JP2019017154A - 電源管理方法及び電源管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 施設から電力系統への逆潮流の量を分散電源毎に特定する電源管理方法及び電源管理装置を提供する。【解決手段】 電源管理方法は、施設から電力系統への逆潮流の量を示す情報要素を含むメッセージを第1電力計から受信するステップAと、2以上の分散電源のそれぞれに前記逆潮流の量を按分するステップBとを備える。前記2以上の分散電源は、少なくとも、定格電力を出力する定格運転モードを有する定格分散電源を含む。前記ステップBは、前記定格電力を用いて、前記逆潮流の量を按分するステップを含む。【選択図】 図5
Description
本発明は、電源管理方法及び電源管理装置に関する技術である。
近年、電力系統の電力需給バランスを維持するために、電力系統から施設への潮流の量又は施設から電力系統への逆潮流の量を抑制する技術が知られている(例えば、特許文献1,2)。具体的には、電力管理サーバから電源管理装置に対して制御メッセージを送信することによって、潮流の量又は逆潮流の量の抑制が行われる。
ところで、近年では、2以上の分散電源を施設が有するケースが想定される。このようなケースにおいて、施設から電力系統への逆潮流の量を分散電源毎に特定する必要性がある。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、施設から電力系統への逆潮流の量を分散電源毎に特定することを可能とする電源管理方法及び電源管理装置を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る電源管理方法は、施設から電力系統への逆潮流の量を示す情報要素を含むメッセージを第1電力計から受信するステップAと、2以上の分散電源のそれぞれに前記逆潮流の量を按分するステップBとを備える。前記2以上の分散電源は、少なくとも、定格電力を出力する定格運転モードを有する定格分散電源を含む。前記ステップBは、前記定格電力を用いて、前記逆潮流の量を按分するステップを含む。
第2の特徴に係る電源管理装置は、施設から電力系統への逆潮流の量を示す情報要素を含むメッセージを第1電力計から受信する受信部と、2以上の分散電源のそれぞれに前記逆潮流の量を按分する制御部とを備える。前記2以上の分散電源は、少なくとも、定格電力を出力する定格運転モードを有する定格分散電源を含む。前記制御部は、前記定格電力を用いて、前記逆潮流の量を按分するステップを含む。
一態様によれば、施設から電力系統への逆潮流の量を分散電源毎に特定することを可能とする電源管理方法及び電源管理装置を提供することができる。
以下において、実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係又は比率が異なる部分が含まれている場合があることは勿論である。
[実施形態]
(電源管理システム)
以下において、実施形態に係る電源管理システムについて説明する。
(電源管理システム)
以下において、実施形態に係る電源管理システムについて説明する。
図1に示すように、電源管理システム100は、電力管理サーバ200と、施設300と、電力会社400とを有する。図1では、施設300として、施設300A〜施設300Cが例示されている。
各施設300は、電力系統110に接続される。以下において、電力系統110から施設300への電力の流れを潮流と称し、施設300から電力系統110への電力の流れを逆潮流と称する。
電力管理サーバ200、施設300及び電力会社400は、ネットワーク120に接続されている。ネットワーク120は、電力管理サーバ200と施設300との間の回線及び電力管理サーバ200と電力会社400との間の回線を提供すればよい。ネットワーク120は、例えば、インターネットである。ネットワーク120は、VPN(Virtual Private Network)などの専用回線を提供してもよい。
電力管理サーバ200は、発電事業者、送配電事業者或いは小売事業者、リソースアグリゲータなどの事業者によって管理されるサーバである。リソースアグリゲータは、後述するVPPにおいて発電事業者、送配電事業者及び小売事業者などに逆潮流の電力を提供する事業者である。実施形態において、電力管理サーバ200は、逆潮流の電力の買取エンティティの一例である。
電力管理サーバ200は、施設300に設けられるローカル制御装置360に対して、施設300に設けられる分散電源(例えば、太陽電池装置310、蓄電池装置320又は燃料電池装置330)に対する制御を指示する制御メッセージを送信する。例えば、電力管理サーバ200は、潮流の制御を要求する潮流制御メッセージ(例えば、DR;Demand Response)を送信してもよく、逆潮流の制御を要求する逆潮流制御メッセージを送信してもよい。さらに、電力管理サーバ200は、分散電源の動作状態を制御する電源制御メッセージを送信してもよい。潮流又は逆潮流の制御度合いは、絶対値(例えば、○○kW)で表されてもよく、相対値(例えば、○○%)で表されてもよい。或いは、潮流又は逆潮流の制御度合いは、2以上のレベルで表されてもよい。潮流又は逆潮流の制御度合いは、現在の電力需給バランスによって定められる電力料金(RTP;Real Time Pricing)によって表されてもよく、過去の電力需給バランスによって定められる電力料金(TOU;Time Of Use)によって表されてもよい。
施設300は、図2に示すように、太陽電池装置310、蓄電池装置320、燃料電池装置330と、負荷機器340、ローカル制御装置360及び電力計380を有する。
太陽電池装置310は、太陽光などの光に応じて発電を行う分散電源である。太陽電池装置310は、所定買取価格が適用される特定分散電源の一例である。太陽電池装置310は、例えば、PCS(Power Conditioning System)及び太陽光パネルによって構成される。
