JP2018537694A - マイクロ流体経過時間インジケータ - Google Patents

マイクロ流体経過時間インジケータ Download PDF

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Abstract

流体のリザーバ(20)と、多孔シート素子(50)と、リザーバ(20)および多孔シート素子(50)の間に位置する流体ポート(52)を備える経過時間インジケータ(2)が提供される。多孔シート素子(50)は、所定の横方向距離だけ流体ポート(52)から離れるように伸長する所定の領域(54a-54f)を備える。流体は、流体ポート(52)を通してリザーバ(20)から多孔シート素子(50)に選択的に供給され、多孔シート素子(50)は、前記流体が多孔シート素子(50)の所定の領域(54a-54f)を含浸するまで、前記流体を流体ポート(52)から離れるように所定の速度で多孔シート素子(50)を横方向に移動させ、所定の時間が終了した後に、多孔シート素子(50)の所定の領域(54a-54f)は透明またはより透明となる。【選択図】図1

Description

本発明は、経過時間を表示するためのマイクロ流体経過時間インジケータ、特に、限定はされないが、ラベル上において使用されるマイクロ流体経過時間インジケータに関する。
流体の移動速度または流量を制御するマイクロ流体手段を利用した、マイクロ流体経過時間インジケータが、すでに知られている。いくつかの公知のマイクロ流体経過時間インジケータでは、染料が使用されている。他の公知のマイクロ流体経過時間インジケータでは、肉眼で確認できる色の変化を生じさせるために、流体との化学反応が利用されている。このようなマイクロ流体経過時間インジケータをラベルに組み込んで、商品または商品の容器にとりつけることも公知である。
このような公知のマイクロ流体経過時間インジケータは、信頼性が低く、あるいは、製造に適していないといった問題を有する。また、このような公知のマイクロ流体経過時間インジケータは、経過時間を量的に表示することができない、あるいは、使用分野によっては正確性の点で十分ではないといった問題を有する。
以下に記載する特徴のいずれか1つの態様の1つ以上の特徴は、単独で適用されるか、あるいは他の態様との組み合わせにおいて適用される。たとえば、装置の特徴を方法の特徴として、あるいは、方法の特徴を装置の特徴として、それぞれ適用することができる場合がある。
本発明の態様の1つによる経過時間インジケータは、
流体のリザーバと、
多孔シート素子と、
前記リザーバと前記多孔シート素子との間に配置された流体ポートと、
を備え、
前記多孔シート素子は、前記流体ポートから所定の横方向距離だけ伸長する所定の領域を備え、
前記流体は、前記流体ポートを通じて前記リザーバから前記多孔シート素子に選択的に供給され、該多孔シート素子は、前記流体が該多孔シート素子の前記所定の領域を含浸するまで、前記流体を所定の速度で横方向に前記流体ポートから離れるように移動させて、前記多孔シート素子の前記所定の領域は、所定の時間の経過により、透明あるいはより透明となる、
ことを特徴とする。
前記流体は、アクティブ化イベントに応答して、前記リザーバから前記多孔シート素子に選択的に供給され得る。
前記所定の時間は、前記アクティブ化イベントから計測され得る。
前記多孔シート素子は、第1、第2、および第3の寸法を有し、第1の寸法は、たとえば、第2および第3の寸法よりはるかに小さい寸法であり、前記横方向は、第1の寸法の方向に対して実質的に垂直であり得る。たとえば、前記多孔シート素子は、厚さ、長さ、および幅を有し、該厚さは、前記長さおよび前記幅よりはるかに小さく、前記横方向は、前記厚さの方向に対して実質的に垂直であり得る。
前記所定の時間は、前記経過時間インジケータが付随する、あるいは、前記経過時間インジケータが取り付けられる、商品に応じて決定され得る。
前記所定の時間は、前記商品の寿命または保存可能期間、あるいは、前記商品の寿命または保存可能期間の所定の割合からなり得る。
前記流体は、無色または透明であり得る。
前記流体は、オイルからなり得る。
前記流体は、シリコンオイルからなり得る。
前記流体は、混合オイルからなり得る。
前記多孔シート素子は、前記流体の受け入れ前においては、不透明または実質的に不透明であり得る。
使用の際に、このような経過時間インジケータは、有色の商品または商品用の有色の容器などの有色物に取り付けられ、前記多孔シート素子が透明あるいはより透明になることにより、前記有色物が該多孔シート素子を通して目視可能あるいはより目視可能となるようにすることができる。
前記有色物としては、たとえば、緑色や赤色がある。
前記経過時間インジケータは、前記多孔シート素子が透明あるいはより透明になることにより、該多孔シート素子を通して目視可能あるいはより目視可能となるインジケータ素子を備えることができる。
このようなマイクロ流体経過時間インジケータは、手動のアクティブ化イベントからの経過時間に基づいて目視可能な変色を生じさせるために、化学反応を利用しない。このようなマイクロ流体経過時間インジケータは、通常、信頼性があり、かつ、製造に適している。このようなマイクロ流体経過時間インジケータは、アクティブ化イベントからの経過時間、および/または、アクティブ化イベントから計測される所定の時間の満了までの残された時間を定量的に示すように構成され得る。
前記インジケータ素子は、有色であり得る。
前記インジケータ素子は、緑色または赤色であり得る。
前記インジケータ素子は、非多孔質および/または前記流体に対して不浸透性を有し得る。
前記インジケータ素子は、有色の領域を有し得る。
前記有色の領域は、前記多孔シート素子の所定の領域が透明あるいはより透明になることにより、該多孔シート素子の前記所定の領域を通して目視可能あるいはより目視可能となり得る。
前記経過時間インジケータは、ベース層または基板を備えることができる。前記インジケータ素子は、前記ベース層または基板に形成される。
前記経過時間インジケータは、不透明な領域、および、前記多孔シート素子の前記所定の領域と実質的に整合する透明な窓領域を備えたカバー層を備えることができる。この場合、前記多孔シート素子の前記所定の領域は、該カバー層の前記透明な窓領域を通して目視可能となる。
前記カバー層は、単色であり得る。たとえば、該カバー層は、白色であり得る。
前記カバー層は、該カバーの上に印刷され、あるいは、備えられた、1つ以上の記号、符号、文字、数字、または図形表示を有することができる。
前記経過時間インジケータは、前記リザーバから前記流体ポートへの流体流路を提供するマイクロ流体チャネルを備えることができる。
前記経過時間インジケータは、それぞれが前記リザーバから前記流体ポートへの流体流路を提供する、複数のマイクロ流体チャネルを備えることができる。
前記経過時間インジケータは、前記流体のリザーバおよび前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれが備えられた流体管理層を備えることができる。前記流体のリザーバおよび前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれを単一の流体管理層内に備えさせることにより、製造を簡素化でき、もって製造コストも低減させることが可能となる。
前記流体ポートは、入口流体ポートを備えることができる。
前記経過時間インジケータは、前記リザーバから前記入口流体ポートに流体流路を提供する入口マイクロ流体チャネルを備えることができる。
前記経過時間インジケータは、前記多孔シート素子から流体を受け入れるための出口流体ポートを備えることができる。
前記入口流体ポートは、前記多孔シート素子の一端に隣接して、あるいは、その近傍に備えられ、前記出口流体ポートは、前記多孔シート素子の他端に隣接して、あるいは、その近傍に備えられることができる。
前記経過時間インジケータは、前記出口流体ポートからの流体流路を提供する出力マイクロ流体チャネルを備えることができる。
前記流体管理層は、前記リザーバと、前記入力および出力マイクロ流体チャネルを備えることができる。単一の流体管理層内に、前記リザーバと前記入力および出力マイクロ流体チャネルとを備えることにより、製造を簡素化でき、もって製造コストを低減させることが可能となる。
前記経過時間インジケータは、前記流体のリザーバ、前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数マイクロ流体チャネルのそれぞれ、前記流体ポートあるいは前記複数の流体ポートのそれぞれ、および、前記多孔性シート素子を画する、および/または、含むキャビティを有する本体を備えることができる。
前記本体は、1つ以上の層を備えることができる。
前記リザーバは、該本体の1つの層により形成され得る。
前記リザーバは、本体の1つ以上の層により形成され得る。
前記経過時間インジケータは、前記流体管理層と前記多孔シート素子との間に配置される1つ以上の中間層を備えることができる。前記1つ以上の中間層のそれぞれは、透明であり得る。前記1つ以上の中間層のそれぞれは、プラスチックまたはポリエチレンテレフタレート(PET)などの高分子材料からなり得る。前記1つ以上の中間層のそれぞれは、接着剤からなり得る。
