JP2019010118A - 冬虫夏草の育成方法 - Google Patents

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【課題】培養効率が高く十分な量の冬虫夏草を収穫することのできる冬虫夏草の育成方法を提供する。【解決手段】冬虫夏草の育成方法は、冬虫夏草の培養種菌を接種した培地1を筒形容器10内に設置して、冬虫夏草を菌床栽培により培養する冬虫夏草の育成方法において、筒形容器10はその側壁16上部に開閉可能な換気用開口11を備えており、開口11を開いた開状態の筒形容器10を、育成施設30内に縦置き姿勢で水平方向に整列させると共に複数段積み重ねて設置する整列設置工程と、育成施設30内の温度、湿度及び照度を所定の条件下で管理しながら、筒形容器10内で冬虫夏草の菌糸体3及び子実体5を培養する培養工程と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、冬虫夏草の育成方法に関し、特に、菌床栽培による冬虫夏草の育成方法に関する。
冬虫夏草は、昆虫の成虫や幼虫等に寄生するキノコの一種であり、多くの効用を有するとして、漢方の生薬や、薬膳料理・中華料理の素材として古くから重宝されている。
しかし、天然の冬虫夏草は非常に貴重で高価なものであるため、近年、安定的に比較的安価な冬虫夏草を供給することを目的として、人工的な培地を使って冬虫夏草を育成する冬虫夏草の菌床栽培が行われている。例えば、下記特許文献1,2に、従来の冬虫夏草の菌床栽培が開示されている。
特開2006−204310号公報 特許第5816005号公報
ところが、冬虫夏草の菌床栽培は、まだ効率的な手法が確立されておらず、子実体の発芽自体が少なかったり、子実体の生長量が小さかったりする場合が多い。また、発芽した子実体にカビが生えたり、腐ったりして、十分な量の収穫を行うことができない場合も多い。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、培養効率が高く十分な量の冬虫夏草を収穫することのできる冬虫夏草の育成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る冬虫夏草の育成方法は、冬虫夏草の培養種菌を接種した培地を筒形容器内に設置して、冬虫夏草を菌床栽培により培養する冬虫夏草の育成方法において、前記筒形容器はその側壁上部に開閉可能な換気用開口を備えており、前記開口を開いた開状態の前記筒形容器を、育成施設内に縦置き姿勢で水平方向に整列させると共に複数段積み重ねて設置する整列設置工程と、前記育成施設内の温度、湿度及び照度を所定の条件下で管理しながら、前記筒形容器内で冬虫夏草の菌糸体及び子実体を培養する培養工程と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る冬虫夏草の育成方法によれば、培養効率が高く十分な量の冬虫夏草を収穫することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る育成容器の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る容器本体の斜視図である。 図3は、本発明の実施形態に係る蓋の斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係る育成施設の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る育成容器の整列設置状態を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る冬虫夏草の育成状態を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る冬虫夏草の育成状態を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、育成容器内に培地と培養種菌とを収めて培養することで、冬虫夏草の菌糸体及び子実体を成長させて収穫する場合について説明する。
