JP2019020041A - 熱交換器および熱源機 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝熱管をケース内に強固に固定でき、部品点数を少なくでき、かつ小型が容易な熱交換器および熱源機を提供する。【解決手段】伝熱管組立体4は、伝熱管2と、その伝熱管2を支持するスペーサ3とを有している。ケース1は、排気口1baを有する天板1bと、その天板1bとの間で伝熱管組立体4を挟む底板1aとを有している。仕切板5は、排気口1baに通じる排気経路5eを天板1bとの間に構成するように天板1bに取り付けられ、かつスペーサ3に接している。支持部材7は、底板1aに取り付けられ、かつ伝熱管2に接している。【選択図】図5

Description

本発明は、熱交換器および熱源機に関するものである。
たとえば特許第5365364号公報(特許文献1)には、複数の管体部どうしの間に挿入されたスペーサのケーシング内での移動を規制するために、スペーサに係合する係合部を設けることが記載されている。
特許第5365364号公報
しかし特許文献1に記載の熱交換器では、上記管体部にて熱回収がなされた燃焼ガスはケーシングの側方(前方)から排出される。このため、この熱交換器を用いた温水装置がたとえば屋内に配置される場合、排気配管は温水装置の側部(前方)に接続され、横方向の延びた後に上方へ延びて天井または壁を突き抜けるように配置される。よって温水装置と排気配管とを配置するための空間の横方向(前後方向)の寸法が大きくなる。また排気配管を横方向から上方に曲げる必要があるため、エルボ配管などの部材が必要となり部品点数が多くなる。
そこで上記管体部にて熱回収がなされた燃焼ガスをケーシングの上方から排出することが考えられる。しかし、この場合、熱交換器の上方に排気ボックスが必要となる。このため、部品点数が多くなるとともに、温水装置の上下方向の寸法が大きくなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、伝熱管をケース内に強固に固定でき、部品点数を少なくでき、かつ小型が容易な熱交換器および熱源機を提供することである。
本発明の熱交換器は、伝熱管組立体と、ケースと、仕切板と、支持部材とを備えている。伝熱管組立体は、伝熱管と、その伝熱管を支持するスペーサとを有している。ケースは、排気口を有する天板と、その天板との間で伝熱管組立体を挟む底板とを有している。仕切板は、排気口に通じる排気経路を天板との間に構成するように天板に取り付けられ、かつスペーサに接している。支持部材は、底板に取り付けられ、かつ伝熱管に接している。
本発明の熱交換器によれば、天板に取り付けられた仕切板が伝熱管組立体のスペーサに接し、かつ底板に取り付けられた支持部材が伝熱管組立体の伝熱管に接している。これにより伝熱管組立体を仕切板と支持部材との間で挟持できる。このためケース内で伝熱管組立体を強固に固定することが可能となる。
また仕切板は、ケース内において、天板との間で排気口に通じる排気経路を構成する。このため、ケース外に排気ボックスを別途準備する必要がなくなる。よって、部品点数が少なくなるとともに、上記熱交換器を収納する装置の上下方向の寸法を小さくすることができる。
またケースの天板が排気口を有しており、伝熱管にて熱回収がなされた燃焼ガスをケースの上方から排出することができる。このため熱交換器のケースの側部(前方)から燃焼ガスを排出する場合に比較して、排気配管を横方向から上方に曲げるためのエルボ配管などの部材が不要となり部品点数を少なくすることができる。また排気配管を配置するための横方向(前後方向)の空間を小さくすることができる。
上記の熱交換器において、天板と仕切板との間には、伝熱管を通過した燃焼ガスを排気経路に通すための第1開口が設けられている。
これにより、伝熱管にて熱回収がなされた燃焼ガスを第1開口から排気経路に取り込んで、排気口から排出することができる。
上記の熱交換器において、天板の天面に直交する方向から見て排気口に対して第1開口と反対側においてスペーサは仕切板と接している。