前記1つ以上の中間層のそれぞれは、対応する第1アパチャを形成することができる。前記1つ以上の中間層の第1アパチャのそれぞれは、集合的に入口流体ポートを形成するよう整合する。前記1つ以上の中間層のそれぞれは、対応する第2アパチャを形成することができる。前記1つ以上の中間層の第2アパチャのそれぞれは、集合的に出口流体ポートを形成するよう整合する。
前記経過時間インジケータは、前記多孔シート素子と前記カバー層との間に配置される1つ以上のさらなる中間層を備えることができる。前記1つ以上のさらなる中間層のそれぞれは、透明であり得る。前記1つ以上のさらなる中間層のそれぞれは、プラスチックまたはポリエチレンテレフタレート(PET)などの高分子材料からなり得る。前記1つ以上のさらなる中間層のそれぞれは、接着剤からなり得る。
前記基板、前記流体管理層、前記1つ以上の中間層、および、前記1つ以上のさらなる中間層は、不浸透性、非多孔質、および/または、流体に対して不透過性を有することができる。
前記リザーバおよび/または前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは、前記リザーバから前記流体ポートへの前記流体の前記移動速度を制御するよう構成されることができる。
前記リザーバおよび/または前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは、前記流体が所定の移動時間内に前記リザーバから前記流体ポートへの移動を可能にするよう構成されることができる。
前記所定の移動時間は、前記所定の時間に対して小さい割合あるいはごくわずかな割合とすることができる。
前記所定の移動時間が前記所定の時間に対してごくわずかな割合である場合、前記多孔シート素子は、前記多孔シート素子の前記所定の領域の前記流体ポートからの前記横方向距離、および、前記多孔シート素子が、前記流体を横方向に、前記流体ポートから前記多孔シート素子の前記所定の領域までの前記多孔シート素子を通過させる際の前記所定の速度により、実質的に決定されるタイムスケールで、透明またはより透明となることができる。
前記所定の移動時間は、前記所定時間の10分の1以下、前記所定時間の20分の1以下、前記所定時間の50分の1以下、前記所定時間の100分の1以下、前記所定時間の1000分の1以下、あるいは、前記所定時間の10000分の1以下であり得る。
前記リザーバの形状および/サイズは、前記リザーバから前記流体ポートへの前記流体の前記移動速度を制御するよう選択され得る。
前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれの長さおよび/または断面寸法は、前記リザーバから前記流体ポートへの前記流体の移動速度を制御するよう選択され得る。
前記リザーバおよび/または前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは、前記流体が横方向に前記多孔シート素子を通過する前記所定の速度を制御するよう構成され得る。
前記リザーバの形状および/サイズは、前記流体が横方向に前記多孔シート素子を通過する前記所定の速度を制御するよう構成され得る。
前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれの長さおよび/または断面寸法は、前記流体が横方向に前記多孔シート素子を通過する前記所定の速度を制御するよう構成され得る。
前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは、100μm〜200μmの少なくとも1つの断面寸法を有し得る。
前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは、2mm以下の幅および10μm〜100μmの高さを有し得る。
前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは、直線からなることができる。
前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは、少なくとも1つの直線部を備えることができる。
前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは、少なくとも1つの湾曲部を備えることができる。
前記経過時間インジケータは、前記流体のリザーバを形成する変形可能な膜を備えることができる。
前記キャビティは、最初の段階では密閉されているが、選択的に前記経過時間インジケータの外部環境に晒されるよう構成され得る。
前記本体は、前記キャビティから伸長するインジケータ孔を備えることができる。該インジケータ孔は、前記多孔シート素子位置あるいは該多孔シート素子と隣接する位置で前記キャビティから伸長することができる。該インジケータ孔は、前記出力マイクロ流体チャネルの出口から伸長することができる。
前記本体は、前記キャビティから伸長するリザーバ孔を備えることができる。該リザーバ孔は、前記リザーバの位置あるいは該リザーバと隣接する位置で前記キャビティから伸長することができる。
前記リザーバ孔は、前記キャビティの一端にある、該一端に隣接する、あるいは、該一端近傍にある位置で、前記キャビティから伸長し、前記インジケータ孔は、前記キャビティの他端にある、該他端に隣接する、あるいは、該他端近傍にある位置で、前記キャビティから伸長することができる。
前記アクティブ化イベントは、前記インジケータ孔および前記リザーバ孔のうち少なくとも1つを開封することからなることができる。
前記インジケータ孔は、最初の段階では密閉されているが、該インジケータ孔を通じて、前記キャビティから前記経過時間インジケータの外部環境への流体流路を提供するために、選択的に開封するよう構成されることができる。
前記リザーバ孔は、最初の段階は密閉されているが、該リザーバ孔を通じて、前記キャビティから前記経過時間インジケータの外部環境への流体流路を提供するために、選択的に開封されるよう構成されることができる。
前記インジケータ孔および前記リザーバ孔は、同時に選択的に開封されるよう構成されることができる。
前記インジケータ孔および前記リザーバ孔は、異なるタイミングで選択的に開封されるよう構成されることができる。
前記インジケータ孔および前記リザーバ孔は、前記アクティブ化イベントに応答して選択的に開封されるよう構成されることができる。
前記インジケータ孔または前記リザーバ孔のうちの1つは、アクティブ化イベントに応答して選択的に開封されるよう構成されることができる。
前記経過時間インジケータは、最初の段階では前記インジケータ孔および前記リザーバ孔のうちの少なくとも1つを密閉する、前記本体に取り外し可能に取り付けられるシール部材を備えることができる。
前記インジケータ孔は、前記シール部材を前記本体から分離することで開封され得る。
前記経過時間インジケータの前記本体は、容器の第1部分に取り付け可能である。前記シール部材は、該容器の第2部分に取り付け可能であり、該容器の第1部分および第2部分を相対的に動かして初めて前記容器を開封することにより、前記シール部材が前記本体から分離され、前記インジケータ孔および前記リザーバ孔のうちの少なくとも1つは開封され得る。
前記経過時間インジケータは、取り外し可能に前記本体に取り付けられたシール部材を備え、該シール部材は最初の段階では前記インジケータ孔または前記リザーバ孔のうちの1つを密閉するようにできる。前記インジケータ孔および前記リザーバ孔は、空気チャネルにより連結され得る。該空気チャネルは、前記マイクロ流体チャネルから分離して形成され、前記本体から前記シール部材が分離することにより、前記インジケータ孔および前記リザーバ孔の両方を開封し得る。
前記空気チャネルは、前記本体に備えられる。
前記インジケータ孔または前記リザーバ孔のうちの1つは、恒常的に開口し、前記インジケータ孔または前記リザーバ孔のうちの他方は、該インジケータ孔および該リザーバ孔のうちの他方を通じて、前記キャビティから前記経過時間インジケータの外部環境に流体流路を提供するために、選択的に開封するよう構成され得る。
前記経過時間インジケータは、前記本体に取り外し可能に取り付けられたインジケータ孔シール部材を備え、最初の段階では前記インジケータ孔を密閉し得る。
前記インジケータ孔は、前記本体から前記インジケータ孔シール部材を分離することにより開封され得る。
前記経過時間インジケータは、前記本体に取り外し可能に取り付けられたリザーバ孔シール部材を備え、最初の段階では前記リザーバ孔を密閉し得る。
前記リザーバ孔は、前記本体から前記リザーバ孔シール部材を分離することにより開封され得る。
前記流体リザーバ内で、前記流体の第1の側において前記キャビティ内に存在する空気は、前記アクティブ化イベント前は第1気圧にあり得る。たとえば、前記流体リザーバ内で、前記流体の上方における前記キャビティ内の空気は、前記アクティブ化イベント前に第1の気圧にあり得る。前記リザーバ孔内の空気は、前記アクティブ化イベント前に第1の気圧にあり得る。前記流体リザーバ内で、前記流体の第2の側において前記キャビティ内に存在する空気は、前記アクティブ化イベント前に第2の気圧にあり得る。たとえば、前記流体リザーバ内で、前記流体の下方における前記キャビティ内の空気は、前記アクティブ化イベント前に第2の気圧にあり得る。前記入力マイクロ流体チャネル、前記入口流体ポート、前記多孔シート素子の周辺、前記出口流体ポート、および前記出口マイクロ流体チャネルにおける空気は、前記アクティブ化イベント前に第2の気圧にあり得る。第1気圧は、第2気圧より小さい。第1気圧は、大気圧より小さい。第2気圧は、大気圧より大きい。前記流体リザーバ内で、前記流体の第1の側における前記キャビティ内の空気の気圧は、前記アクティブ化イベント前に減圧され、第1の側とは反対である、前記流体リザーバ内で、前記流体の第2の側における前記キャビティ内の空気の気圧は、前記アクティブ化イベント前に、流体リザーバ内の流体を保持するよう作用させ得る。
