JP2019006467A - 液体充填方法および液体充填装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】短時間に大容量の液体を急速充填するような場合に、ノズルの口径が大きく、また液体の粘度が低下すると、液垂れしやすくなるという問題がある。ここではノズルの口径が大きくても、また低い粘度の液体を充填する場合であっても、確実に液垂れを防止できる液体充填方法および液体充填装置を提供することを目的とする。【解決手段】ノズルアウター3とシャフトノズル2を具備するノズル筒51のノズル口4から液体を充填する液体充填方法であって、充填の停止と同時または停止後に、前記シャフトノズル2をノズル筒51内でスライドさせシャフトノズル2とノズルアウター3を当接させてノズル口4を閉鎖させ、シャフトノズル2に貫設された吸引路22のノズル口側先端に位置する吸引口21よりノズル口4に残存する液体を吸引することを特徴とする液体充填方法。【選択図】図2
Description
本発明は、液体を容器などに充填する液体充填方法および液体充填装置に関する。
従来、液体の充填後に、ノズル口から液体を吸引して液垂れを防止する充填装置には、たとえば特許文献1がある。この充填装置は、開閉弁の弁体に装着したダイヤフラムを充填通路に面して配置し、弁体を突出して充填通路を全閉した時に、背面側にエアを供給してダイヤフラムを膨出しておき、全閉後にエアを排出してダイヤフラムをその弾性により元の状態に復帰させることにより、充填通路を負圧とし、ノズル口から液体を吸引するものである。また、さらにノズル口を微細な隙間にしたのち、充填通路を負圧とし、ノズル口から液体を吸引するものも開示されている。
しかしながら、短時間に大容量の液体を急速充填するような場合に、ノズルの口径が大きいと、また液体の粘度が低いと、液垂れしやすくなるという問題があり、液垂れを確実になくす必要があった。
本発明は上記問題点を解決して、ノズルの口径が大きくても、また低い粘度の液体を充填する場合であっても、確実に液垂れを防止できる液体充填方法および液体充填装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、ノズルアウターとシャフトノズルを具備するノズル筒のノズル口から液体を充填する液体充填方法であって、
充填の停止と同時または停止後に、前記シャフトノズルを前記ノズル筒内でスライドさせ前記シャフトノズルと前記ノズルアウターを当接させて前記ノズル口を閉鎖させ、
前記シャフトノズルに貫設された吸引路のノズル口側先端に位置する吸引口より前記ノズル口に残存する液体を吸引することを特徴とする液体充填方法である。
充填の停止と同時または停止後に、前記シャフトノズルを前記ノズル筒内でスライドさせ前記シャフトノズルと前記ノズルアウターを当接させて前記ノズル口を閉鎖させ、
前記シャフトノズルに貫設された吸引路のノズル口側先端に位置する吸引口より前記ノズル口に残存する液体を吸引することを特徴とする液体充填方法である。
請求項2記載の発明は、ノズルアウターとシャフトノズルを具備するノズル筒を有する液体充填装置であって、
前記ノズル筒下側先端にノズル口を有し、
前記シャフトノズルは前記ノズル筒内でスライド可能に配置され、
前記シャフトノズルには前記シャフトノズルを前記ノズルアウターに当接させて前記ノズル口を開閉する開閉装置が連結され、
充填停止後に前記吸引口に残存する液体の吸引を可能にする吸引機構を有し、
前記吸引機構は、
前記シャフトノズルに貫設された吸引路と、
前記吸引路の前記ノズル口側先端に位置する吸引口と、
前記吸引路の前記吸引口とは反対側に接続された吸引開閉装置と、
前記吸引開閉装置の前記吸引路とは反対側に接続された真空装置と、
を具備することを特徴とする液体充填装置である。
前記ノズル筒下側先端にノズル口を有し、
前記シャフトノズルは前記ノズル筒内でスライド可能に配置され、
前記シャフトノズルには前記シャフトノズルを前記ノズルアウターに当接させて前記ノズル口を開閉する開閉装置が連結され、
充填停止後に前記吸引口に残存する液体の吸引を可能にする吸引機構を有し、
前記吸引機構は、
前記シャフトノズルに貫設された吸引路と、
前記吸引路の前記ノズル口側先端に位置する吸引口と、
前記吸引路の前記吸引口とは反対側に接続された吸引開閉装置と、
前記吸引開閉装置の前記吸引路とは反対側に接続された真空装置と、
を具備することを特徴とする液体充填装置である。
請求項1記載の発明によれば、ノズル口を閉鎖後、ノズル口の液体を吸引することにより、ノズル口近傍の液体を確実に吸引することができるので液垂れを確実に防止することができる。したがって、大流量、高速充填用の大口径ノズル口であっても、また粘度の低い液体であっても確実に液垂れを防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、ノズル筒を開閉する開閉装置と吸引機構を設けたので、全体をコンパクトに構成することができる。
本発明に係る液体充填方法および装置は、充填後にノズル口からの液垂れを確実に防止することを目的としたもので、ノズル口を閉鎖してノズル口の下方に設けられた吸引自在な吸引口より液垂れを吸引可能とする。これによりノズル口周辺の液体に付着した液体を効果的に吸引し、液垂れを確実に防止するので、特に口径の大きいノズルを使用しての高速充填、大流量充填や低粘度の液体充填に好適である。
[実施の形態] 以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。この充填装置は、図1、図3、図5に示すように、 入口流路1aと出口流路1bからなる充填通路1と、ノズルアウター3とシャフトノズル2によって構成されるノズル口4と、ノズル口4を開閉する開閉装置5とからなるノズル筒51、 さらに、シャフトノズル2の先端に設けられた吸引口21と、シャフトノズル内の吸引路22と、吸引開閉装置23と真空装置24とからなる吸引機構20からなっている。
前記ノズル筒51は、図1、図3、図5に示すようにシャフトノズル2とノズルアウター3とで構成される。図1、図3、図5はノズル口4の開閉方法が異なるものであり、これらは液種や容器によって選定することができる。
