JP2019009488A - 光受信装置および調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境の変化に対応して周波数特性変化を最小限に抑圧する。【解決手段】光受信装置は、局発光源2と、入力光信号と局発光を混合すると共に、入力光信号の異なる成分の分離を行う二重偏波光ハイブリッド回路10aと、ハイブリッド回路10aによって分離された光信号を電気信号に変換するフォトダイオード11と、フォトダイオード11の出力信号を増幅するTIA/AGC−IC12aと、増幅された信号を処理して受信信号を得る信号処理LSI3aと、光受信装置内に設けられた温度センサ121と、TIA/AGC−IC12aの利得・周波数特性の制御パラメータを温度毎に記憶する記憶部40と、温度センサ121によって計測された温度のデータに対応する制御パラメータを記憶部40から取得して、TIA/AGC−IC12aの利得・周波数特性を制御する制御部41を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバ通信に使用される光受信装置と、この光受信装置の調整を行う調整装置に関するものである。
スマートフォンやVOD(Video On Demand)などの普及に伴う光通信トラヒックの拡大により、光通信網の伝送容量は常時拡大を要求されている。これに伴い、伝送容量・伝送距離や分散耐性に優れ、また周波数利用効率も高い、コヒーレント光送受信装置が急速に普及している。このような光送受信装置は、数千kmの超長距離の光伝送ばかりでなく、近年では数百kmのような比較的短い距離の光伝送も導入の対象になってきている。
伝送距離が長い装置に比べて、伝送距離が短い装置は一般に導入される数も多いが、装置の小型化・低コスト化に対する要求が大きくなる。長距離の伝送については、これまで32Gbaud DP−QPSK(Dual Polarization-Quadrature Phase Shift Keying)方式で1波長100Gb/sのコヒーレント光受信装置が普及してきた。しかし、伝送距離は短くても一つの装置で4倍の大容量を実現する400Gb/sのコヒーレント受信装置の開発が近年盛んとなり、その実現方式の一つとして64Gbaud DP−16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)などの高ボーレートの方式が着目されている。さらに、各波長にこれらの方式を用いた波長多重方式としては、光フィルタを用いずに自由に伝送波長を切り替えて多数のチャネルを伝送できるカラーレス受信方式が有用である。
しかし、ボーレートが高くなると高周波成分が隣接チャネルに漏れ易くなるばかりでなく、32Gbaudの場合のように、DSP(Digital Signal Processor)のサンプリング周波数として2倍の周波数を取ることが困難になってくる。この場合、DSPのサンプリング周波数が低くなるほどサンプリングに伴うエイリアシングにより、元の信号の折り返し信号が雑音となって加えられることになる。サンプリング周波数が低くなるほど、この折り返し雑音は増加するが、ディジタル化してしまった後でこの雑音を除去することはできないので、周波数特性を制御して信号成分を最大限取り込むと共にこのような高周波雑音を極小化するように帯域特性を設計することが望ましい。
従来の光受信装置では、伝送距離等に起因するダイナミックレンジの変化に対応する構成として、トランスインピーダンスアンプの自動利得制御回路を用いるのが通常である(非特許文献1参照)。図7は非特許文献1に記載された従来の光受信装置の構成例を示すブロック図である。光受信装置は、光受信器1と、局発光源2と、信号処理LSI(Large Scale Integration)3とから構成される。
光受信器1は、二重偏波光ハイブリッド回路(DPOH:Dual Polarization Optical Hybrid)10と、8個(4対)のフォトダイオード(PD:Photodiode)11と、合計4チャネル分のTIA/AGC(Transimpedance Amplifier/Automatic Gain Control)−IC(Integrated Circuit)12とを備えている。DPOH10は、偏波スプリッタ(PBS:Polarization Beam Splitter)100と、ビームスプリッタ(BS:Beam Splitter)101と、90度ハイブリッド(90HB:90 degree hybrid)102,103とを備えている。
信号処理LSI3は、4チャネル分のアナログ・デジタル変換器(ADC:Analog-to-Digital Converter)30と、DSP31とを備えている。
光受信装置に入力される光信号は、DP−QPSK変調信号である。PBS100は、光信号をX偏波成分とY偏波成分に分離する。BS101は、局発光源2からの局発光をX偏波成分とY偏波成分に分離する。
