JP2019004256A - 移動端末装置、通信制御システム、及び通信制御方法 - Google Patents

移動端末装置、通信制御システム、及び通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】消費電力を低減することである。【解決手段】端末10は、FM受信回路11とコントローラ13とBLE発信回路15とを有する。FM受信回路11は、遠距離無線通信方式により基地局20から遠距離電波を受信する。コントローラ13は、上記遠距離電波の受信に伴い、信号の送受信を休止する休止時間を短縮する。BLE発信回路15は、コントローラ13により休止時間が短縮された後に、近距離無線通信方式により基地局20から近距離電波を受信すると、基地局20へ近距離電波を発信する。【選択図】図1

Description

本発明は、移動端末装置、通信制御システム、及び通信制御方法に関する。
近年、無線通信技術の発達に伴い、無線通信を利用した様々なサービスが普及しつつある。例えば、ユーザが携帯する端末が、Bluetooth(登録商標)等を用いたビーコンにより位置IDを受信すると、該位置IDを基にサーバへ問い合わせ、位置IDに対応する地域の店舗等のサービス情報を受信する。一方、ユーザが電波の発信源となるカード等を携帯し、受信機がその電波を受信することでユーザを認識する、自動車のスマートキーや電車の自動改札等のサービスも存在する。しかしながら、この様なサービスでは、NFC(Near Field Communication)やRFID(Radio Frequency IDentification)を用いるため、ユーザは、受信機の近傍まで接近し、接触等の何らかの動作をすることとなる。
また、ビーコンを利用したオフィスでの出退勤管理も知られている。ユーザは、Bluetooth等によりビーコンを送信する端末(例えば携帯ビーコン)を携帯する。ビーコンはより遠い距離まで電波が届くため、ユーザが受信機の近傍まで接近しなくても、受信機の設置場所の近傍に端末を携帯している人が存在していることが確認可能である。サーバは、何れのオフィスに誰がいるかを集計することで、出退勤を管理することができると共に、従業員等のユーザは、出退勤時に特別な操作をする必要がないため、利便性が向上する。
上述の様な出退勤管理では、ユーザが携帯する端末は電池を搭載するため、消費電力の低減が望まれる。端末が消費電力を低減するためには、電波の発信頻度を低減することが重要である。一般的なオフィスでは、屋内に電波を遮るような障害物が少ないため、受信機が、ユーザが携帯する端末からの信号の受信に失敗する確率は低い。そのため、ユーザが携帯する端末は、例えば1分間隔等、低頻度でビーコンを発信することができる。これにより、端末は、ビーコン発信後は低電力モード(休止状態)に移行することができ、消費電力を抑制することができる。
更に、端末がオフィス外でも電波を発信すると電力が無駄に消費されるため、オフィス滞在中にのみ発信することにより消費電力を低減する方法もある。この方法では、端末は、オフィスの基地局から発信された電波の受信を契機として休止状態から復帰し、自端末の存在を通知する信号を基地局へ発信する。この方法では、基地局からの電波が届かないオフィス外では、端末の発信が行われないため、端末の消費電力が低減される。
特開2003−163958号公報 特開2009−181204号公報 国際公開第2006/088135号 特開2013−247391号公報
しかしながら、上述した消費電力低減方法は、電波の死角が存在する環境では消費電力の低減効果を得ることが難しい。例えば、住宅やビルの工事現場の出退勤管理に、上述した消費電力低減方法を適用する場合、オフィス等とは異なり、遮蔽物が多く電波の死角が多数存在する。そのため、遮蔽物の隙間から漏れるわずかな電波を確実に受信できるように、端末の起動頻度が増やされる。また、遮蔽物があると、基地局が端末からの信号の受信に失敗する確率が高まるため、端末は信号の再送を繰り返すことになる。これより、端末の消費電力が増大してしまう。
また、住宅やビルの工事現場では、屋外に仮設電柱が設置されるため、出退勤管理の基地局も、仮設電柱に設置される場合がある。ところが、建物が完成に近づくに従い、作業者が遮蔽物に隠れる割合が増加する。そのため、基地局は、作業中に作業者が携帯する端末と確実に通信を行うことが難しくなる。そのため、基地局と各作業者が携帯する端末とは、作業者が作業現場を出入りするタイミングで電波の送受信を行うことが考えられる。
この方法では、作業員が工事現場に近付いてから建屋内に入るまでの数秒の間に、作業者の端末は、基地局との間で電波を送受信することになる。このため、建築現場での出退勤管理を実現するためには、端末は、休止状態にある時間を数秒以内に短縮することになる。これに伴い、端末の消費電力が増大してしまう。
更に、建屋が完成する前の状態で上述した方法を用いると、遮蔽物が少ないため、作業者の端末と基地局とが頻繁に通信する場合があり、端末の電力消費が多くなる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、消費電力を低減することのできる移動端末装置、通信制御システム、及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示する移動端末装置は、一つの態様において、受信部と制御部と発信部とを有する。前記受信部は、遠距離無線通信方式により基地局から遠距離電波を受信する。前記制御部は、前記遠距離電波の受信に伴い、信号の送受信を休止する休止時間を短縮する。前記発信部は、前記制御部により休止時間が短縮された後に、近距離無線通信方式により前記基地局から近距離電波を受信すると、前記基地局へ近距離電波を発信する。
