JP2019006686A - 有害生物防除組成物およびその用途 - Google Patents

有害生物防除組成物およびその用途 Download PDF

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かおり 井狩
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Abstract

【課題】マダニ、ノミ等の有害生物に対する優れた防除効力を有する有害生物防除組成物の提供。【解決手段】下式(1)で示される縮合複素環化合物と、群A;抗寄生虫薬、群B;殺虫・殺ダニ剤及び群C;その他の動物用医薬活性成分からなる群より選ばれる1種以上の有害生物防除活性成分、とを含有する有害生物防除組成物。(R1はH、ハロゲン、C1〜3アルキル等;R5はCF3、C2F5等;R6はC1〜6アルキル等;XはCH又はN;YはNH、NCH3、O又はS;nは0〜2の整数)【選択図】なし

Description

本発明は、有害生物防除組成物及び有害生物の防除方法に関する。
従来、有害生物防除組成物の有効成分として、多くの化合物が知られている(例えば、特許文献1、2および非特許文献1参照。)。
国際公開第2015/133603号公報 国際公開第2015/198859号
The Pesticide Manual −17th edition(BCPC刊)ISBN 978−1−901396−88−1
本発明は、有害生物に対する優れた防除効力を有する有害生物防除組成物を提供することを課題とする。
本発明者等は、有害生物に対する優れた防除効力を有する有害生物防除組成物を見出すべく検討した結果、下記式(1)で示される化合物を含有する有害生物防除組成物が、有害生物に対する優れた防除効力を有することを見出した。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1] 式(1):
Figure 2019006686
[式中、
は、水素原子、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキル基、ハロゲン原子、C1−C3アルコキシ基、C2−C4アルコキシカルボニル基、S(O)、NR、ニトロ基又はシアノ基を表し、
は、C1−C3アルキル基を表し、
およびRは同一または相異なり、水素原子又はC1−C3アルキル基を表し、
は、CF、C又はS(O)CFを表し、
は、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基、シクロプロピルメチル基又はシクロプロピル基を表し、
Xは、CH又はNを表し、
Yは、NH、NCH、O又はSを表し、
nは0、1又は2を表し、
mは0、1又は2を表し、
pは0、1又は2を表す。]
で示される縮合複素環化合物と、下記群A、群Bおよび群Cからなる群より選ばれる1種以上の有害生物防除活性成分とを含有する有害生物防除組成物、
群A;抗寄生虫薬
群B;殺虫・殺ダニ剤
群C;その他の動物用医薬活性成分。
[2] [1]に記載の有害生物防除組成物の有効量を、動物又は動物の生息場所に施用する工程を含む、有害生物防除方法。
[3] [1]に記載の有害生物防除組成物の有効量を、有害生物又は有害生物の生息場所に施用する工程を含む、有害生物防除方法。
本発明により、有害生物を防除することができる。
本発明の有害生物防除組成物は、前記式(1)で示される縮合複素環化合物(以下、本化合物と記すことがある)と、下記群A、群Bおよび群Cからなる群より選ばれる1種以上の有害生物防除活性成分(以下、本活性成分と記すことがある)とを含有する。
群A;抗寄生虫薬
群B;殺虫・殺ダニ剤
群C;その他の動物用医薬活性成分
本化合物は、例えば、国際公開第2013/018928、国際公開第2015/133603号、または国際公開第2015/198859号等に記載された方法にて製造することができる。具体的には例えば、以下に記載した製造法により製造することができる。
製造法1
式(1)において、n=1である本化合物(1b)およびn=2である本化合物(1c)は、式(1)においてn=0である本化合物(1a)と酸化剤とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2019006686
[式中、記号は式(1)と同じ意味を表す。]
まず、本化合物(1a)から本化合物(1b)を製造する方法について記載する。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、酢酸、水及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えば過ヨウ素酸ナトリウム、m−クロロ過安息香酸、及び過酸化水素が挙げられる。
酸化剤として過酸化水素水を用いる場合は、必要に応じて塩基、又は触媒の存在下で行うこともできる。
反応に用いられる塩基としては、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
反応に用いられる触媒としては、例えばタングステン酸、タングステン酸ナトリウムが挙げられる。
該反応には、本化合物(1a)1モルに対して、酸化剤が通常1〜1.2モルの割合で用いられる。
該反応に過酸化水素水を用い、且つ塩基を用いる場合は、本化合物(1a)1モルに対して、過酸化水素水が通常1〜1.2モルの割合、塩基が通常0.01〜1モルの割合で用いる。
該反応に過酸化水素水を用い、且つ触媒を用いる場合は、本化合物(1a)1モルに対して、過酸化水素水が通常1〜1.2モルの割合、触媒が通常0.01〜0.5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜80℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤(例えば亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム)の水溶液、及び塩基(例えば炭酸水素ナトリウム)の水溶液で洗浄する。洗浄した有機層を乾燥、濃縮を行うことにより、本化合物(1b)を単離することができる。単離された本化合物(1b)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
つぎに、本化合物(1b)から本化合物(1c)を製造する方法について記載する。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、酢酸、水及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息香酸又は過酸化水素水が挙げられる。
該反応は必要に応じて塩基、又は触媒の存在下で行うこともできる。
反応に用いられる塩基としては、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
反応に用いられる触媒としては、例えばタングステン酸ナトリウムが挙げられる。
該反応には、本化合物(1b)1モルに対して、酸化剤が通常1〜4モルの割合で用いられる。好ましくは、本化合物(1b)1モルに対して、酸化剤が1〜2モルの割合で用いられる。
該反応に過酸化水素水を用い、且つ塩基を用いる場合は、本化合物(1b)1モルに対して、過酸化水素水が通常1〜4モルの割合、塩基が通常0.01〜1モルの割合で用いる。
該反応に過酸化水素水を用い、且つ触媒を用いる場合は、本化合物(1b)1モルに対して、過酸化水素水が通常1〜4モルの割合、触媒が通常0.01〜0.5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤(例えば亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム)の水溶液、及び塩基(例えば炭酸水素ナトリウム)の水溶液で洗浄する。この有機層を乾燥、濃縮を行うことにより、本化合物(1c)を単離することができる。本化合物(1c)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
また、本化合物(1c)は、本化合物(1a)と酸化剤とを反応させることで、一段階反応(ワンポット)で製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、酢酸、水及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息香酸又は過酸化水素水が挙げられる。
該反応の酸化剤として過酸化水素水を用いる場合は、必要に応じて塩基、又は触媒の存在下で行う。
反応に用いられる塩基としては、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
反応に用いられる触媒としては、例えばタングステン酸、タングステン酸ナトリウムが挙げられる。
該反応には、本化合物(1a)1モルに対して、酸化剤が通常2〜5モルの割合で用いられる。
該反応に過酸化水素水を用い、且つ塩基を用いる場合は、本化合物(1a)1モルに対して、過酸化水素水が通常2〜5モルの割合、塩基が通常0.01〜1モルの割合で用いる。
該反応に過酸化水素水を用い、且つ触媒を用いる場合は、本化合物(1a)1モルに対して、過酸化水素水が通常2〜5モルの割合、触媒が通常0.01〜0.5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤(例えば亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム)の水溶液、及び塩基(例えば炭酸水素ナトリウム)の水溶液で洗浄する。この有機層を、乾燥、濃縮を行うことにより、本化合物(1c)を単離することができる。単離された本化合物(1c)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
製造法2
下記式(1’)で示される本化合物は、式(M1)で示される化合物(以下、化合物(M1)と記す。)と式(M2)で示される化合物(以下、化合物(M2)と記す。)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2019006686
[式中、Zはハロゲン原子を表し、その他の記号は式(1)と同じ意味を表す。]
化合物(M2)は公知であるか、公知の方法に準じて製造することができる。
本化合物(1a)は、化合物(M1)においてn=0である化合物(M1a)と化合物(M2)とを反応させることにより製造することができる。
本化合物(1b)は、化合物(M1)においてn=1である化合物(M1b)と化合物(M2)とを反応させることにより製造することができる。
本化合物(1c)は、化合物(M1)においてn=2である化合物(M1c)と化合物(M2)とを反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、N,N−ジメチルホルムアミド(以下、DMFと記す。)、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水素化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、又はトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の有機塩基が挙げられる。
該反応には、化合物(M1)1モルに対して、化合物(M2)が通常1〜2モルの割合、塩基が通常1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常、0〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は、通常、0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加してから有機溶媒抽出し、有機層を濃縮する;反応混合物を水に注加して生じた固体を濾過により集める;又は、反応混合物中に生成した固体を濾過により集めることにより本化合物を単離することができる。単離された本化合物は、再結晶、クロマトグラフィー等により更に精製することもできる。
製造法3
化合物(M1)においてn=1である化合物(M1b)、および化合物(M1)においてn=2である化合物(M1c)は、化合物(M1)においてn=0である化合物(M1a)と酸化剤とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2019006686
[式中、Zはハロゲン原子を表し、その他の記号は式(1)と同じ意味を表す。]
該反応は、製造法1における、本化合物(1a)、本化合物(1b)および本化合物(1c)を、それぞれ化合物(M1a)、化合物(M1b)、および化合物(M1c)に代えることにより、製造例1に記載の反応に準じて製造することができる。
製造法4
化合物(M1)においてn=0である化合物(M1a)は、例えば下記のスキームに従って製造することができる。
Figure 2019006686
[式中、Zはハロゲン原子を表し、その他の記号は式(1)と同じ意味を表す。]
式(M7)で示される化合物(以下、化合物(M7)と記す。)は、式(M6)で示される化合物(以下、化合物(M6)と記す。)と塩素化剤とを反応させることにより製造することができる。
化合物(M6)としては、例えば3,6−ジフルオロ−ピリジン−2−カルボン酸、3,6−ジクロロ−ピリジン−2−カルボン酸が挙げられ、いずれも市販の化合物である。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばトルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩素化剤としては、塩化チオニル、二塩化オキサリル、オキシ塩化リン等が挙げられる。
該反応には、化合物(M6)1モルに対して、塩素化剤が通常1〜15モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜150℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、溶媒を留去することにより、化合物(M7)を単離することができる。
式(M9)で示される化合物(以下、化合物(M9)と記す。)は、化合物(M7)と式(M8)で示される化合物(以下、化合物(M8)と記す。)とを反応させることにより製造することができる。
化合物(M8)で示されるN2−メチル−5−トリフルオロメチル−ピリジン−2,3−ジアミンは、例えば国際公開2010/125985号明細書に記載の方法で製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
該反応は、必要に応じて塩基を加えてもよい。
反応に用いられる塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類及びピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物類等が挙げられる。
該反応には、化合物(M8)1モルに対して、化合物(M7)が通常1〜3モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物に水を注加した後、有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M9)を単離することができる。単離された化合物(M9)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
また、化合物(M9)は、化合物(M6)と化合物(M8)とを縮合剤の存在下で反応させることにより製造することもできる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば、1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる縮合剤としては、例えば1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド等のカルボジイミド類が挙げられる。
該反応は、必要に応じて触媒を加えてもよい。
反応に用いられる触媒としては、例えば1−ヒドロキシベンゾトリアゾールが挙げられる。
該反応には、化合物(M8)1モルに対して、化合物(M6)が通常1〜2モルの割合、縮合剤が通常1〜5モルの割合、触媒が通常0.01〜1モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常、0〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は、通常、0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加してから有機溶媒抽出し、有機層を濃縮する;反応混合物を水に注加して生じた固体を濾過により集める;又は、反応混合物中に生成した固体を濾過により集めることにより化合物(M9)を単離することができる。単離された化合物(M9)は、再結晶、クロマトグラフィー等により更に精製することもできる。
式(M10)で示される化合物(以下、化合物(M10)と記す。)は、化合物(M9)を分子内縮合させることにより製造することができる。
該反応は、通常、溶媒の存在下で行われる。反応に用いられる溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、ピリジン、キノリン等の含窒素芳香族化合物類及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
該反応は必要に応じて、縮合剤、酸、塩基又は塩素化剤を加えてもよい。
反応に用いられる縮合剤としては、例えば無水酢酸、トリフルオロ酢酸無水物、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、トリフェニルホスフィンと塩基と四塩化炭素もしくは四臭化炭素との混合物、及びトリフェニルホスフィンとアゾジエステル類(例えばアゾジカルボン酸ジエチル)との混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸としては、例えばパラトルエンスルホン酸等のスルホン酸類、酢酸等のカルボン酸類、及びポリリン酸が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えばピリジン、ピコリン、2,6−ルチジン、1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン(以下、DBUと記す。)、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕−5−ノネン等の含窒素複素環化合物、トリエチルアミン、N,N−ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類、リン酸三カリウム、炭酸カリウム、水素化ナトリウム等の無機塩基が挙げられる。
反応に用いられる塩素化剤としては、例えばオキシ塩化リンが挙げられる。
該反応には、化合物(M9)1モルに対して、縮合剤を用いる場合には縮合剤が通常1〜5モルの割合、酸を用いる場合には酸が通常0.1モル〜5モルの割合、塩基を用いる場合には塩基が通常1モル〜5モルの割合、塩素化剤を用いる場合には塩素化剤が通常1モル〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常、0〜200℃の範囲である。該反応の反応時間は、通常、0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加してから有機溶媒で抽出し、有機層を濃縮する;反応混合物を水に注加して生じた固体を濾過により集める;又は、反応混合物中に生成した固体を濾過により集めることにより化合物(M10)を単離することができる。単離された化合物(M10)は、再結晶、クロマトグラフィー等により更に精製することもできる。
式(M1a)で示される化合物(以下、化合物(M1a)と記す。)は、化合物(M10)とエチルメルカプタンとを塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。反応に用いられる溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、1,4−ジオキサン等のエーテル類、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、水及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物類が挙げられる。
該反応には、化合物(M10)1モルに対して、エチルメルカプタンが通常1〜10モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。好ましくは、化合物(M10)1モルに対して、エチルメルカプタンが1.0〜1.1モルの割合、塩基が1〜2モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20℃〜150℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.5〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、化合物(M1a)を単離することができる。単離された化合物(M1a)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
製造法5
式(1)において、RがC1−C3アルコキシ基である本化合物(1d)は、例えば下記のスキームに従って製造することができる。
Figure 2019006686
[式中、Zはハロゲン原子を表し、RはC1−C3のアルキル基を表し、Vは塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子を表し、その他の記号は式(1)と同じ意味を表す。]
式(M3)で示される化合物(以下、化合物(M3)と記す。)は、化合物(M1)とセミカルバジド塩酸塩とを、塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。
該反応は通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、アセトニトリル等のニトリル類、DMF、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン等の第3級アミン類及びピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳香族化合物類等が挙げられる。
該反応には、化合物(M1)1モルに対して、セミカルバジド塩酸塩が通常1〜3モルの割合、塩基が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜100℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加してから有機溶媒で抽出し、有機層を濃縮する;反応混合物を水に注加して生じた固体を濾過により集める;又は、反応混合物中に生成した固体を濾過により集めることにより化合物(M3)を単離することができる。単離された化合物(M3)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
式(M4)で示される化合物(以下、化合物(M4)と記す。)は、化合物(M3)とギ酸又はオルトギ酸トリアルキルとを反応させることにより製造する事ができる。
反応に用いられるオルトギ酸トリアルキルとしては、例えばオルトギ酸トリメチル、及びオルトギ酸トリエチルが挙げられる。
該反応は、通常溶媒の存在下行われる。
反応に用いられる溶媒としては、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素類、DMF、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒、メタノール、エタノール、n-ブタノール等のアルコール溶媒及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
該反応にギ酸を用いる場合、化合物(M3)1モルに対して、ギ酸が通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応にオルトギ酸トリアルキルを用いる場合、化合物(M3)1モルに対して、オルトギ酸トリアルキルが通常1〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜150℃の範囲である。該反応の反応時間は、通常、0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加してから有機溶媒で抽出し、有機層を濃縮する;反応混合物を水に注加して生じた固体を濾過により集める;又は、反応混合物中に生成した固体を濾過により集めることにより化合物(M4)を単離することができる。単離された化合物(M4)は、再結晶、クロマトグラフィー等により更に精製することもできる。
本化合物(1d)は、化合物(M4)と式(M5)で示される化合物(以下、化合物(M5)と記す。)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
化合物(M5)としては、ヨードメタン、ヨードエタン、1−ヨードプロパン、2−ヨードプロパン等が挙げられ、いずれも市販の化合物である。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば1,4−ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、tert−ブチルメチルエーテル等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン、ベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素類、DMF、N−メチルピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶媒及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム等のアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水素化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、又はトリエチルアミン、ジイソピロピルエチルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の有機塩基が挙げられる。
該反応には、本化合物(M4)1モルに対して、化合物(M5)が通常1〜10モルの割合で用いられ、塩基が通常0.1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20℃〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加してから有機溶媒で抽出し、有機層を濃縮する;反応混合物を水に注加して生じた固体を濾過により集める;又は、反応混合物中に生成した固体を濾過により集めることにより本化合物(1d)を単離することができる。単離された本化合物(1d)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
製造法6
式(1)において、nが2であり、RがS(O)であり、mが2である本化合物(1g)、および式(1)において、nが2であり、RがS(O)であり、mが1である本化合物(1f)は、式(1)において、nが2であり、RがS(O)であり、mが0である本化合物(1e)と酸化剤とを反応させることにより製造することができる。
Figure 2019006686
[式中、記号は式(1)と同じ意味を表し、その他の記号は式(1)と同じ意味を表す。]
