JP2019018310A - 供給ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】軸状部品の供給効率を向上させる供給ヘッドを提供する。【解決手段】頭部及び軸部を有する溶接ボルトを供給するための供給ヘッドは、内部空間と、部品吸着面と、部品用貫通孔と、可動爪と、を備える。内部空間は、空気圧が制御される。部品吸着面は、頭部と接することが可能である。部品用貫通孔は、部品吸着面と内部空間とを連通する。可動爪は、頭部を支持する閉状態と頭部を支持しない開状態とに変位可能である。部品吸着面は、内部空間が負圧に制御されることより頭部を吸着する。可動爪は、部品吸着面に頭部が吸着された状態で閉状態となる。【選択図】図3

Description

本開示は、供給装置が備える供給ヘッドに関する。
頭部及び軸部を有する軸状部品を供給ヘッドにより所定の位置へ供給する供給装置が知られている。
例えば、特許文献1には、チャックを有する供給ヘッドを用いて、軸状部品としての溶接ボルトを下部電極のガイドピンと同一軸心線上の位置へ供給し、溶接ボルトをパネルワークに溶接する供給装置が開示されている。この供給装置は、溶接ボルトの軸部をチャックにより両側から把持することで溶接ボルトを保持する。
特開2005−211903号公報
しかしながら、軸状部品をチャックにより把持して所定の位置へ供給する構成の供給ヘッドは、構造が複雑であるため重量が重くなりやすい。このような構成では、供給ヘッドによる軸状部品の供給速度を上げようとすると、軸状部品を所定の位置へ供給する際に、供給ヘッド自体の慣性力により、供給ヘッドの停止位置にずれが生じやすくなる。このため、軸状部品の供給速度が制限され、その結果、軸状部品の供給効率が低くなる。
なお、構造が簡素で重量の軽いエアバキューム方式の供給ヘッドを用いることも考えられる。しかしながら、このような構成の供給ヘッドは、軸状部品を単に吸着して保持する構成であるため、軸状部品を保持する力が低く、落下等による軸状部品の供給ミスが生じやすい。その場合、軸状部品の供給工程が停止するため、結果として軸状部品の供給効率が低くなる。
本開示の一局面は、軸状部品の供給効率を向上させる供給ヘッドを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、頭部及び軸部を有する軸状部品を供給するための供給ヘッドであって、内部空間と、部品吸着面と、部品用貫通孔と、可動爪と、を備える。内部空間は、空気圧が制御される。部品吸着面は、頭部と接することが可能である。部品用貫通孔は、部品吸着面と内部空間とを連通する。可動爪は、頭部を支持する閉状態と頭部を支持しない開状態とに変位可能である。部品吸着面は、内部空間が負圧に制御されることより頭部を吸着する。可動爪は、部品吸着面に頭部が吸着された状態で閉状態となる。
このような構成によれば、軸状部品における頭部が部品吸着面に吸着されつつ、可動爪により軸状部品における頭部が支持される。これにより、可動爪のみにより軸状部品を支持する構成と比較して、可動爪の構造を簡素にして重量を軽減することが可能となる。また、軸状部品を単に吸着して保持する構成と比較して、軸状部品を保持する力が高まる。したがって、軸状部品の供給効率を向上させることができる。
本開示の一態様では、可動爪は、自重により開状態となるように揺動可能に設けられ、部品吸着面に吸着される方向へ移動する軸状部品によって押されることにより開状態から閉状態に変位してもよい。
このような構成によれば、可動爪を閉状態から開状態へ変位させるための駆動源、及び、可動爪を開状態から閉状態へ変位させるための駆動源、のいずれも要しない。したがって、可動爪の状態を変位させるための駆動源を備える構成と比較して、可動爪の構造を簡素にすることができる。
本開示の一態様では、供給ヘッドは、閉状態の可動爪と接する可動爪吸着面と、可動爪吸着面と内部空間とを連通する爪用貫通孔と、を更に有し、可動爪は、閉状態において爪用貫通孔を塞ぎ、可動爪吸着面は、内部空間が負圧に制御されることより可動爪を吸着してもよい。
このような構成によれば、可動爪を閉状態に保持する力が高まる。したがって、爪用貫通孔を有しない構成と比較して、軸状部品における頭部を保持する力を高めることができる。
