JP2019008213A - タッチ操作機能付ディスプレイユニット、障子及び建具 - Google Patents

タッチ操作機能付ディスプレイユニット、障子及び建具 Download PDF

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Katsunori Azuma
克紀 東
和路 岡田
Kazumichi Okada
和路 岡田
康弘 石井
Yasuhiro Ishii
康弘 石井
秉都 金
Byeong Do Kim
秉都 金
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Abstract

【課題】有機ELディスプレイと発光部及び受光部等とがより薄く積層されているタッチ操作機能付ディスプレイユニット等を提供する。【解決手段】対面する少なくとも2枚の透光性を有する透光板11,12と、前記2枚の透光板間にて互いに対面させて配置され当該透光板よりも面積が狭い透光性を有する有機ELディスプレイ13と、前記2枚の透光板うちの一方の透光板の周端部に配置され、発光部を有する発光部材91と受光部を有する受光部材92とが前記一方の透光板の面内方向において互いに対向しているIRセンサー9と、を有し、前記一方の透光板は、前記2枚の透光板うちの他方の透光板より小さく形成されており、前記発光部材及び前記受光部材の一部と前記一方の透光板とが面内方向に並べて配置され前記発光部及び前記受光部は前記一方の透光板の面外方向において前記他方の透光板とは反対側に突出している。【選択図】図2

Description

本発明は、透光性を有し画像等を表示可能なタッチ操作機能付ディスプレイユニット、障子及び建具に関する。
透光性を有し画像等を表示可能な障子として、画像等を表示する透明ディスプレイを有するショーケースのガラスドアが知られている(例えば、特許文献1参照)。このガラスドアは、ガラスドアの複層ガラスを構成するガラス板の、中空層に臨む面の一部又は全面に有機ELディスプレイなどの透明ディスプレイが設けられている。
また、タッチ操作機能付ディスプレイユニットを備える構成としては、発光部と入力センシング部とを積層した携帯端末が知られている(例えば、特許文献2参照)。この携帯端末は、筐体内にメイン基板が配置され、このメイン基板上にディスプレイ、タッチパネルが積層されており、タッチパネルに発光部及び入力センシング部が設けられている。
国際公開第2014/175193号パンフレット 特開2012−208864号公報
タッチ操作機能付ディスプレイユニットは、有機ELディスプレイと発光部及び入力センシング部(受光部)等とが積層されて構成されるので、厚みが厚くなる。特に、複数のガラス板の中空層にディスプレイが設けられた複層ガラスに発光部及び受光部等を積層する場合には、厚みがより厚くなり、所定の筐体内に納められないという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、有機ELディスプレイと発光部及び受光部等とがより薄く積層されているタッチ操作機能付ディスプレイユニット、障子及び建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明のタッチ操作機能付ディスプレイユニットは、対面する少なくとも2枚の透光性を有する透光板と、前記2枚の透光板間にて互いに対面させて配置され当該透光板よりも面積が狭い透光性を有する有機ELディスプレイと、前記2枚の透光板うちの一方の透光板の周端部に配置され、発光部を有する発光部材と受光部を有する受光部材とが前記一方の透光板の面内方向において互いに対向しているIRセンサーと、を有し、前記一方の透光板は、前記2枚の透光板うちの他方の透光板より小さく形成されており、前記発光部材及び前記受光部材の一部と前記一方の透光板とが面内方向に並べて配置され前記発光部及び前記受光部は前記一方の透光板の面外方向において前記他方の透光板とは反対側に突出していることを特徴とするタッチ操作機能付ディスプレイユニットである。
