JP2019019920A - 摺動部材、及び、それを備えたカム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】重量物の擦りあわせ作業を容易とすることが可能な摺動部材を提供する。【解決手段】長方形の摺動面101と、摺動面101に備わるエア噴出孔103と、摺動面101に備わりエア噴出孔103と連通した所定深さの溝部104a、104bとを有する。摺動部材100をカムスライダ側に取り付けているため摺動部材100の全体が常にカムベースに接触する。これにより圧縮空気漏れが生じることなくカムスライダが移動しても安定した浮上力が得られる。【選択図】図1

Description

本発明は、重量物の擦りあわせ作業を容易とすることが可能な摺動部材に関するものである。
自動車のボディ等の大型金属製板は下側の固定金型と上側の移動金型とによりプレス成型される。このプレス成型と同時に、プレス成型品の側面に孔を穿設したり縁部を屈曲させたりするために、金型内に設置可能なカム装置が用いられる。
カム装置は、例えば、下型に取り付けられるカムベースと、ワークを加工する加工工具が設置可能であり、カムベースに加工方向に摺動可能に取り付けられたカムスライダと、上型に取り付けられ、カムスライダを加工方向に駆動するカムドライバとを有する。
カム装置を金型に取り付ける際には、カムスライダの擦りあわせ作業が必要となる。しかしながら、このカムスライダは、例えば500kgを超えるかなりの重量物であり、バールを使用して何度も移動させる必要があるため、人力で移動させるには作業者への負担が大きい。
特許文献1には、圧縮空気供給機構を備えた摺動部材によりカムスライダを浮上させ、作業性の向上を図る技術が開示されている。
特開平6-134529号公報
しかしながら、特許文献1の摺動部材では圧縮空気の噴出孔が円状であることから、カムスライダが重量物の場合には、十分に浮上させることができない。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、重量物の擦りあわせ作業を容易とすることが可能な摺動部材を提供することにある。
本発明の摺動部材は、長方形の摺動面と、摺動面に備わるエア噴出孔と、摺動面に備わりエア噴出孔と連通した所定深さの溝部と、を有する。
本発明の摺動部材によれば、重量物の擦りあわせ作業を容易とすることが可能となる。
実施形態の摺動部材を示す図である。 図1のA-A断面を示す図である。 図1のB-B断面を示す図である。 他の実施形態の摺動部材を示す図である。 他の実施形態の摺動部材を示す図である。 他の実施形態の摺動部材を示す図である。 他の実施形態の摺動部材を示す図である。 他の実施形態の摺動部材を示す図である。 実施形態の摺動部材を取り付けたカム装置の模式図である。
以下、実施形態である摺動部材について、図を参照して詳細に説明をする。
図1は、実施形態の摺動部材100を示す図である。
図1に示すように、実施形態の摺動部材100は、長方形の摺動面101と、摺動面の略中心部に備わるエア噴出孔103と、摺動面101に備わり、2つの直線状の所定深さの溝が、エア噴出孔103の位置で交差したX字状の溝104とを有する。
摺動部材100は、金属母材に固体潤滑剤を適切な配置で埋設したタイプの部材や、鋼材に銅系粉末を焼結したタイプの部材である。実施形態では摺動部材100の外形は板状であり、摺動面101の形状は長方形である。
図2は、図1のA-A断面図である。図2は、エア供給孔とエア噴出孔の断面形状を示す。エア供給孔102が摺動部材100の一端面から摺動部材100の中心部に開けられる。エア噴出孔103は、摺動面101の中心部から摺動部材100の板厚方向に開けられ、摺動部材100の中心部でエア供給孔102と接続する。
溝部104は、直線状の第1溝104aと第2溝104bがX字状に交差して、摺動面101に所定の深さdで形成された溝である。第1溝104aと第2溝104bとの交差位置にエア噴出孔103が位置する。
摺動部材100は、カムスライダ12に取付時には、図1のC方向及びその反対方向に摺動する。第1溝104aは摺動方向Cに対しθaの角度を有して配置される。第2溝104bは摺動方向Cに対してθbの角度を有して配置される。θaとθbとは異なっていてもよい。摺動面101への圧縮空気の供給を考えた場合には、θaとθb長方形の摺動面101の対角線となる角度となることがより好ましい。
このように、第1溝104aを摺動方向Cに対しθaの角度を有して配置し、第2溝104bを摺動方向Cに対してθbの角度を有して配置することにより、摺動面101への圧縮空気の供給がまんべんなく行われると共に、通常動作の非浮上時には摺動面100が接触しない摺動方向長さを少なくすることができる。
図3は図1のB-B断面図である。図3は、第1溝の断面形状を示す。実施形態では第1溝104aと第2溝104bとは同じ断面形状を有する。第1溝は摺動面101から、所定幅かつ所定深さdで掘り込まれた溝である。溝の深さdは一定であってもよく、摺動部材の外縁に向かうに従って深くしたり、逆に、浅くしてもよい。
溝部104をX字状とすることは、エア噴出孔の数が最低限の1つとなり、なおかつ、第1溝104aと第2溝104bとが直線状であるので、エア浮上に必要な摺動面上の面積を最低限とすることができる。エア噴出孔103は摺動面101の中心部に限られず、溝部104と接続する任意の位置としてよいが、摺動面101の中心部とすることが好ましい。
ただし、摺動面100には固体潤滑剤が備わる場合もあるため、これを避けるために第1溝104aと第2溝104bとは直線状に限られず、曲線状もしくは直線と曲線が組み合わさった形状としてもよいし、第1溝104aと第2溝104bとを異なる形状としてもよい。
カム装置の通常動作時には、エア供給孔102から圧縮空気が送り込まれることはなく、摺動面100が摺動面に直接接触し摺動する。また、この場合、第1溝104aと第2溝104bとは油溝として機能する。油溝として機能させることを考えた場合には、溝104をX字状とすることが効率が良い。
カム装置の調整時には、エア供給孔102から圧縮空気が送り込まれ、エア噴出孔103から圧縮空気が噴出する。このとき、エア噴出孔103と接続する溝104内にエアーが蓄積され、圧縮空気は摺動面101の中心部のみならず、第1溝104aと第2溝104bの両端部まで供給される。
圧縮空気が摺動面101の中心部から離れた領域へも供給されることから、摺動面101全体に圧縮空気による浮上力がほぼ均等に生じる。これによりカムスライダ等の重量物でも安定して浮上させることができ、カム装置の調整が容易となる。
摺動部材100では、溝104をX字状としたが、ほぼ摺動面全体にエアを供給できる他の溝形状もとりうる。他の実施形態を以下に説明する。
図4は、他の実施形態の摺動部材を示す図である。図4に示すように、摺動部材100のX字状の溝104a、104bに加えて、摺動部材100の短手方向の溝104cをさらに追加してもよい。
さらに、第1溝104aと第2溝104bとの両端にφ10mm程度の非貫通穴105a〜105dを設けてもよい。非貫通穴105a〜105dを設けることにより、浮上効率が向上する。
図5は、他の実施形態の摺動部材を示す図である。図5に示すように、摺動部材200は、摺動面の中心付近に配置されたエア噴出孔203から短手方向に伸長する溝204cと、溝204cの一端に接続し長手方向に伸長する溝204bと、溝204cの他端に接続し長手方向に伸長する溝204dと、溝204bの一端に接続し短手方向に伸長する溝204aと、溝204dの一端に接続し短手方向に伸長する溝204eとを有する。
溝204a〜204eは全体としてS字状の溝部204となる。エア噴出孔203は摺動面の中心部に限られず、溝部204と接続する任意の位置としてよいが、摺動面の中心部とすることが好ましい。
図6と図7は、他の実施形態の摺動部材を示す図である。図6、7に示すように、摺動部材300は、溝304a〜304dが各々4辺となり接続した、全体として略長方形状の溝部304を有する。図6に示すようにエア噴出孔303aは、溝304bの中間部に接続するよう配置される。
図7は、エア噴出孔303bを溝304bと溝304cとが交わる位置に配置した例を示す。このように、エア噴出孔303は摺動面の中心部に限られず、溝部と接続する任意の位置としてよい。
図8は、他の実施形態の摺動部材を示す図である。図8に示すように、摺動部材400は、溝404a〜404dが各々4辺となり接続した、全体として略ひし形状の溝部404を有する。図8に示すようにエア噴出孔403は、溝404aと溝404bとが交わる位置に配置される。なお、エア噴出孔403は摺動面の中心部に限られず、溝部と接続する任意の位置としてよい。
(カム装置)
図9は、実施形態の摺動部材をカム装置のカムスライダに取り付けた図である。図9(a)に示すように、カム装置1は、カムドライバ11と、カムスライダ12と、カムベース13からなる。実施形態の摺動部材100はカムスライダ12の、カムベース13との摺動面に取り付けられる。
実施形態ではカムスライダ12に摺動部材100を取り付ける場合を例として説明するが、カムスライダ12に上記摺動部材200から400を取り付けてもよい。図9(b)に示すように、カムスライダ12の浮上力のバランスをとるために、実施形態の摺動部材100はカムスライダ12の底面の中心付近及び両端付近の、中心から対称の位置に計8枚取り付けられる。
摺動部材をカムベース13側に取り付けた場合には、圧縮空気の噴出位置の自由度が低くなり、例えば、特許文献1では、空気の噴出穴等の位置や形状も制限されるとされている。
一方、実施形態では、摺動部材100をカムスライダ12側に取り付けているため、摺動面101の全体が常にカムベース13に接触する。これにより、圧縮空気漏れが生じることもなく、カムスライダ12が移動しても安定した浮上力を得られる。
100:摺動部材
101:摺動面
102:エア供給孔
103:エア噴出孔
104:溝部