前記多孔シート素子は、複数の所定の領域を備え、前記所定の領域のそれぞれは、対応する所定の横方向距離だけ前記流体ポートから離れており、前記多孔シート素子の前記所定の領域の1つは、前記所定の時間が終了した後に透明あるいはより透明となり、他の前記所定の領域のそれぞれは、対応する中間の所定時間が終了した後に透明あるいはより透明となるように構成され得る。
前記中間の所定時間のそれぞれは、前記所定の時間の所定の割合であり得る。
前記中間の所定時間のそれぞれは、前記アクティブ化イベント時から計測され得る。
2つ以上の前記有色の領域は、同一色を有することができる。
2つ以上の前記有色の領域は、異なる色を有することができる。
1つ以上の前記有色の領域は、緑色であり得る。
1つ以上の前記有色の領域は、赤色であり得る。
前記カバー層は、不透明な領域、および、前記多孔シート素子の前記所定の領域のそれぞれに対応して1つずつ透明な窓領域を備える。前記カバー層の前記透明な窓領域のそれぞれは、対応する前記多孔シート素子の前記所定の領域の1つと実質的に整合するため、該対応する前記多孔シート素子の前記所定の領域は、前記カバー層の対応する前記透明な窓領域を通じて目視可能であり得る。
前記多孔シート素子内における前記流体の前記所定の移動速度は、該流体の少なくとも1つの特性に依存させることができる。
前記多孔シート素子内における前記流体の前記所定の移動速度は、該流体の組成および/または粘度に依存させることができる。
前記多孔シート素子内における前記流体の前記所定の移動速度は、該多孔シート素子の少なくとも1つの特性に依存させることができる。
前記多孔シート素子内における前記流体の前記所定の移動速度は、該多孔シート素子の組成および/または多孔度に依存させることができる。
前記多孔シート素子は、繊維からなり得る。
前記多孔シート素子は、セルロース繊維からなり得る。
前記多孔シート素子は、ペーパーからなり得る。
前記多孔シート素子は、フィルターペーパーからなり得る。
前記経過時間インジケータは、可撓性であり得る。
前記経過時間インジケータは、所定の向きで使用するよう構成され得る。たとえば、経過時間インジケータは、前記多孔シート素子の上方に前記リザーバが位置する所定の向きで使用されるよう構成され得る。前記経過時間インジケータは、該経過時間インジケータに必要とされる向きを示すために、「上(逆積禁止)」を示す矢印などのマークを備えることができる。たとえば、カバー層は、前記経過時間インジケータに必要とされる向きを示すために、「上」を示す矢印などのマークを有することができる。前記多孔シート素子の上方に前記リザーバが位置する向きに前記経過時間インジケータを配置させることにより、重力/静水圧の作用と毛細管現象の作用との組み合わせによって、前記流体を前記リザーバから前記多孔シート素子へ流動させることができる。
本発明の1つ態様による、経過時間インジケータを備えたラベルは、
流体のリザーバと、
多孔シート素子と、
前記リザーバと前記多孔シート素子との間に配置された流体ポートと、
を備え、
前記多孔シート素子は、所定の横方向距離だけ前記流体ポートから離れている、所定の領域を画し、
前記流体は、前記流体ポートを通じて前記リザーバから前記多孔シート素子に選択的に供給され、該多孔シート素子は、前記流体が該多孔シート素子の前記所定の領域を含浸させるまで、前記流体を所定の速度で横方向に前記流体ポートから離れるように移動させ、前記多孔シート素子の前記所定の領域は、所定の時間が経過すると、透明あるいはより透明となる、
経過時間インジケータを備えることを特徴とする。
前記流体は、アクティブ化イベントに応答して、前記リザーバから前記多孔シート素子へ選択的に供給され得る。
前記所定の時間は、前記アクティブ化イベントから計測され得る。
本発明の1つの態様による、経過時間インジケータを備えた容器は、インジケータは、
流体のリザーバと、
多孔シート素子と、
前記リザーバと前記多孔シート素子との間に配置された流体ポートと、
を備え、
前記多孔シート素子は、所定の横方向距離だけ前記流体ポートから離れている、所定の領域を画し、
前記流体は、前記流体ポートを通じて前記リザーバから前記多孔シート素子に選択的に供給され、該多孔シート素子は、前記流体が該多孔シート素子の前記所定の領域を含浸させるまで、前記流体を所定の速度で横方向に前記流体ポートから離れるように移動させ、前記多孔シート素子の前記所定の領域は、所定の時間が経過すると、透明あるいはより透明となる、
経過時間インジケータを備えることを特徴とする。
前記流体は、アクティブ化イベントに応答して、前記リザーバから前記多孔シート素子へ選択的に供給され得る。
前記所定の時間は、前記アクティブ化イベントから計測され得る。
本発明の1つの態様による、経過時間を示す方法は、
多孔シート素子を用意し、
流体ポートを用意し、
前記多孔シート素子に、所定の横方向距離だけ前記流体ポートから離れている、所定の領域を形成し、
流体を、前記流体ポートを通じて前記多孔シート素子に選択的に供給し、該多孔シート素子は、前記流体が該多孔シート素子の前記所定の領域を含浸させるまで、前記流体を所定の速度で横方向に前記流体ポートから離れるように移動させ、前記多孔シート素子の前記所定の領域を、所定の時間が経過した後に、透明あるいはより透明とする、
ことを特徴とする。
前記流体は、流体のリザーバから前記多孔シート素子へ選択的に供給され得る。
前記流体は、アクティブ化イベントに応答して、前記リザーバから前記多孔シート素子に選択的に供給され得る。
前記所定の時間は、前記アクティブ化イベント時から計測することができる。
前記方法は、前記流体のリザーバを前記多孔シート素子の上方に配置させる工程をさらに備えることができる。
図1は、アクティブ化前のマイクロ流体経過時間インジケータを示す概略斜視図である。 図2(a)は、アクティブ化された直後における、図1のマイクロ流体経過時間インジケータを示す概略平面図である。図2(b)は、図2(a)のマイクロ流体経過時間インジケータのA−A概略断面図である。 図3(a)は、アクティブ化された直後における、図1のマイクロ流体経過時間インジケータを示す概略平面図である。図3(b)は、アクティブ化から第1期間が終了した後のマイクロ流体経過時間インジケータを示す概略平面図である。図3(c)は、アクティブ化から第2期間が終了した後のマイクロ流体経過時間インジケータを示す概略平面図である。図3(d)は、アクティブ化から最終期間が終了した後のマイクロ流体経過時間インジケータを示す概略平面図である。 図4(a)は、図1のマイクロ流体経過時間インジケータが分離式容器に取り付けられ、かつ、容器を開封して経過時間インジケータをアクティブ化させる前の状態を示す概略図である。図4(b)は、容器を開封して経過時間インジケータをアクティブ化させた直後の図1のマイクロ流体経過時間インジケータを示す概略図である。 図5(a)は、第1の代替形態のマイクロ流体経過時間インジケータのアクティブ化前の状態を示す概略平面図である。図5(b)は、第2の代替形態のマイクロ流体経過時間インジケータのアクティブ化前の状態を示す概略平面図である。図5(c)は、第3の代替形態のマイクロ流体経過時間インジケータのアクティブ化前の状態を示す概略平面図である。 図6(a)は、第4の代替形態のマイクロ流体経過時間インジケータのアクティブ化直後の状態を示す概略平面図である。図6(b)は、第4の代替形態のマイクロ流体経過時間インジケータのアクティブ化から第1期間が終了した後の状態を示す概略平面図である。図6(c)は、第4の代替形態のマイクロ流体経過時間インジケータのアクティブ化から最終期間が終了した後の状態を示す概略平面図である。 図7(a)は、第5の代替形態のマイクロ流体経過時間インジケータアクティブ化直後の状態を示す概略平面図である。図7(b)は、第5の代替形態のマイクロ流体経過時間インジケータのアクティブ化から第1期間が終了した後の状態を示す概略平面図である。図7(c)は、第5の代替形態のマイクロ流体経過時間インジケータアクティブ化から最終期間が終了した後の状態を示す概略平面図である。 図8(a)は、第6の代替形態のマイクロ流体経過時間インジケータの分解組立図である。図8(b)は、第6の代替形態のマイクロ流体経過時間インジケータの流体経路を示す分解組立図である。 図9(a)は、第6の代替形態のマイクロ流体経過時間インジケータが分離式容器に取り付けられ、かつ、容器を開封して経過時間インジケータをアクティブ化させる前の状態を示す概略図である。図9(b)は、容器を開封して経過時間インジケータをアクティブ化させた直後の第6の代替形態のマイクロ流体経過時間インジケータを示す概略図である。
以下、本発明の経過時間インジケータの1例について、図面を参照しつつ説明するが、本発明の経過時間インジケータは当該説明によって限定されることはない。