このようなタッチ操作機能付ディスプレイユニットによれば、IRセンサーが有する発光部材のうちの発光部及び受光部材のうちの受光部が、2枚の透光板のうちの一方の透光板の面外方向に突出しているので、発光部材及び受光部材の全体が一方の透光板の面外方向に突出する場合より突出量を小さくすることが可能である。このため、タッチ操作機能付ディスプレイユニット全体の厚みをより薄くすることが可能である。このため、有機ELディスプレイと発光部及び受光部等とがより薄く積層されているタッチ操作機能付ディスプレイユニット、また、発光部材及び受光部材は、2枚の透光板のうちの他方より小さく形成されている一方の透光板と面内方向に並べて配置されているので、タッチ操作機能付ディスプレイユニットの外形形状もより小さく抑えることが可能である。
かかるタッチ操作機能付ディスプレイユニットであって、前記2枚の透光板は互いの外周部間に非透光性の部材を有しており、前記非透光性の部材の内周縁は、前記受光部よりも前記透光板の面内方向における中央側に位置していることを特徴とするタッチ操作機能付ディスプレイユニット。
このようなタッチ操作機能付ディスプレイユニットによれば、2枚の透光板の間に設けられている非透光性の部材の内周縁が、受光部よりも透光板の中央側に位置しているので、他方の透光板側からの光が非透光性の部材により遮られ受光部に進入しにくい。このため、他方の透光板側からの光によるIRセンサーの誤検知を防止することが可能である。
かかるタッチ操作機能付ディスプレイユニットであって、前記2枚の透光板間において前記有機ELディスプレイによる表示領域の外側の領域は、非透光性の部材により覆われていることが望ましい。
このようなタッチ操作機能付ディスプレイユニットによれば、有機ELディスプレイによる表示領域の外側の領域において2枚の透光板間に備えられているものが外部から視認されることを防止することが可能である。
かかるタッチ操作機能付ディスプレイユニットであって、前記非透光性の部材は、シート状の部材であることが望ましい。
このようなタッチ操作機能付ディスプレイユニットによれば、非透光性の部材はシート状の部材なのでシート状の部材を接着するだけで2枚の透光板間に備えられているものが外部から視認されることを防止することが可能である。
かかるタッチ操作機能付ディスプレイユニットであって、前記IRセンサーからの信号により検知される位置情報と、前記有機ELディスプレイ上の位置と、が対応付けられていることが望ましい。
このようなタッチ操作機能付ディスプレイユニットによれば、有機ELディスプレイと対面する一方の透光板にタッチすることにより、有機ELディスプレイに表示された画像等の位置を特定することが可能である。
かかるタッチ操作機能付ディスプレイユニットであって、前記他方の透光板は、Low−Eガラスであることが望ましい。
このようなタッチ操作機能付ディスプレイユニットによれば、2枚の透光板のうちの他方はLow−Eガラスなので、温度の上昇が抑えられる。このため、有機ELディスプレイ及びIRセンサーの熱による損傷を防止することが可能である。
また、上記タッチ操作機能付ディスプレイユニットの周端部が框に収容されていることを特徴とする障子である。
このような障子によれば、厚みがより薄く、外形寸法もより小さなタッチ操作機能付ディスプレイユニットを備え、框がより小さな障子を提供することが可能である。
かかる障子であって、前記IRセンサーは、上下方向において対向する前記発光部材と前記受光部材とのうちの前記受光部材が上側に配置されていることが望ましい。
障子は据え付けた際に、上方からの光を受けやすい。このため、上記障子によれば、IRセンサーの受光部材が上側に配置されている、すなわち受光部が下方に向けられているので、上方からの光による誤検知を防止することが可能である。
かかる障子であって、前記框は合成樹脂製であることが望ましい。
このような障子によれば、框の熱伝導による温度の上昇を抑えられる。このため、有機ELディスプレイ及びIRセンサーの熱による損傷を防止することが可能である。また、室内の温度変化も抑えることが可能である。
また、上記タッチ操作機能付ディスプレイユニットを備え、躯体に固定される窓枠に支持されていることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、厚みがより薄く、外形寸法もより小さなタッチ操作機能付ディスプレイユニットを備え、框がより小さな障子を備えた建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記窓枠は合成樹脂製であることが望ましい。