これにより仕切板がスペーサとの接触により歪んで、その部分の排気経路が狭くなっても、第1開口から排気口へ排出される燃焼ガスの排気抵抗が増大することが抑制される。
上記の熱交換器において、底板は吸気口を有している。熱交換器は、仕切板と底板との間に位置する燃焼ガス誘導部材をさらに備えている。燃焼ガス誘導部材は、天板の天面に直交する方向から見て吸気口と第1開口との間に位置し、かつ吸気口に対して第1開口と反対側に第2開口を有している。
これにより燃焼ガスは、燃焼ガス誘導部材の第2開口から出た後に燃焼ガス誘導部材の外側を回り込んで第1開口に達する。このため第2開口から第1開口に到達するまでの燃焼ガスのケース内における移動経路を長く確保することができる。よって、伝熱管による燃焼ガスの熱回収を効果的に行うことができる。
上記の熱交換器において、燃焼ガス誘導部材は、仕切板に接続されており、かつ底板との間に隙間を有している。
仮に燃焼ガス誘導部材と仕切板との間に隙間がある場合、燃焼ガスは仕切板に衝突した後にその隙間を通じて第1開口に達する。この場合、燃焼ガスが燃焼ガス誘導部材の外側を回り込まないため、燃焼ガスの熱回収が十分に行われない。これに対して本発明では、燃焼ガス誘導部材は仕切板との間に隙間が生じないように仕切板に接続されている。このため燃焼ガスが燃焼ガス誘導部材と仕切板との間の隙間を通じて第1開口に達することがなくなり、燃焼ガスの熱回収を効果的に行うことが可能となる。
また燃焼ガス誘導部材が底板との間に隙間を有している。このため、仕切板に接続された燃焼ガス誘導部材をケース内に組み込む際に、燃焼ガス誘導部材が底板に当たることが防止される。
上記の熱交換器において、底板と仕切板との間の領域は、排気口の一方側に配置された第1領域と、排気口に対して第1領域の反対側に配置された第2領域とを有している。第1領域における底板と仕切板との間の距離が第2領域における底板と仕切板との間の距離よりも小さくなるように、底板は天板に対して傾斜している。第1領域においてスペーサは仕切板と接しかつ支持部材は伝熱管に接しており、第2領域において底板はドレン排出口を有している。
上記のように第1領域における底板と仕切板との間の距離は、第2領域における底板と仕切板との間の距離よりも小さい。このため、上記距離の小さい第1領域では伝熱管組立体を仕切板と支持部材との間で挟持することが容易となる。
また底板が天板に対して傾斜しているため、ケース内で生じたドレンを底板の傾斜に沿って下方に流すことができる。そしてドレン排出口が傾斜の下方に位置しているため、傾斜の下方に流れてきたドレンをドレン排出口からケース外部へ排出することができる。
また第2領域における底板と仕切板との間の距離は、第1領域における底板と仕切板との間の距離よりも大きい。このため第2領域においては、伝熱管と底板との間の距離を大きく確保することが可能となる。よって、第2領域においてドレンが伝熱管に触れることなく底板の傾斜に沿って下方に流れることができ、ドレンをスムーズにドレン排出口に導くことができる。
本発明の熱源機は、上記の熱交換器と、その熱交換器の内部を流れる熱媒体との間で熱交換を行なう燃焼ガスを供給する燃焼装置とを備えている。
本発明の熱源機によれば、伝熱管がケース内で強固に固定され、部品点数が少なくでき、かつ小型が容易となる。
以上説明したように、本発明によれば、伝熱管をケース内に強固に固定でき、部品点数を少なくでき、かつ小型が容易な熱交換器および熱源機を実現することができる。
本発明の一実施の形態における熱源機の構成を示す概略図である。 本発明の一実施の形態における二次熱交換器の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における二次熱交換器の構成を示す分解斜視図である。 二次熱交換器の天板に仕切板が取り付けられ、かつ仕切板に燃焼ガス誘導部材が取り付けられた状態を示す斜視図である。 図2のV−V線に沿う概略断面図である。 図2に示す二次熱交換器においてケースの天板を除いた構成を示す平面図である。
