100に配置される情報機器200の数は1台の場合を例示して説明しているが、これに限定されるものではなく、情報機器200の数は複数台であってもよい。
サーバルーム100には、このサーバルーム100内の空気を調和し、サーバルーム100内に配置された情報機器200での発熱を抑える(情報機器200を冷却する)ための空気調和システム1が設けられている。
[空気調和システム]
空気調和システム1は、空気調和機10と、発熱量予測装置20と、予測情報提供装置30とを有している。
[空気調和機]
空気調和機10は、当該空気調和機10の全体的な制御を行う制御装置11を有している。制御装置11は、圧縮機12、室内ファン13、室内膨張弁14、電磁弁15、室外ファン16などの冷凍サイクルを制御する各アクチュエータと接続され、これらを適宜制御することにより、冷却能力を調整する。
空気調和機10は、サーバルーム100の室内温度を、所定の設定温度に近づけるように調整するほか、発熱量予測装置20で予測された情報機器200の発熱量に基づいてサーバルーム100の室内温度を調整する。
[発熱量予測装置]
発熱量予測装置20では、情報機器200での発熱量の予測を行い、この予測された発熱量に基づいて、制御装置11は、各アクチュエータ(圧縮機12、室内ファン13、室内膨張弁14、電磁弁15、室外ファン16)の制御を行う。
発熱量予測装置20は、予測情報提供装置30から提供された発熱量予測情報に基づいて、情報機器200での発熱量の予測を行う。
発熱量予測装置20での発熱量の予測は、所定の情報と情報機器200の発熱量とを関連付けたテーブル(例えば、図2の発熱量予測テーブル311)などを用いてもよく、ディープラーニングなどによる機械学習を用いてもよい。
[予測情報提供装置]
図1に示すように、予測情報提供装置30は、カレンダ装置31と、過去情報記憶装置32と、トラフィック測定装置33と、消費電力測定装置34と、作動音測定装置35とを有している。
図2に示すように、カレンダ装置31には、発熱量予測テーブル311が記憶されている。
発熱量予測テーブル311は、イベント名311aと、日時情報311bと、時刻情報311cと、情報機器での処理が予測される情報量311dとが関連付けて記憶されている。
これにより、例えば、年越しの12月31日の23時50分から1月1日の1時30分の間や、クリスマスイブの12月24日の19時から22時の間は、他の情報機器から送信される電子メールなどの情報量が短時間で急激に多くなるため、情報機器200での処理が予測される情報量が短時間に急激に増加することが想定される。
また、例えば、クリスマス当日の12月25日の19時から22時の間や、バレンタインデーの2月14日の19時から24時の間も、他の情報機器から送信される電子メールなどの情報量が多くなるため、情報機器200での処理が予測される情報量が、通常の場合よりも増加することが分かる。
実施の形態では、発熱量予測テーブル311に記憶された予測される情報量は、「増加」や「急激に増加」などで表した場合を例示して説明したが、実際の処理件数などの数値であってもよい。
なお、このカレンダ装置31には、情報入力装置36が接続されており、この情報入力装置36からイベント名(例えば、ハロウィンやスポーツイベント)などを入力することで、カレンダ装置31の発熱量予測テーブル311に新しい情報を追加することができる(図3の太枠参照)。
図4に示すように、過去情報記憶装置32は、日付情報と、時刻情報と、情報機器200で過去に処理された情報量の実績情報321とが関連付けて記憶されている。この実績情報321は、所定のサンプリング周期で連続的に記憶されている。
過去情報記憶装置32に記憶された実績情報321は、発熱量予測装置20に送信され、発熱量予測装置20での発熱量の予測に用いられる。
これにより、過去情報記憶装置32は、より細かい時間間隔での実際の実績情報321を発熱量予測装置20に提供することができる。
なお、実績情報321は、過去に処理された情報量ではなく、空気調和機10に接続された圧縮機12などの実際の駆動データを記憶しておいてもよい。
図1に示すように、トラフィック測定装置33は、接続装置40を介してネットワーク回線300に接続されており、ネットワーク回線300を伝達して情報機器200に送信された情報のトラフィック量を測定する。このトラフィック量331は、所定時間ごとに連続的に測定される。
トラフィック測定装置33で測定されたトラフィック量331は、発熱量予測装置20に送信され、発熱量予測装置20での発熱量の予測に用いられる。
