JP2019008008A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents
画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】プロジェクタ等を光源として用いて撮影時の光量不足を補う場合に発生しやすいホワイトバランスの崩れや輝度値不足を防止すること。【解決手段】画像処理装置101のメイン制御部402は、カメラ部202を用いた撮影を行う場合、カメラ部202の特性に基づき、カメラ部202におけるシャッターの開放時間に、投影部207からRGBの光が均等に投射され、且つ、その光量がカメラ部202の特性に基づいて必要となる光量(最小光量)を満たすように、ディスプレイコントローラ309及び投影部207の設定を変更する(S701〜S708)。【選択図】図7
Description
本発明は、プロジェクタを内蔵するカメラスキャナを利用した画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
画像処理装置として、机上に置いた原稿を上方から撮影してページの画像を読み取ることができる上面読み取りスキャナが普及している。上面読み取りスキャナでは、RGBカメラが使用されるが、撮影時に環境光が足りない場合には白色光源を具備するストロボを用意して撮影時に原稿を照らすことで光量を補うことがなされていた。
特許文献1には、RGBカメラの露光時間と白色光源の発光タイミングや発光量を調整する技術が提案されている。
また、原稿に対して所定の領域に枠を表示させたり画像を表示させたりするプロジェクションマッピングを行うためのプロジェクタ(投影部)を備える上面読み取りスキャナが普及している。そこで、上面読み取りスキャナの光量を補うための白色光源であるストロボの代替として、このプロジェクタを用いることで部品点数の削減による小型化やコストダウンが可能となると考えられる。
しかし、プロジェクタからの発光は、DMD(Digital Micoro Mirror Device)の設定に合わせるため、従来のRGB同時点灯と異なり面順次でなされる。このため、RGBカメラの露光時間に対してRGBの点灯周期が合わない場合や、DMDのミラー反射on/offによる光量補正がなされた場合には、ホワイトバランスや光量不足などによる画像劣化が発生してしまうといった課題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、プロジェクタ等を光源として用いて撮影時の光量不足を補う場合に発生しやすいホワイトバランスの崩れや輝度値不足を防止する仕組みを提供することである。
本発明は、所定の撮影領域を撮影する撮影手段と、複数色の光を面順次で前記撮影領域に対して投射する投射手段と、前記撮影手段により撮影を行う場合に前記投射手段に光の投射を実行させるように制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記撮影手段の撮影期間に、前記複数の色の光が均等に投射され、且つ、その光量が前記撮影手段の特性に基づいて必要となる光量を満たすように、前記投射手段の投射設定及び前記撮影手段の特性の少なくともいずれかを変更する調整制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、プロジェクタ等を光源として用いて撮影時の光量不足を補う場合に発生しやすいホワイトバランスの崩れや輝度値不足を防止することができる。よって、プロジェクタを備える上面読み取りスキャナ等の画像処理装置において、撮影時にプロジェクタを光源として用いて光量不足を補う場合でも、適切なホワイトバランスや光量で撮影を行うことができる。
次に本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
図1は、本発明の一実施例を示す画像処理装置を含むネットワーク構成図である。
本実施例の画像処理装置101は、スタンド型スキャナである(カメラスキャナ、上面読み取りスキャナともいう)。図1に示すように、画像処理装置101は、イーサネット(登録商標)等のネットワーク104にてホストコンピュータ102およびプリンタ103に通信可能に接続されている。
図1は、本発明の一実施例を示す画像処理装置を含むネットワーク構成図である。
本実施例の画像処理装置101は、スタンド型スキャナである(カメラスキャナ、上面読み取りスキャナともいう)。図1に示すように、画像処理装置101は、イーサネット(登録商標)等のネットワーク104にてホストコンピュータ102およびプリンタ103に通信可能に接続されている。
図1のようなネットワーク構成において、画像処理装置101は、ホストコンピュータ102からの指示により、画像を読み取るスキャン機能や、スキャンデータをプリンタ103より出力するプリント機能の実行が可能である。また、ホストコンピュータ102を介さず、画像処理装置101への直接の指示により、画像処理装置101がスキャン機能、プリント機能を実行することも可能である。
図2は、画像処理装置101の構成の一例を説明する図である。
図2に示すように、画像処理装置101は、コントローラ部201、カメラ部202、腕部203、投影部207、距離画像センサ部208を備える。
図2に示すように、画像処理装置101は、コントローラ部201、カメラ部202、腕部203、投影部207、距離画像センサ部208を備える。
コントローラ部201と、撮像を行うためのカメラ部202、投影部207及び距離画像センサ部208は、腕部203により連結されている。腕部203は、関節を用いて曲げ伸ばしが可能である。
また、図2には、画像処理装置101が設置されている書画台204も示している。カメラ部202および距離画像センサ部208のレンズは、書画台(原稿台)204方向に向けられており、破線で囲まれた読み取り領域205内の画像を読み取り可能である。図2の例では、原稿206は、読み取り領域205内に置かれているので、画像処理装置101が読み取ることが可能となっている。
原稿読取部として機能するカメラ部202は、ズーム機能を有しており、ズームすることで、読み取り領域205内の一部を高解像度で撮影可能である。即ち、カメラ部202は、読み取り領域205内を撮影領域とする。
なお、図2に示されていないが、画像処理装置101は、LCDタッチパネル330およびスピーカ340をさらに備えることも可能である。
なお、図2に示されていないが、画像処理装置101は、LCDタッチパネル330およびスピーカ340をさらに備えることも可能である。
図3は、コントローラ部201のハードウェア構成を例示するブロック図である。
コントローラ部201は、CPU302、RAM303、ROM304、HDD305、ネットワークI/F306、画像処理プロセッサ307、画像取得部I/F308、ディスプレイコントローラ309及び電源部313を備える。これらの部位は、システムバス301に接続される。
コントローラ部201は、CPU302、RAM303、ROM304、HDD305、ネットワークI/F306、画像処理プロセッサ307、画像取得部I/F308、ディスプレイコントローラ309及び電源部313を備える。これらの部位は、システムバス301に接続される。
CPU302は、コントローラ部201全体の動作を制御する中央演算装置である。RAM303は、揮発性メモリであり、CPU302の作業領域として用いられる。ROM304は、不揮発性メモリであり、CPU302の起動用プログラム等が格納されている。HDD305は、RAM303と比較して大容量なハードディスクドライブ(HDD)である。HDD305には、コントローラ部201の実行する、画像処理装置101の制御用プログラム等が格納されている。なお、HDDの代わりに又は併用してSSD(ソリッドステートドライブ)等の他の記憶装置を備えていてもよい。
CPU302は、電源ON等の起動時、ROM304に格納されている起動用プログラムを実行する。この起動用プログラムは、HDD305に格納されている制御用プログラムを読み出し、RAM303上に展開するためのものである。CPU302は、起動用プログラムを実行すると、続けてRAM303上に展開した制御用プログラムを実行し、画像処理装置101の制御を行う。
