JP2018536201A - 吸収音響メタマテリアル - Google Patents

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Abstract

本発明は、音響メタマテリアルの基礎セル(1)に関し、それは、−固体材料からなる本体(2)と、−幅lのおよび深さpの溝(3)の形をした少なくとも1つの共振器であって、前記溝(3)が、前記本体の表面で開いている、共振器と、を含み、−深さpは、関係xに従ってセルの共振周波数(f)によって決定され、cは空気中の音の速度であり、−幅lは、実験によって決定される対数関係Emaxαlog(l)に従って前記セルに閉じ込められるエネルギーの密度によって決定され、前記溝は、溝の深さpと幅lとの間の比によって制御される音波吸収を呈する。本発明は、そのような基礎セルを含む音響スクリーンも対象とする。【選択図】図1a

Description

本発明は、音響絶縁体の分野に関する。特に、本発明は、音響メタマテリアルの基礎セル、およびそのようなセルを含む音響スクリーンを対象とする。
幹線道路または飛行経路の近くのような外部環境、あるいは家庭用品の騒音のような屋内から発生する、日常生活の中での騒音公害は、生活の快適さを損なうストレスの要因である。
騒音公害は、建設業の分野でもおよび様々な工業分野でも存在する。
快適さを取り戻すために、騒音源を音響絶縁することがしばしば必要である。そうするために、音波の伝播を緩和することを可能にする解決法が、存在する。しかしながら、公知技術の音響絶縁体は、音波の反射または吸収に関する材料の固有特性の使用に基づく。そのために従来使用される材料は、典型的に、金属フォーム、またはポリマー材料、ロックウール、ガラスウール、脱脂綿、凝集木材の繊維またはコルクのような、多孔質材料である。
そのような材料の使用で提起される問題は、使用される材料の選択が、材料の固有特性によって決定されるということにあり、これは、決まった適用に対する材料の選択の可能性を制限する。そのうえ、材料の固有特性に基づくことは、材料の周波数応答範囲および製造技術も制限する。
さらに、そのような材料から製造される音響パネルは、特に低周波数に使用されるものは、重く、かさばる。
本発明の目的は、公知技術の音響絶縁体の問題を解決することである。特に、本発明は、効果的で、材料の選択および周波数範囲でフレキシビリティを得ることを可能にする音響絶縁体の解決法を、提示することを目的とする。
本発明は、音響パネルの寸法および重量を減らすことも対象とする。
そのために、本発明は、以下を含む音響メタマテリアルの基礎セルを対象にする:
‐固体材料からなる本体、および
‐幅lのおよび深さpの溝の形をした少なくとも1つの共振器であって、前記の溝が、前記の固体材料からなる本体の表面で開いている、共振器。
固体材料からなる本体の表面で開いている溝は、共振空洞を構成し、それは、音響エネルギーの高度の空間的閉じ込めを得ることを可能にする。この閉じ込めは、従って、音波の良い吸収を得ることを可能にする。それは、音波の反射および伝播の減少をもたらすことも、可能にする。
そのような効果は、1つ以上の共振空洞を得るように表面で固体材料を構造化することによって、固体材料の性質と無関係に得られる。このように、材料の性質から解放される。
言い換えれば、固有の音響吸収の性質が良くない固体材料を使用するとしても、表面で開いている1つ以上の空洞を含むメタマテリアルを得るように構造化することは、この材料によって音響吸収を著しく改善することを可能にする。
従って、例えば:木、ガラス、金属およびポリマーである、様々な固体材料を使用することができる。これは、従って、用いられる製造技術に関して操作の大きな余地を可能にする。
さらに、材料の選択に関するフレキシビリティは、有意義にこの音響スクリーンの重量を削減することを可能にする。
発明に従った基礎セルは、100Hz〜10kHzに及ぶ周波数の広い範囲に使用されることができ、100Hz〜10kHzに及ぶ周波数は、3.5メートル〜3.5センチメートルの波長にそれぞれ対応する。
空洞の長さ
は、空洞を定める溝の深さでもある。
さらに、
で示される有効長が話題にされる。空洞は、折り返されるまたはそうでないことができるからである。
