JP2019019856A - レンジ切替装置 - Google Patents

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榎本 隆
Takashi Enomoto
隆 榎本
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Abstract

【課題】レンジ切替装置のサイズを小さくする。
【解決手段】レンジ切替装置100は、リング50と、スプール20と、スプール20に、スプール20の軸方向に沿った第1方向の推力を与える第1受圧室12と、スプール20に、第1方向と逆方向の第2方向の推力を与える第2受圧室13と、スプール20に、第1方向の推力を与える第1スプリング31と、リング50を介して、スプール20に第2方向の推力を与える第2スプリング32と、リング50が第2スプリング32の付勢力により第2方向に所定距離進むと、リング50の第2方向への移動を規制する境界面11cと、を有する。第2スプリング32の付勢力は、第1スプリング31の付勢力よりも大きい。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンジ切替装置に関する。
特許文献1には、前進レンジ位置と、非走行レンジ位置と、後進レンジ位置との3つの位置に切換可能なスプールと、スプールの移動を3つの位置のうちの2つの位置に規制するプランジャと、を備えたレンジ切換え装置が記載されている。
特開2016−41966号公報
特許文献1に記載のレンジ切換え装置には、スプールに直接油圧を供給して駆動するための2つの受圧室と、壁を挟んで設けられたプランジャを駆動するための2つの受圧室とが設けられている。このため、スプールの軸方向のサイズが大きくなっている。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたもので、レンジ切替装置のサイズを小さくすることを目的とする。
本発明のある態様のレンジ切替装置は、リングと、スプールと、スプールに、スプールの軸方向に沿った第1方向の推力を与える第1受圧室と、スプールに、第1方向と逆方向の第2方向の推力を与える第2受圧室と、スプールに、第1方向の推力を与える第1付勢部材と、リングを介して、スプールに第2方向の推力を与える第2付勢部材と、リングが第2付勢部材の付勢力により第2方向に所定距離進むと、リングの第2方向への移動を規制するストッパ部と、を有し、第2付勢部材の付勢力は、第1付勢部材の付勢力よりも大きいことを特徴とする。
この態様によれば、レンジ切替装置のサイズを小さくできる。
本実施形態の第1実施形態に係るレンジ切替装置が中間ポジションを実現している状態を示す図である。 本実施形態の第1実施形態に係るレンジ切替装置が第1ポジションを実現している状態を示す図である。 本実施形態の第1実施形態に係るレンジ切替装置が第2ポジションを実現している状態を示す図である。 本実施形態の第2実施形態に係るレンジ切替装置が中間ポジションを実現している状態を示す図である。
<第1実施形態>
以下、図1から図3を参照しながら本発明の第1実施形態に係るレンジ切替装置100について説明する。
図1から図3は、レンジ切替装置100の概略構成図を示している。本実施形態に係るレンジ切替装置100は、例えば、無段変速機に用いられる。無段変速機は、第1締結要素としての前進クラッチFWD/C(前進用締結要素)と、第2締結要素としての後進ブレーキREV/B(後進用締結要素)と、変速機の選択レンジに応じて作動油が流れる流路を切り替えるレンジ切替装置100と、を備える。
レンジ切替装置100は、変速機のレンジに応じたポジションとして、第1ポジションと、第2ポジションと、第1ポジションと第2ポジションとの間の中間ポジションと、を有する。本実施形態では、第1ポジションは、Dレンジつまり前進レンジに対応するポジションとされる。第2ポジションは、Rレンジつまり後進レンジに対応するポジションとされる。中間ポジションは、Nレンジつまりニュートラルレンジに対応するポジションとされる。
図1は、レンジ切替装置100が中間ポジション(Nレンジ)を実現している状態を示している。また、図2は、レンジ切替装置100が第1ポジション(Dレンジ)を実現している状態、図3は、レンジ切替装置100が第2ポジション(Rレンジ)を実現している状態をそれぞれ示している。
レンジ切替装置100は、第1ソレノイドバルブ41と、第2ソレノイドバルブ42と、レンジ切替バルブ1と、を備える。
