JP2018532567A - 眼用レーザ機器用のモジュール式患者アダプター - Google Patents

眼用レーザ機器用のモジュール式患者アダプター Download PDF

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Abstract

レーザによる眼治療用装置は:集束レーザ光を提供するように構成されかつアダプター結合ポートを有するレーザ機器と;第1および第2のサブモジュールを含むアダプターモジュールとを含み、第1のサブモジュールは、アダプター結合ポートにおいてレーザ機器に取り外し式に結合するように構成され、かつ眼に対する接触面を有し、第2のサブモジュールは、リング軸を有する眼用吸引リング部分を含み、第2のサブモジュールは、少なくとも1つの吸引空間の範囲を定め、およびアダプターモジュールは、少なくとも1つの吸引チャンバーのそれぞれと関連する真空入口ポートを含み、アダプターモジュールは、少なくとも1つの吸引空間のそれぞれと、関連の真空入口ポートとの間に真空連通接続を確立するように構成された排気経路システムを含み、真空入口ポートは第1のサブモジュールに設けられ、および排気経路システムは、第1のサブモジュールから第2のサブモジュールまで延在する。

Description

本開示は、概して、眼科装置に眼を結合するための患者アダプターとして使用され得るアダプターモジュールに関する。
患者アダプターは、治療すべき眼を、例えばレーザ装置に機械的に結合することを可能にする。このようにして、眼は、レーザ装置から放射されたレーザビームの伝搬方向において(この方向は、z方向と呼ばれることが多い)、レーザ装置に対して正確に位置決めされ得る。レーザビームによって眼の切開(切込み)を行うことを目的とする眼のレーザ治療では、レーザ装置の座標系における眼のz位置の情報を有する必要がある。患者アダプターは、z方向においてレーザ装置に対して眼を固定することを可能にするため、z方向における眼での切開の正確な適用に不可欠である。
従来の例の患者アダプターは、吸引リングおよび円錐状スペーサを含む、2つの部分に設計されている。吸引リングは眼に配置され、かつ吸引力によって眼に付着される。円錐状スペーサはレーザ装置に結合することができ、かつ円錐体の細い端部の領域に圧平プレートを有する。圧平プレートは、眼に対する接触面を提供し、かつレーザ光を透過させる。複数の吸引空間が吸引リングによって少なくとも部分的に範囲を定められ、および対応する数の可撓性の排気ホースが設けられて、各吸引空間を真空ポンプ装置に接続する。各ホースの一方の端部は吸引リングに取り付けられ、および各ホースの対向端部は、真空ポンプ装置にある接続ポートに取り付けられる。吸引空間のうちの第1の吸引空間は、吸引リングによって全体的に範囲を定められ、かつ眼の方へ開口しているため、第1の吸引空間は、眼に吸引リングを配置することによって、閉鎖され得る。それに続いて第1の吸引空間を排気することによって、吸引リングは眼に付着され得る。第2の吸引空間は、吸引リングおよび円錐状スペーサの双方によって範囲を定められ、および第2の吸引空間を排気することによって、吸引リングと密着結合の状態で係合して円錐状スペーサを保持できるようにする。
従来の患者アダプターでは、吸引リングは、最初に外科医によって眼に配置され、および第1の吸引空間に真空を適用することによって、そこに付着される。次に、円錐状スペーサは、レーザ装置に装着される。この段階では、吸引リングおよびスペーサは、まだ互いに完全に分離している。次いで、スペーサが、吸引リングに形成された挿入漏斗に入るまでの、眼と、一方では、吸引リングが載置されている眼と、他方では、レーザ装置に保持されるスペーサとの、相対的なアプローチがある。最後に、第2の吸引空間に真空を生じて、吸引リングに対してスペーサを軸方向に引く。吸引によってスペーサを吸引リングの近くにもたらした後、眼の表面は、圧平プレートによって平らにされる。この条件において、レーザ装置のレーザ光によって、眼組織、例えば角膜に、切込みが行われ得る。
上述の従来の解決法の欠点は、吸引リングから横へ延在しかつ真空ポンプ装置に接続されるホースが、少なくとも円錐状スペーサがまだ吸引リングに結合されない限り、それらホースのかなりの長さおよびその結果生じるそれら自体の重量に起因して、吸引リングに引張または傾倒力を加え得ることである。この力は、特にホースが患者の頭の動きに続いてぶらぶらする場合には、患者にはかなり迷惑であると感じられ得る。さらに、吸引リングに対してホースを引張る作用は、第1の吸引空間における望まれない吸引損失の原因となり得る。
それゆえ、本明細書で開示する本発明の実施形態の1つの目的は、患者に、より高い便宜性を提供し、かつアダプターの吸引リング部分を患者の眼に付着するために使用される吸引空間において、望まれない吸引損失をより良好に回避し得る、患者アダプターを提供することにある。
