JP2019018438A - 受信装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】予想される変動幅を超えるタイミング信号の遅延があった場合に、タイミング信号の遅れを抑制することが可能な受信装置及び画像形成装置を提供する。【解決手段】受信装置は、シリアルバスを介して順次送信される、特定のデータを含むパケットを受信する受信部と、受信されたパケットの特定のデータからタイミング信号を抽出する抽出部と、抽出されたタイミング信号の受信時刻の間隔の変動分が閾値から外れた場合に、受信時刻を調整したタイミング信号を生成する調整部とを備える。【選択図】図2
Description
本発明は、受信装置及び画像形成装置に関する。
近年、画像データ生成部と印字制御部との間のインターフェースケーブルの数を少なくした光プリンタ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1に記載された光プリンタ装置は、印字を制御する印字制御部と画像データを生成する画像データ生成部とからなる光プリンタにおいて、印字制御部と画像データ生成部との間に接続される1本の伝送線と、画像データ生成部から印字制御部への各種信号の伝送のタイミングを、水平同期信号と同期して発生する第1タイミング発生部と、印字制御部から画像データ生成部に送られた信号から水平同期信号を抽出する水平同期信号抽出回路と、印字制御部から画像データ生成部への各種信号の伝送のタイミングを、抽出された水平同期信号と同期して発生する第2タイミング発生部とを備える。
例えば、高速シリアル通信を行うデバイス間の動作周波数の違いを吸収するためのクロックコレクションにより、印字タイミング信号の伝達が遅れることがある。
本発明の課題は、予想される変動幅を超えるタイミング信号の遅延があった場合に、タイミング信号の遅れを抑制することが可能な受信装置及び画像形成装置を提供することにある。
[1]シリアルバスを介して順次送信される、特定のデータを含むパケットを受信する受信部と、
受信された前記パケットの前記特定のデータからタイミング信号を抽出する抽出部と、
抽出されたタイミング信号の受信時刻の間隔の変動分が閾値から外れた場合に、前記受信時刻を調整したタイミング信号を生成する調整部と、を備えた受信装置。
[2]前記調整部は、前記間隔の変動分が前記閾値を満たすように調整したタイミング信号を生成する、前記[1]に記載の受信装置。
[3]前記調整部は、直前に受信した前記パケットから抽出された前記タイミング信号の受信時刻Tn(但し、nは整数)とその1つ前に受信した前記パケットから抽出された前記タイミング信号の受信時刻Tn−1との時間間隔が前記変動分の前記閾値を外れた場合に、前記受信時刻Tnを調整する、前記[1]又は[2]に記載の受信装置。
[4]前記閾値は、予想される変動幅であり、前記間隔Tnから前記変動幅を減算して調整する、前記[3]に記載の受信装置。
[5]前記受信部が受信する前記パケットは、前記特定のデータに対して予め定められた時間を設けて配置された他のデータを含み、
前記抽出部は、前記特定のデータ及び前記他のデータから2つのタイミング信号を抽出し、
前記調整部は、前記2つのタイミング信号の間隔が前記予め定められた時間未満になった場合に、前記閾値を外れたとして、前記間隔を調整したタイミング信号を生成する、前記[1]に記載の受信装置。
[6]前記他のデータは、前記特定のデータよりも長いデータである、前記[5]に記載の受信装置。
[7]前記他のデータは、画像データである、前記[6]に記載の受信装置。
[8]前記[1]から[7]のいずれか1つに記載の受信装置と、
複数の圧電素子の駆動によって記録媒体に液滴を吐出することにより画像を形成する形成部と、
前記受信装置の前記調整部によって調整されたタイミング信号に基づいて駆動信号を生成し、前記複数の圧電素子に前記駆動信号を送信する駆動信号生成部と、を備えた画像形成装置。
受信された前記パケットの前記特定のデータからタイミング信号を抽出する抽出部と、
抽出されたタイミング信号の受信時刻の間隔の変動分が閾値から外れた場合に、前記受信時刻を調整したタイミング信号を生成する調整部と、を備えた受信装置。
[2]前記調整部は、前記間隔の変動分が前記閾値を満たすように調整したタイミング信号を生成する、前記[1]に記載の受信装置。