本願の開示する移動端末装置の一つの態様によれば、消費電力を低減することができる。
図1は、実施例に係る出退勤管理システムの構成の一例を示す図である。 図2は、実施例におけるユーザの場所と端末の動作との関係の一例を説明するための図である。 図3は、実施例に係る出退勤管理システムの動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図4は、実施例において、端末が作業現場に近付いた時に休止時間を短縮する方法の一例について説明するための図である。 図5は、微弱無線局の3mの距離における電界強度の許容値の一例を示す図である。 図6は、実施例に係る出退勤管理システムの奏する効果の一例を説明するための図である。 図7は、変形例1に係る出退勤管理システムの一例を説明するための図である。 図8は、変形例2に係る出退勤管理システムの一例を説明するための図である。 図9は、変形例2に係る端末の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図10は、変形例2において、端末が作業現場内に入った時に休止時間を延長する方法の一例について説明するための図である。 図11は、変形例2に係る出退勤管理システムの奏する効果の一例を説明するための図である。 図12は、変形例3に係る出退勤管理システムの一例を説明するための図である。 図13は、変形例3に係る端末の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図14は、基地局のハードウェアの一例を示す図である。 図15は、端末のハードウェアの一例を示す図である。
以下に、本願の開示する移動端末装置、通信制御システム、及び通信制御方法の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する移動端末装置、通信制御システム、及び通信制御方法が限定されるものではない。
図1は、実施例に係る出退勤管理システム1の構成の一例を示す図である。図1に示す様に、出退勤管理システム1は、端末10と基地局20とを有する。出退勤管理システム1は、通信制御システムの一例である。端末10は、2.4GHz帯の発信機及び受信機と低周波数帯の受信機とを有する。同様に、基地局20は、2.4GHz帯の発信機及び受信機と低周波数帯の発信機とを有する。
端末10は、FM(Frequency Modulation)受信回路11とAD(Analog to Digital)変換回路12とコントローラ13とタイマ14とBLE(Bluetooth Low Energy)発信回路15とBLE受信回路16とを有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に、信号やデータの入出力が可能な様に接続されている。FM受信回路11は受信部の一例であり、コントローラ13は制御部の一例であり、BLE発信回路15は発信部の一例である。
端末10の各構成部分の詳細な処理内容については後述するが、FM受信回路11は、基地局20から発信されるFM信号を受信する。FM信号は、遠距離無線通信方式に基づく遠距離電波によって送受信される信号の一例である。AD変換回路12は、アナログ信号により受信されたFM信号をデジタル信号に変換する。コントローラ13は、上記FM信号の受信を検知すると、BLE受信回路16をオン状態に移行させる、あるいは、BLE信号の受信を検知すると、BLE発信回路15をオン状態に移行させる等の制御を行う。タイマ14は、端末10の休止(スリープ)時間や前回の発信からの経過時間を計測し、所定時間の経過をコントローラ13へ通知する。BLE発信回路15は、オン状態になると、端末10の存在を通知するための端末IDを含むBLE信号を基地局20へ発信する。BLE受信回路16は、オン状態になると、基地局20からBLE信号を受信する。BLE信号は、近距離無線通信方式に基づく近距離電波によって送受信される信号の一例である。
一方、基地局20は、FM発信機21とBLE受信回路22とBLE発信回路23とコントローラ24とを有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に、信号やデータの入出力が可能な様に接続されている。本実施例において、FM発信機21は第1の送信部の一例であり、BLE発信回路23は第2の送信部の一例である。基地局20の各構成部分の詳細な処理内容については後述するが、FM発信機21は、FM信号を端末10へ発信する。BLE受信回路22は、端末10のBLE発信回路15により発信されるBLE信号を受信する。BLE発信回路23は、報知信号を含むBLE信号を端末10へ発信する。コントローラ24は、端末10の存在を通知するための端末IDの受信を検知すると、端末10の発信を認識したことを周囲に報知するための報知信号の送信をBLE発信回路23へ指示する。
