JP2018533357A - ボビンからエアロゾル形成基体の連続的なシートを供給するための方法およびエアロゾル発生物品 - Google Patents

ボビンからエアロゾル形成基体の連続的なシートを供給するための方法およびエアロゾル発生物品 Download PDF

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Abstract

ボビン1からエアロゾル形成基体の連続的なシート10を供給するための方法は、エアロゾル形成基体の連続的なシート10のボビン1を提供する工程と、エアロゾル形成基体の連続的なシート10をボビン1の中心11から巻き出す工程とを含む。エアロゾル形成基体の連続的なシート10の巻出中にボビン1の回転運動は阻止されることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボビンからエアロゾル形成基体の連続的なシートを供給するための方法に関連する。本発明はさらに、エアロゾル発生物品、特に前記方法を使用して製造されたものに関連する。
エアロゾル発生製品の製造において、エアロゾル形成基体(例えばたばこ基体)のシート、いわゆる「キャストリーフ」が使用されうる。キャストリーフはたばこ含有スラリーから製造され、スラリーはシート内に広がり、乾燥される。そのように形成されたキャストリーフは、さらなる使用のために(例えば捲縮、切断または集合するために)、および例えばたばこプラグに形成するために、ボビンに巻かれる。こうしたたばこプラグは次に、電子的エアロゾル発生装置用の消耗品内で使用されうる。ところが、キャストリーフは粘着性である傾向があり、かつ低い引張強度を有し、それが取り扱いを複雑にし、消耗品製造プロセスの処理速度を遅くする。
従って、エアロゾル形成基体シート、特にキャストリーフの取り扱いを改善することが望まれる。
本発明の態様によれば、ボビンからエアロゾル形成基体の連続的なシートを供給するための方法が提供されている。方法は、エアロゾル形成基体の連続的なシートの第一のボビンを提供する工程と、第一のボビンの中心からエアロゾル形成基体の連続的なシートを巻き出す工程とを含む。方法のさらなる工程は、エアロゾル形成基体の連続的なシートの巻出中に第一のボビンの回転運動を阻止する工程を含みうることが好ましい。これは、例えば連続的基体を第一のボビンから巻き出す間に、第一のボビンを静止した状態に保つことによってなされうる。
シート材料の中央巻出によって、シートにねじれた形態がもたらされる。連続的なシートのねじれによって、捲縮や、シートの形成または集合を支持するための重複構造の提供が省略されうる。従って、捲縮または連続的なシートの構造化のための任意の機械装置を省略でき、装置の設定が簡略化され、取得および保守のコストが削減される。
ねじれたエアロゾル形成基体シートを用いて製造されたエアロゾル発生物品であって、物品は巻き出された基体のねじれた性質による多孔性を含みうる。例えば、巻き出された基体を集合して形成されたロッドは、ねじれた基体に沿って長軸方向に配列されたチャネルを含みうる。エアロゾル発生物品のこうした多孔性は、物品を通したエアロゾル搬送の点で都合が良い場合がある。多孔性は、ボビンの中心から巻き出されたエアロゾル形成基体シートを含むか、それで作製されているエアロゾル発生物品中の引き出し抵抗を変化させるためにも使用されうる。
中央巻出では、エアロゾル形成基体の連続的なシートは、下にあるシートとは平行に引き出されたり引き込まれたりしない(これは、回転するボビンの回転方向に対応する)。その代わりに、連続的なシートがボビンの中心から巻き出される時、シートは下にあるシートからある角度で前記平行方向に(すなわち、ボビンの想像上の回転方向に)引き出される。従って、中央巻出での引く力は、回転するボビンの外側からシートを引き出す時に発生する引く力と比較して低減される。こうした引く力の低減は、粘着性のあるエアロゾル形成基体で、および別の方法として、または追加的に、低い機械的属性を持つエアロゾル形成基体、例えばキャストリーフなどで特に都合が良い。
ボビンをその中心から巻き出すことで、ボビンを回転させる要件も除去されうる。これによって、ボビンを巻き出すための装置の回転または運動する部品が必要なくなりうる。加えて、ボビンを回転するための駆動装置も省略されうる。これは、装置の設定だけでなく、その保守もさらに簡略化する。なおさらに、装置のエネルギー消費およびコストが低減されうる。
ボビンが回転しない場合、ボビンを回転させる必要がなく、またわずかに変形した時、例えば円形よりはむしろ卵形の形状を持つ時でさえも使用されうるため、周知の用途のものよりも大きくかつ重いボビンが使用されうる。
本発明による方法では、ボビンからのエアロゾル形成基体シートのより速い供給が可能となり、例えばこうしたエアロゾル形成基体シートで作製されているか、またはそれを含むエアロゾル発生物品の製造速度が向上する。