実施形態によれば、本開示は、集束レーザ光を提供するように構成されかつアダプター結合ポートを有するレーザ機器と;第1および第2のサブモジュールを含むアダプターモジュールとを含む、レーザによる眼治療用装置であって、第1のサブモジュールは、アダプター結合ポートにおいてレーザ機器に取り外し式に結合するように構成され、および眼に対する接触面を有し、第2のサブモジュールは、リング軸を有する眼用吸引リング部分を含み、第2のサブモジュールは、少なくとも1つの吸引空間の範囲を定め、およびアダプターモジュールは、少なくとも1つの吸引チャンバーのそれぞれと関連する真空入口ポートを含み、アダプターモジュールは、少なくとも1つの吸引空間のそれぞれと関連の真空入口ポートとの間に真空連通接続を確立するように構成された排気経路システムを含み、真空入口ポートは第1のサブモジュールに設けられ、および排気経路システムは、第1のサブモジュールから第2のサブモジュールまで延在する、レーザによる眼治療用装置を提供する。
いくつかの実施形態では、排気経路システムは、第1のサブモジュールにあるホース接続ポートから第2のサブモジュールにあるホース接続ポートまで延在するホースを含む。ホースは、第1のサブモジュールにあるホース接続ポートおよび第2のサブモジュールにあるホース接続ポートの一方または双方に、取り外し式に接続され得る。第1のサブモジュールにあるホース接続ポートおよび第2のサブモジュールにあるホース接続ポートの少なくとも一方は、ホース挿入部として設計され得る。
いくつかの実施形態では、第1のサブモジュールはプレート部分を含み、および第1のサブモジュールにあるホース接続ポートは、プレート部分の一方の側の面に配置される。そのため、真空入口ポートは、プレート部分の対向する側の面に配置され得る。プレート部分の一方の側の面から対向する側の面まで延在するチャンネルがプレート部分に形成され得、および真空入口ポートは、プレート部分の対向する側の面に配置されるチャンネルの開放端部部分によって形成され得る。
いくつかの実施形態では、アダプター結合ポートは、真空出口ポートと、第1のサブモジュールに形成されたリム部分をリング軸に対して直角の滑り方向に摺動式に受け入れるように適合された少なくとも1つのスロットを有する滑り込み構造とを含み、真空入口ポートは、第1のサブモジュールが滑り込み構造に滑り込まされると、真空出口ポートと重なるように動く。これらの実施形態では、真空出口ポートは、吸引キャップによって形成され得る。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの吸引空間は、第1の吸引空間および第2の吸引空間を含み、および排気経路システムは、第1のサブモジュールにある第1のホース接続ポートから第2のサブモジュールにある第1のホース接続ポートまで延在する第1のホースと、および第1のサブモジュールにある第2のホース接続ポートから第2のサブモジュールにある第2のホース接続ポートまで延在する第2のホースとを含み、第2のサブモジュールにある第1のホース接続ポートは、第1の吸引空間と真空連通接続し、および第2のサブモジュールにある第2のホース接続ポートは、第2の吸引空間と真空連通接続している。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの吸引空間は、眼用吸引リング部分を眼に対して吸引させるように動作可能な吸引空間を含む。少なくとも1つの吸引空間は、さらに、第1のサブモジュールを第2のサブモジュールに対して吸引させるように動作可能な吸引空間を含み得る。
いくつかの実施形態では、第1および第2のサブモジュールは、モジュール内に一緒に保持され、かつモジュールにおいて、接触面が眼用吸引リング部分に対して第1の軸方向位置と想定する第1の相対位置と、接触面が眼用吸引リング部分に対して第2の軸方向位置と想定する第2の相対位置との間で、互いに対して調整可能であり、接触面の第1の軸方向位置は、眼用吸引リング部分が眼に配置されているときに接触面がまだ眼と接触していない位置に対応し、および接触面の第2の軸方向位置は、眼用吸引リング部分が眼に配置されるときに接触面が眼と付形接触する位置に対応する。
第2のサブモジュールは、吸引リング部分に向かって軸方向にテーパが付けられる漏斗セクションを有するセンタリング部分を含み、および第1のサブモジュールは、センタリング部分内に軸方向に挿入されるように適合された円錐状部分を含み得る。円錐状部分は、第1および第2のサブモジュールの第2の相対位置において、第1の相対位置におけるよりも深く、センタリング部分内へと挿入される。少なくとも1つの吸引空間は、少なくとも部分的に漏斗セクションおよび円錐状部分によって範囲が定められる吸引空間を含み得る。
本開示は、さらに、眼科装置に眼を結合する方法を提供する。方法は、少なくとも:レーザ機器を提供するステップ;第1および第2のサブモジュールを含むアダプターモジュールを提供するステップであって、第1のサブモジュールは、眼に対する接触面を有し、第2のサブモジュールは、吸引空間の範囲を定める眼用吸引リング部分を含み、第1および第2のサブモジュールは、接触面が眼用吸引リング部分に対してそれぞれ異なる位置を取る少なくとも2つの相対位置間で、互いに対して調整可能である、ステップ;レーザ機器の結合ポートにおいてレーザ機器に第1のサブモジュールを結合するステップ;眼に対して眼用吸引リング部分を接近させかつ位置合わせするステップ;および第1のサブモジュールに設けられた真空入口ポートと吸引空間との間に延在する排気経路に真空を生成して、それにより、吸引力によって眼用吸引リング部分を眼に付着するステップを含む。
