JP2019020344A - ノイズ抑制回路 - Google Patents

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修治 佐藤
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Abstract

【課題】整流素子による電圧降下を抑制することができるノイズ抑制回路を提供する。【解決手段】ノイズ抑制回路20aは、圧力センサ素子13に接続される電源線Lv、グランド線Lg及び信号線Loに設けられる。ノイズ抑制回路20aは、電源線Lvに設けられる整流素子D1と、整流素子D1に並列接続されるインダクタ素子L1と、を備える。この構成によれば、インダクタ素子L1の性質上、ノイズが重畳していない電源電流Iv1は、第1のインダクタ素子L1を経て、第2ノイズ抑制部22に流れる。すなわち、電源電流Ivは整流素子D1を迂回するため、整流素子D1に電源電流Ivは流れない。このため、整流素子D1により圧力センサ素子13に供給される電源電圧が降下することが抑制される。よって、電源電圧が圧力センサ素子13の正常な動作が可能な基準電圧を下回ることが抑制される。【選択図】図3

Description

本発明は、ノイズ抑制回路に関する。
従来から、液体や気体等からなる被測定流体の圧力を検出する圧力センサが知られている。例えば、特許文献1に記載されるように、圧力センサには、整流素子であるノイズ吸収用のツェナーダイオードが接続されている。電源電圧はツェナーダイオードを介して圧力センサに印加される。
特開2004−264150号公報
上記特許文献1の構成では、ツェナーダイオードにより、圧力センサに印加される電源電圧が低下する。このため、電源電圧が圧力センサの適切な動作に必要となる基準電圧を下回るおそれがある。
本発明は、上記実状を鑑みてなされたものであり、整流素子による電圧降下を抑制することができるノイズ抑制回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るノイズ抑制回路は、圧力センサ素子に接続される電源線、信号線及びグランド線に設けられるノイズ抑制回路であって、前記電源線に設けられる整流素子と、前記整流素子に並列接続されるインダクタ素子と、を備える。
本発明によれば、ノイズ抑制回路において、整流素子による電圧降下を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る圧力検出装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係る図1のA−A線断面図である。 本発明の一実施形態に係る圧力検出装置のブロック図である。 本発明の一実施形態に係る圧力センサ素子のブロック図である。 本発明の変形例に係るノイズ抑制回路のブロック図である。 本発明の変形例に係るノイズ抑制回路のブロック図である。
本発明に係るノイズ抑制回路を備える圧力検出装置の一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。この圧力検出装置は、車両、例えば車両に搭載される変速装置(外部機器)に取り付けられる。
図1及び図2に示すように、圧力検出装置1は、ハウジング11と、ベース板12と、圧力センサ素子13と、台座17と、3つの電極端子14E,14G,14Oと、蓋部材16と、ノイズ抑制回路20aが内蔵されるノイズ対策チップ20と、回路基板15と、3つの導電ピン19E,19G,19Oと、を備える。
図2に示すように、ハウジング11は、例えばPPS(Poly Phenylene Sulfide)樹脂などの電気的に絶縁性を有する樹脂により円筒状に形成される。ハウジング11内には、ベース板12及び圧力センサ素子13が収容される。
ベース板12は、ハウジング11に固定されつつ、台座17を介して圧力センサ素子13を支持する。例えば、ベース板12は、ステンレス鋼などの金属により段差を有する円板状に形成される。ベース板12は、回路基板15に対向する第1の面12aと、台座17を介して圧力センサ素子13が設置される第2の面12bと、を有する。また、ベース板12の中央には、気体等の被測定流体が流通する貫通孔である開口部12cが形成されている。ベース板12は、インサート成形等により、ハウジング11と一体で成形されている。