[3]前記調整部は、直前に受信した前記パケットから抽出された前記タイミング信号の受信時刻Tn(但し、nは整数)とその1つ前に受信した前記パケットから抽出された前記タイミング信号の受信時刻Tn−1との時間間隔が前記変動分の前記閾値を外れた場合に、前記受信時刻Tnを調整する、前記[1]又は[2]に記載の受信装置。
[4]前記閾値は、予想される変動幅であり、前記間隔Tnから前記変動幅を減算して調整する、前記[3]に記載の受信装置。
[5]前記受信部が受信する前記パケットは、前記特定のデータに対して予め定められた時間を設けて配置された他のデータを含み、
前記抽出部は、前記特定のデータ及び前記他のデータから2つのタイミング信号を抽出し、
前記調整部は、前記2つのタイミング信号の間隔が前記予め定められた時間未満になった場合に、前記閾値を外れたとして、前記間隔を調整したタイミング信号を生成する、前記[1]に記載の受信装置。
[6]前記他のデータは、前記特定のデータよりも長いデータである、前記[5]に記載の受信装置。
[7]前記他のデータは、画像データである、前記[6]に記載の受信装置。
[8]前記[1]から[7]のいずれか1つに記載の受信装置と、
複数の圧電素子の駆動によって記録媒体に液滴を吐出することにより画像を形成する形成部と、
前記受信装置の前記調整部によって調整されたタイミング信号に基づいて駆動信号を生成し、前記複数の圧電素子に前記駆動信号を送信する駆動信号生成部と、を備えた画像形成装置。
請求項1、5、6、7に係る発明によれば、予想される変動幅を超えるタイミング信号の遅延があった場合に、タイミング信号の遅れを抑制することが可能になる。
請求項2に係る発明によれば、予想される変動幅を超えるタイミング信号の遅延があった場合に、タイミング信号の遅れを当該変動幅以下に調整することができる。
請求項3、4に係る発明によれば、リアルタイムにタイミング信号を調整することができる。
請求項8に係る発明によれば、画質の劣化を抑制することが可能になる。
請求項2に係る発明によれば、予想される変動幅を超えるタイミング信号の遅延があった場合に、タイミング信号の遅れを当該変動幅以下に調整することができる。
請求項3、4に係る発明によれば、リアルタイムにタイミング信号を調整することができる。
請求項8に係る発明によれば、画質の劣化を抑制することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、各図中、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付してその重複した説明を省略する。
[実施の形態の要約]
本発明の実施の形態に係る受信装置は、シリアルバスを介して順次送信される、特定のデータを含むパケットを受信する受信部と、受信された前記パケットの前記特定のデータからタイミング信号を抽出する抽出部と、抽出されたタイミング信号の受信時刻の間隔の変動分が閾値から外れた場合に、前記受信時刻を調整したタイミング信号を生成する調整部とを備える。
本発明の実施の形態に係る受信装置は、シリアルバスを介して順次送信される、特定のデータを含むパケットを受信する受信部と、受信された前記パケットの前記特定のデータからタイミング信号を抽出する抽出部と、抽出されたタイミング信号の受信時刻の間隔の変動分が閾値から外れた場合に、前記受信時刻を調整したタイミング信号を生成する調整部とを備える。
「特定のデータ」は、一定の目的を有するデータであり、空データやアイドルデータは除かれる。特定のデータには、例えば、タイミング信号のデータ、画像データ等が含まれる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略の構成例を示す図である。この画像形成装置100は、長尺状の連帳紙Pを給紙する給紙ユニット101と、給紙ユニット101から給紙された連帳紙Pにインクによる画像を形成する本体ユニット110と、画像が形成された連帳紙Pが巻き取られる巻取りユニット102とを備えた、インクジェット方式の装置である。連帳紙Pは、記録媒体の一例である。なお、画像形成装置は、記録媒体としてカット紙を用いたものでもよい。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の概略の構成例を示す図である。この画像形成装置100は、長尺状の連帳紙Pを給紙する給紙ユニット101と、給紙ユニット101から給紙された連帳紙Pにインクによる画像を形成する本体ユニット110と、画像が形成された連帳紙Pが巻き取られる巻取りユニット102とを備えた、インクジェット方式の装置である。連帳紙Pは、記録媒体の一例である。なお、画像形成装置は、記録媒体としてカット紙を用いたものでもよい。
