JP2019018385A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019018385A JP2019018385A JP2017136378A JP2017136378A JP2019018385A JP 2019018385 A JP2019018385 A JP 2019018385A JP 2017136378 A JP2017136378 A JP 2017136378A JP 2017136378 A JP2017136378 A JP 2017136378A JP 2019018385 A JP2019018385 A JP 2019018385A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- control
- image
- job
- user
- cpu
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
【課題】ジョブが実行されているときに、利用者が、他の人の操作によって意図しない処理が実行されないよう監視する必要をなくすこと。【解決手段】画像処理装置83は、カメラ8cにより撮影された画像に基づく2回の顔認識処理の結果の比較によって利用者の入れ替わりが生じたか否かを判定する(S204)。判定の結果が、前記利用者の入れ替わりが生じていないことを示す場合に、制御装置81は、要求操作が検出されたときに前記要求操作に応じた処理を実行し(S207のYes,S208)、そうでない場合に、前記制御装置81は、前記要求操作に応じた処理を制限する(S107のNo,S205)。【選択図】図4
Description
本発明は、顔認識処理を実行可能な画像形成装置に関する。
画像形成装置が、利用者を撮影するカメラと、前記カメラにより撮影された画像に基づく顔認識処理を実行する画像処理装置とを備える場合がある。
例えば、前記画像形成装置において、前記画像処理装置が、利用者認証のために前記顔認識処理を実行することが知られている(例えば、特許文献1参照)。前記利用者認証は、前記カメラの前の利用者が予め登録された利用者であるか否かを判定する処理である。
ところで、コンビニエンスストアなどの店舗に設置された前記画像形成装置の利用者は、通常、印刷処理を含むジョブが終了するまで装置の前で待つ。これは、前記画像形成装置に対して前記ジョブを中止させるなどの意図しない操作が来店中の他の客によって行われないよう監視するためである。
一方、前記ジョブが実行されているときに、前記利用者が、前記他の客による操作によって意図しない処理が実行されることを心配することなく、前記画像形成装置から離れることができれば便利である。
例えば、前記ジョブが実行されているときに、前記利用者が、前記店舗で買い物をしたり、休憩場所で休憩したりすることができれば便利である。
本発明の目的は、印刷処理を含むジョブが実行されているときに、利用者が、他の人の操作によって意図しない処理が実行されないよう監視する必要がない画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、ジョブ処理装置と、操作装置と、カメラと、画像処理装置と、制御装置と、を備える。前記ジョブ処理装置は、シートに画像を形成する印刷処理を実行する印刷処理装置を含み、前記印刷処理を含むジョブを実行する。前記操作装置は、利用者による操作を検出する。前記カメラは、前方に向けて設けられている。前記画像処理装置は、前記カメラにより撮影された画像から顔画像を抽出し、前記顔画像の特徴量を検出することによって利用者を認識する顔認識処理、および、2回の前記顔認識処理により得られる前記特徴量の比較によって前記利用者の入れ替わりが生じたか否かを判定する入れ替わり判定処理を実行可能である。前記制御装置は、前記カメラを作動させるとともに前記画像処理装置に前記顔認識処理を実行させる第1制御および前記カメラを作動させるとともに前記画像処理装置に前記顔認識処理を実行させ、さらに前記第1制御での前記顔認識処理および今回の前記顔認識処理の結果に基づく前記入れ替わり判定処理を実行させる第2制御を実行する。前記制御装置は、前記ジョブ処理装置によって前記ジョブが開始されるときに前記第1制御を実行し、前記ジョブの開始から終了までの間に予め定められた中途イベントが発生したときに前記第2制御を実行する。さらに、前記第2制御における前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替わりが生じていないことを示す場合に、前記制御装置は、前記操作装置により予め定められた要求操作が検出されたときに前記要求操作に応じた処理を実行する。一方、前記第2制御における前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替わりが生じていることを示す場合に、前記制御装置は、前記操作装置により前記要求操作が検出されたときに前記要求操作に応じた処理を制限する。
本発明によれば、印刷処理を含むジョブが実行されているときに、利用者が、他の人の操作によって意図しない処理が実行されないよう監視する必要がない画像形成装置を提供することが可能になる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
[第1実施形態:画像形成装置10の構成]
第1実施形態に係る画像形成装置10は、シート92に画像を形成する印刷処理を含むジョブを実行する。例えば、画像形成装置10は、複写機または複写機能およびファクシミリ通信装置能を有する複合機などである。
第1実施形態に係る画像形成装置10は、シート92に画像を形成する印刷処理を含むジョブを実行する。例えば、画像形成装置10は、複写機または複写機能およびファクシミリ通信装置能を有する複合機などである。
本実施形態において、画像形成装置10は、複写ジョブまたはメモリー印刷ジョブなどを実行可能である。
前記複写ジョブは、原稿91から画像を読み取る画像読取処理と、シート92に画像を形成する印刷処理とを併せて実行するジョブである。前記複写ジョブにおいて、前記画像読取処理により得られる読取画像に基づく前記印刷処理が実行される。
前記メモリー印刷ジョブは、後述するメモリーインターフェイス8dに装着された外部メモリーから画像データを読み出し、読み出した画像データに基づく前記印刷処理を実行するジョブである。
図1に示されるように、画像形成装置10は、画像読取装置1、印刷処理装置2、データ処理装置8、操作装置8a、表示装置8b、カメラ8c、メモリーインターフェイス8dおよびブザー8eなどを備える。
