JP2019007895A - 塗布状態評価方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、特許文献3には、ヒストグラムの歪み度の変化から化粧崩れの程度を判定することが記載されている。ただし、特許文献3に記載の発明は、化粧直後と時間経過後とで剤の広がりの変化を検出するものである。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、皮膚に塗布された剤の状態が皮膚の見え方に及ぼす影響を評価することができる、塗布状態評価方法及び塗布状態評価システムに関する。
[塗布状態評価方法]
本実施形態の塗布状態評価方法は、剤の塗布状態を評価する塗布状態評価方法であって、剤が塗布される被塗布面の第一状態の光反射に係る第一情報と、この被塗布面の第一状態と異なる状態である第二状態の光反射に係る第二情報との比率を示す反射光比率情報を生成する工程と、第二状態の被塗布面の撮像画像の輝度に係る輝度情報を生成する工程と、を含んでいる。
ここで、「剤」とは、人間の皮膚に塗布されて皮膚上に残り、皮膚の見え方に影響するものであればどのようなものであってもよい。このような剤としては、例えば、固体や液体のファンデーションクリームやサンスクリーン剤(日焼止め)がある。「剤の塗布状態」とは、例えば皮膚上における剤の分散状態や塗布厚をいう。
また、本実施形態では、上記第一状態にある被塗布面と第二状態にある被塗布面とを同一の面とする。このため、第一状態にある面が面全体の一部である場合、反射光情報を生成する工程では、面全体のうち第一状態にあった部分と同一の部分が第二状態にあるときの第二情報を第一情報と比較し、その比率を算出する。
また、剤の塗布状態は、カメラ等のイメージングデバイスを備える構成により状態の直接または間接的な観察が可能であればどのような状態であってもよい。また、「観察が可能」とは、イメージングデバイスの現状の解像度等の性能によって制限されるものでなく、理論的に観察可能なものであればよい。
(反射率測定工程)
図2(a)、図2(b)及び図2(c)は、図1のステップS101に示した反射率測定工程を説明するための図である。図2(a)は、剤が塗布される被塗布面である小領域Aを示した図である。小領域Aとしては、反射光を測定した被験者の顔の一部であって、剤の塗布状態の観察の外乱になり得るシワやシミ等の少ない部位が好ましい。
また、本実施形態は、反射率の測定に関し、所定の範囲の連続する波長を全て走査するものに限定されず、複数の波長の反射光を不連続に測定するものであってもよい。
なお、本実施形態の第一状態は、剤が塗布されていない状態に限定されるものではない。例えば、第一状態を剤が塗布された直後の状態、第二状態を剤が塗布されて時間が経過した状態としてもよい。このようにすれば、皮膚に塗布された剤の経時による状態の変化を評価することができる。
さらに、本実施形態の第一状態は、パウダーファンデーションが塗布された状態であり、第二状態を第一状態において塗布されたパウダーファンデーション上にチーク等のポイントメークを施した状態であってもよい。
ただし、反射率曲線の具体的な形状は、小領域Aの色が被験者αと被験者βとの間で相違している。この点は、被験者αと被験者βとの間で小領域Aの色が相違するために生じるものである。つまり、日本人の皮膚の色はメラニン、オキシヘモグロビン及びデオキシヘモグロビン等によって決まる。短波長領域の反射率曲線は皮膚の青みがかった成分の量を示し、中・長波長領域の反射率曲線は皮膚の赤みがかった成分の量を示す。
次に、図1のステップS102に示した反射光比率情報生成工程を説明する。
図3(a)は、図2(a)に示した被験者αの素肌の反射率曲線とパウダーファンデーション塗布時の反射率曲線との比を示す反射光比率情報の曲線(反射光比率情報曲線)を示した図である。図3(b)は、図2(b)に示した被験者βの素肌の反射率曲線とパウダーファンデーション塗布時の反射率曲線との反射光比率情報曲線を示した図である。図3(a)、図3(b)では、素肌の反射率曲線を破線で示し、パウダーファンデーションの反射率曲線を実線で示している。このとき、図3(a)、図3(b)では、パウダーファンデーションを塗布した小領域Aの反射率/素肌の小領域Aの反射率として反射率の比を求めたので、素肌の小領域Aの反射光比率(素肌の反射率/素肌の反射率)は常に1.0である。
このようにすることにより、本実施形態は、被験者α、被験者βの皮膚の色の相違の影響を反射率にかかる情報から排除し、パウダーファンデーション塗布による影響を抽出することができる。