給紙ユニット101は、連帳紙Pが巻き付けられた給紙ロール101aを備える。巻取りユニット102は、連帳紙Pが巻き取られる巻取りロール102aを備える。連帳紙Pは、給紙ユニット101、巻取りユニット102及び本体ユニット110の各部に配置された搬送ロール116の回転に伴って図1の矢印A方向(用紙搬送方向)に搬送されるようになっている。
本体ユニット110は、用紙搬送方向Aの上流から下流に向かって、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のインクをそれぞれ吐出するインクジェットヘッド111K、111C、111M、111Y(これらを総称するときは「インクジェットヘッド111」ともいう。)が配置される。インクジェットヘッド111は、形成部の一例である。
また、本体ユニット110には、内側にヒータを備えた加熱ロール115が設けられている。連帳紙Pに形成されたインクによる画像は、加熱ロール115により加熱されて連帳紙P上に定着される。
また、本体ユニット110は、各インクジェットヘッド111には、ヘッド駆動部113と、搬送ロール116の回転速度に基づくエンコーダからのエンコーダ信号をクロック信号117aに変換するエンコーダ信号変換部117と、画像形成装置100の各部を制御するコントローラ120が設けられている。
コントローラ120は、ヘッド制御部121、シリアルバス123及びヘッド駆動部113を介してインクジェットヘッド111を制御する。ヘッド制御部121は、送信装置の一例である。
エンコーダ信号変換部117は、搬送ロール116の回転速度、すなわち連帳紙Pの移動速度に対応したエンコーダ(図示省略)からのエンコーダ信号を印字解像度(例えば、600lpi)と同じ周期のクロック信号117aに変換し、信号線126を介してヘッド制御部121に送信する。
ヘッド制御部121は、印字タイミング信号を生成するタイミング信号生成部125を有し、生成された印字タイミング信号に同期してコントローラ120から送信される印字データをシリアルバス123を介してヘッド駆動部113に送信する。印字データは、他のデータの一例である。
タイミング信号生成部125は、エンコーダ信号変換部117から送信されるクロック信号117aから印字タイミング信号を生成し、印字タイミング信号をパケット化したパケット150を生成する。また、タイミング信号生成部125は、パケット150をシリアルバス123を介してヘッド駆動部113に送信する。
ヘッド駆動部113は、タイミング信号調整部1と、駆動信号生成部4とを備える。タイミング信号調整部1は、タイミング信号生成部125からシリアルバス123を介して送信されたパケット150から抽出した印字タイミング信号を必要に応じて調整する。駆動信号生成部4は、ヘッド制御部121からシリアルバス123を介して送信された印字データに基づいて、タイミング信号調整部1により調整された印字タイミング信号に同期した駆動信号を生成し、インクジェットヘッド111に送信する。ヘッド駆動部113のタイミング信号調整部1は、受信装置の一例である。
インクジェットヘッド111は、用紙搬送方向Aに直交する方向に配置された複数のノズルと、圧力によって各ノズルからインクを吐出させる複数の圧電素子とを備える。インクジェットヘッド111は、駆動信号生成部4から送信された駆動信号に基づいて圧電素子が動作することによりノズルからインクを吐出する。
図2は、タイミング信号調整部1の構成例を示すブロック図である。タイミング信号調整部1は、受信部140と、信号抽出部2と、信号処理部3とを備える。信号処理部3は、調整部の一例である。
受信部140は、シリアルバス123を介して送信された印字タイミング信号のデータ(信号データともいう。)をシリアルデータからパラレルデータに変換する。
信号抽出部2は、受信部140から出力される信号データから印字タイミング信号Stを抽出して信号処理部3に出力する。
