JP2019010118A5 - 円筒形育成容器 - Google Patents

Description

本発明は、冬虫夏草の育成方法に関し、特に、菌床栽培による冬虫夏草の育成方法に用いる円筒形育成容器に関する。

本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、培養効率が高く十分な量の冬虫夏草を収穫することのできる冬虫夏草の育成方法に用いる円筒形育成容器を提供することを目的とする。

上記課題を解決するための本発明に係る冬虫夏草の育成方法に用いる円筒形育成容器は、冬虫夏草の培養種菌を接種した培地を内部に入れ、育成施設内に縦置き姿勢で設置されて前記冬虫夏草を育成するために使用される円筒形育成容器において、上面が開口された円筒形容器本体と、前記円筒形容器本体の上部に円筒軸回りに回動可能に被せられる下面が開口された円筒形蓋と、を備え、前記円筒形容器本体の側壁上部には、本体側換気用穴が形成され、前記円筒形蓋の側壁下部には、蓋側換気用穴が形成され、前記円筒形蓋を前記円筒形容器本体に対して前記円筒軸回りに回動させ、前記本体側換気用穴と前記蓋側換気用穴とが重畳することで換気用開口が構成され、さらに、前記円筒形容器本体の側壁上部には、前記換気用開口が開く開位置と、前記換気用開口が閉じる閉位置との間で前記円筒形蓋を回動させるために、所定の長さにわたって所定の高さで切り欠かれた開閉用段差部が形成され、前記円筒形蓋の内側壁面には、前記円筒軸回りの回動の際に、前記開閉用段差部に位置し、前記開閉用段差部の両端の係止部に衝突することで前記開位置又は前記閉位置で回動を停止させる、内側に突出した回転係止凸部が形成されていることを特徴とする。

本発明に係る冬虫夏草の育成方法に用いる円筒形育成容器によれば、培養効率が高く十分な量の冬虫夏草を収穫することができる。

Claims (3)

1. 冬虫夏草の培養種菌を接種した培地を内部に入れ、育成施設内に縦置き姿勢で設置されて前記冬虫夏草を育成するために使用される円筒形育成容器において、
   上面が開口された円筒形容器本体と、
   前記円筒形容器本体の上部に円筒軸回りに回動可能に被せられる下面が開口された円筒形蓋と、を備え、
   前記円筒形容器本体の側壁上部には、本体側換気用穴が形成され、
   前記円筒形蓋の側壁下部には、蓋側換気用穴が形成され、
   前記円筒形蓋を前記円筒形容器本体に対して前記円筒軸回りに回動させ、前記本体側換気用穴と前記蓋側換気用穴とが重畳することで換気用開口が構成され、
   さらに、前記円筒形容器本体の側壁上部には、前記換気用開口が開く開位置と、前記換気用開口が閉じる閉位置との間で前記円筒形蓋を回動させるために、所定の長さにわたって所定の高さで切り欠かれた開閉用段差部が形成され、
   前記円筒形蓋の内側壁面には、前記円筒軸回りの回動の際に、前記開閉用段差部に位置し、前記開閉用段差部の両端の係止部に衝突することで前記開位置又は前記閉位置で回動を停止させる、内側に突出した回転係止凸部が形成されていることを特徴とする冬虫夏草の育成に使用される円筒形育成容器。
2. 前記換気用開口は、前記円筒形育成容器の上部の円周回りに180°離れた2箇所のみに形成されていることを特徴とする請求項１記載の円筒形育成容器。
3. 前記本体側換気用穴は、前記開閉用段差部内に形成され、
   前記開閉用段差部は、2箇所に形成された前記本体側換気用穴にそれぞれ対応して2箇所に形成され、
   前記回転係止凸部は、2箇所に形成された前記蓋側換気用穴のそれぞれの傍に1つずつ2箇所に形成されていることを特徴とする請求項２記載の円筒形育成容器。