JP2019010622A - 塗装用マスキング治具およびその取外し治具、並びに、そのセット - Google Patents
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Abstract
Description
前記塗装用マスキング治具は、
外周面に形成された第1環状溝と、
前記第1環状溝よりも前記貫通孔の中心軸方向外側に形成され、且つ、前記貫通孔の両端封止時に当該貫通孔の両端面より前記貫通孔の中心軸方向外側に配置される、第2環状溝と、
前記第1環状溝に嵌め込まれたOリングシールと、
を有する、2つのキャップ、及び、
前記2つのキャップに対して互いに近づく方向に力が加えられて、前記2つのキャップがともに前記貫通孔の前記凸部に当接、又は、前記2つのキャップの少なくとも一方が、当該キャップと前記凸部との間に配置されるスペーサーを介して前記凸部に当接し、前記2つのキャップの各Oリングシールが、前記第1環状溝と前記貫通孔の内周面との間に封止配置された状態で、前記2つのキャップの相対位置を固定する固定手段、
を備えており、
前記取外し治具は、
前記貫通孔の中心軸方向が水平になるように前記ワークを保持するワーク保持具、及び、スライド具、を備え、
前記ワーク保持具は、
保持された前記ワークの前記貫通孔の中心軸方向に位置する両端面が、前記中心軸の法線方向とのなす角度であるテーパー角度が1°以上45°未満の範囲になる形状に形成されたテーパー状傾斜面を含んでおり、
前記スライド具は、
前記キャップの外周面に形成された前記第2環状溝の対向両側部分を摺動可能なように、前記貫通孔の中心軸の法線方向と平行な方向に延在し、互いに対向した、一対の突条部、及び、
前記ワーク保持具のテーパー状傾斜面の前記テーパー角度と略等しい角度で、前記中心軸の法線方向に対して傾斜した形状の傾斜面、を有し、
前記スライド具の前記一対の突条部を、前記キャップの前記第2環状溝の対向両側部分に摺動可能に係合させ、前記スライド具の前記傾斜面と前記ワーク保持具の前記テーパー状傾斜面とを当接させた状態で互いを相対移動させて、前記塗装用マスキング治具の前記キャップを前記貫通孔から取外すことを特徴としている。
前記軸部材と、
前記軸部材の前記キャップを貫通して突出した部分に着脱可能に固定され、前記2つのキャップが離間する方向に移動するのを規制可能な固定部材と、を有することを特徴としている。
前記固定部材は、前記軸部材の前記ネジ溝に螺合されるナットであることを特徴としている。
前記Oリングシールが、シリコーンゴム、フッ素ゴム、およびニトリルゴムのいずれかを含むゴム組成物で形成され、
前記固定部材が、袋ナットであって、
前記2つのキャップの一方を介して前記ワークに至る通電経路を形成することを特徴としている。
また、Oリングシールが、シリコーンゴム、フッ素ゴム、およびニトリルゴムのいずれかを含むゴム組成物で形成されるため、耐熱性に優れる。さらに、固定部材が袋ナットであるため、塗装用マスキング治具が装着されたワークを塗料に浸漬しても、非塗装領域に塗料が浸入し付着するのを防止することができる。これらから、電着塗装に塗装用マスキング治具を用いることができる。
前記塗装用マスキング治具は、
外周面に形成された第1環状溝と、
前記第1環状溝よりも前記貫通孔の中心軸方向外側に形成され、且つ、前記貫通孔の両端封止時に当該貫通孔の両端面より前記貫通孔の中心軸方向外側に配置される、第2環状溝と、
前記第1環状溝に嵌め込まれたOリングシールと、
を有する、2つのキャップ、及び、
前記2つのキャップに対して互いに近づく方向に力が加えられて、前記2つのキャップがともに前記貫通孔の前記凸部に当接、又は、前記2つのキャップの少なくとも一方が、当該キャップと前記凸部との間に配置されるスペーサーを介して前記凸部に当接し、前記2つのキャップの各Oリングシールが、前記第1環状溝と前記貫通孔の内周面との間に封止配置された状態で、前記2つのキャップの相対位置を固定する固定手段、
を備えており、
前記取外し治具は、