図2は、実施例におけるユーザの場所と端末10の動作との関係の一例を説明するための図である。図2に示す様に、端末10を保持する作業員が作業現場外にいる場合には、端末10では、b秒(例えば数十秒程度)の長い間隔で、低周波数帯のFM信号を受信する受信機(例えばFM受信回路11)が動作する。端末10は、基地局20からFM信号が受信されない間は、コントローラ13に長い休止時間を設定し、休止状態に移行する。その後、作業員が出入り口から作業現場に入り、端末10が基地局20からFM信号を受信した場合、コントローラ13は、休止時間をb秒からa秒に短縮する。そして、端末10は、例えば2.4GHz帯のBLE信号を受信する受信機(例えばBLE受信回路16)を動作させる。該受信機は、基地局20からBLE信号の発信の有無を確認し、発信が無い場合にはa秒間の休止状態に移行する。その後、該受信機が基地局20からBLE信号の発信を確認すると、端末10は、BLE信号を発信する発信機(例えばBLE発信回路15)を起動させる。そして、端末10は、例えば自端末の端末ID等を含むBLE信号を基地局20へ送信することにより、自らの存在を基地局20に通知する。該通知後は、BLE発信回路15及びBLE受信回路16は、休止状態に移行する。
次に、出退勤管理システム1の動作を説明する。
図3は、実施例に係る出退勤管理システム1の動作の一例を説明するためのフローチャートである。まず、端末10のコントローラ13は、FM受信回路11をオン状態に移行させる(S1)。FM受信回路11が外部からFM信号を受信すると(S2)、コントローラ13は、該FM信号が、基地局20からのFM信号であるか否かを判定する(S3)。
上記判定の結果、基地局20からのFM信号であることが確認された場合(S3;Yes)、コントローラ13は、BLE受信回路16をオン状態に移行させる(S4)。その後、BLE受信回路16が外部からBLE信号を受信すると、コントローラ13は、該BLE信号が、基地局20からのBLE信号であるか否かを判定する(S5)。
上記判定の結果、基地局20からのBLE信号であることが確認された場合(S5;Yes)、コントローラ13は、BLE発信回路15をオン状態に移行させる(S6)。そして、BLE発信回路15は、自端末の端末ID等を含むBLE信号を発信する(S7)。そして、コントローラ13は、BLE発信回路15、BLE受信回路16、及びFM受信回路11を、それぞれ再びオフ状態に移行させる(S8〜S10)。そして、端末10は、a秒間の休止状態に入る(S11)。そして、a秒間が経過した後、コントローラ13は、再びステップS1に示した処理を実行する。なお、a秒間は、例えば5〜8秒間程度である。
上記ステップS3における判定の結果、基地局20からのFM信号であることが確認されない場合(S3;No)、コントローラ13は、BLE受信回路16をオフ状態に移行させる(S12)。そして、端末10は、b秒間の休止状態に入る(S13)。本実施例において、b秒は、a秒よりも大きい時間であり、例えば30秒間〜1分間程度である。そして、b秒間が経過した後、コントローラ13は、再びステップS1に示した処理を実行する。
また、上記ステップS5における判定の結果、基地局20からのBLE信号であることが確認されない場合(S5;No)、コントローラ13は、BLE受信回路16をオフ状態に移行させ(S9)、FM受信回路11をオフ状態に移行させる(S10)。そして、端末10は、a秒間の休止状態に入る(S11)。そして、a秒間が経過した後、コントローラ13は、再びステップS1に示した処理を実行する。
以上説明した様に、出退勤管理システム1は、端末10と、端末10から信号を受信する基地局20とを有する。基地局20は、遠距離無線通信方式により遠距離電波を送信するFM発信機21と、近距離無線通信方式により近距離電波を送信するBLE発信回路23とを有する。端末10は、FM受信回路11とコントローラ13とBLE発信回路15とを少なくとも有する。FM受信回路11は、上記遠距離無線通信方式により基地局20から上記遠距離電波を受信することにより、基地局20への接近を検知する。コントローラ13は、上記遠距離電波の受信に伴い、信号の送受信を休止する休止時間を短縮する。BLE発信回路15は、コントローラ13により休止時間が短縮された後に、上記近距離無線通信方式により基地局20から上記近距離電波を受信すると、基地局20へ近距離電波を発信する。
すなわち、本実施例に係る出退勤管理システム1は、作業員が携帯する端末10が作業現場の近傍に存在しない場合に、端末10の休止時間を1分間程度に延ばすことができる。具体的には、出退勤管理システム1は、BLEを始めとする近距離用の無線電波と比較して遠方まで届く電波を基地局20に送信させ、端末10に作業現場の近傍(電波を送受信可能な場所)に居るか否かを判定させ、該判定結果に応じて休止時間を変更させる。
図4は、実施例において、端末10が作業現場に近付いた時に休止時間を短縮する方法の一例について説明するための図である。例えば図4に示す様に、端末10は、作業現場の出入り口に入る前は、延長通路の通過時間であるb秒間を休止時間として動作する。その後、端末10が出入り口に入ると、端末10が発信する電波以外の遠距離電波であるFM信号を基地局20から受信し、これにより、端末10は、作業現場への通路(近傍通路)が近いことを検知する。これに伴い、端末10は、休止時間をb秒間から、近傍通路の通過時間であるa秒間へ短縮すると共に、近距離電波であるBLE信号を発信する。すなわち、端末10は、近距離電波用と遠距離電波用の2つの受信機を用いて、現在地を三段階(例えば、現場から離れた場所、現場に近い場所、現場内の場所)で区別し、現場内に入った場合に初めて、自らの存在を基地局20へ通知する。
図5は、微弱無線局の3mの距離における電界強度の許容値の一例を示す図である。本実施例では、例えば図5に示す様に、端末10と基地局20との間の無線通信において、近距離通信としてBLEを用いる場合、遠距離通信には、322MHzより低い周波数帯の電波や超音波が利用される。なお、法規制上、2.4GHz帯と異なり、322MHz以下の周波数帯では、免許無しでも電界強度を15倍程度増大させることができる。そのため、322MHz以下の周波数帯の信号を用いた場合、2.4GHz帯の信号よりもより広範囲に電波を放射することが可能となる。端末10は、一定の時間間隔で低周波数の電波(遠距離電波)を受信し、基地局20から発信される電波を受信した場合に、休止時間を短縮する。