図1は、本体4と、本体4の上面8に取り外し可能に取り付けられたシール部材6とを含むマイクロ流体経過時間インジケータ2を示す。シール部材6は、本体4から離れたタブ部6aを備える。本体4は、本体4を生鮮商品または生鮮商品用の容器などの物体(図示せず)に取り付けるために、その下面12に接着剤層(図1には明確に図示せず)を含む。本体4は、本体4が種々の異なる物体の形状に沿うことが可能となるよう、可撓性を有する。
マイクロ流体経過時間インジケータ2は、物体に取り付けるラベルであるか、あるいはラベルの一部である。図1のマイクロ流体経過時間インジケータ2は概略的に示されており、マイクロ流体経過時間インジケータ2の相対比は、図1に示されたものとは非常に異なる場合があることは、当業者が理解するところである。特に、マイクロ流体経過時間インジケータ2の厚さ(すなわち、図1の垂直方向における、マイクロ流体経過時間インジケータ2の高さまたは寸法)は、明確さのために誇張してある。
使用の際には、シール部材6のタブ部6aは、シール部材6が本体4から離れるまで引っ張られる。後述するように、本体4からシール部材6を取り外すことにより、マイクロ流体経過時間インジケータ2がアクティブ化され、その後、アクティブ化から経過した時間を目視可能に表示する。
シール部材6を本体4から取り外した直後のマイクロ流体経過時間インジケータ2は、図2(a)および図2(b)に、より詳細に示される。マイクロ流体経過時間インジケータ2は、流体22のリザーバ20と、表示配置30と、リザーバ20から表示配置30まで伸長するマイクロ流体チャネル40とを含む。図2(b)に示すように、本体4はいくつかの異なる層を含んでおり、これらは一体となってリザーバ20と、マイクロ流体チャネル40と、表示配置30とを形成する。以下に特記しない限り、本体4の種々の異なる層は、不浸透性 、非多孔質、および/または流体22に対して不透過性を有するものとする。
本体4は、リザーバ20から本体4の上面8まで伸長するリザーバ孔24からなる開口を備える。本体4からシール部材6を取り外す前において、リザーバ孔24はシール部材6により密閉されている。シール部材6を本体4から取り外すことにより、リザーバ孔24は開封または開口し、リザーバ孔24は、図2(b)に示すように、リザーバ20から本体4の外部環境26への空気の流路を提供する。本体4は、リザーバ出口流体ポート28を備える。流体22として、粘度が10cP〜5000cPの範囲であるシリコンオイルが用いられている。
表示配置30は、ペーパー素子50からなる多孔シート素子を含み、ペーパー素子50は、最初の段階では不透明あるいはやや不透明であるが、流体22が含浸することにより透明あるいはより透明となる。表示配置30は、ペーパー素子 と流体連通する入口流体ポート52をさらに含む。マイクロ流体チャネル40は、リザーバ出口流体ポート28から表示配置30の入口流体ポート52に流体流路を提供する。表示配置30は、ペーパー素子50の下に配置された表示素子あるいは層56に備えられた、複数の有色インジケータ領域54a、54b、54c、54d、54eおよび54fを含む。図2(a)および図2(b)においては明確に図示しないが、インジケータ領域54a、54b、54c、54dおよび54eは緑色であり、インジケータ領域54fは赤色である。
本体4は、複数の透明な窓60a、60b、60c、60d、60eおよび60fを備えた上方カバー層60を含み、それぞれの窓60a、60b、60c、60d、60eおよび60fは、対応する有色インジケータ領域54a、54b、54c、54d、54eおよび54f上にそれぞれ整合する。
なお、ペーパー素子50と上方カバー層60との間に位置する、本体4の介在層は、概して透明である。
本体4は、ペーパー素子50から本体4の上面8に伸長するインジケータ孔62からなる開口をさらに備える。本体4からシール部材6を取り外す前においては、インジケータ孔62は、シール部材6により密閉されている。シール部材6を本体4から取り外すことにより、インジケータ孔62は開封または開口し、インジケータ孔62は、ペーパー素子50から、外部環境26へと空気の流路を提供する。
なお、本体4は、キャビティ70を備え、キャビティ70は、流体リザーバ20、リザーバ出口流体ポート28、マイクロ流体チャネル40、表示配置30の入口流体ポート52、およびペーパー素子50を含む。シール部材6を取り外す前においては、キャビティ70は、外部環境26から密閉されている。
シール部材6を本体4から取り外すと、リザーバ孔24が開封されて、経過時間インジケータ2がアクティブ化する。これにより、リザーバ20に隣接するキャビティ70の端部は、外部環境26の気圧に晒され、インジケータ孔62が開封されて、ペーパー素子50に隣接するキャビティ70の端部が外部環境26の気圧に晒される。シール部材6を本体4から取り外すアクティブ化に続いて、毛細管現象により、流体22は、数秒から数分の範囲である比較的短時間のうちに、マイクロ流体チャネル40に沿ってリザーバ出口流体ポート28から表示配置30の入口流体ポート52に移動する。リザーバ孔24を通じて空気が流入し、リザーバ20から失われた流体22に置き換わり、インジケータ孔62から空気が流出することにより、流体22がペーパー素子50に向かって移動する。
ペーパー素子50に接触すると、流体22は、毛細管現象により、主にペーパー素子50の組成や流体22の粘度に依存する所定の速度で、ペーパー素子50を通じて横方向に移動する。流体22がペーパー素子50に含浸するにつれ、ペーパー素子50は透明あるいはより透明になり、有色インジケータ領域54a、54b、54c、54d、54eおよび54fは、アクティブ化の後に所定の回数だけ、段階的に透明な窓60a、60b、60c、60d、60eおよび60fを通して目視可能あるいはより目視可能となる。
図3(a)〜図3(d)に示すように、有色インジケータ領域54a、54b、54c、54d、54eおよび54fが現れることにより、アクティブ化後から経過した時間が目視的に表示される。明確性のために、図3(a)〜図3(d)においては、経過時間インジケータ2の細部について多数省略している。図3(a)に示すように、アクティブ化の直後には、有色インジケータ領域54a、54b、54c、54d、54eおよび54fのいずれも、窓60a、60b、60c、60d、60eおよび60fを通して目視することができない。図3(b)に示すように、アクティブ化後に第1の中間の所定時間が経過すると、表示配置30の入口流体ポート52に最も近い第1の緑色のインジケータ領域54aが窓60aを通じて目視可能となるか、あるいは、よりはっきりと目視可能となる。同様に、図3(c)に示すように、アクティブ化後に第2の中間の所定時間が経過すると、第1の緑色のインジケータ領域54aに隣接する第2の緑色のインジケータ領域54bも窓60bを通じて目視可能となるか、よりはっきりと目視可能となる。図3(d)に示すように、アクティブ化後に最終的な所定時間が経過すると、表示配置30の入口流体ポート52から最も遠い赤色のインジケータ領域54fも窓60fを通じて目視可能となるか、よりはっきりと目視可能となる。終了までの所定時間は、経過時間インジケータ2が取り付けられる商品の寿命または保存可能期間に基づいて選択される。第1および第2の中間の所定時間を含む中間の所定時間は、終了までの所定時間の所定の割合からなる。ペーパー素子50を通じて横方向に流体が移動する速度は、ペーパー素子50の多孔度および/または流体22の粘度を選択することにより選択される。インジケータ領域54a、54b、54c、54d、54eおよび54fの横方向の位置についても、関係する商品の寿命または保存可能期間の開始時点において経過時間インジケータ2がアクティブ化され、緑色のインジケータ領域54a、54b、54c、54d、54eが連続的に現れて、商品の寿命または保存可能期間の終了まで残された時間を段階的に示し、その後、赤色のインジケータ領域54fが現れて、商品の寿命または保存可能期間が実際に終了したことを示すように、選択される。
なお、リザーバ20およびマイクロ流体チャネル40は、リザーバ20から入口流体ポート52へ流体が移動する速度を制御するよう構成される。具体的には、リザーバ20およびマイクロ流体チャネル40は、リザーバ20から入口流体ポート52へ流体が移動する際に、所定の移動時間内に移動させるよう構成されている。この所定の移動時間は、終了までの所定時間に対して相対的に小さいあるいはごくわずかな割合であるため、インジケータ領域54a、54b、54c、54d、54eおよび54fが出現するタイミングは、本質的には、流体ポート52に対するインジケータ領域54a、54b、54c、54d、54eおよび54fの横方向の位置と、ペーパー素子50がペーパー素子50を通して入口流体ポート52から離れるように流体を横方向に移動させる際の所定の速度により決定される。所定の移動時間は、たとえば、分単位であり、終了までの所定時間は、数時間単位あるいはそれ以上である。所定の移動時間は、たとえば、終了までの所定時間の10分の1以下、20分の1以下、50分の1以下、100分の1以下、1000分の1以下、または10000分の1以下とすることができる。さらに、リザーバ20およびマイクロ流体チャネル40の構成も、流体が多孔シート素子を通じて横方向に移動する所定の速度に影響する。したがって、リザーバ20の形状および/またはサイズと、マイクロ流体チャネル40の長さおよび/または断面の寸法もまた、終了までの所定時間に基づいて選択される。