「エアロゾル形成基体」は、エアロゾルを形成することができる揮発性化合物を放出する能力を持つ基体である。揮発性化合物はエアロゾル形成基体の加熱または燃焼によって放出されてもよい。加熱または燃焼に代わるものとして、一部の場合では、化学反応によって、または超音波などの機械的な刺激によって揮発性化合物が放出されてもよい。エアロゾル形成基体は固体であってもよい。エアロゾル形成基体は、担体または支持体の上に吸着、被覆、含浸またはその他の方法で装填されていてもよい。エアロゾル形成基体は例えば均質化した植物由来材料などの植物由来材料を含んでもよい。植物由来材料は例えば均質化したたばこ材料などのたばこを含んでもよい。エアロゾル形成基体は、加熱に伴いエアロゾル形成基体から放出される揮発性のたばこ風味化合物を含有するたばこ含有材料を含んでもよい。別の方法として、エアロゾル形成基体は非たばこ含有材料を含んでもよい。エアロゾル形成基体は少なくとも1つのエアロゾル形成体を含んでもよい。エアロゾル形成基体は、ニコチンならびにその他の添加物および成分(風味剤など)を含んでもよい。エアロゾル形成基体は、キャストリーフたばこなどのたばこシートであることが好ましい。キャストリーフたばこは、たばこ粒子、繊維粒子、エアロゾル形成体、風味、および結合剤を含むスラリーから形成される再構成たばこの一形態である。たばこ粒子は、望ましいシートの厚さおよびキャスティングギャップに応じて、好ましくは30〜80マイクロメートルまたは100〜250マイクロメートル程度の粒子サイズを持つ、たばこダストの形態であってもよい。繊維粒子は、たばこ茎材料、葉柄またはその他のたばこ植物材料、およびその他のセルロース系繊維(リグニン含有量の低い木材繊維など)を含んでもよい。繊維粒子は低い含有率(例えば、およそ2パーセント〜15パーセントの率)に対してキャストリーフに十分な引張強さをもたらす要求に応じて選択されてもよい。代替的にまたは追加的に、繊維(植物繊維など)を上記の繊維とともに、または別の方法で使用することができ、これには大麻および竹が含まれる。
エアロゾル発生物品で使用するための均質化したたばこ材料のシートは、キャスティングプロセスによって、粒子状のたばこ、グアーガム、セルロース繊維、およびグリセリンを含むスラリーから形成されることが好ましい。
キャストリーフたばこを形成するスラリーに、エアロゾル形成体が追加されてもよい。機能的に、エアロゾル形成体は、キャストリーフたばこがたばこ製品内で使用されることが意図される温度範囲内で気化する能力を備えているべきであり、かつエアロゾル形成体がその気化温度よりも高く加熱された時に、エアロゾル中のニコチンもしくは風味またはニコチンと風味の両方の運搬を促進する。エアロゾル形成体は、室温もしくは室温付近ではキャストリーフたばこ内で化学的に安定し、かつ本質的に静止した状態を保つが、それより高い温度、例えば40〜450℃では気化することができる、エアロゾル形成体の能力に応じて選ばれることが好ましい。
エアロゾルという用語は本明細書で使用される場合、固体粒子または液体粒子および気相を含むコロイドを意味する。エアロゾルは固体粒子および気相から成る固体エアロゾルでもよく、または液体粒子および気相から成る液体エアロゾルでもよい。エアロゾルは気相中に固体粒子および液体粒子の両方を含んでもよい。気体と蒸気の両方は本明細書で使用される場合、気体状であると考えられる。
エアロゾル発生基体は、乾燥質量基準で約5パーセント〜約30パーセントのエアロゾル形成体含有量を持っていてもよい。好ましい実施形態において、エアロゾル発生基体は乾燥質量基準でおよそ20パーセントのエアロゾル形成体の含有量を持つ。
エアロゾル形成基体はエアロゾル形成体を含むことが好ましい。
「エアロゾル形成体」という用語は本明細書で使用される場合、使用時にエアロゾルの形成を促進し、かつエアロゾル発生物品の使用温度にて熱分解に対して実質的に抵抗性である任意の適切な周知の化合物または化合物の混合物を説明するために使用される。エアロゾル形成体は極性があり、かつキャストリーフたばこ内で水分を望ましい範囲内に保つのを補助することができる湿潤剤としての機能を持つことが好ましい。キャストリーフたばこ中の湿潤剤の含有量は、15パーセント〜35パーセントの範囲内であることが好ましい。
当業界において適切なエアロゾル形成体が周知であり、ポリオール、グリコールエーテル、ポリオールエステル、エステル、脂肪酸、一価アルコール(メントールなど)が挙げられるが、これに限定されず、また多価アルコール(プロピレングリコールなど)、グリセリン、エリスリトール、1,3−ブチレングリコール、テトラエチレングリコール、トリエチレングリコール、クエン酸トリエチル、プロピレン炭素塩、ラウリン酸エチル、トリアセチン、メソ−エリスリトール、ジアセチン混合物、ジエチルスベリン酸塩、クエン酸トリエチル、安息香酸ベンジル、ベンジルフェニルアセテート、バニリン酸エチル、トリブチリン、ラウリル酢酸塩、ラウリン酸、ミリスチン酸、およびプロピレングリコールのうち1つ以上の化合物を含んでもよい。
1つ以上のエアロゾル形成体を組み合わせてそれらの組み合わせたエアロゾル形成体の1つ以上の特性を利用してもよい。例えば、有効成分を運ぶトリアセチンの能力とグリセリンの保湿性を利用するためにトリアセチンをグリセリンおよび水と組み合わせてもよい。
キャストリーフ材料は、粘着性であり、また可塑的に変形が可能である傾向がある。
エアロゾル形成基体の連続的なシートは、たばこ材料およびエアロゾル形成体を含むことが好ましい。
エアロゾル形成基体シートの厚さは、0.1ミリメートル〜2ミリメートルであり、0.3ミリメートル〜1.5ミリメートル、例えば0.8ミリメートルであることが好ましい。エアロゾル形成基体のシートは、製造上の許容範囲のために最大約30パーセントの厚さの偏差を有しうる。