本化合物(1f)は、本化合物(1e)と酸化剤とを反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、酢酸、水及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えば過ヨウ素酸ナトリウム、m−クロロ過安息香酸、又は過酸化水素が挙げられる。
酸化剤として過酸化水素水を用いる場合は、必要に応じて塩基、又は触媒の存在下で行うこともできる。
反応に用いられる塩基としては、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
反応に用いられる触媒としては、例えばタングステン酸、タングステン酸ナトリウムが挙げられる。
該反応には、本化合物(1e)1モルに対して、酸化剤が通常1〜1.2モルの割合で用いられる。
該反応に過酸化水素水を用い、且つ塩基を用いる場合は、本化合物(1e)1モルに対して、過酸化水素水が通常1〜1.2モルの割合、塩基が通常0.01〜1モルの割合で用いる。
該反応に過酸化水素水を用い、且つ触媒を用いる場合は、本化合物(1e)1モルに対して、過酸化水素水が通常1〜1.2モルの割合、触媒が通常0.01〜0.5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜80℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤(例えば亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム)の水溶液、及び塩基(例えば炭酸水素ナトリウム)の水溶液で洗浄する。洗浄した有機層を乾燥、濃縮を行うことにより、化合物(1f)を単離することができる。単離された化合物(1f)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
本化合物(1g)は、本化合物(1f)と酸化剤とを反応させることにより製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、酢酸、水及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息香酸又は過酸化水素水が挙げられる。
該反応は必要に応じて塩基、又は触媒の存在下で行うこともできる。
反応に用いられる触媒としては、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
反応に用いられる触媒としては、例えばタングステン酸ナトリウムが挙げられる。
該反応には、本化合物(1f)1モルに対して、酸化剤が通常1〜4モルの割合で用いられる。好ましくは、本化合物(1f)1モルに対して、酸化剤が1〜2モルの割合で用いられる。
該反応に過酸化水素水を用い、且つ塩基を用いる場合は、本化合物(1f)1モルに対して、過酸化水素水が通常1〜4モルの割合、塩基が通常0.01〜1モルの割合で用いる。
該反応に過酸化水素水を用い、且つ触媒を用いる場合は、本化合物(1f)1モルに対して、過酸化水素水が通常1〜4モルの割合、触媒が通常0.01〜0.5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常−20〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤(例えば亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム)の水溶液、及び塩基(例えば炭酸水素ナトリウム)の水溶液で洗浄する。この有機層を乾燥、濃縮を行うことにより、本化合物(1g)を単離することができる。本化合物(1g)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
また、本化合物(1g)は、本化合物(1e)と酸化剤とを反応させることで、一段階反応(ワンポット)で製造することができる。
該反応は、通常溶媒の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル等のニトリル類、メタノール、エタノール等のアルコール類、酢酸、水及びこれら2種以上の混合物が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息香酸又は過酸化水素水が挙げられる。
該反応の酸化剤として過酸化水素水を用いる場合は、必要に応じて塩基、又は触媒の存在下で行う。
反応に用いられる塩基としては、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
反応に用いられる触媒としては、例えばタングステン酸、タングステン酸ナトリウムが挙げられる。
該反応には、本化合物(1e)1モルに対して、酸化剤が通常2〜5モルの割合で用いられる。
該反応に過酸化水素水を用い、且つ塩基を用いる場合は、本化合物(1e)1モルに対して、過酸化水素水が通常2〜5モルの割合、塩基が通常0.01〜1モルの割合で用いる。
該反応に過酸化水素水を用い、且つ触媒を用いる場合は、本化合物(1e)1モルに対して、過酸化水素水が通常2〜5モルの割合、触媒が通常0.01〜0.5モルの割合で用いられる。
該反応の反応温度は、通常0〜120℃の範囲である。該反応の反応時間は通常0.1〜12時間の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を必要に応じて還元剤(例えば亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム)の水溶液、及び塩基(例えば炭酸水素ナトリウム)の水溶液で洗浄する。この有機層を、乾燥、濃縮を行うことにより、本化合物(1g)を単離することができる。単離された本化合物(1g)は、クロマトグラフィー、再結晶等によりさらに精製することもできる。
次に、本化合物の具体例を以下に示す。
Figure 2019006686
式(A1)中の記号は、下記の[表1]に記載の組み合わせを表す。以下、[表1]に記載の組合せを有する本化合物を、[表1]に記載の番号を付して表す。例えば、[表1]の番号1の化合物を本化合物1と記す。例えば、本化合物9は下記の化合物を意味する。
Figure 2019006686
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[表1の続き]
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[表1の続き]
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尚、表1において、Meはメチル基を、Etはエチル基を、Prはプロピル基を、iPrはイソプロピル基を、cPrはシクロプロピル基をそれぞれ意味する。
本化合物は、塩の形態をとりうることもあり、たとえば、塩酸、硫酸、メタンスルホン酸等の酸と混合することにより製造できる。
本化合物は、単独でまたは他の有害生物防除活性成分と混合して製剤化し、本明細書に記載の方法で施用することができる。また、本化合物を含有する動物用医薬製剤と、他の有害生物防除活性成分を含有する動物用医薬製剤とを混合して、本明細書に記載の方法で施用することができる。さらに、製剤化した本化合物および製剤化した他の有害生物防除活性成分を、混合せずに一定の間隔を空けて施用することもできる。
本化合物の塩としては、本化合物1から1350のいずれか1種の化合物の塩酸塩;本化合物1から1350のいずれか1種の化合物の硫酸塩;本化合物1から1350のいずれか1種の化合物のリン酸塩;本化合物1から1350のいずれか1種の化合物の硝酸塩;等の無機酸塩、本化合物1から1350のいずれか1種の化合物のメタンスルホン酸塩;本化合物1から1350のいずれか1種の化合物のパラトルエンスルホン酸塩;本化合物1から1350のいずれか1種の化合物のベンゼンスルホン酸塩; 本化合物1から1350のいずれか1種の化合物のカンファースルホン酸塩;等のスルホン酸塩等が挙げられる。
本化合物又は本化合物の塩は、結晶、非晶質のいずれの形態をとるものも製剤化して、本明細書に記載の方法で施用することができる。
本発明組成物は、本化合物と本活性成分とを単に混合したものでもよいが、通常は、本化合物と本活性成分との混合物に、固体担体、液体担体、界面活性剤等を混合し、必要により固着剤、分散剤、安定剤等の製剤用補助剤を添加して、溶液剤(水性、油性)水和剤、顆粒水和剤、水溶剤、フロアブル剤(水性、油性)、粒剤、微粒剤、粉剤、ドライフロアブル剤、錠剤、チュアブル錠剤、トリート状のチュアブル(咀嚼可能でありフレーバー等を添加して嗜好性を高めたおやつ状の製剤)乳剤、マイクロカプセル剤、マイクロスフィア剤、埋め込み用製剤等に製剤化される。これらの製剤は、本化合物と本活性成分との合計で通常0.1〜99重量%、好ましくは0.2〜90重量%を含有する。これらの製剤は、単一の成分から成る製剤を2種以上組み合わせてもよいし、2種以上の複数の成分から成る製剤、またはこれらの組み合わせでもよい。
本発明において、2種以上の製剤を組み合わせて動物または動物の生息場所、あるいは有害生物又は有害生物の生息場所に施用する場合、それぞれの製剤を別々に施用してもよいし、それぞれの製剤を混合して施用してもよい。また、それぞれの製剤の剤型は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
それぞれの製剤を別々に施用する場合は、数時間ないし数日、一定期間をあけて施用してもよい。それぞれの製剤を施用する順番は、任意でよい。
本発明組成物における、本化合物と本活性成分との含有割合は、特に限定されるものではないが、本化合物1,000重量部に対して、本活性成分の合計量が、通常1〜1,000,000重量部、好ましくは10〜100,000重量部である。
本発明組成物を有害生物防除に用いる場合、その施用量は、施用時期、施用場所、施用方法等に応じて、広範囲に変えることができるが、通常、その施用量は10,000mあたりの本化合物と、群A、群B、群Cより選ばれる1種以上の有害生物防除活性成分との合計量で1〜10,000gである。本発明組成物が乳剤、水和剤、フロアブル剤等に製剤化されている場合は、通常、本化合物と本活性成分との合計の濃度が0.01〜10,000ppmとなるように水で希釈して施用し、粒剤、粉剤等は、通常、そのまま施用する。
本発明組成物が効力を有する有害生物としては、例えば、有害昆虫や有害ダニ類等の有害動物が挙げられる。かかる有害動物としては、具体的には例えば、以下のものが挙げられる。
ノミ目害虫:ヒトノミ(Pulex irritans)等のPulex類、ネコノミ(Ctenocephalides felis)、イヌノミ(Ctenocephalides canis)等のCtenocephalides類、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopis)等のXenopsylla類、スナノミ(Tunga penetrans)等のTunga類、ニワトリノミ(Echidnophaga gallinacea)等のEchidnophaga類、ヨーロッパネズミノミ(Nosopsyllus fasciatus)等のNosopsyllus類等。
シラミ目害虫:アタマジラミ(Pediculus humanus capitis)等のPediculus類、ケジラミ(Pthirus pubis)等のPhtirus類、ウシジラミ(Haematopinus eurysternus)、ブタジラミ(Haematopinus suis)等のHaematopinus類、ヒツジジラミ(Dalmalinia ovis)、ダマリニア・ボビス(Damalinia bovis)等のDamalinia類、ウシホソジラミ(Linognathus vituli)、ヒツジ体幹寄生ホソジラミ(Linognathus ovillus)等のLinognathus類、ケブカウシジラミ(Solenopotes capillatus)等のSolenopotes類等。
ハジラミ目害虫:ニワトリハジラミ(Menopon gallinae)等のMenopon類、トリメノポン類(Trimenopon spp.)、トリノトン類(Trinoton spp.)、イヌハジラミ(Trichodectes canis)等のTrichodectes類、ネコハジラミ(Felicola subrostratus)等のFelicola類、ウシハジラミ(Bovicola bovis)等のBovicola類、ニワトリオオハジラミ(Menacanthus stramineus)等のMenacanthus類、ウェルネッキエラ類(Werneckiella spp.)、レピケントロン類(Lepikentron spp.)等。
半翅目害虫:トコジラミ(Cimex lectularius)、ネッタイトコジラミ(Cimex hemipterus)等のCimix類、レジュヴァイアス・セニリス(Reduvius senilis)等のReduvius類、アリラス・クリタツス(Arilus critatus)等のArilus類、ロドニウス・プロリクス(Rhodnius prolixus)等のRhodnius 類、オオサシガメ(Triatoma rubrofasciata)等のTriatoma類、パンストロンギルス類(Panstrongylus ssp.)等。
双翅目害虫:アカイエカ(Culex pipiens pallens),コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus),ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)等のイエカ類,ネッタイシマカ(Aedes aegypti),ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)等のエーデス属,シナハマダラカ(Anopheles sinensis),ガンビエハマダラカ(Anopheles gambiae),コガタハマダラカ(Anopheles minimus),ステフェンスハマダラカ(Anopheles stephensi),Anopheles albimanus等のアノフェレス属,ユスリカ類,イエバエ(Musca domestica),オオイエバエ(Muscina stabulans)等のイエバエ類,クロバエ類,ニクバエ類,ヒメイエバエ類等のハナバエ類,イネハモグリバエ(Agromyza oryzae),ショウジョウバエ類,オオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)等のノミバエ類,オオチョウバエ(Clogmia albipunctata)等のチョウバエ類,ブユ類,ウシアブ(Tabanus trigonus)等のアブ類,サシバエ類等。
ダニ目害虫:ローンスターチック(Amblyomma americanum)、アンブリオンマ・マクラタム(Ambryomma maculatum)等のAmblyomma類、ウシマダニ(Boophilus microplus)、ブーフィラス・アンヌラタス(Boophilus annulatus)等のBoophilus類、アメリカンドックチック(Dermacentor variabilis)、タイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanicus)、デルマセントル・アンデルソニ(Dermacentor andersoni)等の Dermacentor類、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、ヤマトチマダニ(Haemaphysalis flava)、ツリガネチマダニ(Haemaphysalis campanulata)等のHaemaphysalis類、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュルツマダニ(Ixodes persulcatus)、ブラックレッグドチック(Ixodes scapularis)、西部クロアシマダニ(Ixodes pacificus)、イキソデス・ホロシクラス(Ixodes holocyclus)等のIxodes類、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)、リピセファラス・アペンディキュレイタス(Rhipicephalus appendiculatus)等のRhipicephalus類、ナガヒメダニ(Argas persicus)等のArgas類、オルニトドルス・ヘルムシ(Ornithodorus hermsi)、オルニトドルス・ツリカタ(Ornithodorus turicata)等のOrnithodorus類、ヒツジキュウセンヒゼンダニ(Psoroptes ovis)、ウマキュウセンヒゼンダニ(Psoroptes equi)等のキュウセンヒゼンダニ類、クネミドコプテス・ミュタンス(Knemidocoptes mutans)等のKnemidocoptes類、ネコショウセンコウヒゼンダニ(Notoedres cati)、ネズミショウセンコウヒゼンダニ(Notoedres muris)等のNotoedres類、センコウヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)等のSarcoptes類、ミミヒゼンダニ(Octodectes cynotis)等のOtodectes類、ウサギズツキダニ(Listrophorus gibbus)等のListrophorus、ショクヒヒゼンダニ類(Chorioptes spp.)、ヒカダニ類(Hypodectes spp.)、プテロリクス類(Pterolichus spp.)、サイトジテス類(Cytodites spp.)、ラミノシオプテス類(Laminosioptes spp.)、ワクモ(Dermanyssus gallinae)等のDermanyssus類、トリサシダニ(Ornithonyssus sylviarum)、イエダニ(Ornithonyssus bacoti)等のOrnithonyssus類、ミツバチヘギイタダニ(Varroa jacobsoni)等のVarroa類、イヌツメダニ(Cheyletiella yasguri)、ネコツメダニ(Cheyletiella blakei)等のCheyletiella類、オルニソケイレチア類(Ornithocheyletia spp.)、イヌニキビダニ(Demodex canis)、ネコニキビダニ(Demodex cati)等のDemodex類、ミオビア類(Myobia spp.)、プソレルガテス類(Psorergates spp.)、アカツツガムシ(Trombicula akamushi)、フトゲツツガムシ(Trombicula pallida)、タテツツガムシ(Trombicula scutellaris)等のTrombicula類。
対象の有害昆虫および有害ダニ類は、群Bの殺虫・殺ダニ剤に薬剤感受性の低下した、または薬剤抵抗性の発達した昆虫およびダニ類であってもよい。ただし、薬剤感受性が大幅に低下した、または薬剤抵抗性が大幅に発達した場合は、その対象となる殺虫・殺ダニ剤以外の殺虫・殺ダニ剤を含む本発明組成物の使用が望ましい。
本発明組成物は、群Aより選ばれる1種以上の有害生物防除活性成分を用いた場合は、動物の内部寄生虫(原虫類および蠕虫類、例えば、線虫、吸虫、条虫、鈎頭虫など)から動物を保護あるいは治療するためにも用いることができる。
本発明組成物が効力を有する内部寄生虫としては、例えば、以下のものが挙げられる。
原虫類(Protozoa)寄生虫:トリパノソーマ属(Trypanosoma spp.)、リーシュマニア属(Leishmaniaspp.)、トリコモナス属 (Trichomonas spp.)、モノセルコモナス属(Monocercomonas spp.)、ヘキサミタ属(Hexamita spp.)、ヒストモナス属(Histomonas spp.)、ジアルジア属(Giardia spp.)、エンタモエバ属(Entamoeba spp.)、ネグレリア属(Naegleria spp.)、アカントアメーバ属(Acanthamoeba spp.)、バランチジウム属(Balantidium)、アイメリア属(Eimeria spp.)、イソスポラ属(Isospora spp.)、ハモンディア属(Hammondia spp.)、トキソプラズマ属(Toxoplasma spp.)、サルコシスチス属(Sarcocyctis spp.)、ベスノイティア属(Besnoitia spp.)、クリプトスポリジウム属(Cryptosporidium spp.)、ヘパトゾーン属(Hepatozoon spp.)、ロイコチトゾーン属(Leucocytozoon spp.)、プラスモジウム属(Plasmodium spp.)、ヘパトシスチス属(Hepatocyctis spp.)、バベシア属(Babesia spp.)、タイレリア属(Theileria spp.)、サイタウクスゾーン属(Cytauxzoon spp.)、ネオスポラ属(Neospora spp.)、ニューモシスチス属(Pneumocyctis spp.)、エンセファリストゾーン属(Encephalistozoon spp.)
エノプリダ目(Enoplida)寄生虫:トリクリス亜属(鞭虫)(Trichuris spp.)、カピラリア亜属(毛細線虫)(Capillaria spp.)、トリコモソイデス亜属(Trichomosoides spp.)、トリキネラ亜属(旋毛虫属)(Trichinella spp.)、桿線虫目(Rhabditia)、例えば、ミクロネマ亜属(Micronema spp.)、ストロンギロイデス亜属(Strongyloides spp.)、円虫目(Strongylida)、例えば、ストロニルス亜属(円虫)(Stronylus spp.)、トリオドントホルス亜属(Triodontophorus spp.)、エソファゴドンタス亜属(Oesophagodontus spp.)、トリコネマ亜属(Trichonema spp.)、ギアロセファルス亜属(Gyalocephalus spp.)、シリンドロファリンクス亜属(Cylindropharynx spp.)、ポテリオストムム亜属(Poteriostomum spp.)、シクロコセルクス亜属(Cyclococercus spp.)、シリコステファヌス亜属(Cylicostephanus spp.)、エソファゴストムム亜属(腸結節虫属)(Oesophagostomum spp.)、シャベルチア亜属(Chabertia spp.)、ステファヌルス亜属(豚腎虫)(Stephanurus spp.)、アンシロストマ亜属(ズビニ鉤虫)(Ancylostoma spp.)、ウンシナリア亜属(Uncinaria spp.)、ブノストムム亜属(Bunostomum spp.)、グロボセファルス亜属(Globocephalus spp.)、シンガムス亜属(交合線虫)(Syngamus spp.)、シアストーマ亜属(Cyathostoma spp.)、メタストロンギルス亜属(肺虫)(Metastrongylus spp.)、ジクチオカウルス亜属(Dictyocaulus spp.)、ミュエレリウス亜属(Muellerius spp.)、プロトストロンギルス亜属(Protostrongylus spp.)、ネオストロンギルス亜属(Neostrongylus spp.)、シストカウルス亜属(Cystocaulus spp.)、ニューモストロンギルス亜属(Pneumostrongylus spp.)、スピコカウルス亜属(Spicocaulus spp.)、エラホストロンギルス亜属(Elaphostrongylus spp.)、パレラホストロンギルス亜属(Parelaphostrongylus spp.)、クレノソマ亜属(Crenosoma spp.)、パラクレノソマ亜属(Parelaphostrongylus spp.)、アンギオストロンギルス亜属(住血線虫)(Angiostrongylus spp.)、エルロストギルス亜属(Aelurosutrongylus spp.)、フィラロイデス亜属(Filaroides spp.)、パラフィラロイデス亜属(Parafilaroides spp.)、トリコストロンギルス亜属(毛様線虫)(Trichostrongylus spp.)、ヘモンクス亜属(捻転胃虫)(Haemonchus spp.)、オステルタジア亜属(Ostertagia spp.)、マルシャラジア亜属(Marshallagia spp.)、クーペリア亜属(Cooperia spp.)、ネマトジルス亜属(線虫)(Nematodirus spp.)、ヒオストロンギルス亜属(Hyostrongylus spp.)、オベリスコイデス亜属(Obeliscoides spp.)、アミドストムム亜属(Amidostomum spp.)、オルラヌス亜属(Ollulanus spp.)等。
オキシウリダ目(Oxyurida)寄生虫:オキシウリス亜属(ウマギョウチュウ)(Oxyuris spp.)、エンテロビウス亜属(ギョウチュウ)(Enterobius spp.)、パッサルルス亜属(Passalurus spp.)、シファシア亜属(Syphacia spp.)、アスピキュルリス亜属(Aspiculuris spp.)、ヘテラキス亜属(Heterakis spp.)等。
回虫目(Ascaridia)寄生虫:アスカリス亜属(カイチュウ)(Ascaris spp.)、トキソアスカリス亜属(Toxascaris spp.)、トキソカラ亜属(イヌ回虫)(Toxocara spp.)、パラスカリス亜属(ウマ回虫)(Parascaris spp.)、アニサキス亜属(Anisakis spp.)、アスカリジア亜属(回虫)(Ascaridia spp.)、スピルリダ目(旋尾線虫類)(Spirurida)、例えば、グナトストマ亜属(顎口虫)(Gnathostoma spp.)、フィサロプテラ亜属(Physaloptera spp.)、テラジア亜属(Thelazia spp.)、ゴンギロネマ亜属(Gongylonema spp.)、ハブロネマ亜属(Habronema spp.)、パラブロネマ亜属(Parabronema spp.)、ドラスキア亜属(Draschia)spp.、ドラクンクルス亜属(メディナ虫)(Dracunculus spp.)等。
フィラリイダ目(Filariida):ステファノフィラリア亜属(Stephanofilaria spp.)、パラフィラリア亜属(Parafilaria spp.)、セタリア亜属(Setaria spp.)、ロア亜属(Loa spp.)、ジロフィラリア亜属(イヌ糸状虫)(Dirofilaria spp.)、リトモソイデス亜属(Litomosoides spp.)、ブルギア亜属(Brugia spp.)、ウケレリア亜属(糸状虫)(Wuchereria spp.)、オンコセルカ亜属(Onchocerca spp.)等。
ギガントリンキダ目(Gigentorhynchida):フィリコリス亜属(Filicollis spp.)、モニリホルミス亜属(Moniliforumis spp.)、マクラカントリンクス亜属(Macracanthorhynchus spp.)、プロステノルキス亜属(Prosthenorchis spp.)等。
対象の病害を引き起こす内部寄生虫は、群Aの抗寄生虫薬に薬剤感受性の低下した、または薬剤抵抗性の発達した内部寄生虫であってもよい。ただし、薬剤感受性が大幅に低下した、または薬剤抵抗性が大幅に発達した場合は、その対象となる抗寄生虫薬以外の抗寄生虫薬を含む本発明組成物の使用が望ましい。
本発明組成物は、昆虫媒介性ウイルスによる動物病害から動物を保護するためにも用いることができる。
本発明組成物が防除効力を有する昆虫媒介性ウイルスによる動物病害としては、例えば次のものが挙げられる。