続いて、図6を参照しながら、実施例における出退勤管理システム1の効果を説明する。図6は、実施例に係る出退勤管理システム1の奏する効果の一例を説明するための図である。例えば、建設作業現場では、建物が完成に近づくに従い、作業者が遮蔽物に隠れる割合が増加するため、基地局20は、作業中に作業者が携帯する端末10と確実に通信を行うことが難しくなる。そのため、各作業者が携帯する端末10は、受信動作の間隔を短くする。これにより、例えば図6の比較例に示すように、比較例における端末10は、作業者が作業現場を出入りするタイミングで確実に基地局20と通信を行うことができる。なお、図6に示されたR1とは、作業現場内に設置された基地局20からの距離がR1となる領域であって、近距離無線方式の電波が届く領域である。しかし、例えば図6の比較例に示すように、端末10は、作業現場外においても、短い休止時間で頻繁に受信動作を繰り返すことになる。そのため、比較例では、端末10の電力消費が多くなる。
これに対し、本実施例の出退勤管理システム1では、例えば図6に示す様に、端末10を携帯するユーザが作業現場へ接近する(図6のR2到着)までの休止時間が、従来よりも延長される。なお、R2とは、作業現場内に設置された基地局20からの距離がR2となる領域であって、遠距離無線方式の電波が届く範囲である。このため、本実施例の出退勤管理システム1では、2種類の受信回路(2.4GHz帯の受信回路と低周波数帯の受信回路)を用いることにより、端末10の休止時間を15倍程度長くすることができる。従って、本実施例の出退勤管理システム1では、比較例における端末10よりも、端末10全体の消費電力を低減することが可能となる。
(変形例1)
次に、上記実施例の変形例1について説明する。変形例1に係る出退勤管理システムの構成は、図1に示した実施例に係る出退勤管理システム1の構成と、同様である。従って、共通する構成要素には、同一の符号を付すと共に、その図示及び詳細な説明を省略する。以下、図7を参照しながら、変形例1に係る出退勤管理システム1の動作について、前述の実施例との相違点を中心として説明する。
図7は、変形例1に係る出退勤管理システム1の一例を説明するための図である。例えば図7に示す様に、変形例1では、基地局20は、FM発信機21の機能を有する小型FM発信機26−1及び26−2と、FM発信機21の機能以外の基地局20の機能を有する基地局本体27とを有する。なお、以下では、小型FM発信機26−1及び26−2のそれぞれを区別することなく総称する場合に、単に小型FM発信機26と記載する。変形例1において、小型FM発信機26は第1の送信部の一例であり、基地局本体27は第2の送信部の一例である。
それぞれの小型FM発信機26は、一般道や建築中の建物内に設置される。仮設電柱には、基地局本体27が設置される。変形例1では、複数の小型FM発信機26が設けられるが、基地局20自体を増設する場合と比較して、装置の小型化や低消費電力化が実現される。
変形例1に係る出退勤管理システム1において、基地局20は、遠距離無線通信方式により遠距離電波を発信する小型FM発信機26と、遠距離電波発信機とは別体に構成され、近距離無線通信方式により近距離電波を発信する基地局本体27とを有する。また、端末10のFM受信回路11は、小型FM発信機26から、遠距離電波を受信する。この様に、変形例1では、一般道や建屋内部等、基地局20からの電波の死角となる場所に、遠くまで届く電波を発信する小型FM発信機26が設置される。これにより、端末10は、基地局本体27が設置された場所からでは電波が届き難い場所にいても、作業現場近傍にいることを確実に検知することができる。これにより、端末10は、FM信号を検知までの間は、休止時間を長くとることができ、消費電力を節減することが可能となる。
なお、小型FM発信機26は、バッテリ駆動の発信機であってもよい。これにより、電気配線を気にすることなく任意の場所に設置することが可能となり、利便性が向上する。
(変形例2)
次に、上記実施例の変形例2について説明する。変形例2に係る出退勤管理システムの構成は、図1に示した実施例に係る出退勤管理システム1の構成と、同様である。従って、共通する構成要素には、同一の符号を付すと共に、その図示及び詳細な説明は省略する。以下、図8及び図9を参照しながら、変形例2に係る出退勤管理システム1の動作について、上記実施例との相違点を中心として説明する。
図8は、変形例2に係る出退勤管理システム1の一例を説明するための図である。例えば図8に示す様に、上記実施例と変形例2との相違点は、端末10による存在通知に対する、基地局20による了解応答を、アドバタイズパケットを用いて行う点である。具体的には、上記実施例では、端末10は、自端末の端末ID等を含むBLE信号を一旦発信すると、基地局20からの応答を待つことなく休止状態に移行する。これに対し、本変形例2では、端末10は、自端末の端末ID等を含むBLE信号を発信した後も所定時間の間、BLE受信回路22により基地局20からBLE信号を用いて送信されるアドバタイズパケットの受信を続ける。そして、BLE信号により基地局20から受信されたアドバタイズパケットの内に自装置の端末IDが含まれている場合、端末10は、休止時間を延長した上で、休止状態に移行する。一方、上記アドバタイズパケットの内に自端末の端末IDが含まれていない場合には、端末10は、再度BLE発信回路15を起動させる、あるいは、休止時間を延長することなく休止状態に移行する。そして、端末10は、BLE信号の再送を実施する。