90HB102は、光信号のX偏波成分と局発光のX偏波成分とをチャネル毎に位相差をつけて混合して、位相多重されていたI(In-phase)チャネル成分とQ(Quadrature-phase)チャネル成分とを分離し、X偏波成分のIチャネル差動光信号XI−pos,XI−neg(Iチャネル正出力、Iチャネル補出力)とX偏波成分のQチャネル差動光信号XQ−pos,XQ−neg(Qチャネル正出力、Qチャネル補出力)とを出力する。
同様に、90HB103は、光信号のY偏波成分と局発光のY偏波成分とをチャネル毎に位相差をつけて混合し、位相多重されていたIチャネル成分とQチャネル成分とを分離し、Y偏波成分のIチャネル差動光信号YI−pos,YI−negとY偏波成分のQチャネル差動光信号YQ−pos,YQ−negとを出力する。
こうして、偏波で2多重、位相で2多重、合計2×2=4多重されていた光信号を、DPOH10によって4組の独立した差動光信号へと分離することができる。
PD11は、これら4組の差動光信号XI−pos,XI−neg,XQ−pos,XQ−neg,YI−pos,YI−neg,YQ−pos,YQ−negを個別に電流信号(電気信号)に変換する。4組の差動光信号を個別に受光するために、合計8個のPD11が配置されている。
TIA/AGC−IC12は、PD11から出力される電流信号を電圧信号へ変換すると同時に,次段のADC30が動作可能な電圧振幅まで線形増幅する。4組の独立した差動信号を別個に電流・電圧変換して増幅するため、4個の差動入力差動出力型のTIAが備えられている。
信号処理LSI3のADC30は、TIA/AGC−IC12によって増幅された4組の差動信号を個別にデジタル信号に変換する。DSP31は、ADC30から出力されるデジタル信号に対して、波形歪み補償、復調、誤り訂正等の信号処理を行い、受信信号を得る。
上記のTIA/AGC−IC12は、光電流信号を増幅し電圧信号に変換するTIA機能に加え、IC内部に、出力振幅を検出する回路を有し、検出した振幅値をフィードバックして、出力振幅が一定になるように利得を自動で制御するAGC機能を有している。このAGC機能により、入力信号の強度が変化しても、出力信号の振幅が一定になるように制御することができる。
しかし、一般に増幅器の利得を変化させると、周波数特性が大きく変化する場合が多い。回路形式に依存するが一般に、利得を変えることで実質的な負荷抵抗が変化し、利得上昇時は帯域が低下し、利得下降時は帯域特性は低下する。このため、入力信号強度が変化するときに出力振幅を一定にしようとして利得を変化させる場合、帯域特性はこれに伴って変化する。さらに、ICやPDを構成するデバイスの特性は温度により大きく変化する。高温になるほど帯域特性は劣化するため、帯域特性は温度によって変化する。
このように、従来の光受信装置では、信号のダイナミックレンジの変化への対応を全て増幅器の利得調整で行っていたため、帯域が大きく変化することが避けられない。
近年では64Gbaudなどの高いボーレートでの光受信装置の研究開発が進展しているが、ボーレートが高くなるにつれて、DSPのサンプリング周波数をボーレートの二倍確保するのが難しくなる。例えばDSPのサンプリング周波数が100GS/sの場合、エイリアシングにより、周波数55GHzの成分が、45GHzの成分として折り返されて入ってきてしまう。ディジタル化する前に雑音が取り込まれているために、ディジタルフィルタによってこの雑音を取り除くことはできず、従って、高周波成分に変化があるとこれらが全て雑音として受信特性に影響を与えてしまう。理想的には、信号成分を十分取り込みながら高周波雑音成分を極力取り込まないように最適かつ一定の周波数特性に調整しておくことが望ましいがこれが難しいという課題があった。
また、PCB基板への光受信装置の実装ばらつきや、部品の特性ばらつきのために、同じ値に設定しても製品毎に特性にずれが生じる。特に、検査は組立前の個別部品でのみ実施するため、光受信装置全体の周波数特性には製品毎にばらつきが生じていた。このようなばらつきは、高周波になるほど顕著になり易い。
佐野他,"100Gbit/sデジタルコヒーレント通信用フォトダイオード・トランスインピーダンスアンプ",NTT技術ジャーナル,p.67−68,2011.3
本発明は、上記のような課題に対応するためのものであり、環境の変化に対応して全体として周波数特性変化を最小限に抑圧することで、優れた受信特性を実現可能な光受信装置および調整装置を提供するものである。