流行性脳炎(Enzootic encephalitis)、水胞性口炎(Vesicular stomatitis)、リフトバレー熱(Rift Valley fever)、ブルータング(bluetongue)、アカバネ病(Akabane disease)、チュウザン病(Chuzan disease)、ランピースキン病(Lumpy skin disease)、牛白血病(Bovine leukosis)、アイノウイルス感染症(Aino virus infection)、イバラキ病(Ibaraki disease)、牛流行熱(Bovine ephemeral fever)、ナイロビ羊熱(Nairobi sheep disease)、羊痘(Sheep pox)、山羊痘(Goat pox)、馬伝染性貧血(Equine infectious anemia)、アフリカ馬疫(African horse sickness)、鶏痘(Fowl pox)、兎粘液腫(Myxomatosis)等。
本発明組成物は、昆虫媒介性の細菌、リケッチア、スピロヘータ、真菌による動物病害から動物を保護するためにも用いることができる。
本発明組成物が防除効力を有する昆虫媒介性の細菌、リケッチア、スピロヘータ、真菌による動物病害としては、例えば次のものが挙げられる。
野兎病(Tularemia)、アナプラズマ病(Anaplasmosis)、リケッチア症(Rickettsiosis)、エーリキア症(Ehrlichiosis)、ライム病(Lyme disease)、仮性皮疽(Pseudofarcy in horses)等。
本発明組成物の投与対象となる動物としては、家畜やペットとして飼養されている恒温動物および変温動物が挙げられる。恒温動物としては、例えば、哺乳動物としてウシ、スイギュウ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、ラクダ、シカ、ファロージカ、トナカイ、ウマ、ロバ、イヌ、ネコ、ウサギ、フェレット、マウス、ラット、ハムスター、リス、サル等が挙げられ、さらには毛皮動物としてミンク、チンチラ、アライグマ等が挙げられ、鳥類としてはニワトリ、ガチョウ、シチメンチョウ、アヒル、ハト、オウム、ウズラ等が挙げられる。変温動物としては、例えば、爬虫類としてはリクガメ、ウミガメ、ミドリガメ、ゼニガメ、トカゲ、イグアナ、カメレオン、ヤモリ、ニシキヘビ、ナミヘビ、コブラ等が挙げられ、魚類としてはマス、コイ、およびウナギのような淡水魚および鹹水魚等が挙げられる。上記動物のうち特に、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ、イヌおよびネコが好適である。
本発明の有害生物防除組成物を動物の有害生物防除に用いる場合は、獣医学的に公知な経口的または非経口的な投与方法にて、動物に使用することができる。具体的な使用方法としては、全身抑制を目的にする場合には、例えば錠剤(丸剤、糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、チュアブル錠、カプセル剤、粒剤(顆粒剤、細粒剤、散剤など)、液剤(乳剤、サスペンジョンなど)、フィルム状製剤等の経口剤;および注射剤(例、皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤、点滴剤、徐放性注射剤)、坐剤(例、直腸坐剤、膣坐剤)、埋め込み剤(埋め込み錠、生体内分解性ポリマーを基材として成形されたもの、チタン等の生体適合性金属のカプセルに封入され、一定速度で有効成分を放出するものを含む)等の非経口剤等が挙げられる。なお、経口投与の際には、上記の製剤を飼料に混入して用いることができる。
また、非全身的抑制を目的とする場合には、例えば油剤若しくは水性液剤を噴霧する、クリーム剤、軟膏剤などの外用剤をぬる、液剤をポアオン処理若しくはスポットオン処理する、シャンプー製剤で動物を洗う又は樹脂製剤を首輪やイヤータッグにして動物に付ける等の方法により用いられる。動物体に投与する場合の本化合物及び本活性成分の合計量は、通常動物の体重1kgに対して、0.1〜1000mgの範囲である。
上記の獣医学的な投与方法にて用いられる製剤剤形には、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質が用いられ、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤などとして配合される。また必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤などの製剤添加物を用いることもできる。賦形剤の好適な例としては、乳糖、白糖、D−マンニトール、D−ソルビトール、デンプン、α化デンプン、デキストリン、結晶セルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アラビアゴム、デキストリン、プルラン、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、などが挙げられる。滑沢剤の好適な例としては、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカなどが挙げられる。結合剤の好適な例としては、α化デンプン、ショ糖、ゼラチン、アラビアゴム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、白糖、D−マンニトール、トレハロース、デキストリン、プルラン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが挙げられる。崩壊剤の好適な例としては、乳糖、白糖、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、軽質無水ケイ酸、低置換度ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。溶剤の好適な例としては、水(イオン交換水、純水、超純水、精製水、注射用水)、生理的食塩水、リンゲル液、水、アルコール類(例えば、メタノール、エタノール)、グリコール類(例えばプロピレングリコール、ポリエチレングリコール)、ケトン類(例えば、アセトン、メチルエチルケトン)、芳香族炭化水素類(例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン)、植物油類(例えばゴマ油、トウモロコシ油、オリーブ油、綿実油)、脂肪族炭化水素類(例えば、n−ヘキサン、シクロヘキサノン、灯油)、エステル類(例えば、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸オクチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル)、ニトリル類(例えば、アセトニトリル、イソブチルニトリル)、エーテル類(例えば、ジオキサン、ジイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル)、酸アミド類(例えば、DMF、ジメチルアセトアミド)、ハロゲン化炭化水素類(例えば、ジクロロエタン、トリクロロエチレン、四塩化炭素)、ピロリドン類(N−メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン)、炭酸プロピレンなどが挙げられる。溶解補助剤の好適な例としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、トレハロース、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、サリチル酸ナトリウム、酢酸ナトリウムなどが挙げられる。懸濁化剤の好適な例としては、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤;例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分子;ポリソルベート類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、アルキル硫酸エステル類、アルキル酢酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類及びそのポリオキシエチレン化物、ポリオキシエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘導体などが挙げられる。等張化剤の好適な例としては、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール、D−ソルビトール、ブドウ糖などが挙げられる。緩衝剤の好適な例としては、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。無痛化剤の好適な例としては、ベンジルアルコールなどが挙げられる。防腐剤の好適な例としては、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などが挙げられる。抗酸化剤の好適な例としては、亜硫酸塩、アスコルビン酸塩などが挙げられる。着色剤の好適な例としては、水溶性食用タール色素(例、食用赤色2号および3号、食用黄色4号および5号、食用青色1号および2号などの食用色素、水不溶性レーキ色素(例、前記水溶性食用タール色素のアルミニウム塩など)、天然色素(例、β−カロチン、クロロフィル、ベンガラなど)などが挙げられる。
また、注射剤は、有効成分を分散剤(例、ポリソルベート80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60など、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムなど)、保存剤(例、メチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルアルコール、クロロブタノール、フェノールなど)、等張化剤(例、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール、D−ソルビトール、ブドウ糖など)などと共に水性溶剤(例、蒸留水、生理的食塩水、リンゲル液等)あるいは油性溶剤(例、オリーブ油、ゴマ油、綿実油、トウモロコシ油などの植物油、プロピレングリコール等)などに溶解、懸濁あるいは乳化することにより製造される。この際、所望により溶解補助剤(例、サリチル酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等)、安定剤(例、ヒト血清アルブミン等)、無痛化剤(例、ベンジルアルコール等)等の添加物を用いてもよい。注射液は、通常、適当なアンプルに充填される。
本発明の有害生物防除組成物は徐放性製剤として用いることもできる。該徐放性製剤としては、例えば水中乾燥法(o/w法、w/o/w法等)、相分離法、噴霧乾燥法あるいはこれらに準ずる方法によって製造されたマイクロカプセル(例えば、マイクロスフェア・マイクロカプセル、マイクロパーティクル等)、生体適合性ポリマー(ポリ乳酸、乳酸・グリコール酸共重合体等)、コラーゲン、ゼラチン、シリコーンで成形されたもの等がある。
本発明の有害生物防除組成物を動物外部寄生虫の防除に使用する場合は、本化合物及び本活性成分の有効量を、動物に投与することにより行われる。
動物に投与する方法は、本発明の有害生物防除組成物を宿主動物に経口又は非経口による投与を行うことができる。経口投与方法としては、例えば、本発明の有害生物防除組成物を経口製剤として、動物に投与する方法が挙げられる。非経口投与方法としては、例えば、皮膚外用剤、注射製剤、坐剤、体内埋め込み型製剤、首輪、イヤータッグ等の適当な形状とした樹脂製剤として、本発明の有害生物防除組成物を動物に投与する方法が挙げられる。
(1)経口投与方法
本発明の有害生物防除組成物を経口製剤として動物に投与する場合は、例えば、エマルジョン、油剤、油性液剤、水性液剤、溶解液、サスペンジョン等の液剤、ゲル剤、粉剤、粒剤、ペースト状製剤、錠剤、チュアブル錠、ソフトチュアブル、ボーラス剤、カプセル剤、動物用飼料プレミックス、シロップ剤の形態で用いることができる。
(2)非経口投与方法
(a)皮膚外用投与方法
本発明の有害生物防除組成物を皮膚外用剤として動物に投与する場合は、例えばエマルジョン、油剤、油性液剤、水性液剤、溶解液、シャンプー、サスペンジョン等の液剤、粉剤、クリーム剤、軟膏剤、エアゾール製剤、シート製剤の形態で用いることができ、スポットオン処理、ポアオン処理、浸漬、噴霧、塗布、入浴、洗浄、摩り込み、散布等により投与することができる。スポットオン処理とは、通常、宿主動物の頭部から尾部までの皮膚に液剤を滴下または塗布する方法であり、ポアオン処理とは、通常、宿主動物の背中線に沿って液剤を注ぐ方法である。
(b)注射による投与方法
本発明の有害生物防除組成物を注射製剤として動物に投与する場合は、反芻胃内注射、筋肉内注射、静脈内注射、または皮下注射により投与することができる。
(c)その他の投与方法
本発明の有害生物防除組成物を動物に坐剤、体内埋め込み型製剤、首輪、イヤータッグ等の適当な形状とした樹脂製剤として投与することができる。
本発明の有害生物防除組成物の動物への投与量は、対象となる動物または防除する外部寄生虫によっても変わり得るが、対象となる動物の生体重1kg当たり、通常本化合物と本活性成分との合計量で1〜5000mg/kgである。経口投与方法および注射による投与方法の場合は好ましくは1〜100mg/kgであり、皮膚外用投与方法の場合は好ましくは1〜1000mg/kgである。
次いで、本活性成分について説明する。
群Aに包含される抗寄生虫薬としては、以下が挙げられる。
アバメクチン(Abamectin)、アルベンダゾール(Albendazole)、アモスカナート(Amoscanate)、アンプロリウム(Amprolium)、グルコン酸アンチモンナトリウム(Antimon guluconate sodium)、アレコリン(Arecoline)、アルセナマイド(Arsenamide)、アトバコン(Atovaquone)、ベンズアミジン塩酸塩(Benzamidine hydrochloride)、ベフェニウム(Bephenium)、ビチオノール(Bithionol)、ビチオノールスルホキシド(Bithionol sulfoxide)、ビトスカナート(Bitoscanate)、ブロムフェノホス(Bromofenofos)、ブロモキサニド(Bromoxanide)、ブロチアニド(Brotianide)、ブナミジン(Bunamidine)、ブタミゾール(Butamisole)、カンベンダソール(Cambendazole)、クリオキサニド(Clioxanide)、クロナゼパム(Clonazepam)、クロルスロン(Clorsulon)、クロサンテル(Closantel)、シクロベンダゾール(Cyclobendazole)、デルカンテル(Derquantel)、ジクラズリル(Diclazuril)、ジアンフェネチド(Diamfenetide)、ジアベリジン(Diaveridine)、ジエチルカルバマジン(Diethylcarbamazine)、クエン酸ジエチルカルバマジン(Diethylcarbamazine citrate)、ジマデクチン(Dimadectin)、ジミナゼンアセチュレート(Diminazene aceturate)、ジニトルミド(Dinitolmide)、ジソフェノール(Disophenol)、ドラメクチン(Doramectin)、エマメクチン(Emamectin)、エマチン(Ematine)、エモデプシド(Emodepside)、エプリノメクチン(Eprinomectin)、エプシプランテル(Epsiprantel)、フェバンテル(Febantel)、フェンベンダゾール(Fenbendazole)、フルベンダゾール(Flubendazole)、フラゾリドン(Furazolidone)、グリカルピラミド(Glycarpiramide)、ヘトリン(Hetolin)、ヘキサクロロフェン(Hexachlorophene)、ヒカンソン(Hycanthone)、ハイグロマイシンB(Hygromycin B)、イミドカルブ塩酸塩(Imidocarb Hydrochloride)、ヨウ化ジチアザニン(Iodide dithiazanine)、イベルメクチン(Ivermectin)、カイニン酸(Kainic acid)、Kamala(カマラ)、ラチデクチン(Latidectin)、レピメクチン(Lepimectin)、レバミゾール(Levamisole)、ルカンソン(Lucanthone)、マクリ(Makli)、メベンダゾール(Mebendazole)、メラルソミン(Melarsomine)、メニクロフォラン(Menichlopholan)、メチリジン(Methyridine)、メトロニダゾール(Metronidazole)、ミルベメクチン(Milmemectin)、ミルベマイシン D(Milbemycin D)、ミラシルD(Miracil D)、ミラサン(Mirasan)、モネパンテル(Monepantel)、モランテル(Morantel)、モキシデクチン(Moxidectin)、ナイカルバジン(Nicarbazine)、ニクロサミド(Niclosamide)、ニリダゾール(Niridazole)、ニタゾキサニド(Nitazoxanide)、ニトロスカナート(Nitroscanate)、ニトロキシイニル(Nitroxynil)、ネマデクチン(Nemadectin)、オルチプラズ(Oltipraz)、オキサムニクイン(Oxamniquine)、オキサンテル(Oxantel)、オキシベンダゾール(Oxibendazole)、オキフェンダゾール(Oxfendazole)、オキシクロザニド(Oxyclozanide)、パマキン(Pamaquine)、パーベンダゾール(Parbendazole)、パロモマイシン(Paromomycin)、パロモマイシンII(Paromomycin II)、フェノチアジン(Phenothiazine)、フタロフィン(Phthalofyne)、プラジカンテル(Praziquantel)、ピペラジン(Piperazine)、ポナズリル(Ponazuril)、プリマキン(Primaquine)、パモ酸ピランテル(Pyrantel pamoate)、酒石酸ピランテル(Pyrantel tartrate)、ピリメタミン(Pyrimethamine)、塩化ピルビニウム(Pyrvinium chloride)、パモ酸ピルビニウム(Pyrvinium Pamoate)、キナクリン(Quinacrine)、ラフォキサニド(Rafoxanide)、ロニダゾ−ル(Ronidazole)、α-サントニン(α-santonin)、セラメクチン(Selamectin)、スルファジアジン(Sulfadiazine)、スラミンナトリウム(Suramin sodium)、テトラミゾール(Tetramisole)、テニウムクロシレート(Thenium closylate)、チアベンダゾール(Thiabendazole)、チアセタルサミドナトリウム(Thiacetarsamide sodium)、チオファネート(Thiophanate)、チニダゾール(Tinidazole)、トルトラズリル(Toltrazuril)、トリブロムサラン(Tribromsalan)、トリクラベンダゾール(Triclabendazole)。
群Bに包含される殺虫・殺ダニ剤としては、以下が挙げられる。
(1A)カーバメート系アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害剤
アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、フェノブカルブ(fenobucarb)、ホルメタネート(formetanate)、フラチオカルブ(furathiocarb)、イソプロカルブ(isoprocarb)、メチオカルブ(methiocarb)、メソミル(methomyl)、メトルカルブ(metolcarb)、オキサミル(oxamyl)、ピリミカーブ(pirimicarb)、プロポキスル(propoxur)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、トリアザメート(triazamate)、トリメタカルブ(trimethacarb)、XMC(3,5-dimethylphenyl N-methylcarbamate)、キシリルカルブ(xylylcarb)等。
(1B)有機リン系アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害剤
アセフェート(acephate)、アザメチホス(azamethiphos)、アジンホスエチル(azinphos-ethyl)、アジンホスメチル(azinphos-methyl)、カズサホス(cadusafos)、クロレトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルメホス(chlormephos)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl)、クマホス(coumaphos)、シアノホス(cyanophos)、デメトン−S−メチル(demeton-S-methyl)、ダイアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジクロトホス(dicrotophos)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジスルホトン(disulfoton)、EPN(O-ethyl O-(4-nitrophenyl) phenylphosphonothioate)、エチオン(ethion)、エトプロホス(ethoprophos)、ファンフル(famphur)、フェナミホス(fenamiphos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェンチオン(fenthion)、ホスチアゼート(fosthiazate)、ヘプテノホス(heptenophos)、イミシアホス(imicyafos)、イソフェンホス(isofenphos)、イソプロピル−O−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチラート(isopropyl-O-(methoxyaminothiophosphoryl)salicylate)、イソキサチオン(isoxathion)、マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、メビンホス(mevinphos)、モノクロトホス(monocrotophos)、ナレッド(naled)、オメトエート(omethoate)、オキシジメトンメチル(oxydemeton-methyl)、パラチオン(parathion)、パラチオンメチル(parathion-methyl)、フェントエート(phenthoate)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホキシム(phoxim)、ピリミホスメチル(pirimiphos-methyl)、プロフェノホス(profenofos)、プロペタムホス(propetamphos)、プロチオホス(prothiofos)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、キナルホス(quinalphos)、スルホテップ(sulfotep)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テメホス(temephos)、テルブホス(terbufos)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、チオメトン(thiometon)、トリアゾホス(triazophos)、トリクロルホン(trichlorfon)、バミドチオン(vamidothion)等。
(2)ガンマ−アミノ酪酸(GABA)作動性塩素イオンチャネルブロッカー
エチプロール(ethiprole)、フィプロニル(fipronil)、フルフィプロール(flufiprole)、ピリプロール(pyriprole)、クロルデン(chlordane)、エンドスルファン(endosulfan)、アルファ−エンドスルファン(alpha-endosulfan)等。
(3)ガンマ−アミノ酪酸(GABA)作動性塩素イオンチャネルアロステリックモジュレーター
アフォキソラネル(afoxolaner)、フルララネル(fluralaner)、サロラネル(sarolaner)、ロチラネル(lotilaner)、ブロフラニリド(broflanilide)、フルキサメタミド(fluxametamide)等。
(4)ナトリウムチャネルモジュレーター
アクリナトリン(acrinathrin)、アレスリン(allethrin)、ビフェントリン(bifenthrin)、カッパ−ビフェントリン(kappa-bifenthrin)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta-cyfluthrin)、シハロトリン(cyhalothrin)、ガンマ−シハロトリン(gamma-cyhalothrin)、ラムダ−シハロトリン(lambda-cyhalothrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、アルファ−シペルメトリン(alpha-cypermethrin)、べータ−シペルメトリン(beta-cypermethrin)、シータ−シペルメトリン(theta-cypermethrin)、ゼータ−シペルメトリン(zeta-cypermethrin)、シフェノトリン(cyphenothrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、エンペントリン(empenthrin)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エトフェンプロックス(etofenprox) 、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルメトリン(flumethrin)、フルバリネート(fluvalinate)、タウフルバリネート(tau-fluvalinate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ヘプタフルトリン(heptafluthrin)、イミプロトリン(imiprothrin)、カデスリン(kadethrin)、メペルフルトリン(meperfluthrin)、モンフルオロトリン(momfluorothrin)、ペルメトリン(permethrin)、フェノトリン(phenothrin)、プラレトリン(prallethrin)、ピレトリン(pyrethrins)、レスメトリン(resmethrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、テフルトリン(tefluthrin)、カッパ−テフルトリン(kappa-tefluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、テトラメチルフルトリン(tetramethylfluthrin)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、ベンフルトリン(benfluthrin)、フルフェンプロックス(flufenoprox)、シグマ−シペルメトリン(sigma-cypermethrin)、フラメトリン(furamethrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、プロフルトリン(profluthrin)、ジメフルトリン(dimefluthrin)、イプシロン−メトフルトリン(epsilon-metofluthrin)、イプシロン−モンフルオロトリン(epsilon-momfluorothrin)、DDT、メトキシクロル(methoxychlor)等。
(5)ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)競合的モジュレーター