ここで、太陽電池装置310から出力される電力は、太陽光などの光の受光量によって変動し得る。従って、太陽電池装置310の発電効率を考慮した場合には、太陽電池装置310から出力される電力は、受光量によって変動し得る可変電力である。
蓄電池装置320は、電力の充電及び電力の放電を行う分散電源である。蓄電池装置320は、所定買取価格が適用されない分散電源の一例であり、定格電力を出力する定格運転モードを有する定格分散電源である。蓄電池装置320は、例えば、PCS及び蓄電池セルによって構成される。
ここで、蓄電池装置320の定格電力は、電力そのもの(W)によって表されてもよく、電圧(V)及び電流(A)によって表されてもよい。例えば、定格電力は、最小最大放電電力値(W)によって特定されてもよく、最小最大放電電流値(A)及び定格電圧(V)によって特定されてもよい。定格電力は、蓄電池装置320から出力される電力の履歴の代表値と考えてもよい。代表値は、蓄電池装置320から出力される電力の履歴の最大値であってもよく、蓄電池装置320から出力される電力の履歴の最小値であってもよく、蓄電池装置320から出力される電力の履歴の平均値であってもよい。
燃料電池装置330は、燃料を用いて発電を行う分散電源である。燃料電池装置330は、所定買取価格が適用されない分散電源の一例であり、定格電力を出力する定格運転モードを有する定格分散電源である。燃料電池装置330は、例えば、PCS及び燃料電池セルによって構成される。
例えば、燃料電池装置330は、固体酸化物型燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)であってもよく、固体高分子型燃料電池(PEFC:Polymer Electrolyte Fuel Cell)であってもよく、リン酸型燃料電池(PAFC:Phosphoric Acid Fuel Cell)であってもよく、溶融炭酸塩型燃料電池(MCFC:Molten Carbonate Fuel Cell)であってもよい。
ここで、燃料電池装置330の定格電力は、電力そのもの(W)によって表されてもよく、電圧(V)及び電流(A)によって表されてもよい。例えば、定格電力は、定格発電量(W)によって特定されてもよい。定格電力は、燃料電池装置330から出力される電力の履歴の代表値と考えてもよい。代表値は、燃料電池装置330から出力される電力の履歴の最大値であってもよく、燃料電池装置330から出力される電力の履歴の最小値であってもよく、燃料電池装置330から出力される電力の履歴の平均値であってもよい。
実施形態において、太陽電池装置310、蓄電池装置320及び燃料電池装置330は、VPP(Virtual Power Plant)に用いられる電源であってもよい。
負荷機器340は、電力を消費する機器である。負荷機器340は、例えば、空調機器、照明機器、AV(Audio Visual)機器などである。
ローカル制御装置360は、施設300の電力を管理する装置(EMS;Energy Management System)である。ローカル制御装置360は、太陽電池装置310の動作状態を制御してもよく、施設300に設けられる蓄電池装置320の動作状態を制御してもよく、施設300に設けられる燃料電池装置330の動作状態を制御してもよい。ローカル制御装置360の詳細については後述する(図4を参照)。
実施形態において、電力管理サーバ200とローカル制御装置360との間の通信は、第1プロトコルに従って行われる。一方で、ローカル制御装置360と分散電源(太陽電池装置310、蓄電池装置320又は燃料電池装置330)との間の通信は、第1プロトコルとは異なる第2プロトコルに従って行われる。第1プロトコルとしては、例えば、Open ADR(Automated Demand Response)に準拠するプロトコル、或いは、独自の専用プロトコルを用いることができる。第2プロトコルは、例えば、ECHONET Liteに準拠するプロトコル、SEP(Smart Energy Profile)2.0、KNX、或いは、独自の専用プロトコルを用いることができる。なお、第1プロトコルと第2プロトコルは異なっていればよく、例えば、両方が独自の専用プロトコルであっても異なる規則で作られたプロトコルであればよい。
電力計380は、電力系統110から施設300への潮流の量及び施設300から電力系統110への逆潮流の量を計測する第1電力計の一例である。電力計380は、例えば、電力会社400に帰属するスマートメータである。
ここで、電力計380は、所定期間(例えば、30分)毎に、所定期間における潮流又は逆潮流の量(Wh)を示す情報要素を含むメッセージをローカル制御装置360に送信する。電力計380は、自律的にメッセージを送信してもよく、ローカル制御装置360の要求に応じてメッセージを送信してもよい。電力計380は、所定期間毎に、所定期間における潮流又は逆潮流の量(Wh)を示す情報要素を含むメッセージを電力管理サーバ200に送信してもよい。
電力会社400は、電力系統110などのインフラストラクチャーを提供するエンティティであり、例えば、発電事業者又は送配電事業者である。電力会社400は、電力管理サーバ200を管理するエンティティに対して、各種の業務を委託してもよい。
(電力管理サーバ)
以下において、実施形態に係る電力管理サーバについて説明する。図3に示すように、電力管理サーバ200は、管理部210と、通信部220と、制御部230とを有する。電力管理サーバ200は、VTN(Virtual Top Node)の一例である。
以下において、実施形態に係る電力管理サーバについて説明する。図3に示すように、電力管理サーバ200は、管理部210と、通信部220と、制御部230とを有する。電力管理サーバ200は、VTN(Virtual Top Node)の一例である。