次に、図1のステップS103に示した画像情報作成工程を説明する。画像情報の作成は、小領域Aを撮像して小領域Aの撮像画像を作成することによって行われる。小領域Aの撮像は、比較的高解像度のカメラを使用して行われる。このようなカメラとしては、後述するように、所謂ハイパースペクトルカメラを使用することが好ましい。
次に、図1のステップS104に示した輝度情報生成工程を説明する。輝度情報生成工程は、パウダーファンデーションを塗布した状態(第二状態)の小領域Aの撮像画像の輝度に係る輝度情報を生成する工程である。ここで、「パウダーファンデーションを塗布した状態の小領域A」は、図1のステップS101においてパウダーファンデーション塗布後に反射率を測定した小領域Aと同一である。
輝度情報は、撮像画像の輝度の分散の度合いを示す情報であり、本実施形態では、輝度の標準偏差を用いている。本実施形態では、小領域Aの撮像画像を二値化する、あるいは撮像画像の「G」成分を抽出して輝度の標準偏差を求める。標準偏差の大小は輝度の分散の度合いを示し、標準偏差が大きいほうがパウダーファンデーションに凝集が生じ、標準偏差が小さいほうが、パウダーファンデーションが一様に塗布されていることを表している。
本実施形態は、以上説明したように、パウダーファンデーションの塗布の前後で反射率をそれぞれ測定し、反射率の比をとって被験者の皮膚を評価している。また、反射率の比をパウダーファンデーションの分散の度合いと対応つけているから、被験者の皮膚の色味によらずパウダーファンデーションによる皮膚の見え方の変化と皮膚に塗布された剤の状態との関係を評価することができる。このような本実施形態は、皮膚の見え方に対する皮膚に塗布された剤の状態の影響を評価することができるものといえる。
本実施形態の分類工程は、反射光比率情報を、光の反射率の比の値に応じて第一反射光比率範囲と第二反射光比率範囲とに分割する。また、輝度情報である標準偏差を値(輝度の分散の度合い)に応じて第一分散範囲と第二分散範囲とに分割する。そして、第一反射率範囲、第二反射率範囲、第一分散範囲及び第二分散範囲の組み合わせにより被塗布面である小領域Aのパウダーファンデーション塗布後の状態を複数のグループのうちのいずれかに分類する工程である。
図4は、上記分類工程を説明するための図である。図4の縦軸の「輝度値」は小領域Aの撮像画像の輝度の標準偏差を示し、横軸は小領域Aにおけるパウダーファンデーションの塗布の前後の反射光比率を示している。すなわち、横軸の値は図3に示した反射率曲線の縦軸の値であるが、図4の横軸は図3の縦軸の値から「1」を減じて示している。
また、図4においては、一定の輝度値を示す軸Hと、一定の反射光比率を示す軸Vとが示されている。軸H及び軸Vは、それぞれ輝度値及び反射光比率が「好ましい」と判断される閾値を示している。このような閾値は、評価者が任意に設定する値であってもよいし、予め専門評価者による官能評価等により求めるものであってもよい。軸H及び軸Vによって区切られることにより、図4に示した輝度値及び反射光の比率の範囲が第一象限I、第二象限II、第三象限III及び第四象限IVの4つに区切られる。
図6は、小領域Aの観察の結果を輝度値及び反射光比率と対応付けて示した図である。図示するように、第一象限Iのグループに属するプロットd1を得た被験者の小領域Aは、皮膚上にパウダーファンデーションfが均一に塗布された状態になっている。また、第二象限IIのグループに属するプロットd3、d4を得た被験者の小領域Aは、皮膚の皮丘上にパウダーファンデーションfがプロットd1の状態よりも厚く、不均一に塗布された状態になっている。第三象限IIIのグループに属するプロットd5を得た被験者の小領域Aでは、皮膚の皮丘上にパウダーファンデーションfが厚く、加えて毛穴等へ凝集して塗布された状態になっている。さらに、第四象限IVのグループに属するプロットd2を得た被験者の小領域Aでは、パウダーファンデーションfは薄く均一に塗布されているものの、毛穴等へ凝集した状態になっている。
(i)多くの被験者は、パウダーファンデーションfの塗布量に応じて皮膚の色が変化する。
(ii)パウダーファンデーションfの塗布厚が比較的少ないにも関わらず顔色が変化し、かつ塗布量をそれ以上増しても顔色が変化しない被験者は、パウダーファンデーションの塗布量が少なくても毛穴にパウダーファンデーションの凝集が生じている。
(iii)パウダーファンデーションfの塗布量が少ない場合には皮膚の色の変化は小さいが、塗布量が増加すると皮膚の色が大きく変化する被験者は、塗布量の増加に連れて毛穴に凝集が生じるようになる。
(iv)パウダーファンデーションfの塗布量が増加しても皮膚の色の変化が小さい被験者は、パウダーファンデーションfの塗布厚が厚くなってもパウダーファンデーションfが皮膚上で分散している。