本発明の光受信装置は、局発光を発生する第1の光源と、コヒーレント通信の入力光信号と前記局発光とを混合すると共に、前記入力光信号の異なる成分の分離を行う光ハイブリッド回路と、この光ハイブリッド回路によって分離された複数の光信号をそれぞれ電気信号に変換する複数の第1のフォトダイオードと、この複数の第1のフォトダイオードの出力信号をそれぞれ増幅するトランスインピーダンスICと、このトランスインピーダンスICによって増幅された信号を処理して受信信号を得る信号処理LSIと、光受信装置内に設けられた温度センサと、前記トランスインピーダンスICの利得・周波数特性の制御パラメータを温度毎に予め記憶する第1の記憶部と、前記温度センサによって計測された温度のデータに対応する前記制御パラメータを前記第1の記憶部から取得して、取得した制御パラメータに基づいて制御対象の前記トランスインピーダンスICの利得・周波数特性を制御する制御部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の光受信装置は、局発光を発生する第1の光源と、コヒーレント通信の入力光信号を増幅する光増幅器と、この光増幅器によって増幅された入力光信号と前記局発光とを混合すると共に、前記入力光信号の異なる成分の分離を行う光ハイブリッド回路と、この光ハイブリッド回路によって分離された複数の光信号をそれぞれ電気信号に変換する複数の第1のフォトダイオードと、この複数の第1のフォトダイオードの出力信号をそれぞれ増幅するトランスインピーダンスICと、このトランスインピーダンスICによって増幅された信号を処理して受信信号を得る信号処理LSIと、光受信装置内に設けられた温度センサと、前記光増幅器の利得の制御パラメータを温度毎に予め記憶する第1の記憶部と、前記温度センサによって計測された温度のデータに対応する前記制御パラメータを前記第1の記憶部から取得して、取得した制御パラメータに基づいて制御対象の前記光増幅器の利得を制御する制御部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の光受信装置は、局発光を発生する第1の光源と、コヒーレント通信の入力光信号を減衰させる光減衰器と、この光減衰器を通過した入力光信号と前記局発光とを混合すると共に、前記入力光信号の異なる成分の分離を行う光ハイブリッド回路と、この光ハイブリッド回路によって分離された複数の光信号をそれぞれ電気信号に変換する複数の第1のフォトダイオードと、この複数の第1のフォトダイオードの出力信号をそれぞれ増幅するトランスインピーダンスICと、このトランスインピーダンスICによって増幅された信号を処理して受信信号を得る信号処理LSIと、光受信装置内に設けられた温度センサと、前記光減衰器の減衰量の制御パラメータを温度毎に予め記憶する第1の記憶部と、前記温度センサによって計測された温度のデータに対応する前記制御パラメータを前記第1の記憶部から取得して、取得した制御パラメータに基づいて制御対象の前記光減衰器の減衰量を制御する制御部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の光受信装置は、局発光を発生する第1の光源と、コヒーレント通信の入力光信号と前記局発光とを混合すると共に、前記入力光信号の異なる成分の分離を行う光ハイブリッド回路と、この光ハイブリッド回路によって分離された複数の光信号をそれぞれ電気信号に変換する複数の第1のフォトダイオードと、この複数の第1のフォトダイオードの出力信号をそれぞれ増幅するトランスインピーダンスICと、このトランスインピーダンスICによって増幅された信号を処理して受信信号を得る信号処理LSIと、光受信装置内に設けられた温度センサと、前記信号処理LSIに設けられ、前記トランスインピーダンスICから前記信号処理LSIに入力される信号を増幅する複数の増幅器と、前記増幅器の利得・周波数特性の制御パラメータを温度毎に予め記憶する第1の記憶部と、前記温度センサによって計測された温度のデータに対応する前記制御パラメータを前記第1の記憶部から取得して、取得した制御パラメータに基づいて制御対象の前記増幅器の利得・周波数特性を制御する制御部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の光受信装置の調整装置は、CW光を発生する第2の光源と、前記CW光が前記入力光信号として前記光受信装置に入力される調整時に前記局発光の周波数と前記制御パラメータとを変更しながら前記受信信号の振幅の測定を行う測定部と、前記調整時に前記制御パラメータと前記受信信号の振幅のデータと前記温度センサによって計測された温度のデータとを収集するデータ収集部と、このデータ収集部によって収集された制御パラメータとデータとを記憶する第2の記憶部と、この第2の記憶部に記憶された制御パラメータとデータとに基づいて、前記受信信号の振幅の周波数特性が所望の特性になるように制御パラメータを温度毎に決定するパラメータ決定部と、このパラメータ決定部によって決定された制御パラメータを前記光受信装置の第1の記憶部に記憶させる設定部とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の光受信装置の1構成例は、前記光ハイブリッド回路の入力光信号の強度を検出する第2のフォトダイオードをさらに備え、前記第1の記憶部は、前記制御パラメータを温度毎および入力光信号の強度毎に予め記憶し、前記制御部は、前記温度センサによって計測された温度のデータと前記第2のフォトダイオードによって検出された入力光信号の強度とに対応する前記制御パラメータを前記第1の記憶部から取得して、取得した制御パラメータに基づいて前記制御対象の制御を行うことを特徴とするものである。
