JP2019013413A - 計数機能付き台間玉貸機 - Google Patents

計数機能付き台間玉貸機 Download PDF

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博英 野口
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康夫 飯塚
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Abstract

【課題】計数機能付き台間玉貸機に関し、遊技島に固定される本体取付枠に対し、玉計数装置が不用意に取り外されるのを未然に防止する。【解決手段】遊技島に列設した遊技機の間に配置され、遊技玉の貸し出しを行う台間玉貸機である。台間玉貸機には、遊技島に固定される本体取付枠200、本体取付枠に着脱可能に取り付けられる玉貸機本体、玉受皿、玉貸機本体の下側に位置し、本体取付枠に着脱可能に取り付けられ、玉受皿に着脱可能に連結され、当該玉受皿から排出された遊技玉を計数する玉計数装置を備える。玉計数装置には、玉貸機本体及び玉受皿を取り外さないと、本体取付枠から取り外せないように、玉貸機本体との間に玉計数装置取外阻止機構1300を設けている。【選択図】図38

Description

この発明は、計数機能付き台間玉貸機に関し、遊技島に固定される本体取付枠に対し、玉計数装置が不用意に取り外されるのを未然に防止することができるようにしたものである。
従来、カード挿入口等を有し、上方に位置する鍵付きの前面パネル、及びメダル計数用投入口等を有し、下方に位置する鍵付きの前面パネルの鍵を解除してこれらをサンドの筺体から取り外すことにより、操作ユニット等を有し、中間に位置する鍵無しの前面パネルを筺体から取り外すことができるようにした遊技媒体取扱装置が知られている(特許文献1の段落番号「0207」及び図46参照)。
特許第5778308号公報
しかし、上記した従来の遊技媒体取扱装置は、サンドの前面パネルの取り外し手順に関するものであり、サンドの計数部が遊技島から取り外され、不正が行われる危険性があるという問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、玉貸機本体及び玉受皿を取り外さないと、本体取付枠から玉計数装置を取り外せない構造を採用することで、玉計数装置が不用意に取り外されるのを未然に防止することができるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、玉計数装置連結機構により、玉貸機本体に対する玉計数装置の取り外しを未然に防止することができるようにしたものである。
これに加え、請求項2に記載の発明によれば、玉受皿連結機構により、玉受皿に対する玉計数装置の取り外しを未然に防止することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、玉計数装置連結機構を簡便な構造により実現することができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項2又は請求項4に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、外部からの店員が操作により、連結部材の連結状態を簡便に解除させることができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5に記載の発明は、リモコンを用いて、連結部材の連結状態を簡便に解除させることができるようにしたものである。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項4又は請求項5に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項6に記載の発明は、システム管理サーバーからの操作にもとづいて、連結部材の連結状態を簡便に解除させることができるようにしたものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、例えば図2に示すように、遊技島(21)に列設した遊技機(20)の間に配置され、遊技玉の貸し出しを行う台間玉貸機(30)である。
第2に、台間玉貸機(30)には、例えば図2〜図6に示すように、次の構成を備える。
(1)本体取付枠(200)
本体取付枠(200)は、例えば図2〜図6に示すように、遊技島(21)に固定されるものである。
(2)玉貸機本体(100)
玉貸機本体(100)は、例えば図3〜図6に示すように、本体取付枠(200)に着脱可能に取り付けられるものである。
(3)玉受皿(300)
玉受皿(300)は、例えば図2〜図6に示すように、隣接する遊技機(20)から排出される遊技玉を受け入れるものである。
(4)玉計数装置(400)
玉計数装置(400)は、例えば図3〜図6に示すように、玉貸機本体(100)の下側に位置し、本体取付枠(200)に着脱可能に取り付けられ、玉受皿(300)に着脱可能に連結され、当該玉受皿(300)から排出された遊技玉を計数するものである。
第3に、玉計数装置(400)には、図3〜図5に示すように、玉貸機本体(100)及び玉受皿(300)を取り外さないと、本体取付枠(200)から取り外せないように、玉貸機本体(100)との間に、例えば図38及び図39に示すように、玉計数装置取外阻止機構(1300)を設けている。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、玉計数装置取外阻止機構(1300)には、例えば図34〜図36、並びに図38及び図39に示すように、次の構成を備える。
(1)玉計数装置連結機構(1310)
玉計数装置連結機構(1310)は、例えば図38及び図39に示すように、本体取付枠(200)に対して玉計数装置(400)を連結するものである。
(2)玉受皿連結機構(1100)
玉受皿連結機構(1100)は、例えば図34〜図36に示すように、玉計数装置(400)に対して玉受皿(300)を連結するものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第1に、玉計数装置連結機構(1310)には、例えば図38及び図39に示すように、次の構成を備える。
(1)取付片(270)
取付片(270)は、例えば図38に示すように、本体取付枠(200)に位置するものである。
(2)固定ネジ(600)
固定ネジ(600)は、例えば図38及び図39に示すように、取付片(270)を介して玉計数装置(400)のネジ受部(1521)にねじ込むものである。
第2に、固定ネジ(600)は、玉貸機本体(100)を本体取付枠(200)に取り付けた状態(例えば図3及び図4参照)において、当該玉貸機本体(100)に隠れて非露出状態にあり、玉貸機本体(100)を本体取付枠(200)に取り外した状態(例えば図5及び図6参照)において、操作可能な露出状態となる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項2又は請求項3に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、玉受皿連結機構(1100)には、例えば図33〜図37に示すように、次の構成を備える。
(1)連結部材(1120)
連結部材(1120)は、例えば図33及び図36に示すように、玉計数装置(400)に位置するものである。
(2)連結解除用駆動源(1150)
連結解除用駆動源(1150)は、例えば図33、図36及び図37に示すように、外部からの店員が操作可能であり、連結部材(1120)の連結状態を解除可能なものである。
(3)被連結部材(1180)
被連結部材(1180)は、例えば図35に示すように、玉受皿(300)に位置し、連結部材(1120)により連結可能なものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、玉受皿連結機構(1100)には、例えば図37に示すように、連結解除用駆動源(1150)を駆動させ、連結部材(1120)の連結状態を解除する外部操作可能なリモコン(1200)を備えている。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項4又は請求項5に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、玉受皿連結機構(1100)は、例えば図37に示すように、システム管理サーバー(51)からの解除信号の入力を条件に、連結解除用駆動源(1150)を駆動させ、連結部材(1120)の連結状態を解除可能である。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、玉貸機本体及び玉受皿を取り外さないと、本体取付枠から玉計数装置を取り外せない構造を採用することで、玉計数装置が不用意に取り外されるのを未然に防止することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、玉計数装置連結機構により、玉貸機本体に対する玉計数装置の取り外しを未然に防止することができる。
これに加え、請求項2に記載の発明によれば、玉受皿連結機構により、玉受皿に対する玉計数装置の取り外しを未然に防止することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の発明の効果に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、玉計数装置連結機構を簡便な構造により実現することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項2又は請求項4に記載の発明の効果に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、外部からの店員が操作により、連結部材の連結状態を簡便に解除させることができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項4に記載の発明の効果に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、リモコンを用いて、連結部材の連結状態を簡便に解除させることができる。
(請求項6)
請求項6に記載の発明によれば、上記した請求項4又は請求項5に記載の発明の効果に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項6に記載の発明によれば、システム管理サーバーからの操作にもとづいて、連結部材の連結状態を簡便に解除させることができる。