画像読取装置1および印刷処理装置2は、前記印刷処理を含む前記ジョブを実行するジョブ処理装置の一例である。前記ジョブ処理装置は、少なくとも印刷処理装置2を含む。
[画像読取装置1]
画像読取装置1は、前記画像読取処理を実行する。画像読取装置1は、光源11、イメージセンサー12、第1走査機構13および第2走査機構14などを備える。
画像読取装置1は、前記画像読取処理を実行する。画像読取装置1は、光源11、イメージセンサー12、第1走査機構13および第2走査機構14などを備える。
光源11は、原稿91に対して光を出射する。第1走査機構13および第2走査機構14は、光源11の光を原稿91に対して走査させる。第1走査機構13は、光源11を原稿台15に沿って移動させることにより、光源11の光を原稿台15上の原稿91に対して走査させる。
第2走査機構14は、いわゆるADF(Auto Document Feeder)である。第2走査機構14は、原稿91を予め定められた読取位置を通る原稿搬送路16に沿って搬送する。これにより、第2走査機構14は、前記読取位置へ向けて出射される光源11の光を原稿91に対して走査させる。
イメージセンサー12は、原稿91からの反射光を受光し、受光量の検出データを画像データとして出力する。
[印刷処理装置2]
印刷処理装置2は、前記印刷処理を実行する。図1に示される印刷処理装置2は、電子写真方式で前記印刷処理を実行する。印刷処理装置2は、シート92を収容するシートカセット20、シート搬送機構3および画像形成部40を備える。
印刷処理装置2は、前記印刷処理を実行する。図1に示される印刷処理装置2は、電子写真方式で前記印刷処理を実行する。印刷処理装置2は、シート92を収容するシートカセット20、シート搬送機構3および画像形成部40を備える。
画像形成部40は、カラー印刷処理を実行可能なタンデム方式の装置である。画像形成部40は、複数の作像装置4、光走査ユニット46、転写装置44および定着装置47を備える。複数の作像装置4、光走査ユニット46、転写装置44および定着装置47は、画像形成装置10の本体100内に配置されている。
シート搬送機構3は、シートカセット20からシート92をシート搬送路30へ送り出す。シート搬送機構3は、シート92をシート搬送路30に沿って搬送する複数組の搬送ローラー対31を備える。
複数組の搬送ローラー対31のうちの最も後段の一組が、印刷物92xをシート搬送路30から印刷物トレイ301へ排出する。印刷物92xは、印刷処理装置2によって画像が形成されたシート92である。
複数の作像装置4は、それぞれドラム状の感光体41を備え、感光体41の表面にそれぞれ異なる色のトナー像を形成する。作像装置4各々は、感光体41に加え、帯電装置42、現像装置43、ドラムクリーニング装置45などを備える。
帯電装置42は、感光体41の表面を帯電させる。光走査ユニット46は、帯電した感光体41の表面に静電潜像を書き込む。現像装置43は、感光体41上の前記静電潜像を前記トナー像へ現像する。
転写装置44は、感光体41の表面の前記トナー像を、シート搬送路30に沿って搬送されるシート92に転写する。転写装置44において、4つの一次転写装置44aが、4つの感光体41の表面の前記トナー像を、回転する中間転写ベルト44bの表面に転写する。さらに、二次転写装置44cが、中間転写ベルト44b上の前記トナー像をシート92に転写する。
ドラムクリーニング装置45は、感光体41に残存するトナーを除去する。また、転写装置44において、ベルトクリーニング装置44dが、中間転写ベルト44bに残存するトナーを除去する。
定着装置47は、シート92に転写された前記トナー像を加熱することにより、前記トナー像をシート92に定着させる。
なお、印刷処理装置2が、インクジェット方式など、前記電子写真方式以外の方式で前記印刷処理を実行する装置であることも考えられる。
操作装置8aは、利用者の操作を検出する装置であり、例えばタッチパネルを含む。表示装置8bは、情報を表示可能な液晶パネルなどの表示パネルを含む。
カメラ8cは、画像形成装置10の前方に向けて本体100に取り付けられている。カメラ8cは、画像形成装置10の前に立つ利用者の顔を撮影可能である。
メモリーインターフェイス8dは、利用者が所有する携帯型のメモリーユニットが装着されるインターフェイスデバイスである。また、ブザー8eは、データ処理装置8から出力される鳴動信号に応じて予め定められた通知音を出力する。
[データ処理装置8]
図2に示されるように、データ処理装置8は、CPU(Central Processing Unit)81、RAM(Random Access Memory)82、画像処理装置83、二次記憶装置84および通信装置85などを含む。
図2に示されるように、データ処理装置8は、CPU(Central Processing Unit)81、RAM(Random Access Memory)82、画像処理装置83、二次記憶装置84および通信装置85などを含む。
CPU81は、二次記憶装置84などに予め記憶されたプログラムを実行することにより、各種の演算、データ処理および画像形成装置10が備える電気機器の制御を実行する。CPU81は、画像読取装置1、印刷処理装置2、表示装置8bおよびカメラ8cなどを制御する制御装置の一例である。
CPU81は、画像読取装置1、印刷処理装置2、操作装置8a、表示装置8bおよび通信装置85との間でデータおよび制御信号の受け渡しが可能である。さらに、CPU81は、メモリーインターフェイス8dに装着された前記メモリーユニットから画像データを読み出すことができる。
例えば、CPU81は、操作装置8aが複写開始操作を検出した場合に、画像読取装置1に前記画像読取処理を実行させるとともに、前記画像読取処理によって得られる画像データに基づく前記印刷処理を印刷処理装置2に実行させる。
また、CPU81は、操作装置8aがメモリー印刷開始操作を検出した場合に、メモリーインターフェイス8dに装着された前記メモリーユニットから画像データを読み出し、読み出した画像データに基づく前記印刷処理を印刷処理装置2に実行させる。
CPU81は、開始制御プログラムPg1を実行することにより、各種のジョブを画像読取装置1および印刷処理装置2の一方または両方に実行させる。開始制御プログラムPg1は、二次記憶装置84に記憶されている(図2参照)。
なお、DSP(Digital Signal Processor)などの他のプロセッサーが、CPU81の代わりに前記ジョブの制御、前記設定条件の選択およびその他の処理を実行することも考えられる。
RAM82は、CPU81が実行する前記プログラムおよびCPU81が前記プログラムを実行する過程で出力および参照するデータを一次記憶する主記憶装置である。