エアロゾル形成基体シートの幅は、その用途および一つまたはいくつかのエアロゾル形成基体シートを含む製品の製造工程に合わせて選択・適合されうる。エアロゾル形成基体シートの幅がより小さく、製品を製造するためにより多くのシートが使用されることが好ましい。例えば、1つのみのエアロゾル形成基体シートが使用される場合、単一のシートの幅は150ミリメートル〜250ミリメートルの範囲としうる。エアロゾル発生物品はまた、下記に詳細に説明する通り、例えば編組みによって、例えばエアロゾル形成基体シートのボビン2〜6個、好ましくは3〜4個を使用して製造されうる。よって、エアロゾル形成基体シートの幅は、20ミリメートル〜70ミリメートル、より好ましくは25ミリメートル〜45ミリメートルの範囲としうる。
エアロゾル形成基体シートを巻き出すために、第一のボビンは任意の方向に配置されうる。第一のボビンは、例えばその回転軸が水平の位置もしくは垂直の位置に、または水平の位置と垂直の位置の間の任意の位置に配置されるように配置されうる。エアロゾル形成基体の連続的なシートは、第一のボビンの回転軸に実質的に沿って第一のボビンから巻き出されることが好ましい。
「回転軸に実質的に沿って」は本明細書で使用される時、巻出方向と連続的なシートが巻き出されるボビンの回転軸の方向との差が約10度未満であることを意味する。巻出方向およびボビンの回転軸の方向は、相互に対応することが好ましい。
第一のボビンの回転軸は、水平方向または垂直方向に整列されることが好ましい。それによって、第一のボビンは、水平方向または垂直方向に巻き出されることが好ましい。
ボビンの水平方向の配置および巻出は、例えばエアロゾル発生物品の製造ラインの全体的に水平の設定の点で都合が良い場合がある。水平に巻き出された連続的なシートは、水平の直線方向に、例えばロッドを形成するためのロッド作製機械に運ばれうる。従って、整列要素または湾曲要素は省略されうる。
ボビンを垂直方向下向きに巻き出すと、重力が巻出および搬送の方向を援助しうる。ボビンを垂直方向上向きに巻き出すと、例えば垂直に配置されたボビンの中心を通した上向きのガス流によって援助されうる。垂直に巻き出されたシートがさらに運ばれる場合、または例えば水平の位置のロッド作製装置に導入される場合、湾曲要素が提供されうる。湾曲要素は垂直に巻き出されたエアロゾル形成基体シートを、その巻き出されたシートをさらに処理するために水平の位置に湾曲しうる。
本発明による方法は、連続的なさらなる材料の第二のボビンを提供するさらなる工程と、第二のボビンから連続的なさらなる材料を巻き出すさらなる工程と、エアロゾル形成基体の巻き出された連続的なシートと巻き出された連続的なさらなる材料を融合するさらなる工程を含みうる。有利なことに、連続的なさらなる材料はまた、第二のボビンの中心から巻き出される。第二のボビンは静止状態に保たれてもよく、または第二のボビンからさらなる材料を巻き出す時に、回転を少なくとも妨げられてもよい。
「融合」は本明細書で使用される時、2つ以上の連続的な固体を一つにするものとして、極めて大まかに理解されることができ、ここで、連続的な固体は本明細書では、任意の連続的なさらなる材料またはエアロゾル形成基体の連続的なシートを意味するために使用される。融合には、隣接して一つにすること、絡み合わせた融合、または編組みなどの織り交ぜが含まれうる。融合はまた、例えば材料の融合されたストランドを連続的な固体と、または連続的な固体の別の融合されたストランドと融合するなど、既に融合された材料の融合を含むものとして理解される。
少なくとも2つの連続的な固体の絡み合わせは、例えば少なくとも2つの巻き出された連続的な固体を共通の回転軸の周りで回転させることによって、実施されうる。編組みでは、ボビンの中心から巻き出されて供給された連続的な固体は、ボビンの回転軸の周りのボビンの回転を必ずしも要求しない。編組みに使用されるボビンの位置は、編組されるパターンに応じて変化しうる。例えば回転テーブル上のボビンの位置は変化しうる。こうした編組み技法は、例えばロープ製造から周知である。それらは本発明に適用されうるが、融合に、特に編組みプロセスに使用される連続的な固体のシート様の形態や機械的強度が考慮される。
「ねじれ」は本明細書では、連続的な固体、特にエアロゾル形成基体の連続的なシートの長軸方向軸に沿った連続的な固体の完全な回転として理解される。ねじれは連続的な固体の一回転方向のみの連続的なねじれである。異なる連続的な固体は、固体の搬送方向に見た時に異なる回転方向にねじられうる。ねじれには、連続的な固体の長さ1メートルにわたり連続的な固体の少なくとも完全な一回転が含まれることが好ましい。
ねじれはボビンの中心の周囲サイズに応じて変化し、従って巻き出された連続的なシートの長さ当たりの回転は、ボビンのサイズおよびステータス(新しいボビンか消耗したボビンか)によって変化する。ところが、ねじれたシートから製造された最終製品の構造および密度の不揃いにつながりうるねじれの差は、さまざまな手段によって補正されうる。例えば、いくつかの連続的な固体シートを使用する時、任意のねじれの差が、融合された巻き出されたシートの長さに沿って均されうるように、異なるサイズのボビンまたは異なるステータスのボビンが使用されうる。別の可能性は、ボビンをわずかに回転して、ボビンの変化する中心周辺を補正することである。回転速度は、好ましくはボビンから巻き出された連続的な材料のねじれを一定レベルに保つように、ボビンの使用中に変化させうる。ところが、ボビンの回転速度はまた、別のボビンの変化するねじれを補正するためにボビンの使用中に変化させうる。これによって、一つのみまたはいくつかのボビンには、回転システムが備えられる。