以下、本発明の一実施の形態について図に基づいて説明する。
まずは本実施の形態における熱源機の構成について図1を用いて説明する。以下においては熱源機の一例としてオイル燃焼機について説明するが、熱源機はガスを燃焼させるものであってもよい。また熱源機は、オイル燃焼機以外の温水装置、給湯装置などであってもよい。
図1に示されるように、本実施の形態における熱源機50は、燃焼部30と、一次熱交換器20と、二次熱交換器10とを主に有している。燃焼部30により燃料が燃焼されることにより燃焼ガスが発生する。一次熱交換器20により燃焼ガスの顕熱が回収され、一次熱交換器20内を流れる熱媒体が加熱される。二次熱交換器10により燃焼ガスの潜熱が回収され、二次熱交換器10内を流れる熱媒体が予熱される。一次熱交換器20および二次熱交換器10の各々で熱回収された燃焼ガスは二次熱交換器10の排気部1gから外部に排気される。
燃焼部30は、気化器32と、炎孔部材31とを有している。オイル供給管33から供給される燃料オイルが気化器32で気化される。気化した燃料オイルは、炎孔部材31の上部に設けられる炎孔(図示せず)で燃焼される。これにより燃焼ガスが発生する。
燃焼部30の上部には、一次熱交換器20が配置されている。一次熱交換器20は、筒状体21と、伝熱管22とを有している。筒状体21の内周側には、燃料部30から供給された燃焼ガスが通過する空間が設けられている。伝熱管22は、筒状体21の外周にたとえば螺旋状に巻き付けられている。伝熱管22の内部には、燃焼ガスと熱交換を行なうことで加熱される熱媒体が流される。一次熱交換器20の上部には二次熱交換器10が配置されている。
次に、上記二次熱交換器10の構成について図2〜図6を用いて説明する。
図2および図3に示されるように、二次熱交換器10は、ケース1と、伝熱管2と、スペーサ3と、仕切板5と、燃焼ガス誘導部材6と、支持部材7とを主に有している。
ケース1は、底板1aと、天板1bと、4つの側板1c、1d、1e、1fと、排気部1gとを有している。底板1aには、吸気口1aaが設けられている。吸気口1aaは、底板1aを貫通している。天板1bは、底板1aと対向するように配置されている。天板1bには、排気口1baが設けられている。排気口1baは、天板1bの天面1bbから下面1bc(図4)へ貫通している。
4つの側板1c、1d、1e、1fは、四角形の枠形状を構成するように組み合わされている。側板1cと側板1dとは互いに対向しており、側板1eと側板1fとは互いに対向している。また枠形状を構成する4つの側板1c、1d、1e、1fは、底板1aに取り付けられている。これにより底板1aは、4つの側板1c、1d、1e、1fにより構成される枠形状の底を構成しており、4つの側板1c、1d、1e、1fの各々は底板1aから上方に立ち上がっている。
排気部1gは、天板1bの天面1bbに接続されており、天板1bの天面1bbから上方へ延びている。排気部1gは筒形状を有し、筒形状の内部空間は天板1bの排気口1baに通じている。排気部1gは、ケース1内の燃焼ガスをケース1の外部へ排気するための部分である。
伝熱管2は、複数の管体部2a、2b、2c、2d、2eを有している。複数の管体部2a、2b、2c、2d、2eの各々は螺旋形状をなすように巻き回されている。複数の管体部2a、2b、2c、2d、2eは、この順序で外周側から内周側へ並ぶように配置されている。複数の管体部2a、2b、2c、2d、2eの各々の一方端にはヘッダー管2faが接続されている。また複数の管体部2a、2b、2c、2d、2eの各々の他方端にはヘッダー管2fbが接続されている。
スペーサ3は、複数の突起部3aと、複数の連結部3bと、はみ出し突起部3cとを有している。複数の突起部3aの各々は、U字状を有し、かつ上下に積層された管体部の間に挿入されている。はみ出し突起部3cは、最上端の管体部の上側に位置している。複数の連結部3bの各々は、アーチ状を有している。複数の連結部3bは、突起部3aと突起部3aとの間を連結する連結部と、突起部3aとはみ出し突起部3cとの間を連結する突起部とを有している。