消費電力測定装置34は、情報機器20の電力系統400に取り付けられた電力計50に接続されており、電力計50の計測結果を用いて、情報機器200での消費電力341を測定する。この消費電力341は、所定時間ごとに連続的に測定される。
情報機器200での消費電力341は、情報機器200で処理される情報量に応じて変動し、情報機器200で処理される情報量が多くなるほど、情報機器200での消費電力341も多くなる。
消費電力測定装置34で測定された消費電力341は、発熱量予測装置20に送信され、発熱量予測装置20での発熱量の予測に用いられる。
作動音測定装置35は、音を電気信号に変換するマイクロフォン355に接続されている。このマイクロフォン355は、情報機器200に設けられた冷却ファン210の近傍に配置されており、冷却ファン210の回転に伴う音(作動音情報351)を測定する。この作動音情報351は、所定時間ごとに連続的に測定される。
情報機器200の冷却ファン210は、情報機器200での発熱量が多くなるほど(情報機器200のCPUの温度が高くなるほど)回転数が早くなる。その結果、冷却ファン210の作動音が大きくなる。
作動音測定装置35は、マイクロフォン355を介して収集した作動音情報351を、発熱量予測装置20に送信し、この作動音情報351は、発熱量予測装置20での発熱量の予測に用いられる。
[空気調和システムの動作]
次に、空気調和システム1の動作を説明する。
コンピュータなどの情報機器200は、ネットワーク回線300に接続されており、このネットワーク回線300から情報機器200に対して様々な情報が伝達されてくる。そして、情報機器200は、ネットワーク回線300を介して取得したこれらの情報の処理を行う。
ネットワーク回線300は、例えば、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの他の多数の情報機器(図示せず)と接続されており、これらの他の情報機器から送信される情報量が多くなると、ネットワーク回線300に接続されている情報機器200での処理量が短時間で急激に増加する。
ここで、他の多数の情報機器(図示せず)から送信される情報量が短時間で急激に増加するタイミング(日時)は、一年間を通じてある程度把握することができる。よって、ネットワーク回線300を介して他の多数の情報機器(図示せず)と接続された情報機器200で処理される必要のある情報量もまた、一年間を通じてある程度把握できる。
予測情報提供装置30のカレンダ装置31では、これらのタイミングと情報量の増加とが関連付けられて記憶されており(図2の発熱量予測テーブル311参照)、発熱量予測装置20では、この発熱量予測テーブル311に基づいて情報機器200の発熱量を予測する。
実施の形態では、図2に示すように、発熱量予測装置20は、クリスマスイブ(12月24日)や年越し(12月31日から1月1日)などの所定の時刻において、情報機器200での処理が予測される情報量が「急激に増加」することから、この間の情報機器200での発熱量が「短時間に急激に多くなる」と予測して、空気調和機10の制御装置11に当該予測結果を送信する。
制御装置11では、これらの発熱量の予測結果に基づいて、圧縮機12、室内ファン13、室内膨張弁14、電磁弁15、室外ファン16などの冷凍サイクルを制御する各アクチュエータを制御することにより、空気調和機10の冷却能力を制御し、サーバルーム100(情報機器200)をより短時間で急激に冷却する。
また、発熱量予測装置20は、クリスマス(12月25日)やバレンタインデー(2月14日)の所定の時間において、情報機器200での処理が予測される情報量が「増加」することから、この間の情報機器200での発熱量が「平均と比べて増加」と予測して、空気調和機10の制御装置11に当該予測結果を送信する。
制御装置11では、これらの発熱量の予測結果に基づいて、圧縮機12、室内ファン13、室内膨張弁14、電磁弁15、室外ファン16などの冷凍サイクルを制御する各アクチュエータを制御することにより、空気調和機10の冷却能力の制御を行い、サーバルーム100(情報機器200)を、当該イベント日時よりも早い段階から、通常よりも少し低い温度で徐々に冷却する。
カレンダ装置31の発熱量予測テーブル311は、カレンダ装置31に接続された情報入力装置36により更新できるようになっており、この情報入力装置36から新たなイベント情報(イベント名311a、日付情報311b、時刻情報311c、予想される情報量311d)を入力することで、発熱量予測テーブル311を更新することができる(図3参照)。