連続的なさらなる材料は、連続的なサセプタ材料、連続的な担体材料、またはエアロゾル形成基体の連続的なシートのうちどれか一つとしうる。
連続的なサセプタ材料を、エアロゾル形成基体の連続的なシートと融合することによって、誘導的に加熱可能なエアロゾル形成基体が形成される。2つの連続的な固体の融合、特にサセプタ材料とエアロゾル形成基体の融合によって、2つの固体の密着がもたらされる。こうした誘導的に加熱可能なエアロゾル形成基体から形成されるか、またはそれを含む誘導的に加熱可能なエアロゾル発生物品は、物品の断面または長さにわたり、適正な熱分布および均一な温度分布を持ちうる。
連続的なさらなる材料は、サセプタ材料、例えば強磁性テープであることが好ましい。
サセプタ材料は、例えばフィラメント、ロッド、シートまたは帯の形態を持ちうる。
適切な誘導加熱可能な材料、いわゆるサセプタには例えば、エアロゾル形成基体からエアロゾルを発生するのに十分な温度まで誘導加熱することができる任意の材料が挙げられるがこれに限定されない。好ましいサセプタは金属または炭素を含む。好ましいサセプタは強磁性材料、例えば強磁性合金、フェライト鉄、または強磁性鋼、またはステンレス鋼を含んでよく、またはその強磁性材料から成ってよい。適切なサセプタはアルミニウムであってよく、またはアルミニウムを含んでよい。好ましいサセプタは250℃を超える温度まで加熱されてもよい。
連続的な担体材料は、添加物、例えば風味またはエアロゾル促進剤を運ぶ材料としうる。担体材料はまた、エアロゾル形成基体の連続的なシートと担体材料、および潜在的にさらなる連続的な材料の融合によって形成されるストランドの構造または安定性を支援しうる。担体材料は、例えばフィラメント、ロッド、シートまたは帯の形態を持ちうる。
さらなるエアロゾル形成基体シートの形態の連続的なさらなる材料は、2つのエアロゾル形成基体シートによって形成された融合されたストランドの、または融合されたストランドで形成されたエアロゾル発生物品の組成の点で、および多孔性の点で都合が良い場合がある。一つに融合される2つ以上のエアロゾル形成基体は、同一でもよく、異なっていてもよい。巻き出された基体のねじれた形態のため、2つの同一の(ねじれた)基体の融合によっても、追加的な多孔性がストランドに導入されうる。
2つ以上の連続的な固体の融合は、例えばエアロゾル発生物品を形成するためのロッド形成装置またはその他任意の製造工程の上流で発生しうる。2つ以上の連続的な固体の融合はまた、ロッド形成装置内で発生しうる。それによって、こうしたロッド形成装置のガニチュール舌の集合効果によって、2つ以上の連続的な固体が融合される。
本明細書で使用される「上流」および「下流」という用語は、要素の相対的な位置を描写するために使用される時、供給および搬送プロセス中にエアロゾル形成基体の連続的なシートまたは連続的なさらなる材料が移動する方向を意味する。すなわち、連続的な固体は上流端から下流端へと下流方向に移動する。一般に、ボビンは供給または処理ラインの上流端に配置される。
エアロゾル形成基体の連続的なシートおよび連続的なさらなる材料の巻出および融合のために、第一および第二のボビンの回転軸は、共通軸で整列させてもよく、またはある角度で配置されてもよい。
第一のボビンの回転軸および第二のボビンの回転軸がある角度で配置される場合、これは、エアロゾル形成基体の巻き出された連続的なシートおよび巻き出された連続的なさらなる材料が5度〜90度の融合角度で融合されうるように、実施されることが好ましい。融合角度は10度〜70度、より好ましくは15度〜45度、例えば30度または40度であることが好ましい。
第一および第二のボビンの回転軸が配置される角度は、融合角度と同じであることが好ましい。ただし、第一および第二のボビンの回転軸が配置される角度は、融合角度とは異なっていてもよい。こうした配置角度は、例えば0度〜180度としうる。配置角度が90度よりも大きい場合、融合角度が上記の限度内に収まるように、エアロゾル形成基体またはさらなる材料の一方または両方を湾曲するために、湾曲装置、例えば偏向ローラーが提供されることが好ましい。
原則として、本明細書を通して値が述べられる時はいつでも、その値が明示的に開示されることが理解される。しかし、値は技術的考慮のために厳密に特定の値ではなくてもよいことも理解される。値は、例えば厳密な値±20パーセントに対応する値の範囲を含んでいてもよい。
第一のボビンの回転軸および第二のボビンの回転軸が第一の共通軸で整列する場合、方法は、巻き出された連続的なさらなる材料またはエアロゾル形成基体の巻き出された連続的なシートのいずれかを上流に配置されたボビンから第一の共通軸に沿って下流に配置されたボビンの中心を通して案内する工程を含みうる。さらなる工程は、エアロゾル形成基体の巻き出された連続的なシートと巻き出された連続的なさらなる材料を融合して融合されたストランドを形成する工程を含む。