台座17は、圧力センサ素子13とベース板12の間に設けられる。台座17は、ガラスにより円板状に形成される。台座17には、ベース板12の開口部12cと連通する貫通孔17aが形成される。台座17はダイボンドによりベース板12の第2の面12bに気密に接着されている。
圧力センサ素子13は被測定流体の圧力に応じた検出信号を出力する。圧力センサ素子13は台座17に気密に陽極接合される。圧力センサ素子13は、開口部12cを覆うダイアフラムDを備える。ダイアフラムDは被測定流体の圧力により歪むように薄肉に形成される。
蓋部材16は、ハウジング11の裏面(図2の上面)を覆うようにハウジング11に固定されている。蓋部材16は、例えばPPSなどの樹脂から構成される。蓋部材16は、ベース板12の第2の面12b及び圧力センサ素子13のダイアフラムDとの間に圧力基準室Bを形成する。圧力基準室Bは、圧力センサ素子13の被測定流体の圧力を受ける面の裏側に形成される密閉された空間である。
図1及び図2に示すように、各電極端子14E,14G,14Oは、ハウジング11に固定されるとともに、圧力センサ素子13の外周に等角度間隔に配置され、ハウジング11の径方向に沿って延びる長方形板状をなす。各電極端子14E,14G,14Oの内側端部はワイヤWを介して圧力センサ素子13に電気的に接続され、各電極端子14E,14G,14Oの外側端部はハウジング11の外部に突出している。各電極端子14E,14G,14Oは、例えばニッケルメッキされたリン青銅などから構成される。各電極端子14E,14G,14Oはハウジング11にインサート成形される。
電源用電極端子14Eは電源電圧が印加される端子であり、グランド用電極端子14Gはグランドに接続される端子であり、出力用電極端子14Oは圧力センサ素子13からの検出信号を出力する端子である。
図2に示すように、ワイヤWは、例えばアルミニウムにより線状に形成され、圧力センサ素子13(正確には後述する図4の各端子13V,13G,13O)と各電極端子14E,14G,14Oとの間を接続する。
回路基板15はプリント基板により構成される。回路基板15の上面には回路パターン15aが形成されるとともに、ハウジング11、ノイズ対策チップ20及び導電ピン19E,19G,19Oが設置される。回路パターン15aは、導電ピン19E,19G,19Oとノイズ対策チップ20とを電気的に接続する。
導電ピン19E,19G,19Oは、導電材料により形成され、回路基板15の上面に対して垂直に延びる。導電ピン19E,19G,19Oの一端は各電極端子14E,14G,14Oに接続され、導電ピン19E,19G,19Oの他端は回路基板15の回路パターン15aに接続される。これにより、圧力センサ素子13は、各電極端子14E,14G,14Oを介してノイズ対策チップ20に電気的に接続される。
次に、圧力検出装置1の電気的構成について説明する。
図3に示すように、圧力センサ素子13は、外部端子として、電源端子13V、グランド端子13G及び信号端子13Oを備える。
電源端子13Vは、電源線Lvを介して電源Vccに接続される。電源Vccは車載バッテリである。圧力センサ素子13は、電源端子13Vを介して電源電圧を受けると、その電源電圧を圧力センサ素子13の各部に供給する。
グランド端子13Gは、グランド線Lgを介してグランドGndに接続される。圧力センサ素子13の各部はグランド端子13Gに接続される。圧力センサ素子13は、グランド端子13Gを介して圧力センサ素子13の各部を経た放出電流Ioを外部機器30に出力する。
信号端子13Oは、信号線Loを介して外部機器30に接続される。外部機器30は、例えば、変速装置の制御部である。圧力センサ素子13は、信号端子13Oを介して検出信号Siを外部機器30に出力する。
図4に示すように、圧力センサ素子13は、定電流源13aと、センシング部13bと、アンプ13c,13hと、A/D変換部13dと、マイコン(マイクロコンピュータ)13eと、D/A変換部13fと、を備える。