信号処理部3は、信号抽出部2により抽出された印字タイミング信号の間隔の変動分が閾値から外れた場合に、間隔を調整した印字タイミング信号を生成する。すなわち、信号処理部3は、信号抽出部2により抽出された印字タイミング信号の受信時刻の間隔の変動分が閾値から外れた場合に、間隔の変動分が閾値を満たすように調整した印字タイミング信号を生成する。信号処理部3は、タイミング信号受信時刻保持部30と、前回タイミング信号受信時刻保持部31と、信号間隔差算出部32と、変動要因記憶部33と、信号調整処理部34とを備える。
タイミング信号受信時刻保持部30は、印字タイミング信号Stの受信時刻Tn(但し、nは整数)を取得し保持する。前回タイミング信号受信時刻保持部31は、タイミング信号受信時刻保持部30が前回取得した受信時刻Tn-1又は調整された受信時刻(調整時刻)を保持する。
信号間隔差算出部32は、タイミング信号受信時刻保持部30が今回取得した信号Tnと前回タイミング信号受信時刻保持部31が保持している前回の受信時刻Tn-1との差分(Tn−Tn-1)を算出する。差分(Tn−Tn-1)は、間隔の変動分の一例である。
変動要因記憶部33には、速度変動時間Tvと、回路伝達遅延時間Tjとが記憶されている。速度変動時間Tvは、主に連帳紙Pの機械的な搬送系(例えば、搬送ロール116等)に起因するものである。回路伝達遅延時間Tjは、主に信号伝達系(例えば、シリアルバス123等)に起因する遅延時間である。
信号調整処理部34は、信号間隔差算出部32が算出した時間差(Tn−Tn-1)が時間変動の要因の総和(Tv+Tj)よりも大きいか否か、すなわち次の関係式(1)を満たすかどうかを判断する。時間変動の要因の総和(Tv+Tj)は、閾値又は予想される変動幅の一例である。
(Tn−Tn-1)>(Tv+Tj) ・・・(1)
(Tn−Tn-1)>(Tv+Tj) ・・・(1)
信号調整処理部34は、上記関係式(1)を満たす場合は、クロックコレクション(CCと略す場合もある。)が発生したと判断し、印字タイミング信号の間隔Tmを、次の式(2)に示すように調整する。すなわち信号調整処理部34は、調整後の受信時刻である調整時刻を前回タイミング信号受信時刻保持部31に保持させる。
Tm=Tn−(Tv+Tj) ・・・(2)
Tm=Tn−(Tv+Tj) ・・・(2)
図3は、タイミング信号生成部125に設けられた送信部130、及びタイミング信号調整部1に設けられた受信部140の構成の一例を示すブロック図である。
(送信部の構成)
送信部130は、アライメントバッファ131と、8B/10Bエンコーダ132と、シリアライザ133と、送信バッファ134と、CC挿入部135とを備える。
送信部130は、アライメントバッファ131と、8B/10Bエンコーダ132と、シリアライザ133と、送信バッファ134と、CC挿入部135とを備える。
アライメントバッファ131は、送信バッファ134から受信部140に信号データを出力するタイミングで信号データを後段に出力する。
8B/10Bエンコーダ132は、8ビットのデータをビット数の変換として8B10B変換し、10ビット単位でデータをシリアライザ133に出力する。8B10B変換は、送信データが適度に0と1が含まれるようにDCバランス調整を行うものであり、8B10Bとして知れられる方式では、8ビット毎のデータの塊を予め決められた0と1の割合が50%に近い10ビットのデータに変換することによってDCバランスを調整する。
シリアライザ133は、8B/10Bエンコーダ132から出力されたパラレルデータをシリアルデータに変換して送信バッファ134に出力する。送信バッファ134は、シリアルデータをシリアルバス123に出力する。
CC挿入部135は、一定期間ごとにクロックコレクションを挿入する。送信側と受信側で同じ水晶発振器を使用しても、水晶発振器の精度の範囲で周波数が異なる。これが原因で受信部140のエラスティックバッファ144にオーバフロー又はアンダーフローが生じる可能性がある。これを回避する目的で、一定期間ごとにクロックコレクションとして同期信号を挿入する。
(受信部の構成)
受信部140は、受信バッファ141と、デシリアライザ142と、8B/10Bデコーダ143と、エラスティックバッファ144と、CC検出部145とを備える。
受信部140は、受信バッファ141と、デシリアライザ142と、8B/10Bデコーダ143と、エラスティックバッファ144と、CC検出部145とを備える。
受信バッファ141は、シリアルバス123を介して送信されたシリアルデータを保持する。
デシリアライザ142は、受信バッファ141から出力されたシリアルデータをパラレルデータに変換して8B/10Bデコーダ143に出力する。