管理部210は、不揮発性メモリ又は/及びHDDなどの記憶媒体によって構成されており、施設300に関するデータを管理する。施設300に関するデータは、例えば、施設300に設けられる分散電源(太陽電池装置310、蓄電池装置320又は燃料電池装置)の種別、施設300に設けられる分散電源(太陽電池装置310、蓄電池装置320又は燃料電池装置)のスペックなどである。スペックは、太陽電池装置310の定格発電電力(W)、蓄電池装置320の定格電力(W)、燃料電池装置330の定格電力(W)であってもよい。
通信部220は、通信モジュールによって構成されており、ネットワーク120を介してローカル制御装置360と通信を行う。通信部220は、上述したように、第1プロトコルに従って通信を行う。例えば、通信部220は、第1プロトコルに従って第1メッセージをローカル制御装置360に送信する。通信部220は、第1プロトコルに従って第1メッセージ応答をローカル制御装置360から受信する。
制御部230は、メモリ及びCPUなどによって構成されており、電力管理サーバ200に設けられる各構成を制御する。制御部230は、例えば、制御メッセージの送信によって、施設300に設けられるローカル制御装置360に対して、施設300に設けられる分散電源(太陽電池装置310、蓄電池装置320又は燃料電池装置330)に対する制御を指示する。制御メッセージは、上述したように、潮流制御メッセージであってもよく、逆潮流制御メッセージであってもよく、電源制御メッセージであってもよい。
(ローカル制御装置)
以下において、実施形態に係るローカル制御装置について説明する。図4に示すように、ローカル制御装置360は、第1通信部361と、第2通信部362と、制御部363とを有する。ローカル制御装置360は、VEN(Virtual End Node)の一例である。
以下において、実施形態に係るローカル制御装置について説明する。図4に示すように、ローカル制御装置360は、第1通信部361と、第2通信部362と、制御部363とを有する。ローカル制御装置360は、VEN(Virtual End Node)の一例である。
第1通信部361は、通信モジュールによって構成されており、ネットワーク120を介して電力管理サーバ200と通信を行う。第1通信部361は、上述したように、第1プロトコルに従って通信を行う。例えば、第1通信部361は、第1プロトコルに従って第1メッセージを電力管理サーバ200から受信する。第1通信部361は、第1プロトコルに従って第1メッセージ応答を電力管理サーバ200に送信する。
第2通信部362は、通信モジュールによって構成されており、分散電源(太陽電池装置310、蓄電池装置320又は燃料電池装置330)と通信を行う。第2通信部362は、上述したように、第2プロトコルに従って通信を行う。例えば、第2通信部362は、第2プロトコルに従って第2メッセージを分散電源に送信する。第2通信部362は、第2プロトコルに従って第2メッセージ応答を分散電源から受信する。
制御部363は、メモリ及びCPUなどによって構成されており、ローカル制御装置360に設けられる各構成を制御する。具体的には、制御部363は、施設300の電力を制御するために、第2メッセージの送信及び第2メッセージ応答の受信によって、分散電源の動作状態の設定を機器に指示する。制御部363は、施設300の電力を管理するために、第2メッセージの送信及び第2メッセージ応答の受信によって分散電源の情報の報告を分散電源に指示してもよい。
実施形態では、所定買取価格が適用される時間(以下、第1時間)及び所定買取価格が適用されない時間(以下、第2時間)が定められているケースを例示する。第1時間及び第2時間の少なくともいずれか1つは、逆潮流の電力の買取エンティティ(すなわち、電力管理サーバ200)によって指定される。制御部363は、第2時間が指定されずに第1時間が指定される場合であっても、第1時間以外の時間を第2時間と判断してもよい。同様に、制御部363は、第1時間が指定されずに第2時間が指定される場合であっても、第2時間以外の時間を第1時間と判断してもよい。
制御部363は、第1時間において、蓄電池装置320及び燃料電池装置330から出力される電力が逆潮流されないように、蓄電池装置320及び燃料電池装置330を制御してもよい。蓄電池装置320及び燃料電池装置330から出力される電力が逆潮流されない制御は、蓄電池装置320及び燃料電池装置330の出力電力をゼロにする制御であってもよく、負荷機器340の消費電力を超えない範囲で蓄電池装置320及び燃料電池装置330が電力を出力することを許容する制御でもよい。制御部363は、第2時間において、太陽電池装置310から電力をゼロにする制御を行ってもよい。制御部363は、第2時間において、負荷機器340の消費電力を超えない範囲で太陽電池装置310から電力を出力することを許容する制御を行っていてもよい。第2時間において太陽電池装置310から出力される電力が逆潮流の電力に含まれていても、逆潮流の電力に所定買取価格が適用されない。
ここで、第1時間においては、蓄電池装置320及び燃料電池装置330から出力される電力が逆潮流されないため、電力計380によって計測される逆潮流の量は、蓄電池装置320及び燃料電池装置330から出力される電力の量を含まずに、太陽電池装置310から出力される電力の量を含むと考えることができる。すなわち、逆潮流の量の内訳が既知である。従って、第1時間における逆潮流の電力に所定買取価格を適用することが可能である。負荷機器340の消費電力を超えない範囲で蓄電池装置320及び燃料電池装置330が電力を出力することが許容されるか否かに応じて所定買取価格が異なっていてもよい。