本発明の第1の実施の形態であって、遊技場の景品交換システムの概略ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、遊技場の景品交換システムの概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態であって、台間玉貸機の概略斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、台間玉貸機の他の概略斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図3に対応し、台間玉貸機の分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図4に対応し、台間玉貸機の分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図5に対応し、玉受皿及び玉計数装置の分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図6に対応し、玉受皿及び玉計数装置の分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図7に対応し、玉計数装置の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図8に対応し、玉計数装置の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、玉計数装置のシャッタ機構において、閉状態を説明するための斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図11に対応し、玉計数装置のシャッタ機構において、開状態を説明するための斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図11に対応し、玉計数装置のシャッタ機構において、一方のレーンを開状態とし、他方のレーンを閉状態とした斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、玉計数装置のシャッタ機構において、閉状態を説明するための正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図14に対応し、玉計数装置のシャッタ機構において、開状態を説明するための正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図14に対応し、玉計数装置のシャッタ機構において、一方のレーンを開状態とし、他方のレーンを閉状態とした正面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、玉計数装置のシャッタ機構において、閉状態を説明するための側面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、玉計数装置のシャッタ機構において、開状態を説明するための側面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、玉計数装置のシャッタ機構において、一方のレーンを開状態とし、他方のレーンを閉状態とした側面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、本体取付枠に対するケースの取り付け状体を説明するための分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図20に対応し、ケースの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、玉計数装置の概略を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施の形態であって、玉計数装置の動作を説明するための図表である。 本発明の第1の実施の形態であって、玉計数装置の玉計数制御手段の概要を説明するためのブロック図である。 本発明の第1の実施の形態であって、玉計数装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、図25に続くフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態であって、玉貸機本体と本体取付枠との関係を説明するための分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態であって、玉貸機本体の斜面部と本体取付枠の玉排出口との関係を説明するための側面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図28に対応し、玉貸機本体を本体取付枠から引き離した状態の側面図である。 本発明の第1の実施の形態であって、図29に対応し、玉貸機本体を本体取付枠から更に引き離した状態の側面図である。 本発明の第2の実施の形態であって、同図は、本体取外阻止機構の概略を説明するための分解断面図である。 本発明の第2の実施の形態であって、同図は、図31に対応し、本体取外阻止機構の概略を説明するための断面図である。 本発明の第2の実施の形態であって、同図は、図31に対応し、本体取外阻止機構の取外阻止状態を説明するための断面図である。 本発明の第3の実施の形態であって、同図は、玉計数装置の概略斜視図である。 本発明の第3の実施の形態であって、同図は、玉受皿の概略斜視図である。 本発明の第3の実施の形態であって、同図は、図34に示す玉計数装置の内部機構の概略斜視図である。 本発明の第3の実施の形態であって、同図は、図34に示す玉計数装置の連結解除用駆動源の動作を説明するためのブロック図である。 本発明の第4の実施の形態であって、同図は、図20に対応し、玉計数装置連結機構を説明するための分解斜視図である。 本発明の第4の実施の形態であって、同図は、図34に示す玉計数装置の内部機構の他の概略斜視図である。
(景品交換システム10)
図1及び図2中、10は、遊技場の景品交換システムである。
景品交換システム10は、大別すると、次のパーツから構成されている。なお、次の(1)〜(8)については後述する。
(1)遊技機20
(2)台間玉貸機30
(3)遊技カード40
(4)所有価値管理装置50
(5)景品交換端末60
(6)POSレジ端末70
(7)中継システム80
(8)預かり金返却機90
なお、景品交換システム10のパーツとして、上記した(1)〜(8)を例示したが、これに限定されず、最小限のパーツとしては(1)〜(5)でも足りる。
(遊技機20)
遊技機20は、パチンコ球等の遊技玉B(図11参照)を使用して遊技を実行可能なものであり、例えばパチンコ機である。
遊技機20は、遊技店内に配置され、図2に示すように、複数台列定され、遊技島21を構成している。
ここで、「遊技玉B」として、「玉」(パチンコ球)を例示したが、これに限定されない。
ここで、「遊技機20」として、「パチンコ機」を例示したが、これに限定されず、図示しないが、例えば遊技玉Bを用いた「スロットマシン」でもよい。
(台間玉貸機30)
台間玉貸機30は、図1及び図2に示すように、遊技機20に隣接して配置されるとともに、当該遊技機20に対応付けられ、当該遊技機20に遊技玉Bを貸し出すものである。
台間玉貸機30は、図3〜図6及び図24に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(6)については後述する。
(1)玉貸機本体100
(2)本体取付枠200
(3)玉受皿300
(4)玉計数装置400
(5)ロック装置500
(6)玉計数制御手段800
なお、台間玉貸機30のパーツは、上記した(1)〜(6)に限定されない。
(遊技カード40)
遊技カード40は、ICカードや磁気カード等のカード類から構成され、例えば台間玉貸機30等において使用可能である。
遊技カード40には、カード情報が記録されている。カード情報としては、遊技カード40を所有する遊技者が所有する遊技玉Bの所有価値、すなわち後述する所有価値管理装置50に記憶された「持ち玉」及び「貯玉」の数量に関する情報に関連付けられている。
ここで、「持ち玉」及び「貯玉」は、台間玉貸機30の図3を用いて後述する玉計数装置400により計数した玉数であり、「持ち玉」は当日分をいい、貯玉」は前日以前の分をいう。
ここで、「遊技カード40」として、「カード状」のものを例示するが、これに限定されず、例えば「コイン状」のものでもよい。
遊技カード40には、次の種類がある。
(1)会員カード
会員カードは、遊技客のうち、会員に対して発行され、カード情報として、「会員番号」及び「暗証番号」が記憶されている。
ここで、「会員情報」としては、「会員番号」、「暗証番号」を例示するが、これに限定されず、「持ち玉」及び「貯玉」の数量に関する情報を含んでいてもよい。
(2)一般カード(遊技客用、非会員カード)
一般カードは、遊技客のうち、非会員(ビジター)に対して発行され、非会員が遊技に用いるものであり、当該一般カードには固有のカード番号が記録される。
(3)ワゴンサービス用カード(店員用)
ワゴンサービス用カードは、店員用のものであり、後述するPOSレジ端末70に挿入して使用する。ワゴンサービス用カードには、店員情報及び暗証番号が記憶され、POSレジ端末70に挿入し、暗証番号を入力すると、当日の景品交換データ71が出力される。
ここで、「ワゴンサービス」は、店員が遊技場内に設定された遊技台を巡回し、ドリンクやフード等の景品を遊技客に直接、提供するサービスをいう。
(所有価値管理装置50)
所有価値管理装置50は、図1及び図2に示すように、台間玉貸機30に接続され、遊技カード40に記憶された会員情報と前記貯媒体とを関連付けて記憶可能なものである。
所有価値管理装置50は、店内の事務所に設定され、後述する中継システム80を介して、台間玉貸機30、景品交換端末60、POSレジ端末70及び預かり金返却機90に有線LAN或いは無線LANで接続されている。
ここで、「LAN」は、「Local Area Network」(構内通信網)の略である。
所有価値管理装置50は、複数種類の「貸与レート」毎に「持ち玉」及び「貯玉」の数量対応付けて記憶可能である。
ここで、貸与レートとしては、4円/1玉、2円/1玉、1円/1玉を例示するが、これに限定されない。
ここで、「貸与レート」とは、遊技球Bを遊技者に貸し出す場合、現金に対する遊技球Bの交換比率をいい、遊技球Bを「景品」に交換する場合の「交換レート」を含む概念である。「貸与レート」と「交換レート」とは、等価でよいし、或いは等価で無くともよい。
所有価値管理装置50は、図1に示すように、次のパーツから構成されている。なお、次の(1)〜(3)については後述する。
(1)システム管理サーバー51
(2)会員情報管理サーバー52
(3)持ち玉情報管理サーバー53
なお、所有価値管理装置50のパーツは、上記(1)〜(3)に限定されず、「持ち玉情報管理サーバー」は例えば「持ちメダル情報管理サーバー」という名称でもよい。
(システム管理サーバー51)
システム管理サーバー51は、遊技店内に設置された各種の機器の全体の運用を制御及び管理するものであり、記憶装置54を有し、当該記憶装置54内には各種のデータベースが構築され、運用データや運用履歴が記憶されている。
運用データとしては、遊技島毎の貸与レートなどが記憶されている。
運用履歴としては、会員毎、台毎の運用履歴が記憶されている。
(会員情報管理サーバー52)
会員情報管理サーバー52は、分散処理を目的として設置されたものであり、システム管理サーバー51の一部の制御・管理を担うものであり、会員情報に特化している。会員情報管理サーバー52は、会員番号及び暗証番号等の会員情報を記憶し、台間玉貸機30に遊技カード40が挿入された場合に、認証を行い、会員情報とシステム管理サーバー51の記憶装置54内に記憶された会員履歴とを関連付けて管理している。なお、会員情報として、会員番号及び暗証番号を例示したが、これに限定されず、住所、性別、趣味等の個人情報を含んでいてもよい。
(持ち玉情報管理サーバー53)
持ち玉情報管理サーバー53は、分散処理を目的として設置されたものであり、システム管理サーバー51の一部の制御・管理を担うものであり、持ち玉情報、すなわち当日の貯玉に特化している。持ち玉情報は、閉店後、システム管理サーバー51による日時更新処理により、営業日付が更新されると、前日以前の狭義の貯玉に関する貯玉情報として、システム管理サーバー51の記憶装置54内に記憶される。
(景品交換端末60)
景品交換端末60は、図1に示すように、所有価値管理装置50と通信が可能であり、台間玉貸機30からの景品交換要求に応じ、当該景品交換要求に対応した景品の景品交換価値を、前記所有価値管理装置(50)に記憶された前記貯媒体から引き落とすものである。
ここで、「景品交換端末60」として、「ワゴンサービス端末」を例示するが、これに限定されず、専用機でなく、「スマートフォン」、Wi-Fi(ワイファイ)等の無線LANの