図4(a)および4(b)は、容器80を初めて開封した時からの経過時間をモニタリングするために使用するマイクロ流体経過時間インジケータ2を示す。図4(a)および図4(b)に示すように、容器80は、容器本体80aと容器の蓋80bという2つの部分からなる。本体4の下面12は、本体4の下面12を容器本体80aに取り付けるための接着剤層を含む。同様に、シール部材6のタブ6aも、タブ6aの下面を容器の蓋80bに取り付けるために、タブ6aの下面に接着剤層を含む。マイクロ流体経過時間インジケータ2は、容器80に取り付けるラベルとして、あるいはラベルの一部として構成される。容器80を初めて開封し、容器の蓋80bを容器本体80aから初めて分離すると、シール部材6は容器の蓋80bに取り付けられた状態を維持するが、図4(b)に示すように、容器本体80aに取り付けられた状態を維持する本体4から分離され、リザーバおよびインジケータ孔24、62が開封される。これにより、上述したように、マイクロ流体経過時間インジケータ2がアクティブ化される。このようにして、マイクロ流体経過時間インジケータ2は、容器80を初めて開封した時から経過した時間を段階的に示し、および/または、容器80の中身の期限終了までに残された時間を段階的に示す。
あるいは、容器本体80aおよび容器の蓋80bは一体であるが、相対的に移動可能であり、容器80を初めて開封する際にシール部材6が本体4から分離される。たとえば、容器本体80および容器の蓋80bは一体であるが、相対的に旋回可能であり、容器80を初めて開封する際にシール部材6が本体4から分離される。
あるいは、本体4は、容器の蓋80bに取り付けられ、タブ6aは容器本体80aに取り付けられる。
図5(a)に示す、代替形態の1例のマイクロ流体経過時間インジケータ102は、本体4と、本体4の上面8に着脱可能に取り付けるように修正されたシール部材106を備える。図5(a)に示したマイクロ流体経過時間インジケータ102は、変更例のシール部材106を除き、図1に示したマイクロ流体経過時間インジケータ2と同一である。シール部材6と同様に、変更例のシール部材106は、本体4から離れたタブ部106aを備える。しかしながら、シール部材6とは異なり、変更例のシール部材106は、透明な窓または窓凹部106bを備え、本体4の上方カバー層60の窓60a、60b、60c、06d、60e、60fは、シール部材6が本体4から分離される前でも、明確に目視可能となる。マイクロ流体経過時間インジケータ102の操作は、マイクロ流体経過時間インジケータ2の操作と同一である。
図5(b)に示す、代替形態の1例のマイクロ流体経過時間インジケータ202は、本体204と、本体204の上面208に着脱可能に取り付けられたシール部材206とを備える。図5(b)に示したマイクロ流体経過時間インジケータ202は、図1に示したマイクロ流体経過時間インジケータ2と多数の点で類似する。しかしながら、本体4とは異なり、本体204は流体リザーバを備えていない。その代わりに、本体204は、流体222を含む変形可能なリザーバ膜227を含むリザーバチャンバ229を備える。変形可能なリザーバ膜227は、リザーバ出口流体ポート228を備える。リザーバチャンバ229は、外部環境226に対して恒常的に開口するリザーバ孔224を備える。
本体4と同様に、本体204は、窓260a、260b、260c、260d、260eおよび260fを含む表示配置230を備える。本体4と同様に、本体204は、リザーバ220と表示配置230との間に流体流路を提供するマイクロ流体チャネル240を備える。本体4と同様に、本体204は、外部環境226への気流の通路を選択的に提供するインジケータ孔262を備える。シール部材6と同様に、シール部材206は、本体204から離れたタブ部206aを備える。しかしながら、シール部材6とは異なり、シール部材206は、インジケータ孔262のみを密閉し、リザーバ孔224は密閉しない。流体222は、シール部材206のタブ部206aが引っ張られ、インジケータ孔262が開封されるまでリザーバ220内に留まる。インジケータ孔262が開封されると、毛細管現象により、マイクロ流体経過時間インジケータ2に関して上述したのと同様に、流体222はマイクロ流体チャネル240に沿って表示配置230まで移動する。アクティベート化からの経過時間の表示は、マイクロ流体経過時間インジケータ2に関して上述したのと同様に、窓260a、260b、260c、260d、260eおよび260fを介して提供される。
図5(c)に示す、代替形態の1例のマイクロ流体経過時間インジケータ302は、本体304と、本体304の上面308から着脱可能に取り付けられたシール部材306とを備える。図5(c)に示したマイクロ流体経過時間インジケータは、図1に示したマイクロ流体経過時間インジケータ2と多数の点において類似する。本体4と同様に、本体304は、流体322のリザーバ320と、窓360a、360b、360c、360d、360eおよび360fを含む表示配置330とを備える。本体4と同様に、本体304は、リザーバ320と表示配置330との間に流体流路を提供するマイクロ流体チャネル340を備える。本体4と同様に、本体304は、外部環境326に気流を提供する通路を選択的に提供するインジケータ孔362を備える。しかしながら、本体4とは異なり、本体304は、リザーバ320からインジケータ孔362まで本体4の内部に伸長する気流通路あるいはチャネル325を備える。シール部材6と同様に、シール部材306は、本体304から離れたタブ部306aを備える。シール部材306は、インジケータ孔362を密閉する。流体322は、シール部材306のタブ部306aが引っ張られ、インジケータ孔362が開封されるまで、リザーバ320内に留まる。インジケータ孔362が開封されると、毛細管現象により、マイクロ流体経過時間インジケータ2に関して上述したのと概ね同様にして、流体322はマイクロ流体チャネル340に沿って表示配置330まで移動する。気流通路またはチャネル325は、外部環境326からの空気をリザーバ320へ通す通路を提供し、この空気が、リザーバ320で失われた流体322に置き換わる。アクティベート化からの経過時間の表示は、マイクロ流体経過時間インジケータ2に関して上述したのと同様に、窓360a、360b、360c、360d、360eおよび360fを介して提供される。
図6(a)〜図6(c)は、上方カバー層460に形成された第1のより大きな透明な窓領域460aおよび第2のより小さな透明な窓領域460bを含む、代替の表示配置430を有する代替形態の1例のマイクロ流体経過時間インジケータ402の動作を示す。マイクロ流体経過時間インジケータ402は、より大きな透明な窓領域460aと実質的に整合する第1のより大きな緑色のインジケータ領域454aと、より小さな透明な窓領域460bと実質的に整合する第2のより小さな赤色のインジケータ領域454bとをさらに含む。マイクロ流体経過時間インジケータ402は、カバー層460とインジケータ領域454aおよび454bとの間に配置されたペーパー素子450からなる多孔シート素子を含む。図6(a)に示すように、アクティブ化直後は、インジケータ領域454aおよび454bのいずれも目視不能である。アクティブ化後に時間が経過するに伴い、流体は漸進的にペーパー素子450に含浸し、図6(b)に示すように、第1のインジケータ領域454aが漸進的に現れる。アクティブ化後の第1の所定の時間の経過後は、流体はペーパー素子450に含浸し、第1のインジケータ領域454a全体が現れる。アクティブ化の第2の所定時間すなわち終了までの所定時間の経過後は、流体はペーパー素子450に含浸し、図6(c)に示すように、第2のインジケータ領域454bが現れる。
図7(a)〜図7(c)は、上方カバー層560上に形成された、単一の細長い透明な窓領域560aを含む、代替の表示配置530を有するさらなる代替形態の1例のマイクロ流体経過時間インジケータ502の動作を示す。マイクロ流体経過時間インジケータ502は、透明な窓領域560aと実質的に整合する単一の細長い緑色のインジケータ領域554aをさらに含む。マイクロ流体経過時間インジケータ502は、カバー層560とインジケータ領域554aとの間に配置されたペーパー素子550からなる多孔シート素子を含む。図7(a)に示すように、アクティブ化直後は、インジケータ領域554aは目視不能あるは明確に目視することができない。アクティブ化後に時間が経過するに伴い、流体は漸進的にペーパー素子550に含浸し、図7(b)に示すように、インジケータ領域554aは漸進的に現れる。アクティブ化後の所定の時間の経過後、流体はペーパー素子550に含浸し、図7(c)に示すようにインジケータ領域554aの全体が現れる。
図8(a)に示す、さらなる代替形態の1例のマイクロ流体経過時間インジケータ602は、ベース層または基板604a、基板604a上にそれぞれ形成された第1および第2の有色インジケータ領域654aおよび654b、複数の透明な窓660a、660b、660c、660dおよび660eを形成する上方カバー層660、有色インジケータ領域654a、654bとカバー層660との間に配置された多孔シート素子650を含む。第1の有色インジケータ領域654aは緑色であり、第2の有色インジケータ領域654bは赤色である。透明な窓660a、660b、660c、660dは、第1の有色インジケータ領域654a上に整合し、透明な窓660eは第2の有色インジケータ領域654b上に整合する。透明な窓660a〜660e、有色インジケータ領域654aと654b、および多孔シート素子650は、集合的に表示配置630を形成する。経過時間インジケータ602は、多孔シート素子650を収容するアパチャ650aを備えた中間ポリエチレンテレフタレート(PET)層604eを含む。