また、CPU302は、制御用プログラムによる動作に用いるデータもRAM303上に格納して読み書きを行う。HDD305上にはさらに、制御用プログラムによる動作に必要な各種設定や、また、画像取得部からの入力によって生成した画像データを格納することができ、CPU302によって読み書きされる。CPU302は、ネットワークI/F306を介してネットワーク104上の他の機器との通信を行うことができる。
画像処理プロセッサ307は、RAM303に格納された画像データを読み出して処理し、またRAM303へ書き戻す。なお、画像処理プロセッサ307が実行する画像処理は、回転、変倍、色変換等である。
画像取得部I/F308は、カメラ部202及び距離画像センサ部208と接続され、CPU302からの指示に応じ、カメラ部202からRGB画像データを、距離画像センサ部208からRGB画像データと距離画像データを取得してRAM303へ書き込む。また、画像取得部I/F308は、CPU302からの制御コマンドをカメラ部202および距離画像センサ部208へ送信し、カメラ部202および距離画像センサ部208の設定を行う。ここで、カメラ部202と、距離画像センサ部208のRGB画像取得部363とは、解像度が異なり、カメラ部202の方がRGB画像取得部363より高解像度である。
距離画像センサ部208は、赤外線によるパターン投射方式の距離画像センサである。距離画像センサ部208は、赤外線パターン投射部361、赤外線画像取得部362、RGB画像取得部363を備える。
赤外線パターン投射部361は、対象物に、人の目には不可視である赤外線によって3次元測定パターンを投射する。ここで、投射される3次元測定パターンは、原稿が載置される書画台204で原稿、例えばブック原稿を両手で押さえる手先に投射される。なお、距離画像の取得処理については後述する。
赤外線画像取得部362は、赤外線パターン投射部361により対象物に投射された3次元測定パターンを読みとるカメラである。RGB画像取得部363は、人の目に見える可視光をRGB信号で撮影するカメラである。画像処理装置101は、距離画像センサ部208で得られる距離画像を用いて、人の手によるジェスチャー操作等を実現することができる。
投影部207は、複数色(RGB)の光を面順次で書画台204に対して投射するプロジェクタである。投影部207は、操作者の両手のうち、いずれか一方に近接するように操作ボタンを投影することが可能に構成される。また、投影部207は、操作者の両手に近接するように複数の操作ボタンを割当てて投影することが可能に構成されている。詳細は後述するが、投影部207は、カメラ部202により撮影する際に、投影を行い、書画台204上の撮影物の明度、ホワイトバランスを調整して、撮影時の光量を適切に補うことができる。
ディスプレイコントローラ309は、CPU302の指示に応じてディスプレイへの画像データの表示を制御する。ディスプレイコントローラ309は、投影部207に接続されている。
電源部313は、電力モードを少なくとも2つ有し、スキャン動作などを実行する通常電力モードと、通常電力モードよりも電力消費の少ない省電力モードを有する。CPU302は、電源部313を制御して装置の電力モードを省電力モードへ移行させることができる。省電力モード時には、電源部313からカメラ部202やディスプレイコントローラ309、投影部207などへの電源供給が停止される。なお、電力モードは、上記2種類以外にもさまざまなモードを設けることが可能である。
さらに、コントローラ部201は、シリアルI/F310、オーディオコントローラ311及びUSBコントローラ312のうち少なくとも1つを備えることができる。
シリアルI/F310は、シリアル信号の入出力を行う。ここでは、シリアルI/F310は、LCDタッチパネル330に接続されている。CPU302は、LCDタッチパネル330が押下されたときに、シリアルI/F310を介して押下された座標を取得する。また、ディスプレイコントローラ309は、LCDタッチパネル330にも接続されている。
シリアルI/F310は、シリアル信号の入出力を行う。ここでは、シリアルI/F310は、LCDタッチパネル330に接続されている。CPU302は、LCDタッチパネル330が押下されたときに、シリアルI/F310を介して押下された座標を取得する。また、ディスプレイコントローラ309は、LCDタッチパネル330にも接続されている。
オーディオコントローラ311は、スピーカ340に接続され、CPU302の指示に応じて音声データをアナログ音声信号に変換し、スピーカ340を通じて音声を出力する。
USBコントローラ312は、CPU302の指示に応じて外付けのUSBデバイスの制御を行う。ここでは、USBコントローラ312は、USBメモリやSDカードなどの外部メモリ350に接続され、外部メモリ350へのデータの読み書きを行う。
USBコントローラ312は、CPU302の指示に応じて外付けのUSBデバイスの制御を行う。ここでは、USBコントローラ312は、USBメモリやSDカードなどの外部メモリ350に接続され、外部メモリ350へのデータの読み書きを行う。
図4は、CPU302が実行する画像処理装置101の制御用プログラムの機能構成401の一例を示す図である。画像処理装置101の制御用プログラムは前述のようにHDD305に格納され、CPU302により起動時にRAM303上に展開されて実行される。すなわち、図4に示す機能構成401は、CPU302がHDD305に格納される画像処理装置101の制御用プログラムをRAM303にロードして実行することにより実現される。
メイン制御部402は、制御の中心であり、機能構成401内の他の各モジュールを統括制御する。メイン制御部402の詳細は後述する。
画像取得部415は、画像入力処理を行うモジュールであり、カメラ画像取得部407、距離画像取得部408を備える。
カメラ画像取得部407は、画像取得I/F308を介してカメラ部202が出力する画像データを取得し、RAM303へ格納する。
画像取得部415は、画像入力処理を行うモジュールであり、カメラ画像取得部407、距離画像取得部408を備える。
カメラ画像取得部407は、画像取得I/F308を介してカメラ部202が出力する画像データを取得し、RAM303へ格納する。
距離画像取得部408は、カメラI/F308を介して距離画像センサ部208が出力する距離画像データを取得し、RAM303へ格納する。この距離画像データは、赤外線画像取得部362により投射される3次元形状パターン、RGB画像取得部363により取得されるRGBカメラ画像、及び、赤外線画像取得部362により取得される赤外線カメラ画像に基づいて生成される3次元点群である。距離画像データ生成の詳細については、公知の技術(特開2015-212898号公報)であるため、ここでの詳細な説明は割愛する。
ユーザーインターフェイス部403は、メイン制御部402からの要求を受け、メッセージやボタン等のGUI部品を生成し、生成したGUI部品の表示を表示部406へ要求する。表示部406は、ディスプレイコントローラ309を介して、投影部207もしくはLCDタッチパネル330へ要求されたGUI部品の表示を行う。なお、投影部207は、書画台204に向けて設置されているため、書画台204上にGUI部品を投射することが可能となっている。また、ユーザーインターフェイス部403は、カメラ画像解析部409が認識したタッチ等のジェスチャー操作、あるいはシリアルI/F310を介したLCDタッチパネル330からの入力操作、及び操作座標を受信する。ユーザーインターフェイス部403は、描画中の操作画面の内容と操作座標を対応させて操作内容(押下されたボタン等)を判定する。ユーザーインターフェイス部403は、この操作内容をメイン制御部402へ通知することにより、操作者の操作を受け付ける。
ネットワーク通信部404は、ネットワークI/F306を介して、ネットワーク104上の他の機器とTCP/IPによる通信を行う。