また、本実施形態では、第一の場所で培地及び冬虫夏草の種菌を容器内へ収納すると共にある程度までの菌糸体の育成を行い、その後、容器ごと別の第二の場所に搬送してから子実体の発芽と育成を行う場合について説明する。
図1は、本実施形態に係る育成容器の構成を示す図であり、図1(a)は開状態、図1(b)は閉状態を示している。図2は、本実施形態に係る容器本体の斜視図である。図3は、本実施形態に係る蓋の斜視図である。
まず、本実施形態で用いる農業資材について説明する。培地と培養種菌を収容する育成容器10は、円筒側面の上部2箇所に開閉可能な換気用開口11が形成された半透明プラスチック製の円筒容器であり、上面が開口した円筒形の容器本体15と、容器本体15の上端に被せられて上面開口を閉じる、下面が開口した円筒形の蓋25とを備える。
2つの換気用開口11は、上部の円周回りに180°離れた2箇所に形成されている。容器本体15に蓋25を被せて上面開口を閉じた状態では、育成容器10内は密封され、換気用開口11が唯一の換気口となる。
蓋25は、容器本体15の開口上面に被せられた状態で円筒軸(育成容器10の中心軸)回りに容器本体15に対して相対的に回動自在であり、本実施形態では、換気用開口11が開いた開位置(図1(a))と、換気用開口11が閉じた閉位置(図1(b))との間で回動し、換気用開口11の開き度合いを回動位置によって適宜調整可能である。
容器本体15の円筒側壁である本体側壁16の上端には、下方に向けて切り欠かれた、換気用開口11を構成する本体側U字形切欠(本体側換気用穴)17が形成されると共に、蓋25を開位置と閉位置との間で回動させるために所定の長さにわたって所定の高さで切り欠かれた開閉用段差部21が形成されている。開閉用段差部21の一端が、蓋25の回動を閉位置で係止するための閉側係止部22として機能し、他端が、蓋25の回動を開位置で係止するための開側係止部23として機能する。
円筒形の蓋25の側壁である蓋側壁26には、下端から上方に向けて切り欠かれた、換気用開口11を構成する蓋側U字形切欠(蓋側換気用穴)27が形成されている。蓋側U字形切欠27の大きさは本体側U字形切欠17の大きさと略同じである。
この蓋側壁26の内側壁面の蓋側U字形切欠27の傍には、蓋25を被せた状態で本体側の開閉用段差部21に位置し、蓋25と容器本体15との相対的な回転時に係止部22,23に衝突して蓋25の回動動作を停止させるために内側に突出した回転係止凸部28が形成されている。
回転係止凸部28は、開閉用段差部21において閉側係止部22と開側係止部23との間に位置するときは、衝突するものがないため、蓋25の回動動作と共に円周方向に移動自在である。このとき、本体側U字形切欠17と蓋側U字形切欠27とが相対して重畳する領域が、換気用開口11として機能し、この重畳領域を調整することで換気用開口11の大きさ(開度)を調整でき、育成容器10内の換気量を調整することができる。
蓋25が開方向(回転係止凸部28が開側係止部23に近づく方向)に回動し、回転係止凸部28が開側係止部23に衝突すると、蓋25はそれ以上開方向に回動することはできず、開状態となる。育成容器10は、開状態では、本体側U字形切欠17と蓋側U字形切欠27とがちょうど略完全に重畳した状態となるように構成されており、換気用開口11が最大限に開いた状態となる。
また、蓋25が閉方向(回転係止凸部28が閉側係止部22に近づく方向)に回動し、回転係止凸部28が閉側係止部22に衝突すると、蓋25はそれ以上閉方向に回動することはできず、閉状態となる。育成容器10は、閉状態では、本体側U字形切欠17と蓋側U字形切欠27とが全く重畳しないように構成されており、換気用開口11が完全に閉じた状態となる。
次に、冬虫夏草の育成を行う育成施設について説明する。図4は、本実施形態に係る育成施設の構成を示す図である。図5は、本実施形態に係る育成容器の整列設置状態を示す図である。育成施設30は、ビニールハウス31と、照明33と、スライド可能な遮光シート36を有する遮光システム35と、室内に水を噴霧する噴霧システム40とを備えている。ビニールハウス31は、半透明のビニール製の略半円筒形のハウスであり、出入口32が形成されている。