本発明の実施形態は、角膜または眼の他の組織領域に行われる幅広い眼科用レーザ処置と併用され得る。例えば、本発明の実施形態は、レーザによって作られた切込みは、それ自体では、眼の屈折特性に変化を引き起こさないレーザ切断処置において使用され得る。例えば、これは、LASIK治療(LASIK:レーザ角膜切削形成術(Laser in−situ Keratomileusis))の場合であり、ここでは、まず、レーザビームによって、眼の表面の角膜セグメント(当業界では一般に「フラップ」と呼ばれる)が、切開される。その後、このセグメントは、側部に折り重ねられて、それに続くレーザアブレーションのために下部の角膜組織を露出させる。フラップを作り上げるための切込みは、それ自体では、まったく屈折補正を行わない。屈折補正の目的は、レーザアブレーションによる間質組織の除去によってのみ達成される。
本発明の実施形態はまた、眼の屈折補正を行うレーザの外科的処置において使用され得、ここでは、眼に形成された切込みパターンは、直ちに屈折による影響を示す必要がある。一例は、角膜内レンズ摘出(intracorneal lenticular extraction)であり、ここでは、眼の角膜に、後方の切込みおよび前方の切込み行い、その後、摘出チャンネルを通ってレンズ状組織を除去することによって、ある量のレンズ状組織が切除される。この組織部分を除去する結果として角膜に形成された腔は、前側(すなわち、前方向)の角膜組織の領域をそこに倒れ込ませるようにし、それにより、角膜の屈折特性を変化させる。摘出される角膜組織部分の位置および形状は、常に、各患者に対して個別に決定される必要がある。これは、角膜レンズの準備に必要な切込みは、患者の眼の眼基準軸(例えば、光軸または視軸)に対して正確に形成される必要があることを意味する。このことにより、眼の基準軸が、レーザ装置の光軸に対して位置合わせされる必要がある。そのようにするために、患者は、例えば、治療される眼で、定常光をじっと見つめているように指示され得る。
いくつかの実施形態では、第1および第2のサブモジュールは、モジュールとして一緒に装着され、かつレーザ機器にそのようなモジュールとして結合され得る。これらの実施形態では、光の固定ビームを、接触面および眼用吸引リング部分を通るリング軸に沿って発することが可能とし得る。患者は、眼を、レーザ機器に装着されたモジュール(第1および第2のサブモジュールを含む)の近くにもたらされている状態である間に、患者は、眼を、光の固定ビームと位置合わせできる。眼が眼用吸引リング部分と接触するとすぐに、吸引空間に真空を生じることによって、眼用吸引リング部分は眼に付着され得る。眼とレーザ機器の光軸との良好な位置合わせは、このようにして達成され得る。次に、第1および第2のサブモジュールは、第1の相対位置から第2の相対位置へ移されて、リング軸の方向における接触面の変位を生じ得る。この軸方向の変位によって、眼の表面を所望の形状に変形させ得る。
本発明の実施形態は、下記で添付図面を参照して詳細に説明する。
レーザにより眼組織に切込みを作るための眼用レーザ装置の例示的な実施形態のいくつかの構成要素を概略的に示す。 例示的な一実施形態による患者アダプターの斜視図を示す。 図2の患者アダプターの断面図である。 図2の患者アダプターの詳細の断面図である。
初めに図1を参照する。概略的なブロック図で示す眼用レーザ装置には、全体的に10が付されている。これは、レーザビームによってヒトの眼12に切込みを形成するのに有用である;そのような切込みは、例えば、角膜内レンズ摘出の一部として必要とされる。眼用レーザ装置10は、レーザ機器14およびアダプターモジュール(患者アダプター)16を含む。レーザ機器14は、超短パルスレーザ光のビーム20を生成するレーザ源18を含む。用語「超短パルス」は、ここでは、アト秒、フェムト秒またはピコ秒範囲の、または、ある状況下では、他のビームパラメータが、眼の組織の深いところでのレーザ誘起光学破壊(LIOB:laser−induced optical breakdown)に基づいて光切断を生じるように好適に選択された場合には、ナノ秒範囲のパルス持続時間を指すと理解される。レーザビーム20の波長は、例えば、約300nmを上回るUV領域にあるか、または例えば、約800nm〜1300nmの赤外領域にあるため、眼組織内へレーザ光を確実に透過させる。
ここに示す例示的な場合には、レーザ機器14は、さらに、例えば、ビーム直径を拡大するガリレイ望遠鏡によって形成されたビーム拡大ユニット22と、制御可能な偏向ユニット24(スキャナー)と、ビームを集光するための集光用対物レンズ26とを含む。スキャナー24と集光用対物レンズ26との間のビーム経路に配置された静止ビーム偏向ミラー28を、図面のためのみに図1に示すが、実際的な実施形態では設けられる必要はない(あるいは、実際的な実施形態では、2つ以上の静止ビーム偏向ミラーがあってもよい)。