具体的には、本実施形態は、例えば、反射光比率及び輝度の標準偏差を二軸とするベクトル空間上に、素肌における小領域Aの座標(反射光比率は1である)を始点とし、パウダーファンデーション塗布後における小領域Aの座標を終点とするベクトルによって小領域Aの状態を表すことができる。このようなベクトルによれば、その角度がパウダーファンデーションの塗布厚及び凝集の傾向を示し、長さ(内積)がその程度を示すことになる。
上記記載において、「他の小領域A」とは、他の被験者の小領域Aをいう。つまり、本実施形態は、例えば、図4に示した第三象限IIIのグループに分類されたプロットの反射光比率及び輝度の標準偏差を、第一象限Iのグループに分類されたプロットの反射光比率及び輝度の標準偏差に近づけるのに好適な剤を選択することができる。
また、図4に示した第二象限IIのグループに分類されたプロットに対応する被験者が、第一象限Iのグループに分類されたプロットを目標とする場合を考える。第二象限IIのグループから第一象限Iのグループを目標にする場合には、小領域Aの反射光比率を小さくしなければならない。このため、第二象限IIのグループから第一象限Iのグループ剤に向かうケースには、カバー力よりも伸び性を重視したパウダーファンデーションが予め対応付けられている。
さらに、図4に示した第四象限IVのグループに分類されたプロットに対応する被験者が、第一象限Iのグループに分類されたプロットを目標とする場合を考える。第四象限IVのグループから第一象限Iのグループを目標にする場合には、小領域Aの輝度の標準偏差を小さくしなければならない。このため、第四象限IVのグループから第一象限Iのグループ剤に向かうケースには、伸び性よりもカバー力を重視したパウダーファンデーションや皮膚の毛穴等の凹凸を平滑にする化粧下地等が予め対応付けられている。
次に、以上説明した塗布状態評価方法に使用される塗布状態評価システムを説明する。図1、図5のフローチャートに示した処理は、塗布状態評価システムによって行われる。
図7、図8は、本実施形態の塗布状態評価システムを説明するための図である。図7は、塗布状態評価システムの外観を示す図であって、図8は図7に示したパーソナルコンピュータ(Personal Computer、以下「PC」)3の内部の評価制御部である制御部60を説明するためのブロック図である。
本実施形態の塗布状態評価システムは、剤が塗布される被塗布面の第一状態の光反射に係る第一情報と、この被塗布面の第一状態と異なる状態である第二状態の光反射に係る第二情報と、を取得する光反射情報取得部である分光カメラ1と、第二状態の被塗布面の撮像画像を取得する輝度情報取得部と、第一情報と第二情報との比率及び撮像画像の輝度に係る輝度情報に基づいて、剤の塗布状態を評価する評価制御部と、として機能するPC3と、を備えている。PC3は、ユーザインターフェース32、表示部31及び図8に示した制御部60を備えている。
また、塗布状態評価システムにおいても、被塗布面を図2に示した小領域A、第一状態を素肌の状態、第二状態をパウダーファンデーション塗布後の状態、第一情報及び第二情報を反射光、輝度情報を輝度の標準偏差として説明する。
制御部60において生成された反射光比率及び輝度情報は、PC3の汎用的なプログラムによってグラフ化され、グラフの画像情報が図示しないメモリに展開される。展開されたグラフの画像情報は、表示部31に出力される。なお、表示部31は、ディスプレイ画面と、ディスプレイ画面に画像を表示するドライバとを含む概念である。
なお、本発明の実施形態は、皮膚の状態を剤の塗布前と塗布後で比較して評価することに限定されるものではない。例えば、本実施形態は、皮膚の状態を剤の塗布直後と塗布後時間が経過した状態とで比較して評価することもできる。このような評価によれば、本実施形態により化粧崩れの状態を評価することが可能になる。
また、本実施形態は、分光カメラに代えて分光機能のないカメラに例えばR、G、Bの色に対応するフィルタを設けて反射光を波長ごとに分光してもよい。このようにすれば、分光カメラよりも安価なカメラを使って本実施形態の塗布状態評価システムを構築することができる。
さらに、本実施形態は、反射光比率情報と輝度情報の両方を測定器によって測定することに限定されるものではない。例えば、反射光比率情報については測定器を使って測定した反射光の比率を用い、画素情報としての輝度の分散の度合いについては専門評価者による官能観察の結果を用いるものであってもよい。