遮光システム35は、手動で遮光シート36をスライド可能に構成されている。遮光シート36は、ビニールハウス31の長手方向に延在して天井面に沿って設置されており、手動ハンドルを回すことで、ビニールハウス31の天井面に沿って長手方向と直交する方向(幅方向)にスライド可能である。遮光シート36は、中央に向かってスライド移動する際には上昇し、中央から離れる方向にスライド移動する際には下降することになる。
遮光システム35は、それぞれ左右一対の第一遮光シート36−1、第二遮光シート36−2、第三遮光シート36−3を備えており、それぞれ独立してスライド可能である。ビニールハウス31の中央部分から両サイドに向かって第一遮光シート36−1〜第三遮光シート36−3を順次連続して位置させた場合には、太陽光のビニールハウス31内への入射量を大きく制限することができ、第一遮光シート36−1〜第三遮光シート36−3を両サイドに重畳して位置させた場合には、太陽光のビニールハウス31内への入射量を最大にすることができる。
噴霧システム40は、室内の天井に設置された複数の噴霧ノズル41と、湿度センサー43とを備えており、噴霧ノズル41から室内に水を噴霧することで、ビニールハウス31内の湿度を調整可能である。湿度センサー43は、ビニールハウス31の室内の湿度を計測可能であり、噴霧システム40は、湿度センサー43の測定値に基づいて、室内が所定の湿度条件を満たすように、噴霧ノズル41による噴霧を制御する。
ビニールハウス31内には、育成容器10を多数整列設置するための載置台50が設置されている。載置台50は、三段式の棚であり、下から順に第一棚51と、第二棚52と、第三棚53とを備えている。各棚51〜53において、育成容器10は、その円筒軸が鉛直方向となるように縦置き姿勢で設置されると共に、複数段に積み重ねて設置される。
続いて、本実施形態における冬虫夏草の育成方法について、図面を参照しながら説明する。図6は、菌糸体のみが成長した搬送時の育成容器内の育成状態を示す図である。図7は、子実体も成長した収穫時の育成容器内の育成状態を示す図である。
まず、第一の場所において、育成容器10内の菌床1で菌糸体3を培養する。具体的には、多数の育成容器10を用意し、各育成容器10内の底に所定の培土を入れて培地(菌床1)を形成し、この菌床1に冬虫夏草の培養種菌を接種し、菌床栽培により菌を培養する。そうすると、育成容器10内で徐々に菌糸体3が成長する。このとき、換気用開口11は開いた状態で換気を行いながら菌糸体3の事前の培養を行う(事前培養工程)。
ある程度まで、例えば、菌糸体3が菌床1の表面を覆うまで成長すると、子実体5の発芽・育成を上述した育成施設30内で行うために、菌床1及び菌糸体3入りの育成容器10を育成施設30まで搬送する(搬送工程)。
搬送時は、育成容器10の換気用開口11を閉じた状態で行うと共に、育成容器10の温度を5℃に維持した状態で行う。例えば、温度管理機能付きのコンテナ内に育成容器10を収納して運ぶことで、所定の温度に維持することができる。
このように、育成容器10を閉状態として5℃の温度下で輸送することで、輸送中は育成容器10内への酸素の供給が停止され、冬虫夏草の菌が休眠状態となり、菌糸体3の成長も停止する。
菌糸体3の輸送を成長が停止した状態で行うことで、距離や時間に依存することなく、所望の場所に自由に菌糸体3入り育成容器10を運ぶことができる。また、換気用開口11を閉じておくことで、輸送時に雑菌が育成容器10内に進入して、菌糸体3が枯れたりすることも防止できる。
続いて、育成施設30まで運んだ多数の育成容器10を載置台50に順次整列設置する。設置にあたっては、まず、育成容器10の換気用開口11を開く。育成容器10を開状態とすることで、容器10内への酸素の供給が再開され、冬虫夏草の菌が成長可能状態となる。