このような建具によれば、窓枠の熱伝導による温度の上昇を抑えられる。このため、有機ELディスプレイ及びIRセンサーの熱による損傷を防止することが可能である。また、室内の温度変化も抑えることが可能である。
本発明によれば、有機ELディスプレイと発光部及び受光部等とがより薄く積層されているタッチ操作機能付ディスプレイユニット、障子及び建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具を示す内観図である。 本実施形態に係る建具を示す縦断面図である。 本実施形態に係る建具を示す横断面図である。 発光部の構成を示す断面図である。 タッチ操作機能付ディスプレイユニットを備えた辷り出し窓用の建具を示す横断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るタッチ操作機能付ディスプレイユニット、障子及び建具について図面を参照して説明する。
本実施形態では、例えば、図1〜図3に示すようなFIX窓用の建具1にタッチ操作機能付ディスプレイユニット10が備えられている例について説明する。
以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の建具1を、室内側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となり建具1の幅となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。建具1の各部位であっても、また、建具1を構成する各部材については単体の状態であっても、建物等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
本実施形態の建具1は、透光性を有する2枚の透光板としての無色透明なガラス板11、12を用いて形成された複層ガラスの2枚のガラス板11、12間に透光性を有する有機ELディスプレイ13が設けられ、外周にIRセンサー9が設けられているタッチ操作機能付ディスプレイユニット10と、躯体5に固定されてタッチ操作機能付ディスプレイユニット10の外周端部を収容して保持する窓枠2と、を有している。
窓枠2は、押出成型材でなる枠部材3を適宜長さにて切断した4本の枠部材3を長方形状に枠組みして形成され、タッチ操作機能付ディスプレイユニット10を保持するための押縁4を有している。4本の枠部材3は、端部が長手方向に対して45度をなすように斜めに切断され、互いに隣接する枠部材3の端部同士を突き合わされて溶着されている。
4本の枠部材3は、断面形状が同一でありタッチ操作機能付ディスプレイユニット10の外周端部を収容している状態も同様なので、窓枠2を構成する各枠部材3の構造については、タッチ操作機能付ディスプレイユニット10の下側に配置されて下端を収容する下側の枠部材3を例に挙げて説明する。以下の説明においては、各枠部材3に共通するように、4本の枠部材3が長方形状に枠組みされた状態で、窓枠2に囲まれた空間側を内周側、反対側を外周側として説明する。すなわち、下側の枠部材3の上側が内周側に相当し、下側が外周側に相当する。
下側の枠部材3は、長手方向に沿う中空部3aを有する枠部材本体部3bと、枠部材本体部3bの室内側の部位から内周側に突出する内周突出部3cと、枠部材本体部3bから外周側に延出されて躯体5に固定されるヒレ状の躯体固定部3dと、を有している。枠部材本体部3bの内周面の室外側には、内周突出部3cとともにタッチ操作機能付ディスプレイユニット10の外周端部を挟持する押縁4が嵌合されている。
タッチ操作機能付ディスプレイユニット10は、2枚の長方形状をなすガラス板11、12と、2枚のガラス板11、12のうちの一方のガラス板12の外周部に設けられるIRセンサー9と、2枚のガラス板11、12の間に介在され枠状に配置されるスペーサー14と、枠状をなすスペーサー14の内側に配置される有機ELディスプレイ13と、外周部に設けられている金属製のユニット枠15と、を有している。
タッチ操作機能付ディスプレイユニット10が備える2枚のガラス板11、12は、一方の面にLow−E膜を備えるLow−Eガラス11と、強化ガラス12とである。強化ガラス12は、Low−Eガラス11より小さく形成されており、外周部にIRセンサー9が設けられ、強化ガラス12にIRセンサー9が設けられた状態で、Low−Eガラス11と同じ大きさをなしている。