プログラム制御された制御ユニット30が、制御プログラム32に含まれる制御コマンドに従って、レーザ源18およびスキャナー24を制御する。制御コマンドは、レーザビーム20の複数の発射位置を規定し、これら位置はまとめて、眼12に作られる切込みパターンを表す。各発射位置は、レーザ機器14のxyz座標系における1点を表し、そのz軸は、ビームが集光用対物レンズ26から射出する部位におけるレーザビーム20の方向に沿って延び、およびそのx軸およびy軸は、z軸に対して直角の平面に広がる。制御ユニット30は、制御プログラム32によって予め規定された各発射位置に対してビーム焦点がxyz座標系のそれぞれの点に置かれるように、スキャナー24を制御する。
レーザ機器14は、光パラメータが単一パルスの適用(すなわち、単一ビームパルスが、光切断を生成するのに十分である)に対して設定されるか、またはマルチパルスの適用(すなわち、複数の光パルスが光切断を生成するのに必要である)に対して設定されるかに依存して、治療されるべき眼組織に、発射位置当たり1個以上の光パルスを送達する。
ビーム焦点をx方向およびy方向において調整するために、スキャナー24は、例えば、相互に直角な回転軸の周りで傾斜し得るように配置される一対の検流計的な駆動型スキャナーミラーを含み得る。z方向におけるビーム焦点の位置を制御するために、レーザ機器14は、例えば、集光用対物レンズ26に入射する前にレーザビーム20の発散に影響を及ぼす好適な要素を含み得る。そのようにするために、例えば、ビーム20の方向において調整可能であるレンズ、可変屈折力のレンズ、または可変曲率の中空ミラーが設けられ得る。構造的な観点から、いずれのそのような要素も、ビーム拡大ユニット22の一部とし得る。例えば、ビーム拡大ユニット22の、それ自体が発散レンズとして設計される入口側レンズを、その位置および/または屈折力に関して調整可能となるように設計するように、考えられる。図1のビーム拡大ユニット22およびスキャナー24の別々の図は、レーザ機器14の機能部品を説明する働きをするのみであり、レーザ機器14の異なる構造部品の一定の順序を明記する必要はない。
患者アダプター16は、レーザ機器14に対して眼12を正確に位置決めする働きをし、かつ第1の部分的なアダプターユニット(第1のサブモジュール)34および第2の部分的なアダプターユニット(第2のサブモジュール)36で構成される。患者アダプター16は使い捨てのアイテムであり、例えば、これは、一度のみ使用され、その後、動作後に廃棄されるか、または滅菌ステーションに送られて、そこで再使用する可能性のために滅菌されるかのいずれかである。第2の部分的なアダプターユニット36は眼12に配置され、かつ真空によってそこに付着される。第1の部分的なアダプターユニット34は、レーザ機器14の結合ポート(全体的に38を付す)において、集光用対物レンズ26の真下でレーザ機器14と遊離可能に結合するように設計される。第1の部分的なアダプターユニット34は、透明な眼接触要素40を有し、レーザビーム20の光がそれを通って伝搬できるようにし、および眼12に対面するその底面側に、眼12に対する接触面42を提供する。
ここに示す例示的な場合には、眼接触要素40は、眼12に対面する側面ならびに眼から見て外方に向く側面が平坦になるように設計される圧平プレートによって、形成される。他の実施形態では、眼接触要素40は、例えば、眼12に対して、凹状、凸状またはその他の湾曲した接触面42を有し得る。
第2の部分的なアダプターユニット36は、x−y平面において第2の部分的なアダプターユニット36に対して第1の部分的なアダプターユニット34をセンタリングするセンタリング部分44を含む。z方向では、第1の部分的なアダプターユニット34および第2の部分的なアダプターユニット36は、第2の部分的なアダプターユニット36が眼12に付着されているときに接触面42がまだ眼12と接触していない第1の相対位置と、第2の部分的なアダプターユニット36が眼12に付着されるときに接触面42が眼12と付形接触している第2の相対位置との間で、互いに対して動かされ得る。いくつかの実施形態では、第1の部分的なアダプターユニット34および第2の部分的なアダプターユニット36は、1つのモジュールに一緒に保持され、かつモジュールのz方向における動きの遊びが互いに対して制限される。z方向におけるこの動きの遊びは、数ミリメートルの範囲にあってもよく、および例えば、10mm以下、または8mm以下、または6mm以下、または4mm以下とし得る。第1および第2の部分的なアダプターユニット34、36は、真空によって第2の相対位置に維持され得る。そのような真空は、第1および第2の部分的なアダプターユニット34、36が第2の相対位置にもたらされた後にのみ、生成され得るか、または、あるいは、第1および第2の部分的なアダプターユニット34、36が第2の相対位置に到達する前に、既に生成されており、それにより、2つの部分的なアダプターユニット34、36の第2の相対位置への相対変位を支持し得るかまたはもっぱら引き起こし得る。
下記では、z方向はまた、図1に示す状況ゆえに、軸方向と呼ばれ、ここでは、患者アダプター16はレーザ機器14に結合され、第2の部分的なアダプターユニット36によって規定されるリング軸(図1には具体的に示さない)はz方向に一致する。