8B/10Bデコーダ143は、10ビットのデータをビット数の変換として8B10B逆変換し、8ビット単位でデータをエラスティックバッファ144に出力する。
エラスティックバッファ144は、データを一時的に保持する。CC検出部145は、クロックコレクションを検出する。
なお、シリアルバス123の伝送媒体として、金属ケーブルや光ファイバ等を用いることができる。伝送媒体として光ケーブルを用いる場合は、送信部130に電気信号を光信号に変換するE/O変換部を設け、受信部140に光信号を電気信号に変換するO/E変換部を設ける。
(第1の実施の形態に係るタイミング信号調整部の動作)
次に、タイミング信号調整部1の動作の一例を図4を参照して説明する。図4は、パケット及び印字タイミング信号の一例を示す図である。図4(a)は、クロックコレクションが発生していない場合のパケットの一例を示す図である。図4(b)は、図4(a)に示すパケットから抽出された印字タイミング信号の一例を示す図である。図4(c)は、クロックコレクションが発生した場合のパケットの一例を示す図である。
次に、タイミング信号調整部1の動作の一例を図4を参照して説明する。図4は、パケット及び印字タイミング信号の一例を示す図である。図4(a)は、クロックコレクションが発生していない場合のパケットの一例を示す図である。図4(b)は、図4(a)に示すパケットから抽出された印字タイミング信号の一例を示す図である。図4(c)は、クロックコレクションが発生した場合のパケットの一例を示す図である。
印字タイミング信号Stは、同図に示すパケット形式でヘッド制御部121のタイミング信号生成部125からヘッド駆動部113のタイミング信号調整部1に送信される。
ヘッド制御部121からタイミング信号調整部1に送信されるパケット150は、図4(a)に示すように、印字タイミング信号Stがパケット化された信号データ151と、空データ152とを含む。クロックコレクションが発生した場合は、図4(c)に示すように、信号データ151と、空データ152と、クロックコレクションによるアイドルデータ153とを含む。信号データ151は、特定のデータの一例である。特定のデータとしては、タイミング信号のデータに限られない。
タイミング信号生成部125の送信部130から送信されるパケット150は、タイミング信号調整部1の受信部140でパラレルデータに変換されて信号抽出部2に出力される。
信号抽出部2は、受信部140から出力されるパラレルデータから図4(b)に示すように印字タイミング信号Stを抽出して信号処理部3に出力する。信号処理部3のタイミング信号受信時刻保持部30は、印字タイミング信号Stの受信時刻Tnを取得し保持する。前回タイミング信号受信時刻保持部31は、タイミング信号受信時刻保持部30が前回取得した受信時刻Tn-1又は調整された受信時刻(調整時刻)を保持する。信号間隔差算出部32は、タイミング信号受信時刻保持部30が今回取得した受信時刻Tnと前回タイミング信号受信時刻保持部31が保持している前回の受信時刻Tn-1との差分(Tn−Tn-1)を算出する。
クロックコレクションが発生すると、図4(c)に示すように、パケット150にクロックコレクションによるアイドルデータ153が挿入される、このため、タイミング信号受信時刻保持部30が今回取得した受信時刻T'n-1が遅くなり、信号間隔差算出部32が算出する間隔の差分(T'n−T'n-1)が大きくなって予想される変動幅を超える場合がある。
このような場合に、信号調整処理部34は、印字タイミング信号の時間間隔Tmを、前述した式(2)に示すように調整する。すなわち信号調整処理部34は、調整後の受信時刻である調整時刻を前回タイミング信号受信時刻保持部31に保持させる。このようにして予想される変動幅を超える印字タイミング信号の遅延があった場合には、印字タイミング信号の遅れが予想される変動幅以下に補正される。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。第1の実施の形態では、コントローラ120は印字タイミング信号と印字データとを別々にヘッド駆動部113に送信したが、本実施の形態は、印字タイミング信号と印字データとを共通のパケットに含ませてヘッド駆動部113に送信するものである。以下、本実施の形態と異なる点を中心に説明する。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。第1の実施の形態では、コントローラ120は印字タイミング信号と印字データとを別々にヘッド駆動部113に送信したが、本実施の形態は、印字タイミング信号と印字データとを共通のパケットに含ませてヘッド駆動部113に送信するものである。以下、本実施の形態と異なる点を中心に説明する。