<1> 剤の塗布状態を評価する塗布状態評価方法であって、剤が塗布される被塗布面の第一状態の光反射に係る第一情報と、前記被塗布面の前記第一状態とは異なる状態である第二状態の光反射に係る第二情報との比率を示す反射光比率情報を生成する工程と、前記第二状態の前記被塗布面の撮像画像の輝度に係る輝度情報を生成する工程と、を含むことを特徴とする、塗布状態評価方法。
<2> 前記第一情報及び前記第二情報は、予め定められた範囲の波長の光の反射率である、<1>の塗布状態評価方法。
<3> 前記輝度情報は、前記撮像画像の輝度の分散の度合いを示す、<1>または<2>の塗布状態評価方法。
<4> 前記反射光比率情報は、前記被塗布面の第一状態の光反射率と前記被塗布面の第二状態の光反射率との比であり、前記輝度情報は前記撮像画像の輝度の分散の度合いを示し、前記反射光比率情報を、光反射率の比の値に応じて第一反射率範囲と第二反射率範囲とに分割し、前記輝度情報を前記輝度の分散の度合いに応じて第一分散範囲と第二分散範囲とに分割し、前記第一反射率範囲、第二反射率範囲、前記第一分散範囲及び前記第二分散範囲の組み合わせにより前記被塗布面の前記第二状態を複数のグループのうちのいずれかに分類する分類工程をさらに含む、<1>の塗布状態評価方法。
<5> 前記被塗布面の第二状態と、他の前記被塗布面の第二状態との相違を、前記反射光比率情報及び前記輝度情報を軸とするベクトルによって示す、<1>から<3>のいずれか一つの塗布状態評価方法。
<6> 前記被塗布面の第二状態の前記反射光比率情報及び前記輝度情報を他の前記被塗布面の第二状態の前記反射光比率情報及び前記輝度情報に近づけることに対応する剤を選択する工程を含む、<1>から<5>のいずれか一つの塗布状態評価方法。
<7> 剤が塗布される被塗布面の第一状態の光反射に係る第一情報と、前記被塗布面の前記第一状態と異なる状態である第二状態の光反射に係る第二情報と、を取得する光反射情報取得部と、前記第二状態の前記被塗布面の撮像画像を取得する輝度情報取得部と、前記第一情報と前記第二情報との比率及び前記撮像画像の輝度に係る輝度情報に基づいて、前記剤の塗布状態を評価する評価制御部と、を備えることを特徴とする、塗布状態評価システム。
31・・・表示部
32・・・ユーザインターフェース
60・・・制御部
61・・・入力インターフェース
63・・・反射光比率情報生成部
65・・・輝度情報生成部
Claims (7)
- 剤の塗布状態を評価する塗布状態評価方法であって、
剤が塗布される被塗布面の第一状態の光反射に係る第一情報と、前記被塗布面の前記第一状態とは異なる状態である第二状態の光反射に係る第二情報との比率を示す反射光比率情報を生成する工程と、
前記第二状態の前記被塗布面の撮像画像の輝度に係る輝度情報を生成する工程と、
を含むことを特徴とする、塗布状態評価方法。 - 前記第一情報及び前記第二情報は、予め定められた範囲の波長の光の反射率である、請求項1に記載の塗布状態評価方法。
- 前記輝度情報は、前記撮像画像の輝度の分散の度合いを示す、請求項1または2に記載の塗布状態評価方法。
- 前記反射光比率情報は、前記被塗布面の第一状態の光反射率と前記被塗布面の第二状態の光反射率との比であり、前記輝度情報は前記撮像画像の輝度の分散の度合いを示し、
前記反射光比率情報を、光反射率の比の値に応じて第一反射率範囲と第二反射率範囲とに分割し、前記輝度情報を前記輝度の分散の度合いに応じて第一分散範囲と第二分散範囲とに分割し、前記第一反射率範囲、第二反射率範囲、前記第一分散範囲及び前記第二分散範囲の組み合わせにより前記被塗布面の前記第二状態を複数のグループのうちのいずれかに分類する分類工程をさらに含む、請求項1に記載の塗布状態評価方法。 - 前記被塗布面の第二状態と、他の前記被塗布面の第二状態との相違を、前記反射光比率情報及び前記輝度情報を軸とするベクトルによって示す、請求項1から3のいずれか一項に記載の塗布状態評価方法。
- 前記被塗布面の第二状態の前記反射光比率情報及び前記輝度情報を他の前記被塗布面の第二状態の前記反射光比率情報及び前記輝度情報に近づけることに対応する剤を選択する工程を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の塗布状態評価方法。
- 剤が塗布される被塗布面の第一状態の光反射に係る第一情報と、前記被塗布面の前記第一状態と異なる状態である第二状態の光反射に係る第二情報と、を取得する光反射情報取得部と、
前記第二状態の前記被塗布面の撮像画像を取得する輝度情報取得部と、
前記第一情報と前記第二情報との比率及び前記撮像画像の輝度に係る輝度情報に基づいて、前記剤の塗布状態を評価する評価制御部と、を備えることを特徴とする、塗布状態評価システム。
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