育成容器10は、各棚51〜53の上に、縦置き姿勢で水平方向に多数整列させると共に、垂直方向に複数段重ねて設置する(整列設置工程)。本実施形態では、育成容器10は、容器本体15及び蓋25の双方がプラスチック製、すなわち、育成容器10全体が剛性のあるプラスチック製であり、さらに、上面及び下面が水平面であるため、円筒形の容器10を円筒軸が垂直となる縦置き姿勢とすることで、垂直方向に複数段積み重ねることが可能である。
図5に示すように、本実施形態では、育成容器10を1〜4段に積み重ねて設置する。なお、水平方向に隣り合う育成容器10の換気用開口11が向かい合って相対すると、換気効率が落ちるため、育成容器10の設置にあたっては、換気用開口11が向かい合わないようにずらして設置するのが望ましい。
育成容器10の整列設置が完了すると、所定の温度条件、湿度条件、照度条件下で、育成施設30の室内での冬虫夏草の菌(菌糸体、子実体)の培養を行う(培養工程)。温度条件に関して、本実施形態では、室内の温度が所定の温度範囲(18〜23℃)内となるように制御する。温度制御は、ビニールハウス31内に設置された冷暖房装置であるエアコン45によって行う。
湿度条件に関して、本実施形態では、室内の湿度が所定の湿度範囲(80〜95%)となるように制御する。湿度制御は、湿度センサー43により計測した室内湿度が所定値以下となった場合に、所定時間、噴霧システム40により室内に水を一定時間噴霧することによって行う。
照度条件に関して、本実施形態では、昼間の室内の照度が300〜800ルクスとなるように制御する。照度制御は、各照明33の明るさや、点灯する照明33の数を調整したり、遮光システム35により室内への太陽光の入射量を調整したりすることで行う。
晴れている場合には、太陽光のみでビニールハウス31室内の照度が1,000ルクス以上になるため、照明33を全て消灯すると共に、遮光シート36を上昇させて、太陽光の室内への入射を制限し、室内の照度を調整する。また、雨や曇りの時には、照明33を点灯させて、照度を調整する。なお、本実施形態では、夜間は照明33を消灯している。
なお、ビニールハウス31内での培養にあたっては、室内の換気も重要であり、適宜、ビニールハウス31の出入口32を開く等して換気を行う。また、ビニールハウス31内に多数整列設置された育成容器10の換気用開口11の開度は、室内での設置場所に応じて調整することが望ましい。
例えば、出入口32付近等、新鮮な室外空気が入って来やすい場所に設置される育成容器10の開度は小さくし、室内の中央付近等、新鮮な室外空気が入りにくい場所に設置される育成容器10の開度は大きく全開にするのが望ましい。
このように、設置場所に応じて育成容器10の換気用開口11の開度を調整し、育成容器10内の換気性を均一化することで、育成容器10の設置場所による成長度合いのバラツキを抑えて、冬虫夏草を均一に育成することができる。
このような育成条件下で、育成を継続すると、所定期間(例えば、2ヶ月)経過後、菌糸体3の上面から子実体5が発芽し、その後、発芽した子実体5が徐々に成長して伸長する。このとき、子実体5の成長にも酸素や水が必要であり、子実体5は換気用開口11の方向へ向かって成長する。
本実施形態では、育成容器10の上部の180°離れた位置に2つの換気用開口11が形成されており、育成容器10内への酸素や水分の流入が一箇所に集中しないため、子実体5が一箇所に向かって密集しながら成長するのを防ぐことができる。
子実体5が所定の長さ(例えば、5cm程度)に成長すると、菌床1と共に菌糸体3及び子実体5を育成容器10から取り出し、子実体5の収穫を行う。収穫した子実体5は粉末化するなどして、食料品への添加物等として、種々の用途に使用される。また、菌糸体3や菌床1も粉末化する等して同様に添加物等として使用することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本実施形態においては、菌床1が入れられた育成容器10を円筒軸が垂直となる縦置き姿勢で整列設置しているため、横向きに設置する場合と比べて、育成容器10の設置の自由度が高く、水平方向に隣接する育成容器10との間隔を適宜調整して隙間を形成したり、育成容器10を円筒軸回りに回転させて換気用開口11の位置を適宜調整したりすることができる。