画像処理装置83は、画像読取装置1またはカメラ8cによって得られる画像データに対して各種の画像処理を実行する。画像処理装置83は、MPU(Micro Processing Unit)もしくはDSPなどのプロセッサー、または、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの回路によって実現される。
例えば、画像処理装置83は、画像読取装置1によって得られる読取画像のデータを、印刷用のラスタデータへ変換する処理を実行する。
さらに、画像処理装置83は、顔認識処理を実行可能である。前記顔認識処理は、カメラ8cにより撮影された画像から顔画像を抽出し、前記顔画像の特徴量を検出することによって利用者を認識する処理である。
画像処理装置83は、抽出された前記顔画像における予め定められた特徴量を検出することにより、前記利用者の顔を認識する。前記特徴量は、例えば、目、鼻、口、顎および耳の相対的な位置および相対的な大きさなどを含む。
二次記憶装置84は、CPU81が参照するデータまたはプログラムを記憶する不揮発性のコンピューター読取可能な記憶装置である。例えば、二次記憶装置84がフラッシュメモリーまたはハードディスクドライブなどであることが考えられる。
通信装置85は、ネットワーク80を通じて情報処理装置などの他装置との間で通信を行う通信インターフェイスデバイスである。CPU81は、前記他装置との間のデータの送信および受信の全てを、通信装置85を通じて行う。
画像形成装置10は、例えばコンビニエンスストアなどの店舗に設置される。そのため、画像形成装置10は、不図示の課金装置も備える。CPU81は、前記課金装置に挿入された金銭の額に対応する範囲内で、前記ジョブを画像読取装置1および印刷処理装置2の一方または両方に実行させる。
ところで、従来の画像形成装置がコンビニエンスストアなどの店舗に設置された場合、利用者は、通常、前記ジョブが終了するまで装置の前で待つ。これは、装置に対して前記ジョブを中止させるなどの意図しない操作が来店中の他の客によって行われないよう監視するためである。
一方、前記ジョブが実行されているときに、前記利用者が、前記他の客によって前記意図しない操作が行われることを心配することなく、装置から離れることができれば便利である。
例えば、前記ジョブが実行されているときに、前記利用者が、前記店舗で買い物をしたり、休憩場所で休憩したりすることができれば便利である。
画像形成装置10において、CPU81は、後述するジョブ開始制御およびジョブ途中制御を実行する。これにより、前記ジョブが実行されているときに、画像形成装置10の利用者は、他の人の操作によって意図しない処理が実行されないよう監視する必要がない。
[収容部300およびロック機構7]
CPU81による制御の説明の前に、印刷処理装置2が備える収容部300およびロック機構7について説明する(図1参照)。
CPU81による制御の説明の前に、印刷処理装置2が備える収容部300およびロック機構7について説明する(図1参照)。
収容部300は、印刷物92xを収容する部分である。印刷物トレイ301は、収容部300内に設けられている。
収容部300は、印刷物92xの取り出し口302を開閉可能なカバー303を有する。取り出し口302は、外部から印刷物トレイ301上の印刷物92xにアクセスするための開口である。便宜上、図1において、カバー303が仮想線(二点鎖線)で示されている。
カバー303が閉状態である場合、印刷物92xを収容部300内から取り出すことができない。利用者がカバー303の取手303aを操作することにより、カバー303を閉状態から開状態へ移行させることができる。
なお、収容部300が、バネの弾性力またはモーターの駆動力によってカバー303を前記開状態から前記閉状態へ自動的に移行させる変位機構を備えることも考えられる。
ロック機構7は、カバー303を前記閉状態にロックし、CPU81から出力される解錠指令に応じてカバー303のロックを解除する機構である。ロック機構7は、CPU81から出力される施錠指令に応じてカバー303を前記閉状態にロックする。
例えば、ロック機構7が、本体100に固定されたソレノイドであることが考えられる。前記ソレノイドは、往復変位可能な変位部を有する。前記ソレノイドは、CPU81から前記施錠指令を受けた場合に、前記変位部を前記閉状態のカバー303と係合する位置へ変位させる。一方、前記ソレノイドは、CPU81から前記解錠指令を受けた場合に、前記変位部をカバー303との係合を解除する位置へ変位させる。
[ジョブ開始制御]
CPU81は、操作装置8aが前記複写開始操作または前記メモリー印刷開始操作などの予め定められたジョブ開始操作を検出した場合に、前記ジョブ開始制御を実行する。
CPU81は、操作装置8aが前記複写開始操作または前記メモリー印刷開始操作などの予め定められたジョブ開始操作を検出した場合に、前記ジョブ開始制御を実行する。
CPU81は、開始制御プログラムPg1を実行することにより、前記ジョブ開始制御を実現する。以下の説明において、S101,S102,…は、前記ジョブ開始制御における複数の工程の識別符号を表す。
<工程S101>
前記ジョブ開始制御において、CPU81は、カメラ8cを作動させる。これにより、カメラ8cは、画像形成装置10の前に立つ利用者の顔を撮影し、撮影画像のデータを画像処理装置83へ転送する。
前記ジョブ開始制御において、CPU81は、カメラ8cを作動させる。これにより、カメラ8cは、画像形成装置10の前に立つ利用者の顔を撮影し、撮影画像のデータを画像処理装置83へ転送する。
<工程S102>
さらに、CPU81は、画像処理装置83に前記顔認識処理を実行させる。CPU81は、画像処理装置83による前記顔認識処理が成功した場合、処理を工程S103へ移行させる。一方、CPU81は、画像処理装置83による前記顔認識処理が失敗した場合、処理を工程S106へ移行させる。
さらに、CPU81は、画像処理装置83に前記顔認識処理を実行させる。CPU81は、画像処理装置83による前記顔認識処理が成功した場合、処理を工程S103へ移行させる。一方、CPU81は、画像処理装置83による前記顔認識処理が失敗した場合、処理を工程S106へ移行させる。
前記顔認識処理の成功は、前記撮影画像から前記顔画像を抽出することができ、かつ、前記顔画像における前記特徴量を検出できたことを意味する。一方、前記顔認識処理の失敗は、前記撮影画像から前記顔画像を抽出できなかったこと、または、前記顔画像における前記特徴量を検出できなかったことを意味する。
<工程S103>
工程S103において、CPU81は、工程S102での前記顔認識処理の結果を表す基準顔データを二次記憶装置84に記録する。前記基準顔データは、工程S102で得られた前記特徴量を表すデータである。