定電流源13aは、電源端子13Vを介して入力された電源電圧により定電流を生成し、その定電流をセンシング部13bに出力する。センシング部13bは、定電流源13aからの定電流に基づき、上述したダイアフラムDの歪みに応じた検出信号を出力する。センシング部13bは、ピエゾ抵抗効果を有する感圧素子となる4つの抵抗R1〜R4を含むブリッジ回路により構成される。抵抗R1〜R4は、ボロン等の不純物が拡散処理されることでダイアフラムDに形成される。
アンプ13cは、センシング部13bからの検出信号を増幅し、増幅した検出信号をA/D変換部13dに出力する。A/D変換部13dは、アンプ13cからの増幅された検出信号をデジタル信号に変換し、そのデジタル信号をマイコン13eに出力する。
マイコン13eは、例えば、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor)であり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等から構成される。
マイコン13eは、A/D変換部13dからのデジタル信号を入力し、入力したデジタル信号に応じた出力データをD/A変換部13fに出力する。D/A変換部13fは、マイコン13eからの出力データをアナログ信号である検出信号Siに変換し、変換した検出信号Siをアンプ13hに出力する。アンプ13hは、D/A変換部13fからの検出信号Siを増幅し、増幅した検出信号Siを信号端子13Oに出力する。
図3に示すように、ノイズ抑制回路20aは、電源線Lv、グランド線Lg及び信号線Loに設けられている。ノイズ抑制回路20aは、第1ノイズ抑制部21と、第2ノイズ抑制部22と、を備える。
第1ノイズ抑制部21は、電源線Lv及びグランド線Lgに印加されるパルス状のノイズの信号レベルを低減させる機能を有する。具体的には、第1ノイズ抑制部21は、プローブクランプにより電圧誘導することでパルス状のノイズを印加するノイズシミュレーション試験において、圧力センサ素子13が正常に動作する程度までパルス状のノイズを低減させる。
詳しくは、第1ノイズ抑制部21は、整流素子D1と、インダクタ素子L1と、3つのコンデンサC1,C2,C3と、を備える。
整流素子D1は、電源線Lvに設けられ、電源Vccからの電源電圧に重畳するノイズをカットすることにより電源電圧を整流するとともに、圧力センサ素子13から電源Vccに電流が逆流することを防止する。整流素子D1はダイオードにより構成される。このダイオードのカソードは圧力検出装置1の電源端子13Vを向いている。
第1のインダクタ素子L1は整流素子D1に並列に接続される。第1のインダクタ素子L1は、直流電流を通過させ、時間経過に伴い電流が変化するノイズを通過させない性質を有する。
コンデンサC2の一端は電源線Lvにおける整流素子D1と電源Vccの間に接続され、コンデンサC2の他端はグランド線Lgに接続される。
コンデンサC1の一端は電源線Lvにおける整流素子D1と第2のインダクタ素子L2の間に接続され、コンデンサC1の他端はグランド線Lgに接続される。
コンデンサC3の一端は信号線Loにおける第3のインダクタ素子L3と外部機器30の間に接続される。コンデンサC3の他端はグランド線Lgに接続される。
第2ノイズ抑制部22は、電源線Lv、グランド線Lg及び信号線Loに印加される高周波(RF:Radio Frequency)で振動する高周波ノイズの信号レベルを低減させる機能を有する。具体的には、第2ノイズ抑制部22は、プローブクランプにより高周波の電流を注入するBCI(Bulk Current Injection)試験において、圧力センサ素子13が正常に動作する程度まで高周波ノイズを低減させる。
詳しくは、第2ノイズ抑制部22は、第1π型フィルタ22aと、第2π型フィルタ22bと、を備える。第1π型フィルタ22aは、コンデンサC4と、第2のインダクタ素子L2と、第1ノイズ抑制部21と共有されるコンデンサC1と、を備える。
第2のインダクタ素子L2は、電源線Lvにおける整流素子D1と圧力センサ素子13の電源端子13Vの間に設けられる。
上述したように、コンデンサC1の一端は、電源線Lvにおける整流素子D1と第2のインダクタ素子L2の間に接続される。コンデンサC1の他端は信号線Loに接続される。