供給装置の斜視図である。 溶接ボルトの斜視図である。 供給ヘッド及び空圧機器の模式図である。 供給ヘッド及びシフターカップの側面図である。 供給ヘッドを斜め下方から見た斜視図である。 爪ホルダを下方から見た平面図である。 供給ヘッドの第1の供給動作を時系列で示す断面図である。 供給ヘッドの第2の供給動作を時系列で示す断面図である。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.構成]
図1に示す供給装置1は、図2に示す軸状部品としての溶接ボルト2を、溶接ボルト2がセットされるシフターカップ3から溶接加工を行う溶接加工装置の加工位置まで供給する装置である。
溶接ボルト2は、概略円盤状の頭部21と、頭部21よりも直径が小さい棒状の軸部22と、を有する。頭部21は、軸部22側とは反対側の面である上面211と、軸部22側の面である下面212と、を有する。上面211には、3つの突起213が設けられている。3つの突起213は、上面211において、同心円状に、かつ円周方向に沿って等間隔に配置されている。
供給装置1は、溶接ボルト2を保持してシフターカップ3から加工位置まで供給するための供給ヘッド4を備える。
供給ヘッド4は、図3及び図4に示すように、吸着ホルダ41と、継手42と、爪ホルダ43と、を備える。なお、以下の説明では、図3を基準に上下方向、左右方向、及び前後方向を表現する。上下方向は鉛直方向である。図3は、供給ヘッド4の正面図であって、吸着ホルダ41の下部及び爪ホルダ43については断面を示している。
吸着ホルダ41は、外形が概略四角柱状の部分であって、図4に示すように、その長手方向が上下方向に対して傾斜して配置されている。また、吸着ホルダ41は、図3に示すように、長手方向に沿って延びる内部空間411を有する。内部空間411は、吸着ホルダ41の下端部で開口している。
継手42は、L字状に屈折した概略円管状の部品であって、その一端が、吸着ホルダ41における前方側の上部に接続されている。継手42の他端は、空気圧を制御する空圧機器5に接続されている。継手42の内部流路421は、吸着ホルダ41の内部空間411における上端部と連通している。つまり、吸着ホルダ41の内部空間411の空気圧は、空圧機器5により制御される。
爪ホルダ43は、吸着ホルダ41における下端部に接続された部分であり、内部空間411が開口した吸着ホルダ41の下端部を覆うように設けられている。図5にも示すように、爪ホルダ43は、概略直方体状の本体部6と、本体部6により揺動可能に支持された2つの可動爪7と、を備える。
図6にも示すように、本体部6における下方を向いた面である下面62には、円形の凹部621が形成されている。凹部621の底面621aにおける中央には、円形の凸部622が形成されている。凸部622の下面622aは、溶接ボルト2の上面211における突起213に囲まれた中央部の形状に対応した形状、この例では平らな形状に設計されている。凸部622の下面622aの直径は、溶接ボルト2の上面211における突起213に囲まれた領域であって突起213を含まない円領域の直径の最大値よりも小さく設計されている。凹部621の底面621aに対する凸部622の下面622aの高さは、溶接ボルト2の突起213の高さよりも大きく、かつ、凹部621の深さよりも小さく設計されている。凹部621の直径は、溶接ボルト2の頭部21の直径の最大値よりも大きく設計されている。つまり、凹部621及び凸部622は、溶接ボルト2の頭部21を凹部621に収容可能であって、かつ、その状態において、頭部21の上面211における中央部が凸部622の下面622aと接するように設計されている。
凸部622の下面622aにおける中央には、円形の部品用貫通孔623が設けられている。換言すれば、凸部622の下面622aは、部品用貫通孔623の全周を囲む環状に形成されている。部品用貫通孔623は、凸部622の下面622aと吸着ホルダ41の内部空間411とを連通している。
本体部6の下面62には、部品用貫通孔623を挟む左右両側に、可動爪7の一部を収容可能な溝部625がそれぞれ形成されている。
2つの溝部625の底面625aには、図6に示すように、円形の爪用貫通孔624がそれぞれ設けられている。爪用貫通孔624は、溝部625の底面625aと吸着ホルダ41の内部空間411とを連通している。爪用貫通孔624の直径は、部品用貫通孔623の直径よりも小さい。