本実施の形態に係るヘッド制御部121は、印字タイミング信号と印字データとを含むパケットを生成してシリアルバス123を介してヘッド駆動部113に送信する。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るタイミング信号調整部1の構成例を示すブロック図である。タイミング信号調整部1は、受信部140と、信号抽出部2Aと、印字データ抽出部2Bと、信号処理部3とを備える。
信号処理部3は、信号受信時刻取得部35と、データ受信時刻取得部36と、時間差記憶部37と、信号調整処理部38とを備える。
信号抽出部2Aは、パケットに含まれる信号データから印字タイミング信号を抽出する。印字データ抽出部2Bは、パケットから印字データを抽出する。印字データは、信号データよりも長い画像データの一例である。
信号受信時刻取得部35は、印字タイミング信号の受信時刻tnを取得する。データ受信時刻取得部36は、印字データの受信時刻vnを取得する。時間差記憶部37には、印字タイミング信号の受信時刻と印字データの受信時刻との予め定められた時間差tvを記憶する。
信号調整処理部38は、信号受信時刻取得部35が取得した受信時刻tnとデータ受信時刻取得部36が取得した印字データの受信時刻vnとの時間差(vn−tn)が次の関係式(3)を満たすかどうかを判断する。
(vn−tn)<tv ・・・(3)
信号調整処理部38は、上記関係式(3)を満たす場合は、クロックコレクションが発生したと判断し、印字タイミング信号の間隔Tmが、次の式(4)に示す値となるように調整する。すなわち、上記関係式(3)を満たす場合は、第1の実施の形態と同様に、印字タイミング信号の間隔の変動分(Tn−Tn-1)が予想される変動幅を超えたと判断する。
Tm=Tn−[tv−(vn−tn)] ・・・(4)
(vn−tn)<tv ・・・(3)
信号調整処理部38は、上記関係式(3)を満たす場合は、クロックコレクションが発生したと判断し、印字タイミング信号の間隔Tmが、次の式(4)に示す値となるように調整する。すなわち、上記関係式(3)を満たす場合は、第1の実施の形態と同様に、印字タイミング信号の間隔の変動分(Tn−Tn-1)が予想される変動幅を超えたと判断する。
Tm=Tn−[tv−(vn−tn)] ・・・(4)
(第2の実施の形態に係るタイミング信号調整部の動作)
次に、タイミング信号調整部1の動作の一例を図6を参照して説明する。図6は、パケット及び印字タイミング信号の一例を示す図である。図6(a)は、クロックコレクションが発生していない場合のパケットの一例を示す図である。図6(b)は、図6(a)に示すパケットから抽出された印字タイミング信号の一例を示す図である。図6(c)〜(e)は、クロックコレクションが発生した場合のパケットの一例を示し、(c)は、信号データ151の直前にアイドルデータ153が挿入された場合を示し、(d)は、印字データ154の直前にアイドルデータ153が挿入された場合を示し、(e)は、信号データ151と印字データ154との間にアイドルデータ153が挿入された場合を示す図である。
次に、タイミング信号調整部1の動作の一例を図6を参照して説明する。図6は、パケット及び印字タイミング信号の一例を示す図である。図6(a)は、クロックコレクションが発生していない場合のパケットの一例を示す図である。図6(b)は、図6(a)に示すパケットから抽出された印字タイミング信号の一例を示す図である。図6(c)〜(e)は、クロックコレクションが発生した場合のパケットの一例を示し、(c)は、信号データ151の直前にアイドルデータ153が挿入された場合を示し、(d)は、印字データ154の直前にアイドルデータ153が挿入された場合を示し、(e)は、信号データ151と印字データ154との間にアイドルデータ153が挿入された場合を示す図である。
印字タイミング信号及び印字データは、同図に示すパケット形式でヘッド制御部121のタイミング信号生成部125からヘッド駆動部113のタイミング信号調整部1に送信される。