前記貫通孔の中心軸方向が水平になるように前記ワークを保持するワーク保持具、及び、スライド具、を備え、
前記ワーク保持具は、
保持された前記ワークの前記貫通孔の中心軸方向に位置する両端面が、前記中心軸の法線方向とのなす角度であるテーパー角度が1°以上45°未満の範囲になる形状に形成されたテーパー状傾斜面を含んでおり、
前記スライド具は、
前記キャップの外周面に形成された前記第2環状溝の対向両側部分を摺動可能なように、前記貫通孔の中心軸の法線方向と平行な方向に延在し、互いに対向した、一対の突条部、及び、
前記ワーク保持具のテーパー状傾斜面の前記テーパー角度と略等しい角度で、前記中心軸の法線方向に対して傾斜した形状の傾斜面を有し、
前記スライド具の前記一対の突条部を、前記キャップの前記第2環状溝の対向両側部分に摺動可能に係合させ、前記スライド具の前記傾斜面と前記ワーク保持具の前記テーパー状傾斜面とを当接させた状態で互いを相対移動させて、前記塗装用マスキング治具の前記キャップを前記貫通孔から取外すことを特徴としている。
前記塗装用マスキング治具は、
外周面に形成された第1環状溝と、
前記第1環状溝よりも前記貫通孔の中心軸方向外側に形成され、且つ、前記貫通孔の両端封止時に当該貫通孔の両端面より前記貫通孔の中心軸方向外側に配置される、第2環状溝と、
前記第1環状溝に嵌め込まれたOリングシールと、
を有する、2つのキャップ、及び、
前記2つのキャップに対して互いに近づく方向に力が加えられて、前記2つのキャップがともに前記貫通孔の前記凸部に当接、又は、前記2つのキャップの少なくとも一方が、当該キャップと前記凸部との間に配置されるスペーサーを介して前記凸部に当接し、前記2つのキャップの各Oリングシールが、前記第1環状溝と前記貫通孔の内周面との間に封止配置された状態で、前記2つのキャップの相対位置を固定する固定手段、
を備えており、
前記取外し治具は、
前記貫通孔の中心軸方向が水平になるように前記ワークを保持するワーク保持具、及び、スライド具、を備え、
前記ワーク保持具は、
保持された前記ワークの前記貫通孔の中心軸方向に位置する両端面が、前記中心軸の法線方向とのなす角度であるテーパー角度が1°以上45°未満の範囲になる形状に形成されたテーパー状傾斜面を含んでおり、
前記スライド具は、
前記キャップの外周面に形成された前記第2環状溝の対向両側部分を摺動可能なように、前記貫通孔の中心軸の法線方向と平行な方向に延在し、互いに対向した、一対の突条部、及び、
前記ワーク保持具のテーパー状傾斜面の前記テーパー角度と略等しい角度で、前記中心軸の法線方向に対して傾斜した形状の傾斜面を有し、
前記スライド具の前記一対の突条部を、前記キャップの前記第2環状溝の対向両側部分に摺動可能に係合させ、前記スライド具の前記傾斜面と前記ワーク保持具の前記テーパー状傾斜面とを当接させた状態で互いを相対移動させて、前記塗装用マスキング治具の前記キャップが前記貫通孔から取外されることを特徴としている。
以下、本発明の第1実施形態の塗装用マスキング治具1およびその取外し治具2について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の塗装用マスキング治具1が装着されるワーク50は、筒状部材である。ワーク50は、例えばプーリ部品である。そして、ワーク50には、円筒状の内周面を有する貫通孔51が形成されている。この貫通孔51の中心軸52は直線状に延びている。以下の説明において、貫通孔51の中心軸52の方向を、単に軸方向(中心軸方向)という。また、貫通孔51には、貫通孔51の中央部分(貫通孔51の両端面から軸方向に略等しく離れた位置)に、径方向内向きに突出した凸部54が形成されている。なお、本実施形態のワーク50の貫通孔51に形成された凸部54は、詳細は後述するが、塗装用マスキング治具1をワーク50の貫通孔51に装着した際に、後述する2つのキャップ(第1キャップ11、第2キャップ12)がともに直接凸部54に当接する構造をしている。