上流に配置されたボビンから下流に配置されたボビンの中心を通して巻き出される連続的な固体を案内することによって、2つの巻き出された連続的な固体を整列するために、上流に巻き出された連続的な固体の方向付けは必要とされない。2つの巻き出された連続的な固体、すなわちエアロゾル形成基体の巻き出された連続的なシートおよび巻き出された連続的なさらなる材料の融合は、下流に配置されたボビンの中心またはそのすぐ後で発生しうる。そのように形成された融合されたストランドは、ボビンから巻き出されて一つに融合される少なくとも2つの連続的な固体を含む。融合されたストランドは、一つに融合されたいくつかの連続的な固体を含んでもよく、または下記に説明する通り、より多くの融合されたストランドのうちの2つを含んでもよい。
共通軸上に配置されたボビンでは、巻出方向および供給方向は、その共通軸に沿った方向に対応することが好ましい。
エアロゾル形成基体の連続的なシートまたは第一のボビンは、連続的なさらなる材料または第二のボビンの下流に配置され、かつ連続的なさらなる材料は、第一のボビンの中心を通り案内されることが好ましい。
この方法の一部の実施形態において、方法は、第一のボビンおよび第二のボビンの上流の第一の共通軸に沿って、連続的なさらなる材料の少なくとも1つのさらなるボビンをその少なくとも1つの回転軸と整列するさらなる工程と、より上流に配置されたボビンから巻き出された連続的なさらなる材料を、より下流に配置されたボビンの中心を通り案内するさらなる工程とを含みうる。それによって、少なくとも1つのより上流に配置されたボビンから巻き出された少なくとも1つの連続的なさらなる材料は、より下流に配置されたボビンから巻き出された連続的なさらなる材料およびエアロゾル形成基体の巻き出された連続的なシートと、または融合されたストランドと融合される。
第一の共通軸上に配置された少なくとも1つのさらなるボビンでは、巻出方向および供給方向は、第一の共通軸に沿った方向に対応することが好ましい。
少なくとも1つのさらなるボビンからの連続的なさらなる材料は、少なくとも1つのさらなるボビンの中心から巻き出されることが好ましい。少なくとも1つのさらなるボビンは、静止状態に保たれることが好ましいか、またはさらなる連続的な材料が少なくとも1つのさらなるボビンから巻き出される時に、回転を少なくとも妨げられることが好ましい。
少なくとも1つのさらなるボビンは、第一および第二のボビンと同じかまたは異なる連続的な固体を含みうる。例えば、少なくとも1つのさらなるボビンは、エアロゾル形成基体の連続的なシートまたは連続的なサセプタ材料または担体材料を含みうる。
最も下流に配置されたボビンは第一のボビンまたはエアロゾル形成基体の連続的なシートを含むボビンであることが好ましい。エアロゾル形成基体を含むボビンと異なる連続的な固体(エアロゾル形成基体とは異なる固体)を含むボビンは、交互に配置されることが好ましい。
異なるボビン上のエアロゾル形成基体の連続的なシートは、例えば組成および密度において同一としうる。異なるボビン上のエアロゾル形成基体の連続的なシートは、シートの厚さまたは幅など、組成、多孔性またはシート寸法のうち少なくとも1つが異なることが好ましい。
本発明による方法は、連続的なさらなる材料のボビン一つまたはいくつかの追加的なボビンを第一の共通軸に対してある角度で提供する工程をさらに含みうる。ボビン一つまたはいくつかの追加的なボビンから巻き出された連続的なさらなる材料は、融合されたストランドと5度〜90度の融合角度で融合される。
いくつかの追加的なボビンが提供されている場合、いくつかの追加的なボビンは、第二の共通軸上のボビンの回転軸と整列されることが好ましい。追加的なボビンが第二の共通軸上に配置されている場合、上流に配置されたボビンからの連続的な固体は、下流に配置されたボビンの中心を通して案内されることが好ましい。
2つ以上の追加的なボビンが第一の共通軸に対してある角度で提供されている場合、追加的な融合されたストランドは、2つ以上の追加的なボビンから巻き出される連続的な固体で形成されることが好ましい。その後、個別の巻き出された連続的な固体を融合する代わりに、追加的な融合されたストランドと融合されたストランドは融合されうる。
融合角度は、異なるサイズのボビンを相互に隣接して配置するのに十分な隙間を与えるように選択されることが好ましい。
連続的なさらなる材料は、ボビン一つまたはいくつかの追加的なボビンの中心から巻き出されることが好ましい。ボビン一つまたはいくつかの追加的なボビンは静止状態に保たれることが好ましく、または連続的なさらなる材料をボビン一つまたはいくつかの追加的なボビンから巻き出す時に、回転を少なくとも妨げられることが好ましい。
ボビン一つまたはいくつかの追加的なボビン上の連続的なさらなる材料は、第一および第二のボビン上のものと同じ、および第一の共通軸上に配置されたさらなるボビン上のものと同じとしうる。ボビン一つまたはいくつかの追加的なボビン上の連続的なさらなる材料は、エアロゾル形成基体シート、サセプタ材料または担体材料であることが好ましい。
本発明による方法は、エアロゾル発生物品、好ましくは、たばこ含有エアロゾル発生物品の製造に使用されうる。一つまたはいくつかの巻き出された連続的な固体または一つまたはいくつかの融合されたストランドは、例えばロッド形成装置に供給されて、例えばたばこ含有ロッドを形成しうる。本発明による方法は、誘導的に加熱可能なエアロゾル発生物品の製造に使用されることが好ましい。