コンデンサC4の一端は、電源線Lvにおける第2のインダクタ素子L2と圧力センサ素子13の電源端子13Vの間に接続される。コンデンサC4の他端は信号線Loに接続される。
すなわち、コンデンサC4は、コンデンサC1よりも圧力センサ素子13に近い位置において、コンデンサC1と並列に接続される。
第2π型フィルタ22bは、コンデンサC5と、第3のインダクタ素子L3と、第1ノイズ抑制部21と共有されるコンデンサC3と、を備える。
第3のインダクタ素子L3はグランド線Lgに設けられる。
コンデンサC5の一端は信号線Loにおける第3のインダクタ素子L3と圧力センサ素子13の信号端子13Oの間に接続される。コンデンサC5の他端はグランド線Lgに接続される。
上述したように、コンデンサC3の一端は信号線Loにおける第3のインダクタ素子L3と外部機器30の間に接続される。コンデンサC3の他端はグランド線Lgに接続される。
すなわち、コンデンサC5は、コンデンサC3よりも圧力センサ素子13に近い位置において、コンデンサC3と並列に接続される。
第2のインダクタ素子L2と第3のインダクタ素子L3は、同一の素子であり、例えば、100MHzにおいて1000Ωの抵抗値を有する。
また、第1〜第5のコンデンサC1〜C5の容量F1〜F5の大小関係は以下のように設定される。なお、容量F1〜F5の単位はF(ファラド)である。
F4>F2=F5>F1=F3
すなわち、コンデンサC4の容量F4は、容量F1〜F5のうち最も大きい。コンデンサC2の容量F2及びコンデンサC5の容量F5は、同一であり、かつ容量F4よりも小さい。コンデンサC1の容量F1及びコンデンサC3の容量F3は同一であり、かつ容量F2,F5よりも小さい。
なお、上記の容量F1〜F5の大小関係は一例であり、適宜変更可能である。
コンデンサC1は第1コンデンサに相当し、コンデンサC2は第1コンデンサに相当し、コンデンサC3は第3コンデンサに相当する。
(作用)
次に、ノイズ抑制回路20aの作用について説明する。
電源Vccからの直流電流である電源電流Ivは、第1ノイズ抑制部21及び第2ノイズ抑制部22を経て、圧力センサ素子13の電源端子13Vに供給される。
ここで、上述したように第1のインダクタ素子L1は、直流電流を通過させ、ノイズ等の交流電流を通過させない性質を有する。この性質を利用して、電源電流Ivにノイズが重畳しているか否かに応じて、電源電流Ivの流路が第1のインダクタ素子L1及び整流素子D1の間で切り替わる。
例えば、ノイズが重畳していない電源電流Iv1は、第1のインダクタ素子L1を経て、第2ノイズ抑制部22に流れる。すなわち、電源電流Iv1は整流素子D1を迂回するため、整流素子D1に電源電流Iv1は流れない。このため、整流素子D1により電源電圧が降下することが抑制される。
一方、ノイズが重畳している電源電流Iv2は、第1のインダクタ素子L1のインピーダンスにより第1のインダクタ素子L1を通過せず、整流素子D1を経て、第2ノイズ抑制部22に流れる。この際、整流素子D1は、電源電流Ivに重畳するパルス状のノイズを除去する。
第2ノイズ抑制部22の第1π型フィルタ22aは、電源電流Ivに重畳する高周波ノイズを低減させる。第1π型フィルタ22aにおいてその通過帯域は電源電流Ivの周波数を含むように設定され、遮断周波数帯域は高周波ノイズを含むように設定される。
第2ノイズ抑制部22の第2π型フィルタ22bは、検出信号Siに重畳する高周波ノイズを低減させる。第2π型フィルタ22bにおいてその通過帯域は検出信号Siの周波数を含むように設定され、その遮断周波数帯域は高周波ノイズを含むように設定される。
(効果)
以上、説明した一実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1−1)ノイズ抑制回路20aは、圧力センサ素子13に接続される電源線Lv、グランド線Lg及び信号線Loに設けられる。ノイズ抑制回路20aは、電源線Lvに設けられる整流素子D1と、整流素子D1に並列接続されるインダクタ素子L1と、を備える。