可動爪7は、前方から見た外径が概略U字状の部品である。2つの可動爪7は、本体部6が左右両側にそれぞれに備える軸部材63を回転軸として、本体部6により揺動可能に支持されている。可動爪7は、回転軸を挟んだ一方の部分である基部71と、他方の部分である鉤部72と、を備える。
基部71は、可動爪7の回転軸から部品用貫通孔623の中心軸側へ向かって延びる部分であり、可動爪7が揺動して上方へ移動することにより本体部6の溝部625に収容される。基部71は、溝部625に収容される状態において爪用貫通孔624を塞ぐ位置になるように設計されている。溝部625は、当該溝部625に収容された状態の基部71の上面が、当該溝部625の底面625aと接するように設計されている。また、溝部625に収容された状態の基部71の下面は、凸部622の下面622aに対し、凹部621の底面621aと同程度の深さに位置する。
鉤部72は、可動爪7の回転軸からL字状に延びる部分である。可動爪7は、重力以外の外力が働いていない自然状態において、基部71の先端が斜め下方を向き、2つの可動爪7における鉤部72の先端が互いに離れて位置する。一方、2つの可動爪7のそれぞれの基部71が、外力により上方へ移動して溝部625に収容されると、2つの鉤部72の先端が互いに近接して位置する。自然状態における可動爪7の状態を、以下の説明では開状態という。また、基部71が溝部625に収容された可動爪7の状態を、以下の説明では閉状態という。開状態における2つの鉤部72の先端同士の間隔は、溶接ボルト2の頭部21の直径の最大値よりも大きく設計されている。一方、閉状態における2つの鉤部72の先端同士の間隔は、溶接ボルト2の頭部21の直径の最大値よりも小さく、かつ、溶接ボルト2の軸部22の直径よりも大きく設計されている。つまり、可動爪7は、凸部622の下面622aと接している状態の溶接ボルト2の頭部21を支持する閉状態と、頭部21を支持しない開状態とに変位可能である。
可動爪7は、自然状態において自重により開状態となるように設計されている。具体的には、軸部材63を基準とする可動爪7の重心の位置が、閉状態よりも開状態の方が鉛直方向に低い位置となるように、可動爪7の形状及び可動爪7における回転軸の位置などが設計されている。重心とは、物体の質量がその点に集中しているとみなすことができる点、いわゆる質量中心である。回転可能に支持された物体は、自然状態において、回転軸を基準とする当該物体の重心の位置が鉛直方向に最も低い位置となる方向へ回転移動する。したがって、可動爪7の重心の位置を、開状態において鉛直方向に最も低い位置となるように設計することで、自然状態において可動爪7を自重により開状態とすることができる。
[2.作用]
次に、供給ヘッド4により行われる、溶接ボルト2を保持してシフターカップ3から加工位置まで供給する供給動作について説明する。供給ヘッド4の供給動作には、図7に示す第1の供給動作と、図8に示す第2の供給動作と、が含まれる。
<第1の供給動作>
図7に示す第1の供給動作では、供給ヘッド4は、(A)〜(D)に示す順序で、シフターカップ3にセットされている溶接ボルト2を爪ホルダ43により取り出す。なお、図7の(A)は、前述した図4のVIIA−VIIA断面図である。図7の(B)〜(D)は、図7の(A)と切断面が同じ断面図である。
図7の(A)に示す状態では、供給ヘッド4は、シフターカップ3の上方の待機位置に位置する。この状態では、空圧機器5は空気圧の制御を行っておらず、可動爪7は開状態にある。
次に、図7の(B)に示すように、供給ヘッド4は、待機位置から、シフターカップ3にセットされている溶接ボルト2を爪ホルダ43により取り出すための取出位置まで下降する。この状態では、空圧機器5は、吸着ホルダ41の内部空間411の空気圧を正圧に制御する。このように空気圧が正圧に制御されることにより、爪用貫通孔624から外部に空気が吹き出す。そして、爪用貫通孔624から吹き出す空気が、可動爪7の基部71を下方に押すように作用する。このように、可動爪7の基部71が下方に押される力が作用した状態が継続するため、供給ヘッド4の下降による可動爪7の揺動が抑制され、可動爪7の開状態が維持されやすくなる。