連続的な固体、特にいくつかの連続的な固体の特別な供給は、エアロゾル形成物品の長軸方向および断面全体にわたって異なるパターンの幾何学形状を製造することを可能にする。これによって、エアロゾル形成物品の構造は、従来技術の物品では得られない物理的特性を持ちうる。例えば、いくつかの連続的な固体は、絡み合わせまたは編組、例えばロープに似たものとしうる。こうした構造は特定の物理的特性を持ちうる。それらは、例えば一定の弾力性を持ちうる。加えて、サセプタ材料、または風味剤またはその他の材料も、相互に融合されたサセプタ材料およびさらなる材料の反復可能な一貫したパターンを持つエアロゾル発生物品に均一に組み込まれうる。
本発明の別の態様によれば、エアロゾル発生装置で使用するためのエアロゾル発生物品、例えば電子加熱装置が提供されている。エアロゾル発生物品は、ねじれたエアロゾル形成基体シートを含む。ねじれたエアロゾル形成基体シートは、圧縮されたねじれたエアロゾル形成基体シートであることが好ましい。エアロゾル形成基体シートは、エアロゾル発生物品の長軸方向に沿ってねじれており、ここで、ねじれは物品の長軸方向に沿って同じ回転方向に発生する。ねじれは、エアロゾル形成基体シートが物品の長軸方向に沿ってエアロゾル発生物品の長さにわたり少なくとも5度、好ましくは少なくとも10度回転するように、エアロゾル発生物品で発生しうる。
エアロゾル発生物品は、一つまたはいくつかのさらなる材料、好ましくは一つまたはいくつかのねじれたさらなる材料を含みうる。エアロゾル発生物品は、一つのさらなる材料、より好ましくは一つのねじれたさらなる材料を含むことが好ましい。一つまたはいくつかのさらなる材料は、連続的な材料のシート、好ましくはねじれたシートの一部分、例えば細片またはねじれた細片であることが好ましい。ところが、さらなる材料はフィラメント、ロッドまたはピンでもよい。
本発明によるエアロゾル発生物品は、エアロゾル形成基体シートを含み、かつねじれたさらなる材料を含む融合されたストランドの一部分を含むことができ、ここで融合されたストランドは、本発明による、および本明細書に記載された、エアロゾル形成基体の連続的なシートを供給するための方法を使用して製造されうる。
エアロゾル発生物品はまた、少なくとも1つの追加的な融合されたストランドの一部分を含みうるが、ここで少なくとも1つの追加的な融合されたストランドは、ねじれたエアロゾル形成基体シートを含む。
エアロゾル発生物品は絡み合ったまたは編組みの構造を備えることが好ましい。絡み合ったまたは編組みの構造は、エアロゾル発生物品の長さに沿って延びる。
さらなる材料は、サセプタ材料、好ましくはサセプタ細片であり、それ故に誘導的に加熱可能なエアロゾル発生物品を形成することが好ましい。
エアロゾル発生物品のさらなる態様および利点については、本発明による方法に関連して既に言及されており、繰り返さない。特に、異なる連続的な固体の選択および配置は、ユーザーのニーズに従い、または望ましいエアロゾル発生性能または消費体験に従い選択されうる。
本発明を実施形態に関してさらに説明し、それらの実施形態を下記の図面によって例示する。
図1は、エアロゾル形成基体の連続的なシートのボビンの水平方向の中央巻出を示す。 図2は、エアロゾル形成基体の連続的なシートのボビンの垂直方向の中央巻出を示す。 図3は、ある角度でのエアロゾル形成基体およびさらなる材料の供給を示す。 図4は、連続的な固体の2つの融合されたストランドの製造を図示しており、その図において2つのストランドはある角度で融合されている。 図5は、共通軸に沿ったエアロゾル形成基体およびさらなる材料の供給を示す。 図6は、3つの連続的な固体を共通軸に沿って供給することによる、融合されたストランドの製造を図示している。
図1において、エアロゾル形成基体の連続的なシート10、例えばニコチンまたはたばこ含有エアロゾル形成基体のボビン1が、ボビン1の中心11から巻き出される。ボビン1は、水平方向に方向付けられたその回転軸12で配置される。エアロゾル形成基体シート10の巻出方向100は水平方向に対応する。巻き出されたエアロゾル形成基体シート10は、ロッド作製機械9に向けて水平方向に直線的に搬送される。エアロゾル形成基体シート10は、ロッド作製機械9のガニチュール舌90に入り、ここでシート10は集合され、ロッド形状に成形される。
シート10の巻出中、巻き出されたシートがねじれた形態を持つ、すなわちシートがそれぞれその長軸方向軸の周りを、または巻出方向に回転するように、ボビン1は静止状態に保たれることが好ましい。よって、1回の完全なねじれは、シートの長軸方向軸の周りでのシートの360度の回転に相当し、またシートがボビン1の中心11の周辺の周りで1回巻き出されることに相当する。
図2は、図1と同じ配置を示すが、ボビン1は垂直方向に方向付けられたその回転軸12で配置されている。エアロゾル形成基体シート10は、垂直方向101に下向きに巻き出され、ロッド作製機械9のガニチュール舌90内に案内される。図2に示す実施形態において、重力が巻出を援助する。エアロゾル形成基体シート10をガニチュール舌90に直線的に挿入することとの組み合わせにおいて、シート10のガニチュール舌90との整列も援助される。