工程S103において、CPU81は、工程S102での前記顔認識処理の結果を表す基準顔データを二次記憶装置84に記録する。前記基準顔データは、工程S102で得られた前記特徴量を表すデータである。
<工程S104>
さらに、CPU81は、前記施錠指令をロック機構7に対して出力する。これにより、ロック機構7が、カバー303を前記閉状態にロックする。
さらに、CPU81は、前記施錠指令をロック機構7に対して出力する。これにより、ロック機構7が、カバー303を前記閉状態にロックする。
<工程S105>
さらに、CPU81は、操作装置8aにより検出された前記ジョブ開始操作に対応するジョブを画像読取装置1および印刷処理装置2の一方または両方に実行させる。その後、CPU81は、前記ジョブ開始制御を終了させる。
さらに、CPU81は、操作装置8aにより検出された前記ジョブ開始操作に対応するジョブを画像読取装置1および印刷処理装置2の一方または両方に実行させる。その後、CPU81は、前記ジョブ開始制御を終了させる。
2
<工程S106>
一方、前記顔認識処理が失敗した場合、CPU81は、エラーメッセージを表示装置8bに表示させる。その後、CPU81は、前記ジョブ開始制御を終了させる。前記エラーメッセージは、顔をカメラ8cに向け、前記ジョブ開始操作をやり直すことを促すメッセージである。
<工程S106>
一方、前記顔認識処理が失敗した場合、CPU81は、エラーメッセージを表示装置8bに表示させる。その後、CPU81は、前記ジョブ開始制御を終了させる。前記エラーメッセージは、顔をカメラ8cに向け、前記ジョブ開始操作をやり直すことを促すメッセージである。
以上に示されるように、CPU81は、印刷処理装置2を含む前記ジョブ処理装置によって前記ジョブが開始されるときに、カメラ8cを作動させるとともに画像処理装置83に前記顔認識処理を実行させる(S101,S102)。なお、工程S101,S102の処理は、第1制御の一例である。
[ジョブ途中制御]
CPU81は、前記ジョブ開始制御に続いて、前記ジョブ途中制御を実行する。
CPU81は、前記ジョブ開始制御に続いて、前記ジョブ途中制御を実行する。
CPU81は、途中制御プログラムPg2を実行することにより、前記ジョブ途中制御を実現する。途中制御プログラムPg2は、二次記憶装置84に記憶されている(図2参照)。以下の説明において、S201,S202,…は、前記ジョブ途中制御における複数の工程の識別符号を表す。
<工程S201>
前記ジョブ途中制御において、まず、CPU81は、予め定められた中途イベントが発生したかどうか、および、操作装置8aによって予め定められた1種類以上の要求操作が検出されたかどうかを判定する。
前記ジョブ途中制御において、まず、CPU81は、予め定められた中途イベントが発生したかどうか、および、操作装置8aによって予め定められた1種類以上の要求操作が検出されたかどうかを判定する。
前記中途イベントは、前記ジョブが開始されてから終了するまでの間に、操作装置8aによって前記要求操作以外の任意の操作が検出されたことを含む。
また、画像形成装置10が、前に立つ人を非接触で検出する不図示の人感センサーを備える場合がある。この場合、前記中途イベントが、前記人感センサーによって人が検出されたことを含むことが考えられる。
本実施形態において、前記要求操作は、ロック機構7に前記解錠指令を出力することを要求する解錠要求操作を含む。また、前記要求操作が、前記ジョブを中止させることを要求する中止操作および前記ジョブを一時中断させることを要求する中断操作の一方または両方を含むことも考えられる。
本実施形態において、前記中途イベントが、操作装置8aによって前記要求操作以外の任意の操作が検出されたことを含む。そのため、操作装置8aによって前記要求操作が検出された場合、前記中途イベントは発生しない。
なお、前記中途イベントが、前記ジョブが開始されてから終了するまで周期的に発生するタイマーイベントを含むことも考えられる。
CPU81は、前記中途イベントが発生したと判定した場合、処理を工程S202へ移行させる。また、CPU81は、操作装置8aによって前記要求操作が検出されたと判定した場合、処理を工程S207へ移行させる。
<工程S202>
工程S202において、CPU81は、カメラ8cを作動させる。これにより、カメラ8cは、画像形成装置10の前方を撮影し、撮影画像のデータを画像処理装置83へ転送する。
工程S202において、CPU81は、カメラ8cを作動させる。これにより、カメラ8cは、画像形成装置10の前方を撮影し、撮影画像のデータを画像処理装置83へ転送する。
発生した前記中途イベントが、操作装置8aによる任意の操作の検出、または、前記人感センサーによる人の検出である場合、前記撮影画像には、人の顔画像が含まれる。
<工程S203>
さらに、CPU81は、画像処理装置83に前記顔認識処理を実行させる。CPU81は、画像処理装置83による前記顔認識処理が成功した場合、処理を工程S204へ移行させる。一方、CPU81は、画像処理装置83による前記顔認識処理が失敗した場合、処理を工程S205へ移行させる。
さらに、CPU81は、画像処理装置83に前記顔認識処理を実行させる。CPU81は、画像処理装置83による前記顔認識処理が成功した場合、処理を工程S204へ移行させる。一方、CPU81は、画像処理装置83による前記顔認識処理が失敗した場合、処理を工程S205へ移行させる。
<工程S204>
工程S204において、CPU81は、画像処理装置83に工程S203での前記顔認識処理の結果に基づく入れ替わり判定処理を実行させる。
工程S204において、CPU81は、画像処理装置83に工程S203での前記顔認識処理の結果に基づく入れ替わり判定処理を実行させる。
前記入れ替わり判定処理は、2回の前記顔認識処理により得られる前記特徴量の比較によって画像形成装置10の前に立つ前記利用者の入れ替わりが生じたか否かを判定する処理である。
工程S204において、画像処理装置83は、二次記憶装置84に前記基準顔データとして記録されている前記特徴量を取得する。さらに、画像処理装置83は、工程S203で得られる前記特徴量が、前記基準顔データに対応する前記特徴量に対して予め定められた近似範囲内である場合に、前記利用者の入れ替わりが生じていないと判定し、そうでない場合に、前記利用者の入れ替わりが生じたと判定する。
CPU81は、画像処理装置83によって前記利用者の入れ替わりが生じたと判定された場合、処理を工程S205へ移行させる。一方、CPU81は、画像処理装置83によって前記利用者の入れ替わりが生じていないと判定された場合、処理を工程S206へ移行させる。
<工程S205>