上記の伝熱管2とスペーサ3とにより伝熱管組立体4が構成されている。スペーサ3の突起部3aが上下に積層された管体部の間に挿入されることにより、上下に積層された管体部の間隔がスペーサ3により保持されている。これにより上下に積層された管体部の間に燃焼ガスを入り、伝熱管2内を流れる熱媒体と燃焼ガスとの間の熱交換が効果的に行われる。伝熱管組立体4は、ケース1の内部に収納されている。伝熱管組立体4がケース1の内部に収納された状態で、ヘッダー管2fa、2fbの各々は、ケース1の外部に位置している。
図4に示されるように、仕切板5は天板1bの下面1bcに取り付けられている。仕切板5は、取付部5b、5cと、下方突出部5dとを有している。取付部5b、5cの各々は、天板1bに取り付けるための部分である。下方突出部5dは取付部5b、5cから折り曲げられることにより取付部5b、5cに対して下方に突き出す部分である。
下方突出部5dと天板1bの下面1bcとの間には隙間がある。この下方突出部5dと天板1bの下面1bcとの間の隙間は、燃焼ガスの排気経路5e(図5)を構成しており、天板1bの排気口1baに連通している。つまり仕切板5は、天板1bとの間に排気経路5eを構成するように天板1bに取り付けられている。
仕切板5の下面には燃焼ガス誘導部材6が取り付けられている。燃焼ガス誘導部材6は、主板6aと、1対の側板6bとを有している。主板6aの一方端に1対の側板6bの一方が接続されており、主板6aの他方端に1対の側板6bの他方が接続されている。これにより燃焼ガス誘導部材6は、天板1bの天面1bbに直交する方向から見て(つまり平面視において)略Cの字形状を有している。
図3に示されるように、ケース1の底板1aには支持部材7が取り付けられている。支持部材7は、1対の取付部7bと、1対の立ち上がり部7cと、支持部7aとを有している。1対の取付部7bの各々は、支持部材7を底板1aに取り付けるための部分である。
1対の立ち上がり部7cは、それぞれ1対の取付部7bから上方に立ち上がる部分である。1対の立ち上がり部7cの各々は、吸気口1aaに近づくにつれて上方へ立ち上がる高さが大きくなるように構成されている。
支持部7aの両端は、それぞれ1対の立ち上がり部7cに接続されている。支持部7aは上面を有し、その上面において伝熱管2を支持するものである。支持部7aと底板1aとの間には隙間が形成されている。この支持部7aの上面に対して底板1aの表面は、傾斜している。
図5に示されるように、底板1aと天板1bとに挟まれる領域に、伝熱管組立体4が配置されている。仕切板5は、天板1bと仕切板5の下方突出部5dとの間に排気経路5eが形成されるように天板1bに取り付けられている。
天板1bと仕切板5との間には、伝熱管2を通過した燃焼ガスを排気経路5eに通すための開口5a(第1開口)が設けられている。具体的には、開口5aは、1対の取付部5cの間に設けられている。
仕切板5は、スペーサ3のはみ出し突起部3cに接している。支持部材7は伝熱管2に接している。これにより仕切板5と支持部材7とにより伝熱管組立体4が挟持されている。仕切板5とスペーサ3のはみ出し突起部3cとの接触部は、支持部材7の真上に位置している。
底板1aと仕切板5との間の領域は、排気口1baの一方側に配置された第1領域RAと、排気口1baに対して第1領域RAの反対側に配置された第2領域RBとを有している。第1領域RAにおける底板1aと仕切板5との間の距離H1が第2領域RBにおける底板1aと仕切板5との間の距離H2よりも小さくなるように、底板1aは天板1bに対して傾斜している。第1領域RAにおいてスペーサ3は仕切板5と接し、かつ支持部材7は伝熱管2に接している。第2領域RBにおいて底板1aはドレン排出口1abを有している。
なお第1領域RAと第2領域RBとの境界は、たとえば排気部1gの中心軸Cの延長線である。