共振周波数は、空洞の有効長
に式
によって関係づけられる。cは空気中の音の速度である。
発明者は、さらに、空洞の開口部の幅“l”が、音響エネルギーの散逸で決定的な役割を果たすことを、確認した。幅lは、溝の壁の間の隔たりに対応する。
特に、運動エネルギーとポテンシャルエネルギーとの和として計算される、達するエネルギーの最大密度は、開口部の幅に関して対数的に変わる
従って、空洞に閉じ込められるエネルギーの密度は、空洞の幅によって制御される。
図9は、有効長が1kHzの共振周波数を決定する空洞における、最大エネルギーの密度の変化への幅lの影響を示す。
従って、音響吸収のレベルが、一方が増加するときに他方も増加するように、閉じ込められたエネルギーの密度に関係づけられ、音響吸収のレベルは、音波と溝の幅との間の比
によって制御されることができる、言い換えれば、周波数が関係f=c/λおよび
によって波長に関係づけられるので、音波吸収のレベルは、溝の有効深さとその幅との間の比によって制御されることができる。この比は、数十〜数百である。
有利には、溝は、円筒形、多角形または直線である。溝の形状に関するフレキシビリティは、例えば全体的構造の美しさを向上させるために、望まれる模様を選ぶことを可能にする。
有利には、前記の溝は、不連続である、および本体の構成要素となる固体材料によって離れたセクターの形を呈する。これは、吸収の周波数帯を広げることを可能にする。
発明の一実施形態によると、セルの本体は、複数の溝を備える。これは、音波の吸収を増大させることを可能にする。
有利には、前記の溝は、同心的である。この分布方式は、対称に起因する、音波の吸収の空間的均質性を保証するという利点を呈する。
有利には、1つ以上の溝は、前記の溝の深さp全体にわたって一定の幅lを呈する。
有利には、少なくとも2つの溝は、互いに異なる深さpおよび幅lを呈する。これは、吸収の周波数帯を広げること、および周波数ごとに吸収の有効性を制御することを、可能にする。実際、溝の幾何学的寸法は、周波数も吸収の有効性も制御することを可能にする。深さpは、それぞれの溝の吸収の周波数を決定し、幅lは、その吸収の有効性を決定する。
有利には、固体材料からなる本体は、少なくとも1つの貫通する切り込みを備える。そのような切り込みは、空気の循環を可能にする、およびセルまたはセルを含むパネルによって分けられる2つの環境の間での熱交換を促進する。
有利には、1つ以上の溝は、1つしかない開口部と、セルの内部での複数の折れ目とを呈するように、折り返される。
空間の折り返しの技術は、セルの厚さを減らすことを可能にする。厚さのこの減少は、セルの厚さを増加させずに低周波数吸収を得るために特に重要である。例として、1kHzの周波数の(λ=35cmの波長の)音波の吸収は、深さが概算でλ/4=9cmである溝の形をした共振器を必要とする。空間の折り返しの技術を使用し、溝の深さによって定められる、構造の厚さは、同じ吸収の性能を保ちながら、10で割ることができる。
有利には、少なくとも1つの溝は、流体またはポリマーを含む。前記の流体またはポリマーは、前記のセルの表面で薄い膜を用いて入れられることができる。これは、流体(すなわち、気体または液体)の、またはポリマーの性質に応じて、さらに低い周波数で音響吸収をもたらすまたは増大させることを可能にする。
有利には、セルの本体は、円筒形、平行6面体またはピラミッド形である。セルの全体的形状に関するこのフレキシビリティは、設計を容易にする。
発明は、発明による少なくとも1つのメタマテリアルの基礎セルを含むパネルの形をした音響スクリーンにも関する。そのようなスクリーンは、発明による吸収する基礎セルのみを含むことができるが、それは、例えば反射音響セルである、他の音響要素を含むこともできる。
有利には、前記の音響スクリーンは、発明による多数の基礎セルを含み、前記のセルは、共振周波数を変更するように、それぞれのセルが、隣の別のセルに作用することができるように、配置される。これは、音波の吸収に有利な相互作用を発生させることも、可能にする。セル間の相互作用は、吸収のスペクトルを広げることと、伝播または反射を局部的に増大させることを、可能にし、それによって、部屋をより良く絶縁すること、または騒音を除去することを、可能にする。