多孔シート素子650と有色インジケータ領域654aおよび654bとの間には、流体リザーバ620と、流体リザーバ620から第1の有色インジケータ領域654aに隣接する出口621aに伸長する入力マイクロ流体チャネル604aと、第2の有色インジケータ領域645bに隣接する入口621bから流体リザーバ620に隣接する出口621cに伸長する出力マイクロ流体チャネル640bとを備えた、PET流体管理層604bが配置される。
経過時間インジケータ602は、1つ以上の中間透明層604cおよび604dを、流体管理層604bと多孔シート素子650との間に含む。中間透明層604cおよび604dのそれぞれは、透明の接着剤および/または透明のPETを含む。同様に、経過時間インジケータ602は、1つ以上のさらなる中間透明層604fおよび604gを、多孔シート素子650とカバー層660との間に含む。中間透明層604fおよび604gのそれぞれは、透明の接着剤および/または透明のPETを含む。基板604a、流体管理層604b、中間層604c〜604gおよびカバー層660は、集合的に経過時間インジケータ602の本体604を形成する。以下に特記しない限り、種々の異なる層604a〜604gは不浸透性、非多孔質および/または流体22に対して不透過性を有する。
図8(b)に示すように、それぞれの中間透明層604cおよび604dは、入力マイクロ流体チャネル604aの出口621aから多孔シート素子650に流体が流動することを可能にするための、対応するアパチャ652aを備える。アパチャ652aは、多孔シート素子650の一端上または一端付近において集合的に入口流体ポート652を形成する。同様に、それぞれの中間透明層604cおよび604dは、多孔シート素子650から出力マイクロ流体チャネル640bの入口621bに流体が流動することを可能にするために、対応するアパチャ653aを備える。アパチャ653aは、多孔シート素子650の一端上または一端付近において集合的に出口流体ポート653を形成する。
流体管理層604bとカバー層660との間のそれぞれの中間層604c、604d、604e、604fおよび604gは、対応するアパチャ624aを備える。アパチャ624aは、流体リザーバ620からカバー層660へ伸長するリザーバ孔624を集合的に形成する。同様に、流体管理層604bとカバー層660との間のそれぞれの中間層604c、604d、604e、604fおよび604gは、対応するアパチャ662aを備える。アパチャ662aは、出力マイクロ流体チャネル640bの出口621cからカバー層660へ伸長するインジケータ孔662を集合的に形成する。
なお、リザーバ孔624、流体リザーバ620、入力マイクロ流体チャネル604a、入口流体ポート652、中間層604eに形成されたアパチャ650a、中間層604f、出口流体ポート653、出力マイクロ流体チャネル640b およびインジケータ孔662により、キャビティ670が集合的に形成される。
リザーバ620は、シリコンオイル622からなる流体で満たされている。
経過時間インジケータ602は、リザーバ孔624およびインジケータ孔662と、キャビティ670とを、経過時間インジケータ602の外部環境から密閉するようカバー部材660に当初から取り付けられたシール部材606をさらに含む。
シール部材606がカバー部材660に取り付けられる前に経過時間インジケータ602を製造する際に、シリコンオイル622はリザーバ孔624を通じてリザーバ620に注入される。その後、シール部材606は、リザーバ孔624、インジケータ孔662、およびキャビティ670を密閉するようカバー部材660に取り付けられる。キャビティ670を密閉した後、シリコンオイル622は、毛細管現象により、まず入力マイクロ流体チャネル640bに沿って移動するが、これにより、リザーバ孔624とシリコンオイル622との間におけるキャビティ670内の空気圧が減少し、シリコンオイル622とインジケータ孔662との間におけるキャビティ670内における空気圧が増加し、その後、毛細管現象によりシリコンオイル622に作用する力と、シリコンオイル622の両側におけるキャビティ670内の空気圧の差によりシリコンオイル622に作用する力とがバランスを採る。なお、この力のバランスは、経過時間インジケータ602の向きに基づいてシリコンオイル622に作用する重力/静水圧によっても影響される。
キャビティ670およびシリコンオイル622は、シリコンオイル622に作用する力のバランスにより、経過時間インジケータ602の向きに関係なく、シリコンオイル622がアクティブ化イベント前に多孔シート素子650に到達しないように構成される。たとえば、キャビティ670およびシリコンオイル622は、シリコンオイル622に作用する力のバランスにより、経過時間インジケータ602の向きに関係なく、アクティブイベント前には、シリコンオイル622が流体リザーバ620内に実質的に保持され、シリコンオイル622が入力マイクロ流体チャネル640b内には少量しかない、あるいは、全く含まれないように構成される。
使用の際には、図9(a)に示すように、最初の状態では、経過時間インジケータ602の本体604は、容器80の本体80aに取り付けられており、シール部材606は、容器80bの蓋80bに取り付けられている。経過時間インジケータ602は、リザーバ620が、多孔シート素子650を含む表示配置630の実質的に垂直方向の上方に位置するように、方向づけられて配置される。カバー層660は、経過時間インジケータ602の必要な方向を示すために、「上(逆積禁止)」を示す矢印などのマークを有していてもよい。容器80の本体80aから容器80の蓋80bを初めて取り外すと、シール部材606は本体604から分離され、リザーバ孔624およびインジケータ孔662は、図9(b)に示すように、経過時間インジケータ602の外気に晒される。リザーバ孔624およびインジケータ孔662が外気に晒されると、入力マイクロ流体チャネル640bに沿ったシリコンオイル622の移動は、シリコンオイル622の両側における空気圧の差に抵抗されることはなくなり、シリコンオイル622は、図8(b)に矢印で示すように、毛細管現象と、重力/静水圧との組み合わせにより、リザーバ620から、入力マイクロ流体チャネル640aおよび入口流体ポート652を通じて、多孔シート素子650へと自由に移動することが可能となる。
シリコンオイル622は、多孔シート素子650に沿って横方向に所定の速度で移動するため、多孔シート素子650は所定の速度で漸進的に透明になる。所定の速度は、多孔シート素子650の性質や、シリコンオイル622の粘度などの特性に依存する。多孔シート素子650が横方向に漸進的に透明になると、第1の有色インジケータ領域654aが漸進的に現れ、第1の有色インジケータ領域654aの全体が現れ、かつ、シリコンオイル622が第2の有色インジケータ領域654bに到達するまで、透明な窓660〜660dを通じて段階的に目視することが可能となる。その後、シリコンオイル622は、多孔シート素子650に沿って横方向に移動し、第2の有色インジケータ領域654bが現れ、透明な窓660eを通して目視可能となる。シリコンオイル622が多孔シート素子650に沿って横方向に移動する速度や、シリコンオイル622の移動方向に沿った多孔シート素子650の長さは、透明の窓660a〜660eにおける第1および第2の有色インジケータ領域654aおよび654bの段階的に現れることが、容器80の中身の寿命の終了まで残された時間を漸進的に示すよう選択される。
なお、マイクロ流体経過時間インジケータ2に対してさまざまの修正を施すことが可能である。たとえば、使用分野に応じて、リザーバ20および表示配置30の異なる配置および/またはインジケータ孔およびリザーバ孔の異なる配置が可能である。前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは、流体をリザーバ20から多孔シート素子50に移動させ、選択的に多孔シート素子50から離れさせるのに適していれば、どのような通路を辿ってもよい。たとえば、前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは、平面視で、湾曲していてもよく、180度曲がっていてもよい。
上方カバー層60の上面8上には、1つ以上の記号、符号、文字、数字または図形表示が印字あるいは形成される。特に、1つ以上の記号、符号、文字、数字または図形表示は、関連する窓60a、60b、60c、06d、60e、60fにおいて、対応するインジケータ領域54a、54b、54c、54d、54e、54fの出現に対応して経過時間を示すため、それぞれの窓60a、60b、60c、06d、60e、60fに隣接して印字あるいは形成される。

Claims (69)

  1. 流体のリザーバと、
    多孔シート素子と、
    前記リザーバと前記多孔シート素子との間に配置された流体ポートと、
    を備え、
    前記多孔シート素子は、前記流体ポートから所定の横方向距離だけ伸長する所定の領域を備え、