仕切板5に取り付けられた燃焼ガス誘導部材6は、最内周の管体部2eの内周の空間に挿入されている。燃焼ガス誘導部材6は、仕切板5に接続されており、かつ底板1aとの間に隙間を有している。
図6に示されるように、天板1bの天面1bbに直交する方向から見て排気口1baに対して開口5aと反対側においてスペーサ3は仕切板5と接している。つまり図5に示されるように、第1領域RAにおいてスペーサ3は仕切板5とが接しており、第2領域RBにおいて開口5aが設けられている。
燃焼ガス誘導部材6は、天板1bの天面1bbに直交する方向から見て吸気口1aaと開口5aとの間に位置し、かつ吸気口1aaに対して開口5aと反対側に開口6c(第2開口)を有している。
次に、本実施の形態における二次熱交換器10の製造方法について図3を用いて説明する。
図3に示されるように、まず底板1aに支持部材7がたとえばスポット溶接などにより取り付けられる。一方、複数の管体部2a〜2eを有する伝熱管2にスペーサ3が取り付けられて、伝熱管2とスペーサ3とから伝熱管組立体4が構成される。また天板1bの下面1bcに仕切板5がたとえば溶接などにより取り付けられる。また仕切板5の下面に燃焼ガス誘導部材6がたとえば溶接などにより取り付けられる。
この後、底板1aの上に、伝熱管組立体4が配置される。この際、伝熱管組立体4の伝熱管2が支持部材7の支持部7aに当接する。
伝熱管組立体4が底板1aの上に配置された状態で、伝熱管組立体4の側方を取り囲むように、4つの側板1c〜1fが仮配置される。この後、4つ側板1c〜1fの各々が底板1aに溶接により取り付けられる。また側板1cが側板1eおよび側板1fの各々と溶接され、側板1dが側板1eおよび側板1fの各々と溶接される。
この後、天板1bが、4つの側板1c〜1fの各々にたとえば溶接などにより取り付けられる。この際、仕切板5を介在して天板1bに取り付けられた燃焼ガス誘導部材6は、最内周に位置する管体部2eの内周領域に挿入される。また仕切板5は、支持部材7の真上に位置するスペーサ3に接触して、そのスペーサ3を下方に押付ける。これにより伝熱管組立体4が仕切板5と支持部材7とにより挟持される。
なおヘッダー管2fa、2fbの各々は、少なくとも4つの側板1c〜1fが上記仮配置された後に管体部2a〜2eの各々にたとえば溶接などにより取り付けられる。
次に、本実施の形態の二次熱交換器10内における燃焼ガスの流れについて図5および図6を用いて説明する。
図5の矢印に示されるように、一次熱交換器20を通過した燃焼ガスは、吸気口1aaから二次熱交換器10のケース1内に供給される。ケース1内に供給された燃焼ガスは、燃焼ガス誘導部材6によって誘導される。これにより燃焼ガスは、燃焼ガス誘導部材6の開口6cから燃焼ガス誘導部材6の外側に向かって吹き出す。この後、燃焼ガスは燃焼ガス誘導部材6の側板6bの外側を回り込んで開口5aに達する。
開口5aに達した燃焼ガスは、仕切板5と天板1bとの間の排気経路5e内に入る。この後、燃焼ガスは、排気経路5eから天板1bの排気口1baを通って、排気部1gの内部空間に入る。燃焼ガスは、排気部1gの端部開口から二次熱交換器10の外部へ排気される。
次に、本実施の形態における作用効果について説明する。
伝熱管2には、伝熱管2内に熱媒体を流すためにポンプ(図示せず)が接続されている。このため、ポンプの振動が伝熱管2に伝達される。よって、伝熱管組立体4がケース1に対して強固に固定されていないと、ポンプの振動により伝熱管組立体4も振動し、ケース1などに当たる。これにより異音が生じる。
これに対して本実施の形態によれば、図5に示されるように、天板1bに取り付けられた仕切板5が伝熱管組立体4のスペーサ3に接し、かつ底板1aに取り付けられた支持部材7が伝熱管組立体4の伝熱管2に接している。これにより伝熱管組立体4を仕切板5と支持部材7との間で挟持することができる。これによりケース1内で伝熱管組立体4を強固に固定することが可能となる。このため伝熱管組立体4の振動が抑制されて、伝熱管組立体4がケース1に当たることが抑制されるため、異音の発生が抑制される。