塗装用マスキング治具1は、ワーク50の貫通孔51に装着され、貫通孔51を封止するために使用される。塗装用マスキング治具1は、2つのキャップ(第1キャップ11、第2キャップ12)と、軸部材13と、ナット14(固定部材)とを有する。
第1キャップ11は、貫通孔51の端面の形状に対応した円柱形状をしている。第1キャップ11の外径は、貫通孔51の内径と略同じ、若しくは若干小さい。第1キャップ11の外周面には、第1キャップ11が貫通孔51に装着された際に、貫通孔51の端面に対して平行になる環状の第1環状溝111が形成されている。この第1環状溝111は、第1キャップ11が貫通孔51に装着され、第1キャップ11の底部が凸部54に当接した際に、貫通孔51の端面より軸方向内側に配置されるように形成されている。そして、この第1環状溝111には、Oリングシール113が嵌め込まれている。また、第1キャップ11の外周面には、第1環状溝111よりも軸方向外側に環状の第2環状溝112が形成されている。この第2環状溝112は、第1キャップ11が貫通孔51に装着され、第1キャップ11の底部が凸部54に当接した際に、貫通孔51の端面より軸方向外側に配置されるように形成されている。また、第1キャップ11には、軸方向に貫通する軸孔114が形成されている。
軸部材13は、第2キャップ12の底部から軸方向に延びており、第1キャップ11に形成された軸孔114を軸方向に相対移動可能に貫通する。軸部材13の外周面の少なくとも第1キャップ11側の外周部分には、ネジ溝(図示せず)が形成されている。
取外し治具2は、図7及び図8に示すように、ワーク50の貫通孔51に装着された塗装用マスキング治具1を取り外す治具であり、端的には第1キャップ11及び第2キャップ12をワーク50の貫通孔51から引き抜くために使用される。取外し治具2は、ワーク50を相対移動不能に保持するワーク保持具21、及び、ワーク保持具21の両端面に対応する2つのスライド具(第1スライド具22、第2スライド具23)を備えている(図7及び図8参照)。
ワーク保持具21は、図4に示すように、貫通孔51に塗装用マスキング治具1が装着された、筒状のワーク50を、貫通孔51の軸方向が水平になるように保持する、U字状のU字溝211を備えている。U字溝211の両端にはワーク50の軸方向の位置を位置決めするフランジ212・213が形成されている。また、ワーク保持具21は、保持されたワーク50の貫通孔51の軸方向に位置する両端面に、軸方向に対する法線方向(鉛直方向)とのなす角度であるテーパー角度が付けられたテーパー状傾斜面214・215が形成されている。このテーパー状傾斜面214・215のテーパー角度は、1°以上45°未満の範囲としている。
第1スライド具22は、ワーク保持具21のテーパー状傾斜面214に対応しており、第2スライド具23は、ワーク保持具21のテーパー状傾斜面215に対応している。
次に、塗装用マスキング治具1のワーク50の貫通孔51への取り付け手順について説明する。
(1)まず、塗装完了後のワーク50を、貫通孔51の軸方向が水平になるように、ワーク保持具21のU字溝211にセットする。このとき、U字溝211の両端に形成されたフランジ212とフランジ213との間にワーク50が収納される。これにより、ワーク50は、ワーク保持具21に対して相対移動不能に固定される。
ΔXc=ΔL×sinθ ・・・(1)
すなわち、テーパー角度θ、および、相対移動量ΔLの大きさに応じて、(1)式によって導かれる移動量ΔXcだけ、第2キャップ12が貫通孔51から軸方向外向きに移動し、Oリングシール123の圧縮が解かれたとき、第2キャップ12が貫通孔51から外れた状態になり得る。なお、第1スライド具22についても同様である。
