JP2018533908A5 - - Google Patents

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  1. ポリペプチド担体をコードするヌクレオチド配列又はそのバリアントを含む核酸分子であって、前記バリアントが、前記ヌクレオチド配列と少なくとも90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%、又は99%の同一性を有し、又はストリンジェントな条件若しくは高ストリンジェントな条件下で前記ヌクレオチド配列とハイブリダイズする能力があり、前記ポリペプチド担体が、
    (1)カグラコウモリHBV由来コア抗原タンパク質(RBHBcAgタンパク質)とは、(a)RBHBcAgタンパク質のN末端における位置78〜83のアミノ酸残基の1個若しくは複数のアミノ酸残基、すなわち1個、2個、3個、4個、5個、又は6個のアミノ酸残基が除去され、若しくはリンカーで置換されている点、及び(b)任意で、RBHBcAgタンパク質のC末端における1〜5個、5〜10個、10〜15個、15〜20個、20〜25個、25〜30個、30〜35個、又は35〜40個のアミノ酸残基が除去されている点で異なるRBHBcAg担体;
    (2)テントコウモリHBV由来コア抗原タンパク質(TBHBcAgタンパク質)とは、(a)TBHBcAgタンパク質のN末端における位置80〜84のアミノ酸残基の1個若しくは複数のアミノ酸残基、すなわち1個、2個、3個、4個、又は5個のアミノ酸残基が除去され、若しくはリンカーで置換されている点、及び(b)任意で、TBHBcAgのC末端における1〜5個、5〜10個、10〜15個、15〜20個、20〜25個、25〜30個、又は30〜35個のアミノ酸残基)が除去されている点で異なるTBHBcAg担体;又は
    (3)キクガシラコウモリHBV由来コア抗原タンパク質(HBHBcAgタンパク質)とは、(a)HBHBcAgタンパク質のN末端における位置78〜83のアミノ酸残基の1個若しくは複数のアミノ酸残基、すなわち1個、2個、3個、4個、5個、又は6個のアミノ酸残基が除去され、若しくはリンカーで置換されている点、及び(b)任意で、HBHBcAgのC末端における1〜5個、5〜10個、10〜15個、15〜20個、20〜25個、25〜30個、30〜35個、又は35〜40個のアミノ酸残基が除去されている点で異なるHBHBcAg担体
    から選択される、上記核酸分子。
  2. 以下の(i)〜(xi)の1つ又は複数を特徴とする請求項1に記載の核酸分子:
    (i)前記RBHBcAgタンパク質は配列番号1に示されるアミノ酸配列を有し、
    (ii)前記RBHBcAg担体が、(a)RBHBcAgタンパク質のN末端における位置78〜83のアミノ酸残基、位置78〜82のアミノ酸残基、位置78〜81のアミノ酸残基、又は位置78〜80のアミノ酸残基が除去され、若しくはリンカーで置換されている点、及び(b)任意で、RBHBcAgタンパク質のC末端における1〜5個、5〜10個、10〜15個、15〜20個、20〜25個、25〜30個、30〜35個、又は35〜40個のアミノ酸残基が除去されている点で、RBHBcAgタンパク質と異なり、
    (iii)前記TBHBcAgタンパク質は配列番号2に示されるアミノ酸配列を有し、
    (iv)前記TBHBcAg担体が、TBHBcAgタンパク質のN末端における位置80〜84のアミノ酸残基、位置80〜83のアミノ酸残基、又は位置80〜82のアミノ酸残基)が除去され、若しくはリンカーで置換されている点、及び(b)任意で、TBHBcAgのC末端における1〜5個、5〜10個、10〜15個、15〜20個、20〜25個、25〜30個、又は30〜35個のアミノ酸残基が除去されている点で、TBHBcAgタンパク質と異なり、
    (v)前記HBHBcAgタンパク質は配列番号3に示されるアミノ酸配列を有し、
    (vi)前記HBHBcAg担体は、HBHBcAgタンパク質のN末端における位置78〜83のアミノ酸残基、位置78〜82のアミノ酸残基、位置78〜81のアミノ酸残基、又は位置78〜80のアミノ酸残基が除去され、若しくはリンカーで置換されている点、及び(b)任意で、HBHBcAgのC末端における1〜5個、5〜10個、10〜15個、15〜20個、20〜25個、25〜30個、30〜35個、又は35〜40個のアミノ酸残基が除去されている点で、HBHBcAgタンパク質と異なり、