アセタミプリド(acetamiprid)、クロチアニジン(clothianidin)、ジノテフラン(dinotefuran)、イミダクロプリド(imidacloprid)、ニテンピラム(nitenpyram)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、ニコチン(nicotine)、硫酸ニコチン(nicotine-sulfate)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、フルピラジフロン(flupyradifurone)、トリフルメゾピリン(triflumezopyrim)、ジクロロメゾチアズ(dicloromezotiaz)、シクロキサプリド(cycloxaprid)、(E)−N−{1−[(6−クロロピリジン−3−イル)メチル]ピリジン−2(1H)−イリデン}−2,2,2−トリフルオロアセトアミド(CAS登録番号1689566-03-7)等。
(6)ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)アロステリックモジュレーター
スピネトラム(spinetoram)、スピノサド(spinosad)等。
(7)グルタミン酸作動性塩素イオンチャネル(GluCl)アロステリックモジュレーター
アバメクチン(abamectin)、エマメクチン安息香酸塩(emamectin benzoate)、レピメクチン(lepimectin)、ミルベメクチン(milbemectin)、イベルメクチン(ivermectin)、ミルベマイシンオキシム(milbemycin Oxime)、モキシデクチン(moxidectin)、ドラメクチン(doramectin)、セラメクチン(selamectin)、エプリノメクチン(eprinomectin)等。
(8)幼若ホルモン類似剤
ヒドロプレン(hydroprene)、キノプレン(kinoprene)、メトプレン(methoprene)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)等。
(9)その他の非特異的(マルチサイト)阻害剤
臭化メチル(methyl bromide)、クロルピクリン(chloropicrin)、クリオライト(cryolite)、フッ化スルフリル(sulfuryl fluoride)、ホウ砂(borax)、ホウ酸(boric acid)、八ホウ酸二ナトリウム(disodium octaborate)、ホウ酸ナトリウム(sodium borate)、メタホウ酸ナトリウム(sodium metaborate)、吐酒石(tartar emetic)、ダゾメット(dazomet)、メタム(metam)等。
(10)弦音器官TRPVチャネルモジュレーター
ピメトロジン(pymetrozine)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazon)等。
(11)ダニ類成長阻害剤
クロフェンテジン(clofentezine)、ジフロビダジン(diflovidazin)、ヘキシチアゾクス(hexythiazox)、エトキサゾール(etoxazole)等。
(12)ミトコンドリアATP合成酵素阻害剤
ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、アゾシクロチン(azocyclotin)、シヘキサチン(cyhexatin)、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、プロパルギット(propargite)、テトラジホン(tetradifon)等。
(13)プロトン勾配を撹乱する酸化的リン酸化脱共役剤
クロルフェナピル(chlorfenapyr)、DNOC(2-methyl-4,6-dinitrophenol)、スルフルラミド(sulfluramid)等。
(14)ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)チャネルブロッカー
ベンスルタップ(bensultap)、カルタップ(cartap)、カルタップ塩酸塩(cartap hydrochloride)、チオシクラム(thiocyclam)、チオスルタップ−2ナトリウム塩(thiosultap-disodium)、チオスルタップ−1ナトリウム塩(thiosultap-monosodium)等。
(15)ベンゾイル尿素系キチン生合成阻害剤
ビストリフルロン(bistrifluron)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ルフェヌロン(lufenuron)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、トリフルムロン(triflumuron)等。
(16)脱皮ホルモン(エクダイソン)受容体アゴニスト
クロマフェノジド(chromafenozide)、ハロフェノジド(halofenozide)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、テブフェノジド(tebufenozide)等。
(17)ミトコンドリア電子伝達系複合体III阻害剤
ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、アセキノシル(acequinocyl)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、ビフェナゼート(bifenazate)等。
(18)ミトコンドリア電子伝達系複合体I阻害剤(METI)
フェナザキン(fenazaquin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、ピリダベン(pyridaben)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、ロテノン(rotenone)等。
(19)電位依存性ナトリウムチャネルブロッカー
インドキサカルブ(indoxacarb)、メタフルミゾン(metaflumizone)等。
(20)アセチルCoAカルボキシラーゼ阻害剤
スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スピロテトラマト(spirotetramat)等。
(21)ミトコンドリア電子伝達系複合体IV阻害剤
リン化アルミニウム(aluminium phosphide)、リン化カルシウム(calcium phosphide)、りん化水素(phosphine)、リン化亜鉛(zinc phosphide)、シアン化カルシウム(calcium cyanide)、シアン化ナトリウム(sodium cyanide)、シアン化カリウム(potassium cyanide)、ホスフィン(phoaphine)等。
(22)ミトコンドリア電子伝達系複合体II阻害剤
シエノピラフェン(cyenopyrafen)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、ピフルブミド(pyflubumide)等。
(23)リアノジン受容体モジュレーター
クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、シアントラニルプロール(cyantraniliprole)、シクラニリプロール(cycloniliprole)、フルベンジアミド(flubendiamide)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、シハロジアミド(cyhalodiamide)、3−ブロモ−N−[2,4−ジクロロ−6−(メチルカルバモイル)フェニル]−1−(3,5−ジクロロピリジン−2−イル)−1H−ピラゾール−5−カルボキサミド (CAS登録番号1104384-14-6)等。
(24)その他の殺虫・殺ダニ剤
ブプロフェジン(buprofezin)、シロマジン(cyromazine)、アミトラズ(amitraz)、フロニカミド(flonicamid)、アザジラクチン(azadirachtin)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、キノメチオナート(chinomethionat)、ジコホル(dicofol)、GS-オメガ/カッパHXTX-Hv1aペプチド(GS-omega/kappa HXTX-Hv1a peptide)、石灰硫黄合剤(lime sulfur)、ピリダリル(pyridalyl)、硫黄(sulfur)、アフィドピロペン(afidopyropen)、フルアザインドリジン(fluazaindolizine)、フルオピラム(fluopyram)、フルエンスルホン(fluensulfone)、フロメトキン(flometoquin)、メトキサジアゾン(metoxadiazone)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)、チオキサザフェン(tioxazafen)、アシノナピル(acynonapyr)、ベンズピリモキサン(benzpyrimoxan)、マシン油(machine oil)、ニームオイル(Neem tree (Azadirachta indica) oil)、スリナムニガキ木材抽出成分(wood extract of Quassia amara)、リアノジン(ryanodine)、ヤドリギ抽出成分(extract of Viscum album)、タンジー抽出成分(extract of Tanacetum vulgare)、ニガヨモギ抽出成分(extract of Artemisia absinthium)、セイヨウイラクサ抽出成分(extract of Urtica dioica)、ヒレハリソウ抽出成分(extract of Symphytum officinale)、アメリカアリタソウ種子油(oil of the seeds of Chenopodium anthelminticum)、セイヨウオシダ乾燥葉(dried leaves of Dryopteris filix-mas)、Celastrus angulatus樹皮(bark of Celastrus angulatus)、アリタソウ抽出成分(natural extracts or simulated blend of Chenopodium ambrosioides)、Cassia nigricans抽出成分(extract of Cassia nigricans)、テルぺノイドブレンドQRD460(Terpenoid blend QRD 460)、ホップ・ベータ酸・カリウム塩(hop beta acid of potassium salt) アルギニン酸プロピレングリコール(Propylene glycol alginate)、クリトリア・テルナテア(clitoria tematea)抽出物、2−[3−(エタンスルホニル)ピリジン−2−イル]−5−(トリフルオロメタンスルホニル)ベンゾオキサゾール(CAS登録番号1616678-32-0)、4−[5−(3,5−ジクロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル]−2−メチル−N−(1−オキソチエタン−3−イル)ベンズアミド(CAS登録番号1241050-20-3)およびその立体異性体、3−メトキシ−N−(5−{5−(トリフルオロメチル)−5−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−4,5−ジヒドロ−1,2−オキサゾール−3−イル}インダン−1−イル)プロパンアミド(CAS登録番号1118626-57-5)およびその立体異性体、3−(4−クロロ−2,6−ジメチルフェニル)−4−[(エトキシカルボニル)オキシ]−8−メトキシ−1−メチル−1,8−ジアザスピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(CAS登録番号1229023-00-0)、N−[3−クロロ−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−N−エチル−3−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルファニル)プロパンアミド(CAS登録番号1477919-27-9)、N−[3−クロロ−1−(ピリジン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]−N−エチル−3−(3,3,3−トリフルオロプロパンスルフィニル)プロパンアミド(CAS登録番号1477923-37-7)及びその立体異性体、N−[2−ブロモ−6−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−3−{エチル[(ピリジン−4−イル)カルボニル]アミノ}−2−メトキシベンズアミド(CAS登録番号1429513-53-0)、N−[2−ブロモ−6−クロロ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−3−[エチル(4−シアノベンゾイル)アミノ]−2−メトキシベンズアミド(CAS登録番号1609007-65-9)、N−[2−ブロモ−6−ジフルオロメトキシ−4−(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン−2−イル)フェニル]−3−{メチル[(ピリジン−4−イル)カルボニル]アミノ}−2−メトキシベンズアミド(CAS登録番号1630969-78-6)、1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェニル}−3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン(CAS登録番号885026-50-6)。
群Cに包含されるその他の動物用医薬活性成分としては、以下が挙げられる。
塩化アンモニウム(Ammonium chloride)、ラセメチオニン(Racemethionine)、トリロスタン(Trilostane)、エフェドリン塩酸塩(Ephedrine hydrochloride)、エピネフリン(Epinephrine)、メシル酸フェノルドパム(Fenoldpam mesylate)、塩酸フェニルプロパノールアミン(Phenylpropanolamine hydrochloride)、プソイドエフェドリン塩酸塩(Pseudoephedrine hydrochloride)、ミトタン(Mitotane)、クエン酸カリウム(Potassium citrate)、重炭酸ナトリウム(Sodium bicarbonate)、アチパメゾール塩酸塩(Atipamezole hydrochloride)、ヨヒンビン(Yohimbine)、アセトアミノフェン(Acetaminophen)、アマンタジン(Amantadine)、ガバペンチン(Gapapentin)、プレガバリン(Pregabalin)、トラマゾール(Tramadol)、アスピリン(Aspirin)、カルプロフェン(Carprofen)、デラコキシブ(Deracoxib)、エトドラク(Etodolac)、フィロコキシブ(Firocoxib)、フルニキシンメグルミン(Flunixin meglumine)、イブプロフェン(Ibuprofen)、インドメタシン(Indomethacin)、ケトプロフェン(Ketoprofen)、ケトロラクトロメタミン(Ketorolac tromethamine)、メクロフェナム酸ナトリウム塩(Meclofenamate sodium)、メロキシカム(Meloxicam)、ナプロキセン(Naproxen)、フェニルブタゾン(Phenylbutazone)、ピロキシカム(Piroxicam)、テポキサリン(Tepoxalin)、コデイン(Codeine)、ブプレノルフィン塩酸塩(Buprenorphine hydrochloride)、ブトルファノール(Butorphanol)、ブトルファノール酒石酸塩(Butorphanol tartrate)、フェンタニルクエン酸塩(Fentanyl citrate)、ヒドロモルフォン(Hydromorphone)、塩酸ロペラミド(Loperamide hydrochloride)、メペリジン(Meperidine)、塩酸メタドン(Methadone hydrochloride)、硫酸モルヒネ(Morphone sulfate)、オキシモルホン塩酸塩(Oxymorphone hydrochloride)、ペンタゾシン(Pentazocine)、レミフェタニル(Remifetanil)、スフェンタニルクエン酸塩(Sufentanil citrate)、水酸化アルミニウム(Aluminum hydroxide)、炭酸アルミニウム(Aluminum carbonate)、アミアダロン(Amiodarone)、カルベジロール(Carvedilol)、ジソピラミド(Disopyramide)、リドカイン(Lidocaine)、メキシレチン(Mexiletine)、プロカインアミド塩酸塩(Procainamide hydrochloride)、キニジン(Quinidine)、キニジングルコネート(Quinidine gluconate)、ポリガラクツロン酸キニジン(Quinidine polygalacturonate)、硫酸キニジン(Quinidine sulfate)、塩酸トカイニド(Tocanide hydrochloride)、ジルチアゼム塩酸塩(Diltiazem hydrochloride)、ベラパミル塩酸塩(Verapamil hydrochloride)、コンドロイチン硫酸(Chondroitin sulfate)、グルコサミン(Glucosamine)、硫酸化グルコサミノグリカン(Polysulfated glycosaminoglycan)、クロラムフェニコール(Chloramphenicol)、クロファジミン(Clofazimine)、ダプゾン(Dapsone)、フロルフェニコール(Florfenicol)、ホスホマイシン(Fosfomycin)、イソニアジド(Isoniazid)、リネゾリド(Linezolid)、メテナミン(Methenamine)、ニトロフラントイン(Nitrofurantoin)、ポリミキシンB(Polymyxin B)、ピリメタミン(Pyrimethamine)、リファンピシン(Rifampicin)、アミカシン(Amikacin)、ゲンタマイシン硫酸塩(Gentamicin sulfate)、カナマイシン硫酸塩(Kanamycin sulfate)、ネオマイシン(Neomycin)、トブラマイシン硫酸塩(Tobramycin sulfate)、スルファサラジン(Sulfasalazine)、メトロニダゾール(Metronidazole)、ロニダゾール(Ronidazole)、アモキシシリン(Amoxicillin)、クラブラン酸カリウム(Clavulanate potassium)、アンピシリン(Ampicillin)、スルバクタム(Sulbactam)、カルベニシリン(Carbenicillin)、セファクロル(Cefaclor)、セファドロキシル(Cefadroxil)、セファゾリンナトリウム(Cefazolin sodium)、セフジニル(Cefdinir)、セフェピム(Cefepime)、セフェキシム(Cefixime)、セフオタキシムナトリウム(Cefotaxime sodium)、セフォテタン二ナトリウム(Cefotetan disodium)、セフォベシン(Cefovecin)、セフォキシチンナトリウム(Cefoxitin sodium)、セフポドキシムプロキセチル(Cefpodoxime proxetil)、セフキノム(Cefquinome)、セフタジジム(Ceftazidime)、結晶性遊離酸セフチオフル(Ceftiofur crystalline free acid)、セフチオフル塩酸塩(Ceftiofur hydrochloride)、セフチオフルナトリウム(Ceftiofur sodium)、セファレキシン(Cephalexin)、クロキサシリンナトリウム(Cloxacillin sodium)、ジクロキサシリンナトリウム(Dicloxacillin sodium)、ドリペネム(Doripenem)、エルタペネム(Ertapenem)、イミペネム(Imipenem)、シラスタチン(Cilastatin)、メロペネム(Meropenem)、オキサシリンナトリウム(Oxacillin sodium)、ペニシリンG(Penicillin G)、ピペラシリンナトリウム(Piperacillin sodium)、チカルシリン(Ticarcillin)、チカルシリン二ナトリウム(Ticarcillin disodium)、塩酸シプロフロキサシン(Ciprofloxacin hydrochloride)、メシル酸ダノフロキサシン(Danofloxacin mesylate)、ジフロキサシン塩酸塩(Difloxacin hydrochloride)、エンロフロキサシン(Enrofloxacin)、マルボフロキサシン(Marbofloxacin)、モキシフロキサシン(Moxifloxacin)、ノルフロキサシン(Norfloxacin)、オルビフロキサシン(Orbifloxacin)、プラドフロキサシン(Pradofloxacin)、バンコマイシン(Vancomycin)、クリンダマイシン塩酸塩(Clindamycin hydrochloride)、パルミチン酸クリンダマイシン(Clindamycin palmitate)、リン酸クリンダマイシン(Clindamycin phosphate)、リンコマイシン塩酸塩(Lincomycin hydrochloride)、リンコマイシン塩酸塩一水和物(Lincomycin hydrochloride monohydrate)、アジスロマイシン(Azithromycin)、クラリスロマイシン(Clarithromycin)、エリスロマイシン(Erythromycin)、リン酸チルミコシン(Tilmicosin phosphate)、ツラスロマイシン(Tulathromycin)、チロシン(Tylosin)、オルメトプリム(Ormetoprim)、トリメトプリム(Trimethoprim)、スルファクロロピリダジン(Sulfachlorpyridazine)、スルファジアジン(Sulfadiazine)、スルファジメトキシン(Sulfadimethoxine)、スルファメタジン(Sulfamethazine)、スルファメトキサゾール(Sulfamethoxazole)、スルファキノキサリン(Sulfaquinoxaline)、クロルテトラサイクリン(Chlortetracycline)、ドキシサイクリン(Doxycycline)、ミノサイクリン塩酸塩(Minocycline hydrochloride)、オキシテトラサイクリン(Oxyetracycline)、テトラサイクリン(Tetracycline)、スペクチノマイシン(Spectinomycin)、L-アスパラギナーゼ(L-asparaginase)、ブレオマイシン硫酸塩(Bleomycin sulfate)、ブスルファン(Busulfan)、カルボプラチン(Carboplatin)、クロラムブシル(Chlorambucil)、シスプラチン(Cisplatin)、シクロホスファミド(Cyclophosphamide)、シタラビン(Cytarabine)、ダカルバジン(Dacarbazine)、ドキソルビシン塩酸塩(Doxorubicin hydrochloride)、フルオロウラシル(Fluorouracil)、ヒドロキシウレア(Hydroxyurea)、ロムスチン(Lomusutine)、メルファラン(Melphalan)、メルカプトプリン(Mercaptopurine)、メトトレキサート(Methotrexate)、ミトキサントロン塩酸塩(Mitoxantrone hydrochloride)、プリカマイシン(Plicamycin)、ストレプトゾシン(Streptozocin)、チオグアニン(Thioguanine)、チオテパ(Thiotepa)、トセラニブ(Toceranib)、ビンブラスチン硫酸塩(Vinblastine sulfate)、ビンクリスチン硫酸塩(Vincristine sulfate)、アミノペンタミド(Aminopentamide)、アトロピン硫酸塩(Atropine sulfate)、グリコピロレート(Glycopyrrolate)、ヒヨスチアミン(Hyoscyamine)、塩化オキシブチニン(Oxybutynin chloride)、ネオスチグミン(Neostigmine)、フィゾスチグミン(Physostigmine)、臭化ピリドスチグミン(Pyridostigmine bromide)、ダルテパリン(Dalteparin)、ジピリダモール(Dipyridamole)、エノキサパリン(Enoxaparin)、ヘパリンナトリウム(Heparin sodium)、ワルファリンナトリウム(Warfarin sodium)、クロナゼパム(Clonazepam)、クロラゼプ酸二カリウム(Clorazepate dipotassium)、フェルバメート(Felbamate)、レベチラセタム(Levetiracetam)、ロラゼパム(Lorazepam)、塩酸ミダゾラム(Midazolam hydrochloride)、オキサゼパム(Oxazepam)、フェノバルビタール(Phenobarbital)、フェノバルビタールナトリウム(Phenobarbital sodium)、フェニトイン(Phenytoin)、フェニトインナトリウム(Phenytoin sodium)、プリミドン(Primidone)、バルプロ酸ナトリウム(Valproate sodium)、バルプロ酸(Valproic acid)、ゾニサミド(Zonisamide)、ジアゼパム(Diazepam)、次サリチル酸ビスマス(Bismuth subsalicylate)、ジフェノキシレート(Diphenoxylate)、カオリン(Kaolin)、ペクチン(Pectin)、メサラジン(Mesalazine)、オルサラジンナトリウム(Olsalazine sodium)、臭化プロパンテリン(Propantheline bromide)、活性炭(Charcoal, activated)、メシル酸デフィロキサミン(Deferoxamine mesylate)、ジメルカプロール(Dimercaprol)、エデト酸カルシウム二ナトリウム(Edetate calcium disodium)、フルマゼニル(Flumazenil)、ホメピゾール(Fomepizole)、ロイコボリンカルシウム(Leucovorin calcium)、メチレンブルー(Methylene blue)、ペニシラミン(Penicillamine)、塩化プラリドキシム(Pralidoxime chloride)、ジメルカプトコハク酸(Dimercaptosuccinic acid)、トリエンチン塩酸塩(Trientine hydrochloride)、アプレピタント(Aprepitant)、メシル酸ドラセトロン(Dolasetron mesylate)、ドロナビノール(Dronabinol)、グラニセトロン塩酸塩(Granisetron hydrochloride)、マロピタント(Maropitant)、メクリジン(Meclizine)、ミルタザピン(Mirtazapine)、オンダンセトロン塩酸塩(Ondansetron hydrochloride)、トリメトベンズアミド(Trimethobenzamide)、プロクロルペラジンエディシレート(Prochlorperazine edisylate)、マレイン酸プロクロルペラジン(Prochlorperazine maleate)、クロルプロマジン(Chlorpromazine)、塩酸トリフロペラジン(Trifluoperazine hydrochloride)、塩酸トリフルプロマジン(Trifluopromazine hydrochloride)、酒石酸トリメプラジン(Trimeprazine tartrate)、プロメタジン塩酸塩(Promethazine hydrochloride)、プロピオプロマジン塩酸塩(Propiopromazine hydrochloride)、塩酸メトクロプラミド(Metoclopramide hydrochloride)、クエン酸タモキシフェン(Tamoxifen citrate)、アムホテリシンB(Amphotericin B)、エニルコナゾール(Enilconazole)、フルコナゾール(Fluconazole)、フルシトシン(Flucytosine)、グリセオフルビン(Griseofulvin)、イトラコナゾール(Itraconazole)、ケトコナゾール(Ketoconazole)、ポサコナゾール(Posaconazole)、テルビナフィン塩酸塩(Terbinafine hydrochloride)、ボリコナゾール(Voriconazole)、ヨウ化カリウム(Potassium iodide)、塩酸セチリジン(Cetirizine hydrochloride)、マレイン酸クロルフェニラミン(Chlorpheniramine maleate)、フマル酸クレマスチン(Clemastine fumarate)、塩酸シプロヘプタジン(Cyproheptadine hydrochloride)、ジメンヒドリナート(Dimenhydrinate)、塩酸ジフェンヒドラミン(Diphenhydramine hydrochloride)、ヒドロキシジン(Hydroxyzine)、チルドロン酸二ナトリウム(Tiludronate disodium)、クエン酸トリペレナミン(Tripelennamine citrate)、アレンドロネート(Alendronate)、エチドロネート二ナトリウム(Etidronate disodium)、パミドロン酸二ナトリウム(Pamidronate disodium)、ゾレドロネート(Zoledronate)、ゲムフィブロジル(Gemfibrozil)、グリピジド(Glipizide)、グリブリド(Glyburide)、メトホルミン(Metformin)