機能を有する「タブレット型コンピュータ」等の汎用機でもよい。
(POSレジ端末70)
POSレジ端末70は、図1に示すように、景品交換端末60と通信が可能であり、いわゆるPOSシステムを利用したレジ機能を有する端末である。
景品交換端末60からのワゴンサービスに関する注文や引落し等のワゴンサービス情報は、無線LAN(Wi-Fi)を通じて、POSレジ端末70に送信され、POSレジ端末70側で実行及び記憶される。POSレジ端末70においては、先に説明したように、店員用のワゴンサービス用カードをPOSレジ端末70に挿入し、暗証番号を入力することで、当日の景品交換データ71を一括して出力できる。
(中継システム80)
中継システム80は、図2に示すように、遊技機20と対応付けられた各台間玉貸機30、所有価値管理装置50、預かり金返却機90を相互に接続するものである。なお、図1に示すように、景品交換端末60、POSレジ端末70も、中継システム80を介して接続されているほか、所有価値管理装置50を構成するシステム管理サーバー51、会員情報管理サーバー52、持ち玉情報管理サーバー53も接続されている。
中継システム80は、ハブ81を中心に構成され、ハブ81と各台間玉貸機30、所有価値管理装置50、預かり金返却機90とはLANケーブル82を用いて接続されている。
ここで、「ハブ82」とは、複数の端末機器間で相互のデータのやりとりを可能にするネットワーク、LANを構成するための装置である。
「LAN」は、「Local Area Network」(構内通信網)の略である。
なお、LANケーブル82を使用して接続したが、これに限定されず、無線ルータを使用し、無線LAN(Wi-Fi)してもよい。
(預かり金返却機90)
預かり金返却機90は、遊技場内に設置され、中継システム80を介して所有価値管理装置50に接続され、遊技残金のあるコイン類やカード類を投入し、現金を返却するものである。
(玉貸機本体100)
玉貸機本体100は、主として遊技玉Bの貸し出しを実行するものである。
玉貸機本体100には、図3、図4及び図27に示すように、大別すると、次の各部を備える。
なお、次の(1)〜(10)については後述する。
(1)状態表示ランプ101
(2)紙幣挿入口102
(3)紙幣挿入可ランプ103
(4)運用操作・表示部104
(5)玉出しスイッチ105
(6)貸出ノズル106
(7)カード挿入口107
(8)カード管理ユニット110
(9)玉導入口120
(10)背面凸部130
なお、玉貸機本体100の各部は、上記した(1)〜(10)に限定されない。
(本体取付枠200)
本体取付枠200は、金属製で、図2〜図6に示すように、玉貸機本体100を遊技島21の構造枠等に取り付けるものである。
本体取付枠200には、図5、図6及び図20に示すように、大別すると、次の各部から構成されている。
なお、本体取付枠200の各部は、次の(1)〜(5)に限定されない。
(1)枠背面部210
枠背面部210は、図5及び図6に示すように、本体取付枠200の背面を塞ぐものである。
(2)枠上部211
枠上部211は、図5及び図6に示すように、枠背面部210の上端部から本体取付枠200の上面に沿って略水平に延びるものである。
(3)枠底部212
枠底部212は、図5、図6及び図20に示すように、枠上部211と上下に対向し、枠背面部210の高さの途中から本体取付枠200の下面に沿って略水平に延びるものである。
(4)枠側部213
枠側部213は、図5及び図6に示すように、枠背面部210の幅方向の両端部から、本体取付枠200の側面に沿って略水平に途中迄延び、左右方向に対向する。
(5)装置収納部220
装置収納部220は、図5、図6及び図20に示すように、枠底部212の下側に位置し、後述する玉計数装置400を収納するものである。装置収納部220は、前面側、すなわち遊技者と対向する側が開放した箱形に形成されている。
本体取付枠200には、図5、図6、図20及び図27に示すように、大別すると、次の各部を備える。
なお、次の(1)〜(8)については後述する。
(1)玉補給口230
(2)玉落下口240
(3)ロック解除穴250
(4)玉排出口260
(5)取付片270
(6)電源ユニット280
(7)固定ネジ600
(8)ケース700
なお、本体取付枠200の各部は、上記した(1)〜(8)に限定されない。
(玉受皿300)
玉受皿300は、図2及び図3に示すように、遊技機20から排出される遊技玉Bを受け入れるものである。
玉受皿300は、図7及び図8に示すように、皿状に形成され、受け入れた遊技玉Bを後述する玉計数装置400に向かって流下させる玉導出部310を設けている。玉導出部310は、角筒状に形成され、玉計数装置400に向かって延びている。
(玉計数装置400)
玉計数装置400は、図3、図5及び図11に示すように、玉受皿300から排出された遊技玉Bを計数するものである。
玉計数装置400は、図3〜図5に示すように、本体取付枠200の装置収納部220内に一部が収納され、他の一部が装置収納部220から突出し、玉受皿300の玉導出部310に接続される。
玉計数装置400の上面には、図9及び図10に示すように、図20を用いて後述する固定ネジ600がねじ込むネジ受部401を設けている。ネジ受部401には、図20を用いて後述するケース700に代えて、玉計数装置400を装置収納部220内に収納した状態において、後述する取付片270を介して固定ネジ600をねじ込むことで、玉計数装置400が本体取付枠200に対して固定される。
玉計数装置400には、図9に示すように、ネジ受部401の後方に、後述するロック装置500のロック状態を解除可能なロック解除片402を設けている。ロック解除片402は、玉計数装置400を本体取付枠200の装置収納部220に固定した状態において、枠底部212に設けた後述するロック解除穴250を通して操作されることで、ロック装置500のロック状態が解除される。
玉計数装置400は、図11及び図22に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(4)については後述する。
(1)玉通路410
(2)玉検出部420
(3)シャッタ機構430
(4)玉計数部440
なお、玉計数装置400のパーツは、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(ロック装置500)
ロック装置500は、図7及び図8に示すように、玉受皿300と玉計数装置400とを互いに連結状態にロックするものである。ロック装置500によりロックした状態において、玉受皿300の玉導出部310と、玉計数装置400の後述する玉通路410とが連通する。
玉受皿300に受け入れた遊技玉Bは、玉通路410を通って玉通路410を流下する。
ロック装置500は、大別すると、図7及び図8に示すように、次の各部から構成される。
なお、ロック装置500の各部は、次の(1)及び(2)に限定されない。
(1)ロック雄形部510
ロック雄形部510は、玉受皿300の玉導出部310の先端部に位置し、玉計数装置400に向かって片状に突出する。
(2)ロック雌形部520
ロック雌形部520は、玉計数装置400に穴状に形成され、ロック雄形部510が挿入されると、当該ロック雌形部520の内部にロックする。ロック状態は、玉計数装置400のロック解除片402の操作により解除される。
(玉計数制御手段800)
玉計数制御手段800は、図24に示すように、玉計数装置400を制御するものである。
玉計数制御手段800は、後述する玉検出センサ422、シャッタ機構430及び玉計数部440を同じく後述するレーン411,412毎に独立させて制御している。
玉計数制御手段800は、図3〜図6に示すように、本体取付枠200の枠背面部210の背面に、後述する電源ユニット280とともに取り付けられる。
玉計数制御手段800の入力段には、図24に示すように、玉計数部440の後述する玉検出センサ422、玉計数部440の後述する第1センサ441及び第2センサ442がそれぞれ接続されている。玉計数制御手段800の出力段には、シャッタ機構430の後述する駆動源460が接続されている。
具体的には、玉計数装置400には、図示しないが、コネクタ基板を内蔵し、当該コネクタ基板に玉検出センサ422、第1センサ441、第2センサ442及び駆動源460等のハーネスを接続する。コネクタ基板は、本体取付枠200の枠背面部210の背面に取り付けられた玉計数制御手段800である背面基板へ接続される。
玉計数制御手段800は、図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/Oポート等を備えたマイクロコンピュータにより構成される。CPUは、ROM等の記憶部に記憶される各種のプログラム及びデータを読み込むことで、玉計数制御手段800として機能する。
玉計数制御手段800には、図24に示すように、大別すると、次の手段を備える。
なお、次の(1)及び(2)については後述する。
(1)シャッタ駆動制御手段810
(2)玉数加減算手段820
なお、玉計数制御手段800の手段は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(状態表示ランプ101)
状態表示ランプ101は、図3〜図6に示すように、玉貸機本体100の前面の上部に位置し、当該玉貸機本体100の運用状態をランプの色、点灯、点滅の組合せで知られるものである。
(紙幣挿入口102)
紙幣挿入口102は、図3〜図6に示すように、状態表示ランプ101の下側に位置し、図示しないが、紙幣(例えば千円、二千円、五千円、一万円)を玉貸機本体100内に挿入するための挿入口である。
(紙幣挿入可ランプ103)
紙幣挿入可ランプ103は、図3〜図6に示すように、紙幣挿入口102の直上に位置し、紙幣挿入の可/不可を点灯、消灯で知らせるものである。
(運用操作・表示部104)
運用操作・表示部104は、図3〜図6に示すように、紙幣挿入口102の下側に位置し、玉貸機本体100の運用状態を各種画面で表示するものであり、例えば液晶ディスプレイを用いたタッチパネルから構成されている。
(玉出しスイッチ105)
玉出しスイッチ105は、図3〜図6に示すように、運用操作・表示部104の下側に位置し、後述する貸玉ノズル106を介して遊技機20に対し、遊技玉Bを貸し出すための操作を行うものである。
(貸出ノズル106)
貸玉ノズル106は、図3〜図6に示すように、玉出しスイッチ105の下側に位置し、遊技機20の上皿に向かって延び、遊技玉Bを貸玉として遊技機20に供給するためのものである。
(カード挿入口107)
カード挿入口107は、図3〜図6に示すように、玉貸機本体100の前面の下部に位置し、遊技カード40を玉貸機本体100内に挿入するための挿入口である。
(カード管理ユニット110)
カード管理ユニット110は、図5及び図6に示すように、カード挿入口107の奥側に位置し、当該カード挿入口107から挿入された遊技カード40にカード情報を読み取るためのものである。カード管理ユニット110は、後述する背面凸部130の内部に少なくとも一部が内蔵ないしは収納されている。
(玉導入口120)
玉導入口120は、図27に示すように、玉貸機本体100の背面の上部に位置し、本体取付枠200の後述する玉補給口230に連通し、当該玉補給口230から補給される遊技玉Bを、玉貸機本体100内に導入するためのものである。
(背面凸部130)
背面凸部130は、図5、図6及び図27に示すように、玉補給口230の下側に位置し、枠背面部210に向かって突出するものである。背面凸部130は、カード挿入口107の奥側に位置するカード管理ユニット110の少なくとも一部が内蔵ないしは収納される。
背面凸部130には、図5、図6及び図27に示すように、次の各部を備える。
(1)傾斜部131
傾斜部131は、図5、図6及び図27に示すように、背面凸部130の上面に位置し、本体取付枠200の枠背面部210に向かって下り傾斜し、玉補給口230からこぼれ落ちた遊技玉Bを受け止め、枠背面部210に向かって誘導するものである。