図3は、エアロゾル形成基体シート10を含み、かつ連続的なさらなる材料を含む、ロッド状の物品の製造方法を示す。図において、エアロゾル形成基体シート10および連続的なさらなる材料シート20、例えば連続的なサセプタ材料の帯は、2つのボビン1、2の中心11、21から供給される。
2つの連続的な固体10、20は、ガニチュール舌90に搬送され、ここで2つの固体が融合される。2つの連続的な固体は、融合角度68でガニチュール舌90に供給される。図3において、融合角度68は約30〜45度であり、ボビン1、2の配置およびサイズによって異なる。
エアロゾル形成基体シート10は、巻出および移動の方向200にボビン1の中心11から巻き出される。さらなる材料シート20は、巻出および移動の方向201にボビン2の中心21から巻き出される。2つの巻出方向200、201は融合角度に対応する角度を含む。図3において、融合角度68は、エアロゾル形成基体のボビン1および連続的なさらなる材料のボビン1が配置される角度に対応する。これは、両方の連続的な固体が対応するボビン1、2の回転軸12、22に平行な直線的な方向に巻き出されるという事実による。
ボビン1、2が配置される角度は、融合角度68よりも小さくても大きくてもよく、例えば5度〜160度の範囲としうる。
図5は、水平に配置された共通軸70に沿った、エアロゾル形成基体の連続的なシート10およびさらなる材料の連続的なシート20の供給を示す。さらなる材料のボビン2は、エアロゾル形成基体のボビン1の上流に配置される。両方のボビン1、2の回転軸12、22は、共通軸70に平行に配置される。さらなる材料シート20、例えばサセプタ材料の帯は、ボビン2の中心から巻き出される。巻き出されたさらなる材料シート20は、共通軸70に沿って、エアロゾル形成基体のより下流に配置されたボビン1の中心11を通って下流に案内される。エアロゾル形成基体シート10は、ボビン1の中心11から巻き出され、巻き出されたさらなる材料シート20と融合される。エアロゾル形成基体シート10およびさらなる材料シート20は、融合されたストランド60を形成する。次に、融合されたストランド60は、さらに共通軸70に沿って、ロッド作製機械9のガニチュール舌90内に案内され、ここで、融合されたストランドからロッドが形成される。
図6は、図5の方法を示し、ここで、3つのボビン3、4、5は共通軸71に沿って連続的に、好ましくは等距離で配置される。3つのボビン3、4、5から巻き出された固体は、3つの連続的な固体シートを含むストランド61を形成する。
図5に示す方法と比較して、エアロゾル形成基体のさらなるボビン5は、連続的なさらなる材料のボビン4の上流に配置される。エアロゾル形成基体は、ボビン5から巻き出されて、共通軸71に沿って、ボビン4の中心41を通って案内される。そこで、巻き出されたエアロゾル形成基体シート50は、巻き出されたさらなる材料シート40と融合される。この部分的なストランドはボビン3の中心31を通ってさらに下流に案内され、ボビン3から巻き出されたエアロゾル形成基体シート30と融合される。
一連のボビンにおいて、類似または同一の材料は、連続的なさらなる材料のボビンと交互に配置されることが好ましい。類似または同一の材料は、例えば2つの同一のまたは異なるエアロゾル形成基体または2つの同一のまたは異なるサセプタ材料としうる。一連のボビンにおいて、すべてのボビンは完全に明確に異なる固体を含みうる。例えば、一連の3つのボビンは、エアロゾル形成基体、サセプタ材料および担体材料(例えば風味担体材料)を含みうる。
図4において、ロッド状の物品の製造工程が、図5および図6に表示・説明されている方法に従い形成された2つの融合されたストランド60、61を用いて示されている。
図4に示す例において、2つの融合されたストランド60、61は、ロッド作製機械9のガニチュール舌90に入る間に、融合角度68、例えば30度〜70度で融合される。従って、ロッド作製機械9で製造されるロッド状の物品は、2つの融合されたストランド60、61、および合計5つの連続的な固体、例えば5つの異なる連続的な固体で形成され、ここで少なくとも1つの連続的な固体はエアロゾル形成基体の連続的なシートである。図4において、第一のストランド60は、エアロゾル形成基体シート10およびサセプタ材料の帯20を含むことが好ましく、第二のストランド61は、2つのエアロゾル形成基体シート30、50およびサセプタ材料の帯40を含むことが好ましい。
図4において、2つのボビン1、2は第一の共通軸70に沿って配置され、また3つのボビン3、4、5は第二の共通軸71に沿って配置される。第一の共通軸70および第二の共通軸71は、融合角度68に対応する角度で配置される。連続的な固体はすべて、それらに対応するボビン1、2、3、4、5から、それぞれの共通軸70、71に沿った方向に巻き出される。
図面に示す説明したすべての方法、およびその変形において、連続的な固体は、ボビンの中心から巻き出されることが好ましい。
図面に示す説明したすべての方法、およびその変形において、連続的な固体がボビンから巻き出されている間、すべてのボビンは静止状態に保たれることが好ましい。静止状態を保つということは本明細書では、ボビンの回転軸の周りの回転の点で理解される。ところが、ボビンは完全に固定された状態に保たれてよく、あるいは例えば、巻き出された連続的な固体を相互にねじる、絡め合うまたは編組みするために移動してもよい(好ましくはボビンがそれらの回転軸の周りを回転していない間)。