データ管理部405は、制御用プログラム401の実行において生成した作業データなど様々なデータを、HDD305上の所定の領域へ保存し、管理する。例えば、データ管理部405は、画像取得部415で撮像されたカメラフレーム画像データなどを保存、管理する。
データ管理部405は、制御用プログラム401の実行において生成した作業データなど様々なデータを、HDD305上の所定の領域へ保存し、管理する。例えば、データ管理部405は、画像取得部415で撮像されたカメラフレーム画像データなどを保存、管理する。
カメラ画像解析部409は、画像取得部415から書画台204上の画像を継続的に取得し続け、書画台204上に物体が置かれて静止するタイミング及び物体が除去されるタイミングを検知する。物体が置かれて静止するタイミング及び除去されるタイミングは、書画台204の背景画像と連続する所定フレーム数のカメラフレーム画像との差分値に基づいて検知する。カメラ画像解析部409は、所定時間前のフレームと現在のフレームの差分値が第1の所定値より大きく、かつ直前の所定数のフレーム間で差分値総和が第2の所定値より小さい画素が全体に対して所定以上の割合に達した場合、そこに物体が置かれたと判定する。以後、そのような画素を全て内包する領域を物体検知領域とする。なお、物体が除去されるタイミングとは、物体が物体検知領域から完全に除去され、当該物体検知領域に物体が何も置かれていない状態になったタイミングのことである。カメラ画像解析部409は、静止された物体が置かれていると判定した場合、静止した時点でのカメラフレーム画像をRAM303又はHDD305に保存する。
また、カメラ画像解析部409は、前述の物体載置の静止タイミング及び除去タイミングを検知すると、現在物体が置かれているか否かを表す検知状況と、最後に置かれていたときの物体検知領域座標とを物体検知状況として記録する。物体検知領域座標とは、物体検知領域の左上の座標、および右下の座標である。
また、カメラ画像解析部409は、前記カメラフレーム画像からスキャン処理部413が撮影する全領域もしくは前記物体検知領域あるいは予め特定した座標領域における画素あたりの平均輝度値を算出して書画台と物体領域平均輝度値として記録する。
カメラ画像解析部409により解析された上記物体検知状況および各輝度値は、データ管理部405、又はネットワークを介して接続されたサーバ等(不図示)に保存され、メイン制御部402等が任意のタイミングで取得できる。なお、ここでは輝度値を算出しているが、使用用途に応じた計算式を用いて他の値や最大値や最小値を算出してもよい。また、物体検知の方法も上記の方法に限らず、別の方法でもよい。
さらに、前記算出した値(本実施例では輝度値)とスキャン処理部413の平面原稿画像撮影部410の設定から、メイン制御部402は、撮影画像への光量が十分か否かを判定することができる(以下「測光処理」という)。ここで平面原稿画像撮影部410の設定には、カメラの場合の設定として、シャッター速度、絞り値(F値)、ISO値などがある。メイン制御部402は、これらの値から撮影時の露出が適正であるか等を判定することが可能である。
スキャン処理部413は、実際に対象物のスキャンを行うモジュールであり、平面原稿画像撮影部410を有する。平面原稿画像撮影部410は、平面原稿に適した処理を実行し、それぞれに応じた形式のデータを出力する。なお、平面原稿画像撮影部410は、書画台204に立体物が置かれた場合でも適した処理を実行可能なものとする。以下、平面原稿画像撮影部410の原稿撮影処理の詳細を図13、図14を用いて説明する。
<平面原稿画像撮影部の説明>
図13は、スキャン処理部413の平面原稿画像撮影部410が実行する撮影処理を説明するフローチャートである。
図14は、スキャン処理部413の平面原稿画像撮影部410が実行する撮影処理を説明するための模式図である。
なお、平面原稿画像撮影部410が実行する処理を実現する制御用プログラムは前述のようにHDD305に格納され、CPU302により起動時にRAM303上に展開されて実行される。すなわち、図13のフローチャートに示す処理は、CPU302がHDD305に格納される画像処理装置101の制御用プログラムをRAM303にロードして実行することにより実現される。
図13は、スキャン処理部413の平面原稿画像撮影部410が実行する撮影処理を説明するフローチャートである。
図14は、スキャン処理部413の平面原稿画像撮影部410が実行する撮影処理を説明するための模式図である。
なお、平面原稿画像撮影部410が実行する処理を実現する制御用プログラムは前述のようにHDD305に格納され、CPU302により起動時にRAM303上に展開されて実行される。すなわち、図13のフローチャートに示す処理は、CPU302がHDD305に格納される画像処理装置101の制御用プログラムをRAM303にロードして実行することにより実現される。
平面原稿画像撮影部410は、処理を開始すると、S1301において、カメラ画像取得部407を介してカメラ部202からの画像を1フレーム取得する。ここで、カメラ部202の座標系は書画台204に正対していないため、このときの撮影画像は図14(a)に示すように対象物1001、書画台204ともに歪んでいる。
次に、S1302において、平面原稿画像撮影部410は、書画台背景カメラ画像と、上記S1301で取得したカメラ画像との画素毎の差分を算出し、差分画像を生成した上で、差分のある画素が黒、差分の無い画素が白となるように二値化する。したがって、ここで生成した差分画像は、図14(b)の領域1002のように、対象物1001の領域が黒色である(差分がある)画像となる。
次に、S1303において、平面原稿画像撮影部410は、差分領域1002を用いて、図14(c)のように対象物1001のみの画像を抽出する。
次に、S1304において、平面原稿画像撮影部410は、上記S1303で抽出した原稿領域画像に対して階調補正を行う。
次に、S1304において、平面原稿画像撮影部410は、上記S1303で抽出した原稿領域画像に対して階調補正を行う。
次に、S1305において、平面原稿画像撮影部410は、上記S1304で階調補正した原稿領域画像に対してカメラ座標系から書画台204への射影変換を行い、図14(d)のように書画台204の真上から見た画像1003に変換する。なお、図14(d)に示したように、書画台204上への原稿の置き方により、ここで得られる画像1003は傾いていることがある。
そこで、S1306において、平面原稿画像撮影部410は、上記画像1003を矩形近似してからその矩形が水平になるように回転し、図13(e)で示した画像1004のように傾きの無い画像を得る。具体的には、平面原稿画像撮影部410は、図14(f)に示すように、基準ラインに対しての矩形の傾きθ1およびθ2を算出し、傾きが小さい方(図14の例ではθ1)を画像1003の回転角度として決定する。また、平面原稿画像撮影部410は、図14(g)及び図14(h)に示すように、画像1003中に含まれる文字列に対してOCR処理を行い、文字列の傾きから画像1003の回転角度の算出および天地判定処理をしてもよい。
次に、S1307において、平面原稿画像撮影部410は、上記画像1004に対して、予め決めておいた画像フォーマット(例えばJPEG、TIFF、PDF等)に合わせて圧縮およびファイルフォーマット変換を行う。そして、平面原稿画像撮影部410は、前記フォーマット変換した画像データを、データ管理部405を介してHDD305の所定の領域へファイルとして保存し、本フローチャートの処理を終了する。
以下、図4の説明に戻る。
画像処理装置101では、スキャン処理部413により撮影処理(図13)を行う場合に、投影部207をストロボの代替として使用することができる。光量算出部416は、スキャン処理部413が撮影処理(図13)を実施する際に書画台204上の撮影物の明度、ホワイトバランスを調整(光量調整)するために、ディスプレイコントローラ309及び投影部207やカメラ部202の設定を算出する。メイン制御部402は、光量算出部416により算出された設定を、ディスプレイコントローラ309及び投影部207やカメラ部202に設定することにより上述の光量調整を行う。以下、図5、図6を用いて詳細に説明する。実施例1では、ディスプレイコントローラ309に対する設定を中心に説明する。
