JP2019014275A - SOx規制対応船及びその燃料油混合方法 - Google Patents

SOx規制対応船及びその燃料油混合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
従来から使用されるC重油(S3.5%以下)と、同様に従来から使用され安定的供給が可能な0.1%以下低硫黄燃料油を貯蔵する二種類の燃料タンクを備え、これらの二種類の燃料油を混合(ブレンド)する設備を船内に設け、船内において、前記SOx規制に適合する0.5%以下低硫黄燃料油への調整を可能とするSOx規制対応船を提供する。
【解決手段】
SOx規制対応船において、通常燃料油を貯蔵する通常燃料油タンクと、当該通常燃料油タンクとは独立に設けられる低硫黄燃料油を肇造する低硫黄燃料油タンクと、これらの両タンクからの燃料油を所定の比率で混合する燃料混合弁と、船舶排ガス管に設けられ、SO2/CO2を計測するセンサーと、当該センサーの計測結果に基づいて前記燃料混合弁の混合比率を決定する演算器と、からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、SOx規制対応船、特に、2020年より含有硫黄(S)分を0.5%以下の燃料油使用が義務づけられるSOx規制を満足するSOx規制対応船及びその燃料油混合方法に関する(以下、時として、含有硫黄成分を「S○○%」、「S成分」と示す。)。
2020年以降は一般海域においては、含有硫黄(S)成分0.5%以下の燃料油使用が義務つけられている外、北海、バルト海、北米沿岸、米国カリブ海の4海域(ECA海域:Emission Control Area(排出規制海域))では、2015年以降は、含有S成分0.1%以下の燃料油の使用が強化される予定である(以下、これらを「SOx規制」と称する。)。
このようなSOx規制の対策としては一般的に次の3種類の方法が考えられる。(a)低硫黄燃料(MGO:Marine Gas Oil、ULSFO:Ultora Low Sulphur Fuel Oi1等)の使用、(b)無硫黄燃料(LNG)の使用、(c)排ガス後処理の実施(SOxスクラバーの設置) 。
しかしながら、上記の3種類の方策については、それぞれ以下の問題があげられる。
(a)低硫黄燃料(MGO、ULSFO等)の使用については、現時点での低硫黄燃料のコスト及び生産量が不透明である。
(b)無硫黄燃料(LNG)の使用については、LNG供給インフラが貧弱であり、かつ、その設置コストが高い。
(c)排ガス後処理の実施(SOxスクラバーの設置)については、設置コストが高い、将来的に現行C重油が生産され続けるのか不透明である。
上記(a)の対策が初期コストを抑えるという観点においては最も効果的とは考えられるが、低硫黄燃料の供給体制等が不透明である(2015年5月現在では、ULSFOについては、最小納入数量の制約や納入可能な港が限定され、採用されるかどうか不透明である。)。そのため、常に低硫黄燃料を確保出来るかという問題がある。
そこで、現時点で安定供給が不透明である低硫黄燃料の受け取り側の自由度を広げるために従来のC重油(S3.5%以下)に低硫黄燃料をブレンドするための設備を船内に設け、船内でS0.1%以下、ないしは、S0.5%以下の燃料をつくり船内各機関へ供給することで、燃料受け取りの柔軟性を持たせることが考えられる。なお、ここに低硫黄燃料とは、含有硫黄成分0.1%以下ないしは0.5%以下の低硫黄燃料をいい、このうち、0.1%以下のMGO(Marine Gas Oil)やMDO(Marine Diesel Oil)、ULSFO(Ultra Low Sulphur Fuel Oi1)等は、現時点では少量ながら生産されているため比較的入手し易いが、0.5%以下の低硫黄燃料油に関しては、2020年以降の運用となるため、現時点においては各石油会社が0.5%以下の低硫黄燃料油を生産しておらず、2020年以降に生産が行われるのかどうか不明な状況委にあることに加え、0.1%以下低硫黄燃料にについても、これまで、ECA海域内での使用に対応した供給量であったものが、ECA海域外でも使用されるとすると今後の需要に対して供給量が追いつくかどうかの懸念もある。