また、本発明の光受信装置の調整装置は、CW光を発生する第2の光源と、前記CW光が前記入力光信号として前記光受信装置に入力される調整時に前記局発光の周波数と前記制御パラメータと前記CW光の強度とを変更しながら前記受信信号の振幅の測定を行う測定部と、前記調整時に前記制御パラメータと前記受信信号の振幅のデータと前記温度センサによって計測された温度のデータと前記第2のフォトダイオードによって検出された入力光信号の強度のデータとを収集するデータ収集部と、このデータ収集部によって収集された制御パラメータとデータとを記憶する第2の記憶部と、この第2の記憶部に記憶された制御パラメータとデータとに基づいて、前記受信信号の振幅の周波数特性が所望の特性になるように制御パラメータを温度毎および入力光信号の強度毎に決定するパラメータ決定部と、このパラメータ決定部によって決定された制御パラメータを前記光受信装置の第1の記憶部に記憶させる設定部とを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、第1の記憶部に記憶されている制御パラメータに基づいて、光受信装置の特性を制御することにより、実際の動作時に温度や製品のばらつきに依存せず受信信号の振幅の周波数特性を所望の特性に保つことができる。その結果、本発明では、環境の変化に対応して光受信装置の周波数特性変化を最小限に抑圧することができ、優れた受信特性を実現することができる。
図1は、本発明の第1の実施例に係る光受信装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施例に係る光受信装置の調整時の動作を説明する図である。 図3は、本発明の第1の実施例に係る光受信装置の調整時の動作を説明するフローチャートである。 図4は、本発明の第1の実施例に係る光受信装置の通常時の動作を説明するフローチャートである。 図5は、本発明の第2の実施例に係る光受信装置の調整時の動作を説明するフローチャートである。 図6は、本発明の第2の実施例に係る光受信装置の通常時の動作を説明するフローチャートである。 図7は、従来の光受信装置の構成例を示すブロック図である。
[第1の実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例に係る光受信装置の構成を示すブロック図であり、図7と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施例の光受信装置は、光受信器1aと、例えば波長可変レーザからなる局発光源2(第1の光源)と、信号処理LSI3aと、制御回路4とから構成される。
光受信器1aは、DPOH10a(光ハイブリッド回路)と、複数(4対)のPD11と、合計4チャネル分のTIA/AGC−IC12a(トランスインピーダンスIC)と、入力光信号を増幅する光増幅器(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)13とを備えている。
DPOH10aは、PBS100と、BS101と、90HB102,103と、光信号を減衰させる光減衰器(VOA:Variable Optical Attenuator)104と、入力光信号の強度を検出するモニタフォトダイオード(MPD:Monitor Photodiode)105とを備えている。
信号処理LSI3aは、4チャネル分のADC30と、DSP31と、複数(4チャネル分)の増幅器32とを備えている。制御回路4は、記憶部40と、制御部41とを備えている。
以下、本実施例の光受信装置の動作について説明する。本実施例では、コヒーレント通信の入力光信号は、DP−QPSK変調信号である。SOA13は、入力光信号を増幅する。制御回路4からSOA13への注入電流量を調節することにより、SOA13の利得を制御することが可能である。
DPOH10aのVOA104は、SOA13とPBS100との間に設けられ、SOA13によって増幅された光信号を減衰させる。VOA104には、可動部分を有する機械式と可動部分を持たない非機械式とがある。いずれの方式においても、制御回路4からの制御信号により、VOA104の減衰量を制御することが可能である。
PBS100、BS101、90HB102,103、およびPD11の動作は従来と同じである。
TIA/AGC−IC12a内には、差動入力差動出力型のTIA/AGC機能部120と、温度センサ121とが設けられている。制御回路4からの制御信号により、TIA/AGC機能部120の利得・周波数特性を制御することが可能である。なお、TIA/AGC−ICでは、一般に、利得を制御することに伴って周波数特性が変化するが、このほかに利得を変えることなく周波数形状を変化させる機能を有する場合や、利得を低下させることにより周波数ピーキングを持たせる場合があるが、本実施例では、これらの制御を総称して、利得・周波数特性の制御と呼ぶ。