傾斜部131は、その傾斜角度を、例えば2〜3度に設定している。
なお、傾斜部131の傾斜角度として、2〜3度を例示したが、これに限定されず、遊技玉Bを玉排出口260に向かって誘導できれば足り、例えば0.1〜0.9度、或いは3度を超える値に設定してもよい。
(玉補給口230)
玉補給口230は、図27に示すように、枠背面部210の上部に位置し、玉貸機本体100に遊技玉Bを補給するものである。
玉補給口230には、遊技玉Bを補給するための補給パイプ231が接続されている。玉補給口230は、玉貸機本体100を本体取付枠200に取り付けた状態において、玉貸機本体100の背面の上部に位置する玉導入口120に連通し、補給パイプ231を介して補給される遊技玉Bが玉貸機本体100内に導入される。
(玉落下口240)
玉落下口240は、図20及び図27に示すように、枠上部211に位置し、当該枠上部211に落下した遊技玉Bが落下可能に形成させている。玉落下口240は、枠背面部210側に位置し、枠上部211を上下に貫通した方形に形成されている。
なお、玉落下口240を、方形に形成したが、これに限定されず、遊技玉Bが落下可能なものであればよく、図示しないが、例えば円形や長円形に形成してもよい。
玉落下口240には、玉貸機本体100を本体取付枠200に取り外した際に、玉貸機本体100側の玉導入口120や、本体取付枠200側の玉補給口230から落下し、枠上部211に受け止められた遊技玉Bが落下する。
すなわち、枠上部211に受け止められた遊技玉Bは、玉貸機本体100を本体取付枠200に再度、取り付ける際に、玉貸機本体100の背面に押され、枠背面部210側に位置する玉落下口240から落下し、本体取付枠200の外部に排出される。
(ロック解除穴250)
ロック解除穴250は、図20に示すように、枠底部212に位置し、枠上部211を上下に貫通した方形に形成されている。
ロック解除穴250は、装置収納部220に連通し、当該装置収納部220に玉計数装置400を一部収納し、固定した状態において、玉計数装置400のロック解除片402に臨む。
なお、ロック解除穴250を、方形に形成したが、これに限定されず、当該ロック解除穴250を通してロック解除片402の操作が可能であればよく、図示しないが、例えば円形や長円形に形成してもよい。
ロック解除穴250は、玉貸機本体100を本体取付枠200に取り付けた状態においては、玉貸機本体100の底面により塞がれる。玉貸機本体100を本体取付枠200から取り外すると、ロック解除穴250の上面が開放される。この状態において、ロック解除穴250を通し、玉計数装置400のロック解除片402を操作することで、ロック装置500のロック状態が解除され、玉受皿300の取り外しが可能となる。
(玉排出口260)
玉排出口260は、図27及び図30に示すように、枠背面部210の高さの途中に位置し、傾斜部131により誘導された遊技玉Bを本体取付枠200の外部に排出するためのものである。
具体的には、玉排出口260は、図27に示すように、枠背面部210をその厚み方向に貫通し、枠背面部210の高さの途中から枠底部212に至り、高さ方向に長い長方形に形成されている。玉排出口260は、玉貸機本体100の背面凸部130がはまり込む大きさに形成されている。
玉排出口260の下端部には、枠背面部210の下端部210aが位置し、枠底部212の背面側が塞がれている。下端部210aの高さは、例えば図29に示す遊技玉Bの直径a(例えば11mm程度)に略等しく設定されている。
なお、下端部210aの高さとして、遊技玉Bの直径aを例示したが、これに限定されず、枠底部212の背面側から遊技玉Bが本体取付枠200の外部にこぼれ落ちない程度の高さであればよい。
玉排出口260には、図3及び図4に示すように、玉貸機本体100を本体取付枠200に装着した際に、背面凸部130がはまり込み、枠背面部210から奥側に向かって突出する。
なお、玉排出口260を、玉貸機本体100の背面凸部130がはまり込む大きさに形成したが、これに限定されず、遊技玉Bが通過可能なものであればよく、図示しないが、例えば円形や、長方形以外の多角形に形成してもよい。
玉排出口260は、図28に示すように、玉貸機本体100を本体取付枠200に装着した状態においては、傾斜部131により誘導された遊技玉Bが通過不能に形成されている。
これに対し、玉排出口260は、図30に示すように、玉貸機本体100を本体取付枠200から外した際に、傾斜部131により誘導された遊技玉Bが通過可能に形成されている。
換言すると、玉排出口260は、図29に示すように、玉貸機本体100の背面と枠背面部210との間の隙間Gが、遊技玉Bの直径a未満の場合(隙間の間隔b<a)に、傾斜部131により誘導された遊技玉Bが通過不能である。
これに対し、隙間Gが、図30に示すように、遊技玉Bの直径a以上の場合(隙間の間隔b>=a)に、傾斜部131により誘導された遊技玉Bが通過可能となる。
(取付片270)
取付片270は、図20に示すように、枠底部212の手前側、すなわち遊技者と対向する側に位置し、装置収納部220に玉計数装置400を一部収納した状態において、後述する固定ネジ600を使用して玉計数装置400を固定するためのものである。
取付片270は、図20に示すように、大別すると、次の各部を備える。
(1)固定穴271
固定穴271は、取付片270の自由端部側に位置し、当該取付片270を円形に貫通する。
固定穴271は、玉計数装置400のネジ受部401と整合させた位置において、当該ネジ受部401に固定ネジ600をねじ込むことで固定可能である。固定穴271を使用して玉計数装置400を固定した場合には、装置収納部220からの玉計数装置400の突出量が最大となる。
(2)調整穴272
調整穴272は、図20に示すように、固定穴271に隣接して位置し、取付片270を貫通するとともに、装置収納部220に対する玉計数装置400の挿入方向に沿って長い長円形に形成されている。
調整穴272は、玉計数装置400のネジ受部401と整合させた位置において、当該ネジ受部401に固定ネジ600をねじ込むことで固定可能である。
調整穴272は、長円形に形成していることから、その長手方向に沿って固定ネジ600の位置を相対的に移動可能であり、装置収納部220からの玉計数装置400の突出量が調整可能である。
なお、調整穴272を、取付片270の根もと側に位置させ、固定穴271を、取付片270の自由端部側に位置させたが、これに限定されず、図示しないが、調整穴272を取付片270の自由端部側に位置させ、固定穴271を、取付片270の根もと側に位置させてもよい。
(電源ユニット280)
電源ユニット280は、図3〜図6に示すように、枠背面部210の背面に取り付けられ、玉貸機本体100に電源を供給するためのユニットである。
(固定ネジ600)
固定ネジ600は、図20に示すように、取付片270を介して玉計数装置400、或いは後述するケース700にねじ込むことで、玉計数装置400或いはケース700を本体取付枠200に対して固定するものである。
(ケース700)
ケース700は、図20に示すように、装置収納部220の手前側、すなわち遊技者と対向する側の開放面を塞ぐものである。
ケース700には、その上面に、取付片270を介して固定ネジ600をねじ込むネジ受部701を設けている。
ケース700は、台間玉貸機30の搬送時や、玉計数装置400を使用しない場合に、装置収納部220の開放面に合わせてはめ込む。その後、取付片270の固定穴271を通して、固定ネジ600をネジ受部701にねじ込むことで、装置収納部220の開放面に固定する。
玉計数装置400を装着する際には、ケース700を取り外し、当該ケース700に代えて、玉計数装置400を装置収納部220に固定する。
(玉通路410)
玉通路410は、図22に示すように、玉受皿300から排出された遊技玉Bが流下するものである。
玉通路410には、図11に示すように、遊技玉Bが個別に流下可能な複数列、例えば2列に分かれた第1レーン411及び第2レーン412を設けている。
ここで、複数列のレーン411,412として、2列を例示したが、これに限定されず、図示しないが、1列でもよいし、或いは3列以上としてもよい。
各レーン411,412には、図11及び図22に示すように、玉検出部420、シャッタ機構430及び玉計数部440を独立して設けている。
(玉検出部420)
玉検出部420は、図22及び図24に示すように、玉計数制御手段800に接続され、玉通路410を流下する遊技玉Bを検出するものである。
玉検出センサ422は、複数列のレーン411,412に個別に設けられている。
各玉検出部420には、図22に示すように、次のパーツから構成されている。
(1)玉検出片421
玉検出片421は、図22に示すように、レバー状に構成され、その上端部が軸止され、各レーン411,412の底に向かって垂れ下がっている。
玉検出片421は、各レーン411,412を流下する遊技玉Bに押されて、上部の軸を中心に傾動する。
(2)玉検出センサ422
玉検出センサ422は、図22及び図24に示すように、玉計数制御手段800に接続され、玉検出片421の傾動を検知し、検出信号を出力するものである。
なお、玉検出部420として、玉検出片421付きの玉検出センサ422を例示したが、これに限定されず、遊技玉Bの流下を検出できれば足り、玉検出片421を省略し、光学的や磁気的な通過センサを用いてもよい。
(シャッタ機構430)
シャッタ機構430は、図11〜図19及び図22に示すように、玉通路410において、玉検出部420の下流側に位置し、玉通路410において流下する遊技玉Bの流下を阻止し、玉検出部420からの検出信号の入力を条件に、図12に示すように、玉通路410を開放可能なものである。
シャッタ機構430は、図11〜図19に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(5)については後述する。
(1)シャッタ本体450
(2)駆動源460
(3)リンク部470
(4)機構枠480
(5)付勢部490
なお、シャッタ機構430のパーツは、上記した(1)〜(5)に限定されない。
(玉計数部440)
玉計数部440は、図22に示すように、玉通路410において、シャッタ機構430の下流側に位置し、玉通路410を流下する遊技玉Bを計数するものである。
玉計数部440は、図22に示すように、次のパーツから構成されている。
(1)第1センサ441
第1センサ441は、当該第1センサ441を通過する遊技玉Bを1個ずつ検知するものである。
(2)第2センサ442
第2センサ442は、図22に示すように、第1センサ441の下流側に位置し、第1センサ441と同様に、当該第2センサ442を通過する遊技玉Bを1個ずつ検知するものである。
(シャッタ本体450)
シャッタ本体450は、図11〜図19に示すように、玉通路410の底に対して昇降可能に保持され、玉通路410を流下する遊技玉Bの流下を阻止するものである。
シャッタ本体450は、図11に示すように、大別すると、次の各部を備える。
(1)突入部451,452
突入部451,452は、図11〜図19に示すように、各レーン411,412にそれぞれ突入し、当該レーン411,412を流下する遊技玉Bの流下を独立して阻止するものである。
突入部451,452は、複数個、例えば第1レーン411に位置する第1突入部451と、第2レーン412に位置する第2突入部452から構成されている。
(2)湾曲部453
湾曲部453は、図11〜図16に示すように、各突入部451,452において、遊技玉Bの流下する方向の上流側に位置し、遊技玉Bの表面に沿うようにそれぞれ湾曲している。
(駆動源460)
駆動源460は、図11〜図16に示すように、リンク部470に連結され、図11、図12、図14及び図17に示すように、各レーン411,412に対して離隔する方向に突入部451,452を移動させることで、複数の各レーン411,412の全てを開放可能な共通するものである。