第1ソレノイドバルブ41及び第2ソレノイドバルブ42として、例えば、ノーマルクローズ型の比例ソレノイドバルブが用いられる。第1ソレノイドバルブ41及び第2ソレノイドバルブ42は、コントローラ(図示せず)によって制御される。第1ソレノイドバルブ41及び第2ソレノイドバルブ42には、図示しない油圧制御回路によって調圧された作動油が供給される。第1ソレノイドバルブ41及び第2ソレノイドバルブ42は、それぞれ後述する第1受圧室12及び第2受圧室13に供給される油圧を制御する。
レンジ切替バルブ1は、ボディ10と、ボディ10に形成された収容孔11内に収容されたスプール20と、収容孔11内のスプール20の一端側に設けられた第1受圧室12と、収容孔11内のスプール20の他端側に設けられた第2受圧室13と、第1受圧室12に設けられた第1付勢部材としての第1スプリング31と、第2受圧室13に設けられた第2付勢部材としての第2スプリング32と、第2スプリング32とスプール20との間に設けられたリング50と、収容孔11の開口を閉塞するプラグ60と、を備える。
ボディ10には、第1ソレノイドバルブ41に接続される第1ポートP1と、図示しない油圧制御回路によって調圧された作動油が供給される供給流路2に接続される第2ポートP2と、第2ソレノイドバルブ42に接続される第3ポートP3と、第1ポートP1と第2ポートP2の間に設けられタンクTに接続される第4ポートP4と、第2ポートP2と第3ポートP3の間に設けられタンクTに接続される第5ポートP5と、後進ブレーキREV/Bに接続される第6ポートP6と、前進クラッチFWD/Cに接続される第7ポートP7と、が設けられる。
収容孔11は、一端がボディ10の側面に開口するように形成される。収容孔11は、底面を有しスプール20が摺動する第1孔11aと、第1孔11aよりも大径に形成されボディ10の側面に開口する第2孔11bと、を備える。第1孔11aと第2孔11bとの境界部分には、境界面11cが形成される。
スプール20は、第1ランド部21と、第2ランド部22と、第3ランド部23と、第4ランド部24と、第1ランド部21から第2ランド部22と反対方向に突出する第1突出部28と、第4ランド部24から第3ランド部23と反対方向に突出する第2突出部29と、を備える。第1ランド部21から第4ランド部24は、外径が同一になるように形成され、収容孔11の第1孔11aの内周面に沿って摺動する。
スプール20は、第1ランド部21と第2ランド部22との間に形成された第1環状溝25と、第2ランド部22と第3ランド部23との間に形成された第2環状溝26と、第3ランド部23と第4ランド部24との間に形成された第3環状溝27と、をさらに備える。第1環状溝25から第3環状溝27は、ボディ10内における流路として機能する。
第1受圧室12は、収容孔11内における第1ランド部21と第1孔11aの底面との間に形成される。第1受圧室12内の油圧は、第1突出部28の端面28aと第1ランド部21の側面21aに作用する。本実施形態では、第1突出部28の端面28a及び第1ランド部21の側面21aが、それぞれ第3受圧面及び第4受圧面を構成する。
第1受圧室12に第1ソレノイドバルブ41から作動油が供給されることにより、スプール20にスプール20の軸方向に沿った第1方向(図1における左方向)の推力が与えられる。
第1スプリング31は、第1受圧室12内における第1ランド部21と第1孔11aの底面との間に圧縮された状態で設けられる。第1スプリング31は、スプール20に第1方向の推力を与える。
第2受圧室13は、収容孔11内における第4ランド部24とプラグ60との間に形成される。第2受圧室13内の油圧は、第2突出部29の端面29aと第4ランド部24の側面24aに作用する。本実施形態では、第2突出部29の端面29a及び第4ランド部24の側面24aが、それぞれ第1受圧面及び第2受圧面を構成する。
本実施形態のレンジ切替バルブ1では、スプール20は、第3受圧面及び第4受圧面の面積の和(端面28aの面積と側面21aの面積の和)と第1受圧面及び第2受圧面の面積の和(端面29aの面積と側面24aの面積の和)とが等しくなるように形成される。
第2受圧室13に第2ソレノイドバルブ42から作動油が供給されることにより、スプール20にスプール20の軸方向に沿った第2方向(図1における右方向)の推力が与えられる。
リング50は、第2受圧室13内に設けられる。リング50の孔51には、スプール20の第2突出部29が移動可能に挿入される。
第2スプリング32は、第2受圧室13内におけるリング50とプラグ60との間に圧縮された状態で設けられる。第2スプリング32は、リング50を介してスプール20に第2方向の推力を与える。本実施形態のレンジ切替バルブ1では、第2スプリング32の付勢力は、第1スプリング31の付勢力よりも大きくなるように設定される。