信号処理LSI3aの増幅器32は、TIA/AGC−IC12aとADC30との間に設けられ、TIA/AGC−IC12aによって増幅された4組の差動信号を個別に増幅する差動入力差動出力型の増幅器である。制御回路4からの制御信号により、増幅器32の利得・周波数特性を制御することが可能である。増幅器32には、TIA/AGC−ICと同様に、利得を制御することで、結果として周波数特性が変化するタイプと、周波数特性を制御することで、結果として利得が変化するタイプとがある。ADC30とDSP31の動作は従来と同じである。
図2は本実施例の光受信装置の調整時の動作を説明する図、図3は調整時の動作を説明するフローチャートである。調整装置6は、測定部60と、データ収集部61と、記憶部62と、パラメータ決定部63と、設定部64と、調整時の入力光信号であるCW(Continuous Wave)光を出力するCW光源65(第2の光源)とを備えている。
例えば光受信装置の組み立てが終了した時点で本実施例で説明するような調整が実施される。調整装置6の測定部60は、CW光源65を動作させて、本実施例の光受信装置に調整時の信号光としてCW光を入射させる(図3ステップS1)。また、測定部60は、光受信装置の局発光源2を動作させて、CW光とΔfだけ周波数の異なる局発光を光受信器1aに入射させる(図3ステップS2)。このようなCW光と局発光の入力により、光受信装置の信号処理LSI3aからは周波数Δfの正弦波の受信信号が得られる。
調整装置6のデータ収集部61は、このときのSOA13の利得制御パラメータ(注入電流量パラメータ)、VOA104の減衰量制御パラメータ、TIA/AGC−IC12aの利得・周波数特性制御パラメータ、増幅器32の利得・周波数特性制御パラメータ、信号処理LSI3aで得られる受信信号の振幅のデータ、MPD105によって検出された入力光信号強度のデータ、温度センサ121によって計測された温度のデータを、制御回路4を通じて収集する(図3ステップS3)。なお、受信信号の振幅は、振幅の平均値でもよいし、振幅のピーク値でもよい。
調整装置6の記憶部62は、データ収集部61によって収集されたパラメータとデータを記憶する(図3ステップS4)。
次に、測定部60は、局発光源2を制御して局発光の周波数を変更し、上記のΔfを変化させる(図3ステップS5)。こうして、Δfを変化させる度に、ステップS1〜S4の処理を行うことにより、光受信装置の受信信号の振幅の周波数特性データを取得することができる。
予め規定された周波数範囲について測定が終了した後(図3ステップS6においてYES)、測定部60は、SOA13の利得制御パラメータ、VOA104の減衰量制御パラメータ、TIA/AGC−IC12aの利得・周波数特性制御パラメータ、増幅器32の利得・周波数特性制御パラメータのうち少なくとも1つを変更するように制御回路4に対して指示を出す。この指示に応じて、制御回路4の制御部41は、SOA13の利得制御パラメータ、VOA104の減衰量制御パラメータ、TIA/AGC−IC12aの利得・周波数特性制御パラメータ、増幅器32の利得・周波数特性制御パラメータのうち少なくとも1つを変更する(図3ステップS7)。こうして、制御パラメータを変更する度に、ステップS1〜S6の処理を行うことにより、光受信装置の受信信号の振幅の周波数特性データを制御パラメータの組み合わせ毎に取得することができる。
なお、本実施例の光受信装置を恒温槽(不図示)等の温度調整機器を用いることで、受信信号の振幅の周波数特性データを制御パラメータの組み合わせ毎および温度毎に取得できるようにすることが望ましい。この場合、測定部60は、恒温槽の温度を変更し、温度を変更する度に、ステップS1〜S8の処理を行うことになる。
予め規定された制御パラメータの範囲および温度の範囲について測定が終了した後(図3ステップS8においてYES)、調整装置6のパラメータ決定部63は、記憶部62に記憶されたパラメータとデータに基づいて、受信信号の振幅の周波数特性が所望の特性になる制御パラメータ(SOA13の利得制御パラメータ、VOA104の減衰量制御パラメータ、TIA/AGC−IC12aの利得・周波数特性制御パラメータ、増幅器32の利得・周波数特性制御パラメータ)を、温度センサ121によって計測された温度毎に決定する(図3ステップS9)。
具体的には、パラメータ決定部63は、記憶部62に記憶されたデータの中から、受信信号の振幅の周波数特性が所望の特性に最も近い制御パラメータの組み合わせを温度毎に抽出すればよい。あるいは、パラメータ決定部63は、同一の温度について受信信号の振幅の周波数特性が所望の特性に近い制御パラメータの組み合わせが複数組存在する場合には、これら複数組の制御パラメータの平均値を制御パラメータの種類毎(SOA13の利得制御パラメータ毎、VOA104の減衰量制御パラメータ毎、TIA/AGC−IC12aの利得・周波数特性制御パラメータ毎、増幅器32の利得・周波数特性制御パラメータ毎)に算出し、算出した値を当該温度についての制御パラメータとして決定してもよい。