一方で、第2時間においては、蓄電池装置320及び燃料電池装置330から出力される電力が混在し得るため、電力計380によって計測される逆潮流の量は、蓄電池装置320及び燃料電池装置330から出力される電力の量を含み得る。すなわち、逆潮流の量の内訳が未知であるため、逆潮流された電力は、蓄電池装置320又は燃料電池装置330のいずれの電源装置から出力された電力であるか区別できない。従って、制御部363は、以下に示すように、2以上の分散電源(ここでは、蓄電池装置320及び燃料電池装置330)のそれぞれに逆潮流の量を按分する。
具体的には、制御部363は、蓄電池装置320の定格運転における定格電力(CPBAT)及び燃料電池装置330の定格運転モードにおける定格電力(CPFCELL)を用いて逆潮流の量(RP)を按分する。
制御部363は、蓄電池装置320から出力される電力に起因する逆潮流の量(RPBAT)を以下の式に従って算出する。このような式は、RPBAT=CPBAT/(CPBAT+CPFCELL)×RPによって表される。同様に、制御部363は、燃料電池装置330から出力される電力に起因する逆潮流の量(RPFCELL)を以下の式に従って算出する。このような式は、RPFCELL=CPFCELL/(CPBAT+CPFCELL)×RPによって表される。
(電源管理方法)
以下において、実施形態に係る電源管理方法について説明する。図5に示すように、ステップS10において、電力管理サーバ200は、第1時間及び第2時間の少なくともいずれか1つを指定する情報要素を含むメッセージをローカル制御装置360に送信する。
以下において、実施形態に係る電源管理方法について説明する。図5に示すように、ステップS10において、電力管理サーバ200は、第1時間及び第2時間の少なくともいずれか1つを指定する情報要素を含むメッセージをローカル制御装置360に送信する。
ステップS11において、ローカル制御装置360は、逆潮流の量(計測結果)を示す情報要素を含むメッセージを電力計380から受信する。
ステップS12において、ローカル制御装置360は、逆潮流の量の内訳を特定する。上述したように、第1時間については、ローカル制御装置360は、逆潮流の量が太陽電池装置310から出力される電力の量であるため、逆潮流の量の内訳を特定することができる。一方で、第2時間については、ローカル制御装置360は、定格電力を用いた逆潮流の量の按分によって逆潮流の量の内訳を特定することができる。
ステップS13において、ローカル制御装置360は、逆潮流の量の内訳(特定結果)を示す情報要素を含むメッセージを電力管理サーバ200に送信する。このようなメッセージは、特定結果を示す情報要素に加えて、逆潮流の量を示す情報要素と、逆潮流が行われた時間を示す情報要素を含んでもよい。
ここで、特定結果は、分散電源の種別及び比率で表されてもよい。例えば、第1時間については、特定結果は、太陽電池装置310が100%であるという情報要素でもよい。第2時間については、特定結果は、蓄電池装置320が40%であり、燃料電池装置330が60%であるという情報要素であってもよい。或いは、特定結果は、分散電源の種別及び逆潮流の量で表されてもよい。例えば、第1時間については、特定結果は、太陽電池装置310の逆潮流の量がAAWh(=RP)であるという情報要素でもよい。第2時間については、特定結果は、蓄電池装置320の逆潮流の量がBBWh(=RPBAT)であり、燃料電池装置330の逆潮流の量がCCWh(=RPFCELL)であるという情報要素であってもよい。
(作用及び効果)
実施形態では、ローカル制御装置360は、蓄電池装置320の定格運転における定格電力(CPBAT)及び燃料電池装置330の定格運転モードにおける定格電力(CPFCELL)を用いて逆潮流の量(RP)を按分する。従って、電力計の設置制約などに起因して電力計の数が制限されているようなケースにおいて逆潮流の量の内訳が不明である場合であっても、施設300から電力系統110への逆潮流の量を分散電源毎に特定することができる。
実施形態では、ローカル制御装置360は、蓄電池装置320の定格運転における定格電力(CPBAT)及び燃料電池装置330の定格運転モードにおける定格電力(CPFCELL)を用いて逆潮流の量(RP)を按分する。従って、電力計の設置制約などに起因して電力計の数が制限されているようなケースにおいて逆潮流の量の内訳が不明である場合であっても、施設300から電力系統110への逆潮流の量を分散電源毎に特定することができる。
[変更例1]
以下において、実施形態の変更例1について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について説明する。
以下において、実施形態の変更例1について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について説明する。
実施形態では、逆潮流の内訳を特定する対象時間において、定格電力が出力されている前提で説明した。一方で、変更例1においては、対象時間において定格電力が出力されている定格出力時間が考慮される。
具体的には、ローカル制御装置360は、定格出力時間を示す情報要素を含むメッセージを分散電源(蓄電池装置320及び燃料電池装置330)から受信する。定格出力時間を示す情報要素は、対象時間における定格出力時間の時間長(継続時間)を示す情報要素であってもよく、定格出力時間の開始時刻及び終了時刻を示す情報要素であってもよい。
例えば、蓄電池装置320については、ローカル制御装置360から蓄電池装置320に定格電力の出力を指示しても、蓄電池装置320の蓄電残量が閾値よりも少なければ、蓄電池装置320がローカル制御装置360の指示に従わない可能性がある。同様に、燃料電池装置330がPEFCである場合には、ローカル制御装置360からPEFCに定格電力の出力を指示しても、PEFCに併設される貯湯タンクの湯温又は湯量が閾値を超えていれば、PEFCがローカル制御装置360の指示に従わない可能性がある。これらのケースにおいて、定格出力時間を示す情報要素の受信が有用である。一方で、燃料電池装置330がSOFCである場合には、ローカル制御装置360からSOFCに定格電力の出力を指示すれば、SOFCがローカル制御装置360の指示に従うため、定格出力時間を示す情報要素の受信は省略してもよい。