再び図8を参照すると、T1では、端末10のBLE発信回路15は、ビーコンのプロトコルにより、存在通知パケットP1を発信する。基地局20のBLE受信回路22が端末10から存在通知パケットP1を受信すると、基地局20のBLE発信回路23は、ビーコンのプロトコルにより、アドバタイズパケットP2を発信する(T2)。基地局20が存在通知パケットP1により端末10の存在を確認した場合には、アドバタイズパケットP2のデータ領域のリスト内には、基地局20が存在を確認した端末として、端末10の端末IDが含まれる(T3)。端末10は、上記リスト内に自端末の端末IDが含まれていることを検出した場合、基地局20が自端末の存在を認識したものと判断し、以降、存在通知パケットP1の発信頻度を減少させる。また、端末10は、発信しない期間は、休止状態に移行することで、休止時間を制御する(T4)。
図9は、変形例2に係る端末10の動作の一例を説明するためのフローチャートである。図9は、上記実施例の動作説明において参照した図3と、同様の処理を複数含む。具体的には、図9のステップS21〜S33の各処理は、図3に示したステップS1〜S13の各処理にそれぞれ対応するため、その詳細な説明を省略する。また、図9のステップS39〜S41の各処理は、図3に示したステップS9〜S11の各処理にそれぞれ対応するため、その詳細な説明を省略する。
ステップS34では、端末10のコントローラ13は、基地局20からBLE信号により送信されたアドバタイズパケットを受信する。そして、コントローラ13は、受信したアドバタイズパケットに、自端末の端末IDが含まれているか否かを判定することにより、受信確認があったか否かを判定する(S34)。受信確認があった場合(S34;Yes)、即ち、アドバタイズパケットに自端末の端末IDが含まれている場合、ステップS28以降の処理が実行される。すなわち、コントローラ13は、BLE発信回路15、BLE受信回路16、及びFM受信回路11を、それぞれ再びオフ状態に移行させる(S28〜S30)。そして、端末10は、a秒よりも長い1分間の休止状態に入る(S31)。1分間が経過した後、コントローラ13は、再びステップS21に示した処理を実行する。
一方、受信確認がなかった場合(S34;No)、即ち、アドバタイズパケットに自端末の端末IDが含まれていない場合、コントローラ13は、ステップS35に示した処理を実行する。
上述した様に、変形例2に係る出退勤管理システム1において、端末10の存在を基地局20が検知したことを示す信号は、基地局20がその存在を検知した端末のリストを含むアドバタイズパケット等により端末10に通知される。基地局20は、アドバタイズパケットを用いて、端末10が発信した存在通知の信号に対する受信確認を報知する。そして、端末10は、自端末の端末IDがアドバタイズパケットに含まれていることを検出した場合、作業現場内における発信の時間間隔を例えば1分間に延ばす。
ここで、近距離無線通信を用いて出退勤管理を行うとすれば、各作業者が携帯する端末10と基地局20との組み合わせ(例えば、Bluetoothの場合はペアリング)を管理することとなる。この場合、端末10も基地局20も、通信を行う可能性のある全ての通信先情報を事前に登録しておき、端末10がある基地局20の近傍に来た際に、認められた組み合わせによる対向接続を確立することになる。その結果、この組み合わせの情報を管理するためのコストが、膨大となってしまう。
これに対し、変形例2の出退勤管理システム1では、基地局20から発信される近距離電波にも、端末10からの発信時と同一のプロトコルを用いる。具体的には、端末10から端末ID等を含むBLE信号を受信した基地局20は、BLE信号を用いたアドバタイズパケットに受信した端末IDを含めて報知する。これにより、基地局20は、各端末10と相互接続することなく、端末10の発信を認識したことを各端末10に通知することができる。端末10は、基地局20から報知されたアドバタイズパケットに自端末の端末IDが含まれているか否かにより、自端末の存在が基地局20に認識されたか否かを判定することができる。
図10は、変形例2において、端末10が作業現場内に入った時に休止時間を延長する方法の一例について説明するための図である。例えば図10に示す様に、端末10が、基地局20からの近距離電波により現場内に入ったことを検知すると、自端末10の存在を通知するための端末IDを含むBLE信号の基地局20への発信を開始する。ただし、その発信間隔は、出退勤管理の性質上、現場内にいる限り例えば1分間隔で足りる。従って、端末10は、基地局20が端末IDを受信したことを報知信号により確認した場合には、発信間隔を、例えば1分間に延長する。
図11は、変形例2に係る出退勤管理システム1の奏する効果の一例を説明するための図である。例えば、建設作業現場では、建物の建設の初期段階では、作業現場に電波を遮る障害物が少ない。そのため、例えば図11の比較例に示すように、作業者が携帯する端末10が作業現場内(図11に示したR1の範囲内)にある場合、端末10は基地局20と常時通信が可能な状態である。また、比較例の端末10は、自端末の端末ID等を基地局20へ発信しても、基地局20が自端末の存在を認識したか否かを確認することが難しい。そのため、端末10が作業現場内にある場合、端末10は、自端末の端末ID等を基地局20へ頻繁に発信することになる。これにより、比較例では、端末10の電力消費が多くなる。