また、パラメータ決定部63は、同一の温度について受信信号の振幅の周波数特性が所望の特性に近い制御パラメータの組み合わせが複数組存在する場合に、受信信号の振幅の周波数特性と所望の特性との近さの度合いを制御パラメータの組み合わせ毎に算出し、所望の特性に近いほど重くなるように重みを組み合わせ毎に決定して、複数組の制御パラメータの加重平均値を制御パラメータの種類毎に算出し、算出した値を当該温度についての制御パラメータとして決定してもよい。
また、温度の計測ポイントが少ないために、規定の温度についてデータが存在しない場合、パラメータ決定部63は、規定の温度よりも低い温度について決定した制御パラメータと規定の温度よりも高い温度について決定した制御パラメータとを用いて、補間もしくは補外処理により、規定の温度についての制御パラメータを制御パラメータの種類毎に算出するようにしてもよい。
また、パラメータ決定に当たっては、取得したデータを用いて、入力パラメータに対応する制御パラメータを算出するテーブルもしくは近似関数を作成して記憶部に格納し、実行時はこれを用いて制御パラメータを決定するようにしても良い。
調整装置6の設定部64は、パラメータ決定部63によって決定された制御パラメータを光受信装置の制御回路4に送信する。調整装置6から送信された制御パラメータは、制御回路4の記憶部40に格納される(図3ステップS10)。以上で、調整時の動作が終了する。
次に、調整後の光受信装置の通常時の動作を図4を参照して説明する。制御回路4の制御部41は、TIA/AGC−IC12aの温度センサ121によって計測された温度のデータを取得する(図4ステップS20)。制御部41は、温度センサ121によって計測された温度に対応する制御パラメータの組み合わせを記憶部40から取得する(図4ステップS21)。
そして、制御部41は、取得した制御パラメータに応じて、SOA13の利得、VOA104の減衰量、TIA/AGC−IC12aの利得・周波数特性、増幅器32の利得・周波数特性を制御する(図4ステップS22)。制御部41は、以上のようなステップS20〜S22の処理を、光受信装置の動作が終了するまで(図4ステップS23においてYES)、一定時間毎に行う。
こうして、本実施例では、予め制御回路4の記憶部40に設定されている制御パラメータに基づいて、光受信装置の特性を制御することにより、実際の動作時に温度や製品のばらつきに依存せず受信信号の振幅の周波数特性を所望の特性に保つことができる。
なお、本実施例では、制御回路は受信機や信号処理LSIの外部にあるものとしたがこれらのいずれかに内蔵してもよい。
[第2の実施例]
第1の実施例の制御パラメータの決定方法では、制御パラメータを温度毎に決定しているが、MPD105によって検出された入力光信号強度のデータを収集しているので、制御パラメータを温度毎および入力光信号の強度毎に決定することができる。本実施例においても、光受信装置と調整装置の構成は第1の実施例と同様なので、図1、図2の符号を用いて説明する。
本実施例の調整時の動作を図5を用いて説明する。図5のステップS1〜S8の処理は図3で説明したとおりである。
予め規定された制御パラメータの範囲および温度の範囲について測定が終了した後(図5ステップS8においてYES)、調整装置6の測定部60は、CW光源65を制御してCW光の強度を変更する(図5ステップS11)。こうして、CW光の強度を変更する度に、ステップS1〜S8の処理を行うことにより、光受信装置の受信信号の振幅の周波数特性データを制御パラメータの組み合わせ毎、温度毎および入力光信号の強度毎に取得することができる。
予め規定された光信号強度の範囲について測定が終了した後(図5ステップS12においてYES)、調整装置6のパラメータ決定部63は、記憶部62に記憶されたパラメータとデータに基づいて、受信信号の振幅の周波数特性が所望の特性になる制御パラメータ(SOA13の利得制御パラメータ、VOA104の減衰量制御パラメータ、TIA/AGC−IC12aの利得・周波数特性制御パラメータ、増幅器32の利得・周波数特性制御パラメータ)を、温度センサ121によって計測された温度毎およびMPD105によって検出された入力光信号の強度毎に決定する(図5ステップS13)。
この制御パラメータの決定処理は、第1の実施例で説明した処理を入力光信号強度毎に実施すればよい。また、第1の実施例と同様に、パラメータ決定部63は、受信信号の振幅が所定の値で、かつ周波数特性が所望の特性に最も近い制御パラメータを温度毎および入力光信号強度毎に決定するようにしてもよい。また、装置稼働中に随時実施することができる。
調整装置6の設定部64は、ステップS13の処理で決定された制御パラメータを光受信装置の制御回路4に送信する。調整装置6から送信された制御パラメータは、記憶部40に格納される(図5ステップS14)。以上で、調整時の動作が終了する。