そして、この種の船内で二種類の燃料油を混合させる船舶の例としては、例えば、特開2007-331670号公報に開示のものが知られている。
特開2007-331670号公報の開示は、発明の名称「船舶の燃料供給装置」に係り、「機関室内に燃料油セットリングタンク等を追加することなく、複数の油種をディーゼル機関に供給することの出来る船舶の燃料供給装置を提供する」ことを目的とする発明解決課題において(同公報明細書段落番号0013参照)、「燃料油貯蔵タンクと、燃料油セットリングタンクと、前記燃料油貯蔵タンクと前記燃料油セットリングタンクを連絡する移送管と、前記燃料油セットリングタンクから移送された燃料油を一時貯留して機関に供給する燃料油サービスタンクとを備える船舶の燃料供給装置において、前記燃料油セットリングタンク内の燃料油を排出して前記燃料油貯蔵タンクに帰還させる帰還手段を備える」とする構成により(同公報明細書特許請求の範囲の請求項1の記載等参照)、「燃料油セットリングタンク内の燃料油を燃料油貯蔵タンクに帰還させて、別の油種と入れ替えるので、複数の油種を切り替えて機関に供給する燃料供給装置を1組の燃料油セットリングタンクと燃料油サービスタンクの組み合わせで実現できるので、機関室の容積を小さくすることができる。そのため、船舶の船倉容積を損なうことがない」という効果を奏するものである(同公報明細書段落番号0023参照)。
図4は、当該特開2007-331670号公報に開示発明の実施例として示される舶用ディーゼル機関プラントの構成図である。図4において、符号101は、ディーゼル機関、103は、燃料油セットリングタンク、104は、燃料油サービスタンク、105は、ディーゼル油タンク、106は、切換弁、107は、推進器、108は、移送管、108a、108bは、枝管、109は、送油ポンプ、110は、加熱器、111は、油清浄機、112は、高硫黄燃料油タンク、113は、低硫黄燃料油タンク、114は、高硫黄燃料油選択弁、115は、低硫黄燃料油選択弁、116は、燃料移送弁、117は、排出管、118は、排出弁、119は、帰還管、119a、119bは、枝管、120は、帰還弁、121は、高硫黄燃料油帰還弁、122は、低硫黄燃料油帰還弁である(なお、符号は、先行技術であることを明らかにするために、本願出願人において、3桁に変更して説明した。)。
しかしながら、当該特開2007-331670号公報に開示のものは、低硫黄燃料油と高硫黄燃料油の二種類の燃料油を使用するものではあるが、単に燃料油セットリングタンクから燃料油を燃料油貯蔵タンクに帰還させるだけのものであり、硫黄成分調整を行うものではない。
また、二種類の異なる燃料油タンクを備える船舶としては、現行でも運航されるS3.5%以下の燃料油を貯蔵する通常の燃料タンクの外にS0.1%以下の低硫黄燃料を貯蔵する低硫黄燃料タンクを備える船舶の例がある。現行運航の当該船舶においては、前記通常燃料タンク(S3.5%以下のC重油タンク)に予めS0.5%以下の低硫黄燃料油を貯蔵し、適宜に規制海域で使用燃料を切り替えて使用することが考えられる。
図5(a)は、現在でも使用される通常の燃料油(S3.5%以下のC重油燃料油)タンクの外に低硫黄燃料油(S0.1%以下の燃料油)タンクを備える船舶の例を示す概略図であり、図5(b)は、規制が強化された場合に、当該通常燃料油タンクにS0.5%以下の低硫黄燃料油を貯蔵するタンクを設ける外、0.1%以下の低硫黄燃料油を貯蔵する例を示す概念図である。