なお、上記取外し手順(取外し形態(a))では、ワーク保持具21を不動に固定した状態で、第1スライド具22及び第2スライド具23に対して下方に力を加える手順を示したが、取外し形態(b)では、図12〜図14に示すように、第1スライド具22及び第2スライド具23を軸方向に対する法線方向(鉛直方向)に不動に固定した状態(第1スライド具22及び第2スライド具23は軸方向に対しては移動自在な状態)で、ワーク保持具21に対して下方に力を加えてもよい。即ち、第1スライド具22及び第2スライド具23が軸方向に対する法線方向(鉛直方向)に固定された状態(第1スライド具22及び第2スライド具23は軸方向に対しては移動自在な状態)で、ワーク保持具21のテーパー状傾斜面214・215を第1スライド具22の傾斜面223及び第2スライド具23の傾斜面233に対して摺動させる。これにより、第1キャップ11の第2環状溝112とワーク50の貫通孔51の一方端面との間の軸方向の距離が増す方向に力が加わり、第1キャップ11の第1環状溝111と貫通孔51の内周面との間に封止配置されたOリングシール113が、貫通孔51の一方端面より軸方向外側に移行することにより、第1キャップ11が貫通孔51から引き抜かれる。同様に、第2キャップ12の第2環状溝122とワーク50の貫通孔51の他方端面との間の軸方向の距離が増す方向に力が加わり、第2キャップ12の第1環状溝121と貫通孔51の内周面との間に封止配置されたOリングシール123が、貫通孔51の他方端面より軸方向外側に移行することにより、第2キャップ12が貫通孔51から引き抜かれる。
次に、上記第1実施形態の変更例に係る塗装用マスキング治具1´について図3を用いて説明する。但し、第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。この塗装用マスキング治具1´は、ワーク50の貫通孔51に装着され、ワーク50を帯電させる塗装を行う場合(電着塗装、静電塗装、静電粉体塗装など)に用いられる。
次に、上記第1実施形態に係る塗装用マスキング治具1を、図15に示すように、ワーク250の貫通孔251に装着した場合について、第2実施形態として説明する。
次に、上記第1実施形態に係る塗装用マスキング治具1を、ワーク250´の貫通孔251´に装着した場合について、第2実施形態の変更例として説明する。
取外し治具2を用いた塗装用マスキング治具1の取外し作業において、第1スライド具22及び第2スライド具23を用い、それぞれの傾斜面223・233をワーク保持具21のそれぞれのテーパー状傾斜面214・215に略同時に当接させて、第1キャップ11及び第2キャップ12を略同時にワーク50の貫通孔51から引き抜く形態の場合、テーパー状傾斜面214とテーパー状傾斜面215とは、互いに逆方向に傾斜する面であり、かつ、テーパー角度が1°以上45°未満の範囲内である限りにおいて、テーパー状傾斜面214及びテーパー状傾斜面215の双方のテーパー角度は、異なる値(絶対値)に設けられていてもよい。
取外し治具2を用いた塗装用マスキング治具1´の取外し手順に関しては、実施例1では、上記第1実施形態で説明した、『取外し形態(a)』(取外し前:図7、取外し後:図8、図9)の手順で行った。一方、実施例2では、上記第1実施形態で説明した、『取外し形態(b)』(取外し前:図12、取外し後:図13、図14)の手順で行った。尚、実施例2は、付帯治具として、リニアガイド(ガイドレール&ガイドブロック)を用いた。
(1)作業者側(正面)からみて、テーパー状傾斜面214とテーパー状傾斜面215とが逆Vの字状になるように、ワーク保持具21を作業台上に設置した状態で、塗装用マスキング治具1´が装着された塗装完了後のワーク50を、貫通孔51の軸方向が水平になるように、ワーク保持具21のU字溝211に相対移動不能に保持された状態でセットした(図7参照)。天地関係は、ワーク50が天(紙面上)、ワーク保持具21が地(紙面下)である。
・テーパー角度θ:4°
・第1スライド具22(第2スライド具23)の相対移動量ΔL:20mm
・第1キャップ11(第2キャップ12´)の軸方向外向きへの移動量ΔXc(必要量):0.9mm
・移動量ΔXc(狙い値):上記必要量+α
・移動量ΔXc(=ΔL×sinθ):1.4mm >0.9mm(必要量)