駆動源460は、ソレノイドから構成され、そのプランジャ461の先端部を後述するリンク部470の一端部472に軸止している。
なお、駆動源460として、ソレノイドを例示したが、これに限定されず、図示しないが、モータから構成してもよい。
(リンク部470)
リンク部470は、図11〜図16に示すように、複数の突入部451,452を相互に連結するものである。リンク部470は、その長さの途中に設けられた軸部471が軸止され、一端部472が、駆動源460のプランジャ461の先端部に軸止されている。
リンク部470は、軸部471を挟んで一端部472と反対側に位置する他端部473が、第1突入部451と第2突入部452とに個別に軸止されている。
リンク部470は、ソレノイドである駆動源460の消磁状態(「非駆動状態」ともいう。)において、図11、図14及び図17に示すように、各突入部451,452を対応する各レーン411,412の底に接近する方向に下降させ、各レーン411,412を流下する遊技玉Bの流下を阻止し、この状態を「閉状態」ともいう。
これに対し、ソレノイドである駆動源460を励磁(「駆動」或いは「駆動状態」ともいう。)すると、リンク部470が軸部471を中心に回転し、図12、図15及び図18に示すように、各突入部451,452を対応する各レーン411,412の底から浮上する方向に上昇させ、各レーン411,412を流下する遊技玉Bの流下を許容し、この状態を「開状態」ともいう。
(機構枠480)
機構枠480は、図11〜図19に示すように、各突入部451,452を個別に昇降可能に保持するためのものである。
(付勢部490)
付勢部490は、図11〜図13及び図17〜19に示すように、複数の突入部451,452を各レーン411,412に対して突入する方向、すなわち各レーン411,412の底に接近する方向に、独立して付勢するものであり、複数個、例えば第1バネ491と第2バネ492との2個のコイルバネから構成されている。
第1バネ491と第2バネ492とは、機構枠480内に独立して配置され、第1突入部451と第2突入部452との間で圧縮され、それらの復元力により、第1突入部451と第2突入部452とを独立して付勢している。
なお、付勢部490として、2個のコイルバネを例示したが、コイルバネに限定されず、板バネを用いてもよく、叉、2個に限定されず、共通して1個設けたり、或いは3個以上、設けてもよい。
(シャッタ駆動制御手段810)
シャッタ駆動制御手段810は、玉検出センサ422による遊技玉Bの検出を条件に、駆動源460を駆動させ、シャッタ機構430を閉状態から開状態にするものである。
すなわち、玉計数制御手段800は、図24及び図25に示すように、玉検出センサ422による遊技玉Bの検出後、予め設定された時間の経過後、駆動源460の駆動を停止させるタイマー手段811を備えている。
ここで、「予め設定された時間」は、玉検出センサ422による検出された遊技玉Bが、開状態のシャッタ機構430を通過するまでの時間であり、当該時間をタイマー手段811により確保している。
(玉数加減算手段820)
玉数加減算手段820は、図25に示すように、第1センサ441により遊技玉Bを検出後、第2センサ442により遊技玉Bを検出したことを条件に、図23及び図25に示すように、玉数を加算し、第2センサ442により遊技玉Bを検出後、第1センサ441により遊技玉Bを検出したことを条件に、図23及び図26に示すように、玉数を減算するものである。
(図11〜図19を用いたシャッタ機構430の動作の説明)
図11〜図19を用いて、シャッタ機構430の動作について説明する。
シャッタ機構430の動作には、次の3態様がある。
(1)両突入部451,452の閉状態
両突入部451,452の閉状態は、駆動源460が非駆動状態にあり、図11、図14及び図17に示すように、両突入部451,452が共に下降し、両レーン411,412を流下する遊技玉Bの流下を阻止する。
(2)両突入部451,452の開状態
両突入部451,452の開状態は、駆動源460が駆動状態にあり、図12、図15及び図18に示すように、両突入部451,452が共に上昇し、両レーン411,412を流下する遊技玉Bの流下を許容する。
(3)両突入部451,452のうち、一方が閉状態、他方が開状態
両突入部451,452のうち、一方が閉状態、他方が開状態は、駆動源460を駆動状態から非駆動状態に移行した際に、例えば第1レーン411において遊技玉Bの玉詰まりが発生した場合である。
このとき、駆動源460を非駆動状態に移行させると、両突入部451,452が共に下降しようとする。
第2レーン412に位置する第2突入部452は、図12、図15及び図18に示すように、下降し、第2レーン412を流下する遊技玉Bの流下を阻止する「閉状態」に移行する。
対して、第1レーン411においては、遊技玉Bの玉詰まりが発生していることから、当該第1レーン411に位置する第1突入部451の下端部が、遊技玉Bの上端部に当たる。
このため、第1突入部451の下降が制限され、第1バネ491が圧縮された状態となり、第1突入部451が開状態から閉状態に復帰できなくなる。
すなわち、片側のレーン411,412において遊技玉Bの玉詰まりが発生した場合には、片側の突入部451,452が正常に動作しなくなるが、このとき、他の片側の突入部451,452を正常に動作させることで、片側のレーン411,412において玉計数を継続させることができる。
(図23を用いた計数の態様の説明)
図23を用いて、玉検出センサ422、シャッタ本体450、玉計数部440の第1、第2センサ441,442の状態と、計数の態様との関係について説明する。
計数の態様としては、次の態様がある。
(1)第1の態様
第1の態様としては、玉検出センサ422が「オフ」(OFF)、シャッタ本体450が「閉状態」、玉計数部440の第1センサ441(A)、第2センサ442(B)がともに「オフ」(OFF)の状態であり、このとき、玉数には変化がない。
(2)第2の態様
第2の態様としては、玉検出センサ422が「オン」(ON)に変化し、シャッタ本体450が「閉状態」から「開状態」に変化し、第1センサ441(A)から第2センサ442(B)の順番に「オン」(ON)に変化した状態であり、このとき、玉数に「1」が加算される。
(3)第3の態様
第3の態様としては、玉検出センサ422が「オン」(ON)に変化し、シャッタ本体450が「閉状態」から「開状態」に変化し、第2センサ442(B)から第1センサ441(A)の順番に「オン」(ON)に変化した状態であり、このとき、玉数に「1」が減算される。
(4)第4の態様
第4の態様としては、玉検出センサ422が「オン」(ON)に変化し、シャッタ本体450が「閉状態」から「開状態」に変化し、第1センサ441(A)のみが「オン」(ON)に変化し、第2センサ442(B)が「オフ」(OFF)を維持している状態であり、このとき、玉数には変化がない。
(4)第5の態様
第5の態様としては、玉検出センサ422が「オン」(ON)に変化し、シャッタ本体450が「閉状態」から「開状態」に変化し、第2センサ442(B)のみが「オン」(ON)に変化し、第1センサ441(A)が「オフ」(OFF)を維持している状態であり、このとき、玉数には変化がない。
(図25〜図27を用いた玉計数装置400の動作の説明)
図25〜図27を用いて、玉計数装置400の動作について説明する。
まず、ステップS10に進み、「玉検出センサ422」がオン(ON)となったか、判定される。判定は、玉計数制御手段800により実行される。
判定の結果、「玉検出センサ422」がオン(ON)の場合には、ステップS10から次のステップS11に進む。ステップS11においては、「シャッタ機構430の駆動」、すなわち駆動源460の駆動が実行される。処理は、シャッタ駆動制御手段810により実行される。その結果、シャッタ機構430は、閉状態から開状態に移行し、シャッタ機構430の下流側に位置する第1センサ441及び第2センサ442への遊技玉Bの流下が許容される。
シャッタ機構430の駆動後、ステップS11から次のステップS12に進む。ステップS12においては、「タイマーのセット」が実行される。処理は、タイマー手段811により実行される。
「タイマーのセット」後、ステップS12から次のステップS13に進む。ステップS13においては、「第1センサ441」がオン(ON)となったか、判定される。判定は、玉計数制御手段800により実行される。
判定の結果、「第1センサ441」がオン(ON)の場合には、ステップS13から次のステップS14に進む。ステップS14においては、「第2センサ442」がオン(ON)となったか、判定される。判定は、玉計数制御手段800により実行される。
判定の結果、「第2センサ442」がオン(ON)の場合には、ステップS14から次のステップS15に進む。ステップS15においては、「玉数」に「1」が加算される。加算は、玉数加減算手段820により実行される。
加算後、ステップS15から次のステップS16に進む。ステップS16においては、タイマーのタイムアウトか、判定される。判定は、シャッタ駆動制御手段810により実行される。
判定の結果、タイムアウトしている場合には、ステップS16から次のステップS17に進む。ステップS17においては、「シャッタ機構430の駆動の停止」、すなわち駆動源460の駆動の停止が実行される。処理は、シャッタ駆動制御手段810により実行される。その結果、シャッタ機構430は、開状態から閉状態に移行し、シャッタ機構430の下流側に位置する第1センサ441及び第2センサ442への遊技玉Bの流下が阻止される。
「シャッタ機構430の駆動の停止」後、本フローチャートが終了する。
これに対し、先のステップS16においては、タイムアウトしていない場合には、分岐し、先に説明したステップS13に進み、「第1センサ441」がオン(ON)となったか、判定される。
一方、先に説明したステップS10において、判定の結果、「玉検出センサ422」がオン(ON)とならない場合、すなわち「玉検出センサ422」がオフ(OFF)状態を維持する場合には、分岐し、ステップS13に進み、「第1センサ441」がオン(ON)となったか、判定される。
また、先に説明したステップS13において、判定の結果、「第1センサ441」がオン(ON)とならない場合、すなわち「第1センサ441」がオフ(OFF)状態を維持する場合には、分岐し、後述する図26に進む。
先に説明したステップS14において、判定の結果、「第2センサ442」がオン(ON)とならない場合、すなわち「第2センサ442」がオフ(OFF)状態を維持する場合には、分岐し、先に説明したステップS16においては、タイマーのタイムアウトか、判定される。
すなわち、「第1センサ441」がオン(ON)となっても、「第2センサ442」がオフ(OFF)状態を維持する場合には、ステップS15においては、「玉数」に「1」が加算されない。
(図26を用いた図25に続くフローチャートの説明)
図26において、まず、ステップS20に進み、「第2センサ442」がオン(ON)となったか、判定される。判定は、玉計数制御手段800により実行される。
判定の結果、「第2センサ442」がオン(ON)の場合には、ステップS20から次のステップS21に進む。ステップS21においては、「第1センサ441」がオン(ON)となったか、判定される。判定は、玉計数制御手段800により実行される。
判定の結果、「第1センサ441」がオン(ON)の場合には、ステップS21から次のステップS22に進む。ステップS22においては、「玉数」に「1」が減算される。減算は、玉数加減算手段820により実行される。すなわち、「第2センサ442」がオン(ON)した後、「第1センサ441」がオン(ON)となった場合であり、「玉数」を減算することで、不正な計数を防止している。