パケット150は、印字タイミング信号がパケット化された信号データ151と、印字データ154とを含む。クロックコレクションが発生し場所は、パケット150は、信号データ151と、印字データ154と、アイドルデータ153とを含む。
ヘッド制御部121からタイミング信号調整部1に送信されるパケット150は、図6(a)に示すように、印字タイミング信号がパケット化された信号データ151と、印字データ154とを含む。クロックコレクションが発生した場合は、図6(c)〜(e)に示すように、信号データ151と、印字データ154と、クロックコレクションによるアイドルデータ153とを含む。
タイミング信号生成部125の送信部130から送信されるパケット150は、タイミング信号調整部1の受信部140でパラレルデータに変換されて信号抽出部2A及び印字データ抽出部2Bに出力される。
信号抽出部2Aは、受信部140から出力されるパラレルデータから図6(b)に示すように印字タイミング信号Stを抽出して信号処理部3の信号受信時刻取得部35に出力する。
印字データ抽出部2Bは、受信部140から出力されるパラレルデータから印字データ154を抽出して信号処理部3のデータ受信時刻取得部36に出力する。
信号受信時刻取得部35は、印字タイミング信号Stの受信時刻tnを取得する。データ受信時刻取得部36は、印字データ154の受信時刻vnを取得する。
信号調整処理部38は、信号受信時刻取得部35が取得した受信時刻tnとデータ受信時刻取得部36が取得した受信時刻vnとの時間差(vn−tn)が前述した関係式(3)を満たすかどうかを判断する。
クロックコレクションが発生すると、図6(c)〜(e)に示すように、パケット150にクロックコレクションによるアイドルデータ153が挿入されるが、図6(c)に示す場合のみが時間差(vn−tn)が予め定められた時間差tvよりも短くなる。すなわち、印字タイミング信号Stの時間間隔T'nが長くなって予想される変動幅を超える。
信号調整処理部38は、上記関係式(3)を満たす場合は、クロックコレクションが発生したと判断し、印字タイミング信号の間隔Tmを、前述した式(4)に示すように調整する。このようにして予想される変動幅を超える印字タイミング信号の遅延があった場合には、印字タイミング信号の遅れが当該変動幅以下に補正される。
図7A、図7Bは、第1の実施の形態に対応した実施例に係る印字タイミング信号の調整例を示し、図7Aは各種のデータを示す図であり、図7Bは印字タイミング信号の間隔の調整例を示すグラフである。
図7Aには、信号データから取得された印字タイミング信号の受信時刻(Tn)と、前回取得した印字タイミング信号の受信時刻(Tn-1)との差分(Tn−Tn-1)と、信号処理部3によって調整した時間(Tc)と、調整後の印字タイミング信号の間隔Tmとを示す。
図7Bに示すように、予想される変動幅(Tv+Tj)×2から上方に外れた間隔は、調整時間Tc=Tv+Tjが減算されて予想される変動幅に入り、この結果、下方に外れた間隔も予想される変動幅に入いることが分かる。
[他の実施の形態]
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々の変形、実施が可能である。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施の形態は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で種々の変形、実施が可能である。
また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記実施の形態の構成要素の一部を省くことや変更することが可能である。また、本発明の要旨を変更しない範囲内で、上記実施の形態のフローにおいて、ステップの追加、削除、変更、入替え等が可能である。