これに対し、変形例2では、端末10から端末ID等を含むBLE信号を受信した基地局20は、BLE信号を用いたアドバタイズパケットに受信した端末IDを含めて報知する。これにより、端末10は、自端末の端末IDを基地局20が認識したか否かを確認することができる。これにより、変形例2では、例えば図11に示す様に、端末10を携帯するユーザが作業現場へ接近する(R2到着)までの休止時間に加えて、現場内に入った(R1到着)後の休止時間も、比較例よりも延長される。変形例2では、端末10は、自端末の存在を基地局20が認識したか否かを確認することができるため、自端末の存在を基地局20が認識した場合には、端末10の発信頻度を減少させることができる。これにより、端末10が、基地局20からの近距離用電波が届く範囲に長時間滞在する場合に、電波の発信頻度を下げることができ、消費電力の増加を抑えることができる。
また、基地局20は、存在を認識した端末10の端末IDをアドバタイズパケットにより報知する。これにより、基地局20と端末10との間で相互接続すること無しに、端末10は、基地局20が自端末の存在を認識したことを把握することができる。従って、変形例2に係る出退勤管理システム1は、端末10における発信間隔の延長を、より簡易な構成により実現することが可能となる。
(変形例3)
次に、上記実施例の変形例3について説明する。変形例3に係る出退勤管理システムの構成は、図1に示した実施例に係る出退勤管理システム1の構成と、同様である。従って、共通する構成要素には、同一の符号を付すと共に、その図示及び詳細な説明は省略する。以下、図12及び図13を参照しながら、変形例3に係る出退勤管理システム1の動作について、上記実施例との相違点を中心として説明する。
図12は、変形例3に係る出退勤管理システム1の一例を説明するための図である。図12に示す様に、上記実施例と変形例3との相違点は、端末10による存在通知に対する、基地局20による受信確認を、周辺機器探索用のプロトコルを用いて行う点である。具体的には、本変形例3では、端末10は、自端末の端末ID等を含む機器探索パケットを発信し、所定時間の間、BLE受信回路22により基地局20から機器探索パケットに対する応答パケットを待ち受ける。その後、応答パケットの中に、基地局20からの応答パケットが含まれている場合、端末10は、休止時間を延長した上で、休止状態に移行する。一方、基地局20からの応答パケットが含まれていない場合には、端末10は、再度BLE発信回路15を起動させる、あるいは、休止時間を延長することなく休止状態に移行する。そして、端末10は、BLE信号の再送を実施する。
具体的には、変形例3では、端末10の周囲に存在する機器(基地局20、他端末30等)を発見するためのプロトコルが用いられる。そのようなプロトコルとしては、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)におけるブロードキャストアドレス宛のICMP(Internet Control Message Protocol)エコーの様な通信プロトコルが考えられる。この様な通信プロトコルを利用可能な環境では、端末10は、機器探索パケットを発信(ブロードキャスト)した後、応答されたユニキャストのパケットを集計する。端末10は、その集計結果の中に、基地局20からの応答パケットが含まれていれば、基地局20が自端末の存在を認識したものと判断することができる。
再び図12を参照すると、U1では、端末10のBLE発信回路15は、周辺機器探索用のプロトコルにより、機器探索パケットをブロードキャストする。端末10の周辺に存在する他端末30及び基地局20は、端末10から機器探索パケットを受信すると、機器探索パケットに対する応答パケットを、ユニキャストにより返信する(U21、U22)。その後、端末10は、受信された応答パケットの中に、基地局20から送信された応答パケットが含まれているか否かを判定する。受信された応答パケットの中に、基地局20から送信された応答パケットが含まれている場合、端末10は、基地局20が自端末の存在を認識したものと判断する。以降、端末10は、存在通知パケットの発信頻度を、例えばa秒間隔から1分間隔に減少させる。また、端末10は、発信しない期間は、休止状態に移行することで、休止時間を制御する(U3)。その結果、端末10の休止時間は延長され、消費電力が節減される。
図13は、変形例3に係る端末10の動作の一例を説明するためのフローチャートである。図13は、上記変形例2の動作説明において参照した図9と、同様の処理を複数含む。具体的には、図13のステップS51〜S56、S58〜S63、S65、S69〜S71の各処理は、図9に示したステップS21〜S26、S28〜S33、S35、S39〜S41の各処理にそれぞれ対応するため、その詳細な説明を省略する。
ステップS57では、端末10のBLE発信回路15は、機器探索パケットを発信し、コントローラ13は、機器探索パケットに対する応答パケットを待ち受ける。そして、コントローラ13は、受信した応答パケットの中に基地局20からの応答パケットが含まれているか否かを判定することにより、基地局20からの応答パケットを受信したか否かを判定する(S64)。基地局20から応答パケットを受信した場合(S64;Yes)、コントローラ13は、ステップS58以降の処理を実行する。すなわち、コントローラ13は、BLE発信回路15、BLE受信回路16、及びFM受信回路11を、それぞれ再びオフ状態に移行させる(S58〜S60)。そして、端末10は、a秒よりも長い1分間の休止状態に入る(S61)。1分間が経過した後、コントローラ13は、再びステップS51に示した処理を実行する。