パネルの平面という言葉を、本出願では、平らであってよいまたは湾曲してよいパネルの表面という意味で用いている。
有利には、基礎セルは、周期的に前記のパネルに配置される。例えば、四角形、三角形またはハニカムの類型の特定のパターンに従う。周期性のパターンは、共振ユニットのネットワーク配置に起因して、減衰効果の現出を促進することを可能にする。
発明は、図を参照し、非限定的な、説明に役立つ実例として与えられる、好ましい実施形態の以下の説明を読むことで、より良く理解される。
円筒形の単一の溝を含む、発明による基礎セルの第1実施形態を表す。 円筒形の単一の溝を含む、発明による基礎セルの第1実施形態を表す。 円筒形の単一の溝を含む、発明による基礎セルの第1実施形態を表す。 基礎セルが、平行6面体である、および線状の溝を含む、第2実施形態を表す。 基礎セルが、平行6面体である、および線状の溝を含む、第2実施形態を表す。 基礎セルが、平行6面体である、および線状の溝を含む、第2実施形態を表す。 基礎セルが、円筒形である、および3つの同心円筒形溝を含む、実施形態を表す。 基礎セルが、円筒形である、および3つの同心円筒形溝を含む、実施形態を表す。 基礎セルが、円筒形である、および3つの同心円筒形溝を含む、実施形態を表す。 基礎セルが、円筒形である、および3つの同心円筒形溝を含む、実施形態を表す。 セルが、平行6面体である、および3つの線状の溝を含む、実施形態を表す。 セルが、平行6面体である、および3つの線状の溝を含む、実施形態を表す。 セルが、平行6面体である、および3つの線状の溝を含む、実施形態を表す。 セルが、円筒形である、および折り返された円筒形溝を含む、実施形態を表す。 セルが、円筒形である、および折り返された円筒形溝を含む、実施形態を表す。 セルが、円筒形である、および折り返された円筒形溝を含む、実施形態を表す。 セルが、平行6面体である、および折り返された線状の溝を含む、実施形態を表す。 セルが、平行6面体である、および折り返された線状の溝を含む、実施形態を表す。 セルが、平行6面体である、および折り返された線状の溝を含む、実施形態を表す。 発明による基礎セルの音波の吸収の応答を表す。 溝が異なる幅を有する発明に従った基礎セルで得られた吸収曲線の比較を示す。 発明による、有効長が1kHzの共振周波数を決定する溝の幅に応じた閉じ込められたエネルギーの密度の変化を示す。
図1aは、発明に従った音響メタマテリアルの基礎セル1の等角図を表す。図1bおよび1cは、セル1の軸AAに沿った上面図および縦断面図をそれぞれ表す。
セル1は、円筒形の固体2を備え、円筒形の固体2は、同じく円筒形である溝3を含む。溝3は、図1cに示されるように、深さpおよび幅lによって特徴づけられる。幅lは、溝3の側壁間の距離である。
共振空洞を構成する溝の存在は、音響エネルギーの空間的閉じ込めの高い度合いを得ることを可能にし、これは、従って、音波の吸収と、反射のおよび伝播の減少をもたらすことを、可能にする。
深さpは、共振周波数を定め、幅lは、セルの有効性を決定する。従って、基礎セル1によって音波の吸収の有効性および周波数を調整するために、これらの2つのパラメーターを使用することが可能である。
図2aは、平行6面体の基礎セル1’の等角図を表す。図2bおよび2cは、セル1’の軸A’A’に沿った上面図および縦断面図をそれぞれ表す。
セル1’は、平行6面体の固体2’を備え、行6面体の固体2’は、線状の溝3’を含む。溝3’は、図1cの例の場合のように、深さp’および幅l’によって特徴づけられる。
図3aは、円筒形の固体20および3つの同心円筒形溝30,31,32を含む基礎セル10の等角図を表す。図3bおよび3cは、セル10の軸BBに沿った上面図および縦断面図をそれぞれ表す。
この実施形態では、3つの溝30,31,32は、図3cに示されるように同じ深さおよび同じ幅を有する。
図3dは、セル10’の図3cで示されている図と類似した断面図を示し、セル10’は、円筒形の固体20’および3つの同心円筒形溝30’,31’,32’を含む。セル10’は、3つの溝31’,32’,33’のそれぞれについて異なる溝30’,31’,32’の深さおよび幅に関することを除いて、図3a〜3cで示されているセル10と同一である。これは、それぞれの溝について異なる吸収の有効性および共振周波数を得ることを、可能にする。