そして、発熱量予測装置20では、過去情報記憶装置32に記憶されている、情報機器20における過去に処理した情報量の実績情報321に基づいて、将来の対応する日時における情報機器200の発熱量を予測する。
ここで、過去情報記憶装置32に、カレンダ装置31の発熱量予測テーブル311に記憶されたイベントに対応する日時の過去情報が存在する場合、発熱量予測装置20では、過去情報記憶装置32に記憶された過去の実績情報321に基づいて、発熱量の予測を行う。このように、発熱量予測装置20では、過去の実績情報321を優先して用いることで、発熱量の予測をより高い精度で行うことができる。
発熱量予測装置20では、トラフィック測定装置33で測定したネットワーク回線300を介して伝達された情報のトラフィック量331、消費電力測定装置34で測定した情報機器200の消費電力341、作動音測定装置35で測定した情報機器200の冷却ファン210の作動音情報351の何れかを取得した場合、これらの情報に基づいて情報機器200での発熱量の予測を行う。
なお、発熱量予測装置20は、これらの情報(トラフィック量331、消費電力341、作動音情報351)を同時に取得した場合には、何れか一つの情報に基づいて発熱量の予測を行ってもよく、これらの情報を適宜組み合わせて発熱量の予測を行ってもよい。
また、発熱量予測装置20は、カレンダ装置31や過去情報記憶装置32の情報に基づく発熱量の予測を行う際に、これらの情報により発熱量の補正を行うようにしてもよい。これにより、発熱量予測装置20は、発熱量の予測を実際の測定情報(トラフィック量331、消費電力341、作動音情報351)に基づいてより精度よく行うことができる。
以上説明した通り、実施の形態では、
(1)ネットワーク回線300に接続された情報機器200を冷却する空気調和機10を有する空気調和システム1であって、情報機器200での発熱量の予測を行う発熱量予測装置20と、発熱量予測装置20に対して、情報機器20での発熱量の予測を行うためのカレンダ情報311や実績情報321などの発熱量予測情報を提供する予測情報提供装置30と、発熱量予測装置20で予測された発熱量に基づいて、空気調和機10の制御を行う制御装置11と、を有する構成とした。
このように構成すると、空気調和機10の制御装置11は、発熱量予測装置20で予測された情報機器200の発熱量に基づいて、空気調和機10の制御を行うので、情報機器200での短時間に急激に増加する発熱を効率よく抑えることができる。
(2)また、予測情報提供装置30は、少なくとも日付情報311bと、時刻情報311cと、情報機器200での処理が予測される情報量311dと、が関連付けて記憶されたカレンダ装置31である構成とした。
このように構成すると、空気調和機10の制御装置11は、予め設定された特定の日付情報311bなどにおける情報機器200の発熱量に基づいて、空気調和機10の制御を行うので、情報機器200の特定の日付等における発熱をより効率よく抑えることができる。
(3)また、予測情報提供装置30は、カレンダ装置31に対して、少なくとも日付情報311bと、時刻情報311cと、情報機器200での処理が予測される情報量311dとを関連付けて入力する情報入力装置36を、有する構成とした。
このように構成すると、カレンダ装置31の情報を更新するための情報入力装置36が設けられるので、この情報入力装置36から入力された新たな情報をカレンダ装置31に記憶することができる。
よって、新たなイベントが開催される日時における情報機器200の短時間での急激な発熱を確実に抑えることができる。
(4)また、予測情報提供装置30は、情報機器200での過去に処理された情報量を、日付情報と、時刻情報とに関連付けて記憶する過去情報記憶装置32を有し、発熱量予測装置20は、過去情報記憶装置32に記憶された過去の実績情報321(情報機器200で過去に処理された情報量と、日付情報と、時刻情報)に基づいて、将来の対応する日付情報および時刻情報における、情報機器200での発熱量を予測する構成とした。
このように構成すると、発熱量予測装置20は、情報機器200の過去に処理された実際の実績情報321に基づいて、将来の対応する日時における情報機器200の発熱量を予測する。
よって、空気調和機1の制御装置11は、過去に処理した実績情報321に基づいて、空気調和機10を制御することで、情報機器200の発熱をより高い精度で抑えることができる。