IRセンサー9は、発光部91aと受光部92aとが強化ガラス12を介して対向するように、発光部91aを有する複数の発光部材91と受光部92aを有する複数の受光部材92とが、強化ガラス12の外周を囲むように配置されて枠状をなしている。
図4に示すように、各々の発光部材91は、発光部91aが強化ガラス12の面外方向において、強化ガラス12と対向しているLow−Eガラス11とは反対側に突出し、発光部91aを除く発光部材91の一部が、強化ガラス12と面内方向に隣接するように配置されている。発光部91aは、強化ガラス12の端縁よりも面内方向内側に突出して強化ガラス12の端部と見込み方向において重なる部位を有している。発光部材91は、強化ガラス12と重なっている部位が強化ガラス12に接着されている。
受光部材92の機械的構造は、図4に示す発光部材91とほぼ同様であり、発光部材91の発光素子91bが受光素子に置き換わっている。各々の受光部材92は、受光部92aが強化ガラス12の面外方向において、強化ガラス12と対向しているLow−Eガラス11とは反対側に突出し、受光部92aを除く受光部材92の一部が、強化ガラス12と面内方向に隣接するように配置されている。受光部92aは、強化ガラス12の端縁よりも面内方向内側に突出して強化ガラス12の端部と見込み方向において重なる部位を有している。受光部材92は、強化ガラス12と重なっている部位が強化ガラス12に接着されている。
複数の発光部材91は、長方形状をなす強化ガラス12の長手方向に沿う2つの端縁のうちのいずれか一方の端縁、及び、短手方向に沿う2つの端縁のうちのいずれか一方の端縁に並べて配置されており、長手方向及び短手方向の他方の端縁に、発光部材91と対向させて複数の受光部材92が並べて配置されている。IRセンサー9の外周部からは、当該IRセンサー9と、電源を含む制御部としてのコントローラ(不図示)と、を繋ぐためのケーブル9aが引き出されている。
Low−Eガラス11及び強化ガラス12は各々、互いに対向する内側面に、シート状をなして透光性を有しない非透光性の部材としての黒色の非透光性フィルム16が接着されている。
非透光性フィルム16は、Low−Eガラス11及び強化ガラス12の外形寸法とほぼ同じ寸法をなし、中央に、長方形状の開口16aが設けられている。このため、Low−Eガラス11及び強化ガラス12は、中央に設けられた開口16aの外側の部位に、非透光性フィルム16に覆われて透光性を有しない領域が設けられている。非透光性フィルム16が設けられたLow−Eガラス11及び強化ガラス12は、互い対向する外周端部間に金属製のスペーサー14を介して対面されている。
スペーサー14は、Low−Eガラス11の外周縁に沿って長方形をなす枠状に配置されており、長方形状に配置されたスペーサー14に囲まれる内周側に有機ELディスプレイ13が設けられている。
有機ELディスプレイ13は、透光性を有して画像等を表示可能であり、長方形状をなして無色透明なディスプレイ本体17と、ディスプレイ本体17をスペーサー14の内周側に位置させてスペーサー14に固定するための金属製の固定金具18と、を有している。
ディスプレイ本体17は、スペーサー14に囲まれた領域の面積とほぼ同じ面積を有し、長方形状の長手方向が上下方向に沿うよう配置される。ディスプレイ本体17の左側の端部からは、当該ディスプレイ本体17と、電源を含む制御部としてのコントローラ(不図示)と、を繋ぐためのフレキシブルフラットケーブル17aが引き出され、ディスプレイ本体17の長手方向に沿って配置されユニット枠15の下から外部に延出されている。
固定金具18は、ディスプレイ本体17の外周部分に当接され、ディスプレイ本体17の大きさと同じ大きさの枠状をなしている。固定金具18は、ディスプレイ本体17の表面及び裏面にそれぞれ設けられ、ディスプレイ本体17の外周部を両側から挟持するように設けられている。
ディスプレイ本体17の外周部を両面側から固定金具18により挟持した状態の厚みは、スペーサー14の見込み方向の厚みとほぼ等しく形成されている。また、ディスプレイ本体17を挟持した固定金具18は、その側端面が、スペーサー14の内周面と対向するように、有機ELディスプレイ13が配置される。この状態で、スペーサー14の室内に臨む面と固定金具18の室内に臨む面とは同一の平面をなし、スペーサー14の室外に臨む面と固定金具18の室外に臨む面とは同一の平面をなしている。