次に、図7の(C)に示すように、空圧機器5は、取出位置において、吸着ホルダ41の内部空間411の空気圧を負圧に制御する。これにより、外部の空気が部品用貫通孔623から吸入され、溶接ボルト2の頭部21の上面211が凸部622の下面622aに吸着する。これに伴い、凸部622の下面622aに吸着される方向へ移動する溶接ボルト2の上面211が、可動爪7の基部71を上方に押すように作用する。このように、基部71が可動爪吸着面に相当する溝部625の底面625aに押しつけられるため、可動爪7が開状態から閉状態に変位する。そして、2つの可動爪7が溶接ボルト2の頭部21を両側から挟み込み、2つの鉤部72が溶接ボルト2の頭部21の下面212を両側で支持する。なお、可動爪7の閉状態において、基部71が爪用貫通孔624を塞ぐ状態となっているため、十分な吸引力が発生する。つまり、凸部622の下面622aに頭部21が吸着された状態で閉状態となる。外部の空気は爪用貫通孔624からも吸入されるため、可動爪7が閉状態に変位すると、基部71の上面が溝部625の底面625aに吸着し、可動爪7が閉状態に保持される。このように、供給ヘッド4は、取出位置において、シフターカップ3から溶接ボルト2を取り出し、負圧による吸着及び可動爪7による支持の両方で溶接ボルト2を保持する。
次に、図7の(D)に示すように、供給ヘッド4は、溶接ボルト2を保持したまま、取出位置から待機位置まで上昇する。
<第2の供給動作>
図8に示す第2の供給動作では、供給ヘッド4は、(E)〜(H)に示す順序で、溶接ボルト2を加工位置に位置する下部電極8に供給する。なお、図8の(E)〜(H)は、シフターカップ3に代わり下部電極8が示されるが、それ以外は図7(A)と切断面が同じ断面図である。
図8の(E)に示すように、供給ヘッド4は、溶接ボルト2を保持したまま、待機位置から下部電極8の上方の移動位置まで移動する。
次に、図8の(F)に示すように、供給ヘッド4は、溶接ボルト2を保持したまま移動位置から加工位置まで下降する。供給ヘッド4は、溶接ボルト2の軸部22を、下部電極8に設けられた挿入孔81に挿入する。
次に、図8の(G)に示すように、空圧機器5は、加工位置において、吸着ホルダ41の内部空間411の空気圧を正圧に制御する。これにより、爪用貫通孔624から空気が吹き出し、溶接ボルト2の頭部21の上面211に対する吸着力が解除される。また、爪用貫通孔624からも空気が吹き出し、可動爪7の基部71の上面に対する吸着力も解除される。その結果、可動爪7が閉状態から開状態に変位し、溶接ボルト2が自重及び正圧の作用により爪ホルダ43から離れる。
次に、図8の(H)に示すように、供給ヘッド4は、加工位置から移動位置まで上昇する。この状態では、空圧機器5は、空気圧の制御を行っておらず、可動爪7は開状態にある。
溶接ボルト2は、下部電極8に供給された後、溶接対象の板状部品に3つの突起213が当接した状態で、上部電極及び下部電極8に挟まれる。この状態で、溶接ボルト2及び板状部品が通電されることにより、突起213が溶かされ、溶接ボルト2の上面211が板状部品に溶接される。
[3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)本実施形態の供給ヘッド4によれば、溶接ボルト2における頭部21が、凸部622の下面622aに吸着されつつ、可動爪7により支持される。これにより、可動爪7のみにより溶接ボルト2を支持する構成と比較して、可動爪7の構造を簡素にして重量を軽減することができる。また、溶接ボルト2を単に吸着して保持する構成と比較して、溶接ボルト2を保持する力が高まる。したがって、供給ヘッド4による溶接ボルト2の供給ミスを生じにくくしつつ、供給速度を速くすることができ、その結果、溶接ボルト2の供給効率を向上させることができる。
(2)可動爪7は、自重により開状態となるように揺動可能に設けられ、凸部622の下面622aに吸着される方向へ移動する溶接ボルト2によって押されることにより開状態から閉状態に変位する。これにより、可動爪7を閉状態から開状態へ変位させるための駆動源、及び、可動爪7を開状態から閉状態へ変位させるための駆動源、のいずれも要しない。したがって、可動爪7の状態を変位させるための駆動源を備える構成と比較して、可動爪7の構造を簡素にすることができる。
(3)溝部625の底面625aは、内部空間411が負圧に制御されることより爪用貫通孔624から空気が吸入され、可動爪7を吸着する。これにより、爪用貫通孔624を有しない構成と比較して、可動爪7を閉状態に保持する力が高まる。したがって、溶接ボルト2における頭部21を保持する力を高めることができる。