、アロプリノール(Allopurinol)、コルヒチン(Colchicine)、ジメチルスルホキシド(Dimethyl sulfoxide)、ナイアシンアミド(Niacinamide)、ペントキシフィリン(Pentoxifylline)、ベタメタゾン(Betamethasone)、ブデゾニド(Budesonide)、ピバリン酸デスオキシコルチコステロン(Desoxycorticosterone pivalate)、デキサメタゾン(Dexamethasone)、デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム(Dexamethasone sodium phosphate)、フルメタゾン(Flumethasone)、ヒドロコルチゾン(Hydrocortisone)、イソフルプレドンアセタート(Isoflupredone acetate)、メチルプレドニゾロン(Methylprednisolone)、プレドニゾロン(Prednisolone)、酢酸プレドニゾロン(Prednisolone acetate)、コハク酸プレドニゾロンナトリウム(Prednisolone sodium succinate)、プレドニゾン(Prednisone)、トリアムシノロンアセトニド(Triamcinolone acetonide)、酢酸トリアムシノロン(Triamcinolone diacetate)、トリアムシノロンヘキサセトニド(Triamcinolone hexacetonide)、塩化エドロホニウム(Edrophonium chloride)、ジルロタピド(Dirlotapide)、ミトラタピド(Mitratapide)、N−ブチルスコポラミン臭化物(N-Butylscopolammonium bromide)、カルビマゾール(Carbimazole)、イオパノ酸(Iopanoic acid)、イポダート(Ipodate)、メチマゾール(Methimazole)、プロピルチオウラシル(Propylthiouracil)、ブトルファノール(Butorphanol)、デキストロメトルファン(Dextromethorphan)、酒石酸水素ヒドロコドン(Hydrocodone bitartrate)、ミソプロストール(Misoprostol)、スクラルファート(Sucralfate)、シメチジン塩酸塩(Cimetidine hydrochloride)、ファモチジン(Famotidine)、ニザチジン(Nizatidine)、塩酸ラニチジン(Ranitidine Hydrochloride)、オメプラゾール(Omeprazole)、パントプラゾール(Pantoprazole)、アシクロビル(Acyclovir)、ファムシクロビル(Famciclovir)、L−リシン(L-Lysine)、ジドブジン(Zidovudine)、アマンタジン(Amantadine)、塩酸ブスピロン(Buspirone hydrochloride)、トラゾドン(Trazodone)、塩酸フルオキセチン(Fluoxetine hydrochloride)、パロキセチン(Paroxetine)、塩酸アミトリプチン(Amitriptyline hydrochloride)、塩酸クロミプラミン(Clomipramine hydrochloride)、ドキセピン(Doxepin)、塩酸イミプラミン(Imipramine hydrochloride)、塩酸イソプロテレノール(Isoproterenol hydrochloride)、アテノロール(Atenolol)、ビソプロロール(Bisoprolol)、塩酸エスモロール(Esmolol hydrochloride)、酒石酸メトプロルロール(Metoprolol tartrate)、塩酸プロプラノロール(Propranolol hydrochloride)、塩酸ソタロール(Sotalol hydrochloride)、アミノフィリン(Aminophylline)、オキシトリフィリン(Oxitriphylline)、テオフィリン(Theophhylline)、硫酸アルブテロール(Albuterol sulfate)、クレンブテロール(Clenbuterol)、硫酸メタプロテレノール(Metaproterenol sulfate)、硫酸テルブタリン(Terbutaline sulfate)、ジルパテロール(Zilpaterol)、カルシトリオール(Calcitriol)、炭酸カルシウム(Calcium carbonate)、塩化カルシウム(Calcium chloride)、クエン酸カルシウム(Calcium citrate)、グルコン酸カルシウム(Calcium gluconate)、ボログルコン酸カルシウム(Calcium borogluconate)、乳酸カルシウム(Calcium lactate)、ジギトキシン(Digitoxin)、ジゴキシン(Digoxin)、塩酸ドブタミン(Dobutamine hydrochloride)、ピモベンダン(Pimobendan)、塩化ベタネコール(Bethanechol chloride)、酢酸フルドロコルチゾン(Fludrocortisone acetate)、イソトレチノイン(Isotretinoin)、アセタゾラミド(Acetazolamide)、クロロチアジド(Chlorothiazide)、ジクロフェナミド(Dichlorphenamide)、フロセミド(Furosemide)、ヒドロクロロチアジド(Hydrochlorothiazide)、マンニトール(Mannitol)、メタゾラミド(Methazolamide)、スピロノラクトン(Spironolactone)、トリアムテレン(Triamterene)、グリセリン(Glycerin)、メシル酸ブロモクリプチン(Bromocriptine mesylate)、レボドパ(Levodopa)、ペルゴリド(Pergolide)、メシル酸ペルゴリド(Pergolide mesylate)、セレギリン塩酸塩(Selegiline hydrochloride)、塩酸アポモルフィン(Apomorphine hydrochloride)、トコン(Ipecac)、グアイフェネシン(Guaifenesin)、デキストラン(Dextran)、ブドウ糖溶液(Dextrose solution)、ヘタスターチ(Hetastarch)、乳酸リンゲル液(Lactated Ringer's solution)、ペンタスターチ(Pentastarch)、リンゲル液(Ringer's solution)、塩化ナトリウム(Sodium chloride)、S-アデノシルメチオニン(S‐adenosylmethionine)、シリマリン(Silymarin)、アルトレノジスト(Altrenogest)、コロニー刺激因子(Colony-stimulating factors)、コルチコトロピン(Corticotropin)、コシントロピン(Cosyntropin)、ダナゾール(Danazol)、酢酸デスモプレシン(Desmopressin acetate)、ジエチルスチルベストロール(Diethylstilbestrol)、エポアチンアルファ(Epoetin alfa)、エストラジオールシピオネート(Estradiol cypionate)、エストリオール(Estriol)、塩酸ゴナドレリン(Gonadorelin hydrochloride)、絨毛性ゴナドトロピン(Gonadotropin, chorionic)、成長ホルモン(Growth hormone)、インスリン(Insulin)、レボチロキシンナトリウム(Levothyroxine sodium)、リオチロニン(Liothyronine)、酢酸メドロキシプロゲステロン(Medroxyprogesterone acetate)、酢酸メゲストロール(Megestrol acetate)、ミボレノン(Mibolerone)、テストステロン(Testosterone)、ウロフォリトロピン(Urofollitropin)、バソプレシン(Vasopressin)、ウンデシレン酸ボルデノン(Boldenone undecylenate)、メチルテストステロン(Methyltestosteron)、デカン酸ナンドロロン(Nandrolone decanoate)、オキシメトロン(Oxymetholone)、スタノゾロール(Stanozolol)、フィナステリド(Finasteride)、オキシトシン(Oxytocin)、甲状腺刺激ホルモン(Thyroid-releasing hormone)、チロトロピン(Thyrotropin)、インターフェロン(Interferon)、オーラノフィン(Auranofin)、オーロチオグルコース(Aurothioglucose)、アザチオプリン(Azathioprine)、シクロホスファミド(Cyclophosphamide)、シクロスポリン(Ciclosporin)、金チオリンゴ酸ナトリウム(Gold sodium thiomalate)、ミコフェノール(Mycophenolate)、タクロリムス(Tacrolimus)、ヨウ化ナトリウム(Sodium iodide)、ビサコジル(Bisacodyl)、カスカラサグラダ(Cascara sagrada)、ひまし油(Caster oil)、ドクセート(Docusate)、ラクツロース(Lactulose)、クエン酸マグネシウム(Magnesium citrate)、水酸化マグネシウム(Magnesium hydroxide)、ミネラルオイル(Mineral oil)、ポリエチレングリコール電解質液(Polyethylene glycol electrolyte solution)、オオバコ(Psyllium)、センナ(Senna)、ウルソデオキシコール酸(Ursodeoxycholic acid)、ウルソジオール(Ursodiol)、硫酸マグネシウム(Magnesium sulfate)、ブピバカイン塩酸塩(Bupivacaine hydrochloride)、メピバカイン(Mepivacaine)、塩酸リドカイン(Lidocaine hydrochloride)、アセチルシステイン(Acetylcysteine)、ベシル酸アトラクリウム(Atracurium besylate)、ダントロレンナトリウム(Dantrolene sodium)、メトカルバモール(Methocarbamol)、パンクロニウムブロミド(Pancuronium bromide)、硫酸第一鉄(Ferrous sulfate)、鉄デキストラン(Iron dextran)、MCTオイル(MCT oil)、タウリン(Taurine)、亜鉛(Zinc)、塩酸ナロキソン(Naloxone hydrochloride)、ナルトレキソン(Naltrexone)、パンクレリパーゼ(Pancrelipase)、リン酸カリウム(Potassium phosphate)、塩化カリウム(Potassium chloride)、グルコン酸カリウム(Potassium gluconate)、シサプリド(Cisapride)、ドンペリドン(Domperidone)、メチルナルトレキソン(Methylnaltrexone)、テガセロド(Tegaserod)、クロプロステノール(Cloprostenol)、ジノプロストトロメタミン(Dinoprost tromethamine)、プロスタグランジンF2アルファ(Prostaglandin F-2 alpha)、塩酸ドキサプラム(塩酸ドキサプラム)、アルプラゾラム(Alprazolam)、マレイン酸アセプロマジン(Acepromazine maleate)、塩酸ヒドララジン(Hydralazine hydrochloride)、イルベサルタン(Irbesartan)、二硝酸イソソルビド(Isosorbide dinitrate)、一硝酸イソソルビド(Isosorbide mononitrate)、イソクスプリン(Isoxsuprine)、ニトログリセリン(Nitroglycerin)、ニトロプルシド(Nitroprusside)、塩酸フェノキシベンザミン(Phenoxybenzamine hydrochloride)、メシル酸フェントラミン(Phentolamine mesylate)、プラゾシン(Prazosin)、シルデナフィル(Sildenafil)、塩酸ベナゼプリル(Benazepril hydrochloride)、カプトプリル(Captopril)、マレイン酸エナラプリル(Enalapril maleate)、リシノプリル(Lisinopril)、ラミプリル(Ramipril)、トランドラプリル(Trandolapril)、ベシル酸アムロジピン(Amlodipine besylate)、ロサルタン(Losartan)、ニフェジピン(Nifedipine)、アルギニンバソプレッシン(Arginine vasopressin)、メトキサミン(Methoxamine)、塩酸フェニレフリン(Phenylephrine hydrochloride)、アスコルビン酸(Ascorbic acid)、シアノコバラミン(Cyanocobalamin)、ジヒドロタキステロール(Dihydrotachysterol)、エルゴカルシフェロール(Ergocalciferol)、フィトナジオン(Phytonadione)、リボフラビン(Riboflavin)、塩酸チアミン(Thiamine hydrochloride)、ビタミンA(Vitamin A)、ビタミンE(Vitamin E)、ビタミンK(Vitamin K)。
上記の群A、群B、群Cに包含される各有害生物防除活性成分は、いずれも公知の化合物であり、例えば「Saunders Handbook of VETERINARY DRUGS THIRD EDITION(ELSEVIER刊)ISBN978−1−4377−0152−4」に記載されている。これらの化合物は、「Saunders Handbook of VETERINARY DRUGS」に引用される特許文献又は非特許文献、或いはその関連する文献に記載された製造方法により製造するか、市販の製剤から得ることができる。
これら、本活性成分の数は、好ましくは1乃至6つまで(例、1、2、3、4、5、6)が許容され得る。
本発明の有害生物防除方法(以下、本発明防除方法と記す。)は、本化合物及び本活性成分の有効量を動物又は動物の生息場所に施用することが挙げられる。
本発明防除方法において、本化合物及び本活性成分は同時期に別々に動物又は動物の生息場所に施用してもよいが、通常は施用の簡便性の観点から、本発明組成物として施用される。
本発明防除方法において、本化合物と本活性成分との混合比(重量比)は、保護対象の動物の種類、防除対象である有害生物の種類や発生頻度、製剤形態、施用時期、施用方法、施用場所等によっても異なる。
以下、本発明を製剤例及び試験例にてさらに詳しく説明するが、本発明は以下の例のみに限定されるものではない。なお、以下の例において、部は特にことわりの無い限り重量部を表す。
まず、本化合物の具体的な製造例を下記に示す。
製造例1
(1) 3,6−ジクロロピリジン−2−カルボン酸50g、DMF1mL、及びトルエン130mLの混合物に、室温で塩化チオニル49mLを加えた。5時間加熱還流下撹拌をした後、反応混合物を室温まで放冷した。この反応混合物を減圧下濃縮し、3,6−ジクロロピリジン−2−カルボニルクロライドを得た。
(2) N−メチル−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2,3−ジアミン(国際公開2010/125985号に記載の方法で合成した。)50g、及びテトラヒドロフラン90mLの混合物に、上記で得られた3,6−ジクロロ−ピリジン−2−カルボニルクロライドの全量及びテトラヒドロフラン90mLの混合物を、氷冷下で滴下した。室温で5時間撹拌した後、この反応混合物にヘキサン200mLを注加した。析出した固体を濾取し、飽和炭酸ナトリウム水溶液に入れ、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で濃縮することにより、以下に記す中間体1を105g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 9.17 (1H, s), 8.38 (1H, d), 7.88 (1H, d), 7.82 (1H, d), 7.50 (1H, d), 5.06 (1H, d), 3.08 (3H, d).
(3) 中間体1を105g及び酢酸350mLの混合物を、加熱還流下4時間撹拌した。この混合物を室温まで放冷した後、水を注加した。析出した固体を濾取し、減圧下乾燥することにより、以下に記す中間体2を84g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.77 (1H, s), 8.40 (1H, d), 7.92 (1H, d), 7.49 (1H, d), 4.02 (3H, s).
(4) 中間体2を54g、水素化ナトリウム(油状)6.9g及びテトラヒドロフラン800mLの混合物に、氷冷下エチルメルカプタン12mLを滴下した。この反応混合物を氷冷下3時間撹拌した後、水を注加した。析出した固体を、水およびヘキサンで洗浄し、得られた固体を減圧下乾燥することにより、以下に記す中間体3の粗生成物51g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.74 (1H, s), 8.40 (1H, s), 7.75 (1H, d), 7.42 (1H, d), 4.11 (3H, s), 2.97 (2H, q), 1.36 (3H, t).
(5) 中間体3の粗生成物50gおよびクロロホルム450mLの混合物に、氷冷下75%m−クロロ過安息香酸66gを加えた。氷冷下5時間撹拌した後、この反応混合物を飽和重層水溶液に注加し、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥し、得られた残渣をクロロホルムおよびヘキサンから再結晶を行い、以下に記す中間体4を50g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.78 (1H, d), 8.48 (1H, d), 8.32 (1H, d), 7.73 (1H, d), 3.93 (3H, s), 3.86 (2H, q), 1.36 (3H, t).
(6) 中間体4を400mg、およびピリジン3mLの混合物に、室温で1H−1,2,4−トリアゾール101mgを加えた。90℃に昇温し10時間撹拌した後、反応混合物に水を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物3を160mg得た。
Figure 2019006686
製造例2
中間体4を500mg、60%水素化ナトリウム(油状)60mg、及びDMF2.5mLの混合物に、氷冷下で3−クロロ−1H−1,2,4−トリアゾール141mgを加えた。氷冷下2.5時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を注加し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物9を435mg得た。
Figure 2019006686
製造例3
中間体4を300mg、炭酸カリウム133mg、及びDMF3mLの混合物に、氷冷下にて3−ブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール132mgを加えた。氷冷下2.5時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物12を370mg得た。
Figure 2019006686
製造例4
中間体4を500mg、60%水素化ナトリウム(油状)60mg、及びDMF2.5mLの混合物に、氷冷下で3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール(米国特許出願公開2006/0293304号明細書に記載の方法で合成した。)113mgを加えた。氷冷下2.5時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物18を153mg得た。
Figure 2019006686
製造例5
中間体4を300mg、60%水素化ナトリウム(油状)36mg、及びDMF1.5mLの混合物に、氷冷下で3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール(米国特許出願公開2010/0063063号明細書に記載の方法で合成した。)112mgを加えた。氷冷下2.5時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物30を326mg得た。
Figure 2019006686
製造例6
(1) 中間体4を2.0g、ジイソプロピルエチルアミン1.7mL、及びN−メチルピロリドン10mLの混合物に、室温でセミカルバジド塩酸塩1.1gを加えた。70℃で時間加熱撹拌した後、室温まで放冷した。この反応混合物に、オルトギ酸トリエチル10mLを加え、100℃で4時間加熱撹拌した。得られた反応混合物に、2N塩酸10mLおよび水30mLを加え、析出した固体を濾取し、減圧下乾燥させることにより、以下に記す中間体5を2.1g得た。
Figure 2019006686
(2) 中間体5を1.2g、炭酸カリウム600mg、及びN−メチルピロリドン4.3mLの混合物に、氷冷下でヨードメタン170μLを加えた。この反応混合物を室温に昇温し、5時間撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物45を740mg得た。
Figure 2019006686
製造例7
中間体4を500mg、60%水素化ナトリウム(油状)54mg、及びDMF2.5mLの混合物に、氷冷下で3−(メチルスルファニル)−1H−1,2,4−トリアゾール(HeteroatomChemistry,2009,20巻,405−410ページに記載の方法により合成した。)185mgを加えた。氷冷下で4.5時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた固体にクロロホルム2mLを加え、濾過した。固体をヘキサンで洗浄し、減圧下乾燥させることにより、以下に記す本化合物57を270mg得た。
Figure 2019006686
製造例8
本化合物7を430mg、及びクロロホルム6mLの混合物に、氷冷下で75%m−クロロ過安息香酸440mgを加えた。室温で12時間撹拌した後、飽和亜硫酸ナトリウム水溶液および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。この混合物をクロロホルムで抽出し、得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物81を250mg得た。
Figure 2019006686
製造例9
中間体4を500mg、60%水素化ナトリウム(油状)60mg、及びDMF2.5mLの混合物に、氷冷下で3−アミノ−1H−1,2,4−トリアゾール115mgを加えた。室温で11時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物93を364mg得た。
Figure 2019006686
製造例10
中間体4を500mg、60%水素化ナトリウム(油状)60mg、及びDMF2.5mLの混合物に、氷冷下で3−ニトロ−1H−1,2,4−トリアゾール156mgを加えた。室温で11時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物156を518mg得た。
Figure 2019006686
製造例11
中間体4を1.1g、60%水素化ナトリウム(油状)119mg、及びN−メチルピロリドン5mLの混合物に、氷冷下で1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボン酸メチル613mgを加えた。室温で12時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物159を633mg得た。
Figure 2019006686
製造例12
(1) N1−メチル−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,2−ジアミン3.6g、1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]カルボジイミド塩酸塩3.8g、HOBt250mg、及びピリジン37mLの混合物に、氷冷下3,6−ジクロロピリジン−2−カルボン酸3.8gを加えた。室温に昇温し、室温で12時間撹拌した。この反応混合物を水に注ぎ、析出した固体を濾過した。得られた固体を水で洗浄した後、乾燥し、固体Aを7.3g得た。
(2) 固体A7.3gと酢酸40mLとの混合物を、加熱還流下5時間撹拌した。この混合物を室温まで放冷した後、水を加えた。析出した固体をろ取し、減圧乾燥することにより、以下に記す中間体6を6.3g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.17 (1H, d), 7.90 (1H, d), 7.64 (1H, dd), 7.54 (1H, d), 7.46 (1H, d), 3.92 (3H, s).
(3) 中間体6を6.3g、水素化ナトリウム(60%、油状)810mg、及びテトラヒドロフラン36mLの混合物に、氷冷下エタンチオール1.4mLを滴下した。この混合物を氷冷下3時間撹拌した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥することで、混合物C6.4gを得た。
この混合物C6.4gおよびクロロホルム61mLの混合物に、氷冷下75%m−クロロ過安息香酸8.5gを加えた。氷冷下12時間撹拌した後、この反応混合物を飽和重層水溶液に加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体7を3.4g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.46 (1H, d), 8.07 (1H, d), 7.70 (1H, d), 7.65 (1H, dd), 7.55 (1H, d), 3.87 (2H, q), 3.84 (3H, s), 1.37 (3H, t).