減算後、分岐し、先に説明した図25のステップS16に進み、タイマーのタイムアウトか、判定される。
また、先に説明したステップS20において、判定の結果、「第2センサ442」がオン(ON)とならない場合、すなわち、「第2センサ442」がオフ(OFF)状態を維持する場合には、分岐し、先に説明した図25のステップS16に進み、タイマーのタイムアウトか、判定される。
同様に、先に説明したステップS21において、判定の結果、「第1センサ441」がオン(ON)とならない場合、すなわち「第1センサ441」がオフ(OFF)状態を維持する場合にも、分岐し、先に説明した図25のステップS16に進む。
(図28〜図30を用いた傾斜部131と玉排出口260との説明)
図28〜図30を用いて、玉貸機本体100の背面凸部130の上面に形成された傾斜部131と、本体取付枠200の枠背面部210に形成された玉排出口260との関係について説明する。
図28は、玉貸機本体100を本体取付枠200に装着した状態である。このとき、図示しないが、玉貸機本体100の玉導入口120と、本体取付枠200の玉補給口230とが連通し、玉導入口120や玉補給口230から遊技玉Bがこぼれ落ちることがない。
図29は、玉貸機本体100を本体取付枠200から取り外す途中の状態である。玉貸機本体100を取り外すと、玉導入口120と玉補給口230とが離隔し、玉導入口120や玉補給口230から遊技玉Bがこぼれ落ちることがある。
こぼれ落ちた遊技玉Bは、玉貸機本体100の背面と、これと対向する本体取付枠200の枠背面部210の前面との間を通って落下し、玉貸機本体100の背面凸部130の上面に形成された傾斜部131に当たり、受け止められる。
傾斜部131により受け止められた遊技玉Bは、傾斜部131の傾斜ないしは勾配により玉排出口260に向かって転げ落ちる。
このとき、玉貸機本体100の背面と枠背面部210との間の隙間Gが、遊技玉Bの直径a未満の場合(隙間の間隔b<a)には、図29に示すように、遊技玉Bが玉排出口260の上縁部に当たって、当該玉排出口260を通過不能である。
これに対し、隙間Gが、図30に示すように、遊技玉Bの直径a以上の場合(隙間の間隔b>=a)には、傾斜部131により誘導された遊技玉Bが玉排出口260を通過可能となる。
(図31〜図33を用いた第2の実施の形態の説明)
つぎに、図31〜図33を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、図31〜33に示すように、玉貸機本体100と玉計数装置400との間に、図35を用いて後述する玉受皿300及び玉計数装置400を取り外さないと(図32参照)、玉貸機本体100を図3〜図6を用いて先に説明した本体取付枠200から取り外せないように、本体取外阻止機構1000を設けている点を特徴とする。
本実施の形態の特徴によれば、玉受皿300及び玉計数装置400を取り外さないと、図3〜図6を用いて先に説明した本体取付枠200から玉貸機本体100が取り外せない構造を採用することで、玉貸機本体100が不用意に取り外されるのを未然に防止することができる。
(本体取外阻止機構1000)
本体取外阻止機構1000は、図31〜33に示す玉貸機本体連結機構1010と、図34〜図36を用いて後述する玉受皿連結機構1100とから構成される。
玉貸機本体連結機構1010は、図31〜33に示すように、玉計数装置400に対して玉貸機本体100を連結するものである。
玉貸機本体連結機構1010は、図31〜33に示すように、玉貸機本体100と玉計数装置400との間に位置し、互いにはまり合う本体取外阻止凹部1030及び本体取外阻止凸部1040から構成されている。
なお、本体取外阻止凹部1030を、玉計数装置400側に設け、本体取外阻止凸部1040を玉貸機本体100側に設けたが、これに限定されず、図示しないが、本体取外阻止凹部を玉貸機本体100側に設け、本体取外阻止凸部を玉計数装置400側に設けてもよい。玉貸機本体連結機構1010として、本体取外阻止凹部1030及び本体取外阻止凸部1040を例示したが、これに限定されず、図示しないが、フック状の構造を採用してもよい。
(本体取外阻止凹部1030)
本体取外阻止凹部1030は、図31に示すように、玉計数装置400の上面に位置し、凹状に形成されている。本体取外阻止凹部1030には、図3及び図4に示すように、玉貸機本体100及び玉計数装置400を本体取付枠200に取り付けた状態において、図33に示すように、本体取外阻止凸部1040がはまり込む。
本体取外阻止凹部1030は、図31に示すように、次の各部を備える。
なお、次の(1)及び(2)については後述する。
(1)取外用傾斜部1031
(2)取付用傾斜部1032
なお、本体取外阻止凹部1030の各部は、上記した(1)及び(2)に限定されない。
(取外用傾斜部1031)
取外用傾斜部1031は、本体取付枠200に対して玉貸機本体100及び玉計数装置400が取り付けられ、本体取外阻止凸部1040が本体取外阻止凹部1030にはまり込んだ状態(図33参照)において、玉計数装置400を本体取付枠200から引き抜く際に、本体取外阻止凸部1040と当接し、本体取外阻止凸部1040を後述する突出バネ1050の付勢力に抗して押圧し、本体取外阻止凹部1030から係脱させるものである。
取外用傾斜部1031は、図31に示すように、玉計数装置400の取外方向の後方に位置し、斜めに上り傾斜している。
玉計数装置400の取付け状態においては、図33に示すように、本体取外阻止凹部1030に玉貸機本体100側の本体取外阻止凸部1040がはまり込む。
図33に示す玉計数装置400の取付け状態において、玉計数装置400を、同図において取外方向に移動すると、取外方向の後方に位置する取外用傾斜部1031が、玉貸機本体100側の本体取外阻止凸部1040に当接し、同図において本体取外阻止凸部1040を押し上げ、本体取外阻止凹部1030と本体取外阻止凸部1040との係合状態が解除される。
(取付用傾斜部1032)
取付用傾斜部1032は、図32に示すように、玉計数装置400の取外し状態から、当該玉計数装置400を取付方向に移動した際に、玉貸機本体100側の本体取外阻止凸部1040に当接し、当該本体取外阻止凸部1040を同図において押し上げるものである。
取付用傾斜部1032は、図31に示すように、玉計数装置400を取付方向の前方に位置し、斜めに下り傾斜している。
(本体取外阻止凸部1040)
本体取外阻止凸部1040は、図31に示すように、玉貸機本体100に位置し、玉貸機本体100の下面から玉計数装置400の上面に向かって突出し、図3及び図4に示すように、玉貸機本体100及び玉計数装置400を本体取付枠200に取り付けた状態において、図33に示すように、玉計数装置400側の本体取外阻止凹部1030にはまり込むものである。
本体取外阻止凸部1040は、図31に示すように、同図において下面が塞がれ、上面が開放した中空な円筒形に形成され、高さの途中には外周面から円周方向に張り出した鍔部を設けている。
玉貸機本体100には、図31に示すように、本体取外阻止凸部1040に付随させて、次の各部やパーツを備える。
なお、玉貸機本体100の各部やパーツは、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)取付穴1020
(2)突出バネ1050
(3)ストッパ1060
なお、玉貸機本体100の各部やパーツは、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(取付穴1020)
取付穴1020は、図31〜図33に示すように、玉貸機本体100の下部に位置し、本体取外阻止凸部1040がはまり込むものである。
取付穴1020は、図31に示すように、玉貸機本体100の下面に下端部が開放し、上方に向かって凹状に延び、上端部が行き止まりに形成されている。取付穴1020の内径は、本体取外阻止凸部1040の鍔部の外径に略一致させている。
取付穴1020の開放した下端部には、後述するストッパ1060がはまり込むストッパ受部1021を設けている。ストッパ受部1021の内径は、ストッパ受部1021の無い取付穴1020の内径より、一段、大きく設定されている。
(突出バネ1050)
突出バネ1050は、図31〜33に示すように、本体取外阻止凸部1040を本体取外阻止凹部1030に向かって突出する方向に付勢させるものである。
突出バネ1050は、例えばコイルバネから構成され、本体取外阻止凸部1040の中空内部にはまり込み、取付穴1020の行き止まりの下端部との間で圧縮される。
(ストッパ1060)
ストッパ1060は、図31〜33に示すように、取付穴1020内にはまり込んだ本体取外阻止凸部1040の抜けを阻止するものである。
ストッパ1060は、リング状に形成され、その内径は、ストッパ受部1021の無い取付穴1020の内径に略等しく形成され、外径はストッパ受部1021の内径に略一致させている。
(玉計数装置400の取付け)
図3及び図4に示すように、玉貸機本体100を本体取付枠200に取り付けた状態において、図32に示すように、取外し状態の玉計数装置400を取り付ける場合について説明する。
玉計数装置400を、図32において取付方向に移動すると、取付用傾斜部1032が玉貸機本体100側の本体取外阻止凸部1040に当接し、当該本体取外阻止凸部1040を同図において押し上げ、本体取外阻止凸部1040が玉計数装置400の上面に沿って相対的に移動する。
玉計数装置400を、図33に示すように、更に移動すると、玉貸機本体100側の本体取外阻止凸部1040が、本体取外阻止凹部1030にはまり込む。この状態において、図示しないが、玉計数装置400が、図3及び図4に示すように、本体取付枠200に固定される。
図33に示すように、玉貸機本体100側の本体取外阻止凸部1040が、玉計数装置400側の本体取外阻止凹部1030にはまり込んだ状態において、玉貸機本体100を本体取付枠200(図3及び図4参照)から外そうとすると、本体取外阻止凸部1040が、同図において取外方向の前方に位置する本体取外阻止凹部1030の略垂直面に当接し、玉貸機本体100の取り外しが阻止される。
すなわち、玉貸機本体100の取り外しが不能となっている。玉貸機本体100の内部には、図示しないが、紙幣の金庫等が設けられている場合があるが、このとき、玉貸機本体100を取り外され、紙幣等が不正に抜き取られるのを未然に防止できる。
(玉計数装置400の取外し)
つぎに、取付状態の玉計数装置400を、取り外す場合について説明する。
玉計数装置400を、図33に示すように、取外方向に移動すると、本体取外阻止凹部1030にはまり込んでいた玉貸機本体100側の本体取外阻止凸部1040が、取外方向の後方に位置する取外用傾斜部1031に当接し、同図において本体取外阻止凸部1040を押し上げ、本体取外阻止凹部1030と本体取外阻止凸部1040との係合状態が解除される。
この状態で、図32に示すように、玉計数装置400を本体取付枠200(図3及び図4参照)から取り外す。
図32に示すように、玉計数装置400を取り外した後、玉貸機本体100は、自由に取り外しが可能となる。
(図34〜図37を用いた第3の実施の形態の説明)
図34〜図37を用いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、本体取外阻止機構1000の構成として、図34〜36に示すように、玉計数装置400に対して玉受皿300を連結する玉受皿連結機構1100の具体例を提示する点である。
本実施の形態の特徴により、図37を用いて後述するリモコン1200や、システム管理サーバー51からの操作にもとづいて、玉計数装置400と玉受皿300との連結状態を店員が簡便に解除することができる。
玉計数装置400は、図34に示すように、外ケース1110で覆われ、同図において向かって左側に、玉導入口1111が設けられている。玉導入口1111は、図35に示す玉受皿300の玉導出部310の先端部が挿入されて連結される。