(5)予測情報提供装置30は、ネットワーク回線300を介して情報機器200に送信されたトラフィック量331を測定するトラフィック測定装置33を有し、発熱量予測装置20は、トラフィック測定装置33で測定されたトラフィック量331に基づいて、情報機器200での発熱量を予測する構成とした。
ネットワーク回線300を伝達するトラフィック量は、瞬時に変動する情報である。
このように構成すると、空気調和機10の制御装置11は、瞬時に変動するネットワーク回線300を伝達するトラフィック量331に基づいて、空気調和機10の制御を行うので、情報機器200の短時間で急激に変動する発熱を迅速に抑えることができる。
(6)予測情報提供装置30は、情報機器200の消費電力341を測定する消費電力測定装置34を有し、発熱量予測装置20は、消費電力測定装置34で測定された消費電力31に基づいて、情報機器200での発熱量を予測する構成とした。
情報機器200で処理される情報量が多くなるほど、情報機器200での消費電力341も多くなり、情報機器200で処理される情報量が変動すると、情報機器200での消費電力341は、遅れ時間が少なく、ほぼそれに追従して変動する。
このように構成すると、発熱量予測装置20では、遅れ時間の少ない情報機器200での消費電力341に基づいて、情報機器200での発熱量の予測を、消費電力341の変動に遅れることなく行うことができる。よって、制御装置11では、この予測された発熱量に基づいて、空気調和機10の制御を迅速に行うことができる。
(7)予測情報提供装置30は、情報機器200に設けられた冷却ファン210の作動音情報351を測定する作動音測定装置35(ファン測定装置)を有し、発熱量予測装置20は、作動音測定装置35で測定された冷却ファン210の作動音情報351に基づいて、情報機器200での発熱量を予測する構成を例示して説明したが、冷却ファン210の回転軸(図示せず)の回転数を測定してもよい。
冷却ファン210の回転軸の回転数は、ロータリエンコーダを用いて検出することができ、その他、電磁式又は光学式の回転検出器を用いて検出することができる。
情報機器200での発熱量が増加すると、冷却ファン210の作動音や、回転数は比較的早い追従時間で変動する。
このように構成すると、発熱量予測装置20では、比較的早い追従時間で変動する冷却ファン210の作動音情報351や回転数に基づいて、情報機器200での発熱量の予測を行うことができる。よって、制御装置11では、この予測された発熱量に基づいて、空気調和機10の制御を迅速に行うことができる。
(8)また、情報機器200は、ネットワーク回線300に接続され、他の多数の情報機器から同時にアクセスされるように構成されたサーバ機能を有するコンピュータである構成とした。
サーバ機能を有する情報機器200(コンピュータ)は、ネットワーク回線300を介して他の多数の情報機器に接続されているため、他の多数の情報機器から送信される情報量の変動により、情報機器200で処理が必要となる情報量が短時間で急激に変動することがある。
このように構成すると、発熱量予測装置20では、予測情報提供装置30から提供された発熱量予測情報(例えば、カレンダ情報311)に基づいて、情報機器200での発熱量を迅速に予測することができる。
よって、制御装置11は、発熱量予測装置20で予測された発熱量予測情報に基づいて、空気調和機10の制御を適切に行うことができる。
(9)(1)から(8)の何れか一項に記載の空気調和システム1が設けられると共に、ネットワーク回線300に接続された情報機器200が配置されたサーバルーム100を有する構成とした。
情報機器200が配置されたサーバルーム100では、情報機器200での発熱量の増加と共に、室内温度が高温になる。このため、サーバルーム100の室内温度が高温になると、ルーム内に配置された情報機器200の誤動作や故障の恐れが高くなる。
このように構成すると、サーバルーム100に前述した空気調和システム1が設けられているので、情報機器200の発熱量を予測して空気調和機10の制御を行うように構成された空気調和システム1により、サーバルーム100が適切に冷却されると共に、サーバルーム100に配置された情報機器200も適切に冷却される。
よって、このような空気調和システム1を備えたサーバルーム100では、当該サーバルーム100内に配置された情報機器200の誤動作や故障を防止することができる。
また、本発明は、前述した実施の形態の全ての構成を備えているものに限定されるものではなく、前述した実施の形態の構成の一部を、他の実施の形態の構成に置き換えてもよく、また、前述した実施の形態の構成を、他の実施の形態の構成に置き換えてもよい。