1…タイミング信号調整部、2…信号抽出部、2A…信号抽出部、2B…印字データ抽出部、3…信号処理部、4…駆動信号生成部、30…信号間隔取得部、31…信号間隔保持部、32…信号間隔差算出部、33…変動要因記憶部、34…信号調整処理部、35…信号受信時刻取得部、36…データ受信時刻取得部、37…時間差記憶部、38…信号調整処理部、100…画像形成装置、101…給紙ユニット、101a…給紙ロール、102…巻取りユニット、102a…巻取りユニットロール、110…本体ユニット、111、111Y、111M、111C、111K…インクジェットヘッド、113…ヘッド駆動部、115…加熱ロール、116…搬送ロール、117…エンコーダ信号変換部、117a…クロック信号、120…コントローラ、121…ヘッド制御部、123…シリアルバス、125…タイミング信号生成部、126…信号線、130…送信部、131…アライメントバッファ、132…8B/10Bエンコーダ、133…シリアライザ、134…送信バッファ、135…CC挿入部、140…受信部、141…受信バッファ、142…デシリアライザ、143…8B/10Bデコーダ、144…エラスティックバッファ、145…CC検出部、150…パケット、151…信号データ、152…空データ、153…アイドルデータ、154…印字データ、A…紙搬送方向、P…帳紙、St…印字タイミング信号
Claims (8)
- シリアルバスを介して順次送信される、特定のデータを含むパケットを受信する受信部と、
受信された前記パケットの前記特定のデータからタイミング信号を抽出する抽出部と、
抽出されたタイミング信号の受信時刻の間隔の変動分が閾値から外れた場合に、前記受信時刻を調整したタイミング信号を生成する調整部と、
を備えた受信装置。 - 前記調整部は、前記受信時刻の間隔の変動分が前記閾値を満たすように調整したタイミング信号を生成する、
請求項1に記載の受信装置。 - 前記調整部は、直前に受信した前記パケットから抽出された前記タイミング信号の受信時刻Tn(但し、nは整数)とその1つ前に受信した前記パケットから抽出された前記タイミング信号の受信時刻Tn−1との時間間隔が前記変動分の前記閾値を外れた場合に、前記受信時刻Tnを調整する、
請求項1又は2に記載の受信装置。 - 前記閾値は、予想される変動幅であり、前記受信時刻Tnから前記変動幅を減算して調整する、
請求項3に記載の受信装置。 - 前記受信部が受信する前記パケットは、前記特定のデータに対して予め定められた時間を設けて配置された他のデータを含み、
前記抽出部は、前記特定のデータ及び前記他のデータから2つのタイミング信号を抽出し、
前記調整部は、前記2つのタイミング信号の間隔が前記予め定められた時間未満になった場合に、前記閾値を外れたとして、前記間隔を調整したタイミング信号を生成する、
請求項1に記載の受信装置。 - 前記他のデータは、前記特定のデータよりも長いデータである、
請求項5に記載の受信装置。 - 前記他のデータは、画像データである、
請求項6に記載の受信装置。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の受信装置と、
複数の圧電素子の駆動によって記録媒体に液滴を吐出することにより画像を形成する形成部と、
前記受信装置の前記調整部によって調整されたタイミング信号に基づいて駆動信号を生成し、前記複数の圧電素子に前記駆動信号を送信する駆動信号生成部と、
を備えた画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017138041A JP2019018438A (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | 受信装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017138041A JP2019018438A (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | 受信装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019018438A true JP2019018438A (ja) | 2019-02-07 |
Family
ID=65354622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017138041A Pending JP2019018438A (ja) | 2017-07-14 | 2017-07-14 | 受信装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019018438A (ja) |
-
2017
- 2017-07-14 JP JP2017138041A patent/JP2019018438A/ja active Pending
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