スペーサー14及びスペーサー14の内側に配置された有機ELディスプレイ13の固定金具18は、非透光性フィルム16を介してLow−Eガラス11と、強化ガラス12及びIRセンサー9とに接着されて一体をなしている。すなわち、Low−Eガラス11と、強化ガラス12との間には、非透光性の部材でなるスペーサー14、固定金具18、及び、非透光性フィルム16が介在されており、これらスペーサー14、固定金具18、及び、非透光性フィルム16のうち、非透光性フィルム16の内周縁が、Low−Eガラス11及び強化ガラス12の面内方向における最も中央側に位置し、IRセンサー9の受光部92aよりも中央側に位置している。
Low−Eガラス11及び強化ガラス12の間に有機ELディスプレイ13が配置された状態で、非透光性フィルム16に設けられた開口16aは、ディスプレイ本体17の外周に設けられている枠状の固定金具18の内周より僅かに内側に形成されている。このため、開口16aより外周側に位置するスペーサー14、固定金具18及びフレキシブルフラットケーブル17aは、開口16aからは視認されない。
本実施形態においては、有機ELディスプレイ13において開口16aの外周側の領域Sが、有機ELディスプレイ13による表示領域の外側の領域に相当し、図1においては、グレーに着色して示している。すなわち、有機ELディスプレイ13による表示領域は、有機ELディスプレイ13により画像等を表示可能な領域ではなく、有機ELディスプレイ13により表示された画像等が開口16aを通して視認可能な領域を示している。
強化ガラス12の外周に設けられたIRセンサー9は、強化ガラス12の有機ELディスプレイ13と反対の外側面を操作者がタッチすることによるIRセンサー9の信号の変化により、操作者がタッチした位置を検知可能であり、有機ELディスプレイ13に表示される画像等の位置と対応付けられている。本実施形態のタッチ操作機能付ディスプレイユニット10は、IRセンサー9に囲まれた領域、すなわち強化ガラス12のほぼ全域において位置を検知可能であるが、本実施形態のタッチ操作機能付ディスプレイユニット10にて位置を検知する領域は、有機ELディスプレイ13による表示領域内に設定されている。このため、非透光性フィルム16により覆われて透光性を有しない領域では、位置を検知しないように設定されている。
有機ELディスプレイ13及びIRセンサー9を備えたLow−Eガラス11及び強化ガラス12の外周部は、断面がコ字状をなす枠材が長方形状に枠組みされたユニット枠15に収容されている。タッチ操作機能付ディスプレイユニット10は、Low−Eガラス11が室外側に位置するように、躯体5に固定された窓枠2に装着されてFIX窓を構成する。このとき、IRセンサー9において上下方向に対向する発光部材91及び受光部材92は、受光部材92が上側に位置するように配置される。
本実施形態のタッチ操作機能付ディスプレイユニット10が窓枠2に保持されたFIX窓は、Low−Eガラス11、強化ガラス12、及び、ディスプレイ本体17のいずれもが透光性を有しているので、非透光性フィルム16が有する開口16aの内側が素通しの窓をなしており、ディスプレイ本体17に電力を供給すると共に、コントローラーを介して画像信号等を供給すると、素通しの窓部に所望の画像等を表示することが可能である。
また、室内側に配置された強化ガラス12の外周部にIRセンサー9が配置されているので、室内側から強化ガラス12をタッチするとIRセンサー9によりタッチされた位置が検知される。IRセンサー9により検知される位置情報は、有機ELディスプレイ13に表示される画像等の位置と対応付けられており、IRセンサー9と繋がったコントローラーにより画像等の位置に対応付けられたコンピュータプログラムが実行されて有機ELディスプレイ13に表示される画像等が変化するように構成されている。