リング50の外径は、第1孔11aの内径よりも大きく、第2孔11bの内径よりも小さくなるように形成される。また、孔51の内径は、第4ランド部24の外径よりも小さく、第2突出部29の外径よりも大きくなるように形成される。リング50は、第2スプリング32の付勢力によってスプール20の第4ランド部24に当接した状態で、スプール20とともに第2方向に移動する。そして、第2方向に所定距離進むと、リング50は境界面11cに当接し、それ以上の第2方向への移動が規制される。このように、本実施形態では、境界面11cは、リング50の第2方向への移動を規制するストッパ部として機能する。
このように構成されたレンジ切替装置100の作動について以下に説明する。
まず、シフトレンジとしてNレンジが選択されると、コントローラ(図示せず)は、第1ソレノイドバルブ41及び第2ソレノイドバルブ42をOFFにする。これにより、第1受圧室12及び第2受圧室13内の作動油は、それぞれ第1ソレノイドバルブ41及び第2ソレノイドバルブ42を通じてタンクTに排出される。
このとき、スプール20には、第1スプリング31の付勢力による第1方向への推力と、第2スプリング32の付勢力による第2方向の推力とが作用する。上述のように、第2スプリング32の付勢力は、第1スプリング31の付勢力よりも大きくなるように設定されているので、スプール20にはリング50を介して第2方向への付勢力が作用する。しかしながら、リング50が第2方向に所定距離進むと、リング50が境界面11cに当接する。これにより、スプール20には、第2スプリング32の付勢力が作用しなくなる。この状態では、スプール20には第1スプリング31による第1方向への付勢力が作用し続けるが、第2スプリング32の付勢力は第1スプリング31の付勢力よりも大きいため、スプール20は、この位置(リング50が境界面11cに当接した位置)から第1方向側に移動できない。よって、スプール20は、この位置(図1に示す中間ポジション)に保持される。
図1に示す中間ポジションでは、前進クラッチFWD/C(第7ポートP7)及び後進ブレーキREV/B(第6ポートP6)は、それぞれ第2ランド部22及び第3ランド部23によって供給流路2(第2ポートP2)との連通が遮断され、第5ポートP5(タンクT)及び第4ポートP4(タンクT)と連通する。これにより、前進クラッチFWD/C及び後進ブレーキREV/Bは解放状態となり、シフトレンジはNレンジになる。
次に、シフトレンジがNレンジからDレンジに切り替えられる場合について説明する。
シフト操作によりDレンジが選択されると、コントローラは、第2ソレノイドバルブ42をONにする。これにより、第2ソレノイドバルブ42から第3ポートP3を通じて第2受圧室13に作動油が供給される。
第2受圧室13に供給された油圧は、第1受圧面(第2突出部29の端面29a)及び第2受圧面(第4ランド部24の側面24a)に作用する。第2受圧面(第4ランド部24の側面24a)には、リング50の孔51を介して作動油が供給され、第1受圧面(第2突出部29の端面29a)には、リング50の孔51を介さずに作動油が供給される。これにより、スプール20には、第2受圧室13に供給された油圧による第2方向の推力が作用する。この推力が、第1スプリング31による付勢力を上回ると、スプール20は、第2方向へ移動し、図2に示す第1ポジションに切り替わる。このとき、リング50は、境界面11cによって第2方向への移動が規制されているので、スプール20のみが移動する。そして、スプール20は、第1突出部28の端面28aが第1孔11aの底面に当接することで、第2方向への移動が規制される。
図2に示す第1ポジションでは、前進クラッチFWD/C(第7ポートP7)は、第2ランド部22によって第4ポートP4(タンクT)との連通が遮断されるとともに、第2環状溝26を通じて供給流路2(第2ポートP2)と連通する。また、後進ブレーキREV/B(第6ポートP6)は、第3ランド部23によって供給流路2(第2ポートP2)との連通が遮断されるとともに、第3環状溝27を通じて第5ポートP5(タンクT)と連通する。これにより、前進クラッチFWD/Cに油圧が供給され、前進クラッチFWD/Cが締結状態となる。このようにして、シフトレンジはNレンジからDレンジに切り替わる。
次に、シフトレンジがNレンジからRレンジに切り替えられる場合について説明する。
シフト操作によりRレンジが選択されると、コントローラは、第1ソレノイドバルブ41をONにする。これにより、第1ソレノイドバルブ41から第1ポートP1を通じて第1受圧室12に作動油が供給される。
第1受圧室12に供給された油圧は、第3受圧面(第1突出部28の端面28a)及び第4受圧面(第1ランド部21の側面21a)に作用する。これにより、スプール20には、第1スプリング31の付勢力による推力に加えて、第1受圧室12に供給された油圧による第1方向の推力が作用する。これらの推力の合計が、第2スプリング32による付勢力を上回ると、スプール20は、第1方向へ移動し、図3に示す第2ポジションに切り替わる。このとき、スプール20は、リング50とともに第1方向へ移動する。スプール20は、第2突出部29の端面29aがプラグ60に当接することで、第1方向への移動が規制される。