図4aは、平行6面体の基礎セル10”の等角図を表す。図4bおよび4cは、セル10”の軸B”B”に沿った上面図および縦断面図をそれぞれ表す。
セル10”は、3つの溝30”,31”,32”を含む平行6面体の固体20”を備え、3つの溝30”,31”,32”は、図4cの断面図に示されるように同じ深さおよび同じ幅を有する。
図5aは、一実施形態による基礎セル100の等角図を表し、セル100は、円筒形の固体200および折り返された円筒形溝300を含む。図5bおよび5cは、セル100の軸CCに沿った上面図および縦断面図をそれぞれ表す。
図5cは、溝300の折り返しを示す。溝300を折り返すことは、深さが溝300の壁の長さに対応する、溝の吸収の有効性を保ちながら、セル100の厚さを著しく減少させることを可能にする。
図6aは、平行6面体の基礎セル100’の等角図を表し、平行6面体の基礎セル100’は、平行6面体の固体200’および折り返された線状の溝300’を含む。図6bおよび6cは、セル100’の軸C’C’に沿った上面図および縦断面図をそれぞれ表す。
平行6面体の形は、音響パネルの表面をより良く満たすことを可能にするという利点を呈する。
図2a,4aおよび6aでは、セルは、側面で開いているように見える。実際は、溝は表面で開かず、側面でのそのような開口は、存在せず、固体の内部での溝の形のより良い理解を可能にするためだけに表される。
図7は、図3a〜3cの図解で提示される実施形態による基礎セルの吸収の応答を示すが、深さがそれぞれの溝について異なっている。この基礎セルは、196.5mmの全高を有し、2.7mmの一定の幅の、および160.5mm,177mm,および193.5mmのそれぞれ異なる深さの、同心円筒形溝の形をした3つの共振空洞を含む。
前記のセルは、3DプリンターProjetSD3500によって製造されており、使用された樹脂Visijet Crystalの特徴は、以下に示される:
−密度(g/cm):1.02(液体、80°で)
−ヤング係数:1463MPa
−曲げ強度:49MPa
聞き取れる周波数について前記のセルの音響特性の調査を可能にした、示された特徴付けは、4つのマイクロホンを備える固定波用管のおかげで、得られた。Bruel&Kjaer(登録商標)4206−T型の伝播管のキットを使用した。
使用された伝播管の直径は、100mmであり、これは、50−1600Hzの周波数間隔についての測定を実現することを可能にする。
管の一端に置かれた、周波数帯でホワイトノイズを発生させるスピーカーが、対象である。
圧力の測定は、異なるインピーダンスの状況で2つの終端を使用して、実行された。
図7は、強まった吸収が生じた、3つの第1共振周波数を特に示し、吸収係数が0.97まで到達している。
例えば、得られた吸収値は以下である:
−315Hzで0.97;
−353Hzで0.95;
−364Hzで0.96;
−1031Hzで0.95;
−1150Hzで0.96;
−1294Hzで0.93。
従って、この構造について、2つの強まった吸収帯が得られた。
−第1帯:約360Hzを中心にし、44:7%の相対帯域幅で0.87に到達する;
−第2帯:約1159Hzを中心にし、44:6%の相対帯域幅で0.49に到達する。
図8は、図1a〜1cによって示された実施形態に従った4つのセルについて、溝の異なる幅について得られた吸収曲線の比較である。
前記のセルは、それぞれ、100mmの深さの、および15mm,10mm,5mm,および2mmのそれぞれの幅の、円筒形溝を有した。それぞれのセルの半径は、25mmである。
図8は、溝の幅が減少するのに応じた吸収の増大を示す。この吸収は、単に寸法パラメーターlを減少させることによって、それぞれ、0.05から、0.08まで、0.26まで、それから0.37まで変化した。

Claims (14)

  1. 音響メタマテリアルの基礎セル(1;1’;10;10’;10”;100;100’)であって、
    −固体材料からなる本体(2;2’;20;20’;20”;200;200’)と、
    −幅lのおよび深さpの溝(3;3’;30,31,32;30’,31’,32’;30”,31”,32”;300;300’)の形をした少なくとも1つの共振器であって、前記溝(3;3’;30,31,32;30’,31’,32’;30”,31”,32”;300;300’)が、前記本体の表面で開いている、共振器と、