眼用レーザ装置10はまた、第1の部分的なアダプターユニット34に真空を送達するための真空源46を含む。その後、第1の部分的なアダプターユニット34に送達される真空の少なくとも一部は、第1の部分的なアダプターユニット34から第2の部分的なアダプターユニット36へ送達される。第2の部分的なアダプターユニット36に送達される真空の少なくとも一部は、眼12に対して第2の部分的なアダプターユニット36を吸引するために使用される。いくつかの実施形態では、第2の部分的なアダプターユニット36に送達される真空の一部は、第1および第2の部分的なアダプターユニット34、36を互いに対して吸引するために使用される。他の実施形態では、真空源46から第1の部分的なアダプターユニット34へ送達される真空の一部は、事前に第2の部分的なアダプターユニット36に送達されることなく、第1の部分的なアダプターユニット34と第2の部分的なアダプターユニット36との間に制限される吸引空間に、直接供給される。
図1は、破線によって、真空源46と患者アダプター16の好適な真空入口ポート(図1には図示せず)との間に延在する真空供給線48を概略的に示す。患者アダプター16は、2つ以上の真空入口ポートを装備し得ることに留意すべきである。この場合、患者アダプター16の各真空入口ポートは、真空源46を備える別個の真空供給線48を介して、接続可能としても、または接続されてもよい。いくつかの実施形態では、患者アダプター16は2つの吸引空間を有し、第1の吸引空間は、真空を生じて、眼12に対して第2の部分的なアダプターユニット36を吸引するためのものであり、および第2の吸引空間は、真空を生成して、第1および第2の部分的なアダプターユニット34、36を互いに対して吸引するためのものである。これらの実施形態では、患者アダプター16は、第1および第2の吸引空間のそれぞれに対して真空入口ポートを含む。これらの実施形態では、2つの別個の真空供給線48は、患者アダプター16の真空入口ポートと真空源46との間に延在する。
真空源46は、例えば、少なくとも1つの真空ポンプを含む。いくつかの実施形態では、真空源46は、複数の個別に制御可能な真空ポンプを含み、それぞれ、患者アダプター16の異なる吸引空間に真空を生じる。
図1に示す例示的な場合には、真空源46は、レーザ機器14の構成部分として示されている。代替的な実施形態では、真空源46は、レーザ機器14とは別個の構成要素とし得る。さらに、真空供給線48は、結合ポート38において真空入口ポートがレーザ機器14に機械的に結合されるときに、自動的に、すなわち外科医や助手が介入する必要なく、真空気密式に患者アダプター16の真空入口ポートと係合する好適な終端要素(例えば、吸引カップなど)を有し得る。他の実施形態では、結合ポート38において患者アダプター16がレーザ機器14に機械的に結合される前または後に、真空供給線48と患者アダプター16の真空入口ポートとの間に真空気密連通接続を確立するために、外科医や外科医の助手による追加的な介入が必要とされ得る。
患者アダプター16の例示的な実施形態の追加的な詳細に関し、ここで以下の図面を参照する。
図2は、例示的な実施形態による患者アダプター16の実用的な実装例の斜視図を示す。患者アダプター16の断面図が図3に示される。図に示すように、第2の部分的なアダプターユニット36は吸引リング部分50を含み、この吸引リング部分は、リング軸52を有し、および眼12の方に開口しかつ吸引リング部分50が眼12に配置されるときに密封される環状の第1の吸引空間54を規定する。それゆえ、第1の吸引空間54を排気することによって、第2の部分的なアダプターユニット36は眼12に付着され得る。
第2の部分的なアダプターユニット36は、さらに、漏斗セクション58およびシリンダー状セクション60、62を有するセンタリング部分56を含む。漏斗セクション58は、吸引リング部分50に向かって軸方向にテーパが付けられ、および第1の部分的なアダプターユニット34の円錐状部分64と協働するように設計される。第2の部分的なアダプターユニット36のセンタリング部分56は、第1の部分的なアダプターユニット34が第2の部分的なアダプターユニット36内に軸方向に挿入されるときに、第2の部分的なアダプターユニット36に対する第1の部分的なアダプターユニット34のx−yセンタリングを保証する。第1の部分的なアダプターユニット34はシリンダー状部分66、68を含み、これらシリンダー状部分は、第2の部分的なアダプターユニット36のシリンダー状セクション60、62内へと軸方向に挿入するような寸法にされている。より具体的には、第1の部分的なアダプターユニット34のシリンダー状部分66の外径は、第2の部分的なアダプターユニット36のシリンダー状セクション60の内径に対応する。さらに、第1の部分的なアダプターユニット34のシリンダー状部分68の外径は、第2の部分的なアダプターユニット36のシリンダー状セクション62の内径に対応する。それゆえ、シリンダー状セクション60内でのシリンダー状部分66の係合、およびシリンダー状セクション62内でのシリンダー状部分68の係合によって、第1の部分的なアダプターユニット34は、半径方向の遊びがない状態で、またはあるいは、ほとんどないが、半径方向の遊びが規定された状態で、第2の部分的なアダプターユニット36に対してx−y平面においてセンタリングされる。