ここで、ローカル制御装置360は、定格出力時間によって、電力(W)を電力の量(Wh)に変換する。このような変換が行われる点を除いては、逆潮流の量の按分方法は上述した実施形態と同様である。
[変更例2]
以下において、実施形態の変更例2について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について説明する。
以下において、実施形態の変更例2について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について説明する。
実施形態では、太陽電池装置310から出力される電力の量を計測する電力計が設けられていない。これに対して、変更例2では、図6に示すように、太陽電池装置310から出力される電力の量を計測する電力計391が設けられる。
電力計391は、太陽電池装置310から出力される電力の量(発電電力量)を計測する。電力計391は、例えば、第三者機関によって認証された検定付きメータであってもよい。
ここで、電力計391は、所定期間(例えば、30分)毎に、所定期間における発電電力量(Wh)を示す情報要素を含むメッセージをローカル制御装置360に送信する。電力計391は、自律的にメッセージを送信してもよく、ローカル制御装置360の要求に応じてメッセージを送信してもよい。
ローカル制御装置360は、電力計380によって計測される逆潮流の量(RP)から電力計391によって計測される発電電力量(PPV)を除算することによって、蓄電池装置320及び燃料電池装置330から逆潮流される電力の量(RPRESIDUAL)を算出してもよい。
このようなケースにおいて、ローカル制御装置360は、蓄電池装置320から出力される電力に起因する逆潮流の量(RPBAT)を以下の式に従って算出する。このような式は、RPBAT=CPBAT/(CPBAT+CPFCELL)×RPRESIDUALによって表される。同様に、制御部363は、燃料電池装置330から出力される電力に起因する逆潮流の量(RPFCELL)を以下の式に従って算出する。このような式は、RPFCELL=CPFCELL/(CPBAT+CPFCELL)×RPRESIDUALによって表される。
ここで、変更例2においては、太陽電池装置310から出力される電力に起因する逆潮流の量(RPPV)は、電力計391によって計測される発電電力量(PPV)と同じであると見做されている。従って、太陽電池装置310、蓄電池装置320及び燃料電池装置330の三者から出力される電力の量が逆潮流の量に含まれていても、逆潮流の量(RP)の内訳を特定することができる。
このような観点から、変更例2においては、上述した第1時間及び第2時間が区別されなくてもよい。但し、逆潮流の電力の買取価格の観点では、上述した第1時間及び第2時間が区別されてもよい。
(電源管理方法)
以下において、変更例2に係る電源管理方法について説明する。図7に示すように、ステップS20において、ローカル制御装置360は、逆潮流の量(計測結果)を示す情報要素を含むメッセージを電力計380から受信する。
以下において、変更例2に係る電源管理方法について説明する。図7に示すように、ステップS20において、ローカル制御装置360は、逆潮流の量(計測結果)を示す情報要素を含むメッセージを電力計380から受信する。
ステップS21において、ローカル制御装置360は、太陽電池装置310から出力される発電電力量(計測結果)を示す情報要素を含むメッセージを電力計380から受信する。
ステップS22において、ローカル制御装置360は、逆潮流の量の内訳を特定する。上述したように、第1時間については、ローカル制御装置360は、逆潮流の量が太陽電池装置310から出力される電力の量であるため、逆潮流の量の内訳を特定することができる。一方で、第2時間については、ローカル制御装置360は、定格電力を用いた逆潮流の量の按分によって逆潮流の量の内訳を特定することができる。
ステップS23において、ローカル制御装置360は、逆潮流の量の内訳(特定結果)を示す情報要素を含むメッセージを電力管理サーバ200に送信する。このようなメッセージは、特定結果を示す情報要素に加えて、逆潮流の量を示す情報要素と、逆潮流が行われた時間を示す情報要素を含んでもよい。
ここで、特定結果は、分散電源の種別及び比率で表されてもよい。例えば、特定結果は、太陽電池装置310が50%であり、蓄電池装置320が30%であり、燃料電池装置330が20%であるという情報要素であってもよい。或いは、特定結果は、分散電源の種別及び逆潮流の量で表されてもよい。例えば、特定結果は、太陽電池装置310の逆潮流の量がAAWh(=PPV)であり、蓄電池装置320の逆潮流の量がBBWh(=RPBAT)であり、燃料電池装置330の逆潮流の量がCCWh(=RPFCELL)であるという情報要素であってもよい。
変更例2において、電力計391は、太陽電池装置310から出力される電力の量を計測するが、これに限定されるものではない。電力計391は、蓄電池装置320及び燃料電池装置330から逆潮流される電力の量を計測してもよい。このようなケースにおいて、太陽電池装置310から出力される電力の量は、電力計380によって計測される逆潮流の量から電力計391によって計測される電力の量を除算した値であると考えてもよい。
変更例2において、定格出力時間は特に考慮されていないが、変更例1と同様に、定格出力時間が考慮されてもよい。
[変更例3]
以下において、実施形態の変更例3について説明する。以下においては、変更例2に対する相違点について説明する。
以下において、実施形態の変更例3について説明する。以下においては、変更例2に対する相違点について説明する。