    を含み、
    −深さpは、関係
    に従ってセルの共振周波数(f)によって決定され、cは空気中の音の速度であり、
    −幅lは、実験によって決定される対数関係
    に従って前記セルに閉じ込められるエネルギーの密度によって決定され、 前記溝は、溝の深さpと幅lとの間の比によって制御される音波吸収を呈することを特徴とする、セル。
  2. 請求項1に記載のセル(1;1’;10;10’;10”;100;100’)であって、前記溝(3;3’;30,31,32;30’,31’,32’;30”,31”,32”;300;300’)は、円筒形、多角形または直線である、セル。
  3. 請求項1または2に記載のセルであって、前記溝は、不連続である、および本体の構成要素となる固体材料によって離れたセクターの形を呈する、セル。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のセル(10;10’;10”)であって、セルの本体は、複数の溝(30,31,32;30’,31’,32’;30”,31”,32”)を備える、セル。
  5. 請求項4に記載のセル(10;10’)であって、前記溝(30,31,32;30’,31’,32’)は、同心的である、セル。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のセル(1;1’;10;10’;10”;100;100’)であって、1つ以上の溝(3;3’;30,31,32;30’,31’,32’;30”,31”,32”;300;300’)は、前記溝(3;3’;30,31,32;30’,31’,32’;30”,31”,32”;300;300’)の深さp全体にわたって一定の幅lを呈する、セル。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載のセル(10’)であって、少なくとも2つの溝(30’,31’,32’)は、互いに異なる深さpおよび/または幅lを呈する、セル。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のセルであって、本体は、少なくとも1つの貫通する切り込みを備える、セル。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のセル(100;100’)であって、1つ以上の溝(300;300’)は、1つしかない開口部と、セル(100;100’)の内部での複数の折れ目とを呈するように、折り返される、セル。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のセル(1;1’;10;10’;10”;100;100’)であって、少なくとも1つの溝は、流体またはポリマーを含む、セル。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載のセル(1;1’;10;10’;10”;100;100’)であって、セルの本体(2;2’;20;20’;20”;200;200’)は、円筒形、平行6面体またはピラミッド形である、セル。
  12. パネルの形をした音響スクリーンであって、請求項1〜11のいずれか1項に記載の少なくとも1つの基礎セル(1;1’;10;10’;10”;100;100’)を含む、音響スクリーン。
  13. 請求項12に記載の音響スクリーンであって、多数の基礎セル(1;1’;10;10’;10”;100;100’)を含み、多数の基礎セル(1;1’;10;10’;10”;100;100’)は、共振周波数を変更するように、それぞれのセル(1;1’;10;10’;10”;100;100’)が、隣の別のセル(1;1’;10;10’;10”;100;100’)に作用することができるように、配置される、音響スクリーン。
  14. 請求項13に記載の音響スクリーンであって、基礎セル(1;1’;10;10’;10”;100;100’)は、周期的に前記パネルに配置される、音響スクリーン。
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