一方、基地局20から応答パケットを受信していない場合(S64;No)、コントローラ13は、ステップS65に示した処理を実行する。
上述した様に、変形例3に係る出退勤管理システム1において、端末10の存在を基地局20が検知したことを示す信号は、端末10が所定のプロトコルにより送信した機器探索パケットに対する基地局20からの応答パケットであってもよい。端末10は、所定の周辺機器探索用プロトコルを用いて、探索された基地局20からの応答を得ることで、基地局20と端末10との間で相互接続すること無しに、基地局20が自端末の存在を認識したことを把握することができる。従って、変形例3に係る出退勤管理システム1によっても、変形例2と同様に、端末10における発信間隔の延長を、より簡易な構成により実現することが可能となる。
なお、上記した実施例及び各変形例における基地局20は、例えば図14に示すようなハードウェアによりに実現される。図14は、基地局20のハードウェアの一例を示す図である。基地局20は、通信インタフェース200、プロセッサ201、メモリ202、無線通信回路203、無線通信回路204、アンテナ205、及びアンテナ206を有する。
無線通信回路203は、プロセッサ201から出力された信号に変調等の所定の処理を施し、処理後の送信信号をアンテナ205を介して送信する。無線通信回路204は、プロセッサ201から出力された信号に変調等の所定の処理を施し、処理後の送信信号をアンテナ206を介して送信する。また、無線通信回路204は、アンテナ206を介して受信した受信信号に復調等の所定の処理を施してプロセッサ201へ出力する。無線通信回路203は、例えばFM発信機21の機能を実現し、無線通信回路204は、例えばBLE受信回路22及びBLE発信回路23の機能を実現する。
通信インタフェース200は、各作業者の出退勤情報を管理するサーバ等の装置と基地局20とを有線接続によって接続するためのインタフェースである。
メモリ202には、コントローラ24の機能を実現するためのプログラム等が格納される。また、メモリ202には、各端末10から送信された端末ID等のデータが格納される。プロセッサ201は、メモリ202からプログラムを読み出して実行することにより、無線通信回路203及び204と協働して、例えば、FM発信機21、BLE受信回路22、BLE発信回路23、及びコントローラ24の各機能を実現する。
なお、メモリ202内のプログラムは、必ずしも最初から全てがメモリ202内に格納されていなくてもよい。例えば、基地局20に挿入されるメモリカードなどの可搬型記録媒体にプログラムが記憶され、基地局20がこのような可搬型記録媒体から処理に用いられる部分のプログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、プログラムを記憶させた他のコンピュータまたはサーバ装置などから、無線通信回線、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介して、基地局20がプログラムを取得して実行するようにしてもよい。
また、上記した実施例及び各変形例における端末10は、例えば図15に示すようなハードウェアによりに実現される。図15は、端末10のハードウェアの一例を示す図である。端末10は、プロセッサ100、メモリ101、無線通信回路102、無線通信回路103、アンテナ104、及びアンテナ105を有する。
無線通信回路102は、アンテナ104を介して受信した受信信号に復調等の所定の処理を施してプロセッサ100へ出力する。無線通信回路103は、プロセッサ100から出力された信号に変調等の所定の処理を施し、処理後の送信信号をアンテナ105を介して送信する。また、無線通信回路103は、アンテナ105を介して受信した受信信号に復調等の所定の処理を施してプロセッサ100へ出力する。無線通信回路102は、例えばFM受信回路11の機能を実現し、無線通信回路103は、例えばBLE発信回路15及びBLE受信回路16の機能を実現する。
メモリ101には、AD変換回路12、コントローラ13、及びタイマ14の機能を実現するためのプログラム等が格納される。また、メモリ101には、基地局20のID等のデータが格納される。プロセッサ100は、メモリ101からプログラムを読み出して実行することにより、無線通信回路102及び103と協働して、端末10の各機能を実現する。具体的には、プロセッサ100は、メモリ101からプログラムを読み出して実行することにより、例えば、FM受信回路11、AD変換回路12、コントローラ13、タイマ14、BLE発信回路15、及びBLE受信回路16の各機能を実現する。
なお、メモリ101内のプログラムは、必ずしも最初から全てがメモリ101内に格納されていなくてもよい。例えば、端末10に挿入されるメモリカードなどの可搬型記録媒体にプログラムが記憶され、端末10がこのような可搬型記録媒体から処理に用いられる部分のプログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、プログラムを記憶させた他のコンピュータまたはサーバ装置などから、無線通信回線、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介して、端末10がプログラムを取得して実行するようにしてもよい。