(1)まず、作業台上に附帯治具のリニアガイド1式(ガイドレール1つ、ガイドブロック2つ)を敷設した(図13参照)。リニアガイドは、2つのガイドブロックがそれぞれ1つのガイドレールに係合してガイドレールに沿って直線移動自在に構成されている。そして、第1スライド具22の傾斜面223と第2スライド具23の傾斜面233とをリニアガイドレールの延在方向で対向させ、かつ、傾斜面223と傾斜面233とがリニアガイドレールと直交する方向の作業者側(正面)からみてVの字状になるように、第1スライド具22及び第2スライド具23をそれぞれ、ガイドブロック上にネジ止め等で固定した。この状態で、第1スライド具22及び第2スライド具23はそれぞれガイドレールに沿う方向にのみ直線移動自在な状態になった。
次に、実施例1の塗装用マスキング治具及び取外し治具(取外し形態(a))の使用態様、及び、実施例2の塗装用マスキング治具及び取外し治具(取外し形態(b))の使用態様をそれぞれ評価した。また、参考対象として、実施例1の構成と同一の塗装用マスキング治具をワークの貫通孔に装着した状態で、取外し治具を使用しないで作業者が第1キャップ及び第2キャップを手作業で無理に引き抜いた場合の使用態様を参考例1とし、特許文献1の第3実施形態変更例(特許文献1の図6参照)で挙げられた塗装用マスキング治具の使用態様を参考例2としてそれぞれ評価した。
具体的には、実施例1、実施例2、参考例1および参考例2の各塗装用マスキング治具を用いてカチオン電着塗装を行った。電着塗装の前処理として、脱脂、水洗、素地表面調整、化成皮膜形成(リン酸亜鉛皮膜形成)、水洗をこの順で行った。電着塗装に用いる水溶性樹脂塗料は、エポキシ樹脂にアミンを付加し酸で中和した水溶液である。電着塗装の後は、水洗、焼付乾燥(160℃×30分)を行った。
ワークから塗装用マスキング治具を取り外す前に、シール部材(第1キャップ・第2キャップの各Oリングシール等)の位置ずれを目視で確認した。50個目(またはその付近)においても、位置ずれが全く無い場合には評価「○」とし、軽微な(部分的な)位置ずれがある場合は評価「△」とし、ずれ落ちがある場合には評価「×」とした。
ワークから塗装用マスキング治具を取り外した後、ワークの非塗装領域への塗料の侵入の有無について目視で確認した。50個目(またはその付近)においても、侵入が全く無い場合は評価「○」とし、軽微な侵入(部分的な滲み等)がある場合には評価「△」とし、侵入が顕著な場合は評価「×」とした。
ワークから塗装用マスキング治具を取り外した後、ワークの非塗装領域と塗装領域との境界の塗装の乱れ(滲み、かすれ等)の有無を目視で確認した。50個目(またはその付近)においても、乱れが無い場合は評価「○」とし、軽微な(部分的な)乱れがある場合には評価「△」とし、顕著な乱れがある場合は評価「×」とした。
ワークから塗装用マスキング治具を取り外した後、塗装用マスキング治具に不具合があるか否かを目視で確認した。50個目(またはその付近)においても、不具合が全く無い場合は評価「○」とし、軽微な(再使用可能な)不具合がある場合は評価「△」とし、例えば第1キャップ・第2キャップの亀裂、割れ、凹み等の再使用不可な不具合がある場合は評価「×」とした。なお、Oリングシールの寿命は、本評価項目に含まれる。
作業者が塗装用マスキング治具をワークに対し着脱する際の作業性および作業負担について評価した。50個目(またはその付近)の着脱作業を終えた段階で、終始、着脱作業性が良好でほとんど作業負担を感じることがなく、実際に工場で製品を製造する場合に、充分に使用に耐えうると予想できる場合は評価「○」、実際に工場で製品を製造する場合に使用に耐えうる範囲で1回目と比べて着脱作業性が軽微に低下し作業負担が増したと感じた場合は評価「△」、実際に製品を製造する場合には使用できない程度まで1回目と比べて着脱作業性が低下し作業負担が増したと感じた場合は評価「×」とした。