変更例2では、太陽電池装置310から出力される電力に起因する逆潮流の量(RPPV)は、電力計391によって計測される発電電力量(PPV)と同じであると見做されている。これに対して、変更例3では、発電電力量(PPV)、蓄電池装置320の定格運転における定格電力(CPBAT)及び燃料電池装置330の定格運転モードにおける定格電力(CPFCELL)を用いて、逆潮流の量(RP)が按分される。
ここで、定格電力(CPBAT)及び定格電力(CPFCELL)の単位(W)は、発電電力量(PPV)と比較できるように、発電電力量(PPV)の単位(Wh)に変換される。例えば、このような変換は、定格電力(W)×対象時間(h)の式に従って行われる。或いは、発電電力量(PPV)の単位(Wh)は、定格電力(CPBAT)及び定格電力(CPFCELL)と比較できるように、定格電力(CPBAT)及び定格電力(CPFCELL)の単位(W)に変換されてもよい。例えば、このような変換は、発電電力量(Wh)/対象時間(h)の式に従って行われる。これらの変換は、変更例1のように定格出力時間を用いて行われてもよい。このようなケースにおいて、定格電力(W)×対象時間(h)の式は、定格電力(W)×定格出力時間(h)の式に置き換えられる。以下においては、このような前提下において、発電電力量(PPV)、定格電力(CPBAT)及び定格電力(CPFCELL)の単位が揃っているものとして説明を続ける。
このようなケースにおいて、ローカル制御装置360は、太陽電池装置310から出力される電力に起因する逆潮流の量(RPPV)を以下の式に従って算出する。このような式は、RPPV=PPV/(PPV+CPBAT+CPFCELL)×RPによって表される。同様に、ローカル制御装置360は、蓄電池装置320から出力される電力に起因する逆潮流の量(RPBAT)を以下の式に従って算出する。このような式は、RPBAT=PBAT/(PPV+CPBAT+CPFCELL)×RPによって表される。同様に、ローカル制御装置360は、燃料電池装置330から出力される電力に起因する逆潮流の量(RPFCELL)を以下の式に従って算出する。このような式は、RPFCELL=PPV/(PPV+CPBAT+CPFCELL)×RPによって表される。
変更例3においては、上述した第1時間及び第2時間が区別されなくてもよい。但し、逆潮流の電力の買取価格の観点では、上述した第1時間及び第2時間が区別されてもよい。
[変更例4]
以下において、実施形態の変更例4について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について説明する。
以下において、実施形態の変更例4について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について説明する。
変更例4においては、図8に示すように、太陽電池装置310から出力される電力の量を計測する電力計391、蓄電池装置320から出力される電力の量を計測する電力計392,燃料電池装置330から出力される電力の量を計測する電力計393が設けられる。
電力計391は、太陽電池装置310から出力される電力の量(発電電力量PPV)を計測する。電力計391は、例えば、第三者機関によって認証された検定付きメータであってもよい。
ここで、電力計391は、所定期間(例えば、30分)毎に、所定期間における発電電力量(Wh)を示す情報要素を含むメッセージをローカル制御装置360に送信する。電力計391は、自律的にメッセージを送信してもよく、ローカル制御装置360の要求に応じてメッセージを送信してもよい。
電力計392は、蓄電池装置320から出力される電力の量(出力電力量PBAT)を計測する。電力計392は、例えば、第三者機関によって認証された検定付きメータであってもよい。
ここで、電力計392は、所定期間(例えば、30分)毎に、所定期間における出力電力量(Wh)を示す情報要素を含むメッセージをローカル制御装置360に送信する。電力計392は、自律的にメッセージを送信してもよく、ローカル制御装置360の要求に応じてメッセージを送信してもよい。
電力計393は、燃料電池装置330から出力される電力の量(出力電力量PFCELL)を計測する。電力計393は、例えば、第三者機関によって認証された検定付きメータであってもよい。
ここで、電力計393は、所定期間(例えば、30分)毎に、所定期間における出力電力量(Wh)を示す情報要素を含むメッセージをローカル制御装置360に送信する。電力計393は、自律的にメッセージを送信してもよく、ローカル制御装置360の要求に応じてメッセージを送信してもよい。
このようなケースにおいて、ローカル制御装置360は、太陽電池装置310から出力される電力に起因する逆潮流の量(RPPV)を以下の式に従って算出する。このような式は、RPPV=PPV/(PPV+PBAT+PFCELL)×RPによって表される。同様に、ローカル制御装置360は、蓄電池装置320から出力される電力に起因する逆潮流の量(RPBAT)を以下の式に従って算出する。このような式は、RPBAT=PBAT/(PPV+PBAT+PFCELL)×RPによって表される。同様に、ローカル制御装置360は、燃料電池装置330から出力される電力に起因する逆潮流の量(RPFCELL)を以下の式に従って算出する。このような式は、RPFCELL=PPV/(PPV+PBAT+PFCELL)×RPによって表される。
変更例4においては、上述した第1時間及び第2時間が区別されなくてもよい。但し、逆潮流の電力の買取価格の観点では、上述した第1時間及び第2時間が区別されてもよい。
[変更例5]
以下において、実施形態の変更例5について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について説明する。
以下において、実施形態の変更例5について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について説明する。