Claims (7)

  1. 所定方向に摺動する摺動部材であって、
    略長方形の摺動面と、
    前記摺動面に備わる、エア噴出孔と、
    前記摺動面に備わり、前記エア噴出孔と接続した所定深さの溝部と、
    を有する摺動部材。
  2. 前記溝部は、2つの直線状の溝が各々前記摺動部材の摺動方向と所定の角度を有して交差して配置された溝である、ことを特徴とする請求項1に記載の摺動部材。
  3. 前記溝部は、S字状に配置された溝である、ことを特徴とする請求項1に記載の摺動部材。
  4. 前記エア噴出部は、前記摺動面の中心部に備わる、ことを特徴とする請求項1または2に記載の摺動部材。
  5. 前記溝部は、長方形状に配置された溝である、ことを特徴とする請求項1に記載の摺動部材。
  6. 前記溝部は、ひし形状に配置された溝である、ことを特徴とする請求項1に記載の摺動部材。
  7. 第1金型に取り付けられるカムベースと、ワークを加工する加工工具が設置可能であり、カムベースに加工方向に摺動可能に取り付けられたカムスライダと、第2金型に取り付けられ、カムスライダを加工方向に駆動するカムドライバとを有するカム装置であって、
    前記カムスライダは、前記カムベースとの摺動面に、請求項1から6のいずれかに記載の摺動部材を備える、ことを特徴とするカム装置。
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