また図5に示されるように、仕切板5は、ケース1内において、天板1bとの間で排気口1baに通じる排気経路5eを構成する。このため、ケース1外に排気ボックスを別途準備する必要がなくなる。よって、部品点数が少なくなるとともに、この二次熱交換器10を収納する熱源機50の上下方向の寸法を小さくすることができる。
また図5に示されるように、ケース1の天板1bが排気口1baを有しており、伝熱管2にて熱回収された燃焼ガスをケース1の上方から排出することができる。このため熱交換器10のケース1の側部(前方)から燃焼ガスを排出する場合に比較して、排気配管を横方向から上方に曲げるためのエルボ配管などの部材が不要となる。これにより部品点数を少なくすることができるとともに、図1に示す熱源機50と排気配管とを配置するための空間の横方向(前後方向)の寸法を小さくすることができる。
また図5に示されるように、天板1bと仕切板5との間には、伝熱管2を通過した燃焼ガスを排気経路5eに通すための開口5aが設けられている。これにより、伝熱管2にて熱回収された燃焼ガスを開口5aから排気経路5eに取り込んで、排気口1baから排出することができる。
また図6に示されるように、天板1bの天面1bbに直交する方向から見て排気口1baに対して開口5aと反対側においてスペーサ3は仕切板5と接している。これにより仕切板5がスペーサ3との接触により歪んで、その部分の排気経路5e(図5の領域RE)が狭くなっても、開口5aから排気口1baへ排出される燃焼ガスの排気抵抗が増大することが抑制される。
また図6に示されるように、燃焼ガス誘導部材6は、天板1bの天面1bbに直交する方向から見て吸気口1aaと開口5aとの間に位置し、かつ吸気口1aaに対して開口5aと反対側に開口6cを有している。これにより燃焼ガスは、燃焼ガス誘導部材6の開口6cから出た後に燃焼ガス誘導部材6の外側を回り込んで開口5aに達する。このため開口6cから開口5aに到達するまでの燃焼ガスのケース1内における移動経路を長く確保することができる。よって、伝熱管2による燃焼ガスの熱回収を効果的に行うことができる。
仮に燃焼ガス誘導部材6と仕切板5との間に隙間がある場合、燃焼ガスは仕切板5に衝突した後にその隙間を通じて開口5aに達する。この場合、燃焼ガスが燃焼ガス誘導部材6の外側を回り込まないため、燃焼ガスの熱回収が十分に行われない。
これに対して本実施の形態では、図5に示されるように、燃焼ガス誘導部材6は仕切板5との間に隙間が生じないように仕切板5に接続されている。このため燃焼ガスが燃焼ガス誘導部材6と仕切板5との間の隙間を通じて開口5aに達することがなくなり、燃焼ガスの熱回収を効果的に行うことが可能となる。
また燃焼ガス誘導部材6が底板1aとの間に隙間を有している。このため、仕切板5に接続された燃焼ガス誘導部材6をケース1内に組み込む際に、燃焼ガス誘導部材6が底板1aに当たることが防止される。
また吸気口1aaからケース1内に取り込まれた燃焼ガスは、仕切板5に衝突するまで流れの方向が急激に変わることはない。このため、燃焼ガス誘導部材6と底板1aとの間に隙間があっても、その隙間から燃焼ガスが開口5a側へ直接向かうことは抑制される。
また図5に示されるように、第1領域RAにおける底板1aと仕切板5との間の距離H1が第2領域RBにおける底板1aと仕切板5との間の距離H2よりも小さくなるように、底板1aは天板1bに対して傾斜している。このため、上記距離H1の小さい第1領域RAでは伝熱管組立体4を仕切板5と支持部材7との間で挟持することが容易となる。
また底板1aが天板1bに対して傾斜しているため、ケース1内で生じたドレンを底板1aの傾斜に沿って下方に流すことができる。そしてドレン排出口1abが傾斜の下方に位置しているため、傾斜の下方に流れてきたドレンをドレン排出口1abからケース1の外部へ排出することができる。