図3に示す状況では、すなわち第1の部分的なアダプターユニット34が第2の部分的なアダプターユニット36内へと軸方向に挿入されている状態では、第2の吸引空間70は、第1の部分的なアダプターユニット34と、第2の部分的なアダプターユニット36と、眼12との間に範囲が定められる。図3に示すように、第2の吸引空間70の一部分は、第1の部分的なアダプターユニット34の円錐状部分64と第2の部分的なアダプターユニット36の漏斗セクション58との間に範囲が定められた領域に延在する。
第1の部分的なアダプターユニット34および第2の部分的なアダプターユニット36は、1つのモジュールに一緒に保持され、第1の部分的なアダプターユニット34は、モジュールにある第2の部分的なアダプターユニット36に対して軸方向の遊びを有する。例えば、第1および第2の部分的なアダプターユニット34、36の一方は、複数の弾性的に撓むことができるスナップ式舌部を備えてもよく(図示せず)、それによって、第1および第2の部分的なアダプターユニット34、36の一方は、第1および第2の部分的なアダプターユニット34、36の他方にスナップ式に嵌り得る。第1の部分的なアダプターユニット34と第2の部分的なアダプターユニット36との間に存在する軸方向の遊びは、図3に示す第1の相対位置と、第2の相対位置との間での、第2の部分的なアダプターユニット36に対する第1の部分的なアダプターユニット34の軸方向の変位を可能にする。第1の相対位置では、円錐状部分64の細い端部の領域において第1の部分的なアダプターユニット34によって担持される接触要素40は、まだ眼12と接触していない。第2の相対位置では、第1の部分的なアダプターユニット34は、第2の部分的なアダプターユニット36内へ軸方向に最も深くまで挿入される;この位置では、接触要素40は、その接触面42によって、眼12を押圧し、眼12の角膜72を平らな状態に変形させる。第2の吸引空間70を排気することによって、第1および第2の部分的なアダプターユニット34、36は、第2の相対位置に維持され、およびおそらく引き込まれ得る。
他の実施形態では、第1の部分的なアダプターユニット34および第2の部分的なアダプターユニット36は、欧州特許出願第15 001 469.4号明細書(その内容を本願明細書に援用する)の教示に従って設計され得る。より具体的には、第2の部分的なアダプターユニット36は、上述の欧州特許出願第15 001 469.4号明細書の図2に示すような吸引リング部材42、補助部材44および制御リング46を含む複数の構成要素で構成され得る。
真空源46(図1)によって生成された真空を第1の吸引空間54および第2の吸引空間70に送達するために、患者アダプター16は、ホース接続ポート76とホース接続ポート78との間に延在する第1のホース(またはホース線)74、およびホース接続ポート82とホース接続ポート84との間に延在する第2のホース(またはホース線)80を含む。ホース接続ポート78、84は、第2の部分的なアダプターユニット36に設けられ、かつそれぞれ第1の吸引空間54および第2の吸引空間70と真空連通接続している。図3に示すように、第2の部分的なアダプターユニット36に形成された排気経路86は、第1の吸引空間54からホース接続ポート78まで延在する。同様に、排気経路88は、第2の吸引空間70からホース接続ポート84まで延在する。ホース接続ポート78、84は、それぞれホース挿入部として設計されるため、ホース74、80は、ホース挿入部78、84のそれぞれへホース端部部分を滑らせることによって、第2の部分的なアダプターユニット36に取り付けられ得る。
ホース接続ポート76、82は、第1の部分的なアダプターユニット34に設けられ、かつそれぞれ、同様にホース挿入部として設計される。従って、ホース74、80は、ホース接続ポート76、82のそれぞれへ、対向するホース端部部分を滑らせることによって、ホース接続ポート76、82に取り付けられ得る。
特に図2から分かるように、第1の部分的なアダプターユニット34は、第1の部分的なアダプターユニット34の実質的に全周囲にわたって延在する、半径方向に突出するフランジ部分90を含む。フランジ部分90は、接触要素40に対向する第1の部分的なアダプターユニット34の軸方向端部の領域に配置される。第1の部分的なアダプターユニット34の周囲のサブ部分では、フランジ部分90は、把持セクション94を有するプレート部分92を形成するように広げられ、結合ポート38に取り付けたり、およびそこから遊離させたりする際の患者アダプター16の手動での取り扱いを容易にする。結合ポート38は、集光用対物レンズ26の出力側に、すなわち集光用対物レンズ26の、レーザビーム20が対物レンズ26から射出する側に形成され得る。結合ポート38は、集光用対物レンズ26の光学系を収容するハウジング構造に接続されるかまたはそこに形成される1つ以上の結合構造を含み得る。いくつかの実施形態では、結合ポート38は、一対の結合用スロット(図示せず)を含み、これらスロットは、互いにある距離に離間して配置され、かつ互いに対面する開放スロット側面を有する。これらの結合用スロットは滑り込み構造を規定し、この構造により、x−y平面に対して平行な滑り運動での結合用スロットへのフランジ部分90の滑り挿入を可能にする。それゆえ、レーザ機器14への第1の部分的なアダプターユニット34の取り付けは、結合用スロットへフランジ部分90を挿入し、かつ第1の部分的なアダプターユニット34を挿入開始位置からx−y平面に沿って挿入終了位置まで押すことによって、行い得、挿入終了位置は、各結合用スロットと関連する結合ポート38によって提供される1つ以上の停止面(図示せず)によって規定され得る。