画像処理装置101では、スキャン処理部413により撮影処理(図13)を行う場合に、投影部207をストロボの代替として使用することができる。光量算出部416は、スキャン処理部413が撮影処理(図13)を実施する際に書画台204上の撮影物の明度、ホワイトバランスを調整(光量調整)するために、ディスプレイコントローラ309及び投影部207やカメラ部202の設定を算出する。メイン制御部402は、光量算出部416により算出された設定を、ディスプレイコントローラ309及び投影部207やカメラ部202に設定することにより上述の光量調整を行う。以下、図5、図6を用いて詳細に説明する。実施例1では、ディスプレイコントローラ309に対する設定を中心に説明する。
<光量調整方法の説明>
図5は、ディスプレイコントローラ309および投影部207のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、図5では、安全対策として設けられるヒューズやインピーダンス調整のための電気抵抗、コンデンサなどの電気部品については図示を省略している。
図5は、ディスプレイコントローラ309および投影部207のハードウェア構成の一例を示す図である。なお、図5では、安全対策として設けられるヒューズやインピーダンス調整のための電気抵抗、コンデンサなどの電気部品については図示を省略している。
LEDコントローラ501は、ディスプレイコントローラ309および投影部207のシステム制御を行うコントローラである。
電流制御部502は、LEDコントローラ501からの制御によって、電源部313から内部抵抗を変化させることで、LED505R,505G,505Bに供給する電流値を変化させる。
電流制御部502は、LEDコントローラ501からの制御によって、電源部313から内部抵抗を変化させることで、LED505R,505G,505Bに供給する電流値を変化させる。
トランジスタ504R,504G,504Bはそれぞれ、LEDコントローラ501から出力されるトランジスタ制御信号503R,503G,503Bによりon/off状態を切り替えて、LED505R、LED505G、LED505Bへ電流を供給又は遮断する。
LED505R、LED505G、LED505Bは発光ダイオードであり、流れる電流が大きいほど発光量が大きくなる。
プリズム506R,506G,506Bは、LED505R,505G,505Bの光の光路を変更し、DMD508へ焦光レンズ507を介して入射させる。
焦光レンズ507は、DMD508内部のミラーに、光を集束して入射させるためのレンズである。
プリズム506R,506G,506Bは、LED505R,505G,505Bの光の光路を変更し、DMD508へ焦光レンズ507を介して入射させる。
焦光レンズ507は、DMD508内部のミラーに、光を集束して入射させるためのレンズである。
DMD508は、デジタルマイクロミラーデバイス(Digital Micro Mirror Device)である。DMD508は、半導体上に傾斜可能なミラー素子を配列し、デジタル信号で各素子の反射状態のON/OFFを切り替え制御可能なデバイスである。なお、反射状態がONの素子は、焦光レンズ507から照射される光を投射レンズ509に反射する。一方、反射状態がOFFの素子は、焦光レンズ507から照射される光を投射レンズ509に反射しない状態である。DMD508では、反射状態のオン・オフをマイクロ秒単位で切り替えることによって、書画台204への特定座標に対してRGB毎に明るさ階調を持つ画像を投影させることが可能である。
投射レンズ509は、DMD508で反射した光を拡大して書画台204へ投射するレンズである。
投射レンズ509は、DMD508で反射した光を拡大して書画台204へ投射するレンズである。
LEDコントローラ501は、メイン制御部402を介して設定された予め用意されるシーケンスを実行する。そのシーケンスによって、LEDコントローラ501は、投影部207から書画台204に所望の色温度の画像を投射させることが可能である。なお、LEDコントローラ501によるシーケンスの実行は、ここでは図示しないがCPUとワークエリア用のRAMおよび動作させるためのプログラムを格納するROMを備えることで可能とする構成でもよい。
ここで、上記シーケンスについて、図6(a),(b)を用いて具体的に説明する。
まず、LEDコントローラ501は、RGBの投射時間および光量を決定する。
図6(a)は、RGBの投射時間および光量を説明する図である。
例えば、LEDコントローラ501は、図6(a)のT1−T0、T2−T1、T3−T2期間をそれぞれ、LED505R、LED505G、LED505Bへ電流を流す期間(RGBの投射時間)に決定する。各期間に流す電流量A1、A2、A3によってLED505R、LED505G、LED505Bの光量が決まる。図6(a)の例では、電流値A1>A2>A3の順のため、単位時間当たりの光量はR>G>Bの順で大きくなる。なお、LED505R、LED505G、LED505Bへ流す電流のon/offは、トランジスタ制御信号503R,503G,503Bにより制御される。
まず、LEDコントローラ501は、RGBの投射時間および光量を決定する。
図6(a)は、RGBの投射時間および光量を説明する図である。
例えば、LEDコントローラ501は、図6(a)のT1−T0、T2−T1、T3−T2期間をそれぞれ、LED505R、LED505G、LED505Bへ電流を流す期間(RGBの投射時間)に決定する。各期間に流す電流量A1、A2、A3によってLED505R、LED505G、LED505Bの光量が決まる。図6(a)の例では、電流値A1>A2>A3の順のため、単位時間当たりの光量はR>G>Bの順で大きくなる。なお、LED505R、LED505G、LED505Bへ流す電流のon/offは、トランジスタ制御信号503R,503G,503Bにより制御される。
図6(b)は、トランジスタ制御信号を説明する図である。
例えば、LEDコントローラ501は、トランジスタ制御信号503Rを、T1−T0期間にhigh状態に制御する。これによりT1−T0期間では、トランジスタ504RはLED505Rに電流が流れるon状態となる。一方、LEDコントローラ501は、トランジスタ制御信号503G,503Bを、T1−T0期間にlow状態に制御する。これによりT1−T0期間では、トランジスタ504G,504BはLED505G,505Bに電流が流れないoff状態となる。このような制御により、LEDコントローラ501は、T1−T0期間ではLED505Rのみを点灯させることができる。同様に、LEDコントローラ501は、T2−T1期間ではLED505Gのみ、T3−T2期間ではLED505Bのみを点灯させることができる。
例えば、LEDコントローラ501は、トランジスタ制御信号503Rを、T1−T0期間にhigh状態に制御する。これによりT1−T0期間では、トランジスタ504RはLED505Rに電流が流れるon状態となる。一方、LEDコントローラ501は、トランジスタ制御信号503G,503Bを、T1−T0期間にlow状態に制御する。これによりT1−T0期間では、トランジスタ504G,504BはLED505G,505Bに電流が流れないoff状態となる。このような制御により、LEDコントローラ501は、T1−T0期間ではLED505Rのみを点灯させることができる。同様に、LEDコントローラ501は、T2−T1期間ではLED505Gのみ、T3−T2期間ではLED505Bのみを点灯させることができる。
さらに、LEDコントローラ501は、電流制御部502の安定時間、DMD508のミラー切替時間を考慮して、トランジスタ504R,504G,504Bのon/offのタイミングを調整することも可能である。このように、LEDコントローラ501は、時分割で光の強さ、時間を変化させることによって、スキャン処理部413の露光体の光量積算値を変化させ、色温度や明度を調整する。
以上のようなシーケンスが、メイン制御部402からLEDコントローラ501に予め設定され、該シーケンスをLEDコントローラ501が実行することにより、上述のような投影部207の光量調整制御を実現することができる。