この構成によれば、インダクタ素子L1の性質上、ノイズが重畳していない電源電流Iv1は、第1のインダクタ素子L1を経て、第2ノイズ抑制部22に流れる。すなわち、電源電流Ivは整流素子D1を迂回するため、整流素子D1に電源電流Ivは流れない。このため、整流素子D1により圧力センサ素子13に供給される電源電圧が降下することが抑制される。よって、電源電圧が圧力センサ素子13の正常な動作が可能な基準電圧を下回ることが抑制される。
また、ノイズが重畳している電源電流Iv2は、第1のインダクタ素子L1のインピーダンスにより第1のインダクタ素子L1を通過せず、整流素子D1を通過する。このため、整流素子D1は、電源電流Iv2に含まれるパルス状のノイズを除去できる。
(1−2)ノイズ抑制回路20aは、グランド線Lgと電源線Lvの間に互いに並列接続されるコンデンサC1(第1コンデンサ)及びコンデンサC2(第2コンデンサ)を備える。
この構成によれば、整流素子D1により整流された電源電流IvはコンデンサC1,C2により平滑化される。よって、より安定した電源電流Ivを圧力センサ素子13に供給可能となる。
(1−3)コンデンサC1は、電源線Lvにおける整流素子D1の一端側とグランド線Lgの間に接続される。コンデンサC2は、電源線Lvにおける整流素子D1の他端側とグランド線Lgの間に接続される。
この構成によれば、整流素子D1により整流された電源電流IvはコンデンサC1,C2により平滑化される。よって、より安定した電源電流Ivを圧力センサ素子13に供給可能となる。
(1−4)ノイズ抑制回路20aは、グランド線Lgと信号線Loとの間に接続されるコンデンサC3(第3コンデンサ)を備える。
この構成によれば、コンデンサC3により、検出信号Siが平滑化される。
(2−1)ノイズ抑制回路20aは、圧力センサ素子13に接続される電源線Lv、グランド線Lg及び信号線Loに設けられる。ノイズ抑制回路20aは、電源線Lvに設けられるインダクタ素子L2と、電源線Lvにおけるインダクタ素子L2の圧力センサ素子13に近い一端側とグランド線Lgとの間に接続されるコンデンサC1と、電源線Lvにおけるインダクタ素子L2の圧力センサ素子13から遠い他端側とグランド線Lgとの間に接続されるコンデンサC4と、信号線Loに設けられるインダクタ素子L3と、信号線Loにおけるインダクタ素子L3の圧力センサ素子13に近い一端側とグランド線Lgとの間に接続されるコンデンサC5と、信号線Loにおけるインダクタ素子L3の圧力センサ素子13から遠い他端側とグランド線Lgとの間に接続されるコンデンサC3と、を備える。
この構成によれば、インダクタ素子L2、コンデンサC1,C4により第1π型フィルタ22aが構成され、インダクタ素子L3、コンデンサC3,C5により第2π型フィルタ22bが構成される。第1π型フィルタ22aは、電源電流Ivに重畳する高周波ノイズを低減させるとともに、電源端子13V及びグランド端子13Gを介して圧力センサ素子13にノイズ等の大電流が流入することを抑制する。第2π型フィルタ22bは検出信号Siに重畳する高周波ノイズを低減させるとともに、信号端子13O及びグランド端子13Gを介して圧力センサ素子13にノイズ等の大電流が流入することを抑制する。
(2−2)ノイズ抑制回路20aは、電源線Lvにおけるインダクタ素子L2よりも圧力センサ素子13から遠い位置に設けられる整流素子D1と、整流素子D1に並列接続されるインダクタ素子L1と、を備える。
この構成によれば、上述したように、ノイズが重畳している電源電流Iv2は整流素子D1を通過し、ノイズが重畳していない電源電流Iv1は整流素子D1を迂回してインダクタ素子L2に流れる。このため、電源電流Iv2に含まれるノイズを除去しつつ電源電圧の降下を抑制できる。
また、第1π型フィルタ22aは、整流素子D1及びインダクタ素子L1よりも圧力センサ素子13に近い位置に設けられる。これにより、圧力センサ素子13から第1π型フィルタ22aまでの電源線Lvの長さが短くなる。よって、第1π型フィルタ22aから圧力センサ素子13までの電源線Lvにノイズが発生することが抑制される。
(2−3)ノイズ抑制回路20aは、電源線Lvにおける整流素子D1よりも圧力センサ素子13から遠い端部側とグランド線Lgとの間に接続されるコンデンサC2を備える。
この構成によれば、コンデンサC2により電源電流Ivが平滑化され、より安定した電源電流Ivを圧力センサ素子13に供給可能となる。