図5(a)(b)において、符号101は、ディーゼル機関(エンジン)、108は、移送管、108a、108bは、枝管、109は、送油ポンプ、109は、送油ポンプ、112は、高硫黄燃料油タンク、113は、低硫黄燃料油タンク、114は、高硫黄燃料油選択弁、115は、低硫黄燃料油選択弁、125は、排ガス管である(符号は、図4の例に倣った。)。すなわち、図5(a)(b)に示す例は、従来から備える通常のC重油燃料油タンク112に低硫黄のS0.5%以下の低硫黄燃料油を貯蔵しておき、強化されるSOx規制に応急的に対応しようというものである。
しかしながら、上記のような単に通常燃料タンク112に0.5%以下の低硫黄燃料油の使用を前提とするとしても、問題は、前述するように、ここでの使用に適合する0.5%以下の低硫黄燃料油が、充分にかつ安定的に供給できる態勢にあるかどうかが不明であることである。
特開2007-331670号公報
そこで、本発明は、従来から使用されるC重油(S3.5%以下)と、同様に従来から使用され安定的供給が可能な0.1%以下低硫黄燃料油を貯蔵する二種類の燃料タンクを備え、これらの二種類の燃料油を混合(ブレンド)する設備を船内に設け、船内において、前記SOx規制に適合する0.5%以下低硫黄燃料油への調整を可能とするSOx規制対応船を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、SOx規制対応船において、通常燃料油を貯蔵する通常燃料油タンクと、当該通常燃料油タンクとは独立に設けられる低硫黄燃料油を肇造する低硫黄燃料油タンクと、これらの両タンクからの燃料油を所定の比率で混合する燃料混合弁と、船舶排ガス管に設けられ、SO2/CO2を計測するセンサーと、当該センサーの計測結果に基づいて前記燃料混合弁の混合比率を決定する演算器と、からなることを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、SOx規制対応船において、通常燃料油を貯蔵する通常燃料油タンクと、当該通常燃料油タンクとは独立に設けられる低硫黄燃料油を肇造する低硫黄燃料油タンクと、これらの両タンクからの燃料油を所定の比率で混合する燃料混合弁と、当該燃料混合弁と船舶主機関との間の燃料移送管に設けられる硫黄成分を計測するセンサーと、当該センサーの計測結果に基づいて前記燃料混合弁の混合比率を決定する演算器と、からなることを特徴とする。
そして、本願請求項3に係る発明は、SOx規制対応船において、通常燃料油を貯蔵する通常燃料油タンクと、当該通常燃料油タンクとは独立に設けられる低硫黄燃料油を肇造する低硫黄燃料油タンクと、これらの両タンクからの燃料油を所定の比率で混合する燃料混合弁と、前記通常燃料油タンク及び前記低硫黄燃料油タンクと前記燃料混合弁との間の各枝管に設けられる2つの硫黄成分を計測するセンサーと、これらの2つの硫黄成分計測センサーの計測結果に基づいて前記燃料混合弁の混合比率を決定する演算器と、からなることを特徴とする。
また、本願請求項4に係る発明は、入手が容易な3.5%の硫黄含有高硫黄燃料油タンクと、同様に入手が容易な0.1%の硫黄含有低硫黄燃料油タンクを備えた船舶のにおいて、船舶排ガス管に配置するSO2/CO2センサーの計測結果及び/又は燃料供給管に配置する一又は二の液中硫黄成分センサーの計測結果に基づいて、船舶が航行するSOx規制海域に適合する0.5%又は0.1%の硫黄含有船舶燃料油を前記二種類の燃料油タンクからの燃料油を船舶内で混合することを特徴とするSOx規制対応船の燃料油混合方法である。