<メイン制御部の説明>
ここでは画像処理装置101がカメラ部202を用いる際に、カメラ部202の設定を基にディスプレイコントローラ309及び投影部207の設定を適切に行って、書画台204上の撮影物の明度、ホワイトバランスを調整するシーケンスについて説明する。
ここでは画像処理装置101がカメラ部202を用いる際に、カメラ部202の設定を基にディスプレイコントローラ309及び投影部207の設定を適切に行って、書画台204上の撮影物の明度、ホワイトバランスを調整するシーケンスについて説明する。
以下、図7、図8、図9を用いて、メイン制御部402が実行するアプリケーション処理について説明する。
図7は、実施例1におけるメイン制御部402の処理の概要を示すフローチャートである。この処理は、CPU302が実行する制御用プログラムに従って実行されるものとする。制御用プログラムは前述のようにHDD305に格納され、CPU302により起動時にRAM303上に展開されて実行される。すなわち、図7のフローチャートに示す処理は、CPU302がHDD305に格納される画像処理装置101の制御用プログラムをRAM303にロードして実行することにより実現される。
図7は、実施例1におけるメイン制御部402の処理の概要を示すフローチャートである。この処理は、CPU302が実行する制御用プログラムに従って実行されるものとする。制御用プログラムは前述のようにHDD305に格納され、CPU302により起動時にRAM303上に展開されて実行される。すなわち、図7のフローチャートに示す処理は、CPU302がHDD305に格納される画像処理装置101の制御用プログラムをRAM303にロードして実行することにより実現される。
メイン制御部402は、スキャン処理を開始すると、S701において、カメラ画像解析部409を用いて測光処理を行う。この測光処理では、カメラ部202を用いて書画台204の撮影領域もしくは物体検知領域(以下「撮影領域」)の輝度値を測定する。
次に、S702において、カメラ画像解析部409は、撮影領域に対して露出が適正であるか、つまり撮影領域に対して光量が十分であるか否かを判定する。
図8(a)は、カメラの設定値の一覧を例示する図である。
カメラの設定値には、シャッター速度、絞り値、ISO感度が含まれる。
シャッター速度は、カメラのシャッターの開放時間であり、その間にカメラ内部の光検知部分(例えばCCDなどの撮像素子)に蓄積された輝度値が電気信号に変換されて映像の各RGB階調として反映される。例えば、シャッター速度が1/30[sec]から1/60[sec]になると開放時間が1/2になるので、輝度値も1/2となる。
カメラの設定値には、シャッター速度、絞り値、ISO感度が含まれる。
シャッター速度は、カメラのシャッターの開放時間であり、その間にカメラ内部の光検知部分(例えばCCDなどの撮像素子)に蓄積された輝度値が電気信号に変換されて映像の各RGB階調として反映される。例えば、シャッター速度が1/30[sec]から1/60[sec]になると開放時間が1/2になるので、輝度値も1/2となる。
絞り値は、被写界深度の度合いであり、レンズへの入射光をマスクすることで輝度が低減する。例えば、絞り値がF2からF4になる場合は、本実施例では説明簡略化のために輝度値も1/2となるものとする。
ISO感度は、光の量にどれくらい敏感に反応するかというゲインを示すものである。例えば、ISO感度値が200から100になる場合は、本実施例では説明簡略化のために輝度値も1/2となるものとする。
ISO感度は、光の量にどれくらい敏感に反応するかというゲインを示すものである。例えば、ISO感度値が200から100になる場合は、本実施例では説明簡略化のために輝度値も1/2となるものとする。
図8(b)は、スキャン処理部413の設定例を示す図である。
スキャン処理部413の設定(mode1、mode2、mode3)は、設置時や起動時の環境によって選択されるものとする。mode1、mode2、mode3の各設定値は、カメラやレンズの特性に応じて予め決められていて、データ管理部405などに格納されているものとする。なお、設定範囲はカメラの特性により変わるものとする。modeの選択方法については、詳細に説明しないが、本実施例ではmode2が選択されているのとして説明する。
スキャン処理部413の設定(mode1、mode2、mode3)は、設置時や起動時の環境によって選択されるものとする。mode1、mode2、mode3の各設定値は、カメラやレンズの特性に応じて予め決められていて、データ管理部405などに格納されているものとする。なお、設定範囲はカメラの特性により変わるものとする。modeの選択方法については、詳細に説明しないが、本実施例ではmode2が選択されているのとして説明する。
mode2においては、輝度値の最小値267[cd/m2]が予め定められており、この輝度値を下回る場合は撮影不可能なものとする。なお、輝度値が最大値を上回る場合にも撮影不可能となる。このため輝度値を最小値から最大値の範囲におさめる必要があるが、本実施例では最大値については説明を割愛する。
以下、図7のフローチャートの説明に戻る。
例えば、上記S701で測定された輝度値が150[cd/m2]だったとすると、mode2における輝度値の最小値267[cd/m2]より低いため、カメラ画像解析部409は露出が適正ではない(S702でNo)と判定する。
例えば、上記S701で測定された輝度値が150[cd/m2]だったとすると、mode2における輝度値の最小値267[cd/m2]より低いため、カメラ画像解析部409は露出が適正ではない(S702でNo)と判定する。
上記S702において、カメラ画像解析部409が適正露出でないと判定した場合(S702でNoの場合)、S703に処理を進める。
S703〜S708では、メイン制御部402は、スキャン処理部413で撮影するために必要な露出が適正でないために、投影部207を用いて撮影領域への光量を補う処理を行う。以下、詳細に説明する。
S703〜S708では、メイン制御部402は、スキャン処理部413で撮影するために必要な露出が適正でないために、投影部207を用いて撮影領域への光量を補う処理を行う。以下、詳細に説明する。
まず、S703において、メイン制御部402は、スキャン処理部413の設定値(即ちカメラ部202の特性)を読み込む。本実施例では、設定値をシャッター速度、絞り値、ISO感度値として読み込むものとする。読み込んだ設定値は、光量算出部416へ送信されるものとする。
次に、S704において、メイン制御部402は、ディスプレイコントローラ309の設定値を読み込む。本実施例では、ディスプレイコントローラ309の設定値として、LED505R,505G,505Bへの電流値および1周期当たりの発光時間を読み込むものとする。読み込んだ設定値は、光量算出部416へ送信されるものとする。
次に、S705及びS706において、光量算出部416は、投影部207から投射することによりスキャン処理部413に対する露出が適正となるように、投影部207から投射する光量として、LED電流値とLED発行時間を算出する。この算出方法の一例を、図9を用いて説明する。
図9(a)は、ディスプレイコントローラ309の設定と該設定がなされた場合の輝度値を示す図である。この値は、LEDやレンズの特性に応じて予め設定されていてデータ管理部405などに格納されているものとする。本実施例では、各LEDに対して電流値10[A]を発光時間0.5秒ずつ流した場合に、輝度値が300[cd/m2]になることを示している。なお、この輝度値は、DMD508のデフォルト設定における輝度値に対応する。
図9(b)は、図9(a)の設定におけるLEDの発行状態の一例を示す図である。