次に、調整後の光受信装置の通常時の動作を図6を参照して説明する。制御回路4の制御部41は、TIA/AGC−IC12aの温度センサ121によって計測された温度のデータを取得する(図6ステップS30)。また、制御部41は、MPD105によって検出された入力光信号強度のデータを取得する(図6ステップS31)。制御部41は、温度センサ121によって計測された温度とMPD105によって検出された入力光信号強度とに対応する制御パラメータの組み合わせを記憶部40から取得する(図6ステップS32)。
そして、制御部41は、取得した制御パラメータに応じて、SOA13の利得、VOA104の減衰量、TIA/AGC−IC12aの利得・周波数特性、増幅器32の利得・周波数特性を制御する(図6ステップS33)。制御部41は、以上のようなステップS30〜S33の処理を、光受信装置の動作が終了するまで(図6ステップS34においてYES)、一定時間毎に行う。
こうして、本実施例では、実際の動作時に温度や入力光信号強度、製品のばらつきに依存せず受信信号の振幅や周波数特性を所望の特性に保つことができる。
なお、第1、第2の実施例の図3、図5で説明した調整は光受信装置の製造後に光受信装置毎に行ってもよいし、光受信装置の製品のばらつきが小さい場合には、予め標準の光受信装置について求めた制御パラメータを他の全ての光受信装置に書き込むようにしてもよい。
また、本発明の光受信装置において、局発光源2は外付けにすることも可能である。
また、第1、第2の実施例では、SOA13の利得、VOA104の減衰量、TIA/AGC−IC12aの利得・周波数特性、増幅器32の利得・周波数特性の全てを制御対象としているが、これらのうちいずれか1つを制御対象として光受信装置の特性を制御するようにしてもよい。
第1、第2の実施例で説明した調整装置6は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。同様に、光受信装置の制御回路4は、コンピュータとプログラムによって実現することができる。調整装置6と制御回路4の各々のCPUは、各々の記憶装置に格納されたプログラムに従って第1、第2の実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、光ファイバ通信装置の分野に適用することができる。
1a…光受信器、2…局発光源、3a…信号処理LSI、4…制御回路、6…調整装置、10a…二重偏波光ハイブリッド回路、11…フォトダイオード、12a…TIA/AGC−IC、13…光増幅器、30…アナログ・デジタル変換器、31…DSP、32…増幅器、40…記憶部、41…制御部、60…測定部、61…データ収集部、62…記憶部、63…パラメータ決定部、64…設定部、65…CW光源、100…偏波スプリッタ、101…ビームスプリッタ、102,103…90度ハイブリッド、104…光減衰器、105…モニタフォトダイオード、120…TIA/AGC機能部、121…温度センサ。

Claims (7)

  1. 局発光を発生する第1の光源と、
    コヒーレント通信の入力光信号と前記局発光とを混合すると共に、前記入力光信号の異なる成分の分離を行う光ハイブリッド回路と、
    この光ハイブリッド回路によって分離された複数の光信号をそれぞれ電気信号に変換する複数の第1のフォトダイオードと、
    この複数の第1のフォトダイオードの出力信号をそれぞれ増幅するトランスインピーダンスICと、
    このトランスインピーダンスICによって増幅された信号を処理して受信信号を得る信号処理LSIと、
    光受信装置内に設けられた温度センサと、
    前記トランスインピーダンスICの利得・周波数特性の制御パラメータを温度毎に予め記憶する第1の記憶部と、
    前記温度センサによって計測された温度のデータに対応する前記制御パラメータを前記第1の記憶部から取得して、取得した制御パラメータに基づいて制御対象の前記トランスインピーダンスICの利得・周波数特性を制御する制御部とを備えることを特徴とする光受信装置。
  2. 局発光を発生する第1の光源と、
    コヒーレント通信の入力光信号を増幅する光増幅器と、
    この光増幅器によって増幅された入力光信号と前記局発光とを混合すると共に、前記入力光信号の異なる成分の分離を行う光ハイブリッド回路と、
    この光ハイブリッド回路によって分離された複数の光信号をそれぞれ電気信号に変換する複数の第1のフォトダイオードと、
    この複数の第1のフォトダイオードの出力信号をそれぞれ増幅するトランスインピーダンスICと、
    このトランスインピーダンスICによって増幅された信号を処理して受信信号を得る信号処理LSIと、
    光受信装置内に設けられた温度センサと、
    前記光増幅器の利得の制御パラメータを温度毎に予め記憶する第1の記憶部と、
    前記温度センサによって計測された温度のデータに対応する前記制御パラメータを前記第1の記憶部から取得して、取得した制御パラメータに基づいて制御対象の前記光増幅器の利得を制御する制御部とを備えることを特徴とする光受信装置。
  3. 局発光を発生する第1の光源と、
    コヒーレント通信の入力光信号を減衰させる光減衰器と、