安定供給が不明確であり、又は限定される懸念がある0.5%以下の船舶低硫黄燃料油について、従来どおりの安定供給が可能なC重油(通常燃料油)と、同様に、従来から安定的に供給される0.1%以下の低硫黄燃料油を船内でブレンドし(混合して)、硫黄分調整を可能とするので、2020年SOx規制に適合する燃料油とすることができ、2020年SOx規制強化の場合にも、受け入れ燃料について燃料選択の幅が広がることとなる。
また、SOx規制における一般海域のみならず異なる規制値をとる排出規制海域(ECA)においても、瞬時に対応できる船舶とすることができ、今後予想される規制の強化や規制海域の変化に容易に対応できる船舶とすることができる。
さらに、調整された燃料油は、主機関のみならず各種使用機関にも供給することができるので、この面でもSOx規制に適合することとなり、この面においても経済性にも適合する船舶とすることとなる。
図1は、本発明の実施例1に係るSOx規制対応船1の燃料油混合の概略図である。 図2は、本実施例2に係るSOx規制対応船20の概略図である。 図3は、本実施例3に係るSOx規制対応船25の概略図である。 図4は、当該特開2007-331670号公報に開示発明の実施例として示される舶用ディーゼル機関プラントの構成図である。 図5(a)は、現在でも使用される通常の燃料油(S3.5%以下のC重油燃料油)タンクの外に低硫黄燃料油(S0.1%以下の燃料油)タンクを備える船舶の例を示す概略図であり、図5(b)は、規制が強化された場合に、当該通常燃料油タンクにS0.5%以下の低硫黄燃料油を貯蔵するタンクを設ける外、0.1%以下の低硫黄燃料油を貯蔵する例を示す概念図である。
本発明に係るSOx規制対応船を実施するための一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係るSOx規制対応船の一実施例である実施例1に係るSOx規制対応船1の燃料油混合の概略図である。
図1において、符号1は、本実施例1に係るSOx規制対応船、2は、高硫黄燃料油が貯蔵される通常燃料油タンク、3は、低硫黄燃料油タンク、4は、高硫黄燃料油選択弁、5は、低硫黄燃料油選択弁、6は、 燃料混合弁、7は、演算器、8は、燃料を移送する移送管、8a、8bは、枝管、9は、送油ポンプ、10は、主機関(エンジン)、11は、排ガス管、12は、SO2/CO2センサー、13a、13bは、通信ケーブルである。
図1から明らかなように、本実施例1に係るSOx規制対応船1は、通常の燃料油(S3.5%以下C重油)を貯蔵する前記通常燃料油タンク2と、S0.1%以下の低硫黄燃料を貯蔵する前記低硫黄燃料タンク3を備える。
そして、各燃料タンク2、3は、それぞれの上記選択弁4、5を介して双方のタンク2、3からの燃料を適宜の割合で混合する前記燃料混合弁6に接続され、所定の硫黄分に調整された混合燃料油が前記移送管8及び送油ポンプ9を介して前記主機関(エンジン)10に供給される。
混合された燃料油は、当該主機関10で燃焼し、その排ガスは、前記排ガス管11から船外に排出される。前記排ガス管11には、前記SO2/Co2センサー12が設けられ、常時、SOx値、CO2値を測定する。測定されたSOx値は、前記通信ケーブル13aを介して前記演算器7に送られ、当該演算器7では、送られたSOx値に基づき、SOx規制に適合する高硫黄燃料油と低硫黄燃料油の混合比を演算し、その演算結果に基づいて、前記燃料混合弁6の開度が決定される。つまり、前記SO2/Co2センサー12の検出結果に基づき、前記演算器7で、予め設定されたその海域のSOx規制に適合する硫黄成分の混合燃料とすることができる。
このとき、例えば、当該船舶が航行する海図情報と連動するようにして、一般海域を航行する場合には、前記混合燃料油の硫黄分比率が0.5%以下に、また、特定海域を航行する場合には、前記混合燃料油の硫黄分比率が0.1%以下に調整する(ちなみに、0.1%以下低硫黄燃料油とするときは、混合調整はなく、100%0.1%以下低硫黄燃料油だけとなる。)。