図3に示す第2ポジションでは、前進クラッチFWD/C(第7ポートP7)は、第2ランド部22によって供給流路2(第2ポートP2)との連通が遮断されるとともに、第1環状溝25を通じて第4ポートP4(タンクT)と連通する。また、後進ブレーキREV/B(第6ポートP6)は、第3ランド部23によって第5ポートP5(タンクT)との連通が遮断されるとともに、第2環状溝26を通じて供給流路2(第2ポートP2)と連通する。これにより、後進ブレーキREV/Bに油圧が供給され、後進ブレーキREV/Bが締結状態となる。このようにして、シフトレンジはNレンジからRレンジに切り替わる。
このように、レンジ切替装置100では、第1受圧室12と第2受圧室13の一方に作動油を供給することによって、スプール20を移動させて第1ポジションまたは第2ポジションに切り替えることができる。さらに、レンジ切替装置100では、第1スプリング31、第2スプリング32、リング50及び境界面11cの働きにより、第1、第2ポジションの間の中間ポジションを実現することができる。
なお、上記実施形態では、Nレンジ選択時に、第1、第2ソレノイドバルブ41,42をOFFにしていたが、Nレンジ選択時に、第1、第2ソレノイドバルブ41,42をONにするようにしてもよい。この場合には、第1受圧室12及び第2受圧室13に作動油が供給されるが、スプール20の第1、2受圧面の面積の和と第3、4受圧面の面積の和は等しいので、第1受圧室12内の油圧による第1方向への推力と第2受圧室13内の油圧による第2方向への推力は互いに打ち消される。したがって、第1、第2ソレノイドバルブ41,42をOFFにした場合と同様に機能する。
以上の第1実施形態のレンジ切替装置100によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態のレンジ切替装置100は、3つのポジションを2つの受圧室を設けることで実現できる。これにより、レンジ切替装置100の構造を簡素化できるとともに、サイズを小さくできる。
<第2実施形態>
図4を参照して、本発明の第2実施形態に係るレンジ切替装置200について説明する。以下では、上記第1実施形態のレンジ切替装置100と異なる点を中心に説明し、第1実施形態のレンジ切替装置100と同一の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態に係るレンジ切替装置200は、レンジ切替バルブ201において、第2スプリング32が第2受圧室13外に配置されている点、ピストン70が設けられている点で、第1実施形態のレンジ切替装置100と相違する。
レンジ切替装置200におけるレンジ切替バルブ201は、収容孔11の開口を閉塞するプラグ160と、プラグ160に形成された凹部161に収容されたピストン70と、を備える。
プラグ160は、外周面から凹部161に貫通する複数の貫通孔162を備える。貫通孔162は、第3ポートP3を通じて第2ソレノイドバルブ42に連通する。
ピストン70は、凹部161の内周面を摺動する。ピストン70の外径は、スプール20(第1ランド部21から第4ランド部24)の外径と同一に形成される。レンジ切替バルブ201では、ピストン70の第2受圧室13側の側面70aと凹部161の底面との間に、第2受圧室13が形成される。このため、本実施形態では、ピストン70の側面70aが、受圧面として機能する。側面70aの面積は、第3受圧面及び第4受圧面の面積の和(端面28aの面積と側面21aの面積の和)と等しくなるように形成される。
レンジ切替バルブ201は、第2孔11bにおける境界面11cとプラグ160との間に、空間214が形成される。空間214は、図示しない貫通孔を通じて外部に連通する。つまり、空間214は油圧が作用しないように構成される。
レンジ切替バルブ201では、リング50及び第2スプリング32は、空間214内に設けられる。第2スプリング32は、リング50とプラグ160との間に圧縮された状態で設けられる。リング50の孔51には、スプール20の第2突出部29が移動可能に挿入される。第2突出部29の端面29aはピストン70と当接し、ピストン70とスプール20は、一体となって移動する。
このように構成されたレンジ切替装置200は、第1実施形態におけるレンジ切替装置100と同様に作動するので、レンジ切替装置200の作動に関する説明は省略する。
以上の第2実施形態のレンジ切替装置200によれば、レンジ切替装置100の効果に加え、以下の効果を奏する。