    この光減衰器を通過した入力光信号と前記局発光とを混合すると共に、前記入力光信号の異なる成分の分離を行う光ハイブリッド回路と、
    この光ハイブリッド回路によって分離された複数の光信号をそれぞれ電気信号に変換する複数の第1のフォトダイオードと、
    この複数の第1のフォトダイオードの出力信号をそれぞれ増幅するトランスインピーダンスICと、
    このトランスインピーダンスICによって増幅された信号を処理して受信信号を得る信号処理LSIと、
    光受信装置内に設けられた温度センサと、
    前記光減衰器の減衰量の制御パラメータを温度毎に予め記憶する第1の記憶部と、
    前記温度センサによって計測された温度のデータに対応する前記制御パラメータを前記第1の記憶部から取得して、取得した制御パラメータに基づいて制御対象の前記光減衰器の減衰量を制御する制御部とを備えることを特徴とする光受信装置。
  4. 局発光を発生する第1の光源と、
    コヒーレント通信の入力光信号と前記局発光とを混合すると共に、前記入力光信号の異なる成分の分離を行う光ハイブリッド回路と、
    この光ハイブリッド回路によって分離された複数の光信号をそれぞれ電気信号に変換する複数の第1のフォトダイオードと、
    この複数の第1のフォトダイオードの出力信号をそれぞれ増幅するトランスインピーダンスICと、
    このトランスインピーダンスICによって増幅された信号を処理して受信信号を得る信号処理LSIと、
    光受信装置内に設けられた温度センサと、
    前記信号処理LSIに設けられ、前記トランスインピーダンスICから前記信号処理LSIに入力される信号を増幅する複数の増幅器と、
    前記増幅器の利得・周波数特性の制御パラメータを温度毎に予め記憶する第1の記憶部と、
    前記温度センサによって計測された温度のデータに対応する前記制御パラメータを前記第1の記憶部から取得して、取得した制御パラメータに基づいて制御対象の前記増幅器の利得・周波数特性を制御する制御部とを備えることを特徴とする光受信装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光受信装置の調整を行う光受信装置の調整装置において、
    CW光を発生する第2の光源と、
    前記CW光が前記入力光信号として前記光受信装置に入力される調整時に前記局発光の周波数と前記制御パラメータとを変更しながら前記受信信号の振幅の測定を行う測定部と、
    前記調整時に前記制御パラメータと前記受信信号の振幅のデータと前記温度センサによって計測された温度のデータとを収集するデータ収集部と、
    このデータ収集部によって収集された制御パラメータとデータとを記憶する第2の記憶部と、
    この第2の記憶部に記憶された制御パラメータとデータとに基づいて、前記受信信号の振幅の周波数特性が所望の特性になるように制御パラメータを温度毎に決定するパラメータ決定部と、
    このパラメータ決定部によって決定された制御パラメータを前記光受信装置の第1の記憶部に記憶させる設定部とを備えることを特徴とする光受信装置の調整装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光受信装置において、
    前記光ハイブリッド回路の入力光信号の強度を検出する第2のフォトダイオードをさらに備え、
    前記第1の記憶部は、前記制御パラメータを温度毎および入力光信号の強度毎に予め記憶し、
    前記制御部は、前記温度センサによって計測された温度のデータと前記第2のフォトダイオードによって検出された入力光信号の強度とに対応する前記制御パラメータを前記第1の記憶部から取得して、取得した制御パラメータに基づいて前記制御対象の制御を行うことを特徴とする光受信装置。
  7. 請求項6に記載の光受信装置の調整を行う光受信装置の調整装置において、
    CW光を発生する第2の光源と、
    前記CW光が前記入力光信号として前記光受信装置に入力される調整時に前記局発光の周波数と前記制御パラメータと前記CW光の強度とを変更しながら前記受信信号の振幅の測定を行う測定部と、
    前記調整時に前記制御パラメータと前記受信信号の振幅のデータと前記温度センサによって計測された温度のデータと前記第2のフォトダイオードによって検出された入力光信号の強度のデータとを収集するデータ収集部と、
    このデータ収集部によって収集された制御パラメータとデータとを記憶する第2の記憶部と、
    この第2の記憶部に記憶された制御パラメータとデータとに基づいて、前記受信信号の振幅の周波数特性が所望の特性になるように制御パラメータを温度毎および入力光信号の強度毎に決定するパラメータ決定部と、
    このパラメータ決定部によって決定された制御パラメータを前記光受信装置の第1の記憶部に記憶させる設定部とを備えることを特徴とする光受信装置の調整装置。
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