    (vii)前記リンカーは可動性リンカーであり、
    (viii)制限酵素切断部位が、前記除去される1個又は複数のアミノ酸残基をコードするヌクレオチドの位置に導入され、
    (ix)制限酵素切断部位が、前記リンカーをコードするヌクレオチド配列内に、及び/又はその末端の一方若しくは両方に導入され、
    (x)前記核酸分子が、標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を挿入するために用いられ;並びに
    (xi)前記核酸分子が、標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列をさらに含み、前記標的ポリペプチドが、前記ポリペプチド担体に対して異種性であり、且つ前記標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列が、前記除去される1個若しくは複数のアミノ酸残基をコードするヌクレオチドの位置に挿入され、或いは前記リンカーをコードするヌクレオチド配列内に、又はその末端の一方若しくは両方に挿入される。
  3. 前記ポリペプチド担体が、配列番号4〜9から選択されるアミノ酸配列を有し、前記核酸分子が、配列番号12〜17から選択されるヌクレオチド配列を含む、請求項1に記載の核酸分子。
  4. (1)組換えタンパク質をコードする核酸分子を得るように、標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を、請求項1〜3のいずれか一項に記載の核酸分子へ挿入するステップであって、前記標的ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列が、前記除去される1個若しくは複数のアミノ酸残基をコードするヌクレオチドの位置に挿入され、或いは前記リンカーをコードするヌクレオチド配列内に、又はその末端の一方若しくは両方に挿入される、ステップ;及び
    (2)ステップ(1)における前記組換えタンパク質をコードする核酸分子を発現させて、前記組換えタンパク質を産生するステップ
    を含む、標的ポリペプチドを提示するための方法。
  5. 前記標的ポリペプチドが、エピトープペプチドであり、前記エピトープペプチドが、以下の(i)〜(iii)の1つを特徴とする、請求項4に記載の方法:
    (i)ヒトHBV由来のHBsAgのエピトープ、HIV GP120タンパク質のエピトープ、又はヒトPD−L1のエピトープを含み;
    (ii)前記エピトープペプチドはHBsAgタンパク質の位置113〜135のアミノ酸、HIV GP120タンパク質の位置361〜375のアミノ酸、又はヒトPD−L1タンパク質の位置147〜160のアミノ酸を含み;並びに
    (iii)前記標的ポリペプチドが、配列番号20〜22及び60〜62から選択されるアミノ酸配列を有する。
  6. ポリペプチド担体及び標的ポリペプチドを含む組換えタンパク質であって、前記ポリペプチド担体が、請求項1〜3のいずれか一項に定義されている通りであり、前記標的ポリペプチドが、前記除去される1個若しくは複数のアミノ酸残基の位置に挿入され、或いは前記リンカー内に、又はその末端の一方若しくは両方に挿入される、上記組換えタンパク質。
  7. 以下の(i)〜(iii)の1つ又は複数を特徴とする、請求項6に記載の組換えタンパク質:
    (i)前記ポリペプチド担体が、配列番号4〜9から選択されるアミノ酸配列を有し、
    (ii)前記標的ポリペプチドが、エピトープペプチドであり、任意に前記エピトープペプチドが、ヒトHBV由来のHBsAgのエピトープ、HIV GP120タンパク質のエピトープ若しくはヒトPD−L1のエピトープを含み、又はHBsAgタンパク質の位置113〜135のアミノ酸、GP120タンパク質の位置361〜375のアミノ酸、又はヒトPD−L1タンパク質の位置147〜160のアミノ酸を含み、或いは配列番号20〜22及び60〜62から選択されるアミノ酸配列を含み、;並びに