(4) 中間体7を300mg、水素化ナトリウム(60%、油状)36mgおよびDMF1.5mLの混合物に、氷冷下1H−1,2,4−トリアゾール77mgを加えた。この反応混合物を氷冷下4時間撹拌した後、この反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に示す本化合物651を300mg得た。
Figure 2019006686
製造例13
1H−1,2,4−トリアゾールに代えて、3−クロロ−1H−1,2,4−トリアゾールを用い、製造例12(4)に記載の方法に準じて、以下に記す本化合物657を得た。
Figure 2019006686
製造例14
1H−1,2,4−トリアゾールに代えて、3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾールを用い、製造例12(4)に記載の方法に準じて、以下に記す本化合物666を得た。
Figure 2019006686
製造例15
(1) 4−[(トリフルオロメチル)スルファニル]アニリン20g、及びクロロホルム40mLの混合物に、氷冷下で無水酢酸20mLを滴下した。滴下完了後、混合物にクロロホルム40mLを加え、室温で12時間撹拌した。得られた反応混合物に、ヘキサン80mLを加え、析出した固体を濾過し、得られた固体をヘキサンで洗浄することにより、以下に記す中間体8を23g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.28 (1H, d), 7.56 (1H, dd), 6.41 (1H, d), 5.44 (1H, s), 2.96 (3H, d).
(2) 中間体8を22g、及び硫酸96mLの混合物を−10℃に冷却し、同温度で発煙硝酸7.2mL、及び硫酸24mLの混合物を滴下し、0℃にした。氷冷下、反応混合物を6時間撹拌した後、この反応混合物を水に注ぎ、クロロホルムで抽出した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧乾燥した。得られた残渣を、シリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体9を10g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 10.46 (1H, s), 8.93 (1H, d), 8.53 (1H, d), 7.90 (1H, dd), 2.33 (3H, s).
(3) 中間体9を10g、及びDMF121mLの混合物に、氷冷下水素化ナトリウム(60%、油状)1.6gを加え、0℃に冷却した。この混合物に、氷冷下ヨードメタン2.4mL、及びDMF20mLの混合溶液を滴下した。滴下完了後、室温に昇温し4時間撹拌した。得られた反応混合物を1N塩酸に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、0.5N塩酸、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣を、メタノール55mL、及び水18mLの混合液で希釈した。この溶液に、氷冷下で水酸化ナトリウム5.8gを加え、室温で12時間撹拌した。得られた反応混合物を1N塩酸に注ぎ、析出した固体をろ取した。得られた固体を水で洗浄し、乾燥することにより固体Bを9.8g得た。
(4) 鉄粉13g、酢酸19mL、テトラヒドロフラン200mL、及び水28mLの混合物を65℃に加熱し、撹拌しながら固体B14g、及びテトラヒドロフラン50mLの混合溶液を滴下した。滴下完了後、65℃で3時間撹拌した。得られた反応混合物をセライト(登録商標)濾過し、テトラヒドロフランで洗浄した。得られたろ液を、減圧下乾燥した。得られた残渣を飽和重層水溶液で希釈した後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体10を13g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.16 (1H, dd), 6.98 (1H, d), 6.61 (1H, d), 3.78 (1H, s), 3.30 (2H, s), 2.89 (3H, s).
(5) 中間体10を5.0g、3,6−ジクロロピリジン−2−カルボン酸4.8g、HOBt300mg、及びピリジン45mLの混合物に、氷冷下EDCI4.8gを加えた。反応混合物を室温で12時間撹拌した後、反応混合物を水に注いだ。析出した固体をろ取し、水で洗浄した後に乾燥し、固体Cを8.0g得た。
(6) 固体C 8.0gと酢酸20mLとの混合物を、加熱還流下1.5時間撹拌した。得られた反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和塩化ナトリウムで順次洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後に、減圧下乾燥した。得られた固体をヘキサンで洗浄し、ろ取することにより、以下に記す中間体11を7.0g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.22 (1H, d), 7.89 (1H, d), 7.66 (1H, dd), 7.49 (1H, d), 7.45 (1H, d), 3.90 (3H, s).
(7) 中間体11を6.9g、テトラヒドロフラン30mL、及び水素化ナトリウム(60%、油状)800mgの混合物を−10℃に冷却し、そこにエタンチオール1.4mLおよびテトラヒドロフラン7mLの混合物を滴下した。滴下終了後室温に昇温し、7時間撹拌した。得られた反応混合物を、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体12を770mg得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.22 (1H, d), 7.72 (1H, d), 7.64 (1H, dd), 7.47 (1H, d), 7.38 (1H, d), 3.98 (3H, s), 2.95 (2H, q), 1.35 (3H, t).
(8) 中間体12を770mg、及びクロロホルム8mLの混合物に、氷冷下m−クロロ過安息香酸(75%)470mgを加えた。氷冷下1時間撹拌した後、氷冷下炭酸水素ナトリウム320mg、水1mLおよびm−クロロ過安息香酸(75%)460mgを順次加えた。氷冷下5時間撹拌した後、この反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および亜硫酸ナトリウムを加えた。この混合物をクロロホルムで抽出し、得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体13を550mg得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.46 (1H, d), 8.12 (1H, d), 7.70 (1H, d), 7.67 (1H, dd), 7.50 (1H, d), 3.87 (2H, q), 3.82 (3H, s), 1.37 (3H, t).
(9) 中間体13を270mg、DMF3mL、及び水素化ナトリウム(60%、油状)38mgの混合物に、氷冷下1H−1,2,4−トリアゾール52mgを加えた。室温に昇温し、2時間撹拌した。この反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物892を280mg得た。
Figure 2019006686
製造例16
1H−1,2,4−トリアゾールに代えて、3−クロロ−1H−1,2,4−トリアゾールを用い、製造例15(9)記載の方法に準じて以下に記す本化合物894を得た。
Figure 2019006686
製造例17
(1) 中間体13を2.2g、DMF12mL、及び水素化ナトリウム(60%、油状)510mgの混合物を0℃に冷却し、同温度でエタンチオール0.90mLを滴下した。この反応混合物を室温に昇温し、室温で12時間撹拌した。得られた反応混合物を水に注ぎ、析出した固体をろ取し、得られた固体を水で洗浄し、乾燥することにより、以下に記す中間体14を2.3g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.22 (1H, d), 7.65-7.59 (2H, m), 7.47 (1H, dd), 7.24 (1H, d), 3.92 (3H, s), 3.16 (2H, q), 2.90 (2H, q), 1.35 (3H, t), 1.29 (3H, t).
(2) 中間体14を5.9g、及びクロロホルム 70mLの混合物に、氷冷下m−クロロ過安息香酸(70%)12gを加えた。この反応混合物を室温に昇温し、12時間撹拌した。得られた反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および亜硫酸ナトリウムを加え、室温で1時間撹拌した。この混合物をクロロホルムで抽出し、得られた有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後に、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体15を2.2g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.81 (1H, d), 8.43 (1H, d), 8.14 (1H, d), 7.71 (1H, dd), 7.54 (1H, d), 3.97 (2H, q), 3.85 (3H, s), 3.46 (2H, q), 1.41 (3H, t), 1.36 (3H, t).
(3) 中間体15を2.1g、及びクロロホルム22mLの混合物に、氷冷下m−クロロ過安息香酸(75%)1.0gを加えた。氷冷下2時間撹拌した後、この反応混合物にさらにm−クロロ過安息香酸(75%)1.0gを加えた。室温に昇温し、12時間撹拌した後、この反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および亜硫酸ナトリウムを加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体16を2.1g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.83 (1H, d), 8.46 (1H, d), 8.31 (1H, d), 7.83 (1H, dd), 7.73 (1H, d), 3.97 (2H, q), 3.90 (3H, s), 3.47 (2H, q), 1.46-1.33 (6H, m).
(4) 中間体16を350mg、DMF1.5mL、及び水素化ナトリウム(60%、油状)53mgの混合物に、氷冷下1H−1,2,4−トリアゾール37mgを加えた。室温に昇温し、5時間撹拌した。得られた反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物919を260mg得た。
Figure 2019006686
製造例18
1H−1,2,4−トリアゾールに代えて、3−クロロ−1H−1,2,4−トリアゾールを用い、製造例17(4)に記載の方法に準じて、以下に記す本化合物921を得た。
Figure 2019006686
製造例19
(1) 中間体16を2.3g、アセトニトリル25mL、及びタングステン酸ナトリウム2水和物330mgの混合物を60℃に加熱し、撹拌しながら30%過酸化水素水8mLを滴下した。滴下完了後、60℃で7時間撹拌した。得られた反応混合物を室温まで放冷後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および亜硫酸ナトリウムを加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した後に、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体17を1.5g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.89 (1H, d), 8.60 (1H, d), 8.56 (1H, d), 8.21 (1H, d), 8.13 (1H, dd), 3.96 (2H, q), 3.91 (3H, s), 3.60 (2H, q), 1.28-1.15 (6H, m).
(2) 中間体17を200mg、DMF1mL、及び水素化ナトリウム(60%、油状)20mgの混合物に、氷冷下1H−1,2,4−トリアゾール33mgを加えた。室温に昇温し、5時間撹拌した。得られた反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物946を190mg得た。
Figure 2019006686
製造例20
1H−1,2,4−トリアゾールに代えて、3−クロロ−1H−1,2,4−トリアゾールを用い、製造例19(2)に記載の方法に準じて、以下に記す本化合物948を得た。
Figure 2019006686
製造例21
中間体17を200mg、DMF0.8mL、及び水素化ナトリウム(60%、油状)20mgの混合物に、氷冷下3−(メチルスルファニル)−1H−1,2,4−トリアゾール57mgを加えた。室温に昇温し、5時間撹拌した。得られた反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物955を120mg得た。
Figure 2019006686
製造例22
本化合物955を120mg、及びクロロホルム5mLの混合物に、氷冷下m−クロロ過安息香酸(75%)120mgを加えた。室温に昇温し、12時間撹拌した。得られた反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および亜硫酸ナトリウムを加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物957を80mg得た。
Figure 2019006686
製造例23
(1) 3,6−ジクロロピリジン−2−カルボン酸2.7g、及びトルエン27mLの混合物に、室温で塩化チオニル2.0mL、およびDMF1滴を順次加えた。この反応混合物を100℃に昇温し、1.5時間撹拌した後、この反応混合物を減圧濃縮した。得られた残渣に室温で、テトラヒドロフラン27mL、及び2−アミノ−4−(トリフルオロメチル)フェノール2.4gの混合物を加え、室温で5時間撹拌した。この反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥し、以下に記す中間体18を4.7g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 9.96 (1H, s), 8.82 (1H, s), 7.89 (1H, d), 7.62 (1H, d), 7.52 (1H, d), 7.44 (1H, dd), 7.14 (1H, d).
(2) 中間体18を3.7g、トリフェニルホスフィン3.3g、テトラヒドロフラン21mLの混合物に、氷冷下、アゾジカルボン酸ビス(2−メトキシエチル)3.2gを加え、室温で5時間撹拌した。この混合物に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体19を3.0g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.22 (1H, s), 7.92 (1H, d), 7.81 (1H, d), 7.75 (1H, d), 7.49 (1H, d).
(3) 中間体19を3.0g、水素化ナトリウム(60%、油状)390mg、及びテトラヒドロフラン30mLの混合物に、氷冷下エタンチオール650μLを滴下した。この混合物を室温で1時間撹拌した後、水を加え、固体が析出した。この固体を濾過後、得られた固体をメチルtert−ブチルエーテル:ヘキサン=1:3の混合溶媒で洗浄し、以下に記す中間体20を2.9g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.23 (1H, d), 7.80 (1H, d), 7.74 (1H, d), 7.71 (1H, dd), 7.44 (1H, d).
(4) 中間体20を2.9g、及びクロロホルム27mLの混合物を0℃に冷却し、ここにm−クロロ過安息香酸3.9gを加えた。この反応混合物を室温で3時間撹拌した後、氷冷下飽和亜硫酸ナトリウム水溶液と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。この反応混合物をクロロホルムで抽出し、得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥し、下記に記す中間体21を3.0g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.53 (1H, d), 8.15 (1H, t), 7.80-7.76 (3H, m), 4.02 (2H, q), 1.44 (3H, t).
(5) 中間体21を2.0g、及びクロロホルム 20mLの混合物に、室温で1H−1,2,4−トリアゾール710mg、ジイソプロピルエチルアミン1.8mL、及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン120mgを順次加えた。この反応混合物を70℃に昇温し、15時間撹拌した後、水を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、下記に記す本化合物1081を2.0g得た。
Figure 2019006686
製造例24
(1) 3,6−ジクロロピリジン−2−カルボン酸12g、及びテトラヒドロフラン80mLの混合物にオキサリルクロライド6.4mL、及びDMF1滴を加え室温で1時間撹拌した。この反応混合物を濃縮し30mLのテトラヒドロフランに溶解し、これを、2−アミノ−4−[(トリフルオロメチル)スルファニル]フェノール13g、及びテトラヒドロフラン50mLの混合物に氷冷下で滴下した。室温で1時間撹拌した後、この反応混合物を飽和重層水溶液に加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に、減圧下乾燥することで、以下に記す中間体22を23g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 11.14 (1H, s), 10.20 (1H, s), 8.54 (1H, d), 8.17 (1H, t), 7.77 (1H, d), 7.38 (1H, dd), 7.06 (1H, d).
(2) 中間体22を23g、p−トルエンスルホン酸一水和物2.3g、及びキシレン70mLの混合物を、加熱還流下2時間撹拌した。この混合物を室温まで放冷した後、飽和重層水溶液に加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下乾燥した。得られた粗生成物を、ヘキサン/イソプロパノールで洗浄することで、以下に記す中間体23を17g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.25 (1H, s), 7.91 (1H, d), 7.79−7.72 (2H, m), 7.48 (1H, d).
(3) 中間体23を17g、水素化ナトリウム(60%、油状)2.1g、及びテトラヒドロフラン140mLの混合物を0℃に冷却し、エタンチオール3.5mLを滴下した。この混合物を氷冷下3時間撹拌した後、この反応混合物を水に注ぎ、析出した固体を濾過した。得られた固体をヘキサン/メチル−tert−ブチルエーテルで洗浄し、乾燥することにより、以下に記す中間体24を17g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.26 (1H, s), 7.77-7.69 (3H, m), 7.44 (1H, d), 3.06 (2H, q), 1.47 (3H, t).
(4) 中間体24を17gおよびクロロホルム130mLの混合物を0℃に冷却し、75%m−クロロ過安息香酸9.7gを加え、氷冷下2時間撹拌した。この混合物に、氷冷下75%m−クロロ過安息香酸9.7gをさらに加え、氷冷下1時間撹拌した。この混合物に、氷冷下さらに75%m−クロロ過安息香酸10gを加え、氷冷下19時間撹拌した。この反応混合物を飽和重層水溶液に加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体25を3.0g、中間体26を1.4g、および中間体27を0.6g得た。
中間体25
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.52 (1H, d), 8.18 (1H, d), 7.80-7.72 (3H, m), 4.03 (2H, q), 1.43 (3H, t).
中間体26
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.53 (1H, d), 8.36 (1H, d), 7.94 (1H, dd), 7.89 (1H, d), 7.76 (1H, d), 4.01 (2H, q), 1.44 (3H, t).
中間体27
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.59 (1H, d), 8.54 (1H, d), 8.18 (1H, dd), 7.98 (1H, d), 7.79 (1H, d), 3.98 (2H, q), 1.45 (3H, t).
(5) 中間体25を200mg、及びクロロホルム1mLの混合物に、1H−1,2,4−トリアゾール650mg、ジイソプロピルエチルアミン0.16mL、及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン5.0mgを順次加えた。この反応混合物を室温で7時間撹拌した後、この反応混合物に水を加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物1108を200mg得た。
Figure 2019006686
製造例25
本化合物1081を260mgおよびクロロホルム5mLの混合物を0℃に冷却し、75%m−クロロ過安息香酸140mgを加え、室温で16時間撹拌した。この反応混合物を飽和重層水溶液に加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物1135を180mg得た。
Figure 2019006686
製造例26
中間体25に代えて中間体27を用い、製造例23(5)記載の方法に準じて、以下に記す本化合物1162を得た。
Figure 2019006686
製造例27
中間体25に代えて中間体26を用い、1H−1,2,4−トリアゾールに代えて3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾールを用い、製造例23(5)に記載の方法に準じて、以下に記す本化合物1138を得た。
Figure 2019006686
製造例28
中間体25に代えて中間体26を用い、1H−1,2,4−トリアゾールに代えて3−クロロ−1H−1,2,4−トリアゾールを用い、製造例23(5)に記載の方法に準じて、以下に記す本化合物1137を得た。
Figure 2019006686
製造例29
中間体25に代えて中間体27を用い、1H−1,2,4−トリアゾールに代えて3−クロロ−1H−1,2,4−トリアゾールを用い、製造例23(5)記載の方法に準じて、以下に記す本化合物1164を得た。
Figure 2019006686
製造例30
中間体25に代えて中間体26を用い、1H−1,2,4−トリアゾールに代えて3−アミノ−1H−1,2,4−トリアゾールを用い、製造例23(5)に記載の方法に準じて、以下に記す本化合物1149を得た。
Figure 2019006686
製造例31
(1) N2−メチル−5−(ペンタフルオロエチル)ピリジン−2,3−ジアミン(国際公開2010/125985号に記載の方法で合成した。)2.0g、3,6−ジクロロピリジン−2−カルボン酸1.8g、HOBt110mg、及びピリジン8mLの混合物に、氷冷下EDCI1.7gを加えた。反応混合物を室温で12時間撹拌した後、反応混合物を水に注いだ。析出した固体をろ取し、水で洗浄した後に乾燥し、以下に記す中間体28を3.4g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 9.19 (1H, s), 8.33 (1H, d, J = 1.6 Hz), 7.88 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.75 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.50 (1H, d, J = 8.6 Hz), 5.09 (1H, d, J = 4.3 Hz), 3.09 (3H, d, J = 5.0 Hz).
(2) 中間体28を3.3gと酢酸13mLとの混合物を、加熱還流下2時間撹拌した。この混合物を室温まで放冷した後、水を加えた。析出した固体を濾取し、減圧乾燥することにより、以下に記す中間体29を2.6g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.71 (1H, d, J = 1.6 Hz), 8.38 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.93 (1H, dd, J = 8.4, 0.7 Hz), 7.49 (1H, dd, J = 8.4, 0.7 Hz), 4.02 (3H, d, J = 0.7 Hz).
(3) 中間体29を2.6g、水素化ナトリウム(60%、油状)290mg、及びテトラヒドロフラン22mLの混合物に、氷冷下エタンチオール0.48mLを滴下した。この混合物を氷冷下3時間撹拌した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体30を2.7g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.69 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.38 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.75 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.42 (1H, d, J = 8.6 Hz), 4.12 (3H, s), 2.98 (2H, q, J = 7.3 Hz), 1.37 (3H, t, J = 8.2 Hz).
(4) 中間体30を2.7gおよびクロロホルム21mLの混合物に、氷冷下75%m−クロロ過安息香酸3.2gを加えた。氷冷下12時間撹拌した後、この反応混合物を飽和重層水溶液に加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体31を2.4g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.72 (1H, d, J = 2.1 Hz), 8.48 (1H, d, J = 8.5 Hz), 8.38 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.72 (1H, d, J = 8.5 Hz), 3.92 (3H, s), 3.87 (2H, q, J = 7.5 Hz), 1.38 (3H, t, J = 7.4 Hz).