また、上記実施例及び各変形例において、基地局20は、遠距離電波を発信する発信機と近距離電波を受発信する発信機とを有する1つの装置として説明されたが、これらの発信機は、別々の装置として実現されてもよい。また、図1等においては、端末10は、1台のみ図示したが、勿論複数台であってもよく、基地局20についても、複数台あってもよい。更に、上述した実施例及び各変形例では、端末10と基地局20間の近距離通信媒体として、Bluetoothを例示した。しかしながら、端末10と基地局20間の近距離通信媒体はこれに限らず、ZigBee(登録商標)、WiFi(登録商標)、IrDA(Infrared Data Association)等を用いてもよい。
また、出退勤管理システム1の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的態様は、図示のものに限らず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することもできる。例えば、端末10のAD変換回路12とコントローラ13、あるいは、BLE発信回路15とBLE受信回路16をそれぞれ1つの構成要素として統合してもよい。反対に、端末10のBLE発信回路15は、例えば、BLE信号を送信する部分と、機器探索信号を送信する部分とに分けられてもよい。更に、メモリ等の記憶装置を、端末10や基地局20の外部装置としてネットワークやケーブル経由で接続する様にしてもよい。
更に、上記説明では、実施例及び変形例毎に、個別の構成及び動作を説明した。しかしながら、各実施例及び変形例に係る出退勤管理システムは、他の実施例や変形例に特有の構成要素を併せて有するものとしてもよい。また、実施例、変形例毎の組合せについても、2つに限らず、3つ以上の組合せ等、任意の形態を採ることが可能である。例えば、変形例1に係る小型FM発信機26−1、26−2を、変形例3に係る周辺機器探索用プロトコルを用いた出退勤管理システム1に適用してもよい。更に、1つの出退勤管理システム1が、実施例及び変形例1〜3において説明した全ての構成要素を併有するものとしてもよい。
1 出退勤管理システム
10 端末
11 FM(Frequency Modulation)受信回路
12 AD(Analog to Digital)変換回路
13 コントローラ
14 タイマ
15 BLE(Bluetooth Low Energy)発信回路
16 BLE受信回路
20 基地局
21 FM発信機
22 BLE受信回路
23 BLE発信回路
24 コントローラ
26−1、26−2 小型FM発信機
30 他端末
100 プロセッサ
101 メモリ
102、103 無線通信回路
104、105 アンテナ
200 通信インタフェース
201 プロセッサ
202 メモリ
203、204 無線通信回路
205、206 アンテナ
P1 存在通知パケット
P2 アドバタイズパケット

Claims (7)

  1. 遠距離無線通信方式により基地局から遠距離電波を受信する受信部と、
    前記遠距離電波の受信に伴い、信号の送受信を休止する休止時間を短縮する制御部と、
    前記制御部により休止時間が短縮された後に、近距離無線通信方式により前記基地局から近距離電波を受信すると、前記基地局へ近距離電波を発信する発信部と
    を有することを特徴とする移動端末装置。
  2. 前記発信部は、前記移動端末装置の存在を前記基地局が検知したことを示す信号を前記基地局から受信すると、前記休止時間を延長することを特徴とする請求項1に記載の移動端末装置。
  3. 前記基地局は、遠距離無線通信方式により遠距離電波を発信する第1の送信部と、前記第1の送信部とは別体に構成され、近距離無線通信方式により近距離電波を発信する第2の送信部とを有し、
    前記受信部は、前記第1の送信部から、前記遠距離電波を受信することを特徴とする請求項1に記載の移動端末装置。
  4. 前記移動端末装置の存在を前記基地局が検知したことを示す信号は、前記基地局が存在を検知した移動端末装置のリストを含むアドバタイズパケットであることを特徴とする請求項2に記載の移動端末装置。
  5. 前記移動端末装置の存在を前記基地局が検知したことを示す信号は、前記移動端末装置が所定のプロトコルにより送信した探索パケットに対する前記基地局からの応答パケットであることを特徴とする請求項2に記載の移動端末装置。
  6. 移動端末装置と、該移動端末装置から信号を受信する基地局とを有する通信制御システムにおいて、
    前記基地局は、
    遠距離無線通信方式により遠距離電波を送信する第1送信部と、
    近距離無線通信方式により近距離電波を送信する第2送信部と
    を有し、
    前記移動端末装置は、
    前記遠距離無線通信方式により基地局から前記遠距離電波を受信する受信部と、
    前記遠距離電波の受信に伴い、信号の送受信を休止する休止時間を短縮する制御部と、
    前記制御部により休止時間が短縮された後に、前記近距離無線通信方式により前記基地局から前記近距離電波を受信すると、前記基地局へ近距離電波を発信する発信部と
    を有することを特徴とする通信制御システム。
  7. 移動端末装置が、
    遠距離無線通信方式により基地局から遠距離電波を受信し、
    前記遠距離電波の受信に伴い、信号の送受信を休止する休止時間を短縮し、
    休止時間が短縮された後に、近距離無線通信方式により前記基地局から近距離電波を受信すると、前記基地局へ近距離電波を発信する
    ことを特徴とする通信制御方法。
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