    (iii)前記組換えタンパク質が、配列番号23〜40及び69〜74から選択されるアミノ酸配列を含み、又はそれからなる、請求項6に記載の組換えタンパク質。
  8. 請求項6又7に記載の組換えタンパク質を含み、又はそれからなるウイルス様粒子。
  9. 請求項6又7に記載の組換えタンパク質、又は請求項8に記載のウイルス様粒子、及び任意で、1つ又は複数の薬学的に許容される媒体又は賦形剤を含む医薬組成物。
  10. 前記標的ポリペプチドが、HBV由来の抗原性エピトープを含むエピトープペプチドであり、任意に以下の(i)〜(v)の1つ又は複数を特徴とする、HBV感染、又はHBV感染に関連した疾患の予防又は処置における使用のための、請求項6又は7に記載の組換えタンパク質又は請求項8に記載のウイルス様粒子又は請求項9に記載の医薬組成物:
    (i)前記HBV感染に関連した疾患がB型肝炎であり、
    (ii)前記エピトープペプチドが、ヒトHBV由来のHBsAgのエピトープを含み、
    (iii)前記エピトープペプチドが、ヒトHBV由来のHBsAgタンパク質の位置113〜135のアミノ酸を含み
    (iv)前記標的ポリペプチドが、配列番号22及び60〜62から選択されるアミノ酸配列を有し;並びに
    (v)前記組換えタンパク質が、配列番号35〜40及び69〜74から選択されるアミノ酸配列を含み、又はそれからなる。
  11. 請求項6又は7に記載の組換えタンパク質をコードするポリヌクレオチド。
  12. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の核酸分子又は請求項11に記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
  13. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の核酸分子、請求項11に記載のポリヌクレオチド、又は請求項12に記載のベクターを含む、宿主細胞。
  14. 組み換えタンパク質をコードするポリヌクレオチドを含む宿主細胞を、前記組換えタンパク質を発現させるのに適した条件下で培養するステップ、及び前記組換えタンパク質を回収するステップを含む、請求項6又は7に記載の組換えタンパク質を調製するための方法。
  15. HIV感染、又はHIV感染に関連した疾患の予防又は処置における使用のための請求項6又は7に記載の組換えタンパク質又は請求項8に記載のウイルス様粒子、又は請求項9に記載の医薬組成物であって、前記標的ポリペプチドが、HIV由来の抗原性エピトープを含み、任意に以下の(i)〜(v)の1つ又は複数を特徴とする、上記組換えタンパク質、ウイルス様粒子、又は医薬組成物:
    (i)前記HIV感染に関連した疾患がAIDSであり、
    (ii)前記エピトープペプチドが、HIV GP120タンパク質のエピトープを含み、
    (iii)前記エピトープペプチドが、GP120タンパク質の位置361〜375のアミノ酸を含み、
    (iv)前記標的ポリペプチドが、配列番号20に示されるアミノ酸配列を有し;及び
    (v)前記組換えタンパク質が、配列番号23〜28から選択されるアミノ酸配列を含み、又はそれからなる。
  16. 癌の予防又は処置における使用のための請求項6又は7に記載の組換えタンパク質、請求項8に記載のウイルス様粒子、又は請求項9に記載の医薬組成物であって、前記標的ポリペプチドが、ヒトPD−L1タンパク質の抗原性エピトープを含み、任意に以下の(i)〜(iv)の1つ又は複数を特徴とする、上記組換えタンパク質、ウイルス様粒子、又は医薬組成物:
    (i)前記癌が非小細胞肺癌であり、
    (ii)前記エピトープペプチドが、ヒトPD−L1タンパク質の位置147〜160のアミノ酸を含み、
    (iii)前記標的ポリペプチドが、配列番号21に示されたアミノ酸配列を有し;及び
    (iv)前記組換えタンパク質が、配列番号29〜34から選択されるアミノ酸配列を含み、又はそれからなる。
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