(2−4)ノイズ抑制回路20aは、整流素子D1、インダクタ素子L1、コンデンサC1,C2,C3を含み、電源線Lv及び信号線Loに印加されるパルス状のノイズを低減させる第1ノイズ抑制部21と、インダクタ素子L2,L3、コンデンサC4,C5、第1ノイズ抑制部21と共有されるコンデンサC1,C3を含み、グランド線Lg及び信号線Loに印加される高周波ノイズを低減させる第2ノイズ抑制部22と、を備える。
この構成によれば、第1ノイズ抑制部21と第2ノイズ抑制部22により、2つのコンデンサC1,C3が共有されるため、ノイズ抑制回路20aをより簡易に構成することができる。
(変形例)
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
上記実施形態においては、ノイズ抑制回路20aは第1ノイズ抑制部21及び第2ノイズ抑制部22を備えていたが、図6に示すように、第2ノイズ抑制部22を省略してもよい。さらに、第1ノイズ抑制部21において、コンデンサC1〜C3の少なくとも何れかが省略されてもよい。
上記実施形態においては、第1ノイズ抑制部21及び第2ノイズ抑制部22は、コンデンサC1,C3を共有していたが、共有せずにそれぞれ異なるコンデンサを有していてもよい。
上記実施形態において、ノイズ抑制回路20aは、図5に示すように、さらに、2つのコンデンサC6,C7を備えていてもよい。例えば、コンデンサC6は、電源線Lvとグランド線Lgの間において、コンデンサC4と並列に接続されている。コンデンサC6は、コンデンサC4よりも圧力センサ素子13の電源端子13V及びグランド端子13Gに近い位置に設けられる。コンデンサC6は、電源電流Ivを平滑化するとともに、ノイズ等の大電流が電源端子13V及びグランド端子13Gを介して圧力センサ素子13に流入することを抑制する。
コンデンサC7は、グランド線Lgと信号線Loの間において、コンデンサC5と並列に接続されている。コンデンサC7は、コンデンサC5よりも圧力センサ素子13のグランド端子13G及び信号端子13Oに近い位置に設けられる。コンデンサC7は検出信号Siを平滑化するとともに、ノイズ等の大電流がグランド端子13G及び信号端子13Oを介して圧力センサ素子13に流入することを抑制する。
上記実施形態においては、第2ノイズ抑制部22は、第1π型フィルタ22a及び第2π型フィルタ22bを備えていたが、第2π型フィルタ22bを省略してもよい。
上記実施形態においては、圧力検出装置1は、車両に搭載されていたが、車両に限らず船舶、農業用機械又は建設機械等の乗り物に搭載されてもよいし、乗り物以外の機械に搭載されてもよい。
1 圧力検出装置
11 ハウジング
12 ベース板
13 圧力センサ素子
13G グランド端子
13O 信号端子
13V 電源端子
14E 電源用電極端子
14G グランド用電極端子
14O 出力用電極端子
15 回路基板
15a 回路パターン
16 蓋部材
17 台座
17a 貫通孔
19E,19G,19O 導電ピン
20 ノイズ対策チップ
20a ノイズ抑制回路
21 第1ノイズ抑制部
22 第2ノイズ抑制部
22a 第1π型フィルタ
22b 第2π型フィルタ
30 外部機器

Claims (4)

  1. 圧力センサ素子に接続される電源線、信号線及びグランド線に設けられるノイズ抑制回路であって、
    前記電源線に設けられる整流素子と、
    前記整流素子に並列接続されるインダクタ素子と、を備える、
    ノイズ抑制回路。
  2. 前記グランド線と前記電源線の間に互いに並列接続される第1コンデンサ及び第2コンデンサを備える、
    請求項1に記載のノイズ抑制回路。
  3. 前記第1コンデンサは前記電源線における前記整流素子の一端側に接続され、
    前記第2コンデンサは前記電源線における前記整流素子の他端側に接続される、
    請求項2に記載のノイズ抑制回路。
  4. 前記グランド線と前記信号線との間に接続される第3コンデンサを備える、
    請求項1から3の何れか一項に記載のノイズ抑制回路。
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