上記カチオン電着塗装が施されたワークに対して、塗膜の厚さ、硬さ、密着性等を測定した。50個目(またはその付近)においても、全ての項目で良好な場合は評価「○」とし、製品として出荷可能な範囲内の軽微な不良がある場合は評価「△」とし、品質不良がある場合は評価「×」とした。なお、膜厚は、JIS K5400に準拠して電磁式膜厚計で測定し、膜厚20μm±6μmを良好(評価「○」)とした。膜硬さは、JIS K5400に準拠したすり傷判定で評価し、鉛筆引っかき値がH以上を良好(評価「○」)とした。密着性は、JIS K5400に準拠した碁盤目法で評価し、10点(100/100)を良好(評価「○」)とした。なお、塗装品質は、評価項目(3)および(6)を含む総合的なものとする。
シール部材(Oリングシール等)が汎用品である場合および塗装作業効率が良好な場合(焼成炉から排出直後に取外しができる場合)は評価「○」とし、シール部材(Oリングシール等)が汎用品であるが、塗装作業効率がさほど良くない場合(焼成炉から排出直後に取外しができない場合)は評価「△」とし、シール部材(Oリングシール等)が非汎用品である場合は評価「×」とした。
(1)シール部材の位置ずれの抑制
実施例1、及び、実施例2の塗装用マスキング治具は、Oリングシールが嵌め込まれた、第1キャップと第2キャップとの間の相対位置を固定する、軸部材13及びナット14´(袋ナット)を備える。そのため、塗装用マスキング治具を貫通孔の内周面に凸部が形成されているワークに取り付ける際は、第1キャップと第2キャップとがともに直接凸部に当接するか、又は、第1キャップと第2キャップとの少なくとも一方が、凸部との間に配置されるスペーサーを介して凸部に当接できた。この結果、Oリングシールの軸方向の位置ずれが全く無い程度にまでOリングシール(シール部材)の位置ずれを確実に抑制できた。
実施例1、及び、実施例2の塗装用マスキング治具に備わるOリングシール(汎用品)は、参考例2の塗装用マスキング治具に備わるシール部材(非汎用品)と比べて、1/4程度の調達コストで済んだ。
また、実施例1、及び、実施例2の塗装用マスキング治具をワークから取り外す作業に使用される取外し治具は、『取外し形態(a)』又は『取外し形態(b)』のどちらの形態によっても、比較的構造が簡単で、エアーや電気などの動力を必要とせず、作業者が手に持って実際に工場で製品を製造する場合に充分に使用に耐えうると予想できる程度まで作業性良好でほとんど作業負担を感じることなく取り扱うことができた。つまり、取外し治具は、作業者によって加えられる貫通孔の中心軸の法線方向の力を、第2環状溝の対向両側部分を作用点として、キャップを貫通孔の中心軸方向外向きへ移動させる力に効率よく変換できる構成になっている。その結果、量産時のワーク塗装で、取外し治具を使わずに無理抜き構造の当キャップをワークの貫通孔から手作業で無理に引き抜く、参考例1の場合と比べて、着脱作業性が向上し、作業者の作業負担を低減できることがわかった。
11 第1キャップ
111 第1環状溝
112 第2環状溝
113 Oリングシール
114 軸孔
12 第2キャップ
121 第1環状溝
122 第2環状溝
123 Oリングシール
13 軸部材
14 ナット
14´ 袋ナット
15 スペーサー
2 取外し治具
21 ワーク保持具
211 U字溝
212・213 フランジ
214・215 テーパー状傾斜面
22 第1スライド具
221・222 突条部
223 傾斜面
23 第2スライド具
231・232 突条部
233 傾斜面
50 ワーク
51 貫通孔
52 中心軸
53 非塗装領域
54 凸部
Claims (9)
- 円筒状の内周面に径方向内向きに突出した凸部を有する貫通孔を備えたワークを対象として、前記貫通孔の内周面に塗料が付着するのを防止するために、前記貫通孔の両端を封止する、塗装用マスキング治具およびその取外し治具のセットであって、
前記塗装用マスキング治具は、
外周面に形成された第1環状溝と、
前記第1環状溝よりも前記貫通孔の中心軸方向外側に形成され、且つ、前記貫通孔の両端封止時に当該貫通孔の両端面より前記貫通孔の中心軸方向外側に配置される、第2環状溝と、
前記第1環状溝に嵌め込まれたOリングシールと、
を有する、2つのキャップ、及び、