(5) 中間体31を300mg、水素化ナトリウム(60%、油状)32mgおよびDMF1.3mLの混合物に、氷冷下1H−1,2,4−トリアゾール55mgを加えた。この反応混合物を氷冷下4時間撹拌した後、この反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物1297を240mg得た。
Figure 2019006686
製造例32
中間体31を600mg、水素化ナトリウム(60%、油状)63mgおよびDMF2.6mLの混合物に、氷冷下3−(メチルスルファニル)−1H−1,2,4−トリアゾール182mgを加えた。この反応混合物を氷冷下12時間撹拌した後、この反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物1306を450mg得た。
Figure 2019006686
製造例33
中間体31を300mg、水素化ナトリウム(60%、油状)45mgおよびDMF1.3mLの混合物に、氷冷下3−クロロ−1H−1,2,4−トリアゾール116mgを加えた。この反応混合物を氷冷下20時間撹拌した後、この反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本化合物1299を240mg得た。
Figure 2019006686
製造例34
本化合物1306を300mg、及びクロロホルム2mLの混合物に、氷冷下m−クロロ過安息香酸(75%)220mgを加えた。室温に昇温し、12時間撹拌した。得られた反応混合物に、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および亜硫酸ナトリウムを加え、クロロホルムで抽出した。得られた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本発明化合物1308を280mg得た。
Figure 2019006686
製造例35
(1) N−メチル−5−[(トリフルオロメチル)スルファニル]ピリジン−2,3−ジアミン(国際公開2010/125985号に記載の方法で合成した。)2.0g、3,6−ジクロロピリジン−2−カルボン酸1.9g、HOBt120mg、及びピリジン9mLの混合物に、氷冷下EDCI1.8gを加えた。反応混合物を室温で5時間撹拌した後、反応混合物を水に注いだ。析出した固体をろ取し、水で洗浄した後に乾燥し、以下に記す中間体32を3.9g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 9.16 (1H, s), 8.33 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.88 (1H, d, J = 8.6 Hz), 7.83 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.50 (1H, d, J = 6.7 Hz), 5.06 (1H, d, J = 4.8 Hz), 3.08 (3H, d, J = 4.8 Hz).
(2) 中間体32を3.9gと酢酸20mLとの混合物を、加熱還流下2時間撹拌した。この混合物を室温まで放冷した後、水を加えた。析出した固体をろ取し、減圧乾燥することにより、以下に記す中間体33を3.2g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.71 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.47 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.92 (1H, dd, J = 8.5, 0.6 Hz), 7.48 (1H, dd, J = 8.5, 0.6 Hz), 4.00 (3H, s).
(3) 中間体33を3.2g、水素化ナトリウム(60%、油状)370mg、及びテトラヒドロフラン28mLの混合物に、氷冷下エタンチオール0.62mLを滴下した。この混合物を氷冷下3時間撹拌した後、水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体34を3.4g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.68 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.47 (1H, d, J = 2.3 Hz), 7.75 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.41 (1H, d, J = 8.4 Hz), 4.10 (3H, s), 2.98 (2H, q, J = 22.2 Hz), 1.36 (3H, t, J = 17.7 Hz).
(4) 中間体34を3.4gおよびクロロホルム28mLの混合物に、氷冷下75%m−クロロ過安息香酸3.8gを加えた。氷冷下12時間撹拌した後、この反応混合物を飽和重層水溶液に加え、クロロホルムで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体35を3.5g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.72 (1H, d, J = 2.1 Hz), 8.48 (1H, d, J = 8.5 Hz), 8.38 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.72 (1H, d, J = 8.5 Hz), 3.92 (3H, s), 3.87 (2H, q, J = 7.5 Hz), 1.38 (3H, t, J = 7.4 Hz).
(5) 中間体35を200mg、水素化ナトリウム(60%、油状)22mgおよびDMF1.3mLの混合物に、氷冷下1H−1,2,4−トリアゾール38mgを加えた。この反応混合物を氷冷下4時間撹拌した後、この反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本発明化合物244を198mg得た。
Figure 2019006686
製造例36
中間体35を200mg、60%水素化ナトリウム(油状)30mg、及びDMF2mLの混合物に、氷冷下で3−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール47mgを加えた。氷冷下2.5時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本発明化合物247を120mg得た。
Figure 2019006686
製造例37
中間体35を200mg、60%水素化ナトリウム(油状)32mg、及びDMF2mLの混合物に、氷冷下で3−(メチルスルファニル)−1H−1,2,4−トリアゾール47mgを加えた。氷冷下で4.5時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた固体にクロロホルム2mLを加え、濾過した。固体をヘキサンで洗浄し、減圧下乾燥させることにより、以下に記す本発明化合物253を170mg得た。
Figure 2019006686
製造例38
中間体35を200mg、60%水素化ナトリウム(油状)37mg、及びDMF2mLの混合物に、氷冷下で3−クロロ−1H−1,2,4−トリアゾール67mgを加えた。氷冷下2.5時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本発明化合物246を171mg得た。
Figure 2019006686
製造例39
中間体35を200mg、60%水素化ナトリウム(油状)54mg、及びDMF1mLの混合物に、氷冷下にて3−ブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール198mgを加えた。氷冷下2.5時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本発明化合物245を83mg得た。
Figure 2019006686
製造例40
中間体35を200mg、60%水素化ナトリウム(油状)37mg、及びDMF2mLの混合物に、氷冷下にて3−シアノ−1H−1,2,4−トリアゾール62mgを加えた。氷冷下2.5時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本発明化合物262を37mg得た。
Figure 2019006686
製造例41
中間体35を200mg、60%水素化ナトリウム(油状)61mg、及びDMF1mLの混合物に、氷冷下で3−(トリフルオロメチル)−1H−1,2,4−トリアゾール185mgを加えた。氷冷下2.5時間撹拌した後、反応混合物に飽和重層水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、および飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。得られた有機層を減圧下乾燥した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本発明化合物249を106mg得た。
Figure 2019006686
製造例42
製造例1に準じて、以下に記す本発明化合物433を得た。
Figure 2019006686
製造例43
製造例1に準じて、以下に記す本発明化合物379を得た。
Figure 2019006686
製造例44
(1) 窒素雰囲気下、3,6−ジクロロピリジン−2−カルボン酸52.63g(純度95.1wt%)、トルエン100g及びDMF0.95gの混合物に、80℃で塩化チオニル34.08gを1時間かけて滴下し、同温で1時間撹拌した。反応混合物を50℃に冷却し、82.17gまで減圧下で濃縮した。濃縮物にトルエン68gを加え、室温でエチルメルカプタン17.80gを15分かけて滴下し、同温で1時間撹拌した。反応混合物を60℃で減圧下に濃縮し、3,6−ジクロロピリジン−2−カルボチオ酸S−エチルのトルエン溶液を61.49g得た。
Figure 2019006686
(2) 窒素雰囲気下、水酸化ナトリウム3.92g(純度95%)及び水20gの混合溶液に、エタンチオール5.79gを室温で2分間かけて滴下し、同温で30分間撹拌した。反応混合物に、テトラブチルアンモニウムブロミド2.73gを加え、3,6−ジクロロピリジン−2−カルボチオ酸S−エチルのトルエン溶液36.09gを30℃で1時間かけて滴下し、同温で5時間撹拌した。分液後、水層を除去し、有機層を10wt%食塩水10gで洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、6−クロロ−3−(エチルスルファニル)ピリジン−2−カルボチオ酸S−エチルを22.56g得た。
Figure 2019006686
(3) 6−クロロ−3−(エチルスルファニル)ピリジン−2−カルボチオ酸S−エチル10.0g(純度80.2wt%)、タングステン酸ナトリウム2水和物203.8mg、エチレンジアミン四酢酸・二ナトリウム塩・二水和物227.5mg、96wt%硫酸241.1mg及び水8gの混合物に、31.3wt%過酸化水素水15.70gを80℃で6時間かけて滴下した。反応混合物を50℃に冷却し、更に31.3wt%過酸化水素水4.43gを1時間かけて滴下し、同温で2時間撹拌した。その後、氷浴下で亜硫酸ナトリウム1.53gを加え、水酸化ナトリウム水溶液を加えて反応混合物のpHを1.05にし、メチルイソブチルケトンで抽出した。得られた有機層に水酸化カリウム水溶液を加えてpHを5.6にし、室温で30分間撹拌後分液した。得られた水層に35wt%塩酸を加えてpHを0.8にし、析出した固体を濾過した。固体を水で洗浄し、乾燥することにより、6−クロロ−3−(エタンスルホニル)ピリジン−2−カルボン酸を6.38g得た。
Figure 2019006686
H−NMR(CDCl)δ:8.47(1H,d),7.73(1H,d),3.70(2H,q),1.35(3H,t)
(4) 6−クロロ−3−(エタンスルホニル)ピリジン−2−カルボン酸2.50g、及びトルエン30mLの混合物に塩化チオニル1.31g、及びDMF1滴を3時間加熱還流した。この反応混合物を濃縮し30mLのテトラヒドロフランに溶解し、氷冷下で、3−アミノ−2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン1.97g、トリエチルアミン1.10gをそれぞれ滴下した。室温で3時間撹拌した後、この反応混合物を氷水に加え、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体36を2.4g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.38 (3H, t, J = 7.6 Hz), 3.94 (2H, q, J = 7.5 Hz), 7.78 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.47 (1H, s), 8.62 (1H, d, J = 9.3 Hz), 9.19 (1H, s), 10.15 (1H, s).
(5) 中間体36 1.2gをクロロベンゼン10mLに加え、さらにローソン試薬1.7gを加え、150℃で8時間加熱した。室温に冷却後、メチル−t−ブチルエーテルを加え、析出した固体を濾過で取り除いた。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、以下に記す中間体37を0.46g得た。
Figure 2019006686
1H-NMR (CDCl3) δ: 1.44 (3H, t, J = 7.5 Hz), 4.11 (2H, q, J = 7.5 Hz), 7.68 (1H, t, J = 4.2 Hz), 8.58 (2H, dd, J = 5.2, 3.2 Hz), 8.96 (1H, d, J = 1.4 Hz).
(6) 中間体37 370mg、炭酸カリウム138mg、及び1−メチル−2−ピロリドン3mLの混合物に、1H−1,2,4−トリアゾール69mgを加えた。室温で2時間撹拌した後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和重曹水と食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過、濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、以下に記す本発明化合物541を122mg得た。
Figure 2019006686
次に、本発明組成物の具体的な組成物例を下記の[表4a]〜[表4g]に具体的に記す。
尚、[表4a]〜[表4g]において、※の記号は本化合物1から本化合物1350のいずれか1種を表し、本活性成分は下記の[表3]にまとめたα1等の略号にて記載する。また、本発明組成物に含有される各成分の右側の〔 〕内に記載されている数字は本発明組成物における各成分の重量部を意味する。
即ち、[表4a]の第37行目に記載した本組成物a37とは、本化合物1から本化合物1350のいずれか1種を2.5重量部、α37(即ちイベルメクチン)を0.2重量部含有する組成物である。
[表3]
略号: 日本語名称 {英語名称}
α1: アルベンダゾール{Albendazole}
α2: アンプロリウム{Amprolium}
α3: グルコン酸アンチモンナトリウム{Antimon guluconate sodium}
α4: アレコリン{Arecoline}
α5: アルセナマイド{Arsenamide}
α6: アトバコン{Atovaquone}
α7: ビチオノール{Bithionol}
α8: ビトスカナート{Bitoscanate}
α9: ブロムフェノホス{Bromofenofos}
α10: ブロモキサニド{Bromoxanide}
α11: ブロチアニド{Brotianide}
α12: ブナミジン{Bunamidine}
α13: ブタミゾール{Butamisole}
α14: カンベンダソール{Cambendazole}
α15: クリオキサニド{Clioxanide}
α16: クロナゼパム{Clonazepam}
α17: クロルスロン{Clorsulon}
α18: クロサンテル{Closantel}
α19: デルカンテル{Derquantel}
α20: ジクラズリル{Diclazuril}
α21: ジアンフェネチド{Diamfenetide}
α22: ジエチルカルバマジン{Diethylcarbamazine}
α23: クエン酸ジエチルカルバマジン{Diethylcarbamazine citrate}
α24: ジマデクチン{Dimadectin}
α25: ジミナゼンアセチュレート{Diminazene aceturate}
α26: ドラメクチン{Doramectin}
α27: エマメクチン{Emamectin}
α28: エモデプシド{Emodepside}
α29: エプリノメクチン{Eprinomectin}
α30: エプシプランテル{Epsiprantel}
α31: フェバンテル{Febantel}
α32: フェンベンダゾール{Fenbendazole}
α33: フルベンダゾール{Flubendazole}
α34: ヘキサクロロフェン{Hexachlorophene}
α35: イミドカルブ塩酸塩{Imidocarb Hydrochloride}
α36: ヨウ化ジチアザニン{Iodide dithiazanine}
α37: イベルメクチン{Ivermectin}
α38: ラチデクチン{Latidectin}
α39: レピメクチン{Lepimectin}
α40: レバミゾール{Levamisole}
α41: メベンダゾール{Mebendazole}
α42: メラルソミン{Melarsomine}
α43: メニクロフォラン{Menichlopholan}
α44: メチリジン{Methyridine}
α45: メトロニダゾール{Metronidazole}
α46: ミルベマイシン D{Milbemycin D}
α47: モネパンテル{Monepantel}
α48: モランテル{Morantel}
α49: モキシデクチン{Moxidectin}
α50: ニクロサミド{Niclosamide}
α51: ニリダゾール{Niridazole}
α52: ニタゾキサニド{Nitazoxanide}
α53: ニトロスカナート{Nitroscanate}
α54: ニトロキシイニル{Nitroxynil}
α55: ネマデクチン{Nemadectin}
α56: オルチプラズ{Oltipraz}
α57: オキサムニクイン{Oxamniquine}
α58: オキサンテル{Oxantel}
α59: オキシベンダゾール{Oxibendazole}
α60: オキフェンダゾール{Oxfendazole}
α61: オキシクロザニド{Oxyclozanide}
α62: パマキン{Pamaquine}
α63: パーベンダゾール{Parbendazole}
α64: パロモマイシン{Paromomycin}
α65: フェノチアジン{Phenothiazine}
α66: プラジカンテル{Praziquantel}
α67: ピペラジン{Piperazine}
α68: ポナズリル{Ponazuril}
α69: プリマキン{Primaquine}
α70: パモ酸ピランテル{Pyrantel pamoate}
α71: 酒石酸ピランテル{Pyrantel tartrate}
α72: ピリメタミン{Pyrimethamine}
α73: ラフォキサニド{Rafoxanide}
α74: ロニダゾ−ル{Ronidazole}
α75: セラメクチン{Selamectin}
α76: スルファジアジン{Sulfadiazine}
α77: スラミンナトリウム{Suramin sodium}
α78: テトラミゾール{Tetramisole}
α79: チアベンダゾール{Thiabendazole}
α80: チアセタルサミドナトリウム{Thiacetarsamide sodium}
α81: チニダゾール{Tinidazole}
α82: トルトラズリル{Toltrazuril}
α83: トリクラベンダゾール{Triclabendazole}
α84: フィプロニル{fipronil}
α85: ピリプロール{pyriprole}
α86: アフォキソラネル{afoxolaner}
α87: フルララネル{fluralaner}
α88: サロラネル{sarolaner}
α89: ロチラネル{lotilaner}
α90: エトフェンプロックス{etofenprox}
α91: フルメトリン{flumethrin}
α92: ペルメトリン{permethrin}
α93: フェノトリン{phenothrin}
α94: クロチアニジン{clothianidin}
α95: ジノテフラン{dinotefuran}
α96: イミダクロプリド{imidacloprid}
α97: ニテンピラム{nitenpyram}
α98: スピノサド{spinosad}
α99: メトプレン{methoprene}
α100: ピリプロキシフェン{pyriproxyfen}
α101: ルフェヌロン{lufenuron}
α102: ノバルロン{novaluron}
α103: インドキサカルブ{indoxacarb}
α104: メタフルミゾン{metaflumizone}
α105: アミトラズ{amitraz}
[表4a]
本組成物a1: ※〔2.5〕+α1〔25〕。
本組成物a2: ※〔2.5〕+α2〔50〕。
本組成物a3: ※〔2.5〕+α3〔10〕。
本組成物a4: ※〔2.5〕+α4〔2.5〕。
本組成物a5: ※〔2.5〕+α5〔0.75〕。
本組成物a6: ※〔2.5〕+α6〔14〕。
本組成物a7: ※〔2.5〕+α7〔75〕。
本組成物a8: ※〔2.5〕+α8〔5〕。
本組成物a9: ※〔2.5〕+α9〔12〕。
本組成物a10: ※〔2.5〕+α10〔5〕。
本組成物a11: ※〔2.5〕+α11〔10〕。
本組成物a12: ※〔2.5〕+α12〔50〕。
本組成物a13: ※〔2.5〕+α13〔2.5〕。
本組成物a14: ※〔2.5〕+α14〔10〕。
本組成物a15: ※〔2.5〕+α15〔20〕。
本組成物a16: ※〔2.5〕+α16〔0.5〕。
本組成物a17: ※〔2.5〕+α17〔2〕。
本組成物a18: ※〔2.5〕+α18〔10〕。
本組成物a19: ※〔2.5〕+α19〔2〕。
本組成物a20: ※〔2.5〕+α20〔1〕。
本組成物a21: ※〔2.5〕+α21〔10〕。
本組成物a22: ※〔2.5〕+α22〔6〕。
本組成物a23: ※〔2.5〕+α23〔50〕。
本組成物a24: ※〔2.5〕+α24〔1〕。
本組成物a25: ※〔2.5〕+α25〔10〕。
本組成物a26: ※〔2.5〕+α26〔1〕。
本組成物a27: ※〔2.5〕+α27〔10〕。
本組成物a28: ※〔2.5〕+α28〔3〕。
本組成物a29: ※〔2.5〕+α29〔0.5〕。
本組成物a30: ※〔2.5〕+α30〔5〕。
本組成物a31: ※〔2.5〕+α31〔10〕。
本組成物a32: ※〔2.5〕+α32〔25〕。
本組成物a33: ※〔2.5〕+α33〔5〕。
本組成物a34: ※〔2.5〕+α34〔5〕。
本組成物a35: ※〔2.5〕+α35〔3〕。
本組成物a36: ※〔2.5〕+α36〔10〕。
本組成物a37: ※〔2.5〕+α37〔0.2〕。
本組成物a38: ※〔2.5〕+α38〔5〕。
本組成物a39: ※〔2.5〕+α39〔5〕。
本組成物a40: ※〔2.5〕+α40〔8〕。
本組成物a41: ※〔2.5〕+α41〔22〕。
本組成物a42: ※〔2.5〕+α42〔2.5〕。
本組成物a43: ※〔2.5〕+α43〔8〕。
本組成物a44: ※〔2.5〕+α44〔100〕。
本組成物a45: ※〔2.5〕+α45〔25〕。
本組成物a46: ※〔2.5〕+α46〔0.5〕。
本組成物a47: ※〔2.5〕+α47〔3.5〕。
本組成物a48: ※〔2.5〕+α48〔10〕。
本組成物a49: ※〔2.5〕+α49〔0.2〕。
本組成物a50: ※〔2.5〕+α50〔50〕。
本組成物a51: ※〔2.5〕+α51〔25〕。
本組成物a52: ※〔2.5〕+α52〔7.5〕。
本組成物a53: ※〔2.5〕+α53〔50〕。
本組成物a54: ※〔2.5〕+α54〔20〕。
本組成物a55: ※〔2.5〕+α55〔0.2〕。
本組成物a56: ※〔2.5〕+α56〔25〕。
本組成物a57: ※〔2.5〕+α57〔10〕。
本組成物a58: ※〔2.5〕+α58〔20〕。
本組成物a59: ※〔2.5〕+α59〔15〕。
本組成物a60: ※〔2.5〕+α60〔7.5〕。
本組成物a61: ※〔2.5〕+α61〔15〕。
本組成物a62: ※〔2.5〕+α62〔0.5〕。
本組成物a63: ※〔2.5〕+α63〔15〕。
本組成物a64: ※〔2.5〕+α64〔25〕。
本組成物a65: ※〔2.5〕+α65〔0.5〕。
本組成物a66: ※〔2.5〕+α66〔20〕。
本組成物a67: ※〔2.5〕+α67〔40〕。
本組成物a68: ※〔2.5〕+α68〔5〕。
本組成物a69: ※〔2.5〕+α69〔0.5〕。
本組成物a70: ※〔2.5〕+α70〔12〕。
本組成物a71: ※〔2.5〕+α71〔25〕。
本組成物a72: ※〔2.5〕+α72〔0.25〕。
本組成物a73: ※〔2.5〕+α73〔12〕。
本組成物a74: ※〔2.5〕+α74〔5〕。
本組成物a75: ※〔2.5〕+α75〔6〕。
本組成物a76: ※〔2.5〕+α76〔25〕。
本組成物a77: ※〔2.5〕+α77〔30〕。
本組成物a78: ※〔2.5〕+α78〔15〕。
本組成物a79: ※〔2.5〕+α79〔25〕。