また、前述した実施の形態の一部の構成について、他の実施の形態の構成に追加、削除、置換をしてもよい。
また、上記した実施の形態の構成、機能、処理、手段は、それの一部又は全部を、例えば、集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよい。また、前述した構成、機能は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムの実行により実現できるものであってもよい。
このプログラム等の情報は、メモリなどの記憶装置に記憶しておくことができる。
1:空気調和システム、10:空気調和機、11:制御装置、12:圧縮機、13:室内ファン、14:室内膨張弁、15:電磁弁、16:室外ファン、20:発熱量予測装置、30:予測情報提供装置、31:カレンダ装置、311:発熱量予測テーブル、32:過去情報記憶装置、321:実績情報、33:トラフィック測定装置、331:トラフィック量、34:消費電力測定装置、341:消費電力、35:作動音測定装置、351:作動音情報、355:マイクロフォン、36:情報入力装置、40:接続装置、50:電力計、100:サーバルーム、200:情報機器(コンピュータ)、210:冷却ファン、300:ネットワーク回線、400:電力系統

Claims (9)

  1. ネットワーク回線に接続された情報機器を冷却する空気調和機を有する空気調和システムであって、
    前記情報機器での発熱量の予測を行う発熱量予測装置と、
    前記発熱量予測装置に対して、前記情報機器での発熱量の予測を行うための発熱量予測情報を提供する予測情報提供装置と、
    前記発熱量予測装置で予測された発熱量に基づいて、前記空気調和機の制御を行う制御装置と、を有する空気調和システム。
  2. 前記予測情報提供装置は、
    少なくとも日付情報と、時刻情報と、前記情報機器での処理が予測される情報量と、が関連付けて記憶されたカレンダ装置である請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記予測情報提供装置は、
    前記カレンダ装置に対して、少なくとも日付情報と、時刻情報と、前記情報機器での処理が予測される情報量とを関連付けて入力する情報入力装置を、有する請求項2に記載の空気調和システム。
  4. 前記予測情報提供装置は、
    前記情報機器での過去に処理された情報量を、日付情報と、時刻情報とに関連付けて記憶する過去情報記憶装置を有し、
    前記発熱量予測装置は、前記過去情報記憶装置に記憶された、前記情報機器で過去に処理された情報量と、日付情報と、時刻情報とに基づいて、将来の対応する日付情報および時刻情報における、前記情報機器での発熱量を予測する請求項1から請求項3の何れか一項に記載の空気調和システム。
  5. 前記予測情報提供装置は、
    前記ネットワーク回線を介して前記情報機器に送信された情報量を測定するトラフィック測定装置を有し、
    前記発熱量予測装置は、
    前記トラフィック測定装置で測定された前記情報量に基づいて、前記情報機器での発熱量を予測する請求項1から請求項4の何れか一項に記載の空気調和システム。
  6. 前記予測情報提供装置は、
    前記情報機器の消費電力を測定する消費電力測定装置を有し、
    前記発熱量予測装置は、
    前記消費電力測定装置で測定された前記消費電力に基づいて、前記情報機器での発熱量を予測する請求項1から請求項5の何れか一項に記載の空気調和システム。
  7. 前記予測情報提供装置は、
    前記情報機器に設けられた冷却ファンの作動音または回転数の少なくとも何れか一つを測定するファン測定装置を有し、
    前記発熱量予測装置は、
    前記ファン測定装置で測定された前記冷却ファンの作動音または回転数の少なくとも何れか一つに基づいて、前記情報機器での発熱量を予測する請求項1から請求項6の何れか一項に記載の空気調和システム。
  8. 前記情報機器は、前記ネットワーク回線に接続され、他の多数の情報機器から同時にアクセスされるように構成されたサーバ機能を有するコンピュータである請求項1から請求項7の何れか一項に記載の空気調和システム。
  9. 請求項1から請求項8の何れか一項に記載の前記空気調和システムが設けられると共に、前記ネットワーク回線に接続された前記情報機器が配置されたサーバルーム。



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