なお、この例では、0秒時にスキャン処理部のシャッターが解放されると同時にLEDを発光させる制御がなされている。各LEDには、RGBの順に10[A]電流が0.5秒ずつ流されている。一方、シャッター速度は0.4秒に設定されているので、0秒から0.4秒の間にシャッターが解放されていることになる。シャッターが解放されている間、LED_R505Rには電流が10[A]で0.4秒間流れるので、LED_R505Rの輝度は「300×0.4/1.5=80[cd/m2]」増加されることになる。よって、この例では、S701においてカメラ画像解析部409により測定される輝度値は、150[cd/m2]に80[cd/m2]が加算され230[cd/m2]となる。この値はmode2において輝度値の最小値267[cd/m2]より小さいため露出が適正な輝度値が得られていない。さらに、この場合、RGBのうちRのみが入射されるので撮影画像は赤成分が強い画像となってしまう。
なお、この例では、0秒時にスキャン処理部のシャッターが解放されると同時にLEDを発光させる制御がなされている。各LEDには、RGBの順に10[A]電流が0.5秒ずつ流されている。一方、シャッター速度は0.4秒に設定されているので、0秒から0.4秒の間にシャッターが解放されていることになる。シャッターが解放されている間、LED_R505Rには電流が10[A]で0.4秒間流れるので、LED_R505Rの輝度は「300×0.4/1.5=80[cd/m2]」増加されることになる。よって、この例では、S701においてカメラ画像解析部409により測定される輝度値は、150[cd/m2]に80[cd/m2]が加算され230[cd/m2]となる。この値はmode2において輝度値の最小値267[cd/m2]より小さいため露出が適正な輝度値が得られていない。さらに、この場合、RGBのうちRのみが入射されるので撮影画像は赤成分が強い画像となってしまう。
そこで、RGBが均等になるように且つ最小輝度値(267[cd/m2])を満たすような設定にするため、メイン制御部402は、LED電流値、発光時間を次のように算出する。以下、一例を示す。
例えば、LEDの電流値を1.5倍の15[A]にし、LEDの発光時間を0.4/3秒にすると、輝度値の増加値が「300×1.5×0.4/1.5=120[cd/m2]」となり図9(c)のようになる。この場合、輝度値は150[cd/m2]に120[cd/m2]を加算した270[cd/m2]となり、mode2において輝度値の最小値267[cd/m2]より大きいため、露出が適正な輝度値が得られることになる。なお、図9(c)のシーケンスでは、投影部207は1周期のみ発光する。
以下、図7のフローチャートの説明に戻る。
S707において、メイン制御部402は、上記S705及びS706において光量算出部416が算出した結果(LED電流値、LED発行時間)をディスプレイコントローラ309に設定する。
S707において、メイン制御部402は、上記S705及びS706において光量算出部416が算出した結果(LED電流値、LED発行時間)をディスプレイコントローラ309に設定する。
次に、S708において、メイン制御部402は、ディスプレイコントローラ309に対してプロジェクタ発光開始命令を実行し、S701に処理を戻す。なお、このプロジェクタ発光開始命令によって、ディスプレイコントローラ309は、カメラ部202のシャッター開放タイミング待ち状態となる。そして、前述のS701及び後述のS709においてカメラ部202のシャッターが開放されると、これに同期して投影部207のLEDが発光するものとする。これにより、投影部207の投影下で、S701の場合は測光処理、S709の場合はスキャンが行われることになる。
そして、上記S702において、カメラ画像解析部409が適正露出であると判定した場合(S702でYesの場合)、S709に処理を遷移させる。
S709において、メイン制御部402は、スキャン処理部413にスキャンを開始させる。これにより、平面原稿画像撮影部410が図13に示したような処理を実行し、カメラ部202等が適正な露出状態で撮影を行うことができる。上述したように、上記S701及びS709で投影部207のLEDを発光させるタイミングは、カメラ部202のシャッター解放タイミングつまり露光開始タイミングと同じタイミングになる。例えば、メイン制御部402が、カメラ部202の撮影開始のタイミングと、投影部207の投射開始のタイミングとを同期させる制御を行っている。なお、LEDの順次発光の周期がシャッター解放時間と同じ場合はシャッター開放とLED点灯のタイミングがずれたとしても発光時間が同じになり発光量は同期した場合と同じになるため、予めLEDを発光させておいてもよい。
S709において、メイン制御部402は、スキャン処理部413にスキャンを開始させる。これにより、平面原稿画像撮影部410が図13に示したような処理を実行し、カメラ部202等が適正な露出状態で撮影を行うことができる。上述したように、上記S701及びS709で投影部207のLEDを発光させるタイミングは、カメラ部202のシャッター解放タイミングつまり露光開始タイミングと同じタイミングになる。例えば、メイン制御部402が、カメラ部202の撮影開始のタイミングと、投影部207の投射開始のタイミングとを同期させる制御を行っている。なお、LEDの順次発光の周期がシャッター解放時間と同じ場合はシャッター開放とLED点灯のタイミングがずれたとしても発光時間が同じになり発光量は同期した場合と同じになるため、予めLEDを発光させておいてもよい。
次に、S710において、メイン制御部402は、上記S709で撮影されたスキャン画像をデータ管理部405に格納し、本フローチャートの処理を終了する。
以上実施例1によれば、カメラ部202の設定を基にディスプレイコントローラ309及び投影部207の設定を適切に行って投影部207より投影を行うことで、書画台204上の明度、ホワイトバランスを調整し、撮影時の光量を適切に補うことができる。これにより、カメラ部202で撮影を行う際に投影部207をストロボの代替として使用する場合でも、ホワイトバランスや光量不足などによる画像劣化の発生を押さえ、高品質な画像を撮影することができる。即ち、プロジェクタ等を光源として用いて撮影時の光量不足を補う場合に発生しやすいホワイトバランスの崩れや輝度値不足を防止することができる。よって、プロジェクタを備える上面読み取りスキャナ等の画像処理装置において、撮影時にプロジェクタを光源として用いて光量不足を補う場合でも、適切なホワイトバランスや光量で撮影を行うことができる。
上記実施例1では、画像処理装置101がカメラ部202を用いる際に、カメラ部202の設定を基に、ディスプレイコントローラ309及び投影部207の設定を適切に行う構成について説明した。実施例2では、画像処理装置101がカメラ部202を用いる際に、ディスプレイコントローラ309及び投影部207の設定を基にカメラ部202の設定を適切に調整することで、書画台204上の被写体の撮影を適切に行う構成について説明する。以下、実施例1と同一の構成については説明を割愛し、実施例1と異なる部分のみ説明する。
図10は、実施例2におけるメイン制御部402の処理の概要を示すフローチャートである。この処理は、CPU302が実行する制御用プログラムに従って実行されるものとする。制御用プログラムは前述のようにHDD305に格納され、CPU302により起動時にRAM303上に展開されて実行される。すなわち、図10のフローチャートに示す処理は、CPU302がHDD305に格納される画像処理装置101の制御用プログラムをRAM303にロードして実行することにより実現される。
なお、S1001〜1004、S1010及びS1011の処理は、実施例1の図7におけるS701〜S704、S709及びS710と同一の処理のため説明を割愛する。
なお、S1001〜1004、S1010及びS1011の処理は、実施例1の図7におけるS701〜S704、S709及びS710と同一の処理のため説明を割愛する。
図11(a)は、ディスプレイコントローラ309の設定と該設定がなされた場合の輝度値を示す図である。本実施例では、図11の値がディスプレイコントローラ309に設定されているものとして説明する。さらに、図10のS1001においてカメラ画像解析部409が測定した輝度値を30[cd/m2]として説明する。また、スキャン処理部413の設定は、図8に示したmode2が選択されているのとする。
S1004でスキャン処理部413の設定、S1004でディスプレイコントローラ309の設定を読み込んだ後、メイン制御部402は、S1005に処理を進める。