外ケース1110の内部には、図36に示すように、玉受皿連結機構1100の一部が内蔵されている。
玉受皿連結機構1100は、図34〜図37に示すように、次のパーツを備える。
なお、次の(1)〜(5)については後述する。
(1)連結部材1120
(2)連結解除用駆動源1150
(3)被連結部材1180
(4)リモコン1200
(5)システム管理サーバー51
なお、玉受皿連結機構1100のパーツは、上記した(1)〜(5)に限定されない。
(連結部材1120)
連結部材1120は、図36に示すように、玉計数装置400に位置するものである。
連結部材1120には、図35を用いて後述する玉受皿300側の凹状の被連結部材1180に引っ掛かるフック部1121を有し、フック回転軸1130を中心に回転する。
また、連結部材1120には、図36に示すように、フックバネ1140を有し、図35に示す凹状の被連結部材1180に引っ掛かる方向に不勢されている。
(連結解除用駆動源1150)
連結解除用駆動源1150は、図36及び図37に示すように、外部からの店員が操作可能であり、連結部材1120の連結状態を解除可能なものである。
連結解除用駆動源1150は、図36に示すように、例えばソレノイドから構成され、リンク部材1160を介してフック部1121を有する連結部材1120に連結されている。リンク部材1160には、その長さの途中にリンクホルダー1170が設けられ、リンクホルダー1170を外部から手動で移動させることで、手動操作可能となっている。
なお、連結解除用駆動源1150として、ソレノイドを例示したが、これに限定されず、図示しないが、モータ等を使用してもよい。
連結解除用駆動源1150は、非励磁状態において、連結部材1120はフックバネ1140の付勢力により不勢され、そのフック部1121が図35に示す凹状の被連結部材1180に引っ掛かる。
このため、玉受皿300は、玉計数装置400、すなわち図3及び図4に示すように、玉受皿300が玉計数装置400に連結された状態にロックされる。
これに対し、連結解除用駆動源1150を励磁すると、リンク部材1160を介して、連結部材1120がフック回転軸1130を中心に回転し、そのフック部1121が図35に示す凹状の被連結部材1180から係脱し、ロック状態が解除される。
このため、玉受皿300は、図5及び図6に示すように、玉計数装置400から取り外し可能となる。
つぎに、玉受皿300を再度、連結する際には、その玉導出部310の先端部を、図34に示す玉計数装置400の玉導入口1111に挿入すると、玉受皿300側の後述する被連結部材1180が、玉計数装置400の玉導入口1111の内部において、連結部材1120と当接する。
このとき、連結部材1120は、被連結部材1180に押されて、フックバネ1140の付勢力に抗して、フック回転軸1130を中心に逆回転する。
その後、フックバネ1140の復元力により、連結部材1120が、フック回転軸1130を中心に戻り回転することで、フック部1121が、図35に示す凹状の被連結部材1180に引っ掛かる。
このため、玉受皿300は、図3及び図4に示すように、玉計数装置400に連結された状態で再度、ロックされる。
(被連結部材1180)
被連結部材1180は、図35に示すように、玉受皿300に位置し、連結部材1120により連結可能なものである。被連結部材1180は、玉受皿300から延びる玉導出部310の先端部に位置し、図34に示す玉計数装置400の玉導入口1111に挿入可能であり、図36に示す連結部材1120のフック部1121に引っ掛かる凹状に形成されている。
玉受皿300は、図3及び図4に示すように、玉計数装置400に連結された状態において、図示しないが、玉計数装置400に隣接する遊技機20(図2参照)の下側に位置し、遊技島21に着脱可能に固定される。
なお、被連結部材1180を、凹状に形成し、連結部材1120を、フック状に形成したが、これに限定されず、図示しないが、被連結部材1180をフック状に形成し、連結部材1120を凹状に形成してもよい。
(リモコン1200)
リモコン1200は、図37に示すように、連結解除用駆動源1150を駆動、すなわち励磁させ、連結部材1120の連結状態を解除する外部操作可能なものである。
リモコン1200は、図37に示すように、玉計数装置400の入力段に接続され、操作部1201と、発信部1202とを内蔵する。玉計数装置400には、受信部1210と、連結解除用駆動源1150とを内蔵する。
リモコン1200の操作部1201を操作すると、発信部1202を介して操作信号が発信される。玉計数装置400は、受信部1210を介して操作信号を入力すると、連結解除用駆動源1150を駆動、すなわち励磁させ、玉計数装置400に対する玉受皿300の連結状態を解除する。
なお、リモコン1200の通信方式としては、赤外線方式やそれ以外の無線方式が利用可能である。
(システム管理サーバー51)
システム管理サーバー51(図1参照)は、図37に示すように、玉計数装置400に対し、解除信号を出力可能なものであり、玉計数装置400は、解除信号の入力を条件に、連結解除用駆動源1150を駆動、すなわち励磁させ、連結部材1120の連結状態を解除可能である。
(本体取外阻止機構1000の動作)
本体取外阻止機構1000の動作について、図31〜図33を用いて説明した玉貸機本体連結機構1010と、図34〜図36を用いて説明した玉受皿連結機構1100とを用いて説明する。
まず、図3及び図4に示すように、玉貸機本体100及び玉計数装置400を本体取付枠200に取り付け、玉計数装置400を玉受皿300に連結した状態においては、図33に示す玉貸機本体連結機構1010により、玉計数装置400を取り外さないと、本体取付枠200に対して玉貸機本体100の取り外しが不能となっている。
また、図35及び図36に示す玉受皿連結機構1100により、玉受皿300を取り外さないと、本体取付枠200に対して玉計数装置400の取り外しが不能となっている。
このため、玉貸機本体100を取り外すには、図31〜図33に示す玉計数装置400の取り外しと、図35に示す玉受皿300の取り外しとが必要となる。
ここでは、第1番目に、図35に示す玉受皿300を取り外し、その後、第2番目に、図31〜図33に示す玉計数装置400を取り外す手順について説明する。
なお、第1番目に、図31〜図33に示す玉計数装置400を取り外し、第2番目に、図35に示す玉受皿300を取り外してもよく、このとき、玉計数装置400を先に取り外した際に、図36に示す連結解除用駆動源1150の電源が遮断されることがあり、リンクホルダー1170を外部から手動で移動させることで、手動操作により玉受皿連結機構1100の連結状態を解除することが必要となる。
(玉受皿300の取外し)
まず、図35に示す玉受皿300を取り外すには、図37に示すリモコン1200や、システム管理サーバー51からの操作により、図33に示す玉貸機本体連結機構1010の連結状態を解除する。その結果、図5及び図6に示すように、玉受皿300が玉計数装置400から取り外し可能となり、玉受皿300を取り外す。
(玉計数装置400の取外し)
つぎに、図31〜図33に示す玉計数装置400を取り外すには、玉計数装置400を引き抜くことで、図31〜図33に示す玉貸機本体連結機構1010の連結状態が解除される。
その結果、玉貸機本体100が本体取付枠200から取り外し可能となる。
(図38及び図39を用いた第4の実施の形態の説明)
図38及び図39を用いて、本発明の第4の実施の形態について説明する。
本実施の形態の特徴は、玉貸機本体100及び玉受皿300を取り外さないと、玉計数装置400が本体取付枠200から取り外せないように、図38及び図39に示すように、玉計数装置取外阻止機構1500を設けている点である。
本実施の形態の特徴によれば、玉貸機本体100及び玉受皿300を取り外さないと、本体取付枠200から玉計数装置400を取り外せない構造を採用することで、玉計数装置400が不用意に取り外されるのを未然に防止することができる。
(玉計数装置取外阻止機構1500)
玉計数装置取外阻止機構1500は、図38及び図39に示す玉計数装置連結機構1310と、図34〜図36を用いて先に説明した玉受皿連結機構1100とから構成される。
玉計数装置連結機構1310は、図38及び図39に示すように、本体取付枠200に対して玉計数装置400を連結するものである。
玉計数装置連結機構1310には、次の各部やパーツを備える。
なお、次の(1)〜(3)については後述する。
(1)取付片270
(2)固定ネジ600
(3)ネジ受部1521
なお、玉計数装置連結機構1310の各部やパーツは、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(取付片270)
取付片270は、図38に示すように、本体取付枠200に位置するものである。
取付片270は、枠底部212の手前側、すなわち遊技者と対向する側に位置し、装置収納部220に玉計数装置400を一部収納した状態において、後述する固定ネジ600を使用して玉計数装置400を固定するためのものである。取付片270には、図20を用いて先に説明したように、円形の固定穴271と、長円形の調整穴272とを有する。
(固定ネジ600)
固定ネジ600は、図38及び図39に示すように、取付片270を介して玉計数装置400の後述するネジ受部1521にねじ込むものである。
固定ネジ600は、玉貸機本体100を本体取付枠200に取り付けた状態(図3及び図4参照)において、当該玉貸機本体100に隠れて非露出状態にあり、玉貸機本体100を本体取付枠200に取り外した状態(図5及び図6参照)において、操作可能な露出状態となる。
(ネジ受部1521)
ネジ受部1521は、図39に示すように、玉計数装置400に位置し、図38に示す取付片270の円形の固定穴271或いは長円形の調整穴272を通して、固定ネジ600をねじ込むものである。
ネジ受部1521は、内周面にネジ溝が形成され、図39に示すように、取付金具1320の上部に貫通状に形成されている。
(玉計数装置取外阻止機構1500の動作)
玉計数装置取外阻止機構1500の動作について、図38及び図39に示す玉計数装置連結機構1310と、図34〜図36を用いて先に説明した玉受皿連結機構1100とを用いて説明する。
まず、図3及び図4に示すように、玉貸機本体100及び玉計数装置400を本体取付枠200に取り付け、玉計数装置400を玉受皿300に連結した状態においては、図38及び図39に示す玉計数装置連結機構1310により、玉貸機本体100を取り外さないと、本体取付枠200に対して玉計数装置400の取り外しが不能となっている。
また、図35及び図36に示す玉受皿連結機構1100により、玉受皿300を取り外さないと、本体取付枠200に対して玉計数装置400の取り外しが不能となっている。
玉計数装置400を取り外すには、玉貸機本体100の取り外しと、図35に示す玉受皿300の取り外しとが必要となる。
ここでは、第1番目に、玉貸機本体100を取り外し、その後、第2番目に、図35に示す玉受皿300を取り外す手順について説明する。
なお、第1番目に、図35に示す玉受皿300を取り外し、第2番目に、玉貸機本体100を取り外してもよく、このとき、玉受皿300は、図37に示すリモコン1200や、システム管理サーバー51からの操作により、玉受皿連結機構1100の連結状態を解除することが必要となる。
(玉貸機本体100の取外し)
玉貸機本体100を、図5及び図6に示すように、本体取付枠200から取り外すと、図38に示すように、固定ネジ600が露出する。
このため、固定ネジ600を回して外すことで、固定ネジ600を玉計数装置400から取り外すことができる。
(玉受皿300の取外し)
つぎに、図35に示す玉受皿300を取り外すには、玉貸機本体100を取り外すことで、図38に示すように、露出したロック解除穴250を通し、リンクホルダー1170を手動で移動させることで、手動操作により玉受皿連結機構1100の連結状態を解除できる。