なお、本実施例1に係るSOx規制対応船1に使用される前記SO2/Co2センサー12としては、例えば、富士電機社製SO2/CO2センサー(製品名「煙道排ガス濃度測定NOx、SOx、CO、CO2、O2ガス分析装置(形式:ZSJ)等が使用され、また、前記演算器7としては、市販のパーソナルコンピュータ等で代用しても良い。
このような構成からなる本実施例1に係るSOx規制対応船1においては、 前記通常燃料油タンク2の外に前記低硫黄燃料用タンク3を独立して設け、それらのタンク2,3からの燃料をブレンドする(混合する)ための前記燃料混合弁6を設ける。さらに、前記エンジン10の排ガス管11に装備した前記SO2センサー/CO2センサー12により、エンジン10等の排ガス中SO2濃度、CO2濃度を測定し、前記エンジン10に供給する混合燃料油中の硫黄成分を予め記憶するSO2濃度と燃料油含有硫黄成分との関係から演算し、混合する燃料の割合を前記演算器7にて決定し、前記燃料混合弁6の開度を制御することにより、船内で使用するエンジン10等に供給する混合燃料油中の硫黄分0.5%以下、ないしは、適宜、0.1%以下とするものである。
本実施例1に係るSOx規制対応船1は、使用する二種の燃料油としては、安定的に容易に入手し易い硫黄分3.5%の、例えば、C重油(高硫黄成分燃料油)と、同様に安定的に入手し易い硫黄分0.1%以下の低硫黄成分燃料油(例えば、上述したLSMGO あるいは、ULSFOの使用を前提とする。安定的な入手可能かどうかは、入手時のコストと生産量等に左右される性質でもあるが、それらの生産量、流通量等やコストを考慮して決定される。
このような前提において、前記排ガス管11に設ける前記SO2/CO2センサー12と、その検出結果に基づいて混合燃料油の含有硫黄成分を演算し、さらに、両燃料油の混合比率を決定して、その決定結果に基づいて、前記燃料混合弁6の開度を決定し、高硫黄成分燃料油と低硫黄成分燃料油について、予め定める比率に基づいて両燃料を混合すれば良いのであるから、構造上の大きな変更を伴うことなく、いわば応急的にSOx規制に対応できることとなる。
したがって、船内装備に大きな変更を伴うことなく、上記の装置を付加するだけで、船舶が一般海域SOx規制のみならずより厳しい規制値の排出規制海域(ECA)を航行する場合にも瞬時に、かつ、自動的にその海域のSOx規制に対応でき、また、今後一層厳しく又は細かく規制されることになるかも知れないSOx規制に柔軟、かつ、応急的に対応できることとなる。
次に、本発明に係るSOx規制対応船の実施例2について図面に基づいて説明する。
図2は、本実施例2に係るSOx規制対応船20の概略図である。図2において、符号20は、実施例2に係るSOx規制対応船、21は、前記移送管8に設けられ、同移送管8内を流れる前記混合燃料の硫黄(S)成分を測定する液中センサーであり、23aは、その測定結果を送る通信ケーブルである。
上述してきた実施例1に係るSOx規制対応船1が、前記排ガス管11に設けられ、当該排ガス管11内を流れる排ガス中のSOx値を測定し、その測定結果に基づいて、前記燃料混合弁6の開度を調整して、混合燃料の硫黄成分を0.1%以下、ないしは、0.5%以下等に調整するのに対し、本実施例2に係るSOx規制対応船20においては、混合された燃料油が流れる前記移送管8に設けたセンサー21により、混合燃料中の硫黄成分を測定し、その測定結果に基づいて、前記燃料混合弁6の開度を調整して、混合燃料の硫黄成分を0.1%以下、ないしは、0.5%以下等に適宜の硫黄成分の混合燃料油に調整する。この種の液中硫黄成分センサー21としては、例えば、東亜ディーケーケー社製「高感度プロセス硫黄計(型番HSCAー2000)」等が使用できる。