    前記流体は、前記流体ポートを通じて前記リザーバから前記多孔シート素子に選択的に供給され、該多孔シート素子は、前記流体が該多孔シート素子の前記所定の領域を含浸するまで、前記流体を所定の速度で横方向に前記流体ポートから離れるように移動させて、前記多孔シート素子の前記所定の領域は、所定の時間の経過により、透明あるいはより透明となる、
    経過時間インジケータ。
  2. 前記流体は、アクティブ化イベントに応答して、前記リザーバから前記多孔シート素子に選択的に提供され、前記所定の時間は前記アクティブ化イベントから計測される、請求項1に記載の経過時間インジケータ。
  3. 前記所定の時間は、経過時間インジケータが付随する、あるいは、前記経過時間インジケータが取り付けられる、商品に応じて決定される、請求項1または2に記載の経過時間インジケータ。
  4. 前記所定の時間は、前記商品の寿命または保存可能期間、あるいは、前記商品の寿命または保存可能期間の所定の割合からなる、請求項3に記載の経過時間インジケータ。
  5. 前記流体は、無色または透明である、請求項1〜4のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  6. 前記流体は、オイルまたは混合オイルからなる、請求項1〜5のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  7. 前記流体は、シリコンオイルからなる、請求項1〜6のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  8. 前記多孔シート素子は、前記流体が含浸する前では、不透明または実質的に不透明である、請求項1〜7のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  9. 前記多孔シート素子が透明あるいはより透明になることにより、該多孔シート素子を通して目視可能あるいはより目視可能となるインジケータ素子を備える、請求項1〜8のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  10. 前記インジケータ素子は、有色である、および/または、前記インジケータ素子は、緑色または赤色である、請求項1〜9のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  11. 前記インジケータ素子は、非多孔質である、および/または、前記インジケータ素子は、前記流体に対して不浸透性である、請求項9または10に記載の経過時間インジケータ。
  12. 前記インジケータ素子は、前記多孔シート素子の前記所定の領域が透明あるいはより透明になることにより、前記多孔シート素子の前記所定の領域を通して目視可能またはより目視可能となる、請求項9〜11のいずれか1つに記載の経過時間インジケータ。
  13. 不透明な領域、および、前記多孔シート素子の前記所定の領域と実質的に整合する透明な窓領域を備えたカバー層を備え、前記多孔シート素子の前記所定の領域は、該カバー層の前記透明な窓領域を通して目視可能となる、請求項1〜12のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  14. 前記カバー層は、単色である、および/または、前記カバー層は、白色である、請求項13に記載の経過時間インジケータ。
  15. 前記カバー層は、前記カバー層に印字され、あるいは、備えられた、1つ以上の記号、符号、文字、数字、または図形表示を有する、請求項13または14に記載の経過時間インジケータ。
  16. 前記流体のリザーバを形成する変形可能な膜を備える、請求項1〜15のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  17. 前記リザーバから前記流体ポートへの流体流路を提供するマイクロ流体チャネルを備える、請求項1〜16のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  18. それぞれが前記リザーバから前記流体ポートへの流体流路を提供する、複数のマイクロ流体チャネルを備える、請求項1〜17のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  19. 前記流体のリザーバおよび前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれが備えられた流体管理層を備える、請求項1〜18のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  20. 前記流体ポートは入口流体ポートを備え、
    該経過時間インジケータは、
    前記リザーバから前記入口流体ポートに伸長する入口マイクロ流体チャネルと、
    前記多孔シート素子から流体を受け入れるための出口流体ポートと、
    前記出口流体ポートからの流体流路を提供する出力マイクロ流体チャネルと、
    をさらに備える、
    請求項1〜19のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  21. 前記入口流体ポートは、前記多孔シート素子の一端に隣接してあるいはその近傍に備えられ、前記出口流体ポートは、前記多孔シート素子の他端に隣接してあるいはその近傍に備えられる、請求項20に記載の経過時間インジケータ。
  22. 前記リザーバおよび/または前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは、前記リザーバから前記流体ポートへの前記流体の前記移動速度を制御するよう構成される、請求項17〜21のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  23. 前記リザーバおよび/または前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは、前記流体が、前記所定の時間に対して小さい割合あるいはごくわずかな割合である所定の移動時間内に前記リザーバから前記流体ポートへの移動を可能にするよう構成される、請求項17〜21のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  24. 前記所定の移動時間は、前記所定時間の10分の1以下、20分の1以下、50分の1以下、100分の1以下、1000分の1以下、または10000分の1以下のいずれかである、請求項23に記載の経過時間インジケータ。
  25. 前記リザーバおよび/または前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれは、前記流体が前記多孔シート素子を通じて横方向に移動する所定の速度を制御するよう構成されている、請求項17〜24のいずれかに記載された、経過時間インジケータ。
  26. キャビティを形成する本体を備え、該キャビティは、前記流体のリザーバ、前記マイクロ流体チャネルあるいは前記複数のマイクロ流体チャネルのそれぞれ、前記流体ポート、および、前記多孔シート素子を画し、および/または、含む、請求項17〜25のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  27. 前記本体は、1つ以上の層を備える、請求項26に記載の経過時間インジケータ。
  28. 前記キャビティは、最初の段階では密閉されているが、選択的に前記経過時間インジケータの外部環境に晒されるよう構成されている、請求項26または27に記載の経過時間インジケータ。
  29. 前記本体は、前記リザーバの位置あるいは前記リザーバに隣接する位置で前記キャビティから伸長するリザーバ孔を備える、請求項26〜28のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  30. 前記本体は、前記多孔シート素子の位置あるいは前記多孔シート素子に隣接する位置で前記キャビティから伸長するインジケータ孔を備える、請求項26〜29のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  31. 前記リザーバ孔は、前記キャビティの一端にある、該一端に隣接する、あるいは、該一端近傍にある位置で、前記キャビティから伸長し、前記インジケータ孔は、前記キャビティの他端にある、該他端に隣接する、あるいは、該他端近傍にある位置で、前記キャビティから伸長する、請求項29に従属する請求項30に記載の経過時間インジケータ。
  32. 前記リザーバ孔および/または前記インジケータ孔は、最初の段階では密閉されており、前記キャビティと前記経過時間インジケータの外部環境との間に空気の流路を提供するために選択的に開封されて、前記リザーバから前記流体ポートに前記流体を流動させるように構成されている、請求項29に従属する請求項30に記載の経過時間インジケータ。
  33. 前記リザーバ孔および前記インジケータ孔は、同時に選択的に開封するよう構成されている、請求項32に記載の経過時間インジケータ。
  34. 前記リザーバ孔および前記インジケータ孔は、異なるタイミングで選択的に開封するよう構成されている、請求項32に記載の経過時間インジケータ。