工程S205において、CPU81は、表示装置8bに操作禁止を表すメッセージを表示させる。その後、CPU81は、処理を工程S201へ移行させる。例えば、本工程において表示されるメッセージは、画像形成装置10が他の利用者によって使用中であることを示す。
工程S205において、CPU81は、表示装置8bに操作禁止を表すメッセージを表示させる。その後、CPU81は、処理を工程S201へ移行させる。例えば、本工程において表示されるメッセージは、画像形成装置10が他の利用者によって使用中であることを示す。
<工程S206>
工程S206において、CPU81は、表示装置8bに予め設定された広告画面を表示させる。その後、CPU81は、処理を工程S201へ移行させる。例えば、本工程において表示される前記広告画面は、画像形成装置10が設置された店舗での買い物を促すメッセージを含む画面である。
工程S206において、CPU81は、表示装置8bに予め設定された広告画面を表示させる。その後、CPU81は、処理を工程S201へ移行させる。例えば、本工程において表示される前記広告画面は、画像形成装置10が設置された店舗での買い物を促すメッセージを含む画面である。
<工程S207>
一方、前記要求操作が検出された場合、CPU81は、直近の前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替りが生じたことを示すか、前記利用者の入れ替りが生じていないことを示すかに応じて、処理の移行先を選択する。
一方、前記要求操作が検出された場合、CPU81は、直近の前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替りが生じたことを示すか、前記利用者の入れ替りが生じていないことを示すかに応じて、処理の移行先を選択する。
具体的には、直近の前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替わりが生じたことを示す場合、CPU81は、処理を工程S205へ移行させる。
従って、店舗などの公の場所に設置された画像形成装置10において、前記ジョブが実行されているときに、前記ジョブを開始させた前記利用者が意図しない処理が、他の人の操作によって実行されることを回避できる。
一方、直近の前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替わりが生じていないことを示す場合、CPU81は、処理を工程S208へ移行させる。
<工程S208>
工程S208において、CPU81は、工程S201で検出された前記要求操作に対応する要求処理を実行する。その後、CPU81は、処理を工程S209へ移行させる。
工程S208において、CPU81は、工程S201で検出された前記要求操作に対応する要求処理を実行する。その後、CPU81は、処理を工程S209へ移行させる。
例えば、工程S201で検出された前記要求操作が前記中止操作である場合、CPU81は、実行中の前記ジョブを中止させる。
また、工程S201で検出された前記要求操作が前記中断操作である場合、CPU81は、実行中の前記ジョブを一時中断させる。この場合、CPU81は、操作装置8aによって予め定められた再開操作が検出されたときに、中断した前記ジョブの実行を再開させる。
また、工程S201で検出された前記要求操作が前記解錠要求操作である場合、CPU81は、前記解錠指令を前記ロック機構7へ出力する。これにより、前記利用者は、カバー303を開けて印刷物92xを取り出すことができる。
<工程S209>
工程S209において、CPU81は、ジョブが完了したか否かを判定する。
工程S209において、CPU81は、ジョブが完了したか否かを判定する。
例えば、CPU81は、前記開始操作に対応する前記ジョブにおける全ページの前記印刷処理が終了し、かつ、工程S201で前記解錠要求操作が検出されたことによって前記解錠指令をロック機構7へ出力した場合に、前記ジョブが完了したと判定する。
CPU81は、前記ジョブが完了したと判定した場合、前記ジョブ途中制御を終了させ、そうでない場合、処理を工程S201へ移行させる。
以上に示されるように、CPU81は、前記ジョブの開始から終了までの間に前記中途イベントが発生したときに、カメラ8cを作動させるとともに画像処理装置83に前記顔認識処理を実行させる(S202,S203)。
さらに、CPU81は、前記ジョブ開始制御での前記顔認識処理(S102)および今回の前記顔認識処理(S203)の結果に基づく前記入れ替わり判定処理を実行させる(S204)。なお、工程S202〜S204の処理は、第2制御の一例である。
そして、CPU81は、工程S204における前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替わりが生じていないことを示す場合に、操作装置8aにより前記要求操作が検出されたときに前記要求操作に応じた処理を実行する(工程S207のYes,工程S208)。
一方、CPU81は、工程S204における前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替りが生じたことを示す場合に、操作装置8aにより前記要求操作が検出されたときに前記要求操作に応じた処理を制限する(工程S207のNo,工程S205)。
従って、画像形成装置10が店舗などに設置された場合、利用者は、前記ジョブが実行されているときに、他の客によって画像形成装置10に対する意図しない操作が行われることを心配しなくてもよい。そのため、前記利用者は、前記ジョブが実行されているときに、安心して前記店舗で買い物をしたり、休憩場所で休憩したりすることができる。
さらに、CPU81は、工程S204における前記入れ替わり判定処理の結果が前記利用者の入れ替わりが生じたことを示す場合に、表示装置8bに前記操作禁止を表すメッセージを表示させる(S205)。これにより、画像形成装置10に近づいた人が、その装置が他の人によって使用中であることを知ることができる。
また、CPU81は、工程S204における前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替わりが生じていないことを示す場合に、表示装置8bに前記広告画面を表示させる(S206)。これにより、前記ジョブの終了を待つ前記利用者に店舗での買い物などを促すことができる。
[報知制御]
CPU81は、前記ジョブ途中制御と並行して報知制御を実行する。
CPU81は、前記ジョブ途中制御と並行して報知制御を実行する。
CPU81は、報知プログラムPg3を実行することにより、前記報知制御を実現する。報知プログラムPg3は、二次記憶装置84に記憶されている(図2参照)。以下の説明において、S301〜S303、前記報知制御における複数の工程の識別符号を表す。