本実施形態のタッチ操作機能付ディスプレイユニット10によれば、IRセンサー9が有する発光部材91のうちの発光部91a及び受光部材92のうちの受光部92aが、強化ガラス12の面外方向に突出しているので、発光部材91及び受光部材92の全体が強化ガラス12の面外方向に突出する場合より突出量を小さくすることが可能である。このため、タッチ操作機能付ディスプレイユニット10全体の厚みをより薄くすることが可能である。すなわち、有機ELディスプレイ13と発光部材91及び受光部材92とがより薄く積層されているタッチ操作機能付ディスプレイユニット10を提供することが可能である。また、発光部材91及び受光部材92は、Low−Eガラス11より小さく形成されている強化ガラス12と面内方向に並べて配置されているので、タッチ操作機能付ディスプレイユニット10の外形形状もより小さく抑えることが可能である。
また、Low−Eガラス11と強化ガラス12との間に設けられている非透光性フィルム16の内周縁が、受光部92aよりもLow−Eガラス11及び強化ガラス12の中央側に位置しているので、Low−Eガラス11側からの光が非透光性フィルム16により遮られ受光部92aに進入しにくい。このため、Low−Eガラス11側からの光によるIRセンサー9の誤検知を防止することが可能である。
また、有機ELディスプレイ13による表示領域の外側の領域Sは、非透光性フィルム16により覆われているので、有機ELディスプレイ13による表示領域の外側の領域SにおいてLow−Eガラス11と強化ガラス12との間に備えられているものが外部から視認されることを防止することが可能である。また、表示される画像等における位置を検知可能な領域と検知不能な領域とを明確に区別することが可能である。
また、非透光性の部材を、シート状をなす非透光性フィルム16としたのでLow−Eガラス11及び強化ガラス12に非透光性フィルム16を接着するだけで、表示される画像等における位置を検知不能な領域を明確に示すことが可能である。
また、有機ELディスプレイ13と対面する強化ガラス12にタッチすることにより、有機ELディスプレイ13に表示された画像等の位置を特定することが可能である。
また、2枚のガラス板11、12のうちの一方をLow−Eガラスとしたので、タッチ操作機能付ディスプレイユニット10の温度の上昇が抑えられる。このため、有機ELディスプレイ13及びIRセンサー9の熱による損傷を防止することが可能である。
建具1に据え付けられたタッチ操作機能付ディスプレイユニット10は、上方からの光を受けやすい。このため、上記建具1のようにIRセンサー9の受光部材92が上側に配置されて受光部92aが下方に向けられていることにより、上方からの光によるIRセンサー9の誤検知を防止することが可能である。
上記実施形態においては、透光板としてガラス板11、12を用いた例について説明したが、これに限らず、例えばポリカーボネイトなどの合成樹脂製の板材であっても、透光性を有する板材であれば構わない。また、上記実施形態においては、タッチ操作機能付ディスプレイユニット10が備える2枚のガラス板11、12のうちの一方をLow−Eガラス11としたが、いずれも強化ガラスを用いても構わない。
また、上記実施形態においては、Low−Eガラス11強化ガラス12及び有機ELディスプレイ13を無色透明としたが、必ずしも無色でなくとも構わない。例えば、透光性を有する有色の透光板や、フロストガラスなど表面に処理が施されている透光板等であっても、有機ELディスプレイ13の表示が視認可能であれば構わない。
また、上記実施形態においては、非透光性を有する部材を非透光性フィルム16としたが、これに限らず、例えば、Low−Eガラス11及び強化ガラス12に塗料等を塗布することにより透光性を有しない領域を形成しても構わない。また、上記実施形態においては、非透光性フィルム16の色を黒色としたが、これに限るものではない。
上記実施形態においては、タッチ操作機能付ディスプレイユニット10が、躯体5に固定された窓枠2に支持されているFIX窓用の建具1を例に挙げて説明したがこれに限るものではない。例えば、図5に示すように、タッチ操作機能付ディスプレイユニット10の周端部が框19に収容された障子20を構成し、当該障子20が躯体5に固定される窓枠21に支持されている辷り出し窓用の建具22であっても、また、開き窓、内倒し窓、外倒し窓、引き違い窓などの建具であっても構わない。