また、高湿度の室内に設置される育成容器10内には通常水滴が生じるが、円筒側壁上部に換気用開口11が形成された育成容器10を縦置き姿勢で陳列することで、容器内に発生した水分は容器内の底に溜まるため、子実体5が水に浸かって腐ったり、水が育成容器10外に漏れて下方に位置する他の育成容器10内に入ってしまったりするのを防止することができる。
また、円筒形の育成容器10を縦置き姿勢とすることで、縦方向に複数段積み重ねて設置することも可能であり、ビニールハウス31の室内空間を効率良く使用し、同じ広さでより多くの量の冬虫夏草を育成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、育成容器や育成施設を構成する各部材の形状やサイズ等は適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、円筒形容器の上部に2つの換気用開口が形成されているが、換気用開口の数は2つに限定されるものではなく、宜変更可能である。3つ以上であっても良いし、1つであっても良い。但し、上述したように、子実体を密集して成長させないためには、複数の換気用開口を備えることが望ましい。
また、本実施形態では、育成容器を半透明の容器としたが、透明の容器としても良く、育成容器は、光を容器内に透過できる透明又は半透明の容器であれば良い。
1 菌床
3 菌糸体
5 子実体
10 育成容器
11 換気用開口
15 容器本体
16 本体側壁
17 本体側U字形切欠
21 開閉用段差部
22 閉側係止部
23 開側係止部
25 蓋
26 蓋側壁
27 蓋側U字形切欠
28 回転係止凸部
30 育成施設
31 ビニールハウス
32 出入口
33 照明
35 遮光システム
36 遮光シート
40 噴霧システム
41 噴霧ノズル
43 湿度センサー
45 エアコン
50 載置台
51 第一棚
52 第二棚
53 第三棚

Claims (5)

  1. 冬虫夏草の培養種菌を接種した培地を筒形容器内に設置して、冬虫夏草を菌床栽培により培養する冬虫夏草の育成方法において、
    前記筒形容器はその側壁上部に開閉可能な換気用開口を備えており、前記開口を開いた開状態の前記筒形容器を、育成施設内に縦置き姿勢で水平方向に整列させると共に複数段積み重ねて設置する整列設置工程と、
    前記育成施設内の温度、湿度及び照度を所定の条件下で管理しながら、前記筒形容器内で冬虫夏草の菌糸体及び子実体を培養する培養工程と、
    を備えることを特徴とする冬虫夏草の育成方法。
  2. 前記整列設置工程の前に、前記子実体が発芽する前で前記菌糸体のみが培養された状態の前記筒形容器を、前記開口を閉じた状態で他の場所から前記育成施設内に搬送する搬送工程をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の冬虫夏草の育成方法。
  3. 前記整列設置工程は、水平方向に隣り合う前記筒形容器の前記開口が相対しないようにずらして設置する工程であることを特徴とする請求項1又は2記載の冬虫夏草の育成方法。
  4. 前記請求項1の冬虫夏草の育成方法において用いる前記筒形容器であって、
    上面が開口された円筒形容器本体と、
    前記円筒形容器本体の上部に円筒軸回りに回動可能に被せられる下面が開口された円筒形蓋と、を備え、
    前記円筒形容器本体の側壁上部には、本体側換気用穴が形成され、
    前記円筒形蓋の側壁下部には、蓋側換気用穴が形成され、
    前記円筒形蓋を前記円筒形容器本体に対して前記円筒軸回りに回動させ、前記本体側換気用穴と前記蓋側換気用穴とが重畳することで前記換気用開口が構成されることを特徴とする冬虫夏草の育成に使用される円筒形育成容器。
  5. 前記換気用開口は、前記円筒形育成容器の上部の円周回りに180°離れた2箇所に形成されていることを特徴とする請求項4記載の円筒形育成容器。
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