前記2つのキャップに対して互いに近づく方向に力が加えられて、前記2つのキャップがともに前記貫通孔の前記凸部に当接、又は、前記2つのキャップの少なくとも一方が、当該キャップと前記凸部との間に配置されるスペーサーを介して前記凸部に当接し、前記2つのキャップの各Oリングシールが、前記第1環状溝と前記貫通孔の内周面との間に封止配置された状態で、前記2つのキャップの相対位置を固定する固定手段、
を備えており、
前記取外し治具は、
前記貫通孔の中心軸方向が水平になるように前記ワークを保持するワーク保持具、及び、スライド具、を備え、
前記ワーク保持具は、
保持された前記ワークの前記貫通孔の中心軸方向に位置する両端面が、前記中心軸の法線方向とのなす角度であるテーパー角度が1°以上45°未満の範囲になる形状に形成されたテーパー状傾斜面を含んでおり、
前記スライド具は、
前記キャップの外周面に形成された前記第2環状溝の対向両側部分を摺動可能なように、前記貫通孔の中心軸の法線方向と平行な方向に延在し、互いに対向した、一対の突条部、及び、
前記ワーク保持具のテーパー状傾斜面の前記テーパー角度と略等しい角度で、前記中心軸の法線方向に対して傾斜した形状の傾斜面、を有し、
前記スライド具の前記一対の突条部を、前記キャップの前記第2環状溝の対向両側部分に摺動可能に係合させ、前記スライド具の前記傾斜面と前記ワーク保持具の前記テーパー状傾斜面とを当接させた状態で互いを相対移動させて、前記塗装用マスキング治具の前記キャップを前記貫通孔から取外すことを特徴とする、塗装用マスキング治具およびその取外し治具のセット。 - 前記取外し治具の前記スライド具は、前記ワーク保持具の両端面に対応して、2つ備えられていることを特徴とする、請求項1に記載の塗装用マスキング治具およびその取外し治具のセット。
- 前記固定手段は、前記貫通孔の中心軸方向に延びており、前記2つのキャップの一方を前記中心軸方向に相対移動可能に貫通すると共に、前記2つのキャップの他方に固定される軸部材を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の塗装用マスキング治具およびその取外し治具のセット。
- 前記固定手段は、前記貫通孔の中心軸方向に延びており、前記2つのキャップを前記中心軸方向に相対移動可能に貫通する軸部材を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の塗装用マスキング治具およびその取外し治具のセット。
- 前記固定手段は、
前記軸部材と、
前記軸部材の前記キャップを貫通して突出した部分に着脱可能に固定され、前記2つのキャップが離間する方向に移動するのを規制可能な固定部材と、を有することを特徴とする、請求項3又は4に記載の塗装用マスキング治具およびその取外し治具のセット。 - 前記軸部材は、少なくとも前記貫通孔の中心軸方向の一部にネジ溝が形成されており、
前記固定部材は、前記軸部材の前記ネジ溝に螺合されるナットであることを特徴とする、請求項5に記載の塗装用マスキング治具およびその取外し治具のセット。 - 前記2つのキャップが、金属製であって、
前記Oリングシールが、シリコーンゴム、フッ素ゴム、およびニトリルゴムのいずれかを含むゴム組成物で形成され、
前記固定部材が、袋ナットであって、
前記2つのキャップの一方を介して前記ワークに至る通電経路を形成することを特徴とする、請求項5又は6に記載の塗装用マスキング治具およびその取外し治具のセット。 - 円筒状の内周面に径方向内向きに突出した凸部を有する貫通孔を備えたワークを対象として、前記貫通孔の内周面に塗料が付着するのを防止するために、前記貫通孔の両端を封止した塗装用マスキング治具の、取外し治具であって、
前記塗装用マスキング治具は、
外周面に形成された第1環状溝と、
前記第1環状溝よりも前記貫通孔の中心軸方向外側に形成され、且つ、前記貫通孔の両端封止時に当該貫通孔の両端面より前記貫通孔の中心軸方向外側に配置される、第2環状溝と、
前記第1環状溝に嵌め込まれたOリングシールと、
を有する、2つのキャップ、及び、