異なるボビン上の連続的な固体は、例えば組成、サイズまたは形状の点で異なるなど、異なることが好ましい。特に、2つ以上のエアロゾル形成基体シートが、融合されたストランドまたはロッド状の物品を製造するために使用される場合、2つ以上のエアロゾル形成基体シートは、例えば組成、サイズまたはエアロゾル化プロファイルが異なるなど、異なることが好ましい。

Claims (15)

  1. ボビンからエアロゾル形成基体の連続的なシートを供給するための方法であって、前記方法が、
    −エアロゾル形成基体の連続的なシートの第一のボビンを提供する工程と、
    −前記第一のボビンの中心からエアロゾル形成基体の前記連続的なシートを巻き出す工程とを含む、方法。
  2. エアロゾル形成基体の前記連続的なシートの巻出中に前記第一のボビンの回転運動を阻止する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. エアロゾル形成基体の前記連続的なシートが、たばこ材料およびエアロゾル形成体を含む、請求項1〜2のいずれか1項に記載の方法。
  4. 前記第一のボビンの回転軸を水平方向または垂直方向に整列する工程と、前記第一のボビンを水平方向または垂直方向に巻き出す工程とをさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
    −連続的なさらなる材料の第二のボビンを提供する工程と、
    −前記第二のボビンから前記連続的なさらなる材料を巻き出す工程と、
    −エアロゾル形成基体の巻き出された連続的なシートと巻き出された連続的なさらなる材料を融合する工程とを含む、方法。
  6. 前記連続的なさらなる材料が、連続的なサセプタ材料、連続的な担体材料またはエアロゾル形成基体の連続的なシートのうち一つである、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第一のボビンの回転軸および前記第二のボビンの回転軸をある角度で配置する工程をさらに含み、
    それが、エアロゾル形成基体の前記巻き出された連続的なシートおよび前記巻き出された連続的なさらなる材料が、5度〜90度の融合角度で融合されるようにするためである、請求項5〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 請求項5〜6のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
    −前記第一のボビンの回転軸および前記第二のボビンの回転軸を第一の共通軸に沿って整列する工程と、
    −巻き出された連続的なさらなる材料またはエアロゾル形成基体の巻き出された連続的なシートのいずれかを上流に配置されたボビンから前記第一の共通軸に沿って下流に配置されたボビンの中心を通って案内する工程と、
    −エアロゾル形成基体の巻き出された連続的なシートと巻き出された連続的なさらなる材料を融合して、融合されたストランドを形成する工程を含む、方法。
  9. 請求項6に記載の方法であって、さらに、
    −前記第一のボビンおよび前記第二のボビンの上流の前記第一の共通軸に沿って、連続的なさらなる材料の少なくとも1つのさらなるボビンを、その少なくとも1つの回転軸と整列する工程と、
    −より上流に配置されたボビンから巻き出された連続的なさらなる材料をより下流に配置されたボビンの中心を通って案内する工程と、
    −より上流に配置された前記少なくとも1つのさらなるボビンから巻き出された少なくとも1つの連続的なさらなる材料を、より下流に配置されたボビンから巻き出された連続的なさらなる材料およびエアロゾル形成基体の巻き出された連続的なシートと融合する工程とを含む、方法。
  10. 請求項8〜9のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
    −連続的なさらなる材料のボビン一つまたはいくつかの追加的なボビンを前記第一の共通軸に対してある角度でのボビンの回転軸で提供して配置する工程と、
    前記ボビン一つまたはいくつかの追加的なボビンから巻き出された連続的なさらなる材料を、前記融合されたストランドと5度〜90度の融合角度で融合する工程とを含む、方法。
  11. エアロゾル発生装置で使用するためのエアロゾル発生物品であって、前記エアロゾル発生物品がねじれたエアロゾル形成基体シートを含む、エアロゾル発生物品。
  12. さらなる材料、好ましくはねじれたさらなる材料をさらに含む、請求項11に記載のエアロゾル発生物品。
  13. 前記エアロゾル形成基体シートおよび前記さらなる材料を含む、融合されたストランドの一部分を含み、前記融合されたストランドが請求項5〜10のいずれか1項に記載の方法を使用して製造される、請求項12に記載のエアロゾル発生物品。
  14. 少なくとも1つの追加的な融合されたストランドの一部分を含み、前記少なくとも1つの追加的な融合されたストランドがねじれたエアロゾル形成基体シートを含む、請求項13に記載のエアロゾル発生物品。
  15. 絡み合ったまたは編組みの構造を備える、請求項12〜14のいずれか1項に記載のエアロゾル発生物品。
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