本組成物a80: ※〔2.5〕+α80〔2.5〕。
本組成物a81: ※〔2.5〕+α81〔15〕。
本組成物a82: ※〔2.5〕+α82〔20〕。
本組成物a83: ※〔2.5〕+α83〔12〕。
本組成物a84: ※〔2.5〕+α84〔7〕。
本組成物a85: ※〔2.5〕+α85〔12.5〕。
本組成物a86: ※〔2.5〕+α86〔2.5〕。
本組成物a87: ※〔2.5〕+α87〔25〕。
本組成物a88: ※〔2.5〕+α88〔2〕。
本組成物a89: ※〔2.5〕+α89〔50〕。
本組成物a90: ※〔2.5〕+α90〔50〕。
本組成物a91: ※〔2.5〕+α91〔50〕。
本組成物a92: ※〔2.5〕+α92〔50〕。
本組成物a93: ※〔2.5〕+α93〔50〕。
本組成物a94: ※〔2.5〕+α94〔10〕。
本組成物a95: ※〔2.5〕+α95〔16〕。
本組成物a96: ※〔2.5〕+α96〔10〕。
本組成物a97: ※〔2.5〕+α97〔1〕。
本組成物a98: ※〔2.5〕+α98〔30〕。
本組成物a99: ※〔2.5〕+α99〔6〕。
本組成物a100: ※〔2.5〕+α100〔1〕。
本組成物a101: ※〔2.5〕+α101〔10〕。
本組成物a102: ※〔2.5〕+α102〔10〕。
本組成物a103: ※〔2.5〕+α103〔15〕。
本組成物a104: ※〔2.5〕+α104〔22〕。
本組成物a105: ※〔2.5〕+α105〔4〕。
本組成物a106: ※〔2.5〕+α〔1〕。
本組成物a101: ※〔2.5〕+α101〔10〕。
本組成物a102: ※〔2.5〕+α102〔10〕。
本組成物a103: ※〔2.5〕+α37〔0.2〕+α66〔20〕。
本組成物a104: ※〔2.5〕+α46〔0.5〕+α66〔20〕。
本組成物a105: ※〔2.5〕+α49〔0.2〕+α66〔20〕。
本組成物a106: ※〔2.5〕+α75〔6〕+α66〔20〕。
本組成物a107: ※〔2.5〕+α37〔0.2〕+α100〔1〕。
本組成物a108: ※〔2.5〕+α46〔0.5〕+α100〔1〕。
本組成物a109: ※〔2.5〕+α49〔0.2〕+α100〔1〕。
本組成物a110: ※〔2.5〕+α75〔6〕+α100〔1〕。
本組成物a111: ※〔2.5〕+α90〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a112: ※〔2.5〕+α91〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a113: ※〔2.5〕+α92〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a114: ※〔2.5〕+α37〔0.2〕+α90〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a115: ※〔2.5〕+α46〔0.5〕+α90〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a116: ※〔2.5〕+α49〔0.2〕+α90〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a117: ※〔2.5〕+α75〔6〕+α90〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a118: ※〔2.5〕+α37〔0.2〕+α91〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a119: ※〔2.5〕+α46〔0.5〕+α91〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a120: ※〔2.5〕+α49〔0.2〕+α91〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a121: ※〔2.5〕+α75〔6〕+α91〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a122: ※〔2.5〕+α37〔0.2〕+α92〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a123: ※〔2.5〕+α46〔0.5〕+α92〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a124: ※〔2.5〕+α49〔0.2〕+α92〔50〕+α100〔1〕。
本組成物a125: ※〔2.5〕+α75〔6〕+α92〔50〕+α100〔1〕。
[表4b]
本組成物b1: ※〔25〕+α37〔0.5〕。
本組成物b2: ※〔25〕+α46〔1〕。
本組成物b3: ※〔25〕+α49〔0.8〕。
本組成物b4: ※〔25〕+α75〔10〕。
本組成物b5: ※〔25〕+α90〔100〕。
本組成物b6: ※〔25〕+α91〔100〕。
本組成物b7: ※〔25〕+α92〔100〕
本組成物b8: ※〔25〕+α100〔3〕。
本組成物b9: ※〔25〕+α37〔0.5〕+α100〔3〕。
本組成物b10: ※〔25〕+α46〔1〕+α100〔3〕。
本組成物b11: ※〔25〕+α49〔0.8〕+α100〔3〕。
本組成物b12: ※〔25〕+α75〔10〕+α100〔3〕。
本組成物b13: ※〔25〕+α90〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b14: ※〔25〕+α91〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b15: ※〔25〕+α92〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b16: ※〔25〕+α37〔0.5〕+α90〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b17: ※〔25〕+α46〔1〕+α90〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b18: ※〔25〕+α49〔0.8〕+α90〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b19: ※〔25〕+α75〔10〕+α90〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b20: ※〔25〕+α37〔0.5〕+α91〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b21: ※〔25〕+α46〔1〕+α91〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b22: ※〔25〕+α49〔0.8〕+α91〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b23: ※〔25〕+α75〔10〕+α91〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b24: ※〔25〕+α37〔0.5〕+α92〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b25: ※〔25〕+α46〔1〕+α92〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b26: ※〔25〕+α49〔0.8〕+α92〔100〕+α100〔3〕。
本組成物b27: ※〔25〕+α75〔10〕+α92〔100〕+α100〔3〕。
本組成物a1〜a125のいずれかを総称して、本組成物aと記す。
本組成物b1〜b27のいずれかを総称して、本組成物bと記す。
次に、本発明組成物の製剤例を示す。
製剤例1
本化合物を10部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種と、ホワイトカーボン及びポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩の混合物(重量割合1:1)35部とに、水を加えて全量を100部とし、湿式粉砕法で微粉砕することにより、各々のフロアブル製剤を得る。
製剤例2
本化合物を10部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種と、ソルビタントリオレエート1.5部及びポリビニルアルコール2部を含む水溶液28部とを混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中にキサンタンガム0.05部及びアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部を含む水溶液を加え全量を90部とし、さらにプロピレングリコール10部を加えて攪拌混合し、各々のフロアブル製剤を得る。
製剤例3
本化合物を10部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種と、リグニンスルホン酸カルシウム3部と、ラウリル硫酸ナトリウム2部とに、合成含水酸化珪素を加えて全量を100部とし、よく粉砕混合することにより、各々の水和剤を得る。
製剤例4
本化合物を10部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種と、合成含水酸化珪素微粉末1部と、リグニンスルホン酸カルシウム2部と、ベントナイト30部とに、カオリンクレーを加えて全量を100部とし、混合する。ついで、この混合物に適当量の水を加え、さらに攪拌し、造粒機で造粒し、通風乾燥して各々の粒剤を得る。
製剤例5
本化合物を10部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種と、タルク10部とに、カオリンクレーを加えて全量を100部とし、よく粉砕混合することにより粉剤を得る。
製剤例6
本化合物を10部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種と、ホワイトカーボン及びポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩の混合物(重量割合1:1)15部とに、水を加えて全量を100部とし、湿式粉砕法で微粉砕することにより、各々のフロアブル製剤を得る。
製剤例7
本化合物を5部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種に、ジエチレングリコールモノエチルエーテルを加えて全量を100部とし、液剤Aを得る。
製剤例8
本化合物を5部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種に、N-オクチルピロリドン5部、およびN-メチルピロリドンを加えて全量を100部とし、液剤Bを得る。
製剤例9
本化合物を0.5部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種に、ジメチルホルムアミドを7部、およびマクロゴール400を加えて全量を100部とし、液剤Cを得る。
製剤例10
本化合物を0.5部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種に、ジメチルホルムアミドを7部、および炭酸プロピレンを加えて全量を100部とし、液剤Dを得る。
製剤例11
本化合物を20部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種に、コーンスターチ20部、フレーバー4.5部、アスパルテーム0.5部、ステアリン酸マグネシウム2部、マクロゴール3350 5部、グリセリン5部、ラウリル硫酸ナトリウム5部、パモ塩酸1部、大豆油6部、およびスクロースを加えて全量を100部とし、錠剤Aを得る。
製剤例12
本化合物を10部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種に、マクロゴール400 6部、マクロゴール4000 20部、マクロゴール15ヒドロキシステアリン酸2部、グリセリン4部、ポビドン5部、大豆タンパク5部、中鎖脂肪酸トリグリセリド13部、フレーバー10部、およびコーンスターチを加えて全量を100部とし、トリート状チュアブル製剤Aを得る。
製剤例13
本化合物を10部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種に、リン酸トリエチル10部、アジピン酸ジイソデシル15部、イソステアリン酸2.3部、エルカ酸2.5部、エポキシ化大豆油2.3部、バリウム/亜鉛系液状安定剤1.1部を常温で混合、撹拌し、均一な混合液を作製する。次に約170℃に保った混練機にステアリン酸バリウム0.2部およ塩化ビニル樹脂を合計100部となるよう投入し、これらを混練しながら上記混合液を徐々に添加していき、その後3分間にわたりさらに混練して樹脂組成物Aを得る。
製剤例14
樹脂組成物Aを約180℃に保ったプレス機でシート状に成型し、得たシート状成型物をシートペレッタイザーでペレット化する。得たペレットを成形温度180℃で射出成形することにより、動物用首輪形状の成形品(首輪製剤A)を得る。
製剤例15
本化合物を0.1部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種に、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(純度25%、水バランス)40部、ラウリン酸アミドプロピルベタイン5部、ヤシ油脂肪酸シエタノールアミド5部、カルボキシビニルポリマー0.5部、および精製水を加えて全量を100部とし、適宜混合してシャンプー製剤Aを得る
製剤例16
本化合物を7.5部含有する本組成物aまたは本組成物bのうちいずれか1種に、低置換ヒドロキシプロピルセルロース15部を加えて混合し、混合粉末を得る。Dow corning製SILASTIC Q7−4750のシリコーンA成分35部と同シリコーンB成分を十分に混合し、速やかに上記混合粉末を加え練合する。その後二本ロールで伸展し、40℃で1日硬化させ、シート製剤を得る。得られたシート製剤を適宜裁断し、インプラント製剤Aを得る。
以下、本発明の効果を試験例にて示す。
試験例1
製剤例7で得られた液剤Aをイヌに滴下投与することによって、Amblyomma属、Dermacentor属、Haemaphysalis属、Ixodes属、Rhipicephalus属などのマダニや、Pulex属、Ctenocephalides属などのノミに対して高い防除効果を得ることができる。イヌに滴下投与した製剤に抗寄生虫薬が含まれている場合は、その抗寄生虫薬が防除効果をもつ寄生虫に対して高い防除効果を得ることができる。
試験例2
製剤例12で得られたチュアブル製剤Aをイヌに経口投与することによって、Amblyomma属、Dermacentor属、Haemaphysalis属、Ixodes属、Rhipicephalus属などのマダニや、Pulex属、Ctenocephalides属などのノミに対して高い防除効果を得ることができる。イヌに経口投与した製剤に抗寄生虫薬が含まれている場合は、その抗寄生虫薬が防除効果をもつ寄生虫に対して高い防除効果を得ることができる。
試験例3
製剤例9で得られた液剤Cを濾過滅菌してイヌに皮下注射投与することによって、Amblyomma属、Dermacentor属、Haemaphysalis属、Ixodes属、Rhipicephalus属などのマダニや、Pulex属、Ctenocephalides属などのノミに対して高い防除効果を得ることができる。イヌに皮下注射投与した製剤に抗寄生虫薬が含まれている場合は、その抗寄生虫薬が防除効果をもつ寄生虫に対して高い防除効果を得ることができる。
試験例4
製剤例14で得られた首輪製剤Aをイヌの首に装着することによって、Amblyomma属、Dermacentor属、Haemaphysalis属、Ixodes属、Rhipicephalus属などのマダニや、Pulex属、Ctenocephalides属などのノミに対して高い防除効果を得ることができる。装着した首輪製剤に抗寄生虫薬が含まれている場合は、その抗寄生虫薬が防除効果をもつ寄生虫に対して高い防除効果を得ることができる。
試験例5
製剤例15で得られたシャンプー製剤Aでイヌの皮膚を洗浄することによって、Amblyomma属、Dermacentor属、Haemaphysalis属、Ixodes属、Rhipicephalus属などのマダニや、Pulex属、Ctenocephalides属などのノミに対して高い防除効果を得ることができる。シャンプー製剤に抗寄生虫薬が含まれている場合は、その抗寄生虫薬が防除効果をもつ寄生虫に対して高い防除効果を得ることができる。
試験例6
製剤例16で得られたインプラント製剤Aをイヌの皮下に埋め込むことによって、Amblyomma属、Dermacentor属、Haemaphysalis属、Ixodes属、Rhipicephalus属などのマダニや、Pulex属、Ctenocephalides属などのノミに対して高い防除効果を得ることができる。インプラント製剤に抗寄生虫薬が含まれている場合は、その抗寄生虫薬が防除効果をもつ寄生虫に対して高い防除効果を得ることができる。
試験例7
製剤例7で得られた液剤Aをネコに滴下投与することによって、Amblyomma属、Dermacentor属、Haemaphysalis属、Ixodes属、Rhipicephalus属などのマダニや、Pulex属、Ctenocephalides属などのノミに対して高い防除効果を得ることができる。イヌに滴下投与した製剤に抗寄生虫薬が含まれている場合は、その抗寄生虫薬が防除効果をもつ寄生虫に対して高い防除効果を得ることができる。
試験例8
製剤例12で得られたチュアブル製剤Aをネコに経口投与することによって、Amblyomma属、Dermacentor属、Haemaphysalis属、Ixodes属、Rhipicephalus属などのマダニや、Pulex属、Ctenocephalides属などのノミに対して高い防除効果を得ることができる。経口投与した製剤に抗寄生虫薬が含まれている場合は、その抗寄生虫薬が防除効果をもつ寄生虫に対して高い防除効果を得ることができる。
試験例9
製剤例9で得られた液剤Cをろ過滅菌してネコに皮下注射投与することによって、Amblyomma属、Dermacentor属、Haemaphysalis属、Ixodes属、Rhipicephalus属などのマダニや、Pulex属、Ctenocephalides属などのノミに対して高い防除効果を得ることができる。皮下注射投与した製剤に抗寄生虫薬が含まれている場合は、その抗寄生虫薬が防除効果をもつ寄生虫に対して高い防除効果を得ることができる。
試験例10
製剤例14で得られた首輪製剤Aをネコの首に装着することによって、Amblyomma属、Dermacentor属、Haemaphysalis属、Ixodes属、Rhipicephalus属などのマダニや、Pulex属、Ctenocephalides属などのノミに対して高い防除効果を得ることができる。装着した首輪製剤に抗寄生虫薬が含まれている場合は、その抗寄生虫薬が防除効果をもつ寄生虫に対して高い防除効果を得ることができる。
試験例11
製剤例15で得られたシャンプー製剤Aでネコの皮膚を洗浄することによって、Amblyomma属、Dermacentor属、Haemaphysalis属、Ixodes属、Rhipicephalus属などのマダニや、Pulex属、Ctenocephalides属などのノミに対して高い防除効果を得ることができる。シャンプー製剤に抗寄生虫薬が含まれている場合は、その抗寄生虫薬が防除効果をもつ寄生虫に対して高い防除効果を得ることができる。
試験例12
製剤例16で得られたインプラント製剤Aをネコの皮下に埋め込むことによって、Amblyomma属、Dermacentor属、Haemaphysalis属、Ixodes属、Rhipicephalus属などのマダニや、Pulex属、Ctenocephalides属などのノミに対して高い防除効果を得ることができる。インプラント製剤に抗寄生虫薬が含まれている場合は、その抗寄生虫薬が防除効果をもつ寄生虫に対して高い防除効果を得ることができる。
次に、参考までに本化合物の有害生物防除効力を参考試験例により示す。
尚、参考試験例における本化合物を含有する製剤は、以下の参考製剤例により得られる製剤である。
参考製剤例
ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩及びホワイトカーボンの混合物(重量比1:1)35部と、本化合物1〜1350のいずれか1種 10部と、水55部とを混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、各々のフロアブル剤を得た。
参考試験例1
参考製剤例により得られた本化合物3、9、12、30、57、81、159、892、894、1135、1162、1137、1149、1297、1306、1299、1308、244及び541の各々の製剤を、各々有効成分濃度が500ppmとなるように水で希釈し、試験用薬液を調製した。
直径5.5cmのポリエチレンカップの底に同大の濾紙を敷き、上記試験用薬液0.7mlを濾紙上に滴下し、餌としてショ糖30mgを均一に入れた。該ポリエチレンカップ内にイエバエ(Musca domestica)雌成虫10頭を放ち、蓋をした。24時間後にイエバエの生死を調査し死亡虫数を数え、次式により死虫率を求めた。
死虫率(%)=(死亡虫数/供試虫数)×100
その結果、本化合物の試験用薬液を用いた処理区はいずれも、死虫率100%を示した。
参考試験例2
参考製剤例により得られた本化合物3、9、12、30、57、81、159、892、894、1135、1162、1138、1137、1164、1149、1297、1306、1299、1308、244、379及び541の各々の製剤を、各々有効成分濃度が500ppmとなるように水で希釈し、試験用薬液を調製した。
上記試験用薬液0.7mlをイオン交換水100mlに加えた(有効成分濃度3.5ppm)。該液中にアカイエカ(Culex pipiens pallens)終令幼虫20頭を放ち、1日後にその生死を調査し死亡虫数を数え、死虫率を求めた。
死虫率(%)=(死亡虫数/供試虫数)×100
その結果、本化合物の試験用薬液を用いた処理区はいずれも、死虫率95%以上を示した。
参考試験例3
本化合物3、12、93および1297の各々の試料2mgをスクリュー管(マルエム No.5;27×55mm)に量り取り、アセトン0.2mLを加えて蓋をし溶解した。スクリュー管を回転・反転させ内壁全体に均一になるよう薬液をコーティングし、蓋を取り約2時間風乾させた後、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)未吸血若ダニ1群5頭を放し蓋をした。2日後に死亡虫数を数え、次式により死虫率を求めた。
死虫率(%)=100×(死亡虫数/供試虫数)
その結果、本化合物の試験用薬液を用いた処理区は、死虫率60%以上を示した。
参考試験例4
本化合物3、9、12、18、57、93、156、666、1297、1299、1308および244の各々の1.6mgを2mLメスフラスコに秤量し、ジメチルホルムアミド138.4mgで溶かし、さらにコーン油にて2mLまでメスアップし試験用薬液を調整した。
該試験用薬液の投与前日に、マウスに供試ダニ(フタトゲチマダニ、若ダニ)30頭を接種した。滴下処理前に、非寄生ダニを除去した。
該マウスに、上記試験用薬液を胃ゾンデを用いて150μL経口投与した。また、対照群にはジメチルホルムアミドとコーン油の混合溶液のみを150μL投与した。1群あたり3反復実施した。経口投与2日後に供試ダニの致死数を調査し、以下の計算式で駆除率を算出した。
駆除率(%)=(対照群の平均寄生数−試験群の平均寄生数)/対照群の平均寄生数×100
その結果、本化合物の試験用薬剤を用いた処理区は、死虫率50%以上を示した。
式(I)で示される縮合複素環化合物と、抗寄生虫薬、殺虫・殺ダニ剤、およびその他の動物用医薬活性成分からなる群から選ばれる1種以上の有害生物防除活性成分とを含有する組成物は、優れた防除効力を有する。

Claims (3)

  1. 式(1):
    Figure 2019006686
    [式中、
    は、水素原子、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C3アルキル基、ハロゲン原子、C1−C3アルコキシ基、C2−C4アルコキシカルボニル基、S(O)、NR、ニトロ基又はシアノ基を表し、
    は、C1−C3アルキル基を表し、
    およびRは同一または相異なり、水素原子又はC1−C3アルキル基を表し、
    は、CF、C又はS(O)CFを表し、
    は、1個以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C6アルキル基、シクロプロピルメチル基又はシクロプロピル基を表し、
    Xは、CH又はNを表し、
    Yは、NH、NCH、O又はSを表し、
    nは0、1又は2を表し、
    mは0、1又は2を表し、
    pは0、1又は2を表す。]
    で示される縮合複素環化合物と、下記群A、群Bおよび群Cからなる群より選ばれる1種以上の有害生物防除活性成分とを含有する有害生物防除組成物、
    群A;抗寄生虫薬
    群B;殺虫・殺ダニ剤
    群C;その他の動物用医薬活性成分。
  2. 請求項1に記載の有害生物防除組成物の有効量を、動物又は動物の生息場所に施用する工程を含む、有害生物防除方法。
  3. 請求項1に記載の有害生物防除組成物の有効量を、有害生物又は有害生物の生息場所に施用する工程を含む、有害生物防除方法。
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