(4)凹部621及び凸部622は、溶接ボルト2の頭部21を凹部621に収容可能であって、かつ、その状態において、頭部21の上面211における中央部が凸部622の下面622aと接し、突起213が凹部621に干渉しないように設計されている。したがって、溶接ボルト2の上面211における突起213の影響を受けずに頭部21の上面211を吸着することができる。
(5)本実施形態の供給ヘッド4では、吸着ホルダ41の内部空間411の空気圧が正圧に制御されることにより、溶接ボルト2の頭部21の上面211に対する吸着力が解除される。つまり、単に負圧による吸着力を解除するだけの構成と異なり、部品用貫通孔623及び爪用貫通孔624から空気が吹き出される。したがって、溶接ボルト2を早く離脱させることができる。
(6)本実施形態の供給ヘッド4では、可動爪7が溶接ボルト2の頭部21を両側から挟み込むことにより、溶接ボルト2が供給ヘッド4の中心に位置しやすくなる。これにより、供給ヘッド4において、溶接ボルト2を保持する位置が一定に保たれやすい。したがって、溶接ボルト2を加工位置に供給する供給精度を向上することができる。
なお、本実施形態では、凸部622の下面622aが部品吸着面の一例に相当し、溝部625の底面625aが可動爪吸着面の一例に相当する。
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)上記実施形態では、溶接ボルト2を吸着するための部品用貫通孔623に加え、2つの可動爪7を吸着するための2つの爪用貫通孔624を備える構成を例示したが、例えば、2つの爪用貫通孔624を有しない構成であってもよい。
(2)溶接ボルト2の上面211に設けられる複数の突起213の数は3つに限定されるものではなく、例えば、2つ以下又は4つ以上であってもよい。さらに、溶接ボルト2は、突起213が環状に形成されるものであってもよい。
(3)供給装置により供給される軸状部品は、頭部21の上面211に突起213を有する溶接ボルト2に限定されるものではない。軸状部品は、例えば、頭部の下面に突起を有する溶接ボルトや、頭部に突起を有しないボルトやリベットなど、他の軸状部品であってもよい。
(4)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…供給装置、2…溶接ボルト、3…シフターカップ、4…供給ヘッド、5…空圧機器、6…本体部、7…可動爪、8…下部電極、21…頭部、22…軸部、41…吸着ホルダ、42…継手、43…爪ホルダ、62,212,622a…下面、63…軸部材、71…基部、72…鉤部、81…挿入孔、211…上面、213…突起、411…内部空間、421…内部流路、621…凹部、621a,625a…底面、622…凸部、623…部品用貫通孔、624…爪用貫通孔、625…溝部。

Claims (3)

  1. 頭部及び軸部を有する軸状部品を供給するための供給ヘッドであって、
    空気圧が制御される内部空間と、
    前記頭部と接することが可能な部品吸着面と、
    前記部品吸着面と前記内部空間とを連通する部品用貫通孔と、
    前記頭部を支持する閉状態と前記頭部を支持しない開状態とに変位可能な可動爪と、
    を備え、
    前記部品吸着面は、前記内部空間が負圧に制御されることより前記頭部を吸着し、
    前記可動爪は、前記部品吸着面に前記頭部が吸着された状態で前記閉状態となる供給ヘッド。
  2. 請求項1に記載の供給ヘッドであって、
    前記可動爪は、自重により前記開状態となるように揺動可能に設けられ、前記部品吸着面に吸着される方向へ移動する前記軸状部品によって押されることにより前記開状態から前記閉状態に変位する、供給ヘッド。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の供給ヘッドであって、
    前記閉状態の前記可動爪と接する可動爪吸着面と、
    前記可動爪吸着面と前記内部空間とを連通する爪用貫通孔と、
    を更に有し、
    前記可動爪は、前記閉状態において前記爪用貫通孔を塞ぎ、
    前記可動爪吸着面は、前記内部空間が負圧に制御されることより前記可動爪を吸着する、供給ヘッド。
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