S1005〜S1007において、メイン制御部402からの制御により、光量算出部416は、投影部207からの投射によりスキャン処理部413に対する露出が適正となるようなスキャン処理部413のシャッター速度、絞り値、ISO値を算出する。以下、詳細に説明する。
S1005〜S1007において、メイン制御部402からの制御により、光量算出部416は、投影部207からの投射によりスキャン処理部413に対する露出が適正となるようなスキャン処理部413のシャッター速度、絞り値、ISO値を算出する。以下、詳細に説明する。
まず、S1005において、光量算出部416は、S1003,S1004で読み取った設定値に基づいてシャッター速度設定を決定する。
スキャン処理部413の設定がmode2で、ディスプレイコントローラ309の設定が図11(a)の場合、図11(b)のように投影部207の発光周期(0.6秒)とシャッター速度(0.4秒)がズレているため、Bの色が抜けた画像が撮影されてしまう。そこで、光量算出部416は、シャッター速度>発光周期(0.6秒)となるシャッター速度設定を選択する。図8(a)によれば、シャッター速度として「1秒」が設定可能であるので、これを選択する。なお、図11(b)、図11(c)のシーケンスでは、投影部207は1周期のみ発光する。
スキャン処理部413の設定がmode2で、ディスプレイコントローラ309の設定が図11(a)の場合、図11(b)のように投影部207の発光周期(0.6秒)とシャッター速度(0.4秒)がズレているため、Bの色が抜けた画像が撮影されてしまう。そこで、光量算出部416は、シャッター速度>発光周期(0.6秒)となるシャッター速度設定を選択する。図8(a)によれば、シャッター速度として「1秒」が設定可能であるので、これを選択する。なお、図11(b)、図11(c)のシーケンスでは、投影部207は1周期のみ発光する。
次に、S1006、S1007において、光量算出部416は、露出に必要な光量を得られるように投影部207の絞り値(F値)とISO値を算出する。
上記S1005でシャッター速度を1秒に設定した場合に必要な輝度値の最小値は、シャッター速度が0.4秒から2.5倍に長くなる。しかし、投影部207の発光周期は0.6秒のため0.6/0.4倍(=1.5倍)となる。これを用いて、輝度値の最小値267[cd/m2]を換算すると、267[cd/m2]/1.5=178[cd/m2]と算出される。そのため、カメラ画像解析部409が測定した輝度値30[cd/m2]に投影部による輝度値120[cd/m2]を足した150[cd/m2]では足りないことになる。したがって絞り値を小さくする設定かISO値を大きくしてする設定のいずれかの設定を行う必要がある。
上記S1005でシャッター速度を1秒に設定した場合に必要な輝度値の最小値は、シャッター速度が0.4秒から2.5倍に長くなる。しかし、投影部207の発光周期は0.6秒のため0.6/0.4倍(=1.5倍)となる。これを用いて、輝度値の最小値267[cd/m2]を換算すると、267[cd/m2]/1.5=178[cd/m2]と算出される。そのため、カメラ画像解析部409が測定した輝度値30[cd/m2]に投影部による輝度値120[cd/m2]を足した150[cd/m2]では足りないことになる。したがって絞り値を小さくする設定かISO値を大きくしてする設定のいずれかの設定を行う必要がある。
スキャナ処理部の特性として、F値を小さくした場合は焦点からの距離が遠いところがぼやける可能性がある。一方で、ISO値を挙げた場合はノイズが発生する可能性がある。なお、物体検知領域の範囲が小さい場合はF値を優先するなど、どちらを優先するかは予め選択されているものとする。
本実施例では、F値をF8からF5.6に変更するものとする。この変更により、必要な輝度値の最小値は、178[cd/m2]/(8/5.6)=124.6[cd/m2]と算出される。この最小値124.6[cd/m2]は、カメラ画像解析部409が測定した輝度値30[cd/m2]に投影部による輝度値120[cd/m2]を足した150[cd/m2]で満たすことができるため露出可能となる。
また他の方法では、図11(d)のように、発光2周期分を確保できるシャッター速度2秒の設定であれば、カメラ画像解析部409が測定した輝度値30[cd/m2]に240[cd/m2]を足した270[cd/m2]となるため露出可能な値となる。なお、本実施例ではシャッター速度と投影部207の発光周期が異なるため投影部207の発光はシャッター解放開始時間と同期され且つ周期数も固定とする必要がある。この場合、LEDコントローラ501に設定されるシーケンスを、図11(d)のように投影部207が2周期発光するシーケンスとする必要がある。例えば、カメラ部202のシャッター速度を、投影部207から投射されるRGBの光の周期の逓倍に調整してもよい。
そして、S1008において、メイン制御部402は、S1005〜S1007で算出値をスキャン処理部413に対して設定する(即ちカメラ部202の設定を行う)。
そして、S1008において、メイン制御部402は、S1005〜S1007で算出値をスキャン処理部413に対して設定する(即ちカメラ部202の設定を行う)。
以上の実施例2によれば、ディスプレイコントローラ309及び投影部207の設定を基にカメラ部202の設定を適切に行うことで書画台204上の撮影物の明度、ホワイトバランスを調整することが可能となる。
上記実施例1では、画像処理装置101がカメラ部202を用いる際に、カメラ部202の設定を基に、ディスプレイコントローラ309及び投影部207の設定を適切に行う構成について説明した。また、上記実施例2では、画像処理装置101がカメラ部202を用いる際に、ディスプレイコントローラ309及び投影部207の設定を基にカメラ部202の設定を適切に行う構成について説明した。実施例3では、さらにDMDの設定を適切に行うことで書画台204上の撮影物の明度、ホワイトバランスを調整する構成について説明する。以下、実施例1、実施例2と同一の構成については説明を割愛し、実施例1、実施例2と異なる部分のみ説明する。
図12は、実施例3におけるメイン制御部402の処理の概要を示すフローチャートである。この処理は、CPU302が実行する制御用プログラムに従って実行されるものとする。制御用プログラムは前述のようにHDD305に格納され、CPU302により起動時にRAM303上に展開されて実行される。すなわち、図12のフローチャートに示す処理は、CPU302がHDD305に格納される画像処理装置101の制御用プログラムをRAM303にロードして実行することにより実現される。
なお、S1202〜S1211の処理は、実施例1の図7におけるS701〜S710と同一の処理のため説明を割愛する。
なお、S1202〜S1211の処理は、実施例1の図7におけるS701〜S710と同一の処理のため説明を割愛する。
S1201において、メイン制御部402は、投影部207のDMD508の設定を全画素常時on状態としてLED505から受信した光を全て書画台204へ投射する設定とする。これにより光量の損失がなく書画台204の輝度を増大させることが可能となる。なお、図9や図11に示したように、DMD508のデフォルト設定における基準となる輝度値が予め測定されてデータ管理部405などに格納されている。よって、メイン制御部402は、DMD508の設定変更後に、基準となる輝度値を再度測定するものとする。そして、メイン制御部402は、該再測定した輝度値を用いて、S1202〜S1211を実行するものとする。これにより、MDM508の設定に応じて、投影部207からの光量を適切に調整することができる。
なお、S1202〜S1211の処理を、実施例2の図10におけるS1001〜S1011の処理に置き換えてもよい。
以上実施例3によれば、投影部207をストロボの代替として使用する場合、LED505から照射された光がDMD508で損失されることを抑え、効率よく書画台204へ投射させることができる。これにより、ホワイトバランスや光量不足などによる画像劣化の発生を押さえることができる。