その結果、図5及び図6に示すように、玉受皿300が玉計数装置400から取り外し可能となり、玉受皿300を取り外す。
なお、手動操作に代えて、図37に示すリモコン1200や、システム管理サーバー51からの操作により、図33に示す玉貸機本体連結機構1010の連結状態を解除してもよい。
最終的に、固定ネジ600を取り外した玉計数装置400を、図5及び図6に示すように、本体取付枠200から取り外すことが可能となる。
(第1の実施の形態)
10 景品交換システム
20 遊技機(パチンコ機) 21 遊技島
30 台間玉貸機 40 遊技カード
50 所有価値管理装置
51 システム管理サーバー 52 会員情報管理サーバー
53 持ち玉情報管理サーバー 54 記憶装置
60 景品交換端末
70 POSレジ端末 71 景品交換データ
80 中継ユニット
81 ハブ 82 LANケーブル
90 預かり金返却機
100 玉貸機本体 101 状態表示ランプ
102 紙幣挿入口 103 紙幣挿入可ランプ
104 運用操作・表示部 105 玉出しスイッチ
106 貸出ノズル 107 カード挿入口
110 カード管理ユニット 120 玉導入口
130 背面凸部 131 傾斜部
200 本体取付枠
210 枠背面部 210a 下端部
211 枠上部 212 枠底部
213 枠側部 220 装置収納部
230 玉補給口 231 補給パイプ
240 玉落下口 250 ロック解除穴
260 玉排出口 270 取付片
271 固定穴 272 調整穴
280 電源ユニット
300 玉受皿 310 玉導出部
400 玉計数装置
401 ネジ受部 402 ロック解除片
410 玉通路
411 第1レーン 412 第2レーン
420 玉検出部
421 玉検出片 422 玉検出センサ
430 シャッタ機構 440 玉計数部
441 第1センサ 442 第2センサ
450 シャッタ本体 451 第1突入部
452 第2突入部 453 湾曲部
460 駆動源 461 プランジャ
470 リンク部 471 軸部
472 一端部 473 他端部
480 機構枠 490 付勢部
491 第1バネ 492 第2バネ
500 ロック装置
510 ロック雄形部 520 ロック雌形部
600 固定ネジ
700 ケース 701 ネジ受部
800 玉計数制御手段
810 シャッタ機構駆動制御手段 811 タイマー手段
820 玉数加減算手段
B 玉 G 隙間
a 玉の直径 b 隙間の間隔
(第2の実施の形態)
1000 本体取外阻止機構 1010 玉貸機本体連結機構
1020 取付穴 1021 ストッパ受部
1030 本体取外阻止凹部
1031 取外用傾斜部 1032 取付用傾斜部
1040 本体取外阻止凸部 1050 突出バネ
1060 ストッパ
(第3の実施の形態)
1100 玉受皿連結機構
1110 外ケース 1111 玉導入口
1120 連結部材 1121 フック部
1130 フック回転軸 1140 フックバネ
1150 連結解除用駆動源 1160 リンク部材
1170 リンクホルダー 1180 被連結部材
1200 リモコン 1201 操作部
1202 発信部 1210 受信部
(第4の実施の形態)
1300 玉計数装置取外阻止機構 1310 玉計数装置連結機構
1320 取付金具 1321 ネジ受部
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項2又は請求項4に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、店員が外部操作により、連結部材の連結状態を簡便に解除させることができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項2又は請求項3に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、玉受皿連結機構(1100)には、例えば図33〜図37に示すように、次の構成を備える。
(1)連結部材(1120)
連結部材(1120)は、例えば図33及び図36に示すように、玉計数装置(400)に位置するものである。
(2)連結解除用駆動源(1150)
連結解除用駆動源(1150)は、例えば図33、図36及び図37に示すように、店員が外部操作可能であり、連結部材(1120)の連結状態を解除可能なものである。
(3)被連結部材(1180)
被連結部材(1180)は、例えば図35に示すように、玉受皿(300)に位置し、連結部材(1120)により連結可能なものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項2又は請求項4に記載の発明の効果に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、店員が外部操作により、連結部材の連結状態を簡便に解除させることができる。
(請求項1及び請求項2)
請求項1及び請求項2に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項1及び請求項2に記載の発明は、玉貸機本体及び玉受皿を取り外さないと、本体取付枠から玉計数装置を取り外せない構造を採用することで、玉計数装置が不用意に取り外されるのを未然に防止することができるようにしたものである。
また、請求項1に記載の発明は、玉計数装置連結機構により、玉貸機本体に対する玉計数装置の取り外しを未然に防止することができるようにしたものである。
これに加え、請求項1に記載の発明によれば、玉受皿連結機構により、玉受皿に対する玉計数装置の取り外しを未然に防止することができる。
さらに、請求項1に記載の発明は、玉計数装置連結機構を簡便な構造により実現することができるようにしたものである。
第4に、玉計数装置取外阻止機構(1300)には、例えば図34〜図36、並びに図38及び図39に示すように、次の構成を備える。
(1)玉計数装置連結機構(1310)
玉計数装置連結機構(1310)は、例えば図38及び図39に示すように、本体取付枠(200)に対して玉計数装置(400)を連結するものである。
(2)玉受皿連結機構(1100)
玉受皿連結機構(1100)は、例えば図34〜図36に示すように、玉計数装置(400)に対して玉受皿(300)を連結するものである。
第5に、玉計数装置連結機構(1310)には、例えば図38及び図39に示すように、次の構成を備える。
(1)取付片(270)
取付片(270)は、例えば図38に示すように、本体取付枠(200)に位置するものである。
(2)固定ネジ(600)
固定ネジ(600)は、例えば図38及び図39に示すように、取付片(270)を介して玉計数装置(400)のネジ受部(1521)にねじ込むものである。
第6に、固定ネジ(600)は、玉貸機本体(100)を本体取付枠(200)に取り付けた状態(例えば図3及び図4参照)において、当該玉貸機本体(100)に隠れて非露出状態にあり、玉貸機本体(100)を本体取付枠(200)に取り外した状態(例えば図5及び図6参照)において、操作可能な露出状態となる。
第6に、取付片(270)には、例えば図20に示すように、固定ネジ(600)をねじ込み可能な調整穴(272)を備える。
第7に、調整穴(272)は、例えば図20に示すように、取付片(270)を貫通するとともに、本体取付枠(200)の装置収納部(220)に対する玉計数装置(400)の挿入方向に沿って長い長円形に形成されている。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第1に、取付片(270)には、例えば図20に示すように、固定ネジ(600)をねじ込む固定穴(271)を備える。
第2に、固定穴(271)は、例えば図20に示すように、調整穴(272)に隣接するとともに、取付片(270)の自由端部側に位置し、当該取付片(270)を円形に貫通する。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1及び請求項2)
請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1及び請求項2に記載の発明によれば、玉貸機本体及び玉受皿を取り外さないと、本体取付枠から玉計数装置を取り外せない構造を採用することで、玉計数装置が不用意に取り外されるのを未然に防止することができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、玉計数装置連結機構により、玉貸機本体に対する玉計数装置の取り外しを未然に防止することができる。
これに加え、請求項1に記載の発明によれば、玉受皿連結機構により、玉受皿に対する玉計数装置の取り外しを未然に防止することができる。
さらに、請求項1に記載の発明によれば、玉計数装置連結機構を簡便な構造により実現することができる。

Claims (6)

  1. 遊技島に列設した遊技機の間に配置され、遊技玉の貸し出しを行う台間玉貸機において、
    前記台間玉貸機には、
    前記遊技島に固定される本体取付枠と、
    前記本体取付枠に着脱可能に取り付けられる玉貸機本体と、
    隣接する前記遊技機から排出される遊技玉を受け入れる玉受皿と、
    前記玉貸機本体の下側に位置し、前記本体取付枠に着脱可能に取り付けられ、前記玉受皿に着脱可能に連結され、当該玉受皿から排出された遊技玉を計数する玉計数装置と、
    を備え、
    前記玉計数装置には、
    前記玉貸機本体及び前記玉受皿を取り外さないと、前記本体取付枠から取り外せないように、前記玉貸機本体との間に玉計数装置取外阻止機構を設けている、
    ことを特徴とする計数機能付き台間玉貸機。
  2. 前記玉計数装置取外阻止機構には、
    前記本体取付枠に対して前記玉計数装置を連結する玉計数装置連結機構と、
    前記玉計数装置に対して前記玉受皿を連結する玉受皿連結機構と、
    を備えている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の計数機能付き台間玉貸機。
  3. 前記玉計数装置連結機構には、
    前記本体取付枠に位置する取付片と、
    前記取付片を介して前記玉計数装置のネジ受部にねじ込む固定ネジと、
    を備え、
    前記固定ネジは、
    前記玉貸機本体を前記本体取付枠に取り付けた状態において、当該玉貸機本体に隠れて非露出状態にあり、前記玉貸機本体を前記本体取付枠に取り外した状態において、操作可能な露出状態となる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の計数機能付き台間玉貸機。
  4. 前記玉受皿連結機構には、
    前記玉計数装置に位置する連結部材と、
    外部からの店員が操作可能であり、前記連結部材の連結状態を解除可能な連結解除用駆動源と、
    前記玉受皿に位置し、前記連結部材により連結可能な被連結部材と、
    を備えている、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の計数機能付き台間玉貸機。
  5. 前記玉受皿連結機構には、
    前記連結解除用駆動源を駆動させ、前記連結部材の連結状態を解除する外部操作可能なリモコンを備えている、
    ことを特徴とする請求項4に記載の計数機能付き台間玉貸機。
  6. 前記玉受皿連結機構は、
    システム管理サーバーからの解除信号の入力を条件に、前記連結解除用駆動源を駆動させ、前記連結部材の連結状態を解除可能である、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の計数機能付き台間玉貸機。
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