この場合には、発光部材91及び受光部材92がより薄く積層されているタッチ操作機能付ディスプレイユニット10を備え、框19がより小さな障子20及び当該障子20を備えた建具22を提供することが可能である。このとき、框19及び窓枠21を合成樹脂製とすると、框19及び窓枠21の熱伝導による温度の上昇を抑えられる。このため、有機ELディスプレイ13及びIRセンサー9の熱による損傷をより確実に防止することが可能である。また、タッチ操作機能付ディスプレイユニット10を有する建具22が備えられた室内の温度変化も抑えることが可能である。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、2 窓枠、5 躯体、9 IRセンサー、
10 タッチ操作機能付ディスプレイユニット、11 Low−Eガラス(ガラス板)、12 強化ガラス(ガラス板)、13 有機ELディスプレイ、
16 非透光性フィルム、19 框、20 障子、21 窓枠、22 建具、
91 発光部材、91a 発光部、92 受光部材、92a 受光部、
S 表示領域の外側の領域、

Claims (11)

  1. 対面する少なくとも2枚の透光性を有する透光板と、
    前記2枚の透光板間にて互いに対面させて配置され当該透光板よりも面積が狭い透光性を有する有機ELディスプレイと、
    前記2枚の透光板うちの一方の透光板の周端部に配置され、発光部を有する発光部材と受光部を有する受光部材とが前記一方の透光板の面内方向において互いに対向しているIRセンサーと、
    を有し、
    前記一方の透光板は、前記2枚の透光板うちの他方の透光板より小さく形成されており、前記発光部材及び前記受光部材の一部と前記一方の透光板とが面内方向に並べて配置され前記発光部及び前記受光部は前記一方の透光板の面外方向において前記他方の透光板とは反対側に突出していることを特徴とするタッチ操作機能付ディスプレイユニット。
  2. 請求項1に記載のタッチ操作機能付ディスプレイユニットであって、
    前記2枚の透光板は互いの外周部間に非透光性の部材を有しており、
    前記非透光性の部材の内周縁は、前記受光部よりも前記透光板の面内方向における中央側に位置していることを特徴とするタッチ操作機能付ディスプレイユニット。
  3. 請求項2に記載のタッチ操作機能付ディスプレイユニットであって、
    前記2枚の透光板間において前記有機ELディスプレイによる表示領域の外側の領域は、前記非透光性の部材により覆われていることを特徴とするタッチ操作機能付ディスプレイユニット。
  4. 請求項3に記載のタッチ操作機能付ディスプレイユニットであって、
    前記非透光性の部材は、シート状の部材であることを特徴とするタッチ操作機能付ディスプレイユニット。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のタッチ操作機能付ディスプレイユニットであって、
    前記IRセンサーからの信号により検知される位置情報と、
    前記有機ELディスプレイ上の位置と、が対応付けられていることを特徴とするタッチ操作機能付ディスプレイユニット。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のタッチ操作機能付ディスプレイユニットであって、
    前記他方の透光板は、Low−Eガラスであることを特徴とするタッチ操作機能付ディスプレイユニット。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のタッチ操作機能付ディスプレイユニットの周端部が框に収容されていることを特徴とする障子。
  8. 請求項7に記載の障子であって、
    前記IRセンサーは、上下方向において対向する前記発光部材と前記受光部材とのうちの前記受光部材が上側に配置されていることを特徴とする障子。
  9. 請求項8に記載の障子であって、
    前記框は合成樹脂製であることを特徴とする障子。
  10. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のタッチ操作機能付ディスプレイユニットを備え、
    躯体に固定される窓枠に支持されていることを特徴とする建具。
  11. 請求項10に記載の建具であって、
    前記窓枠は合成樹脂製であることを特徴とする建具。
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