なお、上記実施例1〜3では、ディスプレイコントローラ309及び投影部207の設定と、カメラ部202の設定のいずれか一方のみを変更し、輝度値の調整を行う構成について説明した。しかし、ディスプレイコントローラ309及び投影部207の設定と、カメラ部202の設定の両方を変更して、輝度を調整するようにしてもよい。
このようにメイン制御部402は、カメラ部202の撮影期間に、複数の色(RGB)の光が均等に投射され、且つ、その光量がカメラ部202の特性に基づく最小光量を満たすよう、投射設定とカメラ部202の特性の少なくともいずれかを変更する。このような調整制御により、撮影時の光量不足時に投影部(プロジェクタ)207を光源として用いて光量を補足して撮影を行うことが可能となる。この結果、スタンド型スキャナにストロボ等を設ける必要がなくなり、部品点数の削減による小型化やコストダウンが可能となる。
また、上記各実施例では、投影部207が色(RGB)ごとのLEDを備える構成(即ち3つの光源を有する構成)について説明した。しかし、投影部207は、1つの光源(例えばLED)と、カラーホイールを備え、該光源から発せられた光がカラーホイールを通過して焦点レンズ507等に照射される構成でもよい。カラーホイールは、赤、青、緑のフィルタを環状で一体にした円盤であり、このカラーホイールを回転させることにより、赤(R)、青(G)、緑(B)の光を投射することができる。
また、投影部207が、RGBの光を同時投射可能な構成であれば、画像処理装置101がカメラ部202を用いる際、RGBの光を同光量で同時投射するようにしてもよい。これにより、撮影期間(シャッター開放期間)に、RGBの光を均等に投射することができる。もちろん、この構成の場合も、撮影期間に、投影部207から書画台204に投射される光量がカメラ部202の特性に基づいて必要となる光量(輝度値の最小値)を満たすようにする。
以上のように、プロジェクタ等を光源として用いて撮影時の光量不足を補う場合に発生しやすいホワイトバランスの崩れや輝度値不足を防止することができる。よって、プロジェクタを備える上面読み取りスキャナ等の画像処理装置において、撮影時にプロジェクタを光源として用いて光量不足を補う場合でも、適切なホワイトバランスや光量で撮影を行うことが可能となる。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されていてもよい。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
101 画像処理装置
201 コントローラ部
202 画像取得部
207 投影部
302 CPU
201 コントローラ部
202 画像取得部
207 投影部
302 CPU
Claims (10)
- 所定の撮影領域を撮影する撮影手段と、
複数色の光を面順次で前記撮影領域に対して投射する投射手段と、
前記撮影手段により撮影を行う場合に前記投射手段に光の投射を実行させるように制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、前記撮影手段の撮影期間に、前記複数の色の光が均等に投射され、且つ、その光量が前記撮影手段の特性に基づいて必要となる光量を満たすように、前記投射手段の投射設定及び前記撮影手段の特性の少なくともいずれかを変更する調整制御を行うことを特徴とする画像処理装置。 - 前記制御手段は、前記撮影手段の特性に基づいて、前記投射手段の投射設定を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記投射手段の投射設定は、光量に係る設定及び投射する期間に係る設定の少なくともいずれかを含み、
前記制御手段は、前記投射手段の投射設定のうち、光量に係る設定と投射する期間に係る設定の少なくともいずれかを変更することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記制御手段は、前記投射手段の投射設定に基づいて、前記撮影手段の特性を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記撮影手段の特性は、シャッター速度、絞り及び感度の少なくともいずれかを含み、
前記制御手段は、前記撮影手段の特性のうち、シャッター速度、絞り及び感度の少なくともいずれかを変更することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記制御手段は、前記シャッター速度を、前記投射手段から投射される複数色の光の周期の逓倍に変更することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記撮影手段の撮影開始のタイミングと、前記投射手段による投射開始のタイミングとを同期させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記投射手段は、前記複数色の光を反射させて前記撮影領域に投射するための反射手段を有し、
前記反射手段は、傾斜可能な複数のミラー素子を配列し、各ミラー素子の傾斜を変更して光の反射状態を制御可能であり、
前記制御手段は、前記反射手段の全てのミラー素子の状態を、前記撮影領域に対して光を反射する状態に設定し、前記調整制御を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 所定の撮影領域を撮影する撮影手段と、複数色の光を面順次で前記撮影領域に対して投射する投射手段と、前記撮影手段により撮影を行う場合に前記投射手段に光の投射を実行させるように制御する制御手段と、を有する画像処理装置の制御方法であって、
前記撮影手段の撮影期間に、前記複数の色の光が均等に投射され、且つ、その光量が前記撮影手段の特性に基づいて必要となる光量を満たすように、前記投射手段の投射設定及び前記撮影手段の特性の少なくともいずれかを変更する調整ステップを有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1〜8のいずれか1項に記載の制御手段として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017121032A JP2019008008A (ja) | 2017-06-21 | 2017-06-21 | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017121032A JP2019008008A (ja) | 2017-06-21 | 2017-06-21 | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019008008A true JP2019008008A (ja) | 2019-01-17 |
Family
ID=65026834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017121032A Pending JP2019008008A (ja) | 2017-06-21 | 2017-06-21 | 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019008008A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112799081A (zh) * | 2019-11-14 | 2021-05-14 | 日立乐金光科技株式会社 | 测距装置 |
-
2017
- 2017-06-21 JP JP2017121032A patent/JP2019008008A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN112799081A (zh) * | 2019-11-14 | 2021-05-14 | 日立乐金光科技株式会社 | 测距装置 |
CN112799081B (zh) * | 2019-11-14 | 2024-05-14 | 日立乐金光科技株式会社 | 测距装置 |
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