次に、本発明に係るSOx規制対応船の実施例3について図面に基づいて説明する。
図3は、本実施例3に係るSOx規制対応船25の概略図である。図3において、符号25は、実施例3に係るSOx規制対応船、26a、26bは、前記高硫黄燃料油タンク2及び前記低硫黄燃料油タンク3にそれぞれ接続される前記枝管8a、8bに設けられ、これらの枝管8a、8b内を流れる高硫黄燃料油及び低硫黄燃料油の硫黄(S)成分を測定するセンサー26a、26bであり、27a、27bは、それらの測定結果を送る通信ケーブルである。
本実施例3に係るSOx規制対応船25おいては、実施例2に係るSOx規制対応船20の前記移送管8に設けるセンサー21の代わりに、前記高硫黄燃料油が貯蔵される通常燃料油タンク2及び前記低硫黄燃料油タンク3にそれぞれ接続される前記枝管8a、8bに、当該枝管8a、8b内を流れる各燃料油の含有硫黄成分を測定する2つの前記センサー26a、26bを設け、これらの各センサー26a、26bによって、各枝管8a、8bを流れる高硫黄燃料油及び低硫黄燃料油の各燃料油の含有硫黄成分を測定し、前記演算器7において、その測定結果に基づく所望とする混合燃料油の含有硫黄成分を決定し、その決定結果に基づいて、前記燃料混合弁6の開度調整せんとするものであり、最終的に所望とする混合燃料の硫黄成分を0.1%以下、ないしは、0.5%以下等に適宜の硫黄成分の混合燃料油となるように調整するものである。なお、液中硫黄成分センサー26a。26bとしては、実施例2で用いた東亜ディーケーケー社製「高感度プロセス硫黄計(型番HSCAー2000)」等が使用される。
なお、これら実施例1ないし実施例3に係るSOx規制対応船が必ず単独で装備されなければならないものではなく、実施例1ないし実施例3の適宜の組み合わせ、つまり、実施例1と実施例2、実施例2と実施例3、実施例1と実施例3、ないしは実施例1ないし実施例3のすべてを装備するSOx規制対応船であっても良いことは言うまでもない。。
すなわち、前記低硫黄燃料用タンク3及び(従来の)C重油タンク2を独立して設け、それらをブレンドするための混合弁6も設ける。そして、エンジン排ガス管11やエンジン10に燃料を供給する移送管8や、各タンク2、3に接続される枝管8a、8bに装備される硫黄成分を測定するSO2センサー12、21、26a、26bにより、エンジン10に供給する混合する燃料油の割合を制御し、含有硫黄成分を0.5%以下、ないしは、0.1%以下とする燃料油を船内の各使用エンジンへ供給することができるようにしたものである。このような組み合わせとすることにより、測定精度が向上し、SOx規制に正確に適合することとなる。
本発明は、SOx規制対応船、特に、2020年より含有硫黄(S)分を0.5%以下の燃料油使用が義務づけられるSOx規制を満足する船舶に応急的に利用される。
1 実施例1に係るSOx規制対応船
2 高硫黄燃料油を貯蔵する通常燃料油タンク
3 低硫黄燃料油タンク
4 高硫黄燃料油選択弁
5 低硫黄燃料油選択弁
6 燃料混合弁
7 演算器
8 燃料移送管
8a,8b 枝管
9 送油ポンプ
10 エンジン(主機関)
11 排ガス管
12 SO2/CO2センサー
13a、13b 通信ケーブル
20 実施例2に係るSOx規制対応船
21 燃料油硫黄成分測定センサー
25 実施例3に係るSOx規制対応船
26a、26b 燃料油硫黄成分測定センサー
27a、27b 通信ケーブル
101 ディーゼル機関
103 燃料油セットリングタンク
104 燃料油サービスタンク
105 ディーゼル油タンク
106 切換弁
107 推進器
108 移送管
108a、108b 枝管
109 送油ポンプ
110 加熱器
111 油清浄機
112 高硫黄燃料油タンク
113 低硫黄燃料油タンク