いずれの図にも記載はしていないが、充填液用のバルブを、入口流路1aの上流側に設置しておくとノズル口4での液漏れを減少させることができるが、充填液用バルブは液種や能力、充填方式に応じて選択することができる。なお、充填用のバルブと本発明のノズルを開閉する開閉装置5は同時またはノズルを開閉する開閉装置5の動作が充填用バルブの動作よりも若干遅れた方が好ましい場合が多い。また、ノズルを開閉する開閉装置5の開きの動作は充填用のバルブの動作と同時もしくは少し早い開きの動作が好ましい場合が多い。
次に、吸引機構は、前述のノズルを開閉する開閉装置5でノズル口4が閉鎖されることにより、充填通路1の出口流路1bが完全に閉鎖されるために液垂れは防止されるはずであるが、ノズル口4の外側に表面張力等の理由により、行き場を失った液滴をノズル口4からシャフトノズル2の下方先端に設置された吸引口21に集めて吸引口21から吸引路22、吸引用開閉装置23をへて真空装置24により取り除くことができるものである。
そのため、吸引口21はノズル口4よりも下方に連続して下方方向へ導く形状になっていることが必要であり、逆富士山型や三角錐形状などが望ましい。しかし、吸引口21がノズル口4の中心でなく、偏心であってもよい。
次に、充填装置のノズルを開閉する開閉装置5と吸引機構20の動作の一例を説明する。前述のように図示しない、充填液用の送液装置と充填液用のバルブにより、充填が開始されるに先立ち、ノズルを開閉する開閉装置5がノズル口4を開にするように、図1及び図5ではシャフトノズル2を引き上げ、図3ではシャフトノズル2を押し下げてノズル口4が開き、充填通路1を入口流路1aから出口流路1bへと定量が充填される。その際には吸引機構20の吸引開閉装置23が閉じているので吸引口21からの吸引は行われない。
充填終了時に図示しない充填液用の送液装置と充填液用のバルブが閉となり、さらにノズルを開閉する開閉装置5がノズル口4を閉にして充填が終了する。この際にノズル口4に付着していた液体が吸引口21に集まる時間を加味した少しの遅れをもって吸引開閉装置24を動作させることにより吸引口21に集まる液滴を除去できるので液垂れを確実に防止することができるものである。なお、真空の強さは液垂れが吸引除去できる最小必要な強さ、量に設定できることは言うまでもない。
1 充填通路 1a 入口液路 1b 出口液路 2 シャフトノズル 3 ノズルアウター 4 ノズル口 5 開閉装置(エアシリンダー) 20 吸引機構 21 吸引口 22 吸引路 23 吸引開閉装置 24 真空装置 51 ノズル筒
Claims (2)
- ノズルアウターとシャフトノズルを具備するノズル筒のノズル口から液体を充填する液体充填方法であって、
充填の停止と同時または停止後に、前記シャフトノズルを前記ノズル筒内でスライドさせ前記シャフトノズルと前記ノズルアウターを当接させて前記ノズル口を閉鎖させ、
前記シャフトノズルに貫設された吸引路のノズル口側先端に位置する吸引口より前記ノズル口に残存する液体を吸引することを特徴とする液体充填方法。 - ノズルアウターとシャフトノズルを具備するノズル筒を有する液体充填装置であって、
前記ノズル筒下側先端にノズル口を有し、
前記シャフトノズルは前記ノズル筒内でスライド可能に配置され、
前記シャフトノズルには前記シャフトノズルを前記ノズルアウターに当接させて前記ノズル口を開閉する開閉装置が連結され、
充填停止後に前記吸引口に残存する液体の吸引を可能にする吸引機構を有し、
前記吸引機構は、
前記シャフトノズルに貫設された吸引路と、
前記吸引路の前記ノズル口側先端に位置する吸引口と、
前記吸引路の前記吸引口とは反対側に接続された吸引開閉装置と、
前記吸引開閉装置の前記吸引路とは反対側に接続された真空装置と、
を具備することを特徴とする液体充填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017124844A JP2019006467A (ja) | 2017-06-27 | 2017-06-27 | 液体充填方法および液体充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017124844A JP2019006467A (ja) | 2017-06-27 | 2017-06-27 | 液体充填方法および液体充填装置 |
Publications (1)
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JP2019006467A true JP2019006467A (ja) | 2019-01-17 |
Family
ID=65026430
Family Applications (1)
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JP2017124844A Pending JP2019006467A (ja) | 2017-06-27 | 2017-06-27 | 液体充填方法および液体充填装置 |
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JP (1) | JP2019006467A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112010254A (zh) * | 2020-09-28 | 2020-12-01 | 山东鲁花集团有限公司 | 一种食用油灌装方法及灌装机 |
JP7476582B2 (ja) | 2020-03-11 | 2024-05-01 | Toppanホールディングス株式会社 | 充填ノズルおよび液体充填方法 |
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2017
- 2017-06-27 JP JP2017124844A patent/JP2019006467A/ja active Pending
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