また第2領域RBにおける底板1aと仕切板5との間の距離H2は、第1領域RAにおける底板1aと仕切板5との間の距離H1よりも大きい。このため第2領域RBにおいては、伝熱管2と底板1aとの間の距離を大きく確保することが可能となる。このため第2領域RBにおいてドレンが伝熱管2に触れることなく底板1aの傾斜に沿って下方に流れることができ、ドレンをスムーズにドレン排出口1abに導くことができる。
またスペーサ3により仕切板5と伝熱管2との間に隙間があり、かつ支持部材7により伝熱管2と底板1aとの間に隙間がある。これにより燃焼ガスは、仕切板5と伝熱管2との間の隙間、および伝熱管2と底板1aとの間の隙間に入りやすくなる。このため燃焼ガスの熱回収をさらに効果的に行なうことが可能となる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ケース、1a 底板、1aa 吸気口、1ab ドレン排出口、1b 天板、1ba 排気口、1bb 天面、1bc 下面、1c,1d,1e,1f,6b 側板、1g 排気部、2,22 伝熱管、2a〜2e 管体部、2fa,2fb ヘッダー管、3 スペーサ、3a 突起部、3b 連結部、3c はみ出し突起部、4 伝熱管組立体、5 仕切板、5a,6c 開口、5b,5c,7b 取付部、5d 下方突出部、5e 排気経路、6 燃焼ガス誘導部材、6a 主板、7 支持部材、7a 支持部、7c 立ち上がり部、10 二次熱交換器、20 一次熱交換器、21 筒状体、30 燃焼部、31 炎孔部材、32 気化器、33 オイル供給管、50 熱源機。

Claims (7)

  1. 伝熱管と、前記伝熱管を支持するスペーサとを有する伝熱管組立体と、
    排気口を有する天板と、前記天板との間で前記伝熱管組立体を挟む底板とを有するケースと、
    前記排気口に通じる排気経路を前記天板との間に構成するように前記天板に取り付けられ、かつ前記スペーサに接する仕切板と、
    前記底板に取り付けられ、かつ前記伝熱管に接する支持部材とを備える、熱交換器。
  2. 前記天板と前記仕切板との間には、前記伝熱管を通過した燃焼ガスを前記排気経路に通すための第1開口が設けられている、請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記天板の天面に直交する方向から見て前記排気口に対して前記第1開口と反対側において前記スペーサは前記仕切板と接している、請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記底板は吸気口を有し、
    前記仕切板と前記底板との間に位置する燃焼ガス誘導部材をさらに備え、
    前記燃焼ガス誘導部材は、前記天板の前記天面に直交する方向から見て前記吸気口と前記第1開口との間に位置し、かつ前記吸気口に対して前記第1開口と反対側に第2開口を有する、請求項3に記載の熱交換器。
  5. 前記燃焼ガス誘導部材は、前記仕切板に接続されており、かつ前記底板との間に隙間を有している、請求項4に記載の熱交換器。
  6. 前記底板と前記仕切板との間の領域は、前記排気口の一方側に配置された第1領域と、前記排気口に対して前記第1領域の反対側に配置された第2領域とを有し、
    前記第1領域における前記底板と前記仕切板との間の距離が前記第2領域における前記底板と前記仕切板との間の距離よりも小さくなるように、前記底板は前記天板に対して傾斜しており、
    前記第1領域において前記スペーサは前記仕切板と接しかつ前記支持部材は前記伝熱管に接しており、前記第2領域において前記底板はドレン排出口を有している、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の熱交換器。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の前記熱交換器と、
    前記熱交換器の内部を流れる熱媒体との間で熱交換を行なう燃焼ガスを供給する燃焼装置とを備える、熱源機。
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