ホース接続ポート76、82は、プレート部分92の軸方向の面であって、吸引リング部分50の方に向いた面に配置され、かつプレート部分92のこの面から軸方向に突出している。図4に示すように、ホース接続ポート76の場合では、このホース接続ポート76は、プレート部分92に形成された貫通孔96に開口する。貫通孔96は、患者アダプター16の真空入口ポートを規定し、これは、プレート部分92の対向する側の軸方向の面に配置される。可撓性吸引キャップ98がレーザ機器14に配置され、かつ結合ポート38の真空出口ポートを規定する。吸引キャップ98は、貫通孔96と位置合わせされており、かつ第1の部分的なアダプターユニット34がレーザ機器14に完全に結合されるときに、貫通孔96の周縁部の周りでプレート部分92と接触する。第1の部分的なアダプターユニット34が結合ポート38の滑り込み構造に挿入開始位置から挿入終了位置まで滑り込ませられるとき、プレート部分92は、貫通孔96が吸引キャップ98と位置合わせされるまで、吸引キャップの真下で吸引キャップ98を通り越して動く。この状態は、第1の部分的なアダプターユニット34の挿入終了位置に対応する。別の貫通孔96および別の吸引キャップ98が、ホース接続ポート82と関連して設けられることが理解される。
図面には特に示さない他の実施形態では、第1の部分的なアダプターユニット34が、集光用対物レンズ26に対する結合位置(この位置で、第1の部分的なアダプターユニット34を集光用対物レンズ26に結合するように結合機構が活動し始める)に到達するまで、第1の部分的なアダプターユニット34をz方向に沿って集光用対物レンズ26に接近させることによって、結合ポート38は、レーザ機器14への第1の部分的なアダプターユニット34の取り付けを可能にするように設計される。例えば、結合機構は、第1の部分的なアダプターユニット34および集光用対物レンズ26の少なくとも一方に形成される1つ以上のスナップ式構造を含み得る。これらの実施形態では、吸引キャップ98に対する第1の部分的なアダプターユニット34の横方向の動きは必要とされない。
第1の部分的なアダプターユニット34から第2の部分的なアダプターユニット36への比較的短い距離を橋絡する必要があるだけであり、それゆえ、比較的短い長さとし得るホース74、80が存在するために、本発明の実施形態は、第2の部分的なアダプターユニット36から真空ポンプ機構までの長い距離を橋絡するための長いホース線の使用を回避できる。それゆえ、本発明の実施形態は、眼での吸引リング部分の固定に使用される吸引空間における望まれない吸引損失に対する保護を提供でき、この吸引損失は、ホース線の望まれないぶらぶらする動きまたは揺れ動きからくるとし得る。

Claims (15)

  1. 集束レーザ光を提供するように構成されかつアダプター結合ポートを有するレーザ機器;
    第1および第2のサブモジュールを含むアダプターモジュールであって、前記第1のサブモジュールは、前記アダプター結合ポートにおいて前記レーザ機器に取り外し式に結合するように構成され、かつ眼に対する接触面を有し、前記第2のサブモジュールは、リング軸を有する眼用吸引リング部分を含む、アダプターモジュール
    を含む、レーザによる眼治療用装置であって、
    前記第2のサブモジュールは、少なくとも1つの吸引空間の範囲を定め、および前記アダプターモジュールは、前記少なくとも1つの吸引チャンバーのそれぞれと関連する真空入口ポートを含み、
    前記アダプターモジュールは、前記少なくとも1つの吸引空間のそれぞれと前記関連の真空入口ポートとの間に真空連通接続を確立するように構成された排気経路システムを含み、
    前記真空入口ポートは前記第1のサブモジュールに設けられ、および前記排気経路システムは、前記第1のサブモジュールから前記第2のサブモジュールまで延在する、レーザによる眼治療用装置。
  2. 前記排気経路システムが、前記第1のサブモジュールにあるホース接続ポートから前記第2のサブモジュールにあるホース接続ポートまで延在するホースを含む、請求項1に記載の装置。
  3. 前記ホースが、前記第1のサブモジュールにある前記ホース接続ポートおよび前記第2のサブモジュールにある前記ホース接続ポートの少なくとも一方に、取り外し式に接続される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記第1のサブモジュールにある前記ホース接続ポートおよび前記第2のサブモジュールにある前記ホース接続ポートの少なくとも一方が、ホース挿入部として設計されている、請求項2または3に記載の装置。