前記2つのキャップに対して互いに近づく方向に力が加えられて、前記2つのキャップがともに前記貫通孔の前記凸部に当接、又は、前記2つのキャップの少なくとも一方が、当該キャップと前記凸部との間に配置されるスペーサーを介して前記凸部に当接し、前記2つのキャップの各Oリングシールが、前記第1環状溝と前記貫通孔の内周面との間に封止配置された状態で、前記2つのキャップの相対位置を固定する固定手段、
を備えており、
前記取外し治具は、
前記貫通孔の中心軸方向が水平になるように前記ワークを保持するワーク保持具、及び、スライド具、を備え、
前記ワーク保持具は、
保持された前記ワークの前記貫通孔の中心軸方向に位置する両端面が、前記中心軸の法線方向とのなす角度であるテーパー角度が1°以上45°未満の範囲になる形状に形成されたテーパー状傾斜面を含んでおり、
前記スライド具は、
前記キャップの外周面に形成された前記第2環状溝の対向両側部分を摺動可能なように、前記貫通孔の中心軸の法線方向と平行な方向に延在し、互いに対向した、一対の突条部、及び、
前記ワーク保持具のテーパー状傾斜面の前記テーパー角度と略等しい角度で、前記中心軸の法線方向に対して傾斜した形状の傾斜面を有し、
前記スライド具の前記一対の突条部を、前記キャップの前記第2環状溝の対向両側部分に摺動可能に係合させ、前記スライド具の前記傾斜面と前記ワーク保持具の前記テーパー状傾斜面とを当接させた状態で互いを相対移動させて、前記塗装用マスキング治具の前記キャップを前記貫通孔から取外すことを特徴とする、塗装用マスキング治具の取外し治具。 - 円筒状の内周面に径方向内向きに突出した凸部を有する貫通孔を備えたワークを対象として、前記貫通孔の内周面に塗料が付着するのを防止するために、前記貫通孔の両端を封止し、且つ、封止された前記貫通孔から取外し治具により取り外し可能とされる、塗装用マスキング治具であって、
前記塗装用マスキング治具は、
外周面に形成された第1環状溝と、
前記第1環状溝よりも前記貫通孔の中心軸方向外側に形成され、且つ、前記貫通孔の両端封止時に当該貫通孔の両端面より前記貫通孔の中心軸方向外側に配置される、第2環状溝と、
前記第1環状溝に嵌め込まれたOリングシールと、
を有する、2つのキャップ、及び、
前記2つのキャップに対して互いに近づく方向に力が加えられて、前記2つのキャップがともに前記貫通孔の前記凸部に当接、又は、前記2つのキャップの少なくとも一方が、当該キャップと前記凸部との間に配置されるスペーサーを介して前記凸部に当接し、前記2つのキャップの各Oリングシールが、前記第1環状溝と前記貫通孔の内周面との間に封止配置された状態で、前記2つのキャップの相対位置を固定する固定手段、
を備えており、
前記取外し治具は、
前記貫通孔の中心軸方向が水平になるように前記ワークを保持するワーク保持具、及び、スライド具、を備え、
前記ワーク保持具は、
保持された前記ワークの前記貫通孔の中心軸方向に位置する両端面が、前記中心軸の法線方向とのなす角度であるテーパー角度が1°以上45°未満の範囲になる形状に形成されたテーパー状傾斜面を含んでおり、
前記スライド具は、
前記キャップの外周面に形成された前記第2環状溝の対向両側部分を摺動可能なように、前記貫通孔の中心軸の法線方向と平行な方向に延在し、互いに対向した、一対の突条部、及び、
前記ワーク保持具のテーパー状傾斜面の前記テーパー角度と略等しい角度で、前記中心軸の法線方向に対して傾斜した形状の傾斜面を有し、
前記スライド具の前記一対の突条部を、前記キャップの前記第2環状溝の対向両側部分に摺動可能に係合させ、前記スライド具の前記傾斜面と前記ワーク保持具の前記テーパー状傾斜面とを当接させた状態で互いを相対移動させて、前記塗装用マスキング治具の前記キャップが前記貫通孔から取外されることを特徴とする、塗装用マスキング治具。
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CN115180095A (zh) * | 2022-09-13 | 2022-10-14 | 临沂杰航海洋科技有限责任公司 | 一种用于船体表面翻新的修复装置 |
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