<工程S301>
CPU81は、前記ジョブ開始操作が操作装置8aによって検出された後に、前記ジョブ開始操作に対応する全てのページの前記印刷処理が終了するまで、前記印刷処理の進捗を監視する。
CPU81は、前記ジョブ開始操作が操作装置8aによって検出された後に、前記ジョブ開始操作に対応する全てのページの前記印刷処理が終了するまで、前記印刷処理の進捗を監視する。
<工程S302>
前記ジョブ開始操作に対応する全てのページの前記印刷処理が終了すると、CPU81は、ロック機構7によるカバー303のロックが解除されているか否かを判定する。
前記ジョブ開始操作に対応する全てのページの前記印刷処理が終了すると、CPU81は、ロック機構7によるカバー303のロックが解除されているか否かを判定する。
本実施形態において、全てのページの前記印刷処理が終了し、かつ、ロック機構7によるカバー303のロックが未だ解除されていない状態は、一連の前記ジョブに対応する全ての印刷物92xが収容部300に収容された状態である。
ロック機構7によるカバー303のロックが既に解除されている場合、CPU81は、前記報知制御を終了させる。
<工程S303>
一方、ロック機構7によるカバー303のロックが未だ解除されていない場合、CPU81は、図4の工程S207と同様に、直近の前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替りが生じたことを示すか、前記利用者の入れ替りが生じていないことを示すかに応じて、処理の移行先を選択する。
一方、ロック機構7によるカバー303のロックが未だ解除されていない場合、CPU81は、図4の工程S207と同様に、直近の前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替りが生じたことを示すか、前記利用者の入れ替りが生じていないことを示すかに応じて、処理の移行先を選択する。
具体的には、直近の前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替わりが生じていないことを示す場合、CPU81は、処理を工程S304へ移行させる。一方、直近の前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替わりが生じたことを示す場合、CPU81は、処理を工程S305へ移行させる。
<工程S304>
工程S304において、CPU81は、予め定められた終了メッセージを表示装置8bに表示させる。前記終了メッセージは、前記利用者に対し、操作装置8aへ前記排出要求操作を行うことを促すメッセージである。その後、CPU81は、前記報知制御を終了させる。
工程S304において、CPU81は、予め定められた終了メッセージを表示装置8bに表示させる。前記終了メッセージは、前記利用者に対し、操作装置8aへ前記排出要求操作を行うことを促すメッセージである。その後、CPU81は、前記報知制御を終了させる。
なお、工程S304において、CPU81が、前記排出要求操作を待つことなく前記排出指令を排出機構34へ出力することも考えられる。この場合、CPU81が、前記利用者に対して印刷物トレイ301上の印刷物92xを回収することを促すメッセージを表示させることが考えられる。
<工程S305>
一方、工程S305において、CPU81は、終了報知処理を実行する。その後、CPU81は、前記報知制御を終了させる。即ち、CPU81は、一連の前記ジョブに対応する全ての印刷物92xが収容部300に収容されたときに前記終了報知処理を実行する。
一方、工程S305において、CPU81は、終了報知処理を実行する。その後、CPU81は、前記報知制御を終了させる。即ち、CPU81は、一連の前記ジョブに対応する全ての印刷物92xが収容部300に収容されたときに前記終了報知処理を実行する。
例えば、前記終了報知処理が、ブザー8eに前記通知音を出力させる処理であることが考えられる。この場合、工程S305の処理を実行するCPU81およびブザー8eが、報知装置の一例である。
また、前記終了報知処理が、通信装置85を通じて他のメッセージ出力装置へ報知指令を出力する処理であることも考えられる。この場合、工程S305の処理を実行するCPU81および通信装置85が、報知装置の一例である。前記メッセージ出力装置は、例えば画像形成装置10が設置された店舗内において音響または文字列を出力する装置などである。
前記報知制御が実行されることにより、前記利用者は、前記ジョブが実行されているときに前記店舗で買い物または休憩などをしている場合でも、速やかに印刷物92xを回収することができる。
[第2実施形態]
次に、図6を参照しつつ、第2実施形態に係る画像形成装置10Aについて説明する。画像形成装置10Aは、画像形成装置10の構成における収容部300およびロック機構7が印刷物スタック機構3xおよび印刷物トレイ301に置き換えられた構成を備える。
次に、図6を参照しつつ、第2実施形態に係る画像形成装置10Aについて説明する。画像形成装置10Aは、画像形成装置10の構成における収容部300およびロック機構7が印刷物スタック機構3xおよび印刷物トレイ301に置き換えられた構成を備える。
画像形成装置10Aにおいて、印刷処理装置2のシート搬送機構3が、印刷物スタック機構3xを備える。印刷物スタック機構3xは、中間トレイ32と、シート整合機構33と、排出機構34とを備える。
排出機構34は、固定排出ローラー34aおよび可動排出ローラー34bを含む。さらに、排出機構34は可動排出ローラー34bを変位させるとともに回転させる不図示のモーターも備える。
可動排出ローラー34bは、固定排出ローラー34aに近接する搬送位置と、固定排出ローラー34aから離隔した待避位置との間で変位可能に支持されている。また、中間トレイ32は、上下方向において傾斜して配置されている。中間トレイ32の下端部32aは、印刷物92xの下側の縁を支える。
可動排出ローラー34bが前記待避位置に位置する状態で、複数組の搬送ローラー対31のうちの最も後段の一組は、印刷物92xをシート搬送路30から中間トレイ32上へ搬送する。中間トレイ32は、本体100内において印刷物92xを収容する収容部の一例である。
シート整合機構33は、中間トレイ32上の印刷物92xに接触しつつ回動することにより、印刷物92xの下端を中間トレイ32の下端部32aに揃える。シート整合機構33は、板状のゴム部材などの弾性部材と、その弾性部材を中間トレイ32に対向する位置で回動させる機構とを備える。
1枚以上の印刷物82xが中間トレイ32上に存在する状態で、排出機構34は、CPU81から出力される排出指令を受けて動作する。その際、排出機構34は、可動排出ローラー34bを前記搬送位置へ変位させ、さらに、可動排出ローラー34bを回転させる。