レンジ切替装置200では、リング50は、油圧の作用しない空間214内、つまり、第2受圧室13外に設けられる。これにより、リング50に油圧が作用することがないので、リング50に対する油圧の影響を考慮しない設計が可能になる。
以上のように構成された本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。
レンジ切替装置100,200は、リング50と、スプール20と、スプール20に、スプール20の軸方向に沿った第1方向の推力を与える第1受圧室12と、スプール20に、第1方向と逆方向の第2方向の推力を与える第2受圧室13と、スプール20に、第1方向の推力を与える第1スプリング31と、リング50を介して、スプール20に第2方向の推力を与える第2スプリング32と、リング50が第2スプリング32の付勢力により第2方向に所定距離進むと、リング50の第2方向への移動を規制するストッパ部(境界面11c)と、を有し、第2スプリング32の付勢力は、第1スプリング31の付勢力よりも大きくなるように設定される。
この構成によれば、第1受圧室12と第2受圧室13の一方に作動油を供給することによって、スプール20を移動させて、第1ポジションまたは第2ポジションに切り替えることができる。さらに、第1スプリング31、第2スプリング32、リング50及び境界面11cの働きにより、第1、第2ポジションの間の中間ポジションを実現することができる。したがって、レンジ切替装置100,200の構造を簡素化できるとともに、サイズを小さくできる(請求項1に対応する効果)。
また、レンジ切替装置200では、第2スプリング32は、第2受圧室13外に配置される。
この構成によれば、リング50に油圧が作用しないので、リング50に対する油圧の影響を考慮しない設計が可能になる(請求項2に対応する効果)。
レンジ切替装置100では、第2スプリング32は、第2受圧室13内に配置され、スプール20は、第2受圧室13内において、リング50の孔51に移動可能に挿入され、スプール20は、リング50の孔51を介さずに作動油が供給される第1受圧面(端面29a)と、リング50の孔51を介して作動油が供給される第2受圧面(側面24a)と、を有する。
レンジ切替装置100は、レンジ切替装置200に比べてよりサイズを小さくすることができる(請求項3に対応する効果)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、前進クラッチFWD/Cを第6ポートP6に接続し、後進ブレーキREV/Bを第7ポートP7に接続してもよい。
変速機は、副変速機付CVTであってもよい。この場合には、レンジ切替装置100,200を、例えば、1速前進用締結要素と後進用締結要素、2速前進用締結要素と後進用締結要素、あるいは、1速前進用締結要素と2速前進用締結要素の組み合わせを制御するために用いることもできる。
100,200 レンジ切替装置
1,201 レンジ切替バルブ
10 ボディ
11c 境界面(ストッパ部)
12 第1受圧室
13 第2受圧室
20 スプール
21a 側面
24a 側面(第2受圧面)
28a 端面
29a 端面(第1受圧面)
31 第1スプリング(第1付勢部材)
32 第2スプリング(第2付勢部材)
41 第1ソレノイドバルブ
42 第2ソレノイドバルブ
50 リング
51 孔
70 ピストン

Claims (3)

  1. リングと、
    スプールと、
    前記スプールに、前記スプールの軸方向に沿った第1方向の推力を与える第1受圧室と、
    前記スプールに、前記第1方向と逆方向の第2方向の推力を与える第2受圧室と、
    前記スプールに、前記第1方向の推力を与える第1付勢部材と、
    前記リングを介して、前記スプールに前記第2方向の推力を与える第2付勢部材と、
    前記リングが前記第2付勢部材の付勢力により前記第2方向に所定距離進むと、前記リングの前記第2方向への移動を規制するストッパ部と、を有し、
    前記第2付勢部材の付勢力は、前記第1付勢部材の付勢力よりも大きいことを特徴とするレンジ切替装置。
  2. 請求項1に記載のレンジ切替装置において、
    前記第2付勢部材は、前記第2受圧室外に配置されていることを特徴とするレンジ切替装置。
  3. 請求項1に記載のレンジ切替装置において、
    前記第2付勢部材は、前記第2受圧室内に配置され、
    前記スプールは、前記第2受圧室内において、前記リングの孔に移動可能に挿入され、
    前記スプールは、前記リングの孔を介さずに作動油が供給される第1受圧面と、前記リングの孔を介して作動油が供給される第2受圧面と、を有することを特徴とするレンジ切替装置。
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