  35. 前記リザーバ孔および前記インジケータ孔は、アクティブ化イベントに応答して選択的に開封するよう構成されている、請求項32に記載の経過時間インジケータ。
  36. 前記本体に取り外し可能に取り付けられたシール部材を備え、前記シール部材は前記リザーバ孔および前記インジケータ孔のうちの少なくとも1つを最初の段階で密閉する、請求項30に記載の経過時間インジケータ。
  37. 前記インジケータ孔および前記リザーバ孔のうちの少なくとも1つは、前記シール部材を前記本体から分離することにより開封され、前記リザーバから前記流体ポートに前記流体が流動することを可能にする、請求項36に記載の経過時間インジケータ。
  38. 前記経過時間インジケータの前記本体は、容器の第1部分に取り付け可能であり、前記シール部材は、該容器の第2部分に取り付け可能であり、該容器の第1部分および第2部分を相対的に動かして初めて前記容器を開封することにより、前記シール部材が前記本体から分離され、前記インジケータ孔および前記リザーバ孔のうちの少なくとも1つは開封され、前記リザーバから前記流体ポートに前記流体が流動することを可能にする、請求項36または37に記載の経過時間インジケータ。
  39. 前記本体に取り外し可能に取り付けられたシール部材を備え、該シール部材は最初の段階では前記インジケータ孔または前記リザーバ孔のうちの1つを密閉し、前記インジケータ孔および前記リザーバ孔は、空気チャネルにより連結され、該空気チャネルは、前記マイクロ流体チャネルから分離して形成され、前記本体から前記シール部材が分離することにより、前記インジケータ孔および前記リザーバ孔の両方を開封して、前記リザーバから前記流体ポートに前記流体が流動することを可能にする、請求項38に記載の経過時間インジケータ。
  40. 前記空気用チャネルは、前記本体により備えられる、請求項39に記載の経過時間インジケータ。
  41. 前記リザーバ孔および前記インジケータ孔のうちの1つは恒常的に開口しており、前記リザーバ孔および前記インジケータ孔のうちの他方は、前記キャビティと前記経過時間インジケータの外部環境との間に空気の流路を提供するよう選択的に開封するよう構成され、前記リザーバから前記流体ポートに前記流体が流動することを可能にする、請求項30に記載の経過時間インジケータ。
  42. 前記本体に取り外し可能に取り付けられ、前記リザーバ孔を最初の段階では密閉するリザーバ孔シール部材を備える、請求項29に記載の経過時間インジケータ。
  43. 前記リザーバ孔は、前記リザーバ孔シール部材を前記本体から取り外すことにより開封される、請求項42に記載の経過時間インジケータ。
  44. 前記本体に取り外し可能に取り付けられ、前記インジケータ孔を最初の段階では密閉するインジケータ孔シール部材を備える、請求項30に記載の経過時間インジケータ。
  45. 前記インジケータ孔は、前記インジケータ孔シール部材を前記本体から取り外すことにより開封される、請求項44に記載の経過時間インジケータ。
  46. 前記流体リザーバ内で前記流体の第1の側において前記キャビティ内に存在する空気は、前記アクティブ化イベント前に第1の気圧にあり、前記第1の側とは反対側にある前記流体リザーバ内で前記流体の第2の側において前記キャビティ内に存在する空気は、前記アクティブ化イベント前に第2の気圧にあり、第1の気圧は第2の気圧より小さい、請求項26〜45のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  47. 前記多孔シート素子は、複数の所定の領域を備え、前記所定の領域のそれぞれは、対応する所定の横方向距離だけ前記流体ポートから離れており、前記多孔シート素子の前記所定の領域の1つは、前記所定の時間が終了した後に透明あるいはより透明となり、他の前記所定の領域のそれぞれは、対応する中間の所定時間が終了した後に透明あるいはより透明となるように構成されている、請求項1〜46のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  48. 前記中間の所定時間のそれぞれは、前記所定の時間の所定の割合である、請求項47に記載の経過時間インジケータ。
  49. 前記インジケータ素子は複数の有色領域を有し、前記インジケータ素子の前記複数の有色領域のそれぞれは、対応する前記多孔シート素子の前記所定の領域の1つと実質的に整合しており、前記対応する前記多孔シート素子の前記所定の領域が透明あるいはより透明になることにより、前記対応する前記多孔シート素子の前記所定の領域を通して目視可能あるいはより目視可能となる、請求項47または48に記載の経過時間インジケータ。
  50. 前記インジケータ素子の2つ以上の有色領域は、同一色を有する、請求項49に記載の経過時間インジケータ。
  51. 前記インジケータ素子の2つ以上の有色領域は、異なる色を有する、請求項49または50に記載の経過時間インジケータ。
  52. 前記インジケータ素子の1つ以上の有色領域は緑色である、請求項49〜51のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  53. 前記インジケータ素子の1つ以上の有色領域は赤色である、請求項49〜52のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  54. 不透明な領域、および、前記多孔シート素子の前記所定の領域のそれぞれに対応して1つずつ透明な窓領域を有する、カバー層を備え、前記カバー層の前記透明な窓領域のそれぞれは、対応する前記多孔シート素子の前記所定の領域の1つと実質的に整合しており、前記対応する前記多孔シート素子の前記所定の領域は、前記カバー層の対応する前記透明な窓領域を通して目視可能である、請求項49〜53のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  55. 前記多孔シート素子内の前記流体の所定の移動速度は、前記流体の少なくとも1つの特性に依存する、請求項1〜54のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  56. 前記多孔シート素子内の前記流体の所定の移動速度は、前記流体の組成および/または粘度に依存する、請求項1〜55のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  57. 前記多孔シート素子内の前記流体の所定の移動速度は、前記多孔シート素子の少なくとも1つの特性に依存する、請求項1〜56のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  58. 前記多孔シート素子内の前記流体の所定の移動速度は、前記多孔シート素子の透過性および/または前記多孔シート素子の多孔度に依存する、請求項1〜57のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  59. 前記多孔シート素子は、繊維からなる、請求項1〜58のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  60. 前記多孔シート素子は、セルロース繊維からなる、請求項1〜59のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  61. 前記多孔シート素子は、ペーパーからなる、請求項1〜60のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  62. 前記多孔シート素子は、フィルターペーパーからなる、請求項1〜61のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  63. 前記経過時間インジケータは可撓性を有する、請求項1〜62のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  64. 前記リザーバが前記多孔シート素子の上方に位置する、所定の向きで用いられるよう構成された、請求項1〜63のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  65. 前記経過時間インジケータに求められる向きを示すための印を備えた、請求項1〜64のいずれかに記載の経過時間インジケータ。
  66. 請求項1〜65のいずれかに記載の経過時間インジケータを備えるラベル。
  67. 請求項1〜65のいずれかに記載の経過時間インジケータを備える容器。
  68. 多孔シート素子を用意し、
    流体ポートを用意し、
    前記多孔シート素子に、所定の横方向距離だけ前記流体ポートから離れている、所定の領域を形成し、
    流体を、前記流体ポートを通じて前記多孔シート素子に選択的に供給し、該多孔シート素子は、前記流体が該多孔シート素子の前記所定の領域を含浸するまで、前記流体を所定の速度で横方向に前記流体ポートから離れるように移動させ、前記多孔シート素子の前記所定の領域を、所定の時間が経過した後に、透明あるいはより透明とする、
    経過時間を示す方法。
  69. 前記流体のリザーバを前記多孔シート素子の上方に配置させる工程をさらに備える、請求項68に記載の方法。


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