  5. 前記第1のサブモジュールがプレート部分を含み、および前記第1のサブモジュールにある前記ホース接続ポートが、前記プレート部分の一方の側の面に配置される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の装置。
  6. 前記真空入口ポートが、前記プレート部分の対向する側の面に配置される、請求項5に記載の装置。
  7. 前記プレート部分の前記一方の側の面から前記対向する側の面まで延在するチャンネルが前記プレート部分に形成され、前記真空入口ポートは、前記プレート部分の前記対向する側の面に配置された前記チャンネルの開放端部部分によって形成されている、請求項6に記載の装置。
  8. 前記アダプター結合ポートは、真空出口ポートと、前記第1のサブモジュールに形成されたリム部分を前記リング軸に対して直角の滑り方向に摺動式に受け入れるように適合された少なくとも1つのスロットを有する滑り込み構造とを含み、前記真空入口ポートは、前記第1のサブモジュールが前記滑り込み構造へと滑り込ませられると、前記真空出口ポートと重なり合うように動く、請求項1〜7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 前記真空出口ポートが吸引キャップによって形成される、請求項8に記載の装置。
  10. 前記少なくとも1つの吸引空間が、第1の吸引空間および第2の吸引空間を含み、および
    前記排気経路システムは、前記第1のサブモジュールにある第1のホース接続ポートから前記第2のサブモジュールにある第1のホース接続ポートまで延在する第1のホースと、前記第1のサブモジュールにある第2のホース接続ポートから前記第2のサブモジュールにある第2のホース接続ポートまで延在する第2のホースとを含み、前記第2のサブモジュールにある前記第1のホース接続ポートは前記第1の吸引空間と真空連通接続し、および前記第2のサブモジュールにある前記第2のホース接続ポートは前記第2の吸引空間と真空連通接続している、請求項1〜9のいずれか1項に記載の装置。
  11. 前記少なくとも1つの吸引空間が、前記眼用吸引リング部分を前記眼に対して吸引させるように動作可能な吸引空間を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の装置。
  12. 前記少なくとも1つの吸引空間が、前記第1のサブモジュールを前記第2のサブモジュールに対して吸引させるように動作可能な吸引空間を含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 前記第1および第2のサブモジュールが、モジュールに一緒に保持され、かつ前記モジュールにおいて、前記接触面が前記眼用吸引リング部分に対して第1の軸方向位置と想定する第1の相対位置と、前記接触面が前記眼用吸引リング部分に対して第2の軸方向位置と想定する第2の相対位置との間で、互いに対して調整可能であり、
    前記接触面の前記第1の軸方向位置は、前記眼用吸引リング部分が前記眼に配置されているときに前記接触面がまだ前記眼と接触していない位置に対応し、および前記接触面の前記第2の軸方向位置は、前記眼用吸引リング部分が前記眼に配置されるときに前記接触面が前記眼と付形接触している位置に対応する、請求項1〜12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 前記第2のサブモジュールは、前記眼用吸引リング部分に向かって軸方向にテーパが付けられる漏斗セクションを有するセンタリング部分を含み、および前記第1のサブモジュールは、前記センタリング部分内へ軸方向に挿入するように適合された円錐状部分を含み、
    前記円錐状部分は、前記第1および第2のサブモジュールの前記第2の相対位置において、前記第1の相対位置におけるよりも深く前記センタリング部分内へと挿入され、
    前記少なくとも1つの吸引空間は、前記漏斗セクションおよび前記円錐状部分によって少なくとも部分的に範囲が定められる吸引空間を含む、請求項13に記載の装置。
  15. 任意選択的に、請求項1〜14のいずれか1項に記載の装置を用いて、眼科装置に眼を結合する方法であって、少なくとも:
    レーザ機器を提供するステップ;
    第1および第2のサブモジュールを含むアダプターモジュールを提供するステップであって、前記第1のサブモジュールは、眼に対する接触面を含み、前記第2のサブモジュールは、吸引空間の範囲を定める眼用吸引リング部分を含み、前記第1および第2のサブモジュールは、前記接触面が前記眼用吸引リング部分に対してそれぞれ異なる位置を取る少なくとも2つの相対位置間で、互いに対して調整可能である、ステップ;
    前記レーザ機器の結合ポートにおいて前記レーザ機器に前記第1のサブモジュールを結合するステップ;
    前記眼に対して前記眼用吸引リング部分を接近させかつ位置合わせするステップ;
    前記第1のサブモジュールに設けられた真空入口ポートと前記吸引空間との間に延在する排気経路に真空を生成し、それにより、吸引力によって前記眼用吸引リング部分を前記眼に付着するステップ
    を含む、方法。
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