固定排出ローラー34aおよび可動排出ローラー34bは、中間トレイ32上の1枚以上の印刷物92xを挟み込む状態で回転する。これにより、排出機構34は、中間トレイ32上の1枚以上の印刷物92xを一括して本体100の外の印刷物トレイ301上へ排出する。画像形成装置10Aは、印刷物トレイ301へのアクセスを制限するカバー303は備えていない。
以上に示されるように、排出機構34は、CPU81から出力される前記排出指令に応じて、中間トレイ32に収容された印刷物92xを本体100の外へ排出する。
さらに、図6に示される画像形成装置10Aは、中間トレイ32上の複数の印刷物92xにステープル処理を施すステープル装置36も備える。予め操作装置8aを通じて印刷物92xにステープル処理を施すことが指定された場合に、CPU81は、排出機構34を作動させる前に、ステープル装置36を作動させる。
CPU81は、操作装置8aによって予め定められた排出要求操作が検出されたときに、前記排出指令を排出機構34へ出力する。前記排出要求操作は、印刷処理装置2の排出機構34に前記排出指令を出力することを要求する操作である。
本実施形態において、前記排出要求操作は、図4の工程S201でCPU81によって確認される前記要求操作の1つである。従って、本実施形態において、直近の前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替わりが生じていないことを示し、かつ、操作装置8aによって前記排出要求操作が検出されるまで、印刷物92xは本体100の外へ排出されない。
さらに、本実施形態におけるCPU81は、図5の工程S302において、排出機構34に印刷物92xを排出させたか否かを判定する。
本実施形態において、全てのページの前記印刷処理が終了し、かつ、排出機構34に印刷物92xを排出させていない状態は、一連の前記ジョブに対応する全ての印刷物92xが中間トレイ32に収容された状態である。
図5の工程S302において、CPU81が既に排出機構34に印刷物92xを排出させている場合、CPU81は、前記報知制御を終了させる。そうでない場合、CPU81は、処理を工程S303へ移行させる。
画像形成装置10Aが採用される場合も、画像形成装置10が採用される場合と同様の効果が得られる。
1 :画像読取装置
2 :印刷処理装置
3 :シート搬送機構
3x :印刷物スタック機構
4 :作像装置
7 :ロック機構
8 :データ処理装置
8a :操作装置
8b :表示装置
8c :カメラ
8d :メモリーインターフェイス
8e :ブザー
10 :画像形成装置
10A :画像形成装置
11 :光源
12 :イメージセンサー
13 :第1走査機構
14 :第2走査機構
15 :原稿台
16 :原稿搬送路
20 :シートカセット
30 :シート搬送路
31 :搬送ローラー対
32 :中間トレイ
32a :下端部
33 :シート整合機構
34 :排出機構
34a :固定排出ローラー
34b :可動排出ローラー
36 :ステープル装置
40 :画像形成部
41 :感光体
42 :帯電装置
43 :現像装置
44 :転写装置
44a :一次転写装置
44b :中間転写ベルト
44c :二次転写装置
44d :ベルトクリーニング装置
45 :ドラムクリーニング装置
46 :光走査ユニット
47 :定着装置
80 :ネットワーク
81 :CPU
82 :RAM
82x :印刷物
83 :画像処理装置
84 :二次記憶装置
85 :通信装置
91 :原稿
92 :シート
92x :印刷物
100 :本体
300 :収容部
301 :印刷物トレイ
302 :取り出し口
303 :カバー
303a :取手
Pg1 :開始制御プログラム
Pg2 :途中制御プログラム
Pg3 :報知プログラム
2 :印刷処理装置
3 :シート搬送機構
3x :印刷物スタック機構
4 :作像装置
7 :ロック機構
8 :データ処理装置
8a :操作装置
8b :表示装置
8c :カメラ
8d :メモリーインターフェイス
8e :ブザー
10 :画像形成装置
10A :画像形成装置
11 :光源
12 :イメージセンサー
13 :第1走査機構
14 :第2走査機構
15 :原稿台
16 :原稿搬送路
20 :シートカセット
30 :シート搬送路
31 :搬送ローラー対
32 :中間トレイ
32a :下端部
33 :シート整合機構
34 :排出機構
34a :固定排出ローラー
34b :可動排出ローラー
36 :ステープル装置
40 :画像形成部
41 :感光体
42 :帯電装置
43 :現像装置
44 :転写装置
44a :一次転写装置
44b :中間転写ベルト
44c :二次転写装置
44d :ベルトクリーニング装置
45 :ドラムクリーニング装置
46 :光走査ユニット
47 :定着装置
80 :ネットワーク
81 :CPU
82 :RAM
82x :印刷物
83 :画像処理装置
84 :二次記憶装置
85 :通信装置
91 :原稿
92 :シート
92x :印刷物
100 :本体
300 :収容部
301 :印刷物トレイ
302 :取り出し口
303 :カバー
303a :取手
Pg1 :開始制御プログラム
Pg2 :途中制御プログラム
Pg3 :報知プログラム
Claims (6)
- シートに画像を形成する印刷処理を実行する印刷処理装置を含み、前記印刷処理を含むジョブを実行するジョブ処理装置と、
利用者による操作を検出する操作装置と、
前方に向けて設けられたカメラと、
前記カメラにより撮影された画像から顔画像を抽出し、前記顔画像の特徴量を検出することによって利用者を認識する顔認識処理、および、2回の前記顔認識処理により得られる前記特徴量の比較によって前記利用者の入れ替わりが生じたか否かを判定する入れ替わり判定処理を実行可能な画像処理装置と、
前記カメラを作動させるとともに前記画像処理装置に前記顔認識処理を実行させる第1制御および前記カメラを作動させるとともに前記画像処理装置に前記顔認識処理を実行させ、さらに前記第1制御での前記顔認識処理および今回の前記顔認識処理の結果に基づく前記入れ替わり判定処理を実行させる第2制御を実行する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記ジョブ処理装置によって前記ジョブが開始されるときに前記第1制御を実行し、前記ジョブの開始から終了までの間に予め定められた中途イベントが発生したときに前記第2制御を実行し、