実施形態では、逆潮流の内訳を特定する対象時間において、定格電力が出力されている前提で説明した。一方で、変更例5では、対象時間において定格分散電源(蓄電池装置320又は燃料電池装置330)が定格電力の出力を停止するケースを想定する。
変更例5では、定格分散電源が定格電力の出力を停止する場合に、定格分散電源から出力される電力が逆潮流されないように定格分散電源が動作する。定格電力の出力を停止する動作とは、定格電力よりも小さい電力を出力する動作でもよく、電力の出力そのものを停止する動作でもよい。定格分散電源から出力される電力が逆潮流されない動作とは、定格分散電源から出力される電力が負荷機器340の消費電力よりも小さい動作でもよい。蓄電池装置320が充電動作を行う場合に、蓄電池装置320は負荷機器340の1つと考えてもよい。
例えば、蓄電池装置320は、蓄電池装置320の蓄電残量が閾値よりも少なければ、定格電力の出力を停止してもよい。このような場合に、蓄電池装置320は、待機動作を行ってもよく、充電動作を行ってもよい。或いは、蓄電池装置320は、負荷機器340の消費電力に蓄電池装置320の出力電力を追従させる負荷追従動作を行ってもよい。
例えば、燃料電池装置330がPEFCである場合には、PEFCは、貯湯タンクの湯温又は湯量が閾値を超えていれば、定格電力の出力を停止してもよい。このような場合に、PEFCは、発電動作を停止してもよく、負荷追従動作を行ってもよい。燃料電池装置330がSOFCである場合であても、SOFCは、ユーザの指示等に従って定格電力の出力を停止してもよい。このような場合に、SOFCは、発電動作を停止してもよく、負荷追従動作を行ってもよい。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では、分散電源として特定分散電源(太陽電池装置310)が設けられている。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。分散電源として、特定分散電源が設けられておらず、定格分散電源(蓄電池装置320及び燃料電池装置330)が設けられていてもよい。このようなケースにおいては、上述した第1時間及び第2時間が区別されなくてもよい。
実施形態では、分散電源は、2つの定格分散電源を含むケースを例示した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。分散電源は、1つの定格分散電源及び特定分散電源を含んでもよい。例えば、変更例3に示したように、1つの定格分散電源が設けられる場合に、定格電力を用いた逆潮流の量の按分が適用されてもよい。
実施形態では、定格分散電源として蓄電池装置320及び燃料電池装置330を例示した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。定格分散電源として、2以上の蓄電池装置320が設けられていてもよく、2以上の燃料電池装置330が設けられていてもよい。このようなケースにおいて、各定格分散電源から出力される電力に起因する逆潮流の電力の買取エンティティは異なっていてもよく、各定格分散電源から出力される電力に起因する逆潮流の電力の買取価格が異なっていてもよい。
実施形態では特に触れていないが、蓄電池装置320は、施設300に設けられる電力線に固定的に接続される蓄電池装置であってもよく、施設300に設けられる電力線に着脱可能に接続される蓄電池装置であってもよい。施設300に設けられる電力線に着脱可能に接続される蓄電池装置としては、電動車両に設けられる蓄電池装置が考えられる。
実施形態では特に触れていないが、逆潮流の量の按分の対象分散電源は、逆潮流が許可された分散電源である。従って、特定分散電源及び定格分散電源は、逆潮流が許可された分散電源である。言い換えると、逆潮流が許可されていない分散電源については、逆潮流の量の按分の対象分散電源から除外される。
実施形態では、所定買取価格が適用される特定分散電源として太陽電池装置310を例示した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。分散電源は、風力又は地熱などの自然エネルギーを利用する分散電源であってもよい。
実施形態では、所定買取価格は、太陽電池装置310から出力される電力に起因する逆潮流の電力に適用される価格である。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、所定買取価格は、上述した自然エネルギーなどの再生可能エネルギーから生じる電力に適用される価格であってもよい。所定買取価格は、電力を固定価格で買い取る制度である固定価格買取制度(FIT;Feed−in Tariff)で適用される価格であってもよい。所定買取価格は、定格分散電源から出力される電力に起因する逆潮流の電力に適用される価格よりも高くてもよい。
実施形態では、第1時間及び第2時間の少なくともいずれか1つは、逆潮流の電力の買取エンティティ(すなわち、電力管理サーバ200)によって指定される。第1時間は、太陽電池装置310から電力が出力されると想定される時間であってもよい。例えば、第1時間は、日射量などの天候情報に基づいて定められてもよく、日の出時刻及び日の入り時刻などの時刻情報に基づいて定められてもよい。
実施形態では、蓄電池装置320及び燃料電池装置330から出力される電力が逆潮流されない動作について説明した。上述したように、蓄電池装置320が充電動作を行う場合に、蓄電池装置320は負荷機器340の1つと考えてもよい。従って、燃料電池装置330から出力される電力が逆潮流されない動作は、燃料電池装置330から出力される電力が蓄電池装置320に充電される動作を含んでもよい。このようなケースにおいて、燃料電池装置330から出力される電力は、蓄電池装置320の充電電力及び負荷機器340の消費電力を超えなければよい。燃料電池装置330から出力される電力が蓄電池装置320に充電される場合には、施設300に設けられる電力線に蓄電池装置320が接続される部分よりも電力系統110側において、燃料電池装置330が施設300に設けられる電力線に接続されてもよい。