114 高硫黄燃料油選択弁
115 低硫黄燃料油選択弁
116 燃料移送弁
117 排出管
118 排出弁
119 帰還管
119a、119b 枝管
120 帰還弁
121 高硫黄燃料油帰還弁
122 低硫黄燃料油帰還弁
125 排ガス管
上記課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、SOx規制対応船において、通常燃料油を貯蔵する通常燃料油タンクと、当該通常燃料油タンクとは独立に設けられる低硫黄燃料油を造する低硫黄燃料油タンクと、これらの両タンクからの燃料油を所定の比率で混合する燃料混合弁と、船舶が航行する海図情報と連動し、一般海域を航行する場合には、混合燃料油の硫黄分比率が0.5%以下に、また、特定海域を航行する場合には、混合燃料油の硫黄分比率が0.1%以下に調整する演算器と、からなることを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載のSOx規制対応船において、前記演算器は、海図情報に加えて、船舶排ガス管に設けられるSO 2 /CO 2 を計測するセンサーの計測結果、当該燃料混合弁と船舶主機関との間の燃料移送管に設けられる硫黄成分を計測するセンサーの計測結果、前記通常燃料油タンク及び前記低硫黄燃料油タンクと前記燃料混合弁との間の各枝管に設けられる2つの硫黄成分を計測するセンサーの計測結果のいずれかに基づいて前記燃料混合弁の混合比率を決定する演算器と、からなることを特徴とする。

Claims (4)

  1. 通常燃料油を貯蔵する通常燃料油タンクと、
    当該通常燃料油タンクとは独立に設けられる低硫黄燃料油を肇造する低硫黄燃料油タンクと、
    これらの両タンクからの燃料油を所定の比率で混合する燃料混合弁と、
    船舶排ガス管に設けられ、SO2/CO2を計測するセンサーと、
    当該センサーの計測結果に基づいて前記燃料混合弁の混合比率を決定する演算器と、
    からなることを特徴とするSOx規制対応船。
  2. 通常燃料油を貯蔵する通常燃料油タンクと、
    当該通常燃料油タンクとは独立に設けられる低硫黄燃料油を肇造する低硫黄燃料油タンクと、
    これらの両タンクからの燃料油を所定の比率で混合する燃料混合弁と、
    当該燃料混合弁と船舶主機関との間の燃料移送管に設けられる硫黄成分を計測するセンサーと、
    当該センサーの計測結果に基づいて前記燃料混合弁の混合比率を決定する演算器と、
    からなることを特徴とするSOx規制対応船。
  3. 通常燃料油を貯蔵する通常燃料油タンクと、
    当該通常燃料油タンクとは独立に設けられる低硫黄燃料油を肇造する低硫黄燃料油タンクと、
    これらの両タンクからの燃料油を所定の比率で混合する燃料混合弁と、
    前記通常燃料油タンク及び前記低硫黄燃料油タンクと前記燃料混合弁との間の各枝管に設けられる2つの硫黄成分を計測するセンサーと、
    これらの2つの硫黄成分計測センサーの計測結果に基づいて前記燃料混合弁の混合比率を決定する演算器と、
    からなることを特徴とするSOx規制対応船。
  4. 入手が容易な3.5%の硫黄含有高硫黄燃料油タンクと、同様に入手が容易な0.1%の硫黄含有低硫黄燃料油タンクを備えた船舶において、船舶排ガス管に配置するSO2/CO2センサーの計測結果及び/又は燃料供給管に配置する一又は二の液中硫黄成分センサーの計測結果に基づいて、船舶が航行するSOx規制海域に適合する0.5%又は0.1%の硫黄含有船舶燃料油を前記二種類の燃料油タンクからの燃料油を船舶内で混合することを特徴とするSOx規制対応船の燃料油混合方法。
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