さらに前記制御装置は、前記第2制御における前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替わりが生じていないことを示す場合に、前記操作装置により予め定められた要求操作が検出されたときに前記要求操作に応じた処理を実行し、前記第2制御における前記入れ替わり判定処理の結果が、前記利用者の入れ替わりが生じていることを示す場合に、前記操作装置により前記要求操作が検出されたときに前記要求操作に応じた処理を制限する、画像形成装置。 - 前記印刷処理装置は、
本体内において印刷物を収容する収容部と、
前記制御装置から出力される排出指令に応じて前記収容部内の前記印刷物を前記本体の外へ排出する排出機構と、を備え、
前記要求操作が、前記印刷処理装置に前記排出指令を出力することを要求する排出要求操作を含む、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記印刷処理装置は、
印刷物を収容し、前記印刷物の取り出し口を開閉可能なカバーを有する収容部と、
前記カバーを閉状態にロックし、前記制御装置から出力される解錠指令に応じて前記カバーのロックを解除するロック機構と、を備え、
前記要求操作が、前記ロック機構に前記解錠指令を出力することを要求する解錠要求操作を含む、請求項1に記載の画像形成装置。 - 一連の前記ジョブに対応する全ての前記印刷物が前記収容部に収容されたときに報知処理を実行する報知装置をさらに備える、請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
- 情報を表示する表示装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記第2制御における前記入れ替わり判定処理の結果が前記利用者の入れ替わりが生じたこと示す場合に、前記表示装置に操作禁止を表すメッセージを表示させる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、前記第2制御における前記入れ替わり判定処理の結果が前記利用者の入れ替りが生じていないことを示す場合に、前記表示装置に広告画面を表示させる、請求項5に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017136378A JP2019018385A (ja) | 2017-07-12 | 2017-07-12 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017136378A JP2019018385A (ja) | 2017-07-12 | 2017-07-12 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019018385A true JP2019018385A (ja) | 2019-02-07 |
Family
ID=65354946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017136378A Pending JP2019018385A (ja) | 2017-07-12 | 2017-07-12 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019018385A (ja) |
-
2017
- 2017-07-12 JP JP2017136378A patent/JP2019018385A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5909215B2 (ja) | 認証装置及び画像形成装置 | |
JP5885645B2 (ja) | 情報処理装置、認証方法 | |
US9260259B2 (en) | Image forming apparatus, sheet feed control method, and storage medium | |
JP4883117B2 (ja) | 画像処理装置の課金装置、それを用いた画像処理装置、画像処理装置の課金装置の制御方法、及び画像処理装置の課金装置の制御プログラム | |
CN102608898A (zh) | 能够防止清洁过程中的给纸错误的打印装置及其控制方法 | |
US8861026B2 (en) | Image forming apparatus | |
US11604430B2 (en) | Image forming apparatus and image forming method | |
JP2019018385A (ja) | 画像形成装置 | |
EP3687148B1 (en) | Image reading or forming apparatus configuered to prevent information leakage from forgoten documents | |
JP2013074333A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5202487B2 (ja) | 画像読取装置 | |
JP6838516B2 (ja) | 画像形成装置 | |
CN104954613A (zh) | 图像形成装置 | |
JP2010256385A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2020065205A (ja) | 画像形成システム | |
US11108927B2 (en) | Image reading device, image forming apparatus and image reading system | |
JP2020024343A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6889551B2 (ja) | 用紙取り忘れ防止モード切替装置、用紙取り忘れ防止モード切替方法及び用紙取り忘れ防止モード切替用プログラム | |
JP5401515B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6751285B2 (ja) | 画像形成装置、画像形成方法、及びプログラム並びに画像形成システム | |
JP6071793B2 (ja) | インストールシステム | |
JP5151797B2 (ja) | 画像出力装置、画像出力制御方法、画像出力制御プログラム及び記録媒体 | |
JP2001096864A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001096863A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2010173219A (ja) | 画像形成装置およびジャム処理制御方法 |