実施形態では特に触れていないが、定格分散電源の定格電力は、経年劣化等の理由から更新されてもよい。具体的には、ローカル制御装置360は、定格分散電源の定格電力を示す情報要素を含むメッセージを定格分散電源から受信してもよい。このようなメッセージは、定格分散電源から定期的に送信されてもよく、ローカル制御装置360からの要求に応じて送信されてもよい。
実施形態では特に触れていないが、経年劣化等の理由から定格分散電源が定格電力を出力できなくなった場合には、定格分散電源から出力される電力が逆潮流されないように定格分散電源を制御してもよい。
実施形態では特に触れていないが、施設300に設けられるローカル制御装置360は、必ずしも施設300内に設けられていなくてもよい。例えば、ローカル制御装置360の機能の一部は、インターネット上に設けられるクラウドサーバによって提供されてもよい。すなわち、ローカル制御装置360がクラウドサーバを含むと考えてもよい。
実施形態では、逆潮流の量を按分する電源管理装置がローカル制御装置360(EMS)であるケースを例示した。しかしながら、このような電源管理装置は、施設300外に設けられるサーバ(例えば、電力管理サーバ200)であってもよい。
実施形態では、第1プロトコルがOpen ADR2.0に準拠するプロトコルであり、第2プロトコルがECHONET Liteに準拠するプロトコルであるケースについて例示した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。第1プロトコルは、電力管理サーバ200とローカル制御装置360との間の通信で用いるプロトコルとして規格化されたプロトコルであればよい。第2プロトコルは、施設300で用いるプロトコルとして規格化されたプロトコルであればよい。
100…電源管理システム、110…電力系統、120…ネットワーク、200…電力管理サーバ、210…管理部、220…通信部、230…制御部、300…施設、310…太陽電池装置、320…蓄電池装置、330…燃料電池装置、340…負荷、360…ローカル制御装置、361…第1通信部、362…第2通信部、363…制御部、380…電力計、391…電力計、392…電力計、393…電力計、400…電力会社
Claims (9)
- 施設から電力系統への逆潮流の量を示す情報要素を含むメッセージを第1電力計から受信するステップAと、
2以上の分散電源のそれぞれに前記逆潮流の量を按分するステップBとを備え、
前記2以上の分散電源は、少なくとも、定格電力を出力する定格運転モードを有する定格分散電源を含み、
前記ステップBは、前記定格電力を用いて、前記逆潮流の量を按分するステップを含む、電源管理方法。 - 前記定格分散電源は、第1定格電力を出力する定格運転モードを有する第1定格分散電源と、第2定格電力を出力する定格運転モードを有する第2定格分散電源とを含み、
前記ステップBは、前記第1定格電力及び前記第2定格電力を用いて、前記逆潮流の量を按分するステップを含む、請求項1に記載の電源管理方法。 - 前記2以上の分散電源は、所定買取価格が適用される特定分散電源を含み、
前記ステップBは、前記所定買取価格が適用されない時間において、前記第1定格電力及び前記第2定格電力を用いて、前記逆潮流の量を按分するステップを含む、請求項2に記載の電源管理方法。 - 前記2以上の分散電源は、所定買取価格が適用される特定分散電源を含み、
前記特定分散電源から出力される可変電力の量を示す情報要素を含むメッセージを第2電力計から受信するステップCを備え、
前記ステップBは、前記可変電力の量を用いて、前記逆潮流の量を按分するステップを含む、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電源管理方法。 - 前記定格電力が出力されている定格出力時間を示す情報要素を含むメッセージを受信するステップDを備え、
前記ステップBは、前記定格出力時間を用いて、前記逆潮流の量を按分するステップを含む、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電源管理方法。 - 前記2以上の分散電源は、所定買取価格が適用される特定分散電源を含み、
前記逆潮流の電力の買取エンティティが、前記所定買取価格が適用される時間又は前記所定買取価格が適用されない時間の少なくともいずれか1つを指定するステップEを備える、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電源管理方法。 - 前記定格分散電源が前記定格電力の出力を停止する場合に、前記定格分散電源から出力される電力が逆潮流されないように前記定格分散電源が動作するステップEを備える、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の電源管理方法。
- 前記定格分散電源は、前記施設に設けられる電力線に固定的に接続される蓄電池装置、前記電力線に着脱可能に接続される蓄電池装置及び燃料電池装置の少なくともいずれか1つを含む、請求項1乃至請求項7に記載の電源管理方法。
- 施設から電力系統への逆潮流の量を示す情報要素を含むメッセージを第1電力計から受信する受信部と、
2以上の分散電源のそれぞれに前記逆潮流の量を按分する制御部とを備え、
前記2以上の分散電源は、少なくとも、定格電力を出力する定格運転モードを有する定格分散電源を含み、
前記制御部は、前記定格電力を用いて、前記逆